| 野球の王者伊藤久男、コロムビア合唱団 | 伊藤久男、コロムビア合唱団 | 西條八十 | 古関裕而 | 仁木他喜雄 | 東海の日出づる国の 逞しき力をあつめ 巨(おおい)なる理想をめざし、進む者、我等ぞ、我等ぞ 意気はつねに天を呑めり 『おおお、勇め、進め、血潮は高く躍るよ』 いくたびか海原越えて 克ち獲たる世界の覇権 輝ける祖国の名誉、擔う者、我等ぞ、我等ぞ 意気はつねに敵を呑めり 『おおお、勇め、進め、勝利の旗は招くよ』 凡百のチームのうえに そそり立つ不動の巨木 そよ風のはむかうあらば、砕く者、我等ぞ、我等ぞ 聴けや、つねに凱歌あがる 『おおお、巨人、巨人、われらは巨人軍! フレフレ』 |
| 大東亜戦争陸軍の歌伊藤久男・黒田進・酒井弘 | 伊藤久男・黒田進・酒井弘 | 佐藤惣之助 | 古関裕而 | | 今こそ撃てと 宣戦の 大詔に勇む つわものが 火蓋を切って 押し渡る 時 十二月 その八日 マレーにつづく ルソン島 快速部隊の 進撃に 鉄より固き 香港も わが肉弾に 砕けたり 春真先に 大マニラ 陥して更に ボルネオも 迅速の如き 勢いに なびくジャングル 椰子の浜 黒いスコール 火の嵐 戦車も唸る 赤道下 路なき路を ひた押しに 焔と進む 鉄かぶと 六十余日の 追撃に 白梅かおる 紀元節 シンガポールを 撃ち陥し 大建設の 日のみ旗 南十字の 空高く 桜とまごう 落下傘 若木の花の 精鋭が 手柄はかおれ バレンバン ビルマも何ぞ 濠州も わが皇軍の 征くところ 電波は踊る 勝鬨に 朝日かがやく 大東亜 |
| 国民恤兵歌伊藤久男、霧島昇 | 伊藤久男、霧島昇 | 佐藤惣之助 | 古関裕而 | 古関裕而 | 雨の降る夜も泥濘(ぬかるみ)も 進み戦うこの胸に 勝てよ頼むと一億の 燃ゆる歓呼が又響く 明けて敵陣占領すりゃ すぐに届いた恤兵(じゅっぺい)の 慰問袋やその手紙 抱いて踊るぞこの胸に 弾丸(たま)に斃(たお)れた戦友に 読んできかした慰問文 故里(くに)の少国民(こども)の真ごころに 男泣きした宵もある 見たい知りたいなつかしい 故郷(くに)の新聞読み廻し 文字は千切れて消えるとも 胸にたゝんで進むのだ 強い銃後の力をば 鉄の兜に結びつけ やるぞ 進むぞ 戦うぞ 弾丸(たま)と生命(いのち)の尽きるまで |
| 嗚呼神風特別攻撃隊伊藤久男 | 伊藤久男 | 野村俊夫 | 古関裕而 | | 無念の歯噛 堪えつつ 待ちに待ちたる 決戦ぞ 今こそ敵を 屠らんと 奮い起ちたる 若桜 この一戦に 勝たざれば 祖国のゆくて いかならん 撃滅せよの 命うけし 神風特別 攻撃隊 送るも征くも 今生の 別れと知れど ほほえみて 爆音たかく 基地をける おお神鷲の 肉弾行 神風特別攻撃隊 |
暁に祈る 伊藤久男 | 伊藤久男 | 野村俊夫 | 古関裕而 | | ああ あの顔で あの声で 手柄頼むと 妻や子が ちぎれる程に 振った旗 遠い雲間に また浮かぶ ああ 堂々の 輸送船 さらば祖国よ 栄えあれ 遥かに拝む 宮城の 空に誓った この決意 ああ 傷ついた この馬と 飲まず食わずの 日も三日 捧げた生命 これまでと 月の光で 走り書 ああ あの山も この川も 赤い忠義の 血がにじむ 故郷まで届け 暁に あげる興亜の この凱歌 |
| 嵐を衝いて伊藤久男 | 伊藤久男 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 鞭をあぐれば胸を打つ 雨の飛沫のはげしさよ 嵐 嵐 嵐を衝いて 馬車は荒野の涯を行く 道はあれども泥の海 しばし立寄る蔭もない 嵐 嵐 嵐を衝いて どこが今宵の宿じゃやら 涙みせない男だが 空が曇れば気も暗い 嵐 嵐 嵐を衝いて 旅の一日ついほろり |
イヨマンテの夜 伊藤久男 | 伊藤久男 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | アーホイヨーアー… イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 ああ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろう メノコよ タムタム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛い メノコよ 部落(コタン)の 掟破り 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアアア… (カムイホプニナ アーホイヨ…) アーホイヨー アーホイヨー イヨマンテ |
| 海を征く歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 大木惇夫 | 古関裕而 | | 君よ別れを 言うまいぞ 口にはすまい 生き死にを 遠い海征く ますらおが なんで涙を 見せようぞ 熱い血潮を 大君に 捧げて逸る この胸を がんと叩いて 盃に くだいて飲もう あの月を 僕は遙かな つんどらの 北斗の空を 振わすぞ 君はむらがる 敵艦を 南十字の 下に撃て 誓い誓って 征くからは きっと手柄を たてようぞ 万里の雲に うそぶけば 波は散る散る 雪の華 |
| 還らぬ荒鷲伊藤久男 | 伊藤久男 | 野村俊夫 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 思えば胸も はり裂ける 翼いためた 荒鷲が 西大別の 山のかげ 群る敵に 囲れて 早やこれまでと 火を放ち 覚悟を決めた あの姿 頼みの機銃 弾丸(たま)もつき 徳田 南の 二曹長 友機よさらば さらばよと 環河の岸の 草に坐し 燃えゆく愛機 眺めつゝ 悲憤の田坂 上等兵 寄せ来る敵に 三勇士 これで任務を 果したと 互に拳銃 握りしめ 雄々しく最後 遂ぐるとき 天皇陛下 万歳と 叫んだ声が 聞こえるぞ 鬼神もなくか 我もまた 武士に劣らぬ 天晴れさ 涙の田中 部隊長(たいちょう)が 英霊眠る 敵陣に ハモニカそえた 花束を 捧げて讃う その勲功(いさお) |
| 北風三郎の歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 丘十四夫 | 古関裕而 | | 北風三郎は 淋しがりやだ 夜中に家の 扉をたたく 入ってこいよ 遠慮はいらぬ ひざつきあわせて 語り明かそうよ なんだか今夜は とても寒いね 北風三郎は どこに住んでる あの山越えて そのまた億だ 入ってこいよ 遠慮はいらぬ 見かけは荒いが とても純情で 子供が元気に 駆けるようだね 北風三郎は 淋しがりやだ まい晩家の 扉をたたく 入ってこいよ 遠慮はいらぬ むかしのことでも 語り明かそうよ ひとりは誰でも いやなものだよ |
| 君いとしき人よ伊藤久男 | 伊藤久男 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | 君 名も知らぬ うるわしき人よ 君は しあわせか 夜霧の橋に 君待てど 街はただふけて ネオンは悲し ああ 君ありてこそ たのしきに 君 我を捨て 去りにし人よ 君は しあわせか 落葉の路に 見る君の 濡れたまつ毛に 涙はにじむ ああ 君ありてこそ たのしきに 君 はるかなる いとしき人よ 君は しあわせか 春 花咲けば 心ときめき 街に風吹けば あの日を思う ああ 君ありてこそ たのしきに |
| 恋を呼ぶ歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 菊田一夫 | 古関裕而 | 古関裕而 | あゝ あのひとの名は ミモザの娘 緑なす六甲の 山肌に 君の名を呼べば 山彦が…… ……おう エリナよ エリナよ エリナよ エリナよ むせび泣く 声が恥ずかしや あゝ はるかなる空 ミモザの国の 恋の夜 花の肌 君の名を 歌うて呼べば 山彦が…… ……おう エリナよ エリナよ エリナよ エリナよ いつ逢えるやら 気もそゞろ |
| サロマ湖の歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 中山正男 | 古関裕而 | 古関裕而 | アー サロマ湖の 水はからいよ 青く澄むとも 君知るや 君知るや 思い焦れて 泣く女の 熱い涙が しみてるからよ アー 恋の鳥 月に嘆くよ 哀れ今宵も さい果ての さい果ての 暗いコタンの 森こえて 遠く悲しく 君よぶ声よ アー サロマ湖の 風は寒いよ 空に凍りて 音もなく 音もなく 白く静かに 降る雪は 君を慕いて 嘆くこゝろよ |
| 七生報国伊藤久男 | 伊藤久男 | 野村俊夫 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 七度生れ 兄は征く それが最後の あの音信(たより) 忘れはせぬぞ この胸に 血潮で赤く 書き綴る あゝ 殉国の 文字二つ 御楯(みたて)と我等 選まれて 誓う祖国の 人ばしら 嵐を強く 越えながら 涙で祈る その栄 あゝ ひとすじの 臣(たみ)の道 この日の丸を うち振って 明日は野の露 草の露 姿はたとえ 代るとも 心は永久(とわ)に 死ぬものか あゝ 愛国の 火は燃える 今こそ開け 一億の 赤い忠義の さくら花 七度生命(いのち) 大君に 捧げて作る 大アジヤ あゝ 沸(たぎ)りゆく この心 |
| 出征の歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 西條八十 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 祖国日本よ いざさらば 今宵別れの 瀬戸の海 おれは覚悟の 旅に立つ こころ残りは 無いけれど 可愛い妹が ただ一人 友よ行末 頼んだぞ 夢の浮世の 二十年 駒の手綱に 夢覚めて おれは御国の 為に散る 指して行く手は 大陸の 砂漠の果の 日の御旗 あれが男の 死にどころ 日本男児が 鉄腕を 撫して眺める 海の涯 凱歌の波に のぼる月 |
| 数寄屋橋エレジー伊藤久男 | 伊藤久男 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | 雨に濡れ雨に濡れ あの橋に佇ずむ人は 誰を待つ 人は変われども 数寄屋橋の顔は いつも変わらない 来ぬ人は来ぬ人は 遥かなる旅に立ちしを 君は知らず 夜霧流れても 数寄屋橋の顔は いつも変らない 風吹けば風吹けば 思い出は 川のネオンにゆらめきて 泣く人もあれど 数寄屋橋の顔は いつも変らない |
| 戦友の唄伊藤久男 | 伊藤久男 | 久保田宵二 | 古関裕而 | | こゝは北満 広漠千里 雨にさらされ 吹雪を衝いて 守る国境 空高く 揚げよ日の丸 意気は祖国の 誉に燃えて 抜けば玉散る 氷の刃(やいば) 敵も匪賊も 何のその 倒せ蹴ちらせ 月の塹壕 眠れぬ夜は 慰問袋の 煙草を分けて 友と語るは 故郷(ふるさと)の 山よ妻子よ さらば戦友 お国の為に 命捧げた 丈夫(ますらお)ゆえに 散るも匂うも もろとろに 大和桜を |
| 大敦賀行進曲伊藤久男 | 伊藤久男 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 西へ行こうか 東へ行こうか 港敦賀は 東洋の波止場 名残り惜しめば テープもぬれて 明日は異国の 星の下 一目千本 咲かせて咲いて よせる人波 花換まつり 昔思えば 涙がほろり 月もおぼろの 金ヶ崎 気比の松原 さざ波よせて 君とドライブ 恥かし嬉し 思いこがれりゃ 何処何処までも 通う恋路の 舟御輿 町に煙突 港にマスト 空に勢いの 煙をそめて 意気のスクラム 嬉しじゃないか 開く敦賀の 暁の色 誰と乗りましょ 国際列車 遠い波路を はるばる着いて 青い眸の あこがれ乗せて 花の東京へ 一走り |
| 大富山行進曲伊藤久男 | 伊藤久男 | 安藤やすを・補作詞:コロムビア文芸部 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 中部日本の 大屋根ぬいて 結ぶ飛越の この鐵路 續く伏木は 希望の出船 海の彼方の 満州まで 藥都富山は 日本の誇り 煙り七重に なびかせて 八重の夜櫻 磯部の夢に 明けりゃ呉羽の 桃の色 機の高岡 七本山車に 織るは糸織り 人の波 おわら踊りの 囃子もひゞく ゆこよ八尾の 風の盆 晝は蜃気楼 夜は螢いか 名さへ魚津は 漁どころ 甘露西瓜に 岩魚に鱒に 越中名物 味のよさ 劍 立山 一萬尺の 峰はスキーヤーの 心意気 空の港の 倉垣晴れて 飛べばうれしや 二人旅 |
| 弾雨を衝いて伊藤久男 | 伊藤久男 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | | 勇む愛馬よ さや鳴る剣よ 曇る北支の 空見れば 胸に正義の 血がたぎる 征けよ強者 弾雨を衝いて 骨は荒野に さらそうとままよ 東洋平和の 捨石と きめてほほえむ 鉄かぶと 征けよ強者 弾雨を衝いて 挙国一色(いろ) 怒りにもえて つのる暴戻(れい) 今ぞうつ 意気は火花の 機関銃 征けよ強者 弾雨を衝いて |
| 月の国境伊藤久男 | 伊藤久男 | 佐藤惣之助 | 古関裕而 | | 月の国境 小夜更けて 腰の軍刀 冴ゆる時 秋水三尺 露払う 知るや男児の この心 石の砦に 攀(よ)じのぼり 見れば遙かな 地平線 茫漠千里 滔々(とうとう)と 行くて知られぬ 黒竜江 水は流れる 月は照る 俺もなりたや あの月に 日本の空を 宵に出て 更けりゃ昿野の 屋根の上 見よや国境 皓々(こうこう)と 銀に輝く 明月の ただ一点の 曇りなき 知るや男児の この心 |
| ドラゴンズの歌伊藤久男 | 伊藤久男 | 小島清・サトウハチロー | 古関裕而 | | 青雲たかく 翔け昇る 竜は希望の 旭に踊る おゝ 溌剌(はつらつ)と 青春の 君は闘志に 燃えて起つ 晴れの首途(かどで)の 血はたぎる いざ行け われらのドラゴンズ 歓呼を浴びて 打ち捲(まく)る 球はみどりの 風に飛ぶ おゝ 名を惜しむ 若き胸 君の火を吐く 殊勲打に 肩に腕に 誇りあれ いざ打て われらのドラゴンズ 明るき空に こだまして 凱歌とどろく 雲の端(はて) おゝ ほとばしる 感激に 君が目指せる 栄冠も 微笑みたゝえて 近づきぬ いざ勝て われらのドラゴンズ |
| 鳴門くもれば伊藤久男 | 伊藤久男 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 鳴門くもれば 瀬の瀬が見えぬ 逢いに来るやら 来ないやら 恋の逢瀬は なお見えぬ 通う白帆は 百あるとても いとし恋しの 帆は一つ あとの九十九は 目につかぬ 逢うて泣こうか 逢わずに泣こか わたしゃ鳴門の こがれ潮 胸に思いの 渦が巻く |
| ひめゆりの塔伊藤久男 | 伊藤久男 | 西條八十 | 古関裕而 | 古関裕而 | 首途(かどで)の朝は 愛らしき 笑顔に 母を振りかえり ふりしハンケチ 今いずこ あゝ沖縄の 夜あらしに 悲しく散りし ひめゆりの花 生れの町も もえさかる 炎の底に つゝまれて 飛ぶは宿なき はぐれ鳥 あゝ鳴けばとて 鳴けばとて 花びら折れし ひめゆりの花 黒潮むせぶ 沖縄の 米須の濱の 月かげに ぬれて淋しき 石の塚 母呼ぶ聲の 永久に 流れて悲し ひめゆりの花 |
| 躍進の宇部伊藤久男 | 伊藤久男 | 古谷以和雄 | 古関裕而 | 大村能章 | 山の霜降 屏風と立てゝ 灘は周防の 潮はかをる 石炭(すみ)の 石炭(すみ)の都の みどりの空に 伸びる榮への 群げむり ひびくサイレン モーターのうなり 誇る工業 文化のひかり 石炭の 石炭の都に あふるゝ幸よ 夜は不夜城 灯が續く 沖を遙かの 大坊波提 解くは纜 おろすは錨 石炭の 石炭の都の 誇りの港 出航入船 朝夕に 咲いた櫻は 常盤の池よ 秋は紅葉の あの水かゞみ 石炭の 石炭の都の 白岩めぐりや かすむ豊後が 波の上 |
| 躍進四日市伊藤久男 | 伊藤久男 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | 空の鳥さへ みな来て覗く 街は文化の 街は文化の はなざかり 躍進々々 サアサ謳へよ四日市 濠州通ひを 横附けさせて みなと繁昌の みなと繁昌の ひとはやし 躍進々々 サアサ謳へよ四日市 御代は萬代 萬古のけむり 咲いた菜の花 咲いた菜の花 黄 金 色 躍進々々 サアサ謳へよ四日市 山車(だし)は二十六 若い衆は總出 祭衣裳の 祭衣裳の 程のよさ 躍進々々 サアサ謳へよ四日市 |
| 我が家の風伊藤久男 | 伊藤久男 | 西條八十 | 古関裕而 | | 桜あかるい 日本(ひのもと)の 民と生れて 伏しおがむ 大内山の ふかみどり 命たのしや 大君の 御為に盡す 我が家の風 若い瞳を 輝かせ 友は出て征く 太平洋 おくれは取らぬ 俺も征く 海は男の 死にどころ マストは招く 我が家の風 夜のラジオの 報道に 泣いた可愛の 妹よ 仇はきっと 俺が取る なでる黒髪 兄弟(はらから)の 誓いは燃ゆる 我が家の風 せまる決戦 大亜細亜 心合せて 一億が まなじりさいて 立つところ 朝日夕日に 大君の 御旗は進む 我が家の風 |
| 嗚呼北白川宮殿下伊藤武雄・二葉あき子 | 伊藤武雄・二葉あき子 | 二荒芳徳 | 古関裕而 | | 明くるアジヤの 大空を 護る銀翼 はげまして 大御光を天地に 輝かさんと 征でましし 嗚呼若き参謀の 宮殿下 日本男児(やまとおのこ)の 意気高く 超低空の 射撃すと 命を的の 急降下 莞爾と笑みて 統べませる 嗚呼若き参謀の 宮殿下 竹の園生の 御身にて 秋空澄める 蒙彊に 神去りまして とこしえに 皇御国を 護ります 嗚呼若き参謀の 宮殿下 おもえ神武の 大御業 扶け奉れる 皇子(みこ)の如 御魂捧げし 御いさおに 今大東亜 興りゆく 嗚呼若き参謀の 宮殿下 |
| 「戦陣訓」の歌伊藤武雄・伊藤久男 | 伊藤武雄・伊藤久男 | 佐藤惣之助 | 古関裕而 | 古関裕而 | 夫れ 戦陣のつわものは ただ 勅諭を生命とし 忠に魁(さきが)け 義に勇み 大日本の華と咲け 神武の精神 厳かに 命令一下 欣然と 生死を超ゆる 団結は わが皇軍の 誉なり 戦えば攻め これを取り 防げば敵を 懼れしむ 勝たずばやまぬ わが武威を 青史に赫と輝やかせ 天にも恥じぬ 赤誠は 忠孝一に 志し 強く正しく 欲に克ち 清節 武人の名を惜しめ ああ厳として 大いなる 『戦陣訓』を 胸に緊め 大国民の 誇もて 皇威を外に範(しめ)すべし |
| 黒百合の歌伊藤咲子 | 伊藤咲子 | 菊田一夫 | 古関裕而 | 山屋清 | 黒百合は 恋の花 愛する人に 捧げれば 二人はいつかは 結びつく あああ ーーー あああ この花 ニシパに あげようか あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 魔物だよ 花のかおりが しみついて 結んだ二人は はなれない あああ ーーー あああ あたしが死んだら ニシパもね あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 毒の花 アイヌの神の タブーだよ やがては あたしも 死ぬんだよ あああ ーーー あああ |
| 女の花びら井手せつ子 | 井手せつ子 | 丘灯至夫 | 古関裕而 | 渋谷毅 | 女の愛を 捧げたひとは この世にひとり はじめてのひとよ 花びらひとつ 散らして燃えた わたしのすべて 別れたあなた 女の愛を 捧げたひとは この世にひとり はじめてのひとよ このひとだけと 信じて生きた この世にひとり はじめてのひとよ 小鳥のように ふるえて燃えた あの夜の夢も 思い出なのね このひとだけと 信じて生きた この世にひとり はじめてひとよ 別れた夜は はげしく泣いた いとしいあなた おもかげのひとよ 女の愛を 捧げたひとは この世にひとり はじめてのひとよ |
| 弘道館の男一文字辰也 | 一文字辰也 | 丘灯至夫 | 古関裕而 | | 水戸は水戸城 水戸侍の 度胸筋金 剣の道 酒は呑んでも 唯では呑まぬ 天下国家を 餌(えさ)に呑む 弘道館中 千樹の梅 精香馥郁(ふくいく) 十分に開く 好文豈(あに)威武無しと謂(いわ)んや 雪裏(せつり)春を占(し)む 天下の魁(さきがけ) 水戸は水戸さま 光圀さまの 声がきこえる お城山 お城消えても 変わらぬものは いのち棄て身の ど根性 水戸は水戸武士 水戸魂の 流れ血を継(つ)ぐ あとを継ぐ 天下をとるより 心を磨け 梅の花咲く 春に咲け |
| 君の名は石原詢子 | 石原詢子 | 菊田一夫 | 古関裕而 | | 君の名はと たずねし人あり その人の 名も知らず 今日砂山に ただひとりきて 浜昼顔(はまひるがお)に きいてみる 夜霧の街 思い出の橋よ 過ぎた日の あの夜が ただ何となく 胸にしみじみ 東京恋しや 忘れられぬ 海の涯(はて)に 満月が出たよ 浜木綿の 花の香(か)に 海女は 真珠の涙ほろほろ 夜の汽笛が かなしいか |
| ジロリンタンのうた安西愛子 | 安西愛子 | サトウハチロー | 古関裕而 | 古関裕而 | 毎朝手をふり ジロリンタン 友達呼んでる ジロリンタン ぐりぐりぼうずの ジロリンタン まあるい目玉の ジロリンタン この町 あの町 隣り町 だれでも知ってる ジロリンタン 朗るい口笛 ジロリンタン ゆかいなかけ声 ジロリンタン 元気な足音 ジロリンタン 時々ハモニカ ジロリンタン この歌 あの歌 ほかの歌 何でも知ってる ジロリンタン 木いちごあまいか ジロリンタン 桑の実うれたか ジロリンタン ぐみの実赤いか ジロリンタン あんずはいつごろ ジロリンタン この丘 あの丘 うらの丘 すっかり知ってる ジロリンタン 鳥ヤのオウムが ジロリンタン 床ヤの九官 ジロリンタン スズメがにこつく ジロリンタン からすもなじみの ジロリンタン この鳥 あの鳥 小鳥達 みんなが知ってる ジロリンタン 左の横町へ ジロリンタン 姿をかくした ジロリンタン 気がつきゃ右から ジロリンタン こんちわ諸君と ジロリンタン この道 あの道 抜ける道 どこでも知ってる ジロリンタン |
| 綾の歌淡島千景 | 淡島千景 | 菊田一夫 | 古関裕而 | 古関裕而 | 好きな男は 私を嫌い 厭な相手が 私に惚れる 惚れたはれたの 浮世が厭で 窓をあければ 夜霧の河岸に とぼる灯も またひとつ 広い此の世も 恋ゆえ狭い 私一人の 世の中ならば 好きも嫌いも 気ままだけれど 幼馴染が 敵とあれば これが浮世の 義理かしら 惚れた惚れたと 三度も言って 抱いておくれよ 女の肩を 厭な奴なら 腕でも奪ろう だけどあの娘は あなたの女 独りぐらしの 悲しさを |
| 長崎の鐘新垣勉 | 新垣勉 | サトウハチロー | 古関裕而 | 宮下博次 | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る つぶやく雨の ミサの声 讃える風の 神の歌 輝く胸の 十字架に 微笑む海の 雲の色 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る |
| 流れる星は生きている天野晴代 | 天野晴代 | 藤原てい | 古関裕而 | 小杉仁三 | 私の胸に咲いている あなたの植えたバラの花 ごらんなさいね 今晩も ひとりで待っている窓の 星にうつって咲いている 私の胸に泣いている あなたの呼んだあのお声 ごらんなさいね 今晩も ふたりで誓ったあの丘に 星はやさしく泣いている 私の胸に生きている あなたの行った北の空 ごらんなさいね 今晩も 泣いて送った国境に 流れる星は生きている |
| 福島行進曲天野喜久代 | 天野喜久代 | 野村俊夫 | 古関裕而 | | 胸の火燃ゆる宵闇に 恋し福ビル引き眉毛 サラリと投げたトランプに 心にゃ金の灯愛の影 月の出潮の宵闇に そゞろ歩こうよ紅葉山 真赤に咲いた花さえも 明けりゃ冷たい露の下 唇燃ゆる宵闇に いとし福島恋の街 柳並木に灯がともりゃ 泣いて別れる人もある |
| 福島夜曲阿部秀子 | 阿部秀子 | 竹久夢二 | 古関裕而 | | 遠い山河尋ねて来たに 東しぐれて見えもせず 奥の細道トボトボ行きゃる 僧正様かよ日のくれに 忍ぶお山に帯ときかけりゃ 松葉ぢらしの伊達模様 |
| イヨマンテの夜秋川雅史 | 秋川雅史 | 菊田一夫 | 古関裕而 | Edison | アーホイヨーアー イヨマンテ 熊祭り(イヨマンテ) 燃えろ かがり火 あゝ 満月よ 今宵 熊祭り 踊ろう メノコよ タムタム 太鼓が鳴る 熱き唇 我によせてよ 熊祭り 燃えろ ひと夜を あゝ 我が胸に 今宵 熊祭り 可愛い メノコよ 部落(コタン)の 掟破り 熱き吐息を 我に与えよ アアアアアアア…… (カムイホプニナアーホイヨ) アーホイヨアーホイヨー イヨマンテ 注意:歌詞はオリジナルを掲載しています。 |
| 長崎の鐘秋川雅史 | 秋川雅史 | サトウハチロー | 古関裕而 | 澤野弘之 | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る |
| 刈谷小唄赤坂小梅、鶴田六郎 | 赤坂小梅、鶴田六郎 | サトウハチロー | 古関裕而 | | 雁とナー 雁と八の字ほどよくあわせ 刈谷とみせてこゝろいきホホイ 芸のこまかさシャレのよさ ホホイ ホホホイ ホホホイのホイ 恋のナー 恋の上げ汐どこまでのぼる 刈谷むすめにたずねよかホホイ 逢妻川とはなやましや 朝にナー 朝に夕べに工場のけむり うれし刈谷の空こがすホホイ わたしゃひねもすむねこがす 何をナー 何を語るかお城の跡で 人目忍んで草のかげホホイ 二匹のとんぼが寄り添うて 刈谷ナー 刈谷名物万燈祭り さまよふれふれ万燈をホホイ わたしをふるのはおことわり |
| もしも気儘に赤坂小梅 | 赤坂小梅 | 久保田宵二 | 古関裕而 | 奥山貞吉 | もしも気儘に なるならば たとえ十日が 一夜でも 赤い手柄で ちょいと恥しく あなたあなたと 呼んで見たや もしも気儘に なるならば 見たい逢いたい 恋の夜は 鐘の合図で ちょいと忍び逢い うれしうれしと 泣いてみたや もしも気儘に なるならば 思い焦れた 二人仲 晴れて叶うて ちょいと水いらず いとしいとしと 暮したや |
| 砕けし夢青柳静夫 | 青柳静夫 | 若杉雄三郎 | 古関裕而 | 千振勘二 | うらぶれて 旅路はいづれ うつせみの こゝろ空しき 儚さよ さすらいの 旅は悲しや 明日は又 何処の空に 泣く我ぞ うたかたの 砕けし夢を 求めつゝ 荒野に心 乱れ行く |
| 小千谷夜曲青木光一、奈良光枝 | 青木光一、奈良光枝 | 野村俊夫 | 古関裕而 | | やさしの君を 偲びつゝ ひとり行く夜の 信濃川 眉より細い 三日月は 戀になやめる わが影か 思い悲しい 街あかり 初めて逢うた 想い出は 咲いた櫻の 花の徑 その名も知らず 日は過ぎて めぐる二度目に 見た君は 小千谷縮の 夏婆 いとしい君の まぼろしを 呼べば聞える 三味の音 淋しくむせぶ 夜は更けて 戀のいたみを 知る雨か 窓に心に 降りかゝる |
| 新しき朝の藍川由美 | 藍川由美 | 永井隆 | 古関裕而 | | 新しき 朝の光の さしそむる あれ野に響け 長崎の鐘 長崎の鐘 |