ロンド流れ星ひとつ ななめに落ちたよ 隣のあなたは 見逃して 悔しがる わたしが笑うと あなたもつられて ふたりで笑っているうちに また流れ星 夜が 明けて 草がのびた 冬が 過ぎて 春がきたよ こんな ふうに そばにいれば きっと うまく ゆくよね あなたの目のなかに わたしが見えるよ 悲しい気持ちも 嬉しい心も ふたりのなかでころがって もっと大きくなる だから いつも からだぢゅうに やさしぃ きもち ふくらませて 雨に うたう 花のように はだし のまま いたいな まわる はねる おどる笑う いろん なこと くぐりぬけて 風に うたう 樹々のように 高い 空を 見上げて 素直な言葉だけ あなたにあげたい 空の星をあつめて らせんにならべてく | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 流れ星ひとつ ななめに落ちたよ 隣のあなたは 見逃して 悔しがる わたしが笑うと あなたもつられて ふたりで笑っているうちに また流れ星 夜が 明けて 草がのびた 冬が 過ぎて 春がきたよ こんな ふうに そばにいれば きっと うまく ゆくよね あなたの目のなかに わたしが見えるよ 悲しい気持ちも 嬉しい心も ふたりのなかでころがって もっと大きくなる だから いつも からだぢゅうに やさしぃ きもち ふくらませて 雨に うたう 花のように はだし のまま いたいな まわる はねる おどる笑う いろん なこと くぐりぬけて 風に うたう 樹々のように 高い 空を 見上げて 素直な言葉だけ あなたにあげたい 空の星をあつめて らせんにならべてく |
桃やわらかな 五月の風に 生まれてくる 天使の子 花びらの 舞い散る水面(みなも) 流れてくる 行く先も 知らないで せせらぎの 鼓動が聞こえる あたたかな ちいさなのぞみ 結ばれる たいせつな桃の実 遠くから 響く歌声 胸に抱いて 出会ったの わたしたち 白い羽 青い空の果て いつまでも 歌っているよ 君のこと みんなで待っている | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | やわらかな 五月の風に 生まれてくる 天使の子 花びらの 舞い散る水面(みなも) 流れてくる 行く先も 知らないで せせらぎの 鼓動が聞こえる あたたかな ちいさなのぞみ 結ばれる たいせつな桃の実 遠くから 響く歌声 胸に抱いて 出会ったの わたしたち 白い羽 青い空の果て いつまでも 歌っているよ 君のこと みんなで待っている |
僕の森ビルの街にたったひとつ ただ一本きりの 僕の森に逢いにゆくよ 遠回りして アスファルトに影を落とす 君の枝の下で 空と土の声を聴くよ 瞼閉じて 静かに息をするだけでふたり いちばん小さな輪廻の宇宙 ああ 明日さえ 昨日さえ かすむ木洩れ日の中で 悲しみの影さえも失くす My only lonely forest…… 夕日ひとつ窓に乗せた バスが走り抜ける 僕は君の鼓動聴くよ 幹にもたれ 生まれる前に見た夢と同じ いちばん確かな命の記憶 ああ 聞こえるよ 聞こえるよ 肩に降りかかる霧も 遠い日のせせらぎに帰る My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 眠る鳥達の羽根に 薄墨の三日月が滲む My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 急ぐ人達の胸に 銀色の街灯が滲む My only lonely forest…… | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | 外間隆史・中原信雄 | ビルの街にたったひとつ ただ一本きりの 僕の森に逢いにゆくよ 遠回りして アスファルトに影を落とす 君の枝の下で 空と土の声を聴くよ 瞼閉じて 静かに息をするだけでふたり いちばん小さな輪廻の宇宙 ああ 明日さえ 昨日さえ かすむ木洩れ日の中で 悲しみの影さえも失くす My only lonely forest…… 夕日ひとつ窓に乗せた バスが走り抜ける 僕は君の鼓動聴くよ 幹にもたれ 生まれる前に見た夢と同じ いちばん確かな命の記憶 ああ 聞こえるよ 聞こえるよ 肩に降りかかる霧も 遠い日のせせらぎに帰る My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 眠る鳥達の羽根に 薄墨の三日月が滲む My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 急ぐ人達の胸に 銀色の街灯が滲む My only lonely forest…… |
だいじょうぶ五月の庭ではだしになって 土の上に 立っていたら 光を吸い込んで からだごと かるくなって 宙に浮かぶ 両手広げたら 空にとけてゆきたい それから小さな粒になって 名もない花 草の中に 座って 新しい空気をつくりたいな 君とここでひとつになる そんなこともできそうだね ふるえる空から雨が降って 土の中に 連れ去られて 遠い国へ往く 地球を通り抜ける 君とそこでひとつになる そんなこともできそうだね 目を閉じたら君が見える (光を たくさん からだに 吸い込んだら) どんなことも大丈夫だね (それから 小さな 小さな 粒になって) あふれる 想いは 大好きな 君のもとへ あふれる 想いは 大好きな 君のもとへ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 中原信雄 | 五月の庭ではだしになって 土の上に 立っていたら 光を吸い込んで からだごと かるくなって 宙に浮かぶ 両手広げたら 空にとけてゆきたい それから小さな粒になって 名もない花 草の中に 座って 新しい空気をつくりたいな 君とここでひとつになる そんなこともできそうだね ふるえる空から雨が降って 土の中に 連れ去られて 遠い国へ往く 地球を通り抜ける 君とそこでひとつになる そんなこともできそうだね 目を閉じたら君が見える (光を たくさん からだに 吸い込んだら) どんなことも大丈夫だね (それから 小さな 小さな 粒になって) あふれる 想いは 大好きな 君のもとへ あふれる 想いは 大好きな 君のもとへ |
瞳水晶虹色のアスファルト 水溜り覗いたら ボクの心の空模様 どうだろう? 暮れてゆく坂道を なだらかに時は往く ボクは遠まわりしたくなる 独り 雨あがりの街と うらはらに涙色 嘘なんてつけないね くちびるが震えたよ あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 夜になる少し前 あいまいな気持ちのままなら 帰らなきゃよかったよ 家(うち)へ 灯りを追いかけて 逃げてゆくシルエット ささいなあやまちに 三日月もにじんでた あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 あの空にボクはいつも 憧れ映す瞳水晶 あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | 成田忍 | 虹色のアスファルト 水溜り覗いたら ボクの心の空模様 どうだろう? 暮れてゆく坂道を なだらかに時は往く ボクは遠まわりしたくなる 独り 雨あがりの街と うらはらに涙色 嘘なんてつけないね くちびるが震えたよ あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 夜になる少し前 あいまいな気持ちのままなら 帰らなきゃよかったよ 家(うち)へ 灯りを追いかけて 逃げてゆくシルエット ささいなあやまちに 三日月もにじんでた あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 あの空にボクはいつも 憧れ映す瞳水晶 あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 |
東京の空の下もう帰ろう 日暮れてゆくよ 何度も呼んでみたけど 返事がない 十数えて 目を開いたら 知らない景色の中で 風が前髪を巻き上げた 遠いビルの窓が 明かり灯してる 人の欲望(ゆめ)が 高く高く 空を突き上げる もう帰ろう 振り返ったら 大人になったあの子が 駅の人混みに隠れてた 緑色の電車 街を駆け抜ける 耳の奥で ずっとずっと 歌が続いてる 街は大きな手拡げて 人の限りない夢を抱(いだ)くよ みんな眠らせて 今夜も 深い悲しみも忘れさせて もう帰ろう いつもの道 もう帰ろう 日暮れてゆく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | もう帰ろう 日暮れてゆくよ 何度も呼んでみたけど 返事がない 十数えて 目を開いたら 知らない景色の中で 風が前髪を巻き上げた 遠いビルの窓が 明かり灯してる 人の欲望(ゆめ)が 高く高く 空を突き上げる もう帰ろう 振り返ったら 大人になったあの子が 駅の人混みに隠れてた 緑色の電車 街を駆け抜ける 耳の奥で ずっとずっと 歌が続いてる 街は大きな手拡げて 人の限りない夢を抱(いだ)くよ みんな眠らせて 今夜も 深い悲しみも忘れさせて もう帰ろう いつもの道 もう帰ろう 日暮れてゆく |
0の丘∞の空二人を追い越して 雲が行くよ 時間の軸の上 走り続ける ずっと抱きしめた 大事な日々 追い風に 飛ばされそう ガラスの青い地球(ほし) 光浴びて 二人の爪先で まわり続ける ずっと好きなのに 見ていたのに すれ違う 夢の座標 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう ずっと離さずに 泳いでゆく 草の海 光の海 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう 0の丘に立てば 果てしない ∞の夢 叶うよ | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | 二人を追い越して 雲が行くよ 時間の軸の上 走り続ける ずっと抱きしめた 大事な日々 追い風に 飛ばされそう ガラスの青い地球(ほし) 光浴びて 二人の爪先で まわり続ける ずっと好きなのに 見ていたのに すれ違う 夢の座標 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう ずっと離さずに 泳いでゆく 草の海 光の海 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう 0の丘に立てば 果てしない ∞の夢 叶うよ |
風の吹く丘君は空に憧れて 飛び交う鳥の行方見つめた 君だけを(僕は) 信じてたあの頃 僕は街を見おろして 君との夢想いめぐらせた いつからか(君は) 大人びて笑うよ 時は過ぎ やがて君は 空へと出かけてゆく 僕はまだ 丘の上で 膝を抱えているのに 風は生まれ旅をして いつかは同じ場所へ戻ると 話してた(君を) 憶えてる 今でも 君は往く 空の地図を 瞳に描きながら 風向きが変わればすぐ 見知らぬ街めざして 君は往く 空の地図を 瞳に描きながら 「何もかもうまくゆく」 と君 いつもの口ぐせ 風向きが変わる前に 走ればまだ間に合う どうしても言えなかった 言葉を君のもとへ 風向きが変わる前に 走ればまだ間に合う 胸の中しまいこんだ 想いを君のもとへ | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 君は空に憧れて 飛び交う鳥の行方見つめた 君だけを(僕は) 信じてたあの頃 僕は街を見おろして 君との夢想いめぐらせた いつからか(君は) 大人びて笑うよ 時は過ぎ やがて君は 空へと出かけてゆく 僕はまだ 丘の上で 膝を抱えているのに 風は生まれ旅をして いつかは同じ場所へ戻ると 話してた(君を) 憶えてる 今でも 君は往く 空の地図を 瞳に描きながら 風向きが変わればすぐ 見知らぬ街めざして 君は往く 空の地図を 瞳に描きながら 「何もかもうまくゆく」 と君 いつもの口ぐせ 風向きが変わる前に 走ればまだ間に合う どうしても言えなかった 言葉を君のもとへ 風向きが変わる前に 走ればまだ間に合う 胸の中しまいこんだ 想いを君のもとへ |
旅人君はまるでシャボンのような 夢を話して歩く旅人 道に腰をおろしほほえむ その鞄の中身は何? 集まる子供たちの目は とても輝いて見えるよ 風は色を変えてゆく 君の手のひらで よそみしてた少しの間に 背中向けて歩きはじめた 舗道にきらめく光は 鞄をこぼれ落ちた言葉 群がる子供たちの手は 夢のかけら拾いあつめ 僕は急いで駈けだす 君を追いかけて いつかきっと会える日を信じてた 僕はずっと君について行こう 街から街へと旅をつづけて 君を待つ子供に会いに行こう 壊れかけた地球に 君のつけた足跡 つづく サヨナラと手を振る君 北風に連れ去られてく どんなに追いかけても 君は遠ざかる いつかまためぐり逢うその時まで 僕はずっと君を待っているよ 鞄にあふれるほどの物語 世界中の僕が君を待ってる 壊れかけた地球を 君は地図を拡げて 歩く 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 君はまるでシャボンのような 夢を話して歩く旅人 道に腰をおろしほほえむ その鞄の中身は何? 集まる子供たちの目は とても輝いて見えるよ 風は色を変えてゆく 君の手のひらで よそみしてた少しの間に 背中向けて歩きはじめた 舗道にきらめく光は 鞄をこぼれ落ちた言葉 群がる子供たちの手は 夢のかけら拾いあつめ 僕は急いで駈けだす 君を追いかけて いつかきっと会える日を信じてた 僕はずっと君について行こう 街から街へと旅をつづけて 君を待つ子供に会いに行こう 壊れかけた地球に 君のつけた足跡 つづく サヨナラと手を振る君 北風に連れ去られてく どんなに追いかけても 君は遠ざかる いつかまためぐり逢うその時まで 僕はずっと君を待っているよ 鞄にあふれるほどの物語 世界中の僕が君を待ってる 壊れかけた地球を 君は地図を拡げて 歩く 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる |
星屑の停留所柱時計はもう鳴らないね そっと目配せ交わして 階段きしませながら 屋根裏のあの部屋へ 天窓にあの日も見てた月の光 息をひそめて開けてよ 鍵の壊れたトランク 君と二人で隠した 夢が眠っているはず 褪せた地図を 指でなぞって ハッカ煙草は目に沁みるよね 君は涙で笑った ポケットを確かめながら 真夜中の停留所へ 流れ星左の肩をかすめてゆく 耳を澄まして聞いてよ 時が過ぎてく靴音 風も眠った時間に 誰も知らない町から 鋼色の バスが近づく 町は眠ったふりして 落ちた星屑数える 君と僕の バスが近づく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 柱時計はもう鳴らないね そっと目配せ交わして 階段きしませながら 屋根裏のあの部屋へ 天窓にあの日も見てた月の光 息をひそめて開けてよ 鍵の壊れたトランク 君と二人で隠した 夢が眠っているはず 褪せた地図を 指でなぞって ハッカ煙草は目に沁みるよね 君は涙で笑った ポケットを確かめながら 真夜中の停留所へ 流れ星左の肩をかすめてゆく 耳を澄まして聞いてよ 時が過ぎてく靴音 風も眠った時間に 誰も知らない町から 鋼色の バスが近づく 町は眠ったふりして 落ちた星屑数える 君と僕の バスが近づく |
川川は流れてゆく 時の彼方 清らに ゆるやかに 今はもう一人きり 岸辺に立ち 過ぎゆく日を想う 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないよ 手をつないで 見つめていた 君と僕の 心浮かべ 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないで 川は流れてゆく 僕の胸に とどまることもなく | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 川は流れてゆく 時の彼方 清らに ゆるやかに 今はもう一人きり 岸辺に立ち 過ぎゆく日を想う 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないよ 手をつないで 見つめていた 君と僕の 心浮かべ 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないで 川は流れてゆく 僕の胸に とどまることもなく |
日曜日空まぶしい日曜日 あてもなくていつもの公園 もう緑の広場は はしゃぐ声が光にさざめくよ 白いベンチ誘ったら 笑うかな 僕の事 いつか君を ああでも 今半分しぼんだ 茜色の風船みつけた 胸溢れる溜め息 少し早い夕日に吹き込もう 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 青い風に さあ乗って 広場を抜けて 自転車止めて ルララ 花屋の前の 舗道で弾む リルル 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 見えなくなる ああもう また一人の日曜日 鳥の声が眠りに誘うよ あの小さな夕日と 夢の町をふたりで歩きたい 子供達も恋人も 街角の楽隊も 手を伸ばすよ ほらごらん 人混み抜けて 店先かすめ ルララ 交番前の 信号渡る リルル 街路樹越えて 裏道抜けて ルララ 草むら転げ 川辺り滑る リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 空まぶしい日曜日 あてもなくていつもの公園 もう緑の広場は はしゃぐ声が光にさざめくよ 白いベンチ誘ったら 笑うかな 僕の事 いつか君を ああでも 今半分しぼんだ 茜色の風船みつけた 胸溢れる溜め息 少し早い夕日に吹き込もう 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 青い風に さあ乗って 広場を抜けて 自転車止めて ルララ 花屋の前の 舗道で弾む リルル 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 見えなくなる ああもう また一人の日曜日 鳥の声が眠りに誘うよ あの小さな夕日と 夢の町をふたりで歩きたい 子供達も恋人も 街角の楽隊も 手を伸ばすよ ほらごらん 人混み抜けて 店先かすめ ルララ 交番前の 信号渡る リルル 街路樹越えて 裏道抜けて ルララ 草むら転げ 川辺り滑る リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル |
ひまわり(Napraforgo)どこまでも続くひまわり畑 列車は走ってゆく ドアを開けたまま 風を受けても汗は乾かない 窓の外は ひまわり ひまわり 帽子を脱いだ若い兵士の 夏の休暇は始まったばかり ウイスキー片手に遠くを見てる 窓の外は ひまわり ひまわり 気の良い父と働き者の母 彼の帰りを待っているだろう 彼の顔は 駅毎に 子供の顔になってゆく 午後の光が瞳の奥に 鮮やか過ぎる色を焼き付ける 瞼開けても夢は終わらない 窓の外は ひまわり ひまわり 小さな駅を幾つ数えたら あの地平に眠れるのだろう 彼の顔は 駅毎に 知らない顔になってゆく 車掌の靴音 レールの軋み 子供の泣き声 子守唄のリフレイン あてない旅は黄色いまどろみ 窓の外は ひまわり ひまわり | 遊佐未森 | 工藤順子 | 成田忍 | | どこまでも続くひまわり畑 列車は走ってゆく ドアを開けたまま 風を受けても汗は乾かない 窓の外は ひまわり ひまわり 帽子を脱いだ若い兵士の 夏の休暇は始まったばかり ウイスキー片手に遠くを見てる 窓の外は ひまわり ひまわり 気の良い父と働き者の母 彼の帰りを待っているだろう 彼の顔は 駅毎に 子供の顔になってゆく 午後の光が瞳の奥に 鮮やか過ぎる色を焼き付ける 瞼開けても夢は終わらない 窓の外は ひまわり ひまわり 小さな駅を幾つ数えたら あの地平に眠れるのだろう 彼の顔は 駅毎に 知らない顔になってゆく 車掌の靴音 レールの軋み 子供の泣き声 子守唄のリフレイン あてない旅は黄色いまどろみ 窓の外は ひまわり ひまわり |
夢のひと君だけ永遠 こころに誓うよ 眠れぬまま朝が来たよ ミルク色に包まれてる君の寝顔が あどけなくて いじらしくて 指の先でまるい頬そっとつついた 夢のなかで恋するひと どんなに僕が君のこと 思ってるか知らない アー そのまま目をさまさず 静けさに抱かれて アー このまま時を止めて いつまでも My dreaming morn 君だけ永遠 こころに誓うよ (ruri iro no omoi wa mirai eigou) 白い月は西の空に 帰りそびれ照れたように首をかしげて 僕はまるでみとれていた 青い風が君の髪ふっと揺らすよ アー そのまま目をさまさず ときめきに浮かんで アー このまま時を超えて どこまでも My dreaming morn 君だけ永遠 こころに誓うよ 君だけ永遠 ねえ、夢見るひと | 遊佐未森 | 太田裕美 | 太田裕美 | | 君だけ永遠 こころに誓うよ 眠れぬまま朝が来たよ ミルク色に包まれてる君の寝顔が あどけなくて いじらしくて 指の先でまるい頬そっとつついた 夢のなかで恋するひと どんなに僕が君のこと 思ってるか知らない アー そのまま目をさまさず 静けさに抱かれて アー このまま時を止めて いつまでも My dreaming morn 君だけ永遠 こころに誓うよ (ruri iro no omoi wa mirai eigou) 白い月は西の空に 帰りそびれ照れたように首をかしげて 僕はまるでみとれていた 青い風が君の髪ふっと揺らすよ アー そのまま目をさまさず ときめきに浮かんで アー このまま時を超えて どこまでも My dreaming morn 君だけ永遠 こころに誓うよ 君だけ永遠 ねえ、夢見るひと |
Run In The Rain焼けた道の上で こんな雨待ってた ずっと言えなかった 一言が言えそう 雨に背中押されて 君に逢いにゆけそう 駅の電話はもう 待つ人で 一杯 君の家へ走ろう 約束も無いけど 濡れた窓を叩いて はしゃぎ過ぎたあの頃みたいに もう一度(Run in the Rain) 誘い出そう 銀色の(Run in the Rain) 雨の街へ 人の波も消えて 街灯り滲むよ 白く光る道は 君を待つステージ 雨が歌う舗道を 一人きりじゃ踊れやしないよ 流れてく(Run in the Rain) テールランプ 追いかけて(Run in the Rain) 僕は走る | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 焼けた道の上で こんな雨待ってた ずっと言えなかった 一言が言えそう 雨に背中押されて 君に逢いにゆけそう 駅の電話はもう 待つ人で 一杯 君の家へ走ろう 約束も無いけど 濡れた窓を叩いて はしゃぎ過ぎたあの頃みたいに もう一度(Run in the Rain) 誘い出そう 銀色の(Run in the Rain) 雨の街へ 人の波も消えて 街灯り滲むよ 白く光る道は 君を待つステージ 雨が歌う舗道を 一人きりじゃ踊れやしないよ 流れてく(Run in the Rain) テールランプ 追いかけて(Run in the Rain) 僕は走る |
ポインセチア(祝福)桜並木君と歩いた そんなことを思いだしてる 浜辺で肩を寄せあったり 落葉の道で泣いたことも 白い月を葡萄酒に浮かべ 積もる時をてのひらに包む 朝がくるまで みんなおやすみ 雪の中で君とはしゃいだ 笑い声さえよみがえるよ 移る季節 それぞれの景色 朝がくるまで みんなおやすみ 春がくるまで そっとおやす | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 桜並木君と歩いた そんなことを思いだしてる 浜辺で肩を寄せあったり 落葉の道で泣いたことも 白い月を葡萄酒に浮かべ 積もる時をてのひらに包む 朝がくるまで みんなおやすみ 雪の中で君とはしゃいだ 笑い声さえよみがえるよ 移る季節 それぞれの景色 朝がくるまで みんなおやすみ 春がくるまで そっとおやす |
われもこう(変化)髪を切った 思いきり短く うろこ雲の高い空 昼下がり 心までが新しい感じで まるでながい眠りから醒めたよう 何かが変わるかな もつれかけた気持ちもほどけるよ 今は君のことだけを見つめてる 気づいてくれるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 大きな川を越えたよ lulilula 日毎に街は色づき 涼しい風が吹く 静かにふくらんでゆく 想いを受けとめて 髪を切った 男の子みたいに いろんなことできそうな気がするよ 明日も晴れるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 光の船に乗ったよ lulilula 君のそばをまわって 頭の上に降りるよ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 髪を切った 思いきり短く うろこ雲の高い空 昼下がり 心までが新しい感じで まるでながい眠りから醒めたよう 何かが変わるかな もつれかけた気持ちもほどけるよ 今は君のことだけを見つめてる 気づいてくれるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 大きな川を越えたよ lulilula 日毎に街は色づき 涼しい風が吹く 静かにふくらんでゆく 想いを受けとめて 髪を切った 男の子みたいに いろんなことできそうな気がするよ 明日も晴れるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 光の船に乗ったよ lulilula 君のそばをまわって 頭の上に降りるよ |
すみれ(田舎の幸福)晴れた空にはシャボン玉 隣り町まで飛んでゆけ あのこの家 赤い屋根 燈台のそばだよ 風に負けるなシャボン玉 映すなないろ麦畑 海の町に住む君に 見せてあげたいから まわる青い世界 どこまでも続く 丘にすみれの花が 咲いているのが見えた どこを旅するシャボン玉 夕映えの空 鐘がなる 一本道自転車で お家へ帰ります いつか二人で飛ばそう パチンとはじけて 何処かへ消えても 心にシャボン玉 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 晴れた空にはシャボン玉 隣り町まで飛んでゆけ あのこの家 赤い屋根 燈台のそばだよ 風に負けるなシャボン玉 映すなないろ麦畑 海の町に住む君に 見せてあげたいから まわる青い世界 どこまでも続く 丘にすみれの花が 咲いているのが見えた どこを旅するシャボン玉 夕映えの空 鐘がなる 一本道自転車で お家へ帰ります いつか二人で飛ばそう パチンとはじけて 何処かへ消えても 心にシャボン玉 |
フリージア(無邪気)夢の淵でうとうとしていたら 窓辺の花が“おはよう”という とても好きなこの清らな香り 部屋いっぱいにかきまぜよう 眠りから連れてきたもの ひとつひとつ 話してあげる 陽射しのなか 君との朝楽しみにしている 水をかえたら紅茶入れよう テーブルにははちみつとシナモン 小鳥の声を 聞きながら 今日はきっと素敵なことが 待っているの そんな気がする ゆっくりと目覚めてゆくよ 生まれ変わる 光をあびて もっと白く もっと高く 新しい朝 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 夢の淵でうとうとしていたら 窓辺の花が“おはよう”という とても好きなこの清らな香り 部屋いっぱいにかきまぜよう 眠りから連れてきたもの ひとつひとつ 話してあげる 陽射しのなか 君との朝楽しみにしている 水をかえたら紅茶入れよう テーブルにははちみつとシナモン 小鳥の声を 聞きながら 今日はきっと素敵なことが 待っているの そんな気がする ゆっくりと目覚めてゆくよ 生まれ変わる 光をあびて もっと白く もっと高く 新しい朝 |
きみのなかに淡い光を越えて 時間を滑り出してく すみれ畑のむこう ひろがる街が見える 言えなかった気持ち この空にほどこう せつなさを願いにかえて 探し続けている 響き合う心を 素直なまなざしを抱いて いつかたどりつく きみのなかに 遠い記憶の岸辺 聞こえる水のせせらぎ 祈るように静かに ほほえみかわしている 生まれたての風と はしゃぎながら泳ぐ 新しい予感を連れて 大切にしている 清らかな心を 空も風も恋も花も みんなここにある きみのなかに いつもここにある きみのなかに | 遊佐未森 | 井上妙 | 外間隆史 | | 淡い光を越えて 時間を滑り出してく すみれ畑のむこう ひろがる街が見える 言えなかった気持ち この空にほどこう せつなさを願いにかえて 探し続けている 響き合う心を 素直なまなざしを抱いて いつかたどりつく きみのなかに 遠い記憶の岸辺 聞こえる水のせせらぎ 祈るように静かに ほほえみかわしている 生まれたての風と はしゃぎながら泳ぐ 新しい予感を連れて 大切にしている 清らかな心を 空も風も恋も花も みんなここにある きみのなかに いつもここにある きみのなかに |
靴跡の花高い星の輝きが欲しくて 君は一人歩き出す 砂にまみれ 揺れる花の色も 遠い眼には映らない 涙ひとつ覚えた朝は 足を止めて 気づいて 道に続く幾つもの足跡 皆んな同じ夢を見た 失くしたもの数えるならば 瞼閉じて 忘れて 強い風が過ぎた その傷跡も いつか埋めるでしょう あの白い花 人の夢は小さな花の 命よりもはかなく 君の歩いた道 その靴跡に いつか咲くのでしょう あの花が 君の歩いた道 その靴跡に いつも揺れるでしょう あの白い花 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 高い星の輝きが欲しくて 君は一人歩き出す 砂にまみれ 揺れる花の色も 遠い眼には映らない 涙ひとつ覚えた朝は 足を止めて 気づいて 道に続く幾つもの足跡 皆んな同じ夢を見た 失くしたもの数えるならば 瞼閉じて 忘れて 強い風が過ぎた その傷跡も いつか埋めるでしょう あの白い花 人の夢は小さな花の 命よりもはかなく 君の歩いた道 その靴跡に いつか咲くのでしょう あの花が 君の歩いた道 その靴跡に いつも揺れるでしょう あの白い花 |
空夏には草で 冬には雪で 青い窓辺を 静かにそっと包みたい あなたの息づく世界 すべてを好きだから 朝には霧で 夜には星で 濡れた硝子を 優しくそっと叩きたい ひとりで悲しまないで 気づいて窓の外 いつかあなたが その窓開ける日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと 大きな想い伝えたい どんなに時が過ぎても 褪せないものだけを いつか二人で あの橋渡りながら 歌ってあげる 眩しいせせらぎに 染まるように いつかあなたの 心に届く日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 夏には草で 冬には雪で 青い窓辺を 静かにそっと包みたい あなたの息づく世界 すべてを好きだから 朝には霧で 夜には星で 濡れた硝子を 優しくそっと叩きたい ひとりで悲しまないで 気づいて窓の外 いつかあなたが その窓開ける日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと 大きな想い伝えたい どんなに時が過ぎても 褪せないものだけを いつか二人で あの橋渡りながら 歌ってあげる 眩しいせせらぎに 染まるように いつかあなたの 心に届く日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと |
Willあなたを映してる 透明な硝子は 小さな出来事で 割れそうに震える 静かに枯れてゆく花や とぎれた言葉や だけど それでもいい目を閉じない 何が見えたっていいから 動き出した季節の風 両手で受けるよ 引かれてく心の行方 まっすぐに見つめたい 曇りのない一枚の硝子 陽射しに包まれて 虹色の硝子は 優しい笑顔にも 泣きそうに傾く あなたの口ずさむ歌は 知らない旋律(メロディー) きっと どんな時も目を閉じない 何が見えたっていいから 強い風に砕け散って 小さなかけらになっても 変わりのないひとつひとつ 光を放つよ 胸の奥息づく想い 大切に見つめたい 曇りのない一枚の硝子 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | あなたを映してる 透明な硝子は 小さな出来事で 割れそうに震える 静かに枯れてゆく花や とぎれた言葉や だけど それでもいい目を閉じない 何が見えたっていいから 動き出した季節の風 両手で受けるよ 引かれてく心の行方 まっすぐに見つめたい 曇りのない一枚の硝子 陽射しに包まれて 虹色の硝子は 優しい笑顔にも 泣きそうに傾く あなたの口ずさむ歌は 知らない旋律(メロディー) きっと どんな時も目を閉じない 何が見えたっていいから 強い風に砕け散って 小さなかけらになっても 変わりのないひとつひとつ 光を放つよ 胸の奥息づく想い 大切に見つめたい 曇りのない一枚の硝子 |
シリウスどこからか懐かしい君の声 聞こえた気がしたの くちびるをくすぐる甘い風に あの日のぬくもりを 何も知らなかった いつでもここにいるよ 君の言葉のまま 未来を信じていた日々 追いかけて見失う君の影 さまよう迷い道 ごめんね 愛されても 甘えてばかりいたね 君の前にぜんぶ 投げ出すほうがよかった 幾千の想い いつまでも忘れない 喜びも悲しみも そのままに胸の中抱いて 少しずつひとりで だいじに歩いてゆく 月の光あびて 夜露をはじく花びら 幾千の想い 星空を駈けめぐる あこがれもとまどいも そのままに胸の中抱いて きまぐれな風にさえ くじけそうになるけど いつか君の窓辺で 光る星屑になる | 遊佐未森 | 遊佐未森・井上妙 | 中原信雄 | | どこからか懐かしい君の声 聞こえた気がしたの くちびるをくすぐる甘い風に あの日のぬくもりを 何も知らなかった いつでもここにいるよ 君の言葉のまま 未来を信じていた日々 追いかけて見失う君の影 さまよう迷い道 ごめんね 愛されても 甘えてばかりいたね 君の前にぜんぶ 投げ出すほうがよかった 幾千の想い いつまでも忘れない 喜びも悲しみも そのままに胸の中抱いて 少しずつひとりで だいじに歩いてゆく 月の光あびて 夜露をはじく花びら 幾千の想い 星空を駈けめぐる あこがれもとまどいも そのままに胸の中抱いて きまぐれな風にさえ くじけそうになるけど いつか君の窓辺で 光る星屑になる |
窓を開けた時朝もやの街角に 鳥たちが啼きはじめたら 目醒めかけた瞳に 記憶のフィルム廻りだす 今も君を 忘れられない 画用紙に描きつけた 夏はきのうを駆け抜ける 時の糸を たぐりよせても 窓を開けた時 空は僕の朝を告げた 白い煙のこして (僕を独りのこして) 君をのせたバスは走る ガラス越しのくちびる 確かに君の声がした いつかふいに 帰る気がして 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 僕に気づいたら すぐに微笑みで答えて 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 窓を開けた時 すぐに僕に気づいて 窓を開けた時 僕の朝がはじまる 窓を開けた時 僕の朝がはじまる | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 朝もやの街角に 鳥たちが啼きはじめたら 目醒めかけた瞳に 記憶のフィルム廻りだす 今も君を 忘れられない 画用紙に描きつけた 夏はきのうを駆け抜ける 時の糸を たぐりよせても 窓を開けた時 空は僕の朝を告げた 白い煙のこして (僕を独りのこして) 君をのせたバスは走る ガラス越しのくちびる 確かに君の声がした いつかふいに 帰る気がして 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 僕に気づいたら すぐに微笑みで答えて 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 窓を開けた時 すぐに僕に気づいて 窓を開けた時 僕の朝がはじまる 窓を開けた時 僕の朝がはじまる |
地図をください雲のない青空は 高く 風もないこんな日は 独り 住み慣れた町の真ん中で 悲しい迷子になれそうで 夢はただ遠すぎて 僕は 街角に立ち尽くす 一人 君が歩いてく後ろ影 通りの向こうに見失う あの角曲がればきっと 見知らぬ店立ち並ぶ 市場へと迷い込む 賑やかな店先に 眠る ガラクタにつまずいて 歩く 歌声が聞こえたよ 君の 懐かしいあの歌が 遠く 錆びた想い出を売りさばき きらめく銀貨を手に入れる 見えては隠れる君の 踵を目で追いかける ひしめくテントの隙間 記憶の彼方に続く 小径へと迷い込む 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ どの店覗いてみても 捜していたものばかり 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ その地図を一枚ください 朱く夢の場所を印した その地図を一枚ください 帰り道の破れかけてる その地図を一枚ください | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 雲のない青空は 高く 風もないこんな日は 独り 住み慣れた町の真ん中で 悲しい迷子になれそうで 夢はただ遠すぎて 僕は 街角に立ち尽くす 一人 君が歩いてく後ろ影 通りの向こうに見失う あの角曲がればきっと 見知らぬ店立ち並ぶ 市場へと迷い込む 賑やかな店先に 眠る ガラクタにつまずいて 歩く 歌声が聞こえたよ 君の 懐かしいあの歌が 遠く 錆びた想い出を売りさばき きらめく銀貨を手に入れる 見えては隠れる君の 踵を目で追いかける ひしめくテントの隙間 記憶の彼方に続く 小径へと迷い込む 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ どの店覗いてみても 捜していたものばかり 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ その地図を一枚ください 朱く夢の場所を印した その地図を一枚ください 帰り道の破れかけてる その地図を一枚ください |
夢をみた泳いでゆく 記憶を紡いで はるか未来のほとりへ 小さな手でつくりだす夢を まぶたの裏に描くよ 甘い孤独 闇を走る自転車 光浴びて 長い影を残して 通りすぎる風を受けながら 静かに耳をすませた 幼い頃聞いた歌声が 遠くの空に響くよ 花の香り 月の雫 集めて 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じカーブつないで 野ばらの咲きほこった坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる 胸の鼓動 闇を走る自動車 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じ光見つめて ポプラ並木の続く坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる | 遊佐未森 | 井上妙 | 遊佐未森 | | 泳いでゆく 記憶を紡いで はるか未来のほとりへ 小さな手でつくりだす夢を まぶたの裏に描くよ 甘い孤独 闇を走る自転車 光浴びて 長い影を残して 通りすぎる風を受けながら 静かに耳をすませた 幼い頃聞いた歌声が 遠くの空に響くよ 花の香り 月の雫 集めて 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じカーブつないで 野ばらの咲きほこった坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる 胸の鼓動 闇を走る自動車 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じ光見つめて ポプラ並木の続く坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる |
Echo of Hope言葉の星が輝く 心を開けば 夜空に迷う小鳥も てのひらに戻るだろう 君がいつも眺めてた あのびわの木の香りがする 手紙が心に届く 離れたふたつの部屋で 同じ音を聴く 夜明けが窓に近づく 少しずつ色を変えて 君のことを考えた 今頃何を見てるのだろう こぼれる光の中に 言葉が降り注いでる てのひらにあふれてゆく 夢が出会うその場所で ふたつの虹が重なり合う 心が心に届く | 遊佐未森 | 外間隆史・PHILIP JUDO | PHILIP JUDO | | 言葉の星が輝く 心を開けば 夜空に迷う小鳥も てのひらに戻るだろう 君がいつも眺めてた あのびわの木の香りがする 手紙が心に届く 離れたふたつの部屋で 同じ音を聴く 夜明けが窓に近づく 少しずつ色を変えて 君のことを考えた 今頃何を見てるのだろう こぼれる光の中に 言葉が降り注いでる てのひらにあふれてゆく 夢が出会うその場所で ふたつの虹が重なり合う 心が心に届く |
君のてのひらから君のてのひらから生まれてきた ブロンズ並んでる静かな部屋 いつでも 君のそばで その手を眺めてるよ 君のてのひらには太陽がいて 冷たい土さえも輝きだす こんなに 君のそばで 素直な気持ちになる 移ろう風を 形にして 光と影を 刻んでゆく 君のてのひらから生まれたいな もう一人の私 土に還る 君のてのひらから生まれてきた もうひとつのいのち 時を超える | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 君のてのひらから生まれてきた ブロンズ並んでる静かな部屋 いつでも 君のそばで その手を眺めてるよ 君のてのひらには太陽がいて 冷たい土さえも輝きだす こんなに 君のそばで 素直な気持ちになる 移ろう風を 形にして 光と影を 刻んでゆく 君のてのひらから生まれたいな もう一人の私 土に還る 君のてのひらから生まれてきた もうひとつのいのち 時を超える |
午前10時午後3時急ぐ人波が過ぎて 街も一息つくから いつもの路地を曲がって 窓際の席に座るよ 壁の大きな時計が 歌を思い出す前に 朝と昼をかき混ぜて てのひらでそっと包もう 約束も行くあても無い だけど胸一杯 偶然の素敵なことに 出逢うその予定で 毎日通る道 毎日違う風 靴音弾ませながら さあ家へ帰ろう 焼きたての甘い夢は 少しだけ焦げた匂い 昼下がりの風に乗り 窓を抜け流れてゆくよ レコードの傷を飛び越え 針がまた戻ると まどろみは遠いあの日の 同じこの時間へ 誰かが駆けて来る 垣根の向こうから 何処かで遊び疲れて 心が歌い出す 何度も繰り返す 忘れてしまえない歌 誰かが駆けて来る 垣根の向こうから 心が歌い出す 何度も繰り返す | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 急ぐ人波が過ぎて 街も一息つくから いつもの路地を曲がって 窓際の席に座るよ 壁の大きな時計が 歌を思い出す前に 朝と昼をかき混ぜて てのひらでそっと包もう 約束も行くあても無い だけど胸一杯 偶然の素敵なことに 出逢うその予定で 毎日通る道 毎日違う風 靴音弾ませながら さあ家へ帰ろう 焼きたての甘い夢は 少しだけ焦げた匂い 昼下がりの風に乗り 窓を抜け流れてゆくよ レコードの傷を飛び越え 針がまた戻ると まどろみは遠いあの日の 同じこの時間へ 誰かが駆けて来る 垣根の向こうから 何処かで遊び疲れて 心が歌い出す 何度も繰り返す 忘れてしまえない歌 誰かが駆けて来る 垣根の向こうから 心が歌い出す 何度も繰り返す |
雪溶けの前にいつか雪が降り始めて 紛れそうな言葉 いつも君は笑いながら どんなことも許すから やさしすぎて 寂しすぎる いつか雪が降り積もって 今日も町を包む どんな過ちも静かに 白く埋めてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから 高く煙突の煙が 今日も町に昇る どんな思いさえいつかは 空に溶けてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから | 遊佐未森 | 工藤順子 | 中原信雄 | | いつか雪が降り始めて 紛れそうな言葉 いつも君は笑いながら どんなことも許すから やさしすぎて 寂しすぎる いつか雪が降り積もって 今日も町を包む どんな過ちも静かに 白く埋めてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから 高く煙突の煙が 今日も町に昇る どんな思いさえいつかは 空に溶けてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから |
いつの日もふざけあって歩いた いつもの帰り道 いろんなこと話した 何も隠さず 流れてゆく毎日 すこし悲しいけど 無邪気なまま笑っていた 雲の (移りゆく) 速さに (驚いて) ふたり(寝転んで) 空見上げてた 湯気のむこう かぼちゃのスープが呼んでいる すれ違いの心で胸詰まらせて のどの奥が痛いよ スプーンを持ったまま ひと口さえ食べられない 外を (ぼんやりと) 見ていた (いつまでも) 涙 (すこしずつ) 目にあふれてく いつの日もいろんな気持ち 忘れずにいたいね 何気ない言葉の中に (嬉しかったこと 悲しかったことを) あたたかなまなざし (玉手箱みたい 胸の奥深く 秘めているよ) 雨の中を裸足ではしゃいでいたあの日 カミナリ雲 夕暮れ はかない願い こぼれ落ちた情熱てのひらにすくって どんなことも平気だった めぐる (めぐりくる) 季節を(くりかえし) 風の (大好きな) 音聴きながら 歌っているんだ (だから) 今日も小さな想いを浮かべ 台所でかぼちゃのスープを作ってる どんなことも平気さ 笑っているよ 流れてゆく毎日 すこし悲しいけど どんなことも平気さ 笑ってゆける | 遊佐未森 | 井上妙 | 遊佐未森 | | ふざけあって歩いた いつもの帰り道 いろんなこと話した 何も隠さず 流れてゆく毎日 すこし悲しいけど 無邪気なまま笑っていた 雲の (移りゆく) 速さに (驚いて) ふたり(寝転んで) 空見上げてた 湯気のむこう かぼちゃのスープが呼んでいる すれ違いの心で胸詰まらせて のどの奥が痛いよ スプーンを持ったまま ひと口さえ食べられない 外を (ぼんやりと) 見ていた (いつまでも) 涙 (すこしずつ) 目にあふれてく いつの日もいろんな気持ち 忘れずにいたいね 何気ない言葉の中に (嬉しかったこと 悲しかったことを) あたたかなまなざし (玉手箱みたい 胸の奥深く 秘めているよ) 雨の中を裸足ではしゃいでいたあの日 カミナリ雲 夕暮れ はかない願い こぼれ落ちた情熱てのひらにすくって どんなことも平気だった めぐる (めぐりくる) 季節を(くりかえし) 風の (大好きな) 音聴きながら 歌っているんだ (だから) 今日も小さな想いを浮かべ 台所でかぼちゃのスープを作ってる どんなことも平気さ 笑っているよ 流れてゆく毎日 すこし悲しいけど どんなことも平気さ 笑ってゆける |
Forest Notesあなたの瞳にその家を見つけた 昨日と明日がテーブルはさんでる 初めての道歩いてそこへ帰ろう 木洩れ日の中で歌を思い出すよ 風を解き放つ小さな笛になる 梢に残る時間が目覚めてゆくよ 初めての町 初めての風 昨日に出会う道 懐かしい窓 懐かしい歌 明日に帰る道 この指先にひそむ遺伝子のメモリィ 羊歯(シダ)のジャングル 三葉虫のためいきも セラミックの街角 根づいた種子のときめきも 昨日は明日 闇は光 偶然は必然 初めての道 懐かしい道 いつもあなたに続く道 森の言葉 樹々の想い 胸に溢れてくる 水のように 息のように 空に溶けてくメロディ 初めてのドア訪ねてただいまを言おう | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | あなたの瞳にその家を見つけた 昨日と明日がテーブルはさんでる 初めての道歩いてそこへ帰ろう 木洩れ日の中で歌を思い出すよ 風を解き放つ小さな笛になる 梢に残る時間が目覚めてゆくよ 初めての町 初めての風 昨日に出会う道 懐かしい窓 懐かしい歌 明日に帰る道 この指先にひそむ遺伝子のメモリィ 羊歯(シダ)のジャングル 三葉虫のためいきも セラミックの街角 根づいた種子のときめきも 昨日は明日 闇は光 偶然は必然 初めての道 懐かしい道 いつもあなたに続く道 森の言葉 樹々の想い 胸に溢れてくる 水のように 息のように 空に溶けてくメロディ 初めてのドア訪ねてただいまを言おう |
野の花風吹けば君を想うよ いつでも 早過ぎる季節の丘に 生まれた花びら 差し出した僕の指先に 顔そむけて 吹きつける砂に散りそうな 薄紅色 時はいつも伝えきれない 想いだけを残して 春風が吹き始めるね もうすぐ 丘の上みんな目覚めて 寂しくないよね 空っぽの花瓶が窓辺で 影のばして 変わってく陽射しの角度を 眺めてる | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 風吹けば君を想うよ いつでも 早過ぎる季節の丘に 生まれた花びら 差し出した僕の指先に 顔そむけて 吹きつける砂に散りそうな 薄紅色 時はいつも伝えきれない 想いだけを残して 春風が吹き始めるね もうすぐ 丘の上みんな目覚めて 寂しくないよね 空っぽの花瓶が窓辺で 影のばして 変わってく陽射しの角度を 眺めてる |
雨あがりの観覧車雨あがりの夏空 雲をひとつ残すよ 涙にさえなれない 気持ちひとつ残るよ 観覧車が上ってゆく 青い胸の中を 待ち合わせが流れた にわか雨の休日 受話器置くとあの日も 雨はすぐに止んだね 観覧車は回っていた 光るしずく乗せて だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく 町角歩く僕の姿を見つけたよ あんなに小さい 人混み迷う僕の心を見つけたよ あんなに小さい 観覧車が回ってるよ 青い胸の中で だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく いつまでも約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 雨あがりの夏空 雲をひとつ残すよ 涙にさえなれない 気持ちひとつ残るよ 観覧車が上ってゆく 青い胸の中を 待ち合わせが流れた にわか雨の休日 受話器置くとあの日も 雨はすぐに止んだね 観覧車は回っていた 光るしずく乗せて だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく 町角歩く僕の姿を見つけたよ あんなに小さい 人混み迷う僕の心を見つけたよ あんなに小さい 観覧車が回ってるよ 青い胸の中で だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく いつまでも約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく |
夏草の線路夏草に埋もれた線路は錆びた陽射しを集めて 立ち止まる踵を知らない町に誘うよ 霧の朝いちばん最後の貨物列車に託した 僕たちの遥かな未来は走り続ける 何時までもこの場所で 同じ夢見てたはずなのに 君は今靴紐気にして 枕木は季節を数えて蒼い土へと帰るよ 少しずつほどけるあの日の遠い約束 ポケットに忘れてた 石ころを高く投げてやろう 赤茶けたレールの向こうへ 何にも気づかずに 通り過ぎてしまえそうで 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 夏草に埋もれた線路は低く陽炎揺らして 七色にさざめく小さな風をはじくよ 僕のこと想う時 目を閉じて汽車を走らせて 聞こえない汽笛を聞くから このまま気づかずに 通り過ぎてしまえなくて 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 いつでもまなざしは 眩しすぎる空を越えて どんなに離れても 遠く君に続く線路 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 夏草に埋もれた線路は錆びた陽射しを集めて 立ち止まる踵を知らない町に誘うよ 霧の朝いちばん最後の貨物列車に託した 僕たちの遥かな未来は走り続ける 何時までもこの場所で 同じ夢見てたはずなのに 君は今靴紐気にして 枕木は季節を数えて蒼い土へと帰るよ 少しずつほどけるあの日の遠い約束 ポケットに忘れてた 石ころを高く投げてやろう 赤茶けたレールの向こうへ 何にも気づかずに 通り過ぎてしまえそうで 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 夏草に埋もれた線路は低く陽炎揺らして 七色にさざめく小さな風をはじくよ 僕のこと想う時 目を閉じて汽車を走らせて 聞こえない汽笛を聞くから このまま気づかずに 通り過ぎてしまえなくて 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 いつでもまなざしは 眩しすぎる空を越えて どんなに離れても 遠く君に続く線路 |
空色の帽子川の流れに逆らって びしょ濡れではしゃいだね 小さな銀の魚たち すくっては逃がしたね 君に会うときいつでも被ってた 空の色した大好きなあの帽子 川の見えないその町で ずっと暮らしてゆくの? 長距離電話かかるたび そのことを尋けなくて 風に飛ばされ二人で追いかけた 水に隠れた大好きなあの帽子 遠い流れに漂いながら 空の色した魚になって 知らない町を旅しているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 明るい声を聞くたびに 少しだけ淋しくて 涙こらえて歌った帰り道 今は遥かな大好きなあの帽子 深い流れに包まれながら 空の色した魚は今日も 別れた町を夢見ているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 川の流れを届けたい 遠くなってく君に | 遊佐未森 | 工藤順子 | 太田裕美 | | 川の流れに逆らって びしょ濡れではしゃいだね 小さな銀の魚たち すくっては逃がしたね 君に会うときいつでも被ってた 空の色した大好きなあの帽子 川の見えないその町で ずっと暮らしてゆくの? 長距離電話かかるたび そのことを尋けなくて 風に飛ばされ二人で追いかけた 水に隠れた大好きなあの帽子 遠い流れに漂いながら 空の色した魚になって 知らない町を旅しているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 明るい声を聞くたびに 少しだけ淋しくて 涙こらえて歌った帰り道 今は遥かな大好きなあの帽子 深い流れに包まれながら 空の色した魚は今日も 別れた町を夢見ているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 川の流れを届けたい 遠くなってく君に |
山行きバス(道草ノススメ)晴れた空の下を バスは山へと向かって走るよ 窓を開けて僕は 木々の匂いの光を浴びるよ アスファルトもう見えない坂道 カバン下げたままの 君も誘って来れたらよかった 森に向けて投げよう いつか舗道で拾った木の実を 土曜日は心いつも揺れて 午後の高い陽射しが 僕を道草に誘う 砂利道を曲がりくねる風に 青い草が歌うよ 空に両手を伸ばして バスは地球の形 僕に刻んで揺れるよ | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 晴れた空の下を バスは山へと向かって走るよ 窓を開けて僕は 木々の匂いの光を浴びるよ アスファルトもう見えない坂道 カバン下げたままの 君も誘って来れたらよかった 森に向けて投げよう いつか舗道で拾った木の実を 土曜日は心いつも揺れて 午後の高い陽射しが 僕を道草に誘う 砂利道を曲がりくねる風に 青い草が歌うよ 空に両手を伸ばして バスは地球の形 僕に刻んで揺れるよ |
街角街角に彼の靴が響けば 暗闇は逃げだすよ 夕空に彼が指を鳴らせば ガス灯が目を覚ます 凍えてた足も弾むメロディー 窓辺からこぼれるよ 暖かい彼の後を歩けば ステップを思い出す いつも同んなじで色褪せる日々 男達の切ない足取りにも 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて 町中に彼が明かりともせば 人々は集まるよ 星空に彼が指を鳴らせば 溜息が歌になる いつも届かない初めての恋 娘達の苦しい胸の奥に 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて いつも追いかけて見上げてる空 子供達の果てない希望(あこがれ)にも 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 街角に彼の靴が響けば 暗闇は逃げだすよ 夕空に彼が指を鳴らせば ガス灯が目を覚ます 凍えてた足も弾むメロディー 窓辺からこぼれるよ 暖かい彼の後を歩けば ステップを思い出す いつも同んなじで色褪せる日々 男達の切ない足取りにも 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて 町中に彼が明かりともせば 人々は集まるよ 星空に彼が指を鳴らせば 溜息が歌になる いつも届かない初めての恋 娘達の苦しい胸の奥に 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて いつも追いかけて見上げてる空 子供達の果てない希望(あこがれ)にも 灯をつけてあげて 灯をつけてあげて |
M氏の幸福樹々に隠れた大きな家に 一人で彼は住んでる 何やら妙な研究してる そういう噂 中折れ帽子金ぶち眼鏡 懐中時計ぶら下げ くねくね道を口笛吹いて てくてく散歩 風が吹く 坂道に風が吹く 研究室の隣の部屋の 窓にいつも見えるのは 暖炉の上の古びた写真 笑顔の人は誰ですか 腕に銀猫肩に黒猫 ぎらぎら瞳光らせ 二匹の猫は他の誰にも なつくことない 光差す 中庭に光差す 草に埋もれた郵便受けが 月に一度音たてる 白い船便小さな手紙 差出人は誰ですか クリスマスにもお正月にも 散歩の後のお茶にも 誰も招(よ)ばない招ばれていない 招んでも来ない 星が降る 木の枝に星が降る 窓に並べたフラスコ瓶に 月の雫集めてる 青い雫のお茶が沸くころ ベルを押すのは誰ですか | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 樹々に隠れた大きな家に 一人で彼は住んでる 何やら妙な研究してる そういう噂 中折れ帽子金ぶち眼鏡 懐中時計ぶら下げ くねくね道を口笛吹いて てくてく散歩 風が吹く 坂道に風が吹く 研究室の隣の部屋の 窓にいつも見えるのは 暖炉の上の古びた写真 笑顔の人は誰ですか 腕に銀猫肩に黒猫 ぎらぎら瞳光らせ 二匹の猫は他の誰にも なつくことない 光差す 中庭に光差す 草に埋もれた郵便受けが 月に一度音たてる 白い船便小さな手紙 差出人は誰ですか クリスマスにもお正月にも 散歩の後のお茶にも 誰も招(よ)ばない招ばれていない 招んでも来ない 星が降る 木の枝に星が降る 窓に並べたフラスコ瓶に 月の雫集めてる 青い雫のお茶が沸くころ ベルを押すのは誰ですか |
時の駅今その目の中 見えるよ輝く無数の星が 遥かな宇宙(そら)から 届くよ小さな秘密の言葉 最終電車も眠った駅には二人だけ 同じ時代(とき)の中生まれてきたよ いつか出遭うために 君のそばに 無人のホームには 時計のギリシャ文字 夜空のジオラマに 描くよ未来都市 今この手の中 包んだ体温(ぬくもり)探していたよ 悠かにたゆたう 時空の海へと体を投げて 同じ地球(ほし)の上墜ちて来たんだ まるで宇宙(そら)のしずく 君も僕も 二人の手のひらで 秘密が解けてゆく 一億光年の 想いが甦る 夜空のジオラマに 浮かぶよ月の駅 レールのその果てに 銀河の灯がともる | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 今その目の中 見えるよ輝く無数の星が 遥かな宇宙(そら)から 届くよ小さな秘密の言葉 最終電車も眠った駅には二人だけ 同じ時代(とき)の中生まれてきたよ いつか出遭うために 君のそばに 無人のホームには 時計のギリシャ文字 夜空のジオラマに 描くよ未来都市 今この手の中 包んだ体温(ぬくもり)探していたよ 悠かにたゆたう 時空の海へと体を投げて 同じ地球(ほし)の上墜ちて来たんだ まるで宇宙(そら)のしずく 君も僕も 二人の手のひらで 秘密が解けてゆく 一億光年の 想いが甦る 夜空のジオラマに 浮かぶよ月の駅 レールのその果てに 銀河の灯がともる |
ふたりの記憶(Man & Iron)広い空を駈けめぐる 飛行機乗りの若者がいた 下に続く草原を 彼は眺めて思い出したよ 空き缶蹴りながら 遊んだ幼い日を 空き地の周りには 同じ草が揺れてた 低く風を切りながら 右の翼は思い出したよ 蹴られて転がった 草むらの夕暮れを 時は流れてく (Young man's Memory Iron's Memory) ふたつの記憶をのせて ゆるやかに流れてく 重いオイル差しながら 彼の作った錆びたロボット 草が揺れる丘の上 ふたり座って思いめぐらす 大空駈けめぐる 自由だった若い日を 大きな風を切る 翼だったあの日々を 時は流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) ふたりの記憶を (Old man's Memory Iron's Memory) のせて流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) 時は流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 広い空を駈けめぐる 飛行機乗りの若者がいた 下に続く草原を 彼は眺めて思い出したよ 空き缶蹴りながら 遊んだ幼い日を 空き地の周りには 同じ草が揺れてた 低く風を切りながら 右の翼は思い出したよ 蹴られて転がった 草むらの夕暮れを 時は流れてく (Young man's Memory Iron's Memory) ふたつの記憶をのせて ゆるやかに流れてく 重いオイル差しながら 彼の作った錆びたロボット 草が揺れる丘の上 ふたり座って思いめぐらす 大空駈けめぐる 自由だった若い日を 大きな風を切る 翼だったあの日々を 時は流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) ふたりの記憶を (Old man's Memory Iron's Memory) のせて流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) 時は流れてく (Old man's Memory Iron's Memory) |
WATER君に送る手紙 水の上に綴る 言葉にならないまま 水に溶けてゆくよ 光る流れの中に じっと川を見てると ふっと時が揺れるよ 指をすべり落ちる 銀の一滴に 永遠(とわ)の想いのせて | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 君に送る手紙 水の上に綴る 言葉にならないまま 水に溶けてゆくよ 光る流れの中に じっと川を見てると ふっと時が揺れるよ 指をすべり落ちる 銀の一滴に 永遠(とわ)の想いのせて |
暮れてゆく空は石を投げたくなって川原に下りたら 君が橋の上を自転車で過ぎて行く 追いかけたりしたら夕暮れの空に 君がそのまま吸い込まれてゆきそう そんな気がして声を飲み込む そんな気がして声を飲み込む 暮れてゆく空は 戻らない季節のようで 淋しいけれど いつもきれい 橋の向こうに見える小さな鳥居の 風が吹いて草が揺れているあのあたり 子供の頃の君がひざを抱えているよ 笑いこらえじっと隠れてる そんな気がして僕も笑った そんな気がして僕も笑った 流れてく川は 振り向かない心のようで 淋しいけれど いつもきれい 暮れてゆく空は 手離した言葉のようで 淋しいけれど いつもきれい とてもきれい | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 石を投げたくなって川原に下りたら 君が橋の上を自転車で過ぎて行く 追いかけたりしたら夕暮れの空に 君がそのまま吸い込まれてゆきそう そんな気がして声を飲み込む そんな気がして声を飲み込む 暮れてゆく空は 戻らない季節のようで 淋しいけれど いつもきれい 橋の向こうに見える小さな鳥居の 風が吹いて草が揺れているあのあたり 子供の頃の君がひざを抱えているよ 笑いこらえじっと隠れてる そんな気がして僕も笑った そんな気がして僕も笑った 流れてく川は 振り向かない心のようで 淋しいけれど いつもきれい 暮れてゆく空は 手離した言葉のようで 淋しいけれど いつもきれい とてもきれい |
カナリヤ失くしたものを探しに行くよ いつか二人で歩いた道を 時の隙間に忍びこむ いたずらな風 懐かしいあの人の声に聴こえる 胸躍らせた春は駆けゆく 移る景色をささえきれずに 言葉なくして眼を伏せる あの日の二人 見つめてたカナリヤは今も歌うよ 雲は往く 空の果て 遥かな記憶をさまよう あの日に誘うよ あの日に誘うよ 失くしたものを探しに行くよ 錆びた時計の針に触れても 指の隙間に確かめた 穏やかな日々 夢に咲く花のように淡くはかなく 遥かな記憶を あの日に誘うよ あの日に誘うよ あの日に誘うよ | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 失くしたものを探しに行くよ いつか二人で歩いた道を 時の隙間に忍びこむ いたずらな風 懐かしいあの人の声に聴こえる 胸躍らせた春は駆けゆく 移る景色をささえきれずに 言葉なくして眼を伏せる あの日の二人 見つめてたカナリヤは今も歌うよ 雲は往く 空の果て 遥かな記憶をさまよう あの日に誘うよ あの日に誘うよ 失くしたものを探しに行くよ 錆びた時計の針に触れても 指の隙間に確かめた 穏やかな日々 夢に咲く花のように淡くはかなく 遥かな記憶を あの日に誘うよ あの日に誘うよ あの日に誘うよ |
月姫冷たい風のテラスで ため息ついてる月姫 ほうき星は郵便屋 赤い尾をひく バイクが止まる 宛て先不明で 帰ってきたのは 夜空に飛ばした 熱い想い 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 銀河の何処かに いるはずなのに 青い髪 氷の火花 せつなくふるえる月姫 銀色のポリスマン 見ないふりして 横目で過ぎた 幾千幾億 こぼれた星の中 どうやってその人 捜せばいい 月姫 月姫 今夜も一人 頭の上には 宇宙船が 月姫 月姫 今夜も一人 あんなにたくさん 過ぎてゆくのに 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 きっと何処かに いるはずなのに | 遊佐未森 | 工藤順子 | 松尾清憲 | | 冷たい風のテラスで ため息ついてる月姫 ほうき星は郵便屋 赤い尾をひく バイクが止まる 宛て先不明で 帰ってきたのは 夜空に飛ばした 熱い想い 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 銀河の何処かに いるはずなのに 青い髪 氷の火花 せつなくふるえる月姫 銀色のポリスマン 見ないふりして 横目で過ぎた 幾千幾億 こぼれた星の中 どうやってその人 捜せばいい 月姫 月姫 今夜も一人 頭の上には 宇宙船が 月姫 月姫 今夜も一人 あんなにたくさん 過ぎてゆくのに 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 きっと何処かに いるはずなのに |
ステイション最後のベルが 僕を汽車に運べば あなたはたたずみ 離れる霧の彼方へ 風に吹かれて いつしか舟は流れ オール放した 指に血をにじませて 泣かないで お願い 大きな声を出しても いつまでも あなたに 歌いかけてる 流れる季節 雨を降らさないで 今はともしび 抱いている まぼろしの朝 あなた駈けてゆく ピンクの筆跡 空に残しながら 今度の駅は きっと白いキャンバス 口笛吹きつつ 涙に色をつけて 泣かないで お願い 大きな声を出しても いつまでも あなたに 歌いかけてる 流れる景色 窓をふるわせないで 今はほほえみ映してる | 遊佐未森 | 杉林恭雄 | Q | | 最後のベルが 僕を汽車に運べば あなたはたたずみ 離れる霧の彼方へ 風に吹かれて いつしか舟は流れ オール放した 指に血をにじませて 泣かないで お願い 大きな声を出しても いつまでも あなたに 歌いかけてる 流れる季節 雨を降らさないで 今はともしび 抱いている まぼろしの朝 あなた駈けてゆく ピンクの筆跡 空に残しながら 今度の駅は きっと白いキャンバス 口笛吹きつつ 涙に色をつけて 泣かないで お願い 大きな声を出しても いつまでも あなたに 歌いかけてる 流れる景色 窓をふるわせないで 今はほほえみ映してる |
花一杯君を待つ切りたての 前髪に すべりこむ 言葉が 右耳で 眠ってた 季節を 揺り起こすよ 舗道でひとり 迷子の日々は 時の彼方へ もいちど言って 君が好きだよ 花一杯に 君が好きだよと 駆け抜けた 風のあと 砕けてく ショーウィンドー 降りそそぐ 舞い踊る ガラスの 花びらたち プリズムの夢 消えないように まぶたを閉じて もいちど言って 君を待ってる 両手一杯に 君を待ってると もいちど言って 君が好きだよ 花一杯に 君が好きだよと 赤いれんげ草 黄色い菜の花 青いすみれ草 桃色スウィトピー | 遊佐未森 | 工藤順子 | 成田忍 | | 切りたての 前髪に すべりこむ 言葉が 右耳で 眠ってた 季節を 揺り起こすよ 舗道でひとり 迷子の日々は 時の彼方へ もいちど言って 君が好きだよ 花一杯に 君が好きだよと 駆け抜けた 風のあと 砕けてく ショーウィンドー 降りそそぐ 舞い踊る ガラスの 花びらたち プリズムの夢 消えないように まぶたを閉じて もいちど言って 君を待ってる 両手一杯に 君を待ってると もいちど言って 君が好きだよ 花一杯に 君が好きだよと 赤いれんげ草 黄色い菜の花 青いすみれ草 桃色スウィトピー |
水夢(すいむ)水に踊るサカナ 陽差しを浴びながら 揺れる波のドレス 花びらを添えよう 遠くで君を 眺めていたら 眠たくなって ボクは泳いでる 君と泳いでる 夢の中… いつか君と出かけよう 生まれた場所へ戻ろう 水に遊ぶサカナ 行くあてのない朝 水辺の恋人に 告げる言葉もなく 光の粒を 追いかけてたら 知らないうちに ボクは泳いでる 君と泳いでる ボクは泳いでる 君と泳いでる | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 水に踊るサカナ 陽差しを浴びながら 揺れる波のドレス 花びらを添えよう 遠くで君を 眺めていたら 眠たくなって ボクは泳いでる 君と泳いでる 夢の中… いつか君と出かけよう 生まれた場所へ戻ろう 水に遊ぶサカナ 行くあてのない朝 水辺の恋人に 告げる言葉もなく 光の粒を 追いかけてたら 知らないうちに ボクは泳いでる 君と泳いでる ボクは泳いでる 君と泳いでる |
桜桜の花びらを 両手で受けながら 二人で薄紅の 少女にかえりたい めくるめく 春はゆく 変わらないで 微笑んで 貴女だけは あの人の胸の中 いつまでも咲いていて 束ねたその髪に 春風砂の風 貴女の横顔は 優しい歌のよう 陽を浴びて 春の中 言えなかった あの想い 散って何処へ あの人に届けたい ひとひらの夢のあと 桜の樹の下に 静かにひとつずつ 眩しい想い出を 埋めてしまいたい 巡りくる 春の日に 時のかけら 散りばめた 花が咲いて あの人の肩先で ひそやかに歌うでしょう 貴女にも私にも ささやいて揺れるでしょう ときめきもせつなさも 風たちと踊るでしょう | 遊佐未森 | 工藤順子 | 近藤由紀夫 | | 桜の花びらを 両手で受けながら 二人で薄紅の 少女にかえりたい めくるめく 春はゆく 変わらないで 微笑んで 貴女だけは あの人の胸の中 いつまでも咲いていて 束ねたその髪に 春風砂の風 貴女の横顔は 優しい歌のよう 陽を浴びて 春の中 言えなかった あの想い 散って何処へ あの人に届けたい ひとひらの夢のあと 桜の樹の下に 静かにひとつずつ 眩しい想い出を 埋めてしまいたい 巡りくる 春の日に 時のかけら 散りばめた 花が咲いて あの人の肩先で ひそやかに歌うでしょう 貴女にも私にも ささやいて揺れるでしょう ときめきもせつなさも 風たちと踊るでしょう |
花ざんげ春の宵 春に酔い 星を数えて そぞろ歩けば はしゃぎすぎた 季節でさえ 素直なこころで 懐かしくて やさしいだけで物足りなかった あなたが急にせつなくなる 春の宵 春匂い 花の便りに 胸ときめいて 無邪気さは 罪つくり こころならずも 罪を重ねる やさしいだけで物足りなかった あなたを急に抱きたくなる 春の宵 春に酔い 春の宵 花匂い | 遊佐未森 | 太田裕美 | 太田裕美 | | 春の宵 春に酔い 星を数えて そぞろ歩けば はしゃぎすぎた 季節でさえ 素直なこころで 懐かしくて やさしいだけで物足りなかった あなたが急にせつなくなる 春の宵 春匂い 花の便りに 胸ときめいて 無邪気さは 罪つくり こころならずも 罪を重ねる やさしいだけで物足りなかった あなたを急に抱きたくなる 春の宵 春に酔い 春の宵 花匂い |
Destination小さな川に 沿って歩いてゆく いつかめぐり逢う 海にひかれて とり戻せない あの日の手紙が 届くのは今日 それとも明日 なつかしいのは 昨日じゃなくて 逢いたい人は 貴方じゃなくて 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の景色 高い草に かくれて泣いた日 丘の上には 眠った工場あと いつも同じと 思った草たちも 毎年違う 花をつけていた 人たちの群は 朝の街に駅に 変わらぬ景色を 作るのでしょう いつか私が 消えたあとにも いつか私が 消えたあとにも なつかしいのは 昨日じゃなくて 逢いたい人は 貴方じゃなくて 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の私 遠くで呼んでる 明日の景色 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 成田忍 | | 小さな川に 沿って歩いてゆく いつかめぐり逢う 海にひかれて とり戻せない あの日の手紙が 届くのは今日 それとも明日 なつかしいのは 昨日じゃなくて 逢いたい人は 貴方じゃなくて 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の景色 高い草に かくれて泣いた日 丘の上には 眠った工場あと いつも同じと 思った草たちも 毎年違う 花をつけていた 人たちの群は 朝の街に駅に 変わらぬ景色を 作るのでしょう いつか私が 消えたあとにも いつか私が 消えたあとにも なつかしいのは 昨日じゃなくて 逢いたい人は 貴方じゃなくて 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の景色 遠くで呼んでる 明日の私 遠くで呼んでる 明日の景色 |
Happy Shoes真夜中に青い靴 ボクは走って 風たちと口笛を吹きながら 石を蹴る 金色の光放って 何処までもこだまする 午前2時 かかと鳴らしてみたんだ 夜の彼方へ 耳をすませば ほら 聴こえる星のオーケストラ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて 街路樹が揺れている夜に限って 地下鉄のきしむ音懐しい 真夜中に青い靴 ボクは走って 気まぐれなトキメキを探してる 魔法を信じていたいよ 朝がくるまで 鼓動をおさえながら 見知らぬ道をアン・ドゥ・トロワ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて ハッピーシューズ 願い事 ハッピーシューズ かなえてよ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 真夜中に青い靴 ボクは走って 風たちと口笛を吹きながら 石を蹴る 金色の光放って 何処までもこだまする 午前2時 かかと鳴らしてみたんだ 夜の彼方へ 耳をすませば ほら 聴こえる星のオーケストラ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて 街路樹が揺れている夜に限って 地下鉄のきしむ音懐しい 真夜中に青い靴 ボクは走って 気まぐれなトキメキを探してる 魔法を信じていたいよ 朝がくるまで 鼓動をおさえながら 見知らぬ道をアン・ドゥ・トロワ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて ハッピーシューズ 願い事 ハッピーシューズ かなえてよ ハッピーシューズ 街角に ハッピーシューズ 響かせて |