森とさかなもし君が 遠い川の底 泣いてたら もしかして 僕の悲しみの せいかしら 何故こんなに離れてて でも解ってる 今君は 銀の泡の中 泳いでる 今僕は 深い森の奥 立っている 何故こんなに知らなくて でも気にしてる さかな達は 虹のうろこ 光跳ねて 森の木々に 森の木々は 揺れる緑 風の匂い さかな達に もし君が 遠い川の底 笑ったら もしかして 僕の歓びが 届いたの 何故こんなに会えなくて でも信じてる 青い空に 雲が生まれ 黒い影を 風が運ぶ 森の土に 雨は染みて 澄んだ水を 川に送る | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | もし君が 遠い川の底 泣いてたら もしかして 僕の悲しみの せいかしら 何故こんなに離れてて でも解ってる 今君は 銀の泡の中 泳いでる 今僕は 深い森の奥 立っている 何故こんなに知らなくて でも気にしてる さかな達は 虹のうろこ 光跳ねて 森の木々に 森の木々は 揺れる緑 風の匂い さかな達に もし君が 遠い川の底 笑ったら もしかして 僕の歓びが 届いたの 何故こんなに会えなくて でも信じてる 青い空に 雲が生まれ 黒い影を 風が運ぶ 森の土に 雨は染みて 澄んだ水を 川に送る |
一粒の予感きらめく風に乗って舞い上がる 生まれたばかりの種 弾けて 細い影 指先をかすめて 柔らかな綿毛が揺れる 遠くに夏を告げる白い雲 二人で見上げる空 眩しい 手をつなぐ瞬間に弾けた 一粒の小さな予感 何処までも続いてるこの道 青い屋根 あの庭をそっと飛び越えて 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう 流れる水の音を追いかけて 梢の尖った芽をくぐって 少しずつ 胸の中 膨らむ 一粒の小さな予感 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 降りよう 大切なこの夢をきっと lalalalalala 咲かせよう この夢を 叶えよう この夢を 初めて 目覚める日は 銀の雨 待ちながら 丘の上 なだらかな斜面を 駆け昇る緑の陽光(ひかり) 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう この夢を | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | きらめく風に乗って舞い上がる 生まれたばかりの種 弾けて 細い影 指先をかすめて 柔らかな綿毛が揺れる 遠くに夏を告げる白い雲 二人で見上げる空 眩しい 手をつなぐ瞬間に弾けた 一粒の小さな予感 何処までも続いてるこの道 青い屋根 あの庭をそっと飛び越えて 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう 流れる水の音を追いかけて 梢の尖った芽をくぐって 少しずつ 胸の中 膨らむ 一粒の小さな予感 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 降りよう 大切なこの夢をきっと lalalalalala 咲かせよう この夢を 叶えよう この夢を 初めて 目覚める日は 銀の雨 待ちながら 丘の上 なだらかな斜面を 駆け昇る緑の陽光(ひかり) 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう この夢を |
M氏の幸福樹々に隠れた大きな家に 一人で彼は住んでる 何やら妙な研究してる そういう噂 中折れ帽子金ぶち眼鏡 懐中時計ぶら下げ くねくね道を口笛吹いて てくてく散歩 風が吹く 坂道に風が吹く 研究室の隣の部屋の 窓にいつも見えるのは 暖炉の上の古びた写真 笑顔の人は誰ですか 腕に銀猫肩に黒猫 ぎらぎら瞳光らせ 二匹の猫は他の誰にも なつくことない 光差す 中庭に光差す 草に埋もれた郵便受けが 月に一度音たてる 白い船便小さな手紙 差出人は誰ですか クリスマスにもお正月にも 散歩の後のお茶にも 誰も招(よ)ばない招ばれていない 招んでも来ない 星が降る 木の枝に星が降る 窓に並べたフラスコ瓶に 月の雫集めてる 青い雫のお茶が沸くころ ベルを押すのは誰ですか | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 樹々に隠れた大きな家に 一人で彼は住んでる 何やら妙な研究してる そういう噂 中折れ帽子金ぶち眼鏡 懐中時計ぶら下げ くねくね道を口笛吹いて てくてく散歩 風が吹く 坂道に風が吹く 研究室の隣の部屋の 窓にいつも見えるのは 暖炉の上の古びた写真 笑顔の人は誰ですか 腕に銀猫肩に黒猫 ぎらぎら瞳光らせ 二匹の猫は他の誰にも なつくことない 光差す 中庭に光差す 草に埋もれた郵便受けが 月に一度音たてる 白い船便小さな手紙 差出人は誰ですか クリスマスにもお正月にも 散歩の後のお茶にも 誰も招(よ)ばない招ばれていない 招んでも来ない 星が降る 木の枝に星が降る 窓に並べたフラスコ瓶に 月の雫集めてる 青い雫のお茶が沸くころ ベルを押すのは誰ですか |
Island of Hope and Tears青い月が浮かんでる くりかえす波の上 遠く耳を澄まして 心を解き放したら おだやかな想いが満ちてくる 悲しい思い出さえ 愛しくなるよね 海風の吹く丘で たくさん話したね 君のそばを離れる時が来るなんて 船は動きだす それぞれの夢を分けて Island of hope and tears 新しい島をめざし このほうが 二人のためだから だけど涙で 声にならない 船は動きだす それぞれの夢を分けて Island of hope and tears 新しい島をめざし 手を振る君が 遠くなる 波の彼方 淋しくなるね だけどもう 戻れない ふるえる胸を とかすように 夜が明ける Island of hope and tears その島は まだ見えない | 遊佐未森 | Triona Ni Dhomhnaill・日本語詞:遊佐未森 | Triona Ni Dhomhnaill | | 青い月が浮かんでる くりかえす波の上 遠く耳を澄まして 心を解き放したら おだやかな想いが満ちてくる 悲しい思い出さえ 愛しくなるよね 海風の吹く丘で たくさん話したね 君のそばを離れる時が来るなんて 船は動きだす それぞれの夢を分けて Island of hope and tears 新しい島をめざし このほうが 二人のためだから だけど涙で 声にならない 船は動きだす それぞれの夢を分けて Island of hope and tears 新しい島をめざし 手を振る君が 遠くなる 波の彼方 淋しくなるね だけどもう 戻れない ふるえる胸を とかすように 夜が明ける Island of hope and tears その島は まだ見えない |
旅人君はまるでシャボンのような 夢を話して歩く旅人 道に腰をおろしほほえむ その鞄の中身は何? 集まる子供たちの目は とても輝いて見えるよ 風は色を変えてゆく 君の手のひらで よそみしてた少しの間に 背中向けて歩きはじめた 舗道にきらめく光は 鞄をこぼれ落ちた言葉 群がる子供たちの手は 夢のかけら拾いあつめ 僕は急いで駈けだす 君を追いかけて いつかきっと会える日を信じてた 僕はずっと君について行こう 街から街へと旅をつづけて 君を待つ子供に会いに行こう 壊れかけた地球に 君のつけた足跡 つづく サヨナラと手を振る君 北風に連れ去られてく どんなに追いかけても 君は遠ざかる いつかまためぐり逢うその時まで 僕はずっと君を待っているよ 鞄にあふれるほどの物語 世界中の僕が君を待ってる 壊れかけた地球を 君は地図を拡げて 歩く 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 君はまるでシャボンのような 夢を話して歩く旅人 道に腰をおろしほほえむ その鞄の中身は何? 集まる子供たちの目は とても輝いて見えるよ 風は色を変えてゆく 君の手のひらで よそみしてた少しの間に 背中向けて歩きはじめた 舗道にきらめく光は 鞄をこぼれ落ちた言葉 群がる子供たちの手は 夢のかけら拾いあつめ 僕は急いで駈けだす 君を追いかけて いつかきっと会える日を信じてた 僕はずっと君について行こう 街から街へと旅をつづけて 君を待つ子供に会いに行こう 壊れかけた地球に 君のつけた足跡 つづく サヨナラと手を振る君 北風に連れ去られてく どんなに追いかけても 君は遠ざかる いつかまためぐり逢うその時まで 僕はずっと君を待っているよ 鞄にあふれるほどの物語 世界中の僕が君を待ってる 壊れかけた地球を 君は地図を拡げて 歩く 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる 世界中の僕が君を待ってる |
川川は流れてゆく 時の彼方 清らに ゆるやかに 今はもう一人きり 岸辺に立ち 過ぎゆく日を想う 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないよ 手をつないで 見つめていた 君と僕の 心浮かべ 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないで 川は流れてゆく 僕の胸に とどまることもなく | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 川は流れてゆく 時の彼方 清らに ゆるやかに 今はもう一人きり 岸辺に立ち 過ぎゆく日を想う 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないよ 手をつないで 見つめていた 君と僕の 心浮かべ 君の瞳に映る水の色 いつまでも忘れないで 川は流れてゆく 僕の胸に とどまることもなく |
カリヨン・ダンス時計の針が 空をさしたら 広場にひびく 鐘のしらべよ フタが開いて マリオネットが おじぎ ステップ 足ふみならす それを見ていた 街の人たち あちらこちらで 踊りだすのさ 道ゆく人も お花屋さんも 泣きじゃくる子も カピバラたちも カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! 時計の針は 止まらないから 広場においで 夢見ておいで 手がふれあえば 昔むかしの レモンの光 胸をくすぐる 踊る街では だれもかれもが どうしてなのか わけもわからず カフェのお客も 氷屋さんも 無口な人も 赤いポストも カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! 恋人たちも お相撲さんも 気むずかし屋も 真昼の月も カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森・Watusi | 時計の針が 空をさしたら 広場にひびく 鐘のしらべよ フタが開いて マリオネットが おじぎ ステップ 足ふみならす それを見ていた 街の人たち あちらこちらで 踊りだすのさ 道ゆく人も お花屋さんも 泣きじゃくる子も カピバラたちも カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! 時計の針は 止まらないから 広場においで 夢見ておいで 手がふれあえば 昔むかしの レモンの光 胸をくすぐる 踊る街では だれもかれもが どうしてなのか わけもわからず カフェのお客も 氷屋さんも 無口な人も 赤いポストも カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! 恋人たちも お相撲さんも 気むずかし屋も 真昼の月も カリヨン・ダンスを 踊りましょ くるくるまわる かけ声をあわせて カリヨン・ダンスを 踊りましょ いつのまにやら はずむこころ ヘイ! |
月がとっても青いから月がとっても 青いから 遠廻りして 帰ろう あの鈴懸(すずかけ)の 並木路(なみきじ)は 想い出の 小径よ 腕を優しく 組み合って 二人っきりで サ、帰ろう 月の雫に 濡れながら 遠廻りして 帰ろう ふとゆきずりに 知り合った 想い出の この径 夢をいとしく 抱きしめて 二人っきりで サ、帰ろう 月もあんなに うるむから 遠廻りして 帰ろう もう今日かぎり 逢えぬとも 想い出は 捨てずに 君と誓った 並木路(なみきみち) 二人っきりで サ、帰ろう | 遊佐未森 | 清水みのる | 陸奥明 | | 月がとっても 青いから 遠廻りして 帰ろう あの鈴懸(すずかけ)の 並木路(なみきじ)は 想い出の 小径よ 腕を優しく 組み合って 二人っきりで サ、帰ろう 月の雫に 濡れながら 遠廻りして 帰ろう ふとゆきずりに 知り合った 想い出の この径 夢をいとしく 抱きしめて 二人っきりで サ、帰ろう 月もあんなに うるむから 遠廻りして 帰ろう もう今日かぎり 逢えぬとも 想い出は 捨てずに 君と誓った 並木路(なみきみち) 二人っきりで サ、帰ろう |
オレンジ何もしないで 何も言わないで ただ あなたと見てる 風に吹かれて 空を見上げてる ただ あなたと感じる 退屈じゃなく 眠いのでもなく ただ そこにいるだけ 理由もなしに 飲み込まれぬように この時代の波間に サザンカの 坂道で もう一度 手を掴んだから なぜこんなに 胸が熱くて 泣きそうになるの 言葉なんて 追いつかないくらいに もう 美しい夕焼け 何もしないで 何も言わないで ただ あなたと見ていて この瞬間を ここで生きてると 心から 思えたの 次々と 波は来る それぞれが 越えていかなくちゃ 今 私に 注ぐオレンジ 夢をつなぐの 手のひらから あふれるもの かたちにして 歩いてゆけばいい 沈む夕陽が 大きくなる ああ 明日のために また きっと 会うために なぜこんなに 胸が熱くて 泣きそうになるの 言葉なんて 追いつかないくらいに もう 美しい夕焼け | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 羽毛田丈史 | 何もしないで 何も言わないで ただ あなたと見てる 風に吹かれて 空を見上げてる ただ あなたと感じる 退屈じゃなく 眠いのでもなく ただ そこにいるだけ 理由もなしに 飲み込まれぬように この時代の波間に サザンカの 坂道で もう一度 手を掴んだから なぜこんなに 胸が熱くて 泣きそうになるの 言葉なんて 追いつかないくらいに もう 美しい夕焼け 何もしないで 何も言わないで ただ あなたと見ていて この瞬間を ここで生きてると 心から 思えたの 次々と 波は来る それぞれが 越えていかなくちゃ 今 私に 注ぐオレンジ 夢をつなぐの 手のひらから あふれるもの かたちにして 歩いてゆけばいい 沈む夕陽が 大きくなる ああ 明日のために また きっと 会うために なぜこんなに 胸が熱くて 泣きそうになるの 言葉なんて 追いつかないくらいに もう 美しい夕焼け |
月姫冷たい風のテラスで ため息ついてる月姫 ほうき星は郵便屋 赤い尾をひく バイクが止まる 宛て先不明で 帰ってきたのは 夜空に飛ばした 熱い想い 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 銀河の何処かに いるはずなのに 青い髪 氷の火花 せつなくふるえる月姫 銀色のポリスマン 見ないふりして 横目で過ぎた 幾千幾億 こぼれた星の中 どうやってその人 捜せばいい 月姫 月姫 今夜も一人 頭の上には 宇宙船が 月姫 月姫 今夜も一人 あんなにたくさん 過ぎてゆくのに 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 きっと何処かに いるはずなのに | 遊佐未森 | 工藤順子 | 松尾清憲 | | 冷たい風のテラスで ため息ついてる月姫 ほうき星は郵便屋 赤い尾をひく バイクが止まる 宛て先不明で 帰ってきたのは 夜空に飛ばした 熱い想い 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 銀河の何処かに いるはずなのに 青い髪 氷の火花 せつなくふるえる月姫 銀色のポリスマン 見ないふりして 横目で過ぎた 幾千幾億 こぼれた星の中 どうやってその人 捜せばいい 月姫 月姫 今夜も一人 頭の上には 宇宙船が 月姫 月姫 今夜も一人 あんなにたくさん 過ぎてゆくのに 月姫 月姫 今夜も一人 優しく受け止めて くれる人は 月姫 月姫 今夜も一人 きっと何処かに いるはずなのに |
雪溶けの前にいつか雪が降り始めて 紛れそうな言葉 いつも君は笑いながら どんなことも許すから やさしすぎて 寂しすぎる いつか雪が降り積もって 今日も町を包む どんな過ちも静かに 白く埋めてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから 高く煙突の煙が 今日も町に昇る どんな思いさえいつかは 空に溶けてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから | 遊佐未森 | 工藤順子 | 中原信雄 | | いつか雪が降り始めて 紛れそうな言葉 いつも君は笑いながら どんなことも許すから やさしすぎて 寂しすぎる いつか雪が降り積もって 今日も町を包む どんな過ちも静かに 白く埋めてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから 高く煙突の煙が 今日も町に昇る どんな思いさえいつかは 空に溶けてしまうけど 僕が投げた言葉だけは どうぞまだ消さないで やがて来る春が辛すぎたりしないように 雪溶けの前に君に謝りたい だから 降りそそぐ春が君と僕を包むように 雪溶けの前にきっと会いにゆくよ だから |
水玉初めての手紙 水玉模様 少しだけ 滲む ビーズの指輪 遠い街へ 行った君が 結ぶ はみ出しそうな 文字で 退屈も わかち合えた 瞳に 浮かんでた 私 見つめていたの いつも あたりまえのように そばで 笑いあってた 二人 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 向かい風も いつか 味方にしてゆくよ ありふれた 時が 光って見える 道端の花が そっと咲いてた ほどく 手のひらの 上で 甘い歌が 聞こえてきたら 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 暗い夜も いつか 味方にしてゆくよ 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 向かい風も いつか 味方にしてゆくよ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 渡辺シュンスケ | 初めての手紙 水玉模様 少しだけ 滲む ビーズの指輪 遠い街へ 行った君が 結ぶ はみ出しそうな 文字で 退屈も わかち合えた 瞳に 浮かんでた 私 見つめていたの いつも あたりまえのように そばで 笑いあってた 二人 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 向かい風も いつか 味方にしてゆくよ ありふれた 時が 光って見える 道端の花が そっと咲いてた ほどく 手のひらの 上で 甘い歌が 聞こえてきたら 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 暗い夜も いつか 味方にしてゆくよ 君と 歩いた道 今は ひとりきりで どんな 向かい風も いつか 味方にしてゆくよ |
緑の絵あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 幼い日は 淡い絵の中の 緑色 手を伸ばす 届かない 駆け抜けた 風の音 見つけに来て ひとつ忘れモノ 森の奥 大丈夫 迷ったら その場所が 此処だから すぐにまた 旅立つ日が来るのでしょう だから今は 枝の蔭に 足を休めて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 星降る夜は 幹に身を寄せて 夜明けまで 目覚めには 朝露を一雫 あげるから 流れて来る 青いせせらぎは いつの日か 遠い町で その肩に 降り注ぐ 雨粒に すぐにまた 忘れる日が来るのでしょう だから今は 腕に巻いた 時をほどいて 見ていてあげるよ 眠りにつくまで 歌ってあげるよ 眠れぬあなたに きっとまた 出逢える日が 来るのでしょう だから今は 振り向かずに 歩きはじめて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを | 遊佐未森 | 工藤順子 | 高野寛 | | あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 幼い日は 淡い絵の中の 緑色 手を伸ばす 届かない 駆け抜けた 風の音 見つけに来て ひとつ忘れモノ 森の奥 大丈夫 迷ったら その場所が 此処だから すぐにまた 旅立つ日が来るのでしょう だから今は 枝の蔭に 足を休めて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 星降る夜は 幹に身を寄せて 夜明けまで 目覚めには 朝露を一雫 あげるから 流れて来る 青いせせらぎは いつの日か 遠い町で その肩に 降り注ぐ 雨粒に すぐにまた 忘れる日が来るのでしょう だから今は 腕に巻いた 時をほどいて 見ていてあげるよ 眠りにつくまで 歌ってあげるよ 眠れぬあなたに きっとまた 出逢える日が 来るのでしょう だから今は 振り向かずに 歩きはじめて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを |
空色の帽子川の流れに逆らって びしょ濡れではしゃいだね 小さな銀の魚たち すくっては逃がしたね 君に会うときいつでも被ってた 空の色した大好きなあの帽子 川の見えないその町で ずっと暮らしてゆくの? 長距離電話かかるたび そのことを尋けなくて 風に飛ばされ二人で追いかけた 水に隠れた大好きなあの帽子 遠い流れに漂いながら 空の色した魚になって 知らない町を旅しているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 明るい声を聞くたびに 少しだけ淋しくて 涙こらえて歌った帰り道 今は遥かな大好きなあの帽子 深い流れに包まれながら 空の色した魚は今日も 別れた町を夢見ているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 川の流れを届けたい 遠くなってく君に | 遊佐未森 | 工藤順子 | 太田裕美 | | 川の流れに逆らって びしょ濡れではしゃいだね 小さな銀の魚たち すくっては逃がしたね 君に会うときいつでも被ってた 空の色した大好きなあの帽子 川の見えないその町で ずっと暮らしてゆくの? 長距離電話かかるたび そのことを尋けなくて 風に飛ばされ二人で追いかけた 水に隠れた大好きなあの帽子 遠い流れに漂いながら 空の色した魚になって 知らない町を旅しているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 明るい声を聞くたびに 少しだけ淋しくて 涙こらえて歌った帰り道 今は遥かな大好きなあの帽子 深い流れに包まれながら 空の色した魚は今日も 別れた町を夢見ているのだろ 川の流れを届けたい 君の住むその町に 川の流れを届けたい 遠くなってく君に |
ブーゲンビリア海風に こぼれそうな花は あざやかな 夏を知ってる 黄昏の 空が許すから つきあって ブーゲンビリア 人影も まばらになって サンダルを 脱ぎ捨てた 砂の上 太陽の名残が 夕映えに 羽ばたいてゆく おわらない 日々の結び目を ほどいたら ブーゲンビリア 揺れながら ああ揺れながら 舞い戻る 夢の跡 重ね合わせてく あの日の海を にじむ輪郭と かすかな香り touch my heart 変わってく 雲のかたちから 優しさを おぼえるのでしょう 静寂を そっと抱きしめた ひと夏の ブーゲンビリア まどろみに 浮かぶ永遠 せつないわけじゃなくて 重ね合わせてく あの日の海を にじむ輪郭と あなたの香り touch my heart touch my heart | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 阿部尚徳・外間隆史 | 海風に こぼれそうな花は あざやかな 夏を知ってる 黄昏の 空が許すから つきあって ブーゲンビリア 人影も まばらになって サンダルを 脱ぎ捨てた 砂の上 太陽の名残が 夕映えに 羽ばたいてゆく おわらない 日々の結び目を ほどいたら ブーゲンビリア 揺れながら ああ揺れながら 舞い戻る 夢の跡 重ね合わせてく あの日の海を にじむ輪郭と かすかな香り touch my heart 変わってく 雲のかたちから 優しさを おぼえるのでしょう 静寂を そっと抱きしめた ひと夏の ブーゲンビリア まどろみに 浮かぶ永遠 せつないわけじゃなくて 重ね合わせてく あの日の海を にじむ輪郭と あなたの香り touch my heart touch my heart |
山行きバス(道草ノススメ)晴れた空の下を バスは山へと向かって走るよ 窓を開けて僕は 木々の匂いの光を浴びるよ アスファルトもう見えない坂道 カバン下げたままの 君も誘って来れたらよかった 森に向けて投げよう いつか舗道で拾った木の実を 土曜日は心いつも揺れて 午後の高い陽射しが 僕を道草に誘う 砂利道を曲がりくねる風に 青い草が歌うよ 空に両手を伸ばして バスは地球の形 僕に刻んで揺れるよ | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 晴れた空の下を バスは山へと向かって走るよ 窓を開けて僕は 木々の匂いの光を浴びるよ アスファルトもう見えない坂道 カバン下げたままの 君も誘って来れたらよかった 森に向けて投げよう いつか舗道で拾った木の実を 土曜日は心いつも揺れて 午後の高い陽射しが 僕を道草に誘う 砂利道を曲がりくねる風に 青い草が歌うよ 空に両手を伸ばして バスは地球の形 僕に刻んで揺れるよ |
ココア北風の海は 人影もなくて マフラーを結びなおしたり どこまでも続く 雲を見ていると 別れたあの日が近くなる ココアをたのんで こどもみたいだと笑われて 笑い返すうち 甘すぎたココアでも もっともっともっと 甘いのがよくて 溺れた 恋は 優しく 激しい 海のよう 波に乗ったり 波にのまれたり せつないね 夢だけが ほろ苦く 破れたの 終わらない思い出は 行き場もなく 彷徨うだけ あなたと出会って あなたと恋して ふれてみても なぜとどかない 目には見えなくて 感じられなくて 本当のあなたを探した 恋は 深くて ゆるい 海のよう すごく青くて やけに目にしみた せつないね 忘却のかなたまで ゆけるのか あてのないこの時を あなたらしくいてほしいよ せつないね 夢だけが ほろ苦く 破れたの 終わらない思い出は 行き場もなく 彷徨うだけ せつないね 忘却のかなたまで ゆけるのか あてのないこの時を わたしらしくやってゆくわ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 羽毛田丈史 | 北風の海は 人影もなくて マフラーを結びなおしたり どこまでも続く 雲を見ていると 別れたあの日が近くなる ココアをたのんで こどもみたいだと笑われて 笑い返すうち 甘すぎたココアでも もっともっともっと 甘いのがよくて 溺れた 恋は 優しく 激しい 海のよう 波に乗ったり 波にのまれたり せつないね 夢だけが ほろ苦く 破れたの 終わらない思い出は 行き場もなく 彷徨うだけ あなたと出会って あなたと恋して ふれてみても なぜとどかない 目には見えなくて 感じられなくて 本当のあなたを探した 恋は 深くて ゆるい 海のよう すごく青くて やけに目にしみた せつないね 忘却のかなたまで ゆけるのか あてのないこの時を あなたらしくいてほしいよ せつないね 夢だけが ほろ苦く 破れたの 終わらない思い出は 行き場もなく 彷徨うだけ せつないね 忘却のかなたまで ゆけるのか あてのないこの時を わたしらしくやってゆくわ |
雨あがりの観覧車雨あがりの夏空 雲をひとつ残すよ 涙にさえなれない 気持ちひとつ残るよ 観覧車が上ってゆく 青い胸の中を 待ち合わせが流れた にわか雨の休日 受話器置くとあの日も 雨はすぐに止んだね 観覧車は回っていた 光るしずく乗せて だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく 町角歩く僕の姿を見つけたよ あんなに小さい 人混み迷う僕の心を見つけたよ あんなに小さい 観覧車が回ってるよ 青い胸の中で だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく いつまでも約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 雨あがりの夏空 雲をひとつ残すよ 涙にさえなれない 気持ちひとつ残るよ 観覧車が上ってゆく 青い胸の中を 待ち合わせが流れた にわか雨の休日 受話器置くとあの日も 雨はすぐに止んだね 観覧車は回っていた 光るしずく乗せて だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく 町角歩く僕の姿を見つけたよ あんなに小さい 人混み迷う僕の心を見つけたよ あんなに小さい 観覧車が回ってるよ 青い胸の中で だからまだ約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく いつまでも約束は 晴れた空浮かんでる いつだってゴンドラは 僕を乗せ上ってく |
小鳥傷が治ったら 飛び立ちなさいと 鳥カゴの鍵をそっと あなたは開いた ずっとこの部屋で 歌わせたいなら この羽根切ってくれたら いいのに さよなら もう (I've got to say good-bye) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために Love is a cage 傷ついた翼 抱き上げてくれた あなたの淋しさ誰が 癒してくれるの おんなじ痛みに 気づいてくれたら その手を離さなくても いいのに さよなら もう (I've got to let you fly) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか まぶしすぎて Love is a cage 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 離さないで Love is a cage (All you need is a cage…) | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | トニー・マンスフィールド | 傷が治ったら 飛び立ちなさいと 鳥カゴの鍵をそっと あなたは開いた ずっとこの部屋で 歌わせたいなら この羽根切ってくれたら いいのに さよなら もう (I've got to say good-bye) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために Love is a cage 傷ついた翼 抱き上げてくれた あなたの淋しさ誰が 癒してくれるの おんなじ痛みに 気づいてくれたら その手を離さなくても いいのに さよなら もう (I've got to let you fly) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか まぶしすぎて Love is a cage 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 離さないで Love is a cage (All you need is a cage…) |
われもこう(変化)髪を切った 思いきり短く うろこ雲の高い空 昼下がり 心までが新しい感じで まるでながい眠りから醒めたよう 何かが変わるかな もつれかけた気持ちもほどけるよ 今は君のことだけを見つめてる 気づいてくれるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 大きな川を越えたよ lulilula 日毎に街は色づき 涼しい風が吹く 静かにふくらんでゆく 想いを受けとめて 髪を切った 男の子みたいに いろんなことできそうな気がするよ 明日も晴れるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 光の船に乗ったよ lulilula 君のそばをまわって 頭の上に降りるよ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 髪を切った 思いきり短く うろこ雲の高い空 昼下がり 心までが新しい感じで まるでながい眠りから醒めたよう 何かが変わるかな もつれかけた気持ちもほどけるよ 今は君のことだけを見つめてる 気づいてくれるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 大きな川を越えたよ lulilula 日毎に街は色づき 涼しい風が吹く 静かにふくらんでゆく 想いを受けとめて 髪を切った 男の子みたいに いろんなことできそうな気がするよ 明日も晴れるかな 空飛ぶ夢を見たんだ 光の船に乗ったよ lulilula 君のそばをまわって 頭の上に降りるよ |
Willあなたを映してる 透明な硝子は 小さな出来事で 割れそうに震える 静かに枯れてゆく花や とぎれた言葉や だけど それでもいい目を閉じない 何が見えたっていいから 動き出した季節の風 両手で受けるよ 引かれてく心の行方 まっすぐに見つめたい 曇りのない一枚の硝子 陽射しに包まれて 虹色の硝子は 優しい笑顔にも 泣きそうに傾く あなたの口ずさむ歌は 知らない旋律(メロディー) きっと どんな時も目を閉じない 何が見えたっていいから 強い風に砕け散って 小さなかけらになっても 変わりのないひとつひとつ 光を放つよ 胸の奥息づく想い 大切に見つめたい 曇りのない一枚の硝子 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | あなたを映してる 透明な硝子は 小さな出来事で 割れそうに震える 静かに枯れてゆく花や とぎれた言葉や だけど それでもいい目を閉じない 何が見えたっていいから 動き出した季節の風 両手で受けるよ 引かれてく心の行方 まっすぐに見つめたい 曇りのない一枚の硝子 陽射しに包まれて 虹色の硝子は 優しい笑顔にも 泣きそうに傾く あなたの口ずさむ歌は 知らない旋律(メロディー) きっと どんな時も目を閉じない 何が見えたっていいから 強い風に砕け散って 小さなかけらになっても 変わりのないひとつひとつ 光を放つよ 胸の奥息づく想い 大切に見つめたい 曇りのない一枚の硝子 |
君のてのひらから君のてのひらから生まれてきた ブロンズ並んでる静かな部屋 いつでも 君のそばで その手を眺めてるよ 君のてのひらには太陽がいて 冷たい土さえも輝きだす こんなに 君のそばで 素直な気持ちになる 移ろう風を 形にして 光と影を 刻んでゆく 君のてのひらから生まれたいな もう一人の私 土に還る 君のてのひらから生まれてきた もうひとつのいのち 時を超える | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 君のてのひらから生まれてきた ブロンズ並んでる静かな部屋 いつでも 君のそばで その手を眺めてるよ 君のてのひらには太陽がいて 冷たい土さえも輝きだす こんなに 君のそばで 素直な気持ちになる 移ろう風を 形にして 光と影を 刻んでゆく 君のてのひらから生まれたいな もう一人の私 土に還る 君のてのひらから生まれてきた もうひとつのいのち 時を超える |
ポプラ街路樹を歩いてゆく あなたの手をそっととった 垂直に伸びた枝が 急に揺れて息をする 孤独よりも遠く ふさぎ込んでいた日々 冷えた指の先に あなたの手の温度 ああ 愛しさも 運命も 悲しみの涙も この時のなかで いつか受けとめるから ああ 夏がゆき 秋が来て 枯れ葉が散っても この星のなかで 歌は鳴り響いてる すくってくれた ささやかな体温 抱き上げられた子どもの 涙のあと 虹のはじまり ミルク色の木漏れ陽が 丸い頬をなでてゆく 空気よりも近く あなたを感じられる モヘアの袖口も あたたかくなったよ ああ あこがれも やさしさも 秘められた力も この時のなかで いつか近づけるのか ああ 冬が来て 春を待つ つぼみの静けさと この星の上で 歌うたい続ける 抱きしめていて ささやかな体温 ああ 愛しさも 運命も 悲しみの涙も この時のなかで いつか受けとめるから ああ 夏がゆき 秋が来て 枯れ葉が散っても この星のなかで 歌は鳴り響いてる かけがえのない ささやかな体温 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 羽毛田丈史 | 街路樹を歩いてゆく あなたの手をそっととった 垂直に伸びた枝が 急に揺れて息をする 孤独よりも遠く ふさぎ込んでいた日々 冷えた指の先に あなたの手の温度 ああ 愛しさも 運命も 悲しみの涙も この時のなかで いつか受けとめるから ああ 夏がゆき 秋が来て 枯れ葉が散っても この星のなかで 歌は鳴り響いてる すくってくれた ささやかな体温 抱き上げられた子どもの 涙のあと 虹のはじまり ミルク色の木漏れ陽が 丸い頬をなでてゆく 空気よりも近く あなたを感じられる モヘアの袖口も あたたかくなったよ ああ あこがれも やさしさも 秘められた力も この時のなかで いつか近づけるのか ああ 冬が来て 春を待つ つぼみの静けさと この星の上で 歌うたい続ける 抱きしめていて ささやかな体温 ああ 愛しさも 運命も 悲しみの涙も この時のなかで いつか受けとめるから ああ 夏がゆき 秋が来て 枯れ葉が散っても この星のなかで 歌は鳴り響いてる かけがえのない ささやかな体温 |
きみのなかに淡い光を越えて 時間を滑り出してく すみれ畑のむこう ひろがる街が見える 言えなかった気持ち この空にほどこう せつなさを願いにかえて 探し続けている 響き合う心を 素直なまなざしを抱いて いつかたどりつく きみのなかに 遠い記憶の岸辺 聞こえる水のせせらぎ 祈るように静かに ほほえみかわしている 生まれたての風と はしゃぎながら泳ぐ 新しい予感を連れて 大切にしている 清らかな心を 空も風も恋も花も みんなここにある きみのなかに いつもここにある きみのなかに | 遊佐未森 | 井上妙 | 外間隆史 | | 淡い光を越えて 時間を滑り出してく すみれ畑のむこう ひろがる街が見える 言えなかった気持ち この空にほどこう せつなさを願いにかえて 探し続けている 響き合う心を 素直なまなざしを抱いて いつかたどりつく きみのなかに 遠い記憶の岸辺 聞こえる水のせせらぎ 祈るように静かに ほほえみかわしている 生まれたての風と はしゃぎながら泳ぐ 新しい予感を連れて 大切にしている 清らかな心を 空も風も恋も花も みんなここにある きみのなかに いつもここにある きみのなかに |
シリウスどこからか懐かしい君の声 聞こえた気がしたの くちびるをくすぐる甘い風に あの日のぬくもりを 何も知らなかった いつでもここにいるよ 君の言葉のまま 未来を信じていた日々 追いかけて見失う君の影 さまよう迷い道 ごめんね 愛されても 甘えてばかりいたね 君の前にぜんぶ 投げ出すほうがよかった 幾千の想い いつまでも忘れない 喜びも悲しみも そのままに胸の中抱いて 少しずつひとりで だいじに歩いてゆく 月の光あびて 夜露をはじく花びら 幾千の想い 星空を駈けめぐる あこがれもとまどいも そのままに胸の中抱いて きまぐれな風にさえ くじけそうになるけど いつか君の窓辺で 光る星屑になる | 遊佐未森 | 遊佐未森・井上妙 | 中原信雄 | | どこからか懐かしい君の声 聞こえた気がしたの くちびるをくすぐる甘い風に あの日のぬくもりを 何も知らなかった いつでもここにいるよ 君の言葉のまま 未来を信じていた日々 追いかけて見失う君の影 さまよう迷い道 ごめんね 愛されても 甘えてばかりいたね 君の前にぜんぶ 投げ出すほうがよかった 幾千の想い いつまでも忘れない 喜びも悲しみも そのままに胸の中抱いて 少しずつひとりで だいじに歩いてゆく 月の光あびて 夜露をはじく花びら 幾千の想い 星空を駈けめぐる あこがれもとまどいも そのままに胸の中抱いて きまぐれな風にさえ くじけそうになるけど いつか君の窓辺で 光る星屑になる |
日曜日空まぶしい日曜日 あてもなくていつもの公園 もう緑の広場は はしゃぐ声が光にさざめくよ 白いベンチ誘ったら 笑うかな 僕の事 いつか君を ああでも 今半分しぼんだ 茜色の風船みつけた 胸溢れる溜め息 少し早い夕日に吹き込もう 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 青い風に さあ乗って 広場を抜けて 自転車止めて ルララ 花屋の前の 舗道で弾む リルル 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 見えなくなる ああもう また一人の日曜日 鳥の声が眠りに誘うよ あの小さな夕日と 夢の町をふたりで歩きたい 子供達も恋人も 街角の楽隊も 手を伸ばすよ ほらごらん 人混み抜けて 店先かすめ ルララ 交番前の 信号渡る リルル 街路樹越えて 裏道抜けて ルララ 草むら転げ 川辺り滑る リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 空まぶしい日曜日 あてもなくていつもの公園 もう緑の広場は はしゃぐ声が光にさざめくよ 白いベンチ誘ったら 笑うかな 僕の事 いつか君を ああでも 今半分しぼんだ 茜色の風船みつけた 胸溢れる溜め息 少し早い夕日に吹き込もう 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 青い風に さあ乗って 広場を抜けて 自転車止めて ルララ 花屋の前の 舗道で弾む リルル 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 見えなくなる ああもう また一人の日曜日 鳥の声が眠りに誘うよ あの小さな夕日と 夢の町をふたりで歩きたい 子供達も恋人も 街角の楽隊も 手を伸ばすよ ほらごらん 人混み抜けて 店先かすめ ルララ 交番前の 信号渡る リルル 街路樹越えて 裏道抜けて ルララ 草むら転げ 川辺り滑る リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル |
ひまわり(Napraforgo)どこまでも続くひまわり畑 列車は走ってゆく ドアを開けたまま 風を受けても汗は乾かない 窓の外は ひまわり ひまわり 帽子を脱いだ若い兵士の 夏の休暇は始まったばかり ウイスキー片手に遠くを見てる 窓の外は ひまわり ひまわり 気の良い父と働き者の母 彼の帰りを待っているだろう 彼の顔は 駅毎に 子供の顔になってゆく 午後の光が瞳の奥に 鮮やか過ぎる色を焼き付ける 瞼開けても夢は終わらない 窓の外は ひまわり ひまわり 小さな駅を幾つ数えたら あの地平に眠れるのだろう 彼の顔は 駅毎に 知らない顔になってゆく 車掌の靴音 レールの軋み 子供の泣き声 子守唄のリフレイン あてない旅は黄色いまどろみ 窓の外は ひまわり ひまわり | 遊佐未森 | 工藤順子 | 成田忍 | | どこまでも続くひまわり畑 列車は走ってゆく ドアを開けたまま 風を受けても汗は乾かない 窓の外は ひまわり ひまわり 帽子を脱いだ若い兵士の 夏の休暇は始まったばかり ウイスキー片手に遠くを見てる 窓の外は ひまわり ひまわり 気の良い父と働き者の母 彼の帰りを待っているだろう 彼の顔は 駅毎に 子供の顔になってゆく 午後の光が瞳の奥に 鮮やか過ぎる色を焼き付ける 瞼開けても夢は終わらない 窓の外は ひまわり ひまわり 小さな駅を幾つ数えたら あの地平に眠れるのだろう 彼の顔は 駅毎に 知らない顔になってゆく 車掌の靴音 レールの軋み 子供の泣き声 子守唄のリフレイン あてない旅は黄色いまどろみ 窓の外は ひまわり ひまわり |
I'm here with youI'm here with you 明日へ I'm here with you It's called the earth 甘く咲き初める 花の香り 朝露に啼きだした 鳥の声にも 寄せて返す波 風のなかで 歌ってるこの星が ほのかなメロディ I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth 生まれくる生命 その瞳に 古の軋む音 溶ける氷河に 遠い街角に 旅に出ても 歌ってるこの星が ほのかなメロディ I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth サミシイヨルモ ワスレナイデ アナタト トモニイル I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 渡辺等 | I'm here with you 明日へ I'm here with you It's called the earth 甘く咲き初める 花の香り 朝露に啼きだした 鳥の声にも 寄せて返す波 風のなかで 歌ってるこの星が ほのかなメロディ I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth 生まれくる生命 その瞳に 古の軋む音 溶ける氷河に 遠い街角に 旅に出ても 歌ってるこの星が ほのかなメロディ I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth サミシイヨルモ ワスレナイデ アナタト トモニイル I'm here with you I'm here with you I'm here with you It's called the earth |
星屑の停留所柱時計はもう鳴らないね そっと目配せ交わして 階段きしませながら 屋根裏のあの部屋へ 天窓にあの日も見てた月の光 息をひそめて開けてよ 鍵の壊れたトランク 君と二人で隠した 夢が眠っているはず 褪せた地図を 指でなぞって ハッカ煙草は目に沁みるよね 君は涙で笑った ポケットを確かめながら 真夜中の停留所へ 流れ星左の肩をかすめてゆく 耳を澄まして聞いてよ 時が過ぎてく靴音 風も眠った時間に 誰も知らない町から 鋼色の バスが近づく 町は眠ったふりして 落ちた星屑数える 君と僕の バスが近づく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 柱時計はもう鳴らないね そっと目配せ交わして 階段きしませながら 屋根裏のあの部屋へ 天窓にあの日も見てた月の光 息をひそめて開けてよ 鍵の壊れたトランク 君と二人で隠した 夢が眠っているはず 褪せた地図を 指でなぞって ハッカ煙草は目に沁みるよね 君は涙で笑った ポケットを確かめながら 真夜中の停留所へ 流れ星左の肩をかすめてゆく 耳を澄まして聞いてよ 時が過ぎてく靴音 風も眠った時間に 誰も知らない町から 鋼色の バスが近づく 町は眠ったふりして 落ちた星屑数える 君と僕の バスが近づく |
夢をみた泳いでゆく 記憶を紡いで はるか未来のほとりへ 小さな手でつくりだす夢を まぶたの裏に描くよ 甘い孤独 闇を走る自転車 光浴びて 長い影を残して 通りすぎる風を受けながら 静かに耳をすませた 幼い頃聞いた歌声が 遠くの空に響くよ 花の香り 月の雫 集めて 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じカーブつないで 野ばらの咲きほこった坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる 胸の鼓動 闇を走る自動車 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じ光見つめて ポプラ並木の続く坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる | 遊佐未森 | 井上妙 | 遊佐未森 | | 泳いでゆく 記憶を紡いで はるか未来のほとりへ 小さな手でつくりだす夢を まぶたの裏に描くよ 甘い孤独 闇を走る自転車 光浴びて 長い影を残して 通りすぎる風を受けながら 静かに耳をすませた 幼い頃聞いた歌声が 遠くの空に響くよ 花の香り 月の雫 集めて 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じカーブつないで 野ばらの咲きほこった坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる 胸の鼓動 闇を走る自動車 瞳深く ありったけの心を いつも映してた あの時に見た夢を そのままで 連れ出してゆくよ 同じ光見つめて ポプラ並木の続く坂道を 駆け抜けてゆくよ 時の流れ感じて 望みを抱いてる |
ロカ赤いジャムのなかで 泳ぐ夢を見てた 鳴らない目覚ましを 抱いたままの私 体のなか 透明にする 水が必要ね こんな日は 世界のニュースから 悲しみがあふれて 小さな虫さえも 道に迷っている 汚れてゆく この日常を 強く抱きしめて とかしたい 今 はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう uisce a' reachtail deora' na tuillte 雨上がりの瞳 空を見上げたとき あどけない言葉が 愛しく響いてくる 涙のぶん 満たしてくれる 水がほしくなる そんな時 さあ はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ねえ 時には 見つめ合うロカ 見逃さないでいて 今 はじめての 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 外間隆史・冨田恵一 | 赤いジャムのなかで 泳ぐ夢を見てた 鳴らない目覚ましを 抱いたままの私 体のなか 透明にする 水が必要ね こんな日は 世界のニュースから 悲しみがあふれて 小さな虫さえも 道に迷っている 汚れてゆく この日常を 強く抱きしめて とかしたい 今 はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう uisce a' reachtail deora' na tuillte 雨上がりの瞳 空を見上げたとき あどけない言葉が 愛しく響いてくる 涙のぶん 満たしてくれる 水がほしくなる そんな時 さあ はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ねえ 時には 見つめ合うロカ 見逃さないでいて 今 はじめての 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう |
タペストリー遠く 森の上に浮かんだ 雲が動きながら 透きとおってゆく まっすぐな道を 今 たどれば 空にとどく 胸の中に タペストリー つかのまの恋も 色褪せないそのままで 編み込まれてゆくの ずっと覚えている どこかで 風に紛れているみどりのにおい 刻まれた螺旋 まだ 手さぐりで歩いてる 時をのせて タペストリー ひなげしの花も 出会った空の青さと ひとつになってゆく ああ 大きなうねりに この時間をあずけるまで 胸の中に タペストリー 地下水の音も 紡いだ糸の隙間に きらめきを映して 時をのせて タペストリー いつかは朽ちても 陽に灼けた壁の跡に 幻をのこして 描いてゆく タペストリー 時をのせて タペストリー 描いてゆく タペストリー 時をのせて タペストリー | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 小河星志 | | 遠く 森の上に浮かんだ 雲が動きながら 透きとおってゆく まっすぐな道を 今 たどれば 空にとどく 胸の中に タペストリー つかのまの恋も 色褪せないそのままで 編み込まれてゆくの ずっと覚えている どこかで 風に紛れているみどりのにおい 刻まれた螺旋 まだ 手さぐりで歩いてる 時をのせて タペストリー ひなげしの花も 出会った空の青さと ひとつになってゆく ああ 大きなうねりに この時間をあずけるまで 胸の中に タペストリー 地下水の音も 紡いだ糸の隙間に きらめきを映して 時をのせて タペストリー いつかは朽ちても 陽に灼けた壁の跡に 幻をのこして 描いてゆく タペストリー 時をのせて タペストリー 描いてゆく タペストリー 時をのせて タペストリー |
0の丘∞の空二人を追い越して 雲が行くよ 時間の軸の上 走り続ける ずっと抱きしめた 大事な日々 追い風に 飛ばされそう ガラスの青い地球(ほし) 光浴びて 二人の爪先で まわり続ける ずっと好きなのに 見ていたのに すれ違う 夢の座標 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう ずっと離さずに 泳いでゆく 草の海 光の海 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう 0の丘に立てば 果てしない ∞の夢 叶うよ | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | 二人を追い越して 雲が行くよ 時間の軸の上 走り続ける ずっと抱きしめた 大事な日々 追い風に 飛ばされそう ガラスの青い地球(ほし) 光浴びて 二人の爪先で まわり続ける ずっと好きなのに 見ていたのに すれ違う 夢の座標 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう ずっと離さずに 泳いでゆく 草の海 光の海 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう 0の丘に立てば 果てしない ∞の夢 叶うよ |
クレマチスクレチマスの 垣根沿いに まわりだした 新しい時 憂うつも 空白も 色褪せて ほどけた 少しずつ 少しずつ 心地よい風が 雲が流れてゆく あなたにもとどく この空 雲が流れてゆく その先に見える 明日へ クレチマスの 蔓をたどる 風車の 花がほほえむ 日向から あなたから 歌声が 聞こえる 目を閉じて 指先に 柔らかな光 雲が流れてゆく あなたにもとどく この空 雲が流れてゆく その先に見える 明日へ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | クレチマスの 垣根沿いに まわりだした 新しい時 憂うつも 空白も 色褪せて ほどけた 少しずつ 少しずつ 心地よい風が 雲が流れてゆく あなたにもとどく この空 雲が流れてゆく その先に見える 明日へ クレチマスの 蔓をたどる 風車の 花がほほえむ 日向から あなたから 歌声が 聞こえる 目を閉じて 指先に 柔らかな光 雲が流れてゆく あなたにもとどく この空 雲が流れてゆく その先に見える 明日へ |
瞳水晶虹色のアスファルト 水溜り覗いたら ボクの心の空模様 どうだろう? 暮れてゆく坂道を なだらかに時は往く ボクは遠まわりしたくなる 独り 雨あがりの街と うらはらに涙色 嘘なんてつけないね くちびるが震えたよ あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 夜になる少し前 あいまいな気持ちのままなら 帰らなきゃよかったよ 家(うち)へ 灯りを追いかけて 逃げてゆくシルエット ささいなあやまちに 三日月もにじんでた あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 あの空にボクはいつも 憧れ映す瞳水晶 あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | 成田忍 | 虹色のアスファルト 水溜り覗いたら ボクの心の空模様 どうだろう? 暮れてゆく坂道を なだらかに時は往く ボクは遠まわりしたくなる 独り 雨あがりの街と うらはらに涙色 嘘なんてつけないね くちびるが震えたよ あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 夜になる少し前 あいまいな気持ちのままなら 帰らなきゃよかったよ 家(うち)へ 灯りを追いかけて 逃げてゆくシルエット ささいなあやまちに 三日月もにじんでた あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 あの空にボクはいつも 憧れ映す瞳水晶 あした青空の下で 打ち明けたいよ瞳水晶 |
Silent Bells街中輝く夜に包まれて さざめきはじめると 懐かしい気持ちが君の名前を 思い出させるよ 銀色の樹々に抱かれて 痛みさえ知らなかった 少年の頃 あの時君が話してくれたこと 僕には分からなかった 音もなく降りつもる白い記憶は 胸の中残る キャンドルにともした光 いつまでも消えない夢 凍える窓に映している 雪がやんだから 星が見えるから 君に会いにゆく 探した 僕だけの 言葉を君に伝えたい 自転車に勇気を つんで走り出す 白い息吐いて 冷たい夜の空気には 君からのメッセージが 時間を越えて響いている 雪がやんだから 星が見えるから 君に会いにゆく 見つけた 特別な 言葉を君に伝えたい 雪がやんだから 星が見えるから 光る街抜けて 頬に風受けて 君に会いにゆく 探した 僕だけの 言葉を君に伝えたい | 遊佐未森 | 古賀森男・遊佐未森 | 古賀森男・遊佐未森 | 外間隆史・中原信雄 | 街中輝く夜に包まれて さざめきはじめると 懐かしい気持ちが君の名前を 思い出させるよ 銀色の樹々に抱かれて 痛みさえ知らなかった 少年の頃 あの時君が話してくれたこと 僕には分からなかった 音もなく降りつもる白い記憶は 胸の中残る キャンドルにともした光 いつまでも消えない夢 凍える窓に映している 雪がやんだから 星が見えるから 君に会いにゆく 探した 僕だけの 言葉を君に伝えたい 自転車に勇気を つんで走り出す 白い息吐いて 冷たい夜の空気には 君からのメッセージが 時間を越えて響いている 雪がやんだから 星が見えるから 君に会いにゆく 見つけた 特別な 言葉を君に伝えたい 雪がやんだから 星が見えるから 光る街抜けて 頬に風受けて 君に会いにゆく 探した 僕だけの 言葉を君に伝えたい |
小さな喫茶店それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた思い出の小径だよ なつかしい あの過ぎた日の事が浮かぶよ この道の歩くとき 何かしら悩ましくなる 春さきの宵だったが 小さな喫茶店にはいった時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラジオがあまい歌を やさしくうたってたが 二人はただだまって むきあっていたっけね | 遊佐未森 | E.Newbach | F.Raymond | | それは去年のことだった 星の綺麗な宵だった 二人で歩いた思い出の小径だよ なつかしい あの過ぎた日の事が浮かぶよ この道の歩くとき 何かしら悩ましくなる 春さきの宵だったが 小さな喫茶店にはいった時も 二人はお茶とお菓子を前にして ひと言もしゃべらぬ そばでラジオがあまい歌を やさしくうたってたが 二人はただだまって むきあっていたっけね |
東京の空の下もう帰ろう 日暮れてゆくよ 何度も呼んでみたけど 返事がない 十数えて 目を開いたら 知らない景色の中で 風が前髪を巻き上げた 遠いビルの窓が 明かり灯してる 人の欲望(ゆめ)が 高く高く 空を突き上げる もう帰ろう 振り返ったら 大人になったあの子が 駅の人混みに隠れてた 緑色の電車 街を駆け抜ける 耳の奥で ずっとずっと 歌が続いてる 街は大きな手拡げて 人の限りない夢を抱(いだ)くよ みんな眠らせて 今夜も 深い悲しみも忘れさせて もう帰ろう いつもの道 もう帰ろう 日暮れてゆく | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | もう帰ろう 日暮れてゆくよ 何度も呼んでみたけど 返事がない 十数えて 目を開いたら 知らない景色の中で 風が前髪を巻き上げた 遠いビルの窓が 明かり灯してる 人の欲望(ゆめ)が 高く高く 空を突き上げる もう帰ろう 振り返ったら 大人になったあの子が 駅の人混みに隠れてた 緑色の電車 街を駆け抜ける 耳の奥で ずっとずっと 歌が続いてる 街は大きな手拡げて 人の限りない夢を抱(いだ)くよ みんな眠らせて 今夜も 深い悲しみも忘れさせて もう帰ろう いつもの道 もう帰ろう 日暮れてゆく |
桜桜の花びらを 両手で受けながら 二人で薄紅の 少女にかえりたい めくるめく 春はゆく 変わらないで 微笑んで 貴女だけは あの人の胸の中 いつまでも咲いていて 束ねたその髪に 春風砂の風 貴女の横顔は 優しい歌のよう 陽を浴びて 春の中 言えなかった あの想い 散って何処へ あの人に届けたい ひとひらの夢のあと 桜の樹の下に 静かにひとつずつ 眩しい想い出を 埋めてしまいたい 巡りくる 春の日に 時のかけら 散りばめた 花が咲いて あの人の肩先で ひそやかに歌うでしょう 貴女にも私にも ささやいて揺れるでしょう ときめきもせつなさも 風たちと踊るでしょう | 遊佐未森 | 工藤順子 | 近藤由紀夫 | | 桜の花びらを 両手で受けながら 二人で薄紅の 少女にかえりたい めくるめく 春はゆく 変わらないで 微笑んで 貴女だけは あの人の胸の中 いつまでも咲いていて 束ねたその髪に 春風砂の風 貴女の横顔は 優しい歌のよう 陽を浴びて 春の中 言えなかった あの想い 散って何処へ あの人に届けたい ひとひらの夢のあと 桜の樹の下に 静かにひとつずつ 眩しい想い出を 埋めてしまいたい 巡りくる 春の日に 時のかけら 散りばめた 花が咲いて あの人の肩先で ひそやかに歌うでしょう 貴女にも私にも ささやいて揺れるでしょう ときめきもせつなさも 風たちと踊るでしょう |
空夏には草で 冬には雪で 青い窓辺を 静かにそっと包みたい あなたの息づく世界 すべてを好きだから 朝には霧で 夜には星で 濡れた硝子を 優しくそっと叩きたい ひとりで悲しまないで 気づいて窓の外 いつかあなたが その窓開ける日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと 大きな想い伝えたい どんなに時が過ぎても 褪せないものだけを いつか二人で あの橋渡りながら 歌ってあげる 眩しいせせらぎに 染まるように いつかあなたの 心に届く日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 夏には草で 冬には雪で 青い窓辺を 静かにそっと包みたい あなたの息づく世界 すべてを好きだから 朝には霧で 夜には星で 濡れた硝子を 優しくそっと叩きたい ひとりで悲しまないで 気づいて窓の外 いつかあなたが その窓開ける日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと 大きな想い伝えたい どんなに時が過ぎても 褪せないものだけを いつか二人で あの橋渡りながら 歌ってあげる 眩しいせせらぎに 染まるように いつかあなたの 心に届く日まで 歌っているよ こんなに澄んだ空 続くようにと |
野の花風吹けば君を想うよ いつでも 早過ぎる季節の丘に 生まれた花びら 差し出した僕の指先に 顔そむけて 吹きつける砂に散りそうな 薄紅色 時はいつも伝えきれない 想いだけを残して 春風が吹き始めるね もうすぐ 丘の上みんな目覚めて 寂しくないよね 空っぽの花瓶が窓辺で 影のばして 変わってく陽射しの角度を 眺めてる | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 風吹けば君を想うよ いつでも 早過ぎる季節の丘に 生まれた花びら 差し出した僕の指先に 顔そむけて 吹きつける砂に散りそうな 薄紅色 時はいつも伝えきれない 想いだけを残して 春風が吹き始めるね もうすぐ 丘の上みんな目覚めて 寂しくないよね 空っぽの花瓶が窓辺で 影のばして 変わってく陽射しの角度を 眺めてる |
モン・パリひととせあまりの 永き旅路にも つつがなく帰る この身ぞ いと嬉しき めずらしきとつくにの うるわしき思い出や わけても忘れぬは パリの都 うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ たそがれどきの そぞろ歩きや ゆきこう人もいと楽しげに 恋のささやき あの日の頃のわれを思えば 心はおどるよ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ たそがれどきの そぞろ歩きや ゆきこう人もいと楽しげに 恋のささやき あの日の頃のわれを思えば 心はおどるよ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ | 遊佐未森 | 岸田辰弥 | J.ボアイエ・V.スコット | | ひととせあまりの 永き旅路にも つつがなく帰る この身ぞ いと嬉しき めずらしきとつくにの うるわしき思い出や わけても忘れぬは パリの都 うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ たそがれどきの そぞろ歩きや ゆきこう人もいと楽しげに 恋のささやき あの日の頃のわれを思えば 心はおどるよ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ たそがれどきの そぞろ歩きや ゆきこう人もいと楽しげに 恋のささやき あの日の頃のわれを思えば 心はおどるよ うるわしの思い出 モン・パリ わがパリ |
ブルッキーのひつじブルッキーのひつじのこと 紹介します かわいいこひつじ 音楽が大好きで うれしそうな目で 歌を歌う おおきく深呼吸 12の3で歌うけど メエメエメエメエメエメエ 歌える歌はひとつだけなの だけどわたしには聴こえる いくつものメロディ届いてくる いつでもそばにいるよ 雨の日も君といれば レイオレイオレイ レイオレイ ブルッキーのひつじのこと 教えてあげる かわいいこひつじ お話が大好きで ランプの下で 本を読むの グリムにアンデルセン 何でもかしてあげるけど メエメエメエメエメエメエ どの本読んでもメエメエなの だけどわたしには見えるよ 光る草原 るり色の空 心の窓にいつも 君がいる笑っている ふたりで歩いてゆく 小道には何があるの レイオレイオレイ レイオレイ 巻毛はくるり つのは渦巻よ 耳のうしろをかいてやろうか | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | ブルッキーのひつじのこと 紹介します かわいいこひつじ 音楽が大好きで うれしそうな目で 歌を歌う おおきく深呼吸 12の3で歌うけど メエメエメエメエメエメエ 歌える歌はひとつだけなの だけどわたしには聴こえる いくつものメロディ届いてくる いつでもそばにいるよ 雨の日も君といれば レイオレイオレイ レイオレイ ブルッキーのひつじのこと 教えてあげる かわいいこひつじ お話が大好きで ランプの下で 本を読むの グリムにアンデルセン 何でもかしてあげるけど メエメエメエメエメエメエ どの本読んでもメエメエなの だけどわたしには見えるよ 光る草原 るり色の空 心の窓にいつも 君がいる笑っている ふたりで歩いてゆく 小道には何があるの レイオレイオレイ レイオレイ 巻毛はくるり つのは渦巻よ 耳のうしろをかいてやろうか |
南の花嫁さん合歓の並木を お馬の背に ゆらゆらゆらと 花なら赤い カンナの花か 散りそで散らぬ 花びら風情 隣の村に お嫁入り 「お土産はなあに」 「籠のオウム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 椰子の葉陰に 真赤な夕陽が くるくるくると まわるよ赤い ひまわりの花 たのしい歌に ほほえむ風情 心はおどる お嫁入り 「お土産はなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 小川の辺 お馬を止めて さらさらさらと 流れにうつす 花嫁すがた こぼれる花の 花かんざしに にっこり笑う お月さま 「お土産はなあに」 「籠のオウム」 言葉もたったひとつ いついつまでも | 遊佐未森 | 藤浦洸 | 任光 | | 合歓の並木を お馬の背に ゆらゆらゆらと 花なら赤い カンナの花か 散りそで散らぬ 花びら風情 隣の村に お嫁入り 「お土産はなあに」 「籠のオウム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 椰子の葉陰に 真赤な夕陽が くるくるくると まわるよ赤い ひまわりの花 たのしい歌に ほほえむ風情 心はおどる お嫁入り 「お土産はなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 小川の辺 お馬を止めて さらさらさらと 流れにうつす 花嫁すがた こぼれる花の 花かんざしに にっこり笑う お月さま 「お土産はなあに」 「籠のオウム」 言葉もたったひとつ いついつまでも |
ONE夜明けのバスの窓辺 もたれて瞼閉じてる 流れる匂いだけで景色が判る あの人のあの場所から初めて一人の旅 優しさに埋もれたら明日が見えなくなる スピード上げて走る 消えてく月の真下を 遠くに見える夢を追いかけてゆく 本当は悲しいほど誰でも知ってるけど 人は一人きりで 生まれて来る事を 人は一人きりで 帰ってゆく事を だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる 失くした時間だけが永遠になる あの人の居ない世界 陽射しは何色だろう 人は巡り合って いつか好きになって 時は短すぎて だけど止まれなくて だから一緒にいた 二人で歩いてた とても愛しかった とても大事だった 人は一人きりで 始める旅がある 人は一人きりで 見つめる夢がある だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | 夜明けのバスの窓辺 もたれて瞼閉じてる 流れる匂いだけで景色が判る あの人のあの場所から初めて一人の旅 優しさに埋もれたら明日が見えなくなる スピード上げて走る 消えてく月の真下を 遠くに見える夢を追いかけてゆく 本当は悲しいほど誰でも知ってるけど 人は一人きりで 生まれて来る事を 人は一人きりで 帰ってゆく事を だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる 失くした時間だけが永遠になる あの人の居ない世界 陽射しは何色だろう 人は巡り合って いつか好きになって 時は短すぎて だけど止まれなくて だから一緒にいた 二人で歩いてた とても愛しかった とても大事だった 人は一人きりで 始める旅がある 人は一人きりで 見つめる夢がある だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる |
暮れてゆく空は石を投げたくなって川原に下りたら 君が橋の上を自転車で過ぎて行く 追いかけたりしたら夕暮れの空に 君がそのまま吸い込まれてゆきそう そんな気がして声を飲み込む そんな気がして声を飲み込む 暮れてゆく空は 戻らない季節のようで 淋しいけれど いつもきれい 橋の向こうに見える小さな鳥居の 風が吹いて草が揺れているあのあたり 子供の頃の君がひざを抱えているよ 笑いこらえじっと隠れてる そんな気がして僕も笑った そんな気がして僕も笑った 流れてく川は 振り向かない心のようで 淋しいけれど いつもきれい 暮れてゆく空は 手離した言葉のようで 淋しいけれど いつもきれい とてもきれい | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 石を投げたくなって川原に下りたら 君が橋の上を自転車で過ぎて行く 追いかけたりしたら夕暮れの空に 君がそのまま吸い込まれてゆきそう そんな気がして声を飲み込む そんな気がして声を飲み込む 暮れてゆく空は 戻らない季節のようで 淋しいけれど いつもきれい 橋の向こうに見える小さな鳥居の 風が吹いて草が揺れているあのあたり 子供の頃の君がひざを抱えているよ 笑いこらえじっと隠れてる そんな気がして僕も笑った そんな気がして僕も笑った 流れてく川は 振り向かない心のようで 淋しいけれど いつもきれい 暮れてゆく空は 手離した言葉のようで 淋しいけれど いつもきれい とてもきれい |
窓を開けた時朝もやの街角に 鳥たちが啼きはじめたら 目醒めかけた瞳に 記憶のフィルム廻りだす 今も君を 忘れられない 画用紙に描きつけた 夏はきのうを駆け抜ける 時の糸を たぐりよせても 窓を開けた時 空は僕の朝を告げた 白い煙のこして (僕を独りのこして) 君をのせたバスは走る ガラス越しのくちびる 確かに君の声がした いつかふいに 帰る気がして 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 僕に気づいたら すぐに微笑みで答えて 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 窓を開けた時 すぐに僕に気づいて 窓を開けた時 僕の朝がはじまる 窓を開けた時 僕の朝がはじまる | 遊佐未森 | 外間隆史 | 外間隆史 | | 朝もやの街角に 鳥たちが啼きはじめたら 目醒めかけた瞳に 記憶のフィルム廻りだす 今も君を 忘れられない 画用紙に描きつけた 夏はきのうを駆け抜ける 時の糸を たぐりよせても 窓を開けた時 空は僕の朝を告げた 白い煙のこして (僕を独りのこして) 君をのせたバスは走る ガラス越しのくちびる 確かに君の声がした いつかふいに 帰る気がして 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 僕に気づいたら すぐに微笑みで答えて 窓を開けた時 空に君が浮かぶよ 窓を開けた時 すぐに僕に気づいて 窓を開けた時 僕の朝がはじまる 窓を開けた時 僕の朝がはじまる |
僕の森ビルの街にたったひとつ ただ一本きりの 僕の森に逢いにゆくよ 遠回りして アスファルトに影を落とす 君の枝の下で 空と土の声を聴くよ 瞼閉じて 静かに息をするだけでふたり いちばん小さな輪廻の宇宙 ああ 明日さえ 昨日さえ かすむ木洩れ日の中で 悲しみの影さえも失くす My only lonely forest…… 夕日ひとつ窓に乗せた バスが走り抜ける 僕は君の鼓動聴くよ 幹にもたれ 生まれる前に見た夢と同じ いちばん確かな命の記憶 ああ 聞こえるよ 聞こえるよ 肩に降りかかる霧も 遠い日のせせらぎに帰る My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 眠る鳥達の羽根に 薄墨の三日月が滲む My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 急ぐ人達の胸に 銀色の街灯が滲む My only lonely forest…… | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | 外間隆史・中原信雄 | ビルの街にたったひとつ ただ一本きりの 僕の森に逢いにゆくよ 遠回りして アスファルトに影を落とす 君の枝の下で 空と土の声を聴くよ 瞼閉じて 静かに息をするだけでふたり いちばん小さな輪廻の宇宙 ああ 明日さえ 昨日さえ かすむ木洩れ日の中で 悲しみの影さえも失くす My only lonely forest…… 夕日ひとつ窓に乗せた バスが走り抜ける 僕は君の鼓動聴くよ 幹にもたれ 生まれる前に見た夢と同じ いちばん確かな命の記憶 ああ 聞こえるよ 聞こえるよ 肩に降りかかる霧も 遠い日のせせらぎに帰る My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 眠る鳥達の羽根に 薄墨の三日月が滲む My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 急ぐ人達の胸に 銀色の街灯が滲む My only lonely forest…… |
風の自転車大切なものは みんな胸のなか めぐる季節は あどけなく 空に 滲んでゆくけど 駆けてゆく 君の街へ 風の自転車 思いをのせて どこまでも 続く道に 名もない花が 咲いていたよ 言いかけた言葉 もう一度聞かせて ひとつひとつの 足跡が 今日を つないでゆくから うれしい日も 悲しい日も 風の自転車 会いに行きたい 漕いでゆく ベルの音が 君のこころに 届くように 夕映えが 語りかける 明日へ 駆けてゆく 君の街へ 風の自転車 思いをのせて どこまでも 続く道に 名もない花が 咲いていたよ | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | | 大切なものは みんな胸のなか めぐる季節は あどけなく 空に 滲んでゆくけど 駆けてゆく 君の街へ 風の自転車 思いをのせて どこまでも 続く道に 名もない花が 咲いていたよ 言いかけた言葉 もう一度聞かせて ひとつひとつの 足跡が 今日を つないでゆくから うれしい日も 悲しい日も 風の自転車 会いに行きたい 漕いでゆく ベルの音が 君のこころに 届くように 夕映えが 語りかける 明日へ 駆けてゆく 君の街へ 風の自転車 思いをのせて どこまでも 続く道に 名もない花が 咲いていたよ |
靴跡の花高い星の輝きが欲しくて 君は一人歩き出す 砂にまみれ 揺れる花の色も 遠い眼には映らない 涙ひとつ覚えた朝は 足を止めて 気づいて 道に続く幾つもの足跡 皆んな同じ夢を見た 失くしたもの数えるならば 瞼閉じて 忘れて 強い風が過ぎた その傷跡も いつか埋めるでしょう あの白い花 人の夢は小さな花の 命よりもはかなく 君の歩いた道 その靴跡に いつか咲くのでしょう あの花が 君の歩いた道 その靴跡に いつも揺れるでしょう あの白い花 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 高い星の輝きが欲しくて 君は一人歩き出す 砂にまみれ 揺れる花の色も 遠い眼には映らない 涙ひとつ覚えた朝は 足を止めて 気づいて 道に続く幾つもの足跡 皆んな同じ夢を見た 失くしたもの数えるならば 瞼閉じて 忘れて 強い風が過ぎた その傷跡も いつか埋めるでしょう あの白い花 人の夢は小さな花の 命よりもはかなく 君の歩いた道 その靴跡に いつか咲くのでしょう あの花が 君の歩いた道 その靴跡に いつも揺れるでしょう あの白い花 |
夏草の線路夏草に埋もれた線路は錆びた陽射しを集めて 立ち止まる踵を知らない町に誘うよ 霧の朝いちばん最後の貨物列車に託した 僕たちの遥かな未来は走り続ける 何時までもこの場所で 同じ夢見てたはずなのに 君は今靴紐気にして 枕木は季節を数えて蒼い土へと帰るよ 少しずつほどけるあの日の遠い約束 ポケットに忘れてた 石ころを高く投げてやろう 赤茶けたレールの向こうへ 何にも気づかずに 通り過ぎてしまえそうで 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 夏草に埋もれた線路は低く陽炎揺らして 七色にさざめく小さな風をはじくよ 僕のこと想う時 目を閉じて汽車を走らせて 聞こえない汽笛を聞くから このまま気づかずに 通り過ぎてしまえなくて 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 いつでもまなざしは 眩しすぎる空を越えて どんなに離れても 遠く君に続く線路 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 夏草に埋もれた線路は錆びた陽射しを集めて 立ち止まる踵を知らない町に誘うよ 霧の朝いちばん最後の貨物列車に託した 僕たちの遥かな未来は走り続ける 何時までもこの場所で 同じ夢見てたはずなのに 君は今靴紐気にして 枕木は季節を数えて蒼い土へと帰るよ 少しずつほどけるあの日の遠い約束 ポケットに忘れてた 石ころを高く投げてやろう 赤茶けたレールの向こうへ 何にも気づかずに 通り過ぎてしまえそうで 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 夏草に埋もれた線路は低く陽炎揺らして 七色にさざめく小さな風をはじくよ 僕のこと想う時 目を閉じて汽車を走らせて 聞こえない汽笛を聞くから このまま気づかずに 通り過ぎてしまえなくて 何処まで歩いても 終わりのない夏の線路 いつでもまなざしは 眩しすぎる空を越えて どんなに離れても 遠く君に続く線路 |
クロ大きな木の下で はじめてクロに会った 少し近づいたら しゃべるように鳴いた つぶらな瞳に 小さな陽だまり見えた クロネコだからクロ いつのまにか私の 家で暮らしだした 半ノラだけどね 言葉がなくても 伝わる気持ち 気の向くまま 進む足どりで 青い風を 連れてくる 君に会えたことが宝物 同じこの景色のなかで 今も くもの巣を頭に からませて出てきたり 歌を作ってると 遠い目できいた 笑いあえた日々 かぞえた季節 暗い夜に 待っていてくれた 塀の上は 誰もいない ある日クロは ふらりと出たまま そっとこの夜空になった 気の向くまま 進む足どりで 青い風を 連れてくる 君に会えたことが宝物 同じこの景色のなかで 今も ずっと ずっと そこで ずっと ずっと 見てて | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 遊佐未森 | 鹿島達也 | 大きな木の下で はじめてクロに会った 少し近づいたら しゃべるように鳴いた つぶらな瞳に 小さな陽だまり見えた クロネコだからクロ いつのまにか私の 家で暮らしだした 半ノラだけどね 言葉がなくても 伝わる気持ち 気の向くまま 進む足どりで 青い風を 連れてくる 君に会えたことが宝物 同じこの景色のなかで 今も くもの巣を頭に からませて出てきたり 歌を作ってると 遠い目できいた 笑いあえた日々 かぞえた季節 暗い夜に 待っていてくれた 塀の上は 誰もいない ある日クロは ふらりと出たまま そっとこの夜空になった 気の向くまま 進む足どりで 青い風を 連れてくる 君に会えたことが宝物 同じこの景色のなかで 今も ずっと ずっと そこで ずっと ずっと 見てて |
地図をください雲のない青空は 高く 風もないこんな日は 独り 住み慣れた町の真ん中で 悲しい迷子になれそうで 夢はただ遠すぎて 僕は 街角に立ち尽くす 一人 君が歩いてく後ろ影 通りの向こうに見失う あの角曲がればきっと 見知らぬ店立ち並ぶ 市場へと迷い込む 賑やかな店先に 眠る ガラクタにつまずいて 歩く 歌声が聞こえたよ 君の 懐かしいあの歌が 遠く 錆びた想い出を売りさばき きらめく銀貨を手に入れる 見えては隠れる君の 踵を目で追いかける ひしめくテントの隙間 記憶の彼方に続く 小径へと迷い込む 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ どの店覗いてみても 捜していたものばかり 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ その地図を一枚ください 朱く夢の場所を印した その地図を一枚ください 帰り道の破れかけてる その地図を一枚ください | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 雲のない青空は 高く 風もないこんな日は 独り 住み慣れた町の真ん中で 悲しい迷子になれそうで 夢はただ遠すぎて 僕は 街角に立ち尽くす 一人 君が歩いてく後ろ影 通りの向こうに見失う あの角曲がればきっと 見知らぬ店立ち並ぶ 市場へと迷い込む 賑やかな店先に 眠る ガラクタにつまずいて 歩く 歌声が聞こえたよ 君の 懐かしいあの歌が 遠く 錆びた想い出を売りさばき きらめく銀貨を手に入れる 見えては隠れる君の 踵を目で追いかける ひしめくテントの隙間 記憶の彼方に続く 小径へと迷い込む 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ どの店覗いてみても 捜していたものばかり 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ その地図を一枚ください 朱く夢の場所を印した その地図を一枚ください 帰り道の破れかけてる その地図を一枚ください |