靴跡の花遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 高い星の輝きが欲しくて 君は一人歩き出す 砂にまみれ 揺れる花の色も 遠い眼には映らない 涙ひとつ覚えた朝は 足を止めて 気づいて 道に続く幾つもの足跡 皆んな同じ夢を見た 失くしたもの数えるならば 瞼閉じて 忘れて 強い風が過ぎた その傷跡も いつか埋めるでしょう あの白い花 人の夢は小さな花の 命よりもはかなく 君の歩いた道 その靴跡に いつか咲くのでしょう あの花が 君の歩いた道 その靴跡に いつも揺れるでしょう あの白い花 |
Run In The Rain遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 焼けた道の上で こんな雨待ってた ずっと言えなかった 一言が言えそう 雨に背中押されて 君に逢いにゆけそう 駅の電話はもう 待つ人で 一杯 君の家へ走ろう 約束も無いけど 濡れた窓を叩いて はしゃぎ過ぎたあの頃みたいに もう一度(Run in the Rain) 誘い出そう 銀色の(Run in the Rain) 雨の街へ 人の波も消えて 街灯り滲むよ 白く光る道は 君を待つステージ 雨が歌う舗道を 一人きりじゃ踊れやしないよ 流れてく(Run in the Rain) テールランプ 追いかけて(Run in the Rain) 僕は走る |
ひまわり(Napraforgo)遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 成田忍 | | どこまでも続くひまわり畑 列車は走ってゆく ドアを開けたまま 風を受けても汗は乾かない 窓の外は ひまわり ひまわり 帽子を脱いだ若い兵士の 夏の休暇は始まったばかり ウイスキー片手に遠くを見てる 窓の外は ひまわり ひまわり 気の良い父と働き者の母 彼の帰りを待っているだろう 彼の顔は 駅毎に 子供の顔になってゆく 午後の光が瞳の奥に 鮮やか過ぎる色を焼き付ける 瞼開けても夢は終わらない 窓の外は ひまわり ひまわり 小さな駅を幾つ数えたら あの地平に眠れるのだろう 彼の顔は 駅毎に 知らない顔になってゆく 車掌の靴音 レールの軋み 子供の泣き声 子守唄のリフレイン あてない旅は黄色いまどろみ 窓の外は ひまわり ひまわり |
日曜日遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 空まぶしい日曜日 あてもなくていつもの公園 もう緑の広場は はしゃぐ声が光にさざめくよ 白いベンチ誘ったら 笑うかな 僕の事 いつか君を ああでも 今半分しぼんだ 茜色の風船みつけた 胸溢れる溜め息 少し早い夕日に吹き込もう 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 青い風に さあ乗って 広場を抜けて 自転車止めて ルララ 花屋の前の 舗道で弾む リルル 君の屋根に届いたら 叶うかな 願い事 見えなくなる ああもう また一人の日曜日 鳥の声が眠りに誘うよ あの小さな夕日と 夢の町をふたりで歩きたい 子供達も恋人も 街角の楽隊も 手を伸ばすよ ほらごらん 人混み抜けて 店先かすめ ルララ 交番前の 信号渡る リルル 街路樹越えて 裏道抜けて ルララ 草むら転げ 川辺り滑る リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル 大きな夕日に 手を振りながら ルララ 小さな夕日と ふたりで歩く リルル |
星屑の停留所遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | | 柱時計はもう鳴らないね そっと目配せ交わして 階段きしませながら 屋根裏のあの部屋へ 天窓にあの日も見てた月の光 息をひそめて開けてよ 鍵の壊れたトランク 君と二人で隠した 夢が眠っているはず 褪せた地図を 指でなぞって ハッカ煙草は目に沁みるよね 君は涙で笑った ポケットを確かめながら 真夜中の停留所へ 流れ星左の肩をかすめてゆく 耳を澄まして聞いてよ 時が過ぎてく靴音 風も眠った時間に 誰も知らない町から 鋼色の バスが近づく 町は眠ったふりして 落ちた星屑数える 君と僕の バスが近づく |
0の丘∞の空遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | 二人を追い越して 雲が行くよ 時間の軸の上 走り続ける ずっと抱きしめた 大事な日々 追い風に 飛ばされそう ガラスの青い地球(ほし) 光浴びて 二人の爪先で まわり続ける ずっと好きなのに 見ていたのに すれ違う 夢の座標 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう ずっと離さずに 泳いでゆく 草の海 光の海 0の丘に立てば どこまでも ∞の空 見えるよ 最初遭えた場所で もう一度 過去と未来 作ろう 0の丘に立てば 果てしない ∞の夢 叶うよ |
東京の空の下遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | もう帰ろう 日暮れてゆくよ 何度も呼んでみたけど 返事がない 十数えて 目を開いたら 知らない景色の中で 風が前髪を巻き上げた 遠いビルの窓が 明かり灯してる 人の欲望(ゆめ)が 高く高く 空を突き上げる もう帰ろう 振り返ったら 大人になったあの子が 駅の人混みに隠れてた 緑色の電車 街を駆け抜ける 耳の奥で ずっとずっと 歌が続いてる 街は大きな手拡げて 人の限りない夢を抱(いだ)くよ みんな眠らせて 今夜も 深い悲しみも忘れさせて もう帰ろう いつもの道 もう帰ろう 日暮れてゆく |
僕の森遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | 外間隆史・中原信雄 | ビルの街にたったひとつ ただ一本きりの 僕の森に逢いにゆくよ 遠回りして アスファルトに影を落とす 君の枝の下で 空と土の声を聴くよ 瞼閉じて 静かに息をするだけでふたり いちばん小さな輪廻の宇宙 ああ 明日さえ 昨日さえ かすむ木洩れ日の中で 悲しみの影さえも失くす My only lonely forest…… 夕日ひとつ窓に乗せた バスが走り抜ける 僕は君の鼓動聴くよ 幹にもたれ 生まれる前に見た夢と同じ いちばん確かな命の記憶 ああ 聞こえるよ 聞こえるよ 肩に降りかかる霧も 遠い日のせせらぎに帰る My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 眠る鳥達の羽根に 薄墨の三日月が滲む My only lonely forest…… もう 泣かないで 泣かないで 急ぐ人達の胸に 銀色の街灯が滲む My only lonely forest…… |
五つの橋ZABADAK | ZABADAK | 工藤順子 | 上野洋子 | | 静かな店の ガラスの奥で 古い楽器が 眠り続ける 錆びた弦巻(いとまき) 音を抱きしめ 遠い昔の 夢を見ている 青い河には 五つ橋が架かってる 旅の男の 肩に揺られ一つずつ渡った 春の日は春の歌 雨上がりは虹色 五つ渡り終えたら 国境の草原 朝の光を 一筋紡ぎ 見えない弦(いと)が 歌い続ける 祭の夜は 灯りの下踊るチャルダッシュ 輝く銀貨 帽子の中で星屑のように 見張り塔がそびえる 丘を越えて吹く風 砂巻き上げて駆ける 栗毛色のたてがみ 遥か時は流れて あの男はもういない 高い空の真下で 歌う歌はもう無い 五つの橋渡って 五つの丘を越えて 浅い眠りの淵で 夢の旅は続くよ |
森とさかな遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | もし君が 遠い川の底 泣いてたら もしかして 僕の悲しみの せいかしら 何故こんなに離れてて でも解ってる 今君は 銀の泡の中 泳いでる 今僕は 深い森の奥 立っている 何故こんなに知らなくて でも気にしてる さかな達は 虹のうろこ 光跳ねて 森の木々に 森の木々は 揺れる緑 風の匂い さかな達に もし君が 遠い川の底 笑ったら もしかして 僕の歓びが 届いたの 何故こんなに会えなくて でも信じてる 青い空に 雲が生まれ 黒い影を 風が運ぶ 森の土に 雨は染みて 澄んだ水を 川に送る |
ハープ遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 星屑の広場に 金色のハープを置いた そっと磨いて あなたを待った 賑やかな音楽 目の前を歩いて過ぎた 月を見上げて 泣きたくなった このごろ一度も 歌わない 水のように 光る弦(いと) 空っぽの心に 金色のハープを置いた 奏でてくれる あなたを待った 毎日幾度も 振り返る 靴の音を 聞くたびに このごろ一度も 歌わない 水のように 光る弦(いと) |
エピローグ遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | 笑い合った楽しい日々が 振り向くたび小さくなる 今は何も喋らないで 静かに目を閉じて お休みなさい 夏が終わる お休みなさい 迷ったままの心 いつか 穏やかな 声で目覚めるまで お帰りなさい 季節(とき)が巡る お帰りなさい 素直なままの心 今も あの夢は 胸で育っている 土に降りた種の中で 小さな芽が眠りにつく 枯れた草に抱かれながら 春の風を待って いつか もう一度 空に舞い上がるよ 白い冬が窓に届く 凍えた手が重なるとき 花が開く春の朝を そっと思い出して すれ違った悲しい日々が 振り向くたび小さくなる 今は何も喋らないで 静かに目を閉じて |
風のオルガン鈴木聖子 | 鈴木聖子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | くろいマント ひるがえして ビルのむこうを まがってく くろいぼうし かげをのこして ストリート・オルガン かぜのおじさん アルトのかぜ ソプラノのかぜ このはのざわめき ガラスまどのくしゃみ はこのなかで めをさまし みんな みんな うたになれ はやくいこうよ おいかけようよ ストリート・オルガン かぜのおじさん ゆうぐれひとり マントひろげて ひろばでかぜを あつめてた ながいひげが おもくゆれた ストリート・オルガン かぜのおじさん フォルテのかぜ ピアノのかぜ くさのみのためいき だいちのあくび はこのなかに ねむらせて どこかへ かえっていった はやくいこうよ おいかけようよ ストリート・オルガン かぜのおじさん |
緑の絵遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 高野寛 | | あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 幼い日は 淡い絵の中の 緑色 手を伸ばす 届かない 駆け抜けた 風の音 見つけに来て ひとつ忘れモノ 森の奥 大丈夫 迷ったら その場所が 此処だから すぐにまた 旅立つ日が来るのでしょう だから今は 枝の蔭に 足を休めて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを 星降る夜は 幹に身を寄せて 夜明けまで 目覚めには 朝露を一雫 あげるから 流れて来る 青いせせらぎは いつの日か 遠い町で その肩に 降り注ぐ 雨粒に すぐにまた 忘れる日が来るのでしょう だから今は 腕に巻いた 時をほどいて 見ていてあげるよ 眠りにつくまで 歌ってあげるよ 眠れぬあなたに きっとまた 出逢える日が 来るのでしょう だから今は 振り向かずに 歩きはじめて あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを あなたを待ってる 帰って来るのを いつでも待ってる 淋しいあなたを |
合歓の木陰で遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | ねむの木陰で あくびして 雲を見上げて ガラス工場 午後のサイレン 街から吹く風 ねむにもたれて 膝の上 包みをほどいて 丸い黒パン いちじくジャムに みつばちの羽音 何かを待っていたような なんだかこれでいいような ねむの木陰で 飴色のページをめくって 異国の文字は 寄せては返す 波の子守り歌 誰かを待っていたような このままこれでいいような 夕焼けは今日も 爪先から (始まる) 淋しさはいつも 背中から (染めてゆく) 何かを待っていたような なんだかこれでいいような |
恋かしら遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・冨田恵一 | 夏も秋も春も 友だちのままで またひとつ 年をとるの 昼に夜に朝に 君を想うとき 地球の上には 私ひとり 晴れた空に隠れて 月は巡ってる 足を止めて見上げてみたけど 恋かしら 空がにじんでくる あの笑顔 遠く遠く離れてゆきそう 恋でしょう うなずいてしまったら 明日から どんな顔を見せたらいいの ある日 晴れの日 花は 匂う 春の日 ずっとずっとずっと 友だちのままで どんな未来が 見えるかしら 君の屋根のパラボラ 眩しい銀色 いつも遠い宇宙を見てるの 恋かしら 街がにじんでくる 逢うたびに もっともっとさみしくなるのね 恋でしょう うなずいてしまったら 明日から どんなことを話せばいいの ある日 晴れの日 花は 匂う 春の日 ある日 晴れの日 人は 青い 春の日 ある日 晴れの日 花は 匂う 春の日 ある日 晴れの日 人は 青い 春の日 ある日 晴れの日… |
小鳥遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | トニー・マンスフィールド | 傷が治ったら 飛び立ちなさいと 鳥カゴの鍵をそっと あなたは開いた ずっとこの部屋で 歌わせたいなら この羽根切ってくれたら いいのに さよなら もう (I've got to say good-bye) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために Love is a cage 傷ついた翼 抱き上げてくれた あなたの淋しさ誰が 癒してくれるの おんなじ痛みに 気づいてくれたら その手を離さなくても いいのに さよなら もう (I've got to let you fly) さよなら 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか まぶしすぎて Love is a cage 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 誰のために 青く青く 空がどこまで 続いているのか 誰もわからない 高く高く ひとりどこまで 飛んだらいいのか 離さないで Love is a cage (All you need is a cage…) |
もしも晴れたら八木田麻衣 | 八木田麻衣 | 工藤順子 | 沖祐一 | | 変わりそうな青いシグナル 赤い傘が押されて揺れた 急に迷子みたいな気持ち 会えるねきっと今日も こんないっぱい人が居るのに なんで君でなくちゃダメなの? 雲の晴れ間見上げる光 背中でトマトセロリ 弾んでる もしも晴れならば 海に行こうねって 昨夜(ゆうべ)の約束が 空で悩んでる もしも雨ならば 部屋で過ごしましょう 君と二人なら 何処も楽園なの お昼過ぎにドア叩いてね 熱い林檎のお茶いれるから 交差点を渡り終えたら 焼きたてバケット抱いて 帰りましょう もしも昼下がり 雨が上がったら Picnic二人きり 海に行きましょう もしもこのまんま 雨が続いたら Pastel横顔を そっと描きましょう もしもこの空に 虹が掛かったら Sandwichバスケット 海に行きましょう もしもいつまでも 雨が続いたら Menuett 目を閉じて 時を忘れましょう もしも昼下がり 雨が上がったら Picnic二人きり 海に行きましょう |
遥かなロンド新居昭乃 | 新居昭乃 | 工藤順子 | 菅野よう子 | | まわれよまわれ 雨は大地を駆けて まわれよまわれ 七色の虹を描いて白い雲になれ サヨナラ わたしが生まれる時 遠い空へ 帰ってしまう あなた アリガト 輝くこの命を きっと大事に その腕に返す時まで 幾つの夜を数えたら もう一度巡り逢えるの 繰り返して 優しく まわれよまわれ 花は静かに閉じて まわれよまわれ 柔らかな種を抱いて眠る 土になれ サヨナラ あなたが目覚める時 夢の先で 見守るからね そっとね アリガト 未来の一雫を ずっと一緒に 息づいていてね わたしと 心の歌が届いたら もう一度笑顔を見せて 終わらないで このまま まわるよまわる どこかで星が生まれ まわるよまわる どこかで風が吹くよ まわるよまわる どこかで草が揺れて まわるよまわる どこかで人が出逢う |
from my Garden荻野目洋子 | 荻野目洋子 | 工藤順子 | MONDAY満ちる | Monday満ちる | true love for you あの頃二人で 捜し続けてた 夢を今 from my Garden 涙の隣りに 光の庭を作った 今も愛を 育ててる 小さな花びら 冷たい水を待ってる 花束じゃ 贈れない no 飾りをほどいた 言葉をあげる 裸足で歩いて 感じて欲しい It's true true love 笑顔で過ごした 時間を庭に還した もう一度 芽生えるように 優しい歌ばかり 教えた鳥は逃がした 正直に 生きてもいいよ 流れる雲間に 明日が見える 翼の生えてる 未来 It's true love 雨に打たれてもいい 虹を見れるならいい feel so good 風に吹かれてもいい 支え合えるなら 夜に怯えてもいい 朝を待てるならいい it's true love 月に凍えてもいい そばに居られるなら true love for you この頃二人が 諦めかけてた 夢を私の庭から ………………………もう一度二人で 育て始めたいの 夢を今 from my Garden 逢えない時間が 描いてくれた 二人で見上げる 未来 It's true love 雨に打たれてもいい 虹を見れるならいい feel so good 風に吹かれてもいい 支え合えるなら 夜に怯えてもいい 朝を待てるならいい it's true love 月に凍えてもいい 明日逢えるなら 雨に打たれてもいい 虹を見れるならいい feel so good (I believe in you I believe in dreams) 風に吹かれてもいい 支え合えるなら (I believe in you 支え合えるなら) 夜に怯えてもいい 朝を待てるならいい It's true love (I believe in you I believe in dreams) 月に凍えてもいい そばに居られるなら (I believe in you そばに居られるなら) |
ONE遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・中原信雄 | 夜明けのバスの窓辺 もたれて瞼閉じてる 流れる匂いだけで景色が判る あの人のあの場所から初めて一人の旅 優しさに埋もれたら明日が見えなくなる スピード上げて走る 消えてく月の真下を 遠くに見える夢を追いかけてゆく 本当は悲しいほど誰でも知ってるけど 人は一人きりで 生まれて来る事を 人は一人きりで 帰ってゆく事を だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる 失くした時間だけが永遠になる あの人の居ない世界 陽射しは何色だろう 人は巡り合って いつか好きになって 時は短すぎて だけど止まれなくて だから一緒にいた 二人で歩いてた とても愛しかった とても大事だった 人は一人きりで 始める旅がある 人は一人きりで 見つめる夢がある だから淋しくなる だから逢いたくなる とても愛しくなる とても大事になる |
Diary遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 外間隆史 | 外間隆史・冨田恵一 | 明日のシャツに迷ってるだけで もう 夜は深くなる たとえば 逢えない日のことも たいせつに 綴ってゆこう 朝になれば 窓を開けて ひとりぶん 林檎をむいて 動きだした 町の声に すこしだけ 時計を気にしながら はねてる前髪を直してると もう 空が明けてゆく たとえば どんな遠い場所に 生まれても 逢えたと思う 日曜には 鍵を開けて ふたりぶん お茶を沸かして ゆるい坂を 登ってくる 靴音に 胸はずませる ひとつの朝 ひとつの季節 いくつ語り終えても 花は開き 青い実は生まれ 日々は綴られてゆく 夜になれば 灯を点して 読みかけの本を開いて 誘われてく 夢の中で 新しいページをめくる 春になれば 林檎の樹に 白い花 まぶしく咲いて 時は今日も この手の中 紅い実を乗せて過ぎてく 朝になれば 窓を開けて ひとりぶん 林檎をむいて 動きだした 町の声に すこしだけ 時計気にして |
TRY OR CRYTRF | TRF | 工藤順子 | 原一博 | 原一博 | 錆びた雨上がり 空を巡るのは 打ち上げられた衛星(ほし)達 夜が来るまでは 星の輝きを 誰だって忘れてる たった一度だけ 針を戻すなら 一緒に過ごした時間 息をするように あたりまえのように 守っててくれたのに 街中に 溢れる色彩()いろを 残らずまといたくて 木漏れ陽も 小鳥の歌も 売り渡してきたの Try or Cry? 何が欲しいの true or lie? 何を捨てるの もう今 迷ってられない あなたを失くしたくない ヒトがくり返す 深い過去(あやまち)を 静かに刻むこの地球(ほし) 淋しい靴音を 聴いてくれるでしょう アスファルトの下から 華やいだ 日々を追いかけ 幾つ踏みつけただろう 足もとで 揺れる花びら 愛しくて泣けそう Try or Cry? かけがえのない love or waste? 偽りのない ああ今 確かな想い あなたを取り戻したい 早く今なら間に合う きっと 壊れかけたその心を 癒して 今度は私が守るよ ずっと だから笑顔見せて もう一度 Try or Cry? 何が欲しいの true or lie? 何を捨てるの もう今 迷ってられない あなたを失くしたくない Try or Cry? かけがえのない love or waste? 偽りのない ああ今 確かな想い あなたを取り戻したい たった一つだけ 胸に抱けるなら 一緒に歩いた場面 息をするように あたりまえのように 緑が風に揺れてた |
BE FREETRF | TRF | 工藤順子 | 菊池一仁 | 日高智 | 点滅するシグナル 走り出せば はしゃいですれ違ってく 制服の女の子達 街が着替えるたびに 揺らぐ気持ち それでも誰にだって 譲れないモノがあるよね 同じ色を着ていても 愛する人にはきっと たった一人 輝いて見えるよ I will be free 愛さなくちゃ 未来のどんな私も 眩しく 拡がるこの空に抱かれ 涙も甘い日々も あやまちも夢も 明日の 優しさに変わるよ あの胸のふくらみに 隠し持ってる 華やかなたくらみも いつの日か現実になる 世界が嘘ついたって 信じる夢ならずっと 色褪せずに 待っていてくれるよ I'm on my way 許さなくちゃ 過去のダメな私も 自由に 変わってゆく雲のかたち 靴音鳴らすたびに めくるめく出逢い どれもが 大切な出来事 私 舗道の上で 咲く花みたいに その胸で かけがえのない人に なれるように I will be free 愛さなくちゃ 未来のどんな私も 眩しく 拡がるこの空に抱かれ 涙も甘い日々も あやまちも夢も 明日の 優しさに変わるよ I'm on my way 許さなくちゃ 過去のダメな私も 自由に 変わってゆく雲のかたち 靴音鳴らすたびに めくるめく出逢い どれもが 大切な出来事 |
embraceTRF | TRF | 工藤順子 | 菊池一仁 | 菊池一仁 | every night 見守って輝いていて あなたの夢に手を伸ばすから お願いいつだって微笑んでいて 朝が始まる 遥かな道の向こうから 木洩れ陽の中 見上げる青空 走り抜ける 風の速さが眩しい 追い越すたびに 愛しい想いが 翼をつけて 飛んでゆく あの空に もう一度立ち上がる私に あなたは気づいてくれる 夢にたどりついた時には その手で抱き止めて every night 見守って輝いていて あなたの夢に手を伸ばすから お願いいつだって微笑んでいて 朝が始まる 遥かな道の向こうから 想いは叶う 約束の場所で 両手拡げて 飛び込もう あの腕に 目覚めて歩き出す私に あなたの声が聞こえる 夢にたどりつけるその日まで ずっと名前を呼んで every time 呼び合ってはばたいていて きらめく羽根をおいかけるから 果てない空だってときめいていて 朝が染めてく 遥かな道の向こうまで 肩先で弾む髪を 陽光が踊らせてゆく まっすぐに顔を上げて 白い靴ひも結びながら every night 見守って輝いていて あなたの夢に手を伸ばすから お願いいつだって微笑んでいて 朝が始まる 遥かな道から every time 呼び合ってはばたいていて きらめく羽根を追いかけるから 果てない空だってときめいていて 朝が染めてく 遥かな道の向こうまで |
WIREDTRF | TRF | 工藤順子 | 原一博 | 原一博 | 光飛び交う街で 選びきれないメロディー 欲を失くした迷子の 遺伝子 もしも還れるならば 優しいあの日の海へ 体いっぱい刻んだ 記憶が目覚める I know 誰の教えもいらない 線路は赤く錆びついてるし We know どんな現実だって言葉を 超えられる I believe in me, more believe in me 心の奥 What's the truth? 耳を澄まして I follow me, just follow me 聞こえてくる What's the truth? 声を目指して 空の波 海の色 きっと僕らは 探し続けるよ What's the truth? 君とみんなの事を 今朝も祈っているよ 時代が火種を隠して いるから 錆びた線路を抜けて 夏の空へと逃げよう 朝に隠れた銀河を 泳いで還ろう I know 誰の噂も知らない 邪魔な荷物はもう捨ててゆく We know どんな運命だって扉は 開かれる You believe in you, more believe in you 甘い嘘に What's trick? 耳を塞いで You follow you, just follow you 自分だけの What's trick? 未来描いて どこまでも 白い道 きっと明日も 迷い続けるよ What's trick? I believe in me, more believe in me 心の奥 What's the truth? 耳を澄まして I follow me, just follow me 聞こえてくる What's the truth? 声を目指して You believe in you, more believe in you甘い嘘に What's trick? 耳を塞いで You follow you, just follow you 自分だけの What's trick? 未来描いて 空の波 海の色 きっと僕らは 探し続けるよ What's the truth? |
cocoon桑島法子 | 桑島法子 | 工藤順子 | 吉良知彦 | 吉良知彦 | 目に映る 私を信じないでいて 勝手に誰かが 作った可愛い形を そう真実は 見えない繭で育ってる 知らない間に こんなに羽根が伸びている 瞳が 時を読むよ 背中が 脈を打つよ さあ 高く 澄んだ空に羽根を拡げて 夢じゃない からんだ視線ほどいて さあ 高く 広い空に心飛ばして 嘘じゃない 縛った息を逃がして 早すぎる 笑顔は信じられないよ 癒した傷さえ 隠してたいのは同じよ まだ臆病な 心で飛べるはずがない 眠っていいのよ いつしか羽根が伸びるまで 確かな 風が来たら 静かに 顔を上げて さあ 高く 澄んだ空に羽根を拡げて 夢じゃない からんだ視線ほどいて さあ 高く 広い空に心飛ばして 嘘じゃない 縛った息を逃がして さあ 高く 澄んだ空に羽根を拡げて 夢じゃない からんだ視線ほどいて さあ 高く 広い空に心飛ばして 嘘じゃない 縛った息を逃がして さあ 高く 澄んだ空に羽根を拡げて さあ 早く からんだ視線ほどいて |
月下家族工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 夜に隠れてやって来る 緋色のサンダル長い裾 砂色ショール靡かせて 彼女は家族に逢いに空地へ急ぐ (三毛猫 トラ猫 親猫 子猫 白 黒 シャム ペルシャ) 焼跡の町駆け抜けた 遠いあの日の同胞(とも)達が 孫と食卓囲む頃 彼女は両手に重いビニール袋 (猫缶 カリカリ カニかま 煮干 燗冷牛乳) 夜空の天井 満月の電灯 空地の床には 枯草のマクラメ ほんの一時 身を寄せ合って 月下に集う 彼女の家族 ピアノの先生だったとか 何処かのマダムだったとか 路地を噂が転げてく 彼女のお陰で町は野良猫だらけ (立札 貼紙 町内会議 掲示板 回覧板) 刹那の団欒食卓は 跡形も無く掃除して 行き交う視線かいくぐり 彼女と家族は夜に散らばってゆく (路地裏 公園 家庭菜園 屋根 塀 駐車場) 追い立てられても この星が寝床 歩いて倒れて この星に還る ほんの一時 身を寄せ合って 月下に集う 彼女の家族 ラララララララ… ラララララララ… 遊牧民も 種蒔く人も 地球に眠る 月下の家族 保健所員も 自治会長も 仕事熱心 月下の家族 旅立つ人も 跡継ぐ人も 皆悩める 月下の家族 海往く人も 空往く人も 逃げも隠れも 月下の家族 ラララララララ… ラララララララ… |
雨やどりの木工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 雨やどりの木 雨が降ったら みんなあの木を めざして走る 雨やどりの木 雨が降ったら 葉が打ち鳴らす 歓びの歌 翼持つ者 顔を埋め 角を持つ者 飛沫落として 私は言葉 忘れてしまう この枝に抱かれて この枝に抱かれて 雨やどりの木 雨が止んだら 光を乗せた 雫の木の実 雨やどりの木 雨が止んだら みんな出てゆく 虹をくぐって 鱗持つ者 陽射し集め 尻尾持つ者 大きく立てて 私は帽子 被り直して もう振り返らない もう振り返らない 瞳持つ者 空を見上げ 声を持つ者 歌を歌って ひと雨きりの 愛しい家族よ また一人のあの木 また一人のあの木 |
草むら通信工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 音の無い国の 子守歌 頬を撫で風が 歌う歌 金色の 草むらを ねぐらへと急ぐ トカゲよヘビよ 星が生まれては 消えてゆく 遥か時を越え 吹く風は 土に這う 生き物の くたびれた胸の ふいごを押すよ 一息毎に 体を抜けて 天上に帰ってく 太陽のエナジー 一息毎に 冷たい夜の 大気へと散ってゆく 微かな体温 ミ・ン・ナ・オ・ネ・ム・リ・ ミ・ン・ナ・オ・ネ・ム・リ・ 風の無い夜は 眠れない 白い月だけが 眩しくて もつれては 繰り返す クモ達の紡ぐ 永遠の迷路よ 風は今何処に 居るのやら 迷う旅人の 道標 動かない 空を見て 草むらの長い 夜は続くよ 今度の風は 何処の国から 草の上かすめてく 隕石の欠片 今度の風は どの時空から 脈拍で受信する 微かな信号 モ・ウ・ジ・キ・ア・エ・ル・ モ・ウ・ジ・キ・ア・エ・ル・ |
レイゾウコ工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 怠惰な私の 冷蔵庫 見るのも恐怖 賞味期限 今日こそ断固 整理せんと 夕立眺め 意を決す 遠くで落雷 3秒の停電 青い化学反応 野菜室にて 生まれし生命 ゆっくり目を開ける 腕を捲って 扉を開けた 私と視線(め)を合わす 怠惰な私と 冷蔵庫 守るべきは 賞味期限 産み落とせし 罪無き生命 か弱き肩に 重からん 肌は段だら マーブル模様 アメフラシにも似て 人参、玉葱 春菊、納豆 バーコードも混じる 小さな咳で 吐き出せしは ラップの切れっ端 怠惰な私と 生命体 黙って座って 並び居る 夕立過ぎし 四畳半に 澄みし風吹く そよそよと 部屋の隅には 蜘蛛の子揺れる 叩く理由も無し 庭一面に 雑草波打つ 毟る理由も無し 見渡す限り 命満ち満ち 嗚呼この世は美し 怠惰な私の 生命体 何やら増えし 気配も有り 日の暮れの前の 暖かさ 畳に木漏れ陽 きらきらと |
夏の鈴工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 白い 日傘くるり 蒼い 影がくねり 汗と 目眩の中 よどむ…風が かすむ…時が あの木陰まで ゆけば あの木陰まで ゆけば だけど歩けば 歩くほど 遠ざかってゆく ゆらゆらと 鈴の音が… チ・リ・リ どこか遠く… チ・リ・リ 教えてやろうか その道は 堂々巡りの 狐道 謳え 砕けるまで 蝉の 銀の羽根よ 足の 下はいつも 抜け殻達の 作る道よ 灼けた土は 続く 灼けた土は 続く だけどこの足 痛みなど 感じた事など ありゃしない 鈴が鳴いた… チ・リ・リ 胸の奥で… チ・リ・リ 教えておくれよ 生きてゆく この足に罪の 有りや無しや 日光写真の 被写体に 心なんかは 無くていい 鈴が呼んだ… チ・リ・リ 道の下で… チ・リ・リ このまま地面に 焼き付いて 木陰は遠くに なるばかり |
退屈な森工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 恋など知らずにいた 遠い夏 細い棘 他人(ひと)の心が 平気で読めた 見つめるだけで すべては思いどおり 退屈だけの森 時はうねりながら 長い川を下る 濡れたままの二人 砂に残したまま そして見つめ合った 白い光の中 あの子の心だけ 私の物じゃない 窓辺に寝転がって 永い夜 浅い息 ナイフみたいな 月と遊んだ 蒼い小指で 普通の理想(ゆめ)をみたら 普通の人になる 胸は熱く躍り 嘘が下手になると 舌の先を離れ 逃げて行った呪文 二度とあれからもう 奇蹟は起こせない あの子の心さえ ついに読めないまま 蝙蝠達が帰る 退屈な あの森に 眩しい時間だけが 今でも 眠ってる |
幸せの猫工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 週末が来るたびに 彼女は華やいだ 私を抱き上げて 彼を待ちながら 「kis macska 世界一 素敵な仔猫」って くしゃみが出るまで 頬ずりをする 足取りは ステップに 囁きは メロディーに 小さな部屋に 夕暮れは いつでも 優しかった 階段を軋ませる 靴音がすると 私を肩に載せ チェーンを外した 「kis macska 御機嫌よう 可愛いおヒゲ」って その人は恭しく 挨拶をする ストーブは 赤く燃え ケトルから 白い息 彼女の膝で うとうとと 二人の 声を聞いた ああなのに今日だけは どこかが違ってた いつもの時間を 時計が告げると 「kis macska じゃあまた」って 撫でてくれたけど その手には知らない 匂いがあった ゆっくりと ドアーの音 滑り込む 細い風 彼女は何も 気づかずに 笑顔で 私の手を振る 幸せは 一つなの 一つだけ あればいい 私と居れば 誰一人 もうすぐ 要らなくなるの |
砂漠とダージリン工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | ミスター 今日は朝から 雨ですね ミスター 赤い傘で お散歩ですか? 両手伸ばして 草達が キラキラと嬉しそう しゃがみ込んでは それを見ている 貴方も嬉しそう ミスター 今年も貴方の トマトは ミスター 虫がみんな 食べたんでしょう? それでもいつも 笑ってばかり 無精ヒゲなでながら そして不思議ね 種はやっぱり ポケットいっぱい ミスター お茶を飲みながら やっと 雨の上がった庭で ミスター 砂漠に行く話 もっと もっと続きを教えて ミスター この頃私 欲深です ミスター こんな時期も あるものでしょうか? 他人(ひと)の視線(め)ばかり 気になって 綺麗と呼ばれたくて 重い夢など 降ろしてしまえば どんなに楽でしょうって ミスター 賑わう街を 歩く時 ミスター アスファルトの 道の下から 小さく土が ノックするの 足に歌いかけるの どこに逃げても 貴方の笑顔 消えてはくれない ミスター お茶を飲みながら そっと 途中経過など ミスター 貯金はいかほどに? きっと きっと想いを叶えて ミスター 明日はどちらへ お出かけ? ミスター 青いバスで 渇いた町へ? 眠った土に 「オハヨウ!」と 種を一粒置くの 貴方の指が 触れた場所から 緑が目覚める ミスター お茶を飲みながら ちょっと 眠い昼下がり ミスター 低く歌みたいに ずっと ずっと話を聞かせて |
夕暮れ商店街工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 鎖の 先っぽで 飼い犬は 野良犬の 足取りを 見ている 秋の 夕暮れ時 茜に 染まった 後ろ姿が 小さく 見えなく なってゆく 青バケツ からっぽで 野良犬は 飼い犬の アルミ皿 思い出す 秋の 夕暮れ時 灯 点して 商店街は 自転車 呼び声 書き入れ時 靴音に 耳を立て 飼い犬は 少年の 帰りを 待っている 秋の 夕暮れ時 通りを 抜けたら 川沿いの道まで グローブ 口笛 散歩の時間 暖簾が 揚がる頃 野良犬は いつもの 店前で 座っている 秋の 夕暮れ時 女将の 手のひら 白粉の匂い 客より お先に 「今夜のオススメ」 |
鳩おとこ工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 毎日あの男 ベンチに体うずめて 鳩達にパン屑を ばらまいて いつだって御機嫌で ゆらゆら赤い顔して 足下にカップ酒 転がして 目は開けているのか 夢を見ているのか 何が嬉しいんだか なんにも判らないのか この頃見かけない ベンチは恋人だらけ 芝生には過ぎてゆく 夏の風 何を食ってるんだか どこで寝てるんだか 酔い潰れてるのか 呑気に笑ってるのか だからって町は 何も変わりやしないけど 景色の隅の 一かけら欠けたくらいで 朝から今日は雨 ベンチは鳩も見えない 川のように深い雨 秋の雨 まさか飛んでったのか 鳩達とあの空 雨の降らない国 冬など来ない国へと だからって時は 何も残しやしないけど 記憶の隅の 一かけら疼くくらいで まさか飛んでったのか 鳩達とあの空 酔い潰れてるのか 呑気に笑ってるのか |
見えない小石水無月琴子(小菅真美) | 水無月琴子(小菅真美) | 工藤順子 | 依田和夫 | 米光亮 | 通い慣れた道で 無邪気に笑い合ってたい 幸せなこのままで 時を止めて もしも今 心が 小石を投げてしまったら 穏やかなこの場所に 戻れなくなる なのに何故なの 押さえた想い 日毎 声を上げる はらはら舞い遊ぶ 薄紅の花びら ゆらゆら風の中 揺れてざわめく心よ 彼女の微笑みを 壊すものは許せなくて どんな悲しみからも 遠ざけたくて なのに何故なの 隠した恋は 夜毎 色をつける ひらひら逃げてゆく オオムラサキの薄衣 からから糸車 紡ぎきれない心よ 見つめないで 見透かさないでいて 胸の奥に 眠らせていて ずっと ずっと 笑顔でいて このままで きらきら降りそそぐ 優しい光を浴びて さらさら川の面に 青く渦巻く心よ はらはら舞い遊ぶ 薄紅の花びら ゆらゆら風の中 揺れてざわめく心よ |
空の茜 空の蒼志方あきこ | 志方あきこ | 工藤順子 | 志方あきこ | 志方あきこ | 回り道して 迷子の日は 顔上げると 夕暮れ 放課後の鉄棒 逆さの町 いつでも優しい笑い声 そばにある そんな日はあたりまえに過ぎて かすかな胸のくすみは 火を消した アルコールランプの匂い 変わり続けてゆく 君を責めたりしないよ 走り続ける風のように もっと輝いていて プレパラートに 挟んだ夢 目を閉じれば 瑠璃色 いつだって足りない 二人の時間(とき) 静かにすり抜けてゆく日々 見送って 空っぽのシャーレに蓋をした 曇った理科教室の ガラス窓 青空が歪んで見えた 変わり続けてゆく 君を遠くで見てるよ 走り続ける風に吹かれ 歩いてるよ すっとこのまま 回り道して すっとこのまま 迷子のまま もっとこのまま 光る風に追い越されながら 歩くよ このまま |
カルナヴァル志方あきこ | 志方あきこ | 工藤順子 | 志方あきこ | 志方あきこ | 君が帰って行くのは 深い森 後ろ姿が路(みち)の 向こうに滲むよ 町は賑わう靴音 笑い声 窓に灯り掲げ 長い祝祭が始まる 命の罪と 歓び 君の失くした笑顔は 深い森 僕は流れる 人波を遡(さかのぼ)るよ 耳を塞いで 一緒に もう此処から 逃げよう 思い出のあの樹の 幹の天辺に 輝く星一つ 飾りに行こう 思い出のあの樹の 足下に二度と 悲しみの炎が 近づかぬように 君の閉ざした心は 深い森 細い三日月 闇空に爪立てるよ 高い枯れ草 くぐって さあ扉を 開けよう 僕達のあの樹の 芽吹いた緑を 綿のような雪で 包みに行こう 僕達のあの樹の 傷跡に二度と 鉛色の雨が かからないように 僕達のあの樹の 暖かな森に すべてを許されて 一緒に眠ろう 一緒に帰ろう 誰も知らない 僕達の祝祭 誰も知らない 約束の祝祭 |
Navigatoria志方あきこ | 志方あきこ | 工藤順子 | 志方あきこ | 志方あきこ | 水に沈んでゆく 蒼く錆びついた時計 私の時間は再び 動き出す 舟を出すなら今 雲が切れぬうちに 迷う心白い月に 見透かされてしまう前に Navigatoria 貴方は今も 夜空のどこかで きらめいて Navigatoria 私の眠りを 呼び覚ます 揺り起こす Navigatoria 見えないあなたを 求めて 二度と戻れない旅へ 陽に褪せた海図は 指を離れ舞い上がる 迷う心風の中に 高く小さく消えてゆく 走り去ってゆく雲 拡がる空 流れ込む月の光 こんな 満天の星の 星達の歌う 言葉の中 一つ ただ一つだけを 耳を澄まして貴方の その声だけを.... Navigatoria 貴方はずっと 明けゆく空にも 輝くよ Navigatoria 彷徨(さまよ)う小舟を 見守って 導いて Navigatoria 眩しいあなたを 見上げて 何も恐れない旅へ 遠く 遠く |
そよかぜのうた石橋優子 | 石橋優子 | 工藤順子 | 稲垣貴繁 | 稲垣貴繁 | 頬を撫でる亜麻色の風よ 何を見たのかそっと話して 閉じた空の遙か彼方から 寄せて返す草の波に耳を澄ます 遠い遠い貴方に伝えて 今も待ってると いつか木漏れ日の丘で 疲れた心迎えよう 道の果てで立ち尽くす胸に 雨を一粒そっと落として 永い闇は溶けて川になる 眠る大地揺り起こして春を告げる いつも答えは手のひら 握りしめている どの時代どの場所に 生まれても変わらない夢を 遠い遠い貴方に伝えて 世界は広いと 羽ばたく鳥と一緒に 幾度も背中見送ろう 白い雲を連れてゆく風よ 夢の続きをそっと聞かせて 溢れそうな未来抱きしめて 青い種がふわり舞い降りる 寄せて返す草の波が耳に届く |
月奏~ツキカナデ~霜月はるか | 霜月はるか | 工藤順子 | 稲垣貴繁 | | 詩よ私に 舞い降りよ 詩よこの胸に 宿り給え この声を 使徒として 伝えよ その想い 時を越え 地上に 届く波動は 文字の無い あなたの 綴るこの物語 私は謳おう 朝に夕に 与えられし この身果つるまで この声は 風に乗り 希望の 種子となる きらきらと 幾千の 心に 芽吹く未来は 姿無き あなたの 描く永遠の花 私は謳おう 今日も明日も (貴方をここへ召喚する) Rrha yea ra tie yor ini en nha. (そして、貴方は謳となる) Wee yea ra chs hymmnos. (己自身を奏でよ) Wee yea ra selena mea. (そして皆の喜びを聴き、花になれることに歓喜せよ) Fou paks ra kiafa wael en chs frawr. (それこそが詩なのだ) Harmon en mea. (詩は不思議だといつも思う) Wee yea ra ene foul enrer. (詩は何よりも心の奥底を振るわせるものだと) Wee yea ra ene hymme syec mea. (幸せの魔法紡ぐように私の琴線かき鳴らす) Was yea ra hymme mea, ks maya gyen yeal. (己自身を奏でよ) Wee yea ra selena mea. (小鳥のように謳え、小川のように奏でよ) hymme rol hymmer, selena rol koora. (そして皆の喜びを聴き、花になれることに歓喜せよ) Fou paks ra kiafa wael en chs frawr. (善きものとなれ、そして花とな) Fou paks ra chs lequera, en chs frawr. (貴方の未来を祝福し、そして元の世界へ送還する) Was yea ra wael yor pak en ini pat yor. |
EXEC_PAJA/.#Orica Extracting霜月はるか | 霜月はるか | 工藤順子 | 稲垣貴繁 | | Ah-. (汚れた貴方のために、歌を謳います。悪霊よ離れたまへ) Rrha ki ra hymme PA-JA yor getrra , en gott wi gyas! (私は謳になる) Was yea ra chs hymnos mea. (汚れた貴方のために、歌を謳います。悪霊よ離れたまへ) Rrha ki ra hymme PA-JA yor getrra , en gott wi gyas! 綾織の闇と光纏い 舞い降りる天と地の間に (神の子) Diasee さあ目覚めよ 甦れ 遥かな静寂より さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ an Spiritum Sanctum さあ目覚めよ 声上げよ 歓喜と絶望と さあ目覚めよ 声を上げよ さあ目覚めよ manaf O 何を背負って生まれた (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa あまたの星の一つに (私の罪 0 それは私の犯した罪) Mea Cupl La O Mea Cupl Li Sa (私は謳になる) Was yea ra chs hymnos mea (汚れた貴方のために、歌を謳います。悪霊よ離れたまへ) Rrha ki ra hymme PA-JA yor getrra , en gott wi gyas! 刻まれた罪と愛を胸に 終わらない夢と現行き交う (神の子) Diasee もう眠れよ 解き放て 輪廻の鎖から もう眠れよ 解き放てよ もう眠れよ an Spiritum Sanctum もう眠れよ 横たわれ すべてを赦されて もう眠れよ 横たわれよ もう眠れよ manaf O 何を守って旅立つ (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa 霧に埋もれた道標 (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa 何を背負って生まれた (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa あまたの星の一つに (私の罪 0 それは私の犯した罪) Mea Cupl La O Mea Cupl Li Sa …心の奥深く 心の奥深く かすかに確かに 繰り返す 私の 言葉と 旋律と …声が聴こえる 想いの裏側で 大きく小さく 息をする この世の 悪夢と 現実と 真実だけに 耳を澄まし 一つの声に 真実だけに 耳を澄まして ただそれに 従う ただ私は謳う… 何を憎んで目覚める (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa そびえる塔の歪む音 (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa 何を信じて眠れる (私の罪 0 それは私の犯した最大の罪) Mea Cupl La O Mea Maxim Et Cupl Li Sa 記憶を灯す腕に (私の罪 0 それは私の犯した罪) Mea Cupl La O Mea Cupl Li Sa Mala Mala nostra pelle nostra pelle さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ an Spiritum Sanctum もう眠れよ 解き放てよ もう眠れよ an Spiritum Sanctum さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ an Spiritum Sanctum (私は謳になる) Was yea ra chs hymnos mea. |
EXEC_SUSPEND/.みとせのりこ | みとせのりこ | 工藤順子 | 稲垣貴繁 | | 鮮やかに 萌える緑 新しい 小さき生命 永遠に (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf 水辺に 集う鳥達 水面に揺れる 太陽 樹々は 風にきらめき 枝を鳴らして 謳い踊る 鮮やかに 萌える緑 新しい 小さき生命 (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf あふれる 恵みを受けて 生きとし生ける モノ達 (悲しい事ではない。永久に神と共にある) na au an Diasee an Diasee eterne 時代は 傷を忘れて 再び目覚め 回り出す (悲しい事ではない。永久に神と共にある) na au an Diasee an Diasee eterne 街を行き交う 人の群れ 路地を駆け抜ける 子供達 蠢く欲望の化身 深い闇に封じて 機織るように 月日を紡ぎ 奏でるように 時を爪弾く この世の苦しみのすべて 一人背負い彷徨う 夕に祈り 朝に願う 草むら 跳ねる虫達 夕空飾る 星々 (悲しい事ではない。永久に神と共にある) na au an Diasee an Diasee eterne 罪は 遠く消え去り 誰も語らず 歩き出す (悲しい事ではない。永久に神と共にある) na au an Diasee an Diasee eterne 鮮やかに 萌える緑 新しい 小さき生命 (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf 店を彩る 今日の糧 いつも... いつも... 無事を待つ家の 窓明かり 無事を... 待つ 素肌を灼熱に曝し 天を地を巡りて 脈打つように 月は満ち欠け 呼吸のように 季節は巡る この世の過ちのすべて 命捧げ償う 天に栄光 地に豊穣 穢れた争いの轍 瓦礫踏みて浄める 昨日と同じ 夢は息づく 明日と同じ 夢は息づく (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (D-Part)鮮やかに 萌える緑 新しい 小さき生命 この身の運命のすべて 胸にいだき微笑む 夕に祈り 朝に願う (尊い命よ、安らかに…) yasra dius manaf yasra dius manaf (D-Part)鮮やかに 萌える緑 新しい 小さき生命 永遠に… |
信じていいよね小川範子 | 小川範子 | 工藤順子 | 羽場仁志 | 林有三 | 今度いつ 逢えるのって 尋けずに なんだか 頼りない 言葉が残るだけ “また いつか!” “じゃあ またね!” いつも 胸の中 細い弦が 震えてる その目に その声に ときめいているから 信じていいよね 今 溢れる この気持ち 信じていいよね 逢えるよね またすぐ せつないの 私ばかり 待ってる 気がして 果てしなく 不安がつのるけど 大丈夫 そう きっと いつも 夢ひとつ 高い空に 浮かんでる 密かに 変わらずに 輝いているから 信じていいよね あの優しさ 本気よね 信じていいよね 約束は 無いけど 信じていいよね 今 溢れる この気持ち 信じていいよね 逢えるよね 明日は |
キャベツUFO新倉芳美 | 新倉芳美 | 工藤順子 | 工藤順子 | | 夜のキッチン キャベツの中で 青虫二匹 ひそひそ話 ここはどこだろ 空も見えない お皿におなべ 変なのばかり こんな 知らない場所で 花も 咲かない場所で 蝶々に なんて なれないね サナギに だって なれないね キャベツ畑に サヨナラ告げて 車に揺られ 村から町へ 遠いお空で お月様だけ 二匹の事を ずっと見ていた とても 不思議な魔術 月の 光の魔術 カタカタ 窓が 開いたよ ワクワク キャベツ浮かんだよ 窓をすり抜け 青虫達よ 花咲く場所へ さあ行きなさい 二匹びっくり 空飛ぶキャベツ これは素敵な キャベツUFO 夜の空飛ぶ キャベツUFO 月の光の パワーエンジン 青虫乗せた キャベツUFO 花咲く場所が きっとみつかる ラララ ラララ |
オレンジの夕日宮崎のどか(能登麻美子) | 宮崎のどか(能登麻美子) | 工藤順子 | 河合英嗣 | 河合英嗣 | こんなに咲き誇る 目映い花達の中 私の花びらは うつむいてばかりで だけどいつか想い 届くはずと こんな二人ずっと 夢見ていたんです また明日になれば もう遠い目をして あの高い空へと 一人飛び立ってゆくでしょう ねえオレンジ色の その笑顔を今日だけ下さい 夕日沈むまで これから幾つもの 出会いと別れを知って 二人は少しずつ 大人になってゆく だけどきっときっと 消えないもの こんな想いずっと 信じているんです また明日になれば あの人波の中 この私の声はすぐに 飲み込まれるのでしょう ねえだからしっかり 手をつないで歩いて下さい 夕日沈むまで きっときっと 消えないもの こんな想いずっと 信じてゆくんです また走り続けて もし傷を負ったら もう迷うことなくここへ 舞い降りて下さい ねえそしてきらめく その涙を私に下さい 夕日に約束 |
一粒の予感遊佐未森 | 遊佐未森 | 工藤順子 | 遊佐未森 | | きらめく風に乗って舞い上がる 生まれたばかりの種 弾けて 細い影 指先をかすめて 柔らかな綿毛が揺れる 遠くに夏を告げる白い雲 二人で見上げる空 眩しい 手をつなぐ瞬間に弾けた 一粒の小さな予感 何処までも続いてるこの道 青い屋根 あの庭をそっと飛び越えて 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう 流れる水の音を追いかけて 梢の尖った芽をくぐって 少しずつ 胸の中 膨らむ 一粒の小さな予感 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 降りよう 大切なこの夢をきっと lalalalalala 咲かせよう この夢を 叶えよう この夢を 初めて 目覚める日は 銀の雨 待ちながら 丘の上 なだらかな斜面を 駆け昇る緑の陽光(ひかり) 何処までも透き通る青空 何処までも飛んでゆく ずっと手を取って 暖かな土の上 捜そう 抱きしめたこの夢をきっと lalalalalala 叶えよう この夢を |
真夜中のPhilosophy綾瀬夕映(桑谷夏子) | 綾瀬夕映(桑谷夏子) | 工藤順子 | 菊谷知樹 | | 解らない止まらない 確かに息衝いてる 押さえても隠しても 不器用すぎるねこの恋 彼の背中見ていた私 あの娘は知らない ああ月の夜に ほころびるロゴス 昨日までの何を 信じたらいいのでしょう ああ三日月の 闇に舞うテーゼ 私じゃない私 真実は見たくない 変わらない揺るがない 私の中の天使 行かないで消えないで いけない子になりそうです 彼を語る無邪気なあの娘 優しい微笑み ああ星屑と 混じり合うモナド 明日からはどんな 私ならいいのでしょう ああ意地悪な 運命のイデア ねえあの娘の恋を 喜べるはずだよね ああいつまでも この場所に居たい 誰もみんなずっと 傷つかないこの場所に ああいつまでも 明けないでほしい 心の奥今は 照らさずにいてほしい ああ星屑と 混じり合うモナド 明日からはどんな 私ならいいのでしょう ああ意地悪な 運命のイデア ねえあの娘の恋を 喜べるはずだよね Dum spiro,spero. |
ひみつのパレード横山だいすけ、三谷たくみ | 横山だいすけ、三谷たくみ | 工藤順子 | 鴨宮諒 | | ゆきがふわふわ あしあとてんてん ひろばにいそいでる うちのこねこだ きっとあのこだ そっとあとつけよう よるのようせい かねをならせば みんな あつまってくる あるく すすむ はねる かざみどりも もくばも おどる はずむ まわる ひみつのパレード ガスとうゆらゆら れつはくねくね しっぽがみえかくれ なまえよんでも まってっていっても こねこはしらんかお ゆきのがくたい おとのないうた ずっと おわらないうた あるく すすむ はねる チェスのきしも まじょも おどる はずむ まわる ひみつのパレード あるく すすむ はねる ふんすいの にんぎょも おどる はずむ まわる ひみつのパレード だんろぽかぽか ゆめからさめた こねこはまだねてる せなかなでたら ゆきがはらはら こぼれておちた |
リンゴのせい豊崎愛生 | 豊崎愛生 | 工藤順子 | 小西昭次郎 | 小西昭次郎 | よそ見してた 一秒 風は市場 吹き抜けてく リンゴひとつ 手を離れて 迷走の 石畳 天使の声で 雨のように わがまま言うよ 街中全部 びしょ濡れだ Why? 行方不明の きっと リンゴ リンゴのせい カモメの頬 かすめて 薔薇のアロマ 空に溶けた リンゴは行く 丸いままで 坂道を 登ってく 天使の顔で 退屈を 撒き散らしたい ミッバチ達よ 飛んでゆけ Wa~i いけない子だわ だって リンゴ リンゴのせい あなたはJustice 私のConscience 心の中 芽生えてそして いつも一緒で… 天使のふりで デタラメに くちずさみたい 星座もヒトも ごちゃ混ぜだ Why? 天使の心 コロコロと 逃げて行ったの 転がってくよ どこもでも Wa~i 私の胸の リンゴ リンゴ 探して リンゴ リンゴ みつけて だって リンゴ リンゴが無きゃ! |
キャベツUFOやくしまるえつこ | やくしまるえつこ | 工藤順子 | 工藤順子 | | 夜のキッチン キャベツの中で 青虫二匹 ひそひそ話 ここはどこだろ 空も見えない お皿にならべ 変なのばかり こんな 知らない場所で 花も 咲かない場所で 蝶々に なんて なれないね サナギに だって なれないね キャベツ畑に サヨナラつげて 車にゆられ 村から町へ 遠いお空で お月様だけ 二匹の事を ずっと見ていた とても 不思議な魔術 月の 光の魔術 カタカタ 窓がひらいたよ フワフワ キャベツ 浮かんだよ 窓をすり抜け 青虫達よ 花咲く場所へ さあ行きなさい 二匹びっくり 空飛ぶキャベツ これは素敵な キャベツUFO 夜の空飛ぶ キャベツUFO 月の光の パワーエンジン 青虫乗せた キャベツUFO 花咲く場所が きっとみつかる ラララ ラララ |
トタン屋根のワルツ工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 工藤順子 | 国吉良一 | やけてジリジリ トタン屋根 どろぼう猫 足があついよ 前足上げて 後(うしろ)足けって ピコン パコン ペコン 今日も仕事に あぶれては しょんぼりの 貧乏楽士 おや 屋根の上 ダンスがお上手 私が伴奏つけてあげましょ くたびれ楽士の くたびれヴァイオリン 屋根に向って おじぎをひとつ それでは ワタクシ 得意の曲を Tururi rari raree 何か盗みに ゆかなくちゃ どろぼう猫 腹ペコだけど 困ったこれじゃ 帰れやしない ピコン パコン ペコン くたびれ楽士の くたびれヴァイオリン 涙まじりの 大熱演 それでは ワタクシ お次ぎの曲を Tururi rari raree お陽さま沈んで トタン屋根 どろぼう猫 足がつめたい 月が出た 星が出た それでも ワルツは まだ終わらない |
キャベツUFOいっちー&なる(ボンボンアカデミー) | いっちー&なる(ボンボンアカデミー) | 工藤順子 | 工藤順子 | 田中公平 | 夜(よる)のキッチン キャベツの中(なか)で 青虫二匹(あおむしにひき) ひそひそ話(ばなし) ここはどこだろ 空(そら)も見(み)えない お皿(さら)にならべ 変(へん)なのばかり こんな 知(し)らない 場所(ばしょ)で 花(はな)も 咲(さ)かない場所(ばしょ)で 蝶々(ちょうちょう)に なんて なれないね サナギに だって なれないね キャベツ畑(ばたけ)に サヨナラ告(つ)げて 車(くるま)に揺(ゆ)られ 村(むら)から町(まち)へ 遠(とお)いお空(そら)で お月様(つきさま)だけ 二匹(にひき)の事(こと)を ずっと見(み)ていた とても 不思議(ふしぎ)な魔術(まじゅつ) 月(つき)の 光(ひかり)の魔術(まじゅつ) カタカタ 窓(まど)が 開(ひら)いたよ フワフワ キャベツ 浮(う)かんだよ 窓(まど)をすり抜(ぬ)け 青虫達(あおむしたち)よ 花咲(はなさ)く場所(ばしょ)へ さあ行(い)きなさい 二匹(にひき)びっくり 空飛(そらと)ぶキャベツ これは素敵(すてき)な キャベツUFO(ユーフォー) 夜(よる)の空飛(そらと)ぶ キャベツUFO(ユーフォー) 月(つき)の光(ひかり)の パワーエンジン 青虫乗(あおむしの)せた キャベツUFO(ユーフォー) 花咲(はなさ)く場所(ばしょ)が きっとみつかる ラララ ラララ |