THE BACK HORN作曲の歌詞一覧リスト  169曲中 1-169曲を表示

全1ページ中 1ページを表示
169曲中 1-169曲を表示
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
何処へ行くTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN何処へ行く 青く咲き野道を遠く離れて 何も変わらねえよ 全て変わってゆく 歌いながら  薄明かり 虫の音が聴こえる 幼き夜に 孤独なふりをすんな でも孤独をかみしめろ そう歌ってた  ふみよむ月日俺に言った 「生きる訳など考えずただ愛せ」振り返ることなく  夏のかほり消えるだろ 落陽の彼方に 何も分らねえ分らぬまま からから鳴きぬれる  そして今 飛ぶ鳥を見上げる危うき心 何処を彷徨っている 何も見えぬまま 途方に暮れる  ふみよむ月日俺に言った 「生きる訳など考えずただ愛せ」振り返ることなく  ちぎれながら落ちてゆく 呼ぶ声の彼方に むせかえる息もできぬほどに 夕闇立ち籠める  心はぐれては かすむ道 ただ愛せ 振り返ることなく  夏のかほり消えるだろ 落陽の彼方に 何も分らねえ分らぬまま からから鳴きぬれる
晩秋THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN乱れた後の空しさ まるでそんな感じ すべてが遠くぼやけて見える 僕らは泣き叫ぶ この儚さゆえに 感情すらもなくなるくらい  晩秋の夕焼けにひと吹き 切なさに揺れた コスモス  恋だとか愛だとか言う前に この空を見上げなさい なぁ ちっぽけだろう 君の悩みなんてそんなもんさ  果てしなく続く道 無我無中の旅 自画自賛でひたすら走れ 明日は光り輝く 照れ笑いも隠さず 黄金の夜を両手にかかえ  雨だれのベランダにひと雫 おぼろ月が涙に濡れた  嘘だとか本当だとか言う前に この空を見上げなさい なぁどうでもいいだろう 僕らの夢なんてこの程度さ  不思議な世界だ 甘く辛いチョコレートか なんてセンチメンタルだ いても立ってもいられない
カラスTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNその男やらしくて ワイフの体中に 赤く描いては涎を垂らす 俺がいる事を知っているのに  言えないよ 紅におびえてる  その男 ×××だったはず ×××だったはずなのに やらしくて  その女やらしくて 俺の首しめては体を ねじまげて涙を流す 垂れた頭はひしゃげてく 知らなかった闇の中 子供は入っちゃいけない  言えないよ 紅におびえてる  その男 ×××だったはず ×××だったはずなのに やらしくて  意味もなく血塗で 誠実ゆえに救われぬ
ピンクソーダTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN夜を写す蝶の羽 ネオンが滲んでる 眠らぬ獣たち 愛すべきブタどもに アジアを感じたり 時に成り下がったり そんな僕はこの街を愛してる  ピンクソーダは売り切れた I love you ハニー心から イエスタデイ ワンスモア  巡り巡る太陽 昇るのを待っている まだ生きているかと まだ生きているかと 金を抱いて死んでゆく 道の端で寝ころがる 青い魚の群れが死んでゆく  かわいそうだなんて言わないで I love you ハニー何故なんだい? お願いだ 泣かないで  ピンクソーダは売り切れた I love you ハニー心から イエスタデイ ワンスモア  僕を平等に 君を平等に こんな世界なんて 爆弾で吹き飛ばしちまえ
冬のミルクTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN夜を抜け出す海沿いを走って あらゆる感情が浮かび消えた  心を焦がす素敵な歌はきっと 世界を救うためのものさ  僕の形はきっと意味の無い抜け殻さ  さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで  本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ  冬のミルクは純粋すぎるから 狂いそうなほどの恋をした  一面に咲いた雲の花の影に 月はあるのかと心配だった  風が夏の雨 降らしたら花が咲く  さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで  本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ  僕の形はきっと意味の無い抜け殻さ  さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで  本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ
桜雪THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN月光がキラキラと舞う こんな夜は 罪の深さだけ深く潜れるという 海に身を投げ眠ろう そして何もない  クモの糸 垂れた滴 水彩画に 塗り潰され隠された我は闇 優しさなど知らぬが故 誰もいない…  時を止めてくれ ひとすじヒダマリ揺れて 幼き我 空 泳ぐ 時空に風になる  桜雪 笑い顔 赤きポストに積もる 灰色の空の下 どうか届けと願う
ザクロTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNネオンの光 螺旋に渦巻く ぽっかりと空に穴 もがいてもだめ 泣いたってだめさ 果てるまで続く  そう我々は生まれ落ちたる 大地にただ還ってゆくだけ  「ザンギリアタマヲタタイテミレバ ブチマケテ アノ世行キ」 なんてことない これが浮世さ 始まりは終わる  ぎらぎらのタールが絡みつく この美しき夜をくれ  果実 この星を祝福するように 色づいて 何故微笑むのだ 腐りかけたまま 頭から潰れている果実 さよならさ  ネオンの光 いつしかはぐれて ぽっかりと終わる  ぎらぎらのタールが絡みつく この美しき夜をくれ  果実 この星を祝福するように ザクロ 血よりも赤く 赤く 熟れて 俺がお前に痛みを分けてやるから この体 乳房をくれ 母親のように
異国の空THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNライオンの髪の毛 振りほどく赤星 地平線に沈んでゆく 暗黙の夜を駆ける 月を喰らう黒いネズミ 異国の空 僕は一人  孤独を刻む 足跡を消す砂の風  歩く影像が闇に溶けこんでく 何を信じれば朝は来るだろう  「真実を見たいのなら その目玉を潰せばいい」 盲目の浮浪者は言う  片足の無い少年 感傷 引き金をひく  鐘が鳴っていた ひどく晴れた日に 猫は産声の様な声で泣いた  夜明け前 心臓の音 聞いていた  何度も何度も心切り裂いて 確かめていたんだ 揺れる命を 太陽が生まれる 闇を赤く染めて 答えを待っている 異国の空の下
サニーTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN黒い大きな壁を歩こう 夜明けとともに 見ろよ流線形は 人を殺す時の気持ちさ  僕ら有刺鉄線を越え 何も知らないままで 夢見るように笑ってた ここから見下ろす景色が 世界の全てと思っていた  コーヒー色した闇が 空をつまらなくしてる 汚い社会 苦い味さえ 飲み込めるようになってしまうの?  あの日 土砂降りの夜の事 大人達に連れられ 泣きながら僕を呼んでる 震えたままで動けなかった 今もあの時の気持ちのまま  大きな手 僕たちの心奪って 消えてった 雨上がり この空 虹が見えたら闇と光の尾を引いて 明日へと 行こう もう二度と戻らない  僕ら有刺鉄線を越え 何も知らないままで 夢見るように笑ってた ここから見下ろす景色が 世界の全てと思っていた  震えたままで動けなかった 今もあの時の気持ちのまま
サーカスTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN赤い砂漠をゆく 月の旅人よ 汝 夢を見ん されば光有らん 生き長らえたろう 花弁数えて そう 全ては嘘 蝋で出来た面  星影 我を憂いては 青白く揺れる 今宵は誰慰みて 笑うサーカス  漂う箱舟の行き着く先は? 闇知らぬ者は光もしかり 真実はいらぬ 夜をもっとくれ 黄泉の国は近い 貴様の影に在る  我は何処だと命の灯 青白く燃やせ 魂まで捨てるなら眠ればいい  我は何処だと命の灯 青白く燃やせ 魂まで捨てるなら眠ればいい  風の音を聴いている 悟ったわけではなく 立ち尽くしているだけ 馬鹿者の言い訳 寄せては返す 今日も又 後悔に落つ 一人貝になる あがけど変わらぬ日を背負う我を 笑うサーカス
新世界THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN世界の果てで俺は疲れて座り込んだ 裏切りや嫉妬や生活を見てみぬ振りして 暮れてゆく世界の麻薬のような匂いで 頭が冴えている俺は煙草に火を灯した  そしてまた唾を吐いて歩き出す 自分と世界のバランスとる はぐれ雲がついてくる どうしようもねえ俺の後を  超えられぬ壁があり 変わらぬ人の心 「でもどうにかなる」 なんて言葉 言う奴は死んでくれ  超えられぬ壁はある でも超えられる壁もある 「それだけでいいじゃねえか」なんて 見下す奴に言った  燃え上がる太陽に背を向けたまま ふらふらと歌ったあの日から 忘れることなんてねえ この世に生まれた俺の意味を  世界の果て それはこの空の果て 俺達を包む母体の果て その場所で全てを悟った 今は自分の大きさが分かる  生き続けること 生き続けること…... 探し続けること… それの他に何もない…  そしてまた唾を吐いて歩き出す 自分と世界のバランスとる はぐれ雲がついてくる どうしようもねえ俺の後を  太陽に背を向けたまま ふらふらと歌ったあの日から 忘れることなんてねえ この世に生まれた俺の意味を
泣いている人THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN街の片隅で泣いている人 誰に泣かされたんだろう 自分に腹が立ったの?  この街は何かと気を使うから 我慢できなかったんだろう 思いきり泣きなよ  どうかあなたが 幸せでありますように どうか明日は 幸せでありますように
ひとり言THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNアバラの隙間で風の音がする 馬鹿な女がしゃべる 革命の夜は口笛が響く ただその時を待つ  粉々に砕け散る頭蓋骨の山 一人ぼっちの男 願い事を言う  「友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて」  路地裏の天井 どす黒い線が 空を切り裂いてる 夕陽赤き雲 どす黒い線が 空に 空に 垂れ込めてく  風に身を任せては泣いてばかりいる 誰か助けてと泣いてばかりいる  「友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて」  ああ又 夢か… ああ又 夢か… ああ又 夢か… ああ又 夢か…  強く 光が包み込む 目も眩むほどに 願い続ける言葉 天に昇ってく  友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて 何を語るのか 何も語るのか 心を開いて さらば悲しみよ 僕は一人じゃない 僕は一人じゃない 僕は一人じゃない このままじゃいけない
無限の荒野THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN屍 踏み散らして尚も又斬る 鎖は今放たれた 無双の刃  広い荒野の果て 何を思っている? 黒い塊が身体の中蠢いている  青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の行方を知っていた  骨まで噛み散らして明日を夢見る 魂が乾いてゆく血は乾かぬのに  深い傷を負った 無情な雨が降る ここが死に場所なのか? 「否、まだだ、ここでは死ねない」  青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の行方を知っていた  屍踏み散らして尚も又斬る 鎖は今放たれた 無双の刃  青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の運命を知っていた  我 生きる故 我在り 我 生きる故 我在り
甦る陽THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN悲しい歌を届けている人が 死んでいた日曜の教会 静かな夏の日 俺の恋人泣き止む事を知らぬ 空の青ににじんだ月 かすかに光ってた  世界の終わりを見に行きたいな 風に願いを絡ませて 世界の終わりを見に行こう  そこに登ると思い出一つ巡る 旅立ちの日に笑い飛ばしたいだけだろう ララララ ララララ ララ ラララ… おどけて歌ったあのレコードどこにいったんだい?  世界の終わりを見に行きたいな 風に願いを絡ませて 世界の終わりを見に行こう  ゆれる坂道 誰のことを思い出す? 枯れ果てて涙 懐かしき花 赤く燃ゆる  世界の終わりを見に行きたいな 風に願いを絡ませて 世界の終わりを見に行こう  ゆれる坂道 誰のことを思い出す? 枯れ果てて涙 懐かしき花 赤く燃ゆる  舞い上がれ空 時の風が導くだろう 今は雨我を撃つ いつか又 花燃ゆる頃に
空、星、海の夜THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN目覚めると俺は 夜の底まで 落ちていたよ 真っ暗な部屋の中 にじむ明かりは 浮世の夢 いつの間にか 眠ってしまっていた  街の灯が咲いた 帰り道には 迷子達の影法師 焼けついて 寄りそうように 俺も座って 今日をこえて行けるよう歌うんだ  気の触れた風が 泣いている 変わる事に慣れた ビルの影 「強くなれ」なんて 吐き捨てた 濁る心 感じてる  夜空に届きそうで 手を伸ばしてしまうような 気持ちがいつしか 消えて果てる時… 歌は死ぬだろう  笑った顔が切なくて こんな日々がいつまでも続けばと 思ってたのは 夏の心 透明な雨に打たれ 消えてった  もし慣れることがやさしさで 許すことのできる強さなら 忘れぬようにとつないだ手 ほどいた時 飛べるのか  空、星、海の夜 行き急ぐように 身を焦がして このまま生くのさ 強く望むなら 歌が導くだろう  気の触れた風が 泣いている 変わる事に慣れた ビルの影 「強くなれ」なんて 吐き捨てた 濁る心 感じてる  夜空に届きそうで 手を伸ばしてしまうような 気持ちがいつしか 消えて果てる時…  空、星、海の夜 行き急ぐように 身を焦がして このまま生くのさ 強く望むなら 歌が導くだろう
砂の旅人THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN途方もなくガレキに座ったまま 熱に浮かされ思いを馳せていた 欲深いほど悟りに近づいてく 物理学者が神の存在に気付く  沈黙が砂漠に染み込んでゆく 昨日まで名もない花が咲き誇った 俺は胸一杯に吸いこんだよ 希望という欲望をもっとくれ  この夜を嘘のように星が照らしてる 国境線を渡る風 俺に何が出来る  月食の夜 神が降り立つという 海を目指しキャラバンに紛れ込む 支配者達は砂の城で眠る 俺はかつての国境に立っていた  悲しくて愛おしい人の跡だった 国境線に陽は落ちて儚さを抱く時 世界中の子供達 抱き締めたくなってる  垂乳根の海か輪廻の墓場か 生きて何を待つ?  国境線に陽は落ちて儚さを抱く時 世界中の子供達 抱き締めたくなってる
サイレンTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN世界に牙を突き立てるような 狼に憧れてる  退屈な街 抜け出した夜 何か変わると信じた  野良犬の様な俺達の日々は 死にたくなるほど自由さ  今夜心臓のオーケストラさ 滅茶苦茶にタクトを振って  駆け抜けてゆけ 何にも媚びるな 世界さえ変える笑顔で  退屈な街 抜け出した夜 行く場所なんて無かった  野良犬の様な俺達の日々は 死にたくなるほど自由さ  駆け抜けてゆけ 何にも媚びるな 世界さえ変える笑顔で  夜明け前 手をかざしたら 真実が透けて見えた
ガーデンTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN永遠の愛なんて欲しくない 悲しみに咲く花がいい  命は皆 愛という知恵の輪 ここで眠れ 永遠に  争いなど季節に咲き誇る バラの赤さえ奪えない  平和な夢の中で 誰もが等しく 抱き合い口づけを交わしてる  永遠の愛が降り注ぐ場所 死んだように微笑んでいる  平和は夢の墓場 幸せな廃墟 汚れたあの世界へ帰ろう  永遠の愛なんて欲しくない 美しくなくてもいい  愛されたくて傷つけてしまうような 悲しみに咲く花がいい
青空THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN綺麗に咲けない僕らは あぁ 行き場を無くしたまま  青さはあまりに無力で ただ儚く燃えてる熱  小さな星の下で立ち尽くしていた 想いが負けぬように大きく手を振った 「行こう」  あの夏 僕らが飛ばした 紙飛行機 今頭上を超えてく  さよなら愛しい日々よ 風が吹き抜けた 途切れた夢の続き 飛べるはずさ 今  青白きその掌の 空白を愛せ 愛せ  さよなら愛しい日々よ 風が吹き抜けた 小さな星の下で立ち尽くしていた 想いが負けぬように大きく手を振って 「行こう 今」
楽園THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN海を渡ろう 虹の橋を架け 空に描いたエメラルドの夢  ああ 絡み合うべトついた身体が ああ ロマンティック グロテスク こんな日は  ライオンになりたい 胸の奥まで喰いちぎる 灼熱に浮かれて燃える真夏の楽園  夜を切り裂く鮮やかなナイフ 雲の隙間に金の華が咲く  ああ ひとつずつ散ってゆく花弁 ああ 俺達に残された時間は  遠くで泣いている花火の音は銃声 儚く消えてゆく ここは真夏の楽園  ああ 絡み合うべトついた身体が ああ ロマンティック グロテスク こんな日は  ライオンになりたい 胸の奥まで喰いちぎる 灼熱に浮かれて燃える真夏の幻  真実の愛とか朝の来ない夜だとか 何処にも無いだろう 一夜限りの落園
思春歌THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN思い出してた この街に来た頃 夢だけ食ってれば生きていけた日々を  TVのニュース 大人が嘆いてた 近頃若者の犯罪が多いと  俺は知ってた 大人達は 嫉妬してる 凶暴な若さに  あの頃は怖いものなんて無くて だけど退屈が俺等を狂わせた  手紙が来たよ がらんとした部屋で 親父の思い出と暮らす母ちゃんから  わかってただろう 潮時だろう 出来ればまだ子供(ガキ)のままいたかった  歌おうぜ あの夜みたいに 空のフロアー睨みつけかき鳴らしたギター  世界を憎んで 大人を憎んで 未来なんて言葉さえも知らずに生きてゆけた  歌おうぜ あの夜みたいに 空のフロアー睨みつけかき鳴らしたギター  歌い続けよう 忘れないように 声が枯れて掠れても聞こえる歌がある  声が枯れて掠れても聞こえる歌がある
生命線THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN「どうにでもなればいい こんな世界は」 最終の列車が近づく 軋む車輪の音 誰かの悲鳴 嵐は更に勢いを増す  時代はメリーゴーランド 振り落とされそうなスピードの中 泣いている暇はない  線路の冷たさに触れて初めて 自分の「体温」を感じた 必死で燃えている赤い命が 「生きていたい」と確かに告げた  素晴らしい明日が広がってゆく夜明け 最悪の日常を愛せるのなら  この空も暗闇も心映す鏡なら 変えてゆける いつだって その心が世界だろう  理由も確信も吹き飛ばす風 訳もわからぬまま死んでく それでもたぎる血よ 共に生きよう 関係するのさ 命かけて  時代はメリーゴーランド 振り落とされそうなスピードの中 閉じたその目を開け  素晴らしい明日が広がってゆく夜明け 最悪の日常を愛せるのなら
針の雨THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN何度も何度も胸をしめつける夜には 貴方の顔がただ浮かんでは消える  心を澄ませば聞こえてくるあのメロディー 夜道を照らすような幸せな歌よ  春の風に吹かれ咲いているよ花が 美しくなれという 涙流すことも疑うこともなく  何度も何度も想い出が廻る夜には 時計の針をただ見つめていたんだ  ひび割れた指に隠された嘘が 滴になって消える 渇ききった日々は涙じゃ潤わない  さよなら ここから一人きり歩いてゆくよ 貴方の優しさがとても辛いから  心を澄ましても もう何も聞こえてこない 狂おしく冷たい雨が降っている
夢の花THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORNいつの日からだろうか こんな風に上手に 人混みを歩く靴を履いたのは むせかえる夏の雨 この街に来た頃は 傘も差さないで無邪気に笑ってた  土砂降りの現実 ずぶ濡れの心で 僕ら震えながら瞼を閉じた  夢の花 想像さえ 越えるような色に染まれ その時まで涙拭いてゆくのさ 今 荒れ果てた日々の中に 一握りの種を蒔いた そしていつか強く咲き誇るように  自分さえ愛せずに人を愛せはしない 比べた数だけ汚れてく涙  雨上がり朝日に未来を重ねたら 見えたような気がした 光の中で  夢の花 想像さえ 越えるような色に染まれ その時まで涙拭いてゆくのさ 今 歩き出す日々の中に 自分らしい水を撒こう そしていつか強く咲き誇るように
レクイエムTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNああ 鋼鉄の雨が降る 血の海で ずっともがいてた 黒蟻が沈んでく  ああ 灼熱の爆風が 吹き抜けて 遂に 正しさも翻り 牙を剥く  俺達は 咲く場所を選べはしない 華奢なヒーロー 誰だって守るべきものがある 闘いの中でしか 救われぬ魂よ  ああ 傷付いた戦友を抱き 立ち尽くす ふいに 耳元で死神の笑い声 こめかみに 鈍色の十字架触れた 華奢な心臓 軋ませて 儚げな息をする 土砂降りの 戦場に 鳴り響く鎮魂歌  幼き日 憧れた強く優しき背中 目を伏せたその闇に浮かんだ姿  華奢なヒーロー 誰だって守るべきものがある 闘いの中でしか救われぬ魂よ  華奢な心臓 軋ませて 儚げな息をする 土砂降りの戦場に 鳴り響く鎮魂歌 降り止まぬ 鎮魂歌
カラビンカTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNカラビンカ 雨の中舞い踊れ カラビンカ 鮮やかに舞い踊れ 真実は手の中 現実は眼の中 カラビンカ 雨の中舞い踊れ  隠された宝の山 美しく咲き誇る花 聖なる杯を交わし 紫の煙を吐いて  カラビンカ 死を想い舞い踊れ カラビンカ 鮮やかに舞い踊れ 真実は手の中 現実は眼の中 カラビンカ 死を想い舞い踊れ  極彩色の曼荼羅 空虚なる現実の闇 螺旋状に続くカルマ 其処を転げ落ちる達磨  渦巻く金色の空 手の平 刻まれた性 揺蕩う 煙を吐いて 桃色 染まる桃源郷  光の指す方向へ 命の咲く頂上へ 広がる魂の地図 光の示す方向へ  渦巻く金色の空 手の平 刻まれた性 揺蕩う 煙を吐いて 桃色 染まる桃源郷
白い日記帳THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNこの恋が燃え尽きて流星に変わるまで そばにいて微笑んで 狂い咲くほどに 止まらない日々の中知らぬ間に泳いでく 君とただたわむれるタンポポのように  花開く全ての優しさを抱いて 降り止まぬ全ての後悔を抱いて 走り去ってゆく 僕だけ残して 伸ばしたこの手に 雨  書きかけのままの白い日記帳 想いがこぼれて滲んだページ 春の面影は陽だまりの匂い 風に揺れているタンポポの想い出  丸い窓 君の影 見つめてる いつまでも 愛しくて憎らしい 誰にも渡さない 錆び付いた夜の中傷付いた指を咬む 埋まらない空白を溜息で染めて  壊れそうな瞳がけがされる前に しなやかな身体が枯れ果てる前に この時を止めて永遠になろう 隠したこの手に 愛  僕は風になり君は蝶になる 大空に描くパステルカラー 虹の彼方まで続く花畑 風に揺れているタンポポの想い出  花開く全ての優しさを抱いて 降り止まぬ全ての後悔を抱いて 溺れそうなほどの幸せの果てで 掴んだこの手に 赤  書きかけのままの白い日記帳 血で染まってゆく最後のページ 罪も罰もない二人の世界で 風に揺れているタンポポの想い出  この恋が燃え尽きて流星に変わるまで そばにいて微笑んで狂い咲くほどに
夜空THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN僕らを繋いだ想いが いつかは儚く世界に消えてくものなら 全てを忘れて 心を失くして 儚い明日に意味など無いのか  ああ 戻らない日々に 逃げるように想い募らせた ああ 止まらない日々に 逃げるように背中向けていた  僕らを繋いだ想いは いつでも変わらぬ絆になるさと思ってた 見上げた夜空が静かに見ていた 変わらぬ光が明日もあるのか  ああ 戻れない日々に 逃げるようにこの眼閉じていた ああ 止まれない日々に 逃げるようにこの眼背けてた  遠く届く 懐かしい言葉 冷めてた心 目醒めてゆく 空が遥か遠くに見えても また歩けるさここから  僕らを繋いだ絆が いつかは儚い明日を変えてく気がした 見上げた未来に星達溢れて 失くした想いは心にあるだろう
運命複雑骨折THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN歌の中全てが 大げさな顔をして 「芸術とは何ぞや」と続く禅問答  抗鬱剤をもっとくれ 不安でしょうがない  五線譜が黒蟻で埋め尽くされてゆく 嗚呼…  錆び付く感性 血だら真っ赤でタクトを振れ 冷めてく感情 表現は所詮排泄だ  クソで涙してクソで共感を求め クソを賛美してクソに人生をかける  売れればいいけれど売れなきゃただのクソ 気が付けば誰もが立派な商売人 嗚呼…  未来はいつでも 運命複雑骨折さ 妄想 幻想 そして最後は思考停止  嗚呼 心から必要だって言ってくれ 嗚呼 空腹に負けるくらいの才能で 何を生み出した  夢見る凡人 迷惑な奴でごめんなさい ぶっちゃけ本当は 悩んでる振りがしたいだけ  歌いたい事もなく 歌うべき事も何も無い それでも歌いたい 歌わなきゃ気が狂いそうさ  嗚呼 心から必要だって 言ってくれ 嗚呼 何もかも イミテーションの世界で  愛しい君に呪いを込めて 歌い続けてくたばる 張り裂けそうな未来は いつだって運命複雑骨折
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
奇跡THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN何処へ行くんだ 赤い目の防波堤 泣き疲れてそろそろ気付いたんだろう 今 美しく燃える空に さよならを告げるよ  明日への希望をビンに詰め込んで 荒れ狂う絶望の海に浮かべた さあ 何処までも泳いでゆけ 巡り合うその時まで  最後に掴んだ この手にぬくもり宿る 聞こえてくるだろう 新しい命が叫んだ産声 忘れない いつの日か辿り着くような奇跡  僕らみんなカギを失くした迷子さ 答えなき答えを探して彷徨う 素直のままに泳いでゆけ この日々を感じながら  輝く未来はこの手で開いてゆける きらめく世界であふれ出す命が奏でるストーリー 限りない躍動が繰り返してゆく奇跡  シーラカンス 生命を繋いでゆく母なる海 ハイスピード 生のビート 今 リピートする奇跡 デッドヒート 目指す場所は1つだけ さあ 声よ響け 巡りめぐる時空を越えて 永遠に続いてゆく  最後に掴んだ この手にぬくもり宿る 生まれてくるだろう 新しい命が叫んだ産声 忘れない ここに今辿り着くような奇跡
上海狂騒曲THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNかわいいあの娘の手首にゃ傷がある チャイナブルーさ 笑顔を奪った奴らは許さねえ 港の倉庫で唸りを上げたのは 金属バット 上海ネオンに名誉のジャリっぱげ  なんか訳も無くギラついた 最高で最低の この街で生きてゆく きっと死ぬまで  せえので駆け抜けろ 燃え上がる摩天楼 脳天貫いた悲しみの果て  オヤジは首吊り ババアは酒浸り ガキは物乞い 泣いても泣いても吹くのは空っ風 顔面歪ませ血管ブチ切れて 笑い飛ばすぜ 感傷なんかは銭にもなりゃしねえ  毎夜血塗れのラブソング 笑顔はどんな顔 俺にだけ見せてくれ 傍にいるから  その手を伸ばすなら 死んでも離さない 人生は悪かねえ 良くもねえけど…  なんか唾吐いて ガンつけて 野良犬蹴り上げて 自棄っぱち プロポーズ 最後の笑顔  せえので駆け抜けろ 燃え上がる摩天楼 脳天貫いた悲しみの果て  伸ばした掌に 掴めなかったもの あの娘は永遠の夏の陽炎
旅人THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN旅人は荒野をゆく 疲れた身体引きずって 太陽に手を伸ばしてる 瞳はひどく透きとおって 何処を探したってきっと綺麗な水なんか無いのに そんな事は初めから分かっていた筈なのに  旅人は荒野をゆく 戻れない旅路をゆく 燃え尽きてゆく惑星にちっぽけな影を伸ばして 探し物なんて本当はもうどうだっていいんだろ? 歩き続けてゆく為に歩き続けてゆくんだろう  名前も忘れるほど世界は続いてゆく 途方に暮れるような無数の星の下で  絶体絶命の毎日を突き抜け銀河に届け 果て無き大地を蹴り上げて命よ天まで届け  旅人は荒野をゆく 疲れた身体横たえて 月光に手を伸ばしてる 瞳はひどく透きとおって 何処を探したってきっと綺麗な水なんか無いのに そんな事は初めから分かっていた筈なのに  夢見る風待ち人 手を振る幻人 あなたの面影さえ掠れて消えてくけど  正体不明の絶望に心が殺されぬように 泣き顔のままで笑ったら旅路は花びら景色  絶体絶命の毎日を突き抜け銀河に届け 果て無き大地を蹴り上げて命よ天まで届け  旅人よ そして今永遠の荒野をゆけ
THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNこの扉 ノックする確信のリズム 声も無く呼んでいる存在のパルス  僕は僕である為に何を犠牲にした? 喜びで見失ってく影  誰の為に生きているのだろう? 僕一人じゃ満たされぬ想い 愛をもっと この胸にもっと 言葉じゃなく真実の場所で  あの扉 地球の裏側 泣き疲れた人 君の為 守ってみせると赤く染められて  平和なこの街でほら 誰かが死んでも 目を丸くして過ぎてゆく顔  月の光 永遠の輪廻 誰かそっと守れる強さを こぼれ落ちた誰かの涙が 静かな海 辿り着くまでに  扉を開いたらまた次の扉 気付けば其処ら中に無数の扉 最後に開けたのは柔らかな扉 全てを許して溢れ出した愛  裸のまま解き放つ声に 闇を包み込む力がある 愛をもっと この胸にもっと 何が出来る? この身を捧げて  誰の為に生きているのだろう? 僕一人じゃ満たされぬ想い 愛をもっと この胸にもっと 言葉じゃなく真実の場所で
墓石フィーバーTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN燃えて震えて赤く染まれば 記憶の中を泳いで笑う バカな女の乳房に触れて そそり立つのはハカイシばかり ペットボトルが山盛りならば 今日も元気に病んでる証拠 カメの頭にピンクのネオン 雨に降られてハカイシばかり  何故かハカイシばかり 褥に狂う女 裁きを下す閻魔 赤い顔して 嗚呼…  何の因果か極限世界 だいの大人が漏らして候 本気になるなる鳴門のほっぺ 猫も杓子もハカイシばかり どうせ死ぬなら一人は嫌だ 旅は道連れ 世は阿婆擦れか 寝ぼけ眼でうっかり刺して 今日も今日とてハカイシばかり  何故かハカイシばかり 褥に狂う閻魔 裁きを下す女 赤い顔して 嗚呼…  賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 ええじゃないか ええじゃないか えじゃないか…  賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 地獄極楽 いい汗かいて生き地獄  賽の河原で踊りまくる亡霊 地獄の沙汰でナイトフィーバー あ、北斎 魑魅魍魎は正に全身全霊 ええじゃないか ええじゃないか 絵じゃないか…
パッパラTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNパッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ  パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ  頭にくるぜ しょっぺえ人生 ハートバラバラ殺人事件 昔話にゃ やたら花が咲く 涙ポロリ  こんなはずじゃなかったと 回るミラーボール見つめて 呟けば踊りだす ゾンビの群れ  燃え上がるフロアーで 二人くちづけしたね 燃え上がる あの恋も 遠い思い出  パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ  頭が悪い それは生まれつき 努力が嫌い それが運のツキ パッパラパーのままじゃ 生きられぬ 涙ポロリ  俺はきっとオワッテル 今日もダンスホールで独り 飲んだくれ 飛び回る天使の群れ  燃え上がるフロアーで 君に出会ったあの日 燃え上がる情熱を 捧ぐ女神  暗い世界情勢や でかいオゾンホールのことが 気になって眠れない そんなの嘘  何もかも冗談さ タチの悪い冗談 めちゃくちゃなステップが 少しセンチな夜  燃え上がるフロアーで 二人くちづけしたね 燃え上がる あの恋も 遠い思い出 パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ パッパラパラ パッパパラパラ パッパラパラパ 
ヘッドフォンチルドレンTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN部屋の隅っこも宇宙の端っこも たいして変わりはないだろひざを抱え 曇り空の洗濯物みたいな気持ちで 矯正器具を付けた歯で笑う そんな毎日  声を聴かせて ヘッドフォンの向こう側に救いがあるの? 歌を聴かせて やせっぽっちなこんな歌にしがみつく  世界が終わる頃 生まれた俺達は 消えない虹を見て途方に暮れていた  籠の中閉じ込められた青い鳥は 自由になりたいなんて思っていない気がした “ヘッドフォンチルドレン”俺達の日々は きっと車に轢かれるまで続いてゆく  声を聴かせてヘッドフォンの中になんて救いはないよ 歌を聴かせてそんなことはわかってるよわかってる…ああ  大げさな女の子が心の傷を自慢してる あんな奴とは違うと唾を吐いて見てみないふり 不意に人にぶつかって 不意に音楽が途切れて 自分が自分じゃなくなる気がして車道にうずくまる  世界が終わる頃 誰かが吐き捨てた チューインガムのように路上に貼りついて  「どうして飛ばないの?」不思議そうな君の顔 ごめんね 初めから羽なんてなかったよ  世界が終わる頃 生まれた俺達は 消えない虹を見て途方に暮れていた  世界が終わる頃 誰かが吐き捨てた チューインガムのように路上に貼りついて
光の結晶THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN雨上がり 夕陽色の飛沫上げ 自転車で商店街を走る  希望なんて言葉だけじゃ感じない だから深呼吸 歌い出す口笛  下手だってかまわない ただ 遣り切れぬ日々 振りほどくように  乱反射するキラメキの中へ 空だって 今 飛べる気がする  入道雲 疲れ顔で見上げてる お前いつまでも 傘差したまんまで  声にさえならなくて きっと 約束だけが繋ぎ止めてる  海を見に行く 背中に触れている 消えそうな熱 確かめながら  気付かないふりして 強くペダルを漕いだ お前の涙 風がさらって  乱反射するキラメキの中へ そしてここから始まってゆけ  躓きながら 光の結晶に 何度でも手を伸ばす俺達  
未来THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN失くした歌が 心にあった いつかは僕ら 消えてしまうけれど  粉雪白く 想いが積もる 小さな革命だった 君が肩に触れた  抱きしめて 恋をした それが全てだった 国境さえ今 消えそうな 雪の花が咲く  しゃぼんが飛んだ 壊れて消えた それでもしゃぼんを飛ばそ 空に届くように  千の夜 飛び越えて 僕ら息をしてる 世界は今 果てなく 鮮やかな未来  さよなら今は また逢う日まで ここから向こうは 何も無い真っ白な空白  抱きしめて 恋をした それが全てだった 国境さえ今 消えそうな 雪の花が咲いた  何処まで何処まで 信じてゆける 震えるこの手に 想いがあるさ 心に心に 歌が響いて 僕ら歩き出す 鮮やかな未来  
涙がこぼれたらTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN空の向こう 遠い誰かの孤独 夜の砂漠 デスバレーの奈落  街を往けば 路上で歌う男 「兵士の歌」雑踏に消えてった  胸の奥で 張り裂けそうな 想いはきっと 真実だろう  いつかみんな 大人になってゆく 夢から覚めた 迷子の様に  胸が震え 涙がこぼれたら 伝えなくちゃいけない お前の言葉で  ネオンの夜 恋をしたストリッパー 蝶のタトゥー どこまでも飛んでけ  歩き出した 誰かの日々を 笑う奴等 風に消えろ  俺が俺である様に 胸は鳴る 想いを乗せて 世界は廻る  人に生まれ 人しか愛せずに 人の死を死んでいく 誰が為に?  今夜生きる意味なんて知らねぇ 命がただ 叫びだしてる  俺が俺である様に 胸は鳴る 想いを乗せて 世界は廻る  いつかみんな 大人になってゆく 傷つくことに怯え 言い訳をしてる  走れ 夜が明けてしまう前に 伝えなくちゃいけない お前の言葉で
幾千光年の孤独THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN天国に空席はない 鳥獣戯画の宴は続く 人類が平等だとか 愛してるとか やらせろよ あばずれ 凍てつく真夏日に 襟を立て歩いてく 背中に焼けついた十字架  幾千光年の憂鬱が 降りそそぐ ビルの底 顔のないキリストが泣いてる オルゴール 雨に唄えば最終のベル 羽根のない道化師 ガラスの子供達 星空も飛べた事 忘れてしまうだろう いつしか幾千光年の孤独さえ 届かない 宇宙の果て 太陽のたてがみが揺れてる  モノクロームの世界に 朝日はもう昇らない 絵画に閉じ込めた向日葵 幾千光年の憂鬱が 降りそそぐ ビルの底 顔のない人々が泣いた 思いさえ届かぬ 宇宙の果て  太陽のたてがみが揺れてる
野生の太陽THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNゼロになれ 感覚が目覚めてく 心臓が躍動する 骨の軋む音  インパルスが 神経を駆け抜ける 筋肉が収縮する 細胞が叫ぶ  壊せ 誰かが作った未来はいらない 俺は黙らない  一瞬は永遠かもしれない 真夜中に怯えないで 陽はまた昇るさ  夜明け 野生の太陽 暴けよ闇夜を 俺はここにいる  路上 ドブネズミみたいに 這いずりくたばってゆけ それが自由さ  血が沸き 肉踊る恍惚 壊せ 壊せ 屍を踏みつけて  咲け 野生の太陽 暴けよ闇夜を 俺は生きている  路上 ドブネズミみたいに 這いずりくたばってゆけ あぁゼロになる…
夕焼けマーチTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN人間関係 とうめいくもの巣 ヘリコプターの音で 世界は破滅 秋風到来 ざわついた日々 願いのテレパシーを 夕日へ飛ばす 夢をのせ 地球を回る そう 季節が 誘った時間の旅  泣き顔 後悔 もう見たくないよ 思い出 壊して 明日へ行く ららら 時間を超えてゆけ オレンジの景色の中 置いてゆくのは何もない 涙も連れてゆけばいい ららら みんなが笑ってる ららら 僕も笑ってる 憂鬱な毎日なんて 笑って吹きとばせばいい
世界樹の下でTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNあぁ 僕らは作られた 自由を知らずに泳いでる さぁ 帰ろう むせかえる野バラと 讃美歌の降りそそぐ街へ  生きられなかった想い 世界樹の下で若き兵士が 愛しき者を守るため 殺し合うのは 美しい 事だと 本当に言えるのか あぁ 雪達が地平の果てまで 嘘さえも隠してしまう  伝えられなかった想い 世界樹の下で人を愛する気持ちを 知った月の夜罪を犯して 触れたその場所から 悲しみが溢れてた  願い続けている想い 世界樹の下で 青く燃えゆく 世界が最後の 恋をしている 鼓動を早めて 星がいつかは命を貫き みんな幸せな 星座になれたら 本当は誰もが 本当は誰もが 想い描けるさ
水槽THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN抜け殻を残してく 背中 今日も空は 不完全 僕を壊す ゆらゆらと 弧を描き 弾けてしまった 泡沫に 甦る 強い感情 固く包まれ 空へ昇った 水面下でざわめいている… 揺れる裸電球身の内を映し出した 悲鳴を上げる 囲いの子供 浮かぶビー玉と金魚たち 飛べずに還る 鳥のように ガラスの檻で死んでゆくの?  空想家達の作り上げた エネルギーの固まりが 奇形を繰り返しながら 吸い上げられていく 水中から 地中から 頭の後ろ辺りをゆらゆらと ほら目覚めよ 無数の感情が 足りない空を 満たしてる 虜われてる 僕達は 音もない 水槽の中 そう 今 飛び立つ 自由な あの空へ
8月の秘密THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNこんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 黒こげ ぼうくうごう 秘密の夢見たね 青空 猫の死骸 友達の消えた夏  あくびのせいだよと いったのに笑われた 「うそつき」せみの声が えいえん 鳴り止まない 大人は やさしい顔 すべてを奪っていく  きれいで 汚すぎた 悲しいあの秘密は 誰にも言えないから 君に会いたくて泣いた  こんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 「また会えるから」と 踏切の向こう側 遠く伸びる影 まばたき一つせずに 君が見つからないから かくれんぼ終わらない あの日の ぼうくうごう いないいないばぁ ここにいるよ
アカイヤミTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN暴力に口づけを 理不尽な死と共に 誰もが美しい 平等に意味もなく 母親はまきちらす 部屋中がミルクまみれ 子供は泣いてる 母親は笑ってる さぁ 3つ数えたら 安らかに眠れ 春の雨のにおい 銃声 ネズミのめりこんだ アスファルトふみつけて イカれた女を 殺し屋は抱きよせる あぁ でも 頬にふれた 手は冷たすぎて 涙がこぼれた せつない  戦争を知らない 僕達は毎晩 暴力に口づける 流れ出る赤い血が 優しくて許されぬ 流れ出る赤い闇が 優しくて許されぬ 優しくて許されぬ あぁ 僕ら何一つ わかっちゃいないよ 救われたいだけ せつない 胸が苦しいよ 撃ちぬいておくれ こんな夜は いつも
セレナーデTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN白鳥になれなかった バレリーナが 籠の中 ヒステリックに踊る夜 白い胸は満月の様 黒いバイオリンで 引き裂きたい  夏の張りついた 音楽室で 貴方はピアノなんて 弾いてなかった 長く美しい指が動いてる 腐った猫の香り 声を殺して  吸血鬼 独裁者 笑うアカペラ パンクス 物理学者を 静脈にうてば 闇のひだを震わせ 僕の心臓は 唄を歌う  鍵盤の上で 狂い咲く悲鳴 娼婦みたいに赤く 紅をひいても 一人じゃ踊れぬ 月影のワルツ 儚き者全てに 優しき愛撫を  血塗られた ロマンスは 感傷まみれ 吐き気がするほど マリーアントワネットの様に気高き ブタが啼いてるぜ 舞い上がる羽根 夢見て
THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN俺は眠れない 女は壊れてる 響く戒厳令 雨が強くなる 俺は水銀を 女に打ちこんで アレが泣き止まぬ 雨も降り止まぬ 部屋の隅で少年の俺が笑ってる  鉄の壁と冷めてゆく景色 目を閉じる 「明日も雨降りで太陽は死にました」 ラジオ 窓の外 捨てる 眠れない もしも全て脳が映し出すノイズなら 子供のころ見た冬の夜空 描くのさ  部屋の隅で少年の俺が笑ってる 鉄の壁と冷めてゆく景色 目を閉じる 数えきれぬ星が流れて 失くしたもの見つけたよ 息をきらす 坂の途中で 見上げていた空 数えきれぬ星が流れて 少しだけの優しさを 握りしめたポケットの中 最期に見た夢
夏草の揺れる丘THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN釈迦堂を通り抜け 宵待ちの坂を行く 懐かしき顔の待つ 夏草の揺れる丘  世界中の悲しみを 憂うなんてできねぇさ せめて大事な人が 幸せであるように  影踏み帰る 子供の声や 夕焼けに世界が まだ少しだけ 続くと思えたよ  明日は分からぬのに 人は約束をする いつかまた会う日まで 生きる意志なのだろう  みんなが笑う 俺も笑えば 嬉しさがあふれる 酔いしれ歩く 祭囃子の中 ずっと  今夜 夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする  現実の空 日々の憂いが 雨になって落ちる 諦めばかり 巡る夜もあったけれど  今 雷鳴が 胸を叩く もがきながらまっすぐに立てと 思い出は今を生きる 祭囃子が遠く聞こえる  夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする
ひょうひょうとTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN光の中行くのなら 心には三日月を さらされし道こそ 静かに見据える  闇の荒野行くのなら 心には太陽を 力まかせ信じて 強く踏み出せ  所詮この命 意味などない  守るべきは何なのだ 正義でも他人でもなく 体刻んだ夜の痛みかもしれぬ  時が来たのなら 命などくれてやる  ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに  果て無きことは知っている 俺に時間がないことも 生きることに飢えている だから生くのだろう  やがては体朽ち果て 生まれ変わるとしても 俺がここに生きた事 忘れはしないだろう  ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに そして続くのだ 今日が又そう 赤き陽の下で
ミスターワールドTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN息を手に吹きかけて 歩くオンボロ月夜 避難場所を示した 看板を蹴り上げる プラスチックの 雪が降る街で ああ 狂った 羅針盤のように 世界は壊れた  廃墟 マネキンだらけ 僕は王様の気分 排水溝に詰まった 羽の折れた天使の 死体に精液をぶちまける なぜ どこにも 天国がないか 愛していないからさ 枯れ行く 美しきこの 世界を 僕さえ  肺でカラスが笑う 今夜別れを告げる ああ 狂った 羅針盤の上で 母胎を想う頃 悲しき死の狂騒曲が 戦場に響いた 未来は時という鼓動を 静かに止めたよ
ジョーカーTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN子供の頃に描いた夢、大学生と書きました。 子供の夢らしくないと、先生に叱られました。 幸せな家族の風景、無理矢理口に詰め込まれ、 「好き嫌いはいけません」と、母は笑って言いました。  もうここには居たくないし、学校にも行きたくない。 戦争に行くと言ったら、頬を強く打たれました。 父も母も強くなれと、もっと頑張れと言います。 僕の姿が見えますか? 誰か僕を見つけてくれ。  居場所なんて何処にも無い。もう笑うしかないけれど、 笑う才能が無いから、顔が醜く歪むだけ。 自分より下の奴らを、傘で強く叩きました。 少し元気になりました。そんな僕を叱りますか?  雨、雲、泥、傘、雷、独り、水たまり。  笑う才能 生きる才能  雨、雲、泥、傘、雷、独り、独り 虹、風、鳥、夢、夕暮れ、空が、見えた。 ただいま、おかえり、遠くに、家の、灯り。
花びらTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN花びらが落ちて季節が過ぎて 行く宛てもないまま旅に出たよ 途中下車のホーム 錆びたベンチ 重い身体 深く腰を下ろす  午後の光が眩しくて 見上げた空に溜め息一つ  人生という名の長いレール ゴールなんて何処にあるのだろう 立ち止まる事がとても恐くて いつも走り続けてきたけれど  黄昏色に染まる雲 世界はゆっくり動いてるんだな  ああ 僕等 ただ通り過ぎてた 夢中な時には気付かないものがある  夕闇に包まれ電車を見送る ゆっくりでもいい歩いて行こう 自分の旅路を  ああ 僕等 遠回りしたって 時には立ち止まればいいさ  こんなにも世界を感じてる 新しい季節がすぐそこに来ていた
赤眼の路上THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN答えはいらない そんなの嘘だろう  誰もが生きてく 理由が欲しいだろう  両手はポケットに 突っ込んだままで 寒空 くわえたタバコが燃え尽きる  絶望を口にする 伸びてゆく影 埋もれてたまるか こんな日々に  風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて消えた  理解った顔した インポの路上よ  「何かが違う」と 違和感の塊  俺という存在が 街の空気を 押し返しギラつき 突っ立っている  独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく  絶望 孤独 月明かり  死にゆく 勇気なんてない  それなら 生きるしかねえだろ  息を詰めて 駆け抜けろ  風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて  独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく
ゲームTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN俺達はきっと 思考する魚 ゼッケンを背負ってく 揺りかごから墓場までずっと 脱落者 今日は 自分かもしれない 人身事故で止まる 電車の中 肩をすくめる ヴァンパイアの様な 熱帯夜の街 放っておいてくれ 俺の罪なら俺が決める  このままでいい そんな訳ねぇさ 耳を塞ぐなよ 同じ言葉話す お前よ 何がリアルだろう 何が出来るだろう 走り続けてく 人生はゲームなんかじゃない  ヴァンパイアの様な 血の味がする 熱帯夜の街 金の臭いがする 何がリアルだろう 何が出来るだろう 走り続けてく 人生はゲームなんかじゃない  叫んでやれ 生きてることを 声が無くても 歌えるから
幸福な亡骸THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN夏の終わりの朝 喪服の行列が 蝉達の死骸を踏みつけ歩いてく  途方もなく青い空 死は優しく穏やかで  火葬場までの坂 擦れ違った少年 万華鏡を覗く 未来はどんな色?  その小さな手の平で世界をぎゅっと掴むんだ  花よ 花よ 夢を見ては精一杯 色を灯せ ただ其処に在る生と死に抱かれ歌えよ  幸福な亡骸 そんな死もあるだろう 少なくとも俺には人生は長過ぎた  途方もなく青い空 死は優しく穏やかで 燃え尽きてくこの身体 幸福なる亡骸よ  花よ 花よ 運命を知り故郷の土へ還ってゆけ ただ其処に在る生と死に抱かれ眠れよ 全て忘れて…永遠に
孤独な戦場THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNシブヤはまるで肉の海だ 公衆便所の落書きだ 狂いそうなノイズの洪水にヘッドフォンが外せない  ぬるいフォークソング撒き散らしてる奴ら 金を募金しろとうるさくせがむババア  吐き気がする程に人間だらけ ああ どうせイナカモンとクダを巻いて ションベンぶっかける駅ビルの壁 ああ だけど十二月がひどく優しい  馬鹿が馬鹿騒ぎして死んでる 顔面性器が笑ってる キリストのうなじを舐める女 ザラついた金の味  一人 二人 三人 死人だらけさ 今日も 俺は生き延びてやる 心の闇の中で  神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場  肉と肉の間で窒息してく理性 俺が怖いのは ただお前らが人間だってことさ!  神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場  暗闇の中ドアを叩き続けろ
ディナーTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNもう帰れない 天井裏は宇宙さ あぁ 白い蝶々 調教したい美少女  赤いスカート 下着は脱がないで あぁ 泣かないで 小便臭いメスブタ  悲鳴のフルコース 諸行無常のメロディー 神と正義が殺し合う世界で  咥えておくれ びしょ濡れのマンジュシャゲ 汚物まで愛して欲しい 涙も渇れて笑い出す シャレコウベ 腫れ上がる殺意の名は ブルース ブルース  足りない 足りない 骨までしゃぶりつく  咥えておくれ びしょ濡れのマンジュシャゲ 汚物まで愛して欲しい 涙も渇れて笑い出す シャレコウベ 腫れ上がる殺意の名は ブルース ブルース
ぬくもり歌THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNダンボールの子猫 親は僕じゃない ガード下のゴミ置き場  行く場所がないから 一緒に眠ろう クラクション 子守唄にして  眠れ 眠れ 街の胸に抱かれ 君を思うよ  ポケットしわくちゃの 出せないままの手紙 拝啓 僕は元気です  行くな 僕に背を向けてた 君の為に いつかは  遠い記憶 胎児のよう ぬくもりに包まれて Ah  行くな 僕に背を向けてた 君を想う 目を覚まさなくちゃ  行くべきところがある 失くせない想いを この胸に抱きながら
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
羽根 ~夜空を越えて~THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN人をあんなに愛したのはきっと 最後だろう 死ぬまで 口説き文句が上手く出ない俺は 好きな歌を歌った  ああ 恥ずかしそうな でも嬉しそうな顔 今はもう見れないけれど  想いがいつかは夜空を越えて あなたのもとへと届けばいいのに  あの日あなたの世界から全ての 音が途切れた 突然に  ああ 届かないなら歌なんかいらない カミソリを喉に当て引いた  街はクリスマス あなたの好きな きよしこの夜が鳴り響いていた  ああ 正しくもなく だけど間違いじゃない 俺達は確かに生きた  想いが今夜は夜空を越えて あなたのもとへと届く気がする  そして世界中 声なき歌が 降り積もるだろう 幸せそうに
プラトニックファズTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNああ 情とかたまに ああ 邪魔になる夜 ゆらゆら ゆらゆら揺れる カーテンはまるで あなたのスカートみたい 微笑んだ赫  ああ 不器用な男女 手に手を取ったら ゆらゆら ゆらゆら揺れる スカートの中を 探検してゆく僕ら 声を上げ 今  おお こんなに恥ずかしい姿は おお 綺麗な夜のせいだね プラトニックな愛撫 オーバードライブじゃ 物足りない  毒蛇回路を怨にして続けよう 汚いファズが垂れてる 腫れ上がる赫  おお 必死で擦れ合う僕達 おお 小さな惑星の上 ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら…  おお こんなに恥ずかしい姿は もう闇夜のせいなんかじゃない 退屈で窮屈な男 鬱屈して屈折した女 脱皮してく今夜 蝶になる
マテリアTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNシャンデリアの雨 頬を濡らす バラ色の部屋で シルクのドレス 絡みついた あなたの指先  テーブルに咲いた ワインの花 誘惑の香り さぁ 踊りましょう 時を忘れ 今夜だけは  終わらない 夜の果てまで 導かれた二人の 宴が始まる  あぁ 出会いという 運命の美しい鍵は そう 愛の消えた心までも こじ開けてしまう  ガラスのオブジェ 壊れそうな 二人を見つめる さぁ 踊りましょう 全て忘れ 今夜だけは  燃え上がる 夜の底まで ロウソクが映し出した 死神の笑顔  あぁ 幸せなど そう永くは続くはずないわ あぁ 口に出せば 何もかもが消えてしまいそう  ねぇ 狂おしくて 愛おしくて 抱きしめて欲しい もう夢でもいい 嘘でもいい 今夜だけは  鳴り響く 時の鐘の音 鏡が映し出した 真実の素顔  走り出す 後ろ姿を ガラスのオブジェだけが 遠く見つめてる  止まらない もう戻れない 心臓の温もりを 体に残して
夕暮れTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN純粋になりたかった あの日見た粉雪の様に でも 俺は嘘でほっとして 寂しさの中 息をしてる  見上げれば飛行機雲 お前の好きだった冬の匂いがした 電車に乗る真昼頃 橙と青が交わって 天国を作る時間がある 俺達だけの秘密だった  交差点や駅のホーム お前がいる様なそんな気がした 誰かの為に生きてくなんて 分からなかったあの頃 何も言えずに少し笑った 寂しそな顔が浮かぶ 夕暮れ  やわらかなその肌や優しさも 忘れてしまうよ いつかはきっと  星に願いをかけた夢さえ 信じることも出来ずに 綺麗になんか生きれねぇさと 唾を吐いて道に転げた 会いたくなって切なくなって 情けなくて泣けてきた 夕暮れ
惑星メランコリーTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN人類の誕生は終わりまでの始まりだったから 地上に人間が溢れ返った頃 方舟は地球を去った  方舟に乗った選ばれし者は傲慢な権力者 まるでゴミを片付けるような仕草で爆弾を投下した  地上は業火に焼かれて地獄のよう 肥えた人間の脂肪はよく燃えた  宇宙空間に点在する星 その中のどれだけが 自分の産み落とした子供の手で消滅したのだろう  愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で  アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ!  愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で  アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ!
ワタボウシTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN夜の雪は 無音の中で 歌うコーラス隊 しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ  夜の太陽 孤独の指揮者 世界は僕のもの  白い景色 記憶のライティング 目にあまるステージ 朝はいらない しんしんと ただ  僕を震わせて  人は何故に 夢を見るの あなたに会うために しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ  光射すあなたが照らす道標 窓辺から見ている鮮やかなエンターテインメント 僕には聞こえてる 明日への鼓動 悲しみが連れてきた25時の奇跡
キズナソングTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN誰もがみんな幸せなら歌なんて生まれないさ だから世界よもっと鮮やかな悲しみに染まれ 強い人だと想っていた あなたがこぼした涙 冬の日射しの中で輝いてずっと見惚れていたんだ  傍にいるのに分からないことばかりで 何一つ出来ないけど いつだって傍にいるよ  ありふれた小さなキズナでいい そっと歩みを合わせてゆく僕ら 街中にあふれるラブソングが 少し愛しく思えたのなら素晴らしい世界  苦しくたってつらくたって誰にも話せないなら あなたのその心を歌にして僕が歌ってあげるよ  街に座って久しぶりに笑いあって 楽しげに悲しい歌 かき鳴らしてる今夜  今はまだ小さなヒカリでいい そっと命を重ねてゆく僕ら 見たこともないような顔で笑う きっと全ては見せられないけど明日へ向かおう  ありふれた小さなキズナでいい そっと歩みを合わせてゆく僕ら 街中にあふれるラブソングが 少し愛しく思えたのなら素晴らしい世界  だけど時が過ぎて悲しみは巡る そして歌が生まれ 僕ら綺麗になってゆく  日射しの中で
コバルトブルーGOLD LYLICTHE BACK HORNGOLD LYLICTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNこの夜が明ける頃 俺達は風になる 勿忘の花びらを 舞い上げて吹き抜ける  闇の沈黙(しじま)に十六夜(いざよい)の月 季節が黒く血を流してる 潮騒の音 抜け殻だけを残して  変わらないこの世界 くだらねえこの世界 そんな事誰だって 子供(ガキ)だって知ってるさ  だけど俺達泣く為だけに 産まれた訳じゃなかったはずさ ただひたすらに生きた証を刻むよ 今  俺達は風の中で砕け散り一つになる 辿り着く場所も知らぬまま燃え尽きる  この夜が明けるまで酒を飲み笑い合う 俺達がいた事を死んだって忘れない  「めんどくせえなぁ 逃げちまおうか」 今更誰も口にはせずに あどけないまま眠る横顔 震える胸  愛しさも淡い夢もこの空に溶ければいい 誰も皆コバルトブルーの風の中  さあ笑え 笑え ほら夜が明ける 今  俺達は風の中で砕け散り一つになる 大げさに悲しまずにもう一度始まってく  俺達は… 俺達は風の中
ブラックホールバースデイTHE BACK HORNTHE BACK HORNEijin SuganamiTHE BACK HORNTHE BACK HORNブラックホール 闇のバースデイ 黒い太陽 蜷局を巻く  微笑みながら助けを求めてる 誰だって  笑う悪魔の息の根を止めて 飲み込まれてく 狂気の渦  どうか流星よ 孤独な悲しみに突き刺され  今 何かが変わる 強く信じて空を見上げたよ ずっと触れてみたくて だけど恐くて胸を焦がした 手を伸ばせ 一人消えてしまう その前に  俺の未来が発情している 深く巨大なうねりの中  どうか衝動よ あの子の暗闇を突き破れ  今 戻れなくとも帰れなくとも構いはしないよ ほら 燃え尽きてゆく命の中に星が見えるよ 大丈夫 今夜 何もかもが輝いて  声を聴かせて 歌を奏でておくれ 運命に革命を 想像を超えてくほどに 罪や罰や傷や嘘を抱いて それでも夢を見て 生きる日々を笑え 俺の心臓よ 今夜
フラッシュバックTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN地球の空気を全部 奪い去る神の愛 ハレー彗星の影に怯えて泣いてるモグラ  形の無いものだけを信じて生きてゆきたい 甘い絶望が濡れる暗い暗い土の中  ナイフを持って儀式を始めよう  光の無い世界で 心の無い世界で 痛みの無い世界で慰めてGood night  フラッシュバックみたいに甦る君のEye 時計の針を戻して また旅に出かけようよ  生まれる前の初めての記憶  光照らす世界へ 心揺れる世界へ 痛み癒えぬ世界へ帰ろうよGood-bye  地上には今日もサルの洪水さ 死にぞこないたちのパレードは続くよ  光の無い世界で 僕の穴を拡げて 奥へ奥へ入って助けてよ 今  光の無い世界で 君の穴に触って 奥へ奥へ入って助けるよ きっと  帰ろうよGood-bye
ハッピーエンドに憧れてTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNブルーな人生の主役も楽じゃない 皆が望んでいる自分に為りきって笑う 便所がオアシスさ タバコ一本分 いつでも幻のアンコールが鳴り止まない  さあ!さあ!骨身曝しておぼろげ 誰か理解ってくれないか?  こんがらがってる日々のように聳え立つ部屋はゴミ屋敷 人生をリセットする程の覚悟で片付ける ずっと後回しにしてきた ちっぽけな事が重なって 雪崩を起こして生き埋めさ 独りぼっちで  ブルーな人生の脇役も楽じゃない 黙って愚痴を聞き 誰かの心配ばかり ピンスポット 夢に見る タバコ一本分 メガネを外したら美人なんてオチも無くて  さあ!さあ!百歩譲って生ゴミ 誰か代わってくれないか?  死にたがりなんて罰当たり 悪臭を放つ死にぞこない 頭に被ったゴミ袋 どうして生きてるの? 五体満足を持て余し 腐ってく心カビだらけ 僕ら気が付けば逆ゾンビ 虚ろな骸  この世界中に響け この歌よ! ドラマチックには生きられない君と僕の歌  ハッピーエンドの物語 アリエナイなんて捻くれて きっと誰よりも信じてた心の奥の方 ハッピーエンドに憧れて 閉め切ったカーテン開けたなら 割と陽の当たるこの部屋を黙々とただ片付けてゆく そしていつかは!
番茶に梅干しTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN何にも始まらなかった 歴史のスキマの一日 少し暑くて長かった そんな今日が終わってく  駅前アコーディオンを弾き語るジジイの音色 懐かしくて辛くなって家路を急いだんだ  蛇腹をめくるような毎日を誰もが過ごしているさって 自分に言い聞かせても何故か辛いのは自分だけだって気がする  帰る場所はいつもの薄暗いあの部屋さ 独り 産まれた町を離れて 生きたい生きたいって 気が付けばいつも自分のことだけ考えてる  番茶に梅干し潰して飲んだらウマいんだぜ本当に 疲れ果てて眠る頃 夜が包んでくれる  純粋なことに心惹かれてもキレイなだけじゃ役立たずさ 罪のないのは青ばかりだろう 空の青 海の青 青い春  帰る場所はいつもの薄暗いあの部屋さ 独り 産まれた町を離れて 生きたい生きたいって 気が付けばいつも自分のことだけ考えてる  番茶に梅干しみたいな夕焼けが潰れて消えた タネもしかけもありません それではまた明日。
カウントダウンTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN感覚を失った無気力な理想郷(ユートピア) テレビの前で今日も頷きたいさかりか?  鈍りきった感性 腐りきった感情 クスリで膨れた体  ゲームオーバーになっても何度でも生き返る きっと僕ら 終われないからいつも終わりを夢に見てる ずっと僕ら 勃たずに果ててゆく  充血してる目玉 急降下する意識 はちきれそうな頭 なあなあで寄り添う平和  ろくでもない極楽 死も生も感じないなら 3 2 1で飛び込め  命を感じていたい リアルのド真ん中で もっと僕ら 儚く燃える日々を生きている実感を 今夜 僕ら 取り戻しにゆくよ  深い場所まで落ちてゆこうよ 鼓動が響くゼロの場所へとゆくよ  命を感じていたい リアルのド真ん中で もっと僕ら 心を焦がす夢を限り無い欲望を 手に入れる 明日へのカウントダウン ダウン  さあ 今 今! 今!! 今!!! 今!!!!
天国への翼THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN果てしなく続いてゆく大空に 掴みかけたあの鳥が逃げて消えてゆく  遥か遠い丘の上 寝ころんで ぼんやりと未来なんて想像していたんだ  降り注ぐ太陽がこの空を燃やしてく 変わりゆく世界の永遠を止めて  風の中を自由に泳ぐ 千切れそうな翼はばたかせて  神様 生きてく意味は何ですか? 天国への階段を一人探していた  流星に願うよ ちっぽけな僕達が 平等に生きれる幸せな日々を  夢を見ては走り続ける 絡みついた鎖 引きずったまま  世界が呼んでる 「あきらめるな」 今 胸に響いてるよ  風の中を自由に泳ぐ 力強い翼を僕にくれ  日々の中を走り続ける この命が燃え尽き果てるまで
初めての呼吸でTHE BACK HORNTHE BACK HORNEijun SuganamiTHE BACK HORN夢を抱いて暮らしを背負って 生まれ消えてゆく洗濯機の銀河の中  初めての呼吸で世界を理解した誰もが  疲れ果てて泣くだけ泣いて 「死んでやる」と飯を炊きながら日々を越える  初めての呼吸で歌ったメロディーを聴かせてくれ 初めての呼吸で好きだと言えたならいいのに  初めての呼吸で命を名付けたら綺麗だろう 初めての呼吸が未来を呼んでいる何処かで  夜を越えて朝を越えて 夢を抱いて日々を越えて  夜を越えて朝を越えて 闇を抱いて日々を越えて
カオスダイバーTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN世界の始まりは泥にまみれた暮らしだった 僕らの生活は命を活かし生きる日々だ  太陽に殺されそうな日も細胞は生まれ変わってゆく  さあ行こう 今混沌の海へ飛び込めカオスダイバー 恐れることはない がむしゃらに夢を追いかけた あの頃のように 生きることを掴まえるんだ  命はたくましく絶望なんてできやしない 真実を暴くほど腰を振って  最新の神様なんかより精神の最先端をゆけ  果てしない あの電脳の闇を切り裂けカオスダイバー 虚しさを超えよう 限りなく境界線の消えたリアルを嘆かないで オリジナルな答えを探せ  日々を呼吸して 夢を奏でてゆく  さあ行こう 今混沌の海へ飛び込めカオスダイバー 恐れることはない 果てしない あの電脳の闇を切り裂けカオスダイバー 虚しさを超えよう  魂の両手を拡げて 野蛮なエナジーで 生きることを掴まえるんだ
アポトーシスTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN鼓動が響いた夕闇の中 震える君は弱い陽炎  淋しい気持ちが僕らを繋ぐ 砂利屑のような星が輝くけれど  君のため何が出来る 今汚れたこの両手で 何もかも不埒なほどに夢見る力をくれ  涙が溢れた 意味も持たずに この感情は誰のものだろう  窒息しそうな正しい街で 温もりさえも いつか忘れてしまう  風の中 居場所もなく ただ寄り添い咲いた僕ら 希望さえ失くしたままで何処まで行けるのだろう  君のため歌よ響け 今すべてを壊してくれ いつの日か自分をそっと許せる日が来るように  そして今動き出す 季節に別れ告げて そして今この胸に夢見る力をくれ  [カンジョウ・ウイルス・シャカイ・アポトーシス…]
浮世の波THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORN見慣れたはずの太陽背に 見慣れぬ場所を歩いてる 蔓延る感傷 振り解くように踏みつけてた  気付けば時は過ぎ去って 今日も何処かでクダを巻く 錆び付く傷一つずつ そこらに撒き散らして  響く歌はあの日のメロディー 浮いて沈む光と影 流れ過ぎる世界に一つ小さな溜息  言葉を呑んで押し黙る 日々を越えるにはそれもいい 溢れる人動かぬ影落とし紛れるように  永久に続く浮世の波を甘く包む月夜の風 一人一人の闇にそっと小さな口笛  ああ 広がる星空 寄せては返す真実 泡沫の夢は波間に消えてゆくとしても  たとえ世界が僕を忘れ 心この身消えたとして 願う想いはいつかきっと届くと信じた  そして僕ら全てを抱いて 続く浮世の波を越えて 歩くよ
証明THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN歓声 街の風に紛れては響く 嗚呼 今日も無情なステージの上で 証明 ここに生きている証を照らせ 輝く栄光をその手で勝ちとれ  力でしか愛せない悲しいほどに孤独な性 駆け抜けていく衝動が体支配していく歓声の中で  亡霊 青い影を引きずって踊る 戦う意味さえ薄れてくほどに 夜が全て狂わせてしまうけれど 生命の絵の具で闇夜を切り裂け  探していた真実は数え切れぬ地獄の底 押え切れぬ欲望が心支配してくゴーストのダンス  止まることはできないさ 負けることも許されない 今 無情なステージで息を切らし永遠に  この世界のキャンバスでいくつ夢を暴いたんだ 未完成な魂よ 描き続けてゆけ ステージのピカソ
世界の果てでTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN時には何もかも陽射しのせいにして 深呼吸するのさ 今のらりくらり行こう  考え込む夜が下着を脱いだなら 全てがバカらしくなる 少し楽しくなる  いつか赤く光る月を掴みたくて 甘く濡れる風を滑り落ちる 今 終わらないメロディー  独りじゃ足りない宇宙で 壊れそうな想い抱いていても 恥らうあなたの好きという言葉が 美しいことを知ってほしい 抱きしめる 世界の果てで  僕らは優しさを覚えたその時に 大人になるのだろう でも悪いことじゃないさ  どうか人生なんかを語りはせずに 運命なんかと暮らさぬように 今 毎日を歌う  歩いてゆくのさ旅路を 少しくらい遠回りもいいさ 誰かの答えは何かが足りない 汗を掻きながら生きてゆくよ 真実は一つじゃないさ  重ね合わせてゆく 僕ら歩いてゆく  独りじゃ足りない宇宙で 壊れそうな想い抱いていても 恥らうあなたの好きという言葉が 美しいことを知ってほしい 抱きしめる 世界の果てで
天気予報THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN顔を上げて歩いてゆくには 太陽は眩し過ぎる 下を向いて歩いてゆくには 人生は美し過ぎる  絶望はこの雨のようなぬるい水だ 36度5分のユウウツだ 傘も持たずに何処へいくって言うんだ 自分の為に流す涙ほど汚いなんて言ってたくせに  君に別れを告げたあの夜 言葉が足りないのか 言葉じゃ足りないのか 本当は知っていたはずなのに はずれた天気予報 雨、止みそうもない  止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 誰か教えて  軽くだるく歩く奈落の底の様な街で 後悔ばかりして生きてる 運命なんて一人じゃ抱えきれないから 君に愛してるなんて言ったのか  激しくなる雨の音に掻き消される声 ごめんなさい ごめんなさい 何度呟いても君は帰らない  白い息に染まる公園通り 教会の鐘が鳴り響く 幸せになってくれなんて嘘だ 不幸でもいいから傍にいてくれ はずれた天気予報 雨、止みそうもない  止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 止まない雨は誰のものなの? 誰か教えて  ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨 ああ天気予報 止まない雨
ファイティングマンブルースTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN働け男達よ 戦う病んだ魂 暮らsickな青い咳「ダイジョウブ マダマダイケルゼ」  男は皆ジョーカー?いやいやシドのチョーカー どんなにイキがっても最後は暮らしのドレイだぜ…  俺達ゃがんばるブルース たまにゃ飲んでクダをまけ ああ それでも愛しいエンジェル この心癒してく 何も知らず幸せそうに笑っておくれよ  条件反射の犬 赤ちゃん言葉のボス 地獄のギゼン者達 無気力製造工場  真実は全部袋とじで 開けたらなんか肩透かしで 押し出されるように前へ前へ進んでいくしかないんだぜ…  俺達ゃがんばるブルース たまにゃヌイて息を抜け ああ それでも愛しいエンジェル あたたかい腕の中 いい子いい子 頭を撫でて縛っておくれよ  ああ 明日もがんばるブルース 何度だって立ち上がれ ああ 今夜も優しいエンジェル 毒入りのお味噌汁  夢を見る人間様 お陰様 お互い様 誰も彼も幸せそうに壊れているんだ ギャー!!!
ホワイトノイズTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN東の空に光が咲けば いつもと同じ景色が来る 涙で濡れたさみしさの中 窓を少し開ける  風は穏やかなままで何もかもを包んだ  この手の中 今握りしめてる そっと 忘れたくない気持ちだけを 見つけ出した色 鮮やかな色さえ 雪のようにただ消える  ホワイトノイズ 空からの合図 声が聞こえた気がした夜 願いは強く 宇宙の果てに届け 闇を越えて  息を切らして走った 何もかもを照らして  張り裂けそうな胸 苦しみも痛みも 行く宛てもなく積もってゆく 狂いそうな白 汚れなき白さえ 悲しみにただ染まる  消えてしまうよ きっと果てしない世界で 雪のようにただ儚く ああ… それでもまたずっと繰り返してゆくのだろう この夜が今明ける  悲しみが今消える 雪のようにただ消える
ゆりかごTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORN赤になる信号機 止まらない街の鼓動 サイレンが鳴いてる夜に 交差点 ビルの空 路地裏の憂鬱に 声を掛けておやすみ  いつだって本当の自分だけ見ていたい また一人笑ってしまうよ それならば70年懸けて作る映画に 出てみてもいいかもな  僕の全てを捧げた君に 一度だけれどあげた花束 うつむいて君は泣いてるの? 思い出すのはいつも君の顔 笑って  想い描いてる僕のストーリーが 夜のスクリーンに重なる 遠くで聞こえる風のファンファーレが いつかこの胸に響いて  青になる信号機 歩き出す街の歩道 サイレンが鳴いてる夜に 交差点 ビルの空 淡い夢の寝息に 声を掛けておやすみ  そしてまた明日から始まる
THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN遠い夏 光の中で燃えていた季節が過ぎる 俺達は出会った日から探してる 本当の声を  蝉色の雨に消えた残像  今走り出す 何処までも新たな旅路をゆく 決して振り返ることなく この限りない情熱で嵐の日々を越える いつか晴れ渡るように  小さな手 赤く染まって色褪せた景色をなぞる 漂った切なさだけがこの胸を締め付けてゆく  鮮やかな化粧に濡れた感傷  今歌い出す この空に心を揺らしながら きっと掴み取る真実 この虚しさを切り裂いて地平の彼方までも 強く奏でてゆくよ  風が吹き抜ける ただ音もたてず落ちる木の葉 空高く舞う声よ 赤く染まれ 楓のように儚過ぎるこの身を震わすほどに  今走り出す 何処までも新たな旅路をゆく 決して振り返ることなく この限りない情熱で果て無き日々を越える ずっと探し続けてゆく  この儚さを抱きしめて世界の彼方までも 響け本当の声よ 響け本当の声よ
イカロスの空THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNああ空よ 教えてくれ 全てを抱いて生きる強さを  ひらひら舞い落ちる羽根は夢の欠片 手の平握り締め 時は過ぎていった  鳥達が飛んでゆく うわの空 坂の途中 躓いた この腕を支えてくれたあなたがいた  ああ夢よ 教えてくれ 信じた道を照らす光を ああ恋よ 教えてくれ 誰かの為に灯す明かりを  はらはら舞い散った花は恋の終わり 傷つけ逃げ出した 独りよがりのまま  右手には折れた羽根 左手にしおれた花 天秤に掛ける時 震えるほどの弱さを知る  ああ夢よ 教えてくれ 信じた道を照らす光を ああ恋よ 教えてくれ 誰かの為に灯す明かりを  ああ空よ 教えてくれ 全てを抱いて生きる強さを ああ空よ 教えてくれ 俺は今でも自由のままか  ああ夢よ 教えてくれ 信じた道を照らす光を ああ恋よ 教えてくれ 誰かの為に灯す明かりを
果てしない物語THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN少し色褪せた赤い夕焼けと 蒼い情熱を詰めたアルバム  点けた導火線 花火上がらずに 飛んだ蜻蛉が今は遠く  まだ続くのさ 俺達の果てしない物語 バラバラになった日々を積み上げて さぁ飛び出せよ 何度でも思い出にならぬように 心から愛せるもの いつの日か掴み取るまで  鏡映し出す 俺のイメージを 軽く撥ね除けて闇を照らす  みんなその崖を渡る 少しずつ 蒼い情熱を胸に抱いて  ただこぼれてくその涙 途切れない物語 カラカラになった日々を憂うように 上手くいかずに投げ出した 夕焼けの帰り道 心から信じること それだけが大切なのに  一人一人 別の道を歩き いつか 七色の花を咲かせ育んでく 光の中で  まだ続くのさ 俺達の果てしない物語 バラバラになった日々を積み上げて さぁ飛び出せよ 何度でも思い出にならぬように 心から愛せるもの いつの日か掴み取るまで
美しい名前PLATINA LYLICTHE BACK HORNPLATINA LYLICTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN泣きたい時ほど涙は出なくて 唇噛んでる真っ白い夜 体中に管をたくさん付けて そうかちょっと疲れて眠ってるんだね  世界で一番悲しい答えと 悲しくなれない真っ黒い影 擦れそうな声で名前を呼んだ ふいにゾッとするほど虚しく響いた  あぁ 時計の針を戻す魔法があれば あぁ この無力な両手を切り落とすのに  世界は二人のために回り続けているよ 世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに  微かにこの手をなぞった指先 小さなサインに敏感になる こんなふうに君の心の音に 耳をずっと澄まして過ごせばよかった  あぁ 想いを隠したまま笑っていたね あぁ 知らない振りをしてた 僕への罰だ  世界は二人のために回り続けているよ 離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに  何度だって呼ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれよ 今頃気付いたんだ 君のその名前がとても美しいということ  世界は二人のために回り続けているよ 世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに  世界は二人のために回り続けているよ 離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに  何度だって呼ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれよ 今頃気付いたんだ 君のその名前がとても美しいということ
共鳴THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN世界は砕け散って深い闇に飲まれて 誰もが不完全な二つと無い魂  繋ぐように強く強く抱いて  銀河の星のかけら 誰の為に輝く 誰もが未完成な「生きる意味」を探して  願うように強く強く響く  共鳴が今夜 証明を鳴らす 透明な孤独さえ抱きしめて 凶暴な太陽 獰猛な愛を 衝動が繋ぐだろう 俺達を  共鳴が今夜 証明を鳴らす 透明な孤独さえ抱きしめて 凶暴な太陽 獰猛な愛を 衝動が繋ぐだろう 俺達を  共鳴が今夜 証明を鳴らす 透明な孤独さえ抱きしめて 凶暴な太陽 獰猛な愛を 衝動が繋ぐだろう 俺達を
虹の彼方へTHE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN交差点に佇んだ花束 通り過ぎる 虚しい喧騒の音 ふと見上げた月の美しさに 最後に見た 君が浮かんだ  止まったままの時間を 乗せて廻る夜空に 後悔を溶かして  喜びを求め 悲しみを抱いて 永遠に続く虹の彼方へ はばたいた君の忘れてた夢を 僕がどこまでも連れてくよ  未来なんてどうにでもなるさと笑い合ってた 小さな自由の中で 夏の終わり 突然降り出した雨の匂い 季節を変えた  あの時語った夢が色褪せた寂寞を 鮮やかに染めてく  喜びの歌を悲しみの胸に 灯し続け 走れ明日へ 想像を超えた素晴らしい世界 闇夜切り裂いて照らし出す  喜びを求め 悲しみを抱いて 永遠に続く虹の彼方へ はばたいた君の忘れてた夢を  僕がどこまでも連れてくよ  光の中で君が笑う 七色の夢 ああ描いて
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
航海THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一さぁ 出かけるのさ 紺碧の水平線の彼方へ さぁ 錨を上げ凍り付く海を溶かしてくように  あぁ この海には悲しみさえ無い島があるという もう こんな日々に別れを告げて船を漕ぎ出すのさ  無い ここにも無い 心の羅針盤に耳を澄ませ そう 諦めるな 迫り来る嵐と僅かな希望  風 荒れ狂う 雨 吹き付ける 消える波音が響く 確信に  風 荒れ狂う 雨 吹き付ける 闇を切り裂いて射した稲光  風 荒れ狂う 雨 吹き付ける 地図を握り締め 進め その道を  終わることのない旅路をずっと続けてゆこう 探し続けてゆくことがきっと生きる意味だろう  そして僕ら傷付きながら 悲しみの中 幸せを知る 僕は生きる 全てのことを 受け止めてゆく 舵を取ってく
シアターTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一始まりのベルが鳴っていつもの席に着いた 最後のシーンが来るまで安心な気分で居れる 子供も大人もみんな性格も国も関係ないよ 誰もが少しばかりの時間の旅に出れる  今頃世界のどっかでバクダンが 落っこちてるけど僕は知らないよ  映画スターなったり 綺麗な女優になったり 夢の中で漂い泳ぐよ 隣に座った誰より スクリーンの中の誰より 僕は生きるってことに恋をしてる  ジュースが零れた拍子に 突然泣き出す子供 慌てて席を立つから滑り落ちるホットドッグ 床じゅうケチャップまみれ せっかくのシャツも真っ赤っかさ 今だけそっとしておいてくれ 安心な気分のままで  今頃世界のどっかで血の雨が 降り注いでるけど僕は知らないよ  名探偵になったり 七つの海をまたいだり 夢の中で漂い泳ぐよ 時には深く息をして 想像の羽を広げて 僕は生きるってことを感じてたい  映画スターなったり 綺麗な女優になったり 夢の中で漂い泳ぐよ 隣に座った誰より スクリーンの中の誰より 僕は生きるってことに恋をして  僕らは何時でも自由に 世界が輝くくらいに 夢を見れるから 時には深く息をして 想像の羽を広げて 僕は生きるってことを感じてたい
舞姫THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一嗚呼 今は昔 許されない恋があった 花吹雪に紛れそっと その姿を見つめていた  何故に狂おしく踊る舞姫よ 燃える時代の風 忘れさせるように そして俺達は飲み込まれてゆく どす黒い穴の向こう側へ  嗚呼 焼け落ちてく孤城の空 君を想う 誇り高く生きておくれ 愛しき人いざさらば  君が泣くならば白き虎となり 屍踏みしめて軋む別れ霜 今宵 死に様に酔えば朧月 熱き柔肌に触れもせずに  はらり舞う桜と誰かの夢の跡 はらり舞う桜と誰かの夢の跡  何故に狂おしく踊る舞姫よ 燃える時代の風 忘れさせるように そして俺達は飲み込まれてゆく どす黒い穴のその向こう側へ  憐れ祈りさえ飲み込まれてゆく どす黒い穴のその向こう側へ
敗者の刑THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一ここは天国か地獄か 欲望の渦が咲き乱れる街 人は一輪の希望を奪い合いながら生きて死んでゆく  強い快楽が欲しいと ギラついた路上刺激にあふれて 甘い幸福(しあわせ)を掴むと欲深き者は集い群れをなす  捨てる神あれどここには拾う神などは存在もしない 一度敗れたら終わりさ 蟻地獄のように抜け出せはしない  ある者はペンを片手に ある者は本を片手に ある者は家族を捨てて ある者は恋人を捨て 薄暗い部屋の片隅 誰もみな夢を抱えて 千切れてゆく淋しさの中で  敗者の刑 儚き夢 敗れし者達 救われない 敗者の刑 故郷の空 懐かしき風が心に吹く  「振り返れば 立ち止まれば不安と後悔に押し潰され 目を閉じれば心にいつものあの風が吹く ここで諦めたら最後 夢に敗れたら最後」  敗者の刑 愛しき夢 掴みとれなくて救われない 敗者の刑 故郷の空 懐かしき風に何を想う  今日も街に… 鐘が響く… 敗者の刑…
ハローTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一自由に広がる心に果てはないよ 見えない力が世界を変えてゆくよ  夕闇の中で一人ぼっち 僕らは想いを抱えてる 揺らしている  未来や希望や救いは何処にあるの? タバコやコーヒーで眠い目をこじあけて  それぞれの道を歩きながら 誰もがいつかは旅に出る 夜空を越え  銀河の彼方へドライブしてゆく 流れ星みたいに切なく笑って 天の川でゆらりゆらり 土星の輪っか ぷかりぷかり  切れそうで切れないゴムみたいな毎日 命を活かして生きるってどんな感じ?  昔の侍 ページの中 真っ赤な鼓動で笑ってる 叫んでいる  聞こえていますか 君を呼ぶ声が 心のトビラをノックするメロディー 燃える光 ぎらりぎらり 時代の風がひゅるりひゅるり  君を想うよ さみしい時には 本当は今でも生きてる そんな気がして  銀河の彼方へドライブしてゆく 流星みたいに切なく笑って 聞こえていますか 君を呼ぶ声が 心のトビラをノックするメロディー  いつかどこか違う場所で巡り会って 手を振りあって ハロー…
フリージアTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一フリージア 永遠を願っている  夢の中 泣いてる 風の中 咲いてる  フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア いつかこの胸に咲いてくれたなら  夕闇 日常を彩ってく  あてもなく待ってる 五月雨に散ってる  フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア 強く抱きしめて どうか微笑んで  罪もなく殺される子供達 飢えながら死んでゆく子供達 かわいそうな かわいそうな子供達 かわいそうじゃない僕は生きながら腐るだろう  フリージア 君を探してた 消えてしまいそう フリージア いつかこの胸に咲いてくれたなら  フリージア…
THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一僕たちは弱い 涙を流すから いろんな気持ちが人を殺すから  僕たちはいつか離れてしまうけど そんなことだけを嘆いていられない  僕たちは強い 言葉を話すから いろんな気持ちを伝えられるから  僕たちは生きる 涙を拭きながら いろんな気持ちを分かち合いながら  太陽が昇り罪と罰を照らす 悲しみを糧に明日を迎えるだろう 人生はきっと桜の枝のように いくつにも別れ また繋がってく  花が枯れて 潮が満ちて 月が欠けて 又花が咲く 十年経って 百年経って 千年経っても 繰り返してゆく中で何が生まれるのだろう 過ぎてゆく時の中で何を残せるのだろう あなたと過ごした日々も繋いだ手の温もりも ここに居ることさえも ここに居たことさえも 忘れてゆくのに 全てを忘れてしまうのに  僕たちは笑う 生きてる悲しみを 拭い去るように祝福するように
理想THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一反射する 白銀の光に まぶた閉じれば 涙よりきれいな世界まで 届く気がした 昼下がり  流されてく暮らしの中で 誰もが皆息をしている 自由に飛ぶあのツバメのように 風を切ってく  大空をいつか越えてゆけたなら きっと答えだって見つかるはずさ 何度でも羽を広げてく 空の彼方見える あの場所へ飛び立って  いつまでも終わらないものなど あるのだろうか 永遠に感じた瞬間も 遠い記憶に消えてゆく  心の奥耳を澄ませば 聞こえてくる風の歌声 こぼれてくるよな懐かしさに 胸が震える  さよならはきっと出会う為にある 今は揺れる想い抱えてるけど 何処までも連れてゆけばいいさ そして遠く光る あの場所へ飛び立って  果てしなく流れてく風のように  大空をいつか越えてゆけたなら きっと答えだって見つかるはずさ 何度でも羽を広げてく 空の彼方見える あの場所へ飛び立って  空を越えて
負うべき傷THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN・林慶一振り返る足跡には明快な答えはない 信じた道は遥か 遠くに霞んでゆく  ただ立ち尽くす日々はまるで蜃気楼 消えてゆく灯り  ぶり返す風邪のように繰り返す愚かな罪 ぼんやり滲む空にぽっかり空いた心  今 坂道の途中 浮かぶ白昼夢 滴落ち消える幻なのか  負うべき傷も負わずにどこまで行けるのかな 何を残せるかな 遠くで街はいくつもの未来を受け入れている 独りうずくまる  存在を証明してくれ 存在を証明してくれ あぁ…  まだ眠れずに窓に射した朝日さえ 漠然と続く今日も夢のまた夢  負うべき傷も負わずにどこまで行けるのかな 誰に届くのかな 鳴り止まぬ街の音色 いつかの俺の鼓動 遠く響いてる  負うべき傷も負わずに孤独な痛みさえも 分かることもなくて いつかはこんな想いも越えてゆけたら
PLATINA LYLICTHE BACK HORNPLATINA LYLICTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN絶望は甘い罠 鎖されたその扉 心が戦場だから誰にも救えない  ゼンマイの心臓が運命に操られ ブリキの兵隊達は殺戮を始める  命さえも玩ぶのか 壊れかけたおとぎの国で 胸の奥に走る痛みをどうかずっと忘れぬままで  欲望は毒林檎 手に入れたものは何? 未来の子供達へと遺せるものは何?  愛を知らず揺れるゆりかご 燃え尽きてく眠りの森で 共に生きる喜びさえも消えてしまう 遠く  優しさを信じ 全てを許して 慈しむように ただわかちあって わかりあって  命さえも玩ぶのか 壊れかけたおとぎの国で 胸の奥に走る痛みをどうかずっと忘れぬままで  愛を知らず揺れるゆりかご 何故僕らは生まれたのだろう 遥か彼方 祈りのような子守歌が響く  優しさを信じ 全てを許して 慈しむように ただわかちあって わかりあって
水芭蕉THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN水芭蕉を風が揺らし思い出だけ残してく 帰り道の夕焼け空 長く伸びたそれぞれの影  精一杯 この手を離さずに 溢れ出す笑顔と涙 懐かしきあの日々は 胸の中 生き続けてる  移り変わる景色の中 また会えると信じてた 時の風はただ無情に命さえもさらってく夢  流星が夜空を駆け抜けて 消えてゆく線香花火 輝いたあの日々を 抱いたまま何処へゆくだろう  未来を追いかけて手を伸ばす でも届かずに 呼んでも呼んでも会えなくて 遠くなってゆく  流星が夜空を駆け抜けて 消えてゆく線香花火 輝いたあの日々を 抱いたまま何処へゆくだろう  この手を離さずに 溢れ出す笑顔と涙 懐かしきあの日々は 胸の中 生き続けてる
真冬の光THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNこの心が汚れてても吐く息は白 窓を開けて見上げていた放課後の空  いつかは僕らも大人になってく ただ 命や愛の意味は置き去りのままで  机の奥 握りしめたガラスのかけら お前なんて死ねばいいとささやく声  穢れを知らない真冬の光が降る 平和な教室から何処へも行けずに  退屈な日々の中 残酷な出来事を 本当は望んでいる? 耳鳴りを止めてくれ ニヤついた傍観者(やつら)ごと メチャクチャに切り裂きたい 何もかも  いつかは僕らも大人になってく ただ 命や愛の意味は置き去りのままで  それでもいつかは誰もが大人になってく ただ 犯した過ちさえ償いもせずに あぁ…
風船THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNこの心は 何故変わってゆくんだろう 悲しくて泣いた 夕闇の中 さみしさがあるから汚れていくんだ 真赤な紅 唇 鉄の味がした  たそがれに降る雨 所在なき風船  からっぽに 負けぬよう血に染まってく  僕よ強くあれ いつからか 気付いてた 黒い心に 透明な水の中 にじんでる 僕の罪の跡さ  何か言ってたよ 手をふるあの人が 聞こえなかったよ 遠い思い出  戻れない 小さく息をする虫 美しき 愛で世界は灰になる  獣の夜は 眠れずに 血で遊ぶ 僕らおどけて 凶暴な衝動が 打ちよせる 全て無に変えて 神様は救わない 壊れたおもちゃなど  月の砂 降り止まぬ空 「綺麗だね」 僕ら 別れを思っていた
GOLD LYLICTHE BACK HORNGOLD LYLICTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN・林憲一立ち上がれ 死んでも譲れないものがある 振り向くな 後ろに道は無い 突き進め  孤独な歌声が闇夜に響く時 刃に写るのはポッカリと浮かぶ月  虚勢を張る胸に吹くのは旋風 命を張るならば何かが変わるのだろう  悲しみに降る雨に男はただ濡れる  いざさらば 涙は拭わずに走り出す いざさらば 桜の花吹雪 風に散る  火花が散るほどに心をぶつけ合う 痛みを知ることを優しさと呼ぶのだろう  負けられぬ闘いに男の血は滾る  解き放て 世界でただ一つその刃 研ぎ澄ませ 勝負は一瞬のイナビカリ  立ち上がれ 死んでも譲れないものがある 振り向くな 後ろに道は無い 突き進め  いざ征こう 信じたこの道を何処までも いざ征こう この命在る限り
赤い靴THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN赤いくつを履いた愛しいあの人が 十二月の雨に撃たれながら消えた 流れる紅い血と冷めてく温もりを この手に残したままで  慰めの歌なんかじゃ この心は癒せはしない 雨音の中でお前の名を ただつぶやく  凍てつくような街は今日も知らないふり 呼んでも応えない闇が佇むだけ 正義も過ちも矛盾も悲しみも 全てを飲み込んでゆく  それが運命だなんて 悟ったふりをして何を言う 向かう場所もない この想いはどこまでゆく  憐れみの賛美歌 降り続く夜には 三日月を手にして 暗闇を切り裂く  あの日消えた涙は 今日の降り止まぬ雨 明日へと続く道は 深い悲しみの中  アスファルトの上に転がる赤い靴 雨ざらしのままで転がる赤い靴 いつかの面影が錆びた景色の中 閉じ込められ泣いている  それが運命だなんて 悟ったふりをして何を言う 向かう場所もない この想いはどこまでゆく  忘れてゆくことだけが ただ一つの救いだなんて 辛すぎるだろう 答えてくれ ああ神様  さあ 今 すぐ!
覚醒THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN黒い翼広げ 羽撃くカラスが夜を告げる 赤いテールライト 流れる景色が滲んでゆく  同じ空の下 君を探してた  白い翼なんていらない 僕らは天使じゃない きっと この背中は大事な誰かを守る為に  消えた箒星 声が聞こえるよ  僕らはいつだって独りじゃない ここに居るよ 未来がどんな遠くても 世界が目覚める あの夜明けに手を伸ばすよ 溢れる本当の想い重ねて  愛を知らぬまま 風に吹かれてた 錆びた十字架は何も語らない 鼓動 脈を打つ 僕ら目覚めてく 響き出す 胸の奥まで  僕らはいつだって独りじゃない ここに居るよ 未来がどんな遠くても 世界が目覚める あの夜明けに手を伸ばすよ 溢れる本当の想い  生きろって 死ぬなって言う前にあなたが必要だって 抱き締めておくれ強く 独りじゃないなら闇の中を走り出せる 僕らは何度でも繋がってゆく  今 悲しみを越えてゆけ
何もない世界THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN風が吹き抜けて君は永遠になった 錆びたブランコは宙に浮かんだままで  僕だけを残し夏の日が終わる  声は聞こえない 途切れたキャッチボール 何も知らぬまま線路に止まる蝶々  何もない世界で 何もない世界で  ひとりぼっちで影踏み遊び 日が暮れるまで唇噛んで 忘れ去られた蝉の抜け殻 からから鳴って  何もない 何もない 何もない世界で  遠くの空でひぐらし鳴いて 真っ赤な夕日 擦り剥いた膝 涙もでない さよならさえも 言えなかったよ  何もない 何もない 何もない世界で
生まれゆく光THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN何を話そう 未だ見ぬ君へ 僕が見てきた悲しみの果て 傷つけ合って奪い合うこと 僕がしてきた今までのこと  その目背けないで探し続けてくれ 美しい生き方を 今  泣きながら僕ら産まれてきた 愛し合うことを知る為に 優しさはきっと弱さじゃない 暗闇を照らす 照らし出す光  痛みの雨が降り続いてる 抱き締めていた滲んだ手紙  生まれ変わる時は君のもとへゆくよ 穏やかな日溜まりの中で  巡り会う僕ら夜を越えて 信じ合うことを知る為に 一つだけ きっと見つけ出せる 星屑の中で揺れている祈り  この大地に還ってゆく魂達 今 遙か彼方へ命の河が流れ続けてゆくよ  泣きながら僕ら産まれてきた 愛し合うことを知る為に 果てしない時を重ねてきた 許し合うことを知る為に  いつの日かきっと見つけ出せる 暗闇を照らす 照らし出す光
人間THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN人間はカナシイ 人間はハカナイ 人間はミニクイ 人間はキレイダナ  産まれ落ちたことが有罪だとしても命を抱きしめたい 人と人の間 そこにある何かが僕らを明日へと繋ぐの?  人間はコワレタ 人間はコワレタ 人間はコワレタ 人間はキレイダナ  君に触れてたいよ だけど触れられない 世界は張り裂けてく 君を神と呼ぶよ 君を愛と呼ぶよ 救いの歌は聞こえない  地球最後の日に咲いた忘れな草 裁きの鐘が響く 首吊り台の上 産まれ生きた日々を愛しく想えるかな?  人間…
グラディエーターTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN迷い込んだ砂漠の果て 生きる意味を無くしたまま 握りしめた剣はただ一つの誇りだった  夜に滲む罪の跡  燃える生命の花 揺れる衝動のまま たぎるエナジー そう命は確かに未来を望んだ  この世界は砂塵の中 闘う日に終わりはない 振りかざした剣は音もたてず崩れ去った  夜に垂れる蜘蛛の糸  叫ぶ欲望さえも 消える静寂の闇 響く魂 そう命は微かに呼吸を続けた  サソリの死骸 蹴り飛ばす 霞んだ視界 晴れてゆく  空に映る影 あなたの顔 生きる意味が今溢れ出すよ  遠く地平の彼方 照らす太陽の下 歩き出した この大地を強く踏んで  燃える生命の花 揺れる衝動のまま たぎるエナジー さあ命が示した生きる場所目指し
THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN星よ 月の雫よ 誰の道を照らすのだろう 風よ 森よ 命よ 孤独さえも包むのだろう  夢中で追いかけた微かなその光 銀河に届きそうな空の下で  張り裂ける夜の中を俺達は走り出す 行き場所を探しながら彷徨った蛍のように 今  雲が空を奪って 優しすぎる雨を降らす 過去の傷や涙を 癒しながら消し去ってゆく  儚く揺らしてる小さなその体 飲まれてしまいそうな闇の中で  駆け抜ける日々の中に想い出の花が散る 寂しさを抱えたまま別々の旅路を歩く 今  遠ざかる蝉時雨 風に消えた夏の香り  張り裂ける夜の中を俺達は走り出す 行き場所を探しながら何処までも行くのだろう  駆け抜ける日々の中に想い出の花が散る 寂しさを抱えたまま別々の道を行く  心にたった一つ消えない景色がある 迷ったその時にはいつでも思い出してくれ
白夜THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN君にさよならを告げて俺は晴れて自由になった 縛られて嫌になって 砂埃 唾を吐いた  サラバ サラバ 君よサラバ 俺のもとを去った人よ 泣かないで ハレよ ハレよ 今日もハレよ 眩し過ぎる太陽さえ奪えずに  教会の鐘が響いて幸せな奴らが出てきた 俺は黒猫になって森の奥へ迷い込んだ  サラバ サラバ 君よサラバ 俺のもとを去った人よ 泣かないで ハレよ ハレよ 今日もハレよ ミルク色の空の下で永遠に  夜がこなければ誰が愛を語るだろう 夜が恋しくて俺は目を潰すだろう 神は知らぬ振りさ 白夜 白夜 胸が壊れそうさ 白夜 白夜  きっと気の迷い 悪魔の囁きさ 二人バラバラバラバラバラバラバラバラになっていった たった数秒で  君を想い独りきりで何度この手汚しただろう 切なくて きつくきつく赤い糸で俺の全て縛ってくれ もう一度  夜がこなければ 誰が愛を語るだろう 夜が恋しくて 俺は目を潰すだろう 夜がこなければ夢は灰に変わるだろう 夜が恋しくて干からびた吸血鬼  神は知らぬ振りさ 白夜 白夜 胸が壊れそうさ 白夜 白夜…
THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORN鏡の無い世界じゃきっと僕達は 自分を殺してしまうよ 鏡の無い世界であなたは一人ぼっち 自分を殺して誰と巡り合う  朝日の射す公園 零れる希望に 眩んだこの目閉じて 明かりの無い世界を夢中で駆け回った 記憶の裏側を今感じてる  傷だらけの男の子 ママの手を握る女の子 大人になって誰かを愛せる時まで 夜を越え続けるのさ  出会いは未知への旅 その扉を開けた時に この眼に何が映るだろう  鏡の無い世界じゃきっと僕達は 自分を殺してしまうよ 飾りの無いままで 痛みを恐れないで いつまでもその灯を守り続けて  屈折した心には 気まぐれな天使と悪魔 何処に居ても笑えない事ばかりだよ だけど太陽は照らすのさ  出会いは未知への旅 その扉を開けた時に 僕じゃない僕が居て  素敵な日々への旅 その扉を開けた時に あなたが笑ってくれたら…
さざめくハイウェイTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORN溢れ出す 人ゴミの中で 動けない 僕は動かない 見上げては欠伸噛み殺し 青い空 只空は青い  過去の自分がいるよ エスカレーターの上 僕に手招きしてる  タイムマシーンで果てしない未来へ 僕らは死んで 限りない想像の世界で  TVでは麻酔を切らした 動物が何か伝えてる 慣れてゆくこの街のリズム 離れてく初めての記憶  繋がる事は無いよ 匿名希望の影 何処までも憑いてくる  さざめくハイウェイ 絶望を溶かして 僅かな愛で限りない想像を描いて  制御不能な欲望 冷めたフリした本能 僕を探しているよ  タイムマシーンで果てしない未来へ 僕らは死んで でもまだ死ねなくて  さざめくハイウェイ 絶望を溶かして 僅かな愛で限りない想像を描いて
フロイデTHE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORN最果ての戦場に遠吠えが響く 迫りくる地平線 蠢く鋼の音  振り向けば滲む空 血の雨に染まる こびりつく脳裏には世界平和の賛歌  一人タクト振る赤い涙のマエストロ  押し寄せる数多もの紅蓮の怒号 脳みそを駆け抜ける歓喜の調べ 入り交じる曳光に身を伏せたまま 朽ち果てたバイオリン 狂気のフロイデ  踏みにじった夢の跡 舞い上がる火の粉 時の風吹き荒び全てを燃やし尽くす  線り返し牙をむく憎しみの丘 誰のため何のため嘲笑う月 在りし日の旋律に遥かなる空 絶え間ない戦慄に運命を知る  叫び続け 絶望の快楽にめり込む鉛 誰もいない 朽ち果てたバイオリン 狂気のフロイデ
世界を撃てTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN突風が吹いて葛藤が砕け散った 雑踏を抜けて戦場へ舞い戻った それぞれの日々が戦う意味だ 逃げ出すほど弱くないさ 拳を握る  瞬間風速は台風を越えていった 上昇気流に乗っかって舞い上がった 何処までも飛べよ 想うがままに 自由を奪い取れ 共に夜明けを目指す  孤独を暴く光 その最前線をゆけ 見つめる眼差しは真っ直ぐに 世界を撃て  臆病者が俺のことを呼んだ 闇の中で首根っこを掴んだ 蹴飛ばして躍れ その亡霊を しらけたしゃれこうべ 風に吹かれ消えてく  命を懸けてみたい 信じるべき想いに 暮れゆく橙の逆光を切り裂いてく  臆病者は過去を抱いて死んだ 覚悟決めて生まれ変われ今夜 生きてゆくことを諦めるなら 軽蔑しておくれ どうか愛する人よ  孤独を暴く光 その最前線をゆけ 見つめる眼差しは真っ直ぐに 世界を撃て  心が正解だろう いつかは笑えるだろう 果てなき悪戦苦闘の道 続いてゆく  顔を上げて世界を撃て
コオロギのバイオリンTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNさめてく夢が夢ならば なぜ夜は来るのだろう 一瞬の幻じゃない 永遠の安らぎをどうか下さい  見えなくなってしまったよ 疲れ果ててしまったよ いつからか迷子になった いつからかモノクロになった心  青白い外灯 虫達の死骸 さびついた欄干 月影の十字架  消せない過去を消すために この夜は歌うだろう 一瞬のまやかしじゃない 永遠の安らぎをどうか下さい  沢山の優しさ達が 僕を狂わせてしまったんだ 沢山の愛情達に 僕は許されてしまったんだ  しぼんだ水風船 からっぽの水層 真夜中のプール コオロギのバイオリン  僕にとって君の声は安らぎ 僕にとって君の歌は天国 僕にとって君は神様 僕にとって君の声は安らぎ 僕にとって君の歌は天国 僕にとって君は神様  続いてくこの無情さ どうか負けないで歌ってくれ ひたすらに小さな羽根を ずっとふるわせて奏でてくれ  コオロギのバイオリン コオロギのバイオリン  景色が変わってゆく この匂いも忘れてゆく また出会うだろう 君の声に  いつかは僕らは灰になる いつかは僕らも土になる その前に少しだけ 少しだけこの命を 感じていたい 感じていたい ただそれだけで ただそれだけで  今夜、光になる 今夜、ひとつになる はぐれた心を取り戻しにいく 安らぎの中で
栄華なる幻想THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN遙かなる大地を踏みしめていたのは若き血潮 遠い空 想いはいつもそこにあった 淡き夢と  伸びた影 奮い立たすように あの人はそっと笑っていた  いずれまた会おう 振り返りはせず 注ぐ光へと走り抜けて 誰も知らないで流れてゆく花よ やがて河となり海となりて消えゆく  何故に僕らは忘れてしまうのだろう 日々の中で 何故に僕らは繰り返してしまうのだろう 何も言えず  作られた空虚な樹海へ いつまでも迷い込んだまま  命の価値とか平等がどうとか孤独を恐れて口をそろえ 何も知らないで世界は過ぎてゆく 溢れる言葉に埋もれてゆく 星屑  万朶(ばんだ)の桜か暁の空の下(もと)眠れ 返り咲くは栄華なる幻想  命の価値とか平等がどうとか 孤独を恐れて口をそろえ 何も知らないで世界は過ぎてゆく 溢れる言葉に埋もれてゆく  まだ目覚めないその眼差し 今こそ開いて また輝きを増す太陽 今もっと高くへ昇るさ
パラノイアTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORNガラス細工の僕の心 月を透かし夜に消えた ここが何処だか分からぬまま ワイングラス赤く染まる  街を手にした夜の亡者 光る女両手に抱え 金をネオンに仰ぎ散らし 甘い蜜に蝶はたかる  教えて世界は誰の為に回る? 路地裏子猫が振り向いた時  僕が君で君が僕になったら世界は平和に回るでしょう 嘘が本当で本当が嘘になったら何が僕等を繋ぐのでしょう  時計仕掛けの僕の暮らし 満員電車腹話術師 僕が誰だか分からぬまま 押すに押せないリセットボタン  教えて世界は誰の為に回る? 秒針が心臓を追い抜いた時  僕が君で君が僕になったら世界は平和に回るでしょう 嘘が本当で本当が嘘になったら何が僕等を繋ぐのでしょう  空が大地で大地が空になったら僕らは今すぐ落ちるでしょう 神が人で人が神になったら頼まれるのが僕らの仕事でしょう  今が過去で朝が夜になっても 巡るぐるぐるぐるプライベイトな妄想 絡み付いて コレがソレでドレがソファミレミファレ レレレ あぁ溶けてゆく 回れ回り尽くせ 頭の中で
神の悪戯THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN神が舞い降りる 蛇腹模様の空 目覚めた欲望がヒステリックな夜  天使と悪魔が愛し合えば 秘密の儀式は続いてゆく  愛は 夢は灰となりて 罪にぬれた花となりて  ペガサスみたいに白い腰を振って  狂気と性器が歌い出せば 聖なる宴は続いてゆく  歌は 悲鳴は渦を巻いて 空にうねる蛇となりて  世界は壊れて砕け散って 命の意味さえ分からぬまま 産まれて死んでく永遠の中で 最後の宴は続いてゆく  愛は 夢は灰となりて 罪にぬれた花となりて  神は世界に水をまいて 罪を洗う雨となりて
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
戦う君よTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN戦う君よ 世界を愛せるか 紺碧の空に三日月滲んで消えた  何故君は行く 傷つき倒れても 高鳴る熱い思いを忘れはしない  何処までも行けよ 顔をあげて ありのまま何もかも輝くだろう 今はまだ闇に震えていても 笑いあえる日がくる  ためらうことも とまどうこともなく いつかは君に幸あれ 光の中で  少年の日々を思いだして 水たまり 反射する飛沫あげて 泥だらけのまま笑えたのなら 何処へだって行けるさ  何処までも行けよ 顔をあげて ありのまま何もかも輝くだろう きれいごとじゃなく美しき日々 探し続けてゆくよ  さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今 強く強く叫ぶように夜明けは降り注いだ  さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今 高く高く羽撃けるさ 晴れわたるあの空を目指してゆけ
警鐘THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNこのダイナマイトみたいな悲しみを また高性能な知能が邪魔をして アンドロイドのように全自動で笑うんだ ちっぽけな宇宙の片隅で  「太陽ノ黒点カラ毒電波ガ ヤッテクル」 凶暴なる妄想に殺されるその前に  解き放て今すぐに 制御不能な感情を 降り注ぐこの想いは君のものだろう 解き放てこの空に 制御不能な感覚を まっさらなこの未来は君のものだろう  アウストラロピテクスから俺達もう一度始めよう 進化が使命だと思い込むシステムに飲み込まれるその前に 細胞が死んだ 細胞が一つずつ死んでゆく 考え過ぎの罠に嵌ってるネガティブ・コントロール・フリーク  文明が膨張したのは安心という発明の対価 存在さえしなかった不安 漆黒の闇が生まれてく 森羅万象をリスクヘッジしてコントロールする人類は 第六感さえ失って崩壊の軌道に乗る  「傲慢ナ権力者ハ犠牲者ヲ抹消スル」 深遠なる命題に心臓を差し出すよ  鳴り響けその胸に そっと希望をノックして 誰一人まだ知らない新しい歌 何もかも煌めいて 反射しそうな瞬間を 駆け抜けてゆく世界は君のものだろう  それぞれの夜が明ける 痛みは抱いたまま 確かめるその鼓動は君のものだろう 一つだけ譲れないものがあるのなら モノクロの景色が今輝くだろう  解き放て今すぐに 制御不能な感情を 降り注ぐこの想いは君のものだろう 解き放てこの空に 制御不能な感覚を まっさらなこの未来は君のものだろう
真夜中のライオンTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN熱帯雨林の街は夜の匂い 淋しげな愛と光の雨 真夜中のライオン震えている 選びとれ 目指すべき未来を  孤独と月光が夢を育んで 溢れだす想い 今  終わらない この夜を僕らはゆく 熱くなる胸の奥 声が響く 立ち上がれ美しき挑戦者よ 激流が押しよせる時代(とき)の中で 掴み取れ自由を その手で  判断基準はいつもこの心だ 誰が何と言おうと夜は明ける カブキ者みたいに好きに生きて 窮屈な世界を笑いとばせ  孤独な太陽が燃え上がるように 晴れてゆく想い 今  真夜中のライオンよ 明日を目指せ タテガミを風になびかせてゆけよ 閃きの羅針盤が導くだろう 暁が空を焦がしてくように  掴み取れ自由を 掴み取れ自由を その手で
閉ざされた世界THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN赤く濡れた指先でサイは振られ 宇宙(ソラ)へ落ちてゆく 深く深く 二度と帰れない闇の彼方へ  加速してゆく ラストシーンは 誰にも止められない  運命を切り拓け 傷ついた翼広げ翔び立つよ 真実(こたえ)はここには無いから 誰がために鐘は鳴る? 絶望に満ちた閉ざされた世界 羽撃き続ける微かな光へと  きっと人は弱いから美しいと 君は微笑んで目蓋を閉じた  駆け出してゆく 炎の中へ さよならも言わないで  何度でも何度でも 傷ついた両手広げ叫ぶだろう 真実は心にあるから 燃え上がる世界地図 堕天使が描き出した新世紀 聖者の祈りは掠れて消えてゆく  賛美歌の響く夜 ガス室の動物は 息絶える時まで人を信じ続けているのに  運命を切り拓け 傷ついた翼広げ翔び立つよ 真実はここには無いから 誰がために鐘は鳴る? 絶望に満ちた閉ざされた世界 羽撃き続ける微かな光へと  もう一度 信じるだけの勇気をもって もう一度 疑うだけの知性をもって 最後まで世界を見つめ続けてゆく 最後まで世界を見つめ続けてゆく
パレードTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNほら 振り返れば足跡 俺にはまだこの街で生きてく資格はあるのか? 投げ捨てた煙草と独り言 都会の風が飲み込んだ  今 建ち並ぶビルの中 剥き出しの鉄骨が俺の真価問い質してる 頼りないプライド 壊して塗り替えてく旅の途中さ  世界をこの手で掴まえて握り潰すのさ 変えてゆく力 飛び込め 夢はもう醒めてるはずさ  バラバラの欠片達 潰されたこの世界 拾い集めてくっつけた 戻らない世界の国境に滲み出した血の涙  ここはまだ夢の中か 黒さを増してく影 全て乗っとるつもりか 真昼の空の下で  光をこの目で掴まえた俺が産まれた日 狭いトンネル抜けて叫んだ 潰れたような笑顔見せて  長いトンネルを抜けて 優しさの意味を知った 忘れてしまいそうさ あの街を出た衝動と お前が居てくれたことを  世界をこの手で掴まえて握り潰すのさ 指の隙間から 空っぽはただ零れるんだろう  未来を光を掴まえに 掴まえにゆこう 走り続けるさ ここから新しい旅を始めよう
汚れなき涙THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN木々が揺れるざわめく夜は 不気味なほどに死の匂いがする  赤い月が燃やした空は まるで世界の終わりのようで  僕らの流したカルマが空へ空へと昇ってゆく  汚れなき涙 本当はあるのだろう ただ奪い合い争って散りゆく定めでも その真っ直ぐな眼差しが伝えてる 命があるという事実が生きる意味だということを  風が止んだ静かな朝は 痛いくらいに耳鳴りがする  張り詰めてる凍えた空気 まだ続くよと始まりを告げる  僕らが生まれた奇跡は誰にも変えられない 命が叫んでいる限り明日へ明日へと繋がってゆく  汚れなき涙 本当はあるのだろう 今 息をして手をとってまた歩いてゆける この真っ白な朝焼けが映してる 生まれてきたという事実に罪なんてないということを
太陽の仕業THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORN灼熱の街は猛獣ハンターのパラダイス 感情が暴発する炎天下の交差点 百発百中外さぬテクニックで 散弾銃 照準を 今 あわせ  鉄の檻でできた錆びついたプライド ズタズタのハートさえも撃ち抜いて 悲しみに塗れて濡れている性感帯 少女の傷を 今 狙え  愛なき世界 痛みよりもやさしい愛撫を  時計の針を戻して永遠を描くけれど 僕らは踏み込めずにただ無情に空は明ける 真夏の夜は幻 儚く揺れる陽炎 胸をきつくきつく締め付けてく 狂暴な欲望を抱えたまま  運命はまるで残酷なゲームのようだ 終わりと始まりを同時に連れてくる 操縦不可能 危険な誘惑に 野生の本能よ 今 叫べ 闇の中で  続く果て無き世界 救われない孤独に光を  心の距離を泳いでいつか辿りつけたなら その悲しみの訳をきっと見つけられるだろう そして世界は輝く また胸を焦がしてく 太陽が熱く熱く照らしている 狂暴な欲望を抱えたまま 狂暴な欲望を抱えたまま 狂暴な欲望は太陽の仕業
ペルソナTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORN大暴落の感情 はじけ飛び急上昇 足りない頭コネて フィクションはノンフィクションに買い取られ 小さな世界に裁きの鐘が鳴るだろう  何故に今俺達は崖っぷち立っている? コンドルは翼広げ 見栄を張ったピースマークは誰の真似? 淋しい奴だと同情されたか無えだろ  一触即発で窒息寸前の心 待ったは無しの発射台に乗せて 火を点けろ  商業主義の地獄行き 輝いた知力の血 衝動然り情熱の真理 尽くすのさ この日々を  守るべきモノは幾つある? 傷口の浅い絶望に溺れそうさ この平和の中  商業主義の地獄行き 輝いた知力の血 衝動然り情熱の真理 尽くすのさ この日々を  この闇を突き抜けて好きなだけ飛ぶ為に 頂上目指し攻撃の勇姿 尽くすのさ この日々を
海岸線THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN希望なんて無くても世界はとりあえず美しい 光は滑走路 波の間に間に  鼓動なんて忘れて俺達変わりすぎてゆくけど 笑ったその顔は変わらないから  秋は澄んだ空見上げ 冬の雨濡れて 春の陽に手をのばし巡りくる夏の夜  海岸線をわたる風 俺達を連れてゆけ 創造力の種をまいて鮮やかに咲き誇れ  テトラポット登って手を振る面影が滲んでる さよなら幸せになっておくれよ  ふわり悲しみを包む一片の祈り 少しずつ一歩ずつ歩いてく これからも  波打ち際に描く夢 この胸に抱きしめる こみあげてゆくこの想い いつの日か舞い上がれ  長い坂道の途中 陽炎のボレロ 帰れない鳥たちは空見上げ何想う?  海岸線をわたる風 俺達を連れてゆけ 創造力の種をまいて鮮やかに咲き誇れ  波打ち際に描く夢 この胸に抱きしめる こみあげてゆくこの想い いつの日か舞い上がれ  今は何もかもが信じられずにゆれていても 閉じたそのまぶたを風がそっと撫でるだろう
羽衣THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORN輝く星空よ 全てを受け止めて 散らばった思い出をもう一度照らして  瞬間の輝きは永遠の始まりさ いつだってきっとそうさ 信じてる  何億もの時を越えたメモリー 本能を奮い立たすあのメロディー 光は突き抜けて  風立ちぬ夜の海 ざわめく心 びしょ濡れに  ありったけの憂鬱 その先の芸術 踏み入れたら最後 戻れない  快楽は解き明かせぬセオリー 勇敢な若者が救うドキュメンタリー 光は突き抜けて  進むべきその道を 信じたあなた 今何処  風立ちぬ夜の海 その水面のギリギリを 駆け抜けてゆく そしていつかは あなたのいる場所へゆけるのかな
再生THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORN俺達はあてもなく産まれたリンドウ 悲しみも愛せずに一人咲いている  存在を乞う魂 偶像作られてきた整合性 正体もわからぬ影 忍びよる虚しさが張り裂けそうに  繰り返す日々の中 意義を問われている 気がつけば集めていた空白のパズル  透明な水を求め 彷徨う忘却の彼方 沈みこむ 天才的な凡人 いつからか気づいていた 閃めくように  風なびいて花びら落ちる また「逃げるの?」小さな誇り 時には強く掴み取らねばこんな世界は何ひとつ変わらない  残像を焦がしてすれ違った情念 取り返せ情熱 意識の解放を目指し 今掴み取った最前線の感覚を燃やせ  広がる大地に産まれた太陽が 限りなき生命を等しく照らした 吸い込んで染めてゆけ 新しい息吹を 手にした情熱の温もり残して 何度でも歩み出せ 傷ついたその足で 愛しき灯 終わりなき再生を
ラフレシアTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNこの星に蔓延してゆく感情のパンデミック あきらめ悪い体温が生きろと言うよ 弱肉強食 野生の時代を誰もが走りつづける  赤々と染まれラフレシア 地獄の底の極彩色 地上はまるでエデンの園 隠された嘘が暴かれる  拒絶の矢を突き立てろ この世界に 滾らせてく 体温はあきらめない  2000年は一瞬の閃光 紀元前の人類の回答 「わかっちゃいるがどうにもやめられねぇな」 欲望が描いたシナリオどおりに世界は回りつづける  咲き乱れ笑うラフレシア 罪深き歌は美しく 落雷を待つバベルの塔 その頂上で誰が笑う  拒絶の矢を突き立てろ この世界に 滾らせてく 体温はあきらめない  今 凍える魂 溶かしてゆく その温もりに触れて目覚めてゆく この罪悪感(いたみ)は止まらない 何故?  赤々と染まれラフレシア 地獄の底の極彩色 地上はまるでエデンの園 隠された嘘が暴かれる  咲き乱れ笑うラフレシア 罪深き歌は美しく 落雷を待つバベルの塔 その頂上で誰が笑う  生まれ落ちた その意味を教えてくれ 愛し合った その理由を教えてくれ
雷電THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORN開放の種蒔いてみればパンドラの箱が開く 崩壊の音響きわたり「諸法無我」とブッダは説く 抱擁の夢掲げながら暴走する欲望機械 生命の価値知らぬままに生存可能なユートピアで  心臓の位置忘れかけた 人生(仮) 「平等」こそが格差を生み分裂する 単細胞の 智慧の輪をまきちらして突き進む進化の罠 目には目を歯には歯をとメビウスの輪の中で 今  荒唐無稽なエナジーで存在の歌叫びだせ 境界線を飛び越えて幻想暴く乱気流  雷雲を這ういかずちよ 竜神となり荒れ狂え 縦横無尽に踊りだし電脳社会を嘲笑う 花よ鳥よ風よ月よ 火を噴いた富士の山 花よ鳥よ風よ月よ 陽出ずる国燃えあがれ 今  正体不明なエナジーで限界の壁突き破れ 脳内麻薬火をつけて太陽の道走り出せ  混沌の中生まれいでる最新型の野生児達 衝動と知性併せ持って関係性を再構築 国境を越え方法を問い到達する世界基準 開放崩壊抱擁の果て前人未踏のドア叩け 今  荒唐無稽なエナジーで存在の歌叫びだせ 境界線を飛び越えて幻想暴く乱気流  正体不明なエナジーで限界の壁突き破れ 脳内麻薬火をつけて太陽の道走り出せ
クリオネTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNカーテンの向こう側にあふれる光 シーツの海抜け出して 出かけよう何処へだって  もっと何気なく生きてゆける そんな気分なんだ もしも同じ気持ちなら なんか少しだけ泣けるよ  何もかも投げ出して 出かけよう今日は 強すぎる想いは時々体も心も置いてけぼりにするから  もっと何気なく話せるような そんな気分なんだ たまにおいしいもの食べて笑顔ふっと見せておくれ  ずっと言えなかった言葉とこれからも歩いてゆく だけど今日はいい日なんだ そうだろ そうだよ  もっと何気なく生きてゆける そんな気分なんだ もしも同じ気持ちなら なんか少しだけ泣けるよ
一つの光THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN命の始まりと終わりが同時に訪れた朝 行き場をなくした感情と立ち尽くす秩序なき路上  血も涙もない時の風 生かされてることさえ忘れてゆく  その心の声を奏でてゆけ 風に吹かれて掠れても クライマックスな日々溢れ出した 確かなこの想いを 今 歌にのせて  いつかは消えてしまう俺たち 事実は裏切らなくて あなたがここに居てくれることが揺るぎない一つの光  切れそうな糸が嘆いてる 死ねばいいのになんて言わないで  置き去りの痛みが絡みついて 愛の形を変えた時 加速する世界の動く音が この胸に響き出す 今 優しい歌  ふと すれ違う幼き日 永遠に咲く花を抱き締めて  その心の声を奏でてゆけ 風に吹かれて掠れても クライマックスな日々溢れ出した 確かなこの想いを 今 歌にのせて  置き去りの痛みも 輝ける未来も 全てを愛せないから あなたを愛せた 僅かな幸せを噛み締めてゆく 何かが始まってる 今 切り拓いて 奏でてゆけ
シリウスTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くすあなたの為 今何ができるのだろう  黒い白鳥が音もなく舞い降りて ささやかな日々に終わりを連れてくる  いつも笑ってた人たちの怒鳴る声 決断を迫られて俺達は変わってく  シリウスが真夜中の空を 焼き焦がし感傷を笑う 息は白く  共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くすあなたの為 今何ができるのだろう  告げたサヨナラは数えればきりがなくて あるのは生身の生命が灯す光だ  理屈じゃわりきれぬ 道を選ぼうとも 誰もが自らの想いはごまかせない  待ち焦がれる幸せも 家路を急ぐ幸せも もう一度抱きしめて もう二度と離さずに  共に生き歩んだ日々 支え続けてくれた人 立ち尽くす心に今 世界を取り戻すよ  告げたサヨナラは数えればきりがなくて あるのは生身の生命が灯す光だ  命は命を育て 命は命を喰らい 命は命を叫び 命は一人じゃ生かしきれない
舞い上がれTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司・菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN僕らの足跡 残った雪 凍える両手を温めてた  熱い想いを抱きしめながら 答えはしないノートと果てしない未来  舞い上がれ 壁を越えてゆけ 桜咲く頃に笑い合えるように 乗り越えてゆけよ  涙がこぼれて滲んだ雪 がんばれ がんばれ 聞こえる歌  熱い想いを抱きしめながら 答えはしないノートと果てしない未来  舞い上がれ 壁を越えてゆけ 桜咲く頃に笑い合えるように  舞い上がれ 壁を越えてゆけ 今は苦しくてまだ一人だけど 走り続けるさ  舞い上がれ 壁を越えてゆけ 桜咲く頃に笑い合えるように  舞い上がれ 壁を越えてゆけ 今は苦しくてまだ一人だけど 走り続けるさ
ミュージックTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN言葉にならない心のメッセージ 高らかに刻め 真っ白な地図に 背中に背負った未来の景色は 生きる意志が照らす道標  確信が鳴り響いている 胸の奥で 渦巻く迷いの全てはまるで悪のようだ  動き出す心は誰にも止められない 羽ばたく願いの翼はまるで天使のように  想像すること それがあらゆる距離を埋めるよ 世界を胸震わせて変えてゆこう 音楽が鳴ってる  回り続ける世界の真ん中で 奏でる命 終わらないマーチ 悲しみの重さはそれぞれ違うけど 笑う その顔はとても綺麗  一人ぼっちで辛い夜にも 明日が遠く そっぽ向いても  言葉にならない心のメッセージ 高らかに刻め 真っ白な地図に 背中に背負った未来の景色は 生きる意志が照らす道標  回り続ける世界の真ん中で 奏でる命 終わらないマーチ 悲しみの重さはそれぞれ違うけど 笑う その顔はとても綺麗  夜が明け それぞれの朝が始まってゆく 今日も音楽がそこで鳴っているよ
ラピスラズリTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN一歩また一歩 歩み続けてくんだ 顔が向いてりゃ前向きだろう 一方片一方 探し続けてくんだ 不完全な俺達の世界の果て  互い違いに認めあってんだ 泥の船に乗っかって笑うんだ だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう?  電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う あの衝動が胸の中 青い炎を灯している 全速力で走ってく 満足なんてできねぇから  恐怖症だらけ 処方箋はその恐怖を ぶん殴り続けることだけさ 落下傘部隊のように落ちてゆくんだ 孤独な鼓動の叫びを聞いた  死にたいと知りたいの天秤を 憂鬱と疎通する感受性を だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう?  電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う あの衝動が胸の中 青い炎を灯している 全速力で走ってく 満足なんて出来ねぇから  一歩また一歩 歩み続けてゆく 一方片一方 探し続けてゆく  電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で 一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う
世界中に花束をTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN何故だろう 何もないな あんなに欲しかったのに あるのは寂しさと霞がかった空だけ  生きるのは簡単なことではないけれど 辛いだけでもないだろう ひと気のない明け方の街を歩くのが好きだった  世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に  不思議だな 憧れや夢は 近づけば近づくほど遠ざかってゆくようだ 消えてしまいそうなほどに僕は今無力だ  あの空ではずっと消えない悲しみが もういいよと嘆いている 軽はずみな言葉はやめて 全ての人におやすみ  世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ  何もかもみんな もともとは一つだっだのか 儚く揺れながら消えてしまうほどに 確かに僕はここにいるから  悲しみにまみれたくないんだよ まだ夢は叶えたくないんだよ 神様になりたい訳じゃないんだよ また君に会いたくなるんだよ  今 心の扉を開いてゆくのさ 眠れる孤独を連れたまま 心臓は動くのさ 世界も動いているのさ 誰にも邪魔されることなく  朝と昼と夜と光と影と僕とその間で奏でている おどけて笑ってよ 忘れはしないだろう ずっとずっと走り続けてゆく  世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に  世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ  僕ら何処へ行く 何処へ行ってもまた此処に帰るだろう
自由THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN炎天下の庭 彼は耳までうな垂れていた 自由になれとそっと首輪を外してやったんだ だけど彼はその場所を動きはしなかった 錆びた鎖は彼を縛りつけてはいなかった  俺は何を期待してた? チクリと痛むこの胸を風が吹き抜けた その時何となく感じた 直観が確信に変わった “自由な気分ならそれで十分”だって  その場所から見える景色はどうだい? ネガポジプラスマイナスゼロの地平線に立って  子供のころ描いた色とりどりの世界 空は虹色 クジラが雲の隙間で泳いだ 画用紙をはみ出して床や壁に続く物語 大人達が子供らしいと誉めてくれたから  子供の絵はわりと不自由だ 大人の絵はわりと自由だ 俺はどうなんだ? 変換ミスや言い間違いや思いつきや無駄の向こうに 無限の宇宙が広がっている気がした  触れない光に伸ばす指先 この手に自由を教えてやるんだ  風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう 何故かこぼれてくあの涙は凛々と音を描く 確かなものなんてない未来へひょうひょうと走り抜けよう 誰かの小さなつぶやきでさえ世界を変えてしまうかもしれない  変えてしまうかもしれない 行こう 行こう 風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう
反撃の世代THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN剥ぎ取られた誇りと押しつけた夢の国 取り返した平和は偽りの暇つぶし  「ゆとり、ゆとり」と言うとおり思考さえ持て余す 無為に過ぎる浮世は満ち足りて歪んだ満月  天命に散った男達 浸かりきったオヤジ達 知らぬふりのオレ達 すれ違い歪んだ群像  罪深き暗雲が立ち込め日常を食い散らして蔓延る  生に絡みつく行くあてなき魂 背に道など何処にもないだろう そうさ運命は巡り巡る苦悩を 切り開いてゆくしかないだろう 息切らして  寝ぼけ眼に写った荒れ狂う闇の壁 刷り込まれた神話はなし崩し歪んでく  罪深き暗雲が立ち込め日常を食い散らして蔓延る 暴かれた傀儡のカラクリ 営みを弄んで腐らす  生を掻き鳴らす止め処なき衝動が 絶望さえ越えてく力さ そうさ運命は巡り巡る苦悩を 切り開いてゆくしかないだろう  思考を怖れ知に頼ってきた結末が 崩れゆく夢 沈みゆく日々 淡く 今走り出す 胸に強く刻んで 薄れてゆく未来を取り戻せ 反撃の世代
超常現象THE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN超常現象を信じて生きてる 妄想しまくり無法な地帯 裏側の構造 解ければイケんのか? アニメじゃないリアルな状態  感覚的には無限に冴えてる だけど現実的にはじれったい状態 ネットに捕まり致命的な後悔 アイドルの画像で快楽  虚無の境地 無欲になれど 0か100の世界観じゃ味気ないぜ 夢見がちな輩  追いつめられて自然発火 やる気のない情熱はドッペルゲンガー ベッドに包まり架空の擬似体験 あの頃に戻りたくなんかない  ユビキタス 異常をきたす 方程式の枠を越えた想定外の飢えに飢えた輩  超常現象を巻き起こしてゆけ あまねく願う世界平和 ベッドの上から始めんのさ  未確認な天使と感じ合うテレパシー 触れずにイクのさ 時を越えた光にあやかって  超常現象を信じて生きてる 妄想しまくり無法な地帯
星降る夜のビートTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN今夜降りしきる星の雨のように 宇宙で一番の明かり探すよ 夜が明ける前に  招待状握りしめて天国を目指してゆこう 産声をあげた日から道は始まってる  自分らしくあるために変わり続けてゆくけれど もう一度確かめようぜ あの日のメロディー  答えのない答え合わせを繰り返して 遠く誰か呼ぶ声がする 暗闇で  そのトビラを開けるんだ 心怯えずに こぼれてくる世界の呼吸 キックビート重なる躍動が待っているよ すぐそこで  今夜最高の時を刻むミュージック そっと傷口を優しく照らすよ 優しく包むよ  体中の血が騒ぐような 君だけの瞬間を噛み締めて 本能が今目覚めてゆくダンス 踊りだせ  この心が叫ぶんだ 涙隠さずに 鳴り止まない繋がる鼓動 キックビート重なる躍動が連れてゆくよ 新たな場所へ  何度だって始められるんだ 可能性が導く限り 絶対なんて何処にもないから踏み出せるさ この足で  今夜最高の時を刻むミュージック そっと過去達を優しく照らすよ 優しく包むよ 止まらない明日へ
風の詩THE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORNその詩は夢からやってきた 懐かしい景色を想いだすように  まぶたを閉じる 陽だまりの中  この風は何処からやってくる 逆らい続けた重力をそっとかわすように  手をかざして差し込む光  何処まで行けるかな 震える心 寂しさ抱えてゆけるのかな 光りの先へ  何処まで行けるかな 記憶のさざ波で 泳いでいる魂は今たくましく揺れる
いつものドアをTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNいつものドアを開けるのが これほど怖いことだとは  深い海の底みたいな夜が続いて 橙の電灯が遠くなってゆく  幸せを捕まえたその拳で傷つけて 幸せを手放したその手のひらで受け止めて  我儘はあなたの分だよ 我慢したあなたの分だよ  何度も咳き込む音だけがずっと この世界の片隅でカラカラと響いた  幸せを捕まえたその拳で傷つけて 幸せを手放したその手のひらで受け止めて 失ったその瞬間に愛しくなる そのくり返し 無いものねだりばかりで全てを失くしてしまった  あなたの咳の音 その咳と咳の間の沈黙に耐え切れず僕は震えてる この世の外側に無限の外側に落っこちる感じ いっそ殺してくれないか  いつだって冷え切った僕の手を包み込んだ あなたのその手のひらはやわらかであたたかくて 失ったその瞬間に愛しくなる そのくり返し 無いものねだりばかりで全てを失くしてしまった  いつものドアの向こうには 穏やかに陽だまりが揺れるだけ
グレイゾーンTHE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN人を愛して 人を許して 人を信じてる 文明は正を求め儚く移ろう  人を殺めて 人を裁いて 人を嘲笑う 遠ざかる意識の中で浮かんでは消える  人は皆 万物の寄生虫 遠い空 海の底 地平の果て支配して  金を崇めて 欲を絡めて 地位を求めてく 栄えては滅び繰り返す 教えなど知らぬ  自らが作り出したグレイゾーン 時が過ぎ忘れていった 手を取り合う温もりを  悼み哭いた 降り積もってく言葉集め 涙 水面照らして明日へと導いた 光の指す方へ  人は皆 万物の寄生虫 悲しみも喜びも分かち合う  自らが作り出したグレイゾーン 時が過ぎ思い出した 手を取り合う温もりを
シンフォニアTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN僕が死にゆく時のためのエチュードが 流星群のように降りそそぐ 想像上の未来に全感覚でタッチするスクリーンに 走馬灯のように光る星  空っぽの世界で片っぽの正解抱いて 明日を探して  突き刺す感情を 染める群青を 夜明けの国 僕ら笑いあって 途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた 始まりが僕らを待ってる  絶望的な状況 妄想は制御不能 クレッシェンドな混沌の中で 天災にさえ勝る天才的な愛の存在 きみの声で息を吹き返す  砕け散る世界で暴かれた空(スカイ)が堕ちて 明日を探して  放物線描いて最後尾から愛を ありのままかどうかは問わなくていい フィードバックループする映像 一生モンの思い出を 流星が今夜ハートを貫いて メロディーが方角を示してる  何も変わらないけど洗いたてのシーツが 夜を越えさせてゆくこともあるだろう 帰る場所ならここにあるから何処へでも飛んでけよ  突き刺す感情を 染める群青を 夜明けの国 僕ら笑いあって 途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた  たくさんの想いを傷つけて悲しませても ここにいたい 許されなくたって ありふれた喜びも 微笑みも 愛しさも 切なくて揺れていた 光の中で今 始まりが僕らを待ってる
トロイメライTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNチクタク チクタク… 鼓動がこの耳もとでささやいて 深い愛情を抱く人 あの空の向こうで何を想う  たった一つの約束も守れないまま青い空 千年経ってもう一度会いにゆけたらいいのにな  目を閉じればいつだってよみがえる 誇らしく咲きほこるあの花が今でも  あなたを探していた あなたの声を聞いた 手のひらで受け止めていた命のかけら あの花びらのように  小さくなったこの世界 さみしくなんかないけれど 電源切って繋がった 心の声が響きだして ポロポロとこぼれてく 少しだけホッとして  目を閉じればいつだってよみがえる あたたかな思い出が一つずつ灯って  あなたが笑っていた あなたと手を繋いだ アカシアの雨が降りゆく道の彼方で また出会える  鼓動が時を刻む 命に抱かれながら 僕だけに伝えてる 今旅立ちの時 あの花びら 風に散る前に
雨に打たれて風に吹かれてTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN雨に打たれて風に吹かれて 耐え抜いてゆく日々を なぞるように繰り返せば 言葉さえいつの日か忘れてく  激動の終幕にエンドロールさえない ただ暴虐な物語  雑草みたいにへばり付いて 強く在りたいと願う 独りよがりの思考回路 現実の海もがいて溺れてく  感情の周波数をコントロールできない 今真っ暗な部屋の窓から  赤い夕日を眺めてる ここから出れなくて 涙がこぼれてく 優しく笑うのは何故?  欲望の進化型が混沌を生み出して この世界を塗り潰してゆく  赤い夕日が沈んでく 声にもならなくて 消えてた情熱が 微かに揺れている 命の中で  響く 心臓が 荒れ狂うほど寂漠に 響く 真実を 打ち鳴らしてゆけよ 時が 脈を打つ 残酷なほど正確に 時が 許すなら この命果てるまで 生きてゆく 生きてゆく
バトルイマTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORNさあ何を選び取る? 生き残れる人々よ 綱渡り スマート目指し バランスに生死をかけて しがみつけ毎日 負けたくない 愛されたい そりゃそうさ 上手くはいかねえけど フリックするウィンドウ 溢れ出す未来  悪も毒も吸い込んで強くあれ 派手なもんには騙されんな 見極めろその全てを  今!牙を剥け 今!お前の魂に 今!迫りくる闇の奴隷にはなるなよ 今!もっと大きく 今!夢を描いてゆけ 今!後戻りできねえ だから勇気をだして 一度きりのこの瞬間を  そう何を喰っても腹は膨れちまうんだ 沈黙の細胞 遼遠の同胞 生死は尽きぬ 戦い続けるこのリング 認め合い繋げようこのリング 生きよう生きよう意気揚々とさ 夜が毎日明けるように  バトルフィールド イン ジャパン 燃え滾れ 赤き命の日を この胸に刻み込め  今!百戦錬磨 今!打ち鳴らしている心臓 今!そうさ誇らしく これが生きている証さ 今!たとえ小さく 今!打ちのめされても 今!くたばりはできねえ お前を待たせたまま 胸を焦がすこの瞬間を  誰も教えちゃくれない 掴み取れ 冷めたヤツにゃなりたかねえよ その壁をぶち破れ  牙を剥け お前の魂に 迫りくる闇の奴隷にはなるなよ  今!百戦錬磨 今!打ち鳴らしている心臓 今!そうさ誇らしく これが生きている証さ 今!もっと大きく 今!もっともっとゆこうぜ 今!探し続けよう それが生きてゆく証 一度きりのこの人生を
コワレモノTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ  体は一つの袋です その形状は心の形です 愛する形 愛される形 いじめる形 いじめられる形 みんなに埋もれず適度な自己主張 センス良ければなおさらいいけどクレーム言うなら俺にもできるぜ 自分自身じゃなにも出来ませんが何か?  普通を自ら名乗る瞬間に普通じゃない人を羨ましがると同時に 心の何処かで見下すんだ 自分の言葉は他人の言葉で他人の言葉は自分の言葉で とりあえず一人じゃ生きられない  人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ  新宿あたりで酩酊状態で遠くに聞こえるシタールに誘われ 古びたドアの向こう側は神様だらけのスナック 隣で水割り作る方は動物のような顔をしてらして 注文を聞いてるあの方は360度が顔面で  神様でさえいろんな姿で人間だってもっとあるがままで いいと思った瞬間に目が覚めたんだ 俺と違う君を好きになるよに 人と違う俺を誰かさんが 好きになることもあるのかな  人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ  人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ 怒りん坊 さみしん坊 甘えん坊 きかん坊に暴れん坊 いい善人 悪い善人 いい悪人 悪い悪人も みんな愛しきこわれもんさ  人気もんも嫌われもんもみんな仲良くこわれもんさ
シンメトリーTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNOne more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free  センチメンタルな飛行船 天高く登っていったよ 降ろしたその荷物 担いだらまた歩くんだよ  狭い路地の向こうに きっとひらけてゆく海 あとひと息 水面に瞬き揺れて光れ  何気なく些細な瞬間 君の指先が 物語の幕を開ける 何度でも 何度でも光の絵筆重ねて 閃きの風に乗って どうかノーミスよりも濃密な人生を  さんざめく愛の庭 いつの日か辿り着くだろ もう一度顔をあげ 旅人よ 振り向くな  君はデザインしてゆく 世界との関係性を今 魔法を忘れたレインメイカー 共にゆこう  もう一度笑っておくれ 世界の何処かで 君を待ってる人がいるんだ 輝きの欠片たち バランスとりあって煌めくよ 天気雨よ 日々を飾れ 何気なく未来を迎え撃つ僕ら  One more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free  We are walking on this winding road (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright Don't leave me while (I'm) on my way  いつでも 君の世界の見方の味方さ 続けておくれよ 物語を  大丈夫だって心配ないよって声かけあっていこう 君のおかげ 生きてるのは だから だんだん変わって少しずつだって最大限描けるよ 胸の奥へ届く光  天国への非常階段 駆け上りたくなる時は その手をのばしておくれ 強く強く引き寄せるよ 明日君が口ずさむ 誰も知らないメロディを聞かせて  One more time, we celebrate I found a place where we belong (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright My mind set you free  We are walking on this winding road (When) raindrops sing a song (everything is) gonna be alright Don't leave me while (I'm) on my way
ホログラフTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN暗い 高架橋の上 変幻自在 点在する ビルの明かり  僕ら今日も眠る 夢の中に永遠はなくて  透明な夜の息吹が 静寂に吸い込まれ落ちてゆく  どれくらい朝を迎えたら 僕は君の心をちゃんと知れる? その全てだけを 悲しみに染まる表情に 穏やかな幸せが通りすぎて 消えていった  壊れそうになった胸がギシギシって軋むんだ  愛という羽根 上空さまよう 月を背に 螺旋を描く  平穏な時の流れが 大切な想いさえ隠してく  どれくらい夜を数えたら 抱えてた傷跡もちゃんと癒える? 痛みの奥まで 失って気づく幸せを 希望が照らす日まで歩いてこう 朝日を浴びて 365繰り返す毎日を特別に思えたなら 当たり前と呼ぶには豪華すぎる 笑顔が咲く  涙で滲んだのはあの日の景色だった 今風が吹いている 風が吹き抜けていった
タソカゲTHE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORN家路急ぐ音 不意の雨上がり 続く夢の中 街を包む風  長く伸びた手を放ち 虹を掴むように 時のいたずらをなぞる 振り返ればひとり  夜を重ねては移ろう日々のヒビ 遠く離れてく浮かぶ木の葉のよう  長く伸びた影落とし 擦り切れた音色 淡き青春の光 路を灯す  空 俄かに黄昏 響く確かな声  漠然と近づくタナトスに怯え 曖昧に溶かすな 勤しみが生きる希望  長く伸びた手を放ち 虹を掴むように 悪しき沈黙を破れ 孤独を染めて  今 黄昏踏みしめ 光の影指す方へ
幻日THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN幻日 十字架が傾いて罰になった夜明け前 崩壊 晴天の霹靂 天高く燃え上がる炎  忘却 まなこに焼き付いた坂を降りる乳母車 望郷 ねんねんおころりよ 懐かしき子守歌響く  怪しく幻日が揺れてる 日差しが目に突き刺さって ぐらつく真実 俺はどこにいる? 刹那の花が砕けて飛び交う蛾が美しく やがて闇に黒く黒く染められて躍る星の下  幻月 人は皆神隠し 鎮座するは家畜の王 揺光 迷い込む烏兎烏兎 天高く燃え上がる炎  暴走 とめどなく喰らえば食糧庫は空になり 本能 生贄を探せと 砂の城蹴散らして叫ぶ  未曾有の欲望が荒ぶる 激雷が突如鳴り響いて 狂乱の舞台は矛先を探す 怒号の渦に向かって家畜の王が叫び出す 「どうか俺の肉を分けて喰ってくれ 神の火で焼いて」  我他彼此…  荒ぶる雷同は燎原の炎 面妖なる含毒と濫行とケイオス 破鏡なる鼎沸は何一つ生まず 神の火がお怒りになった  怪しく幻日が揺れてる 日差しが目に突き刺さって ぐらつく真実 俺はどこにいる? 刹那の花が砕けて飛び交う蛾が美しく やがて闇に黒く黒く染められてしまうその前に  幻日を暴いて心の目で見極めろ この身捧げ俺に何ができるだろう 命滾らせて
エンドレスイマジンTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN「第三次世界大戦はすでに始まってるんでしょ?」と少年 迷彩のキャップに携帯電話握りしめて  愛国心 モラル 医療 アレもソレも 崩壊はとどまることを知らない 異常な危機意識 ツマンナイ奴なんて言われてる 「悲しむ顔は見たくないよ」  善悪の基準は伝統の洗脳 幸か不幸かは自分だけで決めれんの? 言いなりじゃ耐えらんない 一人じゃ変えらんない この世界は  だから 当たり前というこの現実に異論を唱えるのは誰のミッション? 日常を喰い散らかしてゆく合法な非常識 頑丈な扉 嘘を暴きな 狂ったままの大サーカスみたい あしたへの鍵を握り締めこじ開けろその全て 届くまで叫べ  衝動が優しさを追い抜いて 寄り添うこと忘れ始めている 思い出せ今すぐ 胸を締め付けた瞬間 あなたがそこにいること  iPSからアイラブユーまでノーマネー猿真似 メランコリックな日々を救う愛愛愛 マイウェイは歌を再生可能な生命の力を  ゆこう 21世紀の軌道修正と緊急脱出の手段探そうよ 根底から覆してしまえ 新世代の魂 驚愕の事実が明かされても ねじ伏せられてしまうんだろう多分 翻弄された野良犬達の遠吠えちょっとロマンティックさ 鳴り止まぬブルース  先人の智慧を伝承 沈黙列島 繚乱の迷路 ダダ漏れの世紀 ラブアンドピースは健在なの? 闇の中で  だから 当たり前というこの現実に異論を唱えるのは誰のミッション? 日常を喰い散らかしてゆく合法な非常識 従順なる民は奮闘まっしぐら疲労困憊で毎日が地獄 心から笑える日々求め警鐘鳴らすこと止めないで 日本の救世主達よ! 未来を僕らの手に!
サナギTHE BACK HORNTHE BACK HORN松田晋二THE BACK HORNTHE BACK HORN君はまだ知らない ここに生まれてきたことを 君はまだ知らない 命に終りがあることを  君はまだ知らない 深い悲しみに出会うことを 君はまだ知らない それでも世界は素晴らしいことを  いつからだろう 少しずつ覚えて少しずつ 忘れてゆく 大切なものとそうでないものを  気づけばこんなに大きな体と小さな勇気を手に入れた だけどこの場所からは出れないままで  君はまだ知らない この雨は必ず止むことを 君はまだ知らない この空が美しいことを  君はまだ知らない いつかは飛べる日が来ることを 君はまだ知らない 沢山の喜びが待ってることを  いつからだろう 僕らは奪って争って 繰り返してた 本当に欲しいものがなくても 揺れている そこに咲く小さな花達を 摘みとった 気持ちを恐ろしく感じても  気づけばこんなに大きな理想と小さな誇りを手に入れた だからさあ この場所を出て世界を見よう 飛べるその時まで
飛行機雲THE BACK HORNTHE BACK HORN岡峰光舟THE BACK HORNTHE BACK HORNいつもと変わらない煌めく海を見つめてた 空から一筋の飛行機雲がはにかんだ  ねえ ごめんねとつぶやくあなたの瞳に写った影法師 その悲しみをやさしく紡いで溶かしてく水面に揺られて  風吹きぬけて奏で出すメロディをそっと抱きしめ  ああ変わりゆく景色も浮世の心もすり抜け辿り着く そうさ いつだって私はここに在り続ける水面に揺られて  そばにこぼれる慈しみ分かつ時そっと笑って その悲しみも喜びも共にあるさ また会えるから また会えるよ  空から一筋の飛行機雲がはにかんだ
ブランクページTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORNラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ  「もし俺が死んだら祝ってくれないか 世界に静寂が戻った記念日を」  君の言葉 騒がしい日々 いつか笑い話になるのだろう  ラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ  どんくらい快晴だった? 君がいた夏の日 二つ並んで架かる虹 見ていた校舎の窓  ページめくる 風吹き抜けて 熱い季節は過ぎてゆくのだろう  ラララ 歌い続けてゆくから ラララ 見守っていておくれよ  ラララ この声が届くように ラララ 空高く響き渡れ ラララ 歌い続けてゆくから ラララ 見守っていておくれよ  ブランクページ いつでも思い出は愛しくて ごめんなさいを包んだありがとうを届けて ブランクページ いつでも未来は澄み切って 奏でるよ何度でも 希望はここにある ブランクページ
シェイクTHE BACK HORNTHE BACK HORN山田将司THE BACK HORNTHE BACK HORN目隠し庶民に魔法をかけて 海原クジラの背中で眠る 如何様 金儲け 閉じない瞳 不可解な計画 割り出せぬ犯人(ホシ)  疑惑にメス 傷口深い 痛みすら気付かせない手口  世界は張り裂けてゆく溢れるアンドロイド 絶望なんて起こりえないくらいのパラダイス そこに広がっているの? 忍び寄る魔の手を払いのけてゆけ 僕らこの手で捕まえるんだ 何度でも光を求め  ビジネス 巣窟 鳴りを潜めて 黙殺 口封じ あぐらかいてる 夢へのスピード 副作用だらけ 有頂天 無条件 闇のパートナー  偽造 履歴 癒着 利権 社会 来たる未来 繋げようこの想い  利便性は甘美にして毒入りの魔術 欲望につけこんだ支配者たちのテクニック 誰を連れ去ってゆくの? 底知れぬ魂よ 儚きメロディよ 今すぐ伝えようサバイバルの術を 無抵抗な沈黙を破れ  世界は張り裂けてゆく溢れるアンドロイド 絶望なんて起こりえないくらいのパラダイス そこに広がっているの? 忍び寄る魔の手を払いのけてゆけ 僕らこの手で捕まえるんだ 何度でも光を求め  愛しい者たちを失ってしまうその前に
ビリーバーズTHE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN転がる岩石になって諦めを蹴散らして進むんだ 賢い選択とは言えねえ 断然無礼な声暴れ出す  総距離を デイドリームビリーバーズ駆け出すよ ぶっ飛んでった 希望へと 夜明けまで 夢描いたあの日の夜覚えてる? 生きて生きて生きて生きて生きよう 叫ぶよ  そう奴らが踏みつけたのは砕けてしまった夢のカケラだ 空想や蝋 人間じゃねえ 情景心に刻みつけて  脳蹴りな 大轟音のトラウマを超爆音が打ち砕く 聞こえるか モスキートーンの救難信号 応答願う 生きて生きて生きて生きて生きよう 超えるよ  いつの日か君の傍 伝えたい言葉すべて消えて  真夜中の信号機が赤く雨上がりの道を染めて 顔上げて様にならないファイティングポーズでも今 明日に手を伸ばせ  デイドリームビリーバーズ デイドリームビリーバーズ
月光THE BACK HORNTHE BACK HORN菅波栄純THE BACK HORNTHE BACK HORN「旅を始めよう 風さえ寝静まった夜に」 古い映写機が映し出すのは幸せそうな日の儚い記憶 ずっと大切に抱いてるんだよ 離さずに そっと揺らめいて そう優しい鎖のよう  数えきれない星を見上げては立ち止まって きっと あなたが居る世界は美しいから Stand by me in the moonlight  「旅を始めよう 祈りが途絶えそうな夜に」 たくさんのことを打ち明けあった 缶コーヒーで手を温めながら  道を照らせよ月光 何もかも怖くはない そうさ あなたが居るのならば踏み出そう今 Stand by me in the moonlight  あの日鳥達はメロディーを忘れてしまった 俺たちは微笑みを無くしてしまった 可愛らしいミモザの花うつむいてしまった 冷えつくアスファルトに届そうなほどに 冬がもうすぐ終わるのに  時が過ぎて流れ去ってせせらぎに変わってく 零れ落ちたその涙も連れてゆくだろう  星を見上げては立ち止まって きっと あなたが居る世界は美しいから Stand by me in the moonlight
さらば、あの日THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN去りゆく今日 にじむ明かり 夢のかけら ただ 拾い続けた 譲れぬもの 霞みそうで 涙をこらえた 唾を吐いて  「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり 点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか?  さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで 立ち尽くした 御空に 咲け花  かすめる雲 錆びた線路 震える身体をつかんでいた 月は知らぬ 俺の心 無理に歌う声 はぐれてゆく  「あきらめるな」とほざく声 分かっているのだ 苛立つ掻きむしる 警笛が鳴っている  さらば 長い夜 無知の色で 塗りつぶした 御空に 咲け花  それでも又 空を見上げるだろう じりじりと身を焦がして  「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり 点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか?  さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで 立ち尽くした 御空に 咲け花  「馬鹿だろう? 今俺は 何も無い故に何処へでも行ける」 ただ願う 咲け花
茜空THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNああ 何も無く そして 回る地に巡る 震えの絶える事無く生き行く 霞む目の内に秘める全て解かり得る 白けて沈み来る陽にさえも  何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく  何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく  茜空 思う よろけもたれ我有り 遠い陽はおぼろげ 懐かしき人を見る だからもういい 愚かな身を守ることはせぬ 繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに  何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく  何があるのか分からぬ 分かる事無く生きゆく  ああ 息も出来ぬほどの思いはり巡る 悩み苦しむ事も出来ぬ  茜空 思う よろけもたれ我有り 繰り返す全ては水のごとく流れて止むのに
リムジンドライブTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNぶらり旅ニューオリンズ 家までリムジン 星の降るがごとき夜 前にはキャディラック 後ろにポリスメーン 隣に麗しき人  道交法なんて守るわけねえ 何処をどう走ったって 二人の逃げ場所は天国か地獄かどっちかしら? 脳みそ撒き散らして  アメリカンロケンロー ファッキンオンザ道路 まどろむ崖から落ちる  気づいたら彼は死んでいた レインボーエレファントにまたがって 悲しみの無い国へミサイル レイプ ドラッグアンドブルース そこには何も無いだろう  「となりの国で戦争起こっても私はそ知らぬ顔で スクランブルエッグにトースト焼いてる 正義も政治も人の苦労など 私にゃちっともわからねー ましてや死んだ男のことなど…」  燃え落ちた車のガレキ あの人の血しぶきの色 あれは夢だったの? 「夜をぬけ出して走ったあの日」 幻のリムジンドライブ 幻のリムジンドライブ  「あれから30 年経ったけれど変わらずそ知らぬ顔で ちょっぴり甘めのカレー煮込んでる レットイットビーなんてトボけた生き様 ババアになっても変わりねー 世界が平和でありますように」
走る丘THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN極から極へと移り変わり行く心の明暗 弱さはもろくも 明日の光すら 閉ざしてしまうのか 青空に消える長い影の俺 抜け殻を破れず さらに奥へとさまよう世界に 埋もれて溶けてゆく  過ちと過去を悔やむ夜 全てを 捨て裁きを 待つだろう  走る丘 かき消す記憶 涙浮かべて 今、生きよう 生きようとも 生きるとも  回る頭中で高く木霊する魂の宴よ 失う事の怖さに怯えて それを押さえ込む  動かぬ定めにもがく夜 絶望の空 眺めては 夢を見る  猛る声 この身を乗せて 時の果てまで 遠く飛んでゆけ 意味あるものを 灰にして  喜び悲しみ嘆く日々 全てを 捨て裁きを 待つだろう  走る道 命の駆け引き 宇宙の中の小さな虫  走る丘 かき消す記憶 涙浮かべて 今、生きよう 生きようとも 生きるとも
怪しき雲ゆきTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN雲で月が消える 丑三つまで奏で続けている  カナナカナカナカナ 夜空へと消えてゆく虫達の…  怪しき雲ゆき 蜩泣きけり 煙立ち籠めて青白く光る また一つ歩みては繰り返す 世に至る我のあわれみよ  湿り狂う夜に 混沌に満ちた星屑  土の匂いがする 何万 何千 何百の…  怪しき雲ゆき 蜩泣きけり 煙立ち籠めて青白く光る また一つ歩みては繰り返す 世に至る我のあわれみよ
魚雷THE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORNTHE BACK HORN暮れる街の影 俺は潜む 愛もへったくれもない俺は生きる  こうして覗き見ている 泥にまみれ休む事なく  ここからは滑稽なお前らが丸見え きしむ体でゆらゆらと踊る  走れ太陽が沈む前に 神様なんていやしないのだ  あぁ あわれ しみったれた 魂よそこで 生きながらえては 腐って死ね  また沈んでく本当は 生きながらえてるのは誰なんだろう?  俺は一体なんなんだい 俺はイカレた魚雷  あぁ 俺のくそったれな 命が今は 燃え上がっている 本当だぜ  黒い奴も 白い奴らも 黄色い奴も 焼きつくしてやるのさ  あぁ 俺のくそったれな 命が今は 燃え上がっている 本当だぜ  あぁ あわれ しみったれた 魂よそこで 生きながらえては 腐って死ね
全1ページ中 1ページを表示

リアルタイムランキング

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. キミがいれば
  3. さよーならまたいつか!
  4. ライラック
  5. 相思相愛

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×