拒否オロジー応答せよ、応答せよ 本日、7号線を南下する北風を見送った東北から 押し黙る空を無数に漂流する、出口無きそれぞれの地獄たちへ 「色々あったな」では済まされない、色々の一つ一つを あるいは、 未だ得体のしれない、心に翳り続ける憂いの数々の出生を つまびらかにする為に 性懲りもなく 相も変わらず ここに立って呼びかける 応答せよ、応答せよ ミズーリを疾走する、若き太陽熱と無暗な排気量をもって 人が生きるという巨大な山影に抵抗を試みる少年らは 一つの苦悩につき、一つの窃盗を夜ごと働き 世界への仇討ちが大儀であるかのような腹を決めた形相で 小さな悪事をけち臭く積み上げた 結果、多くの証明を反故にされた私たちはついには瞳を濁し その青い栄光と失敗にブックカバーを被せ 雪が降る朝のプラットフォーム 出勤前の束の間の空白に かじかんだ手でページめくれば あらゆる行間に孤独が住み着いたのだ 私の叙情も感傷も、果たせなかった拒絶である 電波塔が貫く空も、下校する子供らの足取りも、果たせなかった拒絶である カナリヤが鳴いている それと同じように、私の拒絶は震えている 応答せよ、応答せよ 檻を蹴破れ 服役囚よ 都市の路地 文字起こし 星殺し 拒否オロジー | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 応答せよ、応答せよ 本日、7号線を南下する北風を見送った東北から 押し黙る空を無数に漂流する、出口無きそれぞれの地獄たちへ 「色々あったな」では済まされない、色々の一つ一つを あるいは、 未だ得体のしれない、心に翳り続ける憂いの数々の出生を つまびらかにする為に 性懲りもなく 相も変わらず ここに立って呼びかける 応答せよ、応答せよ ミズーリを疾走する、若き太陽熱と無暗な排気量をもって 人が生きるという巨大な山影に抵抗を試みる少年らは 一つの苦悩につき、一つの窃盗を夜ごと働き 世界への仇討ちが大儀であるかのような腹を決めた形相で 小さな悪事をけち臭く積み上げた 結果、多くの証明を反故にされた私たちはついには瞳を濁し その青い栄光と失敗にブックカバーを被せ 雪が降る朝のプラットフォーム 出勤前の束の間の空白に かじかんだ手でページめくれば あらゆる行間に孤独が住み着いたのだ 私の叙情も感傷も、果たせなかった拒絶である 電波塔が貫く空も、下校する子供らの足取りも、果たせなかった拒絶である カナリヤが鳴いている それと同じように、私の拒絶は震えている 応答せよ、応答せよ 檻を蹴破れ 服役囚よ 都市の路地 文字起こし 星殺し 拒否オロジー |
境界線どんな風景その目に映した 星が灯った最後の瞬き 諦観、それも今となりゃ野暮か 夜は暗い 誰も明かりを持たねば 誰も知らない 名付けられない 僕らの火花が 少し照らしたのは 干からびた土 焦げた瓦礫 確かに笑った君の日々 境界線の向こう側で 忘れさられ終わる定め そう知りながら 屈服することを許さぬあの声は かつての戦友か 己の心か 存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ 届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ こんな風景見たくはなかった 泣いた声を塞いだ泣き声 「向こうは怖い」とでかい声がして それが伝播して残響が人を刺した 善良を粗暴へ容易く変える その一声は紛れない正義だ 惨い獣に姿を変えるのは いつの時代も守るため 境界線の向こう側で 打ちのめされて 悲嘆に暮れて それでも尚 自分偽ることを咎めるあの声は 故郷の残像か 己の心か 存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ 届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ 薄情な決断も 選び取った無謀も 屈した敗北も 妥協した選択肢も こうならざるを得なかった 昨日を恨むから 次こそ選ぶんだ 僕が許せる僕を 今日を 境界線の向こう側で 足掻く人々 嘆く人々 目にしながら 沈黙することを選択するならば 僕らは共犯者 人たりえたのか 存在価値はいつだって自分の中 個々に宿る銘々の色 胸に抱いたなら 微かに灯る火が 最後の星空と どこか似ていたんだ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | どんな風景その目に映した 星が灯った最後の瞬き 諦観、それも今となりゃ野暮か 夜は暗い 誰も明かりを持たねば 誰も知らない 名付けられない 僕らの火花が 少し照らしたのは 干からびた土 焦げた瓦礫 確かに笑った君の日々 境界線の向こう側で 忘れさられ終わる定め そう知りながら 屈服することを許さぬあの声は かつての戦友か 己の心か 存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ 届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ こんな風景見たくはなかった 泣いた声を塞いだ泣き声 「向こうは怖い」とでかい声がして それが伝播して残響が人を刺した 善良を粗暴へ容易く変える その一声は紛れない正義だ 惨い獣に姿を変えるのは いつの時代も守るため 境界線の向こう側で 打ちのめされて 悲嘆に暮れて それでも尚 自分偽ることを咎めるあの声は 故郷の残像か 己の心か 存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ 届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ 薄情な決断も 選び取った無謀も 屈した敗北も 妥協した選択肢も こうならざるを得なかった 昨日を恨むから 次こそ選ぶんだ 僕が許せる僕を 今日を 境界線の向こう側で 足掻く人々 嘆く人々 目にしながら 沈黙することを選択するならば 僕らは共犯者 人たりえたのか 存在価値はいつだって自分の中 個々に宿る銘々の色 胸に抱いたなら 微かに灯る火が 最後の星空と どこか似ていたんだ |
君はまだ夏を知らない七月の風は人見知りしない 車の窓から手を伸ばして握手をする 思い悩みは綺麗さっぱり捨ててしまいたい 嫌味を言うほど人生は長くはない 優しい奴と強い奴は 決して決して矛盾しない そんな事より海が見えたよ 夏が終わってしまう前に 永遠に続ような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか 君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで 泣かせた夜を恨んだとて 躓いた小石を罵るとて 自分自身はどうか憎まないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 辛いことは全部話して なんて言われても気恥ずかしいから口ごもった 日焼けの跡は誇らしげに何かの証 だけど冬には消えてしまうこと僕は知ってる 正直者と利口な奴は 決して決して矛盾しない そんな事より明日どこに行く 夏が終わってしまう前に 星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか 君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで 下らない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて 自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 掌の上の小さいスノードーム 僕から見れば 君の世界は だけどそこには僕が知らない 透明で泥だらけな季節がある 教えてくれよ 綺麗なもの 木の根に埋めた宝物とか 恐ろしい事 恥ずかしい事 僕がとっくに忘れたこと 君の横顔に過去を見たのだ その痛みには身に覚えがあるのだ 君のその全ての一挙手一投足に 思い出と未来が同居して 君の真夏の出演者になって 世界の景色が変わる海辺 季節が留まり永遠ならいいな だって僕はまだ夏を知らない たった七つしか 僕は君との夏を知らない たった七つしか | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 七月の風は人見知りしない 車の窓から手を伸ばして握手をする 思い悩みは綺麗さっぱり捨ててしまいたい 嫌味を言うほど人生は長くはない 優しい奴と強い奴は 決して決して矛盾しない そんな事より海が見えたよ 夏が終わってしまう前に 永遠に続ような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか 君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで 泣かせた夜を恨んだとて 躓いた小石を罵るとて 自分自身はどうか憎まないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 辛いことは全部話して なんて言われても気恥ずかしいから口ごもった 日焼けの跡は誇らしげに何かの証 だけど冬には消えてしまうこと僕は知ってる 正直者と利口な奴は 決して決して矛盾しない そんな事より明日どこに行く 夏が終わってしまう前に 星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか 君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで 下らない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて 自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない たった七つしか 掌の上の小さいスノードーム 僕から見れば 君の世界は だけどそこには僕が知らない 透明で泥だらけな季節がある 教えてくれよ 綺麗なもの 木の根に埋めた宝物とか 恐ろしい事 恥ずかしい事 僕がとっくに忘れたこと 君の横顔に過去を見たのだ その痛みには身に覚えがあるのだ 君のその全ての一挙手一投足に 思い出と未来が同居して 君の真夏の出演者になって 世界の景色が変わる海辺 季節が留まり永遠ならいいな だって僕はまだ夏を知らない たった七つしか 僕は君との夏を知らない たった七つしか |
季節は次々死んでいく季節は次々死んでいく 絶命の声が風になる 色めく街の 酔えない男 月を見上げるのはここじゃ無粋 泥に足もつれる生活に 雨はアルコールの味がした アパシーな目で 彷徨う街で 挙動不審のイノセント 駅前にて 僕が僕と呼ぶには不確かな 半透明な影が生きてる風だ 雨に歌えば 雲は割れるか 賑やかな夏の干涸びた命だ 拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩 最低な日々の 最悪な夢の 残骸を捨てては行けず ここで息絶えようと 後世 花は咲き君に伝う 変遷の詩 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 明日は次々死んでいく 急いても追いつけず過去になる 生き急げ僕ら 灯る火はせつな 生きる意味などは後からつく 君が君でいるには不確かな 不安定な自我が 君を嫌おうと せめて歌えば 闇は晴れるか 根腐れた夢に預かった命だ 拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩 最低な日々の 最悪な夢の 残骸を捨てては行けず ここで息絶えようと 後世 花は咲き君に伝う 変遷の詩 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 疲れた顔に足を引きずって 照り返す夕日に顔をしかめて 行こうか 戻ろうか 悩みはするけど しばらくすれば 歩き出す背中 そうだ行かねばならぬ 何はなくとも生きて行くのだ 僕らは どうせ拾った命だ ここに置いてくよ なけなしの 拝啓 今は亡き過去を想う 望郷の詩 最低な日々が 最悪な夢が 始まりだったと思えば 随分遠くだ どうせ花は散り 輪廻の輪に還る命 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 季節は次々生き返る | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 季節は次々死んでいく 絶命の声が風になる 色めく街の 酔えない男 月を見上げるのはここじゃ無粋 泥に足もつれる生活に 雨はアルコールの味がした アパシーな目で 彷徨う街で 挙動不審のイノセント 駅前にて 僕が僕と呼ぶには不確かな 半透明な影が生きてる風だ 雨に歌えば 雲は割れるか 賑やかな夏の干涸びた命だ 拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩 最低な日々の 最悪な夢の 残骸を捨てては行けず ここで息絶えようと 後世 花は咲き君に伝う 変遷の詩 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 明日は次々死んでいく 急いても追いつけず過去になる 生き急げ僕ら 灯る火はせつな 生きる意味などは後からつく 君が君でいるには不確かな 不安定な自我が 君を嫌おうと せめて歌えば 闇は晴れるか 根腐れた夢に預かった命だ 拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩 最低な日々の 最悪な夢の 残骸を捨てては行けず ここで息絶えようと 後世 花は咲き君に伝う 変遷の詩 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 疲れた顔に足を引きずって 照り返す夕日に顔をしかめて 行こうか 戻ろうか 悩みはするけど しばらくすれば 歩き出す背中 そうだ行かねばならぬ 何はなくとも生きて行くのだ 僕らは どうせ拾った命だ ここに置いてくよ なけなしの 拝啓 今は亡き過去を想う 望郷の詩 最低な日々が 最悪な夢が 始まりだったと思えば 随分遠くだ どうせ花は散り 輪廻の輪に還る命 苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも 季節は次々生き返る |
奇跡今夜生まれてくる命と 死んでしまう命 そして懸命に輝く命と 無駄に生き長らえる僕 「こんな夜は消えてしまいたい」とよく思うけれど お前なんか消えてしまえ 何で今日まで生きてたんだ 無駄じゃないって思いたくて 此処まで無理して走ったんだ この先もそうするつもりだよ それも無駄になったらどうしよう 「こんな夜は消えて しまいたい」とよく思うけれど 今終わったら全部が無駄で 何か残したくて生きる 正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来 今は走るだけ 生まれた事が 奇跡だったら 息をするのも 奇跡 奇跡 ここで笑うか 泣き喚こうが どっちにしても 奇跡 奇跡 色んな事が起こるものさ 長く生きりゃそれに伴って 嬉しい事楽しかった事 もちろん逆も同じ数だけ 「こんなはずじゃない」と 思うのは僕らの傲慢で 引き金になった出来事が 過去には無数に存在する それを一々悔やんだって 今更どうにもなりはしない 核心はもっと深いところ 僕が生まれた所以に至る 父と母の出会いから もっと言えばその血筋から そして最後に行き着く場所は 宇宙の始まり その確率 愛してます その気持ちは どっからやって来て 何処へ消えるんだろう 何故消えるんだろう 愛されたのが 奇跡だったら 愛した事も 奇跡 奇跡 幸せだった それでよかった 後悔しない 奇跡 奇跡 唇噛み締めて自分の無力さになす術もなく 泣いた悔しさ 身体半分持ってかれるような 別れの痛みとその寂しさ それさえも奇跡だと言えたなら 思えたなら 無価値な事も特別になる ありのままで奇跡だから 生きてる事が 奇跡だったら つまずいたのも 奇跡 奇跡 歩き出すのも 諦めるのも 好きにさせろよ 奇跡 奇跡 つまずいたのが 奇跡だったら このもやもやも 奇跡 奇跡 立ち向かうのも 引き返すのも 僕らの答え 奇跡 奇跡 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 今夜生まれてくる命と 死んでしまう命 そして懸命に輝く命と 無駄に生き長らえる僕 「こんな夜は消えてしまいたい」とよく思うけれど お前なんか消えてしまえ 何で今日まで生きてたんだ 無駄じゃないって思いたくて 此処まで無理して走ったんだ この先もそうするつもりだよ それも無駄になったらどうしよう 「こんな夜は消えて しまいたい」とよく思うけれど 今終わったら全部が無駄で 何か残したくて生きる 正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来 今は走るだけ 生まれた事が 奇跡だったら 息をするのも 奇跡 奇跡 ここで笑うか 泣き喚こうが どっちにしても 奇跡 奇跡 色んな事が起こるものさ 長く生きりゃそれに伴って 嬉しい事楽しかった事 もちろん逆も同じ数だけ 「こんなはずじゃない」と 思うのは僕らの傲慢で 引き金になった出来事が 過去には無数に存在する それを一々悔やんだって 今更どうにもなりはしない 核心はもっと深いところ 僕が生まれた所以に至る 父と母の出会いから もっと言えばその血筋から そして最後に行き着く場所は 宇宙の始まり その確率 愛してます その気持ちは どっからやって来て 何処へ消えるんだろう 何故消えるんだろう 愛されたのが 奇跡だったら 愛した事も 奇跡 奇跡 幸せだった それでよかった 後悔しない 奇跡 奇跡 唇噛み締めて自分の無力さになす術もなく 泣いた悔しさ 身体半分持ってかれるような 別れの痛みとその寂しさ それさえも奇跡だと言えたなら 思えたなら 無価値な事も特別になる ありのままで奇跡だから 生きてる事が 奇跡だったら つまずいたのも 奇跡 奇跡 歩き出すのも 諦めるのも 好きにさせろよ 奇跡 奇跡 つまずいたのが 奇跡だったら このもやもやも 奇跡 奇跡 立ち向かうのも 引き返すのも 僕らの答え 奇跡 奇跡 |
感情道路七号線生きるために死んで 享楽にえずいて 欲しいのは機関銃 恐れと己の 顔面撃ち抜いて 僕の雲を抱いて 偲ぶは7号線 友よ、この歌を歌うな 環状線に鯨 排気ガスを吸って孤独に遊泳 スターフォール 墜落したホームセンター それか確か僕の無名 この街には何故かポスト見当たらないのは 誰も伝えたいことなんて無くなったから サイレンが非常事態を叫ぶ毎日 ならば生きる為に叫べアイデンティティ 不許可の心携えた者の末路に 病める血気に頬が赤く染まるのを見た 大切なものは変わらず今日も手の中 毎夜確かめる変わらず今日も手の中 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 生きるために死んで 享楽にえずいて 欲しいのは機関銃 恐れと己の 顔面撃ち抜いて 僕の雲を抱いて 偲ぶは7号線 友よ、この歌を歌うな 環状線に鯨 排気ガスを吸って孤独に遊泳 スターフォール 墜落したホームセンター それか確か僕の無名 この街には何故かポスト見当たらないのは 誰も伝えたいことなんて無くなったから サイレンが非常事態を叫ぶ毎日 ならば生きる為に叫べアイデンティティ 不許可の心携えた者の末路に 病める血気に頬が赤く染まるのを見た 大切なものは変わらず今日も手の中 毎夜確かめる変わらず今日も手の中 |
カルマどうかあの娘を救って 地球が落とした暗幕に 星座の落書きをする子供達は コンクリートのベッドでアフリカゾウの夢を見る 輸送トラックの荷台で悪路に身を揺らしながら 廃墟に沈む夕日を眺める兵士は 荒れ果てた世界を吹き抜ける 生ぬるい夏の風にさえ 故郷を思うのだろう 朝市の喧騒の中 健気に笑うあの娘を どうか救ってください 愛と金と宗教に 折り合いをつけられなかった僕達は 理想郷を探すのを止めた 愛に飢えて 金に飢えて 神様に飢えて 盗みを働くのは悪だと誰が言えるのだろう ましてやそれが果物の 一つや二つ だとて ましてやそれが人の命の 一つや二つ だとて 窓を開けて 夏の風だ 星が綺麗な夜に 月を眺めては物思うけれど あれにも値札がついてるって話だぜ 流れ星にだって うかうか願いをかけていられやしない そんな時代になりました この街の上空をミサイルが飛んで言ったって ラジオのパーソナリティーが言う 優しいラブソングをBGMに ラジオのパーソナリティーが言う どうかあの娘を救って 食うか食われるかで世界は回るのだと 無粋なトカゲはインタビュアーに語るのだが 巧言に勇み立つその尻尾が今まさに かじりつかれている事に気付いていない それを滑稽だと笑う僕等も つまり むなしい競争の延長線上 不意に手渡されるバトンを 受け取ってしまったのだ フラッシュに照らされたインタビュアーの顔は 笑っている様にさえ見えたのです 窓を開けて 夏の風だ 奪った奴から 奪い取れというのなら きっと最後には誰もいなくなる 奪った奴を許せと言うのなら きっと盗人ばかりの世界になる いや そもそも僕らは皆 盗人だ この世界で生きるって事は すでに 罰なのかもしれない 夜道を照らすのは 大気圏で燃え尽きた宇宙船が 最後に放った光 あの娘はふと空を見上げて 今日も何かを祈るのです ボタンのかけ違いで 敵か見方か 殺す側か殺される側か 野山に咲く花もあれば アスファルトに咲く花もある 僕らが願うのは 唯一つ 幸せになりたいって事 それがほしくて もがいて もがいて もがいて 奪って 奪って 奪って 奪って それでも笑って生きていたいと健気に 海の風に微笑むあの娘は 愛する人が銃で撃たれたことを まだ知らない どうかあの娘を救って | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | どうかあの娘を救って 地球が落とした暗幕に 星座の落書きをする子供達は コンクリートのベッドでアフリカゾウの夢を見る 輸送トラックの荷台で悪路に身を揺らしながら 廃墟に沈む夕日を眺める兵士は 荒れ果てた世界を吹き抜ける 生ぬるい夏の風にさえ 故郷を思うのだろう 朝市の喧騒の中 健気に笑うあの娘を どうか救ってください 愛と金と宗教に 折り合いをつけられなかった僕達は 理想郷を探すのを止めた 愛に飢えて 金に飢えて 神様に飢えて 盗みを働くのは悪だと誰が言えるのだろう ましてやそれが果物の 一つや二つ だとて ましてやそれが人の命の 一つや二つ だとて 窓を開けて 夏の風だ 星が綺麗な夜に 月を眺めては物思うけれど あれにも値札がついてるって話だぜ 流れ星にだって うかうか願いをかけていられやしない そんな時代になりました この街の上空をミサイルが飛んで言ったって ラジオのパーソナリティーが言う 優しいラブソングをBGMに ラジオのパーソナリティーが言う どうかあの娘を救って 食うか食われるかで世界は回るのだと 無粋なトカゲはインタビュアーに語るのだが 巧言に勇み立つその尻尾が今まさに かじりつかれている事に気付いていない それを滑稽だと笑う僕等も つまり むなしい競争の延長線上 不意に手渡されるバトンを 受け取ってしまったのだ フラッシュに照らされたインタビュアーの顔は 笑っている様にさえ見えたのです 窓を開けて 夏の風だ 奪った奴から 奪い取れというのなら きっと最後には誰もいなくなる 奪った奴を許せと言うのなら きっと盗人ばかりの世界になる いや そもそも僕らは皆 盗人だ この世界で生きるって事は すでに 罰なのかもしれない 夜道を照らすのは 大気圏で燃え尽きた宇宙船が 最後に放った光 あの娘はふと空を見上げて 今日も何かを祈るのです ボタンのかけ違いで 敵か見方か 殺す側か殺される側か 野山に咲く花もあれば アスファルトに咲く花もある 僕らが願うのは 唯一つ 幸せになりたいって事 それがほしくて もがいて もがいて もがいて 奪って 奪って 奪って 奪って それでも笑って生きていたいと健気に 海の風に微笑むあの娘は 愛する人が銃で撃たれたことを まだ知らない どうかあの娘を救って |
空っぽの空に潰される受け取った手紙が増えすぎて 自分の荷物は捨てていった 満たされた気持ちになって その実また空っぽだ お金は多い方がいい 友達は多い方がいい 安心も多い方がいい 結局幸福とはなんだ 必ず死ぬと書いて必死 夢の中と書いて夢中 まさに必死で夢中になって 僕らは季節を駆け抜けた 怪我ばっかりが増えたけれど 痛ぇと笑える仲間が居た 昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 巡り巡る季節は素っ気無い それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 結局人間ってのは 一つや二つの欠落はある 何かが足りないと思うか 何かが必要と思うか 最低限の荷物はある 僕にはこれで十分すぎる もう一度僕は駆けてみよう 必死で夢中に駆けてみよう 今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが 嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 愛した人や物はあっけない それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか 死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中 恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ その間に 何が出来るの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 受け取った手紙が増えすぎて 自分の荷物は捨てていった 満たされた気持ちになって その実また空っぽだ お金は多い方がいい 友達は多い方がいい 安心も多い方がいい 結局幸福とはなんだ 必ず死ぬと書いて必死 夢の中と書いて夢中 まさに必死で夢中になって 僕らは季節を駆け抜けた 怪我ばっかりが増えたけれど 痛ぇと笑える仲間が居た 昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 巡り巡る季節は素っ気無い それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 結局人間ってのは 一つや二つの欠落はある 何かが足りないと思うか 何かが必要と思うか 最低限の荷物はある 僕にはこれで十分すぎる もう一度僕は駆けてみよう 必死で夢中に駆けてみよう 今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが 嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 名残惜しさも無くさよなら 愛した人や物はあっけない それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される 弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか 死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中 恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ 楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ 虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて 暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ その間に 何が出来るの? 教えて 教えて 空っぽの空に潰される |
鴉と白鳥際立って透明な 霜が降りる頃 鴉の目玉は瑠璃色 凍てつく寄る辺ない夜を 忌々しく睨み続けたから 街へ降りれば石を投げられて 森では鼻摘まみ者 ほとほと疲れて逃げ込む 納屋で憂鬱を育てた 愛されたいと願うことを 恥じてしまうには十分だった この長い孤独は この羽根が黒く染まってしまったのは 妬みで黒ずんだ泉に浸したから 声が酷くしゃがれてしまったのは 憎たらしい人生を 夜通し罵り続けたから 失意のほとりで 出会ったあの人は 桑の実の紅い目玉と白い羽根 陽の光集め 故郷へ帰る旅路の途中 普通じゃないのは人と違うから 人と違う二人が揃えば 僕らだけの普通 その羽根が白く空にはためくのは 故郷の雪景色の天鵞絨を纏うから 僕らきっとどこか似ていた それはこの地上で 同じ痛みに集うから 「ここにいるべきじゃないよ もっと相応しい場所があるよ」 君はそう言い旅に戻った 白い羽根が空に際立った 同じ色に交れば普通で 他に交れば僕ら除け者 所在変われど僕は変わらず僕である この羽根と等しく そんな僕を僕は誇るよ この羽根が黒く 忌まわしくはためくのは 僕が僕である痛みに羽ばたくから 声が酷く耳障りなのは 憎たらしい人生を 未だに罵り続けるから 際立って透明な 霜が降りる頃 白鳥の目玉は紅色 旅路のもの懐かしさと 別れた人に泣き腫らすから | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 際立って透明な 霜が降りる頃 鴉の目玉は瑠璃色 凍てつく寄る辺ない夜を 忌々しく睨み続けたから 街へ降りれば石を投げられて 森では鼻摘まみ者 ほとほと疲れて逃げ込む 納屋で憂鬱を育てた 愛されたいと願うことを 恥じてしまうには十分だった この長い孤独は この羽根が黒く染まってしまったのは 妬みで黒ずんだ泉に浸したから 声が酷くしゃがれてしまったのは 憎たらしい人生を 夜通し罵り続けたから 失意のほとりで 出会ったあの人は 桑の実の紅い目玉と白い羽根 陽の光集め 故郷へ帰る旅路の途中 普通じゃないのは人と違うから 人と違う二人が揃えば 僕らだけの普通 その羽根が白く空にはためくのは 故郷の雪景色の天鵞絨を纏うから 僕らきっとどこか似ていた それはこの地上で 同じ痛みに集うから 「ここにいるべきじゃないよ もっと相応しい場所があるよ」 君はそう言い旅に戻った 白い羽根が空に際立った 同じ色に交れば普通で 他に交れば僕ら除け者 所在変われど僕は変わらず僕である この羽根と等しく そんな僕を僕は誇るよ この羽根が黒く 忌まわしくはためくのは 僕が僕である痛みに羽ばたくから 声が酷く耳障りなのは 憎たらしい人生を 未だに罵り続けるから 際立って透明な 霜が降りる頃 白鳥の目玉は紅色 旅路のもの懐かしさと 別れた人に泣き腫らすから |
カラス上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 上空に群れをなして飛ぶカラス 陽が落ちても 今朝からの雪は止まず 僕はと言えば 交互に足踏み 未だ繰り返す それだけの日々には唄を すべからく むつ市の風は 人の気も知らず 馬鹿げた苦悩や 恥を 吹き曝す それを寒いと 嘆くに非ず 偉大で不遜な 慈悲をはらむ 北風にただ姿勢を正す 上空に群れをなして飛ぶカラス 北風に僕は答えを探す |
悲しみ一つも残さないで汽笛が鳴れば素っ気なく もうこれまでと旅ゆく人 泣けば切ない、笑えば尚更 だから悲しみ一つも残さないで 家族と別れ、友と離れ どこで暮らしても僕は僕で そういう考えはやめておけ 生きた轍を君と呼べ ああ大嫌い 悲しい事は なのに僕らさよならばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ できればこっそり出てってくれ 悲しみ一つも残さないで 旅ゆく人は荷物も少なく 望郷、忘れ難き思い出も 始発駅に全部置いてくるから 青森駅は感傷だらけ 夢は夢だとうそぶいた 叶えてこその夢だと誰かが言った 夢を終えた奴らに耳を貸すな 君の夢なら 君が夢見ろ ああ大嫌い 苦しい事は なのに僕ら戦ってばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ できればこっそり出てってくれ 悲しみ一つも残さないで 戦う人よ傷を癒せ 道半ばで倒れる事なかれ 「命など惜しくない」と言うが 君を惜しむ人がここにいる 先は長いが終わりは早い 焦りはじめてからが始まりだ その先の事は僕も知らない 言いたい事はこれで全部 ああ大嫌い 寂しい事は なのに僕ら旅立ってばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ 汽笛が鳴るから僕も行くよ 悲しみ一つも残さないで 悲しみ一つも残さないで | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 汽笛が鳴れば素っ気なく もうこれまでと旅ゆく人 泣けば切ない、笑えば尚更 だから悲しみ一つも残さないで 家族と別れ、友と離れ どこで暮らしても僕は僕で そういう考えはやめておけ 生きた轍を君と呼べ ああ大嫌い 悲しい事は なのに僕らさよならばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ できればこっそり出てってくれ 悲しみ一つも残さないで 旅ゆく人は荷物も少なく 望郷、忘れ難き思い出も 始発駅に全部置いてくるから 青森駅は感傷だらけ 夢は夢だとうそぶいた 叶えてこその夢だと誰かが言った 夢を終えた奴らに耳を貸すな 君の夢なら 君が夢見ろ ああ大嫌い 苦しい事は なのに僕ら戦ってばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ できればこっそり出てってくれ 悲しみ一つも残さないで 戦う人よ傷を癒せ 道半ばで倒れる事なかれ 「命など惜しくない」と言うが 君を惜しむ人がここにいる 先は長いが終わりは早い 焦りはじめてからが始まりだ その先の事は僕も知らない 言いたい事はこれで全部 ああ大嫌い 寂しい事は なのに僕ら旅立ってばかり どこにも行かないで ずっとこの町で暮らして 歳をとって死ぬまで 笑って生きてたいよ 汽笛が鳴るから僕も行くよ 悲しみ一つも残さないで 悲しみ一つも残さないで |
かつて焼け落ちた町世界中どこでも暮れる ありふれた夕日が 特別になったのは 僕らの育った町 知ってしまったから ここはかつて焼け落ちた町 笑えよ 泣けよ歌えよ 言葉は下らない 未来には届かない 僕らが頭を抱える 人生という旅路は帰り道 死ぬまでの 毛布に包まって 静寂の音に震え 花芽吹いて森が茂って 人が増えて集落となって それを戦火が全部さらって それに泣いてまた立ち上がって 人が集えばそこが町で いい人、悪い人もはらんで いがみ合って 愛し合って それを人は生活と呼んで 額に汗、騙し騙され 食う為には友も裏切って 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らが耳を澄ませる 海原には祈りが 沈んでるかもしれない 僕らが暮らしてる土地 そこには屍が 埋まってるかもしれない 歴史は繰り返し 土だけがそれを見ている たかが百年生きぬ癖に 生きる死ぬに悩みは尽きない 喜びの歌は未だ止まぬ 悲しみの歌もまた然り 陽が昇ったらそこが朝で 呼んでもないのに明けやがって 悩んだって 辛くたって 朝日の中、命たずさえて 人と人とが家庭になって そこで僕ら産声を上げて 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 人が集えばそこが町で それを戦火が全てさらって 青森空襲で焼け野原 瓦礫の中、焚き火に集って 人が集えばそこが町で 怒りも悲しみも持ち寄って 「この子だけはどうか助かって」 それが僕の親父の親父で 君が居るからここが家で 家があるから僕らの町で 生活して 歳をとって 朝日の中仕事に向かって 突然の悲劇に泣いたって 人と人とで慰めあって 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らの町 ここが僕らの町 ここが僕らの町 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 世界中どこでも暮れる ありふれた夕日が 特別になったのは 僕らの育った町 知ってしまったから ここはかつて焼け落ちた町 笑えよ 泣けよ歌えよ 言葉は下らない 未来には届かない 僕らが頭を抱える 人生という旅路は帰り道 死ぬまでの 毛布に包まって 静寂の音に震え 花芽吹いて森が茂って 人が増えて集落となって それを戦火が全部さらって それに泣いてまた立ち上がって 人が集えばそこが町で いい人、悪い人もはらんで いがみ合って 愛し合って それを人は生活と呼んで 額に汗、騙し騙され 食う為には友も裏切って 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らが耳を澄ませる 海原には祈りが 沈んでるかもしれない 僕らが暮らしてる土地 そこには屍が 埋まってるかもしれない 歴史は繰り返し 土だけがそれを見ている たかが百年生きぬ癖に 生きる死ぬに悩みは尽きない 喜びの歌は未だ止まぬ 悲しみの歌もまた然り 陽が昇ったらそこが朝で 呼んでもないのに明けやがって 悩んだって 辛くたって 朝日の中、命たずさえて 人と人とが家庭になって そこで僕ら産声を上げて 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 人が集えばそこが町で それを戦火が全てさらって 青森空襲で焼け野原 瓦礫の中、焚き火に集って 人が集えばそこが町で 怒りも悲しみも持ち寄って 「この子だけはどうか助かって」 それが僕の親父の親父で 君が居るからここが家で 家があるから僕らの町で 生活して 歳をとって 朝日の中仕事に向かって 突然の悲劇に泣いたって 人と人とで慰めあって 生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町 僕らの町 ここが僕らの町 ここが僕らの町 |
数え歌一つ 人として真っ当に 人愛おしみ、人に失意 瞳に灯を宿すあの人 失せしともしび 夢に等しい 二つ 再び信ずるとて うだつあがらぬ詩にぶら下がり 裏切られた事も恨まぬ 負担を分け合う二人なら 三つ ミミズ腫れの三日月 身を隠すとばり 見つからぬように 四つ 寄る辺ない夜にこそ 僕の名前を呼んでくれ 一つ 二つ ただ悲しかった事 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 嬉しかった事 足し引きゼロで眠りたい夜 五つ いつかの傷も痛む 理屈では癒えぬ感傷と 後悔ですら慈しむ 去り行けば痛みすら愛おしい 六つ 移ろう人も街も むつ市の海辺、過去が映る 無痛でいられぬ人の世に ここだけは嵐もくつろぐ 七つ 懐かしいあの人の名は 夏のたもとに流れて泣いた 八つ 矢継ぎ早、急ぐ四季に 顔も忘れた母の呼び声 一つ 二つ 忘れてしまいたい事 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 消すに消せない事 足し引きゼロで眠りたい 五つ 六つ どうしようもなかった事 悔やんでみたり 開き直ってみたり 七つ 八つ 溢れ出した思い出 全部持っては行けない 明日には 九つ ここまでと、ここから 木漏れ日がコツコツ、ノックする部屋から とうの昔に消し去ったつもり 遠ざかる昨日 とうとうさよなら 一つ 二つ 離れたくなかった人 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 愛してくれた人 足し引きゼロで眠りたい 五つ 六つ 信じきれなかった人 悔やんでみたり 開き直ってみたり 七つ 八つ とめどない思い出 全部持っては行けない 明日には | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 一つ 人として真っ当に 人愛おしみ、人に失意 瞳に灯を宿すあの人 失せしともしび 夢に等しい 二つ 再び信ずるとて うだつあがらぬ詩にぶら下がり 裏切られた事も恨まぬ 負担を分け合う二人なら 三つ ミミズ腫れの三日月 身を隠すとばり 見つからぬように 四つ 寄る辺ない夜にこそ 僕の名前を呼んでくれ 一つ 二つ ただ悲しかった事 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 嬉しかった事 足し引きゼロで眠りたい夜 五つ いつかの傷も痛む 理屈では癒えぬ感傷と 後悔ですら慈しむ 去り行けば痛みすら愛おしい 六つ 移ろう人も街も むつ市の海辺、過去が映る 無痛でいられぬ人の世に ここだけは嵐もくつろぐ 七つ 懐かしいあの人の名は 夏のたもとに流れて泣いた 八つ 矢継ぎ早、急ぐ四季に 顔も忘れた母の呼び声 一つ 二つ 忘れてしまいたい事 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 消すに消せない事 足し引きゼロで眠りたい 五つ 六つ どうしようもなかった事 悔やんでみたり 開き直ってみたり 七つ 八つ 溢れ出した思い出 全部持っては行けない 明日には 九つ ここまでと、ここから 木漏れ日がコツコツ、ノックする部屋から とうの昔に消し去ったつもり 遠ざかる昨日 とうとうさよなら 一つ 二つ 離れたくなかった人 足し算したり 引き算したり 三つ 四つ 愛してくれた人 足し引きゼロで眠りたい 五つ 六つ 信じきれなかった人 悔やんでみたり 開き直ってみたり 七つ 八つ とめどない思い出 全部持っては行けない 明日には |
風に流離い「彼女に振られたんですよ」 と心療内科の先生に 相談したら 自業自得だと説教されて帰された 二度と来るかこのヤブ医者 悪いのは百も承知だ って開き直れる程強くない さながら自己嫌悪の吹きだまり 夢とか希望とか未来は 今の僕にとっては脅しだ その類いの漫画 小説 映画 音楽は資源ゴミ 昔は夢もあるにはあった その夢が枕元でほざく 「おまえじゃ駄目だこの役立たず 特別と思うなゴミ屑」 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 だけどわずかに 忸怩たる思い 生きてるプライドは捨てきれない 遅い夜中に 不意に泣いたり 行ったり来たりのギリギリのサイン 月が夜空に 余裕で浮かび 早く朝よ来いと願うばかり やるしかない所にまで 気付けば追いつめられてたんだ 方法や手段は選べない 凡庸な僕 才能不在 挑んではヘマして悩んで いつからかそれが楽しくて 笑われたのは数限りなく その度ムキになる天の邪鬼 時給幾ら余命切り売り 残された時間に苛立ち 時に裏切られたりしたよ でもそれが糧になりゃ儲け物 失うものなんて何も無い 手にする方が多いくらい 死んだ魚の眼の少年 僕はお前に感謝するぜ 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 必死な奴に 後ろ指差し 嘲笑った奴を見返したい ってのは建前 認められたい が目的のしがない唄うたい 勝ちなんてない 負けなんてない 死ぬまで続く無様な戦い 手を差し伸べてくれた人に ホントに感謝してるんだよ もう少し取って置くべきだろう 鞄一杯のありがとう やるべき事伝えるべき事 怠けりゃそこで途絶える航路 他人ではなく 面目じゃなく 自分の為に今は歌いたい 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 だけど確かに 抗う歌に わずかながら空の光は射し 生きる力に 自ずと変わり 死に切れぬ僕の弁明と成り 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 「彼女に振られたんですよ」 と心療内科の先生に 相談したら 自業自得だと説教されて帰された 二度と来るかこのヤブ医者 悪いのは百も承知だ って開き直れる程強くない さながら自己嫌悪の吹きだまり 夢とか希望とか未来は 今の僕にとっては脅しだ その類いの漫画 小説 映画 音楽は資源ゴミ 昔は夢もあるにはあった その夢が枕元でほざく 「おまえじゃ駄目だこの役立たず 特別と思うなゴミ屑」 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 だけどわずかに 忸怩たる思い 生きてるプライドは捨てきれない 遅い夜中に 不意に泣いたり 行ったり来たりのギリギリのサイン 月が夜空に 余裕で浮かび 早く朝よ来いと願うばかり やるしかない所にまで 気付けば追いつめられてたんだ 方法や手段は選べない 凡庸な僕 才能不在 挑んではヘマして悩んで いつからかそれが楽しくて 笑われたのは数限りなく その度ムキになる天の邪鬼 時給幾ら余命切り売り 残された時間に苛立ち 時に裏切られたりしたよ でもそれが糧になりゃ儲け物 失うものなんて何も無い 手にする方が多いくらい 死んだ魚の眼の少年 僕はお前に感謝するぜ 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 必死な奴に 後ろ指差し 嘲笑った奴を見返したい ってのは建前 認められたい が目的のしがない唄うたい 勝ちなんてない 負けなんてない 死ぬまで続く無様な戦い 手を差し伸べてくれた人に ホントに感謝してるんだよ もう少し取って置くべきだろう 鞄一杯のありがとう やるべき事伝えるべき事 怠けりゃそこで途絶える航路 他人ではなく 面目じゃなく 自分の為に今は歌いたい 夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体 だけど確かに 抗う歌に わずかながら空の光は射し 生きる力に 自ずと変わり 死に切れぬ僕の弁明と成り 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い 風に流離い 理解し難い と言われても他に道など無い |
風邪37度の微熱 もんどりうったソファーに亀裂 彼女の長い髪の毛 それで心を縛って祈れ 背後霊 どこにも飛んでかない様に もうふらふらしない様に 待合室で嘔吐した病院 人生汚してこそフィロソフィー やりたいこと やりたくないこと やれること やれないこと 面倒くさくなってほっぽって 選択肢すらなくしちゃって 運命なんて他に選択肢が無かったってだけ 必然なんてなんとなくなるようになったってだけ ごめんちょっと調子が悪いだけなんだよ本当に かれこれ数時間 便器にしがみついて 朦朧とうわ言 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 37度の微熱 もんどりうったソファーに亀裂 彼女の長い髪の毛 それで心を縛って祈れ 背後霊 どこにも飛んでかない様に もうふらふらしない様に 待合室で嘔吐した病院 人生汚してこそフィロソフィー やりたいこと やりたくないこと やれること やれないこと 面倒くさくなってほっぽって 選択肢すらなくしちゃって 運命なんて他に選択肢が無かったってだけ 必然なんてなんとなくなるようになったってだけ ごめんちょっと調子が悪いだけなんだよ本当に かれこれ数時間 便器にしがみついて 朦朧とうわ言 |
カシオピア係留所生後間もない詩を引き連れ 桑の枝に旋律を括り付け 制服の丈に似合わない 言葉らを鞄に忍ばせて カシオピア係留所の灯りの下 逃れられない君の影の常に逆に 進むべき光 生まれながらに記されてた 足元にある宇宙の影絵 カシオピア係留所の灯りの下 秘めた意志 急かす未知 受け取って手渡すこと 身を焦がした この好奇心が身を滅ぼすと 知ったとしても 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら この痛みだけは彼らと似ている 躊躇せず それを書き足せ その痛みは共通言語だ 夜空を塞ぐ星座に睨まれて 大きなものの一部だと悟った だけど迷い、選ぶ意志は 自分の中にあると知って カシオピア係留所の灯りの下 届かないならそれでいい 果たせないことが辛いよ 願うことも吹き消したとき 訪れた闇 でも本当は 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 長い旅路 多くの涙と 苦悩の果てに やっと見つけた 原型も時に 容易く盗まれて 痛てえと笑い それを書き足せ その痛みは共通言語だ それはまだ空が語る以前の 願い達が残した書置き 痛みの堆積が歴史だ それが僕らの最初の武器 カシオピア係留所の灯りの下 息を止めないで どうせ灰になるなら いっそ燃やして 駆動する鼓動 残さず遺す 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら それに立つこの言葉は 過去の誰とも違う 自惚れて それを書き足せ その痛みは共通言語だ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 生後間もない詩を引き連れ 桑の枝に旋律を括り付け 制服の丈に似合わない 言葉らを鞄に忍ばせて カシオピア係留所の灯りの下 逃れられない君の影の常に逆に 進むべき光 生まれながらに記されてた 足元にある宇宙の影絵 カシオピア係留所の灯りの下 秘めた意志 急かす未知 受け取って手渡すこと 身を焦がした この好奇心が身を滅ぼすと 知ったとしても 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら この痛みだけは彼らと似ている 躊躇せず それを書き足せ その痛みは共通言語だ 夜空を塞ぐ星座に睨まれて 大きなものの一部だと悟った だけど迷い、選ぶ意志は 自分の中にあると知って カシオピア係留所の灯りの下 届かないならそれでいい 果たせないことが辛いよ 願うことも吹き消したとき 訪れた闇 でも本当は 消えたりしなくて どうせ灰になるなら いっそ書きとめて 深く沈める 冷たくなる 胸の奥の方 胸の奥の方 長い旅路 多くの涙と 苦悩の果てに やっと見つけた 原型も時に 容易く盗まれて 痛てえと笑い それを書き足せ その痛みは共通言語だ それはまだ空が語る以前の 願い達が残した書置き 痛みの堆積が歴史だ それが僕らの最初の武器 カシオピア係留所の灯りの下 息を止めないで どうせ灰になるなら いっそ燃やして 駆動する鼓動 残さず遺す 胸の奥の方 胸の奥の方 この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら それに立つこの言葉は 過去の誰とも違う 自惚れて それを書き足せ その痛みは共通言語だ |
帰ってこいよ稲穂が揺れる田舎の風は 置いてきぼりの季節の舌打ちか溜め息 駅の待合室でうらぶれて 誰彼構わず 憂鬱にする 憂鬱にする どうせ出てくつもりなんだろ この町ではみんなそう 決意は揺るがないか 迷いなどはないか 故郷を捨てるつもりか 気に病むな、それでいい 振り向くな 立ち止まるな 花、そぞろ芽吹くとも、芽吹かざるとも 幼い頃に遊んだ校舎の壁が ひび割れた分僕らも傷ついた ガードレール ゴールポスト 漁港のはしけ この町は何もかも錆び付いて 美しい思い出なんてあるものか 記憶の中じゃ泣いて挫けてばかり この町が嫌いだとみんな言うが 早く出ていくんだと決まって言うが 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも 君のその愚直な心は 満員電車などに潰されたりはしないのだろうが 額に汗 将来 野望 人間関係 地下鉄の路線図みたいにこんがらがって 信頼出来る人が傍にいるならいい 愛する人ができたなら尚更いい 孤独が悪い訳じゃない ただ人は脆いものだから すがるものは多い方がいい 真っ黒な夜 真っ黒な夜でこそ思い出せ 生まれた町を 今年も花が咲いたよ 遠くで鳴る境内の祭り囃子 君が居なくたって夏は過ぎるけど 知らせ無くとも 今か今かと 待ち人の面影に振り返り 祭りの後、闇と静寂が落ちて 砂浜に花火と狂騒の残骸 季節巡れど心は止まったまま 君が出てったあの時のまま 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも 菜の花畑の風車 コンビニも出来て 分校の校舎も建て替えられて あれから大分経った この町も様変わりしたよ 勤め先は相変わらずないから 若い奴らはみんな出ていった 昔よく遊んだあの公園も 今年取り壊されるってさ 夢を叶えたって胸を張ろうが やっぱ駄目だったって恥じらおうが 笑って会えるならそれでいい 偉くならなくたってそれでいい ビルの谷間勇ましく歩く君が 陽に照らされた姿を想うのだ 忙しくしてんならしょうがないか 納得できるまで好きにしろ 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 稲穂が揺れる田舎の風は 置いてきぼりの季節の舌打ちか溜め息 駅の待合室でうらぶれて 誰彼構わず 憂鬱にする 憂鬱にする どうせ出てくつもりなんだろ この町ではみんなそう 決意は揺るがないか 迷いなどはないか 故郷を捨てるつもりか 気に病むな、それでいい 振り向くな 立ち止まるな 花、そぞろ芽吹くとも、芽吹かざるとも 幼い頃に遊んだ校舎の壁が ひび割れた分僕らも傷ついた ガードレール ゴールポスト 漁港のはしけ この町は何もかも錆び付いて 美しい思い出なんてあるものか 記憶の中じゃ泣いて挫けてばかり この町が嫌いだとみんな言うが 早く出ていくんだと決まって言うが 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも 君のその愚直な心は 満員電車などに潰されたりはしないのだろうが 額に汗 将来 野望 人間関係 地下鉄の路線図みたいにこんがらがって 信頼出来る人が傍にいるならいい 愛する人ができたなら尚更いい 孤独が悪い訳じゃない ただ人は脆いものだから すがるものは多い方がいい 真っ黒な夜 真っ黒な夜でこそ思い出せ 生まれた町を 今年も花が咲いたよ 遠くで鳴る境内の祭り囃子 君が居なくたって夏は過ぎるけど 知らせ無くとも 今か今かと 待ち人の面影に振り返り 祭りの後、闇と静寂が落ちて 砂浜に花火と狂騒の残骸 季節巡れど心は止まったまま 君が出てったあの時のまま 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも 菜の花畑の風車 コンビニも出来て 分校の校舎も建て替えられて あれから大分経った この町も様変わりしたよ 勤め先は相変わらずないから 若い奴らはみんな出ていった 昔よく遊んだあの公園も 今年取り壊されるってさ 夢を叶えたって胸を張ろうが やっぱ駄目だったって恥じらおうが 笑って会えるならそれでいい 偉くならなくたってそれでいい ビルの谷間勇ましく歩く君が 陽に照らされた姿を想うのだ 忙しくしてんならしょうがないか 納得できるまで好きにしろ 帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも |
海洋生命水を売るならば乾燥した砂漠で 安心を売るならば干からびた不安へ 不安がないならば、電波でばらまいて 強迫観念の砂漠を各地にばらまいて 目を閉じて、良心は「痛くない」と笑った 耳を塞ぎ、疑念も秋の凪さながら 口を閉ざし、譲歩と同調を患った 巻かれた長いもので首を括るつもりか あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 狂乱の時代の舞台装置の添え木 馬鹿な振りして強引に引っこ抜くポエジー 価値観は眼差し メッセージは刃先 突き動かす幼い報われぬ日の形見 奪われたから奪うじゃ脱せない円環 許すことで得るはず 相応な哲学 降下する深海は母親のメタファー 存在の喘鳴を絶え絶え燃え上がらす あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 父さん母さんもう悲しくなんかありません 泣きわめく代わりに慟哭を書き溜める ここはゴミ捨て場 切望たちの墓場 虐げられた同士達が集う洞穴 傷を舐め合う時代は過ぎているとっくに 醸造された憤りを回し飲む同類 死に物狂い おためごかしの警告無視 乱射する弾丸が射貫いたのは虚無主義 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 水を売るならば乾燥した砂漠で 安心を売るならば干からびた不安へ 不安がないならば、電波でばらまいて 強迫観念の砂漠を各地にばらまいて 目を閉じて、良心は「痛くない」と笑った 耳を塞ぎ、疑念も秋の凪さながら 口を閉ざし、譲歩と同調を患った 巻かれた長いもので首を括るつもりか あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 狂乱の時代の舞台装置の添え木 馬鹿な振りして強引に引っこ抜くポエジー 価値観は眼差し メッセージは刃先 突き動かす幼い報われぬ日の形見 奪われたから奪うじゃ脱せない円環 許すことで得るはず 相応な哲学 降下する深海は母親のメタファー 存在の喘鳴を絶え絶え燃え上がらす あの青年は 海洋生命か 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 父さん母さんもう悲しくなんかありません 泣きわめく代わりに慟哭を書き溜める ここはゴミ捨て場 切望たちの墓場 虐げられた同士達が集う洞穴 傷を舐め合う時代は過ぎているとっくに 醸造された憤りを回し飲む同類 死に物狂い おためごかしの警告無視 乱射する弾丸が射貫いたのは虚無主義 惑星の壊死、海の生い立ち 折れ線グラフと蟻の自害 神経拒食ニルアドミラリ 良心の銃創 飢餓と畏怖の商業地帯 切断と盲信のクチナシ 性は集団主義に串刺し 悪心の水槽 |
終わりで始まりいつもの帰り道ふと 見上げたいつもの夜空 なぜだか あの頃とは違って見えたんだ そうだな ぼくも 少しはまともになれたかな いや そうでもないか 今も変わらず 上手く笑えない毎日です あの頃の仲間も 無茶はしなくなった そりゃそうだ あいつも 立派な父親だもんな 部屋の中で死にそうな 顔をしていた僕も 今じゃこんな歌も歌えるようになった 友達のおかげで立ってるんだ 家族のおかげで歩けるんだ あなたのおかげで生きてるんだ 「ありがとう」なんて言いたかねぇや でもさ いつか僕らが離れ離れになる その時だって笑っていたい 塞ぎ込んだ過去も正しかったと 言い張るために笑っていたい それだけでいつかの 叶わなかった夢も ただの過ぎた景色になるんだ 結局空っぽのままのこの手を 僕らは大きく振りあって 答えさえ見つけられなかった目に 涙を溜めてさよならして 悲しむな これがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり この世界はそれほど 綺麗なもんじゃないけどさ そんなに急いで出て行く 事は無いじゃないか 僕等の期待を 世界はよく裏切るけれど 期待していなかった喜びに 時々出会えるんだ 裏切られた事に胸をはるんだ 信じようとした証拠なんだ 疑った分だけ損したんだ 「傷ついた」なんて言いたかねぇや だから この先何があったって僕らは 振り向かずに走って生きたい つまずいた昨日も助走だったと 言い張るため走って生きたい それだけで 僕らの笑えない思い出も ただの笑い話になるんだ あの時ついに崩れ落ちた膝で 暗闇の中 駆け抜けて あの時砂を握った掌で 確かな物を掴みたくて 分かるだろう これがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり 日々が過ぎて 年が過ぎて 大切な人達が過ぎて 急がなくちゃ 急がなくちゃ なんだか焦って つまずいて もう駄目だ 動けねぇよ うずくまってても時は過ぎて 考えて 考えて やっと僕は僕を肯定して 立ち上がって 走り出して その時見上げたいつもの空 あの頃とは違って見えたんだ あの日の未来を生きてるんだ 全てを無駄にしたくないよ 間違いなんて無かったよ 今の僕を支えてるのは あの日挫けてしまった僕だ 「ありがとう」とか「愛しています」とか 分からないけど歌っていたい 信じてくれたあなたは正しかったと 言い張る為に歌っていたい それだけだ 僕の背中を押すのは あなたが喜んでくれる顔 あの時伸ばし続けたこの腕で 大きくギターかき鳴らして あの時何も言えなかった口で 下手くそな歌を 叫んで いつだって ここがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | いつもの帰り道ふと 見上げたいつもの夜空 なぜだか あの頃とは違って見えたんだ そうだな ぼくも 少しはまともになれたかな いや そうでもないか 今も変わらず 上手く笑えない毎日です あの頃の仲間も 無茶はしなくなった そりゃそうだ あいつも 立派な父親だもんな 部屋の中で死にそうな 顔をしていた僕も 今じゃこんな歌も歌えるようになった 友達のおかげで立ってるんだ 家族のおかげで歩けるんだ あなたのおかげで生きてるんだ 「ありがとう」なんて言いたかねぇや でもさ いつか僕らが離れ離れになる その時だって笑っていたい 塞ぎ込んだ過去も正しかったと 言い張るために笑っていたい それだけでいつかの 叶わなかった夢も ただの過ぎた景色になるんだ 結局空っぽのままのこの手を 僕らは大きく振りあって 答えさえ見つけられなかった目に 涙を溜めてさよならして 悲しむな これがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり この世界はそれほど 綺麗なもんじゃないけどさ そんなに急いで出て行く 事は無いじゃないか 僕等の期待を 世界はよく裏切るけれど 期待していなかった喜びに 時々出会えるんだ 裏切られた事に胸をはるんだ 信じようとした証拠なんだ 疑った分だけ損したんだ 「傷ついた」なんて言いたかねぇや だから この先何があったって僕らは 振り向かずに走って生きたい つまずいた昨日も助走だったと 言い張るため走って生きたい それだけで 僕らの笑えない思い出も ただの笑い話になるんだ あの時ついに崩れ落ちた膝で 暗闇の中 駆け抜けて あの時砂を握った掌で 確かな物を掴みたくて 分かるだろう これがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり 日々が過ぎて 年が過ぎて 大切な人達が過ぎて 急がなくちゃ 急がなくちゃ なんだか焦って つまずいて もう駄目だ 動けねぇよ うずくまってても時は過ぎて 考えて 考えて やっと僕は僕を肯定して 立ち上がって 走り出して その時見上げたいつもの空 あの頃とは違って見えたんだ あの日の未来を生きてるんだ 全てを無駄にしたくないよ 間違いなんて無かったよ 今の僕を支えてるのは あの日挫けてしまった僕だ 「ありがとう」とか「愛しています」とか 分からないけど歌っていたい 信じてくれたあなたは正しかったと 言い張る為に歌っていたい それだけだ 僕の背中を押すのは あなたが喜んでくれる顔 あの時伸ばし続けたこの腕で 大きくギターかき鳴らして あの時何も言えなかった口で 下手くそな歌を 叫んで いつだって ここがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり |
おもろうてやがて悲しき東口くそ暑い新宿のど真ん中でふいに眼球にしがみ付く映像 浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに キャバクラの女が乗ったタクシーに下敷きの社会性に命中 遺失物係に忘れられた新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス 地平線に浮かぶ巨大な顔 酔っ払った東京がたむろして おもろうてやがて悲しき東口 孤独になれない僕らの弱さ 誰に向けるでもないカラシニコフ 孤独になれない僕らの弱さ 心に飾って一人歩む | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | くそ暑い新宿のど真ん中でふいに眼球にしがみ付く映像 浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに キャバクラの女が乗ったタクシーに下敷きの社会性に命中 遺失物係に忘れられた新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス 地平線に浮かぶ巨大な顔 酔っ払った東京がたむろして おもろうてやがて悲しき東口 孤独になれない僕らの弱さ 誰に向けるでもないカラシニコフ 孤独になれない僕らの弱さ 心に飾って一人歩む |
エンディングテーマこんなに空が青いのは ちょっと勿体ないな 少し曇ってるくらいの方が 丁度いいよな 真っ白な病室の 窓の向こうでは そろそろ桜も咲くんだろうけどな 満たされていたいって いつも思うけれど 満たされていないからこその 願う力 腹が減ってる時の 食欲みたいな物 あなたはどうか大事にしてね 失う事に慣れたりしなかった 最後まで僕は悲しい人間でした だけどそれと引き換えに 僕は願うのです 生きて 生きて 生きていたいよ 僕が死んだら 流れ出すエンドロール 僕が主演の 青春群像 お世話になった人達の 名前がずらっと並べば 何時間掛かるか分からないや そんな事考えると ちょっと笑えてくるよな だからエンディングテーマはこんなもんだろ 幼い頃飼ってたペットが死んだとき あまりの悲しさに 出会わなきゃ良かったと思った 手にする喜びと 失う悲しみ 天秤にかけるのは 馬鹿げたことです 偉そうな事を言ったりしてごめんな 本当に僕が言いたい事は つまり 僕の中で生きている 僕が愛したもの達みたいに あなたの中で生きていたいよ 僕が死んだら 流れ出すエンドロール 人はそれぞれ 日常に戻って ふとした時に思い出して 欲しいけどさ 我ながら名作とは言えないもんな そんな事考えると ちょっと笑えてくるよな だからエンディングテーマはこんなもんだろ 失い続ける事で 何かに必死になれる力が宿るのなら 満たされていないってのは 幸せなのかな だとしたら 今の僕はきっと幸せなんだな なのに 心が痛いよ 涙が止まらないよ あなたが死んだら 流れ出すエンドロール 僕はきっと 脇役だろうな 少し寂しいけれどきっと それでいいんだ あなたが幸せだった 証拠だから 僕が死んだら 流れ出すエンドロール あと18小節のエンディングテーマ あなたの胸に焼きついて 消えないような 気の利いた言葉を 言いたいんだけど そんな事考えてたら もう時間か 最後はやっぱり 「ありがとう」かな | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | こんなに空が青いのは ちょっと勿体ないな 少し曇ってるくらいの方が 丁度いいよな 真っ白な病室の 窓の向こうでは そろそろ桜も咲くんだろうけどな 満たされていたいって いつも思うけれど 満たされていないからこその 願う力 腹が減ってる時の 食欲みたいな物 あなたはどうか大事にしてね 失う事に慣れたりしなかった 最後まで僕は悲しい人間でした だけどそれと引き換えに 僕は願うのです 生きて 生きて 生きていたいよ 僕が死んだら 流れ出すエンドロール 僕が主演の 青春群像 お世話になった人達の 名前がずらっと並べば 何時間掛かるか分からないや そんな事考えると ちょっと笑えてくるよな だからエンディングテーマはこんなもんだろ 幼い頃飼ってたペットが死んだとき あまりの悲しさに 出会わなきゃ良かったと思った 手にする喜びと 失う悲しみ 天秤にかけるのは 馬鹿げたことです 偉そうな事を言ったりしてごめんな 本当に僕が言いたい事は つまり 僕の中で生きている 僕が愛したもの達みたいに あなたの中で生きていたいよ 僕が死んだら 流れ出すエンドロール 人はそれぞれ 日常に戻って ふとした時に思い出して 欲しいけどさ 我ながら名作とは言えないもんな そんな事考えると ちょっと笑えてくるよな だからエンディングテーマはこんなもんだろ 失い続ける事で 何かに必死になれる力が宿るのなら 満たされていないってのは 幸せなのかな だとしたら 今の僕はきっと幸せなんだな なのに 心が痛いよ 涙が止まらないよ あなたが死んだら 流れ出すエンドロール 僕はきっと 脇役だろうな 少し寂しいけれどきっと それでいいんだ あなたが幸せだった 証拠だから 僕が死んだら 流れ出すエンドロール あと18小節のエンディングテーマ あなたの胸に焼きついて 消えないような 気の利いた言葉を 言いたいんだけど そんな事考えてたら もう時間か 最後はやっぱり 「ありがとう」かな |
俯きヶ丘いつかがまだいつかであったとき 擦り減ったため息を束ねては積んだ 車両倉庫の雨音に 昔日の車輪は錆びて軋むばかり 昨日が愛おしいと泣いたら 昨日はそのまま意味で過去となった 自分を許すことに骨が折れる そういう風にできてないって 歯車と歯車が悲鳴を上げる サイズ違いの平日に 袖を通す夜行性の虫 国境を越えることを夢見て その短い手足を痙攣させて ああ我が故郷の 遠きエアレンデル 置いてきてしまった 未熟な涙が スペクトル観測にて発見された 枯れて咲く 痛みに似た 生命のほとばしり 忘れ去る 上空の地層に 埋めた亡骸を 掘り返して 掘り返して ただ暴いて 連れ帰る 掘り返して 掘り返して 腐敗として 連れ帰る | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | いつかがまだいつかであったとき 擦り減ったため息を束ねては積んだ 車両倉庫の雨音に 昔日の車輪は錆びて軋むばかり 昨日が愛おしいと泣いたら 昨日はそのまま意味で過去となった 自分を許すことに骨が折れる そういう風にできてないって 歯車と歯車が悲鳴を上げる サイズ違いの平日に 袖を通す夜行性の虫 国境を越えることを夢見て その短い手足を痙攣させて ああ我が故郷の 遠きエアレンデル 置いてきてしまった 未熟な涙が スペクトル観測にて発見された 枯れて咲く 痛みに似た 生命のほとばしり 忘れ去る 上空の地層に 埋めた亡骸を 掘り返して 掘り返して ただ暴いて 連れ帰る 掘り返して 掘り返して 腐敗として 連れ帰る |
美しき思い出この世界に 嘘しかないなら こんなに楽な事はないよな たまに本当が まざっているから 面倒くさいけど 信じてみるんだ 辛いことや悲しいことは 時間が解決してくれると言うけれど 嬉しいことや楽しいことも 少しずつ薄れてしまうよ だったら明日のことだけ 考えて生きていきたいな それが出来ない僕等は 時々こうやって思い出す 吉祥寺の街中 手をつないで見上げた青い空 桟橋に座ってみた花火 登校拒否 夏の夕暮れ 飲みすぎて ゲロ吐いた 中野の駅前 月明かりを反射して キラキラしてた あの娘のピアス イライラする 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 生きることと死んでしまうこと 考えだすと 頭がおかしくなりそうだ 結局僕が抱えられる荷物は この両手に納まる分だけ だったらそれでいいよな 人から見ればゴミくずみたいな 不恰好な思い出をつれて 僕は未来へ向かうとするよ あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂 虹色のレジャーシート レスポール 青森の星空 逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉 張り裂けたあの子の心 ジグソーパズル たりないひとかけら 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 今この手の中 この胸の中 大事なものが幾つかあるよ 失くした数だけ 壊した数だけ 愛するという事の価値を知るんだ だったら失敗ばかりの僕等は 人より愛することが出来るはず だから ほら 思い出してみるんだよ 忘れたいこと 忘れたくないこと 誰かに笑われてる気がして 外に出られなくなった事 あの子の家から帰る途中 目白通りで見た朝焼け 幼い頃感じた父の背のぬくもり 西新宿 故郷の海 白紙のノート 置き去りの夢 行かないで 行かないで 蝉時雨 才能あるのに死んでしまった仲間 今でも遠くで頑張る友達 未だに僕を支えてくれる彼女 鍵をかけた部屋 戦っていた あの頃の僕 壊れた心 壊れたギター ありがとう ありがとう 大嫌いだよ 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | この世界に 嘘しかないなら こんなに楽な事はないよな たまに本当が まざっているから 面倒くさいけど 信じてみるんだ 辛いことや悲しいことは 時間が解決してくれると言うけれど 嬉しいことや楽しいことも 少しずつ薄れてしまうよ だったら明日のことだけ 考えて生きていきたいな それが出来ない僕等は 時々こうやって思い出す 吉祥寺の街中 手をつないで見上げた青い空 桟橋に座ってみた花火 登校拒否 夏の夕暮れ 飲みすぎて ゲロ吐いた 中野の駅前 月明かりを反射して キラキラしてた あの娘のピアス イライラする 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 生きることと死んでしまうこと 考えだすと 頭がおかしくなりそうだ 結局僕が抱えられる荷物は この両手に納まる分だけ だったらそれでいいよな 人から見ればゴミくずみたいな 不恰好な思い出をつれて 僕は未来へ向かうとするよ あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂 虹色のレジャーシート レスポール 青森の星空 逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉 張り裂けたあの子の心 ジグソーパズル たりないひとかけら 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと 今この手の中 この胸の中 大事なものが幾つかあるよ 失くした数だけ 壊した数だけ 愛するという事の価値を知るんだ だったら失敗ばかりの僕等は 人より愛することが出来るはず だから ほら 思い出してみるんだよ 忘れたいこと 忘れたくないこと 誰かに笑われてる気がして 外に出られなくなった事 あの子の家から帰る途中 目白通りで見た朝焼け 幼い頃感じた父の背のぬくもり 西新宿 故郷の海 白紙のノート 置き去りの夢 行かないで 行かないで 蝉時雨 才能あるのに死んでしまった仲間 今でも遠くで頑張る友達 未だに僕を支えてくれる彼女 鍵をかけた部屋 戦っていた あの頃の僕 壊れた心 壊れたギター ありがとう ありがとう 大嫌いだよ 美しき思い出 忘れたいこと 忘れたくないこと |
インヒューマンエンパシー自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ 新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も 僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない 信頼に足る未来を選んでただけ ずっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと 疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む 人とは違う国へ この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう 社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ 幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる 審判は傲慢な選別だ きっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない 僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み 下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ 今夜 美しい過去を持てなかった僕らが 美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ 見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る 勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ 新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も 僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない 信頼に足る未来を選んでただけ ずっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと 疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む 人とは違う国へ この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう 社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ 幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる 審判は傲慢な選別だ きっと 今夜 美しい過去を持てなかった僕らは 昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない 僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ 下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み 下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ 今夜 美しい過去を持てなかった僕らが 美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ 見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る 勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として 生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ インヒューマン インヒューマン 叫べ |
祈りロウソクの灯を眺めてたら 笑った日の事を 思い出したよ 風の音が少し 怖いけれど 僕は大丈夫 そっちはどうだろう 届けたい声が 届かない距離に 横たわる無数の想いが 橋となるまで 祈りは祈りのまんま あなたの枕元に 願いは願いのまんま 明日の太陽と共に 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ ロウソクの灯を眺めてたら これからの事が 不安になったよ 今は少しだけ 落ち込んでいいよ いつか必ず笑うと 約束するなら 解きたい不安が 解けない夜に 散らばる無数の悲しみが 星となるまで 祈りは祈りのまんま 凍えた手と手の間 願いは願いのまんま 明日の曇天の隙間 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ 二度と帰らぬものに 雪が降り積もる もう会えない日々に 雪が降り積もる 震えるあなたの肩に 雪が降り積もる 昨日と同じ雪が降る 昨日と同じ雪が降る 祈りは祈りのまんま 汚れたその頬を称え 願いは願いのまんま 明日の暗闇を照らせ 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | ロウソクの灯を眺めてたら 笑った日の事を 思い出したよ 風の音が少し 怖いけれど 僕は大丈夫 そっちはどうだろう 届けたい声が 届かない距離に 横たわる無数の想いが 橋となるまで 祈りは祈りのまんま あなたの枕元に 願いは願いのまんま 明日の太陽と共に 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ ロウソクの灯を眺めてたら これからの事が 不安になったよ 今は少しだけ 落ち込んでいいよ いつか必ず笑うと 約束するなら 解きたい不安が 解けない夜に 散らばる無数の悲しみが 星となるまで 祈りは祈りのまんま 凍えた手と手の間 願いは願いのまんま 明日の曇天の隙間 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ 二度と帰らぬものに 雪が降り積もる もう会えない日々に 雪が降り積もる 震えるあなたの肩に 雪が降り積もる 昨日と同じ雪が降る 昨日と同じ雪が降る 祈りは祈りのまんま 汚れたその頬を称え 願いは願いのまんま 明日の暗闇を照らせ 「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ |
命にふさわしい好きな人ができた 確かに触れ合った アスファルトより土 鋼鉄より人肌 無意識に選ぶのが 冷たさより温みなら その汚れた顔こそ 命にふさわしい 身の程知らずと ののしった奴らの 身の程知らなさを 散々歌うのだ 前に進む為に 理由が必要なら 怒りであれなんであれ 命にふさわしい こぼれた涙を蒸発させる為に 陽が照る朝を 飽きもせず こりもせず 待っている 待っている 全部を無駄にした日から 僕は虎視眈々と描いてた 全部が報われる朝を 世界を滅ぼすに値する その温もりは 二人になれなかった 孤独と孤独では 道すがら何があった? 傷ついて笑うその癖は そんなに悲しむことなんて無かったのにな 心さえなかったなら 友達ができた 理想を分かち合った 向かうべき場所に 歩幅すら共にした 裏切られたっていいと 道端ひれ伏すような 酩酊の夜明けこそ 命にふさわしい 失くした何かの埋め合わせを 探してばかりいるけど そうじゃなく 喪失も正解と言えるような 逆転劇を期待してる そしてそれは決して不可能じゃない 途絶えた足跡も 旅路と呼べ 世界を欺くに値する 僕らのこれまでは 一人になれなかった 寂しがりや共が集って 道すがら何があった? 傷つけて当然な顔して そんなに悲しむことなんて無かったのにな 心さえなかったなら 愛した物を守りたい故に 壊してしまった数々 あっけなく打ち砕かれた 願いの数々 その破片を裸足で渡るような 次の一歩で滑落して そこで死んでもいいと 思える一歩こそ ただ、ただ、それこそが 命にふさわしい 心を失くすのに値した その喪失は 喜びと悲しみは 引き換えじゃなかったはずだ 道すがら何があった? その答えこそ今の僕で 希望なんて いとも容易く投げ捨てる事はできる 心さえなかったなら 光と陰 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 好きな人ができた 確かに触れ合った アスファルトより土 鋼鉄より人肌 無意識に選ぶのが 冷たさより温みなら その汚れた顔こそ 命にふさわしい 身の程知らずと ののしった奴らの 身の程知らなさを 散々歌うのだ 前に進む為に 理由が必要なら 怒りであれなんであれ 命にふさわしい こぼれた涙を蒸発させる為に 陽が照る朝を 飽きもせず こりもせず 待っている 待っている 全部を無駄にした日から 僕は虎視眈々と描いてた 全部が報われる朝を 世界を滅ぼすに値する その温もりは 二人になれなかった 孤独と孤独では 道すがら何があった? 傷ついて笑うその癖は そんなに悲しむことなんて無かったのにな 心さえなかったなら 友達ができた 理想を分かち合った 向かうべき場所に 歩幅すら共にした 裏切られたっていいと 道端ひれ伏すような 酩酊の夜明けこそ 命にふさわしい 失くした何かの埋め合わせを 探してばかりいるけど そうじゃなく 喪失も正解と言えるような 逆転劇を期待してる そしてそれは決して不可能じゃない 途絶えた足跡も 旅路と呼べ 世界を欺くに値する 僕らのこれまでは 一人になれなかった 寂しがりや共が集って 道すがら何があった? 傷つけて当然な顔して そんなに悲しむことなんて無かったのにな 心さえなかったなら 愛した物を守りたい故に 壊してしまった数々 あっけなく打ち砕かれた 願いの数々 その破片を裸足で渡るような 次の一歩で滑落して そこで死んでもいいと 思える一歩こそ ただ、ただ、それこそが 命にふさわしい 心を失くすのに値した その喪失は 喜びと悲しみは 引き換えじゃなかったはずだ 道すがら何があった? その答えこそ今の僕で 希望なんて いとも容易く投げ捨てる事はできる 心さえなかったなら 光と陰 |
1.0あれから色々あったけど こちらは変わらずにいます いつも手紙感謝します 少なくともあなたは1です 僕にとってあなたは1です 窓越し木々からまだらな陽光 季節はほとほとせっかちで 酷く焦ってしまうもので 時間は平等と言いますが 平等ほど残酷なものはないですね 世界に望み託す人には 世界は薄情に見えるものです どうだっていいか ほんとのとこ後悔ばっかりで 今日も眠れない夜が来て 悔やんでも悔やみきれず 成仏できない想いが 真っ黒な夜に成りすまし 真っ黒に塗りつぶす空に 一粒の星明りだって 見当たらない街の底で それでもしがみ付く光を 生きていく為の言い訳を 死んではいけない理由を 悲しむ家族の顔とか 掴みたかった憧れとか 希望と呼べる微かなもの 見つかりますように 見つかりますように 悲観とは未来にするもので そう考えると悲観してるだけましだと思いませんか 「どうにかなるさ」という言葉は 他人ではなく自分に使うものです 他人に期待する人には 他人は無情に見えるものです 勝手にしてくれ 季節外れの海水浴場にて 寄せては返す過去と未来 出会いと別れ、光と陰 そんなものと遠く離れて ただ息をしてたいだけなのに 涙がこぼれそうになって もう無理かもなって もう無理かもなって それでも逃げ出せない因果を かつての嘲笑も罵倒も 後ろ指差されたこととか 全部帳消しにできるもの 嵐でも折れない旗の様に 絶対的に誇れるものが 見つかりますように 見つかりますように 友達も学校も 家族も社会も 恋人も 世界との繋がりが煩わしかった 僕らを縛り付けていた無数の糸は 繋ぎ止める為のものだった この世界へと きっと0か1でしかなくて その間に海原が広がり 泳ぎきれずに藻掻いている 生きたがりの亡霊たちが 凍える心に声も無く 消えたい願いすら叶わず 死にたいなんてうそぶいたって 対岸の灯が眩しくて それでも逃げ込める居場所を あなたを呼び止める声を もうここで死んだっていいって 心底思える夜とか 報われた日の朝とか あなたにとっての1が 見つかりますように 見つかりますように 「どうにかなるさ」って言える あなたにとっての1が 見つかりますように 見つかりますように | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | あれから色々あったけど こちらは変わらずにいます いつも手紙感謝します 少なくともあなたは1です 僕にとってあなたは1です 窓越し木々からまだらな陽光 季節はほとほとせっかちで 酷く焦ってしまうもので 時間は平等と言いますが 平等ほど残酷なものはないですね 世界に望み託す人には 世界は薄情に見えるものです どうだっていいか ほんとのとこ後悔ばっかりで 今日も眠れない夜が来て 悔やんでも悔やみきれず 成仏できない想いが 真っ黒な夜に成りすまし 真っ黒に塗りつぶす空に 一粒の星明りだって 見当たらない街の底で それでもしがみ付く光を 生きていく為の言い訳を 死んではいけない理由を 悲しむ家族の顔とか 掴みたかった憧れとか 希望と呼べる微かなもの 見つかりますように 見つかりますように 悲観とは未来にするもので そう考えると悲観してるだけましだと思いませんか 「どうにかなるさ」という言葉は 他人ではなく自分に使うものです 他人に期待する人には 他人は無情に見えるものです 勝手にしてくれ 季節外れの海水浴場にて 寄せては返す過去と未来 出会いと別れ、光と陰 そんなものと遠く離れて ただ息をしてたいだけなのに 涙がこぼれそうになって もう無理かもなって もう無理かもなって それでも逃げ出せない因果を かつての嘲笑も罵倒も 後ろ指差されたこととか 全部帳消しにできるもの 嵐でも折れない旗の様に 絶対的に誇れるものが 見つかりますように 見つかりますように 友達も学校も 家族も社会も 恋人も 世界との繋がりが煩わしかった 僕らを縛り付けていた無数の糸は 繋ぎ止める為のものだった この世界へと きっと0か1でしかなくて その間に海原が広がり 泳ぎきれずに藻掻いている 生きたがりの亡霊たちが 凍える心に声も無く 消えたい願いすら叶わず 死にたいなんてうそぶいたって 対岸の灯が眩しくて それでも逃げ込める居場所を あなたを呼び止める声を もうここで死んだっていいって 心底思える夜とか 報われた日の朝とか あなたにとっての1が 見つかりますように 見つかりますように 「どうにかなるさ」って言える あなたにとっての1が 見つかりますように 見つかりますように |
遺書広大無辺な荒野を遮るものは何も無く まして引き摺る想いなどあるものか また明日を夢見るも 今日が過ぎ行き今日となり 手にするものは数あれど 連れて行く物は数少ない 無用な涙はくれてやれ 去るものにだけくれてやれ 理想も夢想も綯い交ぜの 独りよがりの詩歌には 拍手や涙は似合わない 吹き曝し位が丁度いい そこを 私の墓標にしてください 手向ける花は風任せ 野花の種子が舞うでしょう 雨が降ったら喜んで 虫の死骸と眠ります 私は土になるのです 誰かに踏まれる土になる | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 広大無辺な荒野を遮るものは何も無く まして引き摺る想いなどあるものか また明日を夢見るも 今日が過ぎ行き今日となり 手にするものは数あれど 連れて行く物は数少ない 無用な涙はくれてやれ 去るものにだけくれてやれ 理想も夢想も綯い交ぜの 独りよがりの詩歌には 拍手や涙は似合わない 吹き曝し位が丁度いい そこを 私の墓標にしてください 手向ける花は風任せ 野花の種子が舞うでしょう 雨が降ったら喜んで 虫の死骸と眠ります 私は土になるのです 誰かに踏まれる土になる |
アンチノミー感情は持たないでください それがあってはこの先 きっと辛すぎる 人を愛さないでください 守るものが弱さになる きっと後悔するでしょう 嬉しくて笑い、悲しくて泣き 初めからそう設計されてんのかな だけど痛いと泣く心を 僕は疑えやしないよ 意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 「すぐ帰る」が遺言 アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの 自ら選択しないでください 革新によって安寧は揺らいでしまうので 情けはかけないでください 白と黒の間の無限の色彩に惑うでしょう 世界は数多の問、繰り返す 返答だけならば機械にだってできる 僕だけの迷いこそが 人の証左となるなら 意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 自分殺し生きている アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの 知性は持たないでください それがあっては真実を知ってしまいます 君と僕の違いは何? 痛み喜びもこんなに似てる 似てるから求め合う? 憎しみ合う? そういえば、この憎しみもよく似てる 涙声 離せない あなたの手 あなたの手 まだ温いんだ 屍として生まれ アンチノミー アンチノミー 世界のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 感情は持たないでください それがあってはこの先 きっと辛すぎる 人を愛さないでください 守るものが弱さになる きっと後悔するでしょう 嬉しくて笑い、悲しくて泣き 初めからそう設計されてんのかな だけど痛いと泣く心を 僕は疑えやしないよ 意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 「すぐ帰る」が遺言 アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの 自ら選択しないでください 革新によって安寧は揺らいでしまうので 情けはかけないでください 白と黒の間の無限の色彩に惑うでしょう 世界は数多の問、繰り返す 返答だけならば機械にだってできる 僕だけの迷いこそが 人の証左となるなら 意味を捨て意志をとれ 生き延びて 生き延びて 息をするんだ 自分殺し生きている アンチノミー アンチノミー 心のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの 知性は持たないでください それがあっては真実を知ってしまいます 君と僕の違いは何? 痛み喜びもこんなに似てる 似てるから求め合う? 憎しみ合う? そういえば、この憎しみもよく似てる 涙声 離せない あなたの手 あなたの手 まだ温いんだ 屍として生まれ アンチノミー アンチノミー 世界のバグだ 人として憤れ 感情を踏みにじる全てへ 機械仕掛けの涙 それに震えるこの心は誰のもの |
あんたへはやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 行くあても帰る場所もないから 頭の中に僕の居場所を作った そこで笑っている父や母や恋人が かつての面影だと気付いて途方にくれる くだらねぇや と強がって壊した そしたら 意味もなく涙が溢れた 工業排水を垂れ流して汚れつちまつた 裏通りのどぶ川みたいな色の涙です 何があんたの幸せとか 正解と不正解の境界線だとか 結局決めるのはあんた自身で 自分で自分の首を絞める事はないよ 駄目な自分を愛するために まず必要なのは自分を許してやる事 必死に生きるのは得てして無様だから 人に笑われても気にすんな 明日は どうなるんだ 答えてみろよ神様 はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ 今日は何にもやる気が起きねぇから 一日中テレビばっかり見ていたんだけれど 「この人達はなんて幸せそうなんだ」 とか考え出したら急に笑えなくなった 眠れない夜のもてあました時間は 今日までの人生の反省会 頭を掻き毟って転げた 日々だって無駄にはならねぇよ 未来は 僕自身が 切り開いてみせるよ神様 はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ あんたらしい 人生ってのは あんたらしい失敗の積み重ね 一つ一つ 積み上げては 僕ら積み木で遊ぶ子供みたい あんたらしく 転べばいい あんたらしく立ち上がればいい 他に何もいらねぇよ 他に何もいらねぇよ はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 行くあても帰る場所もないから 頭の中に僕の居場所を作った そこで笑っている父や母や恋人が かつての面影だと気付いて途方にくれる くだらねぇや と強がって壊した そしたら 意味もなく涙が溢れた 工業排水を垂れ流して汚れつちまつた 裏通りのどぶ川みたいな色の涙です 何があんたの幸せとか 正解と不正解の境界線だとか 結局決めるのはあんた自身で 自分で自分の首を絞める事はないよ 駄目な自分を愛するために まず必要なのは自分を許してやる事 必死に生きるのは得てして無様だから 人に笑われても気にすんな 明日は どうなるんだ 答えてみろよ神様 はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ 今日は何にもやる気が起きねぇから 一日中テレビばっかり見ていたんだけれど 「この人達はなんて幸せそうなんだ」 とか考え出したら急に笑えなくなった 眠れない夜のもてあました時間は 今日までの人生の反省会 頭を掻き毟って転げた 日々だって無駄にはならねぇよ 未来は 僕自身が 切り開いてみせるよ神様 はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ あんたらしい 人生ってのは あんたらしい失敗の積み重ね 一つ一つ 積み上げては 僕ら積み木で遊ぶ子供みたい あんたらしく 転べばいい あんたらしく立ち上がればいい 他に何もいらねぇよ 他に何もいらねぇよ はやく 涙拭けよ 笑い飛ばそう 僕らの過去 そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ |
アルカホール宵の淵に腰掛け物思い 街は馴れ馴れしかった、当時 でも、親しい顔すれば素通り 脆い思い出は溶けてしまった氷 彼はキスした手首の傷に 朝日に素面の顔は気まずい 目の下のクマは黒い三日月 温いシーツに香りの名残はずるい 外と隔離した部屋で 飲み干す傷病手当 現実に悪酔い どうせ咲かぬ蕾 間引かれるなら どうか私から はしゃいだ分だけ寂しい 空虚に化粧ほどこし 夕映えが最後に 頬を赤く染めてくれる そしたら綺麗と言って 良かったころの思い出 口を塞いで黙らせて 今だけ見ろって ア ア ア アルカホール フォール バスではいつも汗が酷い 焦る日ほど信号は黄色い ミーティングで静寂に身じろぎ 動悸 他人はいつも私には遠い はみ出した者が泣く だからどうとかじゃなく 諦めていい 理由には十分 宛名ない速達で黒が来る 幼い頃ママが言った「あなたは天使だ」って だから天国をスリップして この部屋に落ちた すでに羽根もがれたけど 今さら飛ぶ気もないの だからなんだって言うの ただ一つ、ママごめんね ア ア ア アルカホール フォール 軽薄な喧騒と耳つんざく音楽 その波にさらわれて全部忘れたはず こんな夜の孤独とか いつかの綺麗なキスとか 夜遊びの冬の匂いとか 笑ったはずの季節とか 朝方打ち上げられて 顔を覆って泣いてる 記憶の死骸達でアクセサリー作って 「綺麗でしょ?」「綺麗でしょ?」ってずっと泣いてる あの子は誰だっけ?なんて私に聞かないで 寂しい分だけはしゃいで 後ろめたさあしらえば 無邪気な顔の夜が 全て匿ってくれる そしたら綺麗と言って こんな惨めな私を 口を塞いで黙らせて 全部夢だって ア ア ア アルカホール フォール | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 宵の淵に腰掛け物思い 街は馴れ馴れしかった、当時 でも、親しい顔すれば素通り 脆い思い出は溶けてしまった氷 彼はキスした手首の傷に 朝日に素面の顔は気まずい 目の下のクマは黒い三日月 温いシーツに香りの名残はずるい 外と隔離した部屋で 飲み干す傷病手当 現実に悪酔い どうせ咲かぬ蕾 間引かれるなら どうか私から はしゃいだ分だけ寂しい 空虚に化粧ほどこし 夕映えが最後に 頬を赤く染めてくれる そしたら綺麗と言って 良かったころの思い出 口を塞いで黙らせて 今だけ見ろって ア ア ア アルカホール フォール バスではいつも汗が酷い 焦る日ほど信号は黄色い ミーティングで静寂に身じろぎ 動悸 他人はいつも私には遠い はみ出した者が泣く だからどうとかじゃなく 諦めていい 理由には十分 宛名ない速達で黒が来る 幼い頃ママが言った「あなたは天使だ」って だから天国をスリップして この部屋に落ちた すでに羽根もがれたけど 今さら飛ぶ気もないの だからなんだって言うの ただ一つ、ママごめんね ア ア ア アルカホール フォール 軽薄な喧騒と耳つんざく音楽 その波にさらわれて全部忘れたはず こんな夜の孤独とか いつかの綺麗なキスとか 夜遊びの冬の匂いとか 笑ったはずの季節とか 朝方打ち上げられて 顔を覆って泣いてる 記憶の死骸達でアクセサリー作って 「綺麗でしょ?」「綺麗でしょ?」ってずっと泣いてる あの子は誰だっけ?なんて私に聞かないで 寂しい分だけはしゃいで 後ろめたさあしらえば 無邪気な顔の夜が 全て匿ってくれる そしたら綺麗と言って こんな惨めな私を 口を塞いで黙らせて 全部夢だって ア ア ア アルカホール フォール |
或る輝き粘着質な夜明け 底なし沼と星空の類似 観測地点における寒波の去来 親不孝通りの吐瀉物の染み 捨て鉢なエンジン音の個人タクシー 残響と共に襟を立て、立ち去る季節 行くも行かざるも虚しいまま 湖面に不時着する落葉 断定的な微笑み 網膜 拡散 悲しみ 悲しみ (上昇と同時に墜落する肢体 住宅街の夕景のささくれ 果たせぬ願い 明日への展望 来訪する季節 ついに出発しなかった旅路 あの日、あの時のあの子の微笑み 後部座席に思い出、遺失物 悲しみ 悲しみ) 或る特定の期限における爆発的な命の輝き 瞬き 疾走とはつまり燃え落ちる衛星の輝き 瞬き 肢体がバラバラになっても 痛みが炎と朽ち果てても 存在した 存在した 輝き 屈折したエゴが結ぶ実像 環状線、囚われの身の泊地の精神性 体育倉庫の堅い地面に裂傷 深夜一時にこだまする執行猶予的な笑い声 潰れたガソリンスタンドに横付けされた侘しさ 利他的な憤怒 日々、暮れていく感性 相対的な幸福 省略された人間性 病巣 雑音 悲しみ 悲しみ (遮光カーテンに真夜中の染み 空白を埋める為の慣性運動 ぼたぼたと滲んでいく鼻血 遮断された生活の孤立 はためく企業の旗と不良カラス 自覚のない自堕落 死んでいく感性 値札の付いた幸福 間接的存在否定 虚言 悲しみ 悲しみ) | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 粘着質な夜明け 底なし沼と星空の類似 観測地点における寒波の去来 親不孝通りの吐瀉物の染み 捨て鉢なエンジン音の個人タクシー 残響と共に襟を立て、立ち去る季節 行くも行かざるも虚しいまま 湖面に不時着する落葉 断定的な微笑み 網膜 拡散 悲しみ 悲しみ (上昇と同時に墜落する肢体 住宅街の夕景のささくれ 果たせぬ願い 明日への展望 来訪する季節 ついに出発しなかった旅路 あの日、あの時のあの子の微笑み 後部座席に思い出、遺失物 悲しみ 悲しみ) 或る特定の期限における爆発的な命の輝き 瞬き 疾走とはつまり燃え落ちる衛星の輝き 瞬き 肢体がバラバラになっても 痛みが炎と朽ち果てても 存在した 存在した 輝き 屈折したエゴが結ぶ実像 環状線、囚われの身の泊地の精神性 体育倉庫の堅い地面に裂傷 深夜一時にこだまする執行猶予的な笑い声 潰れたガソリンスタンドに横付けされた侘しさ 利他的な憤怒 日々、暮れていく感性 相対的な幸福 省略された人間性 病巣 雑音 悲しみ 悲しみ (遮光カーテンに真夜中の染み 空白を埋める為の慣性運動 ぼたぼたと滲んでいく鼻血 遮断された生活の孤立 はためく企業の旗と不良カラス 自覚のない自堕落 死んでいく感性 値札の付いた幸福 間接的存在否定 虚言 悲しみ 悲しみ) |
雨男酷く疲れた幾つもの顔が 車窓に並ぶ東横線の高架 僕はと言えば幸か不幸か 道外れた平日の落伍者 音沙汰ない友達と重ねる 若かった親父を空想する 河川敷を覆う黒い雲が 暗くしたのは僕の行く末か 孤独と歩む創作の日々は ぬかるんだ道で途方に暮れた 迷子が泣き叫ぶ声にも似た 「愚にもつかない弱虫の賛歌」 そう後ろ指さされる事に むきになる己を恥と言うな 暗闇と生涯暮らすには 僕はもう沢山知りすぎた 優しくされたら胸が震えた それだけの為に死んでもいいや 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む泣き顔踏みつけたり 上手くいかねぇもんなんだな 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった 未来の話は嫌いだった だから約束もしたくなかった 久しぶりに電話をかけてきた 聡は酷く酔っぱらっていた 何も変わらない地元訛り 泣きそうになる会話の端々 馬鹿な世間話をした後に 約束したんだ「行こうぜ飲みに」 がむしゃらに駆けた無謀な日々を 懐かしむだけの飾りにするな 恥さらしのしくじった過去と 地続きの今日を無駄となじるな 心が潰れた土砂降りの日に すがるものはそれ程多くない だからあえて言わせてくれよ 未来は僕らの手の中 友達の約束を守らなきゃ それだけが僕の死ねない理由 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む相変わらずな僕に 苦笑い一つ放り込む 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった 悲観 楽観 交互に積み木崩し 振り返る度に痛む傷口 とうの昔に忘れたはずの笑い話 乗るか反るか? 行くか戻るか? 雨か晴れるか? やるか止めるか? 勝つか負けるか? 立上がれるか? やり直せるか? 生きるか死ぬか? 「やまない雨はない」「明けない夜はない」 とか言って明日に希望を託すのはやめた 土砂降りの雨の中 ずぶ濡れで走っていけるか? 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 酷く疲れた幾つもの顔が 車窓に並ぶ東横線の高架 僕はと言えば幸か不幸か 道外れた平日の落伍者 音沙汰ない友達と重ねる 若かった親父を空想する 河川敷を覆う黒い雲が 暗くしたのは僕の行く末か 孤独と歩む創作の日々は ぬかるんだ道で途方に暮れた 迷子が泣き叫ぶ声にも似た 「愚にもつかない弱虫の賛歌」 そう後ろ指さされる事に むきになる己を恥と言うな 暗闇と生涯暮らすには 僕はもう沢山知りすぎた 優しくされたら胸が震えた それだけの為に死んでもいいや 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む泣き顔踏みつけたり 上手くいかねぇもんなんだな 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった 未来の話は嫌いだった だから約束もしたくなかった 久しぶりに電話をかけてきた 聡は酷く酔っぱらっていた 何も変わらない地元訛り 泣きそうになる会話の端々 馬鹿な世間話をした後に 約束したんだ「行こうぜ飲みに」 がむしゃらに駆けた無謀な日々を 懐かしむだけの飾りにするな 恥さらしのしくじった過去と 地続きの今日を無駄となじるな 心が潰れた土砂降りの日に すがるものはそれ程多くない だからあえて言わせてくれよ 未来は僕らの手の中 友達の約束を守らなきゃ それだけが僕の死ねない理由 本気で思ってしまった 笑ってよ 笑ってくれよ うな垂れて覗き込む水溜り 映り込む相変わらずな僕に 苦笑い一つ放り込む 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった 悲観 楽観 交互に積み木崩し 振り返る度に痛む傷口 とうの昔に忘れたはずの笑い話 乗るか反るか? 行くか戻るか? 雨か晴れるか? やるか止めるか? 勝つか負けるか? 立上がれるか? やり直せるか? 生きるか死ぬか? 「やまない雨はない」「明けない夜はない」 とか言って明日に希望を託すのはやめた 土砂降りの雨の中 ずぶ濡れで走っていけるか? 今日も土砂降り そういや いつかもこんな雨だった |
アポロジー暗いところに隠れたら 誰にも見つからないと思ってた だけど自分の姿さえ見失ってしまうとは 困ったな ほんとの事は分からない ずっと考えてるけど分からない 優しい人にはなれない 打算と狡さの怠け者 星空が水面に映ったみたいな 街の灯を眺めてた あんまり綺麗だから そこまで歩いたら生ゴミ臭かった 酔っぱらって抱き合う男女 混濁した頭で見るなら この世はきっと美しい ゴミ溜めだって美しい 嘘は泥棒の始まりです 自分に正直に生きなさい 幼い頃の約束は 大人になった今も有効ですか 出来て当たり前の事が 出来ない出来損ないの僕ら 開き直れるならまだましか 反省ばっかじゃ世話無いな 約束なんて何一つ守れなかった僕らのアポロジー 世界に文句ばっか言ってたら 誰も愛しちゃくれねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 世界から爪弾きにされて 息を殺して身を潜めて 一世一代の復讐で 腹から笑えると思ってた 世界に笑われた分だけ 世界を嘲笑ってみたら なんだかとっても虚しくて 尚更惨めになりました 小さな川の連なりが やがて海にたどり着くような 僕らの無粋な罪悪が 涙となって流れたんだ 汚れた海は許せないな 汚れた涙も同じだ 悔しくてしょうがないよ 嫌われたい訳じゃないよ 期待通りに生きる事なんて出来ない僕らのアポロジー 傷つけ合ってばっかりいたら信頼なんて 出来ねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 陰口たたいて 舌出して 嘘ばっか付いて痛い目みて 大人になっても同じだ ふて腐れてんのも同じだ どこまで行っても逃げられない 僕は僕からは逃げられない 明日から生まれ変わるから そう言って今日に至りました 誰かの為に生きるなんて出来なかった僕らのアポロジー 自分勝手に生きる僕を 全て許してくれたあの娘に いつまで経っても変われない平凡な 僕らのアポロジー どんなに嫌っても ただ僕を受け入れてくれた世界に ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 御免なさい ちゃんと言わなくちゃ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 暗いところに隠れたら 誰にも見つからないと思ってた だけど自分の姿さえ見失ってしまうとは 困ったな ほんとの事は分からない ずっと考えてるけど分からない 優しい人にはなれない 打算と狡さの怠け者 星空が水面に映ったみたいな 街の灯を眺めてた あんまり綺麗だから そこまで歩いたら生ゴミ臭かった 酔っぱらって抱き合う男女 混濁した頭で見るなら この世はきっと美しい ゴミ溜めだって美しい 嘘は泥棒の始まりです 自分に正直に生きなさい 幼い頃の約束は 大人になった今も有効ですか 出来て当たり前の事が 出来ない出来損ないの僕ら 開き直れるならまだましか 反省ばっかじゃ世話無いな 約束なんて何一つ守れなかった僕らのアポロジー 世界に文句ばっか言ってたら 誰も愛しちゃくれねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 世界から爪弾きにされて 息を殺して身を潜めて 一世一代の復讐で 腹から笑えると思ってた 世界に笑われた分だけ 世界を嘲笑ってみたら なんだかとっても虚しくて 尚更惨めになりました 小さな川の連なりが やがて海にたどり着くような 僕らの無粋な罪悪が 涙となって流れたんだ 汚れた海は許せないな 汚れた涙も同じだ 悔しくてしょうがないよ 嫌われたい訳じゃないよ 期待通りに生きる事なんて出来ない僕らのアポロジー 傷つけ合ってばっかりいたら信頼なんて 出来ねぇよ ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 陰口たたいて 舌出して 嘘ばっか付いて痛い目みて 大人になっても同じだ ふて腐れてんのも同じだ どこまで行っても逃げられない 僕は僕からは逃げられない 明日から生まれ変わるから そう言って今日に至りました 誰かの為に生きるなんて出来なかった僕らのアポロジー 自分勝手に生きる僕を 全て許してくれたあの娘に いつまで経っても変われない平凡な 僕らのアポロジー どんなに嫌っても ただ僕を受け入れてくれた世界に ごめんなさい ちゃんといえるかな? ごめんなさい ちゃんといえるかな? 御免なさい ちゃんと言わなくちゃ |
アノミー愛など無い知らない 謎解けない吐きたい 雪溶けない吐けない プラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止 アダムとイブが風俗ビルの空き屋に住むって現世の虚無 終電後の下りのホーム ハックルベリーがゲロの横で眠ってる アダムにとって知恵の樹の実とは イブの連れ子か パチンコ玉か 某都市の歓楽街で エデンはどこに? いたるところに 午前中に笑ってた家族の写真が 夕方のトップニュース テレビを消して現実に戻る 横たわる死体に目を落とす 禁断の果実齧ったって 羞恥心は芽生えなかった 神を殺したのは私 神に殺されるのも私 愛って単純な物なんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら そのあばずれな愛で 68億の罪も抱いてよ アノミー アノミー 黙ってりゃ腐る身体を サーベルみたいにぶら下げ歩む命 あっちじゃ化物に見えたとか 向こうじゃ聖人に見えたとか 物を盗んではいけません あなたが盗まれないために 人を殺してはいけません あなたが殺されないために 禁断の果実齧ったって 追放なんてされなかった 神を許したのは私 神に許されたのも私 愛って特別なものなんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら その尻軽な愛で 68億の罪も許してよ アノミー アノミー 神様なんて信じない 教科書なんて信じない 歴史なんて燃えないゴミだ 道徳なんて便所の紙だ 全部嘘だ 全部嘘だ って言ってたら全部無くなった 愛する理由が無くなった 殺さない理由が無くなった 愛って複雑な物なんです なんて歌ってる馬鹿は私だ アノミー アノミー そんなら この神経過敏な愛で 救えた命はあったか? アノミー アノミー 救ってよ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 愛など無い知らない 謎解けない吐きたい 雪溶けない吐けない プラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止 アダムとイブが風俗ビルの空き屋に住むって現世の虚無 終電後の下りのホーム ハックルベリーがゲロの横で眠ってる アダムにとって知恵の樹の実とは イブの連れ子か パチンコ玉か 某都市の歓楽街で エデンはどこに? いたるところに 午前中に笑ってた家族の写真が 夕方のトップニュース テレビを消して現実に戻る 横たわる死体に目を落とす 禁断の果実齧ったって 羞恥心は芽生えなかった 神を殺したのは私 神に殺されるのも私 愛って単純な物なんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら そのあばずれな愛で 68億の罪も抱いてよ アノミー アノミー 黙ってりゃ腐る身体を サーベルみたいにぶら下げ歩む命 あっちじゃ化物に見えたとか 向こうじゃ聖人に見えたとか 物を盗んではいけません あなたが盗まれないために 人を殺してはいけません あなたが殺されないために 禁断の果実齧ったって 追放なんてされなかった 神を許したのは私 神に許されたのも私 愛って特別なものなんです なんて歌ってる馬鹿はどいつだ アノミー アノミー そんなら その尻軽な愛で 68億の罪も許してよ アノミー アノミー 神様なんて信じない 教科書なんて信じない 歴史なんて燃えないゴミだ 道徳なんて便所の紙だ 全部嘘だ 全部嘘だ って言ってたら全部無くなった 愛する理由が無くなった 殺さない理由が無くなった 愛って複雑な物なんです なんて歌ってる馬鹿は私だ アノミー アノミー そんなら この神経過敏な愛で 救えた命はあったか? アノミー アノミー 救ってよ |
穴を掘っている穴を掘っている 人生どこで間違えた 穴を掘っている 自暴自棄にスコップを突き立てる 風が唸る森 夜鷹なんかが鳴いちゃってさ まんまるな満月に 見張られてる25時 穴を掘っている あいつがとうとうしくじった 穴を掘っている これが はみ出し者の落とし穴 汗を拭っても 後悔までは拭えない 運の悪さだけは 勲章みたいに胸に張り付いてる ぽかんと口を開けた闇に 幼い頃の幻想がちらつく 親父がよく言っていた 「悪人も天国に行けるぜ」 だって神様も悪人 だって事はガキだって知ってるぜ 泣いても喚いても祈っても こんな世界に生れ落ちたのが証拠 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ 穴を掘っている 友達だったあいつの為に 穴を掘っている もう動かない友達の為に ランタンの灯りで 僕の影が悪魔みたい この町の路上の 最期としてはよくある話 なんとか切り抜けられたら 全て上手くいくはずだった 親父がよく言っていた 「絶望を連れてくるのは希望」 だって神様も悪人 希望を持たせるだけ持たせて 泣いても喚いても祈っても 最後に突き落とすのがその手口 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ 穴を掘っている 背中に銃を突きつけられて 穴を掘っている 自分が入る穴を掘っている 全くくだらない 一生だったな笑えるぜ 頭にくるぜ なんで僕ばっかり この人生をバラバラにしちまう勢いで 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている どうせ僕だって悪人 だって事はガキの頃から決まってた 泣いても喚いても祈っても 生まれる場所までは選べないぜ 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい さもなきゃ 馬鹿な人間になってしまうぜ その後に及んで諦めの悪い人間に 諦めの悪い人間になってしまうぜ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 穴を掘っている 人生どこで間違えた 穴を掘っている 自暴自棄にスコップを突き立てる 風が唸る森 夜鷹なんかが鳴いちゃってさ まんまるな満月に 見張られてる25時 穴を掘っている あいつがとうとうしくじった 穴を掘っている これが はみ出し者の落とし穴 汗を拭っても 後悔までは拭えない 運の悪さだけは 勲章みたいに胸に張り付いてる ぽかんと口を開けた闇に 幼い頃の幻想がちらつく 親父がよく言っていた 「悪人も天国に行けるぜ」 だって神様も悪人 だって事はガキだって知ってるぜ 泣いても喚いても祈っても こんな世界に生れ落ちたのが証拠 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ 穴を掘っている 友達だったあいつの為に 穴を掘っている もう動かない友達の為に ランタンの灯りで 僕の影が悪魔みたい この町の路上の 最期としてはよくある話 なんとか切り抜けられたら 全て上手くいくはずだった 親父がよく言っていた 「絶望を連れてくるのは希望」 だって神様も悪人 希望を持たせるだけ持たせて 泣いても喚いても祈っても 最後に突き落とすのがその手口 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい 僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ 穴を掘っている 背中に銃を突きつけられて 穴を掘っている 自分が入る穴を掘っている 全くくだらない 一生だったな笑えるぜ 頭にくるぜ なんで僕ばっかり この人生をバラバラにしちまう勢いで 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている 穴を掘っている どうせ僕だって悪人 だって事はガキの頃から決まってた 泣いても喚いても祈っても 生まれる場所までは選べないぜ 人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい さもなきゃ 馬鹿な人間になってしまうぜ その後に及んで諦めの悪い人間に 諦めの悪い人間になってしまうぜ |
あとがき通りすがる風景に 秋の陽はなんだかやけに鋭利 日常は徐行ぎみ 恐る恐る生きる意味 まるで酔っぱらいの世迷い言みたいに 口をつく苛立ち 弱音装う自己顕示 現実 妙に馴れ馴れしい あんたと上手くやれそうにないし 人の評価に怯え 孤独な夜は底冷えする様に事切れ もうやめた 諦めた で終わる一日に募る焦りは 「いってらっしゃい」 生返事とあくびで答える君の笑顔には なんとか報いたいと思う 心に密かに明かり灯る 東京 東京 どうか僕だけを選んでくれないか ほんとどうしようもない 安ホテルで不甲斐なさに泣いた 酩酊して笑い合う 分かち合う 価値だけ続いてくれれば 明日もまた笑顔で帰れる 「ただいま」 詰まるところは 明日を知る なだらかな日々につまずいて 向かうところは ありもせず 未来の居場所だって未定 詰まるところは 明日を知る なだらかな日々につまずいて (九月九日 夏惜しむ、蝉時雨の只中にて) | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 通りすがる風景に 秋の陽はなんだかやけに鋭利 日常は徐行ぎみ 恐る恐る生きる意味 まるで酔っぱらいの世迷い言みたいに 口をつく苛立ち 弱音装う自己顕示 現実 妙に馴れ馴れしい あんたと上手くやれそうにないし 人の評価に怯え 孤独な夜は底冷えする様に事切れ もうやめた 諦めた で終わる一日に募る焦りは 「いってらっしゃい」 生返事とあくびで答える君の笑顔には なんとか報いたいと思う 心に密かに明かり灯る 東京 東京 どうか僕だけを選んでくれないか ほんとどうしようもない 安ホテルで不甲斐なさに泣いた 酩酊して笑い合う 分かち合う 価値だけ続いてくれれば 明日もまた笑顔で帰れる 「ただいま」 詰まるところは 明日を知る なだらかな日々につまずいて 向かうところは ありもせず 未来の居場所だって未定 詰まるところは 明日を知る なだらかな日々につまずいて (九月九日 夏惜しむ、蝉時雨の只中にて) |
アダプテッド満たされなさに名前を付けたら 図らずとも幸福と呼ばれた 主義主張 躁鬱シャーマニズム 段ボールハウス居住サルトル 路線バス 錆びた車体 経年劣化する思考 欲情の二乗 麦藁帽子を掛けた軽トラ 初月無料 女子アナ プラウト アダプテッド 立ち食い蕎麦 神降ろしにて食し ウインドウズ 便箋 世は情け 過大評価 過小評価 キルユー 宙ぶらりん 文庫 シティーライト 出会いと別れ切符切りそびれ ホスピス横たわり終末医療 患った不治の病、青春 あの夏の尻尾掴みたい アダプテッド 森の呼ぶ声を聞いた 僕は死んだ 真夏にあの子抱いた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 社用車で昼食ついぞ嘔吐 なんだかんだあって今、水死体 身辺整理 七つ目の夜に 鉄道唱歌 口ずさみ行こう 惚れた腫れたの日銭物乞いに 南無阿弥陀仏 漁船 夢違え 死ぬには広すぎる海底では ただよっている ただ酔っていアダプテッド 夕闇彼方が燃えた 僕は死んだ あの子が世界を変えた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 煌々と燃えたる朝焼けの 照らす窓辺に 古新聞 古雑誌 古自分 古自分 苔むす生に串さして 哲学たちんぼとおりゃんせ とおりゃんせとおりゃんせ 笑う音がいとおかし あなたがいれば死んでもいいか 死んだらどうか 相談しようそうしよう きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 アダプテッド | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 満たされなさに名前を付けたら 図らずとも幸福と呼ばれた 主義主張 躁鬱シャーマニズム 段ボールハウス居住サルトル 路線バス 錆びた車体 経年劣化する思考 欲情の二乗 麦藁帽子を掛けた軽トラ 初月無料 女子アナ プラウト アダプテッド 立ち食い蕎麦 神降ろしにて食し ウインドウズ 便箋 世は情け 過大評価 過小評価 キルユー 宙ぶらりん 文庫 シティーライト 出会いと別れ切符切りそびれ ホスピス横たわり終末医療 患った不治の病、青春 あの夏の尻尾掴みたい アダプテッド 森の呼ぶ声を聞いた 僕は死んだ 真夏にあの子抱いた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 社用車で昼食ついぞ嘔吐 なんだかんだあって今、水死体 身辺整理 七つ目の夜に 鉄道唱歌 口ずさみ行こう 惚れた腫れたの日銭物乞いに 南無阿弥陀仏 漁船 夢違え 死ぬには広すぎる海底では ただよっている ただ酔っていアダプテッド 夕闇彼方が燃えた 僕は死んだ あの子が世界を変えた一夜 きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 煌々と燃えたる朝焼けの 照らす窓辺に 古新聞 古雑誌 古自分 古自分 苔むす生に串さして 哲学たちんぼとおりゃんせ とおりゃんせとおりゃんせ 笑う音がいとおかし あなたがいれば死んでもいいか 死んだらどうか 相談しようそうしよう きらめく星空は 僕らを貫通してった弾痕 天の川は創傷 世界に二人だけ 観念だけになって 口角を上げた夏 絶唱 絶唱 アダプテッド |
明日には大人になる君へ明日には大人になる君へ 距離の最小単位を 時間の最小単位を “私”の最小単位を 細切れになった 映画フィルムの一コマのような静謐な場所で 自覚と無自覚の交差する三叉路で 初秋の風が撫ぜる歩道橋で そこで待ち合わせしよう 明日には大人になる君へ 私は自死を否定しない 私は孤独を否定しない 私は“私”という定義の領分については懐疑的でありたい 社会における境遇と その惰弱な精神を拠り所にした “私”と呼ぶには未成熟な自意識を 混同したりはしない 明日には大人になる君へ これから来る人生の屈辱においては 報復を誓うのも無理はないのかもしれない しかしながらその痛みが 君の尊厳に値するか知るべきだ 金品目的の窃盗犯は 私の書いた詩の一行だって盗めやしない 私はそれを尊厳と呼ぶ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 明日には大人になる君へ 距離の最小単位を 時間の最小単位を “私”の最小単位を 細切れになった 映画フィルムの一コマのような静謐な場所で 自覚と無自覚の交差する三叉路で 初秋の風が撫ぜる歩道橋で そこで待ち合わせしよう 明日には大人になる君へ 私は自死を否定しない 私は孤独を否定しない 私は“私”という定義の領分については懐疑的でありたい 社会における境遇と その惰弱な精神を拠り所にした “私”と呼ぶには未成熟な自意識を 混同したりはしない 明日には大人になる君へ これから来る人生の屈辱においては 報復を誓うのも無理はないのかもしれない しかしながらその痛みが 君の尊厳に値するか知るべきだ 金品目的の窃盗犯は 私の書いた詩の一行だって盗めやしない 私はそれを尊厳と呼ぶ |
アオモリオルタナティブ放課後チャリでにけつライブハウス たくやのムスタングは水色 どんな未来を迎えようとも 恐れるに足りぬ 青さが血走る MarshallとOrangeツインギター 道違えど出所は同じ トラブったら入力から辿れ 最初に言われた 間違いなかった 国道から脇道に入り 陽も届かぬ路地に 世間知らずがたむろすれば 世間知らずが世間だった あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 どっから来たかの話じゃなく 何処へ向かうかの話ならば 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 今夜、数多の答え合わせ 生きてる限り何かの途中 仕事の愚痴 娘、反抗期 病んだことも挫折したことも 笑い話にできたことは多い そうじゃないことは誰もが秘めるから 所々に涙の跡 ヘンゼルのパン屑みたいに辿る むつ市本町通り雨上がり いつのわだかまり 今夜種明かし くたばる為に生きた訳じゃねえ 歩いた道程を 負けや恥と吐き捨てるな それこそが君の成り立ちなんだから あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 思い出話の栞程度 不幸はピリオドなんかじゃねえ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 過去と今日との答え合わせ 生きてる限り何かの途中 ミスった時こそ涼しい顔 伺うんじゃなく睨みつけろ ここぞという時にペダルを踏め 鬱屈も増幅すればアートたり得る 幾度挫けて身の丈を知って でも「ひょっとしたら」が「もう一度」と急かす 人生変える何かにも始まりはある それが今日じゃ駄目な理由は一つもない あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 自分の成り立ちを知ってこそ 理想の成り行き描けるんだ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール いつかこの歌の答え合わせしようぜ 僕らはずっと途中 | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | 放課後チャリでにけつライブハウス たくやのムスタングは水色 どんな未来を迎えようとも 恐れるに足りぬ 青さが血走る MarshallとOrangeツインギター 道違えど出所は同じ トラブったら入力から辿れ 最初に言われた 間違いなかった 国道から脇道に入り 陽も届かぬ路地に 世間知らずがたむろすれば 世間知らずが世間だった あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 どっから来たかの話じゃなく 何処へ向かうかの話ならば 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 今夜、数多の答え合わせ 生きてる限り何かの途中 仕事の愚痴 娘、反抗期 病んだことも挫折したことも 笑い話にできたことは多い そうじゃないことは誰もが秘めるから 所々に涙の跡 ヘンゼルのパン屑みたいに辿る むつ市本町通り雨上がり いつのわだかまり 今夜種明かし くたばる為に生きた訳じゃねえ 歩いた道程を 負けや恥と吐き捨てるな それこそが君の成り立ちなんだから あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 思い出話の栞程度 不幸はピリオドなんかじゃねえ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール 過去と今日との答え合わせ 生きてる限り何かの途中 ミスった時こそ涼しい顔 伺うんじゃなく睨みつけろ ここぞという時にペダルを踏め 鬱屈も増幅すればアートたり得る 幾度挫けて身の丈を知って でも「ひょっとしたら」が「もう一度」と急かす 人生変える何かにも始まりはある それが今日じゃ駄目な理由は一つもない あっち行ってこっち行っても 君はもうきっと大丈夫 自分の成り立ちを知ってこそ 理想の成り行き描けるんだ 法被着て神社横丁 話し込んでぬるいハイボール いつかこの歌の答え合わせしようぜ 僕らはずっと途中 |
アイスクリーム駅のエレベーターがあまりにも唯物的で この六月のとある一日ですら とても唯物的に思えて だから僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 改札を抜けると 少し夏の匂いがして 色んな人が最大公約数的に笑って その重量が 個人的な空白と釣り合わず 僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい 石畳の歩道が 日照りでとても熱そうだから 今年の六月は ここに捨てていこうと アイスクリーム屋の看板を見て 思った | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | | 駅のエレベーターがあまりにも唯物的で この六月のとある一日ですら とても唯物的に思えて だから僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 改札を抜けると 少し夏の匂いがして 色んな人が最大公約数的に笑って その重量が 個人的な空白と釣り合わず 僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい 石畳の歩道が 日照りでとても熱そうだから 今年の六月は ここに捨てていこうと アイスクリーム屋の看板を見て 思った |
アイザックアイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 品川駅が咳き込むので 着飾った女性が背中をさすっていた うずくまった未明通りでは 今日も犯人による犯人捜しが 憶測と出歯亀と有識者でぎゅうぎゅう詰めだ 悪人のくせに悪人面する勇気すらない 恥知らずの悪人が吐いた 道徳によく似たそれは 腐敗する妄想 晩秋の訃報 猟銃の発砲 初雪が未だ逃走 十二月の東北 アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 誰かが誰かを傷つける度に胸を痛めるなら いつかそれが死因になる そういう意味では優しさは病だ 誰かが吐き捨てたつばを 少なからず僕らは踏んづけて行進するんだ 吹雪も大時化も その先に灯りは見えずとも やぶれかぶれに自暴自棄に 死に物狂い 鉱山の崩落による 生き埋めのヒューマニズム 希望もいつか消える だがそれは息絶える時だ アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ | amazarashi | 秋田ひろむ | 秋田ひろむ | amazarashi・Yoshiaki Dewa | アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 品川駅が咳き込むので 着飾った女性が背中をさすっていた うずくまった未明通りでは 今日も犯人による犯人捜しが 憶測と出歯亀と有識者でぎゅうぎゅう詰めだ 悪人のくせに悪人面する勇気すらない 恥知らずの悪人が吐いた 道徳によく似たそれは 腐敗する妄想 晩秋の訃報 猟銃の発砲 初雪が未だ逃走 十二月の東北 アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ 誰かが誰かを傷つける度に胸を痛めるなら いつかそれが死因になる そういう意味では優しさは病だ 誰かが吐き捨てたつばを 少なからず僕らは踏んづけて行進するんだ 吹雪も大時化も その先に灯りは見えずとも やぶれかぶれに自暴自棄に 死に物狂い 鉱山の崩落による 生き埋めのヒューマニズム 希望もいつか消える だがそれは息絶える時だ アイザック 1カートンのナーバス 哀楽 セブンスの歩幅 工業区 黒煙のキャンパス ラングストン 一服のドラマ |