| Surrender ~雨音~darlin' 君はまるで喜ぶように darlin' 泣くのね darlin' 君は愛されてることを darlin' よく知ってるのね 紙くずであふれてる郵便受けと 街中を包んでる雨音 こんなつもりじゃなかったのに | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | darlin' 君はまるで喜ぶように darlin' 泣くのね darlin' 君は愛されてることを darlin' よく知ってるのね 紙くずであふれてる郵便受けと 街中を包んでる雨音 こんなつもりじゃなかったのに |
| Feb.Songああ 空は雫の形になって ああ 街路樹の枝先で膨らんでる Winter won't be long Winter won't be long ああ いつの間にか僕らは大人になって 重いコートの奥 隠してるのさ ためらってるのさ 小さな嵐 わがまま Winter won't be long Winter won't be long ああ こんな日は名前を呼んでもらいたい ねえ あなたは名前を呼ぶのがとてもとても上手だね | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | ああ 空は雫の形になって ああ 街路樹の枝先で膨らんでる Winter won't be long Winter won't be long ああ いつの間にか僕らは大人になって 重いコートの奥 隠してるのさ ためらってるのさ 小さな嵐 わがまま Winter won't be long Winter won't be long ああ こんな日は名前を呼んでもらいたい ねえ あなたは名前を呼ぶのがとてもとても上手だね |
| 観覧車観覧車の灯は消え 回転木馬は眠りについたとこ 人々はゲートから流れ出る 夢の続きはまた今度ね 風が微熱をさらってゆくよ なんて なんてつれないそぶり 君の世界の全部がほしい でも言葉にしたら違う気もするわ 悔しくてそれが少し怖くて ただ好きだよと言っただけ 言えなかった気持ちは 片方なくした靴に似ている このままじゃお家に帰れない 君の世界の全部がほしい でも言葉にしたら子供じみてるわ 悔しくてそれが少し怖くて わざと手をほどいただけ ただ好きだよと言っただけ | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 観覧車の灯は消え 回転木馬は眠りについたとこ 人々はゲートから流れ出る 夢の続きはまた今度ね 風が微熱をさらってゆくよ なんて なんてつれないそぶり 君の世界の全部がほしい でも言葉にしたら違う気もするわ 悔しくてそれが少し怖くて ただ好きだよと言っただけ 言えなかった気持ちは 片方なくした靴に似ている このままじゃお家に帰れない 君の世界の全部がほしい でも言葉にしたら子供じみてるわ 悔しくてそれが少し怖くて わざと手をほどいただけ ただ好きだよと言っただけ |
| Solitude嘘をついたらレモネード 私なんかに騙されちゃって 寄せては返すリグレット 夏の思い出 貝殻ひとつ ステレオは今も恋の歌ばかり歌っているわ そろそろ君に電話したいの 今夜どちらの片想い? 雨の降る日はソリチュード 私の心どこで濡れているのか 鏡にうつるセミヌード 夏の記憶は小麦の肌に もしかして君は思っていたより意地悪かしら そろそろ君に電話したいの 今夜どちらの片想い? | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 嘘をついたらレモネード 私なんかに騙されちゃって 寄せては返すリグレット 夏の思い出 貝殻ひとつ ステレオは今も恋の歌ばかり歌っているわ そろそろ君に電話したいの 今夜どちらの片想い? 雨の降る日はソリチュード 私の心どこで濡れているのか 鏡にうつるセミヌード 夏の記憶は小麦の肌に もしかして君は思っていたより意地悪かしら そろそろ君に電話したいの 今夜どちらの片想い? |
| 会いたい時に君はいないきっと眠り過ぎたのね おかしな夢ばかり見る 風が少し騒ぐから朝は近い もうすぐ 友達はみんな気付いてる おかしな事口走る ねえそれじゃ最初から 最初から何もかもを知ってたの? もうこれ以上 君を庇えない もうこれ以上 愛されるふりはできない 会いたい時になぜ君はここにいない いない いない 届くあてない言葉ばかりでつまづいて転びそう 今すぐぎゅっと抱いて君を許してしまいたい 他に何も欲しくはない 明け方の間違い電話の向こうで誰かが泣いてる 何も言えなくて切った 喉が渇いていた セロハンテープで留めたような強がり 風に吹かれてる 本当はいつだって いつだって気付いてと呼んでいたの もうこれ以上 追い詰めたくはない もうこれ以上 涙は飲みこめない 泣きたい時になぜ君はここにいない いない いない 叶うことない願い降り積もって今にも溺れそう こんな日にロックなんて何の役にも立ちはしない 伸ばした手は宙をつかむ そう君のたった一言ですぐに救われるのに 「さよなら、平気」なんてきっと最後に笑ってみせるだろう 二人はどこか似てる優しい嘘つき同士だろう 会いたい時に君はいない 会いたい時に君はいない | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | きっと眠り過ぎたのね おかしな夢ばかり見る 風が少し騒ぐから朝は近い もうすぐ 友達はみんな気付いてる おかしな事口走る ねえそれじゃ最初から 最初から何もかもを知ってたの? もうこれ以上 君を庇えない もうこれ以上 愛されるふりはできない 会いたい時になぜ君はここにいない いない いない 届くあてない言葉ばかりでつまづいて転びそう 今すぐぎゅっと抱いて君を許してしまいたい 他に何も欲しくはない 明け方の間違い電話の向こうで誰かが泣いてる 何も言えなくて切った 喉が渇いていた セロハンテープで留めたような強がり 風に吹かれてる 本当はいつだって いつだって気付いてと呼んでいたの もうこれ以上 追い詰めたくはない もうこれ以上 涙は飲みこめない 泣きたい時になぜ君はここにいない いない いない 叶うことない願い降り積もって今にも溺れそう こんな日にロックなんて何の役にも立ちはしない 伸ばした手は宙をつかむ そう君のたった一言ですぐに救われるのに 「さよなら、平気」なんてきっと最後に笑ってみせるだろう 二人はどこか似てる優しい嘘つき同士だろう 会いたい時に君はいない 会いたい時に君はいない |
| カナリアあの波のむこうに金色の羽根 濡らして漂うカナリア 忘れた歌声は忘れたままに 想い出を抱いたカナリア 私の唇が歌声忘れたら きっとカナリアのように海へと旅立つの 昨日と違う今日ここに訪れたら 砂浜に小さな舟が迎えにくるの 誰かの喜びも悲しみさえも かわりに綴ったカナリア 私の唇が言葉をなくしたら きっとカナリアのように海へと旅立つの その役目を終えた過去に気付いた日に 砂浜に小さな舟が迎えにくるの 小さな舟からはきらきら光る街の灯が見える さよなら | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | あの波のむこうに金色の羽根 濡らして漂うカナリア 忘れた歌声は忘れたままに 想い出を抱いたカナリア 私の唇が歌声忘れたら きっとカナリアのように海へと旅立つの 昨日と違う今日ここに訪れたら 砂浜に小さな舟が迎えにくるの 誰かの喜びも悲しみさえも かわりに綴ったカナリア 私の唇が言葉をなくしたら きっとカナリアのように海へと旅立つの その役目を終えた過去に気付いた日に 砂浜に小さな舟が迎えにくるの 小さな舟からはきらきら光る街の灯が見える さよなら |
| 狼疲れた身体を夜更けに洗う 寝静まった街 頼りない月 裸足の爪先真っ赤に塗れば 灯台みたいに行く先照らせ 私が脱ぎ散らかしたシャツの山 まだ情熱の匂いがしている それを誰が止められるというのだろう? 私の幸せ 私が決める 疲れた身体はベッドに沈む 眠りが来るのをじっと待っている 夢の中でくらい自由でいたいのに 夢の中でさえ私は私 逃げ出すことができないのなら この心も身体も背負ってゆくだけ それを誰が止められるというのだろう? 私の涙 私のものよ 他の誰かと違う私に もう怯えないで愛せるように 疲れた身体を抱きしめている 寝静まった街 頼りない月 | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 疲れた身体を夜更けに洗う 寝静まった街 頼りない月 裸足の爪先真っ赤に塗れば 灯台みたいに行く先照らせ 私が脱ぎ散らかしたシャツの山 まだ情熱の匂いがしている それを誰が止められるというのだろう? 私の幸せ 私が決める 疲れた身体はベッドに沈む 眠りが来るのをじっと待っている 夢の中でくらい自由でいたいのに 夢の中でさえ私は私 逃げ出すことができないのなら この心も身体も背負ってゆくだけ それを誰が止められるというのだろう? 私の涙 私のものよ 他の誰かと違う私に もう怯えないで愛せるように 疲れた身体を抱きしめている 寝静まった街 頼りない月 |
| Invitation三面鏡の奥の奥の 奥のあの子は本当に私なのかしら? 極楽鳥がついばんでいるのは昨日の夢の名残なのかしら? インビテイションに書き加えた どうぞ一人で一人で来て欲しい 私は用意する 時間を狂わすための迷路 私は用意する 君を酔わせる致死量のカカオ 全身がほら脈を打つよ 爪先まで心臓になったみたい 私は準備する 髪に飾るよ青いクレマチス 私は準備する 君にあげるよ致死量のロンド | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 三面鏡の奥の奥の 奥のあの子は本当に私なのかしら? 極楽鳥がついばんでいるのは昨日の夢の名残なのかしら? インビテイションに書き加えた どうぞ一人で一人で来て欲しい 私は用意する 時間を狂わすための迷路 私は用意する 君を酔わせる致死量のカカオ 全身がほら脈を打つよ 爪先まで心臓になったみたい 私は準備する 髪に飾るよ青いクレマチス 私は準備する 君にあげるよ致死量のロンド |
| 三番目の恋人子供だましの玩具みたいで そのくせどこか気の晴れる人 約束はいつも果たされなくて そのくせ本気で指切りする人 混み合った駅で 人ごみの街角で 誰一人君に似た人はいやしないの ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく出来た話で笑わせて 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人 私は私のわがままなPresident 彼はハイウェイの優雅なKing 二人の日々は平行線で いつまで経っても交差しないの 気ままな旅人よ 当てになんかしてないわ たまに思い出すくらい それでちょうどいいの ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく焼けた肌に触らせて 遠い楽園の話をして 彼は私の永遠のヒーロー ねぇ さびしい時は思い出して 夢のようなハネムーンに誘って 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人 | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 子供だましの玩具みたいで そのくせどこか気の晴れる人 約束はいつも果たされなくて そのくせ本気で指切りする人 混み合った駅で 人ごみの街角で 誰一人君に似た人はいやしないの ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく出来た話で笑わせて 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人 私は私のわがままなPresident 彼はハイウェイの優雅なKing 二人の日々は平行線で いつまで経っても交差しないの 気ままな旅人よ 当てになんかしてないわ たまに思い出すくらい それでちょうどいいの ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく焼けた肌に触らせて 遠い楽園の話をして 彼は私の永遠のヒーロー ねぇ さびしい時は思い出して 夢のようなハネムーンに誘って 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人 |
| 真夜中の虹宝物を全部大きな木にぶらさげる 不思議な果実が人知れず実ったようさ どれでも好きなの さらっていってほしい この願いとひきかえに 潮が満ちたら引いてゆく この身体がよく知っている 輝く星さえいつかは枯れてしまうのだと言う 始まりはいつも終わりを連れてくる 誰でも皆知っているのに どうかこの夢が醒めぬように どうかあの人が消えないように まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 あの頃の私と鏡の中で会えたなら あぁどんな言葉でこの気持ち伝えたらいい? 運命がそこまで迎えに来てるよ 怖れずに歩いておいで 美しいままで愛されるように つないだ手と手が離れぬように まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 約束したこと果たされるように 全て終わっても忘れぬように まだ心の何処かで信じている 人は夢見がちだと笑うでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 宝物を全部大きな木にぶらさげる 不思議な果実が人知れず実ったようさ どれでも好きなの さらっていってほしい この願いとひきかえに 潮が満ちたら引いてゆく この身体がよく知っている 輝く星さえいつかは枯れてしまうのだと言う 始まりはいつも終わりを連れてくる 誰でも皆知っているのに どうかこの夢が醒めぬように どうかあの人が消えないように まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 あの頃の私と鏡の中で会えたなら あぁどんな言葉でこの気持ち伝えたらいい? 運命がそこまで迎えに来てるよ 怖れずに歩いておいで 美しいままで愛されるように つないだ手と手が離れぬように まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 約束したこと果たされるように 全て終わっても忘れぬように まだ心の何処かで信じている 人は夢見がちだと笑うでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹 |
| Nobody Girl, Nobody Boy金曜の明け方は誰かと話したい 偽名のプリンス 「Call me No.99」 傷の一つも見当たらない 足の裏までやわらかい ママとパパからそれは大事に大事にされてきた 金曜の明け方は誰かに縛られたい 悪食のジュリエット すぐその気になれる 諦めながら信じてる 信じてるのに諦めて 点滅してる赤信号 捨て身は嫌われる ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む 金曜の明け方は確かにやりきれない 眠る君の隣り 一人きりの気分 お金で買えるものなんて本当は何も欲しくない そうだ 息継ぎするように少しだけ上を見よう ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む ああ 裸になれば I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で夢を見る | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 金曜の明け方は誰かと話したい 偽名のプリンス 「Call me No.99」 傷の一つも見当たらない 足の裏までやわらかい ママとパパからそれは大事に大事にされてきた 金曜の明け方は誰かに縛られたい 悪食のジュリエット すぐその気になれる 諦めながら信じてる 信じてるのに諦めて 点滅してる赤信号 捨て身は嫌われる ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む 金曜の明け方は確かにやりきれない 眠る君の隣り 一人きりの気分 お金で買えるものなんて本当は何も欲しくない そうだ 息継ぎするように少しだけ上を見よう ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む ああ 裸になれば I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で夢を見る |
| WORK SONG小雨がぱらつく公園通り 男は今朝もバスを待つ 右手で広げたペーパーバックから何度か顔を上げる 男の働くマーケットまで渋滞の列は続く ゆるいブレーキに身体揺らして いつもの道のり ああ心が離れてゆく 今や彼はマフィアになって 20年代の路地裏を颯爽と駆け抜けている こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG 髪を撫でつけてエプロン被り 広いフロア 午前9時 大きなカートに缶詰積んだら あとは慣れたもんさ ああ心が離れてゆく 今度のバカンスには 割とタフなあの子を連れて さあどこへ旅に出よう こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG 口ずさむのはWORK SONG | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 小雨がぱらつく公園通り 男は今朝もバスを待つ 右手で広げたペーパーバックから何度か顔を上げる 男の働くマーケットまで渋滞の列は続く ゆるいブレーキに身体揺らして いつもの道のり ああ心が離れてゆく 今や彼はマフィアになって 20年代の路地裏を颯爽と駆け抜けている こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG 髪を撫でつけてエプロン被り 広いフロア 午前9時 大きなカートに缶詰積んだら あとは慣れたもんさ ああ心が離れてゆく 今度のバカンスには 割とタフなあの子を連れて さあどこへ旅に出よう こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG 口ずさむのはWORK SONG |
| 安全ピンを探してる私の可愛いあの人が二人のベッドに火を放った 危うい所で助かって男はさめざめと泣いていたの もう二度とごめんさ 目覚し時計は壊れてた 昨日までは平気な顔してて 私の好きな鞄はいつも役に立たないほどに小さいのよ 私は学ばなきゃ いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか? 不注意な僕の指先がふと君の心臓に触れたらしい 君の留守中大事な猫を預かるよなんて言うハメになる 夜更けから明け方までずっと愛について考えている 食い散らかした分だけちゃんと撒き散してくのが正しい そんなホテルの支配人はステッキを振り回し怒鳴ったの 「君はまるでクレイジーだな、廊下を汚すならお断りだぜ!」 もう傷つきもしないわ いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか? 現実が裂け始めてる 東の空に珊瑚色の月 安全ピンを探してる こぼれないように早く留めてしまえ | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 私の可愛いあの人が二人のベッドに火を放った 危うい所で助かって男はさめざめと泣いていたの もう二度とごめんさ 目覚し時計は壊れてた 昨日までは平気な顔してて 私の好きな鞄はいつも役に立たないほどに小さいのよ 私は学ばなきゃ いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか? 不注意な僕の指先がふと君の心臓に触れたらしい 君の留守中大事な猫を預かるよなんて言うハメになる 夜更けから明け方までずっと愛について考えている 食い散らかした分だけちゃんと撒き散してくのが正しい そんなホテルの支配人はステッキを振り回し怒鳴ったの 「君はまるでクレイジーだな、廊下を汚すならお断りだぜ!」 もう傷つきもしないわ いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか? 現実が裂け始めてる 東の空に珊瑚色の月 安全ピンを探してる こぼれないように早く留めてしまえ |
| Money愛の言葉は安くなって ダイヤモンドの方がずっとすてき 何千年もの時を越えて 私に会うのを待っていたのね Money… 私を駆り立てるMoney 幸せの正体は何かしら? 愛されたらそれで幸せかしら? 狩人に幸せはあるかしら? 光る石 そして私 Money 爪が伸びゆく速度で 時が流れるのを知って 朝陽の当たるこの部屋で 週末からずっとコーヒーを切らして Money… 私を悩ませるMoney 満たされることってあるかしら? いつも少し足りないの なぜかしら? 双眼鏡をのぞくその先に 手を伸ばして 空を切って Money 冬には花咲く季節を 春にはぎらつく太陽を 夏には色づく木の葉を 秋には炎のぬくもりを まだ見ぬ人 まだ見ぬ人 待ち焦がれる 待ち焦がれて 私とMoney | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 愛の言葉は安くなって ダイヤモンドの方がずっとすてき 何千年もの時を越えて 私に会うのを待っていたのね Money… 私を駆り立てるMoney 幸せの正体は何かしら? 愛されたらそれで幸せかしら? 狩人に幸せはあるかしら? 光る石 そして私 Money 爪が伸びゆく速度で 時が流れるのを知って 朝陽の当たるこの部屋で 週末からずっとコーヒーを切らして Money… 私を悩ませるMoney 満たされることってあるかしら? いつも少し足りないの なぜかしら? 双眼鏡をのぞくその先に 手を伸ばして 空を切って Money 冬には花咲く季節を 春にはぎらつく太陽を 夏には色づく木の葉を 秋には炎のぬくもりを まだ見ぬ人 まだ見ぬ人 待ち焦がれる 待ち焦がれて 私とMoney |
| より道長い階段をのぼる 息を切らして鳥居をくぐる 蝉の声が夕立のように降る ここから小さな町の生活が見渡せる ここからは河沿いのあなたのお家も見えます 冷たいレモン水が一杯飲みたいわ 慣れない靴が私の小指をいじめるのです あなたの家の庭で風にゆれる白いシーツは 幸せの印 それは生活を選んだ幸せの旗 冷たいレモン水が一杯飲みたいわ 歩き過ぎて私はのぼせてしまったのです 子供の頃と同じ場所に今立ってみても 思い出すことはあまりない あれは遠い遠い昔の事 | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 長い階段をのぼる 息を切らして鳥居をくぐる 蝉の声が夕立のように降る ここから小さな町の生活が見渡せる ここからは河沿いのあなたのお家も見えます 冷たいレモン水が一杯飲みたいわ 慣れない靴が私の小指をいじめるのです あなたの家の庭で風にゆれる白いシーツは 幸せの印 それは生活を選んだ幸せの旗 冷たいレモン水が一杯飲みたいわ 歩き過ぎて私はのぼせてしまったのです 子供の頃と同じ場所に今立ってみても 思い出すことはあまりない あれは遠い遠い昔の事 |
| It's alright, ma短く髪を切ったから ますます君は少年じみてきたみたい 膨張してゆくだけの過去に 鋏を入れて切り刻んでしまったみたいだ It's alright, ma It's alright, ma 魚になれば魚らしく 私は泳ぐ I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う 明日を背負った土足の紳士 コインを握る 拳を差し出して 「さあ、どっちだ?」 It's alright, ma It's alright, ma 確かなものが無いとしたら 私は賭ける I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う It's alright, ma It's alright, ma 魚になれば魚らしく 私は泳ぐ I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う 短く切りそろえたえりあしを 照れ臭そうにかきあげて手を振って別れた | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 短く髪を切ったから ますます君は少年じみてきたみたい 膨張してゆくだけの過去に 鋏を入れて切り刻んでしまったみたいだ It's alright, ma It's alright, ma 魚になれば魚らしく 私は泳ぐ I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う 明日を背負った土足の紳士 コインを握る 拳を差し出して 「さあ、どっちだ?」 It's alright, ma It's alright, ma 確かなものが無いとしたら 私は賭ける I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う It's alright, ma It's alright, ma 魚になれば魚らしく 私は泳ぐ I'm alright, ma I'm alright, ma 他に何か大事なものがあるの?と君は問う 短く切りそろえたえりあしを 照れ臭そうにかきあげて手を振って別れた |
| 君はまだ約束をするんだねさよならはとても怖い また会いましょうと別れた人が いつまで経っても帰らないことはよくあること よくあること カーテンを少しめくって ポーチの見える位置に 柔らかな椅子を据えて 郵便屋のカブの音をいつまでも待っていたのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね さよならはとても怖い また会いましょうと差し出す右手 願いを込めて握るよ このやるせない思いを一番わかっているのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね いつの日か落雷のように 奇跡が降ってくるんだろうか それとも越してきた隣人のように いつの間にかそこにあるものなのかな 僕にも 僕にも 奇跡が来るのかな | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | さよならはとても怖い また会いましょうと別れた人が いつまで経っても帰らないことはよくあること よくあること カーテンを少しめくって ポーチの見える位置に 柔らかな椅子を据えて 郵便屋のカブの音をいつまでも待っていたのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね さよならはとても怖い また会いましょうと差し出す右手 願いを込めて握るよ このやるせない思いを一番わかっているのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね いつの日か落雷のように 奇跡が降ってくるんだろうか それとも越してきた隣人のように いつの間にかそこにあるものなのかな 僕にも 僕にも 奇跡が来るのかな |
| UPSIDE-DOWNロックンロールの末裔は瞳が光るからすぐわかる アンダーグラウンドの血脈はメトロの下を更に深く 心中なんてお断りよ 夢の中で生きたってUPSIDE-DOWN フランス映画を観た後に何でも許せる気になって 浮気なあの子の言い訳に丸め込まれたの 帰り道 人知れず咲いた花がいつか 人知れず実を結んだってUPSIDE-DOWN あぁあなたの横顔は あぁとても素敵よ 愛されたいの 愛されたいの 心配ないと笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN マリオネットはよく笑う 時々おどけて笑わせる でもマリオネットだと気付くまで本気で腹を立てたりしたわ 悲しいニュースに傷付いて 知らないことも罪深いUPSIDE-DOWN あぁあなたの指先で あぁ教えてほしい 愛されたいの 愛されたいの 気のせいだって笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN Am I crazy? Are you crazy? Where am I? Now where are we? I believe in my sanity I believe in your sanity But this world is UPSIDE-DOWN | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | ロックンロールの末裔は瞳が光るからすぐわかる アンダーグラウンドの血脈はメトロの下を更に深く 心中なんてお断りよ 夢の中で生きたってUPSIDE-DOWN フランス映画を観た後に何でも許せる気になって 浮気なあの子の言い訳に丸め込まれたの 帰り道 人知れず咲いた花がいつか 人知れず実を結んだってUPSIDE-DOWN あぁあなたの横顔は あぁとても素敵よ 愛されたいの 愛されたいの 心配ないと笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN マリオネットはよく笑う 時々おどけて笑わせる でもマリオネットだと気付くまで本気で腹を立てたりしたわ 悲しいニュースに傷付いて 知らないことも罪深いUPSIDE-DOWN あぁあなたの指先で あぁ教えてほしい 愛されたいの 愛されたいの 気のせいだって笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN Am I crazy? Are you crazy? Where am I? Now where are we? I believe in my sanity I believe in your sanity But this world is UPSIDE-DOWN |
| 約束のワルツ誰にも見つからないように 曲がり角を越えてから少し泣いた 桜も一緒に泣いていた 君が愛したこの街に 季節はもう何度も巡ってきて 幸せな顔をした夕暮れに染まってゆく 言えなかった気持ちも こんな日になら 私の身体を抜け出して 君に届くかも 約束するよ 忘れないよ 確かに君がここにいたことを 私の胸の奥に灯る君のぬくもりを 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私になって 君に会いにゆく 時間が私の肩を抱き 悲しみから少しずつ遠ざかる 来た道を何度でも振り返り歩いてゆく 数え切れぬ夜を越え 膝を抱えて 君のためにできること 今ならわかるの 約束するよ 忘れないよ 確かに君を愛したことを 私の隣りに並んでいた君の足跡を 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私の言葉で君に伝えたい 暮れてゆく西の空の彼方 爪先で立って遠くまで どこまでも揺れて流れてゆけ 約束の歌 | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 誰にも見つからないように 曲がり角を越えてから少し泣いた 桜も一緒に泣いていた 君が愛したこの街に 季節はもう何度も巡ってきて 幸せな顔をした夕暮れに染まってゆく 言えなかった気持ちも こんな日になら 私の身体を抜け出して 君に届くかも 約束するよ 忘れないよ 確かに君がここにいたことを 私の胸の奥に灯る君のぬくもりを 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私になって 君に会いにゆく 時間が私の肩を抱き 悲しみから少しずつ遠ざかる 来た道を何度でも振り返り歩いてゆく 数え切れぬ夜を越え 膝を抱えて 君のためにできること 今ならわかるの 約束するよ 忘れないよ 確かに君を愛したことを 私の隣りに並んでいた君の足跡を 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私の言葉で君に伝えたい 暮れてゆく西の空の彼方 爪先で立って遠くまで どこまでも揺れて流れてゆけ 約束の歌 |
| 公園やわらかい唇を指でふさいで 真夜中の公園へ忍び込むのよ 遠くでクラクションが響いていたっけ 笑い声がこぼれる 春の月はおぼろ 誰にもわけてあげないもの 君にはわけてあげられる 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう 静かな海のように君は波打っていた 私は魚のように泳げる気がした このまま目を閉じれば眠ってしまいそう 全て見逃したくはないわ でもそれもいいわ 誰からも隠していたこと 君には見せてあげられる 風下に立って受けとめて 私はどこまで本気なんだろう もうすぐ二人に朝が来て 魔法はとけてしまうだろうか 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | やわらかい唇を指でふさいで 真夜中の公園へ忍び込むのよ 遠くでクラクションが響いていたっけ 笑い声がこぼれる 春の月はおぼろ 誰にもわけてあげないもの 君にはわけてあげられる 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう 静かな海のように君は波打っていた 私は魚のように泳げる気がした このまま目を閉じれば眠ってしまいそう 全て見逃したくはないわ でもそれもいいわ 誰からも隠していたこと 君には見せてあげられる 風下に立って受けとめて 私はどこまで本気なんだろう もうすぐ二人に朝が来て 魔法はとけてしまうだろうか 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう |
| Peaceを一本あの娘はおかしな目をしてるの きっとこの街にいられなくなるの 路地裏 この狭い路地裏が 死んだような午後 それを狙ってるの 汗に濡れたワンピースが早熟な背中にはりついて 帽子もない 傘もないまま あの娘は彼と逢ってたのよ 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい 私はじっと覗いてたの 鍵盤を走る白くて細い指 醜い昆虫によく似てる 泡立ち騒ぎ立つ私の心臓 あの美しい薬指に全て盗まれてしまったのね 毛足の長いカーペットにこぼれるピアノとサンダルウッド 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい いつまでも沈まない太陽のせいで泣けもしないし 律儀な君のまなざしもこんな気分じゃ白々しい 今言ったことに火をつけて 灰になるまで見送ったら それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | あの娘はおかしな目をしてるの きっとこの街にいられなくなるの 路地裏 この狭い路地裏が 死んだような午後 それを狙ってるの 汗に濡れたワンピースが早熟な背中にはりついて 帽子もない 傘もないまま あの娘は彼と逢ってたのよ 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい 私はじっと覗いてたの 鍵盤を走る白くて細い指 醜い昆虫によく似てる 泡立ち騒ぎ立つ私の心臓 あの美しい薬指に全て盗まれてしまったのね 毛足の長いカーペットにこぼれるピアノとサンダルウッド 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい いつまでも沈まない太陽のせいで泣けもしないし 律儀な君のまなざしもこんな気分じゃ白々しい 今言ったことに火をつけて 灰になるまで見送ったら それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい |
| ロージーお行儀いいねって言われたいの だって私は女だし とりかえっこはできないし 賢い人って言われたいの だっていつか陽は沈むんだし たいしてお金も持ってないし Oh ロージー 憎めないのよ 鈍感な君の ロージー 小鹿みたいなその瞳も でも私のものに手を出さないで! 月並みの良さを知りかけてるの 身体にいいこと知ってるし リビングルームは暇じゃないし ドラマはドラマと割り切りたいの 空高く光る星座達 眺めてるだけで満足よ Oh ロージー わからないのよ年下の君は ロージー 他の誰かになりたいの? でも私の後ろつけてこないで! uh baby, you must be joking… oh ロージー憎めないのよ 寂しがり屋ね ロージーひとり遊びが苦手な子 でも私のものに手を出さないでね | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | お行儀いいねって言われたいの だって私は女だし とりかえっこはできないし 賢い人って言われたいの だっていつか陽は沈むんだし たいしてお金も持ってないし Oh ロージー 憎めないのよ 鈍感な君の ロージー 小鹿みたいなその瞳も でも私のものに手を出さないで! 月並みの良さを知りかけてるの 身体にいいこと知ってるし リビングルームは暇じゃないし ドラマはドラマと割り切りたいの 空高く光る星座達 眺めてるだけで満足よ Oh ロージー わからないのよ年下の君は ロージー 他の誰かになりたいの? でも私の後ろつけてこないで! uh baby, you must be joking… oh ロージー憎めないのよ 寂しがり屋ね ロージーひとり遊びが苦手な子 でも私のものに手を出さないでね |
| ラジオが鳴ってるラジオが鳴ってる 一日が始まる 窓を開けたからやっと一人きりじゃない 強い悲しみが君の手を引いて 朝靄の街駆け抜けてゆく その逃げ足はとても速いので とうとう僕はその姿を見失った ラジオが鳴ってる 君の名前を呼ぶ 窓を開けてみても君のいない春 ある晴れた朝 僕のドアを開け 帰ってきたのはボロボロの君 僕は急いでバスタブに湯を張って 君をつっこんでブラシで髪をとかした 思っていたよりも君は手強いんだね ごめんねのかわりに二人 声をあげて笑った ラジオが鳴ってる 一日が始まる 僕らが欲しいのは今日にふさわしいミュージック | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | ラジオが鳴ってる 一日が始まる 窓を開けたからやっと一人きりじゃない 強い悲しみが君の手を引いて 朝靄の街駆け抜けてゆく その逃げ足はとても速いので とうとう僕はその姿を見失った ラジオが鳴ってる 君の名前を呼ぶ 窓を開けてみても君のいない春 ある晴れた朝 僕のドアを開け 帰ってきたのはボロボロの君 僕は急いでバスタブに湯を張って 君をつっこんでブラシで髪をとかした 思っていたよりも君は手強いんだね ごめんねのかわりに二人 声をあげて笑った ラジオが鳴ってる 一日が始まる 僕らが欲しいのは今日にふさわしいミュージック |
| R70噂は波間の魚の群れ ビルの影 すえた臭い 右頬をかすめゆく夜の速度 吐け口は早熟なコール&レスポンス 遠い昔私達は背景のない互いを愛せたのに もう忘れた? 見え透いた虚勢はいつも太陽に弱いと知っているけど その魅力を否定できる? 揮発性のリレイション アスピリンに似たミュージックショウ 唇を湿らせるシミュレイション あくまで副産物としての距離で挨拶をかわしましょう メトロの追い風に襟を立てる ここからが勝負のエリア 勘違いの約束が効を奏して また巡ってきた愛すべきゴースト 出会ってしまったのも運命ね 極彩色むき出しの音楽 身体に悪いの 暗示にかけられた私が立ち尽くすのは炎天下のクロスロード 待ち人は来ない 揮発性のリレイション アスピリンに似たミュージックショウ 唇を湿らせるシミュレイション あくまで偶発的な出会いに乾杯 そして私と一緒に行こう 汗をかいたグラスのスリル 浮かんで消える景色はアナログ 螺旋階段を上るハイ&ロウ グレイハウンドの鳴き声 Route70 Route70, Lay it down on my knees… | サンタラ | 砂田和俊・田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 噂は波間の魚の群れ ビルの影 すえた臭い 右頬をかすめゆく夜の速度 吐け口は早熟なコール&レスポンス 遠い昔私達は背景のない互いを愛せたのに もう忘れた? 見え透いた虚勢はいつも太陽に弱いと知っているけど その魅力を否定できる? 揮発性のリレイション アスピリンに似たミュージックショウ 唇を湿らせるシミュレイション あくまで副産物としての距離で挨拶をかわしましょう メトロの追い風に襟を立てる ここからが勝負のエリア 勘違いの約束が効を奏して また巡ってきた愛すべきゴースト 出会ってしまったのも運命ね 極彩色むき出しの音楽 身体に悪いの 暗示にかけられた私が立ち尽くすのは炎天下のクロスロード 待ち人は来ない 揮発性のリレイション アスピリンに似たミュージックショウ 唇を湿らせるシミュレイション あくまで偶発的な出会いに乾杯 そして私と一緒に行こう 汗をかいたグラスのスリル 浮かんで消える景色はアナログ 螺旋階段を上るハイ&ロウ グレイハウンドの鳴き声 Route70 Route70, Lay it down on my knees… |
| サイモンの季節あの頃の彼女達の喜びは 魅力的なコードを探し出すこと 日がな一日名乗りもしない音符は こぼれ落ちたコインのように踊ってる 舌でもてあそぶ高級な言葉は 有能な人の借り物だったけど いつの間にか彼女達の足跡が 約束の刻印のように押されてる sun and moon silver and gold real and romance 何もかもが彼女達の日々の全て loves and hates jokes and lies lucks and troubles それこそがサイモンの季節の全て きっと誰かが笑いとばすだろう きっと私もそれに応えるだろう 缶詰ドロップのような色彩の クローゼットを持つ混血の彼女は 二年半の時が流れた今なら どんなシャツを選び街へ出るだろう? right and wrong games and traps tops and bottoms 何もかもが彼女達の日々の全て hug and kisses king and slave words and hummings それこそがサイモンの季節の全て ママが話したstrawberry statement 私達は映画じゃないから ラストシーンやエンドマークもあり得ない sun and moon silver and gold real and romance 何もかもが彼女達の日々の全て loves and hates jokes and lies lucks and troubles それこそがサイモンの季節の全て きっと誰かが笑いとばすだろう きっと私もそれに応えるだろう | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ | | あの頃の彼女達の喜びは 魅力的なコードを探し出すこと 日がな一日名乗りもしない音符は こぼれ落ちたコインのように踊ってる 舌でもてあそぶ高級な言葉は 有能な人の借り物だったけど いつの間にか彼女達の足跡が 約束の刻印のように押されてる sun and moon silver and gold real and romance 何もかもが彼女達の日々の全て loves and hates jokes and lies lucks and troubles それこそがサイモンの季節の全て きっと誰かが笑いとばすだろう きっと私もそれに応えるだろう 缶詰ドロップのような色彩の クローゼットを持つ混血の彼女は 二年半の時が流れた今なら どんなシャツを選び街へ出るだろう? right and wrong games and traps tops and bottoms 何もかもが彼女達の日々の全て hug and kisses king and slave words and hummings それこそがサイモンの季節の全て ママが話したstrawberry statement 私達は映画じゃないから ラストシーンやエンドマークもあり得ない sun and moon silver and gold real and romance 何もかもが彼女達の日々の全て loves and hates jokes and lies lucks and troubles それこそがサイモンの季節の全て きっと誰かが笑いとばすだろう きっと私もそれに応えるだろう |
| 六月のブルースその履き慣れた薄汚いブーツを今脱げたなら どこまでだってつきまとうこの影もきっと外せるさ そしたら君の青い車を月夜の晩に盗んで 誰も知らない街に着いたら電話してさよならだけ言うんだ Me and My shadow クリーム状の夕暮れの街 Me and My shadow 逆立ちしても今にも負けそう こんな子供じみた発想など失くしたと思っていた 見知らぬ人の幸せと不幸の電波が飛び交っている 何万本のリボンがこの指の隙間をすり抜けていく 今ならそっと私が消えて雨が足跡消しても 誰もがそうさ 気付かないままうまくいきそうな気がする Me and My shadow ゼブラ模様の夕暮れの街 Me and My shadow 不意打ちされて上手に転びたい 泥だらけの私の爪先が踏み出す所はどこだろう? 踏み出す所へついて行こう | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | その履き慣れた薄汚いブーツを今脱げたなら どこまでだってつきまとうこの影もきっと外せるさ そしたら君の青い車を月夜の晩に盗んで 誰も知らない街に着いたら電話してさよならだけ言うんだ Me and My shadow クリーム状の夕暮れの街 Me and My shadow 逆立ちしても今にも負けそう こんな子供じみた発想など失くしたと思っていた 見知らぬ人の幸せと不幸の電波が飛び交っている 何万本のリボンがこの指の隙間をすり抜けていく 今ならそっと私が消えて雨が足跡消しても 誰もがそうさ 気付かないままうまくいきそうな気がする Me and My shadow ゼブラ模様の夕暮れの街 Me and My shadow 不意打ちされて上手に転びたい 泥だらけの私の爪先が踏み出す所はどこだろう? 踏み出す所へついて行こう |
| サークル蛇口をひねって真っ白な両手洗って 面白いように記憶に騙されたことを悔いた 昨日までの私を全部剥してしまえたらいいのに ピンセットで少しつまんで薄いガーゼのように 改札口を潜る人波に紛れてあの人が 言い難いことを何のためらいもなく口にしている 忘れっぽい私は今日もそんな景色を切り取って 机の奥しまうんだけどフィクションのような気がしない 「きっと逃れられることじゃないのさ」 「きっとまた巡ってここで立ち止まるんだろ?」 ずっと昔から止まることのないクロール いつだって右手に隠しているのブルース 君と私との秘密よ 内緒の記号 留まることはないともう知っているの サークル 真夜中過ぎに手探りでキーをつかんでドアを開けたら いつもの部屋は小さく声をあげたほど違って見えたの 私達が知り得ているのは結局それくらいってことで 自惚れてしまわないようにいつだって手を繋いでいて欲しい 「きっと逃れられることじゃないのさ」 「きっとまた巡ってここで立ち止まるんだろ?」 ずっと昔から止まることのないクロール いつだって右手に隠しているのブルース 君と私との秘密よ 内緒の記号 留まることはないともう知っているの サークル じっと私の掌で崩れるフルーツ 耳をかすめる名もなき唄はただメロウ 君も私も麻痺しちゃっているの ブルー 留まることはないともう知っているの サークル | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 蛇口をひねって真っ白な両手洗って 面白いように記憶に騙されたことを悔いた 昨日までの私を全部剥してしまえたらいいのに ピンセットで少しつまんで薄いガーゼのように 改札口を潜る人波に紛れてあの人が 言い難いことを何のためらいもなく口にしている 忘れっぽい私は今日もそんな景色を切り取って 机の奥しまうんだけどフィクションのような気がしない 「きっと逃れられることじゃないのさ」 「きっとまた巡ってここで立ち止まるんだろ?」 ずっと昔から止まることのないクロール いつだって右手に隠しているのブルース 君と私との秘密よ 内緒の記号 留まることはないともう知っているの サークル 真夜中過ぎに手探りでキーをつかんでドアを開けたら いつもの部屋は小さく声をあげたほど違って見えたの 私達が知り得ているのは結局それくらいってことで 自惚れてしまわないようにいつだって手を繋いでいて欲しい 「きっと逃れられることじゃないのさ」 「きっとまた巡ってここで立ち止まるんだろ?」 ずっと昔から止まることのないクロール いつだって右手に隠しているのブルース 君と私との秘密よ 内緒の記号 留まることはないともう知っているの サークル じっと私の掌で崩れるフルーツ 耳をかすめる名もなき唄はただメロウ 君も私も麻痺しちゃっているの ブルー 留まることはないともう知っているの サークル |
| 臆病者のブルース期限切れのダンボール 非常口を塞いでる 部屋の奥での彼らは長い話が終わらない 今日もただ ドーナツ型のトローチに 震える右手伸ばしても 誇り高き友よ 君はそれを許さない 本当は何もわかってないだろ? ただそんな風に言ってみたいだけだろ? 何ひとつ動かない午後 ティーカップの向こう岸 期待通りの彼女は長い話が終わらない 今日もただ 君と二人して笑った 「Mama don't preach, Please don't preach !」 あぁそんなものは私には関係がない 本当は何もわかってないだろ? ただそんな風に言ってみたいだけだろ? | サンタラ | 砂田和俊・田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 期限切れのダンボール 非常口を塞いでる 部屋の奥での彼らは長い話が終わらない 今日もただ ドーナツ型のトローチに 震える右手伸ばしても 誇り高き友よ 君はそれを許さない 本当は何もわかってないだろ? ただそんな風に言ってみたいだけだろ? 何ひとつ動かない午後 ティーカップの向こう岸 期待通りの彼女は長い話が終わらない 今日もただ 君と二人して笑った 「Mama don't preach, Please don't preach !」 あぁそんなものは私には関係がない 本当は何もわかってないだろ? ただそんな風に言ってみたいだけだろ? |
| フラッグ手の平に昨日落ちた星が 小さな痛みと残した跡は 長く長く待たされた末に来る幸福の印だ ほの暗い蛍光灯の光が 容赦なく現実を計算する それなら人肌の夕立へ裸足で駆けてゆく 最近の君はどんな気持ち? 遠い西の空で何をしてる? あと死ぬまで何度君に会えるんだろう 私達悲しいほどに賢くもなく とりたて残酷なほど鈍くもない それでも甘いカラメルのような時間を知っている 最近の君はどんな気持ち? 遠い西の空で何をしてる? 口にしたらひどく安っぽくて幻滅するけど 例えばもし君が泣いたりしてたらすごく困るのさ 多分君もきっと同じ気持ちでいるんだろうと思うからせめて 泣いてないふりするのさ | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 手の平に昨日落ちた星が 小さな痛みと残した跡は 長く長く待たされた末に来る幸福の印だ ほの暗い蛍光灯の光が 容赦なく現実を計算する それなら人肌の夕立へ裸足で駆けてゆく 最近の君はどんな気持ち? 遠い西の空で何をしてる? あと死ぬまで何度君に会えるんだろう 私達悲しいほどに賢くもなく とりたて残酷なほど鈍くもない それでも甘いカラメルのような時間を知っている 最近の君はどんな気持ち? 遠い西の空で何をしてる? 口にしたらひどく安っぽくて幻滅するけど 例えばもし君が泣いたりしてたらすごく困るのさ 多分君もきっと同じ気持ちでいるんだろうと思うからせめて 泣いてないふりするのさ |
| 卒業街のウワサをもう君は聞いた? ちょうど同じ事私も思いついてたところよ やられたわ 一歩遅かったわ 一歩遅かったわなんてさ 肩たたき合ってさ 気に入ってるのよこの毎日が 笑ってばかりいられるわけじゃないけど ポケットにコイン 頭の上に太陽 もしくは月 時々雲 星空 いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど そういうことにしてくれないかな 花屋の店先であの人の好きな花が咲いてる 顔なんて随分おぼろげになったけど 妙なことだけ覚えてるものさ 大人達は子供に夢中 子供達は猫に夢中 猫は鳩に気を取られていて 鳩はポップコーンに夢中 永遠に一方通行 ぐるぐる廻って溶けてバターになって それはお伽話だっけね それはお伽話だっけね いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないよね 君のバイクの後ろに乗せてってくれないか? 東京湾の暗闇に何を 何を捨てたのかって 訊かないでね 後ろ向いててね これが初めてじゃないわ マボロシみたいに光る橋の上 君にしがみついて 好きなのも嫌いなのも行き過ぎると無感覚に近い 人々はもしかしてこれを潮時って呼ぶのですか? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないね | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 街のウワサをもう君は聞いた? ちょうど同じ事私も思いついてたところよ やられたわ 一歩遅かったわ 一歩遅かったわなんてさ 肩たたき合ってさ 気に入ってるのよこの毎日が 笑ってばかりいられるわけじゃないけど ポケットにコイン 頭の上に太陽 もしくは月 時々雲 星空 いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど そういうことにしてくれないかな 花屋の店先であの人の好きな花が咲いてる 顔なんて随分おぼろげになったけど 妙なことだけ覚えてるものさ 大人達は子供に夢中 子供達は猫に夢中 猫は鳩に気を取られていて 鳩はポップコーンに夢中 永遠に一方通行 ぐるぐる廻って溶けてバターになって それはお伽話だっけね それはお伽話だっけね いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないよね 君のバイクの後ろに乗せてってくれないか? 東京湾の暗闇に何を 何を捨てたのかって 訊かないでね 後ろ向いててね これが初めてじゃないわ マボロシみたいに光る橋の上 君にしがみついて 好きなのも嫌いなのも行き過ぎると無感覚に近い 人々はもしかしてこれを潮時って呼ぶのですか? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないね |
| 夢の中まで夜が明けるまであとどれくらい? 眠りと目覚め 行ったり来たり 暗い部屋の隅で健気に光るテレビ ビルの屋上で少女は歌う 手探りで確かめる 君に伝えたい言葉は その形をすぐに変えてしまう 君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの? 雨上がりの街は水たまりを残して 昨日までの事はなかったみたいに振舞う いつもより君はまるで饒舌な素振り 二人の行方をはぐらかすの? 私の身体全部使って夢の中まで忍んでゆくの こんな願いは君を困らせるの 他の誰かのそばにいたって私のこと忘れないでいて この気持ちに罪はあるかい? 君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの? | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 夜が明けるまであとどれくらい? 眠りと目覚め 行ったり来たり 暗い部屋の隅で健気に光るテレビ ビルの屋上で少女は歌う 手探りで確かめる 君に伝えたい言葉は その形をすぐに変えてしまう 君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの? 雨上がりの街は水たまりを残して 昨日までの事はなかったみたいに振舞う いつもより君はまるで饒舌な素振り 二人の行方をはぐらかすの? 私の身体全部使って夢の中まで忍んでゆくの こんな願いは君を困らせるの 他の誰かのそばにいたって私のこと忘れないでいて この気持ちに罪はあるかい? 君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの? |
| 裏庭裏庭の小さな青い蛇 カルメンと名付けた青い蛇 空を仰いで 雲を呼んで 遠い雷鳴 濡れた芝が踝をくすぐって マグノリアも覚悟を決めている ステップ踏んで 髪を揺らして もうそこまで 私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を感じるでしょう? もう子供じゃない 満月に庭中が手を伸ばす 私はベッドで耳を澄ましている 風が通って 星が誘って カルメンが歌う喜びの歌 私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を受けとめて もう子供じゃない | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 裏庭の小さな青い蛇 カルメンと名付けた青い蛇 空を仰いで 雲を呼んで 遠い雷鳴 濡れた芝が踝をくすぐって マグノリアも覚悟を決めている ステップ踏んで 髪を揺らして もうそこまで 私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を感じるでしょう? もう子供じゃない 満月に庭中が手を伸ばす 私はベッドで耳を澄ましている 風が通って 星が誘って カルメンが歌う喜びの歌 私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を受けとめて もう子供じゃない |
| 100miles ~虹を追いかけて占い師は言った 私の手を握って 「おまえの旅は続くのだろう これから先もずっと」 あまりに大きな月がそれを見ていた ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら私にKISSをして 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと誰もが二人をうらやむわ 見たことのない物を見に行こう baby 私のパパは言った 深いため息ついて 「これじゃ満足できないのだろう?」そのとおりよ きっと 憧れは手のひらで簡単に色褪せた ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら今すぐシャツを着て 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで走ってゆきたいわ 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles 退屈させないと誓うわ 足りない何かを捕まえよう baby 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと今より素敵な日々が来る 見たことのない物を見に行こう baby | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 占い師は言った 私の手を握って 「おまえの旅は続くのだろう これから先もずっと」 あまりに大きな月がそれを見ていた ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら私にKISSをして 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと誰もが二人をうらやむわ 見たことのない物を見に行こう baby 私のパパは言った 深いため息ついて 「これじゃ満足できないのだろう?」そのとおりよ きっと 憧れは手のひらで簡単に色褪せた ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら今すぐシャツを着て 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで走ってゆきたいわ 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles 退屈させないと誓うわ 足りない何かを捕まえよう baby 道連れは君 100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと今より素敵な日々が来る 見たことのない物を見に行こう baby |
| エルザの憂鬱男の子とばかり遊んでいるうちに 男の子にはなれないってよくわかった まるで不機嫌なエルザ 馬鹿ね爪の先まで真っ黒 違うの違うの ごめんね 言いたかったのはそんなことじゃないんだけど うまく言えないわ 鉛筆を軽く握って点と点を結んでごらん いつの間にか素敵な模様ができあがる 一月も二月もその先も 幸せは誰もがそうして作るのと 夢はそうして叶うのと教わったけれど 思っていたよりもずっとみんな飽きっぽい 優しい人 なんだか物足りない 恋人は短気で 私は軽はずみ ちぐはぐでいびつな僕らそれもまた愛おしい なんてがっかりさせないで 付き合いきれないわ でもちょっと違うの 本当に言いたかったのは そんな味気ないことじゃないんだけど うまく言えないわ | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 男の子とばかり遊んでいるうちに 男の子にはなれないってよくわかった まるで不機嫌なエルザ 馬鹿ね爪の先まで真っ黒 違うの違うの ごめんね 言いたかったのはそんなことじゃないんだけど うまく言えないわ 鉛筆を軽く握って点と点を結んでごらん いつの間にか素敵な模様ができあがる 一月も二月もその先も 幸せは誰もがそうして作るのと 夢はそうして叶うのと教わったけれど 思っていたよりもずっとみんな飽きっぽい 優しい人 なんだか物足りない 恋人は短気で 私は軽はずみ ちぐはぐでいびつな僕らそれもまた愛おしい なんてがっかりさせないで 付き合いきれないわ でもちょっと違うの 本当に言いたかったのは そんな味気ないことじゃないんだけど うまく言えないわ |
| 冬の匂いいつもの街に枯葉が降る いつもの通りに明かりが灯る 地下鉄の階段を上がる音 踏みしめるペダル軋む音 ねぇ誰かが誰かの帰りを待っている ねぇみんな誰かのもとへ帰るのに 私はどうすればいい? 君の心はもう帰らないよ 君より先に気付いてしまったから さよならはきっとこの足跡辿って 私について来る 何ひとつ忘れないように 大きく息を吸う 耳を塞いで 記憶よ どうか逃げ出さないで もうあんな日々は二度とは来ない 肝心なことは誰も教えてくれなくて 覚悟もないままに季節は変わるのに 私はどうすればいい? 二人はもうあの頃とは違うよ 君がもしそれを怖れているなら さよならはきっと私がその手を引いて ここまで連れてくる やさしい嘘をつくあの子は今はどこ? 幸せな居場所 どこかで見つけたんだね 冬の匂いがする 目を逸らさずにつないだ手ほどくよ 君より先に一歩踏み出すよ 明日ならきっとこの足跡辿って 二人について来る | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ | | いつもの街に枯葉が降る いつもの通りに明かりが灯る 地下鉄の階段を上がる音 踏みしめるペダル軋む音 ねぇ誰かが誰かの帰りを待っている ねぇみんな誰かのもとへ帰るのに 私はどうすればいい? 君の心はもう帰らないよ 君より先に気付いてしまったから さよならはきっとこの足跡辿って 私について来る 何ひとつ忘れないように 大きく息を吸う 耳を塞いで 記憶よ どうか逃げ出さないで もうあんな日々は二度とは来ない 肝心なことは誰も教えてくれなくて 覚悟もないままに季節は変わるのに 私はどうすればいい? 二人はもうあの頃とは違うよ 君がもしそれを怖れているなら さよならはきっと私がその手を引いて ここまで連れてくる やさしい嘘をつくあの子は今はどこ? 幸せな居場所 どこかで見つけたんだね 冬の匂いがする 目を逸らさずにつないだ手ほどくよ 君より先に一歩踏み出すよ 明日ならきっとこの足跡辿って 二人について来る |
| 今夜はきっと眠れない僕らはおかしなことばかり話す 僕ら自身に魔法をかけるように 大きな魚を釣ったとか 不思議な夢のことだとか 二人でいる時のあなたはむしろ 友達の誰もが知っているより ずっと可愛くて ずっとやわらかい uh…悲しいことも忘れそう uh…今夜はきっと眠れない あなたが誘ったの?それとも僕が? 遠まわりして知らない道を行こう 遠い国のことだとか 生まれた町のことだとか uh…明日のことも忘れそう uh…今夜はきっと眠れない | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 僕らはおかしなことばかり話す 僕ら自身に魔法をかけるように 大きな魚を釣ったとか 不思議な夢のことだとか 二人でいる時のあなたはむしろ 友達の誰もが知っているより ずっと可愛くて ずっとやわらかい uh…悲しいことも忘れそう uh…今夜はきっと眠れない あなたが誘ったの?それとも僕が? 遠まわりして知らない道を行こう 遠い国のことだとか 生まれた町のことだとか uh…明日のことも忘れそう uh…今夜はきっと眠れない |
| 写真東京の空 サイレンが鳴る 本当のことは誰も口にはしないよ 明日になれば忘れてしまう 二人して今笑った根拠さえ サンドマンが来る前にもう一度確かめたいよ でも約束は守られないなら それもね ロマンスだよね 燃える赤い髪 グラスゴーの女 若草を食んで喪失を歌うよ サンドマンが来る前にもう一度話をしたいよ でも失くして後に気付くのも それもね ロマンスだよね 東京の空 私は平気 さあね どうかな? 写真は苦手だよ 貴重な一枚さ | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 東京の空 サイレンが鳴る 本当のことは誰も口にはしないよ 明日になれば忘れてしまう 二人して今笑った根拠さえ サンドマンが来る前にもう一度確かめたいよ でも約束は守られないなら それもね ロマンスだよね 燃える赤い髪 グラスゴーの女 若草を食んで喪失を歌うよ サンドマンが来る前にもう一度話をしたいよ でも失くして後に気付くのも それもね ロマンスだよね 東京の空 私は平気 さあね どうかな? 写真は苦手だよ 貴重な一枚さ |
| 美しい人給水塔はその錆だらけの全身で 抜けるような青空の下で気高く座る レトリックもプロットもない言葉搾り出して 真っ赤な頬で君の前で俯き 少年のように 過剰な心配性は決まって損をする 僕のそんな弱点を君はよくわかっていた 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち 双子のように過ごした日々はもう古い校舎の レリーフみたい 壁に貼りついたまま動かない過去 珈琲を数杯分の話をしよう 僕らはなれていた間 君は何を思っていた? 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち あれから僕は旅の神様に出会ったんだ ここで会えた事も偶然じゃない 君が許してくれたから ふいに会いたくなったら 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 給水塔はその錆だらけの全身で 抜けるような青空の下で気高く座る レトリックもプロットもない言葉搾り出して 真っ赤な頬で君の前で俯き 少年のように 過剰な心配性は決まって損をする 僕のそんな弱点を君はよくわかっていた 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち 双子のように過ごした日々はもう古い校舎の レリーフみたい 壁に貼りついたまま動かない過去 珈琲を数杯分の話をしよう 僕らはなれていた間 君は何を思っていた? 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち あれから僕は旅の神様に出会ったんだ ここで会えた事も偶然じゃない 君が許してくれたから ふいに会いたくなったら 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く |
| My name is Boogie少しくらいのジャンキーなら この両腕に抱えてあげるわ ろくでなしにもわりと縁があるの 夢見の悪いファドは丸めて 健康なあの娘に預けておいで 病んでいる君には刺激が強いみたい 太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに 首筋に追いつきそうなブルーより速く手を引いてよ バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie なるべくいい子でいようとするから 面倒は起こさないわ 約束をするわ カーニバルには日常が必要よ 太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに ほんの少し賢くやって それで君はもっと楽しめるから バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ ヒール壊したって損はない My name is Boogie | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | | 少しくらいのジャンキーなら この両腕に抱えてあげるわ ろくでなしにもわりと縁があるの 夢見の悪いファドは丸めて 健康なあの娘に預けておいで 病んでいる君には刺激が強いみたい 太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに 首筋に追いつきそうなブルーより速く手を引いてよ バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie なるべくいい子でいようとするから 面倒は起こさないわ 約束をするわ カーニバルには日常が必要よ 太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに ほんの少し賢くやって それで君はもっと楽しめるから バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ ヒール壊したって損はない My name is Boogie |
| 太陽最近の私にはまるで珍しいことでもなくて 覚えきれない記念日がまたカレンダー上で破裂した 身を守る本能として私が課した単純なルール 肩越しに聞いた爆発音に振り返ることもない 真っ赤な果実に歯を立てる この部屋によく似合う 時おりそのかすかな香り むしょうに恋しくなる 真っ赤な果実に歯を立てる 傷口が血を流す 手首を伝う冷たい水滴がどうしてこんなに愛しいんだろう? 熱帯性低気圧に弱いできそこないのアンテナが 意味のない拾ってほしくない情報をただたれ流す とうの昔離れた人の消息は知らない方がいい 甲州街道のその先をあの人が思うことだってないさ 真っ赤な果実に歯を立てる この部屋によく似合う 聞き分けのない子供みたいに 誰かのかわりのように 真っ赤な果実に歯を立てる 傷口が血を流す 手首を伝う冷たい水滴がどうしてこんなに愛しいんだろう? | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 最近の私にはまるで珍しいことでもなくて 覚えきれない記念日がまたカレンダー上で破裂した 身を守る本能として私が課した単純なルール 肩越しに聞いた爆発音に振り返ることもない 真っ赤な果実に歯を立てる この部屋によく似合う 時おりそのかすかな香り むしょうに恋しくなる 真っ赤な果実に歯を立てる 傷口が血を流す 手首を伝う冷たい水滴がどうしてこんなに愛しいんだろう? 熱帯性低気圧に弱いできそこないのアンテナが 意味のない拾ってほしくない情報をただたれ流す とうの昔離れた人の消息は知らない方がいい 甲州街道のその先をあの人が思うことだってないさ 真っ赤な果実に歯を立てる この部屋によく似合う 聞き分けのない子供みたいに 誰かのかわりのように 真っ赤な果実に歯を立てる 傷口が血を流す 手首を伝う冷たい水滴がどうしてこんなに愛しいんだろう? |
| 好きシナモンを噛むのが好き 冷たくない いやむしろ熱い 熱帯の森に棲む獣のようで好き ラムの雫を噛むのが好き 甘くはない いやむしろ苦い 香りが舌を裏切って好き だから歪な君が好き なんて悪戯な手だろう 君は こんな私を掻き乱して タイダイの両腕が君をねだっている なんて悪戯な目だろう 君は こんな日々じゃ迷子になってしまう 朝も昼も夜もいつでもさらわれていく 雨音が強くなるのが好き 暗くはない いやむしろ明るい 夏の足音みたいでいい 君の足音みたいで好き なんて意地悪な声だ 君は 昨日より欲張りになってしまう 私は不埒な言葉をこぼしそう なんて意地悪な夜だ 今夜 明日のその先まで知りたくなる 朝も昼も夜でも君はその気にさせる | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ | 森俊之 | シナモンを噛むのが好き 冷たくない いやむしろ熱い 熱帯の森に棲む獣のようで好き ラムの雫を噛むのが好き 甘くはない いやむしろ苦い 香りが舌を裏切って好き だから歪な君が好き なんて悪戯な手だろう 君は こんな私を掻き乱して タイダイの両腕が君をねだっている なんて悪戯な目だろう 君は こんな日々じゃ迷子になってしまう 朝も昼も夜もいつでもさらわれていく 雨音が強くなるのが好き 暗くはない いやむしろ明るい 夏の足音みたいでいい 君の足音みたいで好き なんて意地悪な声だ 君は 昨日より欲張りになってしまう 私は不埒な言葉をこぼしそう なんて意地悪な夜だ 今夜 明日のその先まで知りたくなる 朝も昼も夜でも君はその気にさせる |
| 思い過ごしの効能強引な右折車に阻まれ立ち止まった交差点上 起きた瞬間から感じていた何だかよくないタイミング 小さく舌打ちでまた歩き出す 衝動は支配者の如く暴れまわっては案の定 ここぞという時消えてなくなる 絶妙にずるくすり抜ける 昨日泣いた理由なんて忘れた 私の中で渦巻いている矛盾なんかはもう慣れたし 不当な扱いに牙をむくなんてこともう疲れたけど 真夜中の国道沿いで酔った頭をうなだれる 固く握っていた左手ゆっくりとほどいていく 彼がくれたあの言葉は軽い嫉妬を伴って それでも私のこの胸で小さく足踏みをする 成功は高飛車な態度でチャンスはいつでも正攻法 やたら風が強いこの街で私無駄に元気よ、君はどう? どうやら私はまだ懲りてない 切実な私の悩みは日没と共に持ち越され 曖昧な答えで切り抜ける そんなこと上手くなったって 真夜中の国道沿いで酔った頭で考える 固く閉じた瞼の裏にあの日の私が映る 彼が見せたあの笑顔の意味をようやく掴みかけ 今さら私のこの胸に小さなトゲを刺したの 失くしたもの 新たに得たもの 天秤にかけて量っても どちらに傾くこともなくて妙に納得したりして 思い過ごしと言われれば反論の余地はないけど 終わりかもなんてよぎる時 思わずよそ見する時 彼が私に問いかける「元気ですか?」の一言が こうしてまた歩き始める背中を押してくれるの | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ | | 強引な右折車に阻まれ立ち止まった交差点上 起きた瞬間から感じていた何だかよくないタイミング 小さく舌打ちでまた歩き出す 衝動は支配者の如く暴れまわっては案の定 ここぞという時消えてなくなる 絶妙にずるくすり抜ける 昨日泣いた理由なんて忘れた 私の中で渦巻いている矛盾なんかはもう慣れたし 不当な扱いに牙をむくなんてこともう疲れたけど 真夜中の国道沿いで酔った頭をうなだれる 固く握っていた左手ゆっくりとほどいていく 彼がくれたあの言葉は軽い嫉妬を伴って それでも私のこの胸で小さく足踏みをする 成功は高飛車な態度でチャンスはいつでも正攻法 やたら風が強いこの街で私無駄に元気よ、君はどう? どうやら私はまだ懲りてない 切実な私の悩みは日没と共に持ち越され 曖昧な答えで切り抜ける そんなこと上手くなったって 真夜中の国道沿いで酔った頭で考える 固く閉じた瞼の裏にあの日の私が映る 彼が見せたあの笑顔の意味をようやく掴みかけ 今さら私のこの胸に小さなトゲを刺したの 失くしたもの 新たに得たもの 天秤にかけて量っても どちらに傾くこともなくて妙に納得したりして 思い過ごしと言われれば反論の余地はないけど 終わりかもなんてよぎる時 思わずよそ見する時 彼が私に問いかける「元気ですか?」の一言が こうしてまた歩き始める背中を押してくれるの |
| 家出少年夕陽の吹き溜まり この部屋の暑さは香港映画のようだ どうにかなっちゃいそうだ 机の上にはゆるんだピーナッツバター 天気予報が今朝夕立を告げていたけど たくさん集めた写真を見せてよ 私がまだ見たことのない人や景色の話をしてよ 覗き込んだら家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず ベランダのカナリアが嫌いなものなら全部 その嘴でつまんできれいに食べてくれる いつまでも終わらないナンセンスなゲームや 眠れない夢や巧妙な噂も オレンジピールの三日月が君の帰り道を隠してゆくよ それを君はそんなに恐れるの 覗き込んだら家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず 腕の中には家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | 森俊之 | 夕陽の吹き溜まり この部屋の暑さは香港映画のようだ どうにかなっちゃいそうだ 机の上にはゆるんだピーナッツバター 天気予報が今朝夕立を告げていたけど たくさん集めた写真を見せてよ 私がまだ見たことのない人や景色の話をしてよ 覗き込んだら家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず ベランダのカナリアが嫌いなものなら全部 その嘴でつまんできれいに食べてくれる いつまでも終わらないナンセンスなゲームや 眠れない夢や巧妙な噂も オレンジピールの三日月が君の帰り道を隠してゆくよ それを君はそんなに恐れるの 覗き込んだら家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず 腕の中には家出少年の顔の君 ここらあたりでほら 二人は一番幸せなはず |
| Joy & Painベルベットの長いコート ブルネットとブロンド いつも一緒 背中合わせの双子の姉妹 Joy & Pain 毛羽立った古いブランケット すりへってしまった鉛筆 あの頃からそこにいるのさ 西陽の射す子供部屋 Joy & Pain ほんのささいな出来事でいいから 何かいい事ありますように 涙を拭きなよ 私の友達 可愛いマニキュアぬってあげるよ Joy & Pain かじかんだ指先 輝く南西のオリオン 初めて見た 私の街じゃ空は夜通し燃えてる Joy & Pain ほんのささいな出来事でいいから あの子にいい事ありますように 何しろあの子の両膝ときたら 転んでばかりで傷だらけ Joy & Pain ずっと昔の人が作った歌を歌おう 語り継がれた言葉が今夜は何て素敵 ほんのささいな出来事でいいから 二人にいい事ありますように いつか二人がはぐれてしまっても 私の事を忘れたら嫌だよ Joy & Pain Joy & Pain | サンタラ | 田村キョウコ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 森俊之 | ベルベットの長いコート ブルネットとブロンド いつも一緒 背中合わせの双子の姉妹 Joy & Pain 毛羽立った古いブランケット すりへってしまった鉛筆 あの頃からそこにいるのさ 西陽の射す子供部屋 Joy & Pain ほんのささいな出来事でいいから 何かいい事ありますように 涙を拭きなよ 私の友達 可愛いマニキュアぬってあげるよ Joy & Pain かじかんだ指先 輝く南西のオリオン 初めて見た 私の街じゃ空は夜通し燃えてる Joy & Pain ほんのささいな出来事でいいから あの子にいい事ありますように 何しろあの子の両膝ときたら 転んでばかりで傷だらけ Joy & Pain ずっと昔の人が作った歌を歌おう 語り継がれた言葉が今夜は何て素敵 ほんのささいな出来事でいいから 二人にいい事ありますように いつか二人がはぐれてしまっても 私の事を忘れたら嫌だよ Joy & Pain Joy & Pain |
| ROW THE BLUESアーケードは今寝静まる シャッターの前で突っ立ってる 男は独りでお腹を空かしている 空腹な男の姿はなんてロマンティックで惨めだろう こっちを見ないで通り過ぎてくれ 困った顔をした猫が言う 慣れた手つきでカードを切る 「あんたにとって今日は特別になる 帽子があるなら丁度いい 目深にかぶれ」と猫は言う 「良くも悪くも背後に気をつけて」 ようやくその気になったのに今更白けるなんて酷い スクリーンのヒーローはいつもまわりの誰にも似てやしない ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 私のお家は遠い遠いとこ ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES あんたは朝よりずっと夜が素敵 大きな手で頬を撫でる ポケットのキャンディーをくれる 兵士の恋人はきっといなくなる 狭いキッチンに二人立ち 熱いコーヒーを飲んだっけ 退屈しのぎに金魚が跳ねている ようやくその気になったのに今更おあずけなんて酷い スクリーンのヒーローはいつもうんざりするほど馴れ馴れしい ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 私のお家は遠い遠いとこ ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 耳元でそっと誰かが呟いた ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES あんたは朝よりずっと夜が素敵 | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 砂田和俊 | | アーケードは今寝静まる シャッターの前で突っ立ってる 男は独りでお腹を空かしている 空腹な男の姿はなんてロマンティックで惨めだろう こっちを見ないで通り過ぎてくれ 困った顔をした猫が言う 慣れた手つきでカードを切る 「あんたにとって今日は特別になる 帽子があるなら丁度いい 目深にかぶれ」と猫は言う 「良くも悪くも背後に気をつけて」 ようやくその気になったのに今更白けるなんて酷い スクリーンのヒーローはいつもまわりの誰にも似てやしない ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 私のお家は遠い遠いとこ ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES あんたは朝よりずっと夜が素敵 大きな手で頬を撫でる ポケットのキャンディーをくれる 兵士の恋人はきっといなくなる 狭いキッチンに二人立ち 熱いコーヒーを飲んだっけ 退屈しのぎに金魚が跳ねている ようやくその気になったのに今更おあずけなんて酷い スクリーンのヒーローはいつもうんざりするほど馴れ馴れしい ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 私のお家は遠い遠いとこ ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES 耳元でそっと誰かが呟いた ROW, ROW, ROW THE BLUES ROW, ROW, ROW THE BLUES あんたは朝よりずっと夜が素敵 |
| Wait,Catch & Run寝不足の身体に染みわたるカフェイン ツケがまわってきただけさ 懲りてなんかない 昨日と今日の隙間に曖昧なボーダーライン ずっと見張っていたけれど姿は見えない 大丈夫 そんなものにやられたりしない 階段の踊り場で待ち伏せる少年 見覚えのある顔だ そうだ いつかの僕だ 大丈夫 そんなものにやられたりしない 大丈夫 僕らそっぽ向いたりしない 奴等の背後にこっそり忍び込んで その逞しい尾ひれを捕まえろ! 大丈夫 そんなものにやられたりしない | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 寝不足の身体に染みわたるカフェイン ツケがまわってきただけさ 懲りてなんかない 昨日と今日の隙間に曖昧なボーダーライン ずっと見張っていたけれど姿は見えない 大丈夫 そんなものにやられたりしない 階段の踊り場で待ち伏せる少年 見覚えのある顔だ そうだ いつかの僕だ 大丈夫 そんなものにやられたりしない 大丈夫 僕らそっぽ向いたりしない 奴等の背後にこっそり忍び込んで その逞しい尾ひれを捕まえろ! 大丈夫 そんなものにやられたりしない |
| チェルシーチェルシー トルコブルーの小鳥 この曇り空に一際輝いて チェルシー くだらない事でぐしゃぐしゃの私は その凛とした姿をひたすら愛してる いつか私の書き留めた言葉は 羽飾りの付いた美しいシャトルになって おまえを撃ち落すのだろう チェルシー トルコブルーの小鳥 まだ暗い空に夜明けを連れてきて チェルシー お別れだらけの旅は続くから 目印の翼をいつでも見上げてる いつか私の言い損ねた言葉は 鉛色に光った美しい弾丸になって おまえを撃ち落すのだろう おまえのその首に口づけをするよ チェルシー | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | 森俊之 | チェルシー トルコブルーの小鳥 この曇り空に一際輝いて チェルシー くだらない事でぐしゃぐしゃの私は その凛とした姿をひたすら愛してる いつか私の書き留めた言葉は 羽飾りの付いた美しいシャトルになって おまえを撃ち落すのだろう チェルシー トルコブルーの小鳥 まだ暗い空に夜明けを連れてきて チェルシー お別れだらけの旅は続くから 目印の翼をいつでも見上げてる いつか私の言い損ねた言葉は 鉛色に光った美しい弾丸になって おまえを撃ち落すのだろう おまえのその首に口づけをするよ チェルシー |
| Sleepin' song困り果ててしまった人達は皆 すぐに眠ってしまうのだという 一体何に困っているのか 私は眠くなる よく眠る 歩き疲れた夢を見て目が覚めた シーツから火照る足首だけを逃がす 暗闇から白い両手が伸びて 私を引っぱる 何度も引き寄せる | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | | 困り果ててしまった人達は皆 すぐに眠ってしまうのだという 一体何に困っているのか 私は眠くなる よく眠る 歩き疲れた夢を見て目が覚めた シーツから火照る足首だけを逃がす 暗闇から白い両手が伸びて 私を引っぱる 何度も引き寄せる |
| 密会日没は今猫の足取り 忙しい人は今日も階段越し そして重いドアを押して 別れる時にはきっと 「ああ すっかり外は暗いね」なんて笑う 君に会うなら鞄に一つか二つ 新しいブルースを忍ばせてくるんだ 先週の新聞で巻いたスミレみたいにそっと 恋人に差し出す花束のように 誰かの干渉を上手にかわしておいで 許される範囲で 当たりさわりのないやり方で 時間潰し 手にとる個展のフライヤー ふと懐かしい気持ちはただ思い違いか? 君の選んだ言葉は何気ないくせにいつも 思いがけないほどにセンスがいい | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | 日没は今猫の足取り 忙しい人は今日も階段越し そして重いドアを押して 別れる時にはきっと 「ああ すっかり外は暗いね」なんて笑う 君に会うなら鞄に一つか二つ 新しいブルースを忍ばせてくるんだ 先週の新聞で巻いたスミレみたいにそっと 恋人に差し出す花束のように 誰かの干渉を上手にかわしておいで 許される範囲で 当たりさわりのないやり方で 時間潰し 手にとる個展のフライヤー ふと懐かしい気持ちはただ思い違いか? 君の選んだ言葉は何気ないくせにいつも 思いがけないほどにセンスがいい |
| ブラックワゴンバイパス沿いの薄緑色のフェンス からみついた下品なバラの大輪 「あんたはきっと私以下だわ」 よくある景色だ シンクにかさばるグラスもそのまま置いてきたの 終わりを決めなくちゃ 永遠に追いかけっこだもん 太陽がオレンジに燻って 青い青い夜を急かしている ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない 相変わらずで薬はちっとも効いてくれないし 少しだけ賢くなって 引き換えにほしい物なんてないもん 幸運が私に残っているのなら 今全部使ってもいいんだ ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない その足元にばら撒かれたベクトル 気軽に選んだら? ベンディングマシーンのボタン押すように どれ一つハズレはないはず ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | バイパス沿いの薄緑色のフェンス からみついた下品なバラの大輪 「あんたはきっと私以下だわ」 よくある景色だ シンクにかさばるグラスもそのまま置いてきたの 終わりを決めなくちゃ 永遠に追いかけっこだもん 太陽がオレンジに燻って 青い青い夜を急かしている ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない 相変わらずで薬はちっとも効いてくれないし 少しだけ賢くなって 引き換えにほしい物なんてないもん 幸運が私に残っているのなら 今全部使ってもいいんだ ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない その足元にばら撒かれたベクトル 気軽に選んだら? ベンディングマシーンのボタン押すように どれ一つハズレはないはず ブラックワゴンは振り向かない 今の環境全部処分して私と暮らさない? ブラックワゴンは振り向かない 生まれつきその二の腕にある印に 君はまだ気付いていない |
| 街が死んだらきしむ手首もう動きはしない 多感な彼はKing of Folk 今となっては誰の物でもない 早撃ちジョニー Gのブルース セミヌードそれは半端な告白 電話口で匿名の抗議 「少年よ、今まさに太陽が落ちてゆく」 パレードの後はいつだってそうさ 胸の前で十字を切って 私はEjectボタンを押す 水銀灯に黒羽根ガラス たとえ街が死んでも 薄いノート握り地下へと続く階段駆け抜けるの! 使い古したロマンス集めて リボンかけたようなラブソング これでどうなのbaby これなら欲しいだろう? ママのバースデイにはロック 君こそ麗しの我がボニー ジーンズで両手を拭って 「イチゴ味のキャンディに最後のお別れを」 はずかしげに少女は笑って 大きな月の夜を背負って また一人サーカスに流れてゆく 水銀灯に黒羽根ガラス たとえ街が死んでも 薄いノート握り地下へと続く階段駆け抜けるの! 南京錠に錆びつくダンス いつか街が死んだら 安いギター抱え地下へと続け! 君を独りにはしないよ | サンタラ | 砂田和俊・田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | きしむ手首もう動きはしない 多感な彼はKing of Folk 今となっては誰の物でもない 早撃ちジョニー Gのブルース セミヌードそれは半端な告白 電話口で匿名の抗議 「少年よ、今まさに太陽が落ちてゆく」 パレードの後はいつだってそうさ 胸の前で十字を切って 私はEjectボタンを押す 水銀灯に黒羽根ガラス たとえ街が死んでも 薄いノート握り地下へと続く階段駆け抜けるの! 使い古したロマンス集めて リボンかけたようなラブソング これでどうなのbaby これなら欲しいだろう? ママのバースデイにはロック 君こそ麗しの我がボニー ジーンズで両手を拭って 「イチゴ味のキャンディに最後のお別れを」 はずかしげに少女は笑って 大きな月の夜を背負って また一人サーカスに流れてゆく 水銀灯に黒羽根ガラス たとえ街が死んでも 薄いノート握り地下へと続く階段駆け抜けるの! 南京錠に錆びつくダンス いつか街が死んだら 安いギター抱え地下へと続け! 君を独りにはしないよ |
| しゃぼんのブルース真夏の朝の呼吸 西の大きな河から流れ来る 開け放った窓の外に昨日の余韻はない 澱んだ彼の目や だらしなく投げ出す長い脚 まるで忘れ去られて年老いた屋根裏のピアノみたい 年上の私の恋人 君の魂はどこへ行ってしまうの? 愚かなしゃぼんはいつか割れてしまうもの このまま動かない君へせめてもの慰めを 取り残された男にお似合いな水玉のエレジイを 年上の私の恋人 君の魂はどこへ行ってしまうの? 愚かなしゃぼんの最後を見届けるの | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | 真夏の朝の呼吸 西の大きな河から流れ来る 開け放った窓の外に昨日の余韻はない 澱んだ彼の目や だらしなく投げ出す長い脚 まるで忘れ去られて年老いた屋根裏のピアノみたい 年上の私の恋人 君の魂はどこへ行ってしまうの? 愚かなしゃぼんはいつか割れてしまうもの このまま動かない君へせめてもの慰めを 取り残された男にお似合いな水玉のエレジイを 年上の私の恋人 君の魂はどこへ行ってしまうの? 愚かなしゃぼんの最後を見届けるの |
| うそつきレノン何より私が君のことを気に入ったのは 不釣合いな程に枯れた声だった まるで君からこぼれる鈍色の粒 時に乱暴なまでに君は繊細で 私は飽きることなくそれを見つめてた ヘッドフォンからこぼれる聴き慣れたレノン 君のいた場所に夜毎紛れ来るのは 恋人のような素振りの暗闇のエアノイズ うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの? あの日君が吐き出したままの幾つかの言葉 まだ街でさまよう姿に出くわすの 歩道橋の下で呼ぶ薄汚れた猫 私は他の娘みたいに涙流したりしないわりに そのくせ君のゴーストに水を絶やさない 誰にも言わないでいて この病気じみた私のことを こんなに雨が続けばいつか君も溶けてくだろう そして全て終ってもそれで君は平気なの? うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの? | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | 森俊之 | 何より私が君のことを気に入ったのは 不釣合いな程に枯れた声だった まるで君からこぼれる鈍色の粒 時に乱暴なまでに君は繊細で 私は飽きることなくそれを見つめてた ヘッドフォンからこぼれる聴き慣れたレノン 君のいた場所に夜毎紛れ来るのは 恋人のような素振りの暗闇のエアノイズ うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの? あの日君が吐き出したままの幾つかの言葉 まだ街でさまよう姿に出くわすの 歩道橋の下で呼ぶ薄汚れた猫 私は他の娘みたいに涙流したりしないわりに そのくせ君のゴーストに水を絶やさない 誰にも言わないでいて この病気じみた私のことを こんなに雨が続けばいつか君も溶けてくだろう そして全て終ってもそれで君は平気なの? うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの? |
| Big River遠くに投げた 音をたてて割れた ジャマイカのラムの小瓶 街灯が照らした 忘れかけた名前を呼んだ 小指の爪ピスタチオグリーン 背中に忍び寄る霧にもうすぐ飲まれてしまう ただ肩をすくめるだけ 怖いものがまた一つ消えてゆく 踵のリズムが右にそれてゆく 「予想よりずっとぼくは平気」 生彩を欠いた声 君に追いついて 横たわるBig River ひとしきり泣いた 疲れて眠った クラクション 先頭はリンカーン 浅い眠りは今夜も同じ夢を強いる 物分かりのいいぼくは黙ったままステラ座の席に着く 踵のリズムが右にそれてゆく 「予想よりずっとぼくは平気」 生彩を欠いた声 君に追いついて 横たわるBig River これは嘘や想像なんかじゃないんだ 紛れもない事実だ さぁ、目をそらさないで 漆黒の静寂と横たわるBig River | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | 遠くに投げた 音をたてて割れた ジャマイカのラムの小瓶 街灯が照らした 忘れかけた名前を呼んだ 小指の爪ピスタチオグリーン 背中に忍び寄る霧にもうすぐ飲まれてしまう ただ肩をすくめるだけ 怖いものがまた一つ消えてゆく 踵のリズムが右にそれてゆく 「予想よりずっとぼくは平気」 生彩を欠いた声 君に追いついて 横たわるBig River ひとしきり泣いた 疲れて眠った クラクション 先頭はリンカーン 浅い眠りは今夜も同じ夢を強いる 物分かりのいいぼくは黙ったままステラ座の席に着く 踵のリズムが右にそれてゆく 「予想よりずっとぼくは平気」 生彩を欠いた声 君に追いついて 横たわるBig River これは嘘や想像なんかじゃないんだ 紛れもない事実だ さぁ、目をそらさないで 漆黒の静寂と横たわるBig River |
| charms銀色の折り紙折って 戯れに作った子馬をあげる タンバリンをふいに鳴らして 浮かれたテンポのメロディーをあげる 唾を吐いても ドア壊しても 咲いたばかりの花むしっても いなくなったら君を探しに行こう 遅くなら君を迎えに行こう baby 他の誰より先に気付いてあげる 看板のブロンド娘の頭に飾った三日月をあげる サンダルの上にとまった七星てんとうを捕まえてあげる 膝を抱いても 地団太踏んでも 負けてばかりで爪を噛んでも 眠れないなら君と散歩に出よう 旅に出るなら君に葉書を出そう baby 他の誰より先に気付いてあげる 君に気付いてあげる | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | サンタラ | 銀色の折り紙折って 戯れに作った子馬をあげる タンバリンをふいに鳴らして 浮かれたテンポのメロディーをあげる 唾を吐いても ドア壊しても 咲いたばかりの花むしっても いなくなったら君を探しに行こう 遅くなら君を迎えに行こう baby 他の誰より先に気付いてあげる 看板のブロンド娘の頭に飾った三日月をあげる サンダルの上にとまった七星てんとうを捕まえてあげる 膝を抱いても 地団太踏んでも 負けてばかりで爪を噛んでも 眠れないなら君と散歩に出よう 旅に出るなら君に葉書を出そう baby 他の誰より先に気付いてあげる 君に気付いてあげる |
| 鶏頭のブルース余程の悪事をはたらいたのでしょう 罪の色をした冠をかぶって 鶏頭の花が咲いている 昨日の熱帯夜を吸いとったのでしょう ふてぶてしいほどしなやかな素振りで 鶏頭の花が咲いている もう早朝がゆるい坂道を転がり落ちてくる いっそこのまま誰かに咎められたいような秘密 時間が経つのを忘れた悪い子は 人目につかぬようにお家に帰りなさい 交差点でブルースが立っている もう夕べまで一人じゃ何もできなかったくせに いっそ正体を見破られてしまいたいような秘密 主を待ってた私の寝室で ほら振り返った鏡の向こうには 鶏頭の花が咲いている | サンタラ | 田村キョウコ | 砂田和俊・田村キョウコ | サンタラ | 余程の悪事をはたらいたのでしょう 罪の色をした冠をかぶって 鶏頭の花が咲いている 昨日の熱帯夜を吸いとったのでしょう ふてぶてしいほどしなやかな素振りで 鶏頭の花が咲いている もう早朝がゆるい坂道を転がり落ちてくる いっそこのまま誰かに咎められたいような秘密 時間が経つのを忘れた悪い子は 人目につかぬようにお家に帰りなさい 交差点でブルースが立っている もう夕べまで一人じゃ何もできなかったくせに いっそ正体を見破られてしまいたいような秘密 主を待ってた私の寝室で ほら振り返った鏡の向こうには 鶏頭の花が咲いている |
| 独白ねえママ 大切なものは全て目に見えないって言ったよね それは本当なの? ねえママ 僕のたったひとつの見えない財産は見えないんじゃなくて 最初からなかったのかな? ねえママ 自分で歩きたいだけなんだ それだけでもう僕はどうやらはみ出してる ねえママ 君にいろんな物あげたいのに あの人たちが持っていっちゃって何ひとつ残ってないんだ 降りのエレベーターに吐き気を催し 不安に震える両手で全身を抱きしめる 好きだったあの人の瞳でさえ今では怖いんだ そして癒される間もなくまた朝が来る それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ ねえママ できるだけ僕は乾いているべきだと知ってはいるんだ ねえママ それなのに君が時々吐き出す無神経さに振り回されてる それなりに歳はとったのに焦りばかりがつのって 何ひとつ入ってない鞄を大事に抱えて 好きだったあの街でさえあっさり手放して そして何も片付かない間に朝が来る それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ なるべく嘘をつかないで 自分に嘘をつかないで 君さえも捨てられるとさえ 自分の場所はここじゃない ここは自分の場所じゃない 身勝手な僕を認めないで 病んだ目の人の群れに突き放して それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ・砂田和俊 | 森俊之 | ねえママ 大切なものは全て目に見えないって言ったよね それは本当なの? ねえママ 僕のたったひとつの見えない財産は見えないんじゃなくて 最初からなかったのかな? ねえママ 自分で歩きたいだけなんだ それだけでもう僕はどうやらはみ出してる ねえママ 君にいろんな物あげたいのに あの人たちが持っていっちゃって何ひとつ残ってないんだ 降りのエレベーターに吐き気を催し 不安に震える両手で全身を抱きしめる 好きだったあの人の瞳でさえ今では怖いんだ そして癒される間もなくまた朝が来る それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ ねえママ できるだけ僕は乾いているべきだと知ってはいるんだ ねえママ それなのに君が時々吐き出す無神経さに振り回されてる それなりに歳はとったのに焦りばかりがつのって 何ひとつ入ってない鞄を大事に抱えて 好きだったあの街でさえあっさり手放して そして何も片付かない間に朝が来る それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ なるべく嘘をつかないで 自分に嘘をつかないで 君さえも捨てられるとさえ 自分の場所はここじゃない ここは自分の場所じゃない 身勝手な僕を認めないで 病んだ目の人の群れに突き放して それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ |
| バニラベッドにもぐり軽くまぶた閉じて 跳ね回る羊数えても 私ときたら一時間やそこらじゃとても眠れないの 「お願いダーリン そばにいて」額に血をにじませて そんな時だけ君は本当にずるいのよ 冷えた苺もニュース速報も君の電話も何もいらないの 彼の言葉にびくつく日々なんてもう終わりにしたいの そうだよダーリン 君だってとっくに見抜いてたはずだよ こんな夜じゃ金切り声も闇に溶ける crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish こんな不甲斐ない私に期待しないで ためらいがちに口に含んだ苦く光るバニラ 私の声は体よく並べられすまし顔で他人の素振り 会ったことのない肉親のようで君が泣いても釈然としない そうだよダーリン そんなもの集めて私に差し出しても 忘れないで所詮私それを愛せない crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish こんな不甲斐ない私に期待しないで ためらいがちに口に含んだ苦く光るバニラ 誰が教えた訳でもないのに不似合いだと気付いたのは何故? 白濁色の緩い痺れがきっと行く先を照らしてくれる crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish これが私のサヨナラの形 苦く光るバニラ | サンタラ | 田村キョウコ・砂田和俊 | 田村キョウコ | 森俊之 | ベッドにもぐり軽くまぶた閉じて 跳ね回る羊数えても 私ときたら一時間やそこらじゃとても眠れないの 「お願いダーリン そばにいて」額に血をにじませて そんな時だけ君は本当にずるいのよ 冷えた苺もニュース速報も君の電話も何もいらないの 彼の言葉にびくつく日々なんてもう終わりにしたいの そうだよダーリン 君だってとっくに見抜いてたはずだよ こんな夜じゃ金切り声も闇に溶ける crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish こんな不甲斐ない私に期待しないで ためらいがちに口に含んだ苦く光るバニラ 私の声は体よく並べられすまし顔で他人の素振り 会ったことのない肉親のようで君が泣いても釈然としない そうだよダーリン そんなもの集めて私に差し出しても 忘れないで所詮私それを愛せない crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish こんな不甲斐ない私に期待しないで ためらいがちに口に含んだ苦く光るバニラ 誰が教えた訳でもないのに不似合いだと気付いたのは何故? 白濁色の緩い痺れがきっと行く先を照らしてくれる crushed moon on the dish 銀のナイフがヒヤリ 私の火照る唇を撫でて crushed moon on the dish これが私のサヨナラの形 苦く光るバニラ |