別れ煙草別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり) 赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が 恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は 別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で 別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ | 藤山一郎 | 西條八十 | 松平信博 | | 別れ煙草の 浮気なけむり ふかす心に 切ない涙 さようなら さようなら 雨はしょぼしょぼ 遠い港の ちらちら灯(あかり) 赤い花束 あなたのかたみ 抱いて涙で くちづけすれば さようなら さようなら 雨にかすんで 遠くなります 恋しい船が 恋はけむりか 散りゆく花か なまじ逢わねば 泣くまいものを さようなら さようなら テープ切れても 切れはせぬぞえ 心の糸は 別れ煙草は あの娘(こ)のかたみ 吸えば見えます 可愛い笑顔 さようなら さようなら あの娘今夜は 誰と踊るか 酒場の蔭で 別れ煙草は 悲しい煙草 吸えば目に沁む 心に沁みる さようなら さようなら 鴎啼け啼け 旅のこころが 可愛(いと)しゅうてならぬ |
そりゃ無理ないわ吹けよ春風 こころも軽く 紅(あか)い袂(たもと)が 靡(なび)くよに 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 胸もときめく チョイトネ 血もたぎる 恋は青空 同伴日和(アヴェックびより) 呼べば応える この若さ 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 逢いに行きましょう チョイトネ いそいそと 誘い合わせた 柳の蔭で 弾むこころも 浮き浮きと 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 人眼忘れて チョイトネ 手を握る 夢見心地で 聴いてたものを 何と返事を しましょうか 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 愛の言葉の チョイトネ 恥ずかしさ 口で甘えて 身体(からだ)で拗ねて じっとこの瞳(め)で 悩ませて 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 好きな彼氏を チョイトネ 焦(じ)らさせる | 藤山一郎 | 島田磬也 | 古賀政男 | | 吹けよ春風 こころも軽く 紅(あか)い袂(たもと)が 靡(なび)くよに 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 胸もときめく チョイトネ 血もたぎる 恋は青空 同伴日和(アヴェックびより) 呼べば応える この若さ 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 逢いに行きましょう チョイトネ いそいそと 誘い合わせた 柳の蔭で 弾むこころも 浮き浮きと 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 人眼忘れて チョイトネ 手を握る 夢見心地で 聴いてたものを 何と返事を しましょうか 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 愛の言葉の チョイトネ 恥ずかしさ 口で甘えて 身体(からだ)で拗ねて じっとこの瞳(め)で 悩ませて 『そりゃ無理ないわ』 『トコ春だもの』 好きな彼氏を チョイトネ 焦(じ)らさせる |
街の辻馬車街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙 笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ 月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし | 藤山一郎 | 山岡羊村 | 小泉幸雄 | | 街の辻馬車 四馬路の角で 今日の別れに 手を取り合うて 咲いたパレホの 花束抱けば 遠い思いに さしぐむ涙 笛を鳴らして 夜霧に消える 恋の辻馬車 また逢う日まで これが別れと 一鞭あてりゃ 赤い蘭灯 涙にうるむ 月は照らせど 還らぬ夢に 泣いてくれるな いとしの君よ 心切なく 嘆きをつめば 軋む轍の 音さえわびし |
旅の隊商駱駝の背なに ゆられ行く 旅のお方の 横顔に なぜか冷たい 月の影 辿る足跡 一つずつ 風が消しゆく 寂しさよ 何処まで続く 砂漠やら 遠い地の果(はて) 空の涯(はて) 砂丘を染めて 日が落ちりゃ なぜか眠れぬ 夜がつづく 一つ丘越え また一つ 旅のキャラバン 遥々(はるばる)と 何を求めて 行くのやら | 藤山一郎 | 山岡羊村 | 杉田良造 | | 駱駝の背なに ゆられ行く 旅のお方の 横顔に なぜか冷たい 月の影 辿る足跡 一つずつ 風が消しゆく 寂しさよ 何処まで続く 砂漠やら 遠い地の果(はて) 空の涯(はて) 砂丘を染めて 日が落ちりゃ なぜか眠れぬ 夜がつづく 一つ丘越え また一つ 旅のキャラバン 遥々(はるばる)と 何を求めて 行くのやら |
懐しのヴィオロン花の香甘き 夕まぐれ 誰の面影 慕いてか あゝヴィオロンの 床しき調べ 囁く如く この胸に 月影淡き 欄(おばしま)に 誰と別れし 思い出か あゝヴィオロンの 悲しき調べ 消え行く如く 夕空に | 藤山一郎 | 宮本旅人 | 奈良敦夫 | | 花の香甘き 夕まぐれ 誰の面影 慕いてか あゝヴィオロンの 床しき調べ 囁く如く この胸に 月影淡き 欄(おばしま)に 誰と別れし 思い出か あゝヴィオロンの 悲しき調べ 消え行く如く 夕空に |
友情夜曲此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲 嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる | 藤山一郎 | 倉仲房雄 | 古賀政男 | | 此処(ここ)へ来たまえ わが友よ 胸と胸とで 話そじゃないか 悲しみ辛さ 寂しさも 分けて僕にも 呉れたまえ それがほんとの 友の仲 嘆き給(たも)うな わが友よ 頬の涙を ぬぐおじゃないか 二人で居れば 何もかも みんなわかって しまうのだ 涙もかわいて しまうのだ なにはなくとも わが友よ 今宵一夜を 明かそじゃないか 夜更(よふけ)となれば 空の星 夜が明ければ 枝の鳥 二人の話しを 聞きにくる |
戦場宵待草待てど暮せど 来ぬ戦友(とも)を 呼べど芒(すすき)の 風ばかり 日暮れりゃ 鳥も帰るのに ああ戦友は 帰らぬか 暮れて万里の 長江の 水の流れに 漂うは 夕べの霧か 砲煙か 今宵は月の 影もなし 更けて雨ふる 塹壕に 戦友(とも)を想えば 眠らりょか 目覚めて歌う その唄も 宵待草の やるせなさ | 藤山一郎 | 中村伊左治 | 鈴木武男 | | 待てど暮せど 来ぬ戦友(とも)を 呼べど芒(すすき)の 風ばかり 日暮れりゃ 鳥も帰るのに ああ戦友は 帰らぬか 暮れて万里の 長江の 水の流れに 漂うは 夕べの霧か 砲煙か 今宵は月の 影もなし 更けて雨ふる 塹壕に 戦友(とも)を想えば 眠らりょか 目覚めて歌う その唄も 宵待草の やるせなさ |
僕の失恋僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩 | 藤山一郎 | 大町龍夫 | 外国曲 | | 僕の初恋は僕の会社のタイピスト 小粋な指先とってもしなやか ネエ君、僕とシネマを観に行きませんか 折角ですけど私シネマは大嫌い 僕は一人寂しくシネマを観ていたらば アリャ 彼女が課長さんと御同伴席に さて その次に僕が好きになった彼女は 踊り場のダンサー スタイルとっても素敵 或る夜 彼女を送るタクシーの中で いつになく彼女もじもじ僕に擦り寄る こいつはいよいよしめたと固唾を飲めば ネエ 私に指輪を買って頂戴な また その次に僕が見初めた彼女は デパートのエレヴェーターガール 弁舌爽やか あぁ僕は恋の虜 毎日鉄籠の中 でも彼女と共に居るなら地獄でも天国よ 寂しいは八の日 銀座に出てみれば アリャ 彼女がベビーを抱いてパパと御散歩 |
月下の乾杯ほせよ ほそうよ なみなみと 酒は 金色 月の色 鳴るぞ うなるぞ祖国の腕が 明日という日が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯! 出せよ 出そうよ この酒で 日本男児の 男意気 夜空 冴えたぞ月下の塹壕 明日は一番 日の丸たてゝ さあさ 乾杯! いざ乾杯! あげろ あげろよ たかだかと 旗は 日の丸 国の華 ともに 正義の心はもえて 明日の 戦が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯! | 藤山一郎 | 飛鳥井芳朗 | 佐渡暁夫 | | ほせよ ほそうよ なみなみと 酒は 金色 月の色 鳴るぞ うなるぞ祖国の腕が 明日という日が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯! 出せよ 出そうよ この酒で 日本男児の 男意気 夜空 冴えたぞ月下の塹壕 明日は一番 日の丸たてゝ さあさ 乾杯! いざ乾杯! あげろ あげろよ たかだかと 旗は 日の丸 国の華 ともに 正義の心はもえて 明日の 戦が 待たれてならぬ さあさ 乾杯! いざ乾杯! |
おゝどんな・くららおおどんな・くらら 美(うる)わしの君 輝く星の瞳 おおどんな・くらら 胸は燃え立つ 恋のスペイン 夜のキャバレー 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら) 懐かしの君 恋しの紅薔薇(べにうばら) 君と踊るタンゴ 華やかな調べ 夢は残れど 別れては涙のみ いつの日あい見ん 懐かしの君よ 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇(うばら) 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら) | 藤山一郎 | F.B.Loehner・訳詩:佐伯孝夫 | J.Petersbursky | | おおどんな・くらら 美(うる)わしの君 輝く星の瞳 おおどんな・くらら 胸は燃え立つ 恋のスペイン 夜のキャバレー 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら) 懐かしの君 恋しの紅薔薇(べにうばら) 君と踊るタンゴ 華やかな調べ 夢は残れど 別れては涙のみ いつの日あい見ん 懐かしの君よ 踊りつつ投げる 惑わしの夢の薔薇(うばら) 強く捕え 涙ぐむ 恋ごころ おおどんな・くらら 美わしの君 おおどんな・くらら 紅薔薇(べにうばら) |
吁嗟飯塚部隊長肉弾続く 肉弾に 武漢は今ぞ 眼(ま)のあたり 星子(せいこ)を指せば 火と燃ゆる 敵陣近し 東孤嶺(とうこれい) 妙義颪(おろし)に 鍛えたる 阪東武士の 血はたぎる 斬れるぞ備前 祐定(すけさだ)は 鬼神飯塚 部隊長 ああ突撃の 一刹那 敵弾受けて 武夫(もののふ)は 爐山(ろざん)嵐の 華と散る 聴けよ声なき 萬歳(ばんざい)を 率いる部下の 前に立ち 銃火に曝(さら)す 素っ裸 軍刀振い 叱咤せし 我が隊長は 今や喪(な)し 生還期せず 山科の 心を持(じ)して 敵を撃つ 首途(かどで)に遺す この一語(いちごん) 武人の覚悟 今ぞ知る は陽(よう)湖畔に 陽(ひ)は落ちて 骨は爐山に 埋(うず)むとも 豪膽(ごうたん)鳴るぞ 永久(とこしえ)に 軍神飯塚 部隊長 | 藤山一郎 | 茂木了次 | 大久保徳二郎 | | 肉弾続く 肉弾に 武漢は今ぞ 眼(ま)のあたり 星子(せいこ)を指せば 火と燃ゆる 敵陣近し 東孤嶺(とうこれい) 妙義颪(おろし)に 鍛えたる 阪東武士の 血はたぎる 斬れるぞ備前 祐定(すけさだ)は 鬼神飯塚 部隊長 ああ突撃の 一刹那 敵弾受けて 武夫(もののふ)は 爐山(ろざん)嵐の 華と散る 聴けよ声なき 萬歳(ばんざい)を 率いる部下の 前に立ち 銃火に曝(さら)す 素っ裸 軍刀振い 叱咤せし 我が隊長は 今や喪(な)し 生還期せず 山科の 心を持(じ)して 敵を撃つ 首途(かどで)に遺す この一語(いちごん) 武人の覚悟 今ぞ知る は陽(よう)湖畔に 陽(ひ)は落ちて 骨は爐山に 埋(うず)むとも 豪膽(ごうたん)鳴るぞ 永久(とこしえ)に 軍神飯塚 部隊長 |
恋の進軍可愛(かわ)い娘 いとし娘 今朝も窓から グッド・モーニング 恋に気弱い 我が心 好きとひと言 云えたなら 「オー」 可愛い娘 いとし娘 恋の進軍 押しで行こ わたしひとり 僕もひとり それじゃ異議なし ザッツOK 今日もアベック ハイキング 明日もアベック シネマ行き 「ネー」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 好いて好かれて 好かれて好いて うれし月日が つづくのよ デモ たまにゃ泣かせる 無理も云う 時にゃムッとする 喧嘩する 「シカシ」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 ミスがマダムに 彼氏がハズに 化けてホームが 出来たのよ なれぬ手先で 水仕事 早く帰って 頂戴ね 「OK」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 | 藤山一郎 | 西條八十 | 鈴木静一 | | 可愛(かわ)い娘 いとし娘 今朝も窓から グッド・モーニング 恋に気弱い 我が心 好きとひと言 云えたなら 「オー」 可愛い娘 いとし娘 恋の進軍 押しで行こ わたしひとり 僕もひとり それじゃ異議なし ザッツOK 今日もアベック ハイキング 明日もアベック シネマ行き 「ネー」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 好いて好かれて 好かれて好いて うれし月日が つづくのよ デモ たまにゃ泣かせる 無理も云う 時にゃムッとする 喧嘩する 「シカシ」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 ミスがマダムに 彼氏がハズに 化けてホームが 出来たのよ なれぬ手先で 水仕事 早く帰って 頂戴ね 「OK」 妾(わたし)好きよ 僕も好きよ 好いた同志は 夢心地 |
誰ゆえに?アー かれ故に アー 此の頃は 眠れぬわたしよ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ アー 夢見ては アー ほほえめど さめては涙よ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ | 藤山一郎 | 西條八十 | J.Kern | | アー かれ故に アー 此の頃は 眠れぬわたしよ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ アー 夢見ては アー ほほえめど さめては涙よ 誰も知らない アー この夢の アー かぎを持つは なつかしい アーアー あなたよ |
納税奉公の歌(仰ぐ御稜威の)仰ぐ御稜威の 旗風に 京も興亜の 旭(ひ)が昇る サッサ大政 翼賛の 意気に燃えたつ 納税で 伸ばせ皇国(みくに)の 底ぢから 汗と火華の 勤労に 晴れの作業着(しごとぎ) ひき緊(し)めて サッサ臣道 実践に 力協(あわ)せた 納税で 背負え銃後の 台どころ 笑顔明るい とりいれに 五穀豊かな 里景色 サッサ職域 奉公の 誠捧げた 納税で 拓け花咲く 大アジア 新体制に がっちりと 組んだ常会 となり組 サッサ一億 日本の 備え揺るがぬ 納税で 築け世界の 新秩序 | 藤山一郎 | 大蔵省選定 | 古関裕而 | | 仰ぐ御稜威の 旗風に 京も興亜の 旭(ひ)が昇る サッサ大政 翼賛の 意気に燃えたつ 納税で 伸ばせ皇国(みくに)の 底ぢから 汗と火華の 勤労に 晴れの作業着(しごとぎ) ひき緊(し)めて サッサ臣道 実践に 力協(あわ)せた 納税で 背負え銃後の 台どころ 笑顔明るい とりいれに 五穀豊かな 里景色 サッサ職域 奉公の 誠捧げた 納税で 拓け花咲く 大アジア 新体制に がっちりと 組んだ常会 となり組 サッサ一億 日本の 備え揺るがぬ 納税で 築け世界の 新秩序 |
東京ラプソディ花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君一人君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティールーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 うつゝに夢見る君の 神田は想いでの街 今もこの胸にこの胸に ニコライの鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 明けても暮れても唄う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 花咲く都に住んで 変らぬ誓いを交わす 変る東京の屋根の下 咲く花も赤い薔薇 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 古賀政男 | 仁木他喜雄 | 花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君一人君ひとり 逢えば行く 喫茶店(ティールーム) 楽し都 恋の都 夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京 うつゝに夢見る君の 神田は想いでの街 今もこの胸にこの胸に ニコライの鐘も鳴る 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 明けても暮れても唄う ジャズの浅草行けば 恋の踊り子の踊り子の 黒子(ほくろ)さえ忘られぬ 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 花咲く都に住んで 変らぬ誓いを交わす 変る東京の屋根の下 咲く花も赤い薔薇 楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京 |
月下一路馬の蹄(ひづめ)に 火華(ひばな)散り 走る曠野(こうや)の 青い月 我が軍今や 包囲さる 使命は重し 連絡兵 鞭で北斗の 星を指し 月に祈って まっしぐら この報告を 終わるまで 流れる血潮 尽きるなよ ここで仆(たお)れて なるものか 握る手綱(たづな)に しっかりと 心を繋ぐ わが駒よ 頼むぞ月下 只(ただ)一路 | 藤山一郎 | 中村伊左治 | 田村しげる | | 馬の蹄(ひづめ)に 火華(ひばな)散り 走る曠野(こうや)の 青い月 我が軍今や 包囲さる 使命は重し 連絡兵 鞭で北斗の 星を指し 月に祈って まっしぐら この報告を 終わるまで 流れる血潮 尽きるなよ ここで仆(たお)れて なるものか 握る手綱(たづな)に しっかりと 心を繋ぐ わが駒よ 頼むぞ月下 只(ただ)一路 |
街のファンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう 赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 大久保徳二郎 | | 花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに唄い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれなひとり者 ちょいとマロニエの並木路に フランス美人と恋を囁いて来よう あの娘もこの娘もはずむ ほがらかなアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを見たりお茶を飲んだり なごやかな仲間たち ちょいと飛行機で空を高く 世界の果てから果てへ旅行に行こう 赤い灯青い灯 街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦まじい二人づれ ちょいとアパートの屋根の下に スイートホームの夢を結びませんか |
上海血戦譜凱歌(がいか)の蔭に 散り逝きし 亡き戦友の 武勲(いさお)あり 護国の鬼の 君ありて 我等は勝てり この戦(いくさ) 忠魂(ちゅうこん)眠れ 安らかに 憶(おも)えば涙 新たなり 我が陸軍の 精鋭を 敵前上陸 させんため 陸戦隊の 戦士(つわもの)が 生命(いのち)をかけし 白襷(だすき) 斃(たお)れし戦友の 屍(しかばね)を 涙と共に 踏み越えて クリーク渡り 決然と 弾雨(だんう)を衝(つ)いて 突撃す 敵前渡河(とか)も 幾度(いくたび)か ああ戦捷(せんしょう)の 跡に見る 砲煙去りし 塹壕(ざんごう)に 名も無き花が 揺れるのみ 亡き戦友の武勲(いさおし)を 讃えて共に 捧げ銃(つつ) | 藤山一郎 | 鳥居恵一 | 古賀政男 | | 凱歌(がいか)の蔭に 散り逝きし 亡き戦友の 武勲(いさお)あり 護国の鬼の 君ありて 我等は勝てり この戦(いくさ) 忠魂(ちゅうこん)眠れ 安らかに 憶(おも)えば涙 新たなり 我が陸軍の 精鋭を 敵前上陸 させんため 陸戦隊の 戦士(つわもの)が 生命(いのち)をかけし 白襷(だすき) 斃(たお)れし戦友の 屍(しかばね)を 涙と共に 踏み越えて クリーク渡り 決然と 弾雨(だんう)を衝(つ)いて 突撃す 敵前渡河(とか)も 幾度(いくたび)か ああ戦捷(せんしょう)の 跡に見る 砲煙去りし 塹壕(ざんごう)に 名も無き花が 揺れるのみ 亡き戦友の武勲(いさおし)を 讃えて共に 捧げ銃(つつ) |
馳けろ荒鷲まだ明けやらぬ 朝空に 爆音高く 響かせて 正義の翼 颯爽と おゝ 空の荒鷲 今ぞ発つ 忠烈無双 海原渡る 烈風に 暗雲低く 乱れ飛ぶ 嵐を衝いて 敢然と おゝ 空の荒鷲 今ぞ往く 忠烈無双 大海原 猛り起(た)つ 怒涛を越えて 幾百里 来たればここは 敵の空 おゝ 空の荒鷲 今ぞ撃つ 忠烈無双 縦横無尽 獅子奮迅 砲火の中を 馳け巡り 微塵に砕く 敵の陣 おゝ 空の荒鷲 今怒る 忠烈無双 爆撃終えて 悠然と 翼も軽く 飛ぶ空に 嵐は止みて 冴ゆる月 おゝ 空の荒鷲 今還る 忠烈無双 | 藤山一郎 | 宮本旅人 | 佐渡暁夫 | | まだ明けやらぬ 朝空に 爆音高く 響かせて 正義の翼 颯爽と おゝ 空の荒鷲 今ぞ発つ 忠烈無双 海原渡る 烈風に 暗雲低く 乱れ飛ぶ 嵐を衝いて 敢然と おゝ 空の荒鷲 今ぞ往く 忠烈無双 大海原 猛り起(た)つ 怒涛を越えて 幾百里 来たればここは 敵の空 おゝ 空の荒鷲 今ぞ撃つ 忠烈無双 縦横無尽 獅子奮迅 砲火の中を 馳け巡り 微塵に砕く 敵の陣 おゝ 空の荒鷲 今怒る 忠烈無双 爆撃終えて 悠然と 翼も軽く 飛ぶ空に 嵐は止みて 冴ゆる月 おゝ 空の荒鷲 今還る 忠烈無双 |
五人の特務兵吹雪を衝いて 暗闇に 火焔一閃(ほのおいっせん) 銃声ぞ 素破(すわ)敵襲よ 応戦と 班長すでに 刀(とう)を抜く 無念や吾等 特務兵 くつわとる身に 銃は無し 逆手に握る 腰の剣 それ突込(つっこ)めと 突撃す 獅子奮迅と 戦えど 味方五人の 白兵戦(はくへいせん) 雄叫(おたけ)び揚げて 血達磨に 紅(くれない)染むる 雪野原 満身創痍 吾(われ)も亦(また) 力尽き果て 呆然と 愛馬と共に 仆(たお)れつつ 君萬才(ばんざい)も 口の内(なか) ああそれからの 幾時間 生死(せいし)の巷(ちまた)を 彷徨(さまよ)えど 武運拙(つた)なや 死にもせず 不図(ふと) 蘇る 朝ぼらけ 班長殿よ 戦友よ 呼べど帰らぬ 悲しさに 主(ぬし)なき愛馬 曳き寄せつ 声忍ばせて 男泣き | 藤山一郎 | 石松秋二 | 佐渡暁夫 | | 吹雪を衝いて 暗闇に 火焔一閃(ほのおいっせん) 銃声ぞ 素破(すわ)敵襲よ 応戦と 班長すでに 刀(とう)を抜く 無念や吾等 特務兵 くつわとる身に 銃は無し 逆手に握る 腰の剣 それ突込(つっこ)めと 突撃す 獅子奮迅と 戦えど 味方五人の 白兵戦(はくへいせん) 雄叫(おたけ)び揚げて 血達磨に 紅(くれない)染むる 雪野原 満身創痍 吾(われ)も亦(また) 力尽き果て 呆然と 愛馬と共に 仆(たお)れつつ 君萬才(ばんざい)も 口の内(なか) ああそれからの 幾時間 生死(せいし)の巷(ちまた)を 彷徨(さまよ)えど 武運拙(つた)なや 死にもせず 不図(ふと) 蘇る 朝ぼらけ 班長殿よ 戦友よ 呼べど帰らぬ 悲しさに 主(ぬし)なき愛馬 曳き寄せつ 声忍ばせて 男泣き |
せめて淡雪こころほそぼそ 黄昏(たそがれ)野途(のじ)に 残す轍(わだち)の 行先はるか せめて淡雪 夜更けて積れ 明日に思いの ない様に 街の灯りも うすれて見えぬ 幌にさらさら 粉雪(こゆき)の音が せめて淡雪 窓辺に積もれ なまじ涙の 見えぬ様に 急(せ)くな幌馬車 当てない旅途(たびじ) 黒馬(あお)がいななきゃ 悲しゅうてならぬ せめて淡雪 解けずにつもれ わたしの思いの その様に | 藤山一郎 | 矢島寵児 | 島口駒夫 | | こころほそぼそ 黄昏(たそがれ)野途(のじ)に 残す轍(わだち)の 行先はるか せめて淡雪 夜更けて積れ 明日に思いの ない様に 街の灯りも うすれて見えぬ 幌にさらさら 粉雪(こゆき)の音が せめて淡雪 窓辺に積もれ なまじ涙の 見えぬ様に 急(せ)くな幌馬車 当てない旅途(たびじ) 黒馬(あお)がいななきゃ 悲しゅうてならぬ せめて淡雪 解けずにつもれ わたしの思いの その様に |
ビヤ樽ポルカ歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 | 藤山一郎 | V.Zeman・日本語詞:藤浦洸 | J.Vejvoda | 仁木他喜雄 | 歌はいつも愉快 誰もたのしくなる 朗らかにくらそう のんびりとゆこう 癪にさわるときや 胸が重い時にゃ ひとくさりやれば いゝ気持になる ゴロゴロ ビヤ樽 はずみをつけて ころがせ ビヤ樽 ものは調子だ ダブン ダブンとなかで 泡をふいてる ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 ゴロゴロ ビヤ樽 ジョッキを もって来い ころがせ ビヤ樽 元気で やろうぜ ダブン ダブンとつげよ 泡を飛ばして ホイきたぞビヤ樽 乾杯 乾杯 |
街のフアンタシィー花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう 赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか | 藤山一郎 | 門田ゆたか | 大久保徳二郎 | | 花咲く都の空に 高らかにジャズソング どこでも気ままに歌い 足の向くまま 風の吹くまま 気まぐれな独り者 ちょいとマロニエの 並木路に フランス美人と 恋を囁いてこよう あの娘もこの娘も弾む 朗らかのアドバルーン いつでも陽気にはしゃぎ シネマを観たり お茶を飲んだり 和やかな仲間達 ちょいと飛行機で 空を高く 世界の涯から涯へ 旅行に行こう 赤い灯青い灯街に 華やかなシャンデリア どちらを向いても派手に お顔を染めて 恋を語ろう 睦(むつま)じい二人連れ ちょいとアパートの 屋根の下に スゥイートホームの夢を 結びませんか |
なつかしき愛の歌歌声は かえりくる 霧ふる街角にも 春遠き港にも すぎし思いをこめて 巷にさまよいつゝ 涙して聞くものを たそがれには そゞろにも昔の事 浮びくる 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ 歌声は今日も亦 心の底にひゞく つかれたるわが胸に 過ぎし想いをこめて 巷に老いゆくとも 今も尚なつかしく 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ | 藤山一郎 | 詞訳:野上彰 | J.L.Molloy | 仁木他喜雄 | 歌声は かえりくる 霧ふる街角にも 春遠き港にも すぎし思いをこめて 巷にさまよいつゝ 涙して聞くものを たそがれには そゞろにも昔の事 浮びくる 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ 歌声は今日も亦 心の底にひゞく つかれたるわが胸に 過ぎし想いをこめて 巷に老いゆくとも 今も尚なつかしく 青ざめにし 想い出の わが歌声静かに 聞こえてやまぬ |
この道この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母様と馬車で行ったよ あの雲はいつか見た雲 ああ そうだよ さんざしの枝もたれてる | 藤山一郎 | 北原白秋 | 山田耕筰 | 山田耕筰 | この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ この道はいつか来た道 ああ そうだよ お母様と馬車で行ったよ あの雲はいつか見た雲 ああ そうだよ さんざしの枝もたれてる |
崑崙越えて雲は行く行く はるかに 崑崙(こんろん)こえて 夢の翼よ あこがれだよ 希望(のぞみ)だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君 杏 花咲け 荒野に 血潮は燃えて たぎる思いよ 胸に秘めし 、まぼろしよ あゝ 故郷の空の はるけさよ 泣くな驢馬(ろば)よ 驢馬なげくな 行けよ いざ 行け 風は行く行く 砂漠を 崑崙こえて ひらく花だよ 輝きだよ 照る陽だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君 | 藤山一郎 | 大木惇夫 | 古賀政男 | 古賀政男 | 雲は行く行く はるかに 崑崙(こんろん)こえて 夢の翼よ あこがれだよ 希望(のぞみ)だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君 杏 花咲け 荒野に 血潮は燃えて たぎる思いよ 胸に秘めし 、まぼろしよ あゝ 故郷の空の はるけさよ 泣くな驢馬(ろば)よ 驢馬なげくな 行けよ いざ 行け 風は行く行く 砂漠を 崑崙こえて ひらく花だよ 輝きだよ 照る陽だよ いざ アジアの歌を うたおうよ われら 若き日の あけぼの うたえ いざ 君 |
お婆さんのお母さんの歌お婆さんのあ母さん ひい婆さんのお歌はネ ねんねんよ おころりよ 坊やのお守りは 何処へ行った 俵の鼠が米喰ってチュウ チューチューたこかいな なんてかんてん ところてん 天神様の細道じゃ ジャンケンポンよジャンケンポンよ よめなに ごぼうに むかごに なづな 何がなんきん とうなすかぼちゃ ちゃんちゃん ここらで おしまい ちゃんちゃん お婆さんのお母さん ひい婆さんの歌でした | 藤山一郎 | サトウハチロー | 藤山一郎 | 藤山一郎 | お婆さんのあ母さん ひい婆さんのお歌はネ ねんねんよ おころりよ 坊やのお守りは 何処へ行った 俵の鼠が米喰ってチュウ チューチューたこかいな なんてかんてん ところてん 天神様の細道じゃ ジャンケンポンよジャンケンポンよ よめなに ごぼうに むかごに なづな 何がなんきん とうなすかぼちゃ ちゃんちゃん ここらで おしまい ちゃんちゃん お婆さんのお母さん ひい婆さんの歌でした |
荒城の月春高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして 千代の松が枝 わけ出でし むかしの光 いまいずこ 秋陣営の 霜の色 鳴き行く雁の 数見せて 植うるつるぎに 照りそいし むかしの光 いまいずこ | 藤山一郎 | 土井晩翠 | 瀧廉太郎 | 奥山貞吉 | 春高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして 千代の松が枝 わけ出でし むかしの光 いまいずこ 秋陣営の 霜の色 鳴き行く雁の 数見せて 植うるつるぎに 照りそいし むかしの光 いまいずこ |
さつきの歌思いがけない 友だちが あの丘の あの道を たずねてくるよな さつきの陽ざし 青葉の道は なつかしい思い出の 夢の小道よ 歌う心は 愛の心よ あの歌を この歌を みんなで歌おうよ さつきの空に 若葉の森に こだまする 愛の歌 夢のメロディー 細いリボンの そよ風は 森をぬけ 野をこえて 心もおどるよ さつきの薫り あしなみかるく よろこびを あすの日に つなぐ今日の日 | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 藤山一郎 | 佐伯亮 | 思いがけない 友だちが あの丘の あの道を たずねてくるよな さつきの陽ざし 青葉の道は なつかしい思い出の 夢の小道よ 歌う心は 愛の心よ あの歌を この歌を みんなで歌おうよ さつきの空に 若葉の森に こだまする 愛の歌 夢のメロディー 細いリボンの そよ風は 森をぬけ 野をこえて 心もおどるよ さつきの薫り あしなみかるく よろこびを あすの日に つなぐ今日の日 |
上海夜曲街の灯窓の灯 またたくかげに 咲いてしおれる ロマンスの 花につれない 四馬路の霧よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 誰呼ぶ瞳か 愁いを秘めて 胸の火燃やし 更けてゆく 謎の都会よ 仮面の街よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 ガーデン・ブリッジに 出ている月の 淡い光に 濡れながら 咲くは生命の 短い花よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 | 藤山一郎 | 野村俊夫 | 仁木他喜雄 | 仁木他喜雄 | 街の灯窓の灯 またたくかげに 咲いてしおれる ロマンスの 花につれない 四馬路の霧よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 誰呼ぶ瞳か 愁いを秘めて 胸の火燃やし 更けてゆく 謎の都会よ 仮面の街よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 ガーデン・ブリッジに 出ている月の 淡い光に 濡れながら 咲くは生命の 短い花よ ああ上海は 夜もすがら 妖しく歌う 夢の唄 |
ばら色の月ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜 | 藤山一郎 | 若山かほる | 服部良一 | 服部良一 | ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと心はもえる あゝ こんな夜は そっと口笛吹きながら 月の光にぬれながら 肩をならべて歩いてみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと流れるピアノ あゝ 甘い声で いつか夢みたしあわせを ともに描いたしあわせを 二人しずかに話してみたいな ばら色の月の夜 ばらいろの ばらいろの月の夜 ほろほろと二人の吐息 あゝ 花はゆれて 匂う夢ならさめぬまに 夢の花なら散らぬまに あまいくちづけ 交してみたいな ばら色の月の夜 |
夜の湖こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ | 藤山一郎 | 藤浦洸 | 古賀政男 | 古賀政男 | こゝろ静かな 夜の湖 濡れてにじむ 遠き灯 山のホテルの 月のヴェランダ ひとりたゝずむ かげのさびしや ふたつ並びし 椅子もかなしく 若き夢の いまださめず わが身のひとつに 想いいだきて 夜のふかさに 今宵沈まん ちからかよわく くずれ終りし 若き恋の 夢のあとよ 何のこゝろぞ たずねきたりて あわれ水藻の 花とかなしむ |