10年以上の時を経て。私は巡り会えたのです。KPOPと交わる交差点で。

イチオシ!
10年以上の時を経て。私は巡り会えたのです。KPOPと交わる交差点で。
今日のうたコラムでは、人気コーナー『言葉の達人』にもご登場いただいた作詞・作曲、プロデュースで活躍中の“カミカオル”さんによる歌詞エッセイを全5回でお届けいたします。TAEMIN、日向坂46、SHINee、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、AAA、W-inds、福原美穂などなど様々なアーティストに楽曲を提供している彼女。歌詞とは?作詞とは?音楽とは? 第1弾 に続く第2弾をお楽しみください…! ~歌詞エッセイ第2弾~ ◇ホイヘンスの振り子時計と私◇ そうこうしているうちに、私はホイヘンスが発見した振り子時計の原理のように『憧れ』と『ルーツ』の間で揺れながら、自分が本当に作りたい音楽を探す旅に出たのです。旅に出た、という名の引きこもり、制作制作制作の日々、脳内TRIPでした。笑 それでもラッキーだったのは、初めてつくった曲で尊敬のプロデューサーさんプロデュースのもと歌い手としてCDリリースさせて頂いたり、その後すぐつくった曲がパラパラと提供曲に決まったり。なんだか漕ぎ出しは順調だったことです。(その提供曲は、今でも家族ばりに仲良しの一十三十一ちゃんの『 Wake up! 』という曲で、まさかのまさか、8/8に再販されたり、長きに渡り愛してくださる方がおり感無量だったり。。!) そして作詞でも、唐沢美帆ちゃん(今はTRUEさんという別名もお持ちですね!)の『 anytime, anywhere 』という曲で作詞家デビューをさせて頂きました。 カタカナで書く作家名『カミカオル』もその頃決めました。これは私の祖父の名前で、苗字は本名です。そして何と言ってもこだわったカタカナ表記。これは『洋楽のサウンドやメロディ感を引き継ぎながら日本人がキャッチーに感じるDANCE POPつくる!』という私のスタンスををおもむろに表しているもので、固い決意表明でもありました。 そのDANCE POPとは 1曲の中で、JPOPでもHIPHOPでもR&BでもHOUSEでもTECHNOでもROCKでもPUNKでもRAGGAEでもWORLD MUSICでもない、ジャンル、カテゴリーに捉われない『POP』 ということ。 言っていることがピンとこない方がほとんど。とは思うのですが。笑 ざっくりいうと、曲中のパートによって違うジャンルのビートがつなぎ合わさっているPOPをつくりたい、と考えていました。でもこれは、めちゃめちゃ壮大かつ無謀な野望だったんです。当時は、JPOPはもっとJPOPだったし、洋楽のDANCE MUSICはもっとDANCE MUSICでした。うーん、なんていうんだろう。シンプルでした。リスナーもジャンルでばらけていたし、それぞれポリシーや良しとする思想、哲学、歴史が明らかに違う、というか。。音楽とファッション、考え方がジャンルの属性で表現されていましたし。(今よりも。) 主観ではありますが、ハードなRAPをしていたアーティストがジャンルを飛び越えて、POP(キャッチー)の上で歌ったりするコトはセルアウト(市場に迎合したダサいヤツ、的な意味でしょうか。。)と呼ばれたし、R&B DIVA、ROCK STARみたいな分断がジャンルではっきりしていたし、可愛らしい女の子が、今のように歌ウマ歌唱系で歌うコトはなかったし、フツーのTシャツ来た兄さんが、バキバキのDANCE TRACK作る、なんてコトもなかった。 そんな時代だったからこそ1曲の中でいろんなジャンルの音楽要素を感じる音楽を作って、見た目全くゴツくない私がそれを目指していて、形にすることで驚かせてみたかったし、自分が誰よりも驚いてみたかったんです。笑 海外ではその後、Andre3000やPharrell Williamsたちが、私が違和感に感じていたジャンルの垣根をヒョイっと超えてくれて、少し時代が進んだ気がしたのを覚えています。日本はちょうどm-floさんやRIP SLYMEさん、ケツメイシさん、KICK THE CAN CREWさんなどが開拓者だったと認識します。(私に近しい音楽範囲、超個人的見解です。)実はその数年前は、ケツメさんやKICKさんと同じアマチュアイベントに私もシンガーとして出演させてもらったりしていたりで、表現は違えど、私が目指した『憧れ』の音楽は、特にあの頃はみんなの『憧れ』であったのかもしれません。 その当時、私が作りたった曲調とは、こんな感じ。例えば、VERSEはHIPHOPやR&Bベースのアレンジだけど、サビになるとドラムンベースのように倍速ビートに変わったり、だとか、PRE-CHOはRAPトラックだけど、VERSEとCHORUSはがっちりコードが展開する上で可愛くRAPできるアイドルグループものであったり、と。 (VERSE=歌い出し PRE-CHO=サビ前の盛り上がってくるパート CHORUS=サビ) その観点でいうと、この時代、今のKPOPは存在しなかったけれど。私が20年前から目指していた音楽、書きたかった歌詞は、K-POPの世界観に相当近かったんだな、と、今でもひしひし嬉しさを感じる時があります。10年以上の時を経て。私は巡り会えたのです。KPOPと交わる交差点で。 気概だけはあった私。笑 そもそもが偏ってこじらせているんですから、 いろんなことが大変。 チクタクチクタク...チクタクチクタク... 1つの定点を持たない双子座の試練。 等時性の法則。 壮大なチャレンジと対峙しながら。 (周りに多大なるご迷惑をおかけしながら。) その当時の『憧れ』の音楽の理想を とうとう体現してくれたのが 「少女時代」というアーティストとの 出会いだったのでした。 そこで私は『 GALAXY SUPERNOVA 』と言う 宇宙空間の歌詞を3時間ほどで書くことになるのです。 (来週へつづく) <カミカオル> ★information Abema TVなどで放送 日韓合同男性アイドル発掘オーディション番組 『G-EGG』課題曲作詞 TeamC『I Don't Care』 2020年6月3日リリース Abema TV『今日好きになりました。』 人気メンバーからなる限定ユニット ERROR 『TRIGGER』 ★カミカオル 『言葉の達人』登場回
























