吟遊詩人(マイスタージンガー)旅に出てうたをうたい 家路を急ぐ二つの影 花いっぱいの食卓は 人々の心の花束 風に吹かれて木の葉の丘を いつもさまよう人だけど今は ギターもケースの中 ライトもあたらない でもうたう心でいつもいて マイスタージンガー 漕ぎ出した舟に揺られ 越えた波は数えきれない 嵐の夜もやすらぎの島も いつまでもとどまってはいないの 風に吹かれて木の葉の丘を いつもさまよう人だけど今は ギターもケースの中 ライトもあたらない でもうたう心でいつもいて マイスタージンガー | イルカ | イルカ | イルカ | | 旅に出てうたをうたい 家路を急ぐ二つの影 花いっぱいの食卓は 人々の心の花束 風に吹かれて木の葉の丘を いつもさまよう人だけど今は ギターもケースの中 ライトもあたらない でもうたう心でいつもいて マイスタージンガー 漕ぎ出した舟に揺られ 越えた波は数えきれない 嵐の夜もやすらぎの島も いつまでもとどまってはいないの 風に吹かれて木の葉の丘を いつもさまよう人だけど今は ギターもケースの中 ライトもあたらない でもうたう心でいつもいて マイスタージンガー |
横浜スタジアム暮れかけたスタジアムのアリーナ ひとつずつライトがついて行く いつもなら楽しいコンサート 気にしてる隣の空いた席 なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 降り出した雨に右肩が寒い ひどい人でしょ? でもまだ好きなの 賭けたのよ2枚のチケットに あなたへのラストチャンスだから ひとつずつライトが消されて行く 音のない淋しいスタジアム なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 外に出たらあの人立ってる気がするの あきらめきれない 幻の中で なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 歩きながら聞くわ 想い出の歌を ブルーなコンサート余韻の中で 海を見たら一人で帰るわ | イルカ | イルカ | イルカ | | 暮れかけたスタジアムのアリーナ ひとつずつライトがついて行く いつもなら楽しいコンサート 気にしてる隣の空いた席 なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 降り出した雨に右肩が寒い ひどい人でしょ? でもまだ好きなの 賭けたのよ2枚のチケットに あなたへのラストチャンスだから ひとつずつライトが消されて行く 音のない淋しいスタジアム なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 外に出たらあの人立ってる気がするの あきらめきれない 幻の中で なぐさめてよ J.T. やさしく歌で包んで 歩きながら聞くわ 想い出の歌を ブルーなコンサート余韻の中で 海を見たら一人で帰るわ |
あなたへの手紙あなたの好きな本のページに 手描きのしおりはさんで閉じた いつも会っているのに 今夜は手紙を書きたいの… My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた きのうはどこへ出かけていたの? おこってなんかいるわけじゃない 男の人は恋しても 友達大事にするものなのね My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた あなたの為に飾ったフリージア 微笑みかけて私を見てる 忘れていった小さな銅貨 すべてにあなたを感じるの My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた | イルカ | イルカ | イルカ | | あなたの好きな本のページに 手描きのしおりはさんで閉じた いつも会っているのに 今夜は手紙を書きたいの… My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた きのうはどこへ出かけていたの? おこってなんかいるわけじゃない 男の人は恋しても 友達大事にするものなのね My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた あなたの為に飾ったフリージア 微笑みかけて私を見てる 忘れていった小さな銅貨 すべてにあなたを感じるの My Dear… My Dear… 美しい響きね My Dear… My Dear… おやすみなさい あなた |
たそがれホテル -ヘミングウェイ夫人の面影によせて-おだやかな昼下がり グラスを陽射しに翳して 虹を見ているあなた 季節はずれのホテル 誰もいないサン・ルーム 話かければやさしいまなざし ロブスターが眠る カリヴの水平線 三日月が沈むまで あの人と過ごした そんな話をする時 瞳がうるんでた たそがれホテルの女主人 額に飾られた白い船に乗って いつか帰る人待ってる パイプもひげそりも机のペン立ても 本のページさえそのままに その中でただ一つ 時計だけが動くけど あなたにはかなわない あんな愛をつかむまで 貝殻やサンゴを窓辺に並べて 海をいつまでも見詰めてる たそがれホテルの女主人 | イルカ | イルカ | イルカ | | おだやかな昼下がり グラスを陽射しに翳して 虹を見ているあなた 季節はずれのホテル 誰もいないサン・ルーム 話かければやさしいまなざし ロブスターが眠る カリヴの水平線 三日月が沈むまで あの人と過ごした そんな話をする時 瞳がうるんでた たそがれホテルの女主人 額に飾られた白い船に乗って いつか帰る人待ってる パイプもひげそりも机のペン立ても 本のページさえそのままに その中でただ一つ 時計だけが動くけど あなたにはかなわない あんな愛をつかむまで 貝殻やサンゴを窓辺に並べて 海をいつまでも見詰めてる たそがれホテルの女主人 |
雨のディスタンスからっぽの時間が ふいに襲って あなたと会えない日 雨も無口で 遠い嘘のような気がしてる 恋をしていることも 静かな人だけど 心にしみる 言葉を選んでは 話してくれる 別れ際に振り向く背中の 気配ひとつ あたたかくて 全てがいとしい 今は吐息 ぬれてモノローグ ひとり心の谷間 今は愁い 雨のディスタンス ひととき恋の谷間 落ちるようで ほどほど恋づくり 二人のルール 自由な風向きで 会えればいいと そう言いながらも私だけが じれてばかり 危険なほど うつろなつぶやき こんな私 今までと違う あまり愛せないで こんな私 今までと違う 愛の距離も時間も 測れなくて 今は愁い 雨のディスタンス ひとり心の谷間 こんな私 今までと違う 愛の距離も時間も 測れなくて | イルカ | 来生えつこ | 林哲司 | | からっぽの時間が ふいに襲って あなたと会えない日 雨も無口で 遠い嘘のような気がしてる 恋をしていることも 静かな人だけど 心にしみる 言葉を選んでは 話してくれる 別れ際に振り向く背中の 気配ひとつ あたたかくて 全てがいとしい 今は吐息 ぬれてモノローグ ひとり心の谷間 今は愁い 雨のディスタンス ひととき恋の谷間 落ちるようで ほどほど恋づくり 二人のルール 自由な風向きで 会えればいいと そう言いながらも私だけが じれてばかり 危険なほど うつろなつぶやき こんな私 今までと違う あまり愛せないで こんな私 今までと違う 愛の距離も時間も 測れなくて 今は愁い 雨のディスタンス ひとり心の谷間 こんな私 今までと違う 愛の距離も時間も 測れなくて |
ミスターTVミスターTV とても浮気なBOY 気まぐれで声をかけて来たのに ミスターTV 夢中で受けとめた この愛を……笑わないでね 夏の終わりの 心細さに 入り込んで来た マジシャン 恋の終わりの うしろめたさを ふられ男の ふりして 私の言葉は 右から左 恋愛遊びは やめてしまうのね ミスターTV あなたをそう呼ぶわ くちづけも だってガラス越しみたい ミスターTV 愛をおしみなく ふりまくの……誰にでも 街を歩けば スター気取りで 好みのあの娘にウインク ついて行けない 私をおいて 恋の電波を飛ばすの 画面の中に 作り物の 恋のドラマを 見てたのね ミスターTV 私を少しだけ オトナにして 行ってしまった人だけど ミスターTV とても憎めないの 泣かないわ…… 歩いて行ける…… | イルカ | イルカ | イルカ | | ミスターTV とても浮気なBOY 気まぐれで声をかけて来たのに ミスターTV 夢中で受けとめた この愛を……笑わないでね 夏の終わりの 心細さに 入り込んで来た マジシャン 恋の終わりの うしろめたさを ふられ男の ふりして 私の言葉は 右から左 恋愛遊びは やめてしまうのね ミスターTV あなたをそう呼ぶわ くちづけも だってガラス越しみたい ミスターTV 愛をおしみなく ふりまくの……誰にでも 街を歩けば スター気取りで 好みのあの娘にウインク ついて行けない 私をおいて 恋の電波を飛ばすの 画面の中に 作り物の 恋のドラマを 見てたのね ミスターTV 私を少しだけ オトナにして 行ってしまった人だけど ミスターTV とても憎めないの 泣かないわ…… 歩いて行ける…… |
少年幼ない頃は 明日のことなんか 何も見えない 遠い夢の彼方 心の中に小さなモノサシを持ちはじめたのは 友達が昨日よりまぶしく見えた日から 誰もが一人で生まれて 一人で死んでゆく これじゃ淋しすぎるよね この世でただ一人の 君は、君のことを大切にして… すさんだ心を誰にぶつけても 君の心の方が傷つくだけ 暮れかけた空 放課後の屋上で 「オトナなんかになりたくない」 「帰りたくない」あの子はつぶやいた どんな悪い子だって すばらしい物を きっと持ってる筈だよ 今はうもれてるだけ 君を、君のことを信じていいね… 誰もが通るこの時を 青春と言うならば 君が作った箱の中でもがいていないで 君は君の道を走りつづけて、 走りつづけて、走りつづけて… | イルカ | イルカ | イルカ | | 幼ない頃は 明日のことなんか 何も見えない 遠い夢の彼方 心の中に小さなモノサシを持ちはじめたのは 友達が昨日よりまぶしく見えた日から 誰もが一人で生まれて 一人で死んでゆく これじゃ淋しすぎるよね この世でただ一人の 君は、君のことを大切にして… すさんだ心を誰にぶつけても 君の心の方が傷つくだけ 暮れかけた空 放課後の屋上で 「オトナなんかになりたくない」 「帰りたくない」あの子はつぶやいた どんな悪い子だって すばらしい物を きっと持ってる筈だよ 今はうもれてるだけ 君を、君のことを信じていいね… 誰もが通るこの時を 青春と言うならば 君が作った箱の中でもがいていないで 君は君の道を走りつづけて、 走りつづけて、走りつづけて… |
私の庭から私の庭にいらっしゃい 屋根の上の庭に おまじないもかけないのに みんな遊びに来るよ モグラ ひなぎく すずめ コスモス みんな一緒にくらしてる だから四角い メロンは作らない 朝来れば お皿に朝日をのせて 夜来れば お月様ソーダ割り 小さなパーティー 一緒にいかが? 虫の四重奏 木の芽のワルツ 私の庭にいらっしゃい 靴にバネをつけて つかれたら 枝にとまって眠りなさい つぐみ 野ばら みつばみ つりがね草 みんな一緒に待ってます 茶色い犬の親子も元気です 朝来れば お皿に朝日をのせて 夜来れば お月様ソーダ割り 小さなパーティー 一緒にいかが? 春のテーブルを 用意しています ラララララララ ラララララララ | イルカ | イルカ | イルカ | | 私の庭にいらっしゃい 屋根の上の庭に おまじないもかけないのに みんな遊びに来るよ モグラ ひなぎく すずめ コスモス みんな一緒にくらしてる だから四角い メロンは作らない 朝来れば お皿に朝日をのせて 夜来れば お月様ソーダ割り 小さなパーティー 一緒にいかが? 虫の四重奏 木の芽のワルツ 私の庭にいらっしゃい 靴にバネをつけて つかれたら 枝にとまって眠りなさい つぐみ 野ばら みつばみ つりがね草 みんな一緒に待ってます 茶色い犬の親子も元気です 朝来れば お皿に朝日をのせて 夜来れば お月様ソーダ割り 小さなパーティー 一緒にいかが? 春のテーブルを 用意しています ラララララララ ラララララララ |
植物誌通りすがりの古本屋 ほこりかぶった「植物誌」 棚からそっとゆりおこし 歩きながら 頁をめくる いつしか足は下屋敷 裏木戸開ける 霜風に えりをたてる アストラカン 元気なテリアは 枯葉色 さて眼を染めるのは 植物誌 つゆくさ 柊 からすむぎ 益子の茶わんの玄米茶 ランプの影の一輪草 まぶたが重い眠り草 人界知らず植物屋敷 秘密の花園カギ一つ | イルカ | イルカ | イルカ | | 通りすがりの古本屋 ほこりかぶった「植物誌」 棚からそっとゆりおこし 歩きながら 頁をめくる いつしか足は下屋敷 裏木戸開ける 霜風に えりをたてる アストラカン 元気なテリアは 枯葉色 さて眼を染めるのは 植物誌 つゆくさ 柊 からすむぎ 益子の茶わんの玄米茶 ランプの影の一輪草 まぶたが重い眠り草 人界知らず植物屋敷 秘密の花園カギ一つ |
タンチョウの詩雪の朝 お嫁に行った ねえさんのすそもよう そこには つるがいた いつの日か 聞かせてくれた かあさんの昔話 そこにも つるがいた 空にとけてしまいそうな 白い雲 そこからは何が見える 小さな私が見える もしも声がとどくなら 私のあこがれもつれていって 空の彼方に消えそうな 白い雲 あなたの空はどこにあるの だれも知らない もしも声がとどくなら この空があるかぎり いついつまでも はばたいてほしい | イルカ | イルカ | イルカ | | 雪の朝 お嫁に行った ねえさんのすそもよう そこには つるがいた いつの日か 聞かせてくれた かあさんの昔話 そこにも つるがいた 空にとけてしまいそうな 白い雲 そこからは何が見える 小さな私が見える もしも声がとどくなら 私のあこがれもつれていって 空の彼方に消えそうな 白い雲 あなたの空はどこにあるの だれも知らない もしも声がとどくなら この空があるかぎり いついつまでも はばたいてほしい |
気ばらしドライブ私の好きなあの人は 好き嫌いの多い人で いつも残すもの 決まってる 私は残りもの パセリ でもそんな事は 部屋のすみの 新聞紙の上に つみあげ 外に出ようよ 青い空を ムダにしたくない 私を呼んでいるよ 荒波スカッシュ ついでにあの人の家の ドアをたたいてみたいけど 今日はすてきな人 みつける ドリトル先生みたいな 浜辺でさかだちしたり 夕日をみながら 話すの やさしい うでの中で 目にしみるよ にがい“しがあ” やっぱりあなたと飲みたい ムーン・ライト・カクテル | イルカ | イルカ | イルカ | | 私の好きなあの人は 好き嫌いの多い人で いつも残すもの 決まってる 私は残りもの パセリ でもそんな事は 部屋のすみの 新聞紙の上に つみあげ 外に出ようよ 青い空を ムダにしたくない 私を呼んでいるよ 荒波スカッシュ ついでにあの人の家の ドアをたたいてみたいけど 今日はすてきな人 みつける ドリトル先生みたいな 浜辺でさかだちしたり 夕日をみながら 話すの やさしい うでの中で 目にしみるよ にがい“しがあ” やっぱりあなたと飲みたい ムーン・ライト・カクテル |
孤独な歌人いつも おこって ばかりいた 大嫌いな 先生 垣根越しに むかえる犬が 先生の家族 いつも一人で 本ばかり読んでる 孤独な歌人 芭蕉のように 旅がしたいって いつも 言ってた 卒業式で 一番最初に 泣いた人 本当は先生 みんなあなたが 好きでした 本当は先生 みんなあなたが 好きでした…… | イルカ | イルカ | イルカ | | いつも おこって ばかりいた 大嫌いな 先生 垣根越しに むかえる犬が 先生の家族 いつも一人で 本ばかり読んでる 孤独な歌人 芭蕉のように 旅がしたいって いつも 言ってた 卒業式で 一番最初に 泣いた人 本当は先生 みんなあなたが 好きでした 本当は先生 みんなあなたが 好きでした…… |
スカーフこんな夜の下にも 泣いている人と 笑っている人がいる 私は思い出の橋の上 ちぎられた あなたの手紙は河が どこかへ流してくれる 「幸せ過ぎない 幸せにありがとう」 二人で笑ったあの日の事を 水辺に写しています ピアノをひくあなたの 背中が好きでした 街灯のついた橋の上 あなたの歌が聞こえます でも今は あなたの背中しか思い出せない ちぎられたあなたの心が このきりの中へと 音もなく消えて行く 悲しい女には なりたくないから だれにも会わない だれにも会わない ウウウ………… | イルカ | イルカ | イルカ | | こんな夜の下にも 泣いている人と 笑っている人がいる 私は思い出の橋の上 ちぎられた あなたの手紙は河が どこかへ流してくれる 「幸せ過ぎない 幸せにありがとう」 二人で笑ったあの日の事を 水辺に写しています ピアノをひくあなたの 背中が好きでした 街灯のついた橋の上 あなたの歌が聞こえます でも今は あなたの背中しか思い出せない ちぎられたあなたの心が このきりの中へと 音もなく消えて行く 悲しい女には なりたくないから だれにも会わない だれにも会わない ウウウ………… |
小さな子守唄気が付けば外は雨のドレミ 小さな虫早く お入り 子供がいるなら つれておいで 今日はここで 眠りなさい 私一人なの お茶はいかが? 小さな虫 お話ししてあげる これが私の子守唄 今日はここで眠りなさい | イルカ | イルカ | イルカ | | 気が付けば外は雨のドレミ 小さな虫早く お入り 子供がいるなら つれておいで 今日はここで 眠りなさい 私一人なの お茶はいかが? 小さな虫 お話ししてあげる これが私の子守唄 今日はここで眠りなさい |
ヨオコソヨオコソ ヨオコソ この国へ 丸顔の人の国へ | イルカ | イルカ | イルカ | | ヨオコソ ヨオコソ この国へ 丸顔の人の国へ |
冬の忘れ物もうそれはきのうの事 なみだの音をいくつ聞いたでしょう。 まどでも開けて、 風にあたったら、笑ってみましょう。 もう春だから。 若い女の子はきれいです。 半そでから出た手がはずかしそう。 生まれたばかりの木の芽の様に、 まぶしくって…… もう春だから。 何もかもがきれいにみえる。 私は冬をまとった忘れ物。 水にひたしても 清まることはない、この心 もう春なのに。 私をおいて行かないで! 悲しみはまくらの中にしみこませたから…… 暗い冬から引きずり出してほしい この手を引いて、鏡の中から…… もう春なのに…… | イルカ | イルカ | イルカ | | もうそれはきのうの事 なみだの音をいくつ聞いたでしょう。 まどでも開けて、 風にあたったら、笑ってみましょう。 もう春だから。 若い女の子はきれいです。 半そでから出た手がはずかしそう。 生まれたばかりの木の芽の様に、 まぶしくって…… もう春だから。 何もかもがきれいにみえる。 私は冬をまとった忘れ物。 水にひたしても 清まることはない、この心 もう春なのに。 私をおいて行かないで! 悲しみはまくらの中にしみこませたから…… 暗い冬から引きずり出してほしい この手を引いて、鏡の中から…… もう春なのに…… |
しあわせの国へ青い空の白い雲 どこへ流れてゆくの きっとすてきな 花の国へ お嫁に行くのでしょう 今日も私は ひとりだけど 涙見せずに ふんわり流れる雲に乗って しあわせの国へ 金色のお星様 どこからやって来たの きっとすてきな夢の国から お話しに来たのでしょう 今日も私はひとりだけど 涙見せずに キラキラ輝く星に乗って しあわせの国へ 今日も 私はひとりだけど 涙見せずに キラキラ輝く星に乗って しあわせの国へ | イルカ | 南こうせつ | 南こうせつ | | 青い空の白い雲 どこへ流れてゆくの きっとすてきな 花の国へ お嫁に行くのでしょう 今日も私は ひとりだけど 涙見せずに ふんわり流れる雲に乗って しあわせの国へ 金色のお星様 どこからやって来たの きっとすてきな夢の国から お話しに来たのでしょう 今日も私はひとりだけど 涙見せずに キラキラ輝く星に乗って しあわせの国へ 今日も 私はひとりだけど 涙見せずに キラキラ輝く星に乗って しあわせの国へ |
あいつ雪の中一人の男が 山に帰っていった ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で 花束投げた、あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど 雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは あいつにすれば せいいっぱいの 愛だったんだね 春が来たら 去年と同じように また山でむかえよう それまでにきっとあいつの 得意だった 歌をおぼえているから | イルカ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | 雪の中一人の男が 山に帰っていった ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で 花束投げた、あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど 雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは あいつにすれば せいいっぱいの 愛だったんだね 春が来たら 去年と同じように また山でむかえよう それまでにきっとあいつの 得意だった 歌をおぼえているから |
シルエット大きな帽子のアネモネ婦人 ぼくとワルツを踊って下さいませんか? ここちよい春風と、午後のひとときは、 あなたの為のもの。ウー ラ、ラ、ラ 石垣の家の少女よ、まどから ぼくに詩(うた)を読んで下さいませんか? 白いもくれんの寝息がそっと聞こえるような、 夜には。ウー ラ、ラ、ラ さみしがりやの内気なあなた ママのことを話して下さいませんか? ミヤコワスレもまつ毛を閉じて、 あの空を思っています。ウー ラ、ラ、ラ | イルカ | イルカ | イルカ | | 大きな帽子のアネモネ婦人 ぼくとワルツを踊って下さいませんか? ここちよい春風と、午後のひとときは、 あなたの為のもの。ウー ラ、ラ、ラ 石垣の家の少女よ、まどから ぼくに詩(うた)を読んで下さいませんか? 白いもくれんの寝息がそっと聞こえるような、 夜には。ウー ラ、ラ、ラ さみしがりやの内気なあなた ママのことを話して下さいませんか? ミヤコワスレもまつ毛を閉じて、 あの空を思っています。ウー ラ、ラ、ラ |
想い出の駅前広場あれからもう一年も経つのですね この駅であなたと別れてから かじかんだこの手をいれたあなたの ポケットは とても暖かだった いつまでも 忘れはしない あなたにもらった このぬくもりを 精一杯の笑顔をうかべて 小さく手をふってくれたあなたへ 何か言おうとしたけど声にならず 白い息だけが 窓をくもらせた 噴水のある なつかしいこの駅の 広場は昔のままだけど ただ新しい映画のポスターが 時の流れを おしえてくれる いつまでも 大切にします あなたにもらった この想い出を この街へ降りたときから始まる 昔のくせが まだぬけない私です 最終電車の時間を気にして 思わず時計を見てしまうあのくせが | イルカ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | あれからもう一年も経つのですね この駅であなたと別れてから かじかんだこの手をいれたあなたの ポケットは とても暖かだった いつまでも 忘れはしない あなたにもらった このぬくもりを 精一杯の笑顔をうかべて 小さく手をふってくれたあなたへ 何か言おうとしたけど声にならず 白い息だけが 窓をくもらせた 噴水のある なつかしいこの駅の 広場は昔のままだけど ただ新しい映画のポスターが 時の流れを おしえてくれる いつまでも 大切にします あなたにもらった この想い出を この街へ降りたときから始まる 昔のくせが まだぬけない私です 最終電車の時間を気にして 思わず時計を見てしまうあのくせが |
つめたい街雨にぬれても 泣かないよ 君の言葉より やさしいから。 ぼくは歩いてる 無彩色の街を 冷たい君の言葉がまわる こんな時こそ そばにいてほしいのに。 だれもいない。 君の立派な服はカビのにおい ぼくのやぶれたシャツは お日様のにおいがいつもするよ。 そんな言葉を言えるのは いつも 僕の心の中でだけ。 雨にぬれても 泣かないよ。 君の言葉より やさしいから。 枯葉がぼくのあとをついてくるよ カラカラと音をたてて 笑いながら。 こんな時こそそばにいてほしいのに。 だれもいない。 君より小さいなんて思っちゃいないさ でもそんな君もいつか傷ついた小鳥なんだね。 そんな言葉を言えるのは いつも ぼくの心の中でだけ。 今はねむりたい ボクのベッドで やさしい雨が ぼくを包んでくれるよ。 | イルカ | イルカ | イルカ | | 雨にぬれても 泣かないよ 君の言葉より やさしいから。 ぼくは歩いてる 無彩色の街を 冷たい君の言葉がまわる こんな時こそ そばにいてほしいのに。 だれもいない。 君の立派な服はカビのにおい ぼくのやぶれたシャツは お日様のにおいがいつもするよ。 そんな言葉を言えるのは いつも 僕の心の中でだけ。 雨にぬれても 泣かないよ。 君の言葉より やさしいから。 枯葉がぼくのあとをついてくるよ カラカラと音をたてて 笑いながら。 こんな時こそそばにいてほしいのに。 だれもいない。 君より小さいなんて思っちゃいないさ でもそんな君もいつか傷ついた小鳥なんだね。 そんな言葉を言えるのは いつも ぼくの心の中でだけ。 今はねむりたい ボクのベッドで やさしい雨が ぼくを包んでくれるよ。 |
ともだち君といつだって一緒だったのに いつ頃から君とぼくちがう道を歩きだしたのかな? 親友の君が、つかれて、すわっていたのも気づかずに、 ぼくは一人で歩いて来てしまったんだ。 ぼくは今、とってもつかれているんだ。 いつだってたくさんの人の中を 一人で歩いてきたのだから。 こんな時しか、君を思い出さないなんて、 ぼくが歩いて来た道は、 そんなにすばらしかったのかな? 友達は大事にしなきゃいけないよ、なんて 他の人から言ってほしくないんだ。 でもどうして、あの時、君と水辺におりて行って、 少しの間でも、一緒にすわっていて あげなかったのかな。 今すぐ、手紙を書くよ。 そして、君に会いに行くんだ、 お人好しの君は、きっとこう言うんだろ? 「元気かい?」昔とまるで変わらない笑顔で。 そして、ぼくは子供のように、はしゃぎまわるんだ。 きっと…… | イルカ | イルカ | イルカ | | 君といつだって一緒だったのに いつ頃から君とぼくちがう道を歩きだしたのかな? 親友の君が、つかれて、すわっていたのも気づかずに、 ぼくは一人で歩いて来てしまったんだ。 ぼくは今、とってもつかれているんだ。 いつだってたくさんの人の中を 一人で歩いてきたのだから。 こんな時しか、君を思い出さないなんて、 ぼくが歩いて来た道は、 そんなにすばらしかったのかな? 友達は大事にしなきゃいけないよ、なんて 他の人から言ってほしくないんだ。 でもどうして、あの時、君と水辺におりて行って、 少しの間でも、一緒にすわっていて あげなかったのかな。 今すぐ、手紙を書くよ。 そして、君に会いに行くんだ、 お人好しの君は、きっとこう言うんだろ? 「元気かい?」昔とまるで変わらない笑顔で。 そして、ぼくは子供のように、はしゃぎまわるんだ。 きっと…… |
陽だまりの中でひだまりの中に ちいさく ぽつんとあるの ミルクキャラメルのにおいのする おもちゃ箱が ままごとあそびは 隣のやっちゃんと 耳のないうさぎは あのころの宝ものなの 想い出が めぐる もう聴かなくなった シングルレコードが部屋に 散らばって 秘密の日記はとっても惜しいけれど 焼いてしまった 明日お嫁にゆく 私にはみんなが さよなら そして おめでとう なんだか ひとりぼっちになるみたいだけれど 昨年の今頃 やっぱり ひだまりの中で あなたの笑顔が輝いて 私のすべてになった 明日お嫁にゆく 私にはみんなが さよなら そして おめでとう 新しいアルバムと日記には あなたと私 | イルカ | 山田つぐと | 山田つぐと | | ひだまりの中に ちいさく ぽつんとあるの ミルクキャラメルのにおいのする おもちゃ箱が ままごとあそびは 隣のやっちゃんと 耳のないうさぎは あのころの宝ものなの 想い出が めぐる もう聴かなくなった シングルレコードが部屋に 散らばって 秘密の日記はとっても惜しいけれど 焼いてしまった 明日お嫁にゆく 私にはみんなが さよなら そして おめでとう なんだか ひとりぼっちになるみたいだけれど 昨年の今頃 やっぱり ひだまりの中で あなたの笑顔が輝いて 私のすべてになった 明日お嫁にゆく 私にはみんなが さよなら そして おめでとう 新しいアルバムと日記には あなたと私 |
いるみねいしょんまどが笑ってるよ、あんまり笑い過ぎて 明りを消されたんだね? 色んなあかりが、眼を覚したよ。 私はバルコニーから手をふりましょう。 遠くの地平線は、ユラユラあかりの 背のびごっこだね? 暗くなれば、みんな「おはよう」 私は、ニコヤカに手をふりましょう。 今日は、オールドファッションの雲が 光ってた日でしたよ。 電車もハーモニカを、ふいている。 私もバルコニーから、広い空に向って 歌をうたいましょう。 | イルカ | イルカ | イルカ | | まどが笑ってるよ、あんまり笑い過ぎて 明りを消されたんだね? 色んなあかりが、眼を覚したよ。 私はバルコニーから手をふりましょう。 遠くの地平線は、ユラユラあかりの 背のびごっこだね? 暗くなれば、みんな「おはよう」 私は、ニコヤカに手をふりましょう。 今日は、オールドファッションの雲が 光ってた日でしたよ。 電車もハーモニカを、ふいている。 私もバルコニーから、広い空に向って 歌をうたいましょう。 |
おやすみなさい今日一日の仕事が終ったら、 まぶたを閉じて、黒眼を西のかなたへ しずめてあげましょう。 炎の馬車と共に。 どこまでも広がるこの大空は、 まだ、誰も数えた事がない。 自分の心のすみかがどこか わかないのと同じに。 宇宙のどこかへ、使者をつかわすよりも 自分自身をさぐったら、よいかも知れない。 銀色の丸い虫めがねで。 十五夜ごとに変わりながら 生きてきた人々は、星のかがやき、 親と子供がかさなりながら、 何光年もの未来を目指している。 | イルカ | イルカ | イルカ | | 今日一日の仕事が終ったら、 まぶたを閉じて、黒眼を西のかなたへ しずめてあげましょう。 炎の馬車と共に。 どこまでも広がるこの大空は、 まだ、誰も数えた事がない。 自分の心のすみかがどこか わかないのと同じに。 宇宙のどこかへ、使者をつかわすよりも 自分自身をさぐったら、よいかも知れない。 銀色の丸い虫めがねで。 十五夜ごとに変わりながら 生きてきた人々は、星のかがやき、 親と子供がかさなりながら、 何光年もの未来を目指している。 |
キタギツネのうたひたすらボクは走るよ 白い広野を 恋する君のすがた 追いかけて… でも 君はすでに 恋してた ボクを 好きにならなくて よかったね だって ボクはこんなに弱虫 子供の頃を 思い出しても 日陰ばかりを 歩いてた いつもおなかを すかせて 母さんに言われてた あの言葉は 今でも忘れちゃいない筈なのに 強い者だけが 生きのこれるなんて 信じたくは ないけど 信じたくは ないけど 強い者だけが 生きのこれるなんて 信じたくは ないけど 信じたくは ないけど | イルカ | イルカ | イルカ | | ひたすらボクは走るよ 白い広野を 恋する君のすがた 追いかけて… でも 君はすでに 恋してた ボクを 好きにならなくて よかったね だって ボクはこんなに弱虫 子供の頃を 思い出しても 日陰ばかりを 歩いてた いつもおなかを すかせて 母さんに言われてた あの言葉は 今でも忘れちゃいない筈なのに 強い者だけが 生きのこれるなんて 信じたくは ないけど 信じたくは ないけど 強い者だけが 生きのこれるなんて 信じたくは ないけど 信じたくは ないけど |
初恋片えくぼの私の 片想いなのかしら 今日もまた いつものバス停で すれちがうだけの あなた エンピツ倒して カタンコトン 愛してます 愛されてます 占うゆくえは こんなに素敵な愛の芽ばえです 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ 夕べ お風呂上がりに 鏡に映った私 どうしてこんなに可愛い娘 あなたは放っておくのでしょう 私の大事な宝物 思われニキビもつぶさずに 毎日こんなに 一生けんめい育ててきたのに 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ いつか 三日遅れて届いた バースデーカード それがあなたからのものだと 気づいたときには遅かった いつかテニスの試合を 木かげで見ててくれたのも 今から思えば のっぽのあなたの姿だったのに 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ | イルカ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | 片えくぼの私の 片想いなのかしら 今日もまた いつものバス停で すれちがうだけの あなた エンピツ倒して カタンコトン 愛してます 愛されてます 占うゆくえは こんなに素敵な愛の芽ばえです 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ 夕べ お風呂上がりに 鏡に映った私 どうしてこんなに可愛い娘 あなたは放っておくのでしょう 私の大事な宝物 思われニキビもつぶさずに 毎日こんなに 一生けんめい育ててきたのに 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ いつか 三日遅れて届いた バースデーカード それがあなたからのものだと 気づいたときには遅かった いつかテニスの試合を 木かげで見ててくれたのも 今から思えば のっぽのあなたの姿だったのに 愛してる ただそれだけが言えないの とても素敵なあなたへ |
背中この世の中のしくみは 多数決 人間が考え出した 便利な物 数が多い方が いつも正しいのかな? でもボクはいつも 数の少ない方にいるみたい きれいな物を決めるとき 多数決 何かを認める時も 多数決 きめられたその事に うたがう事もなく ほとんどの人はぞろぞろ ついて行ってしまうみたい ウー ウー…… 良い人だと決めるのは 多数決 悪い人だと決めるのも 多数決 背中におされた スタンプかぞえながら でも自分じゃ見ることは出来ないんだよ こうしてボクも年とって行くのかな ウー ウー…… | イルカ | イルカ | イルカ | | この世の中のしくみは 多数決 人間が考え出した 便利な物 数が多い方が いつも正しいのかな? でもボクはいつも 数の少ない方にいるみたい きれいな物を決めるとき 多数決 何かを認める時も 多数決 きめられたその事に うたがう事もなく ほとんどの人はぞろぞろ ついて行ってしまうみたい ウー ウー…… 良い人だと決めるのは 多数決 悪い人だと決めるのも 多数決 背中におされた スタンプかぞえながら でも自分じゃ見ることは出来ないんだよ こうしてボクも年とって行くのかな ウー ウー…… |
プリズム雨の日に帽子を かぶって歩けば ポツン ポツン むし暑い朝は顔が チリ チリ 朝もやの中のねぼけた葉っぱは ハァ… 悲しい夜はまくらが ポト ポト 真夏の夜は ムーン ムーン スダレごしに フワ フワ 真夏の夜は ムーン ムーン スダレごしに フワ フワ 私の耳にありがとう 冬になると 思い出すのは夏の事 ソワ ソワ 雪の上で フラダンス ユラ ユラ 小さなクリスマスツリーは思いきり キラ キラ 玉ネギのスープは コト コト 真冬の夜は シーン シーン まどガラスは モヤ モヤ 真冬の夜は シーン シーン まどガラスは モヤ モヤ 私の眼にありがとう 冬は夏にあこがれて 夏は冬にあこがれる 春はいつの間にか来て 秋はそっとくれていく | イルカ | イルカ | イルカ | | 雨の日に帽子を かぶって歩けば ポツン ポツン むし暑い朝は顔が チリ チリ 朝もやの中のねぼけた葉っぱは ハァ… 悲しい夜はまくらが ポト ポト 真夏の夜は ムーン ムーン スダレごしに フワ フワ 真夏の夜は ムーン ムーン スダレごしに フワ フワ 私の耳にありがとう 冬になると 思い出すのは夏の事 ソワ ソワ 雪の上で フラダンス ユラ ユラ 小さなクリスマスツリーは思いきり キラ キラ 玉ネギのスープは コト コト 真冬の夜は シーン シーン まどガラスは モヤ モヤ 真冬の夜は シーン シーン まどガラスは モヤ モヤ 私の眼にありがとう 冬は夏にあこがれて 夏は冬にあこがれる 春はいつの間にか来て 秋はそっとくれていく |
一日何もせずに 部屋の中に ただ一人 少し開いた 窓から 空が見える 明るい空は 暗い空へ 変わって行く 一日は なんて短いのでしょう いそがしい毎日は とてもとてもながいのに 何もせずに ただ一人 そんな事に あこがれたけど 今日は 終ってしまう 何かをすればよかった | イルカ | イルカ | イルカ | | 何もせずに 部屋の中に ただ一人 少し開いた 窓から 空が見える 明るい空は 暗い空へ 変わって行く 一日は なんて短いのでしょう いそがしい毎日は とてもとてもながいのに 何もせずに ただ一人 そんな事に あこがれたけど 今日は 終ってしまう 何かをすればよかった |
いつの日か船をむずかしい本をすて この家もすてて 飛んで行きたいな 机の前のまどから さみしい夜には 空の彼方から ティンカーベルみたいな 女のコが来ないかな みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ぼくだけじゃないよね こんなにさみしいのは 今夜だけでいいから 夢の国めざし 飛んで行きたいな 今すぐ 自由な心を とりもどしたら きっと帰って来るよ 朝日と共に みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ぼくだけじゃないよね こんなにさみしいのは みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ………… | イルカ | イルカ | イルカ | | むずかしい本をすて この家もすてて 飛んで行きたいな 机の前のまどから さみしい夜には 空の彼方から ティンカーベルみたいな 女のコが来ないかな みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ぼくだけじゃないよね こんなにさみしいのは 今夜だけでいいから 夢の国めざし 飛んで行きたいな 今すぐ 自由な心を とりもどしたら きっと帰って来るよ 朝日と共に みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ぼくだけじゃないよね こんなにさみしいのは みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ みんな出かけないか すばらしいぼうけん旅行へ ………… |
ラバーボールいつも こんな日だったら いいのにな ひざしはまだ高いし 暑くもなく 寒くもなく 何もかもが 生まれかわる頃 こんな時 思わず 歌いたくなる 私の心は ラバーボール いつも こんな日だったら いいのにな 鏡の前の私は いつになく色っぽくて だれかに声をかけられそう こんな時 思わず 歌いたくなる 私の心は ラバーボール いつまでも 心の音が ひびいている様な 人でいたいから…… いつも こんな日だったら いいのにな でもそんな日 ばかりじゃなし けられたり ふられたり 何もかもが いやになるけど こんな時 私には 歌があるから 私の心は ラバーボール ラバーボール ラバーボール ラバーボール | イルカ | イルカ | イルカ | | いつも こんな日だったら いいのにな ひざしはまだ高いし 暑くもなく 寒くもなく 何もかもが 生まれかわる頃 こんな時 思わず 歌いたくなる 私の心は ラバーボール いつも こんな日だったら いいのにな 鏡の前の私は いつになく色っぽくて だれかに声をかけられそう こんな時 思わず 歌いたくなる 私の心は ラバーボール いつまでも 心の音が ひびいている様な 人でいたいから…… いつも こんな日だったら いいのにな でもそんな日 ばかりじゃなし けられたり ふられたり 何もかもが いやになるけど こんな時 私には 歌があるから 私の心は ラバーボール ラバーボール ラバーボール ラバーボール |
心はプラス大きなビルの足元を 小さな人間が歩いてる 氷がとけない街 でも 心は寒くない 寒くない 2月14日の お菓子屋みたい マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス 言葉や顔が ちがっても お金がある人も ない人も 街を歩けば みんな同じ 鼻が赤い 耳がいたい「寒い」 部屋の中の紅茶は みんな同じ「あつい」 マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ピアノ弾きの おじさんの やさしい歌を聞いた帰り道 毛糸の手袋はずして ハトにパンくずをあげましょう あげましょう 君たちもきっと 寒いだろうね マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… | イルカ | イルカ | イルカ | | 大きなビルの足元を 小さな人間が歩いてる 氷がとけない街 でも 心は寒くない 寒くない 2月14日の お菓子屋みたい マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス 言葉や顔が ちがっても お金がある人も ない人も 街を歩けば みんな同じ 鼻が赤い 耳がいたい「寒い」 部屋の中の紅茶は みんな同じ「あつい」 マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ピアノ弾きの おじさんの やさしい歌を聞いた帰り道 毛糸の手袋はずして ハトにパンくずをあげましょう あげましょう 君たちもきっと 寒いだろうね マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… マイナスの風もヘッチャラ 心はプラス ラララ…… ラララ…… |
君は悲しみのきのうの事さえ 思い出せない程 ぼくはいつも 疲れてた そんな時 熱いジャスミン茶のゆげの中に ぼくを そっと眠らせてくれた 君は やすらぎの人 ぼくは ぼくの事しか見えなかった 君が泣いてるなんて 知らなかった 君はぼくの為に生きてくれたやさしい人 君は悲しみの 君は悲しみの 君は悲しみの やすらぎの人 何も告げずに 一人 旅に出て 雨の日突然帰った ぼくを 迎えてくれたのは 灯がついた 明け方の部屋と 眠ったふりした君 君はやすらぎの人 ぼくは ぼくの事しか見えなかった 君が泣いてるなんて 知らなかった 君はぼくの為に生きてくれたやさしい人 君は悲しみの 君は悲しみの 君は悲しみの やすらぎの人 | イルカ | イルカ | イルカ | | きのうの事さえ 思い出せない程 ぼくはいつも 疲れてた そんな時 熱いジャスミン茶のゆげの中に ぼくを そっと眠らせてくれた 君は やすらぎの人 ぼくは ぼくの事しか見えなかった 君が泣いてるなんて 知らなかった 君はぼくの為に生きてくれたやさしい人 君は悲しみの 君は悲しみの 君は悲しみの やすらぎの人 何も告げずに 一人 旅に出て 雨の日突然帰った ぼくを 迎えてくれたのは 灯がついた 明け方の部屋と 眠ったふりした君 君はやすらぎの人 ぼくは ぼくの事しか見えなかった 君が泣いてるなんて 知らなかった 君はぼくの為に生きてくれたやさしい人 君は悲しみの 君は悲しみの 君は悲しみの やすらぎの人 |
サラダの国から来た娘季節の変わり目さえ 気づかない程 ぼんやりしている あなたに まざり毛糸あつめて マフラー編んで 秋の野原をかけてあげたい 私 あなたの所へ お嫁に来ました 私の夢と心を かごにつめて サササ サラダ サラダの国から来た娘 あなたがねむってる部屋の窓の カーテンをそっと 開けてあげたい そうしたら あなたはウム~朝が 一番好きになるはず 私 あなたの所へ お嫁に来ました 遠い国から来たのに あなたはお留守 サササ サラダ サラダの国から来た娘 夜が来て ふくろうがないても 私こわくない ここで待ってる あなたが心を 開けてくれるまで ひざをかかえて 一人すわってる 私あなたの所へ お嫁に来ました 私の夢と心を かごにつめて サササ サラダ サラダの国から来た娘 | イルカ | イルカ | イルカ | | 季節の変わり目さえ 気づかない程 ぼんやりしている あなたに まざり毛糸あつめて マフラー編んで 秋の野原をかけてあげたい 私 あなたの所へ お嫁に来ました 私の夢と心を かごにつめて サササ サラダ サラダの国から来た娘 あなたがねむってる部屋の窓の カーテンをそっと 開けてあげたい そうしたら あなたはウム~朝が 一番好きになるはず 私 あなたの所へ お嫁に来ました 遠い国から来たのに あなたはお留守 サササ サラダ サラダの国から来た娘 夜が来て ふくろうがないても 私こわくない ここで待ってる あなたが心を 開けてくれるまで ひざをかかえて 一人すわってる 私あなたの所へ お嫁に来ました 私の夢と心を かごにつめて サササ サラダ サラダの国から来た娘 |
雨の物語化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから 僕はまだ君を 愛しているんだろう そんなことふと思いながら 窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日 似合いすぎてる 誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく ぼくの部屋のドアに 書かれていたはずさ 「とても悲しい物語」だと 窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアのむこうに立っていたのは 窓の外は雨 雨が降ってる いく筋もの雨が 君の心のくもりガラスに | イルカ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | 化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから 僕はまだ君を 愛しているんだろう そんなことふと思いながら 窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終りに こんな雨の日 似合いすぎてる 誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく ぼくの部屋のドアに 書かれていたはずさ 「とても悲しい物語」だと 窓の外は雨 あの日と同じ 肩を濡らした君が ドアのむこうに立っていたのは 窓の外は雨 雨が降ってる いく筋もの雨が 君の心のくもりガラスに |
終恋あてもなく電車に揺られて 気づくとまたひとりここにいる 花屋の角を曲がるとすぐに あなたと暮らした部屋がある SLのレコード聴きながら ふたりで夢の中旅にでた あなたの背中につかまりながら 本当は時間を止めたかった 灯りのともった二階の窓に あなたの影がなつかしい 元気そうね 幸せそうね 誰かの影が寄りそう 来なければよかった もうすべてが届かない 最終電車は出て行ったわ 私ひとりを残して 蒼白いレールのその上を はだしで泣きながら歩いてた カカトのとれた靴は哀しい あの日に戻れるはずもない 涙にかすんだ記憶の中で あなたは今もほほえむわ やさしすぎたわ 幸せだったわ あなたをきらいになりたい 来なければよかった もうすべてが届かない 最終電車は出て行ったわ 私ひとりを残して 戻りたかった せめてもう一度 抱かれたかった その胸に あなたがきっと悔やむほどの 女(ひと)になって見せるわ 始発電車はいつ来るのだろう 凍える私は歩けない | イルカ | 中村ブン | 三木たかし | | あてもなく電車に揺られて 気づくとまたひとりここにいる 花屋の角を曲がるとすぐに あなたと暮らした部屋がある SLのレコード聴きながら ふたりで夢の中旅にでた あなたの背中につかまりながら 本当は時間を止めたかった 灯りのともった二階の窓に あなたの影がなつかしい 元気そうね 幸せそうね 誰かの影が寄りそう 来なければよかった もうすべてが届かない 最終電車は出て行ったわ 私ひとりを残して 蒼白いレールのその上を はだしで泣きながら歩いてた カカトのとれた靴は哀しい あの日に戻れるはずもない 涙にかすんだ記憶の中で あなたは今もほほえむわ やさしすぎたわ 幸せだったわ あなたをきらいになりたい 来なければよかった もうすべてが届かない 最終電車は出て行ったわ 私ひとりを残して 戻りたかった せめてもう一度 抱かれたかった その胸に あなたがきっと悔やむほどの 女(ひと)になって見せるわ 始発電車はいつ来るのだろう 凍える私は歩けない |
なごり雪汽車を待つ君の横で ぼくは時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 「東京で見る雪はこれが最後ね」と さみしそうに 君がつぶやく なごり雪も 降る時を知り ふざけすぎた 季節のあとで 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 動き始めた 汽車の窓に 顔をつけて 君は何か 言おうとしている 君の口びるが 「さようなら」と動くことが こわくて 下を向いてた 時が行けば 幼い君も 大人になると 気づかないまま 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 君が去った ホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった | イルカ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 松任谷正隆 | 汽車を待つ君の横で ぼくは時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 「東京で見る雪はこれが最後ね」と さみしそうに 君がつぶやく なごり雪も 降る時を知り ふざけすぎた 季節のあとで 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 動き始めた 汽車の窓に 顔をつけて 君は何か 言おうとしている 君の口びるが 「さようなら」と動くことが こわくて 下を向いてた 時が行けば 幼い君も 大人になると 気づかないまま 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 君が去った ホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった |
私なら訳もなく真夜中に 目覚めるのはきっと誰かが 私を呼んでるからと あなたが言ってたのに 閉ざした自分の心が 夜の海の様に淋しくて 誰かのぬくもりがほしい そんな時は どんなに遠くても どんなに疲れていても あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら いつだって側にいて やさしくしてくれる人なら 誰でもいいなんて 自分を失くした時は 何と思われてもいい擦り切れたプライドも捨てて あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら 世界中を敵に回しても すべてを失っても あなたを必ず助けに行くわ あなたが側にいてくれるなら どんなに遠くても どんなに疲れていても あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら | イルカ | イルカ | イルカ | | 訳もなく真夜中に 目覚めるのはきっと誰かが 私を呼んでるからと あなたが言ってたのに 閉ざした自分の心が 夜の海の様に淋しくて 誰かのぬくもりがほしい そんな時は どんなに遠くても どんなに疲れていても あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら いつだって側にいて やさしくしてくれる人なら 誰でもいいなんて 自分を失くした時は 何と思われてもいい擦り切れたプライドも捨てて あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら 世界中を敵に回しても すべてを失っても あなたを必ず助けに行くわ あなたが側にいてくれるなら どんなに遠くても どんなに疲れていても あなたを抱きしめに行ってあげるわ 今すぐ……私なら |
ダイヤモンド風は遠くから 流れてやって来る 枝から枝へと 音を伝えて 私は喜びを人へ伝えたかしら しあわせを誰かに渡したかしら 人という文字は寄り添い合ってると 幼い頃から 聞かされたけど ダイヤモンド 人恋しい ダイヤモンド 心が溶け合う時に見えるのは ダイヤモンド その光 ダイヤモンド 人の心が放つ光の形 人と人が出逢い そして別れて行く それは光の形に よく似ている 同じ様な心を持ってる人々が 同じ方へ手繰り寄せられて行く ダイヤモンド 人恋しい ダイヤモンド 心が溶け合う時に見えるのは ダイヤモンド その光 ダイヤモンド 出逢いと別れそれは光の形 | イルカ | イルカ | イルカ | | 風は遠くから 流れてやって来る 枝から枝へと 音を伝えて 私は喜びを人へ伝えたかしら しあわせを誰かに渡したかしら 人という文字は寄り添い合ってると 幼い頃から 聞かされたけど ダイヤモンド 人恋しい ダイヤモンド 心が溶け合う時に見えるのは ダイヤモンド その光 ダイヤモンド 人の心が放つ光の形 人と人が出逢い そして別れて行く それは光の形に よく似ている 同じ様な心を持ってる人々が 同じ方へ手繰り寄せられて行く ダイヤモンド 人恋しい ダイヤモンド 心が溶け合う時に見えるのは ダイヤモンド その光 ダイヤモンド 出逢いと別れそれは光の形 |