この愛を鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 佐橋佳幸 | ふたりはとても似ていたので、恋することはかんたんでした。 ゆめみる日々をとおりすぎて、やがてふたりは思いました。 “この愛をつなぎとめたい 想い出の写真じゃなくて おたがいをゆるしてみたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。” 孤独は誰もおなじなので、逃げ出すほどにみたされない。 愛は傷よりもろいもので、さよならの日が待っていました。 流れる時の残酷さで、涙の意味がわかりました。 愛は傷よりふかいもので、あなたのことを想いました。 “この愛をつなぎとめたい 想い出の痛さを抱いて おたがいをゆるしてみたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。” この愛をつなぎとめたい。 この愛をつなぎとめたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。 ふたりはとても似ていたので、恋することはかんたんでした。 |
Silent Dream鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 崩れた瓦屋根の下の かたむいた洗濯物 物置きの裸電球 折れ曲がった自転車 みんな昔の夢をみながら 冷たい雨に打たれてる 遠くで樹が揺れている 長い砂利道に 赤いランドセルが二つ 並んでいったよ みんなおそろいの 黄色い傘さして 線路ぞいの道へ歩いていったよ 踏み切りの向こうに夕陽があって 背のたかい草が 風に揺れていた 銀色の電車がどこかへ走り出すのを 陸橋の上でいつまでも見送った 今度生れてくる時は樹か花がいいって あの人はいつも言っていたよ 夕方にはいつもどこかから ピアノの音が聞えてきたよ 障子にあかるい陽が差して みんながこの場所に帰ってきたよ 割れたテレビに 折り重なる石油ストーブ 枯れたままの鉢植え 紐の切れた靴 みんな昔の夢をみながら 冷たい雨に打たれてる |
Sulky Cat Strut鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明 | 月夜に女スパイみたいな 黒のトレンチコートで ちかごろ素行があやしい アイツのあとをつけるの どーしよーもない浮気なアイツに もう未練はないけど 愛想づかしのコトバぐらいは 投げつけてやりたいじゃない ハタ色悪いときに限って そんなガラでもないくせに 日曜大工ははじめたり 花の球根植えたり よせばいいのにあたしもついつい ホロッとしちゃうの…バカね そんな子供だましのやりかたにいつもひっかかってさ! どーしよーもない浮気なアイツに もう未練はないけど 愛想づかしのコトバぐらいは 投げつけてやりたいじゃない 道端にちょっとブスな子猫が あたしを追ってついてくる どうしたのこんな寒空に せっぱつまったカオしてさ やだわあんたはまるであたしよ やっぱりアイツを愛してる そうね今夜はアイツのかわりに あんたを抱いて眠るわ |
Sickness鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | ねえ、行かないで ここにいて 戻ってきてよ、ねえ 言葉ではすれ違い 傷つけあうばかりね。 長い時間をかけて“解り合ってきた”って ある日気づくのよ、誤解だと、何かの。 あなたは独りで何を視てるの? その指のかたちで この淋しさには終わりがあるの? 希望という病で 道をふさがれているの。 そう、誰にでも一度はね 若い日があるの、ねえ あまりにもたくさんの夢をみたばかりにね、 長い時をかけて 人生は壊れる―― だから探すのよ、“現実の自分”を。 あなたは独りで何を視てるの? そんなふうに笑って この淋しさには終わりが来るの? 希望という病で 手足を縛られてても。 あなたは独りで何を視てるの? そんなふうに笑って この淋しさから愛を学ぶの? 水上バスの上で 彼女は独りでどこに帰るの? 希望という病でまた恋に落ちているの。 |
シュガーダディーベイビー鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | シュガーダディーベイビー、とてもさびしいの この世の中で あたしを理解してくれる人は誰もいない。 話をきいて、わかるよって 頷いて 髪をなぜてくれるだけでいい。 風のつよい夜には、恐い夢で目覚める夜には、 抱きしめて、揺さぶって まるでちいさなこみたいに。 シュガーダディーベイビー、あなたを愛してる、ああだけど “愛してる”って言葉はとても遠いわ。 もっと微妙で、はかなくて−−だけど、 ほかのなによりもつよい気持ち。 あなたがおしえたの、そしてはじめてわかったの。 あいしてる、みつめあおう? まるでちいさなこみたいに。 シュガーダディーベイビー、あたしを愛して。 シュガーダディーベイビー。。。。 |
SWEET SERENITY & chocolate milk-tea鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | なんだかちょっとかんちがいしてる this world オトコらしいって強いことなの?no,no,no なんだかいつもかんちがいしてる this world 女らしいってやさしいことなの?NO,NO,NO! ――ひょっとしてそれって逆なんじゃない? 女の子がほしいものはいつも、 やさしさとアイと思いやりなの。 キミがあたまをなぜてくれたら、 あしたからあたしまた頑張れちゃうよ。 ねえ、あたしのsweet SERENITY, それはキミがいれるミルクティーだよ。 チョコレートをもっと、もっと溶かして あまい、あまい静けさで。 なんだかいつもかんちがいのTHIS COUNTRY. オトコは仕事(だけ)してればいいの?no no no? なんだかちょっとかんちがいのTHIS COUNTRY, 女はどっちも出来なきゃダメなの?no,no,no,...NO! ――ひょっとしてそれって違うんじゃない? 女の子が求めてるのはいつも、 自由とアイと甘い未来だよ。 キミがそこで笑っててくれたら、 明日からあたしまた走り出しちゃうよ。 そう、あたしのsweet SERENITY, それはキミがいれるミルクティーなの。 チョコレートをもっと、もっと溶かして あまい、あまい激しさで。 女の子がほしいものはいつも、 やさしさとアイと思いやりだよ。 キミが腕をひろげてくれてたら、(←open arms!) あしたからあたしまた頑張れちゃうよ。 we will love this SWEET SERENITY. WE want to LIVE IN SWEET SERENITY. チョコレートをもっと、もっと溶かして あまい、あまい静けさで。 |
Sweet Thing鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | あれはちょうど 10年前の今ごろ この公園の 噴水にふたり 腰かけて笑ってた 5月の光の中 風が吹くと松の実が 雨のように降ってきて 緑の中 笑う笑顔は 何よりも輝いていた Sweet Thing Sweet Thing Such a Sweet Sweet Thing きっと 覚えてるわ Sweet Thing Sweet Thing あの日と同じ場所で今 同じ時に帰る とてもよく晴れた日の夕方に 窓を開けると 夾竹桃の樹の下にあなたがみえる いつも わらってる 時が何もかも運んで 消えてしまっても 顔にさわる風や夕陽の色が 声を連れてくる Sweet Thing Sweet Thing Such a Sweet Sweet Thing きっと 覚えてるわ あの時 光の中に立っていた あなたのことを もういちど全てが この胸に帰ってくる Sweet Thing Sweet Thing Such a Sweet Sweet Thing きっと 覚えてるわ Sweet Thing Sweet Thing あの日と同じ場所で今 同じ時に帰る Sweet Thing Sweet Thing あの時 ここにいたあなたを ずっと忘れないわ きっと 覚えているわ |
すべては O.K鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | I know, baby I know 世の中にあるかぞえきれない嘘を 愛と自由のために ひとつずつみやぶっていこう “女のしあわせ”なんて! 女性雑誌や テレビの中で 勝手に決めてほしくなんてない ねぇ? いつだって あたしがしあわせな気分なら あなたを笑わせてあげられる それですべてはO.K.でしょ? I know, baby I know 数字やコトバなんかにまどわされないで “あー、そぉ、ふーん、あーそう、” ハナシ5分の1でサッと聞きながして 子供たちにおしえよう 自分の足が自分のものだって でも 給食袋ぐらいはつくってあげるからね! あたしがたのしい気分なら あなたもつられて笑いだす それですべてはO.K.なの 楽しいことはなんだろうって 考えるより 辞書をひくより 自分の心でさがしたいの ねぇ いつだって あたしがしあわせな気分なら こんなタフな世界もだいじょうぶ なんて言ってあなたと生きてゆくの それですべてはO.K.なの! |
そしてなお永遠に鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明・鈴木祥子 | あなたを愛します。 あなたを理解します。 永遠に、あなたのそばにいます。 あなたを 愛します。 許しあい、愛しあうでしょう 命ある限り、そしてなお永遠に。 あなたを信じます。 あなたを賛美します。 すべてを受け入れるでしょう、この世のすべてを あなたのしたことならば 許しあい、愛しあうでしょう 命ある限り、そしてなお永遠に。 自由、自由 ふたりの存在。 自由、自由 幻想のなかのふたり。 許しあい、愛しあうでしょう、 命のつづく限り、そしてなお永遠に。 孤独より遠い星を見上げて、 何億光年の愛を、そしてなお永遠に。 愛することは生きないこと、 そして死んでしまうほど生きたいと 希うこと。 そしてその場所でふたりは完全に ひとつになり、 あなたとわたしを分けていたものは 時空にとけて消える。 信じること、なにもみえなくなるほど 信じること。最初の、至福の、その時に 生まれるまえに、もどってゆくこと。 もういちど、もどってゆくこと。 |
たしかめていてよ鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子・奥田民生 | | 誰かの物語を生きてみたとしても あなたを待ちつづける夜があっても 大人の顔して かんがえてみても 電車は突き刺してく 真夏の影を すべてが夢のように 窓を過ぎる あたしは誰なのか たしかめていてよ ここにいると ほかになにもできることはないから たしかめさせてよ 生きてること あなたの向こうのあなたに会う Oh… 帰れる物語を失くしてたとしても どこかの駅からまた電話するよ あなたが好きだと たしかめていてよ 今だけでも なにもかもが遠く遠くなるから たしかめさせてよ 生きてること あたしの向こうのあたしを たしかめていてよ 生きてること あなたの向こうのあなたに会う Oh…hu… |
ただの恋だから鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子・山本拓夫 | ただの恋だから、ただの恋だから そんなに深く考えることはないでしょう。 近くにいると、からだがふるえる。 胸がいっぱいでもっと近くにいきたくて... あなたの誠実さとか才能とかやさしさとか、 そんなのこの際どーでもよくて、 ただあいたくてたまらない。 それはただの恋だから、いつか覚めるでしょう、だけど 病気のようにあたしは今日も眠れない。 すてきな人だって、たとえばやさしい人だって 誰かのことをかんがえることはあるけれど あなたの笑った顔まじめな顔、髪のかんじ そのゆびさきも声も肩の線も ただ恋しくて、さわりたい。 あぁなんて平凡で なんて単純で そんなに深くかんがえることはムダでしょう。 ただの恋だから ただの恋だから 病気のようにあたしは今日も眠れない。 呪いのように朝から何も食べられない、そして 天使のようにあなたになにも望まない。 |
とどくかしら鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | あぁ いつもわからなかったこと そう ずっとあこがれてたもの あなただけにおしえたいの とてもかんたんな言葉で 窓からとてもきれいな月 いつか寝ころんで見たのと同じ 毎日 満ちたり引いたりしながら ふたりの顔を明るくする どう見えるかしら どう思うかしら 笑われるかしら きらわれるかしら そんなことばっかり気にしてた そう 今までずっと 晴れた日には花を買って 自転車にのって散歩しよう イトーヨーカ堂のマタニティドレス着て 夕方の街を歩きたいな 道路沿いの道 バス停を過ぎて 公園の向こうに カンナが咲いてる どこだってあなたのいるところが なつかしい私のうち あぁ いつもわからなかったこと そう ずっとあこがれてたもの |
どこにもかえらない鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 真夜中の樹の下で 公園みたいに眠りたい 水銀灯の消えた街で 噴水みたいにわらいたい 月の光の降る道で 消火器みたいにうたいたい あの場所には戻らない もうどこにもかえらない あの場所には戻らない どこにもかえらない 風の止まない線路沿いで 枕木みたいに話したい 遠い空を走ってく雲に 両手でさわりたい あの場所には戻らない もうどこにもかえらない あの場所には戻らない どこにもかえらない 水平線に灯がともる 空は赤く染まる 永遠に変わらない夢に抱きしめられていたい 真夜中の樹の下で 公園みたいに眠りたい 水銀灯の消えた街で 噴水みたいにわらいたい 月の光の降る道で 消火器みたいにうたいたい 風の止まない線路沿いで 枕木みたいに話したい 遠い空を走ってく雲に 両手でさわりたい |
25歳の女は鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子・佐橋佳幸 | 佐橋佳幸 | 今日も また ちがう ベッドに 寝てる 天井は 見慣れない 色だし こんな 暮らしじゃ もう あたしも 永くは ないよ いきたい 場所は、 そこ。 灯りを 消して、 リズムに のって、 ぜんぶ 忘れて 大井町の ホームで 鏡 のぞいて、 天国に つづく 電車に のる こんな 暮らしじゃ もう あたしも 永くは ないよ いきたい 場所は、 そこ。 カーテン 引いて、 携帯 切って、 くちはてるまで、 愛だ。 クレイジーな ロミオ、 あなたの カラダを 使わして、 ドラッギーな ロデオ、 その手を とめないで! パーコレートして、 インジェクトして、 ぜんぶ バタークリームにして。 こんな 生活じゃ もう 日本も 永くは ないよ、 安らぎなんてもの、 誰が くれるってゆうの? いきたい 場所は、 そこ。 灯りを 消して、 リズムに のって、 すべて 忘れて、 愛だ。 |
日記鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明 | たいしたことじゃないようにみえて どうでもいいようなことにみえても それがいちばんあたしにとって大事だから。 たいして意味のないようなことで どうしてこんなに心さわいで それで一生終わっても後悔しないから。 蒼い蒼い空のしたに生まれてきて ふかいふかい海の中に帰ってゆく 愛したり 笑ったり 疑ったりして たいしたことじゃないんだとしても 人生なんてくだらなくても ある日、 愛とか自由の意味がわかるから 蒼い蒼い空のしたに生まれてきて 誰もいない夢の中に夢をえがいて ふかいふかい夜の中で現実を知る 戻れない 決してとどかない 希いがあると たいしたことじゃないようにみえて だけどこんなに心さわいで それで一生終わっても後悔しないから たぶん しないから。 |
破局鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 佐橋佳幸 | ふたりはあの夏の日に 出会うように生きていた すでにダイスはころがっていた あの夏の日に。 どんな恋もはじまりは 向うところ敵ナシで どんな恋でも終わりのときにすべてがわかる。 間違いだなんて信じたくはないから 正しい理由をかぞえてみるよ、 どんな人だってそうでしょう? あぁこんな日に あぁ誰もいない あぁ電話して あたしをつかまえて。 海でも連れてって。 時はどーしてこんなに残酷なんだろう?知りたくないこと全部おしえて、 遠くなってゆくのね。 愛は幻想だってこと知って、そして、 あぁこんな日に あぁ誰もいない あぁ電話して あたしをつかまえて。 あぁ夢と希望 あぁ愛と平和 あぁそれだけであたしは救われるのに。 波にさらわれる前に。 |
花束鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 枯れてしまった花束を 傾きかけた陽が照らす 死んでしまった想い出は 夕日の色とよく似合う 晴れた真昼の別れぎわ 白いつめたい陽のなかで あなたはわたしの顔にさわった ばらの垣根を過ぎる時 朝が来るのを待ちすぎて つめたくなった花束は どこか野原の真ん中で 夕日を浴びて横たわる ばらをたくさん買ってかえろう 青いガラスの花びんに挿そう 遠い目をした面影は 夕日の色に染まってく |
Happiness鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | ねえ どうして手を離すの いつまでもここに いるって言ってたのに ねえ 誰か教えてよ 大事なものは 何故いつもなくなるの しあわせはきっと 神様の ほんの気まぐれなプレゼント せいいっぱい両手を伸ばしても 届きはしないこともあるけど 大きな部屋も 指輪もいらない あなたがそばに いるだけでいいのに ねえ どうして手を離すの どんな言葉も あなたまで届かない ねえ 誰か教えてよ 大事なものは 何故いつもなくなるの うまれてからもう 25年も たったけど何もわからない それでもいいわ たったひとつ 本当のことを探してるだけ 時間じゃない 言葉でもない 新聞や雑誌に 書いてあることじゃない ねえ どうして手を離すの いつまでもここに いるって言ってたのに ねえ 誰か教えてよ しあわせと悲しみは 何故いつも同じなの たくさんはいらないの ほんの少しだけでいい どうかそばにいさせてよ いつも ひとりに戻ってしまう ねえ どうして手を離すの いつまでもここに いるって言ってたのに ねえ 誰か教えてよ 大事なものは 何故いつもなくなるの どうして手を離すの いつまでもここに いるって言ってたのに ねえ 誰か教えてよ 大事なものは 何故いつもなくなるの |
5years,/AND THEN...鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | あたしあのころより、成長したのかな? あたし、あのころより大人になったかな あたしあのころより、キレイになったかな? あたしあのころより、シアワセなのかな? あなたがいてくれて、しあわせだったよ。 たぶんあえないけど、ずっとわすれないよ。 5years,5years, 5years,/and then. これからどこに行くのかな? これからだれに逢えるのかな? あたし自由になれたかな? コドクの意味がわかったのかな? 道はどこかにあるのかな? 自分でつくるものなのかな? 愛はどこかにあるのかな? 自分のなかで育てるのかな? 5years,5years, 5years and then, 5years,5years, 5years,/...AND THEN. |
Father Figure鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 山本隆二 | 刺さるコトバや、あからさまなタイドで、 あたしは傷つけられて、 この世界に居る場所なんて無いと思った。 あなたと居ると、そんなことすべて、 忘れていられたんだ、ああ そして、自分を失くすことを学んだ。 あたしの目の前に在る世界のこわいくらいの完璧さ、 あのときあなたが居て、夜が世界一大きな公園で、 星と観覧車と月。小さい女の子みたいに あたしは視てたんだ。 自分、っていう謎を解きあかしてく ゲームに疲れていたんだ、 甘い想い出、だけをみていたかったんだ。 あなたの声が、あたしの耳を 甘くあまく溶かして、ああ そして、“未来”はあまりに切なかった。 あたしの目の前に在る世界のこわいくらいの完璧さ、 あのときあなたと居て、夜が世界一小さな楽園で、 星と観覧車と月。あなたのやわらかい髪を、 あたしは抱いたんだ。 あなたはfather figure, この世界のこわいくらいの完璧さ、 あのときあなたが居て、夜が世界一大きな公園で、 星と観覧車と月。小さい女の子みたいに あたしは視てたんだ。 あなたを視てたんだ。 自分、っていう謎を解きあかしてく ゲームはもう終わりだね。 だって、あたしは今ここで生きてるから。 今、ここで生きてるから。 |
Farewell Song鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 夕暮れの浜辺に 月が両手をひろげて 紫の雲が遠く 走り過ぎてゆく やわらかい風が吹いて 波は静かにうたってる やっとここに帰って来たの となりには あなたがいる もう何も辛いことはない 水の影が 想い出のように揺れてる もう何も辛いことはない 信じたいものはいつも とても遠くてみえなかった 消えてしまった時の中で あなたを探していた もう何も辛いことはない なつかしい声が 胸の奥に響いてる もう何も辛いことはない もう何も もう何も |
プリヴェ鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明・鈴木祥子 | 愛していると言って、―言って? 人混みに流されそうで 不安になる あぁ時々こんなふうに 生きることにおびえてしまう―でも、 あなたといる世界で はじめてわたしはわたしがみえる。 愛してると言って、 強くても 弱くても、それが 私だと言って、言って? とざされた瞬間―プリヴェ 眠ってるあなた、まるで無防備な こねこみたいにみえて、抱いてあげたくなる。 あぁふとした瞬間に こぼれるこれが“愛”とよべるなら、 あなたといる世界で はじめてわたしはわたしになれる。 愛してるの、ずっと 自由な人でいてほしい、だけど とけるくらいいっしょにいたい ―痛い。 永遠の葛藤、なの。 愛してると言って、 いい時も わるい時も、いつも 愛はそんなまぼろしじゃない―それは、 現実の生活―プリヴェ |
paingiver鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 帰る場所はもうない 今考えたくない どこにあるか知らない paingiver, please give her 束縛はとても甘い でも自由は眩しい ひとつには決められない paingiver, please give her 買っても買ってもまだ足りない洋服みたいに ピンクのインクで 手紙をかいてね 道ばたに倒れ 死ぬこともないので 死ぬこともないのね フォーカスしてはいけない ふと不安になる時 深入りしてはいけない paingiver, please give her ただ流されていたい でも愛されていたい 淋しすぎて死にたい paingiver, please give her 液晶の画面に書きこまれた報復みたいに 内容も意味もない言葉の往復みたいに 誰かのインクで、書くのはやめてね 明日からせめて責任をもってね 女に生まれて、幸福だったね 長い旅をして 死ぬこともないので 死ぬこともないのね |
本当は哀しい関係鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 自発的な欲望、なんて無い。愛、は、 だれかの欲望のコピー、だっ、 て、本で読んであたしは目をうたがって、 “待って?!”あ、 たしが感じてるこの愛は、ああああ あたしがあなたに感じるこの欲望は、 あなたを欲しがってやまないこの欲望は、 あたしのものであってあたしのものじゃなくてあなたのものじゃなくて、 あなたのものであって、あなたのものじゃなくて/あたしのもので無くて、 本当は哀しい関係。 だから知りたくなってしまうんだね。 “自発的に欲情なんてしない、” って言われた 昔の女の人みたい―― に、今も状況はたいして変わってない。“女”の“価値”が、 それで上がったり下がったりし て、そんなことまったくつきあってられないわ。 それをしたってしなくたってこの存在―――は、 あなたのものであって/あなたのものじゃなくて/あたしのもので無くて、 あたしのものであって、あたしのものじゃなくて、あなたのもので無くて 本当は哀しい関係。だから知りたくなんてないんだね。 あたしがあなたに感じるこの欲望は、 あなたを欲しがってやまないこの欲望は、 あたしのものであってあたしのものじゃなくてあなたのものじゃなくて、 あなたのものであって/あなたのものじゃ無くて、あたしのもので無くて、 本当は哀しい関係。だから知りたくなってしまうんだね。 死にたくなってしまうんだね。だけど、 知りたくなんて、――ないんだね。 |
忘却鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | そんな必死になっちゃって、何がしたいの? 悪いけどそこはなんにも無いよ。 後悔ばっかになっちゃって、それじゃ駄目なの、 悪いけどそこには居られないよ、 あなたにさよならって、言った−言った。 あたし、何がしたかったんだっけ?胸に未熟な愛だけを抱いて、 それで、誰を愛してたんだっけ? 忘れた、−忘れた。 病院にいるおばあちゃんに訊いてみたいよ、 ”すベてを忘れてゆくことは幸せですか?” 現実から北へ100キロ、旅をしてるの そこで誰かに抱かれて安らぎたいの? 何度も、さよならって、言った−言った。 あたし何が欲しかったんだっけ? いつもコドクな愛を癒せないで、 それで、誰を愛してたんだっけ? 忘れた−忘れた。 何度も、さよならって、言った−言った。 そこで何が待ってるとしたって、胸に未熟な愛だけを抱いて、 それで何を失うとしたって、決して恐れることを恐れないで、 あたし、誰を愛してたんだっけ−? 忘れた−忘れた。 何度も、さよならって、言った。 |
ぼくたちの旅鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | ぼくたちは旅してる 道は遠くつづいてる 空は焼け、風が吹き 光る大地を呼吸する 歩かずにいられない 波立つ心のままで 気がつけば動きだしてる 太陽が手まねきする方へ はてしない記憶のなかへ きみがいる 笑ってる たしかにここで生きてる 哀しくて いとしくて たまらない気持ちになる 祈らずにいられない きみがきみでいることに 気がつけば動きだしてる 太陽が手まねきする方へ きざまれた記憶のなかへ ほんのちいさな傷にも 赤い血がにじむように たったいちどの今を 心のままできみと生きたい 気がつけば空は近づいてる ぼくたちは手をふりかえしてる 気がつけば動きだしてる 太陽が燃えるあの海にむかって旅立つ はてしない記憶のなかへ |
まだ30代の女鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | まだ30代の女のココロとカラダには、 あたらしい愛や衝動がうずいて いた。 まだ30代の女は、証明、がほしかった。 まだじぶんがキレイだとおもえる、コトバが。 なんぎや、ほんまに。 なんぎや、ほんまに。 まだ30代の女は、恋ゆえに、すでに、 苦しみや嫌悪を通り越せないで いた。 何度、この言葉をカラダがつぶやいたことだろう。 何度、この言葉をカラダがつぶやいたことだろう。 “なんぎや、ほんまに。” “なんぎや、ほんまに。” でも30代の女は識るすべも なかった。 あぶなげな愛や衝動に飛びこんで いた。 まだ30代の女は、アリバイが欲しかった。 まだ自分が女だと思える時間(とき)が。 なんぎや、ほんまに。 なんぎや、ほんまに。 なんぎや、ほんまに。 なんぎや、ほんまに。 まだ30代の女は、知るすべもなかった。 やがて40を越えたとき、はじめて、識った。 |
道鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 道が曲がってる、くっきりと、空につづく。 虹が浮かんでる、雲を裂いて、青にとける。 あの古いアパートにあたし、住んでたんだ、 そこはドブ川だったんだ。 落ちてケガしたりしたんだ、皆んな、子供だから。 あなたがいてくれたから、ぜんぶ、 取り戻した。 ここからは、もうだいじょうぶ、 ひとりで行くよ、さよなら。 ここからは、もうだいじょうぶ、 ひとりで行くよ、さよなら。 またいつかね、さよなら。 あの古い病院であたし、生まれたんだ、 そこでお姉ちゃんが死んだんだ。 涙がでなかったんだ、すごく、突然だから。 あなたがいてくれたから、ぜんぶ、 取り戻した。 ここからは、もうだいじょうぶ、 ひとりで行くよ、さよなら。 ここからは、もうだいじょうぶ、 ひとりで行くよ、さよなら。 またいつかね、さよなら。 |
南にドライヴして鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子・佐橋佳幸 | 佐橋佳幸 | 遠い街からあなたに電話をかけていた 旅立つことはとどまるよりも簡単だった? “どうしてた?”“そこにいた?” 青い空があたしを執拗に追いかけてきた 逃げ出すことはたたかうことよりも困難だった? ooh…銀色に光る 列車が過ぎてゆく。 南にドライヴして、遠い街に着いて それでもあなたから自由になれない。 南にドライヴして、電話を投げ捨てて それでもあなたから自由になれない。 わたしは“愛”をどうにかして解ろうとした 不安はいつも近くでチャンスを狙ってる ooh…女にはきっと居場所が必要だわ。 tururu…南にドライヴして、遠い街に着いて それでも“自分”から逃げられはしない。 涙はいらない。 |
もういちど鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 佐橋佳幸 | 愛してる ふいに想った 遠くて、泣きたくなった。 もうすれちがう生活に疲れ果てたわたしたち ねぇあんなに大切だった ふたりにとって、間違いだったとしたって。 愛、では救われないし 恋、でも癒されない。 ただ言葉をさがすために生まれたようなわたしたち 何もかもが 壊れてました。 あたしにとって、後悔しないことって、何だったっけ? “愛してる”、まだ間に合った あなたにさわりたかった。 ただ言葉をさがすために生きてるようなわたしたち もう言葉をさがすことに疲れ果てたの。 ねぇあんなにたいせつだった。(愛しあうことのために) ねぇこんなにかんたんだった。(忘れてくことのために) ただわたしはさがしてました。(あなたに伝えるために) ただ言葉をさがしました。 |
モノクロームの夏鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子・菅原弘明 | | サイダアの泡のような モノクロームの夏がゆく つま先で履くサンダル 知らない路地へ迷い込む いつか そっと あの角をまがれば 会えるような気がした 日傘のレースのうえ 風が踊ってる 白い陽射し 腕のなかに溶けて 目を閉じたら ふたりの肩越しに 燃え落ちてく夕日 モノクロームの夏が逝く 天気雨 通り過ぎて 古いピアノが なつかしい歌をうたう あの角を曲がれば 会えるような気がした 時が止まる場所で 今も 笑ってる 夏を止めて 永遠のなかに 透きとおったフィルムに焼きつけて 会えなくなる前に モノクロームの夏が逝く 足跡さえつけてない まぶしい野原をふたりは持ってた 白い陽射し 腕のなかに溶けて 目を閉じたら 燃え落ちてく夕日 夏を止めて 永遠のなかに 会えなくなる前に モノクロームの夏が逝く |
River's End鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | 夕日がとても近い ひとつだけ星がみえる ビルと工場の中 汚れた河の街で あたしは育って そしてあなたに会った だれよりも信じてる遠い人 この街を今日ででていくよ たのしいこともあったけど この街を今日で捨ててくよ 大きな河をわたるように 空をみてきれいだと あの日あなたが言った おおきなすり傷には 赤い血がにじんでた 陸橋のうえで 手をふって別れた はじめからわかってたことのように そこにあなたが生きている それだけでしあわせだから そしてふたりは歩きだす 大きな河をわたるように あざやかな夕陽が 遠くなるあなたを オレンジに染めてく 長い影を曳いて そこにあなたが生きている それだけでしあわせだから そしてふたりは歩きだす 大きな河をわたるように この街を今日ででていくよ そしてあたしは歩きだす 忘れるために生きてゆく 忘れるために生きてゆく |
臨時雇いのフィッツジェラルド鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | KYON | フィッツジェラルドは もう 読まないことにしたの だって哀しすぎて虚しすぎて生きられないから かんがえすぎだって笑ってもいいのよ。 あなたのもとにはもうきっと戻らないでしょう だって不安よりも孤独の方がまだましだから つめたい女だって なじってもいいのよ。 ゆめみていたのは幸せな暮らし あぁ! 悩みなんてないわ、平安すぎて困ってるくらいだ。 …だって哀しすぎて虚しすぎて生きられないから 不幸の味は ちょっと 甘い時もあるのよ。 愛より大事な自由のために、あぁ! 彼の気まぐれはまるで 平安時代にもどったみたいだったわ。 フィッツジェラルドはもう読まないことにしたの だって哀しすぎて虚しすぎて生きられないから 掃除もしないままで暮らすようなものよ。 あたしは あたしの 臨時雇いなのよ。 明日からまた代わりを探して歩くのよ。 |
ローズピンクのチーク(my mama said, so)鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 世間並みのことができない 世間並みの幸せってなんだろう? 結婚して子供がいて家族に囲まれて暮らすこと―― なのかな?is it true? 世間並みのことがこわくて 世間並みの幸せについて考える “結婚”はお葬式のときに、となりに居てくれるひとがいること。 my mama said,so... おばあちゃんは花にかこまれてた、 眠るように、やすんでた。 白い顔に、ローズピンクのチーク。 金曜の夜に、車で出かけてく メールを待って化粧して たぶん今日はここに帰ってこないよ、 明日の夕方まではね。 買ったばかりの服で眺めてた、 ベビーカーと買い物袋。 白いワンピースに、ローズピンクのチーク。 世間並みのことができない、 世間並みがあたしをいつか見放していく。 結婚はお葬式のときにとなりに居てくれるひとがいること、 my mama said so. my mama said .....so. |
わたしの望み鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | なにもかんがえない なにも気にしない そんな性格ならいいのに いつもかんがえてる いつも気にしてる カクゴしてるつもりでも気持ちが揺れてる 好きなものは自分でさがすしかない 誰もおしえてはくれないことだから 笑いたいとき笑って 泣きたいときは泣く 何も夢はないけど それだけがわたしの望み テレビで言ったこと 誰かと同じこと どこかできいたよーなセリフで 全部まかなって そのまま生きてたら あたし何のために生まれたかわからない キレイなものは自分で気づくしかない ひとりきり見上げた空の蒼さのように 笑いたいとき笑って 泣きたいときに泣く 別に夢はないけど それだけがわたしの望み 大きな、大きな望み。 |
記憶―there's no end坂本真綾 | 坂本真綾 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 森俊之 | どこまでも 続いてる 草原(くさはら)にひとりきり 遠い日の 想い出を探している 瓦礫の上の月はすべてを見つめてる 大きな手で抱いてくれたあなたは もう居ないけど 私は今日も世界のどこかに探してる その記憶の中で 明日へ 昨日へ 旅立つため 夕暮れは 何故かしら 心細くなるよね ここじゃない どこかに帰りたくなる 光は闇の中で生まれる時を待つの 大きな手で抱いてくれたあなたは 今ここに居て すべてが今日も宇宙のどこかで続いてる その記憶を 抱いて 探して 明日へ 旅立つため すべてが今日も宇宙のどこかに生きている その記憶のなかで 明日へ 彼方へ 飛び立つため 旅立つため |
SAVED.坂本真綾 | 坂本真綾 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 山本隆二 | わたしはなぜここに居て あいするすべも知らないで 救われる時を夢みて 生きていた 運命の鼓動に まかせて 柳の道を抜けて 自転車で帰った。 小さな出来事に 寄せては返す毎日に あなたがそばにいて わたしに光を与えてくれたから。 哲学者は夢をみる、 たったひとつのイデア(理想)に 虹の色より目眩く その命 貫いた光に――力に 左岸に渡って 川沿いを歩いた。 小さなやさしさに いつかは終わる毎日に あなたに恋をして、 苦しさも受け止めること、決めたから。 You/SAVED/me. ――「足りないものなんてなにもない。」 小さな出来事が いつかは終わる毎日が、 たしかにそばにいて、 わたしに光を与えて――ああ あなたに恋をした。 苦しさも受け止めること、識ったから。 YOU/SAVED/ME. |
NO FEAR / あいすること坂本真綾 | 坂本真綾 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | | あなたは生きてきたの、わたしの知らない時間を。 星座の名前や、知らない国。あなたが旅する地図のうえに、 こんなに小さくても、わたしが居てあげる。 とても恐いけど、だいじょうぶ。道はたしかに つづいてる。 恐くても、だいじょうぶ。愛すること、――夢みること わたしはもう、恐れない。 子供のころに読んだ 砂漠の生きものたちは、 水が満ちる日を待ちつづける、神様の腕に抱かれている、 病めるときも、死ぬときも、わたしがそばに居る。 目に見えなくても、だいじょうぶ。それはたしかに、ここに在る。 恐くても、だいじょうぶ。信じること――哀しむこと、 あたしはもう、恐れない。 目に見えなくても、だいじょうぶ。道はたしかにつづいてく。 恐くても、だいじょうぶ。あなたの手を、はなさない。 愛すること――おそれること、あたしはもう、恐れない。 |
リズムとルール後藤輝基 | 後藤輝基 | 鈴木祥子 | L・SOUL | 奥田健介 | 愛よりも 大事なものなど ないよって いつか言ったよね あふれる携帯のメモリー 誰かをつかまえるメロディー 癒しだとか 救いなんて 本当はね、 どこにもないの あたしが生きてる 理由は どこにあるの “無力な自分と、孤独になる自由” とまらない涙は、 心を持ってる その証しだから 挨拶も交わさぬ人々、 画面上で 恋を語るんでしょう アクセスが交差する ダイアリー あいまいな液晶の ファンタジー ぶつかっても 争っても 信じあえる 誰かが欲しい あたしが生きてる 理由は ここにあるの 小さな自分と、 遠くにある自由 とまらない涙は いつか乾くでしょう あなたのリズムで あたしが生きてる 理由は ここにあるの 高速の下で、 みていた星空 あなたと生きてる 世界は ここにあるの 無力な自分と、 孤独になる自由 とまらない涙は 許してあげましょう あなたのルールで |
星のまばたき石川ひとみ | 石川ひとみ | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 山田直毅 | 毎朝目がさめると、あなたを想うのよ 今年も冬がきたら、あれから4度めの かなしくなれない、しあわせすぎて 涙も別れの言葉もあなたには似合わないわ。 そうだれよりもあなたが大切だった、 いまも変わらないわたしを、笑わないでね。 だってしあわせは瞬間のまたたき。 そして人生は星の瞬きだから。 愛情と云ふものはあまりに重すぎる、 透明ななつかしさ 次第にあふれだす。 無邪気なひとなの、子どもみたいに それは罪よ!って言いたい、でも、 そういうあなたが好きよ。 この世の中の掟は知らないけれど、 空の果てまでもあなたを追いかけてくわ。 そう、誰よりもあなたを愛してました。 何も変われないわたしを嘲笑っていいわ。 こんな世の中の掟は守れないけど、 星の果てまでもあなたを守ってるから。 だって音楽は瞬間の瞬き。 そしてすべては星のまばたきだから。 そしてすべてはね、 星のまばたきだから。 |
海になった夢石井聖子 | 石井聖子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明 | 想像もしてなかった あなたに出会うことを それでもわかってた いつかめぐりあえると ここにいて 手をとって 泳ぎだしましょう 蒼い海へ 夢の中では あなたが海で わたしの体は水になって溶けてしまうの 朝日と夕日だけ この窓にうちよせる 今日からはしあわせを こわがるのはやめよう ここに来て 確かめて 生きてること 愛の中で 夢の中では あなたが海で わたしの体は水になって溶けてしまうの 夕日のしずく 髪を濡らして ふたりのいのちは紅に染まってひとつになるの 海になる 空になる 水が満ちる 赤い陽が落ちる つかのまの永遠に溶ける… |
恋だっていいのに石井聖子 | 石井聖子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明 | ふたり 恋人じゃない 友達じゃない もっと遠いけど近い気持ち だけどうまく言えない とても微妙な距離だから胸が痛い いったい“恋”って何だろうね (何だろうね) まぼろしの永遠を約束すること? それとも理由もなくひかれ合う気持ち? 恋だっていいのに 夢だっていいのに あなたを見てると言えなくなる 素直って何だろう? 自然って何だろう? いつだって自分に問いかけてばかりいるの 人は 認めたくない わかりたくない自分を かかえながら生きてる ふたりどこか似てるね 安心するね もっと知りたいと思う いったい愛って何だろうね (何だろうね) 愛という夢を見続けること? それともお互いを自由にする奇跡? 生きるって時々辛くってなんだか やさしいコトバに泣きたくなる 自由って何だろう?愛するって何だろう? 臆病(おくびょう)な自分をもう許してあげたいの 恋だっていいのに 夢だっていいのに あなたが笑うとうれしくなる 恋だっていいのに 夢だっていいのに あなたを見てると言えなくなる 手をとってふたり 夢だっていいから あなたに会えたら今度こそは伝えよう伝えよう… (セリフ)恋しちゃったみたいなんだよね Tu turu tu tu turu… |
どうして?石井聖子 | 石井聖子 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 菅原弘明 | どうしてこんなに 会いたくなるんだろう? どうしてこんなに 声が聞きたいんだろう? 彼っていったい なんなの? どうしてあたしは そうなの? わからない わからないなんにも いつまで これは続くの? どうかお願い 5分だけでも 会いたいの 会って話したいのでも 忘れたい 忘れたくない彼を 自由にして でも閉じこめて どうしてこんなに 会いたくなるんだろう? どうしてこんなに 声が聞きたいんだろう? 彼っていったい なんなの? どうしてあたしは そうなの? わからない わからないなんにも 自由にして でも閉じこめて 正常な思考能力も プライドもなくしてる あぁ どうして欲しいの あたしは何がしたいの? どうして痛いの 彼の近くにいたいの? どうしてすべてが 壊れてしまわないんだろう? どうしてあなたは ここにいないんだろう? ここにいないんだろう? |