田村キョウコ・砂田和俊作曲の歌詞一覧リスト  36曲中 1-36曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
蜜蜂三浦透子三浦透子田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊サンタラテーブルの下で交わす約束は 誰にも知られることのない二匹の蜜蜂  あの角曲がれば街灯も絶える 暗がりでは誰より二人きりになる  悲しいか 悲しくないわ 私の恋人 淋しいか 淋しくないわ 秘密の恋人 そのくちびるに真っ赤な花を その瞼に宵越しの夢を  心はいつも君を探すから いっそこの身体爪の先まで邪魔で憎らしい  人影まばらな駅のホームでは 軽はずみな台詞のひとつも無理矢理探し出す  優しいか 優しくないわ 私の恋人 空しいか 空しくないわ 秘密の恋人  愛しいか それとも違うわ 裸足の恋人 気持ちいいか 悪くはないわ 九月の恋人 耳たぶに白夜の歌を その指先に今日の印を
都会の夏の夜サンタラサンタラ中原中也田村キョウコ・砂田和俊月は空にメダルのやうに、 街角に建物はオルガンのやうに、 遊び疲れた男どち唱ひながらに帰つてゆく。 ――イカムネ・カラアがまがつてゐる――  その唇はひらききつて その心は何か悲しい。 頭が暗い土塊になつて。 ただもうラアラア唱つてゆくのだ。  商用のことや祖先のことや 忘れてゐるといふではないが、 都会の夏の夜の更――  死んだ火薬と深くして 眼に外燈の滲みいれば ただもうラアラア唱つてゆくのだ。
Backseatサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊On your backseat, backseat 私はバックシートにころがって On your backseat, backseat せわしないワイパーと遠い稲妻と冷めたコーヒーとロードノイズ、 ニール・ヤング  On your backseat, backseat 憂鬱はバックシートにお似合いで On your backseat, backseat のぼせたように何か喋ってないとつまんないことで ほら泣きたくなるから きっとこんな時だね 小さな秘密が秘密のままでいられなくなるのは  十年前の心に十年は長すぎた 十年後の今日が来るとどうしても思えなかった  On your backseat, backseat 今夜はターコイズで着飾って On your backseat, backseat 花の香り纏って伝説みたいに生贄になってしまえたらそれもいい  On your backseat, backseat ねえ ひとつ訊いてもいいかしら? On your backseat, backseat 君の胸ポケットにいつものペン その紙切れに一体何を書き留める? 君の拾い集めた言葉はちゃんと君の歴史を語っているのかしら?  いつの間に私達はこんなにも遠くまで バックミラーに映った過去なんてもう曖昧ね  On your backseat, backseat 私はフロントシートに乗り出して On your backseat, backseat 次の街まであとどれくらいあるの? 今度は私がハンドル握るから 罪深い唇がつまんないことこれ以上喋ってしまわないように
恋するディーンサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊月は西に沈んだ もう角を何度も曲がった そう これがそうなんだってすぐにわかったのさ My babe, You're my babe  誰かが振り向いた 何か言いたそうな顔だった ねえ こんな夜にはミスター 何の疑問もない My babe, You're my babe  もし勘違いならばそれもいいだろう もし勘違いならば持て余す感じもいい  恋するディーン 恋するマリーン 誰のための君なのか言って 恋するディーン 恋するマリーン ラストシーンを見せて Beep, beep beep beep, Yeah!  昨日も明日もなくて ただそこに今日しかなくて 今空から降ってきた二人のように愛し合えたら You're my babe  躊躇うのならば躊躇う君もいい その瞬きを数え心を焦がすのもいい  恋するディーン 恋するマリーン 誰のための僕なのか訊いて 恋するディーン 恋するマリーン 微熱混じり 足取りはきっと そうさ僕は恋するディーン ラストシーンを見せて Beep, beep beep beep, Yeah!
バースデイブルースサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊とても暑い日に 暑い日に 私は生まれたの 路地裏にさえ陽炎が踊った昼下がり  夏は何度も巡り来て その度脱ぎ捨てる 抜け殻達はいつの間に消えていったのだろう  時が経つのはいいわ だんだん賢くなるわ でも時が経つのは嫌ね もうこの背中に翼が生えることはないでしょう  記念日に 記念日に リボンを飾るのは きっと誰もが嬉しくて少し悲しいから  粉雪の舞う寒い夜 私は生まれたの そうよ大人達 空を見上げ私を名付けたの  時が経つのはいいわ 愛を信じているわ でも時が経つのは嫌ね 愛は時々私の両目を塞ぐのだもの  記念日に 記念日に リボンを飾るのは きっと誰もが嬉しくて少し悲しいから  記念日は嬉しくて少し悲しいもの
Perfect Happinessサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊南へと続く坂道のその上の 空は金色に光ってる もうすぐ雨は止むでしょう  ずぶ濡れの僕らは声上げてはしゃいでる 子供のようにシャツを絞っては笑う  それは Perfect Happiness そうさ Perfect Happiness 君の手の平に小さな奇跡 Perfect Happiness  ほんの少しだけ痛みを忘れるような 僕が僕であることを忘れるような 背中を抱きしめるような  ねえ いつか僕らにお別れの時が来る その後も君を笑わせるような そんな  それは Perfect Happiness そうさ Perfect Happiness この世界は ほら喜びに満ちて  Perfect Happiness そうさ Perfect Happiness 君の手の平に 奇跡はそこに  真冬の朝のコーヒーとミルクと新聞の香り 覚えたばかりの花の名前 その色 フェンス越しの校舎 小さな制服の群れ 夜道を彩るネオン グラスとグラスの触れ合う音 スタジアム揺らす大歓声とボールが描く放物線 昔々の英雄のストーリー 歌い継がれる恋のメロディ 遥か上空から見たこの国の形  Perfect Happiness Perfect Happiness Perfect Happiness
W DIAMONDサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊悩殺のポーズ ゴージャスなハスキーボイス モンローのバースデイソング 聞かせておくれ Babe  魅惑のアーモンドアイ 右手にチョコレートパイ 分かれ道ならコインはじいて Bride  灼熱の太陽にアスファルトは溶けて 二人の轍を消すだろう 陽炎の向こうに煌くバビロン 追えば追うほど揺らめくの  ああ 僕らの出会いを偶然と呼ぶなら この世界もほら悪くないだろう? Here comes the Double Diamond!  遠ざかるホームタウン 孤独なハネムーン 優しい昨日にお別れのキスを Babe  明日にときめけば思い出も過去も 化石みたいに乾くだろう 約束忘れた僕らにはきっと素敵な罰が下るのさ  ああ 僕らの出会いを偶然と呼ぶなら この世界もほら悪くないだろう? そうさ ああ 君の唇はまるで完璧だな この世界をほら食べ尽くしてしまえ Here comes the Double Diamond!
12時のデジャヴサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊太陽を飲み干したこの街は夜も燃えてる  喧騒を抜け出して 小路をくぐり 踵を鳴らして 振り返ることもなく きっと私なら そこで待ってる  いつかこんな日が来ると知ってたの 12時のデジャヴ 現実は素敵な嘘でデコレイト Flash, Lights & Music Ah 私の肩越し 伝説の街並 12時のデジャヴ 夕立みたいに肌に浴びるのよ Flash, Lights & Music Ah  ポケットのプライドをかき集め髪に飾る人  幻を引きずる人 壁際でためらう人 きっともう一人の私ね そこで待ってる  いつかこんな日が来ると知ってたの 12時のデジャヴ 涙が輝く星に変わる時 Flash, Lights & Music Ah 私の肩越し 運命の恋人 12時のデジャヴ 遠い遠い昔から届いた愛のメッセージ Flash, Lights & Music Ah  いつかこんな日が来ると知ってたの 12時のデジャヴ 現実は素敵な嘘でデコレイト Flash, Lights & Music Ah 私の肩越し 伝説の街並 12時のデジャヴ 夕立みたいに肌に浴びるのよ Flash, Lights & Music Ah  記憶の底に一瞬焼きつけて 12時のデジャヴ 半世紀先の今夜会いたいね Flash, Lights & Music Ah
会いたい時に君はいないサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊きっと眠り過ぎたのね おかしな夢ばかり見る 風が少し騒ぐから朝は近い もうすぐ  友達はみんな気付いてる おかしな事口走る ねえそれじゃ最初から 最初から何もかもを知ってたの?  もうこれ以上 君を庇えない もうこれ以上 愛されるふりはできない  会いたい時になぜ君はここにいない いない いない 届くあてない言葉ばかりでつまづいて転びそう 今すぐぎゅっと抱いて君を許してしまいたい 他に何も欲しくはない  明け方の間違い電話の向こうで誰かが泣いてる 何も言えなくて切った 喉が渇いていた  セロハンテープで留めたような強がり 風に吹かれてる 本当はいつだって いつだって気付いてと呼んでいたの  もうこれ以上 追い詰めたくはない もうこれ以上 涙は飲みこめない  泣きたい時になぜ君はここにいない いない いない 叶うことない願い降り積もって今にも溺れそう こんな日にロックなんて何の役にも立ちはしない 伸ばした手は宙をつかむ  そう君のたった一言ですぐに救われるのに 「さよなら、平気」なんてきっと最後に笑ってみせるだろう 二人はどこか似てる優しい嘘つき同士だろう 会いたい時に君はいない 会いたい時に君はいない
サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊疲れた身体を夜更けに洗う 寝静まった街 頼りない月  裸足の爪先真っ赤に塗れば 灯台みたいに行く先照らせ  私が脱ぎ散らかしたシャツの山 まだ情熱の匂いがしている それを誰が止められるというのだろう? 私の幸せ 私が決める  疲れた身体はベッドに沈む 眠りが来るのをじっと待っている  夢の中でくらい自由でいたいのに 夢の中でさえ私は私  逃げ出すことができないのなら この心も身体も背負ってゆくだけ それを誰が止められるというのだろう? 私の涙 私のものよ  他の誰かと違う私に もう怯えないで愛せるように  疲れた身体を抱きしめている 寝静まった街 頼りない月
Invitationサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊三面鏡の奥の奥の 奥のあの子は本当に私なのかしら? 極楽鳥がついばんでいるのは昨日の夢の名残なのかしら?  インビテイションに書き加えた どうぞ一人で一人で来て欲しい  私は用意する 時間を狂わすための迷路 私は用意する 君を酔わせる致死量のカカオ  全身がほら脈を打つよ 爪先まで心臓になったみたい  私は準備する 髪に飾るよ青いクレマチス 私は準備する 君にあげるよ致死量のロンド
三番目の恋人サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊子供だましの玩具みたいで そのくせどこか気の晴れる人 約束はいつも果たされなくて そのくせ本気で指切りする人  混み合った駅で 人ごみの街角で 誰一人君に似た人はいやしないの  ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく出来た話で笑わせて 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人  私は私のわがままなPresident 彼はハイウェイの優雅なKing 二人の日々は平行線で いつまで経っても交差しないの  気ままな旅人よ 当てになんかしてないわ たまに思い出すくらい それでちょうどいいの  ねぇ 冴えない日には迎えにきて よく焼けた肌に触らせて 遠い楽園の話をして 彼は私の永遠のヒーロー  ねぇ さびしい時は思い出して 夢のようなハネムーンに誘って 夕立抜けて会いに行くわ 彼は三番目の恋人
真夜中の虹サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊宝物を全部大きな木にぶらさげる 不思議な果実が人知れず実ったようさ どれでも好きなの さらっていってほしい この願いとひきかえに  潮が満ちたら引いてゆく この身体がよく知っている 輝く星さえいつかは枯れてしまうのだと言う 始まりはいつも終わりを連れてくる 誰でも皆知っているのに  どうかこの夢が醒めぬように どうかあの人が消えないように  まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹  あの頃の私と鏡の中で会えたなら あぁどんな言葉でこの気持ち伝えたらいい? 運命がそこまで迎えに来てるよ 怖れずに歩いておいで  美しいままで愛されるように つないだ手と手が離れぬように  まだ心の何処かで信じている そんな私は少し愚かでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹  約束したこと果たされるように 全て終わっても忘れぬように  まだ心の何処かで信じている 人は夢見がちだと笑うでしょうか? でも胸の奥底で信じている 手を伸ばしたら届く 真夜中の虹
Nobody Girl, Nobody Boyサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊金曜の明け方は誰かと話したい 偽名のプリンス 「Call me No.99」 傷の一つも見当たらない 足の裏までやわらかい ママとパパからそれは大事に大事にされてきた  金曜の明け方は誰かに縛られたい 悪食のジュリエット すぐその気になれる 諦めながら信じてる 信じてるのに諦めて 点滅してる赤信号 捨て身は嫌われる  ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む  金曜の明け方は確かにやりきれない 眠る君の隣り 一人きりの気分 お金で買えるものなんて本当は何も欲しくない そうだ 息継ぎするように少しだけ上を見よう  ああ 気付いているの I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で水を飲む  ああ 裸になれば I'm a Nobody girl, Nobody boy 乾いた身体で夢を見る
WORK SONGサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊小雨がぱらつく公園通り 男は今朝もバスを待つ 右手で広げたペーパーバックから何度か顔を上げる  男の働くマーケットまで渋滞の列は続く ゆるいブレーキに身体揺らして いつもの道のり  ああ心が離れてゆく 今や彼はマフィアになって 20年代の路地裏を颯爽と駆け抜けている  こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG  髪を撫でつけてエプロン被り 広いフロア 午前9時 大きなカートに缶詰積んだら あとは慣れたもんさ  ああ心が離れてゆく 今度のバカンスには 割とタフなあの子を連れて さあどこへ旅に出よう  こんな日々も悪くない 彼とすれ違えば分かる こんな日々も本当悪くない 口ずさむのはWORK SONG   口ずさむのはWORK SONG
安全ピンを探してるサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊私の可愛いあの人が二人のベッドに火を放った 危うい所で助かって男はさめざめと泣いていたの もう二度とごめんさ  目覚し時計は壊れてた 昨日までは平気な顔してて 私の好きな鞄はいつも役に立たないほどに小さいのよ 私は学ばなきゃ  いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか?  不注意な僕の指先がふと君の心臓に触れたらしい 君の留守中大事な猫を預かるよなんて言うハメになる  夜更けから明け方までずっと愛について考えている 食い散らかした分だけちゃんと撒き散してくのが正しい  そんなホテルの支配人はステッキを振り回し怒鳴ったの 「君はまるでクレイジーだな、廊下を汚すならお断りだぜ!」 もう傷つきもしないわ  いらない物はもう捨てなさい いる物だけ選びなさい ところでボス、 今日のファイトマネーはいくらになりますか?  現実が裂け始めてる 東の空に珊瑚色の月 安全ピンを探してる こぼれないように早く留めてしまえ
Moneyサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊愛の言葉は安くなって ダイヤモンドの方がずっとすてき 何千年もの時を越えて 私に会うのを待っていたのね  Money… 私を駆り立てるMoney  幸せの正体は何かしら? 愛されたらそれで幸せかしら? 狩人に幸せはあるかしら? 光る石 そして私 Money  爪が伸びゆく速度で 時が流れるのを知って 朝陽の当たるこの部屋で 週末からずっとコーヒーを切らして  Money… 私を悩ませるMoney  満たされることってあるかしら? いつも少し足りないの なぜかしら? 双眼鏡をのぞくその先に 手を伸ばして 空を切って Money  冬には花咲く季節を 春にはぎらつく太陽を 夏には色づく木の葉を 秋には炎のぬくもりを まだ見ぬ人 まだ見ぬ人 待ち焦がれる 待ち焦がれて 私とMoney
君はまだ約束をするんだねサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊さよならはとても怖い また会いましょうと別れた人が いつまで経っても帰らないことはよくあること よくあること  カーテンを少しめくって ポーチの見える位置に 柔らかな椅子を据えて 郵便屋のカブの音をいつまでも待っていたのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか  それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね  さよならはとても怖い また会いましょうと差し出す右手 願いを込めて握るよ このやるせない思いを一番わかっているのは君 君じゃないか 泣いたのは君じゃないか  それでも君はまだ約束をするんだね 平気で「またね」なんて僕に期待させるんだね  いつの日か落雷のように 奇跡が降ってくるんだろうか それとも越してきた隣人のように いつの間にかそこにあるものなのかな 僕にも 僕にも 奇跡が来るのかな
UPSIDE-DOWNサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊ロックンロールの末裔は瞳が光るからすぐわかる アンダーグラウンドの血脈はメトロの下を更に深く 心中なんてお断りよ 夢の中で生きたってUPSIDE-DOWN  フランス映画を観た後に何でも許せる気になって 浮気なあの子の言い訳に丸め込まれたの 帰り道 人知れず咲いた花がいつか 人知れず実を結んだってUPSIDE-DOWN  あぁあなたの横顔は あぁとても素敵よ  愛されたいの 愛されたいの 心配ないと笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN  マリオネットはよく笑う 時々おどけて笑わせる でもマリオネットだと気付くまで本気で腹を立てたりしたわ 悲しいニュースに傷付いて 知らないことも罪深いUPSIDE-DOWN  あぁあなたの指先で あぁ教えてほしい  愛されたいの 愛されたいの 気のせいだって笑ってよ 悩める僕ら それもまぼろし? But my sight is UPSIDE-DOWN  Am I crazy? Are you crazy? Where am I? Now where are we? I believe in my sanity I believe in your sanity But this world is UPSIDE-DOWN
約束のワルツサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊誰にも見つからないように 曲がり角を越えてから少し泣いた 桜も一緒に泣いていた  君が愛したこの街に 季節はもう何度も巡ってきて 幸せな顔をした夕暮れに染まってゆく  言えなかった気持ちも こんな日になら 私の身体を抜け出して 君に届くかも  約束するよ 忘れないよ 確かに君がここにいたことを 私の胸の奥に灯る君のぬくもりを 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私になって 君に会いにゆく  時間が私の肩を抱き 悲しみから少しずつ遠ざかる 来た道を何度でも振り返り歩いてゆく  数え切れぬ夜を越え 膝を抱えて 君のためにできること 今ならわかるの  約束するよ 忘れないよ 確かに君を愛したことを 私の隣りに並んでいた君の足跡を 約束するよ 忘れないよ 例え生まれ変わったとしても 私はもう一度私の言葉で君に伝えたい  暮れてゆく西の空の彼方 爪先で立って遠くまで どこまでも揺れて流れてゆけ 約束の歌
公園サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊やわらかい唇を指でふさいで 真夜中の公園へ忍び込むのよ 遠くでクラクションが響いていたっけ 笑い声がこぼれる 春の月はおぼろ  誰にもわけてあげないもの 君にはわけてあげられる 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう  静かな海のように君は波打っていた 私は魚のように泳げる気がした このまま目を閉じれば眠ってしまいそう 全て見逃したくはないわ でもそれもいいわ  誰からも隠していたこと 君には見せてあげられる 風下に立って受けとめて 私はどこまで本気なんだろう  もうすぐ二人に朝が来て 魔法はとけてしまうだろうか 忘れないでいて すぐに忘れて どっちが嘘で本当だろう
Peaceを一本サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊あの娘はおかしな目をしてるの きっとこの街にいられなくなるの  路地裏 この狭い路地裏が 死んだような午後 それを狙ってるの  汗に濡れたワンピースが早熟な背中にはりついて 帽子もない 傘もないまま あの娘は彼と逢ってたのよ  今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい  私はじっと覗いてたの 鍵盤を走る白くて細い指 醜い昆虫によく似てる 泡立ち騒ぎ立つ私の心臓  あの美しい薬指に全て盗まれてしまったのね 毛足の長いカーペットにこぼれるピアノとサンダルウッド  今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい  いつまでも沈まない太陽のせいで泣けもしないし 律儀な君のまなざしもこんな気分じゃ白々しい  今言ったことに火をつけて 灰になるまで見送ったら それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい
ロージーサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊お行儀いいねって言われたいの だって私は女だし とりかえっこはできないし 賢い人って言われたいの だっていつか陽は沈むんだし たいしてお金も持ってないし  Oh ロージー 憎めないのよ 鈍感な君の ロージー 小鹿みたいなその瞳も でも私のものに手を出さないで!  月並みの良さを知りかけてるの 身体にいいこと知ってるし リビングルームは暇じゃないし ドラマはドラマと割り切りたいの 空高く光る星座達 眺めてるだけで満足よ  Oh ロージー わからないのよ年下の君は ロージー 他の誰かになりたいの? でも私の後ろつけてこないで!  uh baby, you must be joking…  oh ロージー憎めないのよ 寂しがり屋ね ロージーひとり遊びが苦手な子 でも私のものに手を出さないでね
ラジオが鳴ってるサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊ラジオが鳴ってる 一日が始まる 窓を開けたからやっと一人きりじゃない  強い悲しみが君の手を引いて 朝靄の街駆け抜けてゆく  その逃げ足はとても速いので とうとう僕はその姿を見失った  ラジオが鳴ってる 君の名前を呼ぶ 窓を開けてみても君のいない春  ある晴れた朝 僕のドアを開け 帰ってきたのはボロボロの君  僕は急いでバスタブに湯を張って 君をつっこんでブラシで髪をとかした  思っていたよりも君は手強いんだね ごめんねのかわりに二人 声をあげて笑った  ラジオが鳴ってる 一日が始まる 僕らが欲しいのは今日にふさわしいミュージック
卒業サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊街のウワサをもう君は聞いた? ちょうど同じ事私も思いついてたところよ やられたわ 一歩遅かったわ 一歩遅かったわなんてさ 肩たたき合ってさ 気に入ってるのよこの毎日が 笑ってばかりいられるわけじゃないけど ポケットにコイン 頭の上に太陽 もしくは月 時々雲 星空  いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど そういうことにしてくれないかな  花屋の店先であの人の好きな花が咲いてる 顔なんて随分おぼろげになったけど 妙なことだけ覚えてるものさ 大人達は子供に夢中 子供達は猫に夢中 猫は鳩に気を取られていて 鳩はポップコーンに夢中 永遠に一方通行 ぐるぐる廻って溶けてバターになって それはお伽話だっけね それはお伽話だっけね  いつまで私達こうしていられるのかしら? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないよね  君のバイクの後ろに乗せてってくれないか? 東京湾の暗闇に何を 何を捨てたのかって 訊かないでね 後ろ向いててね これが初めてじゃないわ  マボロシみたいに光る橋の上 君にしがみついて 好きなのも嫌いなのも行き過ぎると無感覚に近い 人々はもしかしてこれを潮時って呼ぶのですか? ずっとこのままいたいけど きっとそうもいかないね
夢の中までサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊夜が明けるまであとどれくらい? 眠りと目覚め 行ったり来たり  暗い部屋の隅で健気に光るテレビ ビルの屋上で少女は歌う  手探りで確かめる 君に伝えたい言葉は その形をすぐに変えてしまう  君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの?  雨上がりの街は水たまりを残して 昨日までの事はなかったみたいに振舞う  いつもより君はまるで饒舌な素振り 二人の行方をはぐらかすの?  私の身体全部使って夢の中まで忍んでゆくの こんな願いは君を困らせるの 他の誰かのそばにいたって私のこと忘れないでいて この気持ちに罪はあるかい?  君の心を全部使って夢の中まで忍んでおいで こんな願いに名前はないよ 他の誰かと会ってる時も君のことが忘れられないよ この気持ちを何て呼べばいいの?
裏庭サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊裏庭の小さな青い蛇 カルメンと名付けた青い蛇 空を仰いで 雲を呼んで 遠い雷鳴  濡れた芝が踝をくすぐって マグノリアも覚悟を決めている ステップ踏んで 髪を揺らして もうそこまで  私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を感じるでしょう? もう子供じゃない  満月に庭中が手を伸ばす 私はベッドで耳を澄ましている 風が通って 星が誘って カルメンが歌う喜びの歌  私の裏庭においで ほら夏が降りてくる 君になら見せてあげる この気配を受けとめて もう子供じゃない
100miles ~虹を追いかけてサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊占い師は言った 私の手を握って 「おまえの旅は続くのだろう これから先もずっと」 あまりに大きな月がそれを見ていた  ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら私にKISSをして 道連れは君  100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと誰もが二人をうらやむわ 見たことのない物を見に行こう baby  私のパパは言った 深いため息ついて 「これじゃ満足できないのだろう?」そのとおりよ きっと 憧れは手のひらで簡単に色褪せた  ハイウェイの入り口はどこにでもある その気があるのなら今すぐシャツを着て 道連れは君  100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで走ってゆきたいわ 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles 退屈させないと誓うわ 足りない何かを捕まえよう baby  道連れは君  100miles, 200miles, 一番好きな君をさらってゆくわ もっと先まで道は続くから 100miles, 200miles, 虹を追いかける 400miles きっと今より素敵な日々が来る 見たことのない物を見に行こう baby
エルザの憂鬱サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊男の子とばかり遊んでいるうちに 男の子にはなれないってよくわかった まるで不機嫌なエルザ 馬鹿ね爪の先まで真っ黒  違うの違うの ごめんね 言いたかったのはそんなことじゃないんだけど うまく言えないわ  鉛筆を軽く握って点と点を結んでごらん いつの間にか素敵な模様ができあがる 一月も二月もその先も 幸せは誰もがそうして作るのと  夢はそうして叶うのと教わったけれど 思っていたよりもずっとみんな飽きっぽい  優しい人 なんだか物足りない 恋人は短気で 私は軽はずみ  ちぐはぐでいびつな僕らそれもまた愛おしい なんてがっかりさせないで 付き合いきれないわ でもちょっと違うの 本当に言いたかったのは そんな味気ないことじゃないんだけど うまく言えないわ
写真サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊東京の空 サイレンが鳴る 本当のことは誰も口にはしないよ  明日になれば忘れてしまう 二人して今笑った根拠さえ  サンドマンが来る前にもう一度確かめたいよ でも約束は守られないなら それもね ロマンスだよね  燃える赤い髪 グラスゴーの女 若草を食んで喪失を歌うよ  サンドマンが来る前にもう一度話をしたいよ でも失くして後に気付くのも それもね ロマンスだよね  東京の空 私は平気 さあね どうかな? 写真は苦手だよ 貴重な一枚さ
美しい人サンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊給水塔はその錆だらけの全身で 抜けるような青空の下で気高く座る  レトリックもプロットもない言葉搾り出して 真っ赤な頬で君の前で俯き 少年のように  過剰な心配性は決まって損をする 僕のそんな弱点を君はよくわかっていた  君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち  双子のように過ごした日々はもう古い校舎の レリーフみたい 壁に貼りついたまま動かない過去  珈琲を数杯分の話をしよう 僕らはなれていた間 君は何を思っていた?  君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから 薄いフィルターが外れた気持ち  あれから僕は旅の神様に出会ったんだ ここで会えた事も偶然じゃない  君が許してくれたから ふいに会いたくなったら 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く 君が許してくれたから 生まれ変わった気持ち 君が許してくれたから いつだってすぐに会いに行く
My name is Boogieサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊少しくらいのジャンキーなら この両腕に抱えてあげるわ ろくでなしにもわりと縁があるの  夢見の悪いファドは丸めて 健康なあの娘に預けておいで 病んでいる君には刺激が強いみたい  太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに 首筋に追いつきそうなブルーより速く手を引いてよ  バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie  なるべくいい子でいようとするから 面倒は起こさないわ 約束をするわ カーニバルには日常が必要よ  太陽が睨んでいる 万能のスパイみたいに ほんの少し賢くやって それで君はもっと楽しめるから  バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ 日没を越えたら私を呼んで My name is Boogie  バックビートでどこにでも行ける どこにだって行けるさ ヒール壊したって損はない My name is Boogie
Joy & Painサンタラサンタラ田村キョウコ田村キョウコ・砂田和俊森俊之ベルベットの長いコート ブルネットとブロンド いつも一緒 背中合わせの双子の姉妹 Joy & Pain  毛羽立った古いブランケット すりへってしまった鉛筆 あの頃からそこにいるのさ 西陽の射す子供部屋 Joy & Pain  ほんのささいな出来事でいいから 何かいい事ありますように 涙を拭きなよ 私の友達 可愛いマニキュアぬってあげるよ Joy & Pain  かじかんだ指先 輝く南西のオリオン 初めて見た 私の街じゃ空は夜通し燃えてる Joy & Pain  ほんのささいな出来事でいいから あの子にいい事ありますように 何しろあの子の両膝ときたら 転んでばかりで傷だらけ Joy & Pain  ずっと昔の人が作った歌を歌おう 語り継がれた言葉が今夜は何て素敵  ほんのささいな出来事でいいから 二人にいい事ありますように いつか二人がはぐれてしまっても 私の事を忘れたら嫌だよ Joy & Pain Joy & Pain
うそつきレノンサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊森俊之何より私が君のことを気に入ったのは 不釣合いな程に枯れた声だった まるで君からこぼれる鈍色の粒  時に乱暴なまでに君は繊細で 私は飽きることなくそれを見つめてた ヘッドフォンからこぼれる聴き慣れたレノン  君のいた場所に夜毎紛れ来るのは 恋人のような素振りの暗闇のエアノイズ  うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの?  あの日君が吐き出したままの幾つかの言葉 まだ街でさまよう姿に出くわすの 歩道橋の下で呼ぶ薄汚れた猫  私は他の娘みたいに涙流したりしないわりに そのくせ君のゴーストに水を絶やさない 誰にも言わないでいて この病気じみた私のことを  こんなに雨が続けばいつか君も溶けてくだろう そして全て終ってもそれで君は平気なの?  うそつきレノン 私と引き換えに君は一体何を手に入れたの? うそつきレノン 君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの?
charmsサンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊サンタラ銀色の折り紙折って 戯れに作った子馬をあげる タンバリンをふいに鳴らして 浮かれたテンポのメロディーをあげる  唾を吐いても ドア壊しても 咲いたばかりの花むしっても  いなくなったら君を探しに行こう 遅くなら君を迎えに行こう  baby 他の誰より先に気付いてあげる  看板のブロンド娘の頭に飾った三日月をあげる サンダルの上にとまった七星てんとうを捕まえてあげる  膝を抱いても 地団太踏んでも 負けてばかりで爪を噛んでも  眠れないなら君と散歩に出よう 旅に出るなら君に葉書を出そう  baby 他の誰より先に気付いてあげる 君に気付いてあげる
独白サンタラサンタラ田村キョウコ・砂田和俊田村キョウコ・砂田和俊森俊之ねえママ 大切なものは全て目に見えないって言ったよね それは本当なの? ねえママ 僕のたったひとつの見えない財産は見えないんじゃなくて 最初からなかったのかな?  ねえママ 自分で歩きたいだけなんだ それだけでもう僕はどうやらはみ出してる ねえママ 君にいろんな物あげたいのに あの人たちが持っていっちゃって何ひとつ残ってないんだ  降りのエレベーターに吐き気を催し 不安に震える両手で全身を抱きしめる 好きだったあの人の瞳でさえ今では怖いんだ そして癒される間もなくまた朝が来る  それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ  ねえママ できるだけ僕は乾いているべきだと知ってはいるんだ ねえママ それなのに君が時々吐き出す無神経さに振り回されてる  それなりに歳はとったのに焦りばかりがつのって 何ひとつ入ってない鞄を大事に抱えて 好きだったあの街でさえあっさり手放して そして何も片付かない間に朝が来る  それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ  なるべく嘘をつかないで 自分に嘘をつかないで 君さえも捨てられるとさえ 自分の場所はここじゃない ここは自分の場所じゃない 身勝手な僕を認めないで 病んだ目の人の群れに突き放して  それでも僕は立ってる ドアが開くのを待ってる 何度もノック繰り返し 正しいかどうかも分からない ドアが開くのを待つ
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