セビロニハナ鈍感さは強さとして 昨日までの様々は 過ぎた景色と振り返らず 敏感さは弱さとして 誰も眼にくれない 人混みの機微に傷ついて 瞬間 突風吹き抜けて 背広の襟に張り付く花に 気付く人など少ないが 気付いた君が都市を行く 痛みを知った 足取りで 恥ずかしそうに都市を行く 君に張り付く花びらが 君の名前を語ってる | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 鈍感さは強さとして 昨日までの様々は 過ぎた景色と振り返らず 敏感さは弱さとして 誰も眼にくれない 人混みの機微に傷ついて 瞬間 突風吹き抜けて 背広の襟に張り付く花に 気付く人など少ないが 気付いた君が都市を行く 痛みを知った 足取りで 恥ずかしそうに都市を行く 君に張り付く花びらが 君の名前を語ってる |
幽霊在りし日の幻影を ハンガーにぶら下げて 多情な少年は 出がけに人影を見る 去り行くものに外套を着せて 見送る先は風ばかり かじかむ指先でドアを開けて 未練を置きざりにして街に出る 繁華街で馴染みの顔と 音のしない笑い声 喧噪が静寂 楽しいと喜びが反比例しだして 意識の四隅に沈殿する 小さな後悔ばかりを うんざりする程看取り続けて 一人の部屋に帰る頃 どうでもいい落日が こんな情緒をかき混ぜるから 見えざるものが見えてくる 幽霊 夕暮れ 留守電 がらんどうの部屋 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 在りし日の幻影を ハンガーにぶら下げて 多情な少年は 出がけに人影を見る 去り行くものに外套を着せて 見送る先は風ばかり かじかむ指先でドアを開けて 未練を置きざりにして街に出る 繁華街で馴染みの顔と 音のしない笑い声 喧噪が静寂 楽しいと喜びが反比例しだして 意識の四隅に沈殿する 小さな後悔ばかりを うんざりする程看取り続けて 一人の部屋に帰る頃 どうでもいい落日が こんな情緒をかき混ぜるから 見えざるものが見えてくる 幽霊 夕暮れ 留守電 がらんどうの部屋 |
カラス上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す |
夜の一部始終歴史が夜に作られる様に 明日への通行料金 未払い、眠る病人 思索に煩悩 日付を通せんぼ 古い文庫本と思想のディベート 言葉にすれば意味が伸し掛る だからいっそ無言を決め込む孤独と 慕情は夜に 憎しみも夜に 後悔も夜に 煩雑に作られて おんなじように言葉も歌も 夜に作られて 日が昇るまでに 消されたりした気持ちもあって 息を止めて 息を止めて 眠れない夜に それなりの理由 希死念慮は慰留 夜の一部始終 眠れない夜に 寺山の詩集 逃げるのも自由 夜の一部始終 眠れない夜に 言葉の無味無臭 人として未熟 夜の一部始終 眠れない夜に ぶり返したのは意趣 それはきっと杞憂 夜の一部始終 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 歴史が夜に作られる様に 明日への通行料金 未払い、眠る病人 思索に煩悩 日付を通せんぼ 古い文庫本と思想のディベート 言葉にすれば意味が伸し掛る だからいっそ無言を決め込む孤独と 慕情は夜に 憎しみも夜に 後悔も夜に 煩雑に作られて おんなじように言葉も歌も 夜に作られて 日が昇るまでに 消されたりした気持ちもあって 息を止めて 息を止めて 眠れない夜に それなりの理由 希死念慮は慰留 夜の一部始終 眠れない夜に 寺山の詩集 逃げるのも自由 夜の一部始終 眠れない夜に 言葉の無味無臭 人として未熟 夜の一部始終 眠れない夜に ぶり返したのは意趣 それはきっと杞憂 夜の一部始終 |
アイザックアイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 品川駅が咳き込むので 着飾った女性が背中をさすっていた うずくまった未明通りでは 今日も犯人による犯人捜しが 憶測と出歯亀と有識者でぎゅうぎゅう詰めだ 悪人のくせに悪人面する勇気すらない 恥知らずの悪人が吐いた 道徳によく似たそれは 腐敗する妄想 晩秋の訃報 猟銃の発砲 初雪が未だ逃走 十二月の東北 アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 誰かが誰かを傷つける度に胸を痛めるなら いつかそれが死因になる そういう意味では優しさは病だ 誰かが吐き捨てたつばを 少なからず僕らは踏んづけて行進するんだ 吹雪も大時化も その先に灯りは見えずとも やぶれかぶれに自暴自棄に 死に物狂い 鉱山の崩落による 生き埋めのヒューマニズム 希望もいつか消える だがそれは息絶える時だ アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 品川駅が咳き込むので 着飾った女性が背中をさすっていた うずくまった未明通りでは 今日も犯人による犯人捜しが 憶測と出歯亀と有識者でぎゅうぎゅう詰めだ 悪人のくせに悪人面する勇気すらない 恥知らずの悪人が吐いた 道徳によく似たそれは 腐敗する妄想 晩秋の訃報 猟銃の発砲 初雪が未だ逃走 十二月の東北 アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 誰かが誰かを傷つける度に胸を痛めるなら いつかそれが死因になる そういう意味では優しさは病だ 誰かが吐き捨てたつばを 少なからず僕らは踏んづけて行進するんだ 吹雪も大時化も その先に灯りは見えずとも やぶれかぶれに自暴自棄に 死に物狂い 鉱山の崩落による 生き埋めのヒューマニズム 希望もいつか消える だがそれは息絶える時だ アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ |
火種背中が透けて見えるぜ 非実在のテレプラズム 半死半生の体躯を 歩かせるのはなんだったっけ? 拒絶を繰り返し 傷ついて ふんだくられて たまらず自分を呪えば 深い闇も連れとなった 「誰のせい」とか 「何処で間違った」とか 決意が廃るぜ 選んだのは僕だ 現世に惑う 不徳に踊る 泣き叫んだ声なき声 救うんじゃなく 元に戻すんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ 棺桶に片足突っ込んで やらなけりゃやられる覚悟で 一歩ずつに命を賭すが 窮地は僕に微笑んだ 成就も安心も 夜道つけ狙う盗人 その頃には己の敵は 己の中にしかいない 夜店通りに 風の通り道 陽は届かずとも 咲く花を見たのだ 現世に惑う 不徳に踊る 君は誰だ? 己に問う 暴くんじゃなく 思い出させるんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ 風が止まった 夕日が沈んだ 闇に潜んだ君の出番だ 世界で一つ 君だけにしか変えられないもの それは君の生き方 開戦前夜 僕ら誓った約束も 黒煙に紛れてもう見えない 照らして 痛みで 君の不幸が役に立つ あの日自分を呪ったのは君じゃないか 現世に惑う 不徳に踊る 先も見えぬ苦境にこそ 壊すんじゃなく 照らしだすんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 背中が透けて見えるぜ 非実在のテレプラズム 半死半生の体躯を 歩かせるのはなんだったっけ? 拒絶を繰り返し 傷ついて ふんだくられて たまらず自分を呪えば 深い闇も連れとなった 「誰のせい」とか 「何処で間違った」とか 決意が廃るぜ 選んだのは僕だ 現世に惑う 不徳に踊る 泣き叫んだ声なき声 救うんじゃなく 元に戻すんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ 棺桶に片足突っ込んで やらなけりゃやられる覚悟で 一歩ずつに命を賭すが 窮地は僕に微笑んだ 成就も安心も 夜道つけ狙う盗人 その頃には己の敵は 己の中にしかいない 夜店通りに 風の通り道 陽は届かずとも 咲く花を見たのだ 現世に惑う 不徳に踊る 君は誰だ? 己に問う 暴くんじゃなく 思い出させるんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ 風が止まった 夕日が沈んだ 闇に潜んだ君の出番だ 世界で一つ 君だけにしか変えられないもの それは君の生き方 開戦前夜 僕ら誓った約束も 黒煙に紛れてもう見えない 照らして 痛みで 君の不幸が役に立つ あの日自分を呪ったのは君じゃないか 現世に惑う 不徳に踊る 先も見えぬ苦境にこそ 壊すんじゃなく 照らしだすんだ僕が ねえ これ努努、忘るるなかれ 胸翳る常闇にこそ きっかけ、引き金 いっそ眩しく世界を焼く 火種はあの日の呪いだ |
生活感国道の 照り返し 尖る 青空に 銀河の幻想 北極星の 生活感 ストーブにくべる 深雪の 一夜 縷々として 立ち昇る 煙に 百日咳 巌々山の 袂の森に 幾千年に一度の 月夜 溜め息一つの 請求書 あの娘が 眠る 静寂が 映る 密林を 描いた壁紙に 世界を渡る 蚰蜒 僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 喜びの歌に 歌に | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 国道の 照り返し 尖る 青空に 銀河の幻想 北極星の 生活感 ストーブにくべる 深雪の 一夜 縷々として 立ち昇る 煙に 百日咳 巌々山の 袂の森に 幾千年に一度の 月夜 溜め息一つの 請求書 あの娘が 眠る 静寂が 映る 密林を 描いた壁紙に 世界を渡る 蚰蜒 僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 僕の歌にしつこい汚れ 喜びの歌に 歌に |
馬鹿騒ぎはもう終わり今日が壊れて もう、お開きの時間だ 散らかった部屋を出て デッキで最後の一杯 君はまだ若い風を シャツの裾に飼っていて 朝がやがて来るはずの 地平線をそっと撫でる 馬鹿騒ぎはもう終わり ラグの模様が変わってら ピザソースとビールで 時に汚した人生は 書き直したことにして ふしだらな政治家に 怒るのは分かるけど ワイン瓶で割ったテレビ 弁償はしてもらうぜ 馬鹿騒ぎはもう終わり 時に自分を失った気になるよ 抗うつ剤や手の温みや給付金や 不在届や自身の不在やいや 砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 17歳 馬鹿騒ぎはもう終わり 読みかけスワン家のほうへ ゴミ箱のコンドーム 便所で寝てる友人 いや、あんた誰だっけ どこまでも行けるけれど、あえて行かないって顔で この世界に腰掛けては 退屈と飲み交わした 馬鹿騒ぎはもう終わり 僕らの片手では 取りこぼしてしまうんだ ほら、たった今落とした 車のキーみたいにね 「止めておきな 死んじまうよ」 君が可笑しそうに言う 「止めておきな 死んじまうよ」 確かにね 確かにね 時に自分を失った気になるよ 晴れた土日やアルコールやセロトニンや 深い眠りや海底は暗いやいや 砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 17歳 馬鹿騒ぎはもう終わり 頭痛だけが残った狂熱 真夏に干上がるいつかの夢 散らばった野心と向こう見ず 微笑みと無防備な迎合 正しさは時々ヒステリー 線路の 朽ちてゆく枕木 五月の湿った土の匂い 影踏みというより影踏まれ 片づけが終わったら 朝が来たら 僕らはどこに 向かうんだろう それはね それはね 君がつぶやく 「それぞれの人生に戻るの」 馬鹿騒ぎはもう終わり | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 今日が壊れて もう、お開きの時間だ 散らかった部屋を出て デッキで最後の一杯 君はまだ若い風を シャツの裾に飼っていて 朝がやがて来るはずの 地平線をそっと撫でる 馬鹿騒ぎはもう終わり ラグの模様が変わってら ピザソースとビールで 時に汚した人生は 書き直したことにして ふしだらな政治家に 怒るのは分かるけど ワイン瓶で割ったテレビ 弁償はしてもらうぜ 馬鹿騒ぎはもう終わり 時に自分を失った気になるよ 抗うつ剤や手の温みや給付金や 不在届や自身の不在やいや 砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 17歳 馬鹿騒ぎはもう終わり 読みかけスワン家のほうへ ゴミ箱のコンドーム 便所で寝てる友人 いや、あんた誰だっけ どこまでも行けるけれど、あえて行かないって顔で この世界に腰掛けては 退屈と飲み交わした 馬鹿騒ぎはもう終わり 僕らの片手では 取りこぼしてしまうんだ ほら、たった今落とした 車のキーみたいにね 「止めておきな 死んじまうよ」 君が可笑しそうに言う 「止めておきな 死んじまうよ」 確かにね 確かにね 時に自分を失った気になるよ 晴れた土日やアルコールやセロトニンや 深い眠りや海底は暗いやいや 砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 17歳 馬鹿騒ぎはもう終わり 頭痛だけが残った狂熱 真夏に干上がるいつかの夢 散らばった野心と向こう見ず 微笑みと無防備な迎合 正しさは時々ヒステリー 線路の 朽ちてゆく枕木 五月の湿った土の匂い 影踏みというより影踏まれ 片づけが終わったら 朝が来たら 僕らはどこに 向かうんだろう それはね それはね 君がつぶやく 「それぞれの人生に戻るの」 馬鹿騒ぎはもう終わり |
渋谷の果てに地平線渺茫たる二十五時 風の止む路地 気色ばむ都市の喧騒 白々しい顔で歩く僕 この途方もなさに 立ち眩み 思わず身を預けた うらぶれたセンチメンタル その純真の成れの果てを 侮蔑のストロークで ドブの臭いがする川に投げ捨て 大きく広がった波紋に浮かぶ 顔 顔 顔 胸の張り裂けそうな僕に代わって どこか遠くで犬が泣いた 望郷に咽ぶ僕に代わって 都市の空に鳥が飛んだ 渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる 故郷に泣いてくれるな | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 渺茫たる二十五時 風の止む路地 気色ばむ都市の喧騒 白々しい顔で歩く僕 この途方もなさに 立ち眩み 思わず身を預けた うらぶれたセンチメンタル その純真の成れの果てを 侮蔑のストロークで ドブの臭いがする川に投げ捨て 大きく広がった波紋に浮かぶ 顔 顔 顔 胸の張り裂けそうな僕に代わって どこか遠くで犬が泣いた 望郷に咽ぶ僕に代わって 都市の空に鳥が飛んだ 渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる 故郷に泣いてくれるな |
抒情死アイデンティティが東京湾に浮かんでいる 巡航する豪華客船のその波で 浮遊してる やがて沈む 物珍しそうに 乗客は人だかり 助けるべきか? いや、あんな得体のしれないものには触れるな あれはなんだ? あれはなんだ? あれはなんだ? あれはなんだ? 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 手は組めないぜ ただじゃ死なないぜ 許可されて生きる 命ではないよ ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生きているなら声を聞かせて 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて 何が善で何が悪か 白と黒分かり合えずいがみ合って 灰色が割って入って お互いを認め合うべきだと 懐から取り出す 共感を見て いや、そんな危険かもしれないものには頼れるか それはなんだ? それはなんだ? それはなんだ? それはなんだ? 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 先生や医者 神様にでも 変えること出来ない形と中身 ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生きているなら声を聞かせて 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 不法投棄された千億の陰口 焼却処分だ見栄も顕示欲も 僕らは内側、静かな場所へ行こう それなのに自分を無くせって 従えって 我慢しろって 強い風に吹き飛ばされて落ちた 東京湾 形と中身 私の私 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 冷笑や脅し圧力にさえ 歪めること出来ない形と中身 ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生き抜いたなら顔をみせてよ 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | アイデンティティが東京湾に浮かんでいる 巡航する豪華客船のその波で 浮遊してる やがて沈む 物珍しそうに 乗客は人だかり 助けるべきか? いや、あんな得体のしれないものには触れるな あれはなんだ? あれはなんだ? あれはなんだ? あれはなんだ? 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 手は組めないぜ ただじゃ死なないぜ 許可されて生きる 命ではないよ ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生きているなら声を聞かせて 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて 何が善で何が悪か 白と黒分かり合えずいがみ合って 灰色が割って入って お互いを認め合うべきだと 懐から取り出す 共感を見て いや、そんな危険かもしれないものには頼れるか それはなんだ? それはなんだ? それはなんだ? それはなんだ? 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 先生や医者 神様にでも 変えること出来ない形と中身 ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生きているなら声を聞かせて 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 拒絶 不法投棄された千億の陰口 焼却処分だ見栄も顕示欲も 僕らは内側、静かな場所へ行こう それなのに自分を無くせって 従えって 我慢しろって 強い風に吹き飛ばされて落ちた 東京湾 形と中身 私の私 受諾と拒絶 拒絶 拒絶 冷笑や脅し圧力にさえ 歪めること出来ない形と中身 ああ私の私 応答途絶 途絶 途絶 生き抜いたなら顔をみせてよ 徐々に蝕まれる暮らしの抒情詩 ああ詠い続けて |
マスクチルドレンこの世界は少し煩すぎるから カーテンを全部閉め切ったよ 結露した窓を擦って覗くように 恐る恐る世界を窺ってた 忙しい日々がやがて土砂となり それに憧れは埋没して 気付いた時には もうすでに手遅れで 息もできぬまま数年が経ってた 諦めの萌え木 レジスターの奴隷 心が腐らないように 冷凍する必要があった 弁当をレンジで温めながら 心溶かしてくれ 心溶かしてくれ 表情すら隠す癖に 分かってほしいだなんて 後ろめたくて当たり前 夜勤明け光る朝焼け こんな一日の終わりに不釣り合い まだ何も成してない 僕の今日を照らさないで 頭ん中が少し煩すぎるから 喜怒哀楽を全部殺したよ うざい客の怒鳴り声も遠く響く その分ビールの本数も増えたけれど 飲み屋で同級生の自慢話には 相槌打って愛想よく くだらねえと唾を吐く心の声に 一番くだらないのは僕だと青ざめる 昔描いてた 将来や夢は 最低賃金で売り払った こっから歩む一歩の価値も たかが知れてる どうせ底値なら 心躍る方へ せめて望む方へ 言いたい事言わぬ癖に 分かってほしいだなんて 無視されたって当たり前 東京に取り残されて 僕が居なくたって回ってく世界 まだどこにも行けない 僕の今日を無視しないで 僕は今日もマスクをして家を出る 口煩い東京から身を隠す為 言えない事を言わなかった事にする為 やれない事をやらなかった事にする為 そしたら僕の声も失くしてた 自分にさえ本音隠すようになってた 本当は飛び出したい癖に 僕なんかじゃ無理だなんて 「そんなことはないよ」だって 誰も言ってくれるわけねえ そんな一日を幾つ殺して 僕は今最低に立ってる 僕の始まりには似合ってる 居ても立っても居られずに 家とは逆の方向へ 後ろめたささえ晴々 同じようで違う朝焼け 理想叶える為犠牲になってくれ 最低な幕開け この始まりを照らしてくれ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | この世界は少し煩すぎるから カーテンを全部閉め切ったよ 結露した窓を擦って覗くように 恐る恐る世界を窺ってた 忙しい日々がやがて土砂となり それに憧れは埋没して 気付いた時には もうすでに手遅れで 息もできぬまま数年が経ってた 諦めの萌え木 レジスターの奴隷 心が腐らないように 冷凍する必要があった 弁当をレンジで温めながら 心溶かしてくれ 心溶かしてくれ 表情すら隠す癖に 分かってほしいだなんて 後ろめたくて当たり前 夜勤明け光る朝焼け こんな一日の終わりに不釣り合い まだ何も成してない 僕の今日を照らさないで 頭ん中が少し煩すぎるから 喜怒哀楽を全部殺したよ うざい客の怒鳴り声も遠く響く その分ビールの本数も増えたけれど 飲み屋で同級生の自慢話には 相槌打って愛想よく くだらねえと唾を吐く心の声に 一番くだらないのは僕だと青ざめる 昔描いてた 将来や夢は 最低賃金で売り払った こっから歩む一歩の価値も たかが知れてる どうせ底値なら 心躍る方へ せめて望む方へ 言いたい事言わぬ癖に 分かってほしいだなんて 無視されたって当たり前 東京に取り残されて 僕が居なくたって回ってく世界 まだどこにも行けない 僕の今日を無視しないで 僕は今日もマスクをして家を出る 口煩い東京から身を隠す為 言えない事を言わなかった事にする為 やれない事をやらなかった事にする為 そしたら僕の声も失くしてた 自分にさえ本音隠すようになってた 本当は飛び出したい癖に 僕なんかじゃ無理だなんて 「そんなことはないよ」だって 誰も言ってくれるわけねえ そんな一日を幾つ殺して 僕は今最低に立ってる 僕の始まりには似合ってる 居ても立っても居られずに 家とは逆の方向へ 後ろめたささえ晴々 同じようで違う朝焼け 理想叶える為犠牲になってくれ 最低な幕開け この始まりを照らしてくれ |
水槽車両基地のレールが 喘息みたいに軋む音がして 雨が近いことをさとる ショッピングモールの駐車場では ベンチに腰掛けた春が ATMが開くのを待っていた 陽射しは依然、退屈な音量で オルゴールみたいなジャズは この町に似合うことを自覚してるから 鳴るべくして鳴っているのだ 僕らは焦りで満たされた 水槽で生きてるから 僕らは恐れが充満した 喫煙室で暮らしてるから 今日が終わることに焦りも恐れもなく 清書された一日を 目でなぞる様に そして、あくびを噛み殺しもしない 誰かそのエアーポンプの電源を切ってくれないか さもなくば僕がそうする 見てみろよ これが世界の全てだ シャッター商店街 環状道路7号線 地元のラジオから流れるスタジアムロックが 大仰なエンジン音で ネズミ捕りに捕まった 退屈も悪くないって言葉は 退屈以外を知ってはじめて言えるんだ そして、あのパチンコ店の看板 あれが世界の果てだ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 車両基地のレールが 喘息みたいに軋む音がして 雨が近いことをさとる ショッピングモールの駐車場では ベンチに腰掛けた春が ATMが開くのを待っていた 陽射しは依然、退屈な音量で オルゴールみたいなジャズは この町に似合うことを自覚してるから 鳴るべくして鳴っているのだ 僕らは焦りで満たされた 水槽で生きてるから 僕らは恐れが充満した 喫煙室で暮らしてるから 今日が終わることに焦りも恐れもなく 清書された一日を 目でなぞる様に そして、あくびを噛み殺しもしない 誰かそのエアーポンプの電源を切ってくれないか さもなくば僕がそうする 見てみろよ これが世界の全てだ シャッター商店街 環状道路7号線 地元のラジオから流れるスタジアムロックが 大仰なエンジン音で ネズミ捕りに捕まった 退屈も悪くないって言葉は 退屈以外を知ってはじめて言えるんだ そして、あのパチンコ店の看板 あれが世界の果てだ |
鴉と白鳥際立って透明な 霜が降りる頃 鴉の目玉は瑠璃色 凍てつく寄る辺ない夜を 忌々しく睨み続けたから 街へ降りれば石を投げられて 森では鼻摘まみ者 ほとほと疲れて逃げ込む 納屋で憂鬱を育てた 愛されたいと願うことを 恥じてしまうには十分だった この長い孤独は この羽根が黒く染まってしまったのは 妬みで黒ずんだ泉に浸したから 声が酷くしゃがれてしまったのは 憎たらしい人生を 夜通し罵り続けたから 失意のほとりで 出会ったあの人は 桑の実の紅い目玉と白い羽根 陽の光集め 故郷へ帰る旅路の途中 普通じゃないのは人と違うから 人と違う二人が揃えば 僕らだけの普通 その羽根が白く空にはためくのは 故郷の雪景色の天鵞絨を纏うから 僕らきっとどこか似ていた それはこの地上で 同じ痛みに集うから 「ここにいるべきじゃないよ もっと相応しい場所があるよ」 君はそう言い旅に戻った 白い羽根が空に際立った 同じ色に交れば普通で 他に交れば僕ら除け者 所在変われど僕は変わらず僕である この羽根と等しく そんな僕を僕は誇るよ この羽根が黒く 忌まわしくはためくのは 僕が僕である痛みに羽ばたくから 声が酷く耳障りなのは 憎たらしい人生を 未だに罵り続けるから 際立って透明な 霜が降りる頃 白鳥の目玉は紅色 旅路のもの懐かしさと 別れた人に泣き腫らすから | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 際立って透明な 霜が降りる頃 鴉の目玉は瑠璃色 凍てつく寄る辺ない夜を 忌々しく睨み続けたから 街へ降りれば石を投げられて 森では鼻摘まみ者 ほとほと疲れて逃げ込む 納屋で憂鬱を育てた 愛されたいと願うことを 恥じてしまうには十分だった この長い孤独は この羽根が黒く染まってしまったのは 妬みで黒ずんだ泉に浸したから 声が酷くしゃがれてしまったのは 憎たらしい人生を 夜通し罵り続けたから 失意のほとりで 出会ったあの人は 桑の実の紅い目玉と白い羽根 陽の光集め 故郷へ帰る旅路の途中 普通じゃないのは人と違うから 人と違う二人が揃えば 僕らだけの普通 その羽根が白く空にはためくのは 故郷の雪景色の天鵞絨を纏うから 僕らきっとどこか似ていた それはこの地上で 同じ痛みに集うから 「ここにいるべきじゃないよ もっと相応しい場所があるよ」 君はそう言い旅に戻った 白い羽根が空に際立った 同じ色に交れば普通で 他に交れば僕ら除け者 所在変われど僕は変わらず僕である この羽根と等しく そんな僕を僕は誇るよ この羽根が黒く 忌まわしくはためくのは 僕が僕である痛みに羽ばたくから 声が酷く耳障りなのは 憎たらしい人生を 未だに罵り続けるから 際立って透明な 霜が降りる頃 白鳥の目玉は紅色 旅路のもの懐かしさと 別れた人に泣き腫らすから |
夕立旅立ちいい事なんかなかった街でも 別れる時には寂しくなるんだな 出掛けに見送り沈丁花 友達よまたな 恋人よさらば 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし 泣いたり凹んだり その度生き返り 新しいあんたに 再び日は射し 過ぎ去る家々を数えて その数の人生 その数の別れ 僕はまた一つ賢くなる 「あん時ああすれば」 それも過ぎ行く風景 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし あん時確かに 泣かないと誓い 始まりの汽笛 別離の響き 都会のせわしない暮らしにも したたか風が吹く 田舎の風が吹く あんたの顔も忘れちまった そういう事にして 忘れた事にして 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし 儚い見間違い 都会に影法師 遠々しいあの街 仰ぎ見 幾年 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | いい事なんかなかった街でも 別れる時には寂しくなるんだな 出掛けに見送り沈丁花 友達よまたな 恋人よさらば 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし 泣いたり凹んだり その度生き返り 新しいあんたに 再び日は射し 過ぎ去る家々を数えて その数の人生 その数の別れ 僕はまた一つ賢くなる 「あん時ああすれば」 それも過ぎ行く風景 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし あん時確かに 泣かないと誓い 始まりの汽笛 別離の響き 都会のせわしない暮らしにも したたか風が吹く 田舎の風が吹く あんたの顔も忘れちまった そういう事にして 忘れた事にして 夕立旅立ち 行く先に光 懐かしい夢達 未だに覚めないし 儚い見間違い 都会に影法師 遠々しいあの街 仰ぎ見 幾年 |
月光、街を焼くカーテンから漏れる月明り それを頼りに書く手紙 今生さらばと結ぶなら 別れの手紙のはずでした 色々あったの色々を 未練がましく箇条書き 私の歴史を知る旅路 ペンを銃器に見立てては 乱射する空想は実感をかすり あるいは誰かに命中し 都市では空が炎上し 冷笑じみた街に高笑い 逃亡の日々がはじまって ついには追い詰められた僻地で 自由を振りかざした僕は 発砲された自由に殺される 閉じた目 冷めた目 触れた手 それだけ この旅程 どれだけ この夢 仮初め 世界を 燃やして 燃やして 燃やして あまだれ 逃げ出せ 逃げ出せ 逃げ出せ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | カーテンから漏れる月明り それを頼りに書く手紙 今生さらばと結ぶなら 別れの手紙のはずでした 色々あったの色々を 未練がましく箇条書き 私の歴史を知る旅路 ペンを銃器に見立てては 乱射する空想は実感をかすり あるいは誰かに命中し 都市では空が炎上し 冷笑じみた街に高笑い 逃亡の日々がはじまって ついには追い詰められた僻地で 自由を振りかざした僕は 発砲された自由に殺される 閉じた目 冷めた目 触れた手 それだけ この旅程 どれだけ この夢 仮初め 世界を 燃やして 燃やして 燃やして あまだれ 逃げ出せ 逃げ出せ 逃げ出せ |
ロストボーイズ電車に乗り クラスメイトに使い古しの挨拶 鈍行的な会話には いつも運転手はいない 始まりにはいつも 溜息が出ちゃうな 始業式や朝礼や 今日一日の目覚めとか ここじゃない気がしてる でも理由は分からない 憂鬱ってのは知ってる でも漢字じゃ書けない 馴染めない訳じゃないから 始末に負えない テニスコートの夕暮れ 寄る辺ないサッカーボール 少年は闇の中 金属バットやカッター ナイフとかハサミでは 切り裂けない夜がある 将来の話とか 神様も知らないこと 真夜中は短すぎる この世の謎暴くには 朝焼けに白む町 全速力で駆け抜け 夏と風を追い越して あの子に逢いに行けたらな 夜は影を隠すけど 太陽が暴くから 僕の恥が地面に張り付いて 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ 人と違うような気がして よく鏡を見てた 宇宙人や化け物じゃ なくてよかった でも言葉や思考を映す 鏡なんてないから 安心できない 安心できない 少年は闇の中 マルボロと車泥棒 不登校とオーバードーズ 入り組んだ夜がある 誰にも話せないこと 吐き出した濁ったもの この世の終わりなんだ ゴミ箱を漁られたら 朝焼けに白む町 訳もなく涙が出て これを青春と呼ぶなら めでたい奴もいたもんだ 夜は涙隠すけど 太陽が暴くから 僕の恥が地面に張り付いて 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ 神社で吐く煙、夏の雨 待ちぼうけ君のバス、ガスト前 悩み多き少年の手に 覚束ない夢とわずかな小銭 鏡にくたびれた顔 宇宙人のがましだったかも 少年は欲望眼中映す けど今じゃ木造ワンルーム 少年は闇の中 十年経っても闇の中 襲われる「あの頃良かったよな」 振り解く「まだまし今の方が」 自意識過剰なくせに はなはだ無鉄砲で気難しい けどそいつに諭される時々 そんな夜、未だに幾つもある 朝焼けに白む町 世界に憎まれったって 憎んでるのはこっちだと 金網をくぐり抜けて 大人は少年を隠すけど 真夜中が暴くから ほらあの日の少年が舌だして 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 電車に乗り クラスメイトに使い古しの挨拶 鈍行的な会話には いつも運転手はいない 始まりにはいつも 溜息が出ちゃうな 始業式や朝礼や 今日一日の目覚めとか ここじゃない気がしてる でも理由は分からない 憂鬱ってのは知ってる でも漢字じゃ書けない 馴染めない訳じゃないから 始末に負えない テニスコートの夕暮れ 寄る辺ないサッカーボール 少年は闇の中 金属バットやカッター ナイフとかハサミでは 切り裂けない夜がある 将来の話とか 神様も知らないこと 真夜中は短すぎる この世の謎暴くには 朝焼けに白む町 全速力で駆け抜け 夏と風を追い越して あの子に逢いに行けたらな 夜は影を隠すけど 太陽が暴くから 僕の恥が地面に張り付いて 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ 人と違うような気がして よく鏡を見てた 宇宙人や化け物じゃ なくてよかった でも言葉や思考を映す 鏡なんてないから 安心できない 安心できない 少年は闇の中 マルボロと車泥棒 不登校とオーバードーズ 入り組んだ夜がある 誰にも話せないこと 吐き出した濁ったもの この世の終わりなんだ ゴミ箱を漁られたら 朝焼けに白む町 訳もなく涙が出て これを青春と呼ぶなら めでたい奴もいたもんだ 夜は涙隠すけど 太陽が暴くから 僕の恥が地面に張り付いて 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ 神社で吐く煙、夏の雨 待ちぼうけ君のバス、ガスト前 悩み多き少年の手に 覚束ない夢とわずかな小銭 鏡にくたびれた顔 宇宙人のがましだったかも 少年は欲望眼中映す けど今じゃ木造ワンルーム 少年は闇の中 十年経っても闇の中 襲われる「あの頃良かったよな」 振り解く「まだまし今の方が」 自意識過剰なくせに はなはだ無鉄砲で気難しい けどそいつに諭される時々 そんな夜、未だに幾つもある 朝焼けに白む町 世界に憎まれったって 憎んでるのはこっちだと 金網をくぐり抜けて 大人は少年を隠すけど 真夜中が暴くから ほらあの日の少年が舌だして 泣かないで ロストボーイ ロストボーイ |
拒否オロジー応答せよ、応答せよ 本日、7号線を南下する北風を見送った東北から 押し黙る空を無数に漂流する、出口無きそれぞれの地獄たちへ 「色々あったな」では済まされない、色々の一つ一つを あるいは、 未だ得体のしれない、心に翳り続ける憂いの数々の出生を つまびらかにする為に 性懲りもなく 相も変わらず ここに立って呼びかける 応答せよ、応答せよ ミズーリを疾走する、若き太陽熱と無暗な排気量をもって 人が生きるという巨大な山影に抵抗を試みる少年らは 一つの苦悩につき、一つの窃盗を夜ごと働き 世界への仇討ちが大儀であるかのような腹を決めた形相で 小さな悪事をけち臭く積み上げた 結果、多くの証明を反故にされた私たちはついには瞳を濁し その青い栄光と失敗にブックカバーを被せ 雪が降る朝のプラットフォーム 出勤前の束の間の空白に かじかんだ手でページめくれば あらゆる行間に孤独が住み着いたのだ 私の叙情も感傷も、果たせなかった拒絶である 電波塔が貫く空も、下校する子供らの足取りも、果たせなかった拒絶である カナリヤが鳴いている それと同じように、私の拒絶は震えている 応答せよ、応答せよ 檻を蹴破れ 服役囚よ 都市の路地 文字起こし 星殺し 拒否オロジー | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 応答せよ、応答せよ 本日、7号線を南下する北風を見送った東北から 押し黙る空を無数に漂流する、出口無きそれぞれの地獄たちへ 「色々あったな」では済まされない、色々の一つ一つを あるいは、 未だ得体のしれない、心に翳り続ける憂いの数々の出生を つまびらかにする為に 性懲りもなく 相も変わらず ここに立って呼びかける 応答せよ、応答せよ ミズーリを疾走する、若き太陽熱と無暗な排気量をもって 人が生きるという巨大な山影に抵抗を試みる少年らは 一つの苦悩につき、一つの窃盗を夜ごと働き 世界への仇討ちが大儀であるかのような腹を決めた形相で 小さな悪事をけち臭く積み上げた 結果、多くの証明を反故にされた私たちはついには瞳を濁し その青い栄光と失敗にブックカバーを被せ 雪が降る朝のプラットフォーム 出勤前の束の間の空白に かじかんだ手でページめくれば あらゆる行間に孤独が住み着いたのだ 私の叙情も感傷も、果たせなかった拒絶である 電波塔が貫く空も、下校する子供らの足取りも、果たせなかった拒絶である カナリヤが鳴いている それと同じように、私の拒絶は震えている 応答せよ、応答せよ 檻を蹴破れ 服役囚よ 都市の路地 文字起こし 星殺し 拒否オロジー |
死んでるみたいに眠ってる法律を破りたい いい人なんか報われない ホールデンとかディーン・モリアーティ 車を盗んで逃げ出したい 所詮僕など俗物だ でもそれに居直るような 物質の奴隷はごめんだ 命の喜びは裏切れない 悲しみだって喜びさ 何もそれは現実逃避じゃなく 震えるこの身の震源地が 恐れの向こうで脈動するから 死んでるみたいに眠ってる 泥を掴む度汚れてく 耳をそばだて聴いてみる 寝息は未来の匂いがする 精神的にまいっちゃった 原っぱ寝そべって休みたい そいつを僕は罵った もっと働けと罵った 断固として過去は否定したい 青春は安寧との闘争だ 新しい歌を歌いたい ラジカセで聴いたフォーエバーヤング 死んでるみたいに眠ってる 悲しみの眉間を撃ち抜く 枕元には修羅が立つ 涙を流して怒ってる 間違ってることは支持できない それは根本的な尊厳だ 野垂れ死ぬなら本望だ 僕のまま僕を終えるなら 死んでるみたいに眠ってる 誰かが遠くで手を振ってる 僕はそれを無視してる 見えているけど無視してる 死んでるみたいに眠ってる 泥を掴む度汚れてく 耳をそばだて聴いてみる 寝息は未来の匂いがする | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 法律を破りたい いい人なんか報われない ホールデンとかディーン・モリアーティ 車を盗んで逃げ出したい 所詮僕など俗物だ でもそれに居直るような 物質の奴隷はごめんだ 命の喜びは裏切れない 悲しみだって喜びさ 何もそれは現実逃避じゃなく 震えるこの身の震源地が 恐れの向こうで脈動するから 死んでるみたいに眠ってる 泥を掴む度汚れてく 耳をそばだて聴いてみる 寝息は未来の匂いがする 精神的にまいっちゃった 原っぱ寝そべって休みたい そいつを僕は罵った もっと働けと罵った 断固として過去は否定したい 青春は安寧との闘争だ 新しい歌を歌いたい ラジカセで聴いたフォーエバーヤング 死んでるみたいに眠ってる 悲しみの眉間を撃ち抜く 枕元には修羅が立つ 涙を流して怒ってる 間違ってることは支持できない それは根本的な尊厳だ 野垂れ死ぬなら本望だ 僕のまま僕を終えるなら 死んでるみたいに眠ってる 誰かが遠くで手を振ってる 僕はそれを無視してる 見えているけど無視してる 死んでるみたいに眠ってる 泥を掴む度汚れてく 耳をそばだて聴いてみる 寝息は未来の匂いがする |
アダプテッド満たされなさに名前を付けたら 図らずとも幸福と呼ばれた 主義主張 躁鬱シャーマニズム 段ボールハウス居住サルトル 路線バス 錆びた車体 経年劣化する思考 欲情の二乗 麦藁帽子を掛けた軽トラ 初月無料 女子アナ プラウト アダプテッド 立ち食い蕎麦 神降ろしにて食し ウインドウズ 便箋 世は情け 過大評価 過小評価 キルユー 宙ぶらりん 文庫 シティーライト 出会いと別れ切符切りそびれ ホスピス横たわり終末医療 患った不治の病、青春 あの夏の尻尾掴みたい アダプテッド 森の呼ぶ声を聞いた 僕は死んだ 真夏にあの子抱いた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 社用車で昼食ついぞ嘔吐 なんだかんだあって今、水死体 身辺整理 七つ目の夜に 鉄道唱歌 口ずさみ行こう 惚れた腫れたの日銭物乞いに 南無阿弥陀仏 漁船 夢違え 死ぬには広すぎる海底では ただよっている ただ酔っていアダプテッド 夕闇彼方が燃えた 僕は死んだ あの子が世界を変えた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 煌々と燃えたる朝焼けの 照らす窓辺に 古新聞 古雑誌 古自分 古自分 苔むす生に串さして 哲学たちんぼとおりゃんせ とおりゃんせとおりゃんせ 笑う音がいとおかし あなたがいれば死んでもいいか 死んだらどうか 相談しようそうしよう きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 アダプテッド | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 満たされなさに名前を付けたら 図らずとも幸福と呼ばれた 主義主張 躁鬱シャーマニズム 段ボールハウス居住サルトル 路線バス 錆びた車体 経年劣化する思考 欲情の二乗 麦藁帽子を掛けた軽トラ 初月無料 女子アナ プラウト アダプテッド 立ち食い蕎麦 神降ろしにて食し ウインドウズ 便箋 世は情け 過大評価 過小評価 キルユー 宙ぶらりん 文庫 シティーライト 出会いと別れ切符切りそびれ ホスピス横たわり終末医療 患った不治の病、青春 あの夏の尻尾掴みたい アダプテッド 森の呼ぶ声を聞いた 僕は死んだ 真夏にあの子抱いた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 社用車で昼食ついぞ嘔吐 なんだかんだあって今、水死体 身辺整理 七つ目の夜に 鉄道唱歌 口ずさみ行こう 惚れた腫れたの日銭物乞いに 南無阿弥陀仏 漁船 夢違え 死ぬには広すぎる海底では ただよっている ただ酔っていアダプテッド 夕闇彼方が燃えた 僕は死んだ あの子が世界を変えた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 煌々と燃えたる朝焼けの 照らす窓辺に 古新聞 古雑誌 古自分 古自分 苔むす生に串さして 哲学たちんぼとおりゃんせ とおりゃんせとおりゃんせ 笑う音がいとおかし あなたがいれば死んでもいいか 死んだらどうか 相談しようそうしよう きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 アダプテッド |
下を向いて歩こう深呼吸したら動悸がなった 始まりも惨いデターミニズム 味方もいないその闘技場で 勝ち目ない一歩、揶揄されて これまで散々失敗はした その度帰り道は項垂れた 眠らせてくれない回想シーンは 「お前が始めたんだ」と笑う まともになれた気が少ししてた よくやれてるんだと自負もあった 安心と自惚れと驕りは 足元を決して照らしはしない これが最後かもしれないから 当り前なんて思うな今が やり残しや言い残しはない それでようやくイントロ部分 無名風情 常に捨て身 独りさまよう 星が落ちていたら拾うつもり 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 空には青 心に遮光 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを ネガティブと言われてもしようがない 生まれ育ちは偽れないから だけど良いも悪いも含めて 認められるならこれ以上ない 上っ面だけで「何とかなる」と 言われたいなら他をあたって 「どうせ僕なんか」が武器になった その方法は過去作にある 身元不明 故に無形 明日に刃向かう 涙隠すこともしない生身 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 侮辱に笑顔 胸元に野望 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを 見上げた憧れが 眩しくて目を焼いた 打ちのめされた僕は 夢の底に落ちた ただ咽び泣く 「だからこそ」が 分けた明暗 過去の清算 やがて成り立つその死生観 これは映画じゃなく生活 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 襲う嘲笑 上ずる歌唱 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 深呼吸したら動悸がなった 始まりも惨いデターミニズム 味方もいないその闘技場で 勝ち目ない一歩、揶揄されて これまで散々失敗はした その度帰り道は項垂れた 眠らせてくれない回想シーンは 「お前が始めたんだ」と笑う まともになれた気が少ししてた よくやれてるんだと自負もあった 安心と自惚れと驕りは 足元を決して照らしはしない これが最後かもしれないから 当り前なんて思うな今が やり残しや言い残しはない それでようやくイントロ部分 無名風情 常に捨て身 独りさまよう 星が落ちていたら拾うつもり 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 空には青 心に遮光 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを ネガティブと言われてもしようがない 生まれ育ちは偽れないから だけど良いも悪いも含めて 認められるならこれ以上ない 上っ面だけで「何とかなる」と 言われたいなら他をあたって 「どうせ僕なんか」が武器になった その方法は過去作にある 身元不明 故に無形 明日に刃向かう 涙隠すこともしない生身 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 侮辱に笑顔 胸元に野望 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを 見上げた憧れが 眩しくて目を焼いた 打ちのめされた僕は 夢の底に落ちた ただ咽び泣く 「だからこそ」が 分けた明暗 過去の清算 やがて成り立つその死生観 これは映画じゃなく生活 終わってるんだよ 誰も彼も 俯く顔 照らし出す朝が来た 燃え盛る空に 背を向けて行く 僕ら下を向いて歩こう 襲う嘲笑 上ずる歌唱 ここでしか見えないもの 知り得ぬこと 綴る 太陽でも照らせはしない 名もないあらすじを |
積み木 acoustic version息の仕方思い出したよ あなたは今も 優しい顔で笑っていますか 笑っていますか 時が過ぎて遠くへ来たな 振り返るばかりじゃ いられないけど 光が射し込んだ この部屋の片隅で 分かり合えたこと 幾つも無いんだけど それでもそれらを 高く重ねようともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに 何があっても負けないように 最期に僕等 笑っていられたらそれでいいんだよ それでいいんだよ 少し上手く行かなかっただけ 僕等はそれにただ泣いただけ 光が射し込んだ この街の片隅で 確かに掴んだもの 幾つも無いんだけど それでもそれらを 高く重ねようともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに あなたが居なくなった日も 叶わぬ夢を見ていた 悲しい事などあるのでしょうか あるのでしょうか さようなら さようなら くだらない感傷を捨てて しっかり歩けるのか わからないんだけど それでも全てを 上手く歌いたいともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 息の仕方思い出したよ あなたは今も 優しい顔で笑っていますか 笑っていますか 時が過ぎて遠くへ来たな 振り返るばかりじゃ いられないけど 光が射し込んだ この部屋の片隅で 分かり合えたこと 幾つも無いんだけど それでもそれらを 高く重ねようともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに 何があっても負けないように 最期に僕等 笑っていられたらそれでいいんだよ それでいいんだよ 少し上手く行かなかっただけ 僕等はそれにただ泣いただけ 光が射し込んだ この街の片隅で 確かに掴んだもの 幾つも無いんだけど それでもそれらを 高く重ねようともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに あなたが居なくなった日も 叶わぬ夢を見ていた 悲しい事などあるのでしょうか あるのでしょうか さようなら さようなら くだらない感傷を捨てて しっかり歩けるのか わからないんだけど それでも全てを 上手く歌いたいともがく 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに 僕等 積み木で遊ぶ子供みたいに |
東京 acoustic versionああ 全て見ないように 世界の隅々に落ちている 憂鬱や悲しみが あなたのものではないように 明日が音も立てずに 東の海から巡り巡って また消えて 夢を見るんだ ただそれだけだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ 忘れてはいけないことと 忘れなくてはいけないことを あなたと分け合って 辛いとも言えずに僕は消えた 空には星もないのに それすら気付かず笑う 笑って また泣いて 夢を見たんだ ただそれだけだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ 胸が痛くて 言葉が出ないよ 傷だらけの僕に 叫ぶんだ「さよなら」 冷め冷めと笑うあなたに 僕の声が届かない 僕らには見えないものが あなたには見えていたんだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | ああ 全て見ないように 世界の隅々に落ちている 憂鬱や悲しみが あなたのものではないように 明日が音も立てずに 東の海から巡り巡って また消えて 夢を見るんだ ただそれだけだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ 忘れてはいけないことと 忘れなくてはいけないことを あなたと分け合って 辛いとも言えずに僕は消えた 空には星もないのに それすら気付かず笑う 笑って また泣いて 夢を見たんだ ただそれだけだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ 胸が痛くて 言葉が出ないよ 傷だらけの僕に 叫ぶんだ「さよなら」 冷め冷めと笑うあなたに 僕の声が届かない 僕らには見えないものが あなたには見えていたんだ 冷め冷めと笑う東京の 影に立って歌ったら あなたには見えないものが 僕らには見えてきたよ |
空白の車窓から初めの一歩はいつも恐ろしい 空白は見渡す限り 昔は空っぽに思えた だから怖くて塗りつぶした 逆恨みや愚痴にはじまり 「それでも」ってとこに至った 強迫観念に似ていた 没頭が坂を転がった いざ行かんと始める決意 旅路の身支度と同義 終わらせる覚悟、梱包し スーツケース詰め込む行為 しんとした部屋が名残惜しい 静寂の全てを所有し シンクでは弾けた水滴 その程度が僕らの汽笛 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ 季節も昔は別れ惜しんだ 今じゃ「またな」も言わず去って ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで 去っていった人は多い ここ数年においたって 状況ならそれぞれだし 祈るよ彼らのこの先 離れた場所で上手くやって 笑って再会なら幸い だけど取り残されたような 酒では溶けきれぬ寂しさ 進んでるか戻ってんのか 早いのか遅いのかなんて 景色が見えてこそ分かって たまにそんな気付きがあって 僕にとって彼は景色で 彼にとって僕は景色で そうだ寂しさの原因は 同じ電車に乗れたらって 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ 上手く笑えない僕の手には 後どれくらいのやめない理由 ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで どっかで諦めている しょうがない、と思うことが多くなった 人は死ぬし 変わる 譲れないものが一つ僕の身体を貫いて 地面に突き刺さってるどんな風が吹いても折れないように どんな波が襲っても流されぬように そして、景色だけが流れてく 流れてく 流れてく またな またな また会えるかな また会えるよな もう無理かもな もう無理だよな 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ この先は空白だ もう恐れない 自由とはなんて寂しいんだろう ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで さよならまたねと別れたから 今日も会いに来たよ ただそれだけ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 初めの一歩はいつも恐ろしい 空白は見渡す限り 昔は空っぽに思えた だから怖くて塗りつぶした 逆恨みや愚痴にはじまり 「それでも」ってとこに至った 強迫観念に似ていた 没頭が坂を転がった いざ行かんと始める決意 旅路の身支度と同義 終わらせる覚悟、梱包し スーツケース詰め込む行為 しんとした部屋が名残惜しい 静寂の全てを所有し シンクでは弾けた水滴 その程度が僕らの汽笛 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ 季節も昔は別れ惜しんだ 今じゃ「またな」も言わず去って ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで 去っていった人は多い ここ数年においたって 状況ならそれぞれだし 祈るよ彼らのこの先 離れた場所で上手くやって 笑って再会なら幸い だけど取り残されたような 酒では溶けきれぬ寂しさ 進んでるか戻ってんのか 早いのか遅いのかなんて 景色が見えてこそ分かって たまにそんな気付きがあって 僕にとって彼は景色で 彼にとって僕は景色で そうだ寂しさの原因は 同じ電車に乗れたらって 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ 上手く笑えない僕の手には 後どれくらいのやめない理由 ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで どっかで諦めている しょうがない、と思うことが多くなった 人は死ぬし 変わる 譲れないものが一つ僕の身体を貫いて 地面に突き刺さってるどんな風が吹いても折れないように どんな波が襲っても流されぬように そして、景色だけが流れてく 流れてく 流れてく またな またな また会えるかな また会えるよな もう無理かもな もう無理だよな 終わることなんか知らなかった もう取り戻せないあの無邪気さ ただ知らない君より 知った君が 持ち得る光源 新しい夜へ この先は空白だ もう恐れない 自由とはなんて寂しいんだろう ただ車窓の景色の速度だけ早くなる 僕と歌だけ運んで さよならまたねと別れたから 今日も会いに来たよ ただそれだけ |
感情道路七号線生きるために死んで 享楽にえずいて 欲しいのは機関銃 恐れと己の 顔面撃ち抜いて 僕の雲を抱いて 偲ぶは7号線 友よ、この歌を歌うな 環状線に鯨 排気ガスを吸って孤独に遊泳 スターフォール 墜落したホームセンター それか確か僕の無名 この街には何故かポスト見当たらないのは 誰も伝えたいことなんて無くなったから サイレンが非常事態を叫ぶ毎日 ならば生きる為に叫べアイデンティティ 不許可の心携えた者の末路に 病める血気に頬が赤く染まるのを見た 大切なものは変わらず今日も手の中 毎夜確かめる変わらず今日も手の中 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 生きるために死んで 享楽にえずいて 欲しいのは機関銃 恐れと己の 顔面撃ち抜いて 僕の雲を抱いて 偲ぶは7号線 友よ、この歌を歌うな 環状線に鯨 排気ガスを吸って孤独に遊泳 スターフォール 墜落したホームセンター それか確か僕の無名 この街には何故かポスト見当たらないのは 誰も伝えたいことなんて無くなったから サイレンが非常事態を叫ぶ毎日 ならば生きる為に叫べアイデンティティ 不許可の心携えた者の末路に 病める血気に頬が赤く染まるのを見た 大切なものは変わらず今日も手の中 毎夜確かめる変わらず今日も手の中 |
ディザスター始まりは得てして些細だった 無知で非常識な夢想家 持たざる者特有の 怖いものなしの一歩 誰もが授かる訳ないギフト 限られてる手札くしくも 理解者ゼロだからひたすら 自殺志願者 オア 開拓者 青年のディザスター 無我夢中が貫く昼夜 鬱憤を打ち付けるシューター 「おまえじゃ無理」とのたまった 疑念の眉間を撃ち抜いた 共感と支持が伝播して 見ず知らずが共犯関係 伸るか反るかで伸る選べば 少なからず挑戦者 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ 憧れ 現実 過去 現在 収支と事情 照らし合わせ 「今思えば」が彩る数多くのディスコグラフィ 肩書は進行形の作品 止まる訳いかない疲れたで 価値は語れない数字と金 昼夜逆転のダメ人間 歪んだ分濃い陰影 無力感がうるさい夜は ヘッドフォンで耳を塞いだ くそくらえと罵った声 自分に刺さり抜けない棘 もういいかと腰を下ろせば そんなもんかと夢が笑った 没後評価されて喜ぶ 作家なんているもんか 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ 嵐の前、靴紐きつく 朝方の荒野の沈黙 向かい風に背を預けたら 図らずも追い風になった 困難はふいに訪れて 野望とか動機を試す 人が押し付ける褒章は 心底くそくらえ 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 始まりは得てして些細だった 無知で非常識な夢想家 持たざる者特有の 怖いものなしの一歩 誰もが授かる訳ないギフト 限られてる手札くしくも 理解者ゼロだからひたすら 自殺志願者 オア 開拓者 青年のディザスター 無我夢中が貫く昼夜 鬱憤を打ち付けるシューター 「おまえじゃ無理」とのたまった 疑念の眉間を撃ち抜いた 共感と支持が伝播して 見ず知らずが共犯関係 伸るか反るかで伸る選べば 少なからず挑戦者 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ 憧れ 現実 過去 現在 収支と事情 照らし合わせ 「今思えば」が彩る数多くのディスコグラフィ 肩書は進行形の作品 止まる訳いかない疲れたで 価値は語れない数字と金 昼夜逆転のダメ人間 歪んだ分濃い陰影 無力感がうるさい夜は ヘッドフォンで耳を塞いだ くそくらえと罵った声 自分に刺さり抜けない棘 もういいかと腰を下ろせば そんなもんかと夢が笑った 没後評価されて喜ぶ 作家なんているもんか 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ 嵐の前、靴紐きつく 朝方の荒野の沈黙 向かい風に背を預けたら 図らずも追い風になった 困難はふいに訪れて 野望とか動機を試す 人が押し付ける褒章は 心底くそくらえ 名シーンだけの人生じゃいられないな 不成功がもたらす栄光 延々待っても 来ない順番は 不名誉が僕らの名誉で ディザスター 危機が訪れて あれがはじまりだとのちに知るんだよ 笑えてくるぜ 笑えてくるぜ |
太陽の羽化群生するススキが 気が狂ったように手招きしてる 日差しは赤味がかり 夏では写せないものを露わにする それは そろそろ訪れる 太陽の羽化 状態としての生をボンネットに縫い付けて 身体を輸送する僕は 誰かが描いた白線に沿って 風景にこびりついた憂鬱 とたんに思い出が痙攣する 砂漠に埋まった貝殻で指を切る 今日も来る 暗色の悲しい兆し ついに訪れる 太陽の羽化 だけど 片方だけ 翅はなかった 季節ならさっき出て行った つまらない歌を置いてった 僕らは遠く離れた 取り返しのつかないほど 浮かぶことを諦めた 太陽が町を照らした 始まることをやめた今日が いつもの日常の振りした | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 群生するススキが 気が狂ったように手招きしてる 日差しは赤味がかり 夏では写せないものを露わにする それは そろそろ訪れる 太陽の羽化 状態としての生をボンネットに縫い付けて 身体を輸送する僕は 誰かが描いた白線に沿って 風景にこびりついた憂鬱 とたんに思い出が痙攣する 砂漠に埋まった貝殻で指を切る 今日も来る 暗色の悲しい兆し ついに訪れる 太陽の羽化 だけど 片方だけ 翅はなかった 季節ならさっき出て行った つまらない歌を置いてった 僕らは遠く離れた 取り返しのつかないほど 浮かぶことを諦めた 太陽が町を照らした 始まることをやめた今日が いつもの日常の振りした |
かつて焼け落ちた町世界中どこでも暮れる ありふれた夕日が 特別になったのは 僕らの育った町 知ってしまったから ここはかつて焼け落ちた町 笑えよ 泣けよ歌えよ 言葉は下らない 未来には届かない 僕らが頭を抱える 人生という旅路は帰り道 死ぬまでの 毛布に包まって 静寂の音に震え 花芽吹いて森が茂って 人が増えて集落となって それを戦火が全部さらって それに泣いてまた立ち上がって 人が集えばそこが町で いい人、悪い人もはらんで いがみ合って 愛し合って それを人は生活と呼んで 額に汗、騙し騙され 食う為には友も裏切って 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らが耳を澄ませる 海原には祈りが 沈んでるかもしれない 僕らが暮らしてる土地 そこには屍が 埋まってるかもしれない 歴史は繰り返し 土だけがそれを見ている たかが百年生きぬ癖に 生きる死ぬに悩みは尽きない 喜びの歌は未だ止まぬ 悲しみの歌もまた然り 陽が昇ったらそこが朝で 呼んでもないのに明けやがって 悩んだって 辛くたって 朝日の中、命たずさえて 人と人とが家庭になって そこで僕ら産声を上げて 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 人が集えばそこが町で それを戦火が全てさらって 青森空襲で焼け野原 瓦礫の中、焚き火に集って 人が集えばそこが町で 怒りも悲しみも持ち寄って 「この子だけはどうか助かって」 それが僕の親父の親父で 君が居るからここが家で 家があるから僕らの町で 生活して 歳をとって 朝日の中仕事に向かって 突然の悲劇に泣いたって 人と人とで慰めあって 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らの町 ここが僕らの町 ここが僕らの町 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 世界中どこでも暮れる ありふれた夕日が 特別になったのは 僕らの育った町 知ってしまったから ここはかつて焼け落ちた町 笑えよ 泣けよ歌えよ 言葉は下らない 未来には届かない 僕らが頭を抱える 人生という旅路は帰り道 死ぬまでの 毛布に包まって 静寂の音に震え 花芽吹いて森が茂って 人が増えて集落となって それを戦火が全部さらって それに泣いてまた立ち上がって 人が集えばそこが町で いい人、悪い人もはらんで いがみ合って 愛し合って それを人は生活と呼んで 額に汗、騙し騙され 食う為には友も裏切って 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らが耳を澄ませる 海原には祈りが 沈んでるかもしれない 僕らが暮らしてる土地 そこには屍が 埋まってるかもしれない 歴史は繰り返し 土だけがそれを見ている たかが百年生きぬ癖に 生きる死ぬに悩みは尽きない 喜びの歌は未だ止まぬ 悲しみの歌もまた然り 陽が昇ったらそこが朝で 呼んでもないのに明けやがって 悩んだって 辛くたって 朝日の中、命たずさえて 人と人とが家庭になって そこで僕ら産声を上げて 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 人が集えばそこが町で それを戦火が全てさらって 青森空襲で焼け野原 瓦礫の中、焚き火に集って 人が集えばそこが町で 怒りも悲しみも持ち寄って 「この子だけはどうか助かって」 それが僕の親父の親父で 君が居るからここが家で 家があるから僕らの町で 生活して 歳をとって 朝日の中仕事に向かって 突然の悲劇に泣いたって 人と人とで慰めあって 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らの町 ここが僕らの町 ここが僕らの町 |
アオモリオルタナティブ放課後チャリでにけつライブハウス たくやのムスタングは水色 どんな未来を迎えようとも 恐れるに足りぬ 青さが血走る MarshallとOrangeツインギター 道違えど出所は同じ トラブったら入力から辿れ 最初に言われた 間違いなかった 国道から脇道に入り 陽も届かぬ路地に 世間知らずがたむろすれば 世間知らずが世間だった あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 どっから来たかの話じゃなく 何処へ向かうかの話ならば 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 今夜、数多の答え合わせ 生きてる限り何かの途中 仕事の愚痴 娘、反抗期 病んだことも挫折したことも 笑い話にできたことは多い そうじゃないことは誰もが秘めるから 所々に涙の跡 ヘンゼルのパン屑みたいに辿る むつ市本町通り雨上がり いつのわだかまり 今夜種明かし くたばる為に生きた訳じゃねえ 歩いた道程を 負けや恥と吐き捨てるな それこそが君の成り立ちなんだから あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 思い出話の栞程度 不幸はピリオドなんかじゃねえ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 過去と今日との答え合わせ 生きてる限り何かの途中 ミスった時こそ涼しい顔 伺うんじゃなく睨みつけろ ここぞという時にペダルを踏め 鬱屈も増幅すればアートたり得る 幾度挫けて身の丈を知って でも「ひょっとしたら」が「もう一度」と急かす 人生変える何かにも始まりはある それが今日じゃ駄目な理由は一つもない あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 自分の成り立ちを知ってこそ 理想の成り行き描けるんだ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール いつかこの歌の答え合わせしようぜ 僕らはずっと途中 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 放課後チャリでにけつライブハウス たくやのムスタングは水色 どんな未来を迎えようとも 恐れるに足りぬ 青さが血走る MarshallとOrangeツインギター 道違えど出所は同じ トラブったら入力から辿れ 最初に言われた 間違いなかった 国道から脇道に入り 陽も届かぬ路地に 世間知らずがたむろすれば 世間知らずが世間だった あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 どっから来たかの話じゃなく 何処へ向かうかの話ならば 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 今夜、数多の答え合わせ 生きてる限り何かの途中 仕事の愚痴 娘、反抗期 病んだことも挫折したことも 笑い話にできたことは多い そうじゃないことは誰もが秘めるから 所々に涙の跡 ヘンゼルのパン屑みたいに辿る むつ市本町通り雨上がり いつのわだかまり 今夜種明かし くたばる為に生きた訳じゃねえ 歩いた道程を 負けや恥と吐き捨てるな それこそが君の成り立ちなんだから あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 思い出話の栞程度 不幸はピリオドなんかじゃねえ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 過去と今日との答え合わせ 生きてる限り何かの途中 ミスった時こそ涼しい顔 伺うんじゃなく睨みつけろ ここぞという時にペダルを踏め 鬱屈も増幅すればアートたり得る 幾度挫けて身の丈を知って でも「ひょっとしたら」が「もう一度」と急かす 人生変える何かにも始まりはある それが今日じゃ駄目な理由は一つもない あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 自分の成り立ちを知ってこそ 理想の成り行き描けるんだ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール いつかこの歌の答え合わせしようぜ 僕らはずっと途中 |
戸山団地のレインボー戸山団地のレインボー あれはまだ引っ越したばっかの 八月の激暑 青森じゃ数年に一度の 買えなかった冷房 扇風機はしおらしく重労働 夢見てた成功 バイトも辞めて失くした退路 子供の頃から焦がれて 虜になった 幾人もが辞めて 無理と笑われて もう夢物語じゃない 現実の肌触り 金と生活の狭間に 夢が挟まってたんだ 戸山団地のレインボー 僕はまだ信じてみてもいいか? ああ 今だけの音色 苦悩、苦痛も不可欠な色彩 土砂降りのレインボー 序章だけずっと生きてた気がして ああ 行き先不明瞭 エンディングは迎えにこないから 44号線の 農道と新幹線の高架下 日陰者の根城 すれ違うのは軽トラと季節だけ 足取りを清書 憤りも推敲を重ねて 泥のついた名著 労働の空き間に夢が暮らしてる 自分を疑いそうなら いっそ疑って 問い詰めたんだ 本心はどうなんだ? 月末の支払いに もどかしいこの苛立ち 天秤揺れる余地もなく やるしかない人生だ 戸山団地のレインボー 僕はまだ信じてみてもいいか? ああ ここだけの音色 不平、不満も不可欠な色彩 土砂降りのレインボー 助走だけずっと走ってきたんだ ああ 行き先不明瞭 エンディングは迎えにこないから 居酒屋、カフェ、県のイベント タウンホール、前座、武道館 どこだって歌わない上辺 どうせ賑やかしには似合わねえ 根拠のない自信はもう捨てて 根拠のある自信を探し出せ たかが太陽光の反射に ほだされて定まった決意じゃねえ 失敗や困難だらけの僕らだから 僕らだけの景色を描けるはずだよな その返事みたいに 合図みたいに 虹が架かった 道は繋がった 戸山団地のレインボー 君はまだ信じていてくれるか? ああ 僕だけの音色 失意、挫折も不可欠な色彩 土砂降りレインボー 序章からやっと抜けたところ ああ 行き先不明瞭 エンディングを迎えに行くんだ 戸山団地のレインボー あれはまだ引っ越したばっかで 夢見てた成功 希望を足せば僕だけの色彩 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 戸山団地のレインボー あれはまだ引っ越したばっかの 八月の激暑 青森じゃ数年に一度の 買えなかった冷房 扇風機はしおらしく重労働 夢見てた成功 バイトも辞めて失くした退路 子供の頃から焦がれて 虜になった 幾人もが辞めて 無理と笑われて もう夢物語じゃない 現実の肌触り 金と生活の狭間に 夢が挟まってたんだ 戸山団地のレインボー 僕はまだ信じてみてもいいか? ああ 今だけの音色 苦悩、苦痛も不可欠な色彩 土砂降りのレインボー 序章だけずっと生きてた気がして ああ 行き先不明瞭 エンディングは迎えにこないから 44号線の 農道と新幹線の高架下 日陰者の根城 すれ違うのは軽トラと季節だけ 足取りを清書 憤りも推敲を重ねて 泥のついた名著 労働の空き間に夢が暮らしてる 自分を疑いそうなら いっそ疑って 問い詰めたんだ 本心はどうなんだ? 月末の支払いに もどかしいこの苛立ち 天秤揺れる余地もなく やるしかない人生だ 戸山団地のレインボー 僕はまだ信じてみてもいいか? ああ ここだけの音色 不平、不満も不可欠な色彩 土砂降りのレインボー 助走だけずっと走ってきたんだ ああ 行き先不明瞭 エンディングは迎えにこないから 居酒屋、カフェ、県のイベント タウンホール、前座、武道館 どこだって歌わない上辺 どうせ賑やかしには似合わねえ 根拠のない自信はもう捨てて 根拠のある自信を探し出せ たかが太陽光の反射に ほだされて定まった決意じゃねえ 失敗や困難だらけの僕らだから 僕らだけの景色を描けるはずだよな その返事みたいに 合図みたいに 虹が架かった 道は繋がった 戸山団地のレインボー 君はまだ信じていてくれるか? ああ 僕だけの音色 失意、挫折も不可欠な色彩 土砂降りレインボー 序章からやっと抜けたところ ああ 行き先不明瞭 エンディングを迎えに行くんだ 戸山団地のレインボー あれはまだ引っ越したばっかで 夢見てた成功 希望を足せば僕だけの色彩 |
間抜けなニムロド間抜けなニムロド 冬枯れの街路樹の根本 コインを拾うと 瓶の王冠と気付いて 指切り手袋、湿って 舌打つクリスマスマーケット 電飾に繋がれた星が 生意気に光る 君はどんどん速くなる 時間すらそれに戸惑う 理解されるより、理解するんだ 君が指揮者 涙と笑顔着こなして 高飛車に季節を奏で いつか掘り起こそう 雪解けの庭 今日の化石を かわいいニムロド 悩みの夜、眠りの水際 鼻歌はまるで ノイローゼのハミングバード 魔法はとうに解けたから 解決法は知恵の輪 それでも疑うことはしないで 正しく痛がる 背丈は語彙を飛び越して 分からずともなお喋れ 押し付けられるより、押し付けるんだ君の意味を 嘘もどんどん上手くなる あざむいて胸を撫で下ろす そして、のちに腐れ縁になる負い目が 産声あげる 地元の四辻を右往左往 街を出ればもう笑い話 小さな街の小さな部屋で 小さな星の小さな国で 大きなニムロド 身体もいずれそれに似合うよ 大きなニムロド 銀河が目の奥、渦巻いてる 君がどんどん離れてく 寂しさすら目を見開く 汚れた爪で引っ掻いたのは 確か、世界の不確か 変わらぬものを変えるのが そう信じる者だけなら 愚かさも時には強さになる もしかしたらだけど | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 間抜けなニムロド 冬枯れの街路樹の根本 コインを拾うと 瓶の王冠と気付いて 指切り手袋、湿って 舌打つクリスマスマーケット 電飾に繋がれた星が 生意気に光る 君はどんどん速くなる 時間すらそれに戸惑う 理解されるより、理解するんだ 君が指揮者 涙と笑顔着こなして 高飛車に季節を奏で いつか掘り起こそう 雪解けの庭 今日の化石を かわいいニムロド 悩みの夜、眠りの水際 鼻歌はまるで ノイローゼのハミングバード 魔法はとうに解けたから 解決法は知恵の輪 それでも疑うことはしないで 正しく痛がる 背丈は語彙を飛び越して 分からずともなお喋れ 押し付けられるより、押し付けるんだ君の意味を 嘘もどんどん上手くなる あざむいて胸を撫で下ろす そして、のちに腐れ縁になる負い目が 産声あげる 地元の四辻を右往左往 街を出ればもう笑い話 小さな街の小さな部屋で 小さな星の小さな国で 大きなニムロド 身体もいずれそれに似合うよ 大きなニムロド 銀河が目の奥、渦巻いてる 君がどんどん離れてく 寂しさすら目を見開く 汚れた爪で引っ掻いたのは 確か、世界の不確か 変わらぬものを変えるのが そう信じる者だけなら 愚かさも時には強さになる もしかしたらだけど |
カシオピア係留所生後間もない詩を引き連れ 桑の枝に旋律を括り付け 制服の丈に似合わない 言葉らを鞄に忍ばせて カシオピア係留所の灯りの下 逃れられない君の影の常に逆に 進むべき光 生まれながらに記されてた 足元にある宇宙の影絵 カシオピア係留所の灯りの下 秘めた意志 急かす未知 受け取って手渡すこと 身を焦がした この好奇心が身を滅ぼすと 知ったとしても 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら この痛みだけは彼らと似ている 躊躇せず それを書き足せ その痛みは共通言語だ 夜空を塞ぐ星座に睨まれて 大きなものの一部だと悟った だけど迷い、選ぶ意志は 自分の中にあると知って カシオピア係留所の灯りの下 届かないならそれでいい 果たせないことが辛いよ 願うことも吹き消したとき 訪れた闇 でも本当は 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 長い旅路 多くの涙と 苦悩の果てに やっと見つけた 原型も時に 容易く盗まれて 痛てえと笑い それを書き足せ その痛みは共通言語だ それはまだ空が語る以前の 願い達が残した書置き 痛みの堆積が歴史だ それが僕らの最初の武器 カシオピア係留所の灯りの下 息を止めないで どうせ灰になるなら いっそ燃やして 駆動する鼓動 残さず遺す 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら それに立つこの言葉は 過去の誰とも違う 自惚れて それを書き足せ その痛みは共通言語だ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 生後間もない詩を引き連れ 桑の枝に旋律を括り付け 制服の丈に似合わない 言葉らを鞄に忍ばせて カシオピア係留所の灯りの下 逃れられない君の影の常に逆に 進むべき光 生まれながらに記されてた 足元にある宇宙の影絵 カシオピア係留所の灯りの下 秘めた意志 急かす未知 受け取って手渡すこと 身を焦がした この好奇心が身を滅ぼすと 知ったとしても 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら この痛みだけは彼らと似ている 躊躇せず それを書き足せ その痛みは共通言語だ 夜空を塞ぐ星座に睨まれて 大きなものの一部だと悟った だけど迷い、選ぶ意志は 自分の中にあると知って カシオピア係留所の灯りの下 届かないならそれでいい 果たせないことが辛いよ 願うことも吹き消したとき 訪れた闇 でも本当は 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 長い旅路 多くの涙と 苦悩の果てに やっと見つけた 原型も時に 容易く盗まれて 痛てえと笑い それを書き足せ その痛みは共通言語だ それはまだ空が語る以前の 願い達が残した書置き 痛みの堆積が歴史だ それが僕らの最初の武器 カシオピア係留所の灯りの下 息を止めないで どうせ灰になるなら いっそ燃やして 駆動する鼓動 残さず遺す 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら それに立つこの言葉は 過去の誰とも違う 自惚れて それを書き足せ その痛みは共通言語だ |
スワイプやくざのバイトで密漁 溺れて死んだ上級生 昔はやればできる子 憑りつかれたなら手遅れ 自殺者は年何万人 多重債務者の行く先 孤独死は何パーセント 記事では見えない想いないがしろ ガスってる山景、薄青 パッキングした幾つかの 思い出は捨てる 故郷の名も無き商店の屑かご 逃げられない 町の馴れ合い 半ば投げやり 駆けど宛てない 外は嵐で誓う決別 君は温い部屋で眠ってる 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で 僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ 絶えない勇気は篝火 煌々と君の喉仏を照らす だけど同時に苛立たしい ゆらゆらと揺れる陰が君を妬む やむ を得ずを選んだ手段に いつか選ばれる未来はぬかるみ やるしかないをやっただけ 手も真っ赤に染まった朝焼け 従って右ならえ そうすればありつけた端金 そんで支払ったのは幸せ 卑下で埋める部屋の隙間風 こっからもう一歩 抜け出す為の微かな希望 君の笑顔で癒えた傷がある 次は必ず上手くやる 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ ついに見えてきた出口 心なしか鳥たちもさえずり 上手くやれてる自分に驚く まさかあの日と地続き このまま君と手繋いで 胸躍る期待と未来へ けどすり抜けたこの手もしかして いつかの罪悪で血まみれ いつか僕も数字になる スワイプで過ぎ去る記事になる ここに存在する確かな想い 数行で語られる幻 泥沼の悲しみも どん底の喜びも 強奪された怒りも リライトできないシナリオ 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 今日をスワイプ 今日をスワイプ あらすじに閉じ込められた生涯 今日をスワイプ 今日をスワイプ 忘れ去られた叫びと贖罪 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | やくざのバイトで密漁 溺れて死んだ上級生 昔はやればできる子 憑りつかれたなら手遅れ 自殺者は年何万人 多重債務者の行く先 孤独死は何パーセント 記事では見えない想いないがしろ ガスってる山景、薄青 パッキングした幾つかの 思い出は捨てる 故郷の名も無き商店の屑かご 逃げられない 町の馴れ合い 半ば投げやり 駆けど宛てない 外は嵐で誓う決別 君は温い部屋で眠ってる 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で 僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ 絶えない勇気は篝火 煌々と君の喉仏を照らす だけど同時に苛立たしい ゆらゆらと揺れる陰が君を妬む やむ を得ずを選んだ手段に いつか選ばれる未来はぬかるみ やるしかないをやっただけ 手も真っ赤に染まった朝焼け 従って右ならえ そうすればありつけた端金 そんで支払ったのは幸せ 卑下で埋める部屋の隙間風 こっからもう一歩 抜け出す為の微かな希望 君の笑顔で癒えた傷がある 次は必ず上手くやる 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 暮れる 暮れる 暮れる陽を止めろ ついに見えてきた出口 心なしか鳥たちもさえずり 上手くやれてる自分に驚く まさかあの日と地続き このまま君と手繋いで 胸躍る期待と未来へ けどすり抜けたこの手もしかして いつかの罪悪で血まみれ いつか僕も数字になる スワイプで過ぎ去る記事になる ここに存在する確かな想い 数行で語られる幻 泥沼の悲しみも どん底の喜びも 強奪された怒りも リライトできないシナリオ 不景気な地方自治体 おばあちゃんかかる特殊詐欺 週明け上がる水死体 大人のせいで子供死んだり 全て忘れて踊れと怒鳴る祭り囃子 平穏の舞台裏に 出番を待っている死神 市民を殴る警備隊 不正も手当たり次第 砲弾発射の耳鳴り 都市近郊の軍事支配 逃れられぬ町で僕らせめて夢を見たい 誰もが背負う生き恥 だから濃い夕日の色彩 今日をスワイプ 今日をスワイプ あらすじに閉じ込められた生涯 今日をスワイプ 今日をスワイプ 忘れ去られた叫びと贖罪 |
インヒューマンエンパシー自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ 新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も 僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない 信頼に足る未来を選んでただけ ずっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと 疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む 人とは違う国へ この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう 社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ 幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる 審判は傲慢な選別だ きっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない 僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み 下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ 今夜 美しい過去を持てなかった僕らが 美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ 見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る 勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ 新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も 僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない 信頼に足る未来を選んでただけ ずっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと 疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む 人とは違う国へ この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう 社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ 幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる 審判は傲慢な選別だ きっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない 僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み 下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ 今夜 美しい過去を持てなかった僕らが 美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ 見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る 勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ |
ごめんねオデッセイ朝日が見たい 寝て起きて 食うための労働 生きるための咆哮 プラスアルファコード 止むを得ない表現欲求 ネット通販、パーソナライズ広告 消費と同じ棚に並べられた慟哭 衝動 情動 ひらめきの発光ダイオード 掴んでは消える毎秒 それと個人輸入代行 すぐ眠れるあれがいる 労働の鼻歌と歌詞が蝶々結びで風立ちぬ くそくらえマネタイズ どうでもいい 躁でもいい 歩くべき道をひたすら歩く 見るために行くんだ 行くために作った 繋がりたいから握った掌 寂しさに憑りついたソーシャルメディア くそったれ奴隷化 去勢派 憧れは常に身体より早い だから満身創痍 みんな傷だらけだ大体 分かってる 分かってる 言わなくても分かってる そういう奴らの作品には常に血が混ざってる 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を 「詩」と打ったら思いがけずに「死」と変換される 過去の自分から届いた言伝、ダイレクトメール 過ぎ去った日だと誤魔化す 在りし日のセルフオマージュ 後に分かるメッセージ、次元越えるクーパーとマーフ 変わらないものなんてなかった 悲しいかな その喪失自体が僕らをここまで突き動かしたんだと気付いた どれだけ失って必死に叶えた夢だって 後ろめたければじわじわ突き刺さってゆくナイフと似ていた 午前11時 待合室で待ちぼうけ 来るはずのものは来ないんだと気付いたからこその身の上 風が揺れて過ぎ去って カーテンレールが鳴らすオクターブ 呼ばれた名前が自分なのかすらも疑う 旅の結論に至る場所がこんな所とは まさか まさか と嘆いたのは夏の彼方 裸さながらあらわな雨傘 ならばただたださらば 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を 失ってから気付くんじゃない気付くために失った そう言い聞かせれば後に発火して眩いユリイカ 観客席は今日も今日とて騒々しい無人だ 過去と未来が顕現する耳鳴りとスピーカー 疑いと確信の両翼で僕らは少し進む 項垂れた影が落ちる、日に焼けたリノリウム 陽の出る時を拒む、夜に住まうヒロイズム 過ぎた分は抜け目ない偽らざる一滴 誇れるものは何もない 賭けた五桁のバイト代 ありそうでも存在しない曖昧な才能の価値 一人の生身の人間が疲弊しながら進むのだ 擦り減った踵にこれまでの葛藤と苦難を想いな 未だに遠くで止むことはないあの日の8ビート 行きは勇み帰りには果てて眠る窓際のシート 我こそが陰日向に根を張り巡らせた詠み人 そう言い張る気力はまだあるかポエトリーよ 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い 淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 朝日が見たい 寝て起きて 食うための労働 生きるための咆哮 プラスアルファコード 止むを得ない表現欲求 ネット通販、パーソナライズ広告 消費と同じ棚に並べられた慟哭 衝動 情動 ひらめきの発光ダイオード 掴んでは消える毎秒 それと個人輸入代行 すぐ眠れるあれがいる 労働の鼻歌と歌詞が蝶々結びで風立ちぬ くそくらえマネタイズ どうでもいい 躁でもいい 歩くべき道をひたすら歩く 見るために行くんだ 行くために作った 繋がりたいから握った掌 寂しさに憑りついたソーシャルメディア くそったれ奴隷化 去勢派 憧れは常に身体より早い だから満身創痍 みんな傷だらけだ大体 分かってる 分かってる 言わなくても分かってる そういう奴らの作品には常に血が混ざってる 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を 「詩」と打ったら思いがけずに「死」と変換される 過去の自分から届いた言伝、ダイレクトメール 過ぎ去った日だと誤魔化す 在りし日のセルフオマージュ 後に分かるメッセージ、次元越えるクーパーとマーフ 変わらないものなんてなかった 悲しいかな その喪失自体が僕らをここまで突き動かしたんだと気付いた どれだけ失って必死に叶えた夢だって 後ろめたければじわじわ突き刺さってゆくナイフと似ていた 午前11時 待合室で待ちぼうけ 来るはずのものは来ないんだと気付いたからこその身の上 風が揺れて過ぎ去って カーテンレールが鳴らすオクターブ 呼ばれた名前が自分なのかすらも疑う 旅の結論に至る場所がこんな所とは まさか まさか と嘆いたのは夏の彼方 裸さながらあらわな雨傘 ならばただたださらば 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を 失ってから気付くんじゃない気付くために失った そう言い聞かせれば後に発火して眩いユリイカ 観客席は今日も今日とて騒々しい無人だ 過去と未来が顕現する耳鳴りとスピーカー 疑いと確信の両翼で僕らは少し進む 項垂れた影が落ちる、日に焼けたリノリウム 陽の出る時を拒む、夜に住まうヒロイズム 過ぎた分は抜け目ない偽らざる一滴 誇れるものは何もない 賭けた五桁のバイト代 ありそうでも存在しない曖昧な才能の価値 一人の生身の人間が疲弊しながら進むのだ 擦り減った踵にこれまでの葛藤と苦難を想いな 未だに遠くで止むことはないあの日の8ビート 行きは勇み帰りには果てて眠る窓際のシート 我こそが陰日向に根を張り巡らせた詠み人 そう言い張る気力はまだあるかポエトリーよ 行けども行けども降り積む雪ばかり 終わりは見えない ごめんねオデッセイ あの春眩い 淀みない灯火 ここは寒い くださいください 木漏れ日を 木漏れ日を |
君はまだ夏を知らない七月の風は人見知りしない 車の窓から手を伸ばして握手をする 思い悩みは綺麗さっぱり捨ててしまいたい 嫌味を言うほど人生は長くはない 優しい奴と強い奴は 決して決して矛盾しない そんな事より海が見えたよ 夏が終わってしまう前に 永遠に続ような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか 君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで 泣かせた夜を恨んだとて 躓いた小石を罵るとて 自分自身はどうか憎まないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 辛いことは全部話して なんて言われても気恥ずかしいから口ごもった 日焼けの跡は誇らしげに何かの証 だけど冬には消えてしまうこと僕は知ってる 正直者と利口な奴は 決して決して矛盾しない そんな事より明日どこに行く 夏が終わってしまう前に 星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか 君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで 下らない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて 自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 掌の上の小さいスノードーム 僕から見れば 君の世界は だけどそこには僕が知らない 透明で泥だらけな季節がある 教えてくれよ 綺麗なもの 木の根に埋めた宝物とか 恐ろしい事 恥ずかしい事 僕がとっくに忘れたこと 君の横顔に過去を見たのだ その痛みには身に覚えがあるのだ 君のその全ての一挙手一投足に 思い出と未来が同居して 君の真夏の出演者になって 世界の景色が変わる海辺 季節が留まり永遠ならいいな だって僕はまだ夏を知らない たった七つしか 僕は君との夏を知らない たった七つしか | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 七月の風は人見知りしない 車の窓から手を伸ばして握手をする 思い悩みは綺麗さっぱり捨ててしまいたい 嫌味を言うほど人生は長くはない 優しい奴と強い奴は 決して決して矛盾しない そんな事より海が見えたよ 夏が終わってしまう前に 永遠に続ような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか 君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで 泣かせた夜を恨んだとて 躓いた小石を罵るとて 自分自身はどうか憎まないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 辛いことは全部話して なんて言われても気恥ずかしいから口ごもった 日焼けの跡は誇らしげに何かの証 だけど冬には消えてしまうこと僕は知ってる 正直者と利口な奴は 決して決して矛盾しない そんな事より明日どこに行く 夏が終わってしまう前に 星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか 君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで 下らない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて 自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 掌の上の小さいスノードーム 僕から見れば 君の世界は だけどそこには僕が知らない 透明で泥だらけな季節がある 教えてくれよ 綺麗なもの 木の根に埋めた宝物とか 恐ろしい事 恥ずかしい事 僕がとっくに忘れたこと 君の横顔に過去を見たのだ その痛みには身に覚えがあるのだ 君のその全ての一挙手一投足に 思い出と未来が同居して 君の真夏の出演者になって 世界の景色が変わる海辺 季節が留まり永遠ならいいな だって僕はまだ夏を知らない たった七つしか 僕は君との夏を知らない たった七つしか |
超新星どこの誰だと問われ行く道を指さす 野望はあらすじより似付かわしい背表紙 今日の風はどうだ けぶる都市の荒野 itunesに弾を込めろ 銃座にアイロニー やった分の金は貰う だけど手にしたいのは 金で買えないもの だからこその出来事 喜び、ほころび 花は芽吹く泥濘 まさかとよもやが明日以降待つきっと 病んだって生きる為に笑う笑う 幸、不幸も生きていれば代わる代わる 行けるとこまで行く 行けるとこまで行く 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で 君の姿夕景 儚いその縁取り 涙こらえる瞳 祈りだけが付き添い 弱いと認めたとき味方になる無知の知 あやふやな勇気に、かさぶただある意味 君は輝く だけど絡まる 軋轢には憚る けど余計胸は高鳴る 早まる 覚えといて損はない「世の中そんな甘くない」 知った風な奴らは世の中代表じゃない 最悪な予感ばかりが付きまとい 君は夜に仄明るい月纏い どこまでも羽ばたけ どこまでも羽ばたけ 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で 報復が好物 隙を狙うローンウルフ 温みを知り頬擦る 子供の毛で血を拭う 幸福は過ぎた願い 目を背けた青空 虚飾も卑下も脱いで なお残る我が身アートマン 涙目 ありったけ 見たまんま傷だらけ 情けねえ姿で今日の生身を歌え 誰が為鳴る鐘 闇を穿つ雨だれ あなたへ突き刺され あと少しだ朝まで 所有権は僕以外あり得ない 一小節で世界凍り付かせたい これは手放せない これは手放せない 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | どこの誰だと問われ行く道を指さす 野望はあらすじより似付かわしい背表紙 今日の風はどうだ けぶる都市の荒野 itunesに弾を込めろ 銃座にアイロニー やった分の金は貰う だけど手にしたいのは 金で買えないもの だからこその出来事 喜び、ほころび 花は芽吹く泥濘 まさかとよもやが明日以降待つきっと 病んだって生きる為に笑う笑う 幸、不幸も生きていれば代わる代わる 行けるとこまで行く 行けるとこまで行く 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で 君の姿夕景 儚いその縁取り 涙こらえる瞳 祈りだけが付き添い 弱いと認めたとき味方になる無知の知 あやふやな勇気に、かさぶただある意味 君は輝く だけど絡まる 軋轢には憚る けど余計胸は高鳴る 早まる 覚えといて損はない「世の中そんな甘くない」 知った風な奴らは世の中代表じゃない 最悪な予感ばかりが付きまとい 君は夜に仄明るい月纏い どこまでも羽ばたけ どこまでも羽ばたけ 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で 報復が好物 隙を狙うローンウルフ 温みを知り頬擦る 子供の毛で血を拭う 幸福は過ぎた願い 目を背けた青空 虚飾も卑下も脱いで なお残る我が身アートマン 涙目 ありったけ 見たまんま傷だらけ 情けねえ姿で今日の生身を歌え 誰が為鳴る鐘 闇を穿つ雨だれ あなたへ突き刺され あと少しだ朝まで 所有権は僕以外あり得ない 一小節で世界凍り付かせたい これは手放せない これは手放せない 失ったらもういいぜ 僕だったら超新星 眩しく輝いて 消えても消えない夢 駄目だったらもういいぜ 灰になれ超新星 目が眩む残像を 空の隅に残す 見上げてくれ葬式で |
海洋生命水を売るならば乾燥した砂漠で 安心を売るならば干からびた不安へ 不安がないならば、電波でばらまいて 強迫観念の砂漠を各地にばらまいて 目を閉じて、良心は「痛くない」と笑った 耳を塞ぎ、疑念も秋の凪さながら 口を閉ざし、譲歩と同調を患った 巻かれた長いもので首を括るつもりか あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 狂乱の時代の舞台装置の添え木 馬鹿な振りして強引に引っこ抜くポエジー 価値観は眼差し メッセージは刃先 突き動かす幼い報われぬ日の形見 奪われたから奪うじゃ脱せない円環 許すことで得るはず 相応な哲学 降下する深海は母親のメタファー 存在の喘鳴を絶え絶え燃え上がらす あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 父さん母さんもう悲しくなんかありません 泣きわめく代わりに慟哭を書き溜める ここはゴミ捨て場 切望たちの墓場 虐げられた同士達が集う洞穴 傷を舐め合う時代は過ぎているとっくに 醸造された憤りを回し飲む同類 死に物狂い おためごかしの警告無視 乱射する弾丸が射貫いたのは虚無主義 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 水を売るならば乾燥した砂漠で 安心を売るならば干からびた不安へ 不安がないならば、電波でばらまいて 強迫観念の砂漠を各地にばらまいて 目を閉じて、良心は「痛くない」と笑った 耳を塞ぎ、疑念も秋の凪さながら 口を閉ざし、譲歩と同調を患った 巻かれた長いもので首を括るつもりか あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 狂乱の時代の舞台装置の添え木 馬鹿な振りして強引に引っこ抜くポエジー 価値観は眼差し メッセージは刃先 突き動かす幼い報われぬ日の形見 奪われたから奪うじゃ脱せない円環 許すことで得るはず 相応な哲学 降下する深海は母親のメタファー 存在の喘鳴を絶え絶え燃え上がらす あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 父さん母さんもう悲しくなんかありません 泣きわめく代わりに慟哭を書き溜める ここはゴミ捨て場 切望たちの墓場 虐げられた同士達が集う洞穴 傷を舐め合う時代は過ぎているとっくに 醸造された憤りを回し飲む同類 死に物狂い おためごかしの警告無視 乱射する弾丸が射貫いたのは虚無主義 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 |
まっさら嵐に飲まれた次の朝 全部を失くして棒立ちだ 生まれたばっかの赤ん坊は きっとこんな気分だから泣くんだ 蛇口をひねって水を飲む 死にたいときでも喉は乾く 身体は足りないものを欲する 頭はいっぱいだと減らしたがる できればシンプルに生きたいな 大事なものは一個でいい そう思っても増えてゆく 大事なものに苦笑い 守りたいゆえに投げやりな 無鉄砲も憚られるもんで それを臆病と言われんなら そう墓石に刻んで構わない 落ち葉を鳴らし歩く くたびれた町を撫でる 木枯らしが慰める きっと明日は雪だよ 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 期待なんかしないと言ってたくせに 悲しくなってる馬鹿野郎 涙と後悔の落書きみたい 白紙に戻れない僕らだから これまで傷つきすぎたから 多くは望まないってのは分かる だけどときたま訪れる 喜びにも眉をひそめて くさして、貶して、唾吐いて 捻じれた心に見失う 本当の自分なんてもんはいつも ゆがみの根元に雲隠れ 見上げた飛行機雲の 出所が見つからない だけど存在したのは 確かだ 確かだ 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 これからの事は分からない 分からない事には怯えない 明日なんかに汚されはしない 白紙に戻れない僕らだから 嵐の晩に僕は願う 全部消えろとそっと願う 消えたら消えたできっと泣く 最悪な僕を押し込める 明日はいいことがあるって 根拠がないと不安になる だから根拠を探している 見つからないから泣けてくる 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 描きなおせない絵画か 消しゴムのない長編小説 今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 嵐に飲まれた次の朝 全部を失くして棒立ちだ 生まれたばっかの赤ん坊は きっとこんな気分だから泣くんだ 蛇口をひねって水を飲む 死にたいときでも喉は乾く 身体は足りないものを欲する 頭はいっぱいだと減らしたがる できればシンプルに生きたいな 大事なものは一個でいい そう思っても増えてゆく 大事なものに苦笑い 守りたいゆえに投げやりな 無鉄砲も憚られるもんで それを臆病と言われんなら そう墓石に刻んで構わない 落ち葉を鳴らし歩く くたびれた町を撫でる 木枯らしが慰める きっと明日は雪だよ 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 期待なんかしないと言ってたくせに 悲しくなってる馬鹿野郎 涙と後悔の落書きみたい 白紙に戻れない僕らだから これまで傷つきすぎたから 多くは望まないってのは分かる だけどときたま訪れる 喜びにも眉をひそめて くさして、貶して、唾吐いて 捻じれた心に見失う 本当の自分なんてもんはいつも ゆがみの根元に雲隠れ 見上げた飛行機雲の 出所が見つからない だけど存在したのは 確かだ 確かだ 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 これからの事は分からない 分からない事には怯えない 明日なんかに汚されはしない 白紙に戻れない僕らだから 嵐の晩に僕は願う 全部消えろとそっと願う 消えたら消えたできっと泣く 最悪な僕を押し込める 明日はいいことがあるって 根拠がないと不安になる だから根拠を探している 見つからないから泣けてくる 君の目は真っ赤だ 何があった涙 泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日 描きなおせない絵画か 消しゴムのない長編小説 今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから |
自由に向かって逃げろ胸騒ぎは空蝉の花 夏は綺麗なソーダ色 あの子が恋する夜 僕は背景にすらなれなかった 蒸気船をぼんやり見ては 川沿いの草むらに捨て 蠅が群がっているのは きっとあの日の勇気だ 息を止めたら肺の奥で膨らむ 不安の原因はこの川下で行方知れず 夕方の空砲が鳴り響く頃に発見された 見るも無残な思い出に「そんなまさかって」泣き叫んだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を騙せないよう 僕の欺瞞を晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって 朝の礼拝うまくさぼって 水車小屋で枝を削る 僕らを阻むものは“当たり前”と“それなり”だ 英雄にはなれなそうだ 僕らのあの冒険心は 幼い日の化け物屋敷 きっと置き去りにしてきた 教科書をインクで真っ黒に塗り潰して君は 「僕らが学ぶべきなのはこれだよ」って笑った あの日憎んでた大人に 僕は今日も頭を下げる あの日見下げてた大人だ「そんなまさかって」泣き叫んだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を裏切れないよう 僕の狡さを晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって 巨大なリバークイーン号が太々しく川を行く その横をちっぽけな筏ゆらゆら 「いいか見ろよあの筏が 僕らなんだ 今に沈みそう だけど自由だ 君次第だ あの夕日を 撃ち抜くのだって」 夕焼けに誓ったんだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度とあの日に恥じぬように いつでも思い出させて 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかに会わせろ 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 胸騒ぎは空蝉の花 夏は綺麗なソーダ色 あの子が恋する夜 僕は背景にすらなれなかった 蒸気船をぼんやり見ては 川沿いの草むらに捨て 蠅が群がっているのは きっとあの日の勇気だ 息を止めたら肺の奥で膨らむ 不安の原因はこの川下で行方知れず 夕方の空砲が鳴り響く頃に発見された 見るも無残な思い出に「そんなまさかって」泣き叫んだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を騙せないよう 僕の欺瞞を晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって 朝の礼拝うまくさぼって 水車小屋で枝を削る 僕らを阻むものは“当たり前”と“それなり”だ 英雄にはなれなそうだ 僕らのあの冒険心は 幼い日の化け物屋敷 きっと置き去りにしてきた 教科書をインクで真っ黒に塗り潰して君は 「僕らが学ぶべきなのはこれだよ」って笑った あの日憎んでた大人に 僕は今日も頭を下げる あの日見下げてた大人だ「そんなまさかって」泣き叫んだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度と自分を裏切れないよう 僕の狡さを晒して 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって 巨大なリバークイーン号が太々しく川を行く その横をちっぽけな筏ゆらゆら 「いいか見ろよあの筏が 僕らなんだ 今に沈みそう だけど自由だ 君次第だ あの夕日を 撃ち抜くのだって」 夕焼けに誓ったんだ 僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け 二度とあの日に恥じぬように いつでも思い出させて 「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかに会わせろ 一秒も耐え難い痛みを知るなら 逃げろ、自由に向かって |
心層廃棄物廃墟になった町に 粉塵が今も漂う 強張った表情で 命令形の静寂 嘲笑と同じくらい 共感は粗暴で ドローンの鳥瞰映像にも 自動広告が流れる ここはゴミ捨て場 未来は高価だが 過去は上値に張り付いたまま 何かしらの自由意志も 希少というよりは滑稽で また愚かな青年が一人 選択を弄び あいつももう帰らないだろう 歯車ならば まだましだった 食い物にされ 骨も残らねえ 終わりに向かう 降車不能な 時代に乗った 飛び降りろ今 飛び降りろ今 飛び降りろ今 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 廃墟になった町に 粉塵が今も漂う 強張った表情で 命令形の静寂 嘲笑と同じくらい 共感は粗暴で ドローンの鳥瞰映像にも 自動広告が流れる ここはゴミ捨て場 未来は高価だが 過去は上値に張り付いたまま 何かしらの自由意志も 希少というよりは滑稽で また愚かな青年が一人 選択を弄び あいつももう帰らないだろう 歯車ならば まだましだった 食い物にされ 骨も残らねえ 終わりに向かう 降車不能な 時代に乗った 飛び降りろ今 飛び降りろ今 飛び降りろ今 |
クレプトマニア振り向いたって何もない テザードみたいな出来損ない 今までさよならした人達 無事を祈ったって独りよがり したためる手紙は下手くそ でも伝わったんだ願うと 言語と海、越えた暗喩の末路 国境破りエスペラント いつか言われた負け犬の歌 それを担保にむさぼった 書き下ろした数千行と等価 最後につじつま合わせる僕等 ここが始まり 今日が旅立ち 君は幸い 死んじゃいない 他は知らないこれさえあれば どうせ死ぬなら世界の果てだ こっから先の事は知らない 全てが上手くいけばいい こっちは大丈夫 大丈夫 人の心配なんてしなくていい うるさいときは耳を塞げ 好きに歌う理想だけ どうでもいい どうでもいい この世のほとんどはどうでもいい もう消えたい もう消えたい 底知れない トロイメライ 夢をくれ もっとくれ 目隠しをしたって手遅れ 失うものなどとっくにない 元はと言えば生きてる死体 想像はし難い生き様 騒々しく名乗るスピーカー | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 振り向いたって何もない テザードみたいな出来損ない 今までさよならした人達 無事を祈ったって独りよがり したためる手紙は下手くそ でも伝わったんだ願うと 言語と海、越えた暗喩の末路 国境破りエスペラント いつか言われた負け犬の歌 それを担保にむさぼった 書き下ろした数千行と等価 最後につじつま合わせる僕等 ここが始まり 今日が旅立ち 君は幸い 死んじゃいない 他は知らないこれさえあれば どうせ死ぬなら世界の果てだ こっから先の事は知らない 全てが上手くいけばいい こっちは大丈夫 大丈夫 人の心配なんてしなくていい うるさいときは耳を塞げ 好きに歌う理想だけ どうでもいい どうでもいい この世のほとんどはどうでもいい もう消えたい もう消えたい 底知れない トロイメライ 夢をくれ もっとくれ 目隠しをしたって手遅れ 失うものなどとっくにない 元はと言えば生きてる死体 想像はし難い生き様 騒々しく名乗るスピーカー |
俯きヶ丘いつかがまだいつかであったとき 擦り減ったため息を束ねては積んだ 車両倉庫の雨音に 昔日の車輪は錆びて軋むばかり 昨日が愛おしいと泣いたら 昨日はそのまま意味で過去となった 自分を許すことに骨が折れる そういう風にできてないって 歯車と歯車が悲鳴を上げる サイズ違いの平日に 袖を通す夜行性の虫 国境を越えることを夢見て その短い手足を痙攣させて ああ我が故郷の 遠きエアレンデル 置いてきてしまった 未熟な涙が スペクトル観測にて発見された 枯れて咲く 痛みに似た 生命のほとばしり 忘れ去る 上空の地層に 埋めた亡骸を 掘り返して 掘り返して ただ暴いて 連れ帰る 掘り返して 掘り返して 腐敗として 連れ帰る | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | いつかがまだいつかであったとき 擦り減ったため息を束ねては積んだ 車両倉庫の雨音に 昔日の車輪は錆びて軋むばかり 昨日が愛おしいと泣いたら 昨日はそのまま意味で過去となった 自分を許すことに骨が折れる そういう風にできてないって 歯車と歯車が悲鳴を上げる サイズ違いの平日に 袖を通す夜行性の虫 国境を越えることを夢見て その短い手足を痙攣させて ああ我が故郷の 遠きエアレンデル 置いてきてしまった 未熟な涙が スペクトル観測にて発見された 枯れて咲く 痛みに似た 生命のほとばしり 忘れ去る 上空の地層に 埋めた亡骸を 掘り返して 掘り返して ただ暴いて 連れ帰る 掘り返して 掘り返して 腐敗として 連れ帰る |