光の庭でZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | この光の庭で 生まれて生きるものは すべて 見えない 手と手を つないでる この光の庭で 満ちては欠けてゆく 月が いのちの周期を おくりだす 風に揺れる 葉の中に 狂おしく 咲く花に ひとつひとつ 宿る 約束 ひとつひとつに 宿る 約束 この光の庭で 森羅万象(いきとしいけるもの)は いつか 姿を 変えても ここへ来る 水を辿る 魚たちの 呼び交わす けものたちの 形を持った 星座たちに 言葉を持った この大地に ひとつひとつ 宿る 約束 ひとつひとつに 宿る 約束 ひとつひとつ 宿る 約束 ひとつひとつに 宿る 約束 |
アンリーズナブル・エッグZABADAK | ZABADAK | 吉良知彦 | 吉良知彦 | | One day I woke up to sounds so strange to me Something it seems was lying on my bed Oh! such a strange sight so smooth to touch so white so much Such great caparsity It was nothing but an EGG I have two eyeballs in my head (so familiar) I have two lungs in my chest (so familiar) I have two arms and two legs (so familiar) But I've never known such an unreasonable EGG Surely I've never seen such an unreasonable EGG The doctor comes and says try to understand The pastor comes and says confess your sins to us The teacher comes and says let's be calm Someone like thinking Someone likes to know it But sure all are confused I have a brain in my head (usuality) I have a liver in my belly (usuality) I have a mouth in my face (usuality) But I've never known such an unreasonable EGG Surely I've never seen such an unreasonable EGG We have the knowledge of all (unreality) We have the common sense of all (unreality) We have the wisdom, but it is (unreality) One day I woke up to sounds so strange to me Something it seems was lying on my bed So white so big Unreasonable EGG! Unreasonable EGG! |
マーブル スカイZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 忘れてただけなんだよ 何も見えないわけじゃない 世界中が 境界線 捨ててしまっただけだよ ほら いま マーブルに溶けた そら さえ まわりだす 何の予感も信じない 君と僕と そして夜の 境い目さえ消えた時に 船を漕ぎ出そう 二人だけの船 花と星 星と君が ひとつになったみたいだね 闇のなか 踊るような 声が聞こえてきたんだ もう いま 愛してた記憶 それ だけ 抱きしめて 忘れないで いつまでも 君の中に流れてる たくさんの声があること その歌で漕ぐよ 二人だけの船 今 海をかける 藍色の夜の向こうから 眠る君の白いまぶたを 見つけた時 くちづけ 吐息をただ確かめる 君のいのちを この 手に 愛された記憶 それ だけ 乗せてゆこう 忘れないで いつまでも 君の中に流れてる たくさんの声があること その歌で漕ぐよ 二人だけの船 失われた海へ |
わにのゆめZABADAK | ZABADAK | 松田克志 | 吉良知彦 | ZABADAK | うつろな瞳で 横たわる 過去の時間にへばりつき 今日と昨日の 狭間から ささやきかける 記憶だけ 瞼の裏に 流れ込む シダの葉陰に見えかくれ 小さな生き物 踏み潰し 空を舞い降り 海の底 漂っていたこともある 眩しい光あふれてた laila laila crocodile dreamer 冷たい朝がやってきた あれから過ぎし幾千年 温め続けた トビ色の たまごのからが ひびわれて 不敵な姿 甦る 溜息まじりに 仰ぎみる コンクリートの オリの中 群れる子供に 囲まれて ジュラ紀の森を夢みてる 白亜の空を夢みてる |
永遠の森ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | いつか 君と 離れる時が 来ることを そして それが 遠い日ではないと 知っていたよ Good-bye 何かに 傷ついて 心も失くして 明日が 見つからなくなったら さあ うたえよ 声のかぎりに 夢の森に帰るまで さあ うたえよ 心のかぎりに 永遠をこえて響け そこは 誰も 訪れたことのないところ だけど 誰の 心の中にあるところ そこで Good-bye 流れる時はただ 花や鳥たちの 重ねる命がつくるよ さあ うたえよ 声のかぎりに 風を聞けば おもいだす さあ うたえよ 心のかぎりに 永遠を駆けて響け |
Wonderful LifeZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 僕一人 ここにおいて あなたは いなくなったよ 別れの言葉 言わないままで 空よりも 届かない 時のその 向こう側で 僕を今でも 見つめているね 風になって 僕に触れる 雨になって 僕をぬらす うたに溶けて 僕をふるわす いつでも 近くに いるように すべてのものに あなたがいる あなたを見る どんなときも あなたを感じ あなたをおもう この手に 抱いてた時よりも 言葉でも体でも 埋めること 出来なかった 隙間がまるで消えたね 今は いつか過ごした あなたの好きな あの街角 僕は歩く あなたは夏の ドレスのままで 何にも 言わずに ほほえむよ 僕は何でも 知ったような 気がするんだ だってあなたが 世界の全てに はいりこんで そこから 教える 生きるわけを 木蓮の白 桜の庭 蝶の飛ぶ朝 木陰の道 オニユリの夏 あなたが好きな 花が咲いては また散って 夕立の空 重たい月 とんぼの空 枯れ葉の音 霜が降りた日 椿の道 春へと 季節は また還る できるなら もう一度だけ この手に 抱きしめたい |
星の約束ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 目に見えることならすべて すぐに信じるかい この世界に 起こることの 不思議な約束 僕はここにいる 君に会うため 何百年の時をかけ 生まれてきたよ 空より 月よりも遠い 星の約束 夢で見た知らないまちに 迷いこんでも いくつもの国が生まれて そして消えていっても 君のいる場所を さがしてゆくよ 深い海の底も照らす 君の想いは 星の光も追いこして ここへ届くよ 宇宙も星座も 神様さえ ひとつにとけてる光の中へ このまま二人で吸いこまれそう この手を離さないで 永い永い時がすぎて 生まれ変わっても 今みたいな夕やけ雲 眺めてみたいね 二度とは同じ空はないけど きっと何か思い出して 何か始まるよ その時のためだけに 僕は生まれてきたよ 何百年の時をかけて 生まれてきたよ 空より月よりも遠い 星の約束 |
光降る朝 REPRISEZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 夜明けに 銀の天使が降りた 世界は 朝の光に輝く 実りを終えた 大地はいつか 白い白い雪が 降るのを待つだけ 花咲く季節は 遠いけれど やがてめぐる時を 約束して いつの日も光を ただ抱きしめてる 山を縁どる 木々の葉が風に 落ちて 空が急に広くなれば 見慣れた嶺が 近くに見える 雲に届く梢が 風に揺れてる 人恋しくなる 長い夜を これから 誰と二人で生きても 瞳の先に光を 見つめてゆこう |
点灯夫ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 灯り点して歩く らせんの階段に ひとりぼっちの夜を いくつ数えただろう どこまで行けばいいの 三日月の窓 水色のかげぼうし ためいきさえきしんで 凍えたドア誰か開けて 白い手で風を入れて 錆ついた心を開けて ここへ来て瞳閉じて 夕焼けに背を向けて 夜の先へ急ぐ 早く灯りをつけて 高いあの空まで ねじのきれた夕日が 砕ける前に つなぎ合わせてた 心が消える前に 凍えたドア誰か開けて 白い手で手招きして 月よりもやさしい声で 忘れてた歌うたって |
Tin WaltzZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 一番星見つけたら 誰かにそっと 声かけたくなりそうで 急いで帰るよあの家へ 窓灯すあかり ひとつまたひとつ 点いてまた暮れる 闇はまた闇へと はるかな山のかたちは 夜ににじんで 今日できることはしたよと 私に教える赤い月 蜩のこえも 今はもう消えて 虫たちのこえが 闇をまた闇へと 太陽昇れば また新しい朝 今日がどんな日でも どんな生命にも いつか雨は止むように 誰にも明日が来るように 今日に続く明日 山を越えた夜の そのむこうがわに まだ眠っている 太陽昇れば また新しい朝 今日がどんな日でも 同じひとつの朝 |
約束のうた清浦夏実 | 清浦夏実 | 小峰公子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | 見晴るかす大地は 青く 果てなく続き 天を指す穂先は 光 集めて揺れる いつの昔からか 憶えたうたはやがて 唇紅に染め 空を越えては響く いつか届くでしょう 私を待つひとに 風とかわす 大地とかわす 約束のうた 永久に 叫ぶように 祈りのように うたえうたえよ 永久に 種は 命宿し 水を求めて眠る 同じその兆しを 誰もが抱いて眠る だからいつも恋しい ふりそそぐ光が やがて遠く 見慣れた空を 離れる時がきても いつもいつも 忘れはしない 約束のうた 永久に いつの日か この瞳閉じても この声が嗄れても 歌だけが いつも見つめている 青い青い地平を 風とかわす 大地とかわす 約束のうた 永久に 叫ぶように 祈りのように うたえうたえよ 永久に |
双子の星ZABADAK | ZABADAK | 宮沢賢治 | 吉良知彦 | | あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。 オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす、 アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち。 大ぐまのあしを きたに 五つのばした ところ。 小熊のひたひの うへは そらのめぐりの めあて。 |
Harvest RainZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 南の風が谷を 越えてふいたら 女はまた今年も 種を蒔くだろう 夏の日 光浴びて そよぐ麦草 それだけ思いながら 種を蒔くだろう harvest rain 音もなく降りそそげ harvest rain 傷ついたこの土地(つち)に 明日目覚めた いのちにも 同じ岸辺を つくるように 緑のなかで さざめいた 娘の歌が 絶えぬよう かわいた月の朝に 女は踊る 海へと還る雨を 呼び戻すため harvest rain この地球(ほし)の者たちへ harvest rain 空からの贈りもの いつか大地を 駆けめぐり 同じ谷へと 降りてくる 季節の吐息 刻みこむ いのちの縁を 癒すもの We've been living here for a long long time ago We came from the earth and we will return to the earth Only the rain knows if god will let us live or let us die harvest rain この地球(ほし)の者たちへ harvest rain 空からの贈りもの いつか大地を 駆けめぐり 同じ谷へと 降りてくる 季節の吐息 刻みこむ いのちの縁を 癒すもの 空から海へ 続く川 土から種を めぐるもの いきづくものへ 続く川 実りの歌を つくるもの |
百年の満月ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 終わりの来ない夜を 願う恋人たちの 瞳はとても小さな 月でできてるね まばたくたび満ちてゆく すべて忘れないために あたたかく薫る闇を やさしく照らすために 百年が過ぎ 全て消えても 僕の想いこめて その月は昇るよ 青く水に沈んだ 庭にたたずんで あなたを抱きよせたなら 開いてゆく夜 指先はいつも脆い カタチなぞるだけ けれど 確かなものはすぐに この手を離れるから 夜の光に 浮かびだすもの それだけを信じて あの月は昇るよ 永い時がたてば あなたのことさえ 誰も知る人は去って 名前さえ消えて 二人のあと追いかけて 吹いてた風さえ もうどこにも見つからなくて それでも日々はすぎて あの月だけが 光の中に 恋人たちの夢 ただ抱きしめてるよ 百年が過ぎ 全て消えても この僕の想いは空を駆けているよ |
光の人ZABADAK | ZABADAK | 原マスミ | 吉良知彦 | | 深い海の底 誰もがじっと 暗い行く先を 見つめてる 世界中のあかりを あつめてもぬぐえない 重いブルー きっと今夜が 永遠の夜のはじまり かたく かたく ひざを抱いた手が ほどけない 光の人 ひかりの人 ここへきて 光の人 光をさしのべて この巨きな 暗がりの外へ 輝きで みちびいて 年老いた星 亡びてゆく星 青白い 最後のまたたき 光年の時間をかけてとどく 星ぼしの おしえ 世界は今 夜の時代 森に火を放ち 山を焼き 人々は街に灯をともす 光の人 ひかりの人 ここへきて 光の人 光をさしのべて この暗闇の 出口の扉を 輝きで 照らして 窓ガラスに 指先のモールス ひかりの人 光の人 ひかりの人 ここへきて 光の人 光をさしのべて この巨きな 暗がりの外へ 輝きで みちびいて 光の人 ひかりの人 あなたの 光る手が私に触れるわ 大きな輝きに 今抱かれる 私の中に 光が射し込む… |
夢を見る方法ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 誰も手つかずの地面を 掘るのに夢中 引き算だらけの計画に 誰もが夢中 今この時に 消える声を聞かずに 化石の中に 夢を捜せというの 教えてよ 僕に 夢の見方を誰か 生まれた時に 知っていたはずの答えを 世界の端(おわり)に腰かけて 過去を見下ろす 途絶えた声が 夜の底に叫び始める 愛する意味を 探しだすその前に 愛する者を この手で消してしまう 教えてよ 僕に 夢の見方を誰か 目の前に起こる 全て見届けるから 目に映るもの それさえも信じずに 何を見つめて どこへ向かうというの 教えてよ 僕に 夢の見方を誰か 目の前に起こる 全て見届けるから 教えてよ 僕に 夢の見方を誰か 生まれた時に 知っていたはずの答えを |
夜毎、神話がたどりつくところZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | もしかしたなら この森の彼方には 夢見た国が あるのだろうか さすらう心 解き放つかがり火に その国の地図 見えるだろうか 幻はいつも 謎めいた 異国の言葉で ささやくよ 帰らない 大地開く 鍵を見つけた その時に 眠らない 枯れた瞳 きっと何か うつすだろう いくつもの川 いくつもの谷間から 故郷をうたう 声が響く 闇にとけだし 散りゆくその声は しるべの星を つくるだろう やがては ちいさな者にさえ やすらぐ場所へと 照らすように 帰らない 大地開く 鍵が導く その先は 夜毎に 生まれかわる 神話が たどりつくところ |
失われし者達へZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 古びて色あせた 写真を見つけたよ 鞄の奥深く 時間を止めたまま 忘れかけてた その街の名前 今でもそこに あの日の僕がいる ただ走ってるだけ そんな毎日を 何も言わず そこでみつめている 胸熱くしたこと 風に吹かれたこと 夏の日の苦しさ 止めたままで 漂う時間の中 またたく闇の中 この手でどれだけの 心に触れただろう 交わした言葉 覚えてないけど ぎこちなさそうに 想いは目を覚ます 手を握り 瞳を見つめ合うことも 遠すぎてできない 今の僕は 思い出せない歌 好きな花の色 待ちくたびれたように 数えるだけ 影を踏むように 閉ざした季節が 失くしたはずの 心を探してる ただ走ってるだけ そんな毎日を 何も言わず そこでみつめている 胸熱くしたこと 風に吹かれたこと 夏の日の苦しさ 止めたままで |
遠い音楽如月千早(今井麻美) | 如月千早(今井麻美) | 原マスミ | 吉良知彦 | | そっと耳を澄まして 遠い とおい音楽 君の小さな胸に届くはず 海は満ちて干いて 波はフイゴの様に 涼しい音楽を 町に送る 耳を傾けて 地球の歌うメロディ あふれる音の中 ただひとつえらんで 雨音 草の息づかい 風のギター 季節のメドレー 聞こえない ダイナモにかきけされ 人は何故 歌を手放したの そっと耳を澄まして 遠い とおい音楽 君の乾いた胸に届くはず 森は緑の両手に 夜露を受けとめて 晩餐の祈りを歌ってるよ 耳を傾けて 地球の歌うメロディ あふれる音の中 ただひとつえらんで きらめく 虫たちの羽音 鳥の歌 あさつゆのしずく きこえない ダイナモにかきけされ 人は何故 歌を忘れたの バイオスフェア 君の生命こそが バイオスフェア 素晴らしい楽器だから バイオスフェア 歌を奏でて バイオスフェア 鳥たちを真似て バイオスフェア リズムを受けとめて バイオスフェア 50億のコーラス |
オハイオ殺人事件ZABADAK | ZABADAK | 吉良知彦 | 吉良知彦 | ZABADAK | Everybody knows that Mr.Kahn killed his wife Nobody tried to ask him for the blooded knife Mr.Kahn gave himself up and law found him guilty It happened in Ohio, happened in Ohio, happened in Ohio Newspapers wrote him up as a terrible murderer T.V.casters decried it the tragedy of his wife Masscommunication has no appreciation Only refrains to screams It happened in Ohio, happened in Ohio What is right? What is wrong? Can you understand it? Prisoner dreaming past days in his prison so happy now What is true?What is false? Can you conclude it? The wife of the prisoner keeps her beauty for eternity Everybody knows so happy life that he spent Once he got a girl the most beautiful in his state Small but sweet sweet home Kids playing in a garden They called him a lucky man Fortunate in Ohio, fortunate in Ohio But the time is passing without any reserve The beauty of his wife falling off with her years Mr.Kahn rubbing casting off He could not endure it It's the murder case in Ohio, murder case in Ohio, The murder case in Ohio What is right? What is wrong? Can you understand it? Prisoner dreaming past days in his prison so happy now What is true?What is false? Can you conclude it? The wife of the prisoner keeps her beauty for eternity |
夏を見渡す部屋ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 夏を見渡す あの部屋で すごした日々は長く影ひいて 私に届いてしまう どんな場所へ扉をとざしても 傷ついてふるえてた その手が開いた 私の心はまだ 傷ついたまま 今叫びだした 心を抱きしめ ただ夜の中に あなたをさがしたい 遠く途切れてしまう 夢にしないよう 三日月にじむ浜辺を どこまでも歩いたあの時 あなたは何を見ていたの 波音埋める 言葉のあいだで いつか帰るところを 二人さがして 同じ旅をしてると 信じていたの この私の手に 残した想いと この私の目に 忘れた光を どうぞ連れていって あなたのその手で 今叫びだした 心を抱きしめ ただ夜の中に あなたをさがしたい 遠く途切れてしまう 夢にしないよう |
Psi-trailingZABADAK | ZABADAK | 新居昭乃 | 吉良知彦 | | 青い 青い 雪に沈む夜 夢のように光る鳥よ ひとりここに残されて目覚める 消えそうな鳴き声 重いドアを押しあけると急に 流れ込む冬の妖精 溶ける 溶ける 凍りついた記憶 私の手の中で 出かけるの (rara) tra ra Psi-trailing 懐かしい知らない場所 鳥たちの (rara) tra ra Psi-trailing 奇跡の旅へ 私を引き寄せるかすかな想い 小さなつぶやき それは眠りの外で響いていた ただひとつの詩 長い長い石段を登って 何もない空に近づく そしてそっと羽を開くように 朝焼けが広がる 出かけるの (rara) tra ra Psi-trailing 懐かしい知らない場所 鳥たちの (rara) tra ra Psi-trailing 奇跡の旅へ 痛いくらい透きとおる胸の奥 舞いおりて行ける 降り積もる言葉に隠されていた 心の平野へ どんな声閉じこめたの 叫びさえ 震えるこの両手に 冷たい風 防ぐ服もないまま 鐘の音を待とう 私を引き寄せるかすかな想い あの空を越えて来る ずっとずっと前から響いていた ただひとつの詩 |
かえりみちZABADAK | ZABADAK | 小峰公子・吉良知彦 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | かくれんぼ かくれてたら いつのまにか ひとりきり おかしいね 木陰にだれか かくれていたのに 通せんぼ 通りぬけた オニはどこ ここはどこ 日がくれる おうちが遠い ふりかえれば夜 動きだした 心の窓を 流れて行く 景色は遠く 帰りたいな 帰るよ 帰れない 近くても たどりつけなくて 届きそう でも今は届かない 目かくしされた そのむこうへ ふるえてた 百舌の瞳 砕け散った ガラス玉 七月の止まない雨 いつまでも 見ていた 大人になる そのたび少し 本当の僕に 耳をふさいだ 帰りたいな 帰るよ 帰れない 遊びつかれて 眠った日に いつまでも いつまでも手をのばす 行きつくことない あの頃へ |
満ち潮の夜ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 一人が寒い夜は 満ち潮の夜を待つ 真白い服を 纏い ワルツ踊る 相手を探す スラーズ・マリーツァ その言葉 口ずさんだら スラーズ・マリーツァ ほら空に 月がはじけた 二人きり ステップは 秘密への 近道を 逆さまに 辿りだす 夢と現実の 狭間みつけて スラーズ・マリーツァ どこまでも 踊るパレエド スラーズ・マリーツァ 渦巻いて 降る星の下 スラーズ・マリーツァ そのリズム 私の中の スラーズ・マリーツァ 深い海 呼びさますでしょう 三日月の夜までは 音をたてては いけない 忍びあう 口笛も 恋人の 心砕くから スラーズ・マリーツァ その言葉 口ずさんだら スラーズ・マリーツァ 見つめあう 瞳がきしむ スラーズ・マリーツァ そのリズム ふたりのなかの スラーズ・マリーツァ 遠い海 近づけるでしょう |
あんよあんよマーチワンワン・ふうか・うーたん | ワンワン・ふうか・うーたん | 小峰公子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | ひだり みぎ! いちに! いちに! ひだり みぎ! いちに! いちに! あんよでげんきに あるこうよ とおくのとおくに いってみよう ぞうさんは (のしのし) ねこさんは (たったった) おうまさんは (ぱかぱか) うさちゃんは (ぴょ一ん) まけないぞ がんばるぞ ひだり みぎ! いちに! いちに! ひだり みぎ! いちに! いちに! あんよのスタンプ ぺったんたん (ぺったんたん) ぺたぺたペったん ついてくる くまさんは (まる!) からすさんは (やじるし!) ぶたさんは (ハート!) ありさんは (あれれ?) でもでも おんなじ あんよだね ひだり みぎ! いちに! いちに! ひだり みぎ! いちに! いちに! あんよでげんきに あるこうよ とおくの おそらを みにいこう みにいこう |
TearsZABADAK | ZABADAK | 杉林恭雄 | 吉良知彦 | | 低く飛ぶ飛行機の 黒い影に逃げながら ひとりで迷い込んだ 小さな靴の 音はまだ帰らない 誰かの背中を 呼ぶことも知らないで 空を見上げた 瞳からこぼれる 君の名前を知りたい 声にならずに 消えてゆく言葉が 帰りの道を遠くする 流れる星を呼び止めて ぼくらは歌を歌えるから 明日旅する 夜明けの天使に 君の名前きっと伝えるよ 森を焼くオレンジの 熱い雨にぬれながら 一度だけ空高く のぼった鳥の群れはもう帰らない 両方の手を離して 遠く別れてゆくよ 風にちぎれた つばさからこぼれる 夢の行方を知りたい ほほをたどった あたたかな涙の ひとつひとつに生まれる かがやく時を呼び止めて ぼくらは歌を歌えるから 明日旅する 夜明けの天使が 君のことをきっと見つけるよ 空を見上げた 瞳からこぼれる 君の名前を知りたい 声にならずに 消えてゆく言葉が 帰りの道を遠くする 流れる星を呼び止めて ぼくらは歌を歌えるから 明日旅する 夜明けの天使に 君の名前きっと伝えるよ |
モウフーとあそぼうーたん、モウフー | うーたん、モウフー | 津田真一 | 吉良知彦 | 吉良和彦 | モウフーとあそぼ モウフーとあそぼ フワフワ ヒラヒラ つかまえて モウフーとあそぼ モウフーとあそぼ モウフーにもぐろ モウフーにもぐろ モコモコ モゴモゴ おもしろい モウフーにもぐろ モウフーにもぐろ モウフーとあそぼ モウフーとあそぼ ふかふか ポカポカ いいきもち モウフーとあそぼ モウフーとあそぼ モウフーと… (ふわあああ…)(ホワワ…) |
小さい宇宙ZABADAK | ZABADAK | 原マスミ | 吉良知彦 | | 夜の中に君がいる 夜風に寄りかかるように まるでアジアの神話の 夜の女神のようだよ 両方の瞳の中に ひとつずつ蒼い星 君は銀河の中で 一番小さな星座 この世のすべてが君の中にある すべてを君はもってる もっともっと君に近づきたい 君の小さな宇宙に 手をかざす君の指先に 星くずは集まり 銀河は君を真中に ゆっくり渦を巻く 天の川の流れのふもとで 光の沐浴 君は淡い虹色の ローブを身に纏う この世のすべてが 君の中にある すべてを君はもってる もっともっと君に近づきたい 君の小さな宇宙に もうどこへも僕は行かない 君の宇宙で暮らそう もうどこへも僕は行かない 君の宇宙で暮らそう |
休まない翼ZABADAK | ZABADAK | 小峰公子 | 吉良知彦 | | 初めて飛んだ あの空へと 誘う季節が また巡って 海の上駆ける 休まぬ翼 ちりばめられた星座 導べに かりたてる 見知らぬ国から 届いた風を 羽に受け どんな遠くても 迷わない強さ 私もいつかは 胸に抱きしめたい どんな遠くても 風の着く場所へ ただ旅すること 全てはその中に 黄昏の頃 哀しそうに 啼く声がして 空を見上げる 時を告げ 渡る鳥の羽ばたきの中 永遠 見つけても 生まれたいのちも 変わらない強さ 私にもいつか 旅を終える日まで 誰にも知られず 消えてゆく強さ ただ旅すること 全てはその中に |
おててとてとてワンワン・ふうか・うーたん | ワンワン・ふうか・うーたん | 小峰公子 | 吉良知彦 | | おててとてとて てとてとて みてみておてて てとてとて ぷくぷくおてて ふわふわおてて ごつごつおてて みんなのて みんなのて つないでつないで てとてとて つないでつないで どこまでも ほら てとてとてとてとてとてと…てててて… おててとてとて てとてとて みてみておてて てとてとて わらってるおてて ないてるおてて ぐー ちょき ぱー で げんきなて げんきなて おててとてとて てとてとて みてみておてて てとてとて てとてとて てとてとて |
環-cycle-糸奇はな | 糸奇はな | 小峰公子 | 吉良知彦 | 上野洋子・吉良知彦 | 枝に結ぶ 実が熟す前に 落ちてしまわぬよう 苦しいほどに また咲き乱れる 朝へ つなぐよう 何度繰り返し 繰り返し 生まれても いつも 新しい 空を見せてあげよう 還る場所が あればどこへでも 飛んで行けるだろう 羽ばたくこころ 明日よりも遠く 風に のせたら 誰もまだ誰も 書いてない物語 白い 真っ白い地図に 描いてゆこう 何度繰り返し 繰り返し 生まれても ここへ 迷わずに 帰れるはずだから |
遠い音楽ZABADAK | ZABADAK | 原マスミ | 吉良知彦 | | そっと耳を澄まして 遠いとおい音楽 君の小さな胸に 届くはず 海は満ちて干いて 波はフイゴの様に 涼しい音楽を 町に送る 耳を傾けて 地球の歌うメロディ あふれる音の中 ただひとつえらんで 雨音 草の息づかい 風のギター 季節のメドレー 聞こえない ダイナモにかきけされ 人は何故 歌を手放したの そっと耳を澄まして 遠いとおい音楽 君の乾いた胸に 届くはず 森は緑の両手に 夜露を受けとめて 晩餐の祈りを 歌ってるよ 耳を傾けて 地球の歌うメロディ あふれる音の中 ただひとつえらんで きらめく 虫たちの羽音 鳥の歌 あさつゆのしずく きこえない ダイナモにかきけされ 人は何故 歌を忘れたの バイオスフェア 君の生命こそが バイオスフェア 素晴らしい楽器だから バイオスフェア 歌を奏でて バイオスフェア 鳥たちを真似て バイオスフェア リズムを受けとめて バイオスフェア 50億のコーラス |
旅の途中 清浦夏実 | 清浦夏実 | 小峰公子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | ただひとり 迷い込む旅の中で 心だけ彷徨って立ち尽くした でも今は 遠くまで 歩き出せる そう君と この道で 出会ってから 旅人たちが歌う 見知らぬ歌も 懐かしく聴こえてくるよ ただ君といると 夢見た世界が どこかに あるなら 探しに 行こうか 風のむこうへ 凍てつく夜明けの 渇いた真昼の ふるえる闇夜の 果てを見に行こう 寂しさを知っている 君の瞳 まばたいて その色を 映すから 高く空まで飛んで 三日月になる ハッカ色の星はきっと 涙のかけら 東の国の港 西の海辺 暗い森で 南の街 金の塔 北の丘 水に揺れてた同じ月が 差し出すその手を つないでいいなら どこまで行こうか 君と二人で どこへも行けるよ まだ見ぬ世界の ざわめき 香りを 抱きしめに行こう |
月迷風影 有坂美香 | 有坂美香 | 北川恵子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | 月影をどこまでも 虚海(うみ)はひろがる 銀色のやさしさに 今は眠ろう 記憶の中で 探しつづけた 人のぬくもり 孤独の雨に この体 朽ちても きっと走りとおす あの世界の果ての 虹にとどくまでは 時の砂かぞえてた 何も知らずに 偽りの夢の中 言葉うしなう 揺れる眼差し 炎のなかで 誓う心は いついつまでも この祈りとどけよ 深い轍こえて この世界の果ての 誓い守りとおす この体 朽ちても きっと走りとおす あの世界の果ての 虹にとどくまでは この祈りとどけよ 深い轍こえて この世界の果ての 誓い守りとおす |