何者

 聞くひとの心を捉えて離さない、染み入る歌声と歌詞が多くのリスナーを惹きつけるシンガーソングライター・新山詩織。そんな彼女が2023年4月17日にメジャーデビュー10周年を迎えました! そして来たる7月5日には10周年記念アルバム『何者 ~十年十色~』のリリースが決定!
 
 さて、今日のうたコラムでは、メモリアルイヤーを記念して“新山詩織”による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!その第5弾です。綴っていただいたのは、アルバム『何者 ~十年十色~』のテーマに通ずるお話。自分は“何者”なのか。その問いに向き合ってみて、わかったことは…。


新山詩織の朗読を聞く

自分は果たして、何者なんだろうか。
 
もちろん新山詩織である
でも、しおり、でもある
 
もしかしたら他の別人がいたりして...?
 
ただ意識はしていないだけで
日常のなかにはいろんな自分が潜んでる
 
でも
 
グズったり ヘラヘラしたり
イライラしたり だらしなかったり
寂しかったり 緊張したり
 
いつも分かりやすく見えるのは
マイナスな部分ばっかり
 
受け止めきれなくなって
いっぱいになって
どうしようもなくなって
 
負のループ。
 
結局、年齢も、過ぎた年月も関係ない
その時の自分をどう立て直していくか
変えていくかなんだと、分かった。
 
誰かに身を委ねたり、甘えたり
助けを求めたり
 
そんな感情も全部、自然なことだから
自分で自分を無理に振り払わなくていい
 
大丈夫、大丈夫だから。行っちゃおうよ。
 
 
そんな想いをギュッと詰め込んだ新たなアルバム
『何者~十年十色~』7月5日にリリースします!
 
<詩織>



◆10周年記念アルバム『何者 ~十年十色~』
2023年7月5日リリース