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  • 植田真梨恵
    あの子とあの子とあの子。
    あの子とあの子とあの子。

    植田真梨恵

    あの子とあの子とあの子。

     2022年5月から“植田真梨恵”が、3カ月連続でシングルを配信リリース!5月28日にグランジテイストのギターロック「“シグナルはノー”」、6月29日にメジャー1stシングル「彼に守ってほしい10のこと」のカップリングに収録されていた「ダラダラ」のフルアレンジバージョン、7月24日にこれまで何度もライブで披露している「BABY BABY BABY」を配信リリース。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“植田真梨恵”による歌詞エッセイをお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、新曲「 BABY BABY BABY 」にまつわるお話。描かれている<あの子>とは…。あなたにとっての“愛おしい命”を思い浮かべながら、この歌詞とエッセイを受け取ってください。 正直なところ彼女は何も覚えていませんでした。   あの子は1999年、夏祭りの神社の大きな石段を一段ずつ両足で降り、蒸し暑く黒い夜にたくさんの灯篭が川を流れていくのを見ていました。不思議な夏の儀式に少々の怖さと、夜のおでかけのドキドキの両方を感じていました。家族揃って車に乗って、降りれば大勢の人人人。はぐれてしまわないように母の手を握っていました。   あの子は父親の肩の上、くるくるの巻き毛は森永チョコレートの銀色の天使のキャラクターのようでした。部屋の中でならぺたぺた走り回るのに、外で靴を履くとうまく歩きませんでした。その様子をもどかしく思いながら、そして愛おしく思っていました。   愛おしいという気持ちがそういうことだとは、その時のあの子にはわかりませんでした。今思い返せばそんな気持ちが愛おしいという名前で呼ばれていることを、今の私が知っているのでそう呼んであげるのでした。   あの子は脱衣所の白い床の上、お腹をぺったりと冷たいタイルにくっつけて微睡んでいました。長い毛足がところどころ絡まっていました。でも体を櫛で梳かされるのは基本的にいつも迷惑でした。こんな暑い日はいつも白い床の上で白い体を同化させて溶けていました。   あの子がベッドに入ると、白い床を離れてベッドにのぼりました。マットレスの端っこで、あの子の髪の毛が自由気ままに横たわるのを手で押さえながら毎晩目を閉じました。人間にとっては手だけれど、これは手と言うべきか、どちらかと言うとこれは前脚なのでした。   あの子と私の家に、女の子が泊まりに来ました。全然違う匂いがするけど、2人は声が似ていました。それ以外は別段どうでもよくて、時々私の背中を撫でたり、高く抱き上げたりしました。あの子は何日かするとどこかへ帰って行きました。ちがうところにおうちがあるのでしょう。   あの子は東京に住み始めました。靴を履くと歩かなかったなんてこと、今や本人には覚えもないことでした。大人になるにつれてか、くるくるの巻き毛でもなくなっていました。とてもわがままで可愛いと思っていたあの子は、自分の気持ちをあんまり話さなくなっていました。だけど、カメラに写ると変な顔をしてしまう癖は、変わらずにあの頃のままなのでした。   1人で暮らし始めた彼女の部屋に私は、何度か泊まりに行きました。何日かそばで眠って起きて、何も喋らない時間に家族の幸せを感じたりしました。天井を見つめているようで、何も見ていない無の瞬間が10秒ほど続いていました。私はそれを見つめて、きれいと思い、歌を書きました。彼女もまた、歌を歌い始めていました。     あの子のことを抱き上げているようで、本当のところ私の方が抱きしめられていました。私よりも10倍小さい、いや私の0.1倍ほどしかない体で、自分よりも10倍大きな私のことをあの子はいつも抱きしめていました。命が終わる時もまた、私はあの子を抱き上げたけれど、その最後の瞬間にも彼女は私を抱きしめました。その事にやっと気づいて、これからも私はいつも、彼女にずっと守られていくのかと、母のような大きさを感じたのでした。   小さな生きものでした。 あの子も、あの子も、あの子も、小さな生きものでした。 あの子とは、子供の頃の私のことで、 妹のことで、 猫のララのことでした。     正直なところ、私は何も覚えていませんでした。 この曲を書いている時の気持ちを。 ただただ心に浮かんでくるのは、わたしたちはとても小さき生きもので、命が生きてて、とても愛おしい。これを書いた11年前の私もまた別のあの子となっていて、小さかったあの子やあの子やあの子が、今の私に向かって呼びかけてくるように思うのでした。 <植田真梨恵> ◆紹介曲「 BABY BABY BABY 」 作詞:植田真梨恵 作曲:植田真梨恵

    2022/07/25

  • The Songbards
    即興で「学校の怪談」作りに挑戦します。
    即興で「学校の怪談」作りに挑戦します。

    The Songbards

    即興で「学校の怪談」作りに挑戦します。

     2022年6月29日に“The Songbards”が、フルアルバム『Grow Old With Us』をリリースしました。各作品が連動した三部作の最終章となる今作は、メジャーデビュー作品としてリリースした『CHOOSE LIFE』以来、約2年半ぶりとなるフルアルバム。“全曲リード楽曲”とも言える気合いの入った楽曲がふんだんに詰め込まれた1作となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“The Songbards”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。第1弾では上野皓平と松原有志が即興の“むかし話”づくりに、第2弾では“創作日記”なるものに挑戦していただきました。そして最終回では夏にぴったり、即興で“学校の怪談”づくりに挑戦…!ぜひ最後までお楽しみください。 第3回目のエッセイは、夏真っ盛りということでVo/Gtの上野とGt/Voの松原が即興で「学校の怪談」作りに挑戦します。   蒸し暑い夏ですが、二人が即興で作り出した学校の怪談でひんやりと涼しい夏を過ごせるのでしょうか。ぜひ楽しんで読んでみてください。   ルール ・「トイレの花子さん」「口裂け女」「人面犬」等のようなテイストを目指す。 ・2人は打ち合わせなく1人2文ずつ順番にストーリーを進めていく。 ・タイトルは全て書き終わって最後に決める。     タイトル:「八坂山高校のプール」     上野 「はい、じゃあ出席日数足りてない人は、後でプリントも配布しますが、夏休みもここに集まってください。」 7月14日、最後の体育でプールの授業が終わったが、夏風邪を長引かせて出席日数が足りなかったタカシは夏休みもプールの授業に行くことになった。   松原 タカシは仲のいい友達が多い。だが夏休みの、いわゆる補習授業を受ける友達はひとりとしていなかった。   上野 8月4日、いつもと違う更衣室。男子はプール横の水泳部の部室で着替えることになっていた。   松原 部室に入るとそこには誰もいない。タカシは自分が一番乗りだったんだろうと気にしなかったが、いつもと違う学校の雰囲気はどこか不気味だった。   上野 「はい、じゃあ男子は50m8本、女子は50m5本、泳ぎ方は自由です。とりあえず先生は用事済ませてくるからあの時計が45分になるまでには終わらせておくこと。」 そう言って先生は校舎の中に消えていった。   松原 男女共に5人ずつくらいだろうか。知り合いは1人もいなかったが、みんな黙々と泳ぎはじめた。   上野 タカシは平泳ぎでゆっくりと泳いでいた。しかし途中からなぜか身体が少し重たく感じ始めた。   松原 蝉の声が遠のいて行く。息継ぎをしようとする頭を何かに抑えられているように感じた…。   上野 頭が上がらず、思い切り力を込めて水面に顔を出そうとした瞬間、ゴーグルの中に水が入り込み前が見えなくなる。そして今度は誰かに足首を強く掴まれて立ち上がることが出来ない。   松原 タカシは必死にもがいていた。水面を境に、校舎と水中が交互に見えるだけでどんどん息苦しくなってきた。   上野 「マケナイヨ、、マケナイ、、マケナイ、、」と声が聞こえてくる。意識が朦朧としていく中で、遠くの方から先生が走って来ているのがわかる。   松原 「うぐっ…」タカシの意識が途切れて目が覚めた次の瞬間、プールサイドに横たわっていた。 誰もいないプールサイドに。   上野 訳もわからず、水泳部の部室に戻るとそこには何もなく、ただ自分の制服だけが乱雑に置かれていた。   松原 とりあえず着替えようと思った時、足に絡みついた長い髪の毛に気がついた。ギョッとしたその瞬間、昔友達に聞いた学校の話を思い出した…。   上野 15年前にこの学校のプールが水泳競技大会の会場になったことがあり、競技中に事故で亡くなった生徒がいたそうだ。水泳の選手には珍しくとても髪の長い男の子だったらしい。   松原 タカシは10年経った今もこの話を誰にもしていない。今年もまたこの学校では夏の補習授業が開かれる予定だ…。     以下終えての感想。   上野「中盤くらいまでスムーズやった気がするな。」 松原「第1回の昔話よりも共通認識が濃かったんかもしれん。」 上野「幽霊的なものを出すか。」 松原「都市伝説的な方で行くか。迷いどころよな。」 上野「どうやったら文章だけで怖さを感じさせられるのか、初挑戦としては難しかったな。」 松原「今回は超王道の霊的な存在でいったと。」 松原「俺が気にしてたのは、含みを持たせた終わらせ方かな。学校の怪談の広まりすぎると怖さが薄れるというか。あんまり誰も知らないまま、みたいにしたかった。」 上野「たしかに、これ読んだ時いや誰かに言わんかいそれ!って思ったもんな。」 松原「笑」 松原「とはいえ、もう1回読み返して見たけどこれ怖いんかな?笑」 上野 「もしかしたら2人でこの即興学校の怪談を楽しんで作ってることの方が怖いかもしれへんな。」 松原「…。」 <The Songbards・上野皓平&松原有志> ◆2nd Full Album『Grow Old With Us』 2022年6月29日発売   <収録曲> 1. 2076 2. アイオライト 3. ガーベラ 4. ダフネ 5. シティーコラージュ 6. 窓に射す光のように 7. 夏の重力 8. 夕景 9. ゼロからはじめよう 10. 銀杏並木 11. オルゴールの恋人 12. かざぐるま ◆各音楽ストリーミングサービスでも配信中! https://TheSongbards.lnk.to/growoldwithus

    2022/07/22

  • Hi Cheers!
    実験記録を現場からお伝えします。
    実験記録を現場からお伝えします。

    Hi Cheers!

    実験記録を現場からお伝えします。

     2022年7月20日に“Hi Cheers!”が新曲「SHUTTER CHANCE」をリリースしました。今作はCheers!のリーダーでもある、上野正明が作詞作曲。Hi Cheers!のバンド名に込めた「カメラを覗いた時に見られるような笑顔を作りたい」という想いから、誕生したHi Cheers!らしさ満載の自己紹介楽曲とも言える1曲となっております。    今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“Hi Cheers!”の上野正明による歌詞エッセイをお届け!作詞は「実験的にやってみよう」という感覚で行ってきたという彼。では、実際に歌詞はどのように生まれたのか。楽曲「青いまま」と新曲「SHUTTER CHANCE」を例にその軌跡を綴ってくださいました。ぜひ楽曲と併せてエッセイをお楽しみください! こ、こんな、立派な、サイトにコ、コラムを書いて、くださいって。 ぜんっぜん、緊張なん、かしてない、っすよん。   いや………困りました…。 「ご自身の作詞論について自由にお書きください」です。   本当であれば「僕の荒波のような恋をウンチャラカンチャラ」と、カッチョよく語りたかったのですが。 僕自身、どういう歌詞を書いたらいいのかな? と模索中でして(照) 「実験的にやってみようぜ」という感覚で作詞をしています。 その実験記録を現場からお伝えします。   Hi Cheers!の楽曲「青いまま」は、僕が作詞したんですけど…へへっ。 このときは「なるべく明るい言葉は使わない」という実験をしてみました。   書き始めは「みんな~元気出してこ~楽しいこと~いっぱいあるだよ~♪」みたいな歌詞にしていたんですけど。 自分が落ち込んでいたときにその歌詞を聴いたらウザイな、と素直に思い。 そこで「ネガティブな詞だけど、歌にすると前向きに聴こえる」ということを目標にしてトライアゲイン。 作詞期間中はネガティブなことを考えすぎて、電池切れのペッパーくんみたいな姿勢になることが多かったけど、目標にしていたことを形にできて楽しかったな。   リリース後には「もういなくなってしまいたいと考えたこともありましたが、その経験があるからこそ今の自分がいるんだなと気づかせてくれました」と感想をいただけて、本当に嬉しかった。 ブルーな、気持ちが少しでも、ぶっ飛んでよかった!BKB!   そして7月20日(水)に「SHUTTER CHANCE」という新曲を出すのですが、こちらも僕が作詞しました…ふふっ。   今回の実験は「自己紹介をしてみよう」です。 ライブのMCで「僕たちを初めて見た人ー!」と言ったら、半分以上の方が手を挙げてくださったときがあって。 初めましての人にはちゃんとご挨拶をしなきゃ!という、社会的にウルトラ当たり前なところを歌詞にしてみようと思いました。   とはいえ「は~じめ~まして~ハイチ~ズ♪」のようにド直球に書くと、今回の作詞者はチンパンジー? とか言われそうなので、Hi Cheers!のコンセプトである「Show me your smile」「カメラを覗いたときに見られるような笑顔を音楽で作りたい」を題材に作詞。 自己紹介になりすぎず、でも自己紹介にはなるように、という意識で書いてみたんですが、いかがでしょうか?   歌ネットさんでは感想をドシドシお待ちしております(←勝手に仕事増やすやつ)。 ぜひ聴いてネ! <Hi Cheers!・上野正明>

    2022/07/21

  • 門脇更紗
    私にして
    私にして

    門脇更紗

    私にして

     2022年7月27日に“門脇更紗”がメジャーファーストアルバム『ファウンテンブルーに染まって』をリリース!アルバムタイトルは、7月16日生まれの門脇更紗のバースデーカラーで、色言葉は「踊りと音楽・自由・個性」。“私の音楽に染まってほしい”という想いだけでなく、音楽をもっと自由に楽しんだり、自身の個性を大切にするきっかけになってほしい、という彼女の強いメッセージが込められたタイトルとなっています。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“門脇更紗”の歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲であり先行配信がスタートしている新曲「 私にして 」にまつわるお話。wacci・橋口洋平が作詞を手掛けたこの曲。物語や<私>の感情がより鮮明に見えてくるエッセイをぜひ、歌詞と併せて受け取ってください。 “ピコン” 君からの通知に何度心が喜んでも……   「最近、あの子といい感じ!」   「こういうとき、プレゼント何贈ればいい?」   「明日会うんだけどさー、服どうしよう」 「めっちゃかわいいんだよね!!」   「俺のこと好きなのか全然分からなくなってきてさー、、」   …話題はあの子の話ばかりだった。   暇を装って連絡を取るのは、 都合が良いのは、 君の前だけなんだよ。   「ねぇ、私にしたら?」   もし言ってしまったら君はどんな顔をするんだろう。 嫌だ。うまくいかないで。 口に出せたら楽になれるのだろう。   君への好きという想いが膨らむたび 知られないように知られないようにと 抑え込むのは臆病だからじゃない。 恥ずかしいからじゃない。   本当に好きだから。   君のあの子を想う気持ちが 真っ直ぐでいられるように。 邪魔をしないように。 今日もあなたの恋を願う。 わたしの恋は精一杯の片思いのまま。   この物語は   好きでしかなかった、恋だ。 <門脇更紗> ◆紹介曲「 私にして 」 作詞:橋口洋平(wacci) 作曲:門脇更紗 <配信情報> 「私にして」各音楽配信サービスにて先行配信中 https://jvcmusic.lnk.to/watashinishite ◆ メジャーファーストアルバム 『ファウンテンブルーに染まって』 2022年7月27日発売 <収録曲> 1.スコール 2.わすれものをしないように 3.私にして 4.真夏のサイダー 5.scroll 6.ねぇバディ 7.きれいだ 8.わたしが好き 9.トリハダ 10.東京は -Acoustic ver.-

    2022/07/20

  • シナリオアート
    歌詞を書かない自分が何を綴れるだろうか。
    歌詞を書かない自分が何を綴れるだろうか。

    シナリオアート

    歌詞を書かない自分が何を綴れるだろうか。

     2022年6月22日に“シナリオアート”が自身初となる2枚のアルバムを同時リリースしました。バンド盤・4th Full Album『Blue Smell』、アコースティック盤・1st Acoustic Mini Album『White Smell』となっております。そしてアルバムリリースに伴い、4年ぶりとなる東名阪ワンマンツアーを開催。7月23日(土)には東京都・渋谷WWW公演を予定!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。執筆はヤマシタタカヒサが担当。今作の収録曲でとくに耳に残ったフレーズ。曲順を考える際、歌詞をよく聴いたことで見えてきたもの。そして『Blue Smell』への想いを綴ってくださいました。ぜひ、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください…! また今年も暑い夏がやってきた。 街で見かけるおへそが隠れない短い服を見ては 「あんた、そんなお腹出してお腹冷えるで?」と 自分の中の心配性オカンが顔を出す季節。夏。   3週連続歌詞エッセイの最終回、 歌詞を書かない自分が何を綴れるだろうかとパソコンの前で悩み続ける。 歌詞を書かないばかりか、一言一句歌詞を追いながら曲を聴くこともあまりしない。 かといって歌詞がなんでもいいかと言われるとそんなことも無くて、 聴いてる中で耳に残るフレーズがあればあるほど、その曲の好き度は高くなる。   例えば「 テンダーランド 」では   誰もいない劇場で歌っても 虚しくなることを忘れてた   という一節にグッとくるし 「 アイマイナー 」の   黄色線の外側 ギリギリの日々   は日常での映像と相まってずっと耳に残るフレーズだ。   あ、あと曲順を考えるときにも歌詞をよく聴いた。   今作のアルバム『Blue Smell』は、 ここ何年かで発表してきた曲達をアルバムとしてリリースしよう、 という流れの中でVo/Gtコウスケさんが持ってきた言葉だ。   でも青臭くストレートな思いやキラキラした思い出だけじゃなくて、 生きていれば誰もが辿り着く“終着点” そんな終わりの瞬間も曲の端端から感じて、 時間の経過と共に青い輝きが色を変えていくような、そんな曲の並びにしたつもり。   聴き終わった時にもう1周ループして再生したくなる、 何かちょうどいい爽快さと読後感とボリューム感がこのアルバムにあるよね。   あれ、無い?   いやいや、あるよ。     なんて主題がよくわからない文章になったけど最後に。   2021年に日本の作品として発売された新譜のアルバムは、 様々なジャンルを引っくるめておよそ5000枚(らしい)。   盤として発売されてないものや、ライブハウス等で自主制作して出されたものも含めるともっと多くなる。 今年もきっと同じくらいの枚数になるのかな?   そんな沢山のアルバムの中から、この『Blue Smell』に辿り着いて、耳を傾けてもらえた事が本当に嬉しい。 ふとした時に思い出して時々聴いてもらえるくらいに、ちょっとでも心に残る曲があったらいいなと思う。   <シナリオアート Ba/Cho ヤマシタタカヒサ> ◆4th Full Album『Blue Smell』 2022年6月22日発売 <収録曲> 1 テンダーランド 2 アイマイナー 3 ブルースメル 4 アオノリビドー 5 アンティークトロフィー 6 トワイヴェール 7 ドリーミーラブストーリー 8 ドリームイーツ 9 スーサイドスポット 10 アカシアホーム 11 スワンテイル

    2022/07/19

  • cluppo
    BAND-MAIDは世界征服、ならばcluppoは真逆の世界平和を。
    BAND-MAIDは世界征服、ならばcluppoは真逆の世界平和を。

    cluppo

    BAND-MAIDは世界征服、ならばcluppoは真逆の世界平和を。

     2022年7月7日にBAND-MAIDの小鳩ミク(Gt&Vo.)によるソロプロジェクト“cluppo”の新曲「With you」が配信リリースされました。同曲は、7月6日よりTOKYO MX・BS日テレにて放送が開始されるテレビアニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』エンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、cluppo初のアニメタイアップとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“cluppo”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、ソロプロジェクトの第1弾シングル「 PEACE&LOVE 」にまつわるお話。cluppoの音楽コンセプトはどのように生まれたのか。それを歌詞にどのように落とし込んだのか。そして、曲に込めた想いを明かしてくださいました。ぜひ、改めて歌詞と併せてお楽しみください。 皆様くるっぽー。cluppoですっぽ。   本日の曲は「 PEACE&LOVE 」 私のソロ始動の始まりとなったこの曲。 そもそもエイプリルフール企画として、 ファンの方をびっくりさせるために始まった私のソロデビュー。   毎回BAND-MAIDはエイプリルフールに本気の遊びを行っていたため、 このソロもしっかりとしたコンセプトをもって曲をつくらねば! となりましたっぽ。 コンセプトを決める際、ぱっと思いついたのが BAND-MAIDは世界征服、ならばcluppoは真逆の世界平和を 目標にかかげたい!!と思いましたっぽ。 そこからヒッピーの時代背景を感じられるような70年代っぽい楽曲で、 なおかつバンドではやらないような楽曲をやろうと、 この「PEACE&LOVE」が生まれましたっぽ。   どんなことを歌詞で書こうかと考えながらデモ制作を進めていて。 完成した曲のオケを聴いてすぐに、世界平和なんだから “LOVE&PEACE”の言葉を入れたいと思いましたっぽ。   でも歌詞も真面目すぎちゃ BAND-MAIDとの差がつけられないっぽ。。 ハッピーでちょっとくすっと、私だから歌える歌詞にしたいっぽね、、 そうだっぽ!ちょっと引っかかってほしいから 逆にして"PEACE&LOVE"にしちゃうっぽ。 あ、そうだっぽ! いちごミルクとか、可愛らしい言葉もいれたいっぽ!! いちごミルクが甘くて可愛らしい雰囲気だから 2番はピリッとした感じのちょっと逆のイメージのドリンクを、、、 そうだ!!ジンジャーエールっぽ!!! みたいな感じで遊びを考えつつ(笑) これぞ!世界平和!!!というイメージを 歌詞に落とし込んでいきましたっぽ。   リズム的に英語が気持ちいいなと思うところは その分、日本語だけでは長くなってしまったり、 伝わりきらない表現を英語にして入れこみたいと考えましたっぽ。 世界の偉人達の言葉や世界平和についての洋楽なんかも 聴いたり調べたりしながら、自分なりの言葉を探していきましたっぽ。   日本の良き言葉も入れたいと思い、 願いを込める部分で手を合わせるイメージから <侘び寂び愛し>のフレーズが生まれましたっぽ。 平和の象徴であり、私自身でもある鳩を フックとなるアドリブとして歌詞にいれましたっぽ。 この鳩達というのはファンの方達のことも含めての思いもありますっぽ。   ふと口ずさみやすい、記憶に残りやすい、そんな歌詞になって よりみんなの心から世界平和へとつながって欲しいっぽ そんな気持ちがこもった歌詞になりましたっぽ。   それではこのへんで。また次回っぽ!! <cluppo> ◆紹介曲「 PEACE&LOVE 」 作詞:cluppo 作曲:Crow

    2022/07/18

  • The Songbards
    創作日記に挑戦します。
    創作日記に挑戦します。

    The Songbards

    創作日記に挑戦します。

     2022年6月29日に“The Songbards”が、フルアルバム『Grow Old With Us』をリリースしました。各作品が連動した三部作の最終章となる今作は、メジャーデビュー作品としてリリースした『CHOOSE LIFE』以来、約2年半ぶりとなるフルアルバム。“全曲リード楽曲”とも言える気合いの入った楽曲がふんだんに詰め込まれた1作となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“The Songbards”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。第1弾では上野皓平と松原有志が即興の“むかし話”づくりに挑戦し、「うたがいこぎつね」というお話が誕生。そして、第2弾では“創作日記”なるものに挑戦していただきました。その内容と主人公像は…? 第2回目のエッセイは、創作日記に挑戦します。   Vo/Gt上野が想像で書いた日記を、Gt/Vo松原が読み取り、その日記の作者を想像してプロフィールを作りました。   前回の「うたがいこぎつね」にも増して変わった企画ですが、これを読んでくれている皆さんも色々想像しながら読んで欲しいなと思っています!     日記(上野担当)   2022.7.10 今日は日曜の割にお客さんが多かった。 夏休みまでに店内を少しずつ綺麗にしていきたいけどなかなか進まない。 板倉マネージャーが板挟みなのはわかるけど、結局は店責の私が嫌われ役になるしかないか。 学生バイトがころころ変わるのは、今のお店の雰囲気が良くないからだし、今年中には少しでも居心地の良い職場にしたい。 奈央が部活でパートリーダーになれてすごく嬉しそうで本当に良かった。 友達とお店に遊びにきた時にいい顔出来るようにもう少し母は頑張ります。     プロフィール(松原担当)   パートの主婦。 公立高校に通う高校2年生の奈央の母親。 娘の奈央は吹奏楽部。 奈央とはふたつ歳の離れた中学3年生の弟がいる。 家計はそれほど豊かではないが、平均的とも言える。 オフィス街と大学に挟まれたあたりの駅前のチェーンの飲食店でアルバイトをしているが、歴3年ほどにも関わらずそれなりに責任のある立場を任されている。 趣味は背伸びをしないインテリア。 家には自分の部屋もないし、こだわりよりも生活を優先させるため、それなりにチグハグなレイアウトである。     感想   上野「自分の学生時代のバイトから見たパートリーダーを思い出しながら書いてみてんけど。」 松原「じゃあ実際いた人ってこと?」 上野「モデルにしてるだけで実際とは違うで!」 上野「今まで経験したバイトの雰囲気が入り混じってはいるかな。」 松原「なるほど。プロフィールの皓平のイメージとのマッチ度合いはどうやった?」 上野「結構前半部分はドンピシャなイメージやったで。笑」 松原「逆にイメージと違かったところは?」 上野「弟とお店の場所とか、そもそも想像してなかったところかな。」 松原「その辺結構考えてプロフィール作ったのに!笑」 松原「でもその感じだと、別の人が深掘りすることで生まれてくるイメージとか発見も全然あるっていうことよな、作者も納得した上で。」 上野「そうやな。」 上野「自分が想像して書いた人物にリアリティがより追加された気がする。」 松原「自分たちの楽曲もこんな風にみんなでイメージを具体化してはいるけど、今日みたいなことやってみると、曲作りでももっと頭使わんとあかんなと思うな。笑」 <The Songbards・上野皓平&松原有志> ◆2nd Full Album『Grow Old With Us』 2022年6月29日発売   <収録曲> 1. 2076 2. アイオライト 3. ガーベラ 4. ダフネ 5. シティーコラージュ 6. 窓に射す光のように 7. 夏の重力 8. 夕景 9. ゼロからはじめよう 10. 銀杏並木 11. オルゴールの恋人 12. かざぐるま ◆各音楽ストリーミングサービスでも配信中! https://TheSongbards.lnk.to/growoldwithus

    2022/07/15

  • 有華
    サプライズも花もいらないから、あなたのものだと大声で叫びたいの。
    サプライズも花もいらないから、あなたのものだと大声で叫びたいの。

    有華

    サプライズも花もいらないから、あなたのものだと大声で叫びたいの。

     2022年6月22日に“有華”がEP『Stamp Rally』を配信リリースしました。今作には、TikTokやInstagramなどのSNSで現在大きな話題となっている「Partner」をはじめ、2021年にリリースした「一蓮星」、2022年2月から3カ月連続リリースした「バースデーソング -2022 ver. -」、「Marry me」、に加えて新曲「サヨナラのはじまり」「終わらない唄」も収録!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“有華”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第2弾は、収録曲「 Marry me 」にまつわるお話です。歌詞には<ドキドキより温もりを 変わりなんていないの 2人で歩んでこう forever>という一途な愛が綴られたラブソング。この歌の背景にある切ない実話とは…。歌詞と併せて、受け取ってください。 2021年の夏 5年付き合っている彼氏がいた友達が 別れたと電話をかけてくれた。 私は一言目に「大丈夫?」と聞いたら 彼女は「大丈夫なわけないやあああん」と大泣きし始めた。 そりゃそう。大丈夫なわけないのに大丈夫? と聞く 私も相当バカだと何故か太ももをつねりながら話を聞き始めた。   ちょっと呼吸が落ち着いた時 彼女はやっと口を開いて 「君とは結婚でけへんって言われてん。」と 鼻水を啜りながら伝えてくれた。 「お互い結婚を考える歳だからこそ踏ん切りをつけないとと思った。 俺にはまだやりたいことがあるから結婚できない。」やって。 納得しきってないことがすぐにわかった。   正直、2人の関係は2人にしかわからないし 自分が全てを知っているわけではない。 でも2人の関係を終わらすきっかけになってしまったのは 【結婚】だった事は確かだ。   彼女は続けて私に伝えた。 「30までには子供を産みたいし、ウェディングドレスだって着たいやん。これってわがまま?」 私は即答した。 「ううん。わがままじゃない。それが本音やと思う。」 そこから朝まで電話を繋げて今までの2人の話を聞いた。 幸せの絶頂だった時の話も、大喧嘩した話も全部。 すると彼女は 「もっと素直に伝えとけばよかった。」とポロッとつぶやいた。 朝まで私に熱弁してくれた彼への気持ちを彼女は伝えきれてなかったらしい。 その理由は「嫌われたくないから。」   何故か恋をすると本音を出す前に嫌われたくない。離れたくない。気持ちが生まれる。 そうしたいと思ってなくても自然になってしまう不思議な現象。   そして最後に一言 「この話いつか曲にしてな」と笑いながら彼女は言った。 「もちろん!」と答えた時には既にiPhoneのメモは半分以上埋まっていた。 ごめんね。スピーカーでうんうん。と話を聞きながら 既にメロディーも鳴っていたよ。   そして出来上がったのが「 Marry me 」 結婚したい気持ちが高まった時に書いた曲ではない。 結婚できないと振られた友達への“報いの歌”。   サプライズも花もいらないから あなたのものだと大声で叫びたいの。   それだけでよかったんだ。 <有華> ◆紹介曲「 Marry me 」 作詞:有華 作曲:有華 ◆ EP『Stamp Rally』 2022年6月22日発売 <収録曲> 1 バースデーソング - 2022 ver. - 2 Partner 3 一蓮星 4 Marry me 5 サヨナラのはじまり 6 終わらない唄

    2022/07/14

  • シナリオアート
    正真正銘、私は弱いのです。
    正真正銘、私は弱いのです。

    シナリオアート

    正真正銘、私は弱いのです。

     2022年6月22日に“シナリオアート”が自身初となる2枚のアルバムを同時リリースしました。バンド盤・4th Full Album『Blue Smell』、アコースティック盤・1st Acoustic Mini Album『White Smell』となっております。そしてアルバムリリースに伴い、4年ぶりとなる東名阪ワンマンツアーを開催。7月23日(土)には東京都・渋谷WWW公演を予定!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。執筆はハットリクミコが担当。自問自答を繰り返し続けてきた先、見えたのは「自分は弱い」というひとつの答え。だからこそ歌詞に、今作『Blue Smell』に、込めた想いとは…。楽曲と併せてこのエッセイを受け取ってください。 バンドをこうも長く続けていると、正解とか進む方向とか、 何もかもがわけわからんくなってくる時がよくあって、 何のためにやってんのやろ? 何でこんなことやってんのやろ? って不毛な自問自答ばっかりに時間を割く   その結果ちゃーんと見えない闇の底に落ちてしまう   “正真正銘、私は弱いのです”   最近胸を張って言える唯一のことってこれだと気が付いた 悪い意味ではなくて、弱い自分を受け入れることができたんじゃないかなって ちょっと嬉しくなった 強くなきゃいけないって誰が決めたんだ!!くそう!!   そんな弱い弱い私を救ってくれるのは、シナリオアートで、 シナリオアートの作る音楽なのだ 私は一員としてこの素晴らしい曲たちを最高の状態でリスナーにお届けするために生きているようですよ   歌詞はというと、普段口にできないような胸の内を吐露するように書いている 自分の胸の内はまぁ~弱くて不安定で 「うるさーい!もう黙れ!」って言いたくなるようなことしか言わなくて嫌になります   ところがどっこい歌詞に落とし込むと、 共感してくれる世界が待っていたりするから、吐き出してよかったっていつも心から思う   つまりみんな結構よえぇんよな だから弱いの代表として居続けるからみんな安心してて あなたよりダメな人がここにいるから   自分のことやと思って歌詞を読んで聴いてほしい あなたを思い浮かべながら書いてるからね   未来には何が待ってるかわからんけどさ メンバーとスタッフと大切な仲間とファンが 幸せに生きてくれたら、笑って生きてくれたら 怒らないでいてくれたら それが私のいっちばんの幸せです みんなを幸せにしたい、その一心で生きていく 『Blue Smell』がみんなの幸せの一歩になったと信じて また音楽を続けていくことにします   <シナリオアート Dr/Vo ハットリクミコ> ◆4th Full Album『Blue Smell』 2022年6月22日発売 <収録曲> 1 テンダーランド 2 アイマイナー 3 ブルースメル 4 アオノリビドー 5 アンティークトロフィー 6 トワイヴェール 7 ドリーミーラブストーリー 8 ドリームイーツ 9 スーサイドスポット 10 アカシアホーム 11 スワンテイル

    2022/07/13

  • cluppo
    ポスターに書いてあった一言にとても惹かれましたっぽ。
    ポスターに書いてあった一言にとても惹かれましたっぽ。

    cluppo

    ポスターに書いてあった一言にとても惹かれましたっぽ。

     2022年7月7日にBAND-MAIDの小鳩ミク(Gt&Vo.)によるソロプロジェクト“cluppo”の新曲「With you」が配信リリースされました。同曲は、7月6日よりTOKYO MX・BS日テレにて放送が開始されるテレビアニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』エンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、cluppo初のアニメタイアップとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“cluppo”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、新曲「 With you 」にまつわるお話。cluppoとしては初のアニメタイアップ楽曲。いい意味でのプレッシャーを感じながら、どのように歌詞を作り上げていったのか、その軌跡を明かしてくださいました。歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 初めまして!cluppoですっぽ! 今回こういった歌詞に特化したコラムを書くのは初めてなので、うまくできるか心配ではありますっぽ…私の心を見られてるみたいで恥ずかしいけど、読んでくれたら嬉しいですっぽ。   まず一作目は「 With you 」   「With you」はアニメタイアップのお話をいただいてから書き下ろした曲で、今までのcluppoとは違う始まりでしたっぽ。お話をいただいてからアニメ側の方とオンラインで会議があり、そこでの希望としては、「今までにない感じのcluppoの曲にして欲しい」との要望をいただきましたっぽ。BAND-MAIDの小鳩としてアニメタイアップの歌詞を書くことは今までにもあったけれど、cluppoとしては初。いい意味でプレッシャーにもなりましたっぽ。   一体どんなお話なんだろうと公式HPを検索してみて 「魔法(かわいい)は負けない」 ポスターに書いてあった一言にとても惹かれましたっぽ。 かわいい女の子達がキャピキャピ頑張る的な感じなのかな? とも思ったのを覚えていますっぽ。   それからアニメの原作にあたる携帯アプリゲーム『咲う アルスノトリア』を、自分も実際にプレイするところからはじめたんですっぽ。   始めてみると確かに、かわいい女の子達が頑張るお話ではあるものの、最初に感じたものとは全然違ったんですっぽ。そもそもエピローグがなんだか重い展開からはじまるし、ギャップがなんだかすごかったんですっぽ!   だいぶ簡単に説明すると、自分が主人公「ウィズ様」として魔法使いの先生になるんですけれど、いろいろあって記憶を無くしていて、ペンタグラムと呼ばれる女の子達と平和な幸せな世界を作り守るために日々修行して進んでいく、、、というようなストーリーですっぽ。   絵の世界観や魔法に使われるカードの文言などとっても凝っていて、かつ美しく、これはこのゲームからアニメ化をとても期待しているファンが沢山いるだろうなと思いましたっぽ。   なので、ゲームに出てくる言葉を歌詞に用いたり、全体的に綺麗で柔らかい雰囲気の言葉にしたいなと思い、そこから派生させて考えたりしていきましたっぽ。ウィズ様は「With you」として、Iと愛にかけて「アイは負けない」、世界の果ての果ても確かストーリーの中にでてきた言葉の一つ。   そういったキーワードを紡いで、 この歌詞の物語も少しずつ生まれていきましたっぽ。 ぜひ聴いてくださいっぽ。 <cluppo> ◆紹介曲「 With you 」 作詞:cluppo 作曲:Crow

    2022/07/12

  • Nolzy
    何者でもなくても、貴方は貴方として尊重されるべき存在だ。
    何者でもなくても、貴方は貴方として尊重されるべき存在だ。

    Nolzy

    何者でもなくても、貴方は貴方として尊重されるべき存在だ。

     2022年6月29日に“アツキタケトモ”が『Outsider - EP』をリリースしました。今作は、先行リリース済みの「Family」「Period」「Outsider」の3曲に新録の3曲を新たに加えた計6曲入り。表題曲「Outsider」のmixには気鋭のエンジニア小森雅仁を迎えたほか、各曲それぞれに多彩なアレンジャーやプレイヤーを迎えて制作された意欲作に仕上がっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“アツキタケトモ”による歌詞エッセイをお届け。“青春のキラキラ感”に身を投じることが出来ず、生きづらさを感じていたという学生時代。そうやって居場所のなさを感じたことがある自分だからこそ、生み出すことができた今作『Outsider - EP』への想いを明かしてくださいました。歌詞と併せて、受け取ってください。 常にまわりと馴染めない気がしていた学生時代。   体育祭は友達と倉庫裏に隠れてさぼっていた。何というか、“青春のキラキラ感”が当時の僕にとっては耐え難かったのだ。シンプルに運動が苦手で嫌いだったから、参加したくなかったのもあるけれど。   そんな日陰にいた僕は17歳のとき一度メジャーデビューをした。普段は学校で全く目立たない存在であったが、さすがにその時ばかりは物珍しく見えたのか、普段絶対話しかけて来ないタイプの女子生徒に話しかけられた。   「竹友くんの歌、街で流れてたよー!すごいね。」   今思えば素直にその応援を受け止めればいいだけの話なのだが、当時の僕には、「お前みたいな陰キャが調子ノッてるんじゃねぇよ」という牽制に聞こえた。   それくらい捻くれている性格だから、そりゃ生きづらいよな、と思う。当時、僕が縛り付けられていた(と思い込んでいた)スクールカースト的なものって、もちろん構造上存在していた部分もあったとは思うけど、多くは自分の内面世界での要素が大きかったのだと思う。“青春のキラキラ感”に身を投じることが出来ない疎外感との戦いだった。   今も多かれ少なかれ、そういった面倒くさい自分の性質は存在するのだが、行き過ぎないようにコントロールする術は当時より身についた気がする。大人になったということなのかもしれない。子どもの頃は大人になれば、身体と同じく心も成長して悩みなんか無くなるかと思っていたが、基本的な性格は驚くほど変わらない。変わったのは悩みが生じたときにどう対処するか、その方法論の引き出しが少し増えたことくらいだ。   友達だったり、マネージャーだったり、尊敬できる人の話を聞きながら、自己肯定感が少し上がってきたところもある。気持ちを前向きに持ち、自分を認めてあげる作業が最近徐々に出来るようになってきた気がする。   状況や環境に限らず、悩みはいくらでも生み出すことができる。自分の内側から。そこに浸り続けることのダメージというのは確実にある。だからかなり注意深く、そいつを避けながら前向きに生きていきたい、と試行錯誤する今日この頃である。   今回リリースした『Outsider - EP』という作品に込めたのは、ここまで綴って来たような、どこか生きづらいとか、馴染めないとか、そういう気持ちを持って生きている人々の人生を肯定したいという思いだ。   そのために必要なのは「明けない夜はない」みたいな精神論や、リフレーミングみたいな自己啓発の類の言葉を綴ることではなく、なるべく自分の人生を忠実に書き出すことが重要だと考えながら、誠実に言葉を紡いだ。全て実体験・ノンフィクション、ということではなく、“嘘をつかない”ということ。   それだけ誠実に向き合って制作したこの作品が受け入れられるということは、僕の人生を受け入れてもらえた、という感覚にもつながるし、同時に僕と同じような疎外感、劣等感を抱いている人の人生を受け入れることにもつながる気がしている。そういう相互作用を求めて今作を制作した。“共感”とか“等身大”ともまた違う感覚。   今までほぼワンマン体制でやっていた制作に、たくさんのプレイヤーやアレンジャー、新しいエンジニアを迎え入れたのも、そういった他者とのコミュニケーションの間に生まれる音が今作には必要だと考えてのことだった。   人それぞれ様々な人生がある。「普通」に見える人にも「異物」な部分が必ずあるし、そもそも人は一人一人違う存在なので、同一化できなくて当たり前なのである。それなのに枠やカテゴライズを人は作るし、何故かそこに属したくなるし、属せないと不安になったりする。全く不思議な生き物だ。でもそれでいい。何者でもなくても、貴方は貴方として尊重されるべき存在だ。そして、それは僕自身に言い聞かせている節もある。   家庭に居場所がなくても、学校に居場所がなくても、その外にもちゃんと世界があることが見える世の中であって欲しい。性別問わず誰かを愛することを否定されない世の中であって欲しい。強い願いと祈り、意志を込めて言葉を紡いだ作品。どうか一人でも多くの人に受け取ってもらいたい。   <アツキタケトモ> ◆『Outsider - EP』 2022年6月29日発売 配信リンク: https://atsukitaketomo.lnk.to/outsider-ep   <収録曲> 1. Untitled  2. Outsider  3. Family  4. Shape of Love  5. Period  6.それだけのことなのに   

    2022/07/11

  • The Songbards
    「うたがいこぎつね」
    「うたがいこぎつね」

    The Songbards

    「うたがいこぎつね」

     2022年6月29日に“The Songbards”が、フルアルバム『Grow Old With Us』をリリースしました。各作品が連動した三部作の最終章となる今作は、メジャーデビュー作品としてリリースした『CHOOSE LIFE』以来、約2年半ぶりとなるフルアルバム。“全曲リード楽曲”とも言える気合いの入った楽曲がふんだんに詰め込まれた1作となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“The Songbards”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。昨年、ミニアルバム『AUGURIES』リリース時の歌詞エッセイでは、The Songbardsの作詞作曲を担当している上野皓平と松原有志が“連詩”に挑戦してくださいました。そして今回はなんと即興の“むかし話”づくりに挑戦。一体、どんな物語が生まれたのか…。タイトルは「うたがいこぎつね」、じっくりとお楽しみください!  2022年6月29日にソングバーズは『Grow Old With Us』というフルアルバムをリリースしました。今回の作品は、いつかこの曲たちをもう一度聴いた時に懐かしめるといいな、そして聴き継がれてもらえたら嬉しいな、という想いも込めて完成したものです。    このエッセイでは、今より昔、同じような想いを込めて作られたであろう「むかし話」をVo/Gtの上野とGt/Voの松原で、即興で作り出す挑戦をしたいと思います。   ルール ・「浦島太郎」「桃太郎」「一寸法師」等のようなテイストを目指す。 ・「むかしむかしあるところに…」からはじめる。 ・「~でしたとさ、めでたしめでたし。」で終わらせる ・テーマは今回のアルバムにもちなみ「暮らし」とする。 ・2人は打ち合わせなく1人1文ずつ順番にストーリーを進めていく。 ・タイトルは全て書き終わって最後に決める。   順番は松原からスタート!     「うたがいこぎつね」     松原 むかしむかしあるところに、お腹を空かせた小さなこぎつねがおりました。   上野 こぎつねは毎日、お母さんぎつねの帰りを待つ間、お母さんぎつねが帰ってこなくならないかとても心配してしまいます。   松原 時々こぎつねは木の下にある入り口の穴からひょい、ひょいと顔を出して外を見てみたりしていました。   上野 すると木の上の方で、コツコツコツと音が聞こえてきます。   松原 「おや、なんだなんだ?」   上野 「あんまり気にしないでくれ、俺は木をつつくのが仕事なんだ。」とキツツキのお父さんが言いました。   松原 「でもそんなに木屑を落とされたら、僕がお家の前を汚したとお母さんに思われちゃうじゃないか!」とこぎつねは言い返しました。   上野 「大丈夫さ、僕は君のお母さんからここの木をつつくように頼まれて来たんだよ。」とキツツキのお父さんは笑いながら答えました。   松原 「ここは僕のお家の上の木だ、そんなことお母さんが頼むわけないよ!」   上野 すると遠くの方からお腹を空かせた双子のオオカミが、こぎつねの家の方へと近づいて来ます。   松原 「なんかこっちの方から声がしたなあ、ジュルル…。」と双子の兄。   上野 「ちがうよ、こっちだよ!兄貴」と双子の弟   松原 ドキッとしたこぎつねはすぐに穴の中に隠れようとしました。   上野 しかし、さっきまでそこにあった木の下の穴が木屑に埋もれて見つかりません。   松原 困ったこぎつねはキツツキの方をみてこう言いました。   上野 「どうしてくれるんだ!」   松原 キツツキは「頼まれたからやっただけじゃないか、知らないよ。」と飛んでいってしまいました。   上野 しかしキツツキが飛び去ったその木にはこぎつね1匹がちょうど入れるくらい小さな穴が空いておりました。   松原 双子のオオカミがこぎつねに気がついて走ってきました!   上野 こぎつねはまだ木登りをしたことがありませんでしたが、そんなことを言っている場合ではありません。   松原 必死に爪を立てて一生懸命登るこぎつね。   上野 しかし、双子のオオカミは木登りもお手のもの、すぐこぎつねに追いつき足に噛みつこうとしました。   松原 その時!「ギャ!」と声をあげたのはなんとオオカミの方でした。   上野 こぎつねの足に沢山付いていた木屑がパラパラとオオカミの鼻の穴に入り、今にもくしゃみが出そうだったのです。   松原 「ハックシュン!」   上野 オオカミがした大きなくしゃみに吹き飛ばされて、こぎつねは木の下へみるみると落ちてゆきます。   松原 「パクリ!」なんとそこにいたもうひとりの弟オオカミがこぎつねを食べてしまいました!   上野 兄オオカミは弟オオカミにこぎつねを独り占めしてしまったことに驚き、そして吐き出すように怒りました。   松原 そして喧嘩になり、揉めはじめました。   上野 弟オオカミは、兄オオカミに取られまいと、口いっぱいに頬張ったこぎつねを飲み込もうとしました。   松原 すると弟オオカミの喉に木屑がグサグサと刺さり、痛くてこぎつねごと吐き出してしまいました。   上野 弟オオカミは泣きながら逃げ出して、兄オオカミもそれを追いかけて離れてゆきます。   松原 ちょうどその時お母さんぎつねがキツツキと一緒に帰ってきました。   上野 こぎつねは泣きそうになるのを堪えながら、お母さんに一部始終を話しました。   松原 「あらまあ、でもキツツキさんの言っていたことは本当だったのよ。」   上野 「キツツキさん、疑ってごめんなさい。」   松原 「キツツキさんのおかげで助かりました。」   上野 「もう大丈夫、疑うことも大切だけれど、信じることも大切なんだよ」とキツツキは優しい笑顔で言いました。   松原 そうしてこぎつねはお母さんぎつねの持って帰ってきたご飯を仲良く食べたのでしたとさ、めでたしめでたし。     終えての感想。   松原「結構長くなったな!笑」 上野「自分の思ってない展開が進んでいく面白さはあったけど、最後は終わらせ方わからんかった。」 松原「確かに。いい感じだと思ってても着地点はどんどん遠くなってた。」 上野「むかし話やから「教え」を入れなあかんしな…。」 松原「結果、登場人物の数とか、むかし話っぽさは出たけど、「うたがいこぎつね」は語り継がれることないやろな。笑」 上野「それはこれを見たみなさんにかかっています。笑」 <The Songbards・上野皓平&松原有志> ◆2nd Full Album『Grow Old With Us』 2022年6月29日発売   <収録曲> 1. 2076 2. アイオライト 3. ガーベラ 4. ダフネ 5. シティーコラージュ 6. 窓に射す光のように 7. 夏の重力 8. 夕景 9. ゼロからはじめよう 10. 銀杏並木 11. オルゴールの恋人 12. かざぐるま ◆各音楽ストリーミングサービスでも配信中! https://TheSongbards.lnk.to/growoldwithus

    2022/07/08

  • 有華
    正直、今までの私のラブソングは強い女として生きてきた。
    正直、今までの私のラブソングは強い女として生きてきた。

    有華

    正直、今までの私のラブソングは強い女として生きてきた。

     2022年6月22日に“有華”がEP『Stamp Rally』を配信リリースしました。今作には、TikTokやInstagramなどのSNSで現在大きな話題となっている「Partner」をはじめ、2021年にリリースした「一蓮星」、2022年2月から3カ月連続リリースした「バースデーソング -2022 ver. -」、「Marry me」、に加えて新曲「サヨナラのはじまり」「終わらない唄」も収録!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“有華”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第1弾で綴っていただいたのは、話題の楽曲「 Partner 」にまつわるお話です。ありのままの自分を作品にできたというこの曲。ラブソングで描いてきた“強い女像”が今回、変化した理由とは…。ぜひ、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 私が今まで本当にありのままの自分を出せる人は2人だけ。 この世で母親と恋人 友達にもスタッフさんにも父親にもお姉ちゃんにも 誰にも本当の素は見せられなくてたった2人。だけ。   恋愛となると本当にわがままな女で 自覚があるぐらいだから相当わがままになる。   例えばご飯を食べに行って食べたいものが二つあったとしたら 即答で迷ってる方を頼んでほしいし 眠れない夜は眠るまで電話を繋げてほしいし カフェラテを頼んだら砂糖を1個入れて渡してほしいし。   ほら、やばいでしょ? 付き合いたくないでしょ?笑 そんな私をそのまま作品にできたのが「Partner」   正直、今までの私のラブソングは強い女として生きてきた。 そんな女でいたかったから。   "文句あるならちゃんと目を見て言ってきなさいよ" "元気?なんて送らないで。言われなくても元気に過ごしております。"   なんて言いながらも結局折れる方は私だったりして。 現実は喜怒哀楽も激しい女で裸足で泣いて家出するような女 その全てを出してしまうのが恥ずかしかった。   けどこの曲では何故か恥ずかしさなんて忘れて 無我夢中でCHIHIROさんに私の恋愛観を送っていた。 それは何故か。   渋谷のカフェで初めてCHIHIROさんと会った時 私がどんだけわがままな女なんだと説明しても 「わかるー!」と話してくれた。 今まで「え、やばいね。」「重すぎ。」としか言われなかったから 私は嬉しくて嬉しくてたくさん話した。 あの時もしも私だけ一人ぼっちだったら 歌詞はもっと恋愛なんて二の次の強い女の歌だったかもしれない。   「Partner」が配信された時 心の中ではついに出してしまった。。とソワソワしていた。 そしたら日に日に届く「わかるー!」の声 ましてや「かわいい」なんて言ってもらっちゃって。 わがまま女も捨てたもんじゃないと思えた。   私が本当にありのままの自分を出せる人は3人だけ。 この世で母親とその時付き合っている人とあなた。 友達にもスタッフさんにも父親にもお姉ちゃんにも 誰にも本当の素は見せれなくて、たった3人。だけ。   <有華> ◆紹介曲「 Partner 」 作詞:有華・CHIHIRO 作曲:CHIHIRO ◆ EP『Stamp Rally』 2022年6月22日発売 <収録曲> 1 バースデーソング - 2022 ver. - 2 Partner 3 一蓮星 4 Marry me 5 サヨナラのはじまり 6 終わらない唄

    2022/07/07

  • シナリオアート
    そうやってまだ抗って生きている時間を、自分は青春と呼びたい。
    そうやってまだ抗って生きている時間を、自分は青春と呼びたい。

    シナリオアート

    そうやってまだ抗って生きている時間を、自分は青春と呼びたい。

     2022年6月22日に“シナリオアート”が自身初となる2枚のアルバムを同時リリースしました。バンド盤・4th Full Album『Blue Smell』、アコースティック盤・1st Acoustic Mini Album『White Smell』となっております。そしてアルバムリリースに伴い、4年ぶりとなる東名阪ワンマンツアーを開催。7月23日(土)には東京都・渋谷WWW公演を予定!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。執筆はハヤシコウスケが担当。綴っていただいたのは、アルバム『Blue Smell』にまつわるお話です。Blue Smell = 青臭い。その言葉にたどり着いた心模様を明かしてくださいました。 窓を開けると“もわわわ~ん”という擬音語が聞こえそう。   アチい。遂にきたな~夏。梅雨はもういいのか?   夏がくると決まって同じ情景を思いだす。   地元の山、鳥居があって、石段があって、のぼっていくと、頂上に厳かな神社。   木漏れ日、蝉のこえ、汗だくになりながらグリコで階段を登る。負けたくなくて必死にジャンケンをした。誰と遊んでいたかもよく思い出せないけど、いつも夏の匂いと共にフラッシュバックするイメージ。   不思議だなあ。忘れてしまった、大切だった事でもあるのかな? 何にも思いだせないけど。   コロナ禍、外界から遮断され極端に人と話さなくなった。 ぼーっと部屋に引きこもっていると、昔のことを思い出す。   だめだ、だめだ!!ノスタルジーなんて、未来へ足枷だ。 あの頃はよかったなんて言いたくない。   しかし、こんな閉塞感のある現在で、今が最高なんて言えなくて   やっぱり思い出は綺麗であたたかくて   いま歌えるのは過去の事なのかも? と思った。   そして、過去のいろんな地点の情景をスケッチするように 今回の作品を制作した。   アルバムタイトルの Blue Smell = 青臭い    少々自虐でシニカルなニュアンスなのは ちょっとした照れ隠し。     こないだ突然上京してきた、昔のバンドメンバーと会った。 当時、組んでいたバンドのメンバーはこれで全員東京へ進出。   遂に本腰入れてやるんやなあ。感慨深いなあ。 で、どんなバンドしてんの? え?2人組? えらい攻めた構成やな。 ちゃうねん芸人やねん。芸人? バンドしかしてこなかったヤツが、お笑い芸人になる為に東京にやってきた。 なんやそれ。   「人生一度きりやしな!!」   なんか久しぶりに聞いたなあ、そんなセリフ。 忙しい日々には忘れがちな “人生一度きり” ほんとうに理解できているのか?  自分だけは永遠に死なない感覚で生きてないか?   明日はどうなるかわからない、見通しのきかない世界だからこそ 今この瞬間に言わなければいけない。   「「君と生きていたい、君がいないと悲しい」」   めめしくて、全然カッコよくない、スマートじゃない、時流のシティ感もゼロ   だけれども照れている猶予はないからなあ。   ストレートな思いをいっぱい歌った。   「Blue Smell」   がむしゃらに、青臭くぶつかっていたい   アンチテーゼであり、宣言みたい。   そうやってまだ抗って生きている時間を、自分は青春と呼びたい。   そんな作品ができたんですよね~   <シナリオアート Gt/Vo ハヤシコウスケ> ◆4th Full Album『Blue Smell』 2022年6月22日発売 <収録曲> 1 テンダーランド 2 アイマイナー 3 ブルースメル 4 アオノリビドー 5 アンティークトロフィー 6 トワイヴェール 7 ドリーミーラブストーリー 8 ドリームイーツ 9 スーサイドスポット 10 アカシアホーム 11 スワンテイル

    2022/07/06

  • +α/あるふぁきゅん。
    #わたし以外、全員、幸せそうに見える。
    #わたし以外、全員、幸せそうに見える。

    +α/あるふぁきゅん。

    #わたし以外、全員、幸せそうに見える。

     2022年6月22日に“+α/あるふぁきゅん。”がコンセプトアルバム『#わたし以外、全員、幸せそうに見える。』をリリースしました。今作のコンセプトは、+α/ あるふぁきゅん。から見る世界。世の中には人の数だけそれぞれの視点があり、同じ場所にいながらも全く違う景色を見ている人々もいる。愛、嘘、もういない人への思いなど、自身をさらけ出すかのようにいくつもの楽曲で表現した作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“+α/あるふぁきゅん。”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作『#わたし以外、全員、幸せそうに見える。』に通ずるお話です。望まないフラッシュバックに苦しんでいるとき。明日を迎えることさえ嫌なとき。感情のコントロールがうまくいかないとき。この作品とエッセイが、あなたに届きますように。 「私以外全員幸せそうに見える」 そう感じた瞬間がある。 そう感じる瞬間がある。   例えば、 愛する人がいなくなったら 昨日まで何とも思わなかった日常が突如として危険なものに変わる。 テレビのCM、食事、交通機関、部屋のドアノブでさえも。その人と共有したモノ全てが、その人に関連付けられるモノ全てが、鋭利な刃へと変わる。   “思い出”ならば良かったのに。 人によっては望まない“フラッシュバック”かもしれない。   明日を迎えるのが嫌だというのに明日は来る。この先、誰かを愛するということに恐怖を覚える。生涯、人を愛せない人もいるでしょう。   痛みも愛も幸せも人の数だけ種類があって、どれも個性的で興味深く、一つとして否定出来ない。   悪とされる「嘘」だってそこら中に散らかっていて別に全てが悪だとは思わない。 嘘に溺れる方が幸せだと感じる時もある。 それが間違っていたとしても、違和感があっても、その方が楽な時もある。 縋るしかない人もいる。自分を騙してまで。   絶望している人間に「本心」をぶつけるのはどうだろうか。強く強く、感情的に。 悲しいことに、良い方向に転ぶという保証はなくて、「嘘」よりよっぽど悪になってしまうことがある。いつも本心を表現することがベストだとは思わない。正しさを追求するつもりはさらさら無いが、この場合のベストは「理解を示す」ことだろうか。いずれ後悔しないように。   完璧な答えを出せるほど人間は器用じゃない。そんな人間はいない。不器用だから、1人じゃいられない。   1人が好きなんじゃない、1人でいる時間も好きなだけ。   一人一人に個性がある。     傷付く、怒る、後悔する、絶望する、 感情というのはキリが無い。 一体どれだけの種類があるのかというくらい。これら全てが無くなってしまえば良いのに、そうはいかない。 何故上手にコントロール出来ないのか。 何故出来ないくせにコントロールしようとして空回るのか、苦しむのか、悲しむのか。 多分、「諦めたくない」からかもしれない。   諦めたら全てを終わらすことが出来る。 それを幸せだと呼ぶのならそれで良い。 諦めるというのは人生において上位に来るくらい困難なことだから。 それを出来た人に、それを実行した人に、マイナスの感情はない。プラスの感情もないが、ただただ、せめて安らかにと願う。   諦めるのは難しい。簡単には出来ない。 幸せになりたいからだろう。 誰もが望むこと。     やっぱり明日を迎えたい。って。 そのくらいフワッとした心構えでも良いじゃない。   新作のコンビニスイーツが食べたいから、 明日も起きよう。 <+α/ あるふぁきゅん。> ◆コンセプトアルバム『#わたし以外、全員、幸せそうに見える。』 2022年6月22日発売 <収録曲> 01 敗北の少年 02 かくれんぼ 03 共鳴ダリア 04 限りなく灰色へ 05 口癖(feat. Gero) 06 恍惚に病む。(feat. たかやん) 07 Dokie Doggy Night 08 エンヴィーベイビー 09 ガレナ 10 -ERROR  11 アスノヨゾラ哨戒班  12 いかないで    <初回限定盤付属CD 収録内容> 01 敗北の少年 ~One-shot recording ver.~ 02 共鳴ダリア ~One-shot recording ver.~ 03 ガレナ ~One-shot recording ver.~   <ライブ情報> +α/あるふぁきゅん。ONE-MAN LIVE 「-#みんな、ほんとに、しあわせ?-」 日時:2022年9月3日(土) <1部>15:00開場 / 15:30 開演 <2部>18:30 開場 / 19:00 開演 会場:harevutai チケット:立見 ¥5,000- (ドリンク代別、税込) OFFICIAL先行 ~7月12日(火)23:59まで申込受付中 https://alfakyun.jp/ticket/oneman-mhs/   <配信のLinkfire> 「#わたし以外、全員、幸せそうに見える。」音楽配信サービスでも配信中! https://alfakyun.lnk.to/watashiigai

    2022/07/05

  • 黒木渚
    体温を測るように愛を測れたら、恋愛はどれほど楽になるだろう。
    体温を測るように愛を測れたら、恋愛はどれほど楽になるだろう。

    黒木渚

    体温を測るように愛を測れたら、恋愛はどれほど楽になるだろう。

     2022年6月15日に“黒木渚”が新曲「さかさまの雨」を配信リリースしました。今作は、ファンの数々の報われない恋エピソードを黒木渚自身が聞き、制作。ジャケット写真の唇もファンの中からモデルが募集され、撮影されました。また同日には、4月に発売されたベストアルバムと同タイトルの長編小説『予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる』が刊行!ぜひ、併せてチェックしてみてください。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“黒木渚”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作「 さかさまの雨 」にまつわるお話です。愛は測れないからこそ、バランスを崩し、あがいてもがくけれど…。報われない恋をしているすべてのひとへ、この歌詞とエッセイが届きますように。 体温を測るように愛を測れたら、恋愛はどれほど楽になるだろう。   あなたから私への愛情と、私からあなたへの愛情を数値化して、きちんと平等に愛し合う。釣り合わないときにはちょっと調整したりしながら。   愛などという不明瞭で気障なものに我々がどれほど振り回されて生きていることか。抽象的だからこそ美しいという意見もあるだろう。けれど、往々にして世は悲しい恋愛に溢れている。   もらえる愛と与える愛のバランスが崩れたとき、ひたひたと不穏な影が寄り添ってくるのを感じるだろう。言いようのない不安と、焦り。どこかに挽回のチャンスはないかと不必要な世話を焼いたり、感情的になったり、ヤケクソになって他の人と寝てみたりする。   でもあなたは知っている。もう何をしたって取り戻せないということを。あがけばあがくほど恋人は遠ざかってゆく。   そんな報われない恋をしている子達の代わりに泣いてあげたいと思った。恋人にすがりついて、大声で泣けない子達。暴発しそうな悲しみを押し殺して、「物分かりのいい女・男」でいなければならない辛さは理解できる。   「 さかさまの雨 」の歌詞は、ファンから集めた膨大な恋愛話から私が抽出した最も普遍的であり個人的なアンハッピーエンドだ。   人を愛する自由があるように、人を愛さない自由だってある。そのうえで傷ついてでも愛することを選んだ美しい人々のために。 <黒木渚> ◆紹介曲「 さかさまの雨 」 作詞:黒木渚 作曲:黒木渚 <ライブ情報> 黒木渚 ONEMAN LIVE 2022「予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる」~100周年記念ワンマン~   7月08日(金)【東京】国際フォーラム ホールC 18:00 open / 19:00 start / ¥6,500   7月10日(日)【福岡】DRUM LOGOS 1公演目…15:30 open / 16:00 start / ¥5,500+1 drink order 2公演目…19:00 open / 19:30 start / ¥5,500+1 drink order   チケット一般発売中 https://eplus.jp/kurokinagisa2022/  

    2022/07/04

  • eill
    臆病なパレット。
    臆病なパレット。

    eill

    臆病なパレット。

     2022年5月2日から全国オンエアされている『アクエリアス』新TVCMソング(広瀬アリス・生瀬勝久が出演)に、“eill”の楽曲「palette」が起用!さらに6月17日には、6th配信シングル「HAPPY BIRTHDAY 2 ME」(読み:ハッピーバースデートゥーミー)をリリース!    今日のうたコラムでは、そんな“eill”の歌詞エッセイを2カ月連続でお届けいたします。今回は【後編】です。綴っていただいたのは、楽曲「 palette 」にまつわるお話。自身の音楽に、自身の人生に、名前をつけるとしたら…? たどり着いたのは“パレット”という言葉。楽曲に込めた想い、そしてこれからの意思を、歌詞と併せて受け取ってください。 2021年4月。 メジャーデビュー「ここで息をして」をリリースしてから 右も左も分からず我武者羅に走ってきた。   真っ赤なリップで強くなれた日も 真っ白な心でやり直した時も 新緑の風に吹かれた朝も 桃色の恋に落ちた瞬間も 綺麗な花が灰色に見えたことも ぜんぶ音楽に変えた。   音楽を始めた時から ずっとずっと、私に纏わりつく 「ジャンルレス」という言葉 いろんな表情の楽曲たち 溢れ出てくる、ちぐはぐなメロディー 正直、悩んだ時もいっぱいあった。   決してひとつの色とは、言い切れない。 私の音楽に、私の人生に 名前をつけるなら…?   「パレット」   なに色でもない自分も なに色にでもなれる自分も やっと肯定してあげられた。 ずっと探していた自分の居場所が見つかった。   …   アルバムのタイトルが決まって 急遽、曲数を増やして描いた 「 palette 」   スタジオに入って 迷うことなく曲を作った。 あっけらかんと書いた歌詞。   わたしはこの曲のBメロがだいすき。   もし、ベストBメロ賞があったら 確実に受賞できると思う。笑   1.red、2.white … どんどん増えてく色と共に 自分の中にあるすべての感情が肯定されていく ような感覚   軽快なピアノとアコースティックギターが微笑みながら背中を押してくれて 力強い4つ打ちのビートが足を止めないで。とエールを送ってくれて 半分から入ってくるベースが優しく見守ってくれる。   毎回聴くたびに ほんと、奇跡みたいなアレンジだな。と思う。   なぜ、こんなに心惹かれるのか。 それは、この曲が本当にひとつのパレットになってるからなのかな?と…   一緒に奏でてくれる仲間の音が何色も重なって その人の人生も、魂もきっと全部のっかって。   この曲は、目に見えない、耳で聴こえてくる パレットになったんだ。   …   最近思うことは 案外、自分のことが1番摩訶不思議だったりする。 人から見たらカラフルに見えても、自分は気づいてなかったり。 自分にとってなにが幸せなのかも、よくわからなかったり。   でもそんなんも全部。 とりあえず、乗せてみよう。 憂鬱でブルーな気持ちも いつか飼い慣らして、味方する。   完璧なんて最初からどこにもない。 どんな1日も、どんな私も 同じ色なんてひとつもない。   ぜんぶ、人生という わたしだけのパレットに乗せて。 <eill> ◆紹介曲「 palette 」 作詞:eill 作曲:eill・Ryo'LEFTY'Miyata

    2022/07/01

  • 足立佳奈
    「ごめん!」から始まる文字はもう嫌だ。
    「ごめん!」から始まる文字はもう嫌だ。

    足立佳奈

    「ごめん!」から始まる文字はもう嫌だ。

     2021年11月に約1年9か月ぶりとなるオリジナルアルバム『あなたがいて』をリリースした“足立佳奈”が、2022年8月でデビュー5周年を迎えます!そのアニバーサリーを迎えるにあたり、毎月の連続配信リリースを行うことを発表。その連続リリース第3弾として、6月24日にTani Yuukiとコラボした新曲「ゆらりふたり」を配信リリース!    さて、今日のうたコラムでは、アニバーサリーイヤーを記念して、5月~12月に毎月“足立佳奈”による歌詞エッセイをお届けいたします!今回は第2弾。綴っていただいたのは、新曲「ゆらりふたり」に通ずるお話です。寂しい、会いたい、時々好きだけじゃどうにもならなくなりそう、でも…。そんなあなたに、この歌詞とエッセイが届きますように。 ざーー。   こんな日が続く。 薄暗い部屋で目が覚めた。   そろそろ準備しなきゃ。 重たい体を持ち上げながら、 大きなあくびをした。   私の朝は 雨のパレードの「morning」から始まる。 これを聞くたびに、あなたをまた思い出す。 それも苦しいようで心地よい。     まず歯磨いて、 お風呂昨日サボったから、   んー。 あと10分ですませよ。     間に合った。 家をでる。   今日は金曜日!てことは、明日会える。   エレベーターに映る自分にも慣れてきたような、、。 シワになったスカートの裾を見つめながら、 やる気を入れるために私がみつけた、 深めの短め深呼吸をした。       ざーーー。     まだ雨だ。 朝よりも暗い気がする。 それにしても今日は打ち合わせが長かった。 収穫もあったけど、あの話はいらなかったよなぁ。 とりあえずお腹すいた。   何食べよう。 お米がいいな。 CoCo壱か、すき家だなぁ。 とりあえず帰ろう。     この時間の電車は、 最近どことなく温もりを感じる。 熱気なのか? 寂しいのか? 疲れてるのか? まぁいい、、   でもきっと寂しんだよなぁ。 いつから会えてないだろう? この前チラッと会えたけど、 それも私が駅まで会いに行ったくらいだし。     忙しいのはわかるけどーー。 私は女の子だし、あんたより強くないぞー。 寂しいよ。 あいたいよ。     CoCo壱のカウンター席。 なんか泣けてくる。 ほうれん草カレー4辛にしたからだ。     帰ってすぐ手を洗ってメイクを落とした。 お風呂入る前に、明日の服何着るか決めよう。 そうだ今日は、お湯を溜めて長めのお風呂にしよう。     そろそろ仕事終わったかな?     あ、 (LINEきてた)   あ、 。     まただ。 「ごめん!」から始まる文字はもう嫌だ。 仕事だから仕方ないのは分かるけど、仕方ないだけじゃ悔しい。 この前は言いすぎたし。 今日は、耐えなきゃ。 でも少しの間既読して返さない。 そんな反抗はさせて。 じゃなきゃ、私でいられなくなる。     お互いに忙しいっていうタイミングがくる。 違う時にね。 好きだから応援したいし、 好きだから一緒にいたい。   でも好きだからじゃ、 どうにもできないこともある。 悔しい。 でも好きだから乗り越えられることもある。   私は、それを信じてる。 だってこれからも一緒にいたい。 あの頃から気持ちは変わらないから。 きっと何度も繰り返すだろうけど、 ゆらりふたりこのまま繋いでいようよ。       お風呂溜めたから、入ろう。 歯磨きしたっけ?       ざーーー。       -1:00 a.m.- おやすみ! 来週は、 償ってもらおーっと。 (がんばってのスタンプ)     LINEしてみた。 <足立佳奈>

    2022/06/30

  • 植田真梨恵
    わたしはものすごく小さな穴が好き。
    わたしはものすごく小さな穴が好き。

    植田真梨恵

    わたしはものすごく小さな穴が好き。

     2022年5月から“植田真梨恵”が、3カ月連続でシングルを配信リリース!5月28日にグランジテイストのギターロック「“シグナルはノー”」、6月29日にメジャー1stシングル「彼に守ってほしい10のこと」のカップリングに収録されていた「ダラダラ」のフルアレンジバージョン、7月24日にこれまで何度もライブで披露している「BABY BABY BABY」を配信リリース。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“植田真梨恵”による歌詞エッセイをお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、新曲「 ダラダラ 」にまつわるお話です。幼い頃に見ていたとある風景。そこに繋がっているかもしれないフェチ。「ダラダラ」の中にある宇宙の謎を紐解くエッセイを、ぜひ、歌詞と併せてお楽しみください。 昔母が父の、背中の、 にきびになりかけている、なるかわからない、硬い小さなものを、 両手の指でぎゅっと挟んで、出していた。 父がこれを読んだら、すごく嫌がると思う。ごめんなさい。 そんな時期が、あった、うちにも。 わたしの小さい頃はたまに見ていた風景だった。   時が経って私も、それをするのが好き。 この曲は私が21歳なりたてくらいの頃に書いた曲。 よくわからないけど好きなものって、あって、 わたしはものすごく小さな穴が好き。 例えば蟻の巣とかはわかりやすいかもしれない。 とても小さいのに、とてもまんまるで、どこまで深くつづいているのかわからない。ギリギリ崩れずに、きれいな小さな穴が空いている。 例えばその小さな穴が、例えばおまんじゅうの頭頂部に5つ開けてあって、 とても近い配置で並んでいるのに、 それでいて極めて小さいのに、ひとつひとつの穴が隣の穴と干渉せずにしっかりと穴として在る、なめらかに。 そんなところを想像すると、ほーーーー、と言いたくなる。感心する。ぞくぞくくる。 このぞくぞくはものすごく良いぞくぞくで、不思議で惹き込まれる。なんていうのか、興奮する。 例えばその穴をなにかやわらかいものを使って型で取って、美しく引き抜けたらと想像するとより、ぞくぞくする。   この穴についての話を母にしたことはないけれど、その背中の件と繋がっている気がする。 わかりやすいもので類似品をあげるとしたら、 海に行った後、家に帰って頭や背中の皮膚が剥がれるのをどれだけ大きく破かずに取れるかにも近い。 フェチっていうのは「なんで」っていうのが通用しないと思う。なんですきなのって聞かれても、自分でもよくわからない。謎で、謎なのだけど、ものすごく心が動かされる自分がいる。   2011年にダラダラという曲ができて、わたしのユーフォリア計画がはじまった。 多幸感、幸福感、高揚感、陶酔感という意味合いのこの言葉がこれについてきているのは、ダラダラという曲にそんなフェチの部分が含まれているからだったんだろう。たぶん。     今時が経って、そんな風景、二度と見ることはない。絶対に無い。でも、わたしにはフェチが受け継がれている。わたしの中には根付いている。ていうか、いつのまにか目覚めてしまっていた。   宇宙の話を聞くのが嫌いだ。 ものすごく大きなものなんだろう、と思う。 想像を絶する。何億光年、何万光年離れた先の死んだ星の光が届いている、なんて話、理解が追いつかなさ過ぎて、なんの話なのかわからなくなってしまうみたい。 そんな話をする人はとても嬉しそうで、嬉しそうに話をされることは好きで、なんとなく聞いているうちによくわからない気持ちになって、嫌いだと思うようになった。 宇宙が無いなんてことは思っていなくて、たぶんある。おそらく地球は青いんでしょう。ブラックホールとか、あるんでしょう。大きすぎて、途方もなくて、見たことな過ぎて、わからないだけ、それで不安になってくるだけ。たぶん私は、こわいんだろうと思う。   このダラダラって曲の中には、たぶん宇宙がある。ダラダラだけじゃなく、"シグナルはノー"にも、続くBABY BABY BABYという曲にもある。 小さな部屋と宇宙がなぜだかずっとある。私は宇宙なんて見たことない。よく知らない。深海も知らない。潜ったことない。あんまり潜りたくもない。 でも、輪廻とか遺伝とか、愛とか、恋とか、心とか、そういうものが巡ることを近く近くで向き合って考えるほどに、これは宇宙だな、と思わざるを得ない。 どれも深く知らないし、よくわからない。ただそこに在るということだけが、明らか。 細胞がばらばらにならずひとつにとどまって、個の体を形作っている限り。時間の中で混ざり合って、どうしてか私の中に生きている。   そんな昼間の、ラブソングです。 <植田真梨恵> ◆紹介曲「 ダラダラ 」 作詞:植田真梨恵 作曲:植田真梨恵

    2022/06/29

  • saji
    黄昏遊星群。
    黄昏遊星群。

    saji

    黄昏遊星群。

     2022年6月22日に“saji”が2nd Full Album『ユーリカ』をリリース!今作には、「星のオーケストラ」(TVアニメ『かげきしょうじょ!!』OPテーマ)や「ハヅキ」(TVアニメ『SHAMAN KING』第3弾EDテーマ)、「灯日」(TVアニメ『トモダチゲーム』EDテーマ)とアニメタイアップ曲を余すことなく収録。さらに、最新曲「クロスオーバー」(ABCテレビ他『部活ピーポー全力応援!ブカピ!』OPテーマ)ほか新録曲にも注目です。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“saji”のヨシダタクミによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 フォーマルハウト 」に通ずるお話です。自身がアルバムのなかでもとくにお気に入りの1曲。夜空にぽつりと浮かぶ星を、遠くへ行ってしまった大切なひとを、思い浮かべながら、この歌詞とエッセイを受け取ってください。   北海道の実家の2Fのベランダには 随分と古い望遠鏡があった。 僕が物心ついた時には既に 歴史を感じる風体をしていらっしゃったので、 恐らく兄貴の物でもない。   田舎の空がとても澄んでいて綺麗だと云うことに 気が付いたのは、僕が都会にすっかり染まった大人になってからだった。  虫のオーケストラと共に夜の帳が下りてゆく 星の絨毯は、子どもの頃は当たり前過ぎたのだろう。 得てして宝物というやつはそれが空っぽになって初めて宝物になるのだ。   大人になると苦手なものが克服できなくなる。 僕は高いところと、夜空に浮かぶ雲が苦手だ。   特に前者に関してはきっと一生治らない。 どの位のレベルかというと、 車道を跨ぐように敷かれた歩道橋の端を歩けない。 体育館のギャラリーの高さでもうギブアップ。   恐らく前世で誰かに突き落とされてそのまま剣山に貫かれたんだと思う。 それか小さな頃に階段から転げ落ちてドアの角に頭をぶつけたのが原因。 せめて先端恐怖症にならなかっただけ幸いか。 (知り合いのギタリストで、先端恐怖症の方がいて、 自分のギターの弦を交換するのも怖いらしい。やつらはびよんびよんするから。)     後者は理由は定かではないが、 夜空に浮かぶ雲を見ると心がざわめく。 もし、暗闇の中にぽつりと浮かぶあの雲の上に ワープして取り残されたらどうしようと不安になるのだ。 この感覚に共感して頂ける方が居れば是非ご連絡ください。   ぽつりと浮かぶと云えば、秋の夜空にぽつりと 浮かぶ一等星をご存知だろうか。 今井美樹さんのPRIDEの歌詞の中にも出てくる 南の一つ星 とはこの一等星を指していて みなみのうお座 フォーマルハウトという。   天に輝くアルタイルやベガほど煌めく訳ではないが 優しく光るその姿はとても美しい。   僕がやっているsajiというバンドは先日 ユーリカというフルアルバムをリリースさせて頂いた。 その収録曲の中でも特にお気に入りなのが その名を冠する「 フォーマルハウト 」という曲。   この曲は、遠く彼方の星になってしまった君のもとへ もう一度逢いにいくよというストーリーなのだが、 大切な君と僕とを繋ぐ星がフォーマルハウトである。   ちょうど今年の秋には僕らsajiの初となるツアーが敢行されるので、 秋の夜空に浮かぶ星々と共に 生のsajiの音に触れて頂けたら幸甚の至りで御座います。 <saji・ヨシダタクミ> ◆紹介曲「 フォーマルハウト 」 作詞:ヨシダタクミ 作曲:ヨシダタクミ ◆2nd Full Album『ユーリカ』 2022年6月22日発売 初回限定盤 KICS-94065 ¥4,950(tax in) 通常盤 KICS-4066 ¥3,300(tax in)   <収録曲> M1:スターフライヤー M2:フォーマルハウト M3:アスファルトと水風船 M4:星のオーケストラ M5:Apricot M6:ハヅキ M7:クロスオーバー M8:灯日 M9:After the Rain M10:ゆりかご M11:どうぶつのうた

    2022/06/28

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