近況因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | また私の悪い癖 心配症だから 貴方の身のまわりが気になる 独り暮らしになった今 なれない水仕事や 食事の後始末はどうしてる いつもそんな心配しているの 離れて暮らすことが どんなに辛いものか いつか貴方が言った 必ず迎えに行くと だから耐えてゆくわ また私の悪い癖 心配症だから 貴方の身のまわりが気になる |
ヴィオロンの響き因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 木森敏之 | | 街はいつか 雪化粧の中に ボンヤリ外路燈 ともしびはじめた 一つのコートに私の肩を抱き ふるえているねと それは寒さのせいじやない お願いもっと歩きたいの いずれは消える 雪の中に 振りむかないで貴方 二人の足跡を せめて残して つらすぎるわ この胸の痛みが 生きてる証しと 人は言うけど どうぞ やめて ヴィオロンの響きよ 今の私には あまりに せつなく聴こえるから 昼もなお暗い季節には 春のいぶきさえ 聞こえない 足どりの重い人 心もすさんで 街は 冬枯 お願いもっと歩きたいの いずれは消える 雪の中に 振りむかないで貴方 二人の足跡を せめて残して |
わかって下さい辰巳ゆうと | 辰巳ゆうと | 因幡晃 | 因幡晃 | 多田三洋 | 貴方の愛した 人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 私の二十才の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい |
紅さしゆび因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 今宵 空 嫦娥月(じょうがつき) あなたを待ちて 幾歳たった 送り盆も もうすませたというのに 鳴りひびく 笛 太鼓 村の祭り 揃いの浴衣に 袖を通す つい溜息が出たよ 野や山は 紅(くれない)に 染まってきたが あなたがくれた 紅の色は もう薄色になったよ 花嫁が 馬に乗り 村へやってきた 白い角隠し いつか私も 夢みた姿だった 今日もまた 欄干に もたれて川を ながめているよ 水のように 遠くへ流れたいな 羽二重を 織る音が 悲しく響く 早く帰れと 言ってるようで つい涙がでたよ 木累(かんじき)を 踏む足も 冷たく痛い 今年の冬は 永いそうな 心にも春は遠い 心にも春は遠い |
薄紅の春の中因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 黄昏が野辺を 蜜の色に染め 心を静かに あの日に帰す 物憂げな宵に まだ君を想えば かすかなめまいの中 胸に甦る お互いためらいがちに 重ねた手のぬくもり 恥じらう君の横顔 今も愛しい 一陣の風の中で 満天の星の下で 君の面影に酔う ときめいた日々に 戻れないのなら 二人を繋ぐのは 思い出だけか ささやかな夢を 指先でなぞれば いつかは幸せまで 辿りつけますか 短い命を燃やし 大事に育てたけど はかないこの恋心 枯れたままなら ひとひらの花の様に 薄紅の春の中に せめて いさぎよく散れ お互いためらいがちに 重ねた手のぬくもり 恥じらう君の横顔 今も愛しい 一陣の風の中で 満天の星の下で 君の面影に酔う 君の残り香に酔う |
あらんどろん因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | どうして私だけ そんなに見つめるの ほかに素敵な人 たくさんいるのに 煙草くゆらしても すぐにわかるわよ 今に 君ひとりって 話しかけてくるわ どうしよう 初めてなの そんな恐い事 いつかきっと こんな恋のゲーム したいと思っていたけど やっぱりやって来たわ 頭をかきながら そしてジロジロ見て ポツリと言った 君の唇はとても かわいいねって そうよ チャームポイントは唇にしてるの だめだめ そう言ってキスしようとしているのね 誰か言った 男はみんな狼 泣くのはいつも女だって 汗をかきながら 売り込む貴方の顔 アランドロンには まあほど遠いけど あんがい いい人みたいね |
もどり橋因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 二度とこの道は 通るつもりはなかったけど 今朝届いた黒縁の葉書 君が嫁ぐ日に くれたあの電話 ありがとう 幸せになるわ どうして言えなかった 幸せに出来るのは 僕だけだと 今までこれほど 心が痛むのなら 貴女の気持を もう少しわかっていたら 着物の好きな人だった 爪も染めない人だった そばにいるだけで それだけでよかった いつも帰り道 この橋のたもとまで 二人でつけた「もどり橋」まで もう逢えなくなりそうで さよならの言葉は 嫌いだって そういえば最後の夜 君の唇がかすかに動いた どうしてひきとめて 強く抱いてあげなかったのか どうしてひきとめて 強く抱いてあげなかったのか |
わかれまぎわ因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 笑ってお願い わかれまぎわだから 最後のその顔が 思い出に残るわ どこかでまた逢えると 強がりを言っても こぼれ落ちる涙は嘘をつけない 苦しいわ 明日から貴方がいない暮らしになるのね 忘れない 貴方のやさしさ 貴方のぬくもり いつまでも いつまでも いつもの口癖 また貴方って呼んだわ よく間違えられたものね 夫婦ですかって そんな時はいつも 貴方は笑いながら そう 僕の愛する妻ですって 信じてた いつか誰にでも そう言える時が来ると 離れない 貴方のもとから 貴方なしでは 生きていけそうもない 苦しいわ 明日から貴方がいない暮らしになるのね 忘れない 貴方のやさしさ 貴方のぬくもり いつまでも いつまでも |
遠くで見つめているよ因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 胸にあふれる君への つきない想い書いた手紙を 破り捨てて忘れるには 似合いの雨だね 夢よ最後にさようなら 住みなれた町 いま出て行くよ 二人は愛にたどりつけず やさしさただ求めてた 過ぎゆく時に あの日の心 つらぬけなかったけれど 君をいつでも どこか遠くで 見つめているよ 君と出逢えて過ごした 二度と戻らぬ青春の日々 たぶん僕の人生に 輝き続ける 君よ一言ありがとう 列車の窓に いまつぶやいた 小さな愛を育てられず お互い傷つけ合った もう帰らない それぞれの道 歩きはじめた二人に 想い出達が 見送るように 小さく揺れる いつかは違う 暮しに慣れて 移りゆく時のなかでも 君をいつでも どこか遠くで 見つめているよ 過ぎゆく時に あの日の心 つらぬけなかったけれど 君をいつでも どこか遠くで 見つめているよ 見つめているよ |
わかって下さい今陽子 | 今陽子 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 貴方の愛した人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かけるとふりむいてしまう 悲しいけれど そこには愛は見えない これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才のお祝いに くれた金の指輪は 今も光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
愛のため因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | ほんとは おまえを連れて来たかったけど 男は一人で 旅に出たくなるものさ 汚れたザックに 手あたりしだい詰め込んで どうにかなるものさ 金など持たなくても 雨が降れば ガードの下でも 眠くなれば 駅のベンチでも 幸せすぎて 恐くなったら 自分を見つめなおすため 男は旅に出る 恋しくなれば 空を仰ぐさ 話したくなれば 星と話すさ どうしようもなく おまえに逢いたくなるだろう でも愛をためすため 男の旅を続ける |
今、自分を愛して下さい因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 塩入俊哉 | 静かに暮れゆく黄昏に みんなそれぞれ人生を重ね 時には迷い 時に戸惑い 虚ろな瞳でふと立ち止まる 人は過ちを繰り返しながら 胸の痛みに思いやりを知る 帰らぬ過去を悔やむよりも 今、自分を愛してください 心の叫びを受け止めて 生きてゆく訳に 気付けばいい 孤独な時代の荒波に 決して無駄には流されるまい 誰もが生まれてきたその意味と 託されたものを感じていたいね 君も悲しみを深く噛み締めて 涙の向こうに明日を探すだろう 意味さえ成さない言葉を捨てて 今、自分を愛してください さあ今 再び歩き出し 生きている証をつかめばいい 帰らぬ過去を悔やむよりも 今、自分を愛してください 心の叫びを受け止めて 生きてゆく訳に 気付けばいい 生きてゆく訳に 気付けばいい |
わかって下さい門倉有希 | 門倉有希 | 因幡晃 | 因幡晃 | 岩本正樹 | 貴方の愛した 人の名前は あの夏の日と共に忘れたでしょう いつも言われた二人の影には 愛が見えると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれど そこには 愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才のお祝いにくれた 金の指輪は今も光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
わかって下さい吉幾三 | 吉幾三 | 因幡晃 | 因幡晃 | 野村豊 | 貴方の愛した 人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 私の二(は)十(た)才(ち)の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい |
涙よ今祈りになれ因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 塩入俊哉 | 人はなぜ一人になると 想い出の ぬくもりが 恋しくなるの 君と居た同じ季節が 今又巡ってきました 前ぶれもなく突然 悲しみが全てを あの日奪った 愛はどこですか 夢はどこですか 止まった時の 中に居ますか 尽きない思いが 君に届く様に 涙よ今 祈りになれ 星空に二人並んで ありふれた幸せの話をしたね 君となら上手くやれると 未来を疑いもせずに 面影だけをたよりに 生きてゆくほど 強くはなれない いつか逢えますか 君に逢えますか もう一度 声聞かせてくれますか 胸のともしびが 決して消えぬ様に 涙よ今 祈りになれ 愛はどこですか 夢はどこですか 止まった時の 中に居ますか 尽きない思いが 君に届く様に 涙よ今 祈りになれ 君に逢いたくて 君に逢いたくて あの時の君に 逢いたくて 君と生きたくて 共に生きたくて 涙よ今 祈りになれ |
わかって下さい鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 因幡晃 | 因幡晃 | | あなたの愛した ひとの名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた ふたりの影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町であなたに似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています ふたりでそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
別涙-わかれ-石井聖子 | 石井聖子 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 白い旅行カバンを 渡す時 そっとふれたあなたの やさしい手 人ごみに言葉を かき消され 涙がさよならを 言っていた いいのよ もういいの 私(わたし)のことは 泣いてついて 行(ゆ)きたいけれど あなたにはあなたの 道がある いつも心に 決めていたの 別れという日が 来るのを 雨がいつか涙と ぬれるとき そっとぬぐうあなたの やさしい手 汽車はすぐそこに 来てるのに じっとみつめてる やさしい目 さあ行って もういいの 私のことは 泣いてついて 行きたいけれど あなたにはあなたの 道がある いつも心に 決めていたの 別れという日が来るのを 泣いてついて 行きたいけれど あなたにはあなたの 道がある いつも心に 決めていたの 別れという日が 来るのを |
きみはどこまで美しくなるのか。因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 見まちがえるほど 逢わなかったけど 少女のおもかげを 今も残して ゲーテの詩集を 読んでは涙ぐみ 死ぬまで一人で 生きてくって言ってたきみ 恋をしたんだね かくさなくても すぐにわかるよ 軽いめまいの中で きみは大人になった きみはどこまで美しくなるのか 限りなく甘い胸のほてりを 感じてゆくのか 誰かを待つ事ほど つらいものはない いつかの約束も 不安におびえながら 淋しさにたえることで 人は知るという 何にも変えがたい 愛のおもさを 恐いほどきみは 女らしく変っていくだろう でも今のあどけない仕草 残していて きみはどこまで美しくなるのか 限りなく甘い胸のほてりを 感じてゆくのか きみはどこまで美しくなるのか 限りなく甘い胸のほてりを 感じてゆくのか ララララ…………… |
俺ひとり因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 空のカンビールを片手で潰してさ 壁に叩き付けた 今もドアの音が耳に残っている 走ってくヒールの音も お前の居なくなった部屋は こんなに冷たい いつものバーボンを一人で飲んでいる 今夜は酔えないまずい酒 隣でマニキュアを塗りながらお前は グラスに注いでくれたね 今頃どうしているか考えたら 泣けてきた 街ですれちがった髪の長い女 お前と同じにおいさせて 軽い目眩の中 俺は夢を見てた 寄りそうお前と俺の 気付けば人ごみの中に佇んだ俺一人 |
ことづて因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 佐藤準 | 伝えてください 私のことづてを 一番大事な 私の愛する人へ 最後の言葉を 告げられなかった 今でもそれだけが こころ残りなんです ほんの少しだけ 淋しい思いをさせるけど かならず いつか かならず 会えると伝えて 少し先で待ってるから かならず待ってるから やさしく抱きしめて あげられないけど この手のぬくもりを 心で感じてほしい 泣きたい時なら いいさ泣きなさい 涙は心を 洗ってくれるから 生きていく事に 迷ったり倒れたり せぬ様に いつでもそばで いつでも 守っているから いいね けして一人じゃない 近くで守ってるから ほんの少しだけ 淋しい思いをさせるけど かならず いつか かならず 会えると伝えて 少し先で待ってるねと かならず待ってるねと 伝えてください 私のことづてを 一番大事な 私の愛する人へ |
如月湖因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 春まだ遅い 如月の湖にやって来たよ 雪の季節に来てみたいと 君が言ってたとおり こんなちっぽけな 写真になった君だけれど 寒くないかい ほら見えるかい 懐かしい湖が 女の涙で出来たそうな 悲しい湖の伝説 無邪気な君が涙をため もしも私が死んだら 誰もいないこの湖に 写真をそっと流して………… ばかな事 君がおどけて ポーズをとった木の下に 雪の間から 山つつじが顔を出してるね こんな小さな花も 一生懸命生きているのに どうして君は死んでしまったの 僕を一人残して 約束通り来たよ君と 如月の湖 遊ぶ君の後姿が 見えたような気がした 僕を呼ぶ声が聞えたような 悪い風のいたずら………… でしょうか 約束通り来たよ君と 如月の湖 遊ぶ君の後姿が 見えたような気がした 僕を呼ぶ声が聞えたような 悪い風のいたずら………… でしょうか |
わかって下さい桂銀淑 | 桂銀淑 | 因幡晃 | 因幡晃 | 今泉敏郎 | 貴方の愛した人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれど そこには愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才のお祝いにくれた 金の指輪は今も光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
わかって下さい島津亜矢 | 島津亜矢 | 因幡晃 | 因幡晃 | 吉田弥生 | あなたの愛した ひとの名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた ふたりの影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町であなたに似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋(さみ)しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才(はたち)の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています ふたりでそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
まん丸の蒼い月因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 時代(とき)を一緒に駆け抜けた 友を静かに見送った いずれまた逢う時が来るから 決して言うまい別れの言葉など じっと見つめる節くれたこの手に 君の最後の温もりが残る 確かに 何かに いつも叫んでた やり場のない怒り声にして 傷つき 燃え尽き それが青春と 時代の隙間で 疑いもしなかった 迷い続けた若い日に 戸惑いながら探してた 枯れた心の その捨て場所に やっとここに辿り着いたんだね ゆっくり眠れ 人生という旅の 重い荷物を肩から降ろして これから 一人で もう少し生きて 君の夢の行方を探すよ 今まで あれほど 君が憧れた かけがえの無い 幸せっていうやつを 小さく かすかに 消えてゆく君の うしろ姿に手を振れば泣けた 泣くだけ 泣いて 見上げた空には あの日友と見た まん丸の蒼い月 |
夏にありがとう謝鳴 | 謝鳴 | 因幡晃 | 因幡晃 | 佐々木博文 | 昨日髪を切りました 肩まで伸びた髪だったけれど 友達は失恋でもしたんでしょうって 私 何も答えなかった あの夏の想い出も 海の夕陽も焼けた砂に書いたネームも 遠くの船を見て泣いたことも 今日からみんな忘れよう 昨日髪を切りました 栗色の長い髪だったけれど あなたの長い髪に合わせて あの日から伸ばしたものなの あの人がくれた白い指輪 テーブルの上に置いて 小さな恋も終わったのです そうさみんな忘れよう あの夏の想い出も 海の夕陽も焼けた砂に書いたネームも 遠くの船を見て泣いたことも 今日からみんな忘れよう そうさみんな忘れよう |
風のハミング因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | ロづけを そっと頬に交わし 涙を拭いてあげた 僕だけの君だと 知ってるじゃない 甘えて見せたんだろう 君は笑顔が似合うから 笑っておくれ いつもの様に可愛い 人になってくれ さざ波が君の肌を濡らして キラキラと光ってるよ 鳥達の幸せそうなハミングが 聞こえるね 森の中に 愛してるよ 君だけを こんなに素敵な 毎日だといいね いつ何時までも 君は笑顔が似合うから 笑っておくれ いつもの様に可愛い 人になってくれ |
少しだけ泣いてもいいですか因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | ためらいがちに 沈みかけてゆく 夕日がやけに 心にしみる 忘れかけてた 過去がよみがえる 途切れた記憶と一緒に 夢を掴みかけた 時もあった 夢に押しつぶされた 日もあった 迷い戸惑い 倒れかけても それが若さと 疑いもせずに もう 戻れは しない 熱く燃えた日々 折れた思い出を抱きしめて 少しだけ 泣いてもいいですか あやまちばかり 何度も繰り返し 大事なものに やっと気付いた ささやかでいい そんな幸せと 何げない日が愛しい 時代(とき)を殴りつけた 時もあった 時代(とき)に裏切られた 日もあった 他人(ひと)を傷つけ 他人(ひと)を恨んだ 胸の痛みなど 感じないままに もう 帰れは しない 語りつくせぬ日々 一人淋しさに寄り添って 少しだけ 泣いてもいいですか 不器用な生き方しか 出来ない俺だけど 自分らしく生きた事に 今も 嘘はない もう 戻れはしない 熱く燃えた 日々 折れた思い出を抱きしめて 少しだけ 泣いてもいいですか 少しだけ 泣いてもいいですか |
根なし草因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 愛は偽りを 残して消えていった 罪な言葉を重ねては時が無駄に 過ぎてきただけ 貴方がいなくても 私は大丈夫 過去を振り返りはしないわ はっきりけりをつけて 男の目から 夢が消えて 女の目から 涙が光った 人は皆 孤独に負け 優しさに酔いしれる 裏切りの愛だったと気付いた今 悔んでみても虚しい 人の囁きに 涙が流れようと 水辺の根なし草の様にきっと強く 生きてみせるわ 眠れ耳元で 唄う子守唄が 悲しい女の嘆きの様に 聞こえることはないだろう 男の目には 嘘が光って 女の目には 遣る瀬なく 映った 人は皆 傷つけあい 憎みあいの くり返し 悲しみの一人芝居 終りの無い 所詮 虚なものなの 人は皆 傷つけあい 憎みあいの くり返し 悲しみの一人芝居 終りの無い 所詮 虚なものなの |
心をあずけるまで布施明 | 布施明 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 私は大丈夫だから 貴方なしでも生きてゆけるわ 明日から元の暮らしに戻れば それですべてが終わる 最終のベルが鳴る うしろ髪ひくように ぬくもりを焼きつけて 指先をからめれば 過ぎ去った日を忘れないわ 二人輝いてたから いつかは違う人の腕に 心をあずけるまで どこかで出逢った時は 気づかぬようにすれ違いましょう お互い別の幸せそれなり きっと演じてるから 走り出す窓越しに 見つめ合う二人の くちびるがさよならと かすかにふるえている 振り向かないで今はそっと 過ぎる時に抱かれて 凍えるような胸の中に 涙を沈めるまで 過ぎ去った日を忘れないわ 二人輝いてたから いつかは違う人の腕に 心をあずけるまで 振り向かないで今はそっと 過ぎる時に抱かれて いつかは違う人の腕に 心をあずけるまで 心をあずけるまで |
セレナーデ因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 貴女が好きだった このセレナーデ 室の明り消し 針を置とす よみがえる想いは 昨日の様に 少年のままの 貴女の瞳 未練じゃないけど もっと大事に出来たようで 女は夢をみつづけ 男は思い出に酔う いずれ あうはずはないものなの 今日までつづったわ 想いのすべて 最後の言葉を 今 書き終えた どこかの窓辺から 季節はずれの 風鈴の音に なぐさめられる 今まで この街に居たのも 貴女が帰ってきそうで 女は淋しい港 男は気まぐれな船 いつか 待ちくたびれてしまうまで |
これが最後因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | これが最後だと 握手をした時に ごめんねと言われ うなずいた せめてもう一日 いや苦しむだけなのね 旅が終ったと思えばいいの ねえ どうして愛したのよ 決して困らせるつもりはないけど いっそ憎めたら どんなにいいでしょう 顔も見たくないほど 嫌いになれたら 明日から どんなふうに生きていけばいいの すべて貴方がいたから ここまでこれたのに ただの女よ 色んな夢も見たわ 奥さんなんて言われて てれたことも いつか公園で 遊ぶ子供を見て 僕らも欲しいなんて 言ったわね ねえ もう少し いてもいいわね 貴方と話すのも 最後だから 別れが こんなにも苦しいものなら いっそ愛なんて なければいいのに 楽しい思い出を たどってみても あまりに短い 月日だったの いっそ憎めたら どんなにいいでしょう 顔も見たくないほど 嫌いになれたら 明日から どんなふうに生きていけばいいの すべて貴方がいたから ここまでこれたのに |
わかって下さい中森明菜 | 中森明菜 | 因幡晃 | 因幡晃 | 酒井ミキオ | 貴方の愛した人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれど そこには愛はみえない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才(はたち)のお祝いにくれた 金の指輪は今も光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
故郷小林幸子 | 小林幸子 | 因幡晃 | 因幡晃 | 喜納政明 | 夢破れ 生きることに疲れて 一人帰る 懐かし故郷 年老いた母の 胸にすがれば 変わらないぬくもり 心にしみいる 夕暮れの小道に 草ぶえ吹けば 遠い昔 よみがえる 想い 流れる星みつけ 願いをかけた けがれない瞳の あの日の私よ 朝つゆに光る 川のせせらぎ 心乗せて 浮かべた笹舟 汗をふきもせず 山に登れば 浮雲の向こうに 明日が見えそう 汗をふきもせず 山に登れば 浮雲の向こうに 明日が見えそう 変わらないぬくもり 心にしみいる |
そして愛…因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 本当は恐いよ 本当は淋しいよ みんなと別れて 逝ってしまうのが 迷い子の様に うろたえて この手で抱くんだ 愛しいぬくもりを限りある 生命の中の 愛の尊い 煌きを 挫けない 倒れない この生命の賛歌を 叫びたい 迸る 汗が乾く前に ラララ…… 道の小石も 小枝の葉っぱさえも 美しく見える 愛しい程に 生きる叫びが 聞こえてる 人は一人さ しょせん孤独だとは 思いたくない せめて残された 長くはない時刻(とき)だけは 挫けない 倒れない この生命の賛歌を 叫びたい 迸る 汗が乾く前に ラララ…… |
雪因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 眠れない こんな夜は 冷たいシーツが もういない 貴方のこと 思い出させる 窓の外は 白い雪が もっと降れ いやな思い出を みんな優しく 隠してくれ 何げなく 歩いてた 駅までの道を 肩先に 積もる雪 払いもせず 風の便りに どこかの店で 酒に 酔いつぶれてたそうね 俺が悪いと 言ってたそうね 窓の外は 白い雪が もっと降れ いやな思い出を みんな優しく 隠してくれ ラララ ラララララ ラララ ラララ ラララララ ラララ ラララ ラララララ ラララ ラララ ラララララ ラララ |
わかって下さいちあきなおみ | ちあきなおみ | 因幡晃 | 因幡晃 | | 貴方の愛した人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かけるとふりむいてしまう 悲しいけれど そこには愛は見えない これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才のお祝いに くれた金の指輪は 今も光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい |
わかって下さい秋元順子 | 秋元順子 | 因幡晃 | 因幡晃 | 永島広 | 貴方の愛した ひとの名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた ふたりの影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町であなたに似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには 愛は見えない これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 私の二十才の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい |
思いで…因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 死ぬまで君の事 離さないと言った彼 あふれる涙が ありがとうって答えた あの日の雲は 帰ってこない まぶしい午後の日ざし 背中に受けていると 楽しい昔の思いで 死ぬまで君の事 離さないと言った彼 手のひらに小指で 愛してるってつづった いつか私は 一人で居たわ まぶしい午後の日差し 背中に受けていると 楽しい昔の思いで 死ぬまで君の事 離さないと言った彼 今でも夢にみる あの人の思いで… |
ありがとうS.Yさん尾崎豊 | 尾崎豊 | 因幡晃 | 因幡晃 | | ありがとう「S.Y」さん 君は僕に教えた 人を愛するすばらしさと 別れた時のかなしさ ありがとう「S.Y」さん 今はどうしているのか しばらく会ってないけど 元気で暮らしているのか 僕のあげたネックレス 今も君の胸で ゆれているのでしょうか そう君さ ありがとう「S.Y」さん 君ももう大人さ 一人で生きる苦しさと さみしさを知っているだろう ありがとう「S.Y」さん 君もいつか誰かと 結ばれて幸せな毎日を おくる日が来るのでしょうか 白い靴とスリムが とても似合っていた かわいい人でしたね そう君さ ありがとう「S.Y」さん 君は僕の青春に 夢をくれた人でした そう 愛した人 ありがとう「S.Y」さん 君は僕の青春に 夢をくれた人でした そう 愛した人 注意:一部歌詞を変えて歌っている個所があります、ご了承下さい。 |
別涙(わかれ) 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 白い旅行カバンを 渡す時 そっとふれた貴方の やさしい手 ひとごみに言葉を かき消され 涙がさよならを言っていた いいのよ もういいの 私の事は 泣いてついて ゆきたいけれど 貴方には貴方の道がある いつも心に決めていたの 別れという日が来るのを 雨がいつか涙とぬれる時 そっとぬぐう貴方のやさしい手 汽車はすぐそこに来てるのに じっと見つめてる やさしい目 さあ行って もういいの 私の事は 泣いてついて ゆきたいけれど 貴方には貴方の道がある いつも心に決めていたの 別れという日が来るのを 泣いてついて ゆきたいけれど 貴方には貴方の道がある いつも心に決めていたの 別れという日が来るのを |
わかって下さい 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | 因幡晃 | | 貴方の愛した 人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には 愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには愛は見えない これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 私の20才の お祝いにくれた 金の指輪は今も 光っています 二人でそろえた 黄色いティーカップ 今もあるかしら これから淋しい秋です 時折手紙を書きます 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい 涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい |