街灯に明りが灯る前に雨が降る 雨が降り続く 傘に日が暮れる 帰る道 濡れて帰る道 猫も濡れ、走る 誰か涙を奪ってくれ、今すぐ 街灯に明りが灯る前に 笑う顔 泣いて笑う顔 交差点に立つ 青になり、渡り、擦れ違い 滲む影 消えた 早く涙を奪ってくれ、俺から 次の角、あの信号に着く前に 黒い傘に 濡れた猫に 滲む影に 世界中に 雨が降る 誰か涙を奪ってくれ、今すぐ 街灯に明りが灯る前に 雨と共に 時は過ぎる 時と共に 雨は降る | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 雨が降る 雨が降り続く 傘に日が暮れる 帰る道 濡れて帰る道 猫も濡れ、走る 誰か涙を奪ってくれ、今すぐ 街灯に明りが灯る前に 笑う顔 泣いて笑う顔 交差点に立つ 青になり、渡り、擦れ違い 滲む影 消えた 早く涙を奪ってくれ、俺から 次の角、あの信号に着く前に 黒い傘に 濡れた猫に 滲む影に 世界中に 雨が降る 誰か涙を奪ってくれ、今すぐ 街灯に明りが灯る前に 雨と共に 時は過ぎる 時と共に 雨は降る |
午前0時睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ 砂が降るようにそれはサラサラと軽く 寝静まっている路地で昼間見た猫が 一瞬、俺を見止めて物陰に消えた 何処を歩いて来た? 何を手に入れて来た? ポケットの中を探して取り出したものは 電球と 喧噪と そこに付随する諸々の影 笑う声 長い髪 ガラスに映った自分の顔 サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 昨日ヲ捨テル時刻 午前0時 真夜中 今日ヲ拾ウ時刻 午前0時 真夜中 睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ そうじゃなくても今更もう気にするものか 睫毛に溜まった雨が頬を伝って ポタリと爪先を濡らす ポタリと小さく爪先に染みる サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ 砂が降るようにそれはサラサラと軽く 寝静まっている路地で昼間見た猫が 一瞬、俺を見止めて物陰に消えた 何処を歩いて来た? 何を手に入れて来た? ポケットの中を探して取り出したものは 電球と 喧噪と そこに付随する諸々の影 笑う声 長い髪 ガラスに映った自分の顔 サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 昨日ヲ捨テル時刻 午前0時 真夜中 今日ヲ拾ウ時刻 午前0時 真夜中 睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ そうじゃなくても今更もう気にするものか 睫毛に溜まった雨が頬を伝って ポタリと爪先を濡らす ポタリと小さく爪先に染みる サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 |
ばかやろう節不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する 首を傾げたり 足をブラブラさせたり 目を瞑ったり 俺は確かめる 俺だけのやり方で 世界の全てを 悲しい事などあるものか そうして何時でも生きて来た そうさ 闘う相手はいつだって 心の底から湧いて来て 崖っぷちに俺を追い詰める 「生きてる価値など何も無い 存在自体がクダラナイ 死ネ!死ネ!」 と俺を追い詰める 拗ねて甘えても 助けを叫んでも 誰も振り向かない 誰も振り向かない 死んだふりしても 生きているふりしても 事実は変わらない 事実は変わらない 孤独がどうして珍しい そうして此所まで生きて来た そうさ 闘う相手は何時だって ドブ河の底から湧いて来て 路地裏で俺を待ち伏せる 打ち据えられては、ばかやろう 引き倒されても、ばかやろう 孤立無援で、ばかやろう 満身創痍で、ばかやろう 此所までそうして生きて来た 此所からそうして生きて行く 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する 首を傾げたり 足をブラブラさせたり 目を瞑ったり 俺は確かめる 俺だけのやり方で 世界の全てを 悲しい事などあるものか そうして何時でも生きて来た そうさ 闘う相手はいつだって 心の底から湧いて来て 崖っぷちに俺を追い詰める 「生きてる価値など何も無い 存在自体がクダラナイ 死ネ!死ネ!」 と俺を追い詰める 拗ねて甘えても 助けを叫んでも 誰も振り向かない 誰も振り向かない 死んだふりしても 生きているふりしても 事実は変わらない 事実は変わらない 孤独がどうして珍しい そうして此所まで生きて来た そうさ 闘う相手は何時だって ドブ河の底から湧いて来て 路地裏で俺を待ち伏せる 打ち据えられては、ばかやろう 引き倒されても、ばかやろう 孤立無援で、ばかやろう 満身創痍で、ばかやろう 此所までそうして生きて来た 此所からそうして生きて行く 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する |
今日雲切れ一つ無い青空だ 迷いの影の無い あなたはいないのだ 自分すらも夢の骸 あれが今日だろう あぁ、夢なんだろ? 何が今日だろう あぁ、嘘なんだろ? ダッテ、サッキ、イッテ、アッテ、 ナンデ、ドウシテ、ソコデ。 見る物全て 雨を吸いこんで 濡れていた 濡れている 地を這う物憂さも泥まみれだ 水面に揺れる月夜 あなたは現れる 現れてはすぐに消えた あれが今日だろう? あぁ、夢なんだろ? 何が今日だろう あぁ、嘘なんだろ? | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 雲切れ一つ無い青空だ 迷いの影の無い あなたはいないのだ 自分すらも夢の骸 あれが今日だろう あぁ、夢なんだろ? 何が今日だろう あぁ、嘘なんだろ? ダッテ、サッキ、イッテ、アッテ、 ナンデ、ドウシテ、ソコデ。 見る物全て 雨を吸いこんで 濡れていた 濡れている 地を這う物憂さも泥まみれだ 水面に揺れる月夜 あなたは現れる 現れてはすぐに消えた あれが今日だろう? あぁ、夢なんだろ? 何が今日だろう あぁ、嘘なんだろ? |
秋風と野郎達風を切って行く 秋の肌寒き路地裏を オープン D が焼き払う 俺は知っている 光るその目の イルカの様な単純さの素晴しさ 焦れて焦がれて 俺達は何時だってそう 遠雷が呼んでいる その火薬を その狂気を 飲み干して笑え そしてまた走れ 顧みる迷いを振り捨てて 俺は誰なんだ 此処は何処なんだ 決めるのは誰なんだ? そして何処へ行く 何が出来る 決めるのは誰なんだ? 街灯が照らし出す 去って行くその影を 月光に抱かれて 俺達は何時だってそう 飲み干して笑え そしてまた走れ 顧みる迷いを振り捨てて | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 風を切って行く 秋の肌寒き路地裏を オープン D が焼き払う 俺は知っている 光るその目の イルカの様な単純さの素晴しさ 焦れて焦がれて 俺達は何時だってそう 遠雷が呼んでいる その火薬を その狂気を 飲み干して笑え そしてまた走れ 顧みる迷いを振り捨てて 俺は誰なんだ 此処は何処なんだ 決めるのは誰なんだ? そして何処へ行く 何が出来る 決めるのは誰なんだ? 街灯が照らし出す 去って行くその影を 月光に抱かれて 俺達は何時だってそう 飲み干して笑え そしてまた走れ 顧みる迷いを振り捨てて |
天沼夕景ブラリブラリの一人旅 口笛吹けば 悲し侘しの嘆きさえ 路肩の塵よ 滑稽デ、OKダ。 片道切符ダ、サヨナラダ。 コンニチハ。 ドーデスカ? ゴキゲンヨウ。 マタ、イツカ。 今日も 屋根の間に間に陽は落ちて 彼方此方に夜は降る 鳥の声も遠ざかる 馴染みの路地に 夕餉の灯 人々の足並み淡い 何デモナイ今日ダッテ 片道切符ダ、サヨナラダ。 コンニチハ。 ドーデスカ? ゴキゲンヨウ。 マタ、イツカ。 見ろよ 屋根の間に間に陽は落ちて 彼方此方に夜は降る 明日は何かが起こるかな? 無邪気な心は夢を見る そう! 明日もそこらに立っている 駅前で、環八で、何かを待っている 馬鹿は承知のけもの道 涙の花が 明日も何処かに咲くだろう 又、咲くだろう そうさ! 又、陽は落ちて 又、夜が降って 巡り来る 巡り来る | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | ブラリブラリの一人旅 口笛吹けば 悲し侘しの嘆きさえ 路肩の塵よ 滑稽デ、OKダ。 片道切符ダ、サヨナラダ。 コンニチハ。 ドーデスカ? ゴキゲンヨウ。 マタ、イツカ。 今日も 屋根の間に間に陽は落ちて 彼方此方に夜は降る 鳥の声も遠ざかる 馴染みの路地に 夕餉の灯 人々の足並み淡い 何デモナイ今日ダッテ 片道切符ダ、サヨナラダ。 コンニチハ。 ドーデスカ? ゴキゲンヨウ。 マタ、イツカ。 見ろよ 屋根の間に間に陽は落ちて 彼方此方に夜は降る 明日は何かが起こるかな? 無邪気な心は夢を見る そう! 明日もそこらに立っている 駅前で、環八で、何かを待っている 馬鹿は承知のけもの道 涙の花が 明日も何処かに咲くだろう 又、咲くだろう そうさ! 又、陽は落ちて 又、夜が降って 巡り来る 巡り来る |
滑走路と人力飛行機空から落ちて来る 得体の知れない狂気は 45度の角度で 放り出してやれ 背後から付けて来る 陰険な影達は 路地を抜けた場所で 走って振り切れ 滑走路に立っている 翼は持ってない 雨ならザーッと降って来い 風ならドンと吹いて来い 前にも後ろにも どうせ何にも無いから 両手を広げて 飛べるつもりになって 一瞬よぎる恐怖と 踏み出す勇気 この淋しさが生きてる証さ 震える足元が生きてる証さ 時間は訪れて 今一度息を飲んで 見送る言葉など もう必要無いはず 死ぬ気で走り出して 駄目ならそれまでだ 死んでいるみたいに 生きていたくはないから 滑走路に立っている 翼は持ってない 滑走路に立っている 翼は持ってない | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 空から落ちて来る 得体の知れない狂気は 45度の角度で 放り出してやれ 背後から付けて来る 陰険な影達は 路地を抜けた場所で 走って振り切れ 滑走路に立っている 翼は持ってない 雨ならザーッと降って来い 風ならドンと吹いて来い 前にも後ろにも どうせ何にも無いから 両手を広げて 飛べるつもりになって 一瞬よぎる恐怖と 踏み出す勇気 この淋しさが生きてる証さ 震える足元が生きてる証さ 時間は訪れて 今一度息を飲んで 見送る言葉など もう必要無いはず 死ぬ気で走り出して 駄目ならそれまでだ 死んでいるみたいに 生きていたくはないから 滑走路に立っている 翼は持ってない 滑走路に立っている 翼は持ってない |
ジグザグジグザグチクタクチクタク雨が降り出して 言論を封鎖する 窓を開けられない 膨張と緊縛 雨が突き刺す矢に見える ジグザグジグザグチクタクチクタク 背に刺さる 雨が降り出して 観念を殴打する 神様が降りてきた 盲信と執着 雨が裁きの声になる ジグザグジグザグチクタクチクタク 知らしめろ! 膨張 緊縛 盲信 執着 有罪!有罪!有罪!有罪! 遍く我等に降り注ぐ ジグザグジグザグチクタクチクタク 背に刺さる | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 雨が降り出して 言論を封鎖する 窓を開けられない 膨張と緊縛 雨が突き刺す矢に見える ジグザグジグザグチクタクチクタク 背に刺さる 雨が降り出して 観念を殴打する 神様が降りてきた 盲信と執着 雨が裁きの声になる ジグザグジグザグチクタクチクタク 知らしめろ! 膨張 緊縛 盲信 執着 有罪!有罪!有罪!有罪! 遍く我等に降り注ぐ ジグザグジグザグチクタクチクタク 背に刺さる |
街頭に舞い散る枯葉彷徨えば戸惑えば 泣き顔もその儘で良い 雪の様に降り積もり 喜びやら悲しみは 積もる儘に積もらせる 放り投げて眺めやる 『舞い散る枯葉の姿を知りたいのだ』 『舞い散る枯葉の心を知りたいのだ』 唯、途方に暮れる 魂が揺れる 泥道を遊びに行く 醜さもその儘で良い 当たり前の顔で在る 正しさやら優しさは 縛りつけて放さない 闇のドアが開かない 『舞い散る枯葉の姿を知らねぇのか』 『舞い散る枯葉の心を知らねぇのか』 唯、途方に暮れる 魂が揺れる | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 彷徨えば戸惑えば 泣き顔もその儘で良い 雪の様に降り積もり 喜びやら悲しみは 積もる儘に積もらせる 放り投げて眺めやる 『舞い散る枯葉の姿を知りたいのだ』 『舞い散る枯葉の心を知りたいのだ』 唯、途方に暮れる 魂が揺れる 泥道を遊びに行く 醜さもその儘で良い 当たり前の顔で在る 正しさやら優しさは 縛りつけて放さない 闇のドアが開かない 『舞い散る枯葉の姿を知らねぇのか』 『舞い散る枯葉の心を知らねぇのか』 唯、途方に暮れる 魂が揺れる |
ゼロから全てが始まる広げた手のひらを隅に翳す 翳した手のひらに何もない 何にもない 手を翳せば空には空ばかり 手のひらにも空にも何もない カラッポだ それで全部だ そして ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 東の山並みが朱に染まる 翳した手のひらを染めてゆく 染めてよく 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 人間は始めは泥だった 水だった 蠢く悲しみだった 歌は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 広げた手のひらを隅に翳す 翳した手のひらに何もない 何にもない 手を翳せば空には空ばかり 手のひらにも空にも何もない カラッポだ それで全部だ そして ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 東の山並みが朱に染まる 翳した手のひらを染めてゆく 染めてよく 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 人間は始めは泥だった 水だった 蠢く悲しみだった 歌は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める |
明日を撃てメソメソすんな 泣いて世界が変わるかよ 涙はもっと大事な場面に取っておけ 事実は今日も鉄橋みたいにそこにある 握り拳はポケットの中に突っ込んどけ 傍目に見れば全く無惨な姿でも 冗談じゃねえぞ 勝負はまだまだこれからだ 浮き足立って色をなくした街の角 今更なんだ 生まれた時からこの通りさ そこで怒れ!明日を撃て! そこで走れ!明日を撃て! 恥じ入る思いが泡立つ度 消え入りそうになる明け暮れに 揮発する涙に火をつけて 閉じかける扉を抉じ開けろ 抑圧は逆巻き荒れ狂い 均衡は震えて保たれる 何がどうした?それがどうした? 百万回目の再生 そこで叫べ!明日を撃て! そこで超えろ!明日を撃て! | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | メソメソすんな 泣いて世界が変わるかよ 涙はもっと大事な場面に取っておけ 事実は今日も鉄橋みたいにそこにある 握り拳はポケットの中に突っ込んどけ 傍目に見れば全く無惨な姿でも 冗談じゃねえぞ 勝負はまだまだこれからだ 浮き足立って色をなくした街の角 今更なんだ 生まれた時からこの通りさ そこで怒れ!明日を撃て! そこで走れ!明日を撃て! 恥じ入る思いが泡立つ度 消え入りそうになる明け暮れに 揮発する涙に火をつけて 閉じかける扉を抉じ開けろ 抑圧は逆巻き荒れ狂い 均衡は震えて保たれる 何がどうした?それがどうした? 百万回目の再生 そこで叫べ!明日を撃て! そこで超えろ!明日を撃て! |
JET MAN一足飛びに彼方の街へ 風吹く速さのままに 手を振り別れ 誰かと出会う 花と涙を携え 月の無い夜を一跨ぎ 絶望の谷を一跨ぎ 飛んで行け 飛んで行け ツバメや雲やジェット機みたいに 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 捨てられる全てを 一足飛びに知らない街へ 躓く弾みのままに 「誰の指図も受けない」なんて ナカナカ難しいもんだなあ そうさ、アイツ等も一跨ぎ そうさ、夕焼けを一跨ぎ 飛んで行け 飛んで行け 目蓋に残る傷の向こうへ 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 追い縋る全てを 旅の夜空に俄に浮かぶ あれは迷い、恐怖、失望 黒い影ニヤリ 「道は閉ざされた 明日は閉ざされた!」 飛んで行け 飛んで行け ツバメや雲やジェット機みたいに 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 捨てられる全てを | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 一足飛びに彼方の街へ 風吹く速さのままに 手を振り別れ 誰かと出会う 花と涙を携え 月の無い夜を一跨ぎ 絶望の谷を一跨ぎ 飛んで行け 飛んで行け ツバメや雲やジェット機みたいに 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 捨てられる全てを 一足飛びに知らない街へ 躓く弾みのままに 「誰の指図も受けない」なんて ナカナカ難しいもんだなあ そうさ、アイツ等も一跨ぎ そうさ、夕焼けを一跨ぎ 飛んで行け 飛んで行け 目蓋に残る傷の向こうへ 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 追い縋る全てを 旅の夜空に俄に浮かぶ あれは迷い、恐怖、失望 黒い影ニヤリ 「道は閉ざされた 明日は閉ざされた!」 飛んで行け 飛んで行け ツバメや雲やジェット機みたいに 捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け 捨てられる全てを |
葉桜並木心を眠らせ 人々の中へ 花は終わった様だ 葉桜並木 遥か地平に立ちのぼる 焼却場の煙 鍵穴はいつか 合わなくなっていた 雨はあがった様だ 埃の匂い 寝惚け眼に陽光は ぶれる視界を示す そぞろ歩きの疲れ 足の裏との対話 せめて一時、通い合う そっと笑顔を交わし合う 水の底に深く、光る鍵が見える だけど、それは、いまだ、水の底。 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 心を眠らせ 人々の中へ 花は終わった様だ 葉桜並木 遥か地平に立ちのぼる 焼却場の煙 鍵穴はいつか 合わなくなっていた 雨はあがった様だ 埃の匂い 寝惚け眼に陽光は ぶれる視界を示す そぞろ歩きの疲れ 足の裏との対話 せめて一時、通い合う そっと笑顔を交わし合う 水の底に深く、光る鍵が見える だけど、それは、いまだ、水の底。 |
声花に曇の空模様 俺の心は何処にある 彼方此方を駆け回り 辺り構わず呼ぶのだが 「神様は死んじゃったよ」 まだ俺は生きているようだ 「もう花は散っちゃったよ」 だが日々は続くんだ 鐘を打ち鳴らす 何回も打ち鳴らす 雨雲を打ち壊し 俺を打ち壊せ 喉の奥から沸き上がる 風の吹くような声が 風に四月が砕け飛ぶ 砕け飛ぶなら砕け飛べ 気が済むまで彷徨って 気が済んで微睡んで 両頬を打ち据える幻に飛び起きる 窓を開け放て 魂を開け放て 過去を開け放ち 未来を開け放て 地平の果てを叩き割る 雷のような声を 焼き付く声を 引き裂く声を 血潮の声を 声を! | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 花に曇の空模様 俺の心は何処にある 彼方此方を駆け回り 辺り構わず呼ぶのだが 「神様は死んじゃったよ」 まだ俺は生きているようだ 「もう花は散っちゃったよ」 だが日々は続くんだ 鐘を打ち鳴らす 何回も打ち鳴らす 雨雲を打ち壊し 俺を打ち壊せ 喉の奥から沸き上がる 風の吹くような声が 風に四月が砕け飛ぶ 砕け飛ぶなら砕け飛べ 気が済むまで彷徨って 気が済んで微睡んで 両頬を打ち据える幻に飛び起きる 窓を開け放て 魂を開け放て 過去を開け放ち 未来を開け放て 地平の果てを叩き割る 雷のような声を 焼き付く声を 引き裂く声を 血潮の声を 声を! |
這いつくばったり空を飛んだり椅子に座っている チャンスは此所にはない 鳴き交わす烏が 今朝はやけに騒いでいる 家を出て歩き出す 地図が何処にもない 行き交う自動車の 速度が襟を揺らしてゆく そして 逆光に浮かぶ万物の影 雑踏に沈む種々の影 魂のネジを一つ、二つ、もっと多く、 どこかへ落っことしてきた 俺の不正確な振り子時計 泣くな青き心 泣くな苦き心 届かざるを嘆くな その遠さを悲しむな 泣くな暗き心 泣くな弱き心 その一歩を恐れるな その一言を恥じるな 入り組む細い道 雲は浮かんでない 逆さまにぶら下がるようにも見える俺達 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 椅子に座っている チャンスは此所にはない 鳴き交わす烏が 今朝はやけに騒いでいる 家を出て歩き出す 地図が何処にもない 行き交う自動車の 速度が襟を揺らしてゆく そして 逆光に浮かぶ万物の影 雑踏に沈む種々の影 魂のネジを一つ、二つ、もっと多く、 どこかへ落っことしてきた 俺の不正確な振り子時計 泣くな青き心 泣くな苦き心 届かざるを嘆くな その遠さを悲しむな 泣くな暗き心 泣くな弱き心 その一歩を恐れるな その一言を恥じるな 入り組む細い道 雲は浮かんでない 逆さまにぶら下がるようにも見える俺達 |
未ダ未ダヨ鳥ガ飛ブ 街路樹ノ枝 子供等ノ走ル声 窓ニ焼キ付ク 長イ影 何気ナク頬ニ笑ミ 番茶を飲んでは裁きを待っている 鼻唄混じり 洗濯しながら運命を待ている 小躍リ踊ル 家ヲ出ル 何処ヘ行コウカ 人イキレ 街ニ夜 飲メバ飲マレテ空回リ 夜ノ底 街ノ底 大酒飲んでは裁きを待っている ヨロメキ歩く 酩酊しながら運命を待っている 心ニ雨ガ降ル 『背中ヲ激シク叩カレテ 勢イ余ッテ飛ビ出シテ 右モ左モワカラナイ。 東西南北サマヨッテ 行クモ千里 戻ルモ千里 泣イタッテナンニナル。』 枯れ草を蹴り上げて 何もかも飛び越える 泥まみれで舞い狂う 東西南北さまよって 行くも千里 戻るも千里 未ダ未ダヨ 未ダ未ダヨ ホラ、夜ガ明ケル 夜ガ明ケル アンナニ遠クマデ夜ハ明ケル | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 鳥ガ飛ブ 街路樹ノ枝 子供等ノ走ル声 窓ニ焼キ付ク 長イ影 何気ナク頬ニ笑ミ 番茶を飲んでは裁きを待っている 鼻唄混じり 洗濯しながら運命を待ている 小躍リ踊ル 家ヲ出ル 何処ヘ行コウカ 人イキレ 街ニ夜 飲メバ飲マレテ空回リ 夜ノ底 街ノ底 大酒飲んでは裁きを待っている ヨロメキ歩く 酩酊しながら運命を待っている 心ニ雨ガ降ル 『背中ヲ激シク叩カレテ 勢イ余ッテ飛ビ出シテ 右モ左モワカラナイ。 東西南北サマヨッテ 行クモ千里 戻ルモ千里 泣イタッテナンニナル。』 枯れ草を蹴り上げて 何もかも飛び越える 泥まみれで舞い狂う 東西南北さまよって 行くも千里 戻るも千里 未ダ未ダヨ 未ダ未ダヨ ホラ、夜ガ明ケル 夜ガ明ケル アンナニ遠クマデ夜ハ明ケル |
夏の光背中を丸めて奴は駅前で 週末の街の風景に溶けている 手に入らぬものなら多くある 甘い夢は逃げてゆく 興醒め顔が見送っている 花のように 着飾った男や女が過ぎてゆく 今、あまりにそれ等は遠過ぎて 麻痺した心に風だけが 生きている事実を告げている 歌うように、微笑むように 静かに凍りついてゆく夏の光 イントロが鳴りだしそうな雲行きだ 夕刻に嗚咽のような鐘の音だ ふと、泣き顔と笑い顔は入り交じる いつもの見慣れた街角が 知らない何処かに見えてくる 終わりの始まりのような 黄ばんだ雲が光っている 手厚い祝福のように 悪魔の囁きのように | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 背中を丸めて奴は駅前で 週末の街の風景に溶けている 手に入らぬものなら多くある 甘い夢は逃げてゆく 興醒め顔が見送っている 花のように 着飾った男や女が過ぎてゆく 今、あまりにそれ等は遠過ぎて 麻痺した心に風だけが 生きている事実を告げている 歌うように、微笑むように 静かに凍りついてゆく夏の光 イントロが鳴りだしそうな雲行きだ 夕刻に嗚咽のような鐘の音だ ふと、泣き顔と笑い顔は入り交じる いつもの見慣れた街角が 知らない何処かに見えてくる 終わりの始まりのような 黄ばんだ雲が光っている 手厚い祝福のように 悪魔の囁きのように |
ひとり道、風の道「なあ、みんなそうなのか?」 街の中 「君はどうなんだ?」 分かれ道 君の後ろ姿、消えてゆく 空に渡り鳥も消えてゆく いつだってそうなんだ 足元に いつだってそうだった 長い影 お前だけがいつも付いてくる 風に砂埃が舞い上がる 「今暫く、待ってくれ 今ちょっと笑えないから」 空ばかり見上げて歩いて来た 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい 友情とビジネスは紙一重 情熱と虚無は紙一重、さ 「またここらでお別れだ またいつか、何処かで会おう」 両足を揃えて息を吐く 一歩目を踏み出して風を知る 空ばかり見上げて歩いてゆく 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 「なあ、みんなそうなのか?」 街の中 「君はどうなんだ?」 分かれ道 君の後ろ姿、消えてゆく 空に渡り鳥も消えてゆく いつだってそうなんだ 足元に いつだってそうだった 長い影 お前だけがいつも付いてくる 風に砂埃が舞い上がる 「今暫く、待ってくれ 今ちょっと笑えないから」 空ばかり見上げて歩いて来た 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい 友情とビジネスは紙一重 情熱と虚無は紙一重、さ 「またここらでお別れだ またいつか、何処かで会おう」 両足を揃えて息を吐く 一歩目を踏み出して風を知る 空ばかり見上げて歩いてゆく 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい |
歩いた果てに何もなくてもまた見飽きた景色の隙間から 妙に寂しくなるような風が吹く なんだってんだって なんか用かって 今日も無用の男に日が過ぎる 分かりきった話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても ほらまた涙が 悔し涙のにじむ時 真夜中過ぎの青い月 俺とお前だけさ青い月 避けえない話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても みんな通り過ぎて 取り残されて 追えば追うほどに 取り残されて 雨が降ってきた 風が吹いてきた 追えば追うほどに 取り残されても 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | また見飽きた景色の隙間から 妙に寂しくなるような風が吹く なんだってんだって なんか用かって 今日も無用の男に日が過ぎる 分かりきった話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても ほらまた涙が 悔し涙のにじむ時 真夜中過ぎの青い月 俺とお前だけさ青い月 避けえない話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても みんな通り過ぎて 取り残されて 追えば追うほどに 取り残されて 雨が降ってきた 風が吹いてきた 追えば追うほどに 取り残されても 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても |
長い登り坂土煙を上げて明け暮れが 軋む音を立ててこの日々が 長い登り坂 立ち止まり仰ぎ見る空 泣いちまえ 泣いちまえ 月明かり 思い出せぬ歌 遠い街 なんでもねえ なんでもねえ 星が降る ゆっくり ゆっくり 坂を登る 夜明けには再び兆すだろう 暗く澱む闇に架かる虹が 静かに現れるだろう | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 土煙を上げて明け暮れが 軋む音を立ててこの日々が 長い登り坂 立ち止まり仰ぎ見る空 泣いちまえ 泣いちまえ 月明かり 思い出せぬ歌 遠い街 なんでもねえ なんでもねえ 星が降る ゆっくり ゆっくり 坂を登る 夜明けには再び兆すだろう 暗く澱む闇に架かる虹が 静かに現れるだろう |
オオカミ少年嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘をついて来い 嘘を打ち破る嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 嘘をついて来い 嘘だらけの世界に オオカミ ガ 来ルゾ オオカミ ガ 来ルゾ ナリ振リ捨テロ 身モ世モ捨テロ ソノ足取リニ真実ガ宿ル 嘘が腐ってゆく 借りてきた台詞ばかり 嘘が死んでゆく 嘘みたいな世界で 逆さまに吊るされて 逆さまに地球が廻る 落っこちるみたいに空を飛んだり 笑ってるみたいに涙流したり 本当ガ本当ニ本当カヨ? オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! 嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 「オオカミ ガ ヤッテ来ル」 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘をついて来い 嘘を打ち破る嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 嘘をついて来い 嘘だらけの世界に オオカミ ガ 来ルゾ オオカミ ガ 来ルゾ ナリ振リ捨テロ 身モ世モ捨テロ ソノ足取リニ真実ガ宿ル 嘘が腐ってゆく 借りてきた台詞ばかり 嘘が死んでゆく 嘘みたいな世界で 逆さまに吊るされて 逆さまに地球が廻る 落っこちるみたいに空を飛んだり 笑ってるみたいに涙流したり 本当ガ本当ニ本当カヨ? オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! 嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 「オオカミ ガ ヤッテ来ル」 |
野良犬、走る立っているだけで精一杯でも 努めて何でもないような眼差しで 雨が降ったら 野良犬、濡れて走る 言葉など持たないが 悲しみなら溢れる程ある 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る 足元が震えているのは 恐怖の故か 静かに滾り駆け巡る 赤き血潮の故か 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光 与えられ負わされ急き立てられ 生かされ立たされて陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 立っているだけで精一杯でも 努めて何でもないような眼差しで 雨が降ったら 野良犬、濡れて走る 言葉など持たないが 悲しみなら溢れる程ある 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る 足元が震えているのは 恐怖の故か 静かに滾り駆け巡る 赤き血潮の故か 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光 与えられ負わされ急き立てられ 生かされ立たされて陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る |
暁のサンタマリア暁のサンタマリア 光る雲 綺麗だよ 真夏のサンタマリア 噛み殺す苦い夢 また見えないものばかり追い掛けて 見慣れぬ空の下 またひとつ詩を手に入れて それだけ それだけ 何なんだか見えねえんだよ でも何なんだか知りてえんだよ 山影のグラデーションに 心が壊れそうだ また遠くの方ばかり眺めてる いつもの空の下 溢れ出た歌を聴いたのは 風だけ 風だけ 夏の朝焼けに星が消えるよ 深く息を吐き涙を捨てるよ 1,2,3で元に戻るよ サヨナラさ 暁のサンタマリア 夜明けに佇む時 暁のサンタマリア 何時だって君を想う | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 暁のサンタマリア 光る雲 綺麗だよ 真夏のサンタマリア 噛み殺す苦い夢 また見えないものばかり追い掛けて 見慣れぬ空の下 またひとつ詩を手に入れて それだけ それだけ 何なんだか見えねえんだよ でも何なんだか知りてえんだよ 山影のグラデーションに 心が壊れそうだ また遠くの方ばかり眺めてる いつもの空の下 溢れ出た歌を聴いたのは 風だけ 風だけ 夏の朝焼けに星が消えるよ 深く息を吐き涙を捨てるよ 1,2,3で元に戻るよ サヨナラさ 暁のサンタマリア 夜明けに佇む時 暁のサンタマリア 何時だって君を想う |
地図のない旅背負っているその荷物が何であれ 持っているその力が何であれ やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ 遠く稲妻走る 嵐が来る 猛スピードで雲が流れる 約束は何一つ為されていない 確証は何一つ得られていない やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ いつか心に灯した小さな炎で 迷い道を照らしながら歩くんだ 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 雨に打たれて 風に吹かれて 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 三歩目を諦めるな 足踏み鳴らせ 地図のない旅 傷だらけの旅 地図のない旅 果てしない旅 傷だらけの旅 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 背負っているその荷物が何であれ 持っているその力が何であれ やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ 遠く稲妻走る 嵐が来る 猛スピードで雲が流れる 約束は何一つ為されていない 確証は何一つ得られていない やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ いつか心に灯した小さな炎で 迷い道を照らしながら歩くんだ 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 雨に打たれて 風に吹かれて 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 三歩目を諦めるな 足踏み鳴らせ 地図のない旅 傷だらけの旅 地図のない旅 果てしない旅 傷だらけの旅 |
砂を掴んで立ち上がれ白昼 馬鹿に景気良く打ち上がる花火は 色がない 味気もない じゃ やってられるかよ だが 虚しくなって足を止めるな 腐ってちゃ進まねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 白昼 黒い石つぶて 物陰の悪意は 顔がない 姿もない じゃ 話になるかよ ほら 悲しくなって絶望するな 泣いてちゃ分からねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 真っ黒な口を開けている 憎しみの墓穴 錆びた空洞が鈍く光っている 微かに震える大地に 膝をつき息を切らしては あふれそうになる何かに耐えている 「ちくしょう!」 それでいいのかよ? 「クソクラエ!」 それでいい 息を整えろ 濁る眼を狙え | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 白昼 馬鹿に景気良く打ち上がる花火は 色がない 味気もない じゃ やってられるかよ だが 虚しくなって足を止めるな 腐ってちゃ進まねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 白昼 黒い石つぶて 物陰の悪意は 顔がない 姿もない じゃ 話になるかよ ほら 悲しくなって絶望するな 泣いてちゃ分からねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 真っ黒な口を開けている 憎しみの墓穴 錆びた空洞が鈍く光っている 微かに震える大地に 膝をつき息を切らしては あふれそうになる何かに耐えている 「ちくしょう!」 それでいいのかよ? 「クソクラエ!」 それでいい 息を整えろ 濁る眼を狙え |
俄か雨を待つ雲に別れの散る朝 青梅街道の朝焼け 幽かに風は吹いている 後ろ姿はもう無い 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す 花に別れの散る朝 『サヨナラダケガ人生』と 無理な笑顔で吐き捨てて 明日に命を繋ぐのだ 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す そして何時もの通り路地を行く そして何時もの通り日々を行く 降り出す俄か雨が面影を洗い流す | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 雲に別れの散る朝 青梅街道の朝焼け 幽かに風は吹いている 後ろ姿はもう無い 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す 花に別れの散る朝 『サヨナラダケガ人生』と 無理な笑顔で吐き捨てて 明日に命を繋ぐのだ 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す そして何時もの通り路地を行く そして何時もの通り日々を行く 降り出す俄か雨が面影を洗い流す |
走る自画像まるで踊り出すような足取りで 長い坂道駆け降りる 俺を呼ぶのは誰なんだろう? 雪の匂いと白樺並木 靴音と連れ立って 逃げる逃げ水追い掛ける 俺を呼ぶのは俺なんだろう 倦めど絶えざる彼の呼び声 正体は危うく 燃焼は儚い 誰だってそうなんだって 人込みに逃げ込むのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで 夜の雨音寂しさに 胸の灯消えかけても 皮膚に眼に焼き付いた 蒼き決意を忘れるな 実体は小さく 諦念は根深い 誰だってそうなんだって 両耳を差し出すのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | まるで踊り出すような足取りで 長い坂道駆け降りる 俺を呼ぶのは誰なんだろう? 雪の匂いと白樺並木 靴音と連れ立って 逃げる逃げ水追い掛ける 俺を呼ぶのは俺なんだろう 倦めど絶えざる彼の呼び声 正体は危うく 燃焼は儚い 誰だってそうなんだって 人込みに逃げ込むのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで 夜の雨音寂しさに 胸の灯消えかけても 皮膚に眼に焼き付いた 蒼き決意を忘れるな 実体は小さく 諦念は根深い 誰だってそうなんだって 両耳を差し出すのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで |
道端何処までも何処までも 道は唯唯、其処にある 何気無く口ずさむ あの歌は昨日の夢か 立ち止まりては振り返る 影とそぞろに歩むれば 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諫める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る 何時までも何時までも 今日も唯唯、其処にある 巡り来る悲しみの 行く果ては眠りの底か 見知らぬ街に立ち在りぬ 己が力の頼り無さ 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諌める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 何処までも何処までも 道は唯唯、其処にある 何気無く口ずさむ あの歌は昨日の夢か 立ち止まりては振り返る 影とそぞろに歩むれば 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諫める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る 何時までも何時までも 今日も唯唯、其処にある 巡り来る悲しみの 行く果ては眠りの底か 見知らぬ街に立ち在りぬ 己が力の頼り無さ 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諌める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る |
東京west進んでいるんだろうか? 戻っているんだろうか? 頭の上には通勤電車 足の下には汚れたアスファルト 同じ街 同じルート 同じ靴 同じ店からは いつもの匂いがする 花弁は枯葉のように見えるし 真夏は真冬のようにも見えるんだ 進んでるように見える景色は 戻ってるようにも見える景色 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away 東京west 日暮れ前 赤く染まった巨大なロウソク 東京west 記憶と現実 行ってくれ それが何だったのか 君は誰だったのか 一歩毎に崩れて 一歩毎にこぼれて これが何であるのか 俺は誰であるのか 一歩毎に損なって 一歩毎に追いかけて 笑ってるように見える顔は 泣いてるようにも見える顔 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 進んでいるんだろうか? 戻っているんだろうか? 頭の上には通勤電車 足の下には汚れたアスファルト 同じ街 同じルート 同じ靴 同じ店からは いつもの匂いがする 花弁は枯葉のように見えるし 真夏は真冬のようにも見えるんだ 進んでるように見える景色は 戻ってるようにも見える景色 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away 東京west 日暮れ前 赤く染まった巨大なロウソク 東京west 記憶と現実 行ってくれ それが何だったのか 君は誰だったのか 一歩毎に崩れて 一歩毎にこぼれて これが何であるのか 俺は誰であるのか 一歩毎に損なって 一歩毎に追いかけて 笑ってるように見える顔は 泣いてるようにも見える顔 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away |
地球の裏から風が吹く六車線の朝に 霞む空に 窓に映る顔に 地球の裏から風が吹く また今日が手渡される 夜の暗闇なら 背中に背負ったままさ 赤くなった眼で探してる 謎を解く光る鍵 街を横切る 旅路は続く 靴音響く 旅路は続く 擦れ違いざまに少しだけ 交わされ合う鼓動 地球の裏まで投げかけろ 声にならない歌を | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 六車線の朝に 霞む空に 窓に映る顔に 地球の裏から風が吹く また今日が手渡される 夜の暗闇なら 背中に背負ったままさ 赤くなった眼で探してる 謎を解く光る鍵 街を横切る 旅路は続く 靴音響く 旅路は続く 擦れ違いざまに少しだけ 交わされ合う鼓動 地球の裏まで投げかけろ 声にならない歌を |
大東京牧場上空 白い雲 羊の群れたち 東京 白いシャツ 羊の群れたち ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 雑踏 文庫本を右手にぶら下げて 雑踏 新宿通り 良く晴れた月曜日 ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 今日 接点ゼロ ノ風景 毛穴ニ詰マル 苦イ電波 今日 接点ゼロ ノ人類 号令一下 ノ盆踊り ラララララ 踊り出す ラララララ 踊り出す お池の岬に佇めば 水面に映る私の姿 多少毛色は違えども やっぱり私も羊だった ラララララ そうだったんだ ラララララ そうだったんだ 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 上空 白い雲 羊の群れたち 東京 白いシャツ 羊の群れたち ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 雑踏 文庫本を右手にぶら下げて 雑踏 新宿通り 良く晴れた月曜日 ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 今日 接点ゼロ ノ風景 毛穴ニ詰マル 苦イ電波 今日 接点ゼロ ノ人類 号令一下 ノ盆踊り ラララララ 踊り出す ラララララ 踊り出す お池の岬に佇めば 水面に映る私の姿 多少毛色は違えども やっぱり私も羊だった ラララララ そうだったんだ ラララララ そうだったんだ 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 |
角を曲がれば人々の夕陽が照り返して 街中が真っ赤になっている 解らない事も それで良いとしとくぜ今は 空気が動き出して 季節が入れ替わってゆけば きっと見えてくる ゆっくりと見えてくるはずさ 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 伝わってくるのは雨の匂いだけじゃない 降っているのは雨だけじゃないはず 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり 心はいつも此所に帰って来る 出口はどれも此所に通じている 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 訪れるものは過ぎて遠くなってゆく 遠くなって見えなくなって 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 夕陽が照り返して 街中が真っ赤になっている 解らない事も それで良いとしとくぜ今は 空気が動き出して 季節が入れ替わってゆけば きっと見えてくる ゆっくりと見えてくるはずさ 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 伝わってくるのは雨の匂いだけじゃない 降っているのは雨だけじゃないはず 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり 心はいつも此所に帰って来る 出口はどれも此所に通じている 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 訪れるものは過ぎて遠くなってゆく 遠くなって見えなくなって 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり |
循環バス今日も俺は猫以上に猫背だったよ 一体何がどうなってこんな風な俺になった そっと触れることさえ出来た影たちも 日が落ちて黄昏に消えてゆく 一足飛び何処へも行ける でもこんがらがって縺れた足の もどかしさにふと諦めてしまうのさ 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている 循環バスの窓には 逃げ出したくて逃げられない街が広がっている あの時だって これからだって あの人だって 誰かだって 心がしんと静まり返る瞬間があるのさ カラスだって 野良猫だって 俺たちだって あいつらだって 押し黙って天を仰ぐ瞬間があるのさ 循環バスの窓には 泣きたくて泣けない空が広がっている 循環バスの窓には 消したくて消せない過去が広がっている こんがらがって縺れた日々の もどかしさにふと笑ってしまうのさ 循環バスの窓には 飛びたくて飛べない空が広がっている 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 今日も俺は猫以上に猫背だったよ 一体何がどうなってこんな風な俺になった そっと触れることさえ出来た影たちも 日が落ちて黄昏に消えてゆく 一足飛び何処へも行ける でもこんがらがって縺れた足の もどかしさにふと諦めてしまうのさ 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている 循環バスの窓には 逃げ出したくて逃げられない街が広がっている あの時だって これからだって あの人だって 誰かだって 心がしんと静まり返る瞬間があるのさ カラスだって 野良猫だって 俺たちだって あいつらだって 押し黙って天を仰ぐ瞬間があるのさ 循環バスの窓には 泣きたくて泣けない空が広がっている 循環バスの窓には 消したくて消せない過去が広がっている こんがらがって縺れた日々の もどかしさにふと笑ってしまうのさ 循環バスの窓には 飛びたくて飛べない空が広がっている 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている |
窓辺窓辺に立つ私の想いは 遥かの空の何処まで届くか 窓辺に立つ私達の涙は 遥かの夕陽の呼び声を映すか 此処では花弁が舞っている 時折、鳥達が鳴いている 窓辺に立つ私達の明日は 遥かの山並の向こうから訪うか ビル風に砂ぼこり舞っている 時折、電線が鳴っている 窓辺に私達立っている 此処から遠い空見ている | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 窓辺に立つ私の想いは 遥かの空の何処まで届くか 窓辺に立つ私達の涙は 遥かの夕陽の呼び声を映すか 此処では花弁が舞っている 時折、鳥達が鳴いている 窓辺に立つ私達の明日は 遥かの山並の向こうから訪うか ビル風に砂ぼこり舞っている 時折、電線が鳴っている 窓辺に私達立っている 此処から遠い空見ている |
歩く速度の風景焼けつく白い道には 焦げついた黒い影が 誰かが捨てた昨日が 置き去りにされた日々が 忘れたって良いんだぜ 捨てたって良いんだぜ 一歩一歩塗り替えて 変わってゆく 線路脇の細い道には 記憶を繋ぐ匂いが 壊れて消えそうな明日が 消えそうで消えない炎が 壊れたって良いんだぜ 消えたって良いんだぜ 一歩一歩甦って 現れる ガタゴトと 走る電車を見送って いつもだったら通らない 路地に入るよ 誰も皆そうなのか? 俺だけがそうなのか? 拾って捨てて拾って捨てて 歩いてゆく ノロノロと歩く速度で流れ去る 歩幅通りの風景に 日が暮れるよ | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 焼けつく白い道には 焦げついた黒い影が 誰かが捨てた昨日が 置き去りにされた日々が 忘れたって良いんだぜ 捨てたって良いんだぜ 一歩一歩塗り替えて 変わってゆく 線路脇の細い道には 記憶を繋ぐ匂いが 壊れて消えそうな明日が 消えそうで消えない炎が 壊れたって良いんだぜ 消えたって良いんだぜ 一歩一歩甦って 現れる ガタゴトと 走る電車を見送って いつもだったら通らない 路地に入るよ 誰も皆そうなのか? 俺だけがそうなのか? 拾って捨てて拾って捨てて 歩いてゆく ノロノロと歩く速度で流れ去る 歩幅通りの風景に 日が暮れるよ |
五月の空の下で狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 笑い出して走り出す朝 高架下 白いシャツ 五月の空の下で 直射日光にメッキを剥がれて 地金を晒す午後 立ち尽くして聴こえないふり 時計を見てるふり 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 古いお伽話のような 救いの光を待つのだが それらは遥か遠く 色淡く 地平の彼方に揺れている 狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 構わねえさ 行くも戻るも背中の風に訊く 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 五月の空の下で | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 笑い出して走り出す朝 高架下 白いシャツ 五月の空の下で 直射日光にメッキを剥がれて 地金を晒す午後 立ち尽くして聴こえないふり 時計を見てるふり 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 古いお伽話のような 救いの光を待つのだが それらは遥か遠く 色淡く 地平の彼方に揺れている 狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 構わねえさ 行くも戻るも背中の風に訊く 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 五月の空の下で |
直情バカ一代そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かなものを 不確かな足で 追いかけ回す 嘆きを吐き捨て眼を上げりゃ 血が滲むような月が出た そうか、そうだった なかなか良い感じ 気合いが走る 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に 敗北を認めず反古にして 鼓動がゴトリと高く鳴る ジタバタするな 深呼吸ひとつ 間合いを保て 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かな足で 不確かな道を 転げて急ぐ 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かなものを 不確かな足で 追いかけ回す 嘆きを吐き捨て眼を上げりゃ 血が滲むような月が出た そうか、そうだった なかなか良い感じ 気合いが走る 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に 敗北を認めず反古にして 鼓動がゴトリと高く鳴る ジタバタするな 深呼吸ひとつ 間合いを保て 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かな足で 不確かな道を 転げて急ぐ 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に |
再生工場の朝モウ烏ガ騒ギ出ス頃 直ニ夜ハ明ケル 窓ガラスヲ震ワセテ 光ガ降ル 光ガ降ル 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 ネジガ外レテ 部品ガ割レテモ ナルヨウニナル 時ハ来タル 時ハ来タル 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 あの時 本当は本当の事を言おうと 思ってたのに言えなかったよ 何年経っても 折れたり 萎えたり 拗ねたり 間違い探しは 間違いだらけ 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | モウ烏ガ騒ギ出ス頃 直ニ夜ハ明ケル 窓ガラスヲ震ワセテ 光ガ降ル 光ガ降ル 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 ネジガ外レテ 部品ガ割レテモ ナルヨウニナル 時ハ来タル 時ハ来タル 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 あの時 本当は本当の事を言おうと 思ってたのに言えなかったよ 何年経っても 折れたり 萎えたり 拗ねたり 間違い探しは 間違いだらけ 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 |
靴紐直して走る八月某日 床に寝そべって 眼を閉じている 建築現場の足場をバラす音が聞こえて来る 歌うような掛け声 定刻通りに時報が響く 空の上から あれからどうして此所まで来たか これから何処へゆくか 真夏の午後が燃えている いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 靴紐直して走るだけさ 遠雷 夕立 歪んだ足取り 『今なんて言ったんだ? 聞こえないぜ。』 踏切に快速がグラグラと通る時 「ダメだ」って言ったんだろ? 本当は聞こえてたんだ 知らん顔したままで遮断機は上がる いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 誰だって 何処にいたって 夜が明けたら 靴紐直して走るだけさ | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 八月某日 床に寝そべって 眼を閉じている 建築現場の足場をバラす音が聞こえて来る 歌うような掛け声 定刻通りに時報が響く 空の上から あれからどうして此所まで来たか これから何処へゆくか 真夏の午後が燃えている いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 靴紐直して走るだけさ 遠雷 夕立 歪んだ足取り 『今なんて言ったんだ? 聞こえないぜ。』 踏切に快速がグラグラと通る時 「ダメだ」って言ったんだろ? 本当は聞こえてたんだ 知らん顔したままで遮断機は上がる いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 誰だって 何処にいたって 夜が明けたら 靴紐直して走るだけさ |
空に三日月 帰り道雨上がりのアスファルトが 湿った記憶を呼んで 口笛で誤魔化している 一足毎、移り変わる心の風景を 宵闇が塗込めてゆく 絶妙にズレてる 完璧に引き剥がされてる 明らかに狂ってる それでいてあまりにも ナチュラルな穏やかさ 燃えているように見える地平が 夏の終わりを告げるサインを 空に向かって投げ返している 何も知らぬ 何も言わぬ ただバスを待っている 次のバスを待っている 古い傷をシャツで隠し 呼吸を数えたり 爪先を眺めたり 関係は捩れてる 交信は閉ざされてる とっくに壊れてる それでいてあまりにも ナチュラルな立ち姿 濡れているように見える路面が ドブ川のように見える路面が 暗い明日を映し出している いずれ消えるか 消えざるか 空に三日月 帰り道 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 雨上がりのアスファルトが 湿った記憶を呼んで 口笛で誤魔化している 一足毎、移り変わる心の風景を 宵闇が塗込めてゆく 絶妙にズレてる 完璧に引き剥がされてる 明らかに狂ってる それでいてあまりにも ナチュラルな穏やかさ 燃えているように見える地平が 夏の終わりを告げるサインを 空に向かって投げ返している 何も知らぬ 何も言わぬ ただバスを待っている 次のバスを待っている 古い傷をシャツで隠し 呼吸を数えたり 爪先を眺めたり 関係は捩れてる 交信は閉ざされてる とっくに壊れてる それでいてあまりにも ナチュラルな立ち姿 濡れているように見える路面が ドブ川のように見える路面が 暗い明日を映し出している いずれ消えるか 消えざるか 空に三日月 帰り道 |
目眩の街歩き飽きた道をノロノロと 行き先なんかは決めてない 忘れかけてた横顔が ふと浮かんで消えた なにをどうしてきたのやら 今となっては遠すぎて 八月のスモッグの空の下 また振り出しに戻る 2012年 目眩の街 頭の上の環八雲 皮膚を伝って流れる汗 焼き付けられて震える影 愚かなヤツだと疎まれて 違いねえやと苦笑い 歩けば逃げ水は逃げてゆく また追いかけて歩く 歩けば 日が暮れる 街並に 灯が点る 立ち止まり 歩き出す 立ち止まり 歩き出す 2012年 目眩の街 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 歩き飽きた道をノロノロと 行き先なんかは決めてない 忘れかけてた横顔が ふと浮かんで消えた なにをどうしてきたのやら 今となっては遠すぎて 八月のスモッグの空の下 また振り出しに戻る 2012年 目眩の街 頭の上の環八雲 皮膚を伝って流れる汗 焼き付けられて震える影 愚かなヤツだと疎まれて 違いねえやと苦笑い 歩けば逃げ水は逃げてゆく また追いかけて歩く 歩けば 日が暮れる 街並に 灯が点る 立ち止まり 歩き出す 立ち止まり 歩き出す 2012年 目眩の街 |
雑踏埃混じりの風が吹く 街は昨日のままさ 油模様にギラギラと 浮かぶ狂った決意の鼻唄 昼飯時の騒ぎと午後の人いきれ かわして歩く街路に春の陽が注ぐ 明日の墓場を誰が知ろ 俺は俺のままさ 無駄に踵を擦り減らし 歩き去るだけさ 宵待つ街の気配とその手足と顔 紛れて歩く街路に淡く灯がともる 埃混じりの風が吹く 空は黙ったままさ 誰が助けを呼ぶものか 強張った肩の木漏れ日 擦れ違うだけの朝のその光と影 はぐれて歩く街路に青く葉が茂る 立ち止まって後をふと振り返れば 似たような顔の誰かが俺の方を見ていた | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 埃混じりの風が吹く 街は昨日のままさ 油模様にギラギラと 浮かぶ狂った決意の鼻唄 昼飯時の騒ぎと午後の人いきれ かわして歩く街路に春の陽が注ぐ 明日の墓場を誰が知ろ 俺は俺のままさ 無駄に踵を擦り減らし 歩き去るだけさ 宵待つ街の気配とその手足と顔 紛れて歩く街路に淡く灯がともる 埃混じりの風が吹く 空は黙ったままさ 誰が助けを呼ぶものか 強張った肩の木漏れ日 擦れ違うだけの朝のその光と影 はぐれて歩く街路に青く葉が茂る 立ち止まって後をふと振り返れば 似たような顔の誰かが俺の方を見ていた |
木枠の窓雨降りの暗き朝の 目覚め悪しきは 凡そくだらん人生 悪夢の中 今すぐ立てよ、男よ 窓を開ければ 雨雲の黒き儘に 鈍く光る 力と風 渦巻く今日だなぁ 孤独と雨 身を打つ今日だなぁ 西の空は予感に満ちていた 開けっ放している木枠の窓 拓かれて味気の無い 日々の行く方に 項垂れて諦め顔 『さよなら、君』 木漏れ陽に手を翳して 『死ぬな、生きるな』 哀れ人 悲しき性 微笑む癖 力と風 木々が揺れているなぁ 孤独と雨 傘を差そうかなぁ 西の空は薄日が射していた 開けっ放している木枠の窓 ―あれは二十八年の虚無と怠惰の形 あれは二十八年の嘘と欺瞞の形― | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 雨降りの暗き朝の 目覚め悪しきは 凡そくだらん人生 悪夢の中 今すぐ立てよ、男よ 窓を開ければ 雨雲の黒き儘に 鈍く光る 力と風 渦巻く今日だなぁ 孤独と雨 身を打つ今日だなぁ 西の空は予感に満ちていた 開けっ放している木枠の窓 拓かれて味気の無い 日々の行く方に 項垂れて諦め顔 『さよなら、君』 木漏れ陽に手を翳して 『死ぬな、生きるな』 哀れ人 悲しき性 微笑む癖 力と風 木々が揺れているなぁ 孤独と雨 傘を差そうかなぁ 西の空は薄日が射していた 開けっ放している木枠の窓 ―あれは二十八年の虚無と怠惰の形 あれは二十八年の嘘と欺瞞の形― |
小羊と月明りビルの屋上 日暮れ前 流れる雲を眺めてた 物音は全て遠くにあり 子供等の声が聴こえる 「結論はまだ出ない」 人々の影が消える頃 私が言葉を捨てる頃 顔の無い人が駅前で 誰かの顔を拾う 「結論は先送り」 暗い道程 楽しげに 本当は楽しくも無いくせに 無理に作った笑顔には 泣きたいような淋しさがある 大都会の真夜中に月明り 空から星が落ちて来て 私はそれを受け止めて 暫く眺めていたけれど 結局、道端に捨てた 「結論はまだ早い」 沈黙が明日を塗り潰し 溜息が顔を剥ぎ取って ポロリと落ちた駅前で 誰かがそれを拾う 「結論は何処にある? 暗い道程 憂鬱げに 本当はそうでもないくせに 無理に作った理屈には 狂ったみたいな虚しさがある 大都会の真夜中の月明り 未明の空気を引き裂いて 一番列車が今日も又、 新しい朝を告げて行く 私はそれを見てる 「結論は求めない! 結論は求めない! 結論は求めない!」 大都会の月明り サヨナラさ 大都会の月明り サヨナラさ」 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | ビルの屋上 日暮れ前 流れる雲を眺めてた 物音は全て遠くにあり 子供等の声が聴こえる 「結論はまだ出ない」 人々の影が消える頃 私が言葉を捨てる頃 顔の無い人が駅前で 誰かの顔を拾う 「結論は先送り」 暗い道程 楽しげに 本当は楽しくも無いくせに 無理に作った笑顔には 泣きたいような淋しさがある 大都会の真夜中に月明り 空から星が落ちて来て 私はそれを受け止めて 暫く眺めていたけれど 結局、道端に捨てた 「結論はまだ早い」 沈黙が明日を塗り潰し 溜息が顔を剥ぎ取って ポロリと落ちた駅前で 誰かがそれを拾う 「結論は何処にある? 暗い道程 憂鬱げに 本当はそうでもないくせに 無理に作った理屈には 狂ったみたいな虚しさがある 大都会の真夜中の月明り 未明の空気を引き裂いて 一番列車が今日も又、 新しい朝を告げて行く 私はそれを見てる 「結論は求めない! 結論は求めない! 結論は求めない!」 大都会の月明り サヨナラさ 大都会の月明り サヨナラさ」 |
安手の仮面と間抜けた男立ち上がって 意地になって 振り解いて行く 懈い人生 懈い安寧を その気になって 飛び上がって 飛べぬ毎日 降り積もってカビが生えていく 午前零時 言い訳 逃げ道探し 何処へ行く? 安手の仮面を被ったままで 霧になって消えて行った面影達 後尾灯の暗い光 恥ずかしくて 情けなくて うつむく度 保身の鎧を継ぎ足して来た 塗り込んで 誤魔化した 空の色 涙ぐんで夜を待っている 「駄目なんだ 嫌なんだ」長い影 つまらん仮面は被ったままで 街灯の白い光が歪む 何処にある? 誰かが言ってた「本当の姿」 ―草葉ノ影カラ虫ノ声― 午前零時 奴等に別れを告げろ 午前零時 間抜けた素顔のそのままで | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 立ち上がって 意地になって 振り解いて行く 懈い人生 懈い安寧を その気になって 飛び上がって 飛べぬ毎日 降り積もってカビが生えていく 午前零時 言い訳 逃げ道探し 何処へ行く? 安手の仮面を被ったままで 霧になって消えて行った面影達 後尾灯の暗い光 恥ずかしくて 情けなくて うつむく度 保身の鎧を継ぎ足して来た 塗り込んで 誤魔化した 空の色 涙ぐんで夜を待っている 「駄目なんだ 嫌なんだ」長い影 つまらん仮面は被ったままで 街灯の白い光が歪む 何処にある? 誰かが言ってた「本当の姿」 ―草葉ノ影カラ虫ノ声― 午前零時 奴等に別れを告げろ 午前零時 間抜けた素顔のそのままで |
瓦の屋根に雪が降る瓦の屋根に雪が降る 人、皆眠らすように 高層ビルに雪が降る 憂いを眠らすように、降る 都会の雪はすぐ溶けて 醜く汚れてゆく 汚れた雪に雪が降る 汚れ続けながらも、降る 大通りを逃れて細い路地へ 大通りを逃れて、雪の中へ ああ、降るは涙か夢か 音も無きそれらに 鼓膜が震えている 東京は今夜、雪の中 瓦屋根もビルも雪の中 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 瓦の屋根に雪が降る 人、皆眠らすように 高層ビルに雪が降る 憂いを眠らすように、降る 都会の雪はすぐ溶けて 醜く汚れてゆく 汚れた雪に雪が降る 汚れ続けながらも、降る 大通りを逃れて細い路地へ 大通りを逃れて、雪の中へ ああ、降るは涙か夢か 音も無きそれらに 鼓膜が震えている 東京は今夜、雪の中 瓦屋根もビルも雪の中 |
デクノボーひとり旅ゆく石コロだって誰かの為に? まさかそんなつもりじゃないだろうが 転がって、在る 吹く風だって何かの為に? 止めろ! そんな事が一体何の足しになる? 歩幅の分だけ遠ざかる 遠ざかる程、彼所を頻りに恋しがり 自ら望んで背を向けて 背を向けるからこそ 背後の世界が気にかかる 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 立ち止まる 峠の道から見下ろせば 拒んで追われた街灯り 空から何かが落ちてきて 急いでそいつを追いかけて 見知らぬ場所までやって来た 突然悲しくなってきて 涙がどんどん湧いて出て そいつが枯れたら笑うだけ 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 まだ行ける 夕立 土砂降り 破れ傘 上がれば彼方に虹が出る 石コロが転がって 吹く風が転がって | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 石コロだって誰かの為に? まさかそんなつもりじゃないだろうが 転がって、在る 吹く風だって何かの為に? 止めろ! そんな事が一体何の足しになる? 歩幅の分だけ遠ざかる 遠ざかる程、彼所を頻りに恋しがり 自ら望んで背を向けて 背を向けるからこそ 背後の世界が気にかかる 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 立ち止まる 峠の道から見下ろせば 拒んで追われた街灯り 空から何かが落ちてきて 急いでそいつを追いかけて 見知らぬ場所までやって来た 突然悲しくなってきて 涙がどんどん湧いて出て そいつが枯れたら笑うだけ 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 まだ行ける 夕立 土砂降り 破れ傘 上がれば彼方に虹が出る 石コロが転がって 吹く風が転がって |
ひなげしが咲いている合鍵を持ってる 扉は見つからない 探し倦ねて汗ばんでいる 朝の陽を浴びながら ひなげしが咲いている 突っ立って全ての問いに答えながら そこで 今を生きている 独りぼっちで 雷鳴が近付いて また空が泣き出した 屋根が歌えば 街の色が滲む そこで 夜を待っている 傘に隠れて 腕時計の針が規則的に回る やって来る 去ってゆく 突っ立って待っている 待っているふりをして 立っているだけ 突っ立っているだけ 合鍵は錆びてる 鍵穴は見つからない ひなげしが咲いている 時計の針が回る そこで 今を生きている 今を生きている 明日を待っている 突っ立っている | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 合鍵を持ってる 扉は見つからない 探し倦ねて汗ばんでいる 朝の陽を浴びながら ひなげしが咲いている 突っ立って全ての問いに答えながら そこで 今を生きている 独りぼっちで 雷鳴が近付いて また空が泣き出した 屋根が歌えば 街の色が滲む そこで 夜を待っている 傘に隠れて 腕時計の針が規則的に回る やって来る 去ってゆく 突っ立って待っている 待っているふりをして 立っているだけ 突っ立っているだけ 合鍵は錆びてる 鍵穴は見つからない ひなげしが咲いている 時計の針が回る そこで 今を生きている 今を生きている 明日を待っている 突っ立っている |
白昼の行方不明者纏わりついて来る蝿のように 何処までも寄り添って来る 安っぽい絶望が 安っぽい涙が 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 正直に生きれば生きる程 向かい風ばかりが強くなる 「踏み越えて楽になれ」と オーロラビジョンが喚き散らしている 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く 行かないでくれ、 小さな声で 背中に投げかける 真昼の街で 息を殺して、耐えて、生きて、 繰り返すだけ 声を上げて、笑って、泣いて、 いたいだけ、さ 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 真昼の街で | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 纏わりついて来る蝿のように 何処までも寄り添って来る 安っぽい絶望が 安っぽい涙が 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 正直に生きれば生きる程 向かい風ばかりが強くなる 「踏み越えて楽になれ」と オーロラビジョンが喚き散らしている 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く 行かないでくれ、 小さな声で 背中に投げかける 真昼の街で 息を殺して、耐えて、生きて、 繰り返すだけ 声を上げて、笑って、泣いて、 いたいだけ、さ 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 真昼の街で |
尻を端折ってひと踊り繰り返される俺達の泥に塗れた物語 甲斐性なし 性懲りもなし 足取り常に心許なし 何度も何度も諦めて 飽き飽きする程 へこたれて 白、上げて 赤、上げて 白、下げないで 赤、下げて 夢は夢のまた夢なんだろ? 日々は流れゆく 心には穴が空いてる 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り いつしか雨は止んでいた いつしかみんな消えていた ヘリコプターが飛んでゆく 馴染みの猫が振り返る 繰り返される俺達の汗に塗れた物語 涙の川 怒りの山 どっこらよいしょで踏み分けて 泥を被って俺達は尻を端折ってひと踊り 「ふざけんな 笑わせんな」 ふざけて 狂って ひと踊り そうさ 夢はまだ続いてる 暗くなっても 心には穴が空いている 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り エッサ ヤレサ ホイサ エッサ ヤレサ ホイサ | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 繰り返される俺達の泥に塗れた物語 甲斐性なし 性懲りもなし 足取り常に心許なし 何度も何度も諦めて 飽き飽きする程 へこたれて 白、上げて 赤、上げて 白、下げないで 赤、下げて 夢は夢のまた夢なんだろ? 日々は流れゆく 心には穴が空いてる 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り いつしか雨は止んでいた いつしかみんな消えていた ヘリコプターが飛んでゆく 馴染みの猫が振り返る 繰り返される俺達の汗に塗れた物語 涙の川 怒りの山 どっこらよいしょで踏み分けて 泥を被って俺達は尻を端折ってひと踊り 「ふざけんな 笑わせんな」 ふざけて 狂って ひと踊り そうさ 夢はまだ続いてる 暗くなっても 心には穴が空いている 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り エッサ ヤレサ ホイサ エッサ ヤレサ ホイサ |
夜更けと蝋燭の灯蝋燭の小さな灯が揺れる度 消えては現れて 今迄が揺れている 窓の外は雨 後悔が濡れている 今は遠過ぎて その姿さえ曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは一秒刻みだ 音無く夜は更けて 潤んだ赤茶けた風景だ 見知らぬ街の角 風だけが親しい 騒ぎ立つ木立が私の今を告げる 虹を追い掛ける その嘘を知りながら 窓の外は雨 光と闇が曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは弛んだ弦のようだ 音無く夜は更けて 漂う愛おしい一秒だ | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 蝋燭の小さな灯が揺れる度 消えては現れて 今迄が揺れている 窓の外は雨 後悔が濡れている 今は遠過ぎて その姿さえ曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは一秒刻みだ 音無く夜は更けて 潤んだ赤茶けた風景だ 見知らぬ街の角 風だけが親しい 騒ぎ立つ木立が私の今を告げる 虹を追い掛ける その嘘を知りながら 窓の外は雨 光と闇が曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは弛んだ弦のようだ 音無く夜は更けて 漂う愛おしい一秒だ |
影達は陽炎と踊るパズルの欠片みたいに 小刻みに切り取られて 八月の空が 窓に嵌め込まれている 踵から溶け出すような 山手通り午後二時 汗を流しながら 口笛を吹いている ギラッときてグラッとくる太陽に 陽炎は踊るよ グラッときてフラッとくるステップで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る 陸橋の上に立てば 手招きばかりが見える 向こう側を見せてくれ いつか辿り着けたら 高層ビルに反射する太陽に 陽炎は踊るよ 地鳴りする国道のグルーヴで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | パズルの欠片みたいに 小刻みに切り取られて 八月の空が 窓に嵌め込まれている 踵から溶け出すような 山手通り午後二時 汗を流しながら 口笛を吹いている ギラッときてグラッとくる太陽に 陽炎は踊るよ グラッときてフラッとくるステップで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る 陸橋の上に立てば 手招きばかりが見える 向こう側を見せてくれ いつか辿り着けたら 高層ビルに反射する太陽に 陽炎は踊るよ 地鳴りする国道のグルーヴで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る |
残像都市と私信号が変わる 人が押し寄せる 見事に擦れ違ってゆく 電車が滑り込む 人が押し寄せる 素早く入れ替わってゆく さっきの人の背中も影も 三つ数えたら見えなくなる ラララララララ 入り交じって色が混じってゆく やがて灰色になる 家をブッ壊す 空き地が現れる 一瞬空が広くなる クレーンがブッ立つ 人が押し寄せる 街の顔が変わる あの日の街の 地図も景色も 三日と経たずに忘れちまう ラララララララ 道が変わって顔が変わってゆく やがて違う街になる 私の影だけが取り残されてゆく | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 信号が変わる 人が押し寄せる 見事に擦れ違ってゆく 電車が滑り込む 人が押し寄せる 素早く入れ替わってゆく さっきの人の背中も影も 三つ数えたら見えなくなる ラララララララ 入り交じって色が混じってゆく やがて灰色になる 家をブッ壊す 空き地が現れる 一瞬空が広くなる クレーンがブッ立つ 人が押し寄せる 街の顔が変わる あの日の街の 地図も景色も 三日と経たずに忘れちまう ラララララララ 道が変わって顔が変わってゆく やがて違う街になる 私の影だけが取り残されてゆく |
驢馬の素描描かれた自画像は酷く歪んでいた 描き損じばかり足の踏み場もない部屋 窓に映る姿が痩せた驢馬のようで 俯いてカーテンを静かに閉めてから 居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出して 破り捨てた昨日が 新しい素描を描いてゆく | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 描かれた自画像は酷く歪んでいた 描き損じばかり足の踏み場もない部屋 窓に映る姿が痩せた驢馬のようで 俯いてカーテンを静かに閉めてから 居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出して 破り捨てた昨日が 新しい素描を描いてゆく |