ハレルヤ希望と挫折 交互に足踏みしてここに来たよ けど別にこれといって何かを成し遂げたわけじゃない 夜空が僕らの憂鬱な溜息に撃ちぬかれて ぽっかり開いた穴みたいな満月が ちょっと悲しい 時々このまま消えてしまいたいって思うのは 僕らは何故だか儚いものに憧れるから 中央線を惰走するセンチメンタルを称えよ 主よ 僕らの未来は等しく 凍えるレールの上 これからどこへ向かおう 僕らも どうせちっぽけな宇宙の塵 ハレルヤ 君の明日が 素晴らしい日であるように 願いをかけなくちゃ 流れ星 走り出す刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ 僕の好きなバンドのCDが「退屈だ」と歌う 君は真面目な顔で助手席の窓を見つめてる 秋の空が鉄橋を走る電車に切り裂かれ そこから吹き出した血液みたいな夕日がなんだか怖い 一人じゃないんだよと歌って 彼女の胸が張り裂けてしまえばいい ハレルヤ 君の明日が 素晴らしい日であるように 願いをかけなくちゃ 流れ星 駆け抜ける刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ まるで生きてるなんて感じねぇ まるで誰かの夢を見てるみてぇ まして喜びなんて信じねぇ こんな僕でも今を生きてみてぇ 生きてみてぇ ハレルヤ 僕の明日が 退屈に溺れるなら いっそ燃え尽きたいよ 流れ星 砕け散る刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 希望と挫折 交互に足踏みしてここに来たよ けど別にこれといって何かを成し遂げたわけじゃない 夜空が僕らの憂鬱な溜息に撃ちぬかれて ぽっかり開いた穴みたいな満月が ちょっと悲しい 時々このまま消えてしまいたいって思うのは 僕らは何故だか儚いものに憧れるから 中央線を惰走するセンチメンタルを称えよ 主よ 僕らの未来は等しく 凍えるレールの上 これからどこへ向かおう 僕らも どうせちっぽけな宇宙の塵 ハレルヤ 君の明日が 素晴らしい日であるように 願いをかけなくちゃ 流れ星 走り出す刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ 僕の好きなバンドのCDが「退屈だ」と歌う 君は真面目な顔で助手席の窓を見つめてる 秋の空が鉄橋を走る電車に切り裂かれ そこから吹き出した血液みたいな夕日がなんだか怖い 一人じゃないんだよと歌って 彼女の胸が張り裂けてしまえばいい ハレルヤ 君の明日が 素晴らしい日であるように 願いをかけなくちゃ 流れ星 駆け抜ける刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ まるで生きてるなんて感じねぇ まるで誰かの夢を見てるみてぇ まして喜びなんて信じねぇ こんな僕でも今を生きてみてぇ 生きてみてぇ ハレルヤ 僕の明日が 退屈に溺れるなら いっそ燃え尽きたいよ 流れ星 砕け散る刹那 放つ火花が「今」なんだ 欲しいのは 今だけ |
アイスクリーム駅のエレベーターがあまりにも唯物的で この六月のとある一日ですら とても唯物的に思えて だから僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 改札を抜けると 少し夏の匂いがして 色んな人が最大公約数的に笑って その重量が 個人的な空白と釣り合わず 僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい 石畳の歩道が 日照りでとても熱そうだから 今年の六月は ここに捨てていこうと アイスクリーム屋の看板を見て 思った | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 駅のエレベーターがあまりにも唯物的で この六月のとある一日ですら とても唯物的に思えて だから僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 改札を抜けると 少し夏の匂いがして 色んな人が最大公約数的に笑って その重量が 個人的な空白と釣り合わず 僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい 石畳の歩道が 日照りでとても熱そうだから 今年の六月は ここに捨てていこうと アイスクリーム屋の看板を見て 思った |
アポロジー暗いところに隠れたら 誰にも見つからないと思ってた だけど自分の姿さえ見失ってしまうとは 困ったな ほんとの事は分からない ずっと考えてるけど分からない 優しい人にはなれない 打算と狡さの怠け者 星空が水面に映ったみたいな 街の灯を眺めてた あんまり綺麗だから そこまで歩いたら生ゴミ臭かった 酔っぱらって抱き合う男女 混濁した頭で見るなら この世はきっと美しい ゴミ溜めだって美しい 嘘は泥棒の始まりです 自分に正直に生きなさい 幼い頃の約束は 大人になった今も有効ですか 出来て当たり前の事が 出来ない出来損ないの僕ら 開き直れるならまだましか 反省ばっかじゃ世話無いな 約束なんて何一つ守れなかった僕らのアポロジー 世界に文句ばっか言ってたら 誰も愛しちゃくれねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 世界から爪弾きにされて 息を殺して身を潜めて 一世一代の復讐で 腹から笑えると思ってた 世界に笑われた分だけ 世界を嘲笑ってみたら なんだかとっても虚しくて 尚更惨めになりました 小さな川の連なりが やがて海にたどり着くような 僕らの無粋な罪悪が 涙となって流れたんだ 汚れた海は許せないな 汚れた涙も同じだ 悔しくてしょうがないよ 嫌われたい訳じゃないよ 期待通りに生きる事なんて出来ない僕らのアポロジー 傷つけ合ってばっかりいたら信頼なんて 出来ねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 陰口たたいて 舌出して 嘘ばっか付いて痛い目みて 大人になっても同じだ ふて腐れてんのも同じだ どこまで行っても逃げられない 僕は僕からは逃げられない 明日から生まれ変わるから そう言って今日に至りました 誰かの為に生きるなんて出来なかった僕らのアポロジー 自分勝手に生きる僕を 全て許してくれたあの娘に いつまで経っても変われない平凡な 僕らのアポロジー どんなに嫌っても ただ僕を受け入れてくれた世界に ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 御免なさい ちゃんと言わなくちゃ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 暗いところに隠れたら 誰にも見つからないと思ってた だけど自分の姿さえ見失ってしまうとは 困ったな ほんとの事は分からない ずっと考えてるけど分からない 優しい人にはなれない 打算と狡さの怠け者 星空が水面に映ったみたいな 街の灯を眺めてた あんまり綺麗だから そこまで歩いたら生ゴミ臭かった 酔っぱらって抱き合う男女 混濁した頭で見るなら この世はきっと美しい ゴミ溜めだって美しい 嘘は泥棒の始まりです 自分に正直に生きなさい 幼い頃の約束は 大人になった今も有効ですか 出来て当たり前の事が 出来ない出来損ないの僕ら 開き直れるならまだましか 反省ばっかじゃ世話無いな 約束なんて何一つ守れなかった僕らのアポロジー 世界に文句ばっか言ってたら 誰も愛しちゃくれねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 世界から爪弾きにされて 息を殺して身を潜めて 一世一代の復讐で 腹から笑えると思ってた 世界に笑われた分だけ 世界を嘲笑ってみたら なんだかとっても虚しくて 尚更惨めになりました 小さな川の連なりが やがて海にたどり着くような 僕らの無粋な罪悪が 涙となって流れたんだ 汚れた海は許せないな 汚れた涙も同じだ 悔しくてしょうがないよ 嫌われたい訳じゃないよ 期待通りに生きる事なんて出来ない僕らのアポロジー 傷つけ合ってばっかりいたら信頼なんて 出来ねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 陰口たたいて 舌出して 嘘ばっか付いて痛い目みて 大人になっても同じだ ふて腐れてんのも同じだ どこまで行っても逃げられない 僕は僕からは逃げられない 明日から生まれ変わるから そう言って今日に至りました 誰かの為に生きるなんて出来なかった僕らのアポロジー 自分勝手に生きる僕を 全て許してくれたあの娘に いつまで経っても変われない平凡な 僕らのアポロジー どんなに嫌っても ただ僕を受け入れてくれた世界に ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 御免なさい ちゃんと言わなくちゃ |
カラス上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す |
ハルルソラ正午の陽射しが乾かしてしまった 昨日までの雨 昨日までの苦悩 週末は彼女が遊びに来るから ものぐさな僕も部屋を掃除する この町の嘘が 車の追い風に吹かれて転がる 歩道に落ち葉の千切り絵 何もない事が幸せだと思うよ 僕らを悩ませる面倒くさい事が ほら 子供達が笑って 走る道に季節のハレーション 面影 思い出 綯い交ぜの写し絵 変わらないものが 変わらなければいい 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です 休日の工事現場 でかい建物にカラスも留まれば 夕日も留まる 生活の為には背に腹変えられず 安らぎを売るには それは安すぎる ほら 風が森を駆け抜け ざわめく声が嘆きかは知らぬが 後ろめたい気がして聴けないよ 変わらないものを 変えるのは難しい 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です 風の吹く先に何もないよ 陽が沈む先に何もないよ 僕らが望む答えは きっと無いよ ただ世界がそこにあるだけ 初めからそこにあるだけ 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 空が綺麗です 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 正午の陽射しが乾かしてしまった 昨日までの雨 昨日までの苦悩 週末は彼女が遊びに来るから ものぐさな僕も部屋を掃除する この町の嘘が 車の追い風に吹かれて転がる 歩道に落ち葉の千切り絵 何もない事が幸せだと思うよ 僕らを悩ませる面倒くさい事が ほら 子供達が笑って 走る道に季節のハレーション 面影 思い出 綯い交ぜの写し絵 変わらないものが 変わらなければいい 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です 休日の工事現場 でかい建物にカラスも留まれば 夕日も留まる 生活の為には背に腹変えられず 安らぎを売るには それは安すぎる ほら 風が森を駆け抜け ざわめく声が嘆きかは知らぬが 後ろめたい気がして聴けないよ 変わらないものを 変えるのは難しい 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です 風の吹く先に何もないよ 陽が沈む先に何もないよ 僕らが望む答えは きっと無いよ ただ世界がそこにあるだけ 初めからそこにあるだけ 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 空が綺麗です 晴るる空 ルララ 僕らが歌歌えば 描き直すには大きすぎる 青空が今日も綺麗です |
祈りロウソクの灯を眺めてたら 笑った日の事を 思い出したよ 風の音が少し 怖いけれど 僕は大丈夫 そっちはどうだろう 届けたい声が 届かない距離に 横たわる無数の想いが 橋となるまで 祈りは祈りのまんま あなたの枕元に 願いは願いのまんま 明日の太陽と共に 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ ロウソクの灯を眺めてたら これからの事が 不安になったよ 今は少しだけ 落ち込んでいいよ いつか必ず笑うと 約束するなら 解きたい不安が 解けない夜に 散らばる無数の悲しみが 星となるまで 祈りは祈りのまんま 凍えた手と手の間 願いは願いのまんま 明日の曇天の隙間 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ 二度と帰らぬものに 雪が降り積もる もう会えない日々に 雪が降り積もる 震えるあなたの肩に 雪が降り積もる 昨日と同じ雪が降る 昨日と同じ雪が降る 祈りは祈りのまんま 汚れたその頬を称え 願いは願いのまんま 明日の暗闇を照らせ 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | ロウソクの灯を眺めてたら 笑った日の事を 思い出したよ 風の音が少し 怖いけれど 僕は大丈夫 そっちはどうだろう 届けたい声が 届かない距離に 横たわる無数の想いが 橋となるまで 祈りは祈りのまんま あなたの枕元に 願いは願いのまんま 明日の太陽と共に 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ ロウソクの灯を眺めてたら これからの事が 不安になったよ 今は少しだけ 落ち込んでいいよ いつか必ず笑うと 約束するなら 解きたい不安が 解けない夜に 散らばる無数の悲しみが 星となるまで 祈りは祈りのまんま 凍えた手と手の間 願いは願いのまんま 明日の曇天の隙間 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ 二度と帰らぬものに 雪が降り積もる もう会えない日々に 雪が降り積もる 震えるあなたの肩に 雪が降り積もる 昨日と同じ雪が降る 昨日と同じ雪が降る 祈りは祈りのまんま 汚れたその頬を称え 願いは願いのまんま 明日の暗闇を照らせ 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ |
デスゲーム吹き消される命は テレビラジオの向こう側 フルHDの光沢でも 悲劇は鮮明に映らず ルサンチマンはネットで 不埒な世界を呪うβテスト 虚しい虚しくないは今夜の バラエティーを見終わったら 部屋から出られないのは コミュニケーション不全の弊害 週刊誌の受け売りだが 当人は全く無自覚 アイロニーで言うだけじゃ 伝わらないこの気持ちは コンビニの一番隅 埃をかぶってる粗悪品 ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ 一番正気なものが 一番滑稽な事もある 一番正しいものが ひょっとして一番悪かも 見過ごした些細なものに 寝首をかかれる事もある 「安心しろ」と言う奴に 背中を見せてはいけない 人殺しの道具が 人一人の価値に勝る 疑心暗鬼の密室では 頼れるのは自分だけだ 追い詰められてる焦燥 今なら間に合うはずだが 「救ってよ」って叫びも どこか他人事の当事者 ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ 正義も悪もない 事実は物語よりもくだらない 悪意で悪事を働く 悪人の影さえ見えない エピローグ間近のこの世界で生き残るなら 一番正しい奴を疑え 自分自身をまず疑え 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは おそらく無自覚な奴だ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 吹き消される命は テレビラジオの向こう側 フルHDの光沢でも 悲劇は鮮明に映らず ルサンチマンはネットで 不埒な世界を呪うβテスト 虚しい虚しくないは今夜の バラエティーを見終わったら 部屋から出られないのは コミュニケーション不全の弊害 週刊誌の受け売りだが 当人は全く無自覚 アイロニーで言うだけじゃ 伝わらないこの気持ちは コンビニの一番隅 埃をかぶってる粗悪品 ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ 一番正気なものが 一番滑稽な事もある 一番正しいものが ひょっとして一番悪かも 見過ごした些細なものに 寝首をかかれる事もある 「安心しろ」と言う奴に 背中を見せてはいけない 人殺しの道具が 人一人の価値に勝る 疑心暗鬼の密室では 頼れるのは自分だけだ 追い詰められてる焦燥 今なら間に合うはずだが 「救ってよ」って叫びも どこか他人事の当事者 ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ 正義も悪もない 事実は物語よりもくだらない 悪意で悪事を働く 悪人の影さえ見えない エピローグ間近のこの世界で生き残るなら 一番正しい奴を疑え 自分自身をまず疑え 今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム 冷笑の365日の向こうに何がある? 僕らの首を絞めてるのは おそらく無自覚な奴だ 悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル 悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ |
空っぽの空に潰される受け取った手紙が増えすぎて 自分の荷物は捨てていった 満たされた気持ちになって その実また空っぽだ お金は多い方がいい 友達は多い方がいい 安心も多い方がいい 結局幸福とはなんだ 必ず死ぬと書いて必死 夢の中と書いて夢中 まさに必死で夢中になって 僕らは季節を駆け抜けた 怪我ばっかりが増えたけれど 痛ぇと笑える仲間が居た 昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 巡り巡る季節は素っ気無い それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 結局人間ってのは 一つや二つの欠落はある 何かが足りないと思うか 何かが必要と思うか 最低限の荷物はある 僕にはこれで十分すぎる もう一度僕は駆けてみよう 必死で夢中に駆けてみよう 今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが 嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 愛した人や物はあっけない それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか 死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中 恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ その間に 何が出来るの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 受け取った手紙が増えすぎて 自分の荷物は捨てていった 満たされた気持ちになって その実また空っぽだ お金は多い方がいい 友達は多い方がいい 安心も多い方がいい 結局幸福とはなんだ 必ず死ぬと書いて必死 夢の中と書いて夢中 まさに必死で夢中になって 僕らは季節を駆け抜けた 怪我ばっかりが増えたけれど 痛ぇと笑える仲間が居た 昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 巡り巡る季節は素っ気無い それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 結局人間ってのは 一つや二つの欠落はある 何かが足りないと思うか 何かが必要と思うか 最低限の荷物はある 僕にはこれで十分すぎる もう一度僕は駆けてみよう 必死で夢中に駆けてみよう 今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが 嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 愛した人や物はあっけない それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか 死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中 恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ その間に 何が出来るの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される |
古いSF映画昨日の夜遅く テレビでやっていた映画を見たんだ 未来の世界を舞台にした 海外の古いSF すでに世界は汚染されて マスクなしじゃ肺がただれて 瓦礫の如きメトロポリス 未開の惑星みたいな地球 逃げ込んだ先は地下室 ただし80000km2の 昔はシェルターと呼ばれていたが 今じゃ都市と呼んで差し支えない 人工太陽 人工植物 そもそも人工じゃないものはない ほぼ人間と変わらぬAI 誰もそれに疑問は抱かない 殺人 略奪 治安維持も無く 力は力でしか抗えない 犯罪の5割はアンドロイド 科学の飽和を憎む主人公 前時代のCGもほどほどに 徐々に核心に迫るミステリ だが実は彼もアンドロイド ってのがその映画のラストカット 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ 風がそよぎ 海が凪ぎ 空に虫と鳥が戯れる 木々は今青々と 四季の変わり目にさんざめく 見てみろよ 当たり前にある景色も 大事にしなきゃなって思うでしょ この世界に不必要なのは人類だって話もある 説教じみた話じゃつまらない 分かってるだからこそ感じて 経験は何よりも饒舌 そしてそれを忘れちゃいけないよ 草木に宿る安堵の情念 昔の人は神様と呼んだ ほら触れて想像してみなよ この温もりを君は何と呼ぶ? 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ どう? 理解できたかな これが人類の原風景 上映はこれにて終了です 拡張現実プラネタリウム お帰りの際は保護服と マスクをお忘れないように 手元のモニタでご確認を 本日の東京汚染予報 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ 僕らが愛した故郷が 殺されてしまうかもしれない 僕らが待ってた未来は 誰かの筋書きかもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 受け入れてはいけない事 それは君自身が決めなきゃ 昨日の夜遅くテレビで やっていた映画を見たんだね 不安になるのは分かるけれど フィクションはあくまでフィクション この先どうなるかなんて そんなこと僕に聞かないで 答えは君自身が見つけて 僕は名も無いアンドロイド | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 昨日の夜遅く テレビでやっていた映画を見たんだ 未来の世界を舞台にした 海外の古いSF すでに世界は汚染されて マスクなしじゃ肺がただれて 瓦礫の如きメトロポリス 未開の惑星みたいな地球 逃げ込んだ先は地下室 ただし80000km2の 昔はシェルターと呼ばれていたが 今じゃ都市と呼んで差し支えない 人工太陽 人工植物 そもそも人工じゃないものはない ほぼ人間と変わらぬAI 誰もそれに疑問は抱かない 殺人 略奪 治安維持も無く 力は力でしか抗えない 犯罪の5割はアンドロイド 科学の飽和を憎む主人公 前時代のCGもほどほどに 徐々に核心に迫るミステリ だが実は彼もアンドロイド ってのがその映画のラストカット 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ 風がそよぎ 海が凪ぎ 空に虫と鳥が戯れる 木々は今青々と 四季の変わり目にさんざめく 見てみろよ 当たり前にある景色も 大事にしなきゃなって思うでしょ この世界に不必要なのは人類だって話もある 説教じみた話じゃつまらない 分かってるだからこそ感じて 経験は何よりも饒舌 そしてそれを忘れちゃいけないよ 草木に宿る安堵の情念 昔の人は神様と呼んだ ほら触れて想像してみなよ この温もりを君は何と呼ぶ? 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ どう? 理解できたかな これが人類の原風景 上映はこれにて終了です 拡張現実プラネタリウム お帰りの際は保護服と マスクをお忘れないように 手元のモニタでご確認を 本日の東京汚染予報 僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ 僕らが愛した故郷が 殺されてしまうかもしれない 僕らが待ってた未来は 誰かの筋書きかもしれない 人が人である理由が 人の中にしかないのなら 受け入れてはいけない事 それは君自身が決めなきゃ 昨日の夜遅くテレビで やっていた映画を見たんだね 不安になるのは分かるけれど フィクションはあくまでフィクション この先どうなるかなんて そんなこと僕に聞かないで 答えは君自身が見つけて 僕は名も無いアンドロイド |
渋谷の果てに地平線渺茫たる二十五時 風の止む路地 気色ばむ都市の喧騒 白々しい顔で歩く僕 この途方もなさに 立ち眩み 思わず身を預けた うらぶれたセンチメンタル その純真の成れの果てを 侮蔑のストロークで ドブの臭いがする川に投げ捨て 大きく広がった波紋に浮かぶ 顔 顔 顔 胸の張り裂けそうな僕に代わって どこか遠くで犬が泣いた 望郷に咽ぶ僕に代わって 都市の空に鳥が飛んだ 渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる 故郷に泣いてくれるな | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 渺茫たる二十五時 風の止む路地 気色ばむ都市の喧騒 白々しい顔で歩く僕 この途方もなさに 立ち眩み 思わず身を預けた うらぶれたセンチメンタル その純真の成れの果てを 侮蔑のストロークで ドブの臭いがする川に投げ捨て 大きく広がった波紋に浮かぶ 顔 顔 顔 胸の張り裂けそうな僕に代わって どこか遠くで犬が泣いた 望郷に咽ぶ僕に代わって 都市の空に鳥が飛んだ 渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる 故郷に泣いてくれるな |
夜の歌雨が降り始めて 僕はふと歩みを緩めた 雨雲に滲む月明かり あれが僕の目指す光 見えない物だから 見失っても当たり前 今日も僕は僕の心に 確かめて歩く夜明け前 この一生に 意味があって 何か託されてるとしたら それはきっと つまらないよな 僕に意味なんかなくても いいよ 夜の中で 息を潜めて 僕らは朝を 待っていやしない 些細な傷と 君は戦う 明日はきっと 笑えるように 希望は唯一つで 諦める訳は捨てるほど ぬかるんだ道に立ち尽くし 行こうか戻ろうか悩んで 結局歩き続けて その向こうで光が射して その時僕らは思うだろう 「今まで生きていて良かった」 その一瞬の 為だったんだ 今まで積み上げたガラクタ 多くの時間 多くの挫折 数えきれない程の涙 夜の中で 息を潜めて 僕らは朝を 待っていやしない この失望に 僕は抗う 明日もきっと 歩けるように 雨粒が落ちて アスファルトで弾ける 叶わない願いならいっそ洗い流すか 立ち止まっては悩んで 不安を消しては歩いて そんな繰り返しで僕等の旅路は続く その手を伸ばしていてよ その胸が凍えていても 不安の雨の 中で今夜は雨宿りしてさ 夜の中で 息を止めてた それでも朝は やって来るから この寂寥に 僕らは生きる ただ一瞬の 輝きのために 雨が降り止んで 僕はやっと歩き始めた 青空にうすく昼のつき あれが僕の目指す光 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 雨が降り始めて 僕はふと歩みを緩めた 雨雲に滲む月明かり あれが僕の目指す光 見えない物だから 見失っても当たり前 今日も僕は僕の心に 確かめて歩く夜明け前 この一生に 意味があって 何か託されてるとしたら それはきっと つまらないよな 僕に意味なんかなくても いいよ 夜の中で 息を潜めて 僕らは朝を 待っていやしない 些細な傷と 君は戦う 明日はきっと 笑えるように 希望は唯一つで 諦める訳は捨てるほど ぬかるんだ道に立ち尽くし 行こうか戻ろうか悩んで 結局歩き続けて その向こうで光が射して その時僕らは思うだろう 「今まで生きていて良かった」 その一瞬の 為だったんだ 今まで積み上げたガラクタ 多くの時間 多くの挫折 数えきれない程の涙 夜の中で 息を潜めて 僕らは朝を 待っていやしない この失望に 僕は抗う 明日もきっと 歩けるように 雨粒が落ちて アスファルトで弾ける 叶わない願いならいっそ洗い流すか 立ち止まっては悩んで 不安を消しては歩いて そんな繰り返しで僕等の旅路は続く その手を伸ばしていてよ その胸が凍えていても 不安の雨の 中で今夜は雨宿りしてさ 夜の中で 息を止めてた それでも朝は やって来るから この寂寥に 僕らは生きる ただ一瞬の 輝きのために 雨が降り止んで 僕はやっと歩き始めた 青空にうすく昼のつき あれが僕の目指す光 |
逃避行地下鉄にへばり付いたガム踏んづけて もう何もかも嫌になった ああもう全部止めだ ここにしがみ付いてる価値はない そもそも前から気に食わなかった イライラすんのは割りにあわない 辛酸舐める日々の逆境 夢が重荷になってりゃ世話ねぇ 磨り減ったスニーカーじゃ 雨の日は上手く走れない 磨り減った魂じゃ 辛いとき上手く笑えない たまらずに人ごみを走った 今思えばあれが始まりだ 押しつぶされた僕の逃避行 上手く行かなけりゃ死んでやるぜ 「死に損なった」って言うより 「生き損なった」ってのが正しい そんな僕らの長い旅が たった今始まったばかりだ 自由に生きたいと思えば思うほど 向かい風は勢いを増した 結局どこに行ったって 問題はそれなりにあるもんだ でも それなら なおさら 僕は僕を選ばなきゃいけない 終わりが訪れた時 後悔しない僕に出会いたい 振り切った臆病が 馬脚現せと狙ってる 乗り切った困難は 姿を変えて襲い掛かる 銃弾の雨を掻い潜った これが僕の選んだ戦場 夢や時給や社会体の 奴隷になってる暇はないぜ 「生きながらえた」って言うより 「生かされてる」って方が正しい そんな僕らの長い旅は 決して孤独なんかじゃなかった 僕等を走らせるなら きっとなんだっていい 恩義でも逃避でも 世間体でも逆恨みでも 問題は僕らがどこまで行けるかって事 僕らがいつまで戦い続けるかという事 そもそも前から気に食わなかった きっかけなら何でも良かった あのへばり付いたガム踏んでやろう そいつのせいにしてやろう 僕の場合は逃げ出したいから なのに今も戦っているよ それでいいだろ たまらずに人ごみを走った あの日のスピードで生きたいな 掴み取るその理想の重さ 僕らの悔し涙と等価 死に場所を探す逃避行が その実 生きる場所に変わった そんな僕らの長い旅の 先はまだまだ遠いみたいだ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 地下鉄にへばり付いたガム踏んづけて もう何もかも嫌になった ああもう全部止めだ ここにしがみ付いてる価値はない そもそも前から気に食わなかった イライラすんのは割りにあわない 辛酸舐める日々の逆境 夢が重荷になってりゃ世話ねぇ 磨り減ったスニーカーじゃ 雨の日は上手く走れない 磨り減った魂じゃ 辛いとき上手く笑えない たまらずに人ごみを走った 今思えばあれが始まりだ 押しつぶされた僕の逃避行 上手く行かなけりゃ死んでやるぜ 「死に損なった」って言うより 「生き損なった」ってのが正しい そんな僕らの長い旅が たった今始まったばかりだ 自由に生きたいと思えば思うほど 向かい風は勢いを増した 結局どこに行ったって 問題はそれなりにあるもんだ でも それなら なおさら 僕は僕を選ばなきゃいけない 終わりが訪れた時 後悔しない僕に出会いたい 振り切った臆病が 馬脚現せと狙ってる 乗り切った困難は 姿を変えて襲い掛かる 銃弾の雨を掻い潜った これが僕の選んだ戦場 夢や時給や社会体の 奴隷になってる暇はないぜ 「生きながらえた」って言うより 「生かされてる」って方が正しい そんな僕らの長い旅は 決して孤独なんかじゃなかった 僕等を走らせるなら きっとなんだっていい 恩義でも逃避でも 世間体でも逆恨みでも 問題は僕らがどこまで行けるかって事 僕らがいつまで戦い続けるかという事 そもそも前から気に食わなかった きっかけなら何でも良かった あのへばり付いたガム踏んでやろう そいつのせいにしてやろう 僕の場合は逃げ出したいから なのに今も戦っているよ それでいいだろ たまらずに人ごみを走った あの日のスピードで生きたいな 掴み取るその理想の重さ 僕らの悔し涙と等価 死に場所を探す逃避行が その実 生きる場所に変わった そんな僕らの長い旅の 先はまだまだ遠いみたいだ |
千年幸福論この地上にあるもの全てが 時と共に形変え行くものならば 僕らが抱いてる貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか 気まぐれに摘んだ たおやかな花は 見る影もなく醜く枯れた そんな風に変わってしまうかな とても優しいあなたも 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 僕らは望んで止まないけれど そんなもの何処にありましょうか 電車の脱線事故が起こったって 夕方のテレビニュースでやっている 亡くなった人の家族や恋人の 悲しみに目をそむけてしまう 終わりはいつかやってくると知った時 初めて人が愛しくなる あなたじゃなくて良かったと思う僕は やはり浅ましい人間でしょうか 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 馬鹿げた事かもしれないけれど あなたよどうか生きていて あなたが居なくなっても生きる僕を 許せないといったら笑うでしょうか? 僕がいなくても生きていくあなたを 「悲しい」と言ってはいけませんか? 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 千年続く自負心を 千年続く安らぎを 千年続く友愛を 千年続く熱情を 千年続くいたわりを 千年続く尊厳を 千年続く生命を 千年続く喜びを 終わりがあるから美しい そんなの分かりたくもないよ 終わりはいつも早すぎる | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | この地上にあるもの全てが 時と共に形変え行くものならば 僕らが抱いてる貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか 気まぐれに摘んだ たおやかな花は 見る影もなく醜く枯れた そんな風に変わってしまうかな とても優しいあなたも 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 僕らは望んで止まないけれど そんなもの何処にありましょうか 電車の脱線事故が起こったって 夕方のテレビニュースでやっている 亡くなった人の家族や恋人の 悲しみに目をそむけてしまう 終わりはいつかやってくると知った時 初めて人が愛しくなる あなたじゃなくて良かったと思う僕は やはり浅ましい人間でしょうか 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 馬鹿げた事かもしれないけれど あなたよどうか生きていて あなたが居なくなっても生きる僕を 許せないといったら笑うでしょうか? 僕がいなくても生きていくあなたを 「悲しい」と言ってはいけませんか? 千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を 千年続く自負心を 千年続く安らぎを 千年続く友愛を 千年続く熱情を 千年続くいたわりを 千年続く尊厳を 千年続く生命を 千年続く喜びを 終わりがあるから美しい そんなの分かりたくもないよ 終わりはいつも早すぎる |
遺書広大無辺な荒野を遮るものは何も無く まして引き摺る想いなどあるものか また明日を夢見るも 今日が過ぎ行き今日となり 手にするものは数あれど 連れて行く物は数少ない 無用な涙はくれてやれ 去るものにだけくれてやれ 理想も夢想も綯い交ぜの 独りよがりの詩歌には 拍手や涙は似合わない 吹き曝し位が丁度いい そこを 私の墓標にしてください 手向ける花は風任せ 野花の種子が舞うでしょう 雨が降ったら喜んで 虫の死骸と眠ります 私は土になるのです 誰かに踏まれる土になる | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 広大無辺な荒野を遮るものは何も無く まして引き摺る想いなどあるものか また明日を夢見るも 今日が過ぎ行き今日となり 手にするものは数あれど 連れて行く物は数少ない 無用な涙はくれてやれ 去るものにだけくれてやれ 理想も夢想も綯い交ぜの 独りよがりの詩歌には 拍手や涙は似合わない 吹き曝し位が丁度いい そこを 私の墓標にしてください 手向ける花は風任せ 野花の種子が舞うでしょう 雨が降ったら喜んで 虫の死骸と眠ります 私は土になるのです 誰かに踏まれる土になる |
美しき思い出この世界に 嘘しかないなら こんなに楽な事はないよな たまに本当が まざっているから 面倒くさいけど 信じてみるんだ 辛いことや悲しいことは 時間が解決してくれると言うけれど 嬉しいことや楽しいことも 少しずつ薄れてしまうよ だったら明日のことだけ 考えて生きていきたいな それが出来ない僕等は 時々こうやって思い出す 吉祥寺の街中 手をつないで見上げた青い空 桟橋に座ってみた花火 登校拒否 夏の夕暮れ 飲みすぎて ゲロ吐いた 中野の駅前 月明かりを反射して キラキラしてた あの娘のピアス イライラする 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 生きることと死んでしまうこと 考えだすと 頭がおかしくなりそうだ 結局僕が抱えられる荷物は この両手に納まる分だけ だったらそれでいいよな 人から見ればゴミくずみたいな 不恰好な思い出をつれて 僕は未来へ向かうとするよ あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂 虹色のレジャーシート レスポール 青森の星空 逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉 張り裂けたあの子の心 ジグソーパズル たりないひとかけら 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 今この手の中 この胸の中 大事なものが幾つかあるよ 失くした数だけ 壊した数だけ 愛するという事の価値を知るんだ だったら失敗ばかりの僕等は 人より愛することが出来るはず だから ほら 思い出してみるんだよ 忘れたいこと 忘れたくないこと 誰かに笑われてる気がして 外に出られなくなった事 あの子の家から帰る途中 目白通りで見た朝焼け 幼い頃感じた父の背のぬくもり 西新宿 故郷の海 白紙のノート 置き去りの夢 行かないで 行かないで 蝉時雨 才能あるのに死んでしまった仲間 今でも遠くで頑張る友達 未だに僕を支えてくれる彼女 鍵をかけた部屋 戦っていた あの頃の僕 壊れた心 壊れたギター ありがとう ありがとう 大嫌いだよ 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | この世界に 嘘しかないなら こんなに楽な事はないよな たまに本当が まざっているから 面倒くさいけど 信じてみるんだ 辛いことや悲しいことは 時間が解決してくれると言うけれど 嬉しいことや楽しいことも 少しずつ薄れてしまうよ だったら明日のことだけ 考えて生きていきたいな それが出来ない僕等は 時々こうやって思い出す 吉祥寺の街中 手をつないで見上げた青い空 桟橋に座ってみた花火 登校拒否 夏の夕暮れ 飲みすぎて ゲロ吐いた 中野の駅前 月明かりを反射して キラキラしてた あの娘のピアス イライラする 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 生きることと死んでしまうこと 考えだすと 頭がおかしくなりそうだ 結局僕が抱えられる荷物は この両手に納まる分だけ だったらそれでいいよな 人から見ればゴミくずみたいな 不恰好な思い出をつれて 僕は未来へ向かうとするよ あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂 虹色のレジャーシート レスポール 青森の星空 逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉 張り裂けたあの子の心 ジグソーパズル たりないひとかけら 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 今この手の中 この胸の中 大事なものが幾つかあるよ 失くした数だけ 壊した数だけ 愛するという事の価値を知るんだ だったら失敗ばかりの僕等は 人より愛することが出来るはず だから ほら 思い出してみるんだよ 忘れたいこと 忘れたくないこと 誰かに笑われてる気がして 外に出られなくなった事 あの子の家から帰る途中 目白通りで見た朝焼け 幼い頃感じた父の背のぬくもり 西新宿 故郷の海 白紙のノート 置き去りの夢 行かないで 行かないで 蝉時雨 才能あるのに死んでしまった仲間 今でも遠くで頑張る友達 未だに僕を支えてくれる彼女 鍵をかけた部屋 戦っていた あの頃の僕 壊れた心 壊れたギター ありがとう ありがとう 大嫌いだよ 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと |
14歳灰の歌 才能不在 哀悼弔い 常磐線下りのホーム 電線にとまるカラスの憂鬱 それを見ている彼女が抱える笑い飛ばせない 日々の 憂鬱 毎日同じ繰り返しだけどもう子供じゃないんだから 去った物は追いかけず 過ぎたことは振り返らず 間違ってる気もするけど きっとしょうがないわ 夢を見て 上京した 少年の長い髪が 都市のビル風に揺れている それを彼女は見てる 見てる カラスの目玉で見てる 見てる 灰の歌 才能不在 哀悼弔い ここがどこかなんて分からない 冷めた嘲笑が気に食わない あれはアレイの白色矮星 それで僕は燃やされてしまいたい いっその事灰になって 風に吹かれて消えてしまえ 鍵をかけた部屋に篭って 燃え尽きるも何もありゃしねぇ オレンジ色のマンションの ベランダで親子が笑ってた きっと明日もいいことが 起こると信じて疑わない そんな響きの声だから 僕らの胸は張り裂けた 遠くに雨雲 明日はきっと雨だから 楽しくないけど笑ってみた それでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 灰の歌 才能不在 哀悼弔い なによりも普通を望んでた少年期の自意識の屋根裏 「人に嫌われたくなかった」 そんな名前のポスターで部屋は真っ暗 いったい僕はなんになれる って結局何者でもありゃしねぇ 青春の残り火みたいな 夜露をすすって今日も生きる アメリカの映画みたいな ハッピーエンドは来なかった 結局僕は僕だから 結局今日は今日だった 明日を変えられる力が 僕らにはあるはずだった テレビはいつものバラエティー 少し笑えた 悲しくないけど涙落ちた いつでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 生きたくないけど生き残った 彼女は今日も空っぽだから 今すぐ何かを伝えなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 夢とかないけど歌ってみた 結局全部ゴミ屑だから 今すぐ何かを遺さなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 灰の歌 才能不在 哀悼弔い 常磐線下りのホーム 電線にとまるカラスの憂鬱 それを見ている彼女が抱える笑い飛ばせない 日々の 憂鬱 毎日同じ繰り返しだけどもう子供じゃないんだから 去った物は追いかけず 過ぎたことは振り返らず 間違ってる気もするけど きっとしょうがないわ 夢を見て 上京した 少年の長い髪が 都市のビル風に揺れている それを彼女は見てる 見てる カラスの目玉で見てる 見てる 灰の歌 才能不在 哀悼弔い ここがどこかなんて分からない 冷めた嘲笑が気に食わない あれはアレイの白色矮星 それで僕は燃やされてしまいたい いっその事灰になって 風に吹かれて消えてしまえ 鍵をかけた部屋に篭って 燃え尽きるも何もありゃしねぇ オレンジ色のマンションの ベランダで親子が笑ってた きっと明日もいいことが 起こると信じて疑わない そんな響きの声だから 僕らの胸は張り裂けた 遠くに雨雲 明日はきっと雨だから 楽しくないけど笑ってみた それでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 灰の歌 才能不在 哀悼弔い なによりも普通を望んでた少年期の自意識の屋根裏 「人に嫌われたくなかった」 そんな名前のポスターで部屋は真っ暗 いったい僕はなんになれる って結局何者でもありゃしねぇ 青春の残り火みたいな 夜露をすすって今日も生きる アメリカの映画みたいな ハッピーエンドは来なかった 結局僕は僕だから 結局今日は今日だった 明日を変えられる力が 僕らにはあるはずだった テレビはいつものバラエティー 少し笑えた 悲しくないけど涙落ちた いつでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 生きたくないけど生き残った 彼女は今日も空っぽだから 今すぐ何かを伝えなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 夢とかないけど歌ってみた 結局全部ゴミ屑だから 今すぐ何かを遺さなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う |
冬が来る前に冬が来る前に 夜半の波止場でビールを飲もう 星座の肩に腰掛けて 溜息も潮風も似たもんさ 冬が来る前に 三保野公園で草滑りしよう 水飲み場の横の柱にさ これまでの失敗も掘り刻もう 冬が来る前に 忌々しいこの街を踏み鳴らそう 池袋駅前中央分離帯 ずっとそこで待っている 冬が来る前に 冬以外の四季を縫い合わそう そいつをコートに仕立てて襟立てて 凍えて僕は待っている 二度と来ないものを待っている 二度と来ないものを待っている 昨日が来るのを待っている ずっとそこで待っている ずっと待っている ずっと ずっと | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 冬が来る前に 夜半の波止場でビールを飲もう 星座の肩に腰掛けて 溜息も潮風も似たもんさ 冬が来る前に 三保野公園で草滑りしよう 水飲み場の横の柱にさ これまでの失敗も掘り刻もう 冬が来る前に 忌々しいこの街を踏み鳴らそう 池袋駅前中央分離帯 ずっとそこで待っている 冬が来る前に 冬以外の四季を縫い合わそう そいつをコートに仕立てて襟立てて 凍えて僕は待っている 二度と来ないものを待っている 二度と来ないものを待っている 昨日が来るのを待っている ずっとそこで待っている ずっと待っている ずっと ずっと |
未来づくり思えば僕はずっと僕の事 嫌いだったんだ そんな事 忘れてたよ 何でだろう 多分あなたに出会ったからです 思えば僕はずっと人のこと 疑ってばかりいたよな 相変わらず笑うのは下手 だけど笑う数は増えました 時が過ぎる事は怖くない 明日はきっと素晴らしい これはそんな歌 And I will say ありがとう ただいま じゃあね 永遠は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな 思えば僕はずっと逃げていた 愛するのも愛されるのも 向き合う事は怖いからな さらけ出した心は尚更 本当は僕もきっと分かってた このままじゃいけないって事 上手くいくか分からないけど 僕なりに頑張ってみるよ きっと損をしてた 今までの信じようとしない僕は それを取り戻すよ And I will say ありがとう ただいま じゃあね 信頼は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな 今までのことなんて帳消しにしたいんだけれど 今日までの失敗なんて破り捨ててしまいたいけれど こんな僕だからこそ あなたが好きになってくれたって言うなら もういいよ もういいよ それだけでもういいよ 胸はって 僕は僕だって 言ったっていいんでしょ いつだって ここに帰ってきたっていいって言ってよ 僕は精一杯僕を肯定するよ ただ僕を 信じてくれたあなたを 肯定する為に And I will say ありがとう ただいま じゃあね 未来は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 思えば僕はずっと僕の事 嫌いだったんだ そんな事 忘れてたよ 何でだろう 多分あなたに出会ったからです 思えば僕はずっと人のこと 疑ってばかりいたよな 相変わらず笑うのは下手 だけど笑う数は増えました 時が過ぎる事は怖くない 明日はきっと素晴らしい これはそんな歌 And I will say ありがとう ただいま じゃあね 永遠は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな 思えば僕はずっと逃げていた 愛するのも愛されるのも 向き合う事は怖いからな さらけ出した心は尚更 本当は僕もきっと分かってた このままじゃいけないって事 上手くいくか分からないけど 僕なりに頑張ってみるよ きっと損をしてた 今までの信じようとしない僕は それを取り戻すよ And I will say ありがとう ただいま じゃあね 信頼は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな 今までのことなんて帳消しにしたいんだけれど 今日までの失敗なんて破り捨ててしまいたいけれど こんな僕だからこそ あなたが好きになってくれたって言うなら もういいよ もういいよ それだけでもういいよ 胸はって 僕は僕だって 言ったっていいんでしょ いつだって ここに帰ってきたっていいって言ってよ 僕は精一杯僕を肯定するよ ただ僕を 信じてくれたあなたを 肯定する為に And I will say ありがとう ただいま じゃあね 未来は こんな風に 当たり前に 出来ていくのかな |
この街で生きている空白みたいな 何もない空を ずっと眺めていたら 全部がもうどうでも いいやって思えて来るんだよ ちっぽけな悩みも 僕が生まれた 僕が生きてる 街の空 悩み出したら きりがないこと よく知っているけど くだらない事 考えてへこんでも 明日笑えればいい そんな風に ゆっくり歩く 帰り道 争ったり いがみ合ったり 日々のとがった部分も 飲み込んだ街で 嘆いても 笑っても 見上げるこの空には いつでも紅い夕焼け 戸惑う未来教えて 歩きなれた街で 僕ら迷子みたいに 明日の道しるべ 探してる この先後どれ位 信じてゆけるのかな ふいに止んだ風に 不安になったりして この街で生きている 夜の帳に 最終のJR 君を連れて消えた 逃げ道じゃない 感傷でもないんだよ 僕らの思い出は 何があっても 僕は味方だ 友達よ 迷ったり 嫌になったり 先の見えない闇も 切り裂いた君に 一つでも 叶わない 願いなんてあるものか あの時紅い夕焼け 戸惑う未来託して 誓った夢 理想も 今じゃガラクタみたいに 時の流れに 錆付いて それでも 信じたいよ 何にも終わってないよ 知らん顔で過ぎてく 日々に 強がったりして この街で生きている 春夏秋冬 変わっていく街の景色 その中で 抗ってる 君も 僕も 希望 誹謗 理想 自嘲 戦ってる相手は 疑う心だ つまり自分だ いつもの紅い夕焼け 旅立つ君の影が 歩きなれた街で 細長く横たわって 明日の道しるべ みたいに伸びる この先後どれ位 悩んで歩くのかな それでいいや 僕らは 希望も苦悩も抱えて この街で生きている これからも生きていく | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 空白みたいな 何もない空を ずっと眺めていたら 全部がもうどうでも いいやって思えて来るんだよ ちっぽけな悩みも 僕が生まれた 僕が生きてる 街の空 悩み出したら きりがないこと よく知っているけど くだらない事 考えてへこんでも 明日笑えればいい そんな風に ゆっくり歩く 帰り道 争ったり いがみ合ったり 日々のとがった部分も 飲み込んだ街で 嘆いても 笑っても 見上げるこの空には いつでも紅い夕焼け 戸惑う未来教えて 歩きなれた街で 僕ら迷子みたいに 明日の道しるべ 探してる この先後どれ位 信じてゆけるのかな ふいに止んだ風に 不安になったりして この街で生きている 夜の帳に 最終のJR 君を連れて消えた 逃げ道じゃない 感傷でもないんだよ 僕らの思い出は 何があっても 僕は味方だ 友達よ 迷ったり 嫌になったり 先の見えない闇も 切り裂いた君に 一つでも 叶わない 願いなんてあるものか あの時紅い夕焼け 戸惑う未来託して 誓った夢 理想も 今じゃガラクタみたいに 時の流れに 錆付いて それでも 信じたいよ 何にも終わってないよ 知らん顔で過ぎてく 日々に 強がったりして この街で生きている 春夏秋冬 変わっていく街の景色 その中で 抗ってる 君も 僕も 希望 誹謗 理想 自嘲 戦ってる相手は 疑う心だ つまり自分だ いつもの紅い夕焼け 旅立つ君の影が 歩きなれた街で 細長く横たわって 明日の道しるべ みたいに伸びる この先後どれ位 悩んで歩くのかな それでいいや 僕らは 希望も苦悩も抱えて この街で生きている これからも生きていく |
おもろうてやがて悲しき東口くそ暑い新宿のど真ん中でふいに眼球にしがみ付く映像 浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに キャバクラの女が乗ったタクシーに下敷きの社会性に命中 遺失物係に忘れられた新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス 地平線に浮かぶ巨大な顔 酔っ払った東京がたむろして おもろうてやがて悲しき東口 孤独になれない僕らの弱さ 誰に向けるでもないカラシニコフ 孤独になれない僕らの弱さ 心に飾って一人歩む | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | くそ暑い新宿のど真ん中でふいに眼球にしがみ付く映像 浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに キャバクラの女が乗ったタクシーに下敷きの社会性に命中 遺失物係に忘れられた新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス 地平線に浮かぶ巨大な顔 酔っ払った東京がたむろして おもろうてやがて悲しき東口 孤独になれない僕らの弱さ 誰に向けるでもないカラシニコフ 孤独になれない僕らの弱さ 心に飾って一人歩む |
ピアノ泥棒僕は泥棒 昔の話 話半分は酒の席のご愛嬌 真に受けるなよ 本気にするなよ 今となっては笑い話の類 僕は泥棒 中野のアーケード 雨宿りの振りして品定めの日曜 色とりどりの傘が開いて閉じて 心も躍る休日のパレード 二丁目の角の 新しい楽器店 でかいトラックが止まって何やら搬入中 もっと昔には ピアノ弾きでもあった いや 本当さライブだってよくやったもんさ だからピンと来た スタインウェイのヴィンテージ ピアノ弾きなら誰もが憧れる名品 正直目がくらんだ あいつがあれば 僕は誰よりも上手く弾けるのに あのピアノ盗んで 弾きたいな取って置きの 自慢のクラシックバラード それを聴いたら 出て行ったあの娘も 落ちぶれちまった僕をきっと見直すはずさ ピアノ盗んで やり直したいな僕の くそったれの人生 丁度 人目を避けてコソコソ生きるのに 嫌気が差してきたところなんだ とは言うものの あんな大物は無理だ 所詮僕はケチな巾着切り専門 盗むのが無理なら ちょっと弾くだけでもいいんだ いや 近くで眺めるだけでも満足だ そうと決まれば 早速忍び込んだ 午前三時の静寂は僕の相棒だ ピアノを前にして じっとしてられなかった おもむろに鳴らす午前三時のニ長調 このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード 流れ出すのは 美しい日々の調べ その憂いはまるで帰らぬ日々の後悔 ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ぬだけの くそったれの人生 生きるために盗んで 盗むために生きてきた 拍手一つだって貰えないステージで 全部嘘だぜ 何だその顔 こんな馬鹿な話があるわけないだろ 今からステージ そう僕の出番さ こう見えてもピアノは得意なんだ このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード 流れ出すのは 馬鹿な男のメロディー 執行猶予付きの ろくでなし賛歌 ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ぬだけの くそったれの人生 それならば ステージの上で拍手喝采 こいつもそんなに悪いもんじゃないぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 僕は泥棒 昔の話 話半分は酒の席のご愛嬌 真に受けるなよ 本気にするなよ 今となっては笑い話の類 僕は泥棒 中野のアーケード 雨宿りの振りして品定めの日曜 色とりどりの傘が開いて閉じて 心も躍る休日のパレード 二丁目の角の 新しい楽器店 でかいトラックが止まって何やら搬入中 もっと昔には ピアノ弾きでもあった いや 本当さライブだってよくやったもんさ だからピンと来た スタインウェイのヴィンテージ ピアノ弾きなら誰もが憧れる名品 正直目がくらんだ あいつがあれば 僕は誰よりも上手く弾けるのに あのピアノ盗んで 弾きたいな取って置きの 自慢のクラシックバラード それを聴いたら 出て行ったあの娘も 落ちぶれちまった僕をきっと見直すはずさ ピアノ盗んで やり直したいな僕の くそったれの人生 丁度 人目を避けてコソコソ生きるのに 嫌気が差してきたところなんだ とは言うものの あんな大物は無理だ 所詮僕はケチな巾着切り専門 盗むのが無理なら ちょっと弾くだけでもいいんだ いや 近くで眺めるだけでも満足だ そうと決まれば 早速忍び込んだ 午前三時の静寂は僕の相棒だ ピアノを前にして じっとしてられなかった おもむろに鳴らす午前三時のニ長調 このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード 流れ出すのは 美しい日々の調べ その憂いはまるで帰らぬ日々の後悔 ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ぬだけの くそったれの人生 生きるために盗んで 盗むために生きてきた 拍手一つだって貰えないステージで 全部嘘だぜ 何だその顔 こんな馬鹿な話があるわけないだろ 今からステージ そう僕の出番さ こう見えてもピアノは得意なんだ このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード 流れ出すのは 馬鹿な男のメロディー 執行猶予付きの ろくでなし賛歌 ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ぬだけの くそったれの人生 それならば ステージの上で拍手喝采 こいつもそんなに悪いもんじゃないぜ |
理想の花過去の連なりのくるぶしに できた青痣を青春と名づけて それをまるで仇のしるしみたいに 夜になる度撫でて 想いは晴れたか? もういいよ 何も憎まず 心に歌を 多くは望まず 心に歌を そして 最後には頼りない祈りを 申し訳程度に宿した 種子を飛ばし どこへ行こうが 花である 迷いにだけ咲く 花である 場所を選ばぬ 花である 理想に根をはる 花である 雨上がりに咲くideal | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 過去の連なりのくるぶしに できた青痣を青春と名づけて それをまるで仇のしるしみたいに 夜になる度撫でて 想いは晴れたか? もういいよ 何も憎まず 心に歌を 多くは望まず 心に歌を そして 最後には頼りない祈りを 申し訳程度に宿した 種子を飛ばし どこへ行こうが 花である 迷いにだけ咲く 花である 場所を選ばぬ 花である 理想に根をはる 花である 雨上がりに咲くideal |
さくらその時の僕らはといえば ビルの屋上で空を眺めているばかり バイトを抜け出し 汗と埃にまみれた 取り留めのない夢物語 互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は 決して口には出さない約束 中央線が高架橋の上で おもちゃみたいに カタカタ なった なぁ 結局僕らは正しかったのかな? あんなに意地になって 間違ってなんかいないって やれば出来るって 唇噛み締めて夜に這いつくばって その闇の中で言葉にならない嗚咽のような叫びは 千川通りで轢かれていた カラスの遺体みたい 痛い 痛い ふざけんな ここで終わりになんかすんな 僕等の旅を「青春」なんて 名づけて過去にすんな 遠ざかる足音に取り残された 悔し涙は絶対忘れないよ 踏みつけられたフライヤー拾い集める 代々木公園も気付けば春だった 苦笑いの僕等 舞い落ちる 桜 日当たりが悪くなるから 窓の外にある大きな木が嫌いだった 春になって 花をつけるまで 僕はその木が 嫌いだったんだ 今になってはどうでもいい話だけれど なんかちょっとだけ後悔してるんだ ほんとにどうでもいい話だったかな ごめんな 駅前のロータリー 夕焼けが悲しい訳を ずっと 考えていたんだ 終わるのが悲しいか それとも始まるのが悲しいか 街灯がそろそろと灯りだした つまりは 終わりも始まりも同じなんだ だったらこの涙に用はない さっさと 失せろ 胸がいてーよ いてーよ 一人の部屋に 春一番の迷子 二人で選んだカーテンが揺れてます どうせなら 荷物と一緒に この虚しさも運び出してくれりゃ良かったのに 何もなかったように僕は努める 最後に君が干してった洗濯物 なんでもなく 張り付いた 桜 過ぎ去った人と 新しく出会う人 終わりと始まりで物語りは進む だとしたら それに伴った悲しみさえ 生きていく上でのルールだから 投げ捨ててきた涙拾い集めて 今年も気付けば春だった 僕は 歌う 歌う 歌う さくら さくら 今でも さくら さく 消えない さくら さくら 僕等の さくら さく 物語 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | その時の僕らはといえば ビルの屋上で空を眺めているばかり バイトを抜け出し 汗と埃にまみれた 取り留めのない夢物語 互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は 決して口には出さない約束 中央線が高架橋の上で おもちゃみたいに カタカタ なった なぁ 結局僕らは正しかったのかな? あんなに意地になって 間違ってなんかいないって やれば出来るって 唇噛み締めて夜に這いつくばって その闇の中で言葉にならない嗚咽のような叫びは 千川通りで轢かれていた カラスの遺体みたい 痛い 痛い ふざけんな ここで終わりになんかすんな 僕等の旅を「青春」なんて 名づけて過去にすんな 遠ざかる足音に取り残された 悔し涙は絶対忘れないよ 踏みつけられたフライヤー拾い集める 代々木公園も気付けば春だった 苦笑いの僕等 舞い落ちる 桜 日当たりが悪くなるから 窓の外にある大きな木が嫌いだった 春になって 花をつけるまで 僕はその木が 嫌いだったんだ 今になってはどうでもいい話だけれど なんかちょっとだけ後悔してるんだ ほんとにどうでもいい話だったかな ごめんな 駅前のロータリー 夕焼けが悲しい訳を ずっと 考えていたんだ 終わるのが悲しいか それとも始まるのが悲しいか 街灯がそろそろと灯りだした つまりは 終わりも始まりも同じなんだ だったらこの涙に用はない さっさと 失せろ 胸がいてーよ いてーよ 一人の部屋に 春一番の迷子 二人で選んだカーテンが揺れてます どうせなら 荷物と一緒に この虚しさも運び出してくれりゃ良かったのに 何もなかったように僕は努める 最後に君が干してった洗濯物 なんでもなく 張り付いた 桜 過ぎ去った人と 新しく出会う人 終わりと始まりで物語りは進む だとしたら それに伴った悲しみさえ 生きていく上でのルールだから 投げ捨ててきた涙拾い集めて 今年も気付けば春だった 僕は 歌う 歌う 歌う さくら さくら 今でも さくら さく 消えない さくら さくら 僕等の さくら さく 物語 |
アノミー愛など無い知らない 謎解けない吐きたい 雪溶けない吐けない プラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止 アダムとイブが風俗ビルの空き屋に住むって現世の虚無 終電後の下りのホーム ハックルベリーがゲロの横で眠ってる アダムにとって知恵の樹の実とは イブの連れ子か パチンコ玉か 某都市の歓楽街で エデンはどこに? いたるところに 午前中に笑ってた家族の写真が 夕方のトップニュース テレビを消して現実に戻る 横たわる死体に目を落とす 禁断の果実齧ったって 羞恥心は芽生えなかった 神を殺したのは私 神に殺されるのも私 愛って単純な物なんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら そのあばずれな愛で 68億の罪も抱いてよ アノミー アノミー 黙ってりゃ腐る身体を サーベルみたいにぶら下げ歩む命 あっちじゃ化物に見えたとか 向こうじゃ聖人に見えたとか 物を盗んではいけません あなたが盗まれないために 人を殺してはいけません あなたが殺されないために 禁断の果実齧ったって 追放なんてされなかった 神を許したのは私 神に許されたのも私 愛って特別なものなんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら その尻軽な愛で 68億の罪も許してよ アノミー アノミー 神様なんて信じない 教科書なんて信じない 歴史なんて燃えないゴミだ 道徳なんて便所の紙だ 全部嘘だ 全部嘘だ って言ってたら全部無くなった 愛する理由が無くなった 殺さない理由が無くなった 愛って複雑な物なんです なんて歌ってる馬鹿は私だ アノミー アノミー そんなら この神経過敏な愛で 救えた命はあったか? アノミー アノミー 救ってよ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 愛など無い知らない 謎解けない吐きたい 雪溶けない吐けない プラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止 アダムとイブが風俗ビルの空き屋に住むって現世の虚無 終電後の下りのホーム ハックルベリーがゲロの横で眠ってる アダムにとって知恵の樹の実とは イブの連れ子か パチンコ玉か 某都市の歓楽街で エデンはどこに? いたるところに 午前中に笑ってた家族の写真が 夕方のトップニュース テレビを消して現実に戻る 横たわる死体に目を落とす 禁断の果実齧ったって 羞恥心は芽生えなかった 神を殺したのは私 神に殺されるのも私 愛って単純な物なんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら そのあばずれな愛で 68億の罪も抱いてよ アノミー アノミー 黙ってりゃ腐る身体を サーベルみたいにぶら下げ歩む命 あっちじゃ化物に見えたとか 向こうじゃ聖人に見えたとか 物を盗んではいけません あなたが盗まれないために 人を殺してはいけません あなたが殺されないために 禁断の果実齧ったって 追放なんてされなかった 神を許したのは私 神に許されたのも私 愛って特別なものなんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら その尻軽な愛で 68億の罪も許してよ アノミー アノミー 神様なんて信じない 教科書なんて信じない 歴史なんて燃えないゴミだ 道徳なんて便所の紙だ 全部嘘だ 全部嘘だ って言ってたら全部無くなった 愛する理由が無くなった 殺さない理由が無くなった 愛って複雑な物なんです なんて歌ってる馬鹿は私だ アノミー アノミー そんなら この神経過敏な愛で 救えた命はあったか? アノミー アノミー 救ってよ |
奇跡今夜生まれてくる命と 死んでしまう命 そして懸命に輝く命と 無駄に生き長らえる僕 「こんな夜は消えてしまいたい」とよく思うけれど お前なんか消えてしまえ 何で今日まで生きてたんだ 無駄じゃないって思いたくて 此処まで無理して走ったんだ この先もそうするつもりだよ それも無駄になったらどうしよう 「こんな夜は消えて しまいたい」とよく思うけれど 今終わったら全部が無駄で 何か残したくて生きる 正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来 今は走るだけ 生まれた事が 奇跡だったら 息をするのも 奇跡 奇跡 ここで笑うか 泣き喚こうが どっちにしても 奇跡 奇跡 色んな事が起こるものさ 長く生きりゃそれに伴って 嬉しい事楽しかった事 もちろん逆も同じ数だけ 「こんなはずじゃない」と 思うのは僕らの傲慢で 引き金になった出来事が 過去には無数に存在する それを一々悔やんだって 今更どうにもなりはしない 核心はもっと深いところ 僕が生まれた所以に至る 父と母の出会いから もっと言えばその血筋から そして最後に行き着く場所は 宇宙の始まり その確率 愛してます その気持ちは どっからやって来て 何処へ消えるんだろう 何故消えるんだろう 愛されたのが 奇跡だったら 愛した事も 奇跡 奇跡 幸せだった それでよかった 後悔しない 奇跡 奇跡 唇噛み締めて自分の無力さになす術もなく 泣いた悔しさ 身体半分持ってかれるような 別れの痛みとその寂しさ それさえも奇跡だと言えたなら 思えたなら 無価値な事も特別になる ありのままで奇跡だから 生きてる事が 奇跡だったら つまずいたのも 奇跡 奇跡 歩き出すのも 諦めるのも 好きにさせろよ 奇跡 奇跡 つまずいたのが 奇跡だったら このもやもやも 奇跡 奇跡 立ち向かうのも 引き返すのも 僕らの答え 奇跡 奇跡 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 今夜生まれてくる命と 死んでしまう命 そして懸命に輝く命と 無駄に生き長らえる僕 「こんな夜は消えてしまいたい」とよく思うけれど お前なんか消えてしまえ 何で今日まで生きてたんだ 無駄じゃないって思いたくて 此処まで無理して走ったんだ この先もそうするつもりだよ それも無駄になったらどうしよう 「こんな夜は消えて しまいたい」とよく思うけれど 今終わったら全部が無駄で 何か残したくて生きる 正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来 今は走るだけ 生まれた事が 奇跡だったら 息をするのも 奇跡 奇跡 ここで笑うか 泣き喚こうが どっちにしても 奇跡 奇跡 色んな事が起こるものさ 長く生きりゃそれに伴って 嬉しい事楽しかった事 もちろん逆も同じ数だけ 「こんなはずじゃない」と 思うのは僕らの傲慢で 引き金になった出来事が 過去には無数に存在する それを一々悔やんだって 今更どうにもなりはしない 核心はもっと深いところ 僕が生まれた所以に至る 父と母の出会いから もっと言えばその血筋から そして最後に行き着く場所は 宇宙の始まり その確率 愛してます その気持ちは どっからやって来て 何処へ消えるんだろう 何故消えるんだろう 愛されたのが 奇跡だったら 愛した事も 奇跡 奇跡 幸せだった それでよかった 後悔しない 奇跡 奇跡 唇噛み締めて自分の無力さになす術もなく 泣いた悔しさ 身体半分持ってかれるような 別れの痛みとその寂しさ それさえも奇跡だと言えたなら 思えたなら 無価値な事も特別になる ありのままで奇跡だから 生きてる事が 奇跡だったら つまずいたのも 奇跡 奇跡 歩き出すのも 諦めるのも 好きにさせろよ 奇跡 奇跡 つまずいたのが 奇跡だったら このもやもやも 奇跡 奇跡 立ち向かうのも 引き返すのも 僕らの答え 奇跡 奇跡 |
クリスマス小さな雪の粒も積み重なれば 景色を変えるのは不思議ですね どうしようもない日も積み重なれば 年月となるのは残酷ですね 僕が真夜中の部屋で一人 今年の懺悔を始めた頃 遠い街の少女が 丁度眠りについた時 雪が降り出した 罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて それが年明けまで続けば この過ちも枯れてくれるかな どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス 街のドブ川に冬の星座が 健気に光るから石を投げ入れた 水面に千切れて別れた双子座の 再会を待ってたらバイトに遅れたよ イヤフォンの中でしゃべるFM 曲紹介で途切れた音の間に ぶつかった男の舌打ち 地下鉄の風は故郷の 海風に似てる 罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて それに心がかじかむのなら 憎しみも凍ってくれるかな どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを二つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス 汚れた僕が汚した世界 だからこそ嫌いになれないよ 相変わらずの世界だから 君には見せたくないんだけど どうか 失望しないように どうか 言ってくれないか それでも好きだと 罪深い十二月の朝に 白い雪の粒が舞い落ちて それに優しさが埋もれたなら こんなに眩しいわけはないよ どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを三つ唱える前に 目を覚ましたら パパのプレゼント さあ祈ろうぜ世界の為に 救いようない僕らの為に 見てみろよ酷い世界だろ 今日は美しいクリスマス | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 小さな雪の粒も積み重なれば 景色を変えるのは不思議ですね どうしようもない日も積み重なれば 年月となるのは残酷ですね 僕が真夜中の部屋で一人 今年の懺悔を始めた頃 遠い街の少女が 丁度眠りについた時 雪が降り出した 罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて それが年明けまで続けば この過ちも枯れてくれるかな どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス 街のドブ川に冬の星座が 健気に光るから石を投げ入れた 水面に千切れて別れた双子座の 再会を待ってたらバイトに遅れたよ イヤフォンの中でしゃべるFM 曲紹介で途切れた音の間に ぶつかった男の舌打ち 地下鉄の風は故郷の 海風に似てる 罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて それに心がかじかむのなら 憎しみも凍ってくれるかな どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを二つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス 汚れた僕が汚した世界 だからこそ嫌いになれないよ 相変わらずの世界だから 君には見せたくないんだけど どうか 失望しないように どうか 言ってくれないか それでも好きだと 罪深い十二月の朝に 白い雪の粒が舞い落ちて それに優しさが埋もれたなら こんなに眩しいわけはないよ どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女 願いを三つ唱える前に 目を覚ましたら パパのプレゼント さあ祈ろうぜ世界の為に 救いようない僕らの為に 見てみろよ酷い世界だろ 今日は美しいクリスマス |
ポルノ映画の看板の下で古びた団地の陰が伸びる 荒れ果てた花壇飲み込む 子供がペンで書いた墓標 吹き曝しの無常に花も咲かねぇ 風来のカラス水遊び タクシー会社の駐車場 錆びたフェンスが路上に朽ちて この街の裂傷跡みたい 辛い辛いとはよく言うが 苦悩で死んだ例は無し 寂しげな気分が丁度いい 常日頃私に丁度いい だから私はそれを纏って 夜空の舞台の道化方 降るのは星屑かゴミ屑か どっちにしろ屑に変わりねぇ 生きてくのが面倒なら 死んじまうのも面倒だ 曲を作るのも面倒だ 世界中みんな面倒だ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた日常 マフラー代わりにしても かじかんだその未来 ぬくむ事無く 夢なんてもんは偶像だ それを崇める私、背徳者 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 桜が散って綺麗だからと 人生に例えてしまう程の 人並みのロマンチシズムなら 私も持ち合わせていますが 花が散ったと涙をして 花が咲いたと涙をして 遂には終日涙して これが鬱と気付いてりゃ世話ねぇ 前向くのが面倒なら 後ろ向くのも面倒だ 眠りにつくのも面倒だ 一切合財面倒だ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた思い出を ピアスにして飾っても 無表情な日々は 立ち去るばかり 夢こそが最後のメシアだと それを流布する誇大妄想狂 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 街ノ灯ニハ冷笑ガ群ガッテ 点イテハ消エル光明 浮カブ顔ノソレゾレ 光トハ絶エザル灯ニシテ 疑ウベキハ自己ノ思弁 ツマリ諦観 諦メノ果テニ 流シタ血ノ赤 故郷ノ空ノ赤 炎上スル死地ノ赤 冷々ト流ルル 唯歳月ハ流ルル ソレニ空シイモアルカ ソレニ根源ナドアルカ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた希望を 花瓶に挿して飾っても 殺風景な日々は 味気ないまま 夢こそが人の闘争だと それを誇示する私共シンパ 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 古びた団地の陰が伸びる 荒れ果てた花壇飲み込む 子供がペンで書いた墓標 吹き曝しの無常に花も咲かねぇ 風来のカラス水遊び タクシー会社の駐車場 錆びたフェンスが路上に朽ちて この街の裂傷跡みたい 辛い辛いとはよく言うが 苦悩で死んだ例は無し 寂しげな気分が丁度いい 常日頃私に丁度いい だから私はそれを纏って 夜空の舞台の道化方 降るのは星屑かゴミ屑か どっちにしろ屑に変わりねぇ 生きてくのが面倒なら 死んじまうのも面倒だ 曲を作るのも面倒だ 世界中みんな面倒だ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた日常 マフラー代わりにしても かじかんだその未来 ぬくむ事無く 夢なんてもんは偶像だ それを崇める私、背徳者 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 桜が散って綺麗だからと 人生に例えてしまう程の 人並みのロマンチシズムなら 私も持ち合わせていますが 花が散ったと涙をして 花が咲いたと涙をして 遂には終日涙して これが鬱と気付いてりゃ世話ねぇ 前向くのが面倒なら 後ろ向くのも面倒だ 眠りにつくのも面倒だ 一切合財面倒だ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた思い出を ピアスにして飾っても 無表情な日々は 立ち去るばかり 夢こそが最後のメシアだと それを流布する誇大妄想狂 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 街ノ灯ニハ冷笑ガ群ガッテ 点イテハ消エル光明 浮カブ顔ノソレゾレ 光トハ絶エザル灯ニシテ 疑ウベキハ自己ノ思弁 ツマリ諦観 諦メノ果テニ 流シタ血ノ赤 故郷ノ空ノ赤 炎上スル死地ノ赤 冷々ト流ルル 唯歳月ハ流ルル ソレニ空シイモアルカ ソレニ根源ナドアルカ ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた希望を 花瓶に挿して飾っても 殺風景な日々は 味気ないまま 夢こそが人の闘争だと それを誇示する私共シンパ 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ うるせぇ背後霊 才能不在 |
ポエジー僕らは順応しない 僕らは反省しない 僕らは戦争したい 約束は出来るだけしない 百貨店の下着売り場は暗い 反政府ゲリラ組織に入りたい 無秩序の無こそ知りたい 僕らの溜息が礫になって校庭に落下する瞬間を見たい あの子のスカートになりたい 過ぎた憂鬱は悲劇ではなく喜劇的であると主張したい こんな寂しい幸福について君と語り合いたい 刃渡り15センチのそれで最終的な自己帰結を試みたい ペガサスの羽音を聞いてみたい 初冬の空に出せなかった手紙を燃やしたい それが夕日に照らされる頃に泣きたい 本家の桜の木をもう一度見たい 死にたい 死にたい と言って死ねなかった僕らが 生きる今日がこんなに白々しいものだと伝えたい それでも死ななくて良かったと思う日がたまにある事を伝えたい 母親の胸にもう一度抱かれたい 僕は僕を愛したい | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 僕らは順応しない 僕らは反省しない 僕らは戦争したい 約束は出来るだけしない 百貨店の下着売り場は暗い 反政府ゲリラ組織に入りたい 無秩序の無こそ知りたい 僕らの溜息が礫になって校庭に落下する瞬間を見たい あの子のスカートになりたい 過ぎた憂鬱は悲劇ではなく喜劇的であると主張したい こんな寂しい幸福について君と語り合いたい 刃渡り15センチのそれで最終的な自己帰結を試みたい ペガサスの羽音を聞いてみたい 初冬の空に出せなかった手紙を燃やしたい それが夕日に照らされる頃に泣きたい 本家の桜の木をもう一度見たい 死にたい 死にたい と言って死ねなかった僕らが 生きる今日がこんなに白々しいものだと伝えたい それでも死ななくて良かったと思う日がたまにある事を伝えたい 母親の胸にもう一度抱かれたい 僕は僕を愛したい |
ワンルーム叙事詩家賃6万のアパートで僕らは世界を旅する 燃える都市 干上がった運河 呆然と立ち尽くす老人 僕らのワンルーム叙事詩は無線LANで 半永久的に加速する その遠心力で横転した 原型をとどめてない幸福 そいつを僕に売ってくれよ 笑える心を売ってくれよ 本日天気は終末型 頼みの理想もしなびたか 世界が終わる もうすぐ終わる 空しい 寂しい が新しい流行 もう全部嫌になったから この部屋に火をつけた 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ この街の美しい朝日も そいつに不似合いな思い出も 再戦の明日に勇む夢も 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 一人立ち尽くす そこはまるで焼け野原 黙って炎を眺めていた 次第に騒がしくなる路上で 世界は無声映画の スローモーションみたいに滑稽に見えた サイレンでふと我に返った 帰るべき我がある事に驚いた あぁ 僕はまだ 僕である事が許されるみたいだ 赤いランプで途切れ途切れに 照らされる隣人の狼狽 膜一枚隔てた外で この街は夏祭りの様相 薄笑いをこらえきれなくなったところで 羽交い絞めにされた 僕は 僕は 必死に叫んだ 消すなそいつは僕の魂だ 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ これまで積み上げたガラクタも そいつを大事にしてた僕も 奇跡にすがる浅ましさも 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 一人 立ち尽くす そこはまるで焼け野原 どうせ未来は 終点の袋小路 新しい自分を 見つけたいと願うなら 過去の事は燃やしてしまおうぜ 灰になるまで 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 古いものは全部投げ入れろ 高くそびえ立つこの炎 この先照らすかがり火としよう 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 新しい自分に出会うため 溜息で吹き消すな炎 涙で失わせるな炎 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも この自分って奴には 負けるわけにはいかない 一人 立ち尽くす そこはまるで 焼け野原 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 家賃6万のアパートで僕らは世界を旅する 燃える都市 干上がった運河 呆然と立ち尽くす老人 僕らのワンルーム叙事詩は無線LANで 半永久的に加速する その遠心力で横転した 原型をとどめてない幸福 そいつを僕に売ってくれよ 笑える心を売ってくれよ 本日天気は終末型 頼みの理想もしなびたか 世界が終わる もうすぐ終わる 空しい 寂しい が新しい流行 もう全部嫌になったから この部屋に火をつけた 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ この街の美しい朝日も そいつに不似合いな思い出も 再戦の明日に勇む夢も 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 一人立ち尽くす そこはまるで焼け野原 黙って炎を眺めていた 次第に騒がしくなる路上で 世界は無声映画の スローモーションみたいに滑稽に見えた サイレンでふと我に返った 帰るべき我がある事に驚いた あぁ 僕はまだ 僕である事が許されるみたいだ 赤いランプで途切れ途切れに 照らされる隣人の狼狽 膜一枚隔てた外で この街は夏祭りの様相 薄笑いをこらえきれなくなったところで 羽交い絞めにされた 僕は 僕は 必死に叫んだ 消すなそいつは僕の魂だ 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ これまで積み上げたガラクタも そいつを大事にしてた僕も 奇跡にすがる浅ましさも 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 一人 立ち尽くす そこはまるで焼け野原 どうせ未来は 終点の袋小路 新しい自分を 見つけたいと願うなら 過去の事は燃やしてしまおうぜ 灰になるまで 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 古いものは全部投げ入れろ 高くそびえ立つこの炎 この先照らすかがり火としよう 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない 燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 新しい自分に出会うため 溜息で吹き消すな炎 涙で失わせるな炎 雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて それでも この自分って奴には 負けるわけにはいかない 一人 立ち尽くす そこはまるで 焼け野原 |
コンビニ傘冷笑の365日にずぶ濡れの コンビニ傘が土にも還らず ゴミでも非ず モノでも非ず 役立つでも無く 邪魔するでも無く 昼はカラスに啄ばまれ 夜には星座を睨みつけ 磔にされた街路樹が「ほら」と言うから つられて見上げた上空に 冬の雨雲と毎秒3kmで飛び去る弾道ミサイル 冬の雨は冷たいんだよな と呟きあって また目を閉じた | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 冷笑の365日にずぶ濡れの コンビニ傘が土にも還らず ゴミでも非ず モノでも非ず 役立つでも無く 邪魔するでも無く 昼はカラスに啄ばまれ 夜には星座を睨みつけ 磔にされた街路樹が「ほら」と言うから つられて見上げた上空に 冬の雨雲と毎秒3kmで飛び去る弾道ミサイル 冬の雨は冷たいんだよな と呟きあって また目を閉じた |
真っ白な世界朝 目が覚めたら 雪が降っていて 曇った窓こすって しばらく見ていたよ あなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな 子供みたいに愚痴って 僕は家を出る 変わらない日々に 何を願って 僕等は生きている? ありふれた事だね きっと 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ 明日の景色さえも 変えてくれよ 決して終わらないと 思ってた事が 気付いたら終わって いたりするからさ 持て余した情熱も 傍にあった笑顔も もっと大切に しなきゃいけなかった 昨日も過去も無いよ 積み重なった今を疑ったりしないで 僕はここにいるよ 確かに 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ ばかなこの僕に 降り積もれよ 朝 目が覚めたら 僕は泣いていて 腫れた目をこすって しばらく考えたよ あなたのいない世界で どこへ行けばいい? それでも行くんだよ どこかへ行くんだよ 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ こんな涙さえも 凍らせてよ 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ 今日から全てを やり直すため | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 朝 目が覚めたら 雪が降っていて 曇った窓こすって しばらく見ていたよ あなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな 子供みたいに愚痴って 僕は家を出る 変わらない日々に 何を願って 僕等は生きている? ありふれた事だね きっと 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ 明日の景色さえも 変えてくれよ 決して終わらないと 思ってた事が 気付いたら終わって いたりするからさ 持て余した情熱も 傍にあった笑顔も もっと大切に しなきゃいけなかった 昨日も過去も無いよ 積み重なった今を疑ったりしないで 僕はここにいるよ 確かに 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ ばかなこの僕に 降り積もれよ 朝 目が覚めたら 僕は泣いていて 腫れた目をこすって しばらく考えたよ あなたのいない世界で どこへ行けばいい? それでも行くんだよ どこかへ行くんだよ 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ こんな涙さえも 凍らせてよ 積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ 今日から全てを やり直すため |
無題木造アパートの一階で 彼は夢中で絵を描いていた 描きたかったのは自分の事 自分を取り巻く世界のこと 小さな頃から絵が好きだった 理由は皆が褒めてくれるから でも今じゃ褒めてくれるのは 一緒に暮らしている彼女だけ でも彼はそれで幸せだった すれ違いの毎日だけど 彼女はいつもの置手紙 桜模様の便箋が愛しい 気づいたら夜が明けていた 気づいたら日が暮れていた 気づいたら冬が終わってた その日初めて絵が売れた 状況はすでに変わり始めてた 次の月には彼の絵は全て売れた 変わってくのは いつも風景 誰もが彼の絵を称えてくれた 彼女は嬉しそうに彼にこう言った 「信じてた事 正しかった」 絵を買ってくれた人達から 時々感謝の手紙を貰った 感謝される覚えもないが 嫌な気がするわけもない 小さな部屋に少しずつ増える 宝物が彼は嬉しかった いつまでもこんな状況が 続いてくれたらいいと思った 彼はますます絵が好きになった もっと素晴らしい絵を描きたい 描きたいのは自分の事 もっと深い本当の事 最高傑作が出来た 彼女も素敵ねと笑った 誰もが目をそむける様な 人のあさましい本性の絵 誰もが彼の絵に眉をひそめた まるで潮が引くように人々は去った 変わってくのは いつも風景 人々は彼を無能だと嘲る 喧嘩が増えた二人もやがて別れた 信じてた事 間違ってたかな 木造アパートの一階で 彼は今でも絵を描いている 描きたかったのは自分の事 結局空っぽな僕の事 小さな頃から絵が好きだった 理由は今じゃもう分からないよ 褒めてくれる人はもう居ない 増える絵にもう名前などない 気付けばどれくらい月日が過ぎたろう その日久々に一枚の絵が売れた 変わってくのは いつも風景 その買主から手紙が届いた 桜模様の便箋にただ一言 「信じてた事 正しかった」 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 木造アパートの一階で 彼は夢中で絵を描いていた 描きたかったのは自分の事 自分を取り巻く世界のこと 小さな頃から絵が好きだった 理由は皆が褒めてくれるから でも今じゃ褒めてくれるのは 一緒に暮らしている彼女だけ でも彼はそれで幸せだった すれ違いの毎日だけど 彼女はいつもの置手紙 桜模様の便箋が愛しい 気づいたら夜が明けていた 気づいたら日が暮れていた 気づいたら冬が終わってた その日初めて絵が売れた 状況はすでに変わり始めてた 次の月には彼の絵は全て売れた 変わってくのは いつも風景 誰もが彼の絵を称えてくれた 彼女は嬉しそうに彼にこう言った 「信じてた事 正しかった」 絵を買ってくれた人達から 時々感謝の手紙を貰った 感謝される覚えもないが 嫌な気がするわけもない 小さな部屋に少しずつ増える 宝物が彼は嬉しかった いつまでもこんな状況が 続いてくれたらいいと思った 彼はますます絵が好きになった もっと素晴らしい絵を描きたい 描きたいのは自分の事 もっと深い本当の事 最高傑作が出来た 彼女も素敵ねと笑った 誰もが目をそむける様な 人のあさましい本性の絵 誰もが彼の絵に眉をひそめた まるで潮が引くように人々は去った 変わってくのは いつも風景 人々は彼を無能だと嘲る 喧嘩が増えた二人もやがて別れた 信じてた事 間違ってたかな 木造アパートの一階で 彼は今でも絵を描いている 描きたかったのは自分の事 結局空っぽな僕の事 小さな頃から絵が好きだった 理由は今じゃもう分からないよ 褒めてくれる人はもう居ない 増える絵にもう名前などない 気付けばどれくらい月日が過ぎたろう その日久々に一枚の絵が売れた 変わってくのは いつも風景 その買主から手紙が届いた 桜模様の便箋にただ一言 「信じてた事 正しかった」 |
爆弾の作り方干からびた栄光が 国道沿い 血も流さず潰れているぜ 欠陥だらけの僕らの 苦悩もこれまた無残な廃品 歌にしたって誰も聴かないし いまだに金にもならねぇし 今日も夕焼けの帰り道 くすぶってんのはどこのどいつだ 分からないものは分からないし やりたくないことはやらないし そう言ってら落伍者扱い 立派な社会不適合者 やり続けることの情熱も 今じゃ余計な不穏分子 純粋でいることの代償は つまり居場所が無いって事だ 行き場の無いイノセンス イノセンス 今に見てろって部屋にこもって 爆弾を一人作る 僕らの薄弱なアイデンティティー ひび割れたイノセンス イノセンス こんなんじゃないって奮い立って 僕は戦う つまりそれが 僕等にとって唯一の免罪符 誰よりも優しい あの子が息を潜めて泣いています 街の噂で聞いたんだ これがきっとこの世で一番の不条理 街には危険がいっぱいだから 誰にも会わず自分を守る 僕等は常に武器を探してる それがナイフじゃないことを祈る 張り裂けた胸はくっつかない セロハンテープでとめた心 またいつ剥がれるのかと 今日もびくびくしながら生きるぜ 間違ってしまった僕等の たった一つ正しい涙 潔白でいる事の代償は 誰かを傷つけるって事だ 行き場の無いイノセンス イノセンス 今に見てろって部屋にこもって 爆弾を一人作る 僕らの薄弱なアイデンティティー ひび割れたイノセンス イノセンス こんなんじゃないって奮い立って 僕は戦う つまりそれが 僕等にとって唯一の免罪符 許されない僕等が 許されるための手段 傷つきやすい僕等が 身を守るための方法 僕は歌で 君はなにで? 僕は歌で 君はなにで? 行き場の無いイノセンス イノセンス もう泣かないでまた立ち上がって 底知れない君の武器で 打ち砕く虚無的なイデオロギー ひび割れたイノセンス イノセンス 追いすがる不安振りきる為に 僕は歌う つまりそれが 僕の兵器でありアイデンティティー | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 干からびた栄光が 国道沿い 血も流さず潰れているぜ 欠陥だらけの僕らの 苦悩もこれまた無残な廃品 歌にしたって誰も聴かないし いまだに金にもならねぇし 今日も夕焼けの帰り道 くすぶってんのはどこのどいつだ 分からないものは分からないし やりたくないことはやらないし そう言ってら落伍者扱い 立派な社会不適合者 やり続けることの情熱も 今じゃ余計な不穏分子 純粋でいることの代償は つまり居場所が無いって事だ 行き場の無いイノセンス イノセンス 今に見てろって部屋にこもって 爆弾を一人作る 僕らの薄弱なアイデンティティー ひび割れたイノセンス イノセンス こんなんじゃないって奮い立って 僕は戦う つまりそれが 僕等にとって唯一の免罪符 誰よりも優しい あの子が息を潜めて泣いています 街の噂で聞いたんだ これがきっとこの世で一番の不条理 街には危険がいっぱいだから 誰にも会わず自分を守る 僕等は常に武器を探してる それがナイフじゃないことを祈る 張り裂けた胸はくっつかない セロハンテープでとめた心 またいつ剥がれるのかと 今日もびくびくしながら生きるぜ 間違ってしまった僕等の たった一つ正しい涙 潔白でいる事の代償は 誰かを傷つけるって事だ 行き場の無いイノセンス イノセンス 今に見てろって部屋にこもって 爆弾を一人作る 僕らの薄弱なアイデンティティー ひび割れたイノセンス イノセンス こんなんじゃないって奮い立って 僕は戦う つまりそれが 僕等にとって唯一の免罪符 許されない僕等が 許されるための手段 傷つきやすい僕等が 身を守るための方法 僕は歌で 君はなにで? 僕は歌で 君はなにで? 行き場の無いイノセンス イノセンス もう泣かないでまた立ち上がって 底知れない君の武器で 打ち砕く虚無的なイデオロギー ひび割れたイノセンス イノセンス 追いすがる不安振りきる為に 僕は歌う つまりそれが 僕の兵器でありアイデンティティー |
夏、消息不明夏、消息不明。 太陽の熱に干上がった僕らの今日が、 コインランドリーの日陰で、ペットボトルを片手にうな垂れていた。 夏、消息不明。 猛スピードで4号線を走り抜けた僕らの悲しみは、 情熱の揺らぎによく似た陽炎にスリップして横転。 廃車置場の片隅に放置されていた。 夏、消息不明。 ここ数年姿をくらましていた、僕らのいつかの夏が、 廃ビルの非常階段にもたれながら、タバコを吹かして 「夏が近いな」なんて言った。 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 夏、消息不明。 太陽の熱に干上がった僕らの今日が、 コインランドリーの日陰で、ペットボトルを片手にうな垂れていた。 夏、消息不明。 猛スピードで4号線を走り抜けた僕らの悲しみは、 情熱の揺らぎによく似た陽炎にスリップして横転。 廃車置場の片隅に放置されていた。 夏、消息不明。 ここ数年姿をくらましていた、僕らのいつかの夏が、 廃ビルの非常階段にもたれながら、タバコを吹かして 「夏が近いな」なんて言った。 |
隅田川面映い思い出一つ 紐解く手が震えています 幸せとは つまり つまり あなたのことです 古い歌口ずさむたび それと見紛う 面影を見る さわれないなら いっそ いっそ 消えてください 日暮れて連れあう 街に蝉時雨 繋いだ手と手を離さなきゃよかった 僕を支えてくれていたのは いつだって 笑いあう喜びでした 許しあういたわりでした 見落としそうな程小さな 特別達でした 隅田川花火が咲いて 散るまでには会いに行きます 移ろう季節の真ん中で全てが綺麗だった 浴衣帯 盆提灯が照らしだす 朱色の影絵 心の中 ずっと ずっと 張り付いてます 変わらない町並みふきだした二人 変わっていたのは僕等だけですね 日々を鮮やかに変えていたのは いつだって 重ねあう優しさでした 言い合える絆でした 忘れてしまう程些細な 特別達でした 隅田川花火が咲いて 散るまでには会いに行きます 移ろう季節に留る事できないと知りながら 火影に群がる虫として 僕はあなたに焦がれて 幼い強がりかなぐり捨てて 素直になれたらそれで良かったんだ 本当に欲しかったのは そこにあった笑顔だけでした それだけで僕はどこまでも 行ける気がしてたんだ 隅田川花火が咲いて その真下で出会いと別れ あなたがくれたその全てに ありがとうって聞こえますか | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 面映い思い出一つ 紐解く手が震えています 幸せとは つまり つまり あなたのことです 古い歌口ずさむたび それと見紛う 面影を見る さわれないなら いっそ いっそ 消えてください 日暮れて連れあう 街に蝉時雨 繋いだ手と手を離さなきゃよかった 僕を支えてくれていたのは いつだって 笑いあう喜びでした 許しあういたわりでした 見落としそうな程小さな 特別達でした 隅田川花火が咲いて 散るまでには会いに行きます 移ろう季節の真ん中で全てが綺麗だった 浴衣帯 盆提灯が照らしだす 朱色の影絵 心の中 ずっと ずっと 張り付いてます 変わらない町並みふきだした二人 変わっていたのは僕等だけですね 日々を鮮やかに変えていたのは いつだって 重ねあう優しさでした 言い合える絆でした 忘れてしまう程些細な 特別達でした 隅田川花火が咲いて 散るまでには会いに行きます 移ろう季節に留る事できないと知りながら 火影に群がる虫として 僕はあなたに焦がれて 幼い強がりかなぐり捨てて 素直になれたらそれで良かったんだ 本当に欲しかったのは そこにあった笑顔だけでした それだけで僕はどこまでも 行ける気がしてたんだ 隅田川花火が咲いて その真下で出会いと別れ あなたがくれたその全てに ありがとうって聞こえますか |
カルマどうかあの娘を救って 地球が落とした暗幕に 星座の落書きをする子供達は コンクリートのベッドでアフリカゾウの夢を見る 輸送トラックの荷台で悪路に身を揺らしながら 廃墟に沈む夕日を眺める兵士は 荒れ果てた世界を吹き抜ける 生ぬるい夏の風にさえ 故郷を思うのだろう 朝市の喧騒の中 健気に笑うあの娘を どうか救ってください 愛と金と宗教に 折り合いをつけられなかった僕達は 理想郷を探すのを止めた 愛に飢えて 金に飢えて 神様に飢えて 盗みを働くのは悪だと誰が言えるのだろう ましてやそれが果物の 一つや二つ だとて ましてやそれが人の命の 一つや二つ だとて 窓を開けて 夏の風だ 星が綺麗な夜に 月を眺めては物思うけれど あれにも値札がついてるって話だぜ 流れ星にだって うかうか願いをかけていられやしない そんな時代になりました この街の上空をミサイルが飛んで言ったって ラジオのパーソナリティーが言う 優しいラブソングをBGMに ラジオのパーソナリティーが言う どうかあの娘を救って 食うか食われるかで世界は回るのだと 無粋なトカゲはインタビュアーに語るのだが 巧言に勇み立つその尻尾が今まさに かじりつかれている事に気付いていない それを滑稽だと笑う僕等も つまり むなしい競争の延長線上 不意に手渡されるバトンを 受け取ってしまったのだ フラッシュに照らされたインタビュアーの顔は 笑っている様にさえ見えたのです 窓を開けて 夏の風だ 奪った奴から 奪い取れというのなら きっと最後には誰もいなくなる 奪った奴を許せと言うのなら きっと盗人ばかりの世界になる いや そもそも僕らは皆 盗人だ この世界で生きるって事は すでに 罰なのかもしれない 夜道を照らすのは 大気圏で燃え尽きた宇宙船が 最後に放った光 あの娘はふと空を見上げて 今日も何かを祈るのです ボタンのかけ違いで 敵か見方か 殺す側か殺される側か 野山に咲く花もあれば アスファルトに咲く花もある 僕らが願うのは 唯一つ 幸せになりたいって事 それがほしくて もがいて もがいて もがいて 奪って 奪って 奪って 奪って それでも笑って生きていたいと健気に 海の風に微笑むあの娘は 愛する人が銃で撃たれたことを まだ知らない どうかあの娘を救って | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | どうかあの娘を救って 地球が落とした暗幕に 星座の落書きをする子供達は コンクリートのベッドでアフリカゾウの夢を見る 輸送トラックの荷台で悪路に身を揺らしながら 廃墟に沈む夕日を眺める兵士は 荒れ果てた世界を吹き抜ける 生ぬるい夏の風にさえ 故郷を思うのだろう 朝市の喧騒の中 健気に笑うあの娘を どうか救ってください 愛と金と宗教に 折り合いをつけられなかった僕達は 理想郷を探すのを止めた 愛に飢えて 金に飢えて 神様に飢えて 盗みを働くのは悪だと誰が言えるのだろう ましてやそれが果物の 一つや二つ だとて ましてやそれが人の命の 一つや二つ だとて 窓を開けて 夏の風だ 星が綺麗な夜に 月を眺めては物思うけれど あれにも値札がついてるって話だぜ 流れ星にだって うかうか願いをかけていられやしない そんな時代になりました この街の上空をミサイルが飛んで言ったって ラジオのパーソナリティーが言う 優しいラブソングをBGMに ラジオのパーソナリティーが言う どうかあの娘を救って 食うか食われるかで世界は回るのだと 無粋なトカゲはインタビュアーに語るのだが 巧言に勇み立つその尻尾が今まさに かじりつかれている事に気付いていない それを滑稽だと笑う僕等も つまり むなしい競争の延長線上 不意に手渡されるバトンを 受け取ってしまったのだ フラッシュに照らされたインタビュアーの顔は 笑っている様にさえ見えたのです 窓を開けて 夏の風だ 奪った奴から 奪い取れというのなら きっと最後には誰もいなくなる 奪った奴を許せと言うのなら きっと盗人ばかりの世界になる いや そもそも僕らは皆 盗人だ この世界で生きるって事は すでに 罰なのかもしれない 夜道を照らすのは 大気圏で燃え尽きた宇宙船が 最後に放った光 あの娘はふと空を見上げて 今日も何かを祈るのです ボタンのかけ違いで 敵か見方か 殺す側か殺される側か 野山に咲く花もあれば アスファルトに咲く花もある 僕らが願うのは 唯一つ 幸せになりたいって事 それがほしくて もがいて もがいて もがいて 奪って 奪って 奪って 奪って それでも笑って生きていたいと健気に 海の風に微笑むあの娘は 愛する人が銃で撃たれたことを まだ知らない どうかあの娘を救って |
夏を待っていました君はまだ覚えてるかな 幼い頃の暑い六月 廃線になった線路を 僕等はどこまでも歩いた 乗り気で水筒なんかを ぶら下げてきた雅敏は おじちゃんに買ってもらったマウンテンバイクを自慢した 「けどな 俺はおじちゃんが嫌いなんだ 母ちゃんをいつも泣かせてばかりいるから」 僕は何だか気まずくなって 目をそらしたんだ 雅敏の顔に大きな青痣があったから 降りだした夕立に走りだす つぶれた無人駅で雨宿り 明日は何して明後日は何して くだらない話で笑い転げる 嵐の予感に胸が高鳴る あの時僕ら皆は確かに 夏を待っていました ここに居たくないってのと どこかに行きたいってのは 同じ意味なのかな なんにしろ歩こうか 体育と部活が何より苦手な靖人は とうとう膝を抱えてこう呟いた 「僕はいつも皆に置いてきぼりで 本当にダメなやつでごめんな」 僕らはなんだか笑ってしまった つられて靖人も涙目で笑った 背の高い夏草でかくれんぼ 鬼は迫り来る時間の流れ もういいかいまだだよって叫んだよ 僕は今も見つからないままで あの時と同じ膝をかかえて 部屋から青い空を見上げて 夏を待っていました 身長が高くて喧嘩が強い 太平はいつも 無茶な遊びを思いつく 「この鉄橋に一番 長くぶら下がったやつの 言うことは何でも聞かなきゃダメだぜ」 僕らはびびって出来なかったけど 太平は平気な顔でぶら下がる 7年後に太平はビルから飛び降りた そんな勇気なら無いほうが良かった 高層ビルの下でかくれんぼ あれから何年がたっただろう もういいかいまだだよって声もない もしも今日があの日の続きなら 僕らの冒険を続けなくちゃ 六月の空を僕は見上げて 夏を待っていました | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 君はまだ覚えてるかな 幼い頃の暑い六月 廃線になった線路を 僕等はどこまでも歩いた 乗り気で水筒なんかを ぶら下げてきた雅敏は おじちゃんに買ってもらったマウンテンバイクを自慢した 「けどな 俺はおじちゃんが嫌いなんだ 母ちゃんをいつも泣かせてばかりいるから」 僕は何だか気まずくなって 目をそらしたんだ 雅敏の顔に大きな青痣があったから 降りだした夕立に走りだす つぶれた無人駅で雨宿り 明日は何して明後日は何して くだらない話で笑い転げる 嵐の予感に胸が高鳴る あの時僕ら皆は確かに 夏を待っていました ここに居たくないってのと どこかに行きたいってのは 同じ意味なのかな なんにしろ歩こうか 体育と部活が何より苦手な靖人は とうとう膝を抱えてこう呟いた 「僕はいつも皆に置いてきぼりで 本当にダメなやつでごめんな」 僕らはなんだか笑ってしまった つられて靖人も涙目で笑った 背の高い夏草でかくれんぼ 鬼は迫り来る時間の流れ もういいかいまだだよって叫んだよ 僕は今も見つからないままで あの時と同じ膝をかかえて 部屋から青い空を見上げて 夏を待っていました 身長が高くて喧嘩が強い 太平はいつも 無茶な遊びを思いつく 「この鉄橋に一番 長くぶら下がったやつの 言うことは何でも聞かなきゃダメだぜ」 僕らはびびって出来なかったけど 太平は平気な顔でぶら下がる 7年後に太平はビルから飛び降りた そんな勇気なら無いほうが良かった 高層ビルの下でかくれんぼ あれから何年がたっただろう もういいかいまだだよって声もない もしも今日があの日の続きなら 僕らの冒険を続けなくちゃ 六月の空を僕は見上げて 夏を待っていました |
光、再考もし生まれ変わったらなんて言いたくない どうしようもない 僕の人生も長い付き合いの内 愛しくなってくるもんで ぶつかって 転がって 汗握って 必死こいて 手にしたものは この愛着だけかもな まぁいいか そんな光 時々虚しくなって全部消えてしまえばいいと思うんだ 神様なんてとうの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで首吊った 綺麗な星座の下で 彼女とキスをして 消えたのは 思い出と自殺願望 そんな光 朝が来るたび陰鬱とした気持ちでそれでも青い空が好きなんだ 公園ではしゃぐ子供達と新聞紙被って寝てる家の無い人 未来は明るいよ 明るいよ くしゃみを一つしたら 大勢の鳩が 大空へ飛び立った どこへ行けばいいんですか 行きたいとこへ勝手に行けよ 何をすればいいんですか 僕は誰に尋ねてるんだろう 何か始めようと震えてる ジャングルジムの影が長くなって 僕は今から出かけるよ ここじゃないどこか そんな光 彼女が歓楽街でバイトをはじめて夜は一人になった 特に寂しくは無いけど急にテレビ番組が好きになった 朝彼女が戻って 僕が部屋を出て行く 無垢に笑う彼女が本当に綺麗だと思った そんな光 子供の頃の影踏み遊びを思い出してる 追いかけても 決して掴めない物 まるで蜃気楼 だけど僕は気付いてる 本当は手にしたくなんか無いんだよ ずっと追いかけていたいんだよ もっと胸を焦がしてよ 死ぬまで走り続けたいんだよ 流れ流れて明日は東へ 出会いと別れを繰り返して 光と陰を股にかけて 泣き笑いを行ったりきたり そうだよ 大丈夫 大丈夫 皆同じだよ 上手くいかない時は誰にでもあるよ そんな光 日が沈みまた昇るように 花が散りまた咲くみたいに 全てはめぐりめぐって 全てがほら元通り もし生まれ変わったらなんて 二度と言わないで 今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | もし生まれ変わったらなんて言いたくない どうしようもない 僕の人生も長い付き合いの内 愛しくなってくるもんで ぶつかって 転がって 汗握って 必死こいて 手にしたものは この愛着だけかもな まぁいいか そんな光 時々虚しくなって全部消えてしまえばいいと思うんだ 神様なんてとうの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで首吊った 綺麗な星座の下で 彼女とキスをして 消えたのは 思い出と自殺願望 そんな光 朝が来るたび陰鬱とした気持ちでそれでも青い空が好きなんだ 公園ではしゃぐ子供達と新聞紙被って寝てる家の無い人 未来は明るいよ 明るいよ くしゃみを一つしたら 大勢の鳩が 大空へ飛び立った どこへ行けばいいんですか 行きたいとこへ勝手に行けよ 何をすればいいんですか 僕は誰に尋ねてるんだろう 何か始めようと震えてる ジャングルジムの影が長くなって 僕は今から出かけるよ ここじゃないどこか そんな光 彼女が歓楽街でバイトをはじめて夜は一人になった 特に寂しくは無いけど急にテレビ番組が好きになった 朝彼女が戻って 僕が部屋を出て行く 無垢に笑う彼女が本当に綺麗だと思った そんな光 子供の頃の影踏み遊びを思い出してる 追いかけても 決して掴めない物 まるで蜃気楼 だけど僕は気付いてる 本当は手にしたくなんか無いんだよ ずっと追いかけていたいんだよ もっと胸を焦がしてよ 死ぬまで走り続けたいんだよ 流れ流れて明日は東へ 出会いと別れを繰り返して 光と陰を股にかけて 泣き笑いを行ったりきたり そうだよ 大丈夫 大丈夫 皆同じだよ 上手くいかない時は誰にでもあるよ そんな光 日が沈みまた昇るように 花が散りまた咲くみたいに 全てはめぐりめぐって 全てがほら元通り もし生まれ変わったらなんて 二度と言わないで 今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ |
つじつま合わせに生まれた僕等遠い国の山のふもと この世で一番綺麗な水が湧いた やがてそれは川になり そこに群れを作った魚を 腹を空かした熊が食べて 猟師が熊の皮をはいで それを市場で売りさばいて 娘の為に買った髪飾り 悪い人間がやってきて 全部奪ってしまったのは 歴史のちょうど真ん中辺り 神様も赤ん坊の時代 母親のこぼした涙が 焼けた匂いの土に染みて それを太陽が焦がして 蒸発して出来た黒い雨雲 その雲は海を越えた砂漠に 5ヶ月ぶりの雨を降らせた 雨水を飲んで生き延びた詩人が 祖国に帰って歌った詩 それを口ずさんだ子供達が 前線に駆り出される頃 頭を吹き飛ばされた少女が 誰にも知られず土に還る そこに育った大きな木が 切り倒されて街が出来て 黒い煙が空に昇る頃 汚れた顔で僕等生まれた 善意で殺される人 悪意で飯にありつける人 傍観して救われた命 つじつま合わせに生まれた僕等 高層ビルに磔の 価値観は血の涙を流す 消費が美徳の人間が こぞって石を投げつけるから 金にもならない絵をかいた 絵描きは筆をへし折られて 見栄っ張りで満員の電車が 走る高架下で暮らしている 喜怒哀楽をカテゴライズ 人に合わせて歌が出来て 悲しい時はこの歌を 寂しい奴はあの歌を 騙されねーと疑い出して 全部が怪しく見えてきて 人を信じられなくなったら 立派な病気にカテゴライズ 不健康な心が飢えて 悲劇をもっと と叫んでいる 大義名分が出来た他人が やましさも無く断罪する 人殺しと誰かの不倫と 宗教と流行の店と いじめと夜9時のドラマと 戦争とヒットチャートと 誰もが転がる石なのに 皆が特別だと思うから 選ばれなかった少年は ナイフを握り締めて立ってた 匿名を決め込む駅前の 雑踏が真っ赤に染まったのは 夕焼け空が綺麗だから つじつま合わせに生まれた僕等 ふざけた歴史のどん詰まりで 僕等未だにもがいている 結局何も解らずに 許すとか 許されないとか 死刑になった犯罪者も 聖者の振りした悪人も 罪深い君も僕も いつか土に還った時 その上に花が咲くなら それだけで報われる世界 そこで人が愛し合うなら それだけで価値のある世界 だからせめて人を愛して 一生かけて愛してよ このろくでもない世界で つじつま合わせに生まれた僕等 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 遠い国の山のふもと この世で一番綺麗な水が湧いた やがてそれは川になり そこに群れを作った魚を 腹を空かした熊が食べて 猟師が熊の皮をはいで それを市場で売りさばいて 娘の為に買った髪飾り 悪い人間がやってきて 全部奪ってしまったのは 歴史のちょうど真ん中辺り 神様も赤ん坊の時代 母親のこぼした涙が 焼けた匂いの土に染みて それを太陽が焦がして 蒸発して出来た黒い雨雲 その雲は海を越えた砂漠に 5ヶ月ぶりの雨を降らせた 雨水を飲んで生き延びた詩人が 祖国に帰って歌った詩 それを口ずさんだ子供達が 前線に駆り出される頃 頭を吹き飛ばされた少女が 誰にも知られず土に還る そこに育った大きな木が 切り倒されて街が出来て 黒い煙が空に昇る頃 汚れた顔で僕等生まれた 善意で殺される人 悪意で飯にありつける人 傍観して救われた命 つじつま合わせに生まれた僕等 高層ビルに磔の 価値観は血の涙を流す 消費が美徳の人間が こぞって石を投げつけるから 金にもならない絵をかいた 絵描きは筆をへし折られて 見栄っ張りで満員の電車が 走る高架下で暮らしている 喜怒哀楽をカテゴライズ 人に合わせて歌が出来て 悲しい時はこの歌を 寂しい奴はあの歌を 騙されねーと疑い出して 全部が怪しく見えてきて 人を信じられなくなったら 立派な病気にカテゴライズ 不健康な心が飢えて 悲劇をもっと と叫んでいる 大義名分が出来た他人が やましさも無く断罪する 人殺しと誰かの不倫と 宗教と流行の店と いじめと夜9時のドラマと 戦争とヒットチャートと 誰もが転がる石なのに 皆が特別だと思うから 選ばれなかった少年は ナイフを握り締めて立ってた 匿名を決め込む駅前の 雑踏が真っ赤に染まったのは 夕焼け空が綺麗だから つじつま合わせに生まれた僕等 ふざけた歴史のどん詰まりで 僕等未だにもがいている 結局何も解らずに 許すとか 許されないとか 死刑になった犯罪者も 聖者の振りした悪人も 罪深い君も僕も いつか土に還った時 その上に花が咲くなら それだけで報われる世界 そこで人が愛し合うなら それだけで価値のある世界 だからせめて人を愛して 一生かけて愛してよ このろくでもない世界で つじつま合わせに生まれた僕等 |
ムカデ給水塔に反射する夏の太陽 器用に生きる象徴としての 彼女の笑顔 汗ばんだ静動脈に巣食う褐色の火薬じみた病理 僕が僕ではない感覚 もしくは錯覚 六十億の溜息に巻き起こる黄砂 逃げ場なく息も絶え絶えな ムカデ 涙の濁流を這って 何処へ 行こう 何処も 駄目だ 居場所 が無い 神様僕は分かってしまった 空っぽの夜空が綺麗 あの黒い空白に埋もれてしまえたらって 願う そうか もしかしたら 僕は 死にたいのかな 愛は愛の振りして 全部飲み下せと刃物覗かせる 今日は今日の振りして 全部やり直しだと僕を脅かす こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 西日に染まる郊外の公団住宅 心臓を針でつつかれる様な感傷 及び 生きてる事に対しての罪悪感 付きまとう闇 立ちはだかる闇 赤面症の季節における リビドーの肥大 故の 現実からの逃避 妄想 妄想 妄想 遮断機に置き去りの自意識 真っ二つに割れる数秒前 赤が光る 消える 光る 消える 光る 消える 消えろ チャイナドレスの女 田園都市線 劣等 劣等 過去 過去 全部消えろ 神様 殺してやる 過去は過去の振りして 全部受け入れろと喉に絞めかかる 夜は夜の振りして 全部おまえのせいだとがなりたてる こっから逃げ出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ 春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ 此処にいてもいいですか 此処にいてもいいですか 空は空の振りして 全部知ってるぞって僕を見下す 人は人の振りして 全部吐き出せと僕を睨み付ける こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ 春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ 此処にいてもいいですか 生きていてもいいですか | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 給水塔に反射する夏の太陽 器用に生きる象徴としての 彼女の笑顔 汗ばんだ静動脈に巣食う褐色の火薬じみた病理 僕が僕ではない感覚 もしくは錯覚 六十億の溜息に巻き起こる黄砂 逃げ場なく息も絶え絶えな ムカデ 涙の濁流を這って 何処へ 行こう 何処も 駄目だ 居場所 が無い 神様僕は分かってしまった 空っぽの夜空が綺麗 あの黒い空白に埋もれてしまえたらって 願う そうか もしかしたら 僕は 死にたいのかな 愛は愛の振りして 全部飲み下せと刃物覗かせる 今日は今日の振りして 全部やり直しだと僕を脅かす こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 西日に染まる郊外の公団住宅 心臓を針でつつかれる様な感傷 及び 生きてる事に対しての罪悪感 付きまとう闇 立ちはだかる闇 赤面症の季節における リビドーの肥大 故の 現実からの逃避 妄想 妄想 妄想 遮断機に置き去りの自意識 真っ二つに割れる数秒前 赤が光る 消える 光る 消える 光る 消える 消えろ チャイナドレスの女 田園都市線 劣等 劣等 過去 過去 全部消えろ 神様 殺してやる 過去は過去の振りして 全部受け入れろと喉に絞めかかる 夜は夜の振りして 全部おまえのせいだとがなりたてる こっから逃げ出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ 春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ 此処にいてもいいですか 此処にいてもいいですか 空は空の振りして 全部知ってるぞって僕を見下す 人は人の振りして 全部吐き出せと僕を睨み付ける こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台 僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ 春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ 此処にいてもいいですか 生きていてもいいですか |
少年少女校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやりと見てる 野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる いつかは変わってしまうかな 大好きなあの子の笑顔とか 馬鹿だったあいつらも 大人になってしまうかな 今まさにヒットを放った 4番バッターのあいつは 一年後の冬に 飲酒運転で事故って死んだ その時 誰もがあまりの空っぽに立ち尽くしていた 母さんが汚れたバットを抱きながら泣き叫んでいた 僕が憧れた彼女は 男に逃げられたストレスで 過食気味になったと笑った こけた頬を引きつらせ 右手には悪趣味な指輪と かさぶたの吐きだこ 諦めるのは簡単と コーヒーをすすった 夜の街を彷徨いながら 昔話に夢中になってた そんな事もあったねと 彼女は笑いながら泣いた それでも それでも 頑張れなんて言えなかった さよなら さよなら せめて笑いながら手を振った 少しずつ 諦める事ばっかり上手になってた 我慢する事が 人のためになると思ってた 記憶の隅に積み重ねた 無謀な夢と悔し涙 押し殺したホントの気持ちが むなぐらに掴みかかる 「どうしてここに居るんだよ 今すぐに逃げ出せよ 望んだ様に生きられないなら 死んでんのと同じだ」 そうだ 僕も君ももう一度新しく生まれ変われるよ 傷ついて笑うのは 金輪際もうやめにしよう 凍える夜に一人だから 僕等は間違った事もやった 心無い人が多すぎて 僕らは無駄に強くなった それでも それでも 間違いじゃないと信じたいな さよなら さよなら 強がりは夜の闇に溶けた 校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやりと見てる 野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる 僕は変わってしまったかな 時々不安で恐くなるよ ホームインした四番バッターがはしゃいで笑う声 それぞれの不安を抱えて それぞれ未来へ歩んでいった それぞれが痛みを抱いて それぞれ今日に立ち尽くした なんだろう なんだろう 涙が溢れてしょうがないよ さよなら さよなら 思い出なんて消えてしまえ どうせ明日が続くなら 思い出なんていらないよ この足を重くするだけの感傷なら どぶ川に蹴り捨てた それでも それでも 涙が枯れる事はないから さよなら さよなら せめて僕は笑いながら泣いた | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやりと見てる 野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる いつかは変わってしまうかな 大好きなあの子の笑顔とか 馬鹿だったあいつらも 大人になってしまうかな 今まさにヒットを放った 4番バッターのあいつは 一年後の冬に 飲酒運転で事故って死んだ その時 誰もがあまりの空っぽに立ち尽くしていた 母さんが汚れたバットを抱きながら泣き叫んでいた 僕が憧れた彼女は 男に逃げられたストレスで 過食気味になったと笑った こけた頬を引きつらせ 右手には悪趣味な指輪と かさぶたの吐きだこ 諦めるのは簡単と コーヒーをすすった 夜の街を彷徨いながら 昔話に夢中になってた そんな事もあったねと 彼女は笑いながら泣いた それでも それでも 頑張れなんて言えなかった さよなら さよなら せめて笑いながら手を振った 少しずつ 諦める事ばっかり上手になってた 我慢する事が 人のためになると思ってた 記憶の隅に積み重ねた 無謀な夢と悔し涙 押し殺したホントの気持ちが むなぐらに掴みかかる 「どうしてここに居るんだよ 今すぐに逃げ出せよ 望んだ様に生きられないなら 死んでんのと同じだ」 そうだ 僕も君ももう一度新しく生まれ変われるよ 傷ついて笑うのは 金輪際もうやめにしよう 凍える夜に一人だから 僕等は間違った事もやった 心無い人が多すぎて 僕らは無駄に強くなった それでも それでも 間違いじゃないと信じたいな さよなら さよなら 強がりは夜の闇に溶けた 校庭の隅っこで 体育座りしてぼんやりと見てる 野球部のフライを眺めるように なんとなく未来を見てる 僕は変わってしまったかな 時々不安で恐くなるよ ホームインした四番バッターがはしゃいで笑う声 それぞれの不安を抱えて それぞれ未来へ歩んでいった それぞれが痛みを抱いて それぞれ今日に立ち尽くした なんだろう なんだろう 涙が溢れてしょうがないよ さよなら さよなら 思い出なんて消えてしまえ どうせ明日が続くなら 思い出なんていらないよ この足を重くするだけの感傷なら どぶ川に蹴り捨てた それでも それでも 涙が枯れる事はないから さよなら さよなら せめて僕は笑いながら泣いた |
初雪青森駅前に雪が降る 果たせなかったいつかの約束が バス停に留まる少女が吐いた 白い息と一緒に夜空に消えた 積もりだしたのは彼女の記憶と 感傷とわずかな後悔 長く伸びる僕の足跡も やがてそれに消されるだろう 思えば遠くへ来たもんだ いや と言うより振り出しに戻ったのか 自嘲気味に踏み出すその一歩は 今日も変わらず迷ってばかり それでもここに留まるよりは いくらかましだと信じてる 肩に積もった雪をみて思う 少し休みすぎたみたいだな いかないでくれと 呼び止める 思い出を 振りほどいて僕は どこまでいけるのだろ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 君の優しさ 風に吹かれて 僕の胸 通り過ぎただけ 雪は昨日から止むことを知らず 出かけようとドアを開けた手を止める 綺麗だなと思うより早く 面倒くさいななんて一人ごちる 傘はないし 時間も無い ましてや期待なんてあるはずも無く ただ向かうべき目的地と 焦燥だけは捨てるほどある そんな毎日を生きてます 僕はなんとかやってます これを幸福とは思いませんが かといって不幸とも思いません ただ 君がいなくなったことで 出来た空白を埋められずに 白黒に見えるの街の景色 決して雪のせいではないのでしょう 悲しいことなんて あるものか あるものか 振りほどいて僕は 急いで出かけなくちゃ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 君の優しさ 風に吹かれて 僕の胸 通り過ぎただけ 雪は今日も止むことを知らず 急ぐ僕の足はもつれる 笑い合った長い月日も 確かに分かり合えた何かも 全部嘘だと言い切れたら 僕は簡単に歩けるのに でも大丈夫 ちゃんと 前に進めているよ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 僕はそれに 少し泣いただけ 冬の風に 心揺れただけ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 青森駅前に雪が降る 果たせなかったいつかの約束が バス停に留まる少女が吐いた 白い息と一緒に夜空に消えた 積もりだしたのは彼女の記憶と 感傷とわずかな後悔 長く伸びる僕の足跡も やがてそれに消されるだろう 思えば遠くへ来たもんだ いや と言うより振り出しに戻ったのか 自嘲気味に踏み出すその一歩は 今日も変わらず迷ってばかり それでもここに留まるよりは いくらかましだと信じてる 肩に積もった雪をみて思う 少し休みすぎたみたいだな いかないでくれと 呼び止める 思い出を 振りほどいて僕は どこまでいけるのだろ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 君の優しさ 風に吹かれて 僕の胸 通り過ぎただけ 雪は昨日から止むことを知らず 出かけようとドアを開けた手を止める 綺麗だなと思うより早く 面倒くさいななんて一人ごちる 傘はないし 時間も無い ましてや期待なんてあるはずも無く ただ向かうべき目的地と 焦燥だけは捨てるほどある そんな毎日を生きてます 僕はなんとかやってます これを幸福とは思いませんが かといって不幸とも思いません ただ 君がいなくなったことで 出来た空白を埋められずに 白黒に見えるの街の景色 決して雪のせいではないのでしょう 悲しいことなんて あるものか あるものか 振りほどいて僕は 急いで出かけなくちゃ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 君の優しさ 風に吹かれて 僕の胸 通り過ぎただけ 雪は今日も止むことを知らず 急ぐ僕の足はもつれる 笑い合った長い月日も 確かに分かり合えた何かも 全部嘘だと言い切れたら 僕は簡単に歩けるのに でも大丈夫 ちゃんと 前に進めているよ 初雪が 風に吹かれて 僕らの街 通り過ぎただけ 僕はそれに 少し泣いただけ 冬の風に 心揺れただけ |