マイ・レボリューションこめかみに突き付け 今レボリューション待ってる 気に食わない奴らに別れを 期待しない世界に別れを 深い闇を抱いた 未成熟なせいだってさ 言い換えて済ましてる奴ら 他愛の無い昼下がりのTVショー 君の懐で篭城し続けてる 苛立のかたまり どうしようか 僕の行く手に すべてが終わり さよならの鐘 鳴り響いてた あの子は今も 目を輝かせ 思い出ひとつ 刻んでみせた 耳鳴りが酷くて 早く終わらせたい これでもかって絶望が踊る 悪魔が住み着いてる証拠さ ノーボーダー気取っている セレブレティが飲む ヴィンテージは血の色さ 素晴らしいよ 皆は釘付け 欲しがるばかり 誰の助けも 呼ぶだけ無駄さ 君の知りたい 動機は不純だ 得意げな目が 見る見るうちに 交渉人は引っ込んでろ 急病人を介抱しろ これで革命家さ もうすぐに | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | こめかみに突き付け 今レボリューション待ってる 気に食わない奴らに別れを 期待しない世界に別れを 深い闇を抱いた 未成熟なせいだってさ 言い換えて済ましてる奴ら 他愛の無い昼下がりのTVショー 君の懐で篭城し続けてる 苛立のかたまり どうしようか 僕の行く手に すべてが終わり さよならの鐘 鳴り響いてた あの子は今も 目を輝かせ 思い出ひとつ 刻んでみせた 耳鳴りが酷くて 早く終わらせたい これでもかって絶望が踊る 悪魔が住み着いてる証拠さ ノーボーダー気取っている セレブレティが飲む ヴィンテージは血の色さ 素晴らしいよ 皆は釘付け 欲しがるばかり 誰の助けも 呼ぶだけ無駄さ 君の知りたい 動機は不純だ 得意げな目が 見る見るうちに 交渉人は引っ込んでろ 急病人を介抱しろ これで革命家さ もうすぐに |
LOVE 2 HATEいつも単調な サイクルの輪をくぐって 浮かない現実が 開き直れば 静かな悲劇 思いつきの 連続で目が回って 君に触りたくって 夜空に晒す 愛の言葉の醜さよ 全部仕組まれた 甘い罠だった 愛しさが身を染めて 憎たらしさに呆れ 思いは加速していくばかり 塗り固めたイメージが 崩れ落ちて行く様 なかなかお目にかかれないよ いつも冷静な 肩から腰にそって 張りつめていくテンション 尋常じゃない 赤い重力で 今の気分は 完全に血が上って 判断がつかなくって 世界の全てを 敵に回したっていいんだ 耳元で言った これは罰だって 君が持ち込んだリズムが 何かを狂わすのさ どれにも当てはまらないセオリー 記憶を辿ってみても 身に覚えの無い事 引き摺りおろされるように 愛に果て 君は気まぐれ まさに罪だって 恋が襲った 恋が襲った 恋が | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | いつも単調な サイクルの輪をくぐって 浮かない現実が 開き直れば 静かな悲劇 思いつきの 連続で目が回って 君に触りたくって 夜空に晒す 愛の言葉の醜さよ 全部仕組まれた 甘い罠だった 愛しさが身を染めて 憎たらしさに呆れ 思いは加速していくばかり 塗り固めたイメージが 崩れ落ちて行く様 なかなかお目にかかれないよ いつも冷静な 肩から腰にそって 張りつめていくテンション 尋常じゃない 赤い重力で 今の気分は 完全に血が上って 判断がつかなくって 世界の全てを 敵に回したっていいんだ 耳元で言った これは罰だって 君が持ち込んだリズムが 何かを狂わすのさ どれにも当てはまらないセオリー 記憶を辿ってみても 身に覚えの無い事 引き摺りおろされるように 愛に果て 君は気まぐれ まさに罪だって 恋が襲った 恋が襲った 恋が |
I SHADOW本当はそいつが 忘れられないだけ その通りだろ ほら停電した風に 目の前が突然に 暗転 首を傾げて 飲み込めないふりで やり過ごすの この前の遊びとは 比じゃないぜ 覚悟はしといてよ 愛していようが 愛していまいが 大して気には留めないよ 今ならその命を燃やせるから 感じてよマイ・ガール 投じて一石 マグマ流れだすように 君から溢れていたよ サガ 楽になりたい 口で言う割に 君は 逆さまだね また後悔 頭じゃ答えが 見つかっているくせに 蝉が命を嘆いて 風が呻いた真夜中 今も耳元にあるよ 夏は死に 冬は息絶えて 耐えて あいつらみたいに 夢も観たいし 恋で着飾るのもいいけど ねえ何だか 収まりがつかないよ 君 こっち向いてマイガール 本当に奇麗だ 何も纏う事無いよ そう君を輝かすのは 影 愛していようが 愛していまいが 大して気には留めないよ 今ならその命を燃やせるから 感じてよマイ・ガール 投じて一石 マグマ流れだすように 君から溢れていたよ サガ | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | 本当はそいつが 忘れられないだけ その通りだろ ほら停電した風に 目の前が突然に 暗転 首を傾げて 飲み込めないふりで やり過ごすの この前の遊びとは 比じゃないぜ 覚悟はしといてよ 愛していようが 愛していまいが 大して気には留めないよ 今ならその命を燃やせるから 感じてよマイ・ガール 投じて一石 マグマ流れだすように 君から溢れていたよ サガ 楽になりたい 口で言う割に 君は 逆さまだね また後悔 頭じゃ答えが 見つかっているくせに 蝉が命を嘆いて 風が呻いた真夜中 今も耳元にあるよ 夏は死に 冬は息絶えて 耐えて あいつらみたいに 夢も観たいし 恋で着飾るのもいいけど ねえ何だか 収まりがつかないよ 君 こっち向いてマイガール 本当に奇麗だ 何も纏う事無いよ そう君を輝かすのは 影 愛していようが 愛していまいが 大して気には留めないよ 今ならその命を燃やせるから 感じてよマイ・ガール 投じて一石 マグマ流れだすように 君から溢れていたよ サガ |
トーキョー・イミテーション朝焼けが照らす東京は 使い捨てた 人形の群れ 朝焼けが染める東京は グレイの肌とイミテーション 地下鉄の迷宮を 行き交う思惑は 軌道を変えずに今日も ある場所へ急ぐ 本当の事 嘘とまやかし どれだってかまわない 明日の口実さえあれば それで全てが済んだ 降り止まぬ夕立は 少しばかりの安らぎ ショーウィンドウを抜け出したのは 誰かの嘆き 朝焼けが照らす東京は 仮面を剥いで 無防備だった 朝焼けが染める東京は 長い逃走に無限のフィクション 鏡越しの君の姿 僕の知る君とは違ってた 鳴り止まぬ警笛は 臆病な獣の声さ すり替えた鍵の行方は 誰も知らない 朝焼けが照らす東京は 使い捨てた 人形の群れ 朝焼けが染める東京は グレイの肌とイミテーション 朝焼けが照らす東京は 仮面を剥いで 無防備だった 朝焼けが染める東京は 長い逃走に無限のフィクション | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | 朝焼けが照らす東京は 使い捨てた 人形の群れ 朝焼けが染める東京は グレイの肌とイミテーション 地下鉄の迷宮を 行き交う思惑は 軌道を変えずに今日も ある場所へ急ぐ 本当の事 嘘とまやかし どれだってかまわない 明日の口実さえあれば それで全てが済んだ 降り止まぬ夕立は 少しばかりの安らぎ ショーウィンドウを抜け出したのは 誰かの嘆き 朝焼けが照らす東京は 仮面を剥いで 無防備だった 朝焼けが染める東京は 長い逃走に無限のフィクション 鏡越しの君の姿 僕の知る君とは違ってた 鳴り止まぬ警笛は 臆病な獣の声さ すり替えた鍵の行方は 誰も知らない 朝焼けが照らす東京は 使い捨てた 人形の群れ 朝焼けが染める東京は グレイの肌とイミテーション 朝焼けが照らす東京は 仮面を剥いで 無防備だった 朝焼けが染める東京は 長い逃走に無限のフィクション |
OUT OF THE WORLD気付いてた 俺はとうに 破り捨てたコレクション 身を屈め 傷を舐め 息をひそめ狙った 君が跪いて 無抵抗になって 虚ろに見上げた 胸が疼いて 落ち着かないぜ 罪に取り憑かれて こんな事で世界は 動かないよ 君はクレイジー まともじゃないぜ 無造作に抱かれて just call me crazy 見境無いぜ 鮮やかに染まって 目に映るもの全て 燃え尽きたかのようさ 手に触れたもの全て 凍り付いてるようさ 何も縛らないよ 君の自由さ 好きに選びなよ 非対称なせいで 歩けやしないぜ すぐに道をそれて こんな事で世界は 踊らされて 君はクレイジー 間違いないぜ 無造作に求めて just call me crazy 見境無いぜ 鮮やかに染まって 君はクレイジー 深く知りすぎて l wanna be crazy 疑わないで 鮮やかに染まって just call me crazy l wanna be crazy | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | 気付いてた 俺はとうに 破り捨てたコレクション 身を屈め 傷を舐め 息をひそめ狙った 君が跪いて 無抵抗になって 虚ろに見上げた 胸が疼いて 落ち着かないぜ 罪に取り憑かれて こんな事で世界は 動かないよ 君はクレイジー まともじゃないぜ 無造作に抱かれて just call me crazy 見境無いぜ 鮮やかに染まって 目に映るもの全て 燃え尽きたかのようさ 手に触れたもの全て 凍り付いてるようさ 何も縛らないよ 君の自由さ 好きに選びなよ 非対称なせいで 歩けやしないぜ すぐに道をそれて こんな事で世界は 踊らされて 君はクレイジー 間違いないぜ 無造作に求めて just call me crazy 見境無いぜ 鮮やかに染まって 君はクレイジー 深く知りすぎて l wanna be crazy 疑わないで 鮮やかに染まって just call me crazy l wanna be crazy |
成れの果て(2007.10.21 live at Heaven's Rock Saitama-Shintoshin)未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を 真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した 言葉の端に わざと不実を促すその心は 知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 先に行かせまいと 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 手の内で | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | 未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を 真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した 言葉の端に わざと不実を促すその心は 知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 先に行かせまいと 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 手の内で |
パニックやり場の無い愛を抱いて おぼつかない自意識担いで 真っ当ぶった女 鍵のかかった 捨てきれない愛の通気口 取り留めない生にもがいて 現在進行形の諍いもあって またもやドーター いかれちまった また マーダー 頭が割れそうだ 交渉次第は承知で 愛しても無い男と 今日も待ち合わせ 君が理想だ いつもdisorder 固まってそうな 未来予想図 始まりそうだ すぐにdisorder 泣き出しそうな この世の春は 最高さ ノーブレーキ 嘘だ 日ごとに増す攻撃性の発作 寛大な世界は全てを許した 俺の感性か 奴の妄想か 東京の上空で 戦闘機が散った 回答しない問題みたい 「愛されたい」の動機で 今日もまた埋め合わせ どうやって 蹴り着けるんだろ どうやって 借り返すんだろ 慰めるための希望は WAR WAR WAR WAR 何が理想だ 死んだようなもんさ 身元不明の 奴がこぞって 誰も誘うな 孤独なレーサー 振り切ったメーター 生と死の間 もうブレーキ効かない | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | やり場の無い愛を抱いて おぼつかない自意識担いで 真っ当ぶった女 鍵のかかった 捨てきれない愛の通気口 取り留めない生にもがいて 現在進行形の諍いもあって またもやドーター いかれちまった また マーダー 頭が割れそうだ 交渉次第は承知で 愛しても無い男と 今日も待ち合わせ 君が理想だ いつもdisorder 固まってそうな 未来予想図 始まりそうだ すぐにdisorder 泣き出しそうな この世の春は 最高さ ノーブレーキ 嘘だ 日ごとに増す攻撃性の発作 寛大な世界は全てを許した 俺の感性か 奴の妄想か 東京の上空で 戦闘機が散った 回答しない問題みたい 「愛されたい」の動機で 今日もまた埋め合わせ どうやって 蹴り着けるんだろ どうやって 借り返すんだろ 慰めるための希望は WAR WAR WAR WAR 何が理想だ 死んだようなもんさ 身元不明の 奴がこぞって 誰も誘うな 孤独なレーサー 振り切ったメーター 生と死の間 もうブレーキ効かない |
不時着今 君と僕は 同じように あの日に戻ってた 幼い頃の無邪気さで互いを 求めあって 空がひび割れて 向こう側から 差し込む光は 君の中で燃える血の赤さで 視界を染めたよ プリズムが揺れて 目眩の中で 愛しい声が ただ響いてる 夜が来ても 朝は巡って 君の心を変えてしまうだろう 僕が恐れたのは 明日を願うその不確かさ 失いそうで 過去にすがって それでも何故か 現在を探してる 地図を無くした 当てのない僕らは 二人の望みは いつの間にか ねじれてしまったよ 決して誰も傷つけたくないのに それなのに どうして 優しさは足手まとい 裏切りの果てに無くした 君と僕の過ちが 間違いなら 全てが疎ましいよ 昨日以上に 今日より更に 君の深くへ 潜り込みたい まるで光さえも 届かない程 意識を超えて 抱きしめ合って 何を誓って 解り合う様な 振りじゃ済まない そんな孤独は僕に分けてくれよ 失いそうで 過去にすがって それでも何故か 現在を探してる 地図を無くした 当てのない僕らは ここがどこであろうと 僕はかまわない | 椿屋四重奏 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | Yuji Nakada | 今 君と僕は 同じように あの日に戻ってた 幼い頃の無邪気さで互いを 求めあって 空がひび割れて 向こう側から 差し込む光は 君の中で燃える血の赤さで 視界を染めたよ プリズムが揺れて 目眩の中で 愛しい声が ただ響いてる 夜が来ても 朝は巡って 君の心を変えてしまうだろう 僕が恐れたのは 明日を願うその不確かさ 失いそうで 過去にすがって それでも何故か 現在を探してる 地図を無くした 当てのない僕らは 二人の望みは いつの間にか ねじれてしまったよ 決して誰も傷つけたくないのに それなのに どうして 優しさは足手まとい 裏切りの果てに無くした 君と僕の過ちが 間違いなら 全てが疎ましいよ 昨日以上に 今日より更に 君の深くへ 潜り込みたい まるで光さえも 届かない程 意識を超えて 抱きしめ合って 何を誓って 解り合う様な 振りじゃ済まない そんな孤独は僕に分けてくれよ 失いそうで 過去にすがって それでも何故か 現在を探してる 地図を無くした 当てのない僕らは ここがどこであろうと 僕はかまわない |
MU DA BO NE自信過剰で 高慢ちき 誰がそんな子に育てたの 触ってないのに 経験済み 誰がそんなこと 教えたの 大人をからかって いけない子 ベソかいたって 済まされないよ 苦いだろ 純情が飛び出して 辛いだろ 青春の落とし穴 若気の至りは 恥と巻き添え 詩人は今日もまた 感傷的 沢山のご不満がアイデンティティ それよりご飯食べいこうよ 僕を試すなら その後ね 男をからかって いけない子 ベソかいたって 許さないけど 痛いだろ 愛情の抜き差しは 観たいだろ 青春の逝く先を 若気の至りは 恥と駆け落ち 救われたいが為に 傷付きたいのが常 迎えた朝がアンニュイで どれも無駄骨さ | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | 自信過剰で 高慢ちき 誰がそんな子に育てたの 触ってないのに 経験済み 誰がそんなこと 教えたの 大人をからかって いけない子 ベソかいたって 済まされないよ 苦いだろ 純情が飛び出して 辛いだろ 青春の落とし穴 若気の至りは 恥と巻き添え 詩人は今日もまた 感傷的 沢山のご不満がアイデンティティ それよりご飯食べいこうよ 僕を試すなら その後ね 男をからかって いけない子 ベソかいたって 許さないけど 痛いだろ 愛情の抜き差しは 観たいだろ 青春の逝く先を 若気の至りは 恥と駆け落ち 救われたいが為に 傷付きたいのが常 迎えた朝がアンニュイで どれも無駄骨さ |
恋わずらい 夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ 替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が 燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった 丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった 唇を拭いながら 過ちの後始末を うまく片付けられぬままで 無駄にもつれ合う影絵 このままじゃ逃げきれずに 全て奪われてしまう 頭に響く思い出も 要らないくらいに思えた うつむいては 噛み殺した 愛しさに埋め尽くされて 操られた心の望み通り 夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ 替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が 燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった 丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった 吹き出しの中にしようか 外にしようか 口に出すか やめるか お願いさ 少し笑って せめてもの救いを残して その言葉に 逆らわずに 愛しさに埋め尽くされて 操られた心の思い通り 紅の夕焼けが滲んで あるがままの君を哂した まだ手なずけられない恋が 踊りながら秘密暴いた 生温い感触にすがって その奥に滑らせていった なす術なくゆだねる恋が 全ての留め金を外した 容易く消し去れない恋が また俺の中でちらついた | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | 夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ 替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が 燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった 丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった 唇を拭いながら 過ちの後始末を うまく片付けられぬままで 無駄にもつれ合う影絵 このままじゃ逃げきれずに 全て奪われてしまう 頭に響く思い出も 要らないくらいに思えた うつむいては 噛み殺した 愛しさに埋め尽くされて 操られた心の望み通り 夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ 替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が 燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった 丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった 吹き出しの中にしようか 外にしようか 口に出すか やめるか お願いさ 少し笑って せめてもの救いを残して その言葉に 逆らわずに 愛しさに埋め尽くされて 操られた心の思い通り 紅の夕焼けが滲んで あるがままの君を哂した まだ手なずけられない恋が 踊りながら秘密暴いた 生温い感触にすがって その奥に滑らせていった なす術なくゆだねる恋が 全ての留め金を外した 容易く消し去れない恋が また俺の中でちらついた |
moonlightなぜそんなに なぜそんなに 波風立てていくの なぜそんなに なぜそんなに 悲しみを連れてくの わかっているさ その理由もすべて 痛い程君が 君のことを知ってるから その愚かさも素晴らしさも 身にまとう君は奇麗だよ その愚かさも素晴らしさも 認める君が好きだよ なぜこんなに なぜこんなに 胸の奥が痛むの なぜこんなに なぜこんなに 君の事が好きなの 変わらなくていいよ 探しても無駄さ 余計な事ばっか 知らないなら 知らなくていいよ 月明かりだけ それでも君は 輝いて見えた その愚かさも素晴らしさも 抱きしめる君は奇麗だよ その愚かさも素晴らしさも 差し出す君が好きだよ 君がいないと 僕は 僕を見失う | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | なぜそんなに なぜそんなに 波風立てていくの なぜそんなに なぜそんなに 悲しみを連れてくの わかっているさ その理由もすべて 痛い程君が 君のことを知ってるから その愚かさも素晴らしさも 身にまとう君は奇麗だよ その愚かさも素晴らしさも 認める君が好きだよ なぜこんなに なぜこんなに 胸の奥が痛むの なぜこんなに なぜこんなに 君の事が好きなの 変わらなくていいよ 探しても無駄さ 余計な事ばっか 知らないなら 知らなくていいよ 月明かりだけ それでも君は 輝いて見えた その愚かさも素晴らしさも 抱きしめる君は奇麗だよ その愚かさも素晴らしさも 差し出す君が好きだよ 君がいないと 僕は 僕を見失う |
LOVER何も言わず傍に 雨にぬれた体を いつの間にか君は 望みを解いていた 愛のまやかし まどろみ 傷つくことすら忘れたよ きれいな心とか あきらめたら 楽になるから 君の中で 君の中で 何もかもが焼け落ちて行くよ ためらわずに今日は 僕のために捧げてほしい すべてが嘘だと言うなら 言葉にすがるのは 不確かなせいだろ この手を離すなら 迷わないでおくれよ 夜のまぼろし まどろみ 止まり木の愛に委ねたよ 汚れた心とか それは優しすぎたせいだろ 求めるだけ意味が 削がれていくことを 知りながら 気付きながら 無くなるまで続けた 僕の中で 僕の中で 何もかもがなくなればいいよ 誤魔化さずに今日は 君のために抱かれてほしい すべてが嘘になるなら | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | 何も言わず傍に 雨にぬれた体を いつの間にか君は 望みを解いていた 愛のまやかし まどろみ 傷つくことすら忘れたよ きれいな心とか あきらめたら 楽になるから 君の中で 君の中で 何もかもが焼け落ちて行くよ ためらわずに今日は 僕のために捧げてほしい すべてが嘘だと言うなら 言葉にすがるのは 不確かなせいだろ この手を離すなら 迷わないでおくれよ 夜のまぼろし まどろみ 止まり木の愛に委ねたよ 汚れた心とか それは優しすぎたせいだろ 求めるだけ意味が 削がれていくことを 知りながら 気付きながら 無くなるまで続けた 僕の中で 僕の中で 何もかもがなくなればいいよ 誤魔化さずに今日は 君のために抱かれてほしい すべてが嘘になるなら |
共犯 明日には 覚えちゃいないだろう 見せかけの光で眩ます今夜 他にする事無いから 肌を合わせて 明日から 君は気づくのだろう 見せかけの姿で騙せるような 憧れだけじゃ 満たされなくて 溜息ついてばかり ろくに言葉も交わさず 望む事はひとつだけ 惜しげも無く見せた 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ 貸し借りの愛なんて 見飽きたんだよ 繰り返し 何か目覚めていく様な 駆け引きだけをしたいこの頃 そう君と飽きるまで 持て余すなら 全てを 僕に委ねておくれよ 耳元でこぼした 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ むせ返る吐息の中 溢れ返る意識もまた 未回答で 実際そうで いい加減にそれを見たいようで だから 真実を語るよりいつも 秘密を明かすようにキスを 重ねてるほうがいいよ 気づいてからじゃ 遅すぎるから いますぐに認めなよ 苛立つ街を背中に 君が脱ぎ捨てた君は ありのままの姿 許し合う程に無防備 もう手遅れ もう手遅れ 持て余すなら 全てを 僕に委ねておくれよ 耳元でこぼした 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 明日には 覚えちゃいないだろう 見せかけの光で眩ます今夜 他にする事無いから 肌を合わせて 明日から 君は気づくのだろう 見せかけの姿で騙せるような 憧れだけじゃ 満たされなくて 溜息ついてばかり ろくに言葉も交わさず 望む事はひとつだけ 惜しげも無く見せた 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ 貸し借りの愛なんて 見飽きたんだよ 繰り返し 何か目覚めていく様な 駆け引きだけをしたいこの頃 そう君と飽きるまで 持て余すなら 全てを 僕に委ねておくれよ 耳元でこぼした 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ むせ返る吐息の中 溢れ返る意識もまた 未回答で 実際そうで いい加減にそれを見たいようで だから 真実を語るよりいつも 秘密を明かすようにキスを 重ねてるほうがいいよ 気づいてからじゃ 遅すぎるから いますぐに認めなよ 苛立つ街を背中に 君が脱ぎ捨てた君は ありのままの姿 許し合う程に無防備 もう手遅れ もう手遅れ 持て余すなら 全てを 僕に委ねておくれよ 耳元でこぼした 秘密はあまりに無防備 もう手遅れ もう手遅れ |
トワ額をあわせて 言葉に出さずとも 繋げられた気がした 網戸をすり抜ける風も優しい 見渡す景色の すべてが色付いた その理由を見つけた 君を作り出した日々の美しさ 心は絶えず彷徨いながら いたるところに跡を残した 君を抱いていたいよ 側にあってほしいんだよ 海のような この空のような 失われないその意味を 君を抱いていたいよ それ以外にいらないよ 溢れ出した光に手を伸べて 見たんだ その刹那の永遠を 唇重ねて 思いをそらさずに 伝えられた気がした 緩やかに過ぎていく日のどこかで 心に絶えず絵を描きながら できうる限り暗闇を埋めて 君を抱いていたいよ 側にあってほしいんだよ 雨のような この風のような 変わりはしないその意味を 君を抱いていたいよ それ以外にいらないよ 溢れ出した光に手を伸べて 開いた その確かな永遠を | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 朝本浩文・椿屋四重奏 | 額をあわせて 言葉に出さずとも 繋げられた気がした 網戸をすり抜ける風も優しい 見渡す景色の すべてが色付いた その理由を見つけた 君を作り出した日々の美しさ 心は絶えず彷徨いながら いたるところに跡を残した 君を抱いていたいよ 側にあってほしいんだよ 海のような この空のような 失われないその意味を 君を抱いていたいよ それ以外にいらないよ 溢れ出した光に手を伸べて 見たんだ その刹那の永遠を 唇重ねて 思いをそらさずに 伝えられた気がした 緩やかに過ぎていく日のどこかで 心に絶えず絵を描きながら できうる限り暗闇を埋めて 君を抱いていたいよ 側にあってほしいんだよ 雨のような この風のような 変わりはしないその意味を 君を抱いていたいよ それ以外にいらないよ 溢れ出した光に手を伸べて 開いた その確かな永遠を |
サイレンス完全なるサイレンス 暗闇のステージ 覚醒のマイク握って 傍観の奴らにぶっ放し 完全なサイエンス 人体実験装置 スモークを焚いて眠った 軽薄で陽気な女 さあ ベイビー お前の好きなように踊りなよ 回転灯にサイレン 狂騒のビート刻んで I don't know つれないね 感情なんてないぜ 倦怠そうなレディ 興奮ばっかつないで 当然だって笑って 後悔なんてしないぜ なあ ベイビー 君の喜びに浸かりたいよ ぶつかりあった時の むさぼりあった時の 中を探るときの音 何もかもが聴こえてない なあ ベイビー お前の好きなだけ選びなよ 見えなくても触れた 聞こえずとも触れた 知らないまま知りたがる 君、君、俺 ぶつかりあった時の むさぼりあった時の 中を探るときの音 何もかもが聴こえてない 何もかもが聴こえてない | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 完全なるサイレンス 暗闇のステージ 覚醒のマイク握って 傍観の奴らにぶっ放し 完全なサイエンス 人体実験装置 スモークを焚いて眠った 軽薄で陽気な女 さあ ベイビー お前の好きなように踊りなよ 回転灯にサイレン 狂騒のビート刻んで I don't know つれないね 感情なんてないぜ 倦怠そうなレディ 興奮ばっかつないで 当然だって笑って 後悔なんてしないぜ なあ ベイビー 君の喜びに浸かりたいよ ぶつかりあった時の むさぼりあった時の 中を探るときの音 何もかもが聴こえてない なあ ベイビー お前の好きなだけ選びなよ 見えなくても触れた 聞こえずとも触れた 知らないまま知りたがる 君、君、俺 ぶつかりあった時の むさぼりあった時の 中を探るときの音 何もかもが聴こえてない 何もかもが聴こえてない |
幻惑時に我を忘れては探した あの日君を塗り替えた幻 軽はずみに覚えたのは 誘惑にも似た目配せ 抜け殻のままでいたから 怖くはない 使い慣れた裏切りの刃先は やがて君の自惚れを殺した 赤い口紅で隠した ささやかな少女の記憶 無自覚な君の素肌に 踏み入れたい ただ僕らは 受け入れるだけの身体を 互いに寄せ その傷を舐め合った 叶うならば 胸を焦がすような想いを 錆びついた空に踊らせてみたかった 助けなど呼ばない はじめからそのつもり 琥珀の中にある息絶えた輝き 誰かの声がして いつかの夢に触れて けれど選べなくて 胸の内に留めたのは 哀しみが美しいから まだ飼い馴らせずに僕は 今を嘆く ただ僕らは 受け入れるだけの身体を 互いに寄せ その傷を舐め合った 叶うならば 胸を焦がすような想いを 錆びついた空に踊らせてみたかった 強く抱きしめて 痛み伴う程強く 君が望むその終わりが来るのなら ただ僕らは… | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 時に我を忘れては探した あの日君を塗り替えた幻 軽はずみに覚えたのは 誘惑にも似た目配せ 抜け殻のままでいたから 怖くはない 使い慣れた裏切りの刃先は やがて君の自惚れを殺した 赤い口紅で隠した ささやかな少女の記憶 無自覚な君の素肌に 踏み入れたい ただ僕らは 受け入れるだけの身体を 互いに寄せ その傷を舐め合った 叶うならば 胸を焦がすような想いを 錆びついた空に踊らせてみたかった 助けなど呼ばない はじめからそのつもり 琥珀の中にある息絶えた輝き 誰かの声がして いつかの夢に触れて けれど選べなくて 胸の内に留めたのは 哀しみが美しいから まだ飼い馴らせずに僕は 今を嘆く ただ僕らは 受け入れるだけの身体を 互いに寄せ その傷を舐め合った 叶うならば 胸を焦がすような想いを 錆びついた空に踊らせてみたかった 強く抱きしめて 痛み伴う程強く 君が望むその終わりが来るのなら ただ僕らは… |
陽炎あれから幾年は過ぎて 君はどれくらい変わったんだろう 真夏の閉め切った部屋で 何度も何度も繰り返し 欲しがった日々 あれから幾年は過ぎて 僕はどれくらい変わったんだろう 上手に嘘もつけます あんなに簡単に騙されて 無知だったのに 青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現 陽炎立つあの道 君が揺れていた 力なく微笑みを差し出して さようなら さようなら 青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現 | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | あれから幾年は過ぎて 君はどれくらい変わったんだろう 真夏の閉め切った部屋で 何度も何度も繰り返し 欲しがった日々 あれから幾年は過ぎて 僕はどれくらい変わったんだろう 上手に嘘もつけます あんなに簡単に騙されて 無知だったのに 青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現 陽炎立つあの道 君が揺れていた 力なく微笑みを差し出して さようなら さようなら 青い太陽に目が眩む いつかのあの日もそうでした 夕焼け 夕立 夢現 |
君無しじゃいられないああ君よ 心もとない僕の為に 今夜は部屋の鍵を開けたままで ステイ ああ君よ いつも晴れない僕の空に 沈まぬ陽と虹の絵を書き足しておくれよ 柔らかな胸の中で こんな男の悪あがきを 讃えてくれ 眠りにつくまで ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が ただ過剰に君が好きで その魔性で首を絞めて 押さえ切れない程に 情熱は嵐 酷く素晴らしい哉 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない 透けるような君の指で あちこち絡むクモの糸を 解いてくれ 眠りにつくまで ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が その魔法を僕にかけて この無情に色を付けて 隠し切れない程に 愛しさが吹き荒れ 今すぐ君が欲しくて 今すぐに君が欲しいのさ 押さえ切れない程に 情熱は嵐 酷く素晴らしいだろ 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない もうひとつ言わせて 君無しじゃいられない | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | ああ君よ 心もとない僕の為に 今夜は部屋の鍵を開けたままで ステイ ああ君よ いつも晴れない僕の空に 沈まぬ陽と虹の絵を書き足しておくれよ 柔らかな胸の中で こんな男の悪あがきを 讃えてくれ 眠りにつくまで ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が ただ過剰に君が好きで その魔性で首を絞めて 押さえ切れない程に 情熱は嵐 酷く素晴らしい哉 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない 透けるような君の指で あちこち絡むクモの糸を 解いてくれ 眠りにつくまで ただ無性に君が好きで その異常な熱が好きで 夢の淵で覗いた 隙だらけの君が その魔法を僕にかけて この無情に色を付けて 隠し切れない程に 愛しさが吹き荒れ 今すぐ君が欲しくて 今すぐに君が欲しいのさ 押さえ切れない程に 情熱は嵐 酷く素晴らしいだろ 運命よ ひとつ言わせて 君無しじゃいられない もうひとつ言わせて 君無しじゃいられない |
朱い鳥遠回しに書いた あなたへの思い 春の風吹いて 花のドレスまとうの 記憶は脆く あてにはならず 私は運命が頼り 愛の海の中で 漂う小舟は あなたの胸に抱かれ 朱い鳥に変わる 心の芽生え 嘘でもいいの 私は少し病気です 森の中を裸で彷徨う夢を見たわ これからどんな話をするの 握りしめた手の温もり 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた 明るみで無くした約束 途切れた線が瞳を破いた 唇は濡れた 赤くねじれた 愛の海の中で 同じ夢を見ていたんだろう 何も隠せずに 魔法が形を変えて滲む いつの日にか夢も醒めて 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 遠回しに書いた あなたへの思い 春の風吹いて 花のドレスまとうの 記憶は脆く あてにはならず 私は運命が頼り 愛の海の中で 漂う小舟は あなたの胸に抱かれ 朱い鳥に変わる 心の芽生え 嘘でもいいの 私は少し病気です 森の中を裸で彷徨う夢を見たわ これからどんな話をするの 握りしめた手の温もり 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた 明るみで無くした約束 途切れた線が瞳を破いた 唇は濡れた 赤くねじれた 愛の海の中で 同じ夢を見ていたんだろう 何も隠せずに 魔法が形を変えて滲む いつの日にか夢も醒めて 愛の逃げ場所は 白い空 遠い国 あなたが居ないところ 私には背負えない だから許して下さいね 朱い鳥 朱い鳥 飛んでゆくために 目一杯触れた |
踊り子取り逃がした喜びの 売りさばいた幼気の 知る由もない俺の運命 振り乱した黒髪の まき散らす甘い匂いの 気のふれた踊り子の様で 哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて 好き勝手やってさ 覚えが無くてさ いつだって辺りは焼け野原 転ぶ欲望の速度に 捕まえた腕の力 振り向くより速く仕留めて 崩れだした君の虚像 剥がれ落ちた俺の虚像 泣き笑いがまた変拍子 十六の頃に 破れたブラウス あの日暴いた 全ての嘘 憎たらしいけど 紛らわしいけど 何故か切ない 君の姿 哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて すがり合った月の夜に いなくなって砂埃 少しばかりあと引きそうだ あと引きそうだ | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 取り逃がした喜びの 売りさばいた幼気の 知る由もない俺の運命 振り乱した黒髪の まき散らす甘い匂いの 気のふれた踊り子の様で 哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて 好き勝手やってさ 覚えが無くてさ いつだって辺りは焼け野原 転ぶ欲望の速度に 捕まえた腕の力 振り向くより速く仕留めて 崩れだした君の虚像 剥がれ落ちた俺の虚像 泣き笑いがまた変拍子 十六の頃に 破れたブラウス あの日暴いた 全ての嘘 憎たらしいけど 紛らわしいけど 何故か切ない 君の姿 哀しくはないよ 負い目なんてないよ いつだって心は満たされて すがり合った月の夜に いなくなって砂埃 少しばかりあと引きそうだ あと引きそうだ |
熱病錆び付いた空の肌 ライターの火を当てたり 自暴自棄な真似事をしてみたり まるで蜃気楼の街を 借り物の姿で 躱しながら君の元へ向かった 何も知らぬ素振りで 肩にもたれた君の 胸に宿した確かな熱に触れた 夜のはじまり 指を絡ませ 囁く言葉 疑いを掠めたまなざし はぐれた君は 僕の名前を 繰り返し呼ぶしか出来ずにいた 逆さまになった言葉 追いつめた窓際で 視線の奥をしばらく探ってみる どうせまた見失うから 治さない こぼれた秘密 濡れた首筋 哀しみが映り込む瞳 君が迷わせ 僕が踊らす その肌を鮮やかに染めて 約束など交わせずに 朝焼けに目を伏せた | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 錆び付いた空の肌 ライターの火を当てたり 自暴自棄な真似事をしてみたり まるで蜃気楼の街を 借り物の姿で 躱しながら君の元へ向かった 何も知らぬ素振りで 肩にもたれた君の 胸に宿した確かな熱に触れた 夜のはじまり 指を絡ませ 囁く言葉 疑いを掠めたまなざし はぐれた君は 僕の名前を 繰り返し呼ぶしか出来ずにいた 逆さまになった言葉 追いつめた窓際で 視線の奥をしばらく探ってみる どうせまた見失うから 治さない こぼれた秘密 濡れた首筋 哀しみが映り込む瞳 君が迷わせ 僕が踊らす その肌を鮮やかに染めて 約束など交わせずに 朝焼けに目を伏せた |
螺旋階段朝もやがまた君を さらうように包み隠した かさぶたに触れながら 黙ったまま背中で逃がした 気後れの度に間に合わせた 慣らした嘘は手放して 重なる度に溺れて 口づけで息を止めて なけなしの夢の中で 継ぎ足した幸せを 行方知れずの心と 高鳴る胸を鎮めて 恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ 恋路の果てに見えた 紫の夕闇の中で 手渡すのは悲しみ 温かな涙と引き換えに 咎める言葉が床に落ちて 諦めと運命の境目 誤魔化しきれずに もう何も見えずに ひたすら記憶に踊らされていた 閉まったら開いて 閉まったら開いて いつか捧げた思いは 幻に変わり果てた 君が強く望むなら 罪をまた紐解こう 力任せに求めて 隙間無く愛で染めて 朝が来れば消えてしまうから 恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 朝もやがまた君を さらうように包み隠した かさぶたに触れながら 黙ったまま背中で逃がした 気後れの度に間に合わせた 慣らした嘘は手放して 重なる度に溺れて 口づけで息を止めて なけなしの夢の中で 継ぎ足した幸せを 行方知れずの心と 高鳴る胸を鎮めて 恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ 恋路の果てに見えた 紫の夕闇の中で 手渡すのは悲しみ 温かな涙と引き換えに 咎める言葉が床に落ちて 諦めと運命の境目 誤魔化しきれずに もう何も見えずに ひたすら記憶に踊らされていた 閉まったら開いて 閉まったら開いて いつか捧げた思いは 幻に変わり果てた 君が強く望むなら 罪をまた紐解こう 力任せに求めて 隙間無く愛で染めて 朝が来れば消えてしまうから 恋と呼ぶには あまりに 救われない気がして仕方ないんだ |
砂の薔薇鮮やかな幻に 埋め尽くされた体 背中に残ったままの 歯型 爪の跡 かかとで無情を鳴らし 尽きた日々の坂道 君はまた同じように 傷を見せに来た やがて失われてゆく その時間が触れたもの 青醒めた海の深くに 沈めたから 燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい 敷き詰めた幻に 紛れた君を探す 背中に刺さったままの 薔薇の花が枯れずにいた やがて失われてゆく その実感と呼べるもの 青醒めた海の深くに 沈めたくて 目に映るすべての意味が 砂に呑み込まれてしまう たとえ記憶が二度と帰らなくても 君だけは離せずにいたんだ 燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 鮮やかな幻に 埋め尽くされた体 背中に残ったままの 歯型 爪の跡 かかとで無情を鳴らし 尽きた日々の坂道 君はまた同じように 傷を見せに来た やがて失われてゆく その時間が触れたもの 青醒めた海の深くに 沈めたから 燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい 敷き詰めた幻に 紛れた君を探す 背中に刺さったままの 薔薇の花が枯れずにいた やがて失われてゆく その実感と呼べるもの 青醒めた海の深くに 沈めたくて 目に映るすべての意味が 砂に呑み込まれてしまう たとえ記憶が二度と帰らなくても 君だけは離せずにいたんだ 燃え移るほど傍に来て 凍てつくこの身を溶かして たとえ記憶が息をしなくなっても 今そこにある君が愛しい |
手つかずの世界 その気配が感ぜられた 四六時中を思い出しては 空の色さえ変えた 心の変わり様に呆れた 二人にだけ聞こえるよな 囁きを絶えず繰り返して 誰の目にも見えない 手つかずの場所へ迷い込んだ 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を続けてよ 身に覚えが無いでしょうけど 知らぬ間にいくつも傷ついた 人づての喜びに 蓋をする私を見届けて また拾い物 気休めの切れ端を 少しずつ 千切ってしのいだ まだ見ぬ幸せなど 野暮だと心得ていた どちらにせよ あなた以外に 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を聞かせてよ 誰もいない場所へ 私を連れ出して | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | その気配が感ぜられた 四六時中を思い出しては 空の色さえ変えた 心の変わり様に呆れた 二人にだけ聞こえるよな 囁きを絶えず繰り返して 誰の目にも見えない 手つかずの場所へ迷い込んだ 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を続けてよ 身に覚えが無いでしょうけど 知らぬ間にいくつも傷ついた 人づての喜びに 蓋をする私を見届けて また拾い物 気休めの切れ端を 少しずつ 千切ってしのいだ まだ見ぬ幸せなど 野暮だと心得ていた どちらにせよ あなた以外に 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を聞かせてよ 誰もいない場所へ 私を連れ出して |
プロローグ遠く流れ去ったあの日 窓に伝う雨の雫 誰かの影を残した部屋の隅で 記憶から風が漏れて 鼻先を撫でて消えた 確か眠らせたはずの胸の鼓動 次々と心をよぎった 見るも鮮やかな世界の誘い 時計の針を合わせて 身支度は軽く済ませ 目覚めた夢は助手席に座らせて 春から夏への途中らしい ひときわ眩しい日差しの中へ 有り余った悲しみを 連れ添って拾いに行くのさ 全ての夜を渡るための子守唄を 血の通った言葉だけ 熱を持った君の肩にだけ 触れていたいから あの続きをまた始めるよ ポケットの鍵を探しながら 君がなぞってる写し絵の花 もうじき咲く頃 出来たら僕に片方くれてよ 枯れることない君の身代わりに 有り余った悲しみを 連れ添って僕らは始めた 全ての夜をくぐるための物語を 夢に沿った海岸線を 抱き合った君の温もりを 忘れぬように この歌を胸に踊らせ ブルーバックの中へ手を伸ばして | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 遠く流れ去ったあの日 窓に伝う雨の雫 誰かの影を残した部屋の隅で 記憶から風が漏れて 鼻先を撫でて消えた 確か眠らせたはずの胸の鼓動 次々と心をよぎった 見るも鮮やかな世界の誘い 時計の針を合わせて 身支度は軽く済ませ 目覚めた夢は助手席に座らせて 春から夏への途中らしい ひときわ眩しい日差しの中へ 有り余った悲しみを 連れ添って拾いに行くのさ 全ての夜を渡るための子守唄を 血の通った言葉だけ 熱を持った君の肩にだけ 触れていたいから あの続きをまた始めるよ ポケットの鍵を探しながら 君がなぞってる写し絵の花 もうじき咲く頃 出来たら僕に片方くれてよ 枯れることない君の身代わりに 有り余った悲しみを 連れ添って僕らは始めた 全ての夜をくぐるための物語を 夢に沿った海岸線を 抱き合った君の温もりを 忘れぬように この歌を胸に踊らせ ブルーバックの中へ手を伸ばして |
紫陽花 言葉がいくら足りても 果たして風は起こせるかい それと一緒で僕の手では 君の心を動かせない 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい じゃれ合う晴れの日には 曇りひとつなく笑って やみそうもない雨の日には 傷ばかりを作ったふたり 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 知らぬ間に止まった時間と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい 夜の底で鳴り響いた 言葉をちぎって ひとつずつ空へ逃がして ほら夏はすぐそこまで 無下に僕を指差しては からかった 濡れた瞳の奥で 君は何を見ていた 今となって意味もない答えで 過ぎ行く日の背中 僕はそれを見ていた まるで夢のように滲む光 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい 悲しい | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 言葉がいくら足りても 果たして風は起こせるかい それと一緒で僕の手では 君の心を動かせない 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい じゃれ合う晴れの日には 曇りひとつなく笑って やみそうもない雨の日には 傷ばかりを作ったふたり 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 知らぬ間に止まった時間と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい 夜の底で鳴り響いた 言葉をちぎって ひとつずつ空へ逃がして ほら夏はすぐそこまで 無下に僕を指差しては からかった 濡れた瞳の奥で 君は何を見ていた 今となって意味もない答えで 過ぎ行く日の背中 僕はそれを見ていた まるで夢のように滲む光 笑いながら恋は 雨に流れて消えた 虹色の濁った希望と共に 笑いながら君は 雨に流れて消えた ずぶ濡れの紫陽花みたいに 綺麗で悲しい 悲しい |
道づれ夙に囃されて生き流るまま 袖に忍ばすは空言ばかり 自惚れは短夜に舞い落ちて 其方の手招きに明日を委ねる けたたましく吠えかかる現風の如きに 怯えながらも胸空かす 過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命 汲み取る虚の中の真 不得手と見紛えた罪を 重ね重ねて差し出すも 赤らむ事先覗かす始末 たどたどしく問い掛ける現風の如きに 惑いながらも胸空かす 巳むに巳まれぬ 胸のたぎりを 冷ます言の葉 見当付かず 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命 過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余の道連れに 今道連れに | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 夙に囃されて生き流るまま 袖に忍ばすは空言ばかり 自惚れは短夜に舞い落ちて 其方の手招きに明日を委ねる けたたましく吠えかかる現風の如きに 怯えながらも胸空かす 過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命 汲み取る虚の中の真 不得手と見紛えた罪を 重ね重ねて差し出すも 赤らむ事先覗かす始末 たどたどしく問い掛ける現風の如きに 惑いながらも胸空かす 巳むに巳まれぬ 胸のたぎりを 冷ます言の葉 見当付かず 余す事なく 意を塗りつける なじかは誰も 解かれぬ運命 過去を剥ぎ取り 次々捨つる 静々降りて 行き着く先は 余の道連れに 今道連れに |
春雨よ僅かな塵さえ見つからぬ 惑い無き目で俺を覗く 次から次へときりも無く お前の心を欲すばかり さほど日毎に からかわれずに 風も清しく手を引いた 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ やがて春雨は降り出した 夕空はいつしか泣き出した 長く鮮やかな年月が お前の心を埋め尽くす 相も変わらず 他愛も無く 投げ遣るならば動けずに 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ もうじき巳むだろうか | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 僅かな塵さえ見つからぬ 惑い無き目で俺を覗く 次から次へときりも無く お前の心を欲すばかり さほど日毎に からかわれずに 風も清しく手を引いた 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ やがて春雨は降り出した 夕空はいつしか泣き出した 長く鮮やかな年月が お前の心を埋め尽くす 相も変わらず 他愛も無く 投げ遣るならば動けずに 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 参ろうか 肩を寄せ 交わそうか 言の葉を 参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう 流る季節の いと憎し 結んで 直して ほころんだ もうじき巳むだろうか |
ぬけがら真昼の光に 忘れた気がした やがて沈みながら いつもの朝焼け 誰もが目覚めて 歩き始めたが 俺一人昨日に 引き返していた 降り出した雨が 小馬鹿にするんだ 今も未だ 目の色が戻らない 明らかに足りない 俺の中に お前のすべてが 絡まって解けない あれから心は 隙間だらけ 沢山の意味が 抜け落ちた そのせいで | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 真昼の光に 忘れた気がした やがて沈みながら いつもの朝焼け 誰もが目覚めて 歩き始めたが 俺一人昨日に 引き返していた 降り出した雨が 小馬鹿にするんだ 今も未だ 目の色が戻らない 明らかに足りない 俺の中に お前のすべてが 絡まって解けない あれから心は 隙間だらけ 沢山の意味が 抜け落ちた そのせいで |
成れの果て未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を 真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した 言葉の端に わざと不実を促すその心は 知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 先に行かせまいと 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 手の内で | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を 真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した 言葉の端に わざと不実を促すその心は 知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ 執拗に繰り返す正夢 度重なる過ちの 成れの果て とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 首に絡まり 引き離せない 泥にまみれた仕合わせ とめどない雨に 成されるがまま 許された思い出が 先に行かせまいと 泥にまみれた仕合わせ どうせお前の 手の内で |
終列車誰も寄せつけない眼差しは あきらめが体に馴染んだから 拭えない日々にさいなまれて やがて塗りつぶせる程に まどろみを吸って吐いてやり過ごす 訪れる空白の繰り返し 報われない無我夢中の最中 自ら明日を手放した 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去 その感触だけを手元に 火花散らす滑車の上で 全て置き去りにしたままに 後悔を殺して滑り落ちて行く 在りもしない答えに 取り憑かれた俺の 結末は見えている 結ばれているような その思い違いが 仕合わせと言うのなら 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去 | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 誰も寄せつけない眼差しは あきらめが体に馴染んだから 拭えない日々にさいなまれて やがて塗りつぶせる程に まどろみを吸って吐いてやり過ごす 訪れる空白の繰り返し 報われない無我夢中の最中 自ら明日を手放した 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去 その感触だけを手元に 火花散らす滑車の上で 全て置き去りにしたままに 後悔を殺して滑り落ちて行く 在りもしない答えに 取り憑かれた俺の 結末は見えている 結ばれているような その思い違いが 仕合わせと言うのなら 真上から見下す お前の悲しみに 塞がれてしまう 身動きも出来ずに 胸を撃ち抜かれて 痛みすら奪われ ただ忘れたいだけ それだけ ひと握りの ささやかな 過去 |
空中分解俺はこの手を透かした 銀色のまばゆい陽の光 遮りながら道を歩いた お前にただれたその後に 指の先に染みついた もどかしい記憶に立ち眩む 鋭い爪が背中を裂いた お前にただれたその挙げ句 魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった 必要以上に どこか異常な 言葉をちりばめて 喜ぶ 魂が宙を舞った 見境なくなって 罪に踊らされ 帰れなくなった 魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 俺はこの手を透かした 銀色のまばゆい陽の光 遮りながら道を歩いた お前にただれたその後に 指の先に染みついた もどかしい記憶に立ち眩む 鋭い爪が背中を裂いた お前にただれたその挙げ句 魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった 必要以上に どこか異常な 言葉をちりばめて 喜ぶ 魂が宙を舞った 見境なくなって 罪に踊らされ 帰れなくなった 魂が宙を舞った 手綱を解いて 悲しいが満たされ 帰れなくなった |
硝子玉私に向ける視線も今は 熱を失い曇る硝子玉 聞き返すような真似は出来ない 微かに見えたあの日の惑い 無限に続く程の思いが 些細な傷で潰えてしまう 記憶が色を失う頃に この苦しみも消えるのでしょうか 知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました 波音だけが響く砂浜 我を忘れて夢に泳いだ 知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました 雨がちぎれて道に残った 夕陽を映して寂しく揺れた 夕陽を映して寂しく揺れた | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 私に向ける視線も今は 熱を失い曇る硝子玉 聞き返すような真似は出来ない 微かに見えたあの日の惑い 無限に続く程の思いが 些細な傷で潰えてしまう 記憶が色を失う頃に この苦しみも消えるのでしょうか 知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました 波音だけが響く砂浜 我を忘れて夢に泳いだ 知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて 血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました 雨がちぎれて道に残った 夕陽を映して寂しく揺れた 夕陽を映して寂しく揺れた |
一刹那点々と足跡 順風に非ざる 現を零し歩く 銘々の手招き 早々 戻らぬ様子 己んだ幻を追ふて さすれば問ひを仕舞う 仰げば雨粒手が頬を打つ 行灯を頼りて 恋情にもたれた 尽きて再び灯す さすれば明後に知らす 病葉 水溜りの一刹那 月下にて顧みた 一刹那 詩歌 切れ切れの盲信を 十重に二十重に庇ふ無様を くゆらすは 白々し御夜に すがる身の程が 粗末な余り 見解く以前に 色褪せ流るゝ 数多の次第を 今更拾ふて 胸に広ぐのか 羽折りし不実に 喘ぐのか | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 点々と足跡 順風に非ざる 現を零し歩く 銘々の手招き 早々 戻らぬ様子 己んだ幻を追ふて さすれば問ひを仕舞う 仰げば雨粒手が頬を打つ 行灯を頼りて 恋情にもたれた 尽きて再び灯す さすれば明後に知らす 病葉 水溜りの一刹那 月下にて顧みた 一刹那 詩歌 切れ切れの盲信を 十重に二十重に庇ふ無様を くゆらすは 白々し御夜に すがる身の程が 粗末な余り 見解く以前に 色褪せ流るゝ 数多の次第を 今更拾ふて 胸に広ぐのか 羽折りし不実に 喘ぐのか |
嵐が丘最果てに身を沈めた 夕陽の足跡を数えて 燃え尽きたか弱き火は もうじき 星屑になるのさ 穴の開いたその体を 地べたに寝かしつけて 嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 春の陽が包み込んだ 幼い日の心に どこかしら似ているような 気がした 眠りの中で この嵐が過ぎる頃に ふたたび目を覚まして 咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 闇を切り裂いた稲光 喜びを打ち鳴らすかのように 俺は運命の渦の中に 呑まれながら 全てを受け入れる為に 嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 最果てに身を沈めた 夕陽の足跡を数えて 燃え尽きたか弱き火は もうじき 星屑になるのさ 穴の開いたその体を 地べたに寝かしつけて 嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 春の陽が包み込んだ 幼い日の心に どこかしら似ているような 気がした 眠りの中で この嵐が過ぎる頃に ふたたび目を覚まして 咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 闇を切り裂いた稲光 喜びを打ち鳴らすかのように 俺は運命の渦の中に 呑まれながら 全てを受け入れる為に 嬉し悲しき 共にあり 忘れ難きをまた灯し 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を 咲いて散りゆく花となり 夢と現を抱きすくめて 嵐の中 自ずと望んだ この場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を |
小春日和零しまいと空見上げて 失くしまいと握りしめて 夜風に抱かれながら 物憂げを仕方なく連れて帰る まだ期待は鳴りやまない また次第に熱を帯びて 胸に収まりきれずにある時 弾け飛んだ君の目の前で 移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚いんだ 届かないと嘆きながら 終わりきれない 理由は何処に 君に尋ねてみたが その度に小さく微笑みを返すばかり 似通った色合いの思い出を持ち寄って 床一面に敷き詰めた 日の暮れるまで 移りかわる日々に 振り払われまいと 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに 移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚い 君が儚いんだ | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 零しまいと空見上げて 失くしまいと握りしめて 夜風に抱かれながら 物憂げを仕方なく連れて帰る まだ期待は鳴りやまない また次第に熱を帯びて 胸に収まりきれずにある時 弾け飛んだ君の目の前で 移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚いんだ 届かないと嘆きながら 終わりきれない 理由は何処に 君に尋ねてみたが その度に小さく微笑みを返すばかり 似通った色合いの思い出を持ち寄って 床一面に敷き詰めた 日の暮れるまで 移りかわる日々に 振り払われまいと 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに 移りゆく季節に 身を任せながら 笑い泣く君が 僕には欠かせないのさ 長い髪を風になびかせ佇む 落ちかけた日差しに溶けた 君が儚い 君が儚いんだ |
波紋また ひとつ 其方が口に出した 余が ひとつ 其方に受け返した 汲んだ水が 流砂に姿を変へる たなごころの隙間より 滑り落つその様を 朧げに 想ひ返す 夕月よ 燃ゆる幻に 現は死せり 帰路無き旅路へと されど穏やかに 横たふそれは 惑ひを知らざる様子 また ひとつ 天道が海に落ちた また ひとつ 虚実が共に落ちた 己んだ鼓動 生まれし波紋 震へた 心憂しき五月雨に 濡れまひと傘差した 朧げに 想ひ返す 艶姿 | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | また ひとつ 其方が口に出した 余が ひとつ 其方に受け返した 汲んだ水が 流砂に姿を変へる たなごころの隙間より 滑り落つその様を 朧げに 想ひ返す 夕月よ 燃ゆる幻に 現は死せり 帰路無き旅路へと されど穏やかに 横たふそれは 惑ひを知らざる様子 また ひとつ 天道が海に落ちた また ひとつ 虚実が共に落ちた 己んだ鼓動 生まれし波紋 震へた 心憂しき五月雨に 濡れまひと傘差した 朧げに 想ひ返す 艶姿 |
導火線白い背中を 夕日が縁取る 黒い瞳に 火種を隠して 近付く程に熱を帯びてゆく 重なる影と 罪を見た あの日の傷跡が 君を引き戻した 何食わぬ顔で 絡まり うずくまり 答も聞かずに 許したその隙に 燃えて拡がる 互いに春を 待ち切れず ほつれた髪に 途切れた声が 緩く結んだ 唇が 絡まり うずくまり 答も聞かずに 許したその隙に 燃えて拡がる 耳を塞ぐ吐息 焼け落ちた空 この身を引き離す 時を逃した 互いに春を待ち切れず | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 白い背中を 夕日が縁取る 黒い瞳に 火種を隠して 近付く程に熱を帯びてゆく 重なる影と 罪を見た あの日の傷跡が 君を引き戻した 何食わぬ顔で 絡まり うずくまり 答も聞かずに 許したその隙に 燃えて拡がる 互いに春を 待ち切れず ほつれた髪に 途切れた声が 緩く結んだ 唇が 絡まり うずくまり 答も聞かずに 許したその隙に 燃えて拡がる 耳を塞ぐ吐息 焼け落ちた空 この身を引き離す 時を逃した 互いに春を待ち切れず |
舌足らず円かに削がれて紐解けた 鎮めた望みは数知れず ほつれた御髪に気は漫ろ そこかしこ転げた悪ふざけ 頷ひて閉づる目に 切先を向けた 面を晒す裏側に 謀は無きに等しく 只 その胸で雨宿り 物に成らぬ振舞よ 軽きに見受けし手振りには 燻る因果を宿す声 日和に委ねて仕舞ふ足 思ひ出が体に通ひ出す 敷き詰めたひもすがら 蓋を為て燃した いつぞやの日々が焚き付けた 心模様吹き消しながら たなびかす罪の後先に 儘に成らぬ余の言葉 | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 円かに削がれて紐解けた 鎮めた望みは数知れず ほつれた御髪に気は漫ろ そこかしこ転げた悪ふざけ 頷ひて閉づる目に 切先を向けた 面を晒す裏側に 謀は無きに等しく 只 その胸で雨宿り 物に成らぬ振舞よ 軽きに見受けし手振りには 燻る因果を宿す声 日和に委ねて仕舞ふ足 思ひ出が体に通ひ出す 敷き詰めたひもすがら 蓋を為て燃した いつぞやの日々が焚き付けた 心模様吹き消しながら たなびかす罪の後先に 儘に成らぬ余の言葉 |
群青只ならぬ気配を 察する道すがら 待ち伏せる得体は 因果の影名残 目もくれず 走り出す滑車に 決別を乗せた 藪騒ぐ中 立ち込める群青に 細工の余地は無ひ 平伏したまやかし 高笑ひ冴へ渡る 時既に 一抹の残り火を ひたすらに踏み消した 最果てを見据へた 甚だ黒まなこ さゞ波の音 或る散華の心情に 絶へず胸を焦がし 睨み合ふ日毎にて 無情刻む言の葉 立ち込める群青に 細工の余地は無ひ 平伏したまやかし 高笑ひ冴へ渡る 時既に遅し | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 只ならぬ気配を 察する道すがら 待ち伏せる得体は 因果の影名残 目もくれず 走り出す滑車に 決別を乗せた 藪騒ぐ中 立ち込める群青に 細工の余地は無ひ 平伏したまやかし 高笑ひ冴へ渡る 時既に 一抹の残り火を ひたすらに踏み消した 最果てを見据へた 甚だ黒まなこ さゞ波の音 或る散華の心情に 絶へず胸を焦がし 睨み合ふ日毎にて 無情刻む言の葉 立ち込める群青に 細工の余地は無ひ 平伏したまやかし 高笑ひ冴へ渡る 時既に遅し |
かたはらにいつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影に暮れた いつ何時も 其方の声を傍らに 過ぎる戯れ 溢れんばかり 散々絡んだ心持ち 恥入るばかりの常日頃 其に在る日差しの幼気に 其方を見たのは気の所為か 径にふたりの 影伸びた いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影を連れて いつ何時も 其方の声を傍らに 過ぎる戯れ 溢れんばかり 拙ひ望みを数へては 胸の満ちゆく覚へあり 薄らぐ眩暈の渦の中 うつらうつらに寄り添ひ眠ろ 径にふたりの 囁きが 夕立を待つ影 夏草の匂ひに 声も失ふ不始末よ この様を許せ いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影に暮れた いつ何時も 其方の熱を傍らに 過ぎる戯れ いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影を連れて いつ何時も 其方の熱を傍らに 見放ぐ事など 出来やうものか | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影に暮れた いつ何時も 其方の声を傍らに 過ぎる戯れ 溢れんばかり 散々絡んだ心持ち 恥入るばかりの常日頃 其に在る日差しの幼気に 其方を見たのは気の所為か 径にふたりの 影伸びた いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影を連れて いつ何時も 其方の声を傍らに 過ぎる戯れ 溢れんばかり 拙ひ望みを数へては 胸の満ちゆく覚へあり 薄らぐ眩暈の渦の中 うつらうつらに寄り添ひ眠ろ 径にふたりの 囁きが 夕立を待つ影 夏草の匂ひに 声も失ふ不始末よ この様を許せ いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影に暮れた いつ何時も 其方の熱を傍らに 過ぎる戯れ いつ何時も 其方の熱を傍らに 無下に恋し 面影を連れて いつ何時も 其方の熱を傍らに 見放ぐ事など 出来やうものか |
風の何処へ例えようのない 胸の高ぶりを 押し殺しながら 朝を待っている ひとつ流れ落ちた 無垢な望みと 成るべくして 成ったような全て 長い長い季節を 隔てたけれど 今想い返すのは 昨日の言葉 風の騒がしい日に さらわれぬ様に たった独りで 胸に抱えて 迎えを待つのか 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 透けてしまった声が 優しく笑って 俺をからかった 遠いのか 近いのか 確かに通じている 素足の頃を 見送る途中に 夕陽に尽きた 小さな空は 俺に気付いているのか たった一人で 胸に抱いて 迎えを待つのか 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 透けてしまった声が 優しく笑って 俺をからかった 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 記憶に居座ってしまう様な 君の行方を気にしながら 遠いのか 近いのか 同じ時を 同じ時を 確かに繋いでいる | 椿屋四重奏 | 中田裕二 | 中田裕二 | 椿屋四重奏 | 例えようのない 胸の高ぶりを 押し殺しながら 朝を待っている ひとつ流れ落ちた 無垢な望みと 成るべくして 成ったような全て 長い長い季節を 隔てたけれど 今想い返すのは 昨日の言葉 風の騒がしい日に さらわれぬ様に たった独りで 胸に抱えて 迎えを待つのか 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 透けてしまった声が 優しく笑って 俺をからかった 遠いのか 近いのか 確かに通じている 素足の頃を 見送る途中に 夕陽に尽きた 小さな空は 俺に気付いているのか たった一人で 胸に抱いて 迎えを待つのか 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 透けてしまった声が 優しく笑って 俺をからかった 手に負えない心が 袖を引いて 頻りに呼んでいる 記憶に居座ってしまう様な 君の行方を気にしながら 遠いのか 近いのか 同じ時を 同じ時を 確かに繋いでいる |