瞳の海みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 石原眞治 | 遥か彼方の海を 君は見つめていた 空と海がひとつにとけて 憧れにつづく場所を 時代は風のたわむれに漂い 夢は幾度も 波間にくずれた されど君の瞳の海よ 青く青く輝け むかし戦があった さとうきびの丘で 夢があるなら 少年よ急げ 年老いてしまわぬうちに 時代は風のたわむれにただよい 夢は幾度も 波間にくずれた されど君の瞳の海よ 青く青く輝け 時代は風のたわむれにただよい 夢は幾度も 波間にくずれた されど君の瞳の海よ 青く青く輝け |
ポケットに夏の日みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | チト河内 | ポケットに夏の砂が 遠い海の匂いを運ぶよ 一つまみの光る太陽 けむるように こぼれて落ちたよ 時を忘れた あの頃の二人 君と僕 そして夏の海 今はもう涙の中 透き通る風の色 ポケットの夏の日々は 風の中にこぼれて消えたよ 一つまみの悲しみさえ 君もいつか 僕も忘れるだろ そっとさよなら 僕の夏の日々よ 戸惑いと愛と苦さと 優しさの中でいつか 暮れてゆく青春 そっとさよなら 僕の夏の日々よ 戸惑いと愛と苦さと 優しさの中でいつか 暮れてゆく青春 |
道程みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | この道を行くだけ 地図とパンとピッケル 狭霧深き岩の道を 歩き続けてここに来た 幾たびも迷った ある時は立ち尽くし 途方にくれ絶望 でも友だちがそばにいた 泣き笑い悲しみ また喜び歩く それでもなおたどり着かぬ それを人生と人は呼ぶ 千切れ雲のドラマよ 蒼き空をさすらって 満天の星月夜 生きているのが分かるだろう 道程ははるかに 神の峰に続いてる 旅立ちのときは今 青春はまだ終わらない |
向こう岸に行きたいみなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 川の流れを見つめ 女が言った 向こう岸まで 私を連れていって 向こう岸には きっといいことあるわ あんたと二人で 幸せになりたい 流れは深く速く もちろん橋はないし 男は眉をひそめ 別れようかと思う 川原の風は寒く 女は洟をかんで もう帰ろうよと 涙声で言った 男が煙草くわえ 女がマッチをする 風にあおられて 火はすぐ消えて 最後のマッチ一本 女は蓋を閉じた 全部消えたらいやよと 口をとがらせ言った 別れ話をいつか 切り出すことも忘れ 男は始めから やり直そうと思う 川原の風は寒く 男はマフラーを 女の細い肩に そっと回してやった 別れ話をいつか 切り出すことも忘れ 男は始めから やり直そうと思う 川原の風は寒く 男はマフラーを 女の細い肩に そっと回してやった |
もしもある日俺がみなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | もしもある日俺が 山で死んだら ザイル仲間のお前に 遺言をたのむ 親父を訪ねてくれ そして伝えてくれ 人間らしく最後まで あきらめなかったと 母に話してくれ 笑って逝ったと いつも心は母さんの そばにいたから 苦しくなんかなかった 星くず抱きしめて 夢見るように眠ったと だから泣かないでと 俺がいなくても 妻よ嘆くな お前なしでこの俺が 山で生きたから 愛に包まれた 日々は今もここに 銀の指輪に口づけを 俺は満ち足りた ザイル仲間には形見のハンマーを 岩で叩いて響かせろ 俺にとどくまで 俺にとどくまで |
夢の切符みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 石原眞治 | いのちが産まれた海の 優しい家族のドラマ 君の涙 君の勇気 君の瞳が見つめてる 夢のカケラを 手放さないで しあわせ行きの 切符だから 未来行きの 列車が来たら 涙をふいて 飛び乗ろう 地球に生きてる限り みんなで一つの家族 見つめ合って 認め合って 励まし合って 歩こうよ 夢のカケラを 手放さないで しあわせ行きの 切符だから 未来行きの 列車が来たら 涙をふいて 飛び乗ろう 雨あがりは 虹だから君の涙もいつか 虹のような星になるさ 今が我慢のしどころさ 夢のカケラを 手放さないで しあわせ行きの 切符だから 未来行きの 列車が来たら 涙をふいて 飛び乗ろう 夢のカケラを 手放さないで しあわせ行きの 切符だから 未来行きの 列車が来たら 涙をふいて 飛び乗ろう |
酔いどれ女の流れ唄みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 酔いどれ女が今夜も一人 酒場でグラスを抱いている 睫を濡らして ほれた男に 命を預けて 流れ流れた夜の川 男はもういない 酔いどれ女が ルージュを噛めば さすらい暮らしの流れ舟 目蓋をくだるよ 消えた男にゃ 未練はないが 冷たいグラスに故里が 切なく揺れるのさ 酔いどれ女の 行きつく先は 知っちゃいないさ夜泣き鳥 寝倉もないのに 雨に濡れながら 口ずさむ歌は 酔いどれ女の流れ歌 巷の風の歌 酔いどれ女の流れ歌 巷の風の歌 |
別れのバスみなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | もう泣かないで さよならしましょう 最終のバスが すぐ駅を出ます もう少し僕が 大人だったなら 君を幸せに できたかもしれない やさしさが 風に遠ざかる 何もかも 言葉にならずに バスに駆け込んだ時には 心さえ 千切れてゆきそう 別れの言葉に 涙ぐむ君に バスは遠ざかる 悲しみにふるえて 虚ろな窓には 激しく雨が降る 心の痛みを 洗い流すように さよならを そっとつぶやいたよ 過ぎていった 愛の暮らしに 二人は互いに歩いてゆく 今日の日に 立ち止まれないから ララララ… |
バラの花束松原のぶえ | 松原のぶえ | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 愛に挫けて 街を離れた 別れもいわずに 部屋をとび出した 古里に戻って バラを育てた 家族に隠れて 泣いてばかりいた 母は静かに 私に呟いた バラにも相手の 気持ちが分かる 優しくならなきゃ 花はいじける まして愛など 実りはしない 涙だけでは バラは咲かない あなたなしでは 私も生きられない 日傘を回して 母が手を振る 涙の中で 父がうるんでゆく 古里の駅は 一人ぼっちで 笑う人泣く人 ただ見つめている バラの花束 指先にまだ 愛のトゲが 刺ったままで なのにこんなに 優しくなれた こんどはきっと 愛を離さない 涙で育てた バラの花束 胸にかかえて あなたの待つ街へ あなたの待つ街へ |
時計を見ないで松方弘樹・安倍里葎子 | 松方弘樹・安倍里葎子 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | (女)時計を見ないで 私の目を見てよ (女)夢なんか見ないで 今だけ考えて (男)今しあわせなら 明日なんかくれてやる (男)くるおしいほど 燃えてみようよ (男)短い人生 (男)踊ろう (男女)朝まで (女)踊りましょう (男女)二人で (男女)あなたの他に 何も見えない (男女)愛しか見えない (男)時計を見ないで 口唇合せたら (男)過去なんか見ないで 今だけ考えて (女)今のしあわせが あふれてこぼれるから (女)逃がさないでよ もっと私を (女)だきしめて強く (男)踊ろう (男女)朝まで (女)踊りましょう (男女)二人で (男女)あなたの他に 何も見えない (男女)愛しか見えない (男)踊ろう (男女)朝まで (女)踊りましょう (男女)二人で (男女)あなたの他に 何も見えない (男女)愛しか見えない |
絵描きの部屋古谷一行 | 古谷一行 | みなみらんぼう | 寺尾聡 | | 表通りの角の酒屋に ブチの大きな犬がいる 俺の酒を買いにゆくお前は いつもそれにおびえてた 夕日がななめに差し込む部屋で ボンヤリ俺は昔を思う 窓を開けても半分だけしか 世間のみえないこんな暮しに おさらばしようか 書いても売れぬキャンバスばかり 絵具の臭いがたち込めて 古い毛糸をほぐしてるお前の 名前をポツリ呼んでみる 夕日がななめに差し込む部屋の 陽やけたたみがそこだけ赤い こうして二年かあと三年か もうすぐ暮れゆく町の片すみ 二人は影ぼうし |
さすらい人のように古谷一行 | 古谷一行 | みなみらんぼう | 東郷和声 | | 雨の降る真夜中は 想い出の揺りかごで 遠い旅に出かける さすらい人のように まるで昨日のように 古い想い出が 鮮かな絵となってよみ返ってくる あなたの白いうなじに 揺れてる長い黒髪 かすかな匂いさえもがかぎとれるよう 雨の降る真夜中は 想い出の揺りかごで 遠い旅に出かける さすらい人のように 悪いことはなんにも なかったけれど 巡りあわせがいつもちぐはぐでした 知らずに風が描いた 砂の上の絵のようです 移ろいやすい二人の季節はめぐる 雨の降る真夜中は 想い出の揺りかごで 遠い旅に出かける さすらい人のように |
クマのぬいぐるみ福村亮治 | 福村亮治 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 柳田ヒロ | ぼくはクマのぬいぐるみ ひとつ腕がちぎれそう 耳がやぶけてそこから 白いわたが のぞいている そうさ古いぬいぐるみ 5年前のクリスマス パパのサンタクロースが 君のために買ってきた それからずっと仲良しで いつもいっしょに眠ってた だけど今日からぼくなしで ひとりで眠れる 少し淋しくて ちょっと悲しくて とてもうれしいよ ぼくはクマのぬいぐるみ 笑えないししゃべれない だけどずっと友だちさ 淋しい時は ママがわり 君はぼくをよくかんだ そしてほおり投げもした なのに泣き虫の君は いつも死ぬほど抱きしめた ある日田舎へ行く時は 一緒でなくっちゃいやだって ただをこねていたあの日が きのうのようだね 少し淋しくて ちょっと悲しくて とてもうれしいよ |
山口さんちのツトム君ののちゃん(村方乃々佳) | ののちゃん(村方乃々佳) | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 佐藤泰将 | 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 広場で遊ぼうって言っても 絵本を見せるって言っても いつも答は同じ 「あとで」 つまんないナァ 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 大事にしていた三輪車 お庭で雨にぬれていた けさは元気になったかナ 「おはよう」 返事がない 山口さんちのツトム君 田舎へ行ってたママが 帰ってきたら たちまち元気になっちゃって 田舎のおみやげ持ってきた つんだばかりのイチゴ チョッピリ すっぱいね |
風見鶏こっち向いた西田敏行 | 西田敏行 | みなみらんぼう | 山本寛之 | 山本寛之 | ほほえみが 似合いの 君なのに 今日はなぜ うつむいて 丘の上見える 風見鶏 あっち向いた 午後の風 青春はしんきろう あこがれはまぶしい 悲しみは裏返し ジグザグのパズル 風見鶏 こっちを向く頃 君はすこし 大人になるだろう 教室の窓から ボンヤリと 今日も君 眺めてた 丘の上見える 風見鶏 空は晴れ 西の風 青春は迷い道 やさしさのはぐれ雲 しあわせはつかの間の 虹のようなドラマ 風見鶏 こっちを向く頃 君はすこし 大人になるだろう |
青春二人づれ西田敏行 | 西田敏行 | みなみらんぼう | 山本寛之 | | ゆがんだガラスで のぞいたみたいな ひしゃげた僕の 青春だから 地図も持たずに 歩いてきたのさ あしたの風は東か西か ポケットにわずかな想い出と希望 あたたかい涙は君のために流そう 二人で行こうか 肩よせあって 君に出逢って やさしくなれたよ 誰も一人じゃ 歩いてゆけない ふれあう肩の ぬくもりしみた 君もずいぶん 苦労をかさねて 曲りくねって歩いてきたね 髪の毛に かすかな湯上りの香り だきしめたその夜は星空のパノラマ 二人で行こうか 肩よせあって 君に出逢って やさしくなれたよ |
憧れは南風なぎら健壱 | なぎら健壱 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | 石段登って 右手をかざせば 海の向こうに 白い船 僕の心に 南風吹いて 憧れ揺れて ふくらんだ さよなら言って 町を去った人が あの船で帰ってきそうな 昼下がり まぶしい陽射しに つつまれた町じゃ 陽焼けた笑顔が 君を待つ 石段降りたら ミカン畑じゃ 色づく前の 青い実が 僕の気持と 同じように じっと季節を 待っている カモメの声が 少し哀しい 愛が君にとどかないで 終ったから いつかまたきっと 南風吹けば 帰って来るだろう あの人は |
ドラ太郎音頭なぎら健壱 | なぎら健壱 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 楽しく踊るなら ドラ太郎音頭 パッと笑顔の花が咲く ドラ太郎音頭 夢があるなら みんなおいで 一人ぼっちも こっちおいで さあさ輪になろう しあわせの あちらもこちらも ドンと行こう ドラ太郎音頭 ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 愉快にうたうなら ドラ太郎音頭 パッと七色 虹の歌 ドラ太郎音頭 しあわせならば みんなおいで 淋しがり屋も こっちおいで さあさ手拍子 しあわせの あちらもこちらも ドンと行こう ドラ太郎音頭 ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 みんなで踊るなら ドラ太郎音頭 パッとにぎわう横丁は ドラ太郎音頭 元気いい子は みんなおいで 泣いていた子も こっちおいで さあさ歌おう 幸せを あちらもこちらも ドンと行こう ドラ太郎音頭 ドンと出ましたドラ太郎 ヨイショ ドンと出たドラ太郎 |
花いちもんめなぎら健壱 | なぎら健壱 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ 故里をタンポポの 綿毛のように 弾けて飛び出した 振り返らずに 流れる白い雲 年月は過ぎ去り ポケットの夢だけは 今もあるけれど オオ オオ 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ しあわせは過ぎた日の 思い出のようで あざやかに見えながら 手は届かない 夢一つ愛一つ かないますように 溜息をつく癖は もう止めますから アア アア 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ 重すぎる情より 花をいちもんめ 朝(あした)には散ってゆく 哀しみだから 泣いたら涙が 川の中を 流れて故里へ 帰ってゆくだろう オオ オオ 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ 花いちもんめ |
フーセンのドラ太郎なぎら健壱 | なぎら健壱 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | おいら育ちは岬の外れ 親の名前も知らないけれど 誰が呼んだか ドラ太郎 フーセンのドラ太郎 もって生まれた 頭と顔で 人にめぐまれ 恋に見はなされ かわいい妹が嫁つぐまで もう恋はしません くよくよするときゃ 岡に登って 足の間から港をながめりゃ 股の中です故郷は 朝日が登ります 夢がいっぱいお金は少し 涙もろいがたまにキズ いつも皆に モテモテの フーセンのドラ太郎 イキにシャッポに 腹巻姿 風になったか 南へ北へ たまにゃ気紛れ旅ガラス おいちゃんおさらばだ 生まれ故郷は 磁石みたいに 後髪引くカモメの声か フワリ帰るさ ドラ太郎 フーセンのドラ太郎 フワリ フワフワ ドラ太郎 フーセンのドラ太郎 |
居酒屋「すずらん」渚ゆう子 | 渚ゆう子 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | 細い路地を抜ければそこは 急に人通りも少なくなるけど すぐにわかるわ「すずらん」という店よ 暖簾に白く花のぬいとり 店は古くてお客もまばらよ だけどきっと来てね話したくなったら 嬉しい話もたまにはあるわ だけどいつもなぜか湿った話ばかり 縁切り話やだまされて死ぬだとか そんな女や男が来るわ そうねたとえば世間の吹き溜り だけどそこがいいの楽しいこともあるわ 苦い酒ならたくさんあるわよ 私も飲んだわお客といっしょに ずっとこの町を出たことないのに ずいぶん世間を歩いたみたいよ そんな私と会いたくなったら いつでもおいでなさい 居酒屋「すずらん」に |
やまぐちさんちのツトムくん 童謡・唱歌 | 童謡・唱歌 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 広場で遊ぼうって言っても 絵本を見せるって言っても いつも答は同じ 「あとで」 つまんないナァ 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 大事にしていた三輪車 お庭で雨にぬれていた けさは元気になったかナ 「おはよう」 返事がない 山口さんちのツトム君 田舎へ行ってたママが 帰ってきたら たちまち元気になっちゃって 田舎のおみやげ持ってきた つんだばかりのイチゴ チョッピリ すっぱいね |
川はだれのもの?滝沢侑子・タンポポ児童合唱団 | 滝沢侑子・タンポポ児童合唱団 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 悠木昭宏 | 山に 降った 雨の しずく 岩を すべり 落ちて やがて 細い 川となった 川は 森で 生まれた 川は だれのもの? 住んでる 魚のものかしら? それとも 雨のものかな? 森の ものだろうか? 村を くだり 町を流れ 川は 海を 目ざす 鳥が あそぶ 虹が かかる 人の 希望 燃えたつ 川は 誰のもの? 岸辺の 緑のものかしら? それとも 鳥のものかな? 人の ものだろうか? いいえ どの川も 誰の ものでもありません 生きてる すべてのものです 川は みんなのもの 川は みんなのもの |
星うらないキラキラ少年少女合唱団みずうみ | 少年少女合唱団みずうみ | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | おとこだったら おひつじざ いつもげんきでちからもち ちょうどクラスのてつやくん かれはみんなのまとめやく しがつうまれのおうしざは すきなあいてにごようじん かにざあたりのこがいたら うまくいくかも しれないね ゆかいなひとはふたござで ちょっとうつりぎゆかりちゃん ししざうまれのいいんちょう にねんれんぞくいいんちょう どりょくしだいでおとめざは あたまよくなるこがおおい センスいいのはてんびんざ じしんかじょうにきをつけて もえるめをしたさそりざは ひろしくんだよよくもてる ぼうけんずきないてざ やぎざうまれはガマンぼし ちゅうとはんぱがだいきらい ぼくのパパですみずがめざ いつもあまいよぼくのママ うおざうまれのおひとよし |
賑やかな酒場佐良直美 | 佐良直美 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 矢野立美 | 賑やかな酒場には さざめきがたちこめて 別れの悲しみを 持ち寄る人もなく 取り残された僕は 酒が染み入るままに 優しさも忘れて あなたを憎みそう ラララ…… 電話の向うで 泣いていたあなたの さよならの言葉が こんなに重いなんて 誰もがこうして 人生を知るのなら 傷ついたお互いを 慰めるのは止そう ラララ…… 賑やかな酒場には 顔見知りが集い 不似合な涙も ここでは酒のさかな ラララ…… |
山口さんちのツトム君 斎藤こず恵 | 斎藤こず恵 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 広場で遊ぼうって言っても 絵本を見せるって言っても いつも答は同じ 「あとで」 つまんないナァ 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 大事にしていた三輪車 お庭で雨にぬれていた けさは元気になったかナ 「おはよう」返事がない 山口さんちのツトム君 田舎へ行ってたママが 帰ってきたら たちまち元気になっちゃって 田舎のおみやげ持ってきた つんだばかりのイチゴ チョッピリ すっぱいね |
僕は3丁目の電柱ですこおろぎ'73 | こおろぎ'73 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 千代正行 | 僕は3丁目の電柱です 雨の日風の日 町角に立ち 通りを見てます ながめています 夕焼お空はいわし雲 僕の背中に一番星が出た ちっちゃな女の子が信号渡ります そろそろ灯りをつけましょうね 僕は3丁目の電柱です 5年と6ヶ月 立っています 花屋のチエちゃんと 同じ年です バラの香りがする朝に 僕は始めて この町に来ました それから町の人と仲良くなって 今ではすっかり顔なじみ 隣りの町からやってきて 道に迷った人がそばにきて 僕のおなかで番地を調べます そうですここは3丁目 僕は3丁目の電柱です |
ユミちゃんの引越し~さよならツトム君~川橋啓史、大塚佳子 | 川橋啓史、大塚佳子 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 今日はユミちゃんがね 遠い町へ引越しだよ ぼくはママと二人で お別れに来たんだよ オテンバのくせにね ユミちゃんの目は涙色 ぼくは男の子だからね ママ 泣かないんだよね (ツトム君 さよなら さよなら ツトム君) むこうへついたらね きっと手紙を書いてよね 全部ひらがなで書けば ぼくも読めるからね お正月になったら ユミちゃんの家にいくんだ ぼくはこづかいをためてね ママ 会いにいくんだよ お正月になったら ユミちゃんの家にいくんだ ぼくはこづかいをためてね ママ 会いにいくんだよ |
山口さんちのツトム君川橋啓史 | 川橋啓史 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 広場で遊ぼうって言っても 絵本を見せるって言っても いつも答は同じ 「あとで」 つまんないナァ 山口さんちのツトム君 このごろ少し変よ どうしたのかナ 大事にしていた三輪車 お庭で雨にぬれていた けさは元気になったかナ 「おはよう」 返事がない 山口さんちのツトム君 田舎へ行ってたママが 帰ってきたら たちまち元気になっちゃって 田舎のおみやげ持ってきた つんだばかりのイチゴ チョッピリ すっぱいね |
酔いどれ女の流れ唄加藤登紀子 | 加藤登紀子 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | 酔いどれ女が 今夜もひとり 酒場でグラスを 抱いている まつげを濡らして 惚れた男に 生命を預けて 流れ流れた夜の川 男はもういない 酔いどれ女が ルージュをかめば さすらい暮しの 流れ舟 まぶたを下るよ 消えた男にゃ 未練はないが 冷たいグラスにふるさとが 切なく揺れるのさ 酔いどれ女の 行き着く先は 知っちゃいないさ 夜鳴鳥[よなきどり] ねぐらもないのに 雨に濡れながら 口ずさむ唄は 酔いどれ女の流れ唄 巷の風の唄 酔いどれ女の流れ唄 巷の風の唄 |
三女・おさがり節加藤梓(NHK東京児童合唱団) | 加藤梓(NHK東京児童合唱団) | みなみらんぼう | みなみらんぼう | 石原眞治 | 上のねえさん キラキラ長女 二番ねえさん いぶし銀 そしてあたしは ボロボロ三女 泣いて笑って 泣いて笑って おさがり節 シンデレラみたいに 新品のドレスを 毎日着られる 夢を見る 靴はブカブカ ズボンはきつい シャツのポッケは破れてる これが三女の宿命だよと ぐっとこらえてぐっとこらえて おさがり節 家計第一 おしゃれは第二 それが我家の おきてなの ほんのときどき ピカピカルック 他はたいてい 他はたいてい おさがり節 一人っ子みたいに 新品の洋服 毎日着られる 夢を見る 三女の気持 わかっちゃいない だれに言っても笑うだけ だけどあたしは くよくよしない 破れかぶれの破れかぶれの おさがり節 おさがり節 |
クマのぬいぐるみ井上侑 | 井上侑 | みなみらんぼう | みなみらんぼう | | ぼくはクマのぬいぐるみ ひとつ腕がちぎれそう 耳がやぶけてそこから 白いわたが のぞいている そうさ古いぬいぐるみ 5年前のクリスマス パパのサンタクロースが 君のために買ってきた それからずっと仲良しで いつもいっしょに眠ってた だけど今日からぼくなしで ひとりで眠れる 少し淋しくて ちょっと悲しくて とてもうれしいよ ぼくはクマのぬいぐるみ 笑えないししゃべれない だけどずっと友だちさ 淋しい時は ママがわり 君はぼくをよくかんだ そしてほおり投げもした なのに泣き虫の君は いつも死ぬほど抱きしめた ある日田舎へ行く時は 一緒でなくっちゃいやだって ただをこねていたあの日が きのうのようだね 少し淋しくて ちょっと悲しくて とてもうれしいよ |
フワフワ・WOW・WOW石川セリ | 石川セリ | みなみらんぼう | 樋口康雄 | 樋口康雄 | 今朝はとても気分がいい 空は青く光がまぶしい 手の届きそうな白い綿雲 私はなぜかフワフワ・WOW・WOW 久しぶりに歩きましょう 川のほとり緑の小径を なんにもないけど心うきうき 私はなぜかフワフワ・WOW・WOW バスケットに春がいっぱい 摘んだ花を笹舟と流し 今日一日はちょうちょになって 私はなぜかフワフワ・WOW・WOW この気持ちをあげましょうか せめて半分寂しいあなたに 坂道登ってもうひとまわり 私はなぜかフワフワ・WOW・WOW 私はなぜかフワフワ・WOW・WOW |