| あの娘のために死ぬんだぜあの娘あの娘は あの娘は俺の 俺のこころの 花なのさ はじめて逢った あの日から 俺のいのちに なった人 ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ あの娘あの娘は あの娘は俺が 俺がさがした 星なのさ 誰にも云わず この胸で 俺が育てた 夢なのさ ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ あの娘あの娘は あの娘は俺を 俺を泣かせる やさしさを だまって見せて くれるのさ 虹のひとみの 人なのさ ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ | 渡哲也 | 川内和子 | 北原じゅん | 北原じゅん | あの娘あの娘は あの娘は俺の 俺のこころの 花なのさ はじめて逢った あの日から 俺のいのちに なった人 ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ あの娘あの娘は あの娘は俺が 俺がさがした 星なのさ 誰にも云わず この胸で 俺が育てた 夢なのさ ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ あの娘あの娘は あの娘は俺を 俺を泣かせる やさしさを だまって見せて くれるのさ 虹のひとみの 人なのさ ああ あの娘の あの娘のために 死ぬんだぜ |
| 海は真赤な恋の色雲の流れに 似た運命 風にまかせた この命 呼んでくれるな この俺を 涙かくした 想い出の 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 海は泣いてる 涙色 俺の心も しずんでる だけど行こうぜ 男なら 恋の花火に 火をつけりゃ 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 明日をもたない さすらいの 死んだつもりの 火炎鳥(ほのおどり) いのちを賭けた 恋ひとつ よみがえらせて 陽が昇る 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 | 渡哲也 | 川内和子 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 雲の流れに 似た運命 風にまかせた この命 呼んでくれるな この俺を 涙かくした 想い出の 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 海は泣いてる 涙色 俺の心も しずんでる だけど行こうぜ 男なら 恋の花火に 火をつけりゃ 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 明日をもたない さすらいの 死んだつもりの 火炎鳥(ほのおどり) いのちを賭けた 恋ひとつ よみがえらせて 陽が昇る 海は真赤な 海は真赤な 恋の色 |
| ラテン街の夜ふたりのグラスが チェリオと鳴れば ピンクの火花が とびちがう 好きかい…… 俺もさ…… かわす瞳に 七色の ライトがもえる 血ももえる あゝ 恋の町 ラテン街 チャージしとこう おんなじ椅子を 明日も二人の 夜がある だめかい…… いいだろ…… 抱いておどれば ちらちらと ドレスの赤い 花が咲く あゝ 恋の町 夜が更ける | 渡哲也 | 星野哲郎 | 叶弦大 | 小杉仁三 | ふたりのグラスが チェリオと鳴れば ピンクの火花が とびちがう 好きかい…… 俺もさ…… かわす瞳に 七色の ライトがもえる 血ももえる あゝ 恋の町 ラテン街 チャージしとこう おんなじ椅子を 明日も二人の 夜がある だめかい…… いいだろ…… 抱いておどれば ちらちらと ドレスの赤い 花が咲く あゝ 恋の町 夜が更ける |
| 男の波止場涙ぐむよに 濡れている マリンタワーの 窓灯り すきで別れて ゆくのじゃないよ おれのこころは みんなのこして ゆくんだよ 白い恋花(こいばな) マツリカの あまくやさしい その香(かお)り 胸に飾って 潮路の果てへ つれてゆきたい 夢もみたのさ 昨日まで 清いおまえと ふたりなら 楽しかろうよ 人生も 今宵かぎりさ 男の波止場 かわいその瞳(め)を おれはかたみに だいてゆく | 渡哲也 | 星野哲郎 | 叶弦大 | 重松岩雄 | 涙ぐむよに 濡れている マリンタワーの 窓灯り すきで別れて ゆくのじゃないよ おれのこころは みんなのこして ゆくんだよ 白い恋花(こいばな) マツリカの あまくやさしい その香(かお)り 胸に飾って 潮路の果てへ つれてゆきたい 夢もみたのさ 昨日まで 清いおまえと ふたりなら 楽しかろうよ 人生も 今宵かぎりさ 男の波止場 かわいその瞳(め)を おれはかたみに だいてゆく |
| 俺とお前の明日がある何処へ消えたか 可愛いあの娘 好きでいたけど はかない夢さ 振り向け 振り向け 太陽よ 独りぽっちの 今日からは 俺とお前と 過ごそうぜ 消えてしまった 倖(しあわせ)なんか 探(さが)すつもりは さらさらないぜ 振り向け 振り向け 太陽よ もしもあの娘が たのんだら あげておくれよ その陽光(ひかり) 捨てて行くんだ 昨日のことは 胸に残った あの娘の面影(かげ)も 振り向け 振り向け 太陽よ 泣きはしないぜ 行手(ゆくて)には 俺とお前の 明日(あす)がある | 渡哲也 | 関根浩子 | 叶弦大 | 安田彫花 | 何処へ消えたか 可愛いあの娘 好きでいたけど はかない夢さ 振り向け 振り向け 太陽よ 独りぽっちの 今日からは 俺とお前と 過ごそうぜ 消えてしまった 倖(しあわせ)なんか 探(さが)すつもりは さらさらないぜ 振り向け 振り向け 太陽よ もしもあの娘が たのんだら あげておくれよ その陽光(ひかり) 捨てて行くんだ 昨日のことは 胸に残った あの娘の面影(かげ)も 振り向け 振り向け 太陽よ 泣きはしないぜ 行手(ゆくて)には 俺とお前の 明日(あす)がある |
| 真赤なドラムさみしい奴は ついてこい きかせてやるぜ 男の唄を なんだその顔 元気だせ 夢が欲しけりゃ 真赤なドラム たたいてごらん かわいい娘 あの娘はひとり だけじゃない わかった奴は グラスをあけろ おれはきらいさ 泣き虫は 恋の風よぶ 真赤なドラム 男の胸で 鳴らそうよ くるならこいよ いつだって たたけばひびく 陽気な男 つよい相手が 欲しいのさ 右も左も うしろも前も ごらんよ恋の 花盛り | 渡哲也 | 星野哲郎 | 叶弦大 | 重松岩雄 | さみしい奴は ついてこい きかせてやるぜ 男の唄を なんだその顔 元気だせ 夢が欲しけりゃ 真赤なドラム たたいてごらん かわいい娘 あの娘はひとり だけじゃない わかった奴は グラスをあけろ おれはきらいさ 泣き虫は 恋の風よぶ 真赤なドラム 男の胸で 鳴らそうよ くるならこいよ いつだって たたけばひびく 陽気な男 つよい相手が 欲しいのさ 右も左も うしろも前も ごらんよ恋の 花盛り |
| ほおずきほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら 胸にたまった恨み言こめるように いつでも鳴らしていたっけね 紅いほおずき… おまえにしてみたあの仕打ち 今頃くやんでいるんだよ ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら おまえの淋しさわかるだろう (セリフ)「どうしているんでしょうあいつ。あれっきりもう あの酒場には顔も見せてないって話しですし またどこかの街にでも流れていっちまったのか それとも…」 ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら その日その日をためいきでつなぎながら それでもつくしてくれたのか 恋の明け暮れ おまえはうわべはきつくても 心のやさしいやつだもの ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら おまえの淋しさわかるだろう | 渡哲也 | ちあき哲也 | 杉本真人 | | ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら 胸にたまった恨み言こめるように いつでも鳴らしていたっけね 紅いほおずき… おまえにしてみたあの仕打ち 今頃くやんでいるんだよ ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら おまえの淋しさわかるだろう (セリフ)「どうしているんでしょうあいつ。あれっきりもう あの酒場には顔も見せてないって話しですし またどこかの街にでも流れていっちまったのか それとも…」 ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら その日その日をためいきでつなぎながら それでもつくしてくれたのか 恋の明け暮れ おまえはうわべはきつくても 心のやさしいやつだもの ほおずきほおずきまだ鳴らせない ほおずきほおずきもし鳴らせたら おまえの淋しさわかるだろう |
| 北海峡昨日あの街 こえてきた 明日も他国の さだめやら ああ北海峡 しぶきに吹かれ つける煙草の つける煙草のにがっぽさ ながれ流れて こんな夜は 故郷恋しさ ついつのる ああ北海峡 今さら誰に あわす顔など あわす顔などないものを ばかなやつほど 人知れず いたい傷みを さするもの ああ北海峡 やさぐれ鴎 啼いてくれるか 啼いてくれるか身代りに いつになったら さすらいに 花を手向ける 春の日が ああ北海峡 沈んで浮いて どうせ死ぬまで どうせ死ぬまでひとりだよ | 渡哲也 | ちあき哲也 | 杉本真人 | | 昨日あの街 こえてきた 明日も他国の さだめやら ああ北海峡 しぶきに吹かれ つける煙草の つける煙草のにがっぽさ ながれ流れて こんな夜は 故郷恋しさ ついつのる ああ北海峡 今さら誰に あわす顔など あわす顔などないものを ばかなやつほど 人知れず いたい傷みを さするもの ああ北海峡 やさぐれ鴎 啼いてくれるか 啼いてくれるか身代りに いつになったら さすらいに 花を手向ける 春の日が ああ北海峡 沈んで浮いて どうせ死ぬまで どうせ死ぬまでひとりだよ |
| 酒は男の子守唄心に燃える 火はあれど 夢まだ寒き 風の街 ふるさと遠く ひとりくむ 酒は男の 子守唄 海山ゆけば 露おびて 手足にからむ 乙女花 明日の別れ 待つ身には 恋は緑酒か 苦酒か みどりの竹に くむ酒も カニの甲らに にる酒も 心にしみて かけめぐる 酒はみちづれ 酒は友 水より薄き 人の世に 情けをともす 宿あかり 酔いきわまれば 泣くもよし 酒に男の 涙あり | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 心に燃える 火はあれど 夢まだ寒き 風の街 ふるさと遠く ひとりくむ 酒は男の 子守唄 海山ゆけば 露おびて 手足にからむ 乙女花 明日の別れ 待つ身には 恋は緑酒か 苦酒か みどりの竹に くむ酒も カニの甲らに にる酒も 心にしみて かけめぐる 酒はみちづれ 酒は友 水より薄き 人の世に 情けをともす 宿あかり 酔いきわまれば 泣くもよし 酒に男の 涙あり |
| おもいで螢夢をともしに きたこの街は 夢の住めない 街だった 螢 螢 ほうほう螢 どこ行った 誰がうたうか わらべ唄 羽根をうたれて 飲まされたのは 甘い水かよ にがい水 螢 螢 ほうほう螢 風の中 ゆくえ迷って どこへ飛ぶ みんなうわべは 幸せそうで しんはさみしい 奴ばかり 螢 螢 ほうほう螢 ネオン川 酒に涙を すてに来た ふとんかぶれば 故郷が見える 見える故郷にゃ 帰れない 螢 螢 ほうほう螢 街の空 俺は飛びたい もう一度 | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 夢をともしに きたこの街は 夢の住めない 街だった 螢 螢 ほうほう螢 どこ行った 誰がうたうか わらべ唄 羽根をうたれて 飲まされたのは 甘い水かよ にがい水 螢 螢 ほうほう螢 風の中 ゆくえ迷って どこへ飛ぶ みんなうわべは 幸せそうで しんはさみしい 奴ばかり 螢 螢 ほうほう螢 ネオン川 酒に涙を すてに来た ふとんかぶれば 故郷が見える 見える故郷にゃ 帰れない 螢 螢 ほうほう螢 街の空 俺は飛びたい もう一度 |
| わかれ花誰かがささえて やらなけりゃ 倒れてしまう あの女 俺は行くぜと 別れたけれど うしろ髪ひく 残り雨 今日からひとりと つぶやいて 怨みをこめた あの泪 女ごころは 切ないけれど 俺にゃできない 幸せに よごれたこの世に ただひとり 真珠のような あの女 きっと浮かぶさ 淋しい顔が 俺がいのちを 閉じるとき | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 誰かがささえて やらなけりゃ 倒れてしまう あの女 俺は行くぜと 別れたけれど うしろ髪ひく 残り雨 今日からひとりと つぶやいて 怨みをこめた あの泪 女ごころは 切ないけれど 俺にゃできない 幸せに よごれたこの世に ただひとり 真珠のような あの女 きっと浮かぶさ 淋しい顔が 俺がいのちを 閉じるとき |
| 旅路の雨こんな晩には さびしそうねと お酒をつけて くれたっけ 男の気持ち 手にとるように わかってくれた あの女 なんでだまって 消えたのか 旅路の雨に 思い出す 芝居みてさえ 身につまされて 涙を流す やつだった あいつのなやみ しんみになって わかってやれば よかったよ どんな思いで きくだろか 旅路の雨に 春がゆく 苦労させたが 寝顔は別の 女のように 笑ってた この手の中で 可愛くいつも 花開こうと してたやつ ごめん幸せ やれなくて 旅路の雨が 身をせめる | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | こんな晩には さびしそうねと お酒をつけて くれたっけ 男の気持ち 手にとるように わかってくれた あの女 なんでだまって 消えたのか 旅路の雨に 思い出す 芝居みてさえ 身につまされて 涙を流す やつだった あいつのなやみ しんみになって わかってやれば よかったよ どんな思いで きくだろか 旅路の雨に 春がゆく 苦労させたが 寝顔は別の 女のように 笑ってた この手の中で 可愛くいつも 花開こうと してたやつ ごめん幸せ やれなくて 旅路の雨が 身をせめる |
| 鳳仙花(セリフ)しかたないじゃないか 俺もおまえもあの街の灯に 目がくらんじまったんだ あの日もこうして のんだっけ そして思い出 灼くように むきにグラスを ほすおまえ 青山 乃木坂 六本木 ビルにさだめを囲まれて 歩き疲れた 俺たちさ… 鳳仙花 鳳仙花 どうせ都会に 散る花は 鳳仙花 鳳仙花 いのち儚い 一年草 淋しくなったら 電話して うらみ言葉を 裏返し 傷をだまして みるおまえ 青山 乃木坂 六本木 もろく気持ちは動くけど あとで苦しむ 俺たちさ 鳳仙花 鳳仙花 熟れてはじけて 飛びだして 鳳仙花 鳳仙花 夜をさまよう 一年草 鳳仙花 鳳仙花 どうせ都会に 散る花は 鳳仙花 鳳仙花 いのち儚い 一年草 | 渡哲也 | ちあき哲也 | 杉本真人 | | (セリフ)しかたないじゃないか 俺もおまえもあの街の灯に 目がくらんじまったんだ あの日もこうして のんだっけ そして思い出 灼くように むきにグラスを ほすおまえ 青山 乃木坂 六本木 ビルにさだめを囲まれて 歩き疲れた 俺たちさ… 鳳仙花 鳳仙花 どうせ都会に 散る花は 鳳仙花 鳳仙花 いのち儚い 一年草 淋しくなったら 電話して うらみ言葉を 裏返し 傷をだまして みるおまえ 青山 乃木坂 六本木 もろく気持ちは動くけど あとで苦しむ 俺たちさ 鳳仙花 鳳仙花 熟れてはじけて 飛びだして 鳳仙花 鳳仙花 夜をさまよう 一年草 鳳仙花 鳳仙花 どうせ都会に 散る花は 鳳仙花 鳳仙花 いのち儚い 一年草 |
| 逢いたいね背中まるめて 飲む酒に ホロリ あまえの名が落ちる 風が冷たい こんな夜は あの日の ぬくもり想い出す 別れても 離れても 心ひかれる 人がいる 別れても 離れても 心泣かせる 人がいる 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は 季節変わりの 花が咲く 今日のおまえは 何処にいる 北のはずれの 港町 おまえのふるさと このあたり 今度こそ 幸せを ふたり死ぬまで 暮らしたい 今度こそ 幸せを ふたり一緒に 歩きたい 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は 今度こそ 幸せを ふたり死ぬまで 暮らしたい 今度こそ 幸せを ふたり一緒に 歩きたい 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は | 渡哲也 | 建石一 | 杉本真人 | 山川恵津子 | 背中まるめて 飲む酒に ホロリ あまえの名が落ちる 風が冷たい こんな夜は あの日の ぬくもり想い出す 別れても 離れても 心ひかれる 人がいる 別れても 離れても 心泣かせる 人がいる 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は 季節変わりの 花が咲く 今日のおまえは 何処にいる 北のはずれの 港町 おまえのふるさと このあたり 今度こそ 幸せを ふたり死ぬまで 暮らしたい 今度こそ 幸せを ふたり一緒に 歩きたい 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は 今度こそ 幸せを ふたり死ぬまで 暮らしたい 今度こそ 幸せを ふたり一緒に 歩きたい 逢いたいなぁ 逢いたいねぇ こんな夜は |
| 関東流れ唄風に吹かれて 流されて ねぐら求めて どこへ行く 追われ追われて 見た流れ星 流れて男を 賭けるのさ 風に吹かれて 流されて 木枯らしの町 はぐれ鳥 極道やくざと そしられて 流れの果ての この命 ひとりで生きて ひとりで死んで 恋も未練も 捨てたのさ とじた瞼に にじむ灯は しぐれ降る町 明日はない | 渡哲也 | 宮原和男 | 由樹俊一郎 | | 風に吹かれて 流されて ねぐら求めて どこへ行く 追われ追われて 見た流れ星 流れて男を 賭けるのさ 風に吹かれて 流されて 木枯らしの町 はぐれ鳥 極道やくざと そしられて 流れの果ての この命 ひとりで生きて ひとりで死んで 恋も未練も 捨てたのさ とじた瞼に にじむ灯は しぐれ降る町 明日はない |
くちなしの花 いまでは指輪も まわるほど やせてやつれた おまえのうわさ くちなしの花の 花のかおりが 旅路のはてまで ついてくる くちなしの白い花 おまえのような 花だった わがままいっては 困らせた 子供みたいな あの日のおまえ くちなしの雨の 雨のわかれが 今でもこころを しめつける くちなしの白い花 おまえのような 花だった 小さなしあわせ それさえも 捨ててしまった 自分の手から くちなしの花を 花を見るたび 淋しい笑顔が また浮かぶ くちなしの白い花 おまえのような 花だった | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | いまでは指輪も まわるほど やせてやつれた おまえのうわさ くちなしの花の 花のかおりが 旅路のはてまで ついてくる くちなしの白い花 おまえのような 花だった わがままいっては 困らせた 子供みたいな あの日のおまえ くちなしの雨の 雨のわかれが 今でもこころを しめつける くちなしの白い花 おまえのような 花だった 小さなしあわせ それさえも 捨ててしまった 自分の手から くちなしの花を 花を見るたび 淋しい笑顔が また浮かぶ くちなしの白い花 おまえのような 花だった |
| 粋な別れ生命に 終りがある 恋にも 終りがくる 秋には枯葉が 小枝と別れ 夕べには太陽が 空と別れる 誰も涙なんか 流しはしない 泣かないで 泣かないで 粋な別れを しようぜ 生命に 終りがある 恋にも 終りがくる はかない生命は 切なく燃えて どこか消えてゆく 煙草の煙 恋の行方なんか わかりはしない 追わないで 追わないで 粋な別れを しようぜ | 渡哲也 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 川上義彦 | 生命に 終りがある 恋にも 終りがくる 秋には枯葉が 小枝と別れ 夕べには太陽が 空と別れる 誰も涙なんか 流しはしない 泣かないで 泣かないで 粋な別れを しようぜ 生命に 終りがある 恋にも 終りがくる はかない生命は 切なく燃えて どこか消えてゆく 煙草の煙 恋の行方なんか わかりはしない 追わないで 追わないで 粋な別れを しようぜ |
| 赤と黒のブルース恋しちゃならぬ ひとを恋 想いはふかく 乱れゆく ア…… 胸の炎は ふたすじの 色どりわける 赤と黒 思い出だけに とどめよか それとも恋に 絢じよか ア…… 涙熱く 夜はながく 灯かげも泌じむ 赤と黒 瞼の奥の 幻と 諦らめようと 思うても ア…… なぜに想い 切れようか 未練にぬれる 赤と黒 | 渡哲也 | 奥野椰子夫 | 加賀谷伸 | 小杉仁三 | 恋しちゃならぬ ひとを恋 想いはふかく 乱れゆく ア…… 胸の炎は ふたすじの 色どりわける 赤と黒 思い出だけに とどめよか それとも恋に 絢じよか ア…… 涙熱く 夜はながく 灯かげも泌じむ 赤と黒 瞼の奥の 幻と 諦らめようと 思うても ア…… なぜに想い 切れようか 未練にぬれる 赤と黒 |
| 純愛のブルースおれが死んだら しあわせな 恋をしとくれ たのんだぜ ひとりぽっちが つらくても 泣いちゃいけない 人目につくぜ おまえにやすてきな 明日がある おれはなんにも 欲しくない 今日と云う日が あればよい 流れる雲と 西 東 泣きたかったら ひとりで泣くさ おもいでだけで いいんだよ おれが死んだら その時は 泣いてくれとは 云わないが つめたい石の そのそばヘ 植えておくれよ 小さな花を おまえによく似た 白い花を | 渡哲也 | 星野哲郎 | 叶弦大 | 重松岩雄 | おれが死んだら しあわせな 恋をしとくれ たのんだぜ ひとりぽっちが つらくても 泣いちゃいけない 人目につくぜ おまえにやすてきな 明日がある おれはなんにも 欲しくない 今日と云う日が あればよい 流れる雲と 西 東 泣きたかったら ひとりで泣くさ おもいでだけで いいんだよ おれが死んだら その時は 泣いてくれとは 云わないが つめたい石の そのそばヘ 植えておくれよ 小さな花を おまえによく似た 白い花を |
東京流れ者 何処で生きても 流れ者 どうせさすらい ひとり身の 明日は何処やら 風に聞け 可愛いあの娘の 胸に聞け ああ 東京流れ者 流れはてない 旅に出て いつかわすれた東京の 泣いてくれるな 夜の雨 男いのちは 赤く散る ああ 東京流れ者 風はひとりで 吹いている 月もひとりで 照っている 俺はひとりで 流れ者 明日の墓場は わからない ああ 東京流れ者 夢はいらない 花ならば 花は散ろうし 夢も散る どうせ散るなら 男花 恋もすてたぜ 義理ゆえに ああ 東京流れ者 | 渡哲也 | 川内和子 | 不詳 | | 何処で生きても 流れ者 どうせさすらい ひとり身の 明日は何処やら 風に聞け 可愛いあの娘の 胸に聞け ああ 東京流れ者 流れはてない 旅に出て いつかわすれた東京の 泣いてくれるな 夜の雨 男いのちは 赤く散る ああ 東京流れ者 風はひとりで 吹いている 月もひとりで 照っている 俺はひとりで 流れ者 明日の墓場は わからない ああ 東京流れ者 夢はいらない 花ならば 花は散ろうし 夢も散る どうせ散るなら 男花 恋もすてたぜ 義理ゆえに ああ 東京流れ者 |
あいつ この指泣いて かんだやつ 今でもおれを 憎むやつ それでもじっと 陰ながら どこかでおれを 見てるやつ 遠くになるほど 近くなる あいつ あいつ 忘れられないあいつ 名もない花が 好きなやつ 子供のように 怒るやつ いっしょに側に いるだけで 不思議にこころ なごむやつ 日なたの匂いが するような あいつ あいつ 心ひかれるあいつ ひとりでいまも 暮らすやつ かなしい意地を 通すやつ 二度ない春を 無駄にして ひそかに愛を 燃やすやつ 忘れてくれたら いいものを あいつ あいつ 俺を泣かせるあいつ | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | この指泣いて かんだやつ 今でもおれを 憎むやつ それでもじっと 陰ながら どこかでおれを 見てるやつ 遠くになるほど 近くなる あいつ あいつ 忘れられないあいつ 名もない花が 好きなやつ 子供のように 怒るやつ いっしょに側に いるだけで 不思議にこころ なごむやつ 日なたの匂いが するような あいつ あいつ 心ひかれるあいつ ひとりでいまも 暮らすやつ かなしい意地を 通すやつ 二度ない春を 無駄にして ひそかに愛を 燃やすやつ 忘れてくれたら いいものを あいつ あいつ 俺を泣かせるあいつ |
あじさいの雨 弱いからだに かさねた無理を かくしていたのか 濃いめの化粧 いくども色を 変えながら 枯れて淋しく 散ってゆく 雨 雨 あじさいの雨に 煙るおまえの 白い顔 いつも変わらぬ 笑顔のかげで いつか指から 消えてたゆびわ 苦労の重さ たえながら じっと咲いてた 花にふる 雨 雨 あじさいの雨は 男ごころを ぬらす雨 かげで流した おまえの涙 ふいてやれずに 今日までひとり 身勝手すぎた このおれを 詫びてみたって 遅いけど 雨 雨 あじさいの雨に 声をころして 男泣き | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 弱いからだに かさねた無理を かくしていたのか 濃いめの化粧 いくども色を 変えながら 枯れて淋しく 散ってゆく 雨 雨 あじさいの雨に 煙るおまえの 白い顔 いつも変わらぬ 笑顔のかげで いつか指から 消えてたゆびわ 苦労の重さ たえながら じっと咲いてた 花にふる 雨 雨 あじさいの雨は 男ごころを ぬらす雨 かげで流した おまえの涙 ふいてやれずに 今日までひとり 身勝手すぎた このおれを 詫びてみたって 遅いけど 雨 雨 あじさいの雨に 声をころして 男泣き |
| 雨降り花夢ものぞみも つまずくたびに やせて小さく なって来た だめな俺だが 雨降り花よ 純なこころで 咲けるなら せめて野に咲く 花でいい 好きとひと言 云えないままに あいつ泣かせた 二年前 なんで別れた 雨降り花よ 今もこの血が 熱いなら せめて野に咲く 花でいい 口に出せない 男のつらさ じっと背中で 耐えるやつ しみる しみるさ 雨降り花よ 友のこころに 咲けるなら せめて野に咲く 花でいい 風に吹かれて 這いずるように 俺は俺なり 生きてゆく 雨が重たい 雨降り花よ うすい紅いろ ひと色に せめて野に咲く 花でいい | 渡哲也 | 水木かおる | 杉山真人 | | 夢ものぞみも つまずくたびに やせて小さく なって来た だめな俺だが 雨降り花よ 純なこころで 咲けるなら せめて野に咲く 花でいい 好きとひと言 云えないままに あいつ泣かせた 二年前 なんで別れた 雨降り花よ 今もこの血が 熱いなら せめて野に咲く 花でいい 口に出せない 男のつらさ じっと背中で 耐えるやつ しみる しみるさ 雨降り花よ 友のこころに 咲けるなら せめて野に咲く 花でいい 風に吹かれて 這いずるように 俺は俺なり 生きてゆく 雨が重たい 雨降り花よ うすい紅いろ ひと色に せめて野に咲く 花でいい |
日暮れ坂 何のために やすらぎに 背をむけて 何のために ひとり行く 日暮れ坂 ほこりによごれた 上着を肩に 出逢いと別れ 今日もかさねる ふりむいたら なにもかも くずれ去る ふりむかずに ひとり行く 日暮れ坂 夢は遠く 傷ついて たおれても 夢の重さ なげくまい 日暮れ坂 ネオンの灯りは はなやかだけど 吹きすぎてゆく 風は冷たい 風の中で ひらく花 枯れる花 風に吹かれ ひとり行く 日暮れ坂 かがやき忘れた 都会の星よ ささくれだった 人の心よ 遠い道の はてで呼ぶ ものはなに 遠い道を ひとり行く 日暮れ坂 | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 何のために やすらぎに 背をむけて 何のために ひとり行く 日暮れ坂 ほこりによごれた 上着を肩に 出逢いと別れ 今日もかさねる ふりむいたら なにもかも くずれ去る ふりむかずに ひとり行く 日暮れ坂 夢は遠く 傷ついて たおれても 夢の重さ なげくまい 日暮れ坂 ネオンの灯りは はなやかだけど 吹きすぎてゆく 風は冷たい 風の中で ひらく花 枯れる花 風に吹かれ ひとり行く 日暮れ坂 かがやき忘れた 都会の星よ ささくれだった 人の心よ 遠い道の はてで呼ぶ ものはなに 遠い道を ひとり行く 日暮れ坂 |
ひとり 都会 裏窓 袋小路 夢を消された 他人街 いっそ泣こうか 笑おうか 胸のすきまに 霧が降る ひとり ひとり おれもひとり 出逢い ゆきずり 別れ花 しんは酔えない 忘れ酒 薄い幸せ 細い肩 胸のすきまに 雨が降る ひとり ひとり あいつもひとり 夜更け 靴音 石だたみ ひとりたたずむ ガード下 背中ぬくめる 灯もうすく 胸のすきまに 風が吹く ひとり ひとり みんなひとり | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 都会 裏窓 袋小路 夢を消された 他人街 いっそ泣こうか 笑おうか 胸のすきまに 霧が降る ひとり ひとり おれもひとり 出逢い ゆきずり 別れ花 しんは酔えない 忘れ酒 薄い幸せ 細い肩 胸のすきまに 雨が降る ひとり ひとり あいつもひとり 夜更け 靴音 石だたみ ひとりたたずむ ガード下 背中ぬくめる 灯もうすく 胸のすきまに 風が吹く ひとり ひとり みんなひとり |
水割り いつもおまえは 微笑ったあとで ふっと淋しい 顔をするね 顔するね うすい肩さえ 痛々しいが 水割りの 水割りの 酒といっしょに 飲みほす恋の わかれ酒 きれいばかりに 見ないでくれと みせたうなじの 傷のあと 傷のあと 影と影とが 呼びあうからか 水割りの 水割りの 氷みたいに こころがふれて 鳴った夜 うらむその目を ふり切るおれに そっとさし出す 女傘 女傘 抱いてやりたい 抱いたら負ける 水割りの 水割りの 酒のちからで とび出す路地に 冬の雨 | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | いつもおまえは 微笑ったあとで ふっと淋しい 顔をするね 顔するね うすい肩さえ 痛々しいが 水割りの 水割りの 酒といっしょに 飲みほす恋の わかれ酒 きれいばかりに 見ないでくれと みせたうなじの 傷のあと 傷のあと 影と影とが 呼びあうからか 水割りの 水割りの 氷みたいに こころがふれて 鳴った夜 うらむその目を ふり切るおれに そっとさし出す 女傘 女傘 抱いてやりたい 抱いたら負ける 水割りの 水割りの 酒のちからで とび出す路地に 冬の雨 |
みちづれ 水にただよう 浮草に おなじさだめと 指をさす 言葉少なに 目をうるませて 俺をみつめて うなづくおまえ きめた きめた おまえとみちづれに 花の咲かない 浮草に いつか 実のなる ときをまつ 寒い夜ふけは お酒を買って たまのおごりと はしゃぐ姿に きめた きめた おまえとみちづれに 根なし明日なし 浮草に 月のしずくの やどるころ 夢の中でも この手をもとめ さぐりあてれば 小さな寝息 きめた きめた おまえとみちづれに | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 水にただよう 浮草に おなじさだめと 指をさす 言葉少なに 目をうるませて 俺をみつめて うなづくおまえ きめた きめた おまえとみちづれに 花の咲かない 浮草に いつか 実のなる ときをまつ 寒い夜ふけは お酒を買って たまのおごりと はしゃぐ姿に きめた きめた おまえとみちづれに 根なし明日なし 浮草に 月のしずくの やどるころ 夢の中でも この手をもとめ さぐりあてれば 小さな寝息 きめた きめた おまえとみちづれに |
| 風蕭蕭と風蕭蕭と 吹きわたり 砂塵をまいて 夢が舞う 男ごころを かりたてる 熱い思いを 誰に語ろう 晨(あした)に開く 花あれば 夕べに枯れる 花もある 風に嬲(なぶ)られ 散り急ぐ 花の涙は 誰も知らない 風蕭蕭と 吹く時も 落葉に 罪はないものを 若い命を 道づれに 夢の償い いかにせんかな 弧愁(こしゅう)の岸に 陽は落ちて 男は風か 逝く水か 肩でさらばを 告げながら 行くは何処(いずこ)ぞ 二度と還らず 行くは何処(いずこ)ぞ 二度と還らず | 渡哲也 | 水木かおる | 杉本真人 | | 風蕭蕭と 吹きわたり 砂塵をまいて 夢が舞う 男ごころを かりたてる 熱い思いを 誰に語ろう 晨(あした)に開く 花あれば 夕べに枯れる 花もある 風に嬲(なぶ)られ 散り急ぐ 花の涙は 誰も知らない 風蕭蕭と 吹く時も 落葉に 罪はないものを 若い命を 道づれに 夢の償い いかにせんかな 弧愁(こしゅう)の岸に 陽は落ちて 男は風か 逝く水か 肩でさらばを 告げながら 行くは何処(いずこ)ぞ 二度と還らず 行くは何処(いずこ)ぞ 二度と還らず |
| 男の別れ歌~わかれ花~誰かがささえて やらなけりゃ 倒れてしまう あの女 俺は行くぜと 別れたけれど うしろ髪ひく 残り雨 今日からひとりと つぶやいて 怨みをこめた あの泪 女ごころは 切ないけれど 俺にゃできない 幸せに よごれたこの世に ただひとり 真珠のような あの女 きっと浮かぶさ 淋しい顔が 俺がいのちを 閉じるとき | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 誰かがささえて やらなけりゃ 倒れてしまう あの女 俺は行くぜと 別れたけれど うしろ髪ひく 残り雨 今日からひとりと つぶやいて 怨みをこめた あの泪 女ごころは 切ないけれど 俺にゃできない 幸せに よごれたこの世に ただひとり 真珠のような あの女 きっと浮かぶさ 淋しい顔が 俺がいのちを 閉じるとき |
| 霧笛が俺を呼んでいる霧の波止場に 帰って来たが 待っていたのは 悲しいうわさ 波がさらった 港の夢を むせび泣くよに 岬のはずれ 霧笛が俺を 呼んでいる さびた錨に からんで咲いた 浜の夕顔 いとしい笑顔 きっと生きてる どこかの町で 探しあぐねて 渚に立てば 霧笛が俺を 呼んでいる 船の灯りに 背中を向けて 沖を見つめる 淋しいかもめ 海で育った 船乗りならば 海へ帰れと せかせるように 霧笛が俺を 呼んでいる | 渡哲也 | 水木かおる | 藤原秀行 | | 霧の波止場に 帰って来たが 待っていたのは 悲しいうわさ 波がさらった 港の夢を むせび泣くよに 岬のはずれ 霧笛が俺を 呼んでいる さびた錨に からんで咲いた 浜の夕顔 いとしい笑顔 きっと生きてる どこかの町で 探しあぐねて 渚に立てば 霧笛が俺を 呼んでいる 船の灯りに 背中を向けて 沖を見つめる 淋しいかもめ 海で育った 船乗りならば 海へ帰れと せかせるように 霧笛が俺を 呼んでいる |
| さざんかの女小さな花が 寒かろと 雪をはらって いたおまえ さざんかに はつ雪の 降った朝…… 花にもやさしい おまえを見たら とても別れが 云えなかったよ 焚火をしてた うしろから そっと目かくし したおまえ さざんかの 花白く 匂う朝…… 子供の時代に かえれるならば 生まれかわって 出直したいよ 憎んでいても そのうらで 涙ながして いるおまえ さざんかの 実がひとつ 落ちた朝…… おまえに変わりが なければいいが 遠い空見て 胸がいたむよ | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 小さな花が 寒かろと 雪をはらって いたおまえ さざんかに はつ雪の 降った朝…… 花にもやさしい おまえを見たら とても別れが 云えなかったよ 焚火をしてた うしろから そっと目かくし したおまえ さざんかの 花白く 匂う朝…… 子供の時代に かえれるならば 生まれかわって 出直したいよ 憎んでいても そのうらで 涙ながして いるおまえ さざんかの 実がひとつ 落ちた朝…… おまえに変わりが なければいいが 遠い空見て 胸がいたむよ |
| 朝やけ何かあったら こわれそうな あぶないあぶない あの女 小さくうなずき 大丈夫よと 答えてゆがんだ 笑い顔 朝やけの朝やけの 空は晴れても ひとりで行かせた 苦みがのこる いつか暗さに なれた目に まぶしいまぶしい あの女 汚れたこの手で 傷ついた 小鳥を抱いたら 罪つくり 朝やけの朝やけの 光さしても こころは夜霧に さまようようだ 胸のどこかに ひっかかる 別れた別れた あの女 この先逢う日も ないだろが 行く道迷うな ケガするな 朝やけの朝やけの 雲はながれて しめったタバコの けむりがにがい しめったタバコの けむりがにがい | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 何かあったら こわれそうな あぶないあぶない あの女 小さくうなずき 大丈夫よと 答えてゆがんだ 笑い顔 朝やけの朝やけの 空は晴れても ひとりで行かせた 苦みがのこる いつか暗さに なれた目に まぶしいまぶしい あの女 汚れたこの手で 傷ついた 小鳥を抱いたら 罪つくり 朝やけの朝やけの 光さしても こころは夜霧に さまようようだ 胸のどこかに ひっかかる 別れた別れた あの女 この先逢う日も ないだろが 行く道迷うな ケガするな 朝やけの朝やけの 雲はながれて しめったタバコの けむりがにがい しめったタバコの けむりがにがい |
| 通り雨洗いざらしの 矢がすりの どこにかくれた 酒場の匂い それがほんとの おまえだね 送るつもりが ころがりこんで さめてまぶしい 朝の部屋 風呂屋がえりの たわむれに おれの背中に おぶさるおんな そんな甘えも かわいいが 明日の約束 できないおれが なぜかつらくて 気が重い 更けて路地うら 小走りに かえる姿が 瞼にうかぶ つけておいたよ 窓の灯は 今のうちなら おまえもきっと 通り雨だと 忘れるさ | 渡哲也 | 水木かおる | 遠藤実 | | 洗いざらしの 矢がすりの どこにかくれた 酒場の匂い それがほんとの おまえだね 送るつもりが ころがりこんで さめてまぶしい 朝の部屋 風呂屋がえりの たわむれに おれの背中に おぶさるおんな そんな甘えも かわいいが 明日の約束 できないおれが なぜかつらくて 気が重い 更けて路地うら 小走りに かえる姿が 瞼にうかぶ つけておいたよ 窓の灯は 今のうちなら おまえもきっと 通り雨だと 忘れるさ |
| 白い貝がら白い貝がら 集めて歩いた あの夏の日 真赤な太陽 燃える思いの 初めての恋 長い黒髪 風になびかせ ほゝえんだ すてきなえくぼに 僕は知ったのさ 初めての恋 青い月彰 渚のそよ風 ほゝをよせて 明したあの夜 遠い思い出の 初めての恋 広い海原 かすむ島影 目をとじて しのんだあの日も 遠い夢なのさ 初めての恋 | 渡哲也 | 奥村英夫 | 奥村英夫 | 清水路雄 | 白い貝がら 集めて歩いた あの夏の日 真赤な太陽 燃える思いの 初めての恋 長い黒髪 風になびかせ ほゝえんだ すてきなえくぼに 僕は知ったのさ 初めての恋 青い月彰 渚のそよ風 ほゝをよせて 明したあの夜 遠い思い出の 初めての恋 広い海原 かすむ島影 目をとじて しのんだあの日も 遠い夢なのさ 初めての恋 |
| 青空抱いて哀しいけれど 泣いたりしない 苦しいけれど 負けないで 生きてりゃいいこと きっとある 心に明るい 青空抱いて 行こうよたとえ ひとりでも いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 まことの瞳 まっすぐ向けて あの人だけを 信じつつ 生きてりゃいいこと きっとある 愛しているから 愛されたいと 激しく燃える 若い胸 いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 涙の傷を 笑顔でかばい 信じて行こう どこまでも 生きてりゃいいこと きっとある この世でいちばん 幸せなのは まごころ寄せ合い 生きること いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 | 渡哲也 | 関根浩子 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 哀しいけれど 泣いたりしない 苦しいけれど 負けないで 生きてりゃいいこと きっとある 心に明るい 青空抱いて 行こうよたとえ ひとりでも いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 まことの瞳 まっすぐ向けて あの人だけを 信じつつ 生きてりゃいいこと きっとある 愛しているから 愛されたいと 激しく燃える 若い胸 いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 涙の傷を 笑顔でかばい 信じて行こう どこまでも 生きてりゃいいこと きっとある この世でいちばん 幸せなのは まごころ寄せ合い 生きること いつかゝゝゝ 陽のあたる坂道 |
| さすらいは俺の恋人恋のなげきは 夜空に捨てて 俺は涙をこの胸に 抱いてゆく さすらいが 恋人さ 忘れてくれ かわいい娘 どうせ一人さ 男の旅は 帰るあてない はるかな道を 行けば行くほど 傷跡が燃えあがる 北の果てから 南の果てへ 男涙のさすらいは まだ続く ふりむけば草原に 今日もまた 陽が沈む 泣くな なげくな 夕焼け雲よ 俺もお前も 孤独だけれど 明日の夢みて この命燃やそうよ | 渡哲也 | 水沢圭吾 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 恋のなげきは 夜空に捨てて 俺は涙をこの胸に 抱いてゆく さすらいが 恋人さ 忘れてくれ かわいい娘 どうせ一人さ 男の旅は 帰るあてない はるかな道を 行けば行くほど 傷跡が燃えあがる 北の果てから 南の果てへ 男涙のさすらいは まだ続く ふりむけば草原に 今日もまた 陽が沈む 泣くな なげくな 夕焼け雲よ 俺もお前も 孤独だけれど 明日の夢みて この命燃やそうよ |
| たった一度の恋あんなに いい奴を 幸せにしてやれなかった 愛して愛して 愛された あの夜 忘れないぜ 俺には あの娘が たった一度のゝ 忘れられない 恋だった どこまで 歩いても 悲しみは消えはしないぜ あの娘のあの娘の その愛に 甘えていた 俺さ はじめて 判った 涙ぐんでたゝ 忘れられない あのひとみ 命を 命を 抱きしめて 育てた 恋だった 冷たい夜風よ 泣けというのかゝ たった一度の この恋を | 渡哲也 | 西川ひとみ | 小杉仁三 | 小杉仁三 | あんなに いい奴を 幸せにしてやれなかった 愛して愛して 愛された あの夜 忘れないぜ 俺には あの娘が たった一度のゝ 忘れられない 恋だった どこまで 歩いても 悲しみは消えはしないぜ あの娘のあの娘の その愛に 甘えていた 俺さ はじめて 判った 涙ぐんでたゝ 忘れられない あのひとみ 命を 命を 抱きしめて 育てた 恋だった 冷たい夜風よ 泣けというのかゝ たった一度の この恋を |
| いつまでも二人で冬空に輝く ふたつ星 寒さをさけて よりそう星よ 君と僕も よりそいあって あたためあおうよ 心と心 いつまでもゝゝ いてついた道も ふたりなら つめたくないさ バラ色なのさ 君はいつも おしえてくれる 心のやさしさ 一番大事 いつまでもゝゝ もうすぐに春が おとずれて つぼみは開く 二人のために 君と僕も よりそいあって 咲かせてみせるぜ すてきな愛を きっとだぜゝゝ | 渡哲也 | 水島哲 | 叶弦大 | 重松岩雄 | 冬空に輝く ふたつ星 寒さをさけて よりそう星よ 君と僕も よりそいあって あたためあおうよ 心と心 いつまでもゝゝ いてついた道も ふたりなら つめたくないさ バラ色なのさ 君はいつも おしえてくれる 心のやさしさ 一番大事 いつまでもゝゝ もうすぐに春が おとずれて つぼみは開く 二人のために 君と僕も よりそいあって 咲かせてみせるぜ すてきな愛を きっとだぜゝゝ |
| 白い鳩夢をもとめて 傷ついて 飛ぶに飛べない 白い鳩 おれもおなじさ 七色虹の 恋をもとめて 火傷した いたわりあおうよ いつまでも ククルクルクル 鳴いたとて とどくあてない あかね雲 なんで西風 おれたちだけに つらく吹くのか 意地悪め あたためあおうよ 白い鳩 胸につかえて はきだせぬ もがく思いの 夜が来る 鳩よいつかは 青空めざし 飛べる日が来る 信じよう いたわりあおうよ その日まで | 渡哲也 | 水島哲 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 夢をもとめて 傷ついて 飛ぶに飛べない 白い鳩 おれもおなじさ 七色虹の 恋をもとめて 火傷した いたわりあおうよ いつまでも ククルクルクル 鳴いたとて とどくあてない あかね雲 なんで西風 おれたちだけに つらく吹くのか 意地悪め あたためあおうよ 白い鳩 胸につかえて はきだせぬ もがく思いの 夜が来る 鳩よいつかは 青空めざし 飛べる日が来る 信じよう いたわりあおうよ その日まで |
| 星から来たあの娘夜の港にくるたびに 俺はあの娘を思うんだ きらめく星でネックレス 作ってほしいと甘えた娘 肩を抱いてやったなら 折れてしまいそな そんなあの娘さ きっと星から来たんだろ ひとりぽっちで来たんだろ ひとみの中にいつの日も うつっていたっけ三つ星 星にかえるあてもなく 星をみつめてた そんなあの娘さ レインコートのえり立てて いつも星空みていた娘 名前をおれがきいたとき いいのと笑ってこたえた娘 黒い髪が腰にまで 長くたれていた そんなあの娘さ | 渡哲也 | 水島哲 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 夜の港にくるたびに 俺はあの娘を思うんだ きらめく星でネックレス 作ってほしいと甘えた娘 肩を抱いてやったなら 折れてしまいそな そんなあの娘さ きっと星から来たんだろ ひとりぽっちで来たんだろ ひとみの中にいつの日も うつっていたっけ三つ星 星にかえるあてもなく 星をみつめてた そんなあの娘さ レインコートのえり立てて いつも星空みていた娘 名前をおれがきいたとき いいのと笑ってこたえた娘 黒い髪が腰にまで 長くたれていた そんなあの娘さ |