さらば青春愛と希望に 身はきずつきて 帰る故郷の 山のかげ 落ちる夕日よ なぜ赤い さらば青春 雲はゆく 燃える心も 涙も捨てりゃ 影は巷に 散るやなぎ 若い生命よ どこへ行く さらば青春 雲はゆく 鉄をかためて 鎖でしめて 愛のかばねを 越えて行く 男涙よ なぜ熱い さらば青春 雲はゆく | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | 愛と希望に 身はきずつきて 帰る故郷の 山のかげ 落ちる夕日よ なぜ赤い さらば青春 雲はゆく 燃える心も 涙も捨てりゃ 影は巷に 散るやなぎ 若い生命よ どこへ行く さらば青春 雲はゆく 鉄をかためて 鎖でしめて 愛のかばねを 越えて行く 男涙よ なぜ熱い さらば青春 雲はゆく |
キャンプ小唄山の朝霧 茜の雲が そっとなびいて 東雲千里 なくは裾野の 放し駒 キャンプ キャンプで 一日あけた 明けりゃ 朝餉の舌鼓 空にひと刷毛 眉引く雲を 呼べば答える 山彦木魂 お花畑は 花盛り キャンプ キャンプで 山中暮し 胸は溌溂 気は朗ら ロッククライミング 高嶺の花を 尋ね尋ねて ピッケルだより 刻むスパイク 峰づたい キャンプ キャンプで 御山で暮れりゃ 山の神秘も 身に沁みる 赤い夕陽が 端山に沈みゃ ファイア囲んで 話がはずむ テント覗くは 嶺の月 キャンプ キャンプで ごろりと寝てりゃ 夢に鈴蘭 香がかおる | 藤山一郎 | 島田芳文 | 古賀政男 | | 山の朝霧 茜の雲が そっとなびいて 東雲千里 なくは裾野の 放し駒 キャンプ キャンプで 一日あけた 明けりゃ 朝餉の舌鼓 空にひと刷毛 眉引く雲を 呼べば答える 山彦木魂 お花畑は 花盛り キャンプ キャンプで 山中暮し 胸は溌溂 気は朗ら ロッククライミング 高嶺の花を 尋ね尋ねて ピッケルだより 刻むスパイク 峰づたい キャンプ キャンプで 御山で暮れりゃ 山の神秘も 身に沁みる 赤い夕陽が 端山に沈みゃ ファイア囲んで 話がはずむ テント覗くは 嶺の月 キャンプ キャンプで ごろりと寝てりゃ 夢に鈴蘭 香がかおる |
長崎の雨今宵港に 聴く雨は 沖の鴎の 忍び泣き ジャガタラ文なら 片便り 恋の長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る ドラが鳴る鳴る 旅の子に 濡れた桜の 花も散る おらんだ船なら まぼろしの 波止場長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る 人の儚さ 世の辛さ 遠くマリアの 鐘も鳴る 浦上さまなら ロザリオの 涙長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る | 藤山一郎 | 丘灯至夫 | 古関裕而 | 古関裕而 | 今宵港に 聴く雨は 沖の鴎の 忍び泣き ジャガタラ文なら 片便り 恋の長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る ドラが鳴る鳴る 旅の子に 濡れた桜の 花も散る おらんだ船なら まぼろしの 波止場長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る 人の儚さ 世の辛さ 遠くマリアの 鐘も鳴る 浦上さまなら ロザリオの 涙長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る |
メリー・ウィドウ・ワルツ夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” 優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” | 藤山一郎 | V.Leon・L.Stein・訳詩:佐伯孝夫 | F.Lehar | | 夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” 優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.” |
女の階級君に捧げた 純情(まごころ)の 愛が女の 命なら 弱い涙は 今日かぎり 捨てて荊刺(いばら)の 径を行く こころ砕けど ままならぬ 辛い浮世の 小夜嵐(さよあらし) 愛の船路(ふなじ)を 祈るごと 星もまたたく この夕べ 君を信濃の 高原に 涙かくして 見送れば 靡(なび)く煙りも 一すじに 燃えて火をはく 浅間山 | 藤山一郎 | 島田磬也 | 古賀政男 | | 君に捧げた 純情(まごころ)の 愛が女の 命なら 弱い涙は 今日かぎり 捨てて荊刺(いばら)の 径を行く こころ砕けど ままならぬ 辛い浮世の 小夜嵐(さよあらし) 愛の船路(ふなじ)を 祈るごと 星もまたたく この夕べ 君を信濃の 高原に 涙かくして 見送れば 靡(なび)く煙りも 一すじに 燃えて火をはく 浅間山 |
美しき高原若いいのちの あこがれを のせてかゞやく 朝の雲 みどり谷間に かっこう鳴いて 草刈乙女の 眼を覚ます 山はたのしや ヤッホー ヤッホー きよい鈴蘭 咲き匂う ひろい裾野の 放し駒 かすむ尾根ゆく 水いろバスの 窓からきこえる 旅の歌 山はたのしや ヤッホー ヤッホー 青い湖 たそがれて 波にゆらめく 逆さ富士 霧がふるふる 白樺がくれ 恋しいヒュッテの 灯がうるむ 山はたのしや ヤッホー ヤッホー | 藤山一郎 | 西條八十 | 古関裕而 | | 若いいのちの あこがれを のせてかゞやく 朝の雲 みどり谷間に かっこう鳴いて 草刈乙女の 眼を覚ます 山はたのしや ヤッホー ヤッホー きよい鈴蘭 咲き匂う ひろい裾野の 放し駒 かすむ尾根ゆく 水いろバスの 窓からきこえる 旅の歌 山はたのしや ヤッホー ヤッホー 青い湖 たそがれて 波にゆらめく 逆さ富士 霧がふるふる 白樺がくれ 恋しいヒュッテの 灯がうるむ 山はたのしや ヤッホー ヤッホー |
英国東洋艦隊潰滅滅びたり 滅びたり 敵東洋艦隊は マレー半島 クワンタン沖に いまぞ 沈みゆきぬ 勲し赫たり 海の荒鷲よ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ 戦えり 戦えり わがつわものらは 皇国の 興廃を いまぞ 身に負いぬ 傲れる イギリス東洋艦隊を すさぶ波に 沈め去りぬ 記憶せよ 記憶せよ いざ永久(とわ)に この日を 打ち向う 敵艦を 一挙 屠り去りぬ 開戦三日目に 早やこの戦果ぞ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ | 藤山一郎 | 高橋掬太郎 | 古関裕而 | | 滅びたり 滅びたり 敵東洋艦隊は マレー半島 クワンタン沖に いまぞ 沈みゆきぬ 勲し赫たり 海の荒鷲よ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ 戦えり 戦えり わがつわものらは 皇国の 興廃を いまぞ 身に負いぬ 傲れる イギリス東洋艦隊を すさぶ波に 沈め去りぬ 記憶せよ 記憶せよ いざ永久(とわ)に この日を 打ち向う 敵艦を 一挙 屠り去りぬ 開戦三日目に 早やこの戦果ぞ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ |
春よいずこおもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る 呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る | 藤山一郎 | 西条八十 | 古賀政男 | | おもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る 呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る |
浅草の唄夜更けて 鐘が鳴ります 弁天山の 聴いて かぞえて 泣いて いずこゆく 鐘のひびき 涙誘うよ 今宵も 儚(はかな)や 恋の浅草 雨夜(あまよ)の別れ 紅(あか)いあかりが 濡れて 泣いたとて 泣いたとて ジャズの音(ね)いろに 消えゆく 春雨 なにを祈るぞ 平内(へいない)さまに 結ぶ縁(えにし)の 紙縒(こよ)り 帰り行(ゆ)く 後(うしろ)すがた 町の娘の いとしや | 藤山一郎 | 西條八十 | 中山晋平 | | 夜更けて 鐘が鳴ります 弁天山の 聴いて かぞえて 泣いて いずこゆく 鐘のひびき 涙誘うよ 今宵も 儚(はかな)や 恋の浅草 雨夜(あまよ)の別れ 紅(あか)いあかりが 濡れて 泣いたとて 泣いたとて ジャズの音(ね)いろに 消えゆく 春雨 なにを祈るぞ 平内(へいない)さまに 結ぶ縁(えにし)の 紙縒(こよ)り 帰り行(ゆ)く 後(うしろ)すがた 町の娘の いとしや |
泣くな妹よ月の峠を 遥るばると 二人で越えて 来たものを 泣いちゃいけない 妹よ 故郷(くに)の歌でも 歌おうよ 歌を歌えば なお更に 睫毛に涙 にじむ故 いっそ黙って 窓開けて 街の灯りを 眺めましょ 花の都の 七色の 灯りを見ても 寂(さみ)しけりゃ じっとごらんよ 兄さんの 燃える希望の この瞳 昔幼い 手をつなぎ 出潮の月を 待ったよに 待てば明るい 幸福(しあわせ)に 二人微笑む 時もあろ | 藤山一郎 | 中村伊左治 | 山下五郎 | | 月の峠を 遥るばると 二人で越えて 来たものを 泣いちゃいけない 妹よ 故郷(くに)の歌でも 歌おうよ 歌を歌えば なお更に 睫毛に涙 にじむ故 いっそ黙って 窓開けて 街の灯りを 眺めましょ 花の都の 七色の 灯りを見ても 寂(さみ)しけりゃ じっとごらんよ 兄さんの 燃える希望の この瞳 昔幼い 手をつなぎ 出潮の月を 待ったよに 待てば明るい 幸福(しあわせ)に 二人微笑む 時もあろ |
銀座セレナーデ今宵流れる メロディは 甘いほのかな セレナーデ うれし銀座に 若い銀座に 二人の銀座に 恋の微風 ペーブメントに 花が咲く 今宵流れる メロディは なぜか悲しい セレナーデ 可愛いあの子の すすり泣きか それとも別れの 涙の歌か トレモロさみし ギターの音よ 今宵流れる メロディは 二人の夢の セレナーデ 柳ナヨナヨ スイング出して 愛のリズムに 月も踊るよ 恋し銀座の 銀の月 | 藤山一郎 | 村雨まさを | 服部良一 | | 今宵流れる メロディは 甘いほのかな セレナーデ うれし銀座に 若い銀座に 二人の銀座に 恋の微風 ペーブメントに 花が咲く 今宵流れる メロディは なぜか悲しい セレナーデ 可愛いあの子の すすり泣きか それとも別れの 涙の歌か トレモロさみし ギターの音よ 今宵流れる メロディは 二人の夢の セレナーデ 柳ナヨナヨ スイング出して 愛のリズムに 月も踊るよ 恋し銀座の 銀の月 |
三日月娘幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る 恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た 急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る | 藤山一郎 | 藪田義雄 | 古関裕而 | | 幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る 恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た 急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る |
緑の地平線なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く 山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く 山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線 |
東京娘東京娘の 東京娘の 初恋は 燃えてほのかな シャンデリヤ 狭い銀座の たそがれも ふたり歩けば 夢の園 おお恋の夜 恋の夜 胸もあふるる 胸もあふるる あの唄(こえ)は 若い命の 小夜曲(セレナーデ) 知っているなら 教えてよ 恋の手管の A B C おお恋の夜 恋の夜 二羽の燕が 二羽の燕が とぶように いとし貴方に 抱かれて 紅のドレスで 踊る夜は ぬれる素肌の はずかしさ おお恋の夜 恋の夜 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | | 東京娘の 東京娘の 初恋は 燃えてほのかな シャンデリヤ 狭い銀座の たそがれも ふたり歩けば 夢の園 おお恋の夜 恋の夜 胸もあふるる 胸もあふるる あの唄(こえ)は 若い命の 小夜曲(セレナーデ) 知っているなら 教えてよ 恋の手管の A B C おお恋の夜 恋の夜 二羽の燕が 二羽の燕が とぶように いとし貴方に 抱かれて 紅のドレスで 踊る夜は ぬれる素肌の はずかしさ おお恋の夜 恋の夜 |
懐かしのボレロ南の国 唄の国 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の星 十字星 いとしの瞳に似て 輝けるは 愛のひかり 今宵も あの空に 高くひびけ 想い出の 懐かしの ボレロよ 想いをこめ 高らかに 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の花 紅い薔薇 優しき人の胸に 愛のしるし 高く香る 情を風にのせ 遠く送る 想い出の 懐しの ボレロよ | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 服部良一 | | 南の国 唄の国 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の星 十字星 いとしの瞳に似て 輝けるは 愛のひかり 今宵も あの空に 高くひびけ 想い出の 懐かしの ボレロよ 想いをこめ 高らかに 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の花 紅い薔薇 優しき人の胸に 愛のしるし 高く香る 情を風にのせ 遠く送る 想い出の 懐しの ボレロよ |
ラジオ体操の歌あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、 あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、 | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 藤山一郎 | 藤山一郎 | あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、 あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、 |
丘は花ざかり若い生命の カレンダーを 今日もひらけば 君の顔 呼びかける あのひとみ モナ・リザの 謎のいとしさ ああ若い日の丘は花ざかり 青いホールの シャンデリヤ 抱いて踊れば 黒髪の なやましい 移り香に 春はゆく 涙ながして ああ若い日の丘は花ざかり 想い想われ 散ってゆく 恋は真赤な 天竺葵(ゼラニアム) あのひとも このひとも ながれゆく 淡い白雲 ああ若い日の丘は花ざかり | 藤山一郎 | 西條八十 | 服部良一 | 服部良一 | 若い生命の カレンダーを 今日もひらけば 君の顔 呼びかける あのひとみ モナ・リザの 謎のいとしさ ああ若い日の丘は花ざかり 青いホールの シャンデリヤ 抱いて踊れば 黒髪の なやましい 移り香に 春はゆく 涙ながして ああ若い日の丘は花ざかり 想い想われ 散ってゆく 恋は真赤な 天竺葵(ゼラニアム) あのひとも このひとも ながれゆく 淡い白雲 ああ若い日の丘は花ざかり |
愛馬進軍歌国を出てから 幾月ぞ 共に死ぬ気で この馬と 攻めて進んだ 山や河 執(と)った手綱に 血が通う 昨日陥(おと)した トーチカで 今日は仮寝の たか鼾(いびき) 馬よぐっすり 眠れたか 明日の戦(いくさ)は 手強いぞ 弾丸(たま)の雨降る 濁流を お前たよりに 乗り切って つとめはたした あの時は 泣いて秣(まぐさ)を 食わしたぞ 慰問袋の お守りを 掛けて戦う この栗毛 ちりにまみれた 鬚面(ひげづら)に 何で懐(なつ)くか 顔寄せて 伊達には佩(と)らぬ この剱(つるぎ) まっさき駆けて 突込めば 何ともろいぞ 敵の陣 馬よ嘶(いなな)け 勝鬨(かちどき)だ お前の背(せな)に 日の丸を 立てて入場 この凱歌 兵に劣らぬ 天晴(あっぱ)れの 勲(いさお)は永く 忘れぬぞ | 藤山一郎 | 久保井信夫 | 新城正一 | | 国を出てから 幾月ぞ 共に死ぬ気で この馬と 攻めて進んだ 山や河 執(と)った手綱に 血が通う 昨日陥(おと)した トーチカで 今日は仮寝の たか鼾(いびき) 馬よぐっすり 眠れたか 明日の戦(いくさ)は 手強いぞ 弾丸(たま)の雨降る 濁流を お前たよりに 乗り切って つとめはたした あの時は 泣いて秣(まぐさ)を 食わしたぞ 慰問袋の お守りを 掛けて戦う この栗毛 ちりにまみれた 鬚面(ひげづら)に 何で懐(なつ)くか 顔寄せて 伊達には佩(と)らぬ この剱(つるぎ) まっさき駆けて 突込めば 何ともろいぞ 敵の陣 馬よ嘶(いなな)け 勝鬨(かちどき)だ お前の背(せな)に 日の丸を 立てて入場 この凱歌 兵に劣らぬ 天晴(あっぱ)れの 勲(いさお)は永く 忘れぬぞ |
青春日記初恋の 涙にしぼむ 花びらを 水に流して 泣きくらす あわれ十九の 春の夢 今日もまた 瞳に燃ゆる 夕映に 思い乱れて むらさきの ペンのインクも にじみがち 明日から 二度と泣くまい 恋すまい いくら泣いても 笑うても 胸の痛手は 癒りゃせぬ | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 初恋の 涙にしぼむ 花びらを 水に流して 泣きくらす あわれ十九の 春の夢 今日もまた 瞳に燃ゆる 夕映に 思い乱れて むらさきの ペンのインクも にじみがち 明日から 二度と泣くまい 恋すまい いくら泣いても 笑うても 胸の痛手は 癒りゃせぬ |
ニコライの鐘青い空さえ 小さな谷間 日暮れはこぼれる 涙の夕陽 姿変れど 変わらぬ夢を 今日も歌うか 都の空に ああニコライの 鐘がなる きのう花咲き 今日散る落葉 河面(かわも)に映して 流れる月日 思い出しても かえらぬ人の 胸もゆするか 雁啼く空に ああニコライの 鐘がなる 誰が読んだか 悲しい詩集 頁をひらけば 出て来た手紙 恋に破れた 乙女は今宵 何を祈るか 暮れゆく空に ああニコライの 鐘がなる | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 古関裕而 | 佐伯亮 | 青い空さえ 小さな谷間 日暮れはこぼれる 涙の夕陽 姿変れど 変わらぬ夢を 今日も歌うか 都の空に ああニコライの 鐘がなる きのう花咲き 今日散る落葉 河面(かわも)に映して 流れる月日 思い出しても かえらぬ人の 胸もゆするか 雁啼く空に ああニコライの 鐘がなる 誰が読んだか 悲しい詩集 頁をひらけば 出て来た手紙 恋に破れた 乙女は今宵 何を祈るか 暮れゆく空に ああニコライの 鐘がなる |
青い背広で青い背広で 心も軽く 街へあの娘と 行こうじゃないか 紅い椿で ひとみも濡れる 若い僕らの 生命の春よ お茶を飲んでも ニュースを見ても 純なあの娘は 仏蘭西(フランス)人形 夢を見るよな 泣きたいような 長いまつげの 可愛い乙女 今夜言おうか 打ち明けようか いっそこのまま 諦めましょか 甘い夜風が とろりと吹いて 月も青春 泣きたい心 駅で別れて ひとりになって あとは僕らの 自由な天地 涙ぐみつつ 朗らに歌う 愛と恋との ひとよの哀歌 | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 青い背広で 心も軽く 街へあの娘と 行こうじゃないか 紅い椿で ひとみも濡れる 若い僕らの 生命の春よ お茶を飲んでも ニュースを見ても 純なあの娘は 仏蘭西(フランス)人形 夢を見るよな 泣きたいような 長いまつげの 可愛い乙女 今夜言おうか 打ち明けようか いっそこのまま 諦めましょか 甘い夜風が とろりと吹いて 月も青春 泣きたい心 駅で別れて ひとりになって あとは僕らの 自由な天地 涙ぐみつつ 朗らに歌う 愛と恋との ひとよの哀歌 |
夢淡き東京柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京 橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京 なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京 | 藤山一郎 | サトウハチロー | 古関裕而 | 村山芳男 | 柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京 橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京 なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京 |
男の純情男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ 影はやくざに やつれても 訊いてくれるな この胸を 所詮 男のゆく道は なんで女が 知るものか 暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣へ 帰ろうよ | 藤山一郎 | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ 影はやくざに やつれても 訊いてくれるな この胸を 所詮 男のゆく道は なんで女が 知るものか 暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣へ 帰ろうよ |
歩兵の本領万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ 尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま) 軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも 千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人 敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ 携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり 退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に 前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時 歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務 | 藤山一郎 | 加藤明勝 | 永井建子 | | 万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ 尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま) 軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも 千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人 敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ 携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり 退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に 前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時 歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務 |
若き血~慶應義塾大学応援歌若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 | 藤山一郎 | 堀内敬三 | 堀内敬三 | 服部逸郎 | 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應 |
酒は涙か溜息か酒は涙か 溜息か こころのうさの 捨てどころ とおいえにしの かの人に 夜毎の夢の 切なさよ 酒は涙か 溜息か かなしい恋の 捨てどころ 忘れた筈の かの人に のこる心を なんとしょう | 藤山一郎 | 高橋掬太郎 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 酒は涙か 溜息か こころのうさの 捨てどころ とおいえにしの かの人に 夜毎の夢の 切なさよ 酒は涙か 溜息か かなしい恋の 捨てどころ 忘れた筈の かの人に のこる心を なんとしょう |
雪の進軍雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本 焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ 着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ 命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもり | 藤山一郎 | 永井建子 | 永井建子 | | 雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本 焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ 着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ 命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもり |
白虎隊戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊 紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊 「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」 飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊 | 藤山一郎 | 島田磬也 | 古賀政男 | | 戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊 紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊 「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」 飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊 |
影を慕いてまぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ わが想い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦がれつつ しのびなく わびしさよ せめて痛みの なぐさめに ギターをとりて 爪弾けば どこまで時雨 ゆく秋ぞ 振音(トレモロ)さびし 身は悲し 君故に 永き人世(ひとよ)を 霜枯れて 永遠に春見ぬ わが運命(さだめ) 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚き影よ わが恋よ | 藤山一郎 | 古賀政男 | 古賀政男 | 佐伯亮 | まぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ わが想い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦がれつつ しのびなく わびしさよ せめて痛みの なぐさめに ギターをとりて 爪弾けば どこまで時雨 ゆく秋ぞ 振音(トレモロ)さびし 身は悲し 君故に 永き人世(ひとよ)を 霜枯れて 永遠に春見ぬ わが運命(さだめ) 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚き影よ わが恋よ |
東京ラプソディ花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティルーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 現に夢見る君の 神田は想い出の街 今もこの胸に この胸に ニコライの 鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の 踊り子の ほくろさえ 忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あの娘はダンサーか ダンサーか 気にかかる あの指輪 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 古賀政男 | 佐伯亮 | 花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティルーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 現に夢見る君の 神田は想い出の街 今もこの胸に この胸に ニコライの 鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の 踊り子の ほくろさえ 忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あの娘はダンサーか ダンサーか 気にかかる あの指輪 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 |
丘を越えて丘を越えて 行こうよ 真澄の空は 朗らかに 晴れて たのしいこころ 鳴るは 胸の血潮よ 讃えよ わが青春(はる)を いざゆけ 遥か希望の丘を越えて 丘を越えて 行こうよ 小春の空は 麗らかに 澄みて 嬉しいこころ 湧くは 胸の泉よ 讃えよ わが青春(はる)を いざ聞け 遠く希望の鐘は鳴るよ | 藤山一郎 | 島田芳文 | 古賀政男 | 甲斐靖文 | 丘を越えて 行こうよ 真澄の空は 朗らかに 晴れて たのしいこころ 鳴るは 胸の血潮よ 讃えよ わが青春(はる)を いざゆけ 遥か希望の丘を越えて 丘を越えて 行こうよ 小春の空は 麗らかに 澄みて 嬉しいこころ 湧くは 胸の泉よ 讃えよ わが青春(はる)を いざ聞け 遠く希望の鐘は鳴るよ |
長崎の鐘こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る | 藤山一郎 | サトウハチロー | 古関裕而 | 村山芳男 | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る |