藤山一郎の歌詞一覧リスト  122曲中 1-122曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
長崎の鐘PLATINA LYLICこよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る  召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る  こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴るPLATINA LYLIC藤山一郎サトウハチロー古関裕而村山芳男こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る  召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る  こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月すみぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る
丘を越えてPLATINA LYLIC丘を越えて 行こうよ 真澄の空は 朗らかに 晴れて たのしいこころ 鳴るは 胸の血潮よ 讃えよ わが青春(はる)を いざゆけ 遥か希望の丘を越えて  丘を越えて 行こうよ 小春の空は 麗らかに 澄みて 嬉しいこころ 湧くは 胸の泉よ 讃えよ わが青春(はる)を いざ聞け 遠く希望の鐘は鳴るよPLATINA LYLIC藤山一郎島田芳文古賀政男甲斐靖文丘を越えて 行こうよ 真澄の空は 朗らかに 晴れて たのしいこころ 鳴るは 胸の血潮よ 讃えよ わが青春(はる)を いざゆけ 遥か希望の丘を越えて  丘を越えて 行こうよ 小春の空は 麗らかに 澄みて 嬉しいこころ 湧くは 胸の泉よ 讃えよ わが青春(はる)を いざ聞け 遠く希望の鐘は鳴るよ
東京ラプソディPLATINA LYLIC花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティルーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  現に夢見る君の 神田は想い出の街 今もこの胸に この胸に ニコライの 鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の 踊り子の ほくろさえ 忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あの娘はダンサーか ダンサーか 気にかかる あの指輪 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京PLATINA LYLIC藤山一郎門田ゆたか古賀政男佐伯亮花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティルーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  現に夢見る君の 神田は想い出の街 今もこの胸に この胸に ニコライの 鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  明けても暮れても歌う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の 踊り子の ほくろさえ 忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  夜更けにひととき寄せて なまめく新宿駅の あの娘はダンサーか ダンサーか 気にかかる あの指輪 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京
影を慕いてGOLD LYLICまぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ わが想い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦がれつつ しのびなく  わびしさよ せめて痛みの なぐさめに ギターをとりて 爪弾けば どこまで時雨 ゆく秋ぞ 振音(トレモロ)さびし 身は悲し  君故に 永き人世(ひとよ)を 霜枯れて 永遠に春見ぬ わが運命(さだめ) 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚き影よ わが恋よGOLD LYLIC藤山一郎古賀政男古賀政男佐伯亮まぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ わが想い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦がれつつ しのびなく  わびしさよ せめて痛みの なぐさめに ギターをとりて 爪弾けば どこまで時雨 ゆく秋ぞ 振音(トレモロ)さびし 身は悲し  君故に 永き人世(ひとよ)を 霜枯れて 永遠に春見ぬ わが運命(さだめ) 永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚き影よ わが恋よ
白虎隊GOLD LYLIC戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊  紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊  「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」  飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊GOLD LYLIC藤山一郎島田磬也古賀政男戦雲暗く 陽は落ちて 弧城(こじょう)に月の 影(かげ)悲し 誰(た)が吹く笛が 知らねども 今宵(こよい)名残(なごり)の 白虎隊  紅顔可憐(こうがんかれん)の 少年が 死をもて守る この保寒(とりで) 滝沢(たきざわ)村の 血の雨に 濡(ぬ)らす白刃の 白虎隊  「南鶴(みなみつる)ヶ城を望(のぞ)めば 砲煙(ほうえん)あがる 痛哭(つうこく)涙(なみだ)を飲んで 且(か)つ彷徨(ほうこう)す 宗社(そうしゃ)亡(ほろ)び 我事(わがこと)終(おわ)る 十有九士(じゅうゆうきゅうし) 屠腹(とふく)してたおる」  飯盛山(いいもりやま)の 山頂(いただき)に 秋(あき)吹く風は 寒けれど 忠烈(ちゅうれつ)今も 香(か)に残す 花も会津の 白虎隊
酒は涙か溜息かGOLD LYLIC酒は涙か 溜息か こころのうさの 捨てどころ  とおいえにしの かの人に 夜毎の夢の 切なさよ  酒は涙か 溜息か かなしい恋の 捨てどころ  忘れた筈の かの人に のこる心を なんとしょうGOLD LYLIC藤山一郎高橋掬太郎古賀政男佐伯亮酒は涙か 溜息か こころのうさの 捨てどころ  とおいえにしの かの人に 夜毎の夢の 切なさよ  酒は涙か 溜息か かなしい恋の 捨てどころ  忘れた筈の かの人に のこる心を なんとしょう
雪の進軍GOLD LYLIC雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本  焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ  着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ  命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもりGOLD LYLIC藤山一郎永井建子永井建子雪の進軍氷を踏んで どこが河やら道さえ知れず 馬は斃(たお)れる捨ててもおけず ここは何処ぞ皆敵の国 ままよ大胆一服やれば 頼みすくなや煙草が二本  焼かぬ乾物に半煮え飯に なまじ生命のある其のうちは こらえ切れない寒さの焚火 煙いはずだよ生木が燻(いぶ)る 渋い顔して功名談(こうみようばなし) すいというのは梅干一つ  着のみ着のまま気楽なふしど 背のう枕に外套かぶりゃ 背の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて 結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ  命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で突喊(とっかん)すれど 武運拙く討死せねば 義理にからめた恤兵真綿(じっぺいまわた) そろりそろりと頸締めかかる どうせ生きては還らぬつもり
若き血~慶應義塾大学応援歌GOLD LYLIC若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應  若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應GOLD LYLIC藤山一郎堀内敬三堀内敬三服部逸郎若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應  若き血に 燃ゆるもの 光輝みてる 我等 希望の明星 仰ぎて此処に 勝利に進む我が力 常に新らし 見よ精鋭の 集うところ 烈日の意気 高らかに さえぎる 雲なきを 慶應 慶應 陸の王者 慶應
歩兵の本領GOLD LYLIC万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ  尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま)  軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも  千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人  敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ  アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ  携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり  退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に  前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時  歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務GOLD LYLIC藤山一郎加藤明勝永井建子万朶(ばんだ)の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子(おのこ)と生まれなば 散兵戦の花と散れ  尺余の銃(つつ)は武器ならず 寸余の剣何かせん 知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂(だま)  軍旗まもる武士(もののふ)は すべてその数二十万 八十余ヶ所にたむろして 武装は解かじ夢にだも  千里東西波越えて 我に仇なす国あらば 港を出でん輸送船 暫し守れ海の人  敵地に一歩われ踏めば 軍の主兵はここにあり 最後の決は我が任務 騎兵砲兵協同せよ  アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し 奉天戦の活動は 日本歩兵の華と知れ  携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日 曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり  退く戦術(ことわ)われ知らず 見よや歩兵の操典(そうてん)を 歩兵の戦は射撃にて 敵を怯(ひる)ませその隙に  前進前進また前進 肉弾とどく所まで わが一軍の勝敗は 突撃最後の数分時  歩兵の本領ここにあり あな勇ましのわが兵科 会心(えしん)の友よさらばいざ 共に励まんわが任務
男の純情GOLD LYLIC男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ  影はやくざに やつれても 訊いてくれるな この胸を 所詮 男のゆく道は なんで女が 知るものか  暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣へ 帰ろうよGOLD LYLIC藤山一郎佐藤惣之助古賀政男佐伯亮男いのちの 純情は 燃えてかがやく 金の星 夜の都の 大空に 曇る涙を 誰が知ろ  影はやくざに やつれても 訊いてくれるな この胸を 所詮 男のゆく道は なんで女が 知るものか  暗い夜空が 明けたなら 若いみどりの 朝風に 金もいらなきゃ 名もいらぬ 愛の古巣へ 帰ろうよ
夢淡き東京柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京  橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京  なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京藤山一郎サトウハチロー古関裕而村山芳男柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日 誰を待つ心 可愛いガラス窓 かすむは 春の青空か あの屋根はかがやく 聖路加か はるかに 朝の虹も出た 誰を待つ心 淡き夢の町東京  橋にもたれつつ 二人は何を語る 川の流れにも 嘆きをすてたまえ なつかし岸に 聞こえ来る あの音はむかしの 三味の音か 遠くに踊る 影ひとつ 川の流れさえ 淡き夢の町東京  なやみ忘れんと 貧しき人は唄い せまい露路裏に 夜風はすすり泣く 小雨が道に そぼ降れば あの灯りうるみて なやましく あわれはいつか 雨にとけ せまい露地裏も 淡き夢の町東京
青い背広で青い背広で 心も軽く 街へあの娘と 行こうじゃないか 紅い椿で ひとみも濡れる 若い僕らの 生命の春よ  お茶を飲んでも ニュースを見ても 純なあの娘は 仏蘭西(フランス)人形 夢を見るよな 泣きたいような 長いまつげの 可愛い乙女  今夜言おうか 打ち明けようか いっそこのまま 諦めましょか 甘い夜風が とろりと吹いて 月も青春 泣きたい心  駅で別れて ひとりになって あとは僕らの 自由な天地 涙ぐみつつ 朗らに歌う 愛と恋との ひとよの哀歌藤山一郎佐藤惣之助古賀政男佐伯亮青い背広で 心も軽く 街へあの娘と 行こうじゃないか 紅い椿で ひとみも濡れる 若い僕らの 生命の春よ  お茶を飲んでも ニュースを見ても 純なあの娘は 仏蘭西(フランス)人形 夢を見るよな 泣きたいような 長いまつげの 可愛い乙女  今夜言おうか 打ち明けようか いっそこのまま 諦めましょか 甘い夜風が とろりと吹いて 月も青春 泣きたい心  駅で別れて ひとりになって あとは僕らの 自由な天地 涙ぐみつつ 朗らに歌う 愛と恋との ひとよの哀歌
ニコライの鐘青い空さえ 小さな谷間 日暮れはこぼれる 涙の夕陽 姿変れど 変わらぬ夢を 今日も歌うか 都の空に ああニコライの 鐘がなる  きのう花咲き 今日散る落葉 河面(かわも)に映して 流れる月日 思い出しても かえらぬ人の 胸もゆするか 雁啼く空に ああニコライの 鐘がなる  誰が読んだか 悲しい詩集 頁をひらけば 出て来た手紙 恋に破れた 乙女は今宵 何を祈るか 暮れゆく空に ああニコライの 鐘がなる藤山一郎門田ゆたか古関裕而佐伯亮青い空さえ 小さな谷間 日暮れはこぼれる 涙の夕陽 姿変れど 変わらぬ夢を 今日も歌うか 都の空に ああニコライの 鐘がなる  きのう花咲き 今日散る落葉 河面(かわも)に映して 流れる月日 思い出しても かえらぬ人の 胸もゆするか 雁啼く空に ああニコライの 鐘がなる  誰が読んだか 悲しい詩集 頁をひらけば 出て来た手紙 恋に破れた 乙女は今宵 何を祈るか 暮れゆく空に ああニコライの 鐘がなる
青春日記初恋の 涙にしぼむ 花びらを 水に流して 泣きくらす あわれ十九の 春の夢  今日もまた 瞳に燃ゆる 夕映に 思い乱れて むらさきの ペンのインクも にじみがち  明日から 二度と泣くまい 恋すまい いくら泣いても 笑うても 胸の痛手は 癒りゃせぬ藤山一郎佐藤惣之助古賀政男佐伯亮初恋の 涙にしぼむ 花びらを 水に流して 泣きくらす あわれ十九の 春の夢  今日もまた 瞳に燃ゆる 夕映に 思い乱れて むらさきの ペンのインクも にじみがち  明日から 二度と泣くまい 恋すまい いくら泣いても 笑うても 胸の痛手は 癒りゃせぬ
愛馬進軍歌国を出てから 幾月ぞ 共に死ぬ気で この馬と 攻めて進んだ 山や河 執(と)った手綱に 血が通う  昨日陥(おと)した トーチカで 今日は仮寝の たか鼾(いびき) 馬よぐっすり 眠れたか 明日の戦(いくさ)は 手強いぞ  弾丸(たま)の雨降る 濁流を お前たよりに 乗り切って つとめはたした あの時は 泣いて秣(まぐさ)を 食わしたぞ  慰問袋の お守りを 掛けて戦う この栗毛 ちりにまみれた 鬚面(ひげづら)に 何で懐(なつ)くか 顔寄せて  伊達には佩(と)らぬ この剱(つるぎ) まっさき駆けて 突込めば 何ともろいぞ 敵の陣 馬よ嘶(いなな)け 勝鬨(かちどき)だ  お前の背(せな)に 日の丸を 立てて入場 この凱歌 兵に劣らぬ 天晴(あっぱ)れの 勲(いさお)は永く 忘れぬぞ藤山一郎久保井信夫新城正一国を出てから 幾月ぞ 共に死ぬ気で この馬と 攻めて進んだ 山や河 執(と)った手綱に 血が通う  昨日陥(おと)した トーチカで 今日は仮寝の たか鼾(いびき) 馬よぐっすり 眠れたか 明日の戦(いくさ)は 手強いぞ  弾丸(たま)の雨降る 濁流を お前たよりに 乗り切って つとめはたした あの時は 泣いて秣(まぐさ)を 食わしたぞ  慰問袋の お守りを 掛けて戦う この栗毛 ちりにまみれた 鬚面(ひげづら)に 何で懐(なつ)くか 顔寄せて  伊達には佩(と)らぬ この剱(つるぎ) まっさき駆けて 突込めば 何ともろいぞ 敵の陣 馬よ嘶(いなな)け 勝鬨(かちどき)だ  お前の背(せな)に 日の丸を 立てて入場 この凱歌 兵に劣らぬ 天晴(あっぱ)れの 勲(いさお)は永く 忘れぬぞ
丘は花ざかり若い生命の カレンダーを 今日もひらけば 君の顔 呼びかける あのひとみ モナ・リザの 謎のいとしさ ああ若い日の丘は花ざかり  青いホールの シャンデリヤ 抱いて踊れば 黒髪の なやましい 移り香に 春はゆく 涙ながして ああ若い日の丘は花ざかり  想い想われ 散ってゆく 恋は真赤な 天竺葵(ゼラニアム) あのひとも このひとも ながれゆく 淡い白雲 ああ若い日の丘は花ざかり藤山一郎西條八十服部良一服部良一若い生命の カレンダーを 今日もひらけば 君の顔 呼びかける あのひとみ モナ・リザの 謎のいとしさ ああ若い日の丘は花ざかり  青いホールの シャンデリヤ 抱いて踊れば 黒髪の なやましい 移り香に 春はゆく 涙ながして ああ若い日の丘は花ざかり  想い想われ 散ってゆく 恋は真赤な 天竺葵(ゼラニアム) あのひとも このひとも ながれゆく 淡い白雲 ああ若い日の丘は花ざかり
懐かしのボレロ南の国 唄の国 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の星 十字星 いとしの瞳に似て 輝けるは 愛のひかり 今宵も あの空に 高くひびけ 想い出の 懐かしの ボレロよ  想いをこめ 高らかに 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の花 紅い薔薇 優しき人の胸に 愛のしるし 高く香る 情を風にのせ 遠く送る 想い出の 懐しの ボレロよ藤山一郎藤浦洸服部良一南の国 唄の国 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の星 十字星 いとしの瞳に似て 輝けるは 愛のひかり 今宵も あの空に 高くひびけ 想い出の 懐かしの ボレロよ  想いをこめ 高らかに 太鼓を打て 拍子をとれ 楽しき今宵 南の花 紅い薔薇 優しき人の胸に 愛のしるし 高く香る 情を風にのせ 遠く送る 想い出の 懐しの ボレロよ
ラジオ体操の歌あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、  あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、藤山一郎藤浦洸藤山一郎藤山一郎あたらしい 朝がきた 希望の 朝だ よろこびに 胸を開け 大空 あおげ ラジオの 声に すこやかな 胸を このかおる かぜにひらけよ それ 一、二、三、  あたらしい 空の下 かがやく みどり さわやかに てあしのばせ 土 ふみしめよ ラジオと ともに すこやかな 手足 この広い 土にのばせよ それ 一、二、三、
東京娘東京娘の 東京娘の 初恋は 燃えてほのかな シャンデリヤ 狭い銀座の たそがれも ふたり歩けば 夢の園 おお恋の夜 恋の夜  胸もあふるる 胸もあふるる あの唄(こえ)は 若い命の 小夜曲(セレナーデ) 知っているなら 教えてよ 恋の手管の A B C おお恋の夜 恋の夜  二羽の燕が 二羽の燕が とぶように いとし貴方に 抱かれて 紅のドレスで 踊る夜は ぬれる素肌の はずかしさ おお恋の夜 恋の夜藤山一郎佐藤惣之助古賀政男東京娘の 東京娘の 初恋は 燃えてほのかな シャンデリヤ 狭い銀座の たそがれも ふたり歩けば 夢の園 おお恋の夜 恋の夜  胸もあふるる 胸もあふるる あの唄(こえ)は 若い命の 小夜曲(セレナーデ) 知っているなら 教えてよ 恋の手管の A B C おお恋の夜 恋の夜  二羽の燕が 二羽の燕が とぶように いとし貴方に 抱かれて 紅のドレスで 踊る夜は ぬれる素肌の はずかしさ おお恋の夜 恋の夜
緑の地平線なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや  わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く  山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線藤山一郎佐藤惣之助古賀政男なぜか忘れぬ 人ゆえに 涙かくして 踊る夜は ぬれし瞳(ひとみ)に すすり泣く リラの花さえ なつかしや  わざと気強く ふりすてて 無理に注(つ)がして 飲む酒も 霧の都の 夜は更けて 夢もはかなく 散りて行く  山のけむりを 慕いつつ いとし小鳩の 声きけば 遠き前途(ゆくて)に ほのぼのと 緑うれしや 地平線
三日月娘幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る  恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た  急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る藤山一郎藪田義雄古関裕而幾夜重ねて 砂漠をこえて 明日はあの娘の いる町へ 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が 思い出させて 風に鳴る  恋はひと目で 火花を散らし やがて真赤に 燃えるもの あの娘可愛や 三日月娘 宵の窓辺に チラと見た  急げキャラバン 夜道をかけて 町へひとすじ 遠灯り 鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が はずむ心に ふれて鳴る
銀座セレナーデ今宵流れる メロディは 甘いほのかな セレナーデ うれし銀座に 若い銀座に 二人の銀座に 恋の微風 ペーブメントに 花が咲く  今宵流れる メロディは なぜか悲しい セレナーデ 可愛いあの子の すすり泣きか それとも別れの 涙の歌か トレモロさみし ギターの音よ  今宵流れる メロディは 二人の夢の セレナーデ 柳ナヨナヨ スイング出して 愛のリズムに 月も踊るよ 恋し銀座の 銀の月藤山一郎村雨まさを服部良一今宵流れる メロディは 甘いほのかな セレナーデ うれし銀座に 若い銀座に 二人の銀座に 恋の微風 ペーブメントに 花が咲く  今宵流れる メロディは なぜか悲しい セレナーデ 可愛いあの子の すすり泣きか それとも別れの 涙の歌か トレモロさみし ギターの音よ  今宵流れる メロディは 二人の夢の セレナーデ 柳ナヨナヨ スイング出して 愛のリズムに 月も踊るよ 恋し銀座の 銀の月
泣くな妹よ月の峠を 遥るばると 二人で越えて 来たものを 泣いちゃいけない 妹よ 故郷(くに)の歌でも 歌おうよ  歌を歌えば なお更に 睫毛に涙 にじむ故 いっそ黙って 窓開けて 街の灯りを 眺めましょ  花の都の 七色の 灯りを見ても 寂(さみ)しけりゃ じっとごらんよ 兄さんの 燃える希望の この瞳  昔幼い 手をつなぎ 出潮の月を 待ったよに 待てば明るい 幸福(しあわせ)に 二人微笑む 時もあろ藤山一郎中村伊左治山下五郎月の峠を 遥るばると 二人で越えて 来たものを 泣いちゃいけない 妹よ 故郷(くに)の歌でも 歌おうよ  歌を歌えば なお更に 睫毛に涙 にじむ故 いっそ黙って 窓開けて 街の灯りを 眺めましょ  花の都の 七色の 灯りを見ても 寂(さみ)しけりゃ じっとごらんよ 兄さんの 燃える希望の この瞳  昔幼い 手をつなぎ 出潮の月を 待ったよに 待てば明るい 幸福(しあわせ)に 二人微笑む 時もあろ
浅草の唄夜更けて 鐘が鳴ります 弁天山の 聴いて かぞえて 泣いて いずこゆく 鐘のひびき 涙誘うよ 今宵も  儚(はかな)や 恋の浅草 雨夜(あまよ)の別れ 紅(あか)いあかりが 濡れて 泣いたとて 泣いたとて ジャズの音(ね)いろに 消えゆく  春雨 なにを祈るぞ 平内(へいない)さまに 結ぶ縁(えにし)の 紙縒(こよ)り 帰り行(ゆ)く 後(うしろ)すがた 町の娘の いとしや藤山一郎西條八十中山晋平夜更けて 鐘が鳴ります 弁天山の 聴いて かぞえて 泣いて いずこゆく 鐘のひびき 涙誘うよ 今宵も  儚(はかな)や 恋の浅草 雨夜(あまよ)の別れ 紅(あか)いあかりが 濡れて 泣いたとて 泣いたとて ジャズの音(ね)いろに 消えゆく  春雨 なにを祈るぞ 平内(へいない)さまに 結ぶ縁(えにし)の 紙縒(こよ)り 帰り行(ゆ)く 後(うしろ)すがた 町の娘の いとしや
春よいずこおもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る  あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る  呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る藤山一郎西条八十古賀政男おもいでは おもいでは 青い背広の涙ににじむ紅のあと ああ 思い切ない幻の 春はいずこぞ 雨が降る  あきらめて あきらめて 泣いて乙女の辿るは 愛の別れみち ああ 小鳥啼け啼け わがこころ 春はいずこぞ 雨が降る  呼んだとて 呼んだとて 風はつめたい 涙をさそう別れ風 ああ 夢は返らぬ青草(あおくさ)の 春はいずこぞ 雨が降る
英国東洋艦隊潰滅滅びたり 滅びたり 敵東洋艦隊は マレー半島 クワンタン沖に いまぞ 沈みゆきぬ 勲し赫たり 海の荒鷲よ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ  戦えり 戦えり わがつわものらは 皇国の 興廃を いまぞ 身に負いぬ 傲れる イギリス東洋艦隊を すさぶ波に 沈め去りぬ  記憶せよ 記憶せよ いざ永久(とわ)に この日を 打ち向う 敵艦を 一挙 屠り去りぬ 開戦三日目に 早やこの戦果ぞ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ藤山一郎高橋掬太郎古関裕而滅びたり 滅びたり 敵東洋艦隊は マレー半島 クワンタン沖に いまぞ 沈みゆきぬ 勲し赫たり 海の荒鷲よ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ  戦えり 戦えり わがつわものらは 皇国の 興廃を いまぞ 身に負いぬ 傲れる イギリス東洋艦隊を すさぶ波に 沈め去りぬ  記憶せよ 記憶せよ いざ永久(とわ)に この日を 打ち向う 敵艦を 一挙 屠り去りぬ 開戦三日目に 早やこの戦果ぞ 沈む レパルス 沈む プリンス・オブ・ウェールズ
美しき高原若いいのちの あこがれを のせてかゞやく 朝の雲 みどり谷間に かっこう鳴いて 草刈乙女の 眼を覚ます 山はたのしや ヤッホー ヤッホー  きよい鈴蘭 咲き匂う ひろい裾野の 放し駒 かすむ尾根ゆく 水いろバスの 窓からきこえる 旅の歌 山はたのしや ヤッホー ヤッホー  青い湖 たそがれて 波にゆらめく 逆さ富士 霧がふるふる 白樺がくれ 恋しいヒュッテの 灯がうるむ 山はたのしや ヤッホー ヤッホー藤山一郎西條八十古関裕而若いいのちの あこがれを のせてかゞやく 朝の雲 みどり谷間に かっこう鳴いて 草刈乙女の 眼を覚ます 山はたのしや ヤッホー ヤッホー  きよい鈴蘭 咲き匂う ひろい裾野の 放し駒 かすむ尾根ゆく 水いろバスの 窓からきこえる 旅の歌 山はたのしや ヤッホー ヤッホー  青い湖 たそがれて 波にゆらめく 逆さ富士 霧がふるふる 白樺がくれ 恋しいヒュッテの 灯がうるむ 山はたのしや ヤッホー ヤッホー
女の階級君に捧げた 純情(まごころ)の 愛が女の 命なら 弱い涙は 今日かぎり 捨てて荊刺(いばら)の 径を行く  こころ砕けど ままならぬ 辛い浮世の 小夜嵐(さよあらし) 愛の船路(ふなじ)を 祈るごと 星もまたたく この夕べ  君を信濃の 高原に 涙かくして 見送れば 靡(なび)く煙りも 一すじに 燃えて火をはく 浅間山藤山一郎島田磬也古賀政男君に捧げた 純情(まごころ)の 愛が女の 命なら 弱い涙は 今日かぎり 捨てて荊刺(いばら)の 径を行く  こころ砕けど ままならぬ 辛い浮世の 小夜嵐(さよあらし) 愛の船路(ふなじ)を 祈るごと 星もまたたく この夕べ  君を信濃の 高原に 涙かくして 見送れば 靡(なび)く煙りも 一すじに 燃えて火をはく 浅間山
メリー・ウィドウ・ワルツ夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.”  優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.”藤山一郎V.Leon・L.Stein・訳詩:佐伯孝夫F.Lehar夢の世うつし世 きみ故に あふれる涙よ 熱い胸 つきぬ想いに 更ける宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.”  優しき腕(かいな)に 抱(いだ)かれて 美(うるわ)し月影 かおる花 きみのいまして 楽し宵 われに告げよ ―――“I love you, dear.”
長崎の雨今宵港に 聴く雨は 沖の鴎の 忍び泣き ジャガタラ文なら 片便り 恋の長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る  ドラが鳴る鳴る 旅の子に 濡れた桜の 花も散る おらんだ船なら まぼろしの 波止場長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る  人の儚さ 世の辛さ 遠くマリアの 鐘も鳴る 浦上さまなら ロザリオの 涙長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る藤山一郎丘灯至夫古関裕而古関裕而今宵港に 聴く雨は 沖の鴎の 忍び泣き ジャガタラ文なら 片便り 恋の長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る  ドラが鳴る鳴る 旅の子に 濡れた桜の 花も散る おらんだ船なら まぼろしの 波止場長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る  人の儚さ 世の辛さ 遠くマリアの 鐘も鳴る 浦上さまなら ロザリオの 涙長崎 夜もすがら あゝ 夜もすがら 雨が降る
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
古戦場の秋夕日に赤き 雲を見れば 焼け落つる櫓の 火にも似たり 修羅の矢叫び 今は昔 語るは風の音ぞ  三日月細く 空にかかり 武士(もののふ)の墓に 靄ぞ暗し 思えば幾とせ雨に風に 古(ふ)りたる戦場(いくさば)哀れ藤山一郎妹尾幸陽成田為三夕日に赤き 雲を見れば 焼け落つる櫓の 火にも似たり 修羅の矢叫び 今は昔 語るは風の音ぞ  三日月細く 空にかかり 武士(もののふ)の墓に 靄ぞ暗し 思えば幾とせ雨に風に 古(ふ)りたる戦場(いくさば)哀れ
回想譜星見れば はろかに遠く 雲見れば つきせぬ想い 去りゆきし 君は詰わねど 御宿の あゝ 海の恋しさ  風ふけば 風もさびしや 虫なけば 虫もわびしや ただひとり 山荘(ロッジ)にあれば 堪えがたく あゝ 涙ながるる  朝(あした)には あしたの祈り 夕べには 夕べの願い 嫁ぎゆく 妹にのみ いまはただ あゝ 幸を乞うのみ藤山一郎今城靖児古賀政男星見れば はろかに遠く 雲見れば つきせぬ想い 去りゆきし 君は詰わねど 御宿の あゝ 海の恋しさ  風ふけば 風もさびしや 虫なけば 虫もわびしや ただひとり 山荘(ロッジ)にあれば 堪えがたく あゝ 涙ながるる  朝(あした)には あしたの祈り 夕べには 夕べの願い 嫁ぎゆく 妹にのみ いまはただ あゝ 幸を乞うのみ
キャンプ小唄山の朝霧 茜の雲が そっとなびいて 東雲千里 なくは裾野の 放し駒 キャンプ キャンプで 一日あけた 明けりゃ 朝餉の舌鼓  空にひと刷毛 眉引く雲を 呼べば答える 山彦木魂 お花畑は 花盛り キャンプ キャンプで 山中暮し 胸は溌溂 気は朗ら  ロッククライミング 高嶺の花を 尋ね尋ねて ピッケルだより 刻むスパイク 峰づたい キャンプ キャンプで 御山で暮れりゃ 山の神秘も 身に沁みる  赤い夕陽が 端山に沈みゃ ファイア囲んで 話がはずむ テント覗くは 嶺の月 キャンプ キャンプで ごろりと寝てりゃ 夢に鈴蘭 香がかおる藤山一郎島田芳文古賀政男山の朝霧 茜の雲が そっとなびいて 東雲千里 なくは裾野の 放し駒 キャンプ キャンプで 一日あけた 明けりゃ 朝餉の舌鼓  空にひと刷毛 眉引く雲を 呼べば答える 山彦木魂 お花畑は 花盛り キャンプ キャンプで 山中暮し 胸は溌溂 気は朗ら  ロッククライミング 高嶺の花を 尋ね尋ねて ピッケルだより 刻むスパイク 峰づたい キャンプ キャンプで 御山で暮れりゃ 山の神秘も 身に沁みる  赤い夕陽が 端山に沈みゃ ファイア囲んで 話がはずむ テント覗くは 嶺の月 キャンプ キャンプで ごろりと寝てりゃ 夢に鈴蘭 香がかおる
さらば青春愛と希望に 身はきずつきて 帰る故郷の 山のかげ 落ちる夕日よ なぜ赤い さらば青春 雲はゆく  燃える心も 涙も捨てりゃ 影は巷に 散るやなぎ 若い生命よ どこへ行く さらば青春 雲はゆく  鉄をかためて 鎖でしめて 愛のかばねを 越えて行く 男涙よ なぜ熱い さらば青春 雲はゆく藤山一郎佐藤惣之助古賀政男愛と希望に 身はきずつきて 帰る故郷の 山のかげ 落ちる夕日よ なぜ赤い さらば青春 雲はゆく  燃える心も 涙も捨てりゃ 影は巷に 散るやなぎ 若い生命よ どこへ行く さらば青春 雲はゆく  鉄をかためて 鎖でしめて 愛のかばねを 越えて行く 男涙よ なぜ熱い さらば青春 雲はゆく
歓喜の歌紅い匂う あけぼのに 若き我等の 眉をあげ 爽(さわや)かに明けて 見はるかす 大地を強く 大地を強く 踏まんかな  力の限り ひとすじに 若き我等の 胸を張り 望みに燃えて 衝きすすむ 翼も猛(たけ)く 翼も猛く 朔(か)けんかな  夕べは光る スバル星 若き我等の 腕を組み 歓喜(よろこび)満つる 灯のもとに 杯(さかずき)高く 杯高く 挙げんかな藤山一郎西岡水朗古賀政男紅い匂う あけぼのに 若き我等の 眉をあげ 爽(さわや)かに明けて 見はるかす 大地を強く 大地を強く 踏まんかな  力の限り ひとすじに 若き我等の 胸を張り 望みに燃えて 衝きすすむ 翼も猛(たけ)く 翼も猛く 朔(か)けんかな  夕べは光る スバル星 若き我等の 腕を組み 歓喜(よろこび)満つる 灯のもとに 杯(さかずき)高く 杯高く 挙げんかな
みどりの雨夢を結んだ あの芦の湖に 浮ぶボートの 懐かしさ カラーフィルムに 残した君よ あゝ 思い出の 箱根に みどりの 雨が降る  ゴルフがえりの セダンが走る 乙女峠に ほろほろと 散り行く花よ 白山桜 あゝ 美しの 箱根に みどりの 雨が降る  宿の小鳥も 別れを惜しむ 登山電車に 昼の雨 湯けむり淡く さよならさらば あゝ ロマンスの 箱根に みどりの 雨が降る藤山一郎丘灯至夫古関裕而古関裕而夢を結んだ あの芦の湖に 浮ぶボートの 懐かしさ カラーフィルムに 残した君よ あゝ 思い出の 箱根に みどりの 雨が降る  ゴルフがえりの セダンが走る 乙女峠に ほろほろと 散り行く花よ 白山桜 あゝ 美しの 箱根に みどりの 雨が降る  宿の小鳥も 別れを惜しむ 登山電車に 昼の雨 湯けむり淡く さよならさらば あゝ ロマンスの 箱根に みどりの 雨が降る
栄冠は我に溢れる力に 漲(みなぎ)る血潮 燃ゆる若さに 勝利は来(きた)る トラ ランラ ランラ ランラ 青春 青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ  十五の身体(からだ)は 一つとなりて 希望めがけて 只(た)だ進む トラ ランラ ランラ ランラ 青春 青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ  正しき旗を 集(つど)いて守り 正義堂々 いざ往(ゆ)かん トラ ランラ ランラ ランラ 青春青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ藤山一郎星野貞志古賀政男溢れる力に 漲(みなぎ)る血潮 燃ゆる若さに 勝利は来(きた)る トラ ランラ ランラ ランラ 青春 青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ  十五の身体(からだ)は 一つとなりて 希望めがけて 只(た)だ進む トラ ランラ ランラ ランラ 青春 青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ  正しき旗を 集(つど)いて守り 正義堂々 いざ往(ゆ)かん トラ ランラ ランラ ランラ 青春青春 われ等の生命(いのち) こころにひろがる 青春 青春 戦え今こそ
決戦の大空へ決戦の空 血潮に染めて 払えど屠れど 数増す敵機 いざ行け若鷲 翼をつらね 奪うは今ぞ 土浦魂  密雲くぐり 海原見れば 白波蹴立つる 敵大艦隊 いざ射て逃がすな 必中魚雷 とどろく轟音 揚るよ火柱  敵鷲来る 皇土を目ざし 憎さも憎き かの星条旗 いざ衝け肉弾 火を吐け機銃 堕ちゆく敵機は 嵐の落葉か  想い出たのし 白帆の故郷 鍛えしこの技 攻撃精神 風切る翼の 日本刀に 刃向う敵無し 土浦魂藤山一郎西條八十古関裕而決戦の空 血潮に染めて 払えど屠れど 数増す敵機 いざ行け若鷲 翼をつらね 奪うは今ぞ 土浦魂  密雲くぐり 海原見れば 白波蹴立つる 敵大艦隊 いざ射て逃がすな 必中魚雷 とどろく轟音 揚るよ火柱  敵鷲来る 皇土を目ざし 憎さも憎き かの星条旗 いざ衝け肉弾 火を吐け機銃 堕ちゆく敵機は 嵐の落葉か  想い出たのし 白帆の故郷 鍛えしこの技 攻撃精神 風切る翼の 日本刀に 刃向う敵無し 土浦魂
夏の思い出夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空 霧のなかに うかびくる やさしい影 野の小徑 水芭蕉の花が 咲いている 夢みて咲いている 水のほとり 石楠花色に たそがれる はるかな尾瀬 遠い空  夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 野の旅よ 花のなかに そよそよと ゆれゆれる 浮き島よ 水芭蕉の花が 匂っている 夢みて匂っている 水のほとり まなこつぶれば なつかしい はるかな尾瀬 遠い空藤山一郎江間章子中田喜直夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空 霧のなかに うかびくる やさしい影 野の小徑 水芭蕉の花が 咲いている 夢みて咲いている 水のほとり 石楠花色に たそがれる はるかな尾瀬 遠い空  夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 野の旅よ 花のなかに そよそよと ゆれゆれる 浮き島よ 水芭蕉の花が 匂っている 夢みて匂っている 水のほとり まなこつぶれば なつかしい はるかな尾瀬 遠い空
僕の東京夢みる瞳も かわい あの娘は東京の バラの花 青いソフトよ青いソフトで今日もゆく 恋のステップ 銀座から あゝ忘られぬ 忘られぬ 若い東京 恋の東京 僕の東京  頬よせさゝやく 思い 静かな二人の 喫茶店 青いソフトよ青いソフトに流れくる あまいほのかな 恋の唄 あゝいつまでも いつまでも 若い東京 恋の東京 僕の東京  泪もかがやく 青春の あふれるよろこび たゝえつゝ 青いソフトよ青いソフトに若き日の 夢もせつなく もえる夜 あゝなつかしの なつかしの 若い東京 恋の東京 僕の東京藤山一郎和田隆夫原六朗夢みる瞳も かわい あの娘は東京の バラの花 青いソフトよ青いソフトで今日もゆく 恋のステップ 銀座から あゝ忘られぬ 忘られぬ 若い東京 恋の東京 僕の東京  頬よせさゝやく 思い 静かな二人の 喫茶店 青いソフトよ青いソフトに流れくる あまいほのかな 恋の唄 あゝいつまでも いつまでも 若い東京 恋の東京 僕の東京  泪もかがやく 青春の あふれるよろこび たゝえつゝ 青いソフトよ青いソフトに若き日の 夢もせつなく もえる夜 あゝなつかしの なつかしの 若い東京 恋の東京 僕の東京
チェリオ!銀座は八丁 柳かげ ウィンクの雨 キスの雨 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  あなたは粋な タキシード 襟には真紅(まっか)な カーネーション チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  惑わしのもの セニョリータ ビロードの髪 花の顔 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  浮気な千の 恋捨てて あなたにあげる 熱い胸 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  お前と踊る うれしさに 心もそぞろ 身もそぞろ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  桃色の恋 薔薇の恋 死ぬほど抱いて 欲しいのよ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  のぼせりゃポンと ストレート 恋かよこれが 情けかよ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  男の心 あじさいね 七度(たび)かわる 恋の色 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  あの手やこの手 押しの手も 破れてしみる 夜の雨 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら藤山一郎佐伯孝夫橋本国彦銀座は八丁 柳かげ ウィンクの雨 キスの雨 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  あなたは粋な タキシード 襟には真紅(まっか)な カーネーション チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  惑わしのもの セニョリータ ビロードの髪 花の顔 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  浮気な千の 恋捨てて あなたにあげる 熱い胸 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  お前と踊る うれしさに 心もそぞろ 身もそぞろ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  桃色の恋 薔薇の恋 死ぬほど抱いて 欲しいのよ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  のぼせりゃポンと ストレート 恋かよこれが 情けかよ チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  男の心 あじさいね 七度(たび)かわる 恋の色 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら  あの手やこの手 押しの手も 破れてしみる 夜の雨 チェリオ チェリオ! 夢ではないかしら
軍艦旗の歌旭日光輝(きょくじつこうき)赫奕(かくやく)と 四海を照らす軍艦旗 見よ吾(わ)が日本帝国の 威力(ちから)の表徴(しるし)皇艦(みふね)の表章(しるし)  皇国(みくに)の光と朝夕に 畏(かしこ)み仰ぐ軍艦旗 我が国力の発展の 先駆と進む尊き使命  戦雲天にみなぎりて 檣頭(しょうとう)高くひらめけば 全軍力戦(りょくせん)奮闘し 身命(しんめい)献(ささ)ぐ御旗(みはた)の下(もと)に  大戦役(だいせんえき)に幾(いく)そ度(たび) 国威を四方(よも)に輝かし 狂爛(きょうらん)怒涛 鎮(しず)めつつ 事変に愈々(いよよ) 加わる光  東亜の天の 黎明に 御旗かざせる 艨艟(もうどう)は 無言の威圧 厳として 前途(ゆくて)守れり 大海原に  明治の御代の 制定に 千秋(せんしゅう)かおる 菊の花 十六條の 御光(みひかり)は 万歳までも 輝(かがよ)う光藤山一郎佐々木信綱瀬戸口藤吉旭日光輝(きょくじつこうき)赫奕(かくやく)と 四海を照らす軍艦旗 見よ吾(わ)が日本帝国の 威力(ちから)の表徴(しるし)皇艦(みふね)の表章(しるし)  皇国(みくに)の光と朝夕に 畏(かしこ)み仰ぐ軍艦旗 我が国力の発展の 先駆と進む尊き使命  戦雲天にみなぎりて 檣頭(しょうとう)高くひらめけば 全軍力戦(りょくせん)奮闘し 身命(しんめい)献(ささ)ぐ御旗(みはた)の下(もと)に  大戦役(だいせんえき)に幾(いく)そ度(たび) 国威を四方(よも)に輝かし 狂爛(きょうらん)怒涛 鎮(しず)めつつ 事変に愈々(いよよ) 加わる光  東亜の天の 黎明に 御旗かざせる 艨艟(もうどう)は 無言の威圧 厳として 前途(ゆくて)守れり 大海原に  明治の御代の 制定に 千秋(せんしゅう)かおる 菊の花 十六條の 御光(みひかり)は 万歳までも 輝(かがよ)う光
金色夜叉(貫一の唄)人は青春 月は春 向ヶ丘に 夢たけて 学帽にかざる 白線は 花の吹雪と 知るや君  たった一度の 初恋を 金やダイヤに 何故かえた 売れば黄金も 只の石 棄てた情を 知るや君  熱海の月は 変らねど むかしの宮は 人のもの 髪や形は やさしくも 金色の鬼 知るや君  見果てし夢と あきらめて 逢えばなつかし 春の鳥 チチと心に 鳴くものを 淋しい二人を 知るや君藤山一郎佐藤惣之助奥山貞吉奥山貞吉人は青春 月は春 向ヶ丘に 夢たけて 学帽にかざる 白線は 花の吹雪と 知るや君  たった一度の 初恋を 金やダイヤに 何故かえた 売れば黄金も 只の石 棄てた情を 知るや君  熱海の月は 変らねど むかしの宮は 人のもの 髪や形は やさしくも 金色の鬼 知るや君  見果てし夢と あきらめて 逢えばなつかし 春の鳥 チチと心に 鳴くものを 淋しい二人を 知るや君
希望の船路夢の白帆 風切るかもめ 寄せ来る怒濤 友は歌い 我も歌えば 明るい心 港の人影も いつしかうすれゆき 消える涙 希望はおどる 楽しい船路  夜のとばり 波間におりて 輝く銀河 友と二人 仰ぐマストに静かな思い 舟べり打つ波の なつかし子守唄 みんなかえる幼い心 楽しい船路  舟べり打つ波の なつかし子守唄 みんなかえる幼い心 楽しい船路藤山一郎西條八十R.Friml夢の白帆 風切るかもめ 寄せ来る怒濤 友は歌い 我も歌えば 明るい心 港の人影も いつしかうすれゆき 消える涙 希望はおどる 楽しい船路  夜のとばり 波間におりて 輝く銀河 友と二人 仰ぐマストに静かな思い 舟べり打つ波の なつかし子守唄 みんなかえる幼い心 楽しい船路  舟べり打つ波の なつかし子守唄 みんなかえる幼い心 楽しい船路
僕の青春恋は楽しや街に 空には憧れが住むよ 僕の青春(はる) 君の青春(はる) 躍(おど)る胸 恋の唇に 灯影(ほかげ)のグラスに 若さは燃える  君と語らう窓に ポプラは晴れやかに搖(ゆら)ぐ 若い青春(はる) やさし青春(はる) 恋の歌 黒い瞳には 歓びあふれて 見果てぬ夢路藤山一郎佐伯孝夫佐々木俊一恋は楽しや街に 空には憧れが住むよ 僕の青春(はる) 君の青春(はる) 躍(おど)る胸 恋の唇に 灯影(ほかげ)のグラスに 若さは燃える  君と語らう窓に ポプラは晴れやかに搖(ゆら)ぐ 若い青春(はる) やさし青春(はる) 恋の歌 黒い瞳には 歓びあふれて 見果てぬ夢路
白い椿の唄雲もかがやけ 青春の 花は涙の おくりもの 風にさびしく 泣きぬれし あわれ乙女の 白つばき  宵の酒場に 咲く花は 燃えてほのぼの 誰を待つ ながきまつ毛の 横顔も 夢にやつれし 白つばき  呼べど返らぬ 面影は きえてはるかな 山の上 月にささげて ひとり泣く あわれ涙の 白つばき藤山一郎佐藤惣之助古賀政男雲もかがやけ 青春の 花は涙の おくりもの 風にさびしく 泣きぬれし あわれ乙女の 白つばき  宵の酒場に 咲く花は 燃えてほのぼの 誰を待つ ながきまつ毛の 横顔も 夢にやつれし 白つばき  呼べど返らぬ 面影は きえてはるかな 山の上 月にささげて ひとり泣く あわれ涙の 白つばき
海軍に入ったけど海軍に入ったら 海をば見てるだけ つまらぬ太平洋や大西洋ばっかりで 世界見物はいつのこと  海軍に入ったら 死ぬ覚悟だったのに 空と波を眺めているだけで することもないのさ つまらぬ太平洋や大西洋ばっかりで 世界見物はいつのこと 総督閣下は とても偉い方だと 聞いてはいるけれど まだお目にかかれないのさ  海軍に入ったら 海をば見てるだけ よりにもよって見たのは 黒潮の沖ばかり 港々の女はいつのこと 帰りだ帰り あの子にもあえるんだ 荒波を越えて 初めての海を見て  少しの船酔いも知らなければ 身も心も達者なんだけれど 海は飽き飽きだ藤山一郎Irving Berlin・訳詞:柏木みのるIrving Berlin海軍に入ったら 海をば見てるだけ つまらぬ太平洋や大西洋ばっかりで 世界見物はいつのこと  海軍に入ったら 死ぬ覚悟だったのに 空と波を眺めているだけで することもないのさ つまらぬ太平洋や大西洋ばっかりで 世界見物はいつのこと 総督閣下は とても偉い方だと 聞いてはいるけれど まだお目にかかれないのさ  海軍に入ったら 海をば見てるだけ よりにもよって見たのは 黒潮の沖ばかり 港々の女はいつのこと 帰りだ帰り あの子にもあえるんだ 荒波を越えて 初めての海を見て  少しの船酔いも知らなければ 身も心も達者なんだけれど 海は飽き飽きだ
東京の灯希望と愛に 胸さわぐ 赤き唇 かみしめて 涙も光る 青春の 今宵 都を離れゆく  大陸指して 往く身には なんの未練も ないけれど 東京の灯よ いつまでも 我が想い出の 虹となれ  列車の窓に 返り見る 宵の銀座の 明るさに まぶたを閉じて また祈る 母よ妹よ いざさらば藤山一郎佐藤惣之助鈴木哲夫希望と愛に 胸さわぐ 赤き唇 かみしめて 涙も光る 青春の 今宵 都を離れゆく  大陸指して 往く身には なんの未練も ないけれど 東京の灯よ いつまでも 我が想い出の 虹となれ  列車の窓に 返り見る 宵の銀座の 明るさに まぶたを閉じて また祈る 母よ妹よ いざさらば
恋のそよ風春の日の風 夏の夜風 秋にはわびしい 窓辺の風 その日その夜に 風は変われど やさしく吹くは君 恋の風よ  君よ今宵の 丘の風は 二人のささやき 夢の国へ ああ飛びゆくごと 甘くそよふく 歌えやこれぞ君 恋の風よ  変わり易きは 風の運命 心を許せば 悪魔しのび 胸に嘆きの 泥散らすよ 誓いも固く君 永遠に燃えよ藤山一郎野村俊夫レイモンド服部春の日の風 夏の夜風 秋にはわびしい 窓辺の風 その日その夜に 風は変われど やさしく吹くは君 恋の風よ  君よ今宵の 丘の風は 二人のささやき 夢の国へ ああ飛びゆくごと 甘くそよふく 歌えやこれぞ君 恋の風よ  変わり易きは 風の運命 心を許せば 悪魔しのび 胸に嘆きの 泥散らすよ 誓いも固く君 永遠に燃えよ
夜風若き命は 恋ゆえに 燃えて赤き火は 酒場に輝く ほろ酔えども 目に  夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る  夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る藤山一郎E.S.Discepolo・L.C.Amadori・訳詩:山口雄二E.S.Discepolo若き命は 恋ゆえに 燃えて赤き火は 酒場に輝く ほろ酔えども 目に  夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る  夢悲しき涙 にじみ出(いで)て かの乙女の姿優しく グラスの影に やどり来る 秘めし恋は はかなや ああ 我れ 幾夜さ あやしく もだえ 悩む愛に あわれ 涙は 枯れ果てて 今宵 夜風に リラは散る
皇太子殿下御生誕奉祝歌春はあけぼの大八洲(おおやしま) 日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)ぞ生(あ)れたもう 威武八紘(いぶはっこう)にかがやきて 日嗣の皇子ぞ生れたもう うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  待ちに待たれしこの吉日(よきひ) 千代田の松の枝ゆれて 空と地(つち)とに民草(たみくさ)の 慶びのうたあふれたり うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  老いも若きも拝(おろが)みて 仰ぐ四海の波のうえ 君万歳の声たかく 新しき日はいま昇る うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  いざや諸人諸共(もろびともろとも)に うたえ高鳴るよろこびを 桜さく国大八洲 日嗣の皇子ぞ生(あ)れませり うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日藤山一郎西條八十飯田信夫春はあけぼの大八洲(おおやしま) 日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)ぞ生(あ)れたもう 威武八紘(いぶはっこう)にかがやきて 日嗣の皇子ぞ生れたもう うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  待ちに待たれしこの吉日(よきひ) 千代田の松の枝ゆれて 空と地(つち)とに民草(たみくさ)の 慶びのうたあふれたり うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  老いも若きも拝(おろが)みて 仰ぐ四海の波のうえ 君万歳の声たかく 新しき日はいま昇る うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日  いざや諸人諸共(もろびともろとも)に うたえ高鳴るよろこびを 桜さく国大八洲 日嗣の皇子ぞ生(あ)れませり うれし うれし この日 祝え 祝え この佳き日
歓喜の丘情憬(あこがれ)の丘に来て 燃ゆる眸に 仰ぎ見る 空は青空 陽はうらら 若い心に 血は躍る 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 朗らかに 朗らかに  想い出の 丘に来て 結ぶ胡蝶の 春の夢 草にまろびて 空の涯 描く理想に 身は燃ゆる 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 晴れやかに 晴れやかに  懐しの 丘に来て 湧くは新な 感激よ 光あまねく 身に浴びて 語る希望に 胸は鳴る 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 高らかに 高らかに藤山一郎島田芳文古賀政男情憬(あこがれ)の丘に来て 燃ゆる眸に 仰ぎ見る 空は青空 陽はうらら 若い心に 血は躍る 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 朗らかに 朗らかに  想い出の 丘に来て 結ぶ胡蝶の 春の夢 草にまろびて 空の涯 描く理想に 身は燃ゆる 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 晴れやかに 晴れやかに  懐しの 丘に来て 湧くは新な 感激よ 光あまねく 身に浴びて 語る希望に 胸は鳴る 讃えよ 讃えよ 青春 青春 歓喜の丘に ララララン 唄えよ ラララ ラララ 春 春 ララララン 高らかに 高らかに
嘆きのピエロ流れ流れて 他国の月に すすり泣くよな クラリオネット 今日はこの町 明日(あした)はいずこ 天幕(テント)ぐらしの わが身が愛(いと)し  踊るライトに 浮かれちゃおれど トンボ返りも 涙のピエロ 一目見染めた 桃割れ髪に とおい故郷の あの娘(こ)が恋し  水の流れの 行末なれば 財布はたいて 場末の酒場 ひとりうかれた 明日の夢を 結ぶ天幕(テント)に 夜風が哀し藤山一郎野村俊夫レイモンド服部流れ流れて 他国の月に すすり泣くよな クラリオネット 今日はこの町 明日(あした)はいずこ 天幕(テント)ぐらしの わが身が愛(いと)し  踊るライトに 浮かれちゃおれど トンボ返りも 涙のピエロ 一目見染めた 桃割れ髪に とおい故郷の あの娘(こ)が恋し  水の流れの 行末なれば 財布はたいて 場末の酒場 ひとりうかれた 明日の夢を 結ぶ天幕(テント)に 夜風が哀し
蒼い月夕べ小屋を出(い)でて 松原行けば 足音さえも 不思議に響く 夕雲暗き 入り江のあなた 月は光り出(い)ず 我が友ペール・ムーン  君よ誓えや 誠の愛を 暁の来たりて 海に沈む前 西へ慕い行かん 入り江を越えて 矢の如く速く 汝(な)がもとペール・ムーン ペール・ムーン藤山一郎F.K.Logan・J.Glick・訳詩:妹尾幸陽F.K.Logan・J.Glick夕べ小屋を出(い)でて 松原行けば 足音さえも 不思議に響く 夕雲暗き 入り江のあなた 月は光り出(い)ず 我が友ペール・ムーン  君よ誓えや 誠の愛を 暁の来たりて 海に沈む前 西へ慕い行かん 入り江を越えて 矢の如く速く 汝(な)がもとペール・ムーン ペール・ムーン
青春の謝肉祭若き日の情憬(あこがれ)を 胸に擁(だ)き あゝ我等は歌う 歓喜(よろこび)を グラスを挙げて 高らかに君よ 讃えいざ青春の 謝肉祭(カーニバル)  花と咲くこの若さ 火と燃えて あゝ今宵の饗宴(うたげ) 盡きぬ間に 血潮はたぎる 感激の坩堝(るつぼ) 踊れいざ若き日の 謝肉祭  情憬の星冴やか 君と見る あゝ涙と愛の かの瞳 グラスに酒は 溢れるものを 歌えいざ懐かしの 謝肉祭  愛をもて君共に 酔い給え あゝ今宵は月も シャンデリア 高鳴る調べ 爽かに君よ 讃えいざ青春の 謝肉祭藤山一郎野村俊夫・島田磬也古賀政男若き日の情憬(あこがれ)を 胸に擁(だ)き あゝ我等は歌う 歓喜(よろこび)を グラスを挙げて 高らかに君よ 讃えいざ青春の 謝肉祭(カーニバル)  花と咲くこの若さ 火と燃えて あゝ今宵の饗宴(うたげ) 盡きぬ間に 血潮はたぎる 感激の坩堝(るつぼ) 踊れいざ若き日の 謝肉祭  情憬の星冴やか 君と見る あゝ涙と愛の かの瞳 グラスに酒は 溢れるものを 歌えいざ懐かしの 謝肉祭  愛をもて君共に 酔い給え あゝ今宵は月も シャンデリア 高鳴る調べ 爽かに君よ 讃えいざ青春の 謝肉祭
想い出の旅情汽車は出て行く 夜空の果てに 残る思いの 汽笛がひびく 旅の一夜の ホテルの窓に 胸に沁むよな 月を見る  淡い灯影(ほかげ)に 仄かに咲いた 花は儚い うすむらさきよ せめて面影 心に秘めて 明日は越えるか あの山を  そっと帰ろか さらばを言おか 月はさみしく 夜霧に濡れる 又と逢えない 旅ゆえ身ゆえ せめてこのまま 別れよか藤山一郎野村俊夫山下五郎汽車は出て行く 夜空の果てに 残る思いの 汽笛がひびく 旅の一夜の ホテルの窓に 胸に沁むよな 月を見る  淡い灯影(ほかげ)に 仄かに咲いた 花は儚い うすむらさきよ せめて面影 心に秘めて 明日は越えるか あの山を  そっと帰ろか さらばを言おか 月はさみしく 夜霧に濡れる 又と逢えない 旅ゆえ身ゆえ せめてこのまま 別れよか
聖処女の唄鉄の小窓の 夜嵐に 凍る涙の 黒髪かなし 愛と罪とに わが身を捨てて 聖(きよ)き処女(おとめ)よ 何を泣く  恥も外聞(がいぶ)も 知りながら なぜにわずかな 黄金のために 花の生命(いのち)を みずから散らす 弱い心に なったやら  愛の光よ くれないの 青春(はる)の夢さえ 只ちりぢりに すてて囹圄(ひとや)の 闇夜にすだく あわれ処女(おとめ)の つゆ涙藤山一郎佐藤惣之助古賀政男鉄の小窓の 夜嵐に 凍る涙の 黒髪かなし 愛と罪とに わが身を捨てて 聖(きよ)き処女(おとめ)よ 何を泣く  恥も外聞(がいぶ)も 知りながら なぜにわずかな 黄金のために 花の生命(いのち)を みずから散らす 弱い心に なったやら  愛の光よ くれないの 青春(はる)の夢さえ 只ちりぢりに すてて囹圄(ひとや)の 闇夜にすだく あわれ処女(おとめ)の つゆ涙
恋の花束若い日の恋は 野に咲く花 花に散る露は 甘い涙 花は先ず今日も 恋しい君 なぜに来(こ)ぬ君よ あこがれの君よ 若い日の恋は 野に泣く花  若い日の恋は そよ吹く風 風はゆく遠く 君が窓辺 ささやけよ風よ せつない恋 うるわしのひとみ あこがれの人に 昼も夜も燃ゆる 恋の心藤山一郎西條八十R.Erwin若い日の恋は 野に咲く花 花に散る露は 甘い涙 花は先ず今日も 恋しい君 なぜに来(こ)ぬ君よ あこがれの君よ 若い日の恋は 野に泣く花  若い日の恋は そよ吹く風 風はゆく遠く 君が窓辺 ささやけよ風よ せつない恋 うるわしのひとみ あこがれの人に 昼も夜も燃ゆる 恋の心
可愛いソニヤ月にむせぶか 流浪になくか 更ける窓辺の バラライカ 可愛いソニヤは ハルピン育ち ああ 思い出す故郷(くに) あるじゃなし  地位も名誉も 儚(はか)なく消えて 父はシベリヤ 雪の鳥 可愛いソニヤは やさしい母の ああ 胸を離れた はぐれ鳥  流れ流れて 知るべを尋ね 泣いて寝た夜の キタイスカヤ 可愛いソニヤは ウラジオ訛り ああ 濡れた瞳は 海の色藤山一郎野村俊夫佐渡暁夫月にむせぶか 流浪になくか 更ける窓辺の バラライカ 可愛いソニヤは ハルピン育ち ああ 思い出す故郷(くに) あるじゃなし  地位も名誉も 儚(はか)なく消えて 父はシベリヤ 雪の鳥 可愛いソニヤは やさしい母の ああ 胸を離れた はぐれ鳥  流れ流れて 知るべを尋ね 泣いて寝た夜の キタイスカヤ 可愛いソニヤは ウラジオ訛り ああ 濡れた瞳は 海の色
恋のアコーデオン胸に悩みが あればこそ 愁いがちなる わが心 秘めて切なや 想い出の 月に奏でる 月に奏でるアコーデオン  眸閉ずれど 幻の 君が姿は 消えやらず 夢にうつつに やるせなく 弾くよ嘆きの 弾くよ嘆きのアコーデオン  君が去り行く 面影を 吐息切なく 抱きしめて つつむ由なき 我が胸を 知るや涙の 知るや涙のアコーデオン藤山一郎島田磬也小泉幸雄胸に悩みが あればこそ 愁いがちなる わが心 秘めて切なや 想い出の 月に奏でる 月に奏でるアコーデオン  眸閉ずれど 幻の 君が姿は 消えやらず 夢にうつつに やるせなく 弾くよ嘆きの 弾くよ嘆きのアコーデオン  君が去り行く 面影を 吐息切なく 抱きしめて つつむ由なき 我が胸を 知るや涙の 知るや涙のアコーデオン
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ゆかりの唄都の灯 愉(たの)しく燃ゆれど わが胸は 露にむしばむ かよわき花 涙にかがやく はつこいも ああ みじかきは 乙女の命  高嶺(たかね)の白雲(しらくも) ほのかになびけど わが夢は 淋し浅間の 煙りの影 嘆(なげ)けどうつつに 消え行(ゆ)きて ああ みじかきは 乙女の命藤山一郎佐藤惣之助古賀政男都の灯 愉(たの)しく燃ゆれど わが胸は 露にむしばむ かよわき花 涙にかがやく はつこいも ああ みじかきは 乙女の命  高嶺(たかね)の白雲(しらくも) ほのかになびけど わが夢は 淋し浅間の 煙りの影 嘆(なげ)けどうつつに 消え行(ゆ)きて ああ みじかきは 乙女の命
ミッキイ・マウスの結婚ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス  祝えよ 歌え踊れよ 狐踊り面白(おもしろ) 牛はソレ角(つの)を振り立て 笛はなるよ 朗(ほが)らに 楽しとも 楽しや二人 花の笑顔 目配せ サア サア 家(うち)へ行きましょう 二人の家にと ミスター エンド ミセス・ミッキイマウス  ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス藤山一郎佐伯孝夫加藤しのぶララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス  祝えよ 歌え踊れよ 狐踊り面白(おもしろ) 牛はソレ角(つの)を振り立て 笛はなるよ 朗(ほが)らに 楽しとも 楽しや二人 花の笑顔 目配せ サア サア 家(うち)へ行きましょう 二人の家にと ミスター エンド ミセス・ミッキイマウス  ララララ ラララララララ 暦(こよみ)を見りゃ佳い日よ お日様はにこにこと チンチンゴンゴン 鐘が鳴る お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 家鴨(あひる)さんと 鵞鳥(がちょう)さん 大猿 小猿共(ども) 駈(かけ)った 走った それ急げ お目出度だ ミスター・ミッキイマウス 得意で 熊奴(くまめ)が踊れば はやすは 僕達の楽隊 お洒落で 気取りやの おはねちゃんのカンガルー 長いお鼻の象君(ぞうくん)も お目出度だ ミスター・ミッキイマウス
躍進日本行進曲漲る青雲(あおぐも) 茜の夜明け 紀元二千六百年の 輝く歴史の 光の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  渦巻く虹を 桜の霞 雨と嵐の 世紀を超えて 迎える亜細亜の 希望の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  輝く日の丸 世界の光 栄え行く道 正しく照らし 草木も萌え立つ 平和の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  轟く日本 力の大地 紀元二千六百年の 歴史に明け行く 世界の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会藤山一郎本多信寿古賀政男漲る青雲(あおぐも) 茜の夜明け 紀元二千六百年の 輝く歴史の 光の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  渦巻く虹を 桜の霞 雨と嵐の 世紀を超えて 迎える亜細亜の 希望の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  輝く日の丸 世界の光 栄え行く道 正しく照らし 草木も萌え立つ 平和の春に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会  轟く日本 力の大地 紀元二千六百年の 歴史に明け行く 世界の朝に いざ 花と開けよ 日本万国博覧会
虹のふるさと懐かしや 虹のふるさと 旅に来て 一人偲ぶよ 哀れ 心の翼もて 誰にか告げん我が思い  七色の 虹のふるさと 涙のみ 我は旅人 古巣忘れぬ 小鳥なら せめて恋しと啼こうもの  故郷を 慕う夕べは 想い出の 虹よ消えるな 夢の小径よ 幻の 橋に心を通わせる藤山一郎和気徹原秋雄懐かしや 虹のふるさと 旅に来て 一人偲ぶよ 哀れ 心の翼もて 誰にか告げん我が思い  七色の 虹のふるさと 涙のみ 我は旅人 古巣忘れぬ 小鳥なら せめて恋しと啼こうもの  故郷を 慕う夕べは 想い出の 虹よ消えるな 夢の小径よ 幻の 橋に心を通わせる
憧れの乙女ヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女(おとめ)恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 涙もて われは待ち侘(わ)ぶ  ヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 恋の花 いつの日ひらく……  ヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女(おとめ)恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 恋の花 いつの日ひらく……  ヴィリアよ ああ ヴィリア藤山一郎V.Leon・L.Stein・訳詩:佐伯孝夫F.Leharヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女(おとめ)恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 涙もて われは待ち侘(わ)ぶ  ヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 恋の花 いつの日ひらく……  ヴィリアよ ヴィリア 夢に見る やさし乙女(おとめ)恋しや  ヴィリアよ ヴィリア 恋の花 いつの日ひらく……  ヴィリアよ ああ ヴィリア
谷間の小屋越えて行く山路に 雨風吹きつのれ 峰の雲紫に 輝き招く虹 さ我れ峰にたたずみ 見はるかす遠近(おちこち) 空は広く果てしもなく 鳥も飛ばず淋し  かかる時に谷間の 貧しき小屋を 旅人よ涙もて 訪れ給えよ  空高く画(えが)きし 望(のぞみ)はあらじ 君知らぬ喜びは やさしく待てり藤山一郎B.G.De Sylva・訳詩:佐伯孝夫J.Hanley越えて行く山路に 雨風吹きつのれ 峰の雲紫に 輝き招く虹 さ我れ峰にたたずみ 見はるかす遠近(おちこち) 空は広く果てしもなく 鳥も飛ばず淋し  かかる時に谷間の 貧しき小屋を 旅人よ涙もて 訪れ給えよ  空高く画(えが)きし 望(のぞみ)はあらじ 君知らぬ喜びは やさしく待てり
恋の饗宴花の甘き香りに 露も仄かな 夢を宿す夕べ 愛の腕に 夢見よ君がつぶらな瞳 胸に開くは 恋の花よ おお ロザリータ いとしの君 花開く恋の饗宴 胸に高鳴る心の喜び 君に通へ 我が調べ おお ロザリータ 麗しの君 紅の花の色香 愛の吐息にふるえてむせぶよ おお ロザリータ I love you  おお ロザリータ いとしの君 花開く恋の饗宴 胸に高鳴る心の喜び 君に通へ 我が調べ おお ロザリータ 麗しの君 紅の花の色香 愛の吐息にふるえてむせぶよ おお ロザリータ I love you藤山一郎島田磬也不明花の甘き香りに 露も仄かな 夢を宿す夕べ 愛の腕に 夢見よ君がつぶらな瞳 胸に開くは 恋の花よ おお ロザリータ いとしの君 花開く恋の饗宴 胸に高鳴る心の喜び 君に通へ 我が調べ おお ロザリータ 麗しの君 紅の花の色香 愛の吐息にふるえてむせぶよ おお ロザリータ I love you  おお ロザリータ いとしの君 花開く恋の饗宴 胸に高鳴る心の喜び 君に通へ 我が調べ おお ロザリータ 麗しの君 紅の花の色香 愛の吐息にふるえてむせぶよ おお ロザリータ I love you
白薔薇は咲けど若き血に あふるる胸の切なさは 夕べの空の 紅のいろ 野薔薇に虹は 消ゆるとも 涙は消えぬ 回想譜(スーベニル)  くろ髪も いつしか濡れて誰故に むらさきうすき 縁の紐 乙女の春に 去りゆけど さびしや今日も 堅結び  乱れ行く思いに たえず泣き伏せば 瞳ににじむ 月見草 仄かに光る 明星に 都は遠き うすあかり  若き日も過ぎ行く 夢の儚さは 夕べの空の 紅のいろ 遥かに消ゆる 麦笛に 月さえ淡き すすり泣き藤山一郎佐藤惣之助古賀政男若き血に あふるる胸の切なさは 夕べの空の 紅のいろ 野薔薇に虹は 消ゆるとも 涙は消えぬ 回想譜(スーベニル)  くろ髪も いつしか濡れて誰故に むらさきうすき 縁の紐 乙女の春に 去りゆけど さびしや今日も 堅結び  乱れ行く思いに たえず泣き伏せば 瞳ににじむ 月見草 仄かに光る 明星に 都は遠き うすあかり  若き日も過ぎ行く 夢の儚さは 夕べの空の 紅のいろ 遥かに消ゆる 麦笛に 月さえ淡き すすり泣き
明日の希望エンサ エンサと 働く声に 空も晴れるぞ 気も晴れる こめた心に 掛け引きはない エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く胸に 明日の希望が 湧き上がる 築け土台を 我等のもとを エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く腕に 若さ漲る 血が躍る 無駄な暮らしは おさらばさらば エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く土に かおる日本の 陽の光り 友よ朝から 陽の沈むまで エンサ 正しく 働けエンサ藤山一郎倉仲住人杉原泰蔵エンサ エンサと 働く声に 空も晴れるぞ 気も晴れる こめた心に 掛け引きはない エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く胸に 明日の希望が 湧き上がる 築け土台を 我等のもとを エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く腕に 若さ漲る 血が躍る 無駄な暮らしは おさらばさらば エンサ 正しく 働けエンサ  エンサ エンサと 働く土に かおる日本の 陽の光り 友よ朝から 陽の沈むまで エンサ 正しく 働けエンサ
故小妹更け行く鐘の音 思いうつせみの 果(はか)なき面影 結びもあえず 忽(たちま)ち夢さめて とめし我が手に残しし ゆかりの色濃き 若紫の ああ ゆかりの小袖  思い出(い)ずれば 十年(ととせ)の昔 はるけき旅路に 我等残しし 幼き姉妹(はらから)の 夢の面影なれや 更け行く鐘の音 昔を語る ああ ゆかりの小袖藤山一郎惟一倶楽部スペイン古謡更け行く鐘の音 思いうつせみの 果(はか)なき面影 結びもあえず 忽(たちま)ち夢さめて とめし我が手に残しし ゆかりの色濃き 若紫の ああ ゆかりの小袖  思い出(い)ずれば 十年(ととせ)の昔 はるけき旅路に 我等残しし 幼き姉妹(はらから)の 夢の面影なれや 更け行く鐘の音 昔を語る ああ ゆかりの小袖
男の魂恋はすてても 親恋しさに 帰る故郷の 夜の家 強い男も 子供のように 逢えば泣けます お母(か)アさん  来るか来るかと 待たれていたが 来たぞうれしい 召集令 生まれ変わって 皇国(みくに)のために 俺も働く 時が来た  親へ孝行 忠義にかえて 又も別れる 明日(あす)の空 燃ゆる命と 男のこころ やがて見せましょ お母アさん藤山一郎佐藤惣之助佐渡暁夫恋はすてても 親恋しさに 帰る故郷の 夜の家 強い男も 子供のように 逢えば泣けます お母(か)アさん  来るか来るかと 待たれていたが 来たぞうれしい 召集令 生まれ変わって 皇国(みくに)のために 俺も働く 時が来た  親へ孝行 忠義にかえて 又も別れる 明日(あす)の空 燃ゆる命と 男のこころ やがて見せましょ お母アさん
涙のセレナーデ春の夜は更け行く おお 優し君が瞳 今儚き恋よ 寂し日の思い出  春の雨煙りて 涙永久(とわ)に消えず 我が胸に帰り来よ 懐かしの君  春の雨煙りて 涙永久(とわ)に消えず 我が胸に帰り来よ 懐かしの君藤山一郎永田哲夫藤山一郎春の夜は更け行く おお 優し君が瞳 今儚き恋よ 寂し日の思い出  春の雨煙りて 涙永久(とわ)に消えず 我が胸に帰り来よ 懐かしの君  春の雨煙りて 涙永久(とわ)に消えず 我が胸に帰り来よ 懐かしの君
いとしの今宵いとしの今宵 燃え立つ我が胸 月かげ清らかに 空に澄み 楽しや君と 夢見るひととき 嘆きの仇花(あだばな) 風に散る 輝く星の歌 リラ色の歌 熱き涙あふれる 我が頬 いとしの今宵 すべてを忘れて 恋の小道たどる二人の今宵藤山一郎V.Burton・W.Jason・S.Robin・訳詩:佐伯孝夫V.Burton・W.Jason・S.Robinいとしの今宵 燃え立つ我が胸 月かげ清らかに 空に澄み 楽しや君と 夢見るひととき 嘆きの仇花(あだばな) 風に散る 輝く星の歌 リラ色の歌 熱き涙あふれる 我が頬 いとしの今宵 すべてを忘れて 恋の小道たどる二人の今宵
海は微笑む君を待つ風 そよろと吹いて 浮世を離れた ロマンステント 恋も裸で 囁き交わす 海へ行こうよ 海へ行こう  粋な水着の 色とりどりに 波に花咲く あの子やこの子 誰が摘むやら 摘まれるのやら 海は花園 恋の園  燃える太陽に 肌さえ焦がす 胸の思いの 大波小波 恋のクロールで ヨットを追えば 海は微笑む 海は笑む  空は青空 寄せては返す 波に歓喜の しぶきをあげて 若い生命を とびこみ台に 海は呼ぶ呼ぶ 海は呼ぶ藤山一郎門田ゆたか杉原泰蔵君を待つ風 そよろと吹いて 浮世を離れた ロマンステント 恋も裸で 囁き交わす 海へ行こうよ 海へ行こう  粋な水着の 色とりどりに 波に花咲く あの子やこの子 誰が摘むやら 摘まれるのやら 海は花園 恋の園  燃える太陽に 肌さえ焦がす 胸の思いの 大波小波 恋のクロールで ヨットを追えば 海は微笑む 海は笑む  空は青空 寄せては返す 波に歓喜の しぶきをあげて 若い生命を とびこみ台に 海は呼ぶ呼ぶ 海は呼ぶ
青春謳歌いざや わが友 若さに酔わん 我らの春は 再びあらじ 空はさ緑 光りに充ちて 血潮高鳴る憧れの夢  声高らかに歌うは 凱歌 永遠に忘れじ この想い出よ 今宵ひと夜は 喜びあふれ ともに悔いなく うるわしの時  いざや わが友 若さに酔わん 我らの春は 再びあらじ 空はさ緑 光りに充ちて 血潮高鳴る憧れの夢藤山一郎山原泰二不明いざや わが友 若さに酔わん 我らの春は 再びあらじ 空はさ緑 光りに充ちて 血潮高鳴る憧れの夢  声高らかに歌うは 凱歌 永遠に忘れじ この想い出よ 今宵ひと夜は 喜びあふれ ともに悔いなく うるわしの時  いざや わが友 若さに酔わん 我らの春は 再びあらじ 空はさ緑 光りに充ちて 血潮高鳴る憧れの夢
知らぬ他国で空は夕焼 鴉(からす)も帰る 日暮かなしや ちらちら灯(あかり) ひとり旅すりゃ 未練なものよ 棄てた故郷が また目に浮ぶ  恋にうらぶれ 身もうらぶれて ゆくえさだめぬ 股旅がらす 空が曇れば 寂(さみ)しゅうてならぬ なにかもの言え 旅路のすすき  出船まつ間の 夜風の寒さ 頸(えり)に涙の はらはら時雨 母が糸繰る 故郷の家の 屋根もうつかよ はらはら時雨  山で夜明けて 海辺で暮れて ながれながれの 浮草ぐらし 末は野ざらし 荒野の夜露 急(せ)いて濡らすな 旅路の時雨藤山一郎西條八十佐々木俊一空は夕焼 鴉(からす)も帰る 日暮かなしや ちらちら灯(あかり) ひとり旅すりゃ 未練なものよ 棄てた故郷が また目に浮ぶ  恋にうらぶれ 身もうらぶれて ゆくえさだめぬ 股旅がらす 空が曇れば 寂(さみ)しゅうてならぬ なにかもの言え 旅路のすすき  出船まつ間の 夜風の寒さ 頸(えり)に涙の はらはら時雨 母が糸繰る 故郷の家の 屋根もうつかよ はらはら時雨  山で夜明けて 海辺で暮れて ながれながれの 浮草ぐらし 末は野ざらし 荒野の夜露 急(せ)いて濡らすな 旅路の時雨
街のセレナーデ銀座流せば 柳の蔭に 濡れて呼んでる 十七娘 紅の袂で 涙をふけば バック・ミラーが 気にかかる  神田流せば 別れた人を 思い出させる ニコライ堂の 鐘よ鳴れ鳴れ 涙をふいて 待てば逢う日も 来るであろ  浮世並木の 嘆きの道を 雨の晴れ間に 行こうじゃないか 花の新宿 宵待ち灯り 着いた築地は 月灯り  更けて流して 浅草明けて 夢の名残の 朝霧さびし 誰か忘れた つぼみのバラよ 明日は花咲け この胸に藤山一郎中村伊左治佐渡暁夫銀座流せば 柳の蔭に 濡れて呼んでる 十七娘 紅の袂で 涙をふけば バック・ミラーが 気にかかる  神田流せば 別れた人を 思い出させる ニコライ堂の 鐘よ鳴れ鳴れ 涙をふいて 待てば逢う日も 来るであろ  浮世並木の 嘆きの道を 雨の晴れ間に 行こうじゃないか 花の新宿 宵待ち灯り 着いた築地は 月灯り  更けて流して 浅草明けて 夢の名残の 朝霧さびし 誰か忘れた つぼみのバラよ 明日は花咲け この胸に
永遠の誓い牧場の笛の音は響く 山から山へかけて 夏逝き薔薇も早や落ちて 別れの時は来たよ 若(も)しも谷に雪が降れば 再び還りませよ 愛しき身をここにまとう 昼も夜もただ寂しく  また逢うその日が来ても 我(われ)世を去りてなくば 奥津城(おくつき)に花を捧げ 我が為に祈りてよ その声はよし低くとも 奥津城は和やかに 君の真心うれしみて 静かに眠ろよ永遠(とわ)に藤山一郎妹尾幸陽アイルランド民謡牧場の笛の音は響く 山から山へかけて 夏逝き薔薇も早や落ちて 別れの時は来たよ 若(も)しも谷に雪が降れば 再び還りませよ 愛しき身をここにまとう 昼も夜もただ寂しく  また逢うその日が来ても 我(われ)世を去りてなくば 奥津城(おくつき)に花を捧げ 我が為に祈りてよ その声はよし低くとも 奥津城は和やかに 君の真心うれしみて 静かに眠ろよ永遠(とわ)に
山のかなたに山のかなたに あこがれて 旅の小鳥も 飛んでゆく 涙たゝえた やさしの君よ 行こよみどりの 尾根越えて  月をかすめる 雲のよう 古いなげきは 消えてゆく 山の青草 素足で踏んで 愛の朝日に 生きようよ  赤いキャンプの 火をかこむ 花の乙女の 旅の歌 星がながれる 白樺こえて 若い時代の 朝がくる  山のかなたに 鳴る鐘は 聖い祈りの アヴェマリヤ つよく飛べ飛べ こゝろの翼 光る希望の 花のせて藤山一郎西條八十服部良一服部良一山のかなたに あこがれて 旅の小鳥も 飛んでゆく 涙たゝえた やさしの君よ 行こよみどりの 尾根越えて  月をかすめる 雲のよう 古いなげきは 消えてゆく 山の青草 素足で踏んで 愛の朝日に 生きようよ  赤いキャンプの 火をかこむ 花の乙女の 旅の歌 星がながれる 白樺こえて 若い時代の 朝がくる  山のかなたに 鳴る鐘は 聖い祈りの アヴェマリヤ つよく飛べ飛べ こゝろの翼 光る希望の 花のせて
背広の王者よせよ よせよせ 引っ込み思案 犬も歩けば 棒にもあたる 僕はほがらか ハリキリボーイ 肩で風切る 胸を張る 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ  いつも青空ながめて暮らす 若い僕らは 背広の王者 街の太陽 笑顔で招く 行こうよ 希望の並木道 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ  熱と力に拍車をかけて みんなそろってゆこうじゃないか 心明るい 僕らのゆくて いきな背広は伊達じゃない 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ藤山一郎島田磬也鈴木哲夫よせよ よせよせ 引っ込み思案 犬も歩けば 棒にもあたる 僕はほがらか ハリキリボーイ 肩で風切る 胸を張る 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ  いつも青空ながめて暮らす 若い僕らは 背広の王者 街の太陽 笑顔で招く 行こうよ 希望の並木道 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ  熱と力に拍車をかけて みんなそろってゆこうじゃないか 心明るい 僕らのゆくて いきな背広は伊達じゃない 熱だよ 押しだよ 馬力をかけて ぐんと伸ばせよこの若さ
青春プレリュード花のアカシヤ みどりの朝よ 若い命の 虹の色 夏はかがやく 陽(ひ)は昇る 今日はあの山 越えてゆこ 誰か待つよで 胸も波打つよ  山のコースは 希望の径(こみち) いっそ驢馬(ろば)なら たのしかろ 雲の流れに 啼く鳥に 風もささやく 愛のゆめ 誰か待つよで 胸も波打つよ  青い高峰(たかね)に 瞳をとじて 遠い世界の 山こだま ひとり静かに 聴きいれば 山の神秘が 身にしみる 誰か待つよで 胸も波打つよ  征(ゆ)けば黄昏(たそがれ) 温泉(いでゆ)の窓に いつかほのかな 月あかり 地図をひらけば あこがれの 明日の旅路の なつかしさ 誰か待つよで 胸も波打つよ藤山一郎佐藤惣之助鈴木哲夫花のアカシヤ みどりの朝よ 若い命の 虹の色 夏はかがやく 陽(ひ)は昇る 今日はあの山 越えてゆこ 誰か待つよで 胸も波打つよ  山のコースは 希望の径(こみち) いっそ驢馬(ろば)なら たのしかろ 雲の流れに 啼く鳥に 風もささやく 愛のゆめ 誰か待つよで 胸も波打つよ  青い高峰(たかね)に 瞳をとじて 遠い世界の 山こだま ひとり静かに 聴きいれば 山の神秘が 身にしみる 誰か待つよで 胸も波打つよ  征(ゆ)けば黄昏(たそがれ) 温泉(いでゆ)の窓に いつかほのかな 月あかり 地図をひらけば あこがれの 明日の旅路の なつかしさ 誰か待つよで 胸も波打つよ
公園で公園で バッド・ボーイ どこそこで バッド・ガール 始めましょっと 次にも一寸(ちょっと) といっても ランランラン なかよしは フーン フーン 一寸照れて フーン フーン いやいや一寸 でもね一寸 それから語りましょう ねぇ 二人きりで愛の歌を ねぇ 恋の歌を夢見つつ うたいましょう 公園で バッド・ボーイ どこそこで バッド・ガール たのしい僕ら やさしい言葉 いとしの今宵藤山一郎A.Dubin・訳詩:佐伯孝夫H.Warren公園で バッド・ボーイ どこそこで バッド・ガール 始めましょっと 次にも一寸(ちょっと) といっても ランランラン なかよしは フーン フーン 一寸照れて フーン フーン いやいや一寸 でもね一寸 それから語りましょう ねぇ 二人きりで愛の歌を ねぇ 恋の歌を夢見つつ うたいましょう 公園で バッド・ボーイ どこそこで バッド・ガール たのしい僕ら やさしい言葉 いとしの今宵
国境に咲く花国の境に 咲く鈴蘭の 花を摘んでは 涙ぐむ アイヌ娘の 切ない胸に 秘めた情けも 露に散る  旅を行く身の 別れの歌に 泣くなアイヌの 村娘 赤い夕陽の 野に咲く花も 何故か愛しい 北の果て  北斗七星 悲しく暮れて 遠いあの町 灯が恋し 夢を見るよな 瞳も濡れて 花も他国の 風に散る藤山一郎宮城勝夫佐渡暁夫国の境に 咲く鈴蘭の 花を摘んでは 涙ぐむ アイヌ娘の 切ない胸に 秘めた情けも 露に散る  旅を行く身の 別れの歌に 泣くなアイヌの 村娘 赤い夕陽の 野に咲く花も 何故か愛しい 北の果て  北斗七星 悲しく暮れて 遠いあの町 灯が恋し 夢を見るよな 瞳も濡れて 花も他国の 風に散る
僕の銀座シネマ帰(がえ)りか 舗道(しきいしみち)を 三五人ゆく 夕まぐれ タラララ タラララ 頬は薔薇色 銀座の娘 ガルボ好(ごの)みの 引き眉毛  銀座八丁 あの西八丁 十六丁の 灯(ひ)のあかり タラララ タラララ 恋の涙か 柳の雨か 粋な島田に 濡れかかる  お化粧こらして 月さえ銀座 ジャズに浮(うか)れて ビルの屋根 タラララ タラララ 流行(はやり)遅れの 衣装(きもの)はぬいで 僕と彼女の 晴れの街藤山一郎佐伯孝夫加藤しのぶシネマ帰(がえ)りか 舗道(しきいしみち)を 三五人ゆく 夕まぐれ タラララ タラララ 頬は薔薇色 銀座の娘 ガルボ好(ごの)みの 引き眉毛  銀座八丁 あの西八丁 十六丁の 灯(ひ)のあかり タラララ タラララ 恋の涙か 柳の雨か 粋な島田に 濡れかかる  お化粧こらして 月さえ銀座 ジャズに浮(うか)れて ビルの屋根 タラララ タラララ 流行(はやり)遅れの 衣装(きもの)はぬいで 僕と彼女の 晴れの街
緑の旅情雨もみどりに 天城はけむり はてなき山は 雲にかくれて 花はいずこ 路(みち)は遠し 啼くは 青きうぐいす 呼べどさびしや 旅のこころ  雲は流れる 愁いはのこる 瞳もかなし 伊豆の踊子 ぬれて唄う 声もはるか いつか迫る たそがれ 今日も暮れるか 若きいのち  港下田は ちらちらあかり あこがれこめて ひとり来(きた)れど 夢はいずこ 海は暗し 胸にしむは 想い出 泣けどつきせぬ 旅のひと夜藤山一郎佐藤惣之助佐渡暁夫雨もみどりに 天城はけむり はてなき山は 雲にかくれて 花はいずこ 路(みち)は遠し 啼くは 青きうぐいす 呼べどさびしや 旅のこころ  雲は流れる 愁いはのこる 瞳もかなし 伊豆の踊子 ぬれて唄う 声もはるか いつか迫る たそがれ 今日も暮れるか 若きいのち  港下田は ちらちらあかり あこがれこめて ひとり来(きた)れど 夢はいずこ 海は暗し 胸にしむは 想い出 泣けどつきせぬ 旅のひと夜
波上の月国を出る時 弟が 兄さん僕は 大陸で 思う存分 やるからにゃ 南の海は 頼んだよ  旗うち振って にっこりと 笑って言った その姿 北支の空を 見るにつけ 今もひしひし 胸を刺す  長城戦の 朝ぼらけ 城壁指して 攀登(よじのぼ)り 国旗を振って 万歳と 叫んで死んで いったげな  今日こそ弔い 合戦と 頼む愛機に うち乗って 中支南支の 空翔(かけ)り 敵を捜せど 敵は来ず  日も暮れ果てた 波の上 翼休ろう 甲板に ほんのり浮かぶ 夕月の 影を見るさえ 口惜しや  渺茫(びょうぼう)とき 支那海の 波音荒く 風立ちて マストに冴ゆる 霜の色 今宵の夢の 寒さかな藤山一郎松島慶三古賀政男国を出る時 弟が 兄さん僕は 大陸で 思う存分 やるからにゃ 南の海は 頼んだよ  旗うち振って にっこりと 笑って言った その姿 北支の空を 見るにつけ 今もひしひし 胸を刺す  長城戦の 朝ぼらけ 城壁指して 攀登(よじのぼ)り 国旗を振って 万歳と 叫んで死んで いったげな  今日こそ弔い 合戦と 頼む愛機に うち乗って 中支南支の 空翔(かけ)り 敵を捜せど 敵は来ず  日も暮れ果てた 波の上 翼休ろう 甲板に ほんのり浮かぶ 夕月の 影を見るさえ 口惜しや  渺茫(びょうぼう)とき 支那海の 波音荒く 風立ちて マストに冴ゆる 霜の色 今宵の夢の 寒さかな
平右衛門へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 稲こいた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 空見てた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 馬ひいた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 嬶(かか)もろた藤山一郎北原白秋古関裕而へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 稲こいた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 空見てた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 馬ひいた  へへのへのへの へいねもさまは へへのへのへで 嬶(かか)もろた
沙漠の進軍月の沙漠を ひずめに駆けて 蒙古部隊よ 行く手は何処 叫ぶ軍馬のたてがみ 乱れ かざす手槍に かざす手槍に月の影  駒をとどめて 月下の露営 たき火囲んで 盃干して 踊れ兵(つわもの) 歌えよ凱歌 せめて東の せめて東の白むまで  むすぶ夢さえ 夜露に濡れて 昨日崑崙 今宵はゴビよ 月の露営に 夜が更け行けば 遠い故郷の 遠い故郷の空恋し  故郷で別れた やさしの君の 夢も破れる 進軍喇叭 起てよ兵 いさめよ軍馬 めざす彼方は めざす彼方は万里城藤山一郎宮本旅人佐渡暁夫月の沙漠を ひずめに駆けて 蒙古部隊よ 行く手は何処 叫ぶ軍馬のたてがみ 乱れ かざす手槍に かざす手槍に月の影  駒をとどめて 月下の露営 たき火囲んで 盃干して 踊れ兵(つわもの) 歌えよ凱歌 せめて東の せめて東の白むまで  むすぶ夢さえ 夜露に濡れて 昨日崑崙 今宵はゴビよ 月の露営に 夜が更け行けば 遠い故郷の 遠い故郷の空恋し  故郷で別れた やさしの君の 夢も破れる 進軍喇叭 起てよ兵 いさめよ軍馬 めざす彼方は めざす彼方は万里城
軍神南郷少佐紺碧和(なご)む 南昌(なんしょう)の 雲間を破る 爆音に 空中戦は 開かれぬ ああ指揮官ぞ 南郷大尉  目ざすは敵の 根拠地ぞ 蛟龍玉(こうりゅうたま)を 追うごとく 八機を砕き 撃墜す 空の至宝ぞ 南郷大尉  激戦続く 一刹那 炎を吐きて 落ちてゆく 敵機に触れて 壮烈な 戦死を遂げたり 南郷大尉  仰げよ空の 軍神(いくさがみ) 青史(せいし)を飾る この誉(ほまれ) 肉弾散れど 英霊は 永久(とわ)に薫らん 桜花藤山一郎南條歌美鈴木哲夫紺碧和(なご)む 南昌(なんしょう)の 雲間を破る 爆音に 空中戦は 開かれぬ ああ指揮官ぞ 南郷大尉  目ざすは敵の 根拠地ぞ 蛟龍玉(こうりゅうたま)を 追うごとく 八機を砕き 撃墜す 空の至宝ぞ 南郷大尉  激戦続く 一刹那 炎を吐きて 落ちてゆく 敵機に触れて 壮烈な 戦死を遂げたり 南郷大尉  仰げよ空の 軍神(いくさがみ) 青史(せいし)を飾る この誉(ほまれ) 肉弾散れど 英霊は 永久(とわ)に薫らん 桜花
山は青いぞ白き雲 靡く空 山は青いぞ 朝風に 君と行く 尾根の道 かざすピッケル 高らかに 靴は鳴る 靴は鳴る 憧れの夏山よ 我が旅よ  仰ぎ見る 白樺に 鳴くは目白か 駒鳥か 誰を呼ぶ 山彦よ 目指す高峰は まだ遙か 雲は飛ぶ 霧は飛ぶ 懐かしのアルプスよ 白雪よ  焚火して キャンプする 山の黄昏 光る星 歌えいざ 朗らかに 若い僕等の 夏の歌 今日も晴れ 明日も晴れ 麗しの月の出よ 我が夢よ藤山一郎佐藤惣之助佐渡暁夫白き雲 靡く空 山は青いぞ 朝風に 君と行く 尾根の道 かざすピッケル 高らかに 靴は鳴る 靴は鳴る 憧れの夏山よ 我が旅よ  仰ぎ見る 白樺に 鳴くは目白か 駒鳥か 誰を呼ぶ 山彦よ 目指す高峰は まだ遙か 雲は飛ぶ 霧は飛ぶ 懐かしのアルプスよ 白雪よ  焚火して キャンプする 山の黄昏 光る星 歌えいざ 朗らかに 若い僕等の 夏の歌 今日も晴れ 明日も晴れ 麗しの月の出よ 我が夢よ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
別れ煙草別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり)  赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が  恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は  別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で  別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ藤山一郎西條八十松平信博別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり)  赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が  恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は  別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で  別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ
そりゃ無理ないわ吹けよ春風 こころも軽く 紅(あか)い袂(たもと)が 靡(なび)くよに 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 胸もときめく チョイトネ 血もたぎる  恋は青空 同伴日和(アヴェックびより) 呼べば応える この若さ 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 逢いに行きましょう チョイトネ いそいそと  誘い合わせた 柳の蔭で 弾むこころも 浮き浮きと 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 人眼忘れて チョイトネ 手を握る  夢見心地で 聴いてたものを 何と返事を しましょうか 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 愛の言葉の チョイトネ 恥ずかしさ  口で甘えて 身体(からだ)で拗ねて じっとこの瞳(め)で 悩ませて 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 好きな彼氏を チョイトネ 焦(じ)らさせる藤山一郎島田磬也古賀政男吹けよ春風 こころも軽く 紅(あか)い袂(たもと)が 靡(なび)くよに 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 胸もときめく チョイトネ 血もたぎる  恋は青空 同伴日和(アヴェックびより) 呼べば応える この若さ 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 逢いに行きましょう チョイトネ いそいそと  誘い合わせた 柳の蔭で 弾むこころも 浮き浮きと 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 人眼忘れて チョイトネ 手を握る  夢見心地で 聴いてたものを 何と返事を しましょうか 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 愛の言葉の チョイトネ 恥ずかしさ  口で甘えて 身体(からだ)で拗ねて じっとこの瞳(め)で 悩ませて 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 好きな彼氏を チョイトネ 焦(じ)らさせる
街の辻馬車街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙  笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ  月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし藤山一郎山岡羊村小泉幸雄街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙  笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ  月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし
旅の隊商駱駝の背なに ゆられ行く 旅のお方の 横顔に なぜか冷たい 月の影  辿る足跡 一つずつ 風が消しゆく 寂しさよ 何処まで続く 砂漠やら  遠い地の果(はて) 空の涯(はて) 砂丘を染めて 日が落ちりゃ なぜか眠れぬ 夜がつづく  一つ丘越え また一つ 旅のキャラバン 遥々(はるばる)と 何を求めて 行くのやら藤山一郎山岡羊村杉田良造駱駝の背なに ゆられ行く 旅のお方の 横顔に なぜか冷たい 月の影  辿る足跡 一つずつ 風が消しゆく 寂しさよ 何処まで続く 砂漠やら  遠い地の果(はて) 空の涯(はて) 砂丘を染めて 日が落ちりゃ なぜか眠れぬ 夜がつづく  一つ丘越え また一つ 旅のキャラバン 遥々(はるばる)と 何を求めて 行くのやら
懐しのヴィオロン花の香甘き 夕まぐれ 誰の面影 慕いてか あゝヴィオロンの 床しき調べ 囁く如く この胸に  月影淡き 欄(おばしま)に 誰と別れし 思い出か あゝヴィオロンの 悲しき調べ 消え行く如く 夕空に藤山一郎宮本旅人奈良敦夫花の香甘き 夕まぐれ 誰の面影 慕いてか あゝヴィオロンの 床しき調べ 囁く如く この胸に  月影淡き 欄(おばしま)に 誰と別れし 思い出か あゝヴィオロンの 悲しき調べ 消え行く如く 夕空に
友情夜曲此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲  嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ  なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる藤山一郎倉仲房雄古賀政男此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲  嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ  なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる
戦場宵待草待てど暮せど 来ぬ戦友(とも)を 呼べど芒(すすき)の 風ばかり 日暮れりゃ 鳥も帰るのに ああ戦友は 帰らぬか  暮れて万里の 長江の 水の流れに 漂うは 夕べの霧か 砲煙か 今宵は月の 影もなし  更けて雨ふる 塹壕に 戦友(とも)を想えば 眠らりょか 目覚めて歌う その唄も 宵待草の やるせなさ藤山一郎中村伊左治鈴木武男待てど暮せど 来ぬ戦友(とも)を 呼べど芒(すすき)の 風ばかり 日暮れりゃ 鳥も帰るのに ああ戦友は 帰らぬか  暮れて万里の 長江の 水の流れに 漂うは 夕べの霧か 砲煙か 今宵は月の 影もなし  更けて雨ふる 塹壕に 戦友(とも)を想えば 眠らりょか 目覚めて歌う その唄も 宵待草の やるせなさ
僕の失恋僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に  さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な  また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩藤山一郎大町龍夫外国曲僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に  さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な  また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩
月下の乾杯ほせよ ほそうよ なみなみと 酒は 金色 月の色 鳴るぞ うなるぞ祖国の腕が 明日という日が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯!  出せよ 出そうよ この酒で 日本男児の 男意気 夜空 冴えたぞ月下の塹壕 明日は一番 日の丸たてゝ さあさ 乾杯! いざ乾杯!  あげろ あげろよ たかだかと 旗は 日の丸 国の華 ともに 正義の心はもえて 明日の 戦が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯!藤山一郎飛鳥井芳朗佐渡暁夫ほせよ ほそうよ なみなみと 酒は 金色 月の色 鳴るぞ うなるぞ祖国の腕が 明日という日が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯!  出せよ 出そうよ この酒で 日本男児の 男意気 夜空 冴えたぞ月下の塹壕 明日は一番 日の丸たてゝ さあさ 乾杯! いざ乾杯!  あげろ あげろよ たかだかと 旗は 日の丸 国の華 ともに 正義の心はもえて 明日の 戦が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯!
おゝどんな・くららおおどんな・くらら 美(うる)わしの君 輝く星の瞳 おおどんな・くらら 胸は燃え立つ 恋のスペイン 夜のキャバレー 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら)  懐かしの君 恋しの紅薔薇(べにうばら)  君と踊るタンゴ 華やかな調べ 夢は残れど 別れては涙のみ いつの日あい見ん 懐かしの君よ  踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇(うばら) 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら)藤山一郎F.B.Loehner・訳詩:佐伯孝夫J.Petersburskyおおどんな・くらら 美(うる)わしの君 輝く星の瞳 おおどんな・くらら 胸は燃え立つ 恋のスペイン 夜のキャバレー 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら)  懐かしの君 恋しの紅薔薇(べにうばら)  君と踊るタンゴ 華やかな調べ 夢は残れど 別れては涙のみ いつの日あい見ん 懐かしの君よ  踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇(うばら) 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら)
吁嗟飯塚部隊長肉弾続く 肉弾に 武漢は今ぞ 眼(ま)のあたり 星子(せいこ)を指せば 火と燃ゆる 敵陣近し 東孤嶺(とうこれい)  妙義颪(おろし)に 鍛えたる 阪東武士の 血はたぎる 斬れるぞ備前 祐定(すけさだ)は 鬼神飯塚 部隊長  ああ突撃の 一刹那 敵弾受けて 武夫(もののふ)は 爐山(ろざん)嵐の 華と散る 聴けよ声なき 萬歳(ばんざい)を  率いる部下の 前に立ち 銃火に曝(さら)す 素っ裸 軍刀振い 叱咤せし 我が隊長は 今や喪(な)し  生還期せず 山科の 心を持(じ)して 敵を撃つ 首途(かどで)に遺す この一語(いちごん) 武人の覚悟 今ぞ知る  は陽(よう)湖畔に 陽(ひ)は落ちて 骨は爐山に 埋(うず)むとも 豪膽(ごうたん)鳴るぞ 永久(とこしえ)に 軍神飯塚 部隊長藤山一郎茂木了次大久保徳二郎肉弾続く 肉弾に 武漢は今ぞ 眼(ま)のあたり 星子(せいこ)を指せば 火と燃ゆる 敵陣近し 東孤嶺(とうこれい)  妙義颪(おろし)に 鍛えたる 阪東武士の 血はたぎる 斬れるぞ備前 祐定(すけさだ)は 鬼神飯塚 部隊長  ああ突撃の 一刹那 敵弾受けて 武夫(もののふ)は 爐山(ろざん)嵐の 華と散る 聴けよ声なき 萬歳(ばんざい)を  率いる部下の 前に立ち 銃火に曝(さら)す 素っ裸 軍刀振い 叱咤せし 我が隊長は 今や喪(な)し  生還期せず 山科の 心を持(じ)して 敵を撃つ 首途(かどで)に遺す この一語(いちごん) 武人の覚悟 今ぞ知る  は陽(よう)湖畔に 陽(ひ)は落ちて 骨は爐山に 埋(うず)むとも 豪膽(ごうたん)鳴るぞ 永久(とこしえ)に 軍神飯塚 部隊長
恋の進軍可愛(かわ)い娘 いとし娘 今朝も窓から グッド・モーニング 恋に気弱い 我が心 好きとひと言 云えたなら 「オー」 可愛い娘 いとし娘 恋の進軍 押しで行こ  わたしひとり 僕もひとり それじゃ異議なし ザッツOK 今日もアベック ハイキング 明日もアベック シネマ行き 「ネー」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地  好いて好かれて 好かれて好いて うれし月日が つづくのよ デモ たまにゃ泣かせる 無理も云う 時にゃムッとする 喧嘩する 「シカシ」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地  ミスがマダムに 彼氏がハズに 化けてホームが 出来たのよ なれぬ手先で 水仕事 早く帰って 頂戴ね 「OK」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地藤山一郎西條八十鈴木静一可愛(かわ)い娘 いとし娘 今朝も窓から グッド・モーニング 恋に気弱い 我が心 好きとひと言 云えたなら 「オー」 可愛い娘 いとし娘 恋の進軍 押しで行こ  わたしひとり 僕もひとり それじゃ異議なし ザッツOK 今日もアベック ハイキング 明日もアベック シネマ行き 「ネー」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地  好いて好かれて 好かれて好いて うれし月日が つづくのよ デモ たまにゃ泣かせる 無理も云う 時にゃムッとする 喧嘩する 「シカシ」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地  ミスがマダムに 彼氏がハズに 化けてホームが 出来たのよ なれぬ手先で 水仕事 早く帰って 頂戴ね 「OK」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地
誰ゆえに?アー かれ故に アー 此の頃は 眠れぬわたしよ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ  アー 夢見ては アー ほほえめど さめては涙よ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ藤山一郎西條八十J.Kernアー かれ故に アー 此の頃は 眠れぬわたしよ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ  アー 夢見ては アー ほほえめど さめては涙よ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ
納税奉公の歌(仰ぐ御稜威の)仰ぐ御稜威の 旗風に 京も興亜の 旭(ひ)が昇る サッサ大政 翼賛の 意気に燃えたつ 納税で 伸ばせ皇国(みくに)の 底ぢから  汗と火華の 勤労に 晴れの作業着(しごとぎ) ひき緊(し)めて サッサ臣道 実践に 力協(あわ)せた 納税で 背負え銃後の 台どころ  笑顔明るい とりいれに 五穀豊かな 里景色 サッサ職域 奉公の 誠捧げた 納税で 拓け花咲く 大アジア  新体制に がっちりと 組んだ常会 となり組 サッサ一億 日本の 備え揺るがぬ 納税で 築け世界の 新秩序藤山一郎大蔵省選定古関裕而仰ぐ御稜威の 旗風に 京も興亜の 旭(ひ)が昇る サッサ大政 翼賛の 意気に燃えたつ 納税で 伸ばせ皇国(みくに)の 底ぢから  汗と火華の 勤労に 晴れの作業着(しごとぎ) ひき緊(し)めて サッサ臣道 実践に 力協(あわ)せた 納税で 背負え銃後の 台どころ  笑顔明るい とりいれに 五穀豊かな 里景色 サッサ職域 奉公の 誠捧げた 納税で 拓け花咲く 大アジア  新体制に がっちりと 組んだ常会 となり組 サッサ一億 日本の 備え揺るがぬ 納税で 築け世界の 新秩序
東京ラプソディ花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君一人君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティールーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  うつゝに夢見る君の 神田は想いでの街 今もこの胸にこの胸に ニコライの鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京  明けても暮れても唄う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京  花咲く都に住んで 変らぬ誓いを交わす 変る東京の屋根の下 咲く花も赤い薔薇 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京藤山一郎門田ゆたか古賀政男仁木他喜雄花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君一人君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティールーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京  うつゝに夢見る君の 神田は想いでの街 今もこの胸にこの胸に ニコライの鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京  明けても暮れても唄う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京  花咲く都に住んで 変らぬ誓いを交わす 変る東京の屋根の下 咲く花も赤い薔薇 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京
月下一路馬の蹄(ひづめ)に 火華(ひばな)散り 走る曠野(こうや)の 青い月 我が軍今や 包囲さる 使命は重し 連絡兵  鞭で北斗の 星を指し 月に祈って まっしぐら この報告を 終わるまで 流れる血潮 尽きるなよ  ここで仆(たお)れて なるものか 握る手綱(たづな)に しっかりと 心を繋ぐ わが駒よ 頼むぞ月下 只(ただ)一路藤山一郎中村伊左治田村しげる馬の蹄(ひづめ)に 火華(ひばな)散り 走る曠野(こうや)の 青い月 我が軍今や 包囲さる 使命は重し 連絡兵  鞭で北斗の 星を指し 月に祈って まっしぐら この報告を 終わるまで 流れる血潮 尽きるなよ  ここで仆(たお)れて なるものか 握る手綱(たづな)に しっかりと 心を繋ぐ わが駒よ 頼むぞ月下 只(ただ)一路
街のファンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう  あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう  赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか藤山一郎門田ゆたか大久保徳二郎花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう  あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう  赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか
上海血戦譜凱歌(がいか)の蔭に 散り逝きし 亡き戦友の 武勲(いさお)あり 護国の鬼の 君ありて 我等は勝てり この戦(いくさ) 忠魂(ちゅうこん)眠れ 安らかに  憶(おも)えば涙 新たなり 我が陸軍の 精鋭を 敵前上陸 させんため 陸戦隊の 戦士(つわもの)が 生命(いのち)をかけし 白襷(だすき)  斃(たお)れし戦友の 屍(しかばね)を 涙と共に 踏み越えて クリーク渡り 決然と 弾雨(だんう)を衝(つ)いて 突撃す 敵前渡河(とか)も 幾度(いくたび)か  ああ戦捷(せんしょう)の 跡に見る 砲煙去りし 塹壕(ざんごう)に 名も無き花が 揺れるのみ 亡き戦友の武勲(いさおし)を 讃えて共に 捧げ銃(つつ)藤山一郎鳥居恵一古賀政男凱歌(がいか)の蔭に 散り逝きし 亡き戦友の 武勲(いさお)あり 護国の鬼の 君ありて 我等は勝てり この戦(いくさ) 忠魂(ちゅうこん)眠れ 安らかに  憶(おも)えば涙 新たなり 我が陸軍の 精鋭を 敵前上陸 させんため 陸戦隊の 戦士(つわもの)が 生命(いのち)をかけし 白襷(だすき)  斃(たお)れし戦友の 屍(しかばね)を 涙と共に 踏み越えて クリーク渡り 決然と 弾雨(だんう)を衝(つ)いて 突撃す 敵前渡河(とか)も 幾度(いくたび)か  ああ戦捷(せんしょう)の 跡に見る 砲煙去りし 塹壕(ざんごう)に 名も無き花が 揺れるのみ 亡き戦友の武勲(いさおし)を 讃えて共に 捧げ銃(つつ)
馳けろ荒鷲まだ明けやらぬ 朝空に 爆音高く 響かせて 正義の翼 颯爽と おゝ 空の荒鷲 今ぞ発つ 忠烈無双  海原渡る 烈風に 暗雲低く 乱れ飛ぶ 嵐を衝いて 敢然と おゝ 空の荒鷲 今ぞ往く 忠烈無双  大海原 猛り起(た)つ 怒涛を越えて 幾百里 来たればここは 敵の空 おゝ 空の荒鷲 今ぞ撃つ 忠烈無双  縦横無尽 獅子奮迅 砲火の中を 馳け巡り 微塵に砕く 敵の陣 おゝ 空の荒鷲 今怒る 忠烈無双  爆撃終えて 悠然と 翼も軽く 飛ぶ空に 嵐は止みて 冴ゆる月 おゝ 空の荒鷲 今還る 忠烈無双藤山一郎宮本旅人佐渡暁夫まだ明けやらぬ 朝空に 爆音高く 響かせて 正義の翼 颯爽と おゝ 空の荒鷲 今ぞ発つ 忠烈無双  海原渡る 烈風に 暗雲低く 乱れ飛ぶ 嵐を衝いて 敢然と おゝ 空の荒鷲 今ぞ往く 忠烈無双  大海原 猛り起(た)つ 怒涛を越えて 幾百里 来たればここは 敵の空 おゝ 空の荒鷲 今ぞ撃つ 忠烈無双  縦横無尽 獅子奮迅 砲火の中を 馳け巡り 微塵に砕く 敵の陣 おゝ 空の荒鷲 今怒る 忠烈無双  爆撃終えて 悠然と 翼も軽く 飛ぶ空に 嵐は止みて 冴ゆる月 おゝ 空の荒鷲 今還る 忠烈無双
五人の特務兵吹雪を衝いて 暗闇に 火焔一閃(ほのおいっせん) 銃声ぞ 素破(すわ)敵襲よ 応戦と 班長すでに 刀(とう)を抜く  無念や吾等 特務兵 くつわとる身に 銃は無し 逆手に握る 腰の剣 それ突込(つっこ)めと 突撃す  獅子奮迅と 戦えど 味方五人の 白兵戦(はくへいせん) 雄叫(おたけ)び揚げて 血達磨に 紅(くれない)染むる 雪野原  満身創痍 吾(われ)も亦(また) 力尽き果て 呆然と 愛馬と共に 仆(たお)れつつ 君萬才(ばんざい)も 口の内(なか)  ああそれからの 幾時間 生死(せいし)の巷(ちまた)を 彷徨(さまよ)えど 武運拙(つた)なや 死にもせず 不図(ふと) 蘇る 朝ぼらけ  班長殿よ 戦友よ 呼べど帰らぬ 悲しさに 主(ぬし)なき愛馬 曳き寄せつ 声忍ばせて 男泣き藤山一郎石松秋二佐渡暁夫吹雪を衝いて 暗闇に 火焔一閃(ほのおいっせん) 銃声ぞ 素破(すわ)敵襲よ 応戦と 班長すでに 刀(とう)を抜く  無念や吾等 特務兵 くつわとる身に 銃は無し 逆手に握る 腰の剣 それ突込(つっこ)めと 突撃す  獅子奮迅と 戦えど 味方五人の 白兵戦(はくへいせん) 雄叫(おたけ)び揚げて 血達磨に 紅(くれない)染むる 雪野原  満身創痍 吾(われ)も亦(また) 力尽き果て 呆然と 愛馬と共に 仆(たお)れつつ 君萬才(ばんざい)も 口の内(なか)  ああそれからの 幾時間 生死(せいし)の巷(ちまた)を 彷徨(さまよ)えど 武運拙(つた)なや 死にもせず 不図(ふと) 蘇る 朝ぼらけ  班長殿よ 戦友よ 呼べど帰らぬ 悲しさに 主(ぬし)なき愛馬 曳き寄せつ 声忍ばせて 男泣き
せめて淡雪こころほそぼそ 黄昏(たそがれ)野途(のじ)に 残す轍(わだち)の 行先はるか せめて淡雪 夜更けて積れ 明日に思いの ない様に  街の灯りも うすれて見えぬ 幌にさらさら 粉雪(こゆき)の音が せめて淡雪 窓辺に積もれ なまじ涙の 見えぬ様に  急(せ)くな幌馬車 当てない旅途(たびじ) 黒馬(あお)がいななきゃ 悲しゅうてならぬ せめて淡雪 解けずにつもれ わたしの思いの その様に藤山一郎矢島寵児島口駒夫こころほそぼそ 黄昏(たそがれ)野途(のじ)に 残す轍(わだち)の 行先はるか せめて淡雪 夜更けて積れ 明日に思いの ない様に  街の灯りも うすれて見えぬ 幌にさらさら 粉雪(こゆき)の音が せめて淡雪 窓辺に積もれ なまじ涙の 見えぬ様に  急(せ)くな幌馬車 当てない旅途(たびじ) 黒馬(あお)がいななきゃ 悲しゅうてならぬ せめて淡雪 解けずにつもれ わたしの思いの その様に
ビヤ樽ポルカ歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる  ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯  ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯藤山一郎V.Zeman・日本語詞:藤浦洸J.Vejvoda仁木他喜雄歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる  ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯  ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯
街のフアンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう  あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう  赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか藤山一郎門田ゆたか大久保徳二郎花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう  あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう  赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか
なつかしき愛の歌歌声は かえりくる 霧ふる街角にも 春遠き港にも すぎし思いをこめて 巷にさまよいつゝ 涙して聞くものを たそがれには そゞろにも昔の事 浮びくる 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ  歌声は今日も亦 心の底にひゞく つかれたるわが胸に 過ぎし想いをこめて 巷に老いゆくとも 今も尚なつかしく 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ藤山一郎詞訳:野上彰J.L.Molloy仁木他喜雄歌声は かえりくる 霧ふる街角にも 春遠き港にも すぎし思いをこめて 巷にさまよいつゝ 涙して聞くものを たそがれには そゞろにも昔の事 浮びくる 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ  歌声は今日も亦 心の底にひゞく つかれたるわが胸に 過ぎし想いをこめて 巷に老いゆくとも 今も尚なつかしく 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ
この道この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる  あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ  この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母様と馬車で行ったよ  あの雲はいつか見た雲 ああ そうだよ さんざしの枝もたれてる藤山一郎北原白秋山田耕筰山田耕筰この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる  あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ  この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母様と馬車で行ったよ  あの雲はいつか見た雲 ああ そうだよ さんざしの枝もたれてる
崑崙越えて雲は行く行く はるかに 崑崙(こんろん)こえて 夢の翼よ あこがれだよ 希望(のぞみ)だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君  杏 花咲け 荒野に 血潮は燃えて たぎる思いよ 胸に秘めし 、まぼろしよ あゝ 故郷の空の はるけさよ 泣くな驢馬(ろば)よ 驢馬なげくな 行けよ いざ 行け  風は行く行く 砂漠を 崑崙こえて ひらく花だよ 輝きだよ 照る陽だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君藤山一郎大木惇夫古賀政男古賀政男雲は行く行く はるかに 崑崙(こんろん)こえて 夢の翼よ あこがれだよ 希望(のぞみ)だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君  杏 花咲け 荒野に 血潮は燃えて たぎる思いよ 胸に秘めし 、まぼろしよ あゝ 故郷の空の はるけさよ 泣くな驢馬(ろば)よ 驢馬なげくな 行けよ いざ 行け  風は行く行く 砂漠を 崑崙こえて ひらく花だよ 輝きだよ 照る陽だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君
お婆さんのお母さんの歌お婆さんのあ母さん ひい婆さんのお歌はネ ねんねんよ おころりよ 坊やのお守りは 何処へ行った 俵の鼠が米喰ってチュウ チューチューたこかいな なんてかんてん ところてん 天神様の細道じゃ ジャンケンポンよジャンケンポンよ よめなに ごぼうに むかごに なづな 何がなんきん とうなすかぼちゃ ちゃんちゃん ここらで おしまい ちゃんちゃん お婆さんのお母さん ひい婆さんの歌でした藤山一郎サトウハチロー藤山一郎藤山一郎お婆さんのあ母さん ひい婆さんのお歌はネ ねんねんよ おころりよ 坊やのお守りは 何処へ行った 俵の鼠が米喰ってチュウ チューチューたこかいな なんてかんてん ところてん 天神様の細道じゃ ジャンケンポンよジャンケンポンよ よめなに ごぼうに むかごに なづな 何がなんきん とうなすかぼちゃ ちゃんちゃん ここらで おしまい ちゃんちゃん お婆さんのお母さん ひい婆さんの歌でした
荒城の月春高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして 千代の松が枝 わけ出でし むかしの光 いまいずこ  秋陣営の 霜の色 鳴き行く雁の 数見せて 植うるつるぎに 照りそいし むかしの光 いまいずこ藤山一郎土井晩翠瀧廉太郎奥山貞吉春高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして 千代の松が枝 わけ出でし むかしの光 いまいずこ  秋陣営の 霜の色 鳴き行く雁の 数見せて 植うるつるぎに 照りそいし むかしの光 いまいずこ
さつきの歌思いがけない 友だちが あの丘の あの道を たずねてくるよな さつきの陽ざし 青葉の道は なつかしい思い出の 夢の小道よ  歌う心は 愛の心よ あの歌を この歌を みんなで歌おうよ さつきの空に 若葉の森に こだまする 愛の歌 夢のメロディー  細いリボンの そよ風は 森をぬけ 野をこえて 心もおどるよ さつきの薫り あしなみかるく よろこびを あすの日に つなぐ今日の日藤山一郎藤浦洸藤山一郎佐伯亮思いがけない 友だちが あの丘の あの道を たずねてくるよな さつきの陽ざし 青葉の道は なつかしい思い出の 夢の小道よ  歌う心は 愛の心よ あの歌を この歌を みんなで歌おうよ さつきの空に 若葉の森に こだまする 愛の歌 夢のメロディー  細いリボンの そよ風は 森をぬけ 野をこえて 心もおどるよ さつきの薫り あしなみかるく よろこびを あすの日に つなぐ今日の日
上海夜曲街の灯窓の灯 またたくかげに 咲いてしおれる ロマンスの 花につれない 四馬路の霧よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄  誰呼ぶ瞳か 愁いを秘めて 胸の火燃やし 更けてゆく 謎の都会よ 仮面の街よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄  ガーデン・ブリッジに 出ている月の 淡い光に 濡れながら 咲くは生命の 短い花よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄藤山一郎野村俊夫仁木他喜雄仁木他喜雄街の灯窓の灯 またたくかげに 咲いてしおれる ロマンスの 花につれない 四馬路の霧よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄  誰呼ぶ瞳か 愁いを秘めて 胸の火燃やし 更けてゆく 謎の都会よ 仮面の街よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄  ガーデン・ブリッジに 出ている月の 淡い光に 濡れながら 咲くは生命の 短い花よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄
ばら色の月ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜  ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜  ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜藤山一郎若山かほる服部良一服部良一ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜  ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜  ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜
夜の湖こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや  ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん  ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ藤山一郎藤浦洸古賀政男古賀政男こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや  ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん  ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ
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