中島みゆき作曲の歌詞一覧リスト  743曲中 601-743曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
小石のように中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦山をくだる流れにのせて まだ見ぬ景色あこがれ焦がれ 転がりだす石は16才 流れはおもい次第  旅をとめる親鳥たちは かばおうとするその羽根がとうに ひな鳥には小さすぎると いつになっても知らない  おまえ おまえ 耳をふさいで さよならを聞いてもくれない とめどもなく転がりだして 石ははじめて ふりむく  川はいつか幅も広がり 暗く深く小石をけずる 石は砂に砂はよどみに いまやだれにも見えない  おまえ おまえ 海まで百里 坐り込むにはまだ早い 石は砂に砂はよどみに いつか青い海原に  おまえ おまえ 海まで百里 坐り込むには まだ早い 砂は海に海は大空に そしていつかあの山へ 砂は海に海は大空に そしていつかあの山へ
ダイヤル117中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの 歩けないの 大人になれない  手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし  あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか 答えて  人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで  愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  ねえ 切らないで なにか 答えて
片想中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻目をさませ 早く 甘い夢から うまい話には 裏がある 目をさませ 早く 甘い夢から うかれているのはおまえだけ  「一度やそこらのやさしさで つけあがられるのは とても迷惑なんだ」 目をさませ 早く 甘い夢から うかれているのはおまえだけ  手を放せ 早く すがる袖から 振り払うのは うとましい 手を放せ 早く すがる袖から うかれているのはおまえだけ  「一度やそこらのやさしさで つけあがられるのは とても迷惑なんだ」 手を放せ 早く すがる袖から うかれているのはおまえだけ 手を放せ 早く 甘い夢から うかれているのはおまえだけ
根雪(ねゆき)中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻誰も気にしないで 泣いてなんか いるのじゃないわ 悲しそうに見えるのは 町に流れる 歌のせいよ  いやね古い歌は やさしすぎて なぐさめすぎて 余計なこと思い出す 誰かあの歌を 誰かやめさせて  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか  町は 毎日 冬 どんな服でかくしてみせても 後ろ姿 こごえてる ひとり歩きは みんな 寒い  町は ひとりぼっち 白い雪に かくれて泣いてる 足跡も 車も そうよ あんたもかくして 降りしきる  いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか
泥海の中から中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  おまえが殺した 名もない鳥の亡骸は おまえを明日へ 連れて飛び続けるだろう  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 許せよと すまないと あやまるだけじゃ変わらない  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  おまえが壊した 人の心のガラス戸は おまえの明日を 照らすかけらに変わるだろう  ふり返れ 歩きだせ 忘れられない 罪ならば くり返す その前に 明日は少し ましになれ  ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない 果てのない 昨日より 明日は少し ましになれ ふり返れ 歩きだせ 悔やむだけでは変わらない ふり返れ 歩きだせ 明日は少し ましになれ 明日は少し ましになれ
タクシードライバーGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき福井峻やけっぱち騒ぎは のどがかれるよね 心の中では どしゃ降りみたい 眠っても眠っても 消えない面影は ハードロックの波の中に 捨てたかったのにね  笑っているけど みんな本当に幸せで 笑いながら 町の中歩いてゆくんだろうかね 忘れてしまいたい望みを かくすために バカ騒ぎするのは あたしだけなんだろうかね  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  酔っぱらいを乗せるのは 誰だって嫌だよね こんなふうに道の真ン中で泣いてるのも 迷惑だよね だけどあたしは もう行くところがない 何をしても 叱ってくれる人も もう いない  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す  車のガラスに額を押しつけて 胸まで酔ってるふりをしてみても 忘れたつもりの あの歌が口をつく あいつも あたしも 好きだった アローン・アゲイン  ゆき先なんて どこにもないわ ひと晩じゅう 町の中 走りまわっておくれよ ばかやろうと あいつをけなす声が途切れて 眠ったら そこいらに捨てていっていいよ  タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり 天気予報が 今夜もはずれた話と 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す
裸足で走れ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする  上着を着たまま 話をするのは 正気の沙汰では ないらしい 脱がせた上着を 拾って着るのは 賢いことらしい  一人になるのが 恐いなら 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ  裸足はいかがと すすめる奴らに限って グラスを 投げ捨てる ささくれひとつも つくらぬ指なら 握手もどんなに 楽だろう  かかとを切り裂く 痛みを指さし 心の熱さと 人は呼ぶ ここまでおいでと 手を振り手招き 背中へ ガラスを降り注ぐ  一人になるのが 恐いなら  裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ
おまえの家中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき雨もあがったことだし おまえの家でも ふっと たずねて みたくなった けれど おまえの家は なんだか どこかが しばらく 見ないまに 変わったみたい 前には とても おまえが聞かなかった 音楽が 投げつけるみたいに 鳴り続けていたし 何より ドアを あける おまえが なんだかと 言いかけて おまえもね と 言われそうで 黙りこんだ 昔 飼っていた猫は 黒猫じゃ なかったね 髪型も そんなじゃ なかったね それは それなりに 多分 似合ってるんだろうけど なんだか 前のほうが と 言いかけて とめた 言いだせないことを 聞きだせもせずに 二人とも 黙って お湯の沸く 青い火をみている 何を飲むかと ぽつり おまえは たずねる 喫茶店に来てる気は ないさ  ねぇ 昔よく聴いた あいつの新しいレコードがと わざと 明るく きり出したとき おまえの涙をみる ギターは やめたんだ 食って いけないもんな と それきり 火を見ている  部屋の隅には黒い 皮靴がひとつ くたびれて お先に と 休んでる お湯のやかんが わめきたてるのを ああと 気がついて おまえは 笑ったような 顔になる なにげなく タンスに たてかけた ギターを あたしは ふと見つめて 思わず思わず 目をそむける あの頃の おまえのギターは いつでも こんなに 磨いては なかったよね  あんまり ゆっくりも してはいられないんだ 今度 また来るからと おまえの目を見ずに言うと そうか いつでも 来てくれよと そのとき おまえは 昔の顔だった  コートの衿を立てて あたしは仕事場へ向かう 指先も 衿もとも 冷たい 今夜は どんなに メイジャーの歌を弾いても しめっぽい 音を ギターは 出すだろう
渚便り中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風とたわむれながら カモメが一羽 波から波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさし歌に変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  やさしい出来事に 見えてくる
歌をあなたに中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進何ンにも 言わないで この手を握ってよ 声にならない歌声が 伝わってゆくでしょう どんなに 悲しくて 涙 流れる日も この手の中の 歌声を 受け取ってほしいのよ  それが私の心 それが私の涙 なにも できない替わり 今 贈る 歌おう 謳おう 心の限り 愛をこめて あなたのために  そうよ 目を閉じないで 明日を探すのよ 誰も助けはしないから あなたが探すのよ あんまり 淋しくて 死にたくなるような日は この手の中の歌声を 受け取って歩くのよ  いつか夢みたような いつか忘れたような 夢をたずねる人に 今 贈る 歌おう 謳おう 心の限り 愛をこめて あなたのために 歌おう 謳おう 心の限り 愛をこめて あなたのために
悲しいことはいつもある中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進だれも 悪くは ないのに 悲しい事なら いつもある 願いごとが 叶わなかったり 願いごとが 叶いすぎたり だれも 悪くは ないのに 悲しい事は いつもある  願いごとが 叶わなかったり 願いごとが 叶いすぎたり だれも 悪くは ないのに 悲しい事は いつもある
ひとり遊び中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進もう長いこと あたしは ひとり遊び 独楽を回したり 鞠をついたりして 日も暮れるころ あたしは追いかけるよ 独楽を抱えた 影のあとをね  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…  もう長い影 果てない ひとり遊び 声は 自分の 泣き声ばかり 日も暮れ果てて あたしは追いかけるよ 影踏み鬼は 悲しい遊び  鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ あたしの影を 追いかけて あたしの影を 追いかけてよ…
踊り明かそう中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進さあ指笛を 吹き鳴らし 陽気な歌を 思い出せ 心の憂さを 吹き飛ばす 笑い声を 聞かせておくれ  上りの汽車が 出る時刻 名残の汽笛が鳴る あたし一人 ここに残して あの人が 逃げてゆく  さあ指笛を 吹き鳴らし 陽気な歌を 思い出せ 心の憂さを 吹き飛ばす 笑い声を 聞かせておくれ  ここに居るのは 酔いどれと 噺のうまい 奴ばかり 酒のひとわたりも すれば 浮かれた気分に すぐなれる  上りの汽車が 出る時刻 名残の汽笛が鳴る あたし一人 ここに残して あの人が 逃げてゆく  さあ踊り明かせ 今夜は 気の狂うまで 死ねるまで 賭けてもいいよ あの人は 二度と迎えになんか来ない  上りの汽車が 出る時刻 名残の汽笛が鳴る あたし一人 ここに残して あの人が 逃げてゆく  さあ踊り明かせ 今夜は 気の狂うまで 死ねるまで 賭けてもいいよ あの人は 二度と迎えになんか来ない 二度と迎えになんか来ない 二度と迎えになんか来ない
ボギーボビーの赤いバラ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 咲いていた ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 笑ってた 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーの赤いバラ あれから 二度と 笑わない  ボギーボビーの赤いバラ むかしは いつも うたってた ボギーボビーの赤いバラ 時の流れを 知らぬまま 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし 影もなし
信じられない頃に中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの そんな 頃だった だけなのよ  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと  信じられない 季節の淵に すぐに沈んで しまうものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど 楽じゃない ことなのよ  信じられない頃に あなたは愛を告げる 甘く やさしい声が 何もかもを 嘘に みせかける  あなたが早く 来てくれないと 誰より早く 来てくれないと 忘れられない 悲しみなんて すぐに覚えてしまう ものなのよ  なんて 不幸な あなた そして 不幸な 私 裏切り続けるのは 言うほど楽じゃない ことなのよ 言うほど楽じゃない ことなのよ
あたしのやさしい人中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進あの人が 言うの お前が ダメになる なんで そんなことばかり 言うのかしら あたしは あんたの 腕の中で 眠るわけにゃ いかないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる  あの人が 言うの お前は そこに居ればいいって なんだって そう しばりつけて おきたいのさ あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる  あたしは あんたの 胸の中じゃ 夢も 見られないわ あたしの やさしい人 あんたは やさしすぎる あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人 あたしの やさしい人 なんて やさしすぎる人
忘れられるものならば中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン遠く遠く遠く遠く 続く旅の 明け暮れに いつかいつか忘れかけた 旅に出た わけさえも  風が窓を叩く夜は 眠ることを妨げる 追いかけても追いかけても とどかなかった 鳥の名が  忘れられるものならば もう旅になど出ない 忘れられるものならば もう古い夢など見ない  遠く遠く遠く遠く 夢はいつか遠のいて あきらめても あきらめても 差し出す腕が 戻せない  眠り込んで しまうために あおる酒も 空になり 酔いきれない 胸を抱いて 疲れた靴を履きなおす  忘れられるものならば もう旅になど出ない 忘れられるものならば もう古い夢など見ない
妬(や)いてる訳じゃないけれど中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン妬いてる訳じゃ ないけれども 今夜は 眠れない 誰かあたしを おさえていてよ 少しのあいだ  あたしを乗せない船が 今日も 港出るところ 誰かあたしを おさえていてよ 少しのあいだ  妬いてる訳じゃ ないけれども あたしは どうなるの 誰かあたしを 迎えに来てよ 祭りの中へ  あたしを乗せない船が 今日も 港出るところ 誰かあたしを 迎えに来てよ 祭りの中へ  あたしを乗せない船が 今日も 港出るところ 誰かあたしを 覚えていてよ 少しの あいだ 誰かあたしを 覚えていてよ 少しの あいだ 誰かあたしを 覚えていてよ 死ぬまで … ずっと
うそつきが好きよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンああ 月の夜は ああ 夢になれよ  夜露まじりの 酒に浮かれて 嘘がつけたら すてきだわ 裏切られた 思い出も 口に出せば わらいごと  耳に聞こえた 話はみんな 明日の朝には みずしらず 酒が胸の メモ帳を 破り捨てて くれるだろう  自慢話は嫌い 約束事は恐い 嘘を抱えた両手 そっと開けて口説いてよ  叶えられない願いを抱いて ある日 男は夢になる 好きよ 好きよ 嘘つきは 牙の折れた 手負い熊  背なにかくれて のぞいてみせる 淋しがり屋の 哀しみを 酒と嘘で 笑わせて 前の席へ 誘い出せ  そうよあたしは 空で生まれて 雲に抱かれて 夢を見た 癖が今も 抜けなくて 酒を飲んじゃあ 「とんでる」わ  ああ 月の夜は ああ 夢になれよ  自慢話は嫌い 約束事は恐い 嘘を抱えた両手 そっと開けて口説いてよ  叶えられない願いを抱いて ある日 男は夢になる 好きよ 好きよ 嘘つきは 牙の折れた 手負い熊
03時中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンあたいを見かけた 噂を聞いて あんたが 港へ発つ汽車と 居所持たずの あたいを乗せた 夜汽車が 03時に すれ違う  忘れてゆくなら 窓もこんなに 滲みゃしない あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う  そのまま切るなと 話は続く あたいは 受話器の 手を離す やさしい夜汽車が 着かないうちに あたいは今夜も 町を出る  忘れてゆくなら 窓もこんなに 滲みゃしない あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う  あんたを乗せてる まばゆい窓が あたいにゃ何故でも 見られない 似合いの暮らしを つづけるために あたいは今夜も 町を出る  忘れてゆくなら 窓もこんなに 滲みゃしない あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う  あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う
夜風の中から中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン夜風の中から お前の声が おいらの部屋まで 飛んでくる 忘れてしまった 証拠のように 笑っているわと 見せつける  浮気でやくざな 女が今夜どこで どうしていようと 知った事じゃないが けれどそこいらは おいらが遠い昔 住んでた路地だと お前は知らぬ  そこにはお前を そんなにいつも 笑わす何かが 落ちているか おいらの顔など 見たくもないと 夜風に手紙を 書いてくる  浮気でやくざな 女が今夜どこで どうしていようと 知った事じゃないが けれどそこいらは おいらが遠い昔 住んでた路地だと お前は知らぬ  うらぶれ通りで お前が雨に ふるえているから 眠れない そこから曲がって 歩いた右に 朝までやってる 店があるぜ  浮気でやくざな 女が今夜どこで どうしていようと 知った事じゃないが けれどそこいらは おいらが遠い昔 住んでた路地だと お前は知らぬ  けれどそこいらは おいらが遠い昔 住んでた路地だと お前は知らぬ
冬を待つ季節中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンおまえが いなくなった後も 春は くり返してる 花はおまえが 咲かせたわけじゃ ないと 言いたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえが いなくなった後も 夏は くり返してる 別れは 夏の冗談だと 思い込みたがってる  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節  おまえの姿 埋もれさせて 秋は 降りつもってる すべて私が 隠せるわと 自慢げに 降りしきる  おまえが 消えちまった後も 時は くり返してる おまえのための 俺じゃないと うそぶいて 過ぎてゆく  もう 知らん顔して 歩きだす時なのに 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節 春夏秋は 冬を待つ季節
五才(いつつ)の頃中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン思い出してごらん 五才の頃を 涙流していた 五才の頃を 嘆く訳といえば 只のひとつも 思い出せなくとも 涙の味を  思い出してごらん 五才の頃を 風を追いかけてた 五才の頃を 宝物はいつも 掌のなか 居眠りをしながら 掌のなか  思い出してごらん 五才の頃を 手離しで泣いてた 五才の頃を 嘆く訳といえば 只のひとつも 思い出せなくとも 涙の味を  時は流れ過ぎて 大人になって 涙流しながら 泣けなくなった 思い出してみたら 悲しくなって 泣きだそうとしても 泣き顔がない  思い出してごらん 五才の頃を 手離しで泣いてた 五才の頃を 思い出してごらん 五才の頃を 涙流していた 五才の頃を
真直な線中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を たどらなきゃ…ね  あんたの胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが只ひとつの願い  まんまるな円を 描いてごらん まんまるな円なんて 描けやしないよ 円より 丸いものを たどらなきゃ…ね  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い  あんたの 胸の扉から あたしの胸の扉まで 只の真直な線を引いてみて それが 只ひとつの願い
流浪の詩中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンさあママ 町を出ようよ 激しい雨の夜だけど 仕度は 何もないから はだしでドアをあけるだけ 形見になるようなものを 拾うのは およし 次の町では そんなものは ただ邪魔になるだけ  いつもこうなることぐらい わかりきってるものだから 必ず町で一番 暗い酒場で ママは待つ こんどは西へ行こうか それとも南 愚痴はあとから聞いてあげるから 今は泣かないで  東の風が吹く頃 長距離バスが乗せて来た あの人の黄色いジャケツ それから先は おきまりどおりに家をとび出した 遠い遠い昔のこと  何度も 人違いをしたわ あの人には めぐり逢えず 旅から旅をゆく間に 顔も忘れてしまってた それでも 旅を忘れて 悲しみを捨てて ひとつ 静かに暮らしてみるには わるくなりすぎた  いつか東風の夜は あたしの歌を聴くだろう 死んでも 旅をつづける 女の歌を聴くだろう 片手にママと名付けた 黒猫を抱いて 暗い夜道で風を呼んでいる 声を聴くだろう  東の風は いつでも 長距離バスを乗せて来る あの人の黄色いジャケツ それから先は おきまりどおりに 家をとび出した 遠い遠い昔のこと  さあママ 町を出ようよ 激しい雨の夜だけど 仕度は 何もないから はだしでドアをあけるだけ 形見になるようなものを 拾うのは およし 次の町では そんなものは ただ邪魔になるだけ  東の風が吹く頃 長距離バスが乗せて来た あの人の黄色いジャケツ それから先は おきまりどおりに家をとび出した 遠い遠い昔のこと  風は東風 心のままに いつか 飛んで飛ばされて 砕け散るまで だから  風は東風 心のままに いつか 飛んで飛ばされて 砕け散るまで
トラックに乗せて中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソンおじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 邪魔になるようなら おじさん 野良猫のように ドアにすり寄って 眠っているから 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん 口笛を吹いて おじさん 懐しのメロディ 歌に合わせりゃ 言わずにすむわ 諦めてきた あの人の名前  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りがついて来るのよ だから  おじさん トラックはいつから おじさん トラックはいいね 揺れて揺られて 眠ったふりすりゃ 涙こぼれる時に気づかない  どこか 曲がる所を探して はやく 角を曲がってしまおうよ だって バックミラーがちらちら揺れて 街の灯りが ついて来るのよ だから  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて 次の町まで いやでなければ 乗せて行ってよ 今夜は雨だよ  おじさん トラックに乗せて おじさん トラックに乗せて…
彼女の生き方中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン酒とくすりで 体はズタズタ 忘れたいことが 多すぎる 別れを告げて来た中にゃ いい奴だって 居たからね  死んでいった男たち 呼んでるような 気がする 生きている奴らの 言うことなんか 聞かないが  彼女の人生 いつでも晴れ  そうさあたしは タンポポの花 風に吹かれて 飛んでゆく 行きたい町へ 行きたい空へ 落ちると思えば 飛びあがる  浮気女と 呼ばれても 嫌いな奴には 笑えない おかみさんたちよ あんたらの方が あこぎな真似を してるじゃないか  彼女の人生 いつでも晴れ  思い通りには 動かない 世の中なんて 何もかも だけど あたしだって 世の中の 思い通りなんか 動かない  彼女の人生 いつでも晴れ  ああ今日もまた 裏街は うわさ話の 花盛り 浮気な風を 追い払え 裏切り者を たたき出せ  そうさあたしは タンポポの花 風に吹かれて 飛んでゆく 行きたい町へ 行きたい空へ 落ちると思えば 飛びあがる  彼女の人生 いつでも晴れ
雨が空を捨てる日は中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきエジソン雨が空を捨てる日は 忘れた昔が 戸を叩く 忘れられない 優しさで 車が着いたと 夢を告げる  空は風色 ため息模様 人待ち顔の 店じまい  雨が空を 見限って あたしの心に のり換える  雨が空を捨てる日は 直しあきらめる 首飾り ひとつ ふたつと つなげても 必ず終わりが 見あたらない  空は風色 ため息模様 人待ち顔の 店じまい  雨が空を 見限って あたしの心に 降りしきる  空は風色 ため息模様 人待ち顔の 店じまい  雨が空を 見限って あたしの心に 降りしきる
時は流れてGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきあんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど あんたの行方を 探したりすれば もっと惨めに なりそうな気がして  あんたの恋のうわさも いくつか 聞いた その度に 心は 安心していた あたし一人が 変わってしまって あんたが何ひとつ変わらずにいたら 時はなんにも 理由のない 淋しい月日に なりそうな気がして  あんたよりずっと いいと思う相手と 恋をし直して きたつもりだった 人がなんと言おうと おかまいなしに なんとか今日だけ 楽しくなれよと 明日などないと 酒をあおれば なお褪めて 今日も まだ生きていた 人生は そんなもの  時は流れて 町は変わった 知ってる顔も 少なくなった 小石のように 転がりながら そうして あたしは あんたを待ちすぎた たとえ もういちど まぐれ逢えても 顔も見分けてもらえは しないだろう程に  あんたには もう 逢えないと思ったから あたしはすっかり やけを起こして いくつもの恋を 渡り歩いた その度に 心は 惨めになったけれど そして あたしは 変わってしまった 泳ごうとして 泳げなかった 流れの中で 今はただ 祈るほかはない あんたがあたしを みつけやしないように 時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 流れの中で 今はただ祈るほかはない あんたが あたしを こんなに変わった あたしを 二度と みつけや しないように  時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった 時は流れて 時は流れて そしてあたしは あんたに 逢えない
サーチライト中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきあたしがあんまりブルースを 歌いすぎたから 町では このところ 天気予報は「明日も夜です」 それでも とにかく 昔の古いろうそくを 引っぱり出して火をつける すると 聞こえだす 古いブルース 明るいろうそくを点せば 明るいブルースが点り ちびたろうそくを点せば ちびたブルースが揺れる サーチライト……  町では毎日ブルースがたむろして 大人も 年寄りも しいたげられた悲しみ歌う それでも あたしの 悲しみほどじゃない あたしの悲しみは 昇る朝日も落としちまうほど ふられた女の気持ちを 甘く見くびるものじゃないわ たかが太陽のひとつくらい あの人に比べたなら サーチライト……  頼みがあるのよ 大切な頼みなの あの人探すのよ きっと暗くて探せないだけよ 明かりを貸してよ 町じゅうのろうそくを あたしを照らすのよ きっと暗くて探せないだけよ わすれん坊のあの人でも いつか気付いてくれるだろう いつか ともし疲れた炎が あたしに燃え移るころ サーチライト……
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
勝手にしやがれ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき右へ行きたければ 右へ行きゃいいじゃないの あたしは左へ行く 山へ行きたければ 山へ行きゃいいじゃないの あたしは町へ行く あたしはあたし おもちゃじゃない どうしようと勝手 心はなれて はじめて気づく あんたの わがままが ほしい  部屋を出て行くなら 明かり消して行ってよ 後ろ姿を見たくない 明かりつけたければ 自分でつけに行くわ むずかしい本でも 読むために あんたはあんた おもちゃじゃない どうしようと勝手 心はなれて はじめて気づく あんたのわがままが ほしい  あたしはあたし おもちゃじゃない どうしようと勝手 心はなれて はじめて気づく あんたのわがままが ほしい
朝焼け中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき繰り返す 波の音の中 眠れない夜は 独り うらみ言 独りうらみ言並べる 眠れない夜が明ける頃 心もすさんで もうあの人など ふしあわせになれと思う 昔読んだ本の中に こんな日を見かけた ああ あの人は いま頃は 例の ひとと 二人  曇りガラス 外は寒い 独り あるくには 海を見にゆけば たどりつく前に凍りそう かもめたちが 目を覚ます 霧の中 もうすぐ ああ あの人は いま頃は 例の ひとと 二人  かもめたちが 目を覚ます 霧の中 もうすぐ ああ あの人は いま頃は 例の ひとと二人
女なんてものに中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき女なんてものに 本当の心はないと そんなふうに言うようになった あなたが哀しい 女なんてものは 心にもないことを 平気で言うと人を悟してる あなたが哀しい 笑ってごらんなんて なぐさめを あたし これから 信じないわ 泣いてもどうにも ならないけれど 笑ってもあなたは 帰らないじゃないの  女なんてものは 愛などほしがらないと 笑いながら 言うようになった あなたが哀しい 女なんて奴の 涙は 売り物だと 泣いてる人を 指さして言う あなたが哀しい 忘れていればなんて 言い方を あたし これから 信じないわ 呼んでも どうにも ならないけれど 忘れてもあなたは 帰らないじゃないの  笑ってごらん なんて なぐさめを あたし これから 信じないわ 泣いても どうにもならないけれど 笑っても あなたは 忘れても あなたは 帰らないじゃないの
まつりばやしGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき肩にまつわる 夏の終わりの 風の中 まつりばやしが 今年も近づいてくる 丁度 去年の いま頃 二人で 二階の 窓にもたれて まつりばやしを見ていたね けれど行列は 通り過ぎていったところで 後ろ姿しか 見えなくて 残念だった あとで思えば あの時の 赤い山車は 私の すべての まつりの後ろ姿だった もう 紅い花が 揺れても  今年よく似た 声をかき消す まつりの中 信じられない おまえの最後を知る 眠りはじめた おまえの窓の外 まつりばやしは 静かに あでやかに通り過ぎる もう 紅い花が 揺れても  人は誰でも まつりの終わりを知る まつりばやしに 入れなくなる時を知る 眠りつづけるおまえよ 私のところへは まつりばやしは 二度とは来ないような気がするよ もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れても もう 紅い花が 揺れても
店の名はライフ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 最終電車を 逃したと言っては たむろする 一文無したち 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける  店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘で よく似て 見事な胸 娘のおかげで 今日も新しいアルバイト 辛過ぎるカレー みようみまね 店の名はライフ おかみさんと娘 母娘でよく似て 見事な胸  店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり 二階では徹夜で続く恋愛論 抜け道は左 安梯子 店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげな運命論の 行きどまり  店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 店の名はライフ いまや純喫茶 頭のきれそな 二枚目マスター 壁の階段は ぬり込めてしまった 真直ぐな足のむすめ 銀のお盆を抱えて 「いらっしゃいませ」……  店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける
異国GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきとめられながらも去る町ならば ふるさとと呼ばせてもくれるだろう ふりきることを尊びながら 旅を誘うまつりが聞こえる  二度と来るなと唾を吐く町 私がそこで生きてたことさえ 覚えもないねと町が云うなら 臨終の際にもそこは異国だ  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける  悪口ひとつも自慢のように ふるさとの話はあたたかい 忘れたふりを装いながらも 靴をぬぐ場所があけてある ふるさと  しがみつくにも足さえみせない うらみつくにも袖さえみせない 泣かれるいわれもないと云うなら あの世も地獄もあたしには 異国だ  町はあたしを死んでも呼ばない あたしはふるさとの話に入れない くにはどこかときかれるたびに まだありませんと うつむく  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける  百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り仕度をしつづける
エレーンGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき風にとけていったおまえが残していったものといえば おそらく誰も着そうにもない 安い生地のドレスが鞄にひとつと  みんなたぶん一晩で忘れたいと思うような悪い噂 どこにもおまえを知っていたと 口に出せない奴らが流す悪口  みんなおまえを忘れて忘れようとして幾月流れて 突然なにも知らぬ子供が ひき出しの裏からなにかをみつける  それはおまえの生まれた国の金に替えたわずかなあぶく銭 その時 口をきかぬおまえの淋しさが 突然私にも聞こえる  エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい エレーン その答を誰もが知ってるから 誰も問えない  流れて来る噂はどれもみんな本当のことかもしれない おまえは たちの悪い女で 死んでいって良かった奴かもしれない  けれどどんな噂より けれどおまえのどんなつくり笑いより、私は 笑わずにはいられない淋しさだけは真実だったと思う  今夜雨は冷たい 行く先もなしにおまえがいつまでも 灯りの暖かに点ったにぎやかな窓を ひとつずつ のぞいてる  今夜雨は冷たい  エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない
船を出すのなら九月中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき船を出すのなら九月 誰も見ていない星の九月 人を捨てるなら九月 人は皆 冬の仕度で夢中だ  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は まるで星のようにある  船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月  夢をとばすなら九月 たくさんの愛がやせる九月 海へ逃げるなら九月 知らぬまに夜が誘いをのばしてる  あなたがいなくても 愛は愛は愛は 愛は どうせ砂のようにある  人を捨てるなら九月 誰も皆 冬を見ている夜の九月 船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月
蕎麦屋GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時 突然おまえから電話がくる 突然おまえから電話がくる あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね  べつに今さらおまえの顔見てそばなど食っても仕方がないんだけれど 居留守つかうのもなんだかみたいでなんのかんのと割り箸を折っている どうでもいいけどとんがらし どうでもいいけどとんがらし そんなにかけちゃ よくないよ、ってね  風はのれんをばたばたなかせてラジオは知ったかぶりの大相撲中継 あいつの失敗話に けらけら笑って丼につかまりながら、おまえ あのね、わかんない奴もいるさって あのね、わかんない奴もいるさって あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継 くやし涙を流しながらあたしたぬきうどんを食べている おまえは丼に顔つっこんでおまえは丼に顔つっこんで 駄洒落話をせっせと咲かせる  風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
この空を飛べたらGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき鈴木茂空を飛ぼうなんて 悲しい話を いつまで考えているのさ あの人が突然 戻ったらなんて いつまで考えているのさ  暗い土の上に 叩きつけられても こりもせずに空を見ている 凍るような声で 別れを言われても こりもせずに信じてる 信じてる  ああ人は昔々鳥だったのかもしれないね こんなにもこんなにも空が恋しい  飛べる筈のない空 みんなわかっていて 今日も走ってゆく 走ってく 戻る筈のない人 私わかっていて 今日も待っている 待っている  この空を飛べたら冷たいあの人も やさしくなるような気がして この空を飛べたら消えた何もかもが 帰ってくるようで 走るよ  ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい  ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい
信じ難いもの中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦十四や十五の 娘でもあるまいに くり返す嘘が 何故みぬけないの 約束はいつも 成りゆきと知りながら 何故あいつだけを べつだと言えるの  信じ難いもの:愛の言葉 誘い言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  嘘つきはどちら 逃げること戻ること 嘘つきはどちら 泣き虫忘れん坊 いくつになったら 大人になれるだろう いくつになったら 人になれるだろう  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳  信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉 信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳
あぶな坂GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進あぶな坂を越えたところに あたしは住んでいる 坂を越えてくる人たちは みんな けがをしてくる  橋をこわした おまえのせいと 口をそろえて なじるけど  遠いふるさとで 傷ついた言いわけに 坂を落ちてくるのが ここからは見える  今日もだれか 哀れな男が 坂をころげ落ちる あたしは すぐ迎えにでかける 花束を抱いて  おまえがこんな やさしくすると いつまでたっても 帰れない  遠いふるさとは おちぶれた男の名を 呼んでなどいないのが ここからは見える  今日も坂は だれかの痛みで 紅く染まっている 紅い花に魅かれて だれかが 今日も ころげ落ちる  おまえの服があんまり紅い この目を くらませる  遠いかなたから あたしの黒い喪服を 目印にしてたのが ここからは見える
遍路中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきはじめて私に スミレの花束くれた人は サナトリウムに消えて それきり戻っては来なかった はじめて私が 長い長い手紙書いた人は 仲間たちの目の前で 大声で読みあげ 笑ってた 私がまだ 一人旅に憧れてた頃 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 甘い愛の言葉くれた人は 私が勤めた店に 前借りに現われ雲隠れ はじめて私に 笑い顔がいいと言った人は あれは私の聞き違い 隣の席の娘あての挨拶 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている  はじめて私に 永遠の愛の誓いくれた人は ふたりで暮らす家の 屋根を染めに登り それっきり はじめて私に 昔は忘れろと言った人は 今度は 彼の 人違い あまりに誰かを待ちすぎたあげくに もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと言う 急ごうと言う うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている
ホームにてPLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は 急ぎなさいと やさしい やさしい声の 駅長が  街なかに 叫ぶ 振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う 走りだせば 間に合うだろう かざり荷物を ふり捨てて 街に 街に挨拶を 振り向けば ドアは閉まる  振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて 灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う ふるさとは 走り続けた ホームの果て 叩き続けた 窓ガラスの果て そして 手のひらに残るのは 白い煙と乗車券 涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券  たそがれには 彷徨う街に 心は今夜も ホームにたたずんでいる ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券 ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券
キツネ狩りの歌中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきキツネ狩りにゆくなら気をつけておゆきよ キツネ狩りは素敵さただ生きて戻れたら ねぇ空は晴れた風はおあつらえ あとは君のその腕次第  もしも見事射とめたら 君は今夜の英雄 さあ走れ夢を走れ  キツネ狩りにゆくなら気をつけておゆきよ キツネ狩りは素敵さただ生きて戻れたら、ね  キツネ狩りにゆくなら酒の仕度も忘れず 見事手柄たてたら乾杯もしたくなる ねぇ空は晴れた風はおあつらえ 仲間たちとグラスあけたら  そいつの顔を見てみよう 妙に耳が長くないか 妙にひげは長くないか  キツネ狩りにゆくなら気をつけておゆきよ グラスあげているのがキツネだったりするから 君と駆けた君の仲間は 君の弓で倒れたりするから  キツネ狩りにゆくなら 気をつけておゆきよ キツネ狩りは素敵さ ただ生きて戻れたら、 ね
泣きたい夜に中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる 泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで 一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる 冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い  まるで暗い流れを渡るひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  涙だけは大きなタオルでもあれば乾くだろう けれど心の傷口は自分では縫えない 子供の頃に好きだった歌の名前を言ってごらん 腕の中できかせてあげよう心が眠るまで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  なんて暗い時代を泳ぐひな魚のように 泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで  泣きたい夜に一人はいけない あたしの腕においで
うらみ・ますGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきうらみますうらみます あたしやさしくなんかないもの うらみますいいやつだと 思われなくていいもの  泣いてるのはあたし一人あんたになんか泣かせない ふられたての女くらいだましやすいものはないんだってね あんた誰と賭けていたのあたしの心はいくらだったの うらみますうらみます あんたのこと死ぬまで  雨が降る雨が降る 笑う声のかなたから 雨が降る雨が降る あんたの顔がみえない  ドアに爪で書いてゆくわやさしくされて唯うれしかったと あんた誰と賭けていたのあたしの心はいくらだったの うらみますうらみます あんたのこと死ぬまで  ふられたての女くらいおとしやすいものはないんだってね ドアに爪で書いてゆくわやさしくされて唯うれしかったと うらみますうらみます あんたのこと死ぬまで うらみますうらみます あんたのこと死ぬまで
この空を飛べたら門倉有希門倉有希中島みゆき中島みゆき空を飛ぼうなんて 悲しい話を いつまで考えているのさ あの人が突然 戻ったらなんて いつまで考えているのさ  暗い土の上に 叩きつけられても こりもせずに 空を見ている 凍るような声で 別れを言われても こりもせずに信じてる 信じてる  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい  飛べる筈のない空 みんなわかっていて 今日も走ってゆく 走ってく 戻るはずのない人 私わかっていて 今日も待っている 待っている  この空を飛べたら 冷たいあの人も 優しくなるような 気がして この空を飛べたら 消えた何もかもが 帰ってくるようで 走るよ  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい
Tell Me,Sister中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三自分が嫌いだった 何もかも嫌だった 嫌うことで別の自分になれる気分になってた 低い鼻やクセの髪じゃ もしなかったら 一生はどんなにか違うわと憎んだ  時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った 私にない全てを持って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 真似させておくれよ Tell Me, Sister 追いつこうとしても Tell Me, Sister そんなふうになれない 「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった  全ての男は彼女に夢中だった 全ての女さえ彼女には挑まなかった 悪口を言われない運命ってあるものね その逆の運命が私だと思った  時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った きっとずっと全てを知って 「何もない」と未来を見てた  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister 教えておくれよ Tell Me, Sister 恵まれたものは何? Tell Me, Sister 何を真似ればいい? 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った  Tell Me, Sister Tell Me, Sister 微笑みだけが残った
粉雪は忘れ薬中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三忘れなけりゃならないことを 忘れながら人は生きるよ 無理して笑っても 無理してふざけても 意地悪な風 意地悪な雨 忘れさせて優しい日々を 忘れさせて楽しい人を 足音? 車の停まる音? 間違えながら待ってしまうから 粉雪は忘れ薬 すべての悲しみ消してくれるよ 粉雪は忘れ薬 すべての心の上に積もるよ  遠い町を訪ねてみても 1人きりで暮らしてみても 忘れるための無理は どこかに隙がある よみがえる風 よみがえる雨 忘れさせて 古い約束 忘れさせて 古い口癖 覚えておこうとしないのに 何かのはずみ 思い出して泣ける 粉雪は忘れ薬 すべての心の上に積もるよ 粉雪は忘れ薬 些細なことほど効き目が悪い  粉雪は忘れ薬 寂しい心の上に積もるよ 粉雪は忘れ薬 すべての心の上に積もるよ 粉雪は忘れ薬 すべての心の上に積もるよ すべての心の上に積もるよ
結婚中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三小さな男の子が もっと小さな男の子に 僕はおまえと結婚するぞと言った 男の子の母親は驚いて それはできないことなのよとさえぎった 小さな男の子は口をとがらせ抗議した どうして結婚できないと思うのさ  母親はふと思いあたった もしかしておまえ 決闘と言いたいの 小さな男の子はまちがいに気がついて気をとり直して そうだよと胸をそらした  翌日 若い母親がオフィスでその話を披露した 若くない男の社員が呟いた 同じ場合もあると 結婚と決闘 結婚と決闘 まだ若い母親は話しやめてしまった
過ぎゆく夏中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三過ぎゆく夏のたわむれに 君を愛してしまおうか みんなみんな忘れん坊たちだから 忘れてもいいよ 今日のことは  過ぎゆく夏のはかなさに 君を惜しんでしまおうか みんなみんないい奴ばかりだったと 今だけは言ってもいいじゃないか  過ぎゆくものよ 清(すが)しきものよ 横顔だけを見せつけて 帰らぬものよ 袖振るものよ 熟さぬ酒を酌みかわせ  さみしさと愛しさを 夏はすり替える  過ぎゆく夏のまぶしさに 君を好きだと告げようか みんなみんな幻かもしれないから いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか
天使の階段中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて 重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる 風も雪も話しやめる ごらん そっと天使が伝い降りる 残された迷子を呼ぶ  眺めに行かないか 天使の階段 凍る水を渡って 人が触れることはできない 人が崩すこともできない 天使だけが伝い昇る ごらん 白い鳥が追いかけてゆく どこまでも昇ってゆく  眺めに行かないか 天使の階段 寒い野原を駆けて
MERRY-GO-ROUND中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも  好きじゃない人から言い寄られることは ただ気分が悪くなるだけのことね 好きじゃない人から電話もらうことも ただ時間の無駄なだけのことね それと同じことを私があの人にしてただけだね 悲しい事実から目をそらしても MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも  MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも  たとえ世界じゅうがどんなに進んでも 1ミリも進まない距離がある ほかの誰かなんて見る暇も惜しんで 焦がれ続けても報われなくて それと同じことをあの人嘆いては誰かを想う きれいな矛盾だね はたから見れば MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも  それと同じことをあの人嘆いては誰かを想う きれいな矛盾だね はたから見れば MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも  MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも
後悔中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三真夜中のフライトに向けて 貴方はターミナル行く頃 心をよぎる迷いもなく 行く先のことを考えている 総ては流れてゆく日々の ゆきずりの眺めだった 私の姿も街の色も 過ぎてゆく眺めだった  泣くほどの子供じゃなかった ひきとめるほどの自信もなかった 諦めることに慣れたふりして 何を守ろうとしてみたの  どうしてどうして素直に 貴方に心を伝えなかったか 後悔してる 貴方は遠くで私を忘れる 朝が来るまでに1人に戻っている  日付変更線を越えて 貴方は戻って行ける 私と出会う前の日々へ ためらいもなく戻って行ける 大切なことはいつだって いちばん後に気がつく 心の扉にかけた鍵を 捨てられなくて気がつく  なにごともないかのように淹れるコーヒーが こぼれている 窓のサフランに これで良かったと何回言いきかせているの  どうしてどうして素直に 貴方に心を伝えなかったか 後悔してる 貴方は遠くで私を忘れる 朝が来るまでに1人に戻る  いまさらいまさら貴方に 届かぬ想いを鳥にあずけても波にあずけても 貴方は遠くで私を忘れる 朝が来るまでに1人に戻っている
夢の通り道を僕は歩いている中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三夢の通り道を僕は歩いている たった1人だけで僕は歩いている それは必ずしも 運命のゆくえと同じとは限らず 僕は足をとめる  ゆき暮れているうちに 気配さえ見失う どんな夢の形を僕は見ていたのだろう 夢の通り道で 僕は足をとめる  夢の通り道で僕は気弱になる 今はどのあたりに僕はいるのだろう 夢に見切りをつけ引き返したならば 回り道をせずに僕は生きるだろう だけど  月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく  月よ照らしておくれ 涙でにじまないで 僕の身の程じゃなく 夢だけを照らしてよ 夢の通り道を僕は追ってゆく 夢の通り道を僕は追ってゆく
帰省中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三遠い国の客には笑われるけれど 押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない まるで人のすべてが敵というように 肩を張り肘を張り 押しのけ合ってゆく  けれど年に2回 8月と1月 人ははにかんで道を譲る 故郷(ふるさと)からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる  機械たちを相手に言葉は要らない 決まりきった身ぶりで街は流れてゆく 人は多くなるほど 物に見えてくる ころんだ人をよけて 交差点(スクランブル)を渡る  けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる  けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる
帰省由紀さおり・安田祥子由紀さおり・安田祥子中島みゆき中島みゆき坂田晃一遠い国の客には 笑われるけれど 押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない まるで人のすべてが 敵というように 肩を張り肘を張り 押しのけ合ってゆく  けれど年に2回 8月と1月 人ははにかんで道を譲る 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる  機械たちを相手に言葉は要らない 決まりきった身ぶりで街は流れてゆく 人は多くなるほど 物に見えてくる ころんだ人をよけて 交差点を渡る  けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる  けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる
地上の星PLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく 草原のペガサス 街角のヴィーナス みんな何処へ行った 見守られることもなく 地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  崖の上のジュピター 水底のシリウス みんな何処へ行った 見守られることもなく 名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう  名立たるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかり掴む 風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう
ヘッドライト・テールライトPLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三語り継ぐ人もなく 吹きすさぶ風の中へ 紛れ散らばる星の名は 忘れられても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  足跡は 降る雨と 降る時の中へ消えて 称える歌は 英雄のために過ぎても ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  行く先を照らすのは まだ咲かぬ見果てぬ夢 遥か後ろを照らすのは あどけない夢 ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない  ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
未完成薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子中島みゆき中島みゆき西平彰言えないこと 何かあって あなたの目が 夜へ逸(そ)れる つけたままの TVの中 昔に 観た 映画が光る 出来上がらない パズルのようね 出来上がらない 音楽のようね 歌い方を 教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を 教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  ずるい人ね あなたからは さよならとは きりだせない 未完成の 絵をみながら グラスの中 鍵をかくすわ 恋しがられて ゆきたいですか ひきとめられて 泣かれたいですか 歌い方を 教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を 教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない  あなたの目のなかで 誰かがおどる 私の捜せない かけらを持っている あなたの目の中で 私が消える 私はいつまでも かけらを捜してる  歌い方を 教えてくださらないから あなたの目のなかで 誰かがおどる 最後の小節が いつまでもなぞれない 私の捜せない かけらを持っている 歌い方を 教えてくださらないから あなたの目の中で 私が消える 短い歌なのに いつまでも終わらない 私はいつまでも かけらを捜してる
少年たちのように三田寛子三田寛子中島みゆき中島みゆき女の胸は春咲く柳 逆らいながら春咲く柳 私は髪を短く切って 少年たちを妬んでいます 二つの答えを両手に分けて 季節があなたを困らせている 恋人ですか サヨナラですか 私について問いつめる  ともだちと答えてはもらえませんか 裸足でじゃれてた あの日のように  春は咲き 春は行き 人は咲き 人は行く このままでいられたら 嗚呼 でもそれは 春は降り 春は降り せかされて せかされて むごい別れになる  少年たちの会話を真似て 荒げたことばをかじってみます 真似したつもりの私の声が かなしく細くて泣いてます 昨日の国から抜け出るように 日暮れをボールが転がってくる つま先コツリと受けとめるけど 返せる近さに誰も無い  ともだちと答えては もらえませんか 兄貴のシャツ着て さそいに来ても  春は咲き 春は行き 人は咲き 人は行く このままでいられたら 嗚呼でもそれは 春は降り 春は降り せかされて せかされて むごい別れになる  春は咲き 春は行き 人は咲き 人は行く このままでいられたら 嗚呼 でもそれは 春は降り 春は降り せかされて せかされて むごい別れになる
20才になれば桜田淳子桜田淳子中島みゆき中島みゆきまって下さい 20才になるまで まだ言わないで さよならだけは まって下さい あなたの心 はなれたことは わかってるけど 困らせてるわ わがまま言うわ 19のうちに 19のうちに 20才になれば ひとりで歩く あなたなしでも 夕暮れ歩く 20才になれば ひとりで笑う あなた忘れて ひとりで笑う  まって下さい 20才になるまで 私の手紙 焼き捨てないで わかっています あなたのひとが ドアのおもてで まってることも 困らせてるわ わがまま言うわ 19のうちに 19のうちに 20才になれば ひとりで歩く あなたなしでも 夕暮れ歩く 20才になれば ひとりで探す 心の枕 ひとりで探す  困らせてるわ わがまま言うわ 19のうちに 19のうちに 20才になれば ひとりで歩く あなたなしでも 夕暮れ歩く 20才になれば ひとりで探す 心の枕 ひとりで探す ラララ………
しあわせ芝居GOLD LYLIC桜田淳子GOLD LYLIC桜田淳子中島みゆき中島みゆき泣きながら電話をかければ 馬鹿な奴だとなだめてくれる 眠りたくない気分の夜は 物語を聞かせてくれる とてもわがままな私に とてもあの人は優しい たぶんまわりの誰よりも とてもあの人は優しい 恋人がいます 恋人がいます 心のページに綴りたい 恋人がいます 恋人がいます けれど綴れない訳がある 私みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 電話してるのは私だけ あの人から来る事はない  浜辺を見たいのと誘えば 鼻歌まじりに連れて行く 踊りたいとすねてみせれば おどけながらあわせてくれる 部屋を尋ねてもいいかしらと 一度きいてみるつもりです きっとあの人はだめだとは 言わないだろうと思います 恋人がいます 恋人がいます 心のページに綴りたい 恋人がいます 恋人がいます けれどどうしても綴れない 私みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 逢いたがるのは私ひとり あの人から来る事はない  私みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 逢いたがるのは私ひとり あの人から来る事はない
追いかけてヨコハマ桜田淳子桜田淳子中島みゆき中島みゆき追いかけてヨコハマ あのひとが逃げる 残したすてゼリフに誰か見覚えはありませんか 追いかけてヨコハマ あのひとがいつも この街をほめたことだけが うらぎりのてがかりです 旅の支度をしたひとばかり どうしてこんなに通るのでしょう ヨコハマ ヨコハマ この船は 街ごとはこんで旅ですか 追いかけてヨコハマ あのひとが逃げる 残したすてゼリフに誰か見覚えはありませんか  追いかけてヨコハマ こころあたりには ひとつ残らず寄ったけれど返事はなぐさめばかり この街を最後に あのひとのことで わたしにわかっていることは なにひとつなくなります 旅の終りはヨコハマあたり ため息街だといいました ヨコハマ ヨコハマ 似た街は どこかにそんなにありますか  追いかけてヨコハマ あのひとが逃げる 残したすてゼリフに誰か見覚えはありませんか 残したすてゼリフに誰か見覚えはありませんか
紅灯の海島津亜矢島津亜矢中島みゆき中島みゆきけがれなき者よ この海に迷い込むな 幼き者よ この海に憧れるな あてのない明日と しどけない過去の日々が すれ違うための 束の間の海だ 櫂もなくして舵もなくして 浮かれ浮かれ身も世もなしに 足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る 紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き 紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい  かもめよかもめよ 真白き指先は 手招きするか 別れを告げるのか 忘れた素振りの 忘れえぬ面影が 灯台のようにひるがえる海だ どこへ帰ろうどこへ帰ろう 浮かれ浮かれあてどもなしに 足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る 紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き 紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい  どこへ帰ろうどこへ帰ろう 浮かれ浮かれあてどもなしに 足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る 紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き 紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい 海と名の付くものは優しい
瞬きもせず(MOVIE THEME VERSION)中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 君は何時ここから消えるの ああ 君は何時僕をおいて去ってしまうの 僕をおいて何処へゆくの  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう
空と君のあいだに槇原敬之槇原敬之中島みゆき中島みゆき槇原敬之君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて 君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる  君の心がわかる、とたやすく誓える男に なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう 君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い 憎むことでいつまでもあいつに縛られないで  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ うつむかないで  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる
瞬きもせずGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・デビッド・キャンベル瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても 僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだ  触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか 通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう  ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たちだから  僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも  瞬きひとつのあいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう
時代薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子中島みゆき中島みゆき今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど  そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから 今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐりあうよ  旅を続ける人々は いつか故郷に出会う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても めぐるめぐるよ 時代はめぐる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ  まわるまわるよ 時代はまわる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ
雪・月・花GOLD LYLIC工藤静香GOLD LYLIC工藤静香中島みゆき中島みゆき瀬尾一三シーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の 淋しさから自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…
命の別名PLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三知らない言葉を覚えるたびに 僕らは大人に近くなる けれど最後まで覚えられない 言葉もきっとある  何かの足しにもなれずに生きて 何にもなれずに消えて行く 僕がいることを喜ぶ人が どこかにいてほしい  石よ樹よ水よ ささやかな者たちよ 僕と生きてくれ  くり返す哀しみを照らす 灯をかざせ 君にも僕にも すべての人にも 命に付く名前を「心」と呼ぶ 名もなき君にも 名もなき僕にも  たやすく涙を流せるならば たやすく痛みもわかるだろう けれども人には 笑顔のままで泣いてる時もある  石よ樹よ水よ 僕よりも 誰も傷つけぬ者たちよ  くり返すあやまちを照らす 灯をかざせ 君にも僕にも すべての人にも 命に付く名前を「心」と呼ぶ 名もなき君にも 名もなき僕にも  石よ樹よ水よ 僕よりも 誰も傷つけぬ者たちよ  くり返すあやまちを照らす 灯をかざせ 君にも僕にも すべての人にも 命に付く名前を「心」と呼ぶ 名もなき君にも 名もなき僕にも  命に付く名前を「心」と呼ぶ 名もなき君にも 名もなき僕にも
激情GOLD LYLIC工藤静香GOLD LYLIC工藤静香中島みゆき中島みゆき瀬尾一三2人になりたい 1つになりたい 心細さを見せずに生きるときも かもめになりたい 空気になりたい あなたを傷つけないものになりたい 諦められたらどんなに楽かわからない  激情に身を焦がして 激情に流されて どこへさまよいゆくのかは知らない 激情に身を焦がして 激情に流されて 世界じゅうであなた以外の誰の指図も受けない ゆずれない夜に  できるものならば疑わないで 争わないで人を愛したいのに でも運命は心にとって たやすくはない道ばかりけしかける 諦められたらどんなに楽かわからない  激情に身を焦がして 激情に流されて どんな私になるのかは知らない 激情に身を焦がして 激情に流されて あなたにはわかる 私がわかる 変わっても 他人は知らなくてもいい  瞬く星は 風の中で歌ってる 輝く星は 身を焦がして光ってる 瞬く星は 風の中で歌ってる 輝く星は 身を焦がして光ってる  激情に身を焦がして 激情に流されて どこへさまよいゆくのかは知らない 激情に身を焦がして 激情に流されて 世界じゅうであなた以外の誰の指図も受けない ゆずれない夜に
この空を飛べたらGOLD LYLIC加藤登紀子GOLD LYLIC加藤登紀子中島みゆき中島みゆき空を飛ぼうなんて 悲しい話を いつまで考えているのさ あの人が突然 戻ったらなんて いつまで考えているのさ  暗い土の上に 叩きつけられても こりもせずに 空を見ている 凍るような声で 別れを言われても こりもせずに信じてる 信じてる  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい  飛べる筈のない空 みんなわかっていて 今日も走ってゆく 走ってく 戻らないあの人 私わかっていて 今日も待っている 待っている  この空を飛べたら 冷たいあの人も 優しくなるような 気がして この空を飛べたら 消えた何もかもが 帰ってくるようで 走るよ  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい  ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにも こんなにも 空が恋しい
前川清前川清中島みゆき中島みゆき忘れようと心を決めたのは ひと足の途絶えだした公園通り メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね 今ごろどうしておいでだろうか 今夜は煙草が目にしみる 男運は悪くなかった あんないい人いやしないもの 男運は悪くなかった Made In Tears wow wo  陽に灼けたサンルーフのたもとから 季節終わりの雨がしたたってる 安っぽい格子がうるんで見えるのは 安っぽいシェリーがまわるせいね 今ごろどうしておいでだろうか 今夜は煙草が目にしみる 男運は悪くなかった あんないい人いやしないもの 男運は悪くなかった Made In Tears wow wo  きれいなビルに変わったこのあたり 出会った日にはさえない街だったね だめかもねと怯えていたんじゃないの やっぱりねと哄(わら)えば筋が合うわ 今ごろどうしておいでだろうか 今夜は煙草が目にしみる 男運は悪くなかった あんないい人いやしないもの 男運は悪くなかった Made In Tears wow wo  男運は悪くなかった あんないい人いやしないもの 男運は悪くなかった Made In Tears wow wo
狼になりたいGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦夜明け間際の吉野屋では 化粧のはげかけたシティ・ガールと ベィビィ・フェイスの狼たち 肘をついて眠る  なんとかしようと思ってたのに こんな日に限って朝が早い 兄ィ、俺の分はやく作れよ そいつよりこっちのが先だぜ  買ったばかりのアロハは どしゃ降り雨で よれよれ まぁ いいさ この女の化粧も同じようなもんだ  狼になりたい 狼になりたい ただ一度  向かいの席のおやじ見苦しいね ひとりぼっちで見苦しいね ビールをくださいビールをください 胸がやける  あんたも朝から忙しいんだろ がんばって稼ぎなよ 昼間・俺たち会ったら お互いに「いらっしゃいませ」なんてな  人形みたいでもいいよな 笑えるやつはいいよな みんな、いいことしてやがんのにな いいことしてやがんのにな ビールはまだか  狼になりたい 狼になりたい ただ一度  俺のナナハンで行けるのは 町でも海でもどこでも ねぇ あんた 乗せてやろうか どこまでもどこまでもどこまでもどこまでも  狼になりたい 狼になりたい ただ一度  狼になりたい 狼になりたい ただ一度
二隻の舟GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三時は全てを連れてゆくものらしい なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆくひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが波に砕ける日には どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう それだけのことでわたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて嵐に飲まれても 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆 見たさに 高く高く高く  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らすよ きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が胸にきこえてくるよ 越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は木の葉のように わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは 二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの ・ ・ ・ ・ ・
永遠の嘘をついてくれPLATINA LYLIC吉田拓郎PLATINA LYLIC吉田拓郎中島みゆき中島みゆき吉田拓郎ニューヨークは粉雪の中らしい 成田からの便は まだまにあうだろうか 片っぱしから友達に借りまくれば けっして行けない場所でもないだろう ニューヨークぐらい  なのに 永遠の嘘を聞きたくて 今日もまだこの街で酔っている 永遠の嘘を聞きたくて 今はまだ二人とも旅の途中だと 君よ 永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ 永遠の嘘をついてくれ なにもかも愛ゆえのことだったと言ってくれ  この国を見限ってやるのは俺のほうだと 追われながらほざいた友からの手紙には 上海の裏街で病んでいると 見知らぬ誰かの 下手な代筆文字  なのに 永遠の嘘をつきたくて 探しには来るなと結んでいる 永遠の嘘をつきたくて 今はまだ僕たちは旅の途中だと 君よ 永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ 永遠の嘘をついてくれ 一度は夢を見せてくれた君じゃないか  傷ついた獣たちは最後の力で牙をむく 放っておいてくれと最後の力で嘘をつく 嘘をつけ永遠のさよならのかわりに やりきれない事実のかわりに  たとえ くり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに 人はみな望む答えだけを 聞けるまで尋ね続けてしまうものだから 君よ 永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ 永遠の嘘をついてくれ 出会わなければよかった人などないと笑ってくれ  君よ 永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ 永遠の嘘をついてくれ 出会わなければよかった人などないと笑ってくれ
旅人のうたPLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三男には男のふるさとがあるという 女には女のふるさとがあるという なにも持たないのは さすらう者ばかり どこへ帰るのかもわからない者ばかり 愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも 愛よ伝われ ここへ帰れと あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと  西には西だけの正しさがあるという 東には東の正しさがあるという なにも知らないのは さすらう者ばかり 日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ 風に追われて消えかける歌を僕は聞く 風をくぐって僕は応える あの日々は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと あの愛は消えてもまだ夢は消えない 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ 忘れない忘れないものも ここにあるよと
ボギーボビーの赤いバラ柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆきボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 咲いていた ボギーボビーの赤いバラ むかしは きれいに 笑ってた  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから  ボギーボビーの赤いバラ あれから 二度と 笑わない  ボギーボビーの赤いバラ むかしは いつも うたってた ボギーボビーの赤いバラ 時の流れを 知らぬまま  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから  ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし  捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから  ボギーボビーは砂時計 いつか こぼれて 影もなし 影もなし
あした天気になれ柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき何ンにつけ 一応は 絶望的観測をするのが癖です わかりもしない望みで 明日をのぞいてみたりしないのが癖です  夢もあります 欲もあります かなうはずなんてないと思います 夢に破れて あてにはずれて 泣いてばかりじゃいやになります 雨が好きです 雨が好きです あした天気になれ  宝くじを買うときは 当たるはずなどないと言いながら買います そのくせ誰かがかつて 一等賞をもらった店で 買うんです  はずれたときは 当たり前だと きかれる前から 笑ってみせます 当たり前だと こんなものさと 思っていなけりゃ 泣けてきます 愛が好きです 愛が好きです あした孤独になれ  夢もあります 欲もあります かなうはずなんてないと思います 夢に破れて あてにはずれて 泣いてばかりじゃいやになります 雨が好きです 雨が好きです あした天気に 雨が好きです 雨が好きです あした天気になれ
わかれうた柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき途にたおれて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃ ありません  別れの気分に 味を占めて あなたは私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれ名づけたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて焦がれて 泣き狂う  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ
海よ柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき海よ おまえが 泣いてる夜は 遠い 故郷の歌を歌おう 海よ おまえが呼んでる夜は 遠い 舟乗りの歌を歌おう  時は いま いかりをあげて 青い馬に 揺れるように 心の荷物たちを 捨てにゆこうね  海よ わたしが 泣いてる夜は 遠い 故郷へ 舟を運べよ  海よ おまえは 覚えているか 若い 舟乗りの 夢の行方を 海よ おまえは 覚えているか そして 帰らない 小舟の数を  この歌は 舟乗りの歌 若い 舟乗りの歌 故郷の島を離れ 今日もさまよう  海よ わたしを 愛するならば 今宵 故郷へ 舟を運べよ 海よ わたしを 愛するならば 今宵 故郷へ 舟を運べよ
ダイヤル117柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき手を貸して あなた 今夜眠れないの 笑えないの歩けないの 大人になれない  手を貸して あなた 今夜眠くなるまで わがままよ 泣き虫よ ひとりの時あたし  あなたもいつか ひとりの夜が 一度はあるなら わかるでしょう ねえ 切らないで なにか答えて  人前で泣くのは 女はしちゃいけない 笑いなさい 歩きなさい 涙涸れるまで  愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない 笑うだけよ 歩くだけよ 女は死ぬ日まで  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けにひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けにひとりで そっと切れる ねえ 切らないで なにか 答えて  ねえ 切らないで なにか 答えて
バス通り柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき昔の女をだれかと噂するのなら 辺りの景色に気をつけてからするものよ まさかすぐ後ろの ウィンドウのかげで いま いわれている私が 涙を流して すわっていることなんて あなたは夢にも思っていないみたいね  バスは雨で遅れてる 店は歌が 止まってる ふっと聞こえる 口ぐせも 変わらないみたいね それがつらいわ  時計をさがして あなたが店をのぞくまで 私は無理して笑顔になろうとしてる  古びた時計は今でも昔のように あなた待ちわびて 十時の歌を歌いだす 小指をすべらせて ウィンドウをたたく ねえ 一年半遅刻よ あの日はふたりの時計が違ってたのよね あなたは ほんとは待っていてくれたのよね  バスは雨で遅れてる 店は歌が 流れだす 雨を片手で よけながら 二人ひとつの上着 かけだしてゆく  ため息みたいな時計の歌を 聴きながら 私はガラスの指輪をしずかに落とす
夜曲柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき街に流れる歌を聴いたら 気づいて 私の声に気づいて 夜にさざめく 灯りの中で 遙かにみつめつづける瞳に気づいて  あなたにあてて 私はいつも 歌っているのよ いつまでも 悲しい歌も 愛しい歌も みんなあなたのことを歌っているのよ 街に流れる歌を 聴いたら どこかで少しだけ 私を思い出して  月の光が 肩に冷たい夜には 祈りながら 歌うのよ 深夜 ラジオの かすかな歌が あなたの肩を 包みこんでくれるように  あなたは今も 私の夢を 見てくれることが あるかしら 悲しい歌も 愛しい歌も みんなあなたのことを 歌っているのよ 月の光が 肩に冷たい夜には せめてあなたのそばへ 流れたい  街に流れる歌を聴いたら 気づいて 私の声に気づいて 心かくした 灯りの中で 死ぬまで 贈りつづける歌を受けとめて  あなたにあてて 私はいつも 歌っているのよ いつまでも 悲しい歌も 愛しい歌も みんなあなたのことを歌っているのよ 街に流れる 歌をきいたら どこかで少しだけ 私を思い出して …思い出して
空と君のあいだにPLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて 君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  君の心がわかる、とたやすく誓える男に なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう 君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い 憎むことでいつまでもあいつに縛られないで  ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ うつむかないで  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる 空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる  空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
さよならさよなら中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきさよなら さよなら 今は なにも 言わないわ さよなら さよなら 今は なにも言えないわ  楽しいことだけ 想い出す あなたに 幸せを  さよなら さよなら いつか 街で 出逢ったら はじめて 出逢った人の 言葉 かわしましょう  さよなら さよなら 恋は いつか 終わるもの 涙は みせずに 違う電車 待ちましょう  楽しいことだけ 想い出す あなたに 幸せを  さよなら さよなら 今は なにも 言わないわ さよなら さよなら 今は なにも 言えないわ
杏村から中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきふられふられて 溜息つけば 町は夕暮れ 人波模様 子守唄など うたわれたくて とぎれとぎれの ひとり唄をうたう 明日は案外 うまく行くだろう 慣れてしまえば 慣れたなら  杏村から 便りがとどく きのう おまえの 誕生日だったよと  街のねずみは 霞を食べて 夢の端し切れで ねぐらをつくる 眠りさめれば 別れは遠く 忘れ忘れの 夕野原が浮かぶ 明日は案外 うまく行くだろう 慣れてしまえば 慣れたなら  杏村から 便りがとどく きのう おまえの 誕生日だったよと  杏村から 便りがとどく きのう おまえの 誕生日だったよと
笑わせるじゃないか中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき笑わせるじゃないか あたしときたら あの人がそれとなく うるさがっているのに 笑わせるじゃないか あたしときたら 泣きついて じゃれついて ままごと気分  「誰か教えてやれよ」と声がする 気がついているわ 暗闇ガラスに 映ってるもの みんなわかってるわ あの人が好きな女も  笑わせるじゃないか あたしときたら 泣きついてじゃれついて ままごと気分  笑わせるじゃないか あの人とあたし 相性が合うなんて 占いを切り抜いて 笑わせるじゃないか あの人からも 見えそうなテーブルに 忘れるなんて  「誰か教えてやれよ」と声がする 気がついているわ  グラスに響いて 聞こえてるもの みんな わかってるわ  あの人を見てる女も  「誰か教えてやれよ」と声がする 気がついているわ 暗闇ガラスに 映ってるもの みんなわかってるわ あの人が好きな女も  笑わせるじゃないか あの人とあたし 相性が合うなんて ままごと気分
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
やさしい女中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきこんな仕事をしているような女だから だれにでもやさしくすると 思われやすい こんな服を着ているような女だから だれとでも仲良くすると 思われやすい  信じてもらえるがらでもないけど 信じてもらえるがらでもないけど あたしにだって嫌いな奴はいっぱいいる だけどだれにも嫌いだと言えない  ひとりぼっちが恐くって こんなに笑って 生きてる  こんな夜更けにひとりで歩くくらいだから だれにでも やさしくすると 思われやすい 生まれつきの髪の癖も夜になびけば 笑いかけて招いていると 思われやすい  信じてもらえるがらでもないけど 信じてもらえるがらでもないけど あたしにだって嫌いな奴はいっぱいいる だけどだれにも嫌いだと言えない ひとりぼっちが恐くって こんなに笑って 生きてる ひとりぼっちが恐くって こんなに笑って 生きてる
忘れな草をもう一度中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきふいに聞いた 噂によれば 町はそろそろ 春のようです 君のいない 広い荒野は いつも今でも 冬というのに  君の町は晴れていますか 花の種は 育ちましたか 僕はここで 生きてゆきます 未練な手紙になりました 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の思い出を抱きしめて 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の夢にとどけ  春や夏や秋があるのは しあわせ行きの 駅の客です 君を乗せた 最後の汽車が 消えた荒野は 長い冬です  君は今も咲いていますか 誰のために咲いていますか 僕はここで 生きてゆきます 未練な手紙になりました 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の思い出を抱きしめて 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の夢にとどけ  君は今も咲いていますか 誰のために咲いていますか 僕はここで 生きてゆきます 未練な手紙になりました 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の思い出を抱きしめて 忘れな草もう一度ふるえてよ あの人の夢にとどけ
波の上中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき何から何まで 昨日を 忘れてみても 胸の中に残る おまえの熱い声 昨日の酒を 今日の酒で 流してみても 砂漠の雨のように おまえに乾いてる  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上  懲りもせずに 明日になれば 誰かに惚れて 昨日をくぐり抜けた 顔つきになれるだろう でも今夜は 少し今夜は イカレたハート 傍にいてくれるのは 優しすぎる Tanguerey  遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上 遠いエデン行きの貨物船が出る 帰りそこねたカモメが堕ちる 手も届かない 波の上
100人目の恋人中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきあきらめてほしければ 嚇したらどうかしら 私の昔の恋人を ならべたてるのね あなたには初めてで 私には100人目 だから私に手をひけと 言うのは甘いわね  運命が ひとりずつ 小指同志を結んで いるならば はじめから目に見えればいいのに あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  汚ない手 使うのはやめてって どういう意味 私は何も惜しまずに 愛しているだけよ 続かないたちだから 100人もとり替えて もう飽きた頃でしょうとは 言ってくれるじゃない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない  冗談で恋をして 遊んでこれたなら 私だってもう少し 自信がついてたわ あなたかもしれないし 私かもしれない 身のほど知らずだけど 私 あの人はゆずれない 
どこにいても中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきどこにいても あなたが急に通りかかる偶然を 胸のどこかで 気にかけているの あなたがまさか 通るはずない こんな時間 こんな場所 それはわかっているのに  追いかけるだとか 告げるだとか 伝えなければ 伝わらない わかるけれど わかるけれど 迷惑と言われたら 終わりだもの  どこにいても あなたが急に通りかかる偶然を それは 気にかけているの  街をゆく人 みんな あなたに 似てるような気もするし ひとつも似てないとも 思えるわ 聞こえる声 背中のほうで あなたかもしれないから 荒れた爪 少し悔やむ  元気だと噂うれしかった めげたと噂悲しかった それだけでも それだけでも 迷惑と言われたら 終わりだけど  あなたが けしているはずのない 確かすぎる場所がある 泣けてくる わたしの部屋
おもいで河中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき涙の国から 吹く風は ひとつ覚えのサヨナラを 繰り返す おもいで河には 砂の船 もう 心はどこへも 流れない  飲んで すべてを忘れられるものならば 今夜も ひとり飲み明かしてみるけれど 飲めば飲むほどに 想い出は深くなる 忘れきれない この想い 深くなる  おもいで河へと 身を投げて もう 私は どこへも流れない  季節のさそいに さそわれて 流れてゆく 木の葉よりも 軽やかに あなたの心は 消えてゆく もう 私の愛では とまらない  飲んで すべてを忘れられるものならば 今夜も ひとり飲み明かしてみるけれど 飲めば飲むほどに 想い出は深くなる 忘れきれない この想い 深くなる  おもいで河へと 身を投げて もう 私は どこへも流れない 飲んで すべてを忘れられるものならば 今夜も ひとり飲み明かしてみるけれど 飲めば飲むほどに 想い出は深くなる 忘れきれない この心 深くなる  おもいで河へと 身を投げて もう 私は どこへも流れない  おもいで河へと 身を投げて もう 私は どこへも流れない
こんばんわ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき(ナレーション)忘れていたのよ あんたのことなんて いつまでも 忘れているつもりだったのに  こんばんわ 久しぶりね どうにか無事でいるようね どうしたの 知らん人を見るような眼をしてさ  あれから 何をやってもうまくはいかず あの町この町 渡ったよ こんばんわ 久しぶりね あたしにも 飲ませてよ  こんばんわ 昔ここに 猫とやさしい人がいた 恋しくて 寄ってみたよ いまはどうしているの  あれから 何をやってもうまくはいかず あの町この町 渡ったよ こんばんわ 久しぶりね あたしにも 飲ませてよ あれから 何をやってもうまくはいかず あの町この町 渡ったよ こんばんわ 久しぶりね あたしにも 飲ませてよ
誘惑GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきやさしそうな表情は 女たちの流行 崩れそうな強がりは 男たちの流行 本当のことは 言えない 誰も 口に出せない 黙りあって 黙りあって ふたり 心は冬の海  悲しみは 爪から やがて 髪の先まで 天使たちの歌も 忘れてしまう  あなた 鍵を置いて 私 髪を 解いて さみしかった さみしかった 夢のつづきを 始めましょう  ガラスの靴を女は 隠して持っています 紙飛行機を男は 隠して持っています ロマンティックな 話が けれど 馴れてないから 黙りあって 黙りあって 寒い心は 夜の中  悲しみを ひとひら かじるごとに 子供は 悲しいと言えない 大人に育つ  あなた 鍵を置いて 私 髪を 解いて さみしかった さみしかった 夢のつづきを 始めましょう  悲しみを ひとひら かじるごとに 子供は 悲しいと言えない 大人に育つ  あなた 鍵を置いて 私 髪を 解いて さみしかった さみしかった 夢のつづきを 始めましょう
ほうせんかGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき悲しいですね 人は誰にも 明日 流す涙が見えません 別れる人とわかっていれば はじめから 寄りつきもしないのに  後姿のあの人に 優しすぎたわと ぽつり  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  悲しいですね 人はこんなに ひとりで残されても 生きてます 悲しいですね お酒に酔って 名前 呼び違えては 叱られて  後姿のあの人に 幸せになれなんて 祈れない いつか さすらいに耐えかねて 私をたずねて来てよ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  ほうせんか 私の心 砕けて 砕けて 紅くなれ ほうせんか 空まであがれ あの人に しがみつけ  あの人に しがみつけ あの人に しがみつけ
かなしみ笑い中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきだから 笑い続けるだけよ 愛の傷が 癒えるまで 喜びも 悲しみも 忘れ去るまで  遊び歩いた あげくの恋は 別れやすそうな 相手を選んで 二度と 涙流さないような 軽い暮らしを 続けてゆくのよ  だって仕方がないじゃないの あなたは 二度と戻って来ないし ひとり暮らしをするのは つらい あなたを 待ち続けた あの部屋で  ひとり待ちわびて 待ちわびて 時を 恨むだけ  だから 笑い続けるだけよ 愛の傷が 癒えるまで 喜びも 悲しみも 忘れ去るまで  恨んでいられるうちは いいわ 忘れられたら 生きてはゆけない そんな 心の誓いも いつか 一人笑いに慣れてしまうもの  酒と踊りと歌を 覚えて 暗く輝く街へ 出かけよう そこで覚えた暮らしがいつか 生まれながらに 思えてくるまで  そうよ 待ちわびて 待ちわびて 時を恨むだけ  だから 笑い続けるだけよ 愛の傷が 癒えるまで 喜びも 悲しみも 忘れ去るまで  だから 笑い続けるだけよ 愛の傷が 癒えるまで 喜びも 悲しみも 忘れ去るまで
りばいばるGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき忘れられない歌を 突然聞く 誰も知る人のない 遠い町の角で やっと恨みも嘘も うすれた頃 忘れられない歌が もう一度はやる  愛してる愛してる 今は誰のため 愛してる愛してる 君よ歌う やっと忘れた歌が もう一度はやる  なにもことばに残る 誓いはなく なにも形に残る 思い出もない 酒に氷を入れて 飲むのが好き それが誰の真似かも とうに忘れた頃  愛してる愛してる 今は誰のため 愛してる愛してる 君よ歌う やっと忘れた歌が もう一度はやる  愛してる愛してる 今は誰のため 愛してる愛してる 君よ歌う やっと忘れた歌が もう一度はやる やっと忘れた歌が もう一度はやる
横恋慕GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきわるいけど そこで眠ってるひとを 起こしてほしいの 急いでるの 話があるの 夜更けでごめんね 泣いててごめんね みじかい話よ すぐにすむわ さよなら あなた  ねてるふりで 話は聞こえてるはずよ ためしに彼女 耳から受話器を 遠ざけてみてよ 夜明けの前のバスで あなたの住む町へ 着くわと告げれば おどろく あなたの背中 見える  うそです ごめんね じゃまして ごめんね これっきりでよすわ 一度いうわ 好きです あなた  明日から私 真夜中の国へ 朝日が見えても 人がいても さむい真夜中 終った恋なら なかったようなもの 止め金のとれた ブローチひとつ 捨てるしかない  長い髪を 三つ編みにしていた頃に めぐり逢えればよかった 彼女より もう少し早く たぶん だめね それでも 時の流れさえ 見放す 私の思いを 伝えてから 消えたい  夜更けでごめんね 泣いててごめんね これっきりでよすわ 一度いうわ 好きです あなた  長い髪を 三つ編みにしていた頃に めぐり逢えればよかった 彼女より もう少し早く たぶん だめね それでも 時の流れさえ 見放す 私の思いを 伝えてから 消えたい  夜更けでごめんね 泣いててごめんね これっきりでよすわ 一度いうわ 好きです あなた
あの娘GOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきやさしい名前をつけたこは 愛されやすいと言うけれど 私を愛してもらうには 百年かけても まだ早い よくある名前をつけたこは 忘られづらいというけれど 私を忘れてしまうには 一秒かけても まだ多い  ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ 似たよな名前はいくらもあるのに 私じゃ駄目ネ 綺麗ね可憐ね素直ね比べりゃあのこが天使 妬いても泣いてもあのこにゃなれない 私じゃ駄目ネ  あのこの名前を真似たなら 私を愛してくれますか あのこの口癖真似たなら 私を愛してくれますか あのこの化粧を真似たなら 私を愛してくれますか あのこをたとえば殺しても あなたは私を 愛さない  ゆうこあいこりょうこけいこまちこかずみひろ子まゆみ 似たよな名前はいくらもあるのに 私じゃ駄目ネ 綺麗ね可憐ね素直ね比べりゃあのこが天使 妬いても泣いてもあのこにゃなれない また夜が明ける  ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ 似たよな名前はいくらもあるのに 私じゃ駄目ネ 綺麗ね可憐ね素直ね比べりゃあのこが天使 妬いても泣いてもあのこにゃなれない 私じゃ駄目ネ
アザミ嬢のララバイGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきララバイ ひとりで眠れない夜は ララバイ あたしをたずねておいて ララバイ ひとりで泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜はどこからかけてるの  春は菜の花 秋には桔梗 そしてあたしは いつも夜咲く アザミ  ララバイ ひとりで泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜はどこからかけてるの  ララバイ なんにも考えちゃいけない ララバイ 心におおいをかけて ララバイ おやすみ涙をふいて ララバイ おやすみ何もかも忘れて  春は菜の花 秋には桔梗 そしてあたしは いつも夜咲く アザミ  ララバイ おやすみ涙をふいて ララバイ おやすみ何もかも忘れて  春は菜の花 秋には桔梗 そしてあたしは いつも夜咲く アザミ  ララバイ ひとりで眠れない夜は ララバイ あたしをたずねておいで ララバイ ひとりで泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜はどこからかけてるの  ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ララララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ
夢見る勇気雪村いづみ雪村いづみ中島みゆき中島みゆきI love you I love you さきに口に出すとタブー I love you I love you 女からならなおタブー I love you I love you 傷ついてみて知るタブー I love you I love you 弱みを握られるタブー 追われ出すと逃げるのは 男の正体 わかってるわ懲りてるわ でも彼はきっと違う 夢みる勇気(ちから) がある限り 恋は消えない 夢みる勇気(ちから) それだけがあたしの取り柄なの  誰も誰もつらくない別れなんてない 誰もわざとひとりになりたくなんかない 古い恋の日記をひも解いてみても 教科書にはなりやしない また1からやり直し 夢みる勇気(ちから) がある限り 恋は消えない 夢みる勇気(ちから) それだけがあたしの取り柄なの  笑う人は笑わせておけばいいわ 人生は短くて忙しいの 夢みる勇気(ちから) がある限り 恋は消えない 夢みる勇気(ちから) それだけがあたしの取り柄なの
強がりはよせよ研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき強がりはよせよと笑ってよ 移り気な性質よと答えたら それならば唇かみしめて なぜ目をそらすかと問いつめて いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせよと笑われて 淋しいと答えて泣きたいの  なまいきを言うなと笑ってよ 一人が好きなのと答えたら それならこの俺の行くあてを どうして尋ねると問いつめて いつからこんなふうになったのか やさしい女に戻れない 強がりはよせよと笑われて 淋しいと答えて泣きたいの  いつからこんなふうになったのか 子供のようには戻れない 強がりはよせよと笑われて 淋しいと答えて泣きたいの 強がりはよせよと笑われて 淋しいと答えて泣きたいの
風の姿中江有里中江有里中島みゆき中島みゆき山川恵津子そんな人だと思わなかった、と言われて どうして涙が出たの どんな人だと思われたくて どこの誰の真似をしてきたの 嵐が近い 嵐が近い 折れた小枝が窓を叩いているわ だから 風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて  「らしい」と言われて付けてたブレス 鎖の角が本当は痛かった 悪く言われて破って捨てた シフォンのシャツが本当は好きだった 嵐が近い 嵐が近い 思いがけない私かもしれないわ だから 風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて  風の姿を誰か教えて 愛の姿を誰か教えて 数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて
ジェラシー・ジェラシー中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ジェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー  誰の目にも見せないようにすればするほど ひどくなってゆくのがジェラシー 目線ひとつバレずにクールに見せてるほど 降り積もってゆくのがジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 嫌われたくないのね あの人からも あの人の側にいる人みんなから 良く思われたいのよね バカじゃないかしら  会えないのと会いたくないのは別ものだと わかりきっているのにジェラシー 「縛られないで済むのが賢い」と男たち 猫みたいに言うからジェラシー  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい 男だろうと 女ならもっと あの人に妙に近づきすぎる気がするの バカじゃないかしら  ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい ジェラシー ジェラシー ジェラシー 誰もが疑わしい  ジェラシー ジェラシー ジェラシー ジェラシー
アザミ嬢のララバイ香西かおり香西かおり中島みゆき中島みゆき馬場良ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいて ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの  ララバイ なんにも 考えちゃいけない ララバイ 心に 被いをかけて ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも夜咲くアザミ  ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいで ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの  ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ
二隻の舟中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三時は 全てを連れてゆくものらしい なのに どうして 寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば 人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいない 時よ 最後に残してくれるなら 寂しさの分だけ 愚かさをください  おまえとわたしは たとえば二隻の舟 暗い海を渡ってゆく ひとつひとつの舟 互いの姿は波に隔てられても 同じ歌を歌いながらゆく 二隻の舟 時流を泳ぐ海鳥たちは むごい摂理をささやくばかり いつかちぎれる絆見たさに 高く高く高く  敢えなくわたしが 波に砕ける日には どこかでおまえの舟が かすかにきしむだろう それだけのことで わたしは海をゆけるよ たとえ舫い網は切れて 嵐に飲まれても きこえてくるよ どんな時も  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らすよ  おまえの悲鳴が 胸にきこえてくるよ 越えてゆけ と叫ぶ声が ゆくてを照らす  難しいこと望んじゃいない 有り得ないこと望んじゃいないのに  風は強く波は高く 闇は深く 星も見えない 風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく 風の中で波の中で たかが愛は 木の葉のように  わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの わたしたちは二隻の舟
親愛なる者へ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だけど死ぬまで春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね みんなそうさ  走り続けていなけりゃ倒れちまう 自転車みたいなこの命転がして 息はきれぎれそれでも走れ 走りやめたらガラクタと呼ぶだけだ この世では  冷えた身体を暖めてくれ すがり寄る町に住む人とてなく 扉をあけて出てくる人は 誰も今しも旅に出る支度 意気も高く  生きてゆけよと扉の外で 手を振りながら呼んでる声が聞こえる 死んでしまえとののしっておくれ 窓の中笑いだす声を聞かすくらいなら ねぇ、おまえだけは  生きる手だてはあざないものと 肩をそらして風を受けながら いま崩れゆく崖の上に立ち 流し目を使う 昔惚れてくれた奴に なさけないね  風は北向き 心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪 だれどだけどだけど 死んでも春の服を着るよ そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね
浅い眠りGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三忘れないと誓ったあの日の夏は遠く 寄せて返す波にもあの日の風はいない ああ二人で点したあの部屋のキャンドルは 光あふれる時代の中で どこへはかなく消えていったのか 恋しさを聞かせてよ 惜しみなく聞かせてよ 他人じゃないなら なおさら なおさら  浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる 浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる  風の中にふるえて瞬(またた)く星のように あやまちかもしれないと哀しく迷っていた ああ二人気づかない 失ってみるまでは 誰が一番ほしい人なのか 何が一番つらいことなのか 恋しさはこわれもの せつなさはこわれもの 他人じゃないなら なおさら なおさら  浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる 浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる 浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる
時代研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど  そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから 今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変ってめぐりあうよ  旅を続ける人々は いつか故郷に出会う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても めぐるめぐるよ時代は巡る 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩き出すよ  まわるまわるよ 時代は回る 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩き出すよ  今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩きだすよ
しあわせ芝居研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき泣きながら電話をかければ ばかな奴だとなだめてくれる 眠りたくない気分の夜は ものがたりを聞かせてくれる とてもわがままな私に とてもあの人はやさしい たぶんまわりの誰よりも とてもあの人はやさしい 恋人がいます 恋人がいます 心の貢につづりたい 恋人がいます 恋人がいます けれど つづれないわけがある 私 みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 電話しているのは私だけ あの人から来ることはない  浜辺をみたいのとさそえば 鼻歌まじりにつれてゆく 踊りたいとすねてみせれば おどけながらあわせてくれる 部屋をたずねてもいいかしらと 一度きいてみるつもりです きっとあの人はだめだとは 言わないだろうと思います 恋人がいます 恋人がいます 心の貢につづりたい 恋人がいます 恋人がいます けれど どうしてもつづれない 私 みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 逢いたがるのは私ひとり あの人から来ることはない  私 みんな気づいてしまった しあわせ芝居の舞台裏 逢いたがるのは私ひとり あの人から来ることはない
わかれうた研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃ ありません  別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて焦がれて 泣き狂う  わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ
追いかけてヨコハマ研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき追いかけてヨコハマ あの人が逃げる 残した捨てゼリフに 誰か見覚えはありませんか 追いかけてヨコハマ あの人がいつも この街をほめたことだけが 裏切りの手がかりです 旅の支度をした人ばかり どうしてこんなに通るのでしょう ヨコハマ ヨコハマ この船は 町ごと運んで 旅ですか 追いかけてヨコハマ あのひとが逃げる 残した捨てゼリフに 誰か見覚えはありませんか  追いかけてヨコハマ 心当りには ひとつ残らず寄ったけれど 返事はなぐさめばかり この街を最後に あの人のことで 私にわかっていることは 何ひとつなくなります 旅の終わりは ヨコハマあたり ため息町だと 言いました ヨコハマ ヨコハマ 似た街は どこかにそんなに ありますか 追いかけてヨコハマ あの人が逃げる 残した捨てゼリフに 誰か見覚えはありませんか 残した捨てゼリフに 誰か見覚えはありませんか
アザミ譲のララバイ研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆきララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいで ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも 夜咲く アザミ ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの  ララバイ なんにも 考えちゃいけない ララバイ 心に おおいをかけて ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも 夜咲く アザミ ララバイ おやすみ 涙をふいて ララバイ おやすみ 何もかも忘れて 春は菜の花 秋には桔梗 そして あたしは いつも 夜咲く アザミ ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを たずねておいで ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ ララバイ 今夜は どこからかけてるの ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ララララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ
この空を飛ベたら研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき空を飛ぼうなんて 悲しい話を いつまで考えて いるのさ あの人が突然 戻ったらなんて いつまで考えて いるのさ 暗い土の上に 叩きつけられても こりもせずに 空を見ている 凍るような声で 別れを言われても こりもせずに 信じてる 信じてる  あゝ 人は昔々 鳥だったのかも知れないね こんなにも こんなにも空が恋しい  飛べる筈のない空 みんなわかっていて きょうも走っていく 走っていく 戻らないあの人 私わかっていて きょうも待っている 待っている この空を飛べたら 冷たいあの人も 優しくなるような 気がして この空を飛べたら 消えた何もかもが 帰ってくるようで 走るよ  あゝ 人は昔々 鳥だったのかも知れないね こんなにも こんなにも空が恋しい  あゝ 人は昔々 鳥だったのかも知れないね こんなにも こんなにも空が恋しい
雨が空を捨てる日は研ナオコ研ナオコ中島みゆき中島みゆき雨が空を捨てる日は 忘れた昔が 戸を叩く 忘れられない やさしさで 車が着いたと 夢を告げる 空は風色 溜息模様 人待ち顔の 店じまい 雨が空を 見限って あたしの心に のりかえる  雨が空を 捨てる日は なおしあきらめる 首飾り ひとつふたつと つなげても 必ずおわりが みあたらない 空は風色 溜息模様 人待ち顔の 店じまい 雨が空を 見限って あたしの心に 降りしきる  空は風色 溜息模様 人待ち顔の 店じまい 雨が空を 見限って あたしの心に 降りしきる
白鳥の歌が聴こえる中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき海からかぞえて三番目の倉庫では NOを言わない女に逢える くずれかかった瀞箱の陰には 夜の数だけ天国が見える 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  やさしさだけしかあげられるものがない こんな最後の夜というのに 長く伸ばした髪の毛は冷たい 凍る男をあたためきらぬ 白鳥たちの歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ  言い残す言葉をくちびるにください かもめづたいに運んであげる いとおしい者へ から元気ひとつ 小さい者へ 笑い話ひとつ 白鳥たちの 歌が聴こえて来る YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ YOSORO YOSORO たぶん笑っているよ
HALF中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきはじめてあなたを見かけた時に 誰よりもなつかしい気がしました 遠い昔から知ってたような とてもなつかしい人に思えて 気のせいでしょうとそれきり忙しく 時は流れてゆく費やす日々 傷つけ傷つく苦い旅の中で 私あなたのこと思い出したわ 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  誰でもいいほどさみしかったけれど 誰からももらえはしない愛だった 遠い彼方の日 誓った約束を やっと思い出す でも遅すぎて 寄り添いたくて寄り添いたくて 魂の半分が足りなかった 人違いばかりくり返すうちに 見失うばかりの大切な人 次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね なんで遠回りばかりしてきたの 私 誓いを忘れて今日の日まで 私たちは こうしてさすらいながら この人生もすれ違ってしまうのですか  次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね 次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね せめて伝えたい 後ろ姿に 私 おぼえていたよと今さらなのに もう一度誓いなおすことができるなら この次に生まれて来る時は きっと
毒をんな中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき噂は案外当たってるかもしれない 女の六感は当たってるかもしれない おひとよしの男だけがあたしに抱き盗られている 子供の瞳が怯えている 子犬のしっぽが見抜いている 自信に満ちた男だけがあたしにまきあげられてる 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  未明の埠頭を歩いたよね手も握らずに歩いたよね あの日のあたしはいなくなったたぶん死んでしまった 噛みつかれたら噛み返すよ 踏みつけられたら足をすくうよ そうならなけりゃ誰があたしを守ってくれるというの 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり  ここから出ようと誘いをありがとう 男の親切はとっくに手遅れ 目を醒ませよと殴るよりも金を払って帰っておくれ 扉の陰に見張りがいるよ あんたとあたしを盗聴してるよ 愛してません他人でしたこれがあたしの愛の言葉 酒場からの手紙は届きはしない あんたのもとへは届かない 助けてくださいとレースペーパーに1000回血で書いた手紙 この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり この人間たちの吹きだまりには 蓮の花も咲きはせぬ この人間たちの吹きだまりには 毒のをんなが咲くばかり
F.O.中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきどちらから別れるってこじれるのは ごめんだな避けたいな いい子じゃないか 忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる 自然に消えてゆく恋が二人のためにはいいんじゃないか こんどきっとtelするよ僕のほうから じっと待ってばかりないで 遊ぶといいよ コール三度目の暗号はなるべくとらない電話に変わった 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  好きになった順番は僕が二番目 燃えあがった君についひきずり込まれ 先に言ったわけじゃない愛の言葉 肝心なひとことは極力避けた ののしり合って終わるのは悲しいことだとわかっておくれ 女にはわからない永遠のロマンス 正論はちがいないが夢が足りない 思い出したら十年後にいつでも会える関係がいいな 男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める 恋心  男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物 女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物 僕の望みはフェイドアウト 君の望みはカットアウト ますます冷める恋心
最悪中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきそれは星の中を歩き回って帰りついた夜でなくてはならない けっして雨がコートの中にまで降っていたりしてはならない それは なんにもないなんにもない部屋の ドアを開ける夜でなくてはならない 間違ってもラジオのスイッチがつけっ放しだったりしては 間違ってもラジオのスイッチがつけっ放しだったりしてはならない Brandy night あいつのために歌った歌が Brandy night ちょうど流れて来たりしたら 最悪だ  僕はあいつを好きというほどじゃない あいつは僕を少しも好きじゃない ゆらゆら揺れるグラスに火をつければロマンティックな音で砕けた なにもかも失くしてもこいつだけはと昨日のようにギターを抱き寄せれば ジョークの陰にうずめた歌ばかり指より先に歌いだすんだ ジョークの陰にうずめた歌ばかり指より先に歌い始めるんだ Brandy night 踊るあいつのヒールは無邪気 Brandy night 今夜僕の酔った顔は 最悪だ  Brandy night 踊るあいつのヒールは無邪気 Brandy night 今夜僕の酔った顔は 最悪だ Brandy night 踊るあいつのヒールは無邪気 Brandy night 踊るあいつのヒールは無邪気 Brandy night 今夜僕の酔った顔は 最悪だ
サヨナラを伝えて中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき鈴木茂まさかあなたが恋の身代わりを あたしに紹介してくれるために あとでおまえの部屋をたずねると 耳うちしたとは思わなかったから  表通りの花屋に寄って 目に映る花を買いはたいてきた 今ならわかる恋の花言葉 黄色いローズマリー 伝えてサヨウナラ  ドアをあけたら花束かかえて あなたにたのまれた人が立っていた ことづてがあるとわけも知らないで あなたに少し似た人が立っていた  おしまいの手紙はあずかってこない たのまれたものはあふれる花束 今ならわかる恋の花言葉 黄色いローズマリー 伝えてサヨウナラ  おしまいの手紙はあずかってこない たのまれたものはあふれる花束 今ならわかる恋の花言葉 黄色いローズマリー 伝えてサヨウナラ
海よ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進海よ おまえが 泣いてる夜は 遠い 故郷の 歌を歌おう 海よ おまえが 呼んでる夜は 遠い 舟乗りの 歌を歌おう 時はいま いかりをあげて 青い馬に 揺れるように 心の荷物たちを 捨てにゆこうね 海よ わたしが 泣いてる夜は 遠い 故郷へ 舟を運べよ  海よ おまえは 覚えているか 若い 舟乗りの 夢の行方を 海よ わまえは 覚えているか そして 帰らない 小舟の数を この歌は 舟乗りの歌 若い 舟乗りの歌 故郷の島を 離れ 今日もさまよう  海よ わたしを 愛するならば 今宵 故郷へ 舟を運べよ 海よ わたしを 愛するならば 今宵 故郷へ 舟を運べよ  
やまねこGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき女に生まれて喜んでくれたのは 菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし 嵐あけの如月壁の割れた産室 生まれ落ちて最初に聞いた声は落胆の溜息だった 傷つけるための爪だけが 抜けない棘のように光る 天(そら)からもらった贈り物が この爪だけなんて この爪だけなんて  傷つけ合うのがわかりきっているのに 離れて暮らせない残酷な恋心 ためにならぬあばずれ危険すぎるやまねこ 1秒油断しただけで さみしがって他(ほか)へ走る薄情な女(やつ) 手なずけるゲームが流行ってる 冷たいゲームが 流行ってる よそを向かないで抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう  ああ 誰を探してさまよってきたの ああ めぐり逢えても 傷つけずに愛せなくて愛したくて怯えている夜  傷つけるための爪だけが 抜けない棘のように光る 天(そら)からもらった贈り物が この爪だけなんて この爪だけなんて  手なずけるゲームが流行ってる 冷たいゲームが流行ってる よそを向かないで 抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう
ショウ・タイム中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき日本中このごろ静かだと思います 日本中秘かに計画してます なにも変わりありませんなにも不足ありません たまに虚像の世界を翔びたいだけ 日本中望みをあからさまにして 日本中傷つき挫けた日がある だから話したがらないだれも話したがらない たまに虚像の世界を翔びたいだけ いまやニュースはショウ・タイム いまや総理はスーパースタ- カメラ回ればショウ・タイム 通行人も新人スター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界  人が増えすぎて区別がつきません みんなモンゴリアン区別がつきません 私特技はハイジャンプ私苦手は孤独 たまに虚像の世界を翔びたいだけ 決まりきった演説偉いさんの演説 揺れるジェネレイションイライラの季節 息が詰まりそうな地味な暮らしが続く いいじゃないの 憧れてもすてきなショウ・タイム いまやニュースはショウ・タイム 乗っ取り犯もスーパースター カメラ回ればショウ・タイム 私なりたいスーパースター Watch & enjoy チャンネル切れば別世界
ルージュGOLD LYLIC中島みゆきGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき戸塚修口をきくのが うまくなりました どんな酔いしれた人にでも 口をきくのが うまくなりました ルージュひくたびにわかります  あの人追いかけて この町へ着いた頃は まだルージュはただひとつ うす桜 あの人追いかけてくり返す人違い いつか泣き慣れて  口をきくのがうまくなりました ルージュひくたびにわかります  つくり笑いがうまくなりました 心慣じめない人にでも つくり笑いがうまくなりました ルージュひくたびにわかります  生まれた時から渡り鳥も渡る気で つばさをつくろう事も知るまいに 気がつきゃ鏡も 忘れかけた うす桜 おかしな色と笑う  つくり笑いが うまくなりました ルージュひくたびにわかります  生まれた時から渡り鳥も渡る気で つばさをつくろう事も知るまいに 気がつきゃ鏡も 忘れかけた うす桜 おかしな色と笑う  つくり笑いが うまくなりました ルージュひくたびにわかります
ひとり中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきもううらみごとなら 言うのはやめましょう あの日出会った 思い出までも まちがいに 思えてしまうから  ねえ出会いの言葉を 忘れないでいてね だれかに ほめてもらったことなど あれきりのことだもの  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  ねえ 歳をとったら もう一度会ってよね 今は心が まだ子供すぎます 謝ることさえも できぬほど  いつか遠い国から長い手紙を書いたら 封は切らずに かくしておいてよ いつか歳をとる日まで  時計の針なら戻る 枯れた花さえも 季節がめぐれば戻る でも私たちの愛は Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって  Good-by Good-by 明日からひとり どんな淋しい時でも 頼れないのね Good-by Good-by 慣れてるわひとり 心配なんかしないで 幸せになって
シーサイド・コーポラス中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきコーポラスなんて名前をつけたら 本物のコーポラスが裸足で逃げそうな シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い いじめっ小僧はいつも 一人きりで遊ぶのが嫌い 昼寝犬に石をぶつけて 吠えたてられても シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い  蒸気船一つ 片付け終らない 大きな白い船は おやすみのあと 蒸気船一つ 片付け終らない おかみさん 夕暮れに子供らを呼ぶ 潮の匂いはいつも そう、海べりよりも海よりも 飲み屋小路の軒先につかまっているもの シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける 港はいつも魚の脂の匂い
ひとり上手PLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき萩田光雄私の帰る家は あなたの声のする街角 冬の雨に打たれて あなたの足音をさがすのよ  あなたの帰る家は 私を忘れたい街角 肩を抱いているのは 私と似ていない長い髪  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとり好きなわけじゃないのよ  雨のようにすなおに あの人と私は流れて 雨のように愛して サヨナラの海へ流れついた  手紙なんてよしてね なんどもくり返し泣くから 電話だけで捨ててね 僕もひとりだよとだましてね  心が街角で泣いている ひとりはキライだとすねる ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよ  ひとり上手と呼ばないで 心だけ連れてゆかないで 私を置いてゆかないで ひとりが好きなわけじゃないのよ
あたいの夏休み中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき短パンを穿いた付け焼刃レディたちが 腕を組んでチンピラにぶらさがって歩く ここは別荘地 盛り場じゃないのよと レースのカーテンの陰 囁く声 お金貯めて3日泊まるのが夏休み 週刊誌読んでやって来れば数珠つなぎ 冷めたスープ放り投げるように飲まされて 2段ベッドでも あたいの夏休み Summer vacation あたいのために Summer vacation 夏 翻れ  新聞に載るほど悪いこともなく 賞状を貰うほど偉いこともなく そしてゆっくりと一年は過ぎてゆく やっと3日貰えるのが夏休み 貴賓室のドアは金文字のV.I.P. 覗きこんでつまみ出されてる夏休み あたいだって町じゃ捨てたもんじゃないのよと 慣れた酒を飲んで酔う十把ひとからげ  Summer vacation あたいのために Summer vacation 夏 翻れ  だけどあたいちょっとこの夏は違うのよね 昨夜買った土産物屋のコースター 安物だけど自分用じゃないもんね ちょっとわけありで今年の夏休み 悲しいのはドレスが古くなること 悲しいのはカレーばかり続くこと だけどもっと悲しい事は一人泣き だからあたい きっと勝ってる夏休み Summer vacation あたいのために Summer vacation 夏 翻れ Summer vacation あたいのために Summer vacation 夏 翻れ
あした天気になれ中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき星勝何ンにつけ 一応は 絶望的観測をするのが 癖です わかりもしない望みで 明日をのぞいてみたりしないのが癖です  夢もあります 欲もあります かなうはずなんてないと思います 夢に破れて あてにはずれて 泣いてばかりじゃ いやになります 雨が好きです 雨が好きです あした天気になれ  宝くじを買うときは 当るはずなどないと言いながら買います そのくせ誰かがかつて 一等賞をもらった店で 買うんです  はずれたときは 当たり前だと きかれる前から 笑ってみせます 当たり前だと こんなものさと 思っていなけりゃ 泣けてきます 愛が好きです 愛が好きです あした孤独になれ  夢もあります 欲もあります かなうはずなんてないと思います 夢に破れて あてにはずれて 泣いてばかりじゃ いやになります 雨が好きです 雨が好きです あした天気に 雨が好きです 雨が好きです あした天気になれ
悪女PLATINA LYLIC中島みゆきPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆきマリコの部屋へ 電話をかけて 男と遊んでる芝居 続けてきたけれど あのこもわりと 忙しいようで そうそうつきあわせてもいられない  土曜でなけりゃ 映画も早い ホテルのロビーも いつまで居られるわけもない 帰れるあての あなたの部屋も 受話器をはずしたままね 話し中  悪女になるなら 月夜はおよしよ 素直になりすぎる 隠しておいた言葉がほろり こぼれてしまう 「行かないで」 悪女になるなら 裸足で夜明けの電車で泣いてから 涙 ぽろぽろ ぽろぽろ 流れて 涸れてから  女のつけぬ コロンを買って 深夜のサ店の鏡で うなじにつけたなら 夜明けを待って 一番電車 凍えて帰れば わざと捨てゼリフ  涙も捨てて 情も捨てて あなたが早く私に 愛想を尽かすまで あなたの隠す あの娘のもとへ あなたを早く 渡してしまうまで  悪女になるなら 月夜はおよしよ 素直になりすぎる 隠しておいた言葉がほろり こぼれてしまう 「行かないで」 悪女になるなら 裸足で夜明けの電車で泣いてから 涙 ぽろぽろ ぽろぽろ 流れて 涸れてから
グッバイガール中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三グッバイガール 何とでも 私のことを 他人は語るがいいさ グッバイガール はじめから さよなら目当て そんなふうに 語るがいいさ  あの人は恋 私には恋 誰も信じなくても だけど あの人は恋 私には恋 あの人も信じないけど  汚れてゆく雪のようです 女たちの心は 汚れながら春になります 不埒でしょうか  罪びとの咎を 問いつめるように 別れを数えないでよ やむにもやまれぬ 別れだったと 私は 思っていたのに  あの人は恋 私には恋 いつでも忘れがたい だけど あの人は言う 街角で言う 別れやすい奴だってさ  汚れてゆく雪のようです 女たちの心は 汚れながら春になります 不埒でしょうか  あの人は恋 私には恋 いつでも忘れがたい だけど あの人は言う 街角で言う 別れやすい奴だってさ  汚れてゆく雪のようです 女たちの心は 汚れながら春になります 不埒でしょうか  汚れてゆく雪のようです 女たちの心は 汚れながら春になります 不埒でしょうか
シュガー中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき椎名和夫スパンコールと羽根飾りをつけて 今夜もあたしの出番が来る ありえないような お伽の駅から 今夜も 男たち 旅立ってゆく  二文字 砕けた 呼び込みのネオンは おかげで 故郷のつづりと似てしまった 霧の深い夜は 大好きよ 5m先に あの日の夢たちが 映画みたいに映る  夢は57セント 1度足を上げる値段 夢から夢へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  A.M.3時までには 迎えに行かなきゃね あの児の夜泣きする声が 聞こえて来る 預けっぱなしで なつかない瞳が あいつとそっくりに あたしをさげすむわ  夢は57セント 1度足を上げる値段 胸から胸へ綱渡り SUGAR SUGAR 砂糖菓子  欲しかったものは 手に入れたわ 何もかもさ ほら こんなに光ってる 靴もネックレスも 人生は 2番目の夢だけが叶うものなのよ ほら だって あの人はあたしに残らない  隣の店から 風に乗って流されて来る 油の匂いで 胸やけがするわ スポンジのようなパンを 水で喉に押し込んで 今夜も 極楽へ 踊り出してゆく  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子  夢は57セント 1度足を上げる値段 ここから どこへ まだゆける SUGAR SUGAR 砂糖菓子
中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆき後藤次利答えづらいことを無理に訊くから 嘘をついてしまう ひねくれちまう ほら すれ違いざま飛礫(つぶて)のように 堅気女たちの ひそひそ話  悪いことばかり信じるのね 観たがるのは告白 あなただけは世界じゅうで 刑事じゃないといってよ  外は5月の雨 噂の季節 枝のように少し あなたが揺れる  噂なんて きっかけにすぎない どこかで この日を待ち望んでたあなたを知ってる  私たちの歌を酒場は歌う 気の毒な男と 猫かぶり女 目撃者は増える 1時間ごと あなたは気にしだす半時間ごと  何もなかったと言えば 疑う心に火を注ぐ 何かあったとからかえば ほらやっぱりとうなずくの  外は5月の雨 どこへ行こうか 少し疑ってる男を捨てて  噂なんて きっかけにすぎない どこかで この日を待ち望んでたあなたを知ってる  外は5月の雨 どこへ行こうか 疑いたがってる男を捨てて
時代MILLION LYLIC中島みゆきMILLION LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき船山基紀今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど  そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう  まわるまわるよ時代は回る 喜び悲しみくり返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐり逢うよ  旅を続ける人々は いつか故郷に出逢う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日は果てしもなく 冷たい雨が降っていても  めぐるめぐるよ時代は巡る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  まわるまわるよ時代は回る 別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ  今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ
クリスマスソングを唄うように中島みゆき中島みゆき中島みゆき中島みゆきクリスマスソング唄うように 今日だけ愛してよ 暦変われば他人に戻る クリスマスソング唄うように 今だけ愛してよ 雪に浮かれる街のように  ひと晩の雪に騙されたように 街は突然に優しくなる 急に慈悲深くなった人々と そして変わらずに すげない貴方(ひと)  クリスマスを理由に 雪を理由に 云えない想いを 御伽噺  クリスマスソング唄うように 今日だけ愛してよ 暦変われば他人に戻る クリスマスソング唄うように 今だけ愛してよ 雪に浮かれる街のように
渚便り柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく サヨナラは 砂の色 私の手を はなれ キラキラキラと 光の中で 輝いているわ  風に吹かれて 渚にいれば みんな きれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる  風と たわむれながら カモメが 一羽 波から 波のしぶきを 越えて ひくく 飛んでゆく サヨナラの物語 やさしい歌に 変えて 甘い調べを ささやきながら 漂ってゆくわ  風に吹かれて 渚にいれば みんなきれいに 見えてくる 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる
柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆき長い髪が好きだと あなた昔だれかに話したでしょう だから私こんなに長く もうすぐ腰までとどくわ  それでもあなたは離れてゆくばかり ほかに私には何もない 切ってしまいます あなたに似せて 切ってしまいます この髪を 今夜旅立つあなたに似せて 短く  長い髪を短くしても とてもあなたに似てきません 似ても似つかない泣き顔が 鏡のむこうでふるえます  あなたの写真も残らなかったから 影をあなただと思いたい 切ってしまいます あなたに似せて 切ってしまいます この髪を 今夜旅立つあなたに似せて 短く
やさしい女柏原芳恵柏原芳恵中島みゆき中島みゆきこんな仕事をしているような女だから だれにでもやさしくすると 思われやすい こんな服を着ているような女だから だれとでも仲良くすると 思われやすい  信じてもらえるがらでもないけど 信じてもらえるがらでもないけど あたしにだって嫌いな奴はいっぱいいる だけどだれにも嫌いだと言えない ひとりぼっちが恐くって こんなに 笑って 生きてる  こんな夜更けにひとりで歩くくらいだから だれにでもやさしくすると 思われやすい 生まれつきの髪の癖も夜になびけば 笑いかけて招いていると 思われやすい  信じてもらえるがらでもないけど 信じてもらえるがらでもないけど あたしにだって嫌いな奴はいっぱいいる だけどだれにも嫌いだと言えない ひとりぼっちが恐くって こんなに 笑って 生きてる  ひとりぼっちが恐くって こんなに 笑って 生きてる
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