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  • SIX LOUNGE
    まっくらやみのなかからこんにちはきみへ
    まっくらやみのなかからこんにちはきみへ

    SIX LOUNGE

    まっくらやみのなかからこんにちはきみへ

     2026年6月3日に“SIX LOUNGE”がニューシングル「さよならじゃない方がいい」をリリースしました。タイトル曲は、TVアニメ『最強の王様、二度目の人生は何をする?』Season2 OP主題歌。アニメの世界観を汲み取ったナガマツシンタロウの歌詞に、SIX LOUNGEらしい爽やかなロックンロールサウンドが映える1曲になっております。    さて、今日のうたではそんな“SIX LOUNGE”のナガマツシンタロウによる歌詞エッセイを2週連続でお届けします。第1弾は2024年3月27日のリリース曲「 君が眩しいから僕は星が見えない 」にまつわるお話です。認められたいからこそ、好きだからこそ、答えのない“愛”を探し続けるからこそ。見えてくる“詩を書き続ける理由”とは…。 なぜ詩を書くのだろうか   新しいもの生み出そうとあがいて   0から1も神頼みの生活   真っ白なノートに向かいながら何十時間   もう無理だ俺には才能がない   ヘラっても結局ひとりで戦うしかない   街がゆっくり息を吹き返す気配   すみません今回も締め切りギリギリです。   そう   認められたい   認められたい   自分の作品が好きだ   好きじゃなきゃここまでやってられなかった   なんとなく仕事だと思えない   だから手を抜いてやれない   でも頑張った分幸せになるわけじゃない   それでも書かなきゃいけない   生活するためじゃなくて   生きるために   書かなきゃいけない   ナガマツシンタロウであるために   死ぬまで書き続けなければいけない   やあ、   きみへ。   この何億と輝く星の中から   俺たちをみつけてくれてありがとう   この存在を認めてくれてありがとう   他の星が見えなくなるくらい   輝き続ける   ひとつのちっぽけな   生命体でありたい   しかし   俺たちのすべては   この宇宙において   どう足掻いても無限じゃないらしい   それなのに俺は   いや   だからこそ俺は   I Love Youをどんな歌にして伝えるか   ずっとそんな事を考えている   どんなに詩を書いても   結局伝えたい事は   I Love Youになる   愛とは何か   わかってしまえばきっともう書けない   答えがなくてもいい   ないものを探し続けるという   悲しい人生かもしれない   そんな事に気付けないくらい   俺はバカだから幸せだ   誰に対する愛なのか   ヘイトも愛の形なのか   愛ってどんな形してるんだろうか   触れないほどトゲまみれであってほしいし、   この世で1番醜い姿をしていてほしい   そしたら俺はそいつに   きっとこの世で1番美しい   名前をつけてあげるだろう   真っ黒になったノートに   ずっと星がみえない   <SIX LOUNGE・ナガマツシンタロウ> ◆紹介曲「 君が眩しいから僕は星が見えない 」 作詞:ナガマツシンタロウ 作曲:イワオリク   ◆ニューシングル「さよならじゃない方がいい」 2026年6月3日発売   <収録曲> 1.さよならじゃない方がいい 2.さよならじゃない方がいい -TV Size version- 3.さよならじゃない方がいい -Instrumental version- 4.さよならじゃない方がいい -Vocal Only version- 5.さよならじゃない方がいい -Minus Guitar version- 6.さよならじゃない方がいい -Minus Drums version- 7.さよならじゃない方がいい -Minus Bass version-

    2026/07/03

  • ペイトン尚未
    「らしくあれ」を“らしさ”が分からない私が歌うということ
    「らしくあれ」を“らしさ”が分からない私が歌うということ

    ペイトン尚未

    「らしくあれ」を“らしさ”が分からない私が歌うということ

     2026年7月1日に“ペイトン尚未”が1st Album『らしさ』をリリースしました。ペイトン尚未自身初のフルアルバム。疾走感溢れるリード曲「らしくあれ」をはじめとした新曲5曲に加え、これまでにリリースしたシングルのリード曲や、配信リリース限定が楽曲など全10曲を収録。多角的な魅力が全面に表現された1枚になっております。    さて、今日のうたではそんな“ペイトン尚未”による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、収録曲「 らしくあれ 」にまつわるお話です。自分の“らしさ”がわからない。それでも、自分と向き合い続けて、この歌に出会って、気づいたことは…。 その人らしさや個性って、生まれつきなのか それとも後天的に身についていくものなのか、   きっとどちらも少しずつあるんでしょうけど、   私にはその自分「らしさ」が分からなくなる時があります。   インターネットで   「ペイトン尚未 性格」 「ペイトン尚未 どんな人」   と検索したこともありました。     分からないなりにもなにか、自分とはこういう人間です、と胸張って言えるようになりたくて、   アーティストデビューしてから3年、自分を知ろうとしました。     きっと私は真面目で、心配性で、諦めが悪い人間なのだなと少しずつですが分かってきた気がします。   この性格と付き合っていくには少々面倒くさい部分もありましたが、   これが私の“らしさ”なのかなと受け入れられるようになりました。     そんな時、   「らしくあれ」と出会いました。     この曲の主人公は、   私と同じで真面目で心配性で諦めが悪い人でした。     初めて、曲に対して   「逃げてはいけない」という気持ちが湧いてきました。     曲の主人公が勇気を出して自分の心情を教えてくれたのだから、   私はこの曲を絶対に素敵に歌わなきゃいけない、という歌手としての責任感を感じました。   これから「らしくあれ」と出会う人達が   どういう場所で、どういう気持ちで、どういう表情で聴いてくださるのか想像してからレコーディングに臨みました。     優しい人も   素直になれない人も   明るい人も   じっくり考える人も   人に合わせてしまう人も   誰かを引っ張っていける人も   自分が好きな人も   自分が嫌いな人も     みんなを突き動かす力のある歌詞と音楽に、ありったけの真心とエールを乗せました。     私ってこんなに必死な人間だったんだと気づきました。   自信を持って、「らしくあれ」は素敵な歌になりました。     『さあ、これからライブで皆さんに直接歌を届けられる』     歌うことが大好きで、 応援してくださっている皆さんに会えるライブが大好きで、   でもステージに立てる時間は限られていて、 一瞬で過ぎてしまうのがもったいなくて、 だからこそこの時間が愛おしくて…     私のライブは、   『どんなあなたでも受け止めてあげられる場所でありたい』     いっぱい笑ってもいい、 いっぱい泣いてもいい、     一緒に“らしさ”を認め合いませんか?   <ペイトン尚未> ◆紹介曲「 らしくあれ 」 作詞:arga(KEYTONE)・涼木シンジ(KEYTONE) 作曲:涼木シンジ(KEYTONE) ◆1st Album『らしさ』 2026年7月1日発売   <収録曲> 1.らしくあれ 2.魔性のレディエーション 3.CANDY POP 4.にんげんもーど 5.遠距離片愛 6.魔法 7.ネメシス 8.コスモノーツ 9.浪漫てぃっく! 10.ねがいプロローグ

    2026/07/02

  • ペルシカリア
    人には言えない恋ばかり
    人には言えない恋ばかり

    ペルシカリア

    人には言えない恋ばかり

     2026年7月1日に“ペルシカリア”が5th EP『人には言えない恋ばかり』をリリースしました。今作は、ライブで盛り上がるかどうかだけではなく、繰り返し聴きたくなるメロディや言葉、アレンジの細部にまでこだわり抜かれた作品となっており、ミドルテンポの楽曲も多数収録。ライブシーンでも新たな表情を見せていくであろう、現在のペルシカリアを象徴する1枚に仕上がっております。    さて、今日のうたではそんな“ペルシカリア”の矢口結生による歌詞エッセイをお届けします。『人には言えない恋ばかり』のテーマやタイトルの由来、そしてライブバンドとしての進化を経た今だからこその楽曲制作へのこだわりを綴っていただきました。 歌詞解説っていうものはいつまでも苦手で、受け手が作詞した人間の意図を探して、 勘違いしたり、逆に詩人が意図していなかったメッセージになったり。逆にそこを狙って書いたり。とか、ちょっと詩人が最初に種明かししちゃうとどこか冷めてしまったり面白くなくなっちゃう節があると思う。   特に「人には言えない恋ばかり」とタイトルを名付けたEPに関しては、大人なら誰しも持っているであろう、人には言えない後ろめたい感情や恋にフォーカスしているからこそ、"悪い事自慢"をしたい人間になってしまいそうで、なんとも言葉にしづらいところがある…   ただ、この"人には言えない恋"というのは、きっと誰しもなんやかんやあって、傷ついて悲しみや苦しみの類の感情のその先にあるものとして考えている。 綺麗な歌を歌いたい。芸術的な恋が歌いたい。なんて日もないわけではないが、どちらかと言えば他人に言えないからこそ、代弁してくれる歌や楽曲が唯一自分の味方でいてくれる気がしていて、そこまで深掘りした曲を歌いたいとは思っている。   根本にそうゆう曲を作っていたいとは思っているが、特にこのEPはそうゆうことを最初から意識はしていなかった。4曲のレコーディングを終え、ペルシカリアの作品ではタイトルを考える時にいつも歌詞から引っ張ってくる縛りみたいなのがどこかでできていて、今回はリード曲の「風邪」から「人には言えない恋ばかり」と名付けてあげた。「2002」以外はラブソングを歌っていて、 「スティーリング・ラブ」も造語ではあるが一応「略奪愛」という意味を込めた。逆に「初恋じゃないから」は自分には話してもらえない相手の事。"人には言えない恋"ではなく、"自分には言ってくれてない恋"という逆サイドでフォーカスを当てている為、共通点としてこの歌詞を引っ張ってきた。   2020年コロナ禍に結成したペルシカリアは、コロナ禍緩和の時期に企画した「歓声の先へ」以降、 ライブバンドとして磨きをかけていくことを何よりも心がけていた。ライブの中身だけでなく、今までリリースした楽曲にも強く反映されていたが、今回はどちらかというと歌を聞かせることを重視して制作した。まずはツービートを減らそう。というところから入り、制作時は「サビでツービートしてぇ…!」という気持ちを押し殺して、エイトビートになっている曲もある。ライブバンドとしてライブが強いのはもちろん大前提なのだが、ツービートや激しさを求め過ぎて、純粋な曲の良さみたいなところを細部まで突き詰めれなかったのがどうしても嫌だった。 料理失敗してもとりあえずマヨネーズかければそれなりに美味しくなっちゃうよね…っていうと、ちょっとたとえが雑すぎて誤解を産みそうだけど、他にもっとやりようがないかとライブを想像しすぎて曲の純粋さを失わないようにと心がけていた。   話は戻って、なぜ「2002」はラブソングじゃないのにEPに入ったのか。という話になるが、割と"作った曲はすぐ入れたい派"というのは大前提としてあるけど、今回も作品の中に"ロックバンドとしての意思"みたいなものを入れたかった。ライブバンドとして、ライブが激しくてダイバーがめっちゃ出ても、それが直接的な良さに繋がるわけでは決してなくて、今そうゆうライブをしているペルシカリアが、そうなる前にはなかった選択肢として、そこにライブバンド像が追加された。と思っていて、選べることが増え、かっこいいと思えることが増えたのだから、いつまでもいつまでも自分たちの道で、自分たちがその時一番夢中に、カッコ良いとなれているものを歌い続けようという意思表示だからあえてこのEPの一番最後の曲にした。 <ペルシカリア・矢口結生> ◆5th EP『人には言えない恋ばかり』 2026年7月1日発売   <収録曲> 1. 初恋じゃないから 2. 風邪 3. スティーリング・ラブ 4. 2002

    2026/07/01

  • JYOCHO
    忘れたくないこと
    忘れたくないこと

    JYOCHO

    忘れたくないこと

     2026年6月10日に“JYOCHO”が3rdアルバム『忘れたくないこと』をリリースしました。今作には、TVアニメ『神の庭付き楠木邸』ED主題歌「うたまひ」をはじめ、「Strong Body and Rich Future of Macho Minimal Fairy」、「無常の合唱」、「惜春」や、「はじめからすべて知っている」といったライブの人気曲となっている最新デジタルシングル群に加え、5曲の新録曲にインタールード「ひとり考えてた」を収録。    さて、今日のうたではそんな“JYOCHO”のだいじろー(Gt.)による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、収録曲「 忘れたくないこと 」にまつわるお話です。触れないようにしてきた本当の気持ち。この歌のなかに残したかったものは…。 「 忘れたくないこと 」は、触れないようにしてきた自分の中にずっとあった気持ちを、そのまま音にしようとした曲です。   日常にのまれて、暮らしを進めていくにつれ、私たちは少しずつ気づかないふりが上手くなっていく。   本当は傷ついているのに平気な顔をしたり、本当は違和感を覚えているのに「みんなそうだから!」と飲み込んだり。 社会や常識の呪いのようなものに勝手にかかってしまい、あたかも自分の言葉のように社会や常識の正しさを押し付け合っている。   そうやって社会の中で自然に溶け込み、振る舞えるようになっていく。   でも、自分の中ではずっと消えない感覚があって、子どもの頃はすべてが新しく感じていた自分もいたし、なんか時間の進み方も遅かった。 社会の正しさや演じることはじょうずになっていくが、“わたし”が薄れてしまっていく感覚。 命に重さがある感覚とか、縁を観測していくと見えてきた感覚とか。   言葉にすると言葉に引っ張られて宇宙がなんだか軽くなってしまう感覚も日々感じて生きているし。   この曲では、そのうまく説明できない感覚を、できるだけそのまま残したかったんだと思う。   だから歌詞も、断定するような言葉にはしなかった。 こうだ!と説明するより、ずっと問い続けたい!という“わたし”を書きたかったのかもしれない。   誰かを救いたいとか、世界を変えたいとか、そんな大袈裟な話ではないけれど、 自分の中にある“忘れたくない感覚”を一緒にほんわか思い出していけたら嬉しいなぁ~と。   そういう祈りに近いものを楽曲に込めました。   今日も、世界の秘密とか、ひとり考えている。     <JYOCHO・だいじろー(Gt.)> ◆紹介曲「 忘れたくないこと 」 作詞:中川大二郎 作曲:中川大二郎   ◆3rdアルバム『忘れたくないこと』 2026年6月10日発売   <収録曲> M01. はじめからすべて知っている M02. Strong Body and Rich Future of Macho Minimal Fairy M03. まなびたいとおもう M04. 無常の合唱 M05. ひとり考えてた M06. 忘れたくないこと M07. 山川草木 M08. うたまひ M09. 惜春 M10. やさしい天気

    2026/06/30

  • wacci
    どこかで花が咲くように、この歌をこの世界に置いておきます。
    どこかで花が咲くように、この歌をこの世界に置いておきます。

    wacci

    どこかで花が咲くように、この歌をこの世界に置いておきます。

     2026年5月22日に“wacci”が新曲「人生最終日の僕よ」をリリースしました。そのタイトルとは裏腹に“今をいかに生きるか”にフォーカスを当てた心に刺さる歌詞と、結成17年目を迎え円熟味を増した演奏にメランコリックなストリングスが融合し、幾重にも重なるようなメロディーが印象的な“人生賛歌”とも言えるミディアムナンバー。    さて、今日のうたではそんな“wacci”の橋口洋平による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 人生最終日の僕よ 」にまつわるお話です。42歳を迎え、人生の折り返し地点に立った今の気づきとは。そして、この歌に託した思いは…。 昨年の12月から42歳として生きている。 人生80年とした場合、半分を過ぎたということになる。   未来、人生、夢、幸せ。 そういった言葉たちは、昔は、何か実感を伴わないとてつもなく大きなものに思えた。 なかなか具体的に描くことはできなかったし、どこかでまだまだ先の話だと見て見ぬふりをしていた。 まだ何者でもないけれど、その気になれば何にでもなれると思っていた。 明日から生まれ変わったように努力すれば、どんな夢も叶うと思っていた。   そんな感覚だったが、40歳を過ぎてから、少しこの世界の見え方が変わってきた。   ほんの僅かな“叶った夢”と、膨大な数の“もう叶えられない夢”。 出来損ないと言わざるを得ない、不器用を晒した数々の瞬間。 頑張りたいと思いながら、頑張ることを選べなかった日々。 なんとなくずっと続くと思っていた関係性の喪失。大切な誰かとの別れ。   半分を生きて、見える景色や自分の立ち位置をもって考えた時に、この先の人生を、この先の未来を、なんとなく計算で割り出せてしまったような感覚。   僕というこの物語は、なんとなくこんな感じに収まるんだろう。 そんな気持ちになって、寂しさとも悟りとも違う、不思議な感情が沸き起こった夜があった。     例えば、地図を頼りに初めての場所に歩いて行くとき、往路はとても長く感じるが、復路は短く感じることがよくある。   知らないものほど大きく感じ、知ると一気に自分の世界の中に収まるため小さく感じるあの感覚と同じように 今、半分を生きて突然、自分の未来の長さを知り、人生の全貌が明らかになったように感じたのだと思う。       「 人生最終日の僕よ 」は、そういった気づきから生まれた一曲だと言える。 もちろんそんな感情に何か答えを用意したわけではないし、そんな資格もない。   ただ、同じような気持ちを抱きながら、今日を生き、明日を見据える人と共にありたい。 季節が巡るようにただ受け入れて、それぞれに違う今の立ち位置から人生の終着点を見据えて、そこまでの日々の中で一度でも多く笑って、一つでも多く幸せを拾えるように。 いつかゴールにたどり着いたときに振り返って、そのいびつさと、情けなさと、ふがいなさと、愛おしさに、心の底から泣けるように。   諦めや焦り、悲壮感ではなく、これまで生きてきたことへの称賛と、これから訪れるであろう未来への希望を込めて。   どこかで花が咲くように、この歌をこの世界に置いておきます。   もし手にしたら、感想を是非ください。 一緒にわかちあいましょう。   <wacci・橋口洋平> ◆紹介曲「 人生最終日の僕よ 」 作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

    2026/06/29

  • ちゃくら
    少しこぼれてしまった君の居場所を作りたい
    少しこぼれてしまった君の居場所を作りたい

    ちゃくら

    少しこぼれてしまった君の居場所を作りたい

     2026年6月17日に“ちゃくら”がメジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』をリリース! 昨年9月24日に配信リリースされた「嫌気」他、ミドル、エモーショナル、ポップス、あらゆる角度のジャンルで枠にはまらない新曲5曲を含む全6曲が収録。成長著しい彼女達が真っ向勝負するデビュー作品が完成しました。    さて、今日のうたではそんな“ちゃくら”のワキタルル(Ba.&Cho.)による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。最終回は、収録曲「 ドール 」と「 社会の左 」にまつわるお話です。それぞれの歌詞に込めた自身の思いは…。 「 ドール 」   また両親に心配されるような曲を書きました。 「死にたくなったとき初めて愛に気づけるわ」 切実にそんな訳はない。 あってたまるかい。   ちゃくらの既存の曲を聞いたらすぐに分かることだけれど、 私は穏やかな恋をできたことが無い。 理由は簡単で少し自分と似た貧しい心を持っている人に惹かれ、私だけは君に愛される気がする、私だけは君を変えられる気がすると、期待し続けて愛し過ぎてしまう。結果離れるタイミングを失い執着に変わるという馬鹿の象徴みたいなことだ。   頼りにされると嬉しくなってしまうし 好きな人の願いは全部叶えてあげたいし 一人で泣いているなら何時でもどこにでも会いに行きたい   それっておかしいことかな、 正しい人の愛し方が分からない   けどこれも全部君が望んたことだよね、? 「僕が居ないといけなくなって欲しい」 あの日私に言ったその一言で 私は君の求める私に変わったんだよ 何度も自分に恋の形なんて自由だよと言い聞かせてきた 君が求める形を肯定してきた   一緒に踏み外したのだから 一人で幸せになるなんて無しだよ   普通は取り戻せない。お互いにね。     「 社会の左 」 この曲の題名がワキタルルでも良かったくらいに、私が物心ついたころからずっと向き合ってきた悩みをそのまま書いた   どこにもちゃんと話したことがないけれど ちゃくらとして活動し始めてから何度かストレス性胃腸炎になることがあり、家で倒れてマネージャーを呼んだり、去年一昨年辺りのワンマンの前日には薬を貰ったり点滴を打ってもらったりしていた時期があった。   それは、 自分の才能の無さやずっと間違えた選択を取っている気がすることで、人からのアドバイスという名の押し付けを全て鵜呑みにしてしまっていたから。近くに居た人が言う“ちゃくらの正解”を全て信じてしまっていたから。   とにかく自分に自信がなかった、 別に今も胸を張って道を歩けるような人間では無いけれど、あの頃は自信どころかワキタルルが一体どんな人間なのかすら見失っていた。   切り取って話したい歌詞が無い程に この曲の歌詞が私の全て、   今回の制作期間また自信がなくなって途方に暮れていたとき、この考え自体を曲にしてみるのはどうだろうとふと思いペンを握ってみたら、歌詞がスラスラと書けて、ギターを手に取ってみたらこれまたスラスラとコードが決まり(私の一番好きなコードCadd9)、数時間で「社会の左」が完成した。   この曲をかける自分で良かったと思えた私は、少しずつ踏み外した道を歩けるようになってきたのかもしれない、 幸せってなんだろうね、 誰かから見たら私も幸せ者か。   右ならえの世界で私は堂々と左に立ち 少しこぼれてしまった君の居場所を作りたい   <ちゃくら・ワキタルル> ◆紹介曲「 ドール 」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル 「 社会の左 」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル ◆メジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』 2026年6月17日発売 <収録曲> 1 夏をかける少女 2 生活ごっこ 3 何番目の人 4 嫌気 5 ドール 6 社会の左 7 ちゃくらじお特別編 其の二

    2026/06/26

  • YRD Leo
    終わったはずの感情にちゃんと名前をつけたかったから。
    終わったはずの感情にちゃんと名前をつけたかったから。

    YRD Leo

    終わったはずの感情にちゃんと名前をつけたかったから。

     2026年6月17日に“YRD Leo”がニューシングル「Mirage」をリリースしました。忘れたいほど大切だったひとを、今でもどこかで想ってしまう。そんな思いを描いた1曲となっております。  さて、今日のうたではそんな“YRD Leo”による歌詞エッセイをお届けします。復縁を願うわけでも、過去を美化するわけでもない。ただ、新曲「 Mirage 」で描きたかったものは…。 今になって、こんな曲を書くのは、少し罪深いことなのかもしれないと思いました。   音楽は時々ずるいです。 たった数分の中で、本当はうまくいかなかった出来事まで、どこか美しいもののように描けてしまうからです。現実はそんなに単純ではなくて、好きという気持ちだけではどうにもならないことがありました。   この曲に書いたことは、どれも嘘ではありません。 ただ、それがすべてでもありません。 自分のことも、君のことも大切にしたいと思うほど、その距離の取り方は難しくなっていきました。   あの頃の思い出は、今でもふとした瞬間に蘇ります。 何気ない会話や約束、くだらないやり取りまで、失ってからその大切さに気づくことがあります。 忘れたいと思うほど、逆に鮮明になってしまう記憶もありました。   この曲を書きながら、届いてほしい気持ちと届かないでほしい気持ちの両方がありました。   それでも音楽にしたのは、終わったはずの感情にちゃんと名前をつけたかったからです。   これは復縁を願う曲でも過去を美化するための曲でもありません。 ただ、忘れたいほど大切だった人のことをそれでもまだどこかで想ってしまう。 そんな自分の弱さを、そのまま残した曲です。   この歌が誰かを困らせるのではなく、同じように忘れられない気持ちを抱えた人の心にそっと寄り添えたら嬉しいです。   <YRD Leo> ◆紹介曲「 Mirage 」 作詞:YRD Leo 作曲:YRD Leo・kit

    2026/06/25

  • 茉ひる
    まるで映画のスクリプトをめくるように。
    まるで映画のスクリプトをめくるように。

    茉ひる

    まるで映画のスクリプトをめくるように。

     2026年6月24日に“茉ひる”がメジャー1st EP『Cinema』をリリースしました。彼女はエモーショナルな歌声と共感を呼ぶ歌詞で注目を集め、SNS総フォロワー数は90万人を超える2000年生まれのシンガーソングライター。今作には、4月に配信リリースされた「天気雨」を含む全6曲が収録され、他すべて未発表の新曲で構成されております。    さて、今日のうたではそんな“茉ひる”による歌詞エッセイをお届けします。自身にとって、作詞とはどんな行為なのか。歌詞とはどんな存在なのか。そして、今作『Cinema』に込めた思いとは…。 歌詞検索サイト「歌ネット」をご覧の皆さん、はじめまして。茉ひるです。   この度、私の新しいEP『Cinema』がリリースされることになりました。今回の作品は、私にとってまたひとつ新しい扉を開くような、本当に大切な1枚に仕上がっています。   普段、私は日常のふとした瞬間に浮かぶ感情や、言葉にできない心の揺らぎをすくい上げるようにして作詞をしています。私にとって歌詞とは、日記のようであり、同時に誰にも見せられない秘密でさえ音楽には閉じ込めることができるように、自分自身の宝石箱として共存している大切なものでもあります。   タイトルを『Cinema』とした、今回のEPに収録されている楽曲たちも、自由に自分自身の心を映し出すように描いています。それぞれが異なる景色、異なるストーリーを持っていて、全曲を通して聴いていただいたときに、一編の映画をスクリーンで観終えたような、あるいは誰かの人生のワンシーンにそっと寄り添うような、そんな作品にしたいと思い、言葉を紡ぎました。   嬉しい感情、時には目を背けたくなるような葛藤や寂しさ、相手の言葉を受け入れた先に、伝えようとして伝えられなかった言葉、あるいは、あえて伝えず秘めた想い、様々な自分を言葉にしてメロディに載せています。   リリース前ということもあり、今はドキドキした気持ちでいっぱいですが、早く皆さんのもとにこの楽曲たちが届くことを心から楽しみにしています。   ぜひ、一曲一曲の歌詞をまるで映画のスクリプトをめくるように注目しながら、新しいEP『Cinema』の世界に浸っていただけたら嬉しいです。これからリリースされる新曲たちを、どうぞよろしくお願いいたします!   <茉ひる> ◆メジャー1st EP『Cinema』 2026年6月24日発売   <収録曲> 1. ロストライン 2. Florisia 3. 天気雨 4. UI 5. ティーンエイジブルー 6. 百日草 (Remix)

    2026/06/24

  • SUPER BEAVER
    生きている限りまだ終わりきっちゃいない。
    生きている限りまだ終わりきっちゃいない。

    SUPER BEAVER

    生きている限りまだ終わりきっちゃいない。

     2026年6月24日に“SUPER BEAVER”がニューアルバム『人生』をリリース!今作には、ドラマ『バニラな毎日』劇中歌「片想い」、ドラマ『バニラな毎日』主題歌「涙の正体」、フジテレビ系『めざましテレビ』テーマソング「主人公」、映画『金子差入店』主題歌「まなざし」、『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』主題歌「燦然」、フジテレビ系2026 アスリート応援ソング「生きがい」の既発シングル曲に加え、新曲を含む全12曲を収録。    さて、今日のうたではそんな“SUPER BEAVER”の柳沢亮太による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、アルバム『人生』にまつわるお話です。17歳の自分が抱いていた憧れと不安、夢と現実の狭間で揺れながら歩んできた20年。その先を見つめる今、思うことは…。 バンド結成から20年を超えた。   結成時の高校2~3年生の頃といえば、大半が大学や専門学校等への進学準備に勤しみ、いつまでも来ないような気がしていた「将来」が急に現実味を帯びて迫ってきた頃。 強く願い続けてさえいれば叶いそうな気がしていた「夢」やその類が、よく見ると険しい様相をしていて、遊び半分や何となくで叶うものではないことをきちんと理解し始めた頃。   急に怖くなったことを憶えている。不安で仕方なくなった。 自分はどう生きていくのか。どうなるのか。 プロになれるのだろうか、成功できるのだろうか、そもそもプロって、成功って何だろう?   それでも、進学はしないと決めていた自分にできることは、今日ここには戻って来られないことを意識しながら、その頃なりの覚悟を賭して未知へと進むことだけだった。   それからチャンスや、チャンスのようなものが目の前に現れる度に「次はない」と思いながら手を伸ばしたけれど、実力不足で届かなかったり、掴んだつもりが偽物だったり、そもそも騙されていたりと、幾つもの初めてを経験した。 しっかりと、現実は甘くなくて、ちゃんと厳しかった。 自分にとって過去一番の努力で立ち向かっても、まだまだ足りないのだと思わされる日々ばかりだった。 そうして20歳を過ぎた頃には明確な挫折を味わった。   幼い頃に見た憧れは、今輝いているあの人は、どれほどの努力の上に立っているのだろう。 どれだけの時間を費やしたのだろう。どれだけ削ぎ落とし、どれだけ向き合ったのだろう。   自分の現在地とを見比べると途方もなさすぎて「だめだ、間に合わない」そんな気持ちに苛まれることばかりだった。   もう随分と進んできてしまったけれど、この道を進むことを放棄すればこの苦しさからは解き放たれる。 諦めてしまおうか。辞めてしまおうか。   でも、じゃあ今日まで積み上げてきた経験、懸けてきた時間を棄ててしまうのか?だとしてこれから何をやりたいというのか。   自問自答を繰り返し、その度に結局自分を諦めたくない気持ちが勝った。 自分を信じて期待することをやめたくなかった。 それをしたら、何というか、全部が終わってしまう気がして。寂しすぎるじゃないかって。 叶うかわからないからやらないのではなく、叶うまでやり続けてやれよと、自分自身にハッパをかけ続けた。   そんな日々を懸命に過ごすうちに、バンド結成から20年を超えた。   10代から20代へ、20代から30代へ、子どもから大人へ、夢から現実へ。 二度と戻れない日々を、もう一度は味わえない時間を、成功するか否かわからない未知を進み続ける。 いつ始まりを意識するかだけで、思えば意識した日からずっと一世一代の大勝負を、今も、し続けている。 生きている限りまだ終わりきっちゃいない。   あれこれ考えようと結局今を生きる他にはない。昨日も明日も生きられない。 成りたい自分に成るべく今を生きる他にはない。 望むなら、動く。放っておいて叶う何かは、やっぱりないと思う。   全てに意味があるだなんて思わないけれど、通過した全ての時間の上に今日、生きている。 銘々に、誰かではなく唯一自分の命を生きる。日々の暮らしのために働き、生活する。 自分が思い、自分が願い、自分が動き、自分が発しながら、社会と共に生きる。   あの日の17歳が37歳になった。大人になったんだ。 向こう20年を考えたら次は57歳、さあ自分はこの先をどう生きようか。 SUPER BEAVERとして音楽し続けながら、パッと一言じゃ言い表せられない大切と共に生きたい。 簡単じゃないとわかるからこそ自分の全部を賭したいと思っている。   あなたは今何を思うだろうか。 大袈裟な話ではなく単純に、自分が、誰かが、人が生きる今日について。 人生について。   <SUPER BEAVER・柳沢亮太> ◆ニューアルバム『人生』 2026年6月24日発売

    2026/06/23

  • chilldspot
    人と人との感性が交わる瞬間。
    人と人との感性が交わる瞬間。

    chilldspot

    人と人との感性が交わる瞬間。

     2026年6月10日に“chilldspot”が新曲「Ladyy」をリリース! 同曲は、オリジナル婚活リアリティーショー『ガールオアレディ3』挿入歌であり、“レディ”たちが織りなす恋愛模様に寄り添うべく書き下ろされました。抗えない恋心に翻弄されるリアルな心情を、Vo.比喩根の物憂げな歌声と、都会の夜を思わせるサウンドにのせて表現しております。    さて、今日のうたではそんな“chilldspot”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第2弾は比喩根が執筆。 第1弾 に続き新曲「 Ladyy 」のお話です。自身ではボツにしそうだったAメロの歌詞。しかし、ともに作詞を手がけたメンバーからの意外なひと言とは…。 <あと何回フォーリンラブ 感じればいい?ロンリーナイト>   この一行がメロディと共に浮かんできた時、 「いい歌詞が出来た!でも没!」という嬉と悲、両極端の気持ちを味わった。 だってAメロに出てきていた女性像とは全然結びつかないから。 Aの歌詞はうちのギター、玲山君が担当していたから。   この曲はトラックと最初のデモのメロディ&歌詞を玲山くんが、 B・Cのメロディ&歌詞を私が、 そしてそれ以降、歌詞全体のブラッシュアップを二人で行うというこれ以上ないコライト方式で作られたのだ! Cをもっと良くしようということで色んな案を出していた最中、この文の一番上を体感する事になる。   Aから私が感じ取った女性像は ・黒髪 ・30代 ・結構お金は持ってるけどちょび拗らせてる という雰囲気。   <愛猫>っていい。私は猫を飼った事がないから全くなかった視点だった。 なんか歌詞のリッチさが増している。   対して私の書いたB・Cは ・若めの人(男女を問わず) ・歌詞の重み<気持ちよさ、韻 ・これからの恋に期待、アオハルめ というイメージ。   ね?全然違う。 だから歌詞自体は凄く良いのに残念、これは没ですわなトホホ…という気持ちになったのである。 (メロは満場一致で良かったので、メロだけ使ってB・Cを書き直してほしいと玲山君に依頼)。   ここで玲山君が私からするととんでもない一言、   「これAとB・Cでそんなに像離れてなくない?」   えー!!!!そうなの!? あたしゃ驚き驚きました。   でも自分の色眼鏡を外してみたら 少し拗らせてしまっていた女性が恋の始まりによって、 今までの経験則や見栄を捨てて一歩前に出ようとしているではありませんか。   人と人との感性が交わる瞬間。 ブラッシュアップの時には意見もぶつかったし色んな話し合いをしたけど、 それが面白いし上手く噛み合った時には2倍嬉しい!   そんなこんなで出来た素敵な曲です。   たまには歌詞の女性のように、 一見くだらない事に胸躍らせて一歩軽く踏み出してみたらどうでしょう。 この曲をラク~に聴きながら。   <chilldspot・比喩根> ◆紹介曲「 Ladyy 」 作詞:ryozan・hiyune 作曲:ryozan・hiyune

    2026/06/22

  • がらり
    『個』を肯定する曲ばかり
    『個』を肯定する曲ばかり

    がらり

    『個』を肯定する曲ばかり

     2026年6月3日に“がらり”がEP『螺旋の街』を配信リリースしました。3月リリースの楽曲「春を盗んで」のほか、東海ラジオのプロジェクト『TOKAI RADIO ONE ARTIST 2026!』のプッシュ曲「シャイなボーイ」、ドラマ『100日後に別れる僕と彼』オープニング主題歌「単純ないきもの」など計5曲を収録。都会を舞台に、孤独や逃避への衝動と諦念、受容といった感情がリレーのように表現されたEPとなっております。    さて、今日のうたではそんな“がらり”による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。最終回は、収録曲「 単純ないきもの 」にまつわるお話です。『個』を肯定する最近の音楽に対する、カウンターを意識して書いたというこの歌。自身が肯定したかったものは…。 最近の音楽の歌詞について、何か一つ特徴を挙げるとすれば、『個』を肯定する描写が頻繁に出てくるという点ではなかろうか。   自分らしさ、ありのままの私、自己肯定感爆上げ、◯◯な私が好き───。   表現方法、筆致に差はあれどやはり個を肯定する、という文脈はJ-POP歌詞世界の一大ムーブメントであり、もはやベーシックなものとして取り扱われている。   「単純ないきもの」という楽曲を先日リリースした。 この楽曲では逆の方向について思いを馳せた。   それはすなわち、我々は個を重んじる前に、共同体に属している感覚に安心する生き物なのではないか、という疑問だ。   『僕はいつでも探しているよ/僕が属する仲間はどこか』   『みんなと同じようになりたいと/もがいてきたけど』   これらの歌詞は明確に昨今の個を肯定する文脈に対するカウンターを意識して書いた部分である。人は分類されることで安心し、他人との繋がりをそこに見出す。 人と人が寄り合い共同体を形作り、街が生まれる。 個の肯定の前に、前提として帰属意識が在るのではなかろうか。   都市の中にはあらゆる共同体が存在し、日々食事をしたり、運動をしたり、労働をしたり、蠢き合いながら生きている。 朝の通勤電車には同じ時間に似たような方向に向かう集団があり、夕暮れのコンビニには皆一様に似たような疲れた顔で弁当や飲み物を選ぶ人達がいる。   その姿に没個性だけを見出すのは暴力的だと感じる。 それぞれの生活を、コミュニティを維持する営みは、そのままで美しさやきらめきがあるはずだ。 個を肯定する文脈と同じくらいの熱量でこれらの営みについての歌が在ってもいいのに。   まるでJ-POP的文脈で個を肯定することを批判するような話を展開したが、この曲のサビは『君が笑えば嬉しくなるんだ』という奇しくも大変J-POP的なメッセージに帰結した。   隣にいる人が笑っているなら、自分も嬉しい。この単純な哲学があってこそ人と人は寄り添い合い、文明を形成し、果てない街が生まれたのではないか。   時代はどんどん複雑化している。我々はいつも自分らしさを見つけなければならず、他人と違う何者かにならなければならないような気がしている。だが、その複雑さの果てにシンプルな答えがあるかもしれない。   君が笑えば嬉しくなる。 それだけで、僕らは今日も街を生きることができるはずだ。   <がらり> ◆紹介曲「 単純ないきもの 」 作詞:がらり 作曲:がらり ◆EP『螺旋の街』 2026年6月3日配信リリース   <収録曲> 01. シャイなボーイ 02. 春を盗んで 03. レンズ 04. 箱庭ダンス 05. 単純ないきもの

    2026/06/19

  • ちゃくら
    死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。
    死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。

    ちゃくら

    死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。

     2026年6月17日に“ちゃくら”がメジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』をリリース! 昨年9月24日に配信リリースされた「嫌気」他、ミドル、エモーショナル、ポップス、あらゆる角度のジャンルで枠にはまらない新曲5曲を含む全6曲が収録。成長著しい彼女達が真っ向勝負するデビュー作品が完成しました。    さて、今日のうたではそんな“ちゃくら”のワキタルル(Ba.&Cho.)による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。第2弾は、収録曲「 何番目の人 」と「 嫌気 」にまつわるお話です。それぞれの歌詞に込められた<君>への思いとは…。 「 何番目の人 」   実は去年からずっとスマホの中に留めていた曲。 いつなら出しても大丈夫かとタイミングを伺っていたら、このアルバムに入ることになった。 それは季節とか曲調とかそういう事ではなくて、この曲を出す勇気がずっと無かったから。   「 君の一番になれない私より 」という曲を書いた頃から私は君の過去に執着してきた。   過去の恋愛というものは、本当に厄介で呪いで。 自分の過去も無ければ良いのに。 君が初めてで君が最後なら良かったと思う。 好きな人から過去の恋愛の欠片が少しでも見えると、地の底まで落ちる最低な気持ちになる。   過去を大事にするのが上手な人だった、 きっと君の周りの人もそれを望んでいた、 自分は邪魔者だと思ってしまった。 君と過去の恋人がもう一度出会うまでの場繋ぎの様な気持ちになっていた。 これがどれだけ辛かったことか君は分かってくれるかな、?   この言葉達が少しでも分かってしまって、涙を流す女の子全員を抱きしめたい。 本当は共感なんて誰もしないでほしいよ。 君が辛そうなときは無理をしてでも会いに行ってたのにね、ちゃんと隣に居たのにね、   君にとって私が気軽に思い出せる程度の過去の人になってしまったとして、 もし私の次の番号の人が現れたときは その人が私に苦しめられないように 私を君の過去から消してね。       「 嫌気 」   以前とあるバンドマンが、 「人が何かから離れていくとき、声色や匂いや表情一つ一つを順番に思い出せなくなっていくものだけれど、ちゃくらの音楽の最後に残るものは言葉なんだと思う」と話してくれたことがある。 それなら私が恋をしたとき、最後に残るものと残せるものはなんだろう、   これまで私は、ちゃくらの曲と言いながら個人的な恋愛の後悔や言えなかった本音を歌詞にしてきた、それは誰かに共感してほしいという気持ちは勿論、本人にもこの歌詞を読んでくれと思っている節が確かにある。   職権乱用といわれたら本当にそうですごめんなさいとしか言えないのだけれど、、、 故に好きな人に最後に残るものが言葉であってほしいと願っているのだと思う。   初めて強がりの歌詞を書けてしまったのは復讐か、私は君が居なくてもちゃんと生きられるよの嘘つきか、涙した分だけ歌詞にして全世界に君の嫌だったところを見せて君を傷つけたいと思うからか、どれにしても自分の小さな器のせいだ。女の子はいつまでも執念深く、ちゃんと毒を持っている。   死ぬほど会いたいともう二度と会いたくないの繰り返し。 見せてこなかっただけでね、 君の嫌いなところちゃんとあるんだよ 嫌悪や諦めを隠すときだけは上手く笑えていた気がする。   <ちゃくら・ワキタルル> ◆紹介曲 「 何番目の人 」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル 「 嫌気 」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル ◆メジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』 2026年6月17日発売 <収録曲> 1 夏をかける少女 2 生活ごっこ 3 何番目の人 4 嫌気 5 ドール 6 社会の左 7 ちゃくらじお特別編 其の二

    2026/06/18

  • SARUKANI
    届く音と、挑戦する音のあいだで、その一節が景色を変えると信じて。
    届く音と、挑戦する音のあいだで、その一節が景色を変えると信じて。

    SARUKANI

    届く音と、挑戦する音のあいだで、その一節が景色を変えると信じて。

     2026年5月15日に“SARUKANI”が新曲「WORLD RECORD」をリリースしました。世界的ギタリスト・Ichika Nitoを迎えたエネルギッシュな1曲。ビートボックスとギターという異なる音楽性を高次元で融合させた楽曲です。KAJIとRUSYによるダブルボーカルが、さらなる熱量と推進力を与え、“世界を獲るのは、決して遠い夢ではない”という強いメッセージを体現しております。    さて、今日のうたではそんな“SARUKANI”のKoheyによる歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 WORLD RECORD 」にまつわるお話です。活動を続けるなかで、少しずつ変わってきた音楽との向き合い方。今、自身が“一人で出した記録”よりも大切に思うものは…。 最近よく考えることがあります。   自分はあとどれくらい成長できるんだろう、と。 音楽を始めた頃は、もっと単純でした。   上手くなりたい。 良い曲を作りたい。 たくさんの人に聴いてもらいたい。   ただそれだけを考えていれば前に進めた気がします。   でも活動を続ける中で、音楽との向き合い方は少しずつ変わっていきました。   曲を作るたびに、 「前作を超えられているだろうか」 と考えるようになったし、 音楽プロデューサーとして制作に向き合う時間が増えるほど、 「もっと面白いものが作れるんじゃないか」 という欲も強くなっていきました。   もちろん数字も気になります。 再生回数もライブの景色も、 どれだけ多くの人に届いたかも気になる。 たぶん、気にならないと言ったら嘘になります。   数字は、自分たちの音楽がどれだけ届いたかを教えてくれる大切な指標です。 だからこそ僕たちも、もっと多くの人に届けたいと思っています。 ただ、それだけでは測れない高揚感があることも、制作を続ける中で感じるようになりました。   誰もやったことのないこと。 自分たちも見たことのない景色。 作りながら不安になるくらいの挑戦。 そういうものに心が動くんです。   「WORLD RECORD」を作っていた時、最初に浮かんだのは“世界一”ではありませんでした。   昨日の自分を超えること。 前回の自分たちを超えること。 その繰り返しの先にある景色でした。   でも、この曲について考えているうちに気付いたことがあります。   人は一人では、そんなに遠くまで行けないということです。 行き詰まった時に相談できる仲間がいて、 刺激をくれるアーティストがいて、 作品を受け取ってくれる人がいる。 自分一人の力だけで進んできたつもりだった道も、振り返ればたくさんの人の存在の上に成り立っていました。   世界記録という言葉は、一人で打ち立てるもののように聞こえます。 でも今の僕には、一人で出した記録よりも、誰かと更新した景色の方が強く残っています。   今回の制作でも、Ichika Nitoさんのギタープレイ、RINZOさんのアレンジによって、この曲はさらに大きなエネルギーを持つものになりました。これからも「ありがとう」という言葉を掲げて、arigato.シリーズで沢山の人と繋がり、刺激を貰い、僕達からも渡したい。   一人では辿り着けない場所がある。 だから面白い。 だからもっと先を見たくなる。   「WORLD RECORD」は、不安や迷いがなくなった人の曲ではありません。 むしろ、不安も迷いも抱えたまま、それでも前に進みたいと思った時の衝動を音にした曲です。   この曲を聴いてくれた誰かが、自分自身の記録を更新したいと思った時。 あるいは大切な誰かと新しい景色を見たいと思った時。 その背中を少しでも押せたら嬉しいです。   僕たちもまだ途中です。 だからこそ、もっと先へ。 まだ見たことのない景色を目指して。   <SARUKANI・Kohey> ◆紹介曲「 WORLD RECORD 」 作詞:KAJI・RUSY 作曲:RINZO・Kohey

    2026/06/17

  • 『ユイカ』
    「思ってたんと違う」そんな青春だった。
    「思ってたんと違う」そんな青春だった。

    『ユイカ』

    「思ってたんと違う」そんな青春だった。

     2026年6月8日に“『ユイカ』”が新曲「 青春は見えない 」をリリースしました。学生時代をコロナ禍で過ごした世代である『ユイカ』が、当時を今の視点で振り返り描いた楽曲。“過ぎた後に初めて気付く青春の日々“が歌詞に込められた、“青春は若者だけのものではない”というメッセージを歌った1曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“『ユイカ』”による歌詞エッセイを3か月連続でお届けします。第1弾は新曲「 青春は見えない 」にまつわるお話です。自分が生きた青春を“普通の夏”にしたい、という思いから生まれたこの歌。今、改めて自身が思う“青春”とは…。 「思ってたんと違う」そんな青春だった。 普通じゃない青春、でも私にとってそれが、普通の青春。   「可哀想だね」「一度きりの青春なのに」 入学したら授業があって、クラス全員が揃ってて、クラスメイトの顔を覚えてて、体育祭をして、文化祭をして、修学旅行に行って、それが当たり前な人たちからたくさん慰められた。   入学式をしても次の日から授業はないし、やっと行けると思っても分散登校で会ったことないクラスメイトが半分くらいいるし、毎日一緒に登校することになった友達の顔も半分隠れてるし、体育祭も文化祭も、修学旅行も予定通り行われなかったし、これが当たり前の私たちは多分、可哀想だった。   悲劇のヒロインにはいくらでもなれる。だからこそ、自分が生きた青春を普通の夏にしたかった、そう思って「青春は見えない」という曲を書きました。   青春を経験して思い出になった人も、今青春だと気づけていない人も、まだ青春にとてつもなく憧れを抱いている人も、全ての人に当たり前に、平等にある青春を歌いたい。 そして、こんなに何度も言葉にしている「青春」が、意外とそんなに偉大じゃないってことを伝えたい。   何にでもなれる気がするし、同時にこれが終わったら何かにならなくちゃと焦ってしまうし、本当に厄介なやつだよ青春は。 だけどそれって、誰が決めたの? 大人になったら絶対に何かにならなきゃいけなくて、何にでもなれてはいけないの?   私は今、音楽がやりたくてアーティストになったけど、これからまた別のやりたいことを見つけて、意外とあっさり音楽を辞めるかもしれないし、そうでありたいとすら思う。 そのくらい、ふわふわして生きたい。 貴方にもそのくらい、ふわふわして生きてほしい。 地に足つけるくらいなら、地面がトランポリンにでもなればいい!そんな気持ちで生きていたい。   青春を経験して思い出になった人も、今青春だと気づけていない人も、まだ青春にとてつもなく憧れを抱いている人も、全ての人が平等に何にでもなれるし、何かにならないこともできる。 子どもだけが最強じゃない、子どもだけが夢を叶えられるわけじゃない、そんなことを伝えたい。   私にとって青春は顔が見えないものだったし、だけどそんな日々が青春だと気づけなかった。 あの頃の自分にこう伝えたい。今ならちゃんと分かる。青春だった、間違いなく青い春をしていたんだよ。って!   「思ってたんと違う」そんな青春だった。 普通じゃない青春、でも私にとってそれが、当たり前で、大切で、普通の青春。   <『ユイカ』> ◆紹介曲「 青春は見えない 」 作詞:『ユイカ』 作曲:『ユイカ』 

    2026/06/16

  • chilldspot
    恋心ってなんぞや
    恋心ってなんぞや

    chilldspot

    恋心ってなんぞや

     2026年6月10日に“chilldspot”が新曲「Ladyy」をリリース! 同曲は、オリジナル婚活リアリティーショー『ガールオアレディ3』挿入歌であり、“レディ”たちが織りなす恋愛模様に寄り添うべく書き下ろされました。抗えない恋心に翻弄されるリアルな心情を、Vo.比喩根の物憂げな歌声と、都会の夜を思わせるサウンドにのせて表現しております。    さて、今日のうたではそんな“chilldspot”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第1弾は玲山(Gt.)が執筆。新曲「 Ladyy 」にまつわるお話です。“恋心ってなんぞや”という問いから曲づくりをスタートし、自身のなかで膨らませていったイメージは…。 初めましてchilldspot Gtのりょうざんです。歌詞コラムには初の参加でとても光栄でございます。   「Laddy」は、恋愛リアリティショー『ガールオアレディ3』のお話をいただいて、チルズポットがLady側の曲を制作することになりました。   少女とは呼べない年齢くらいの女性(女性はいつまでも乙女と聞いたことがあるので正確にはわかりません)の恋心ってなんぞやというところから着想を経て書き出しました。   若いうちは、もしかしたら恋人がいない人は、その期間に孤独を感じることもあると思うが、経験を重ねたLadyの方々はもう何も思わないはず! と、初めに思いつき、メロディも相まってぴたっとはまる<もう寂しくはないよ>に。 猫を飼っているイメージも勝手にありますはは。 そのまま孤独のイメージを自分の中で膨らませて完成に。   Bメロサビは、比喩根(Vo.)にバトンタッチ。ちるずぽっと関連の次の記事で紹介するはずさ。   歳を重ねるほど、プライドとか増して素を見せられる相手っていなくなっていくものだと思っていて、それを打ち壊せる関係っていいよねぇって2番のAメロでは書かれてます。   サウンド面に関して、楽器はシンプルな構成で歌がよく映えるに心がけた。しっとりとしていてオトナッぽいだろ。 サビは複雑な心情を表せるように色んなギターを入れて、少しごちゃごちゃしてるから耳を澄ませてほしい。それとは逆に、メロディーはキャッチーなシンプルさでまとめている。   歌詞って語呂だったりストーリーだったりいろいろな制約があるなかで書かなければいけないのがとても難しくて面白いところですね。   <chilldspot・玲山(Gt.)> ◆紹介曲「 Ladyy 」 作詞:ryozan・hiyune 作曲:ryozan・hiyune

    2026/06/15

  • がらり
    実像 虚像 肥大した嘘
    実像 虚像 肥大した嘘

    がらり

    実像 虚像 肥大した嘘

     2026年6月3日に“がらり”がEP『螺旋の街』を配信リリースしました。3月リリースの楽曲「春を盗んで」のほか、東海ラジオのプロジェクト『TOKAI RADIO ONE ARTIST 2026!』のプッシュ曲「シャイなボーイ」、ドラマ『100日後に別れる僕と彼』オープニング主題歌「単純ないきもの」など計5曲を収録。都会を舞台に、孤独や逃避への衝動と諦念、受容といった感情がリレーのように表現されたEPとなっております。    さて、今日のうたではそんな“がらり”による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。第2弾は、収録曲「 レンズ 」にまつわるお話です。すべてがSNSで投げ売りされる、この時代の痛みを描いた歌。あなたにとって“本当の自分”とは何ですか? 本当の自分ってなんなんだろう。 鏡に映る顔なのか。 誰かと会っている時に見せる笑顔なのか。 それとも、夜中に一人で抱えている、誰にも見せられない満たされなさの方なのか。   何者かになりたい。 じゃあ『何者』かになればこの空白は満たされるの?   「どこに行こうと/誰かと会おうと/決して消えないものがなんかあって」   拙作、EP『螺旋の街』は、抜け出そうとしても抜け出せない都会の袋小路を螺旋として描いた作品である。 EPの中心に据えた「レンズ」という楽曲は、都会に迷い込んだ夢を追う少女の心の揺れをキャプチャーした曲だ。   夢を追うことはいつも美談として語られる。 しかし実際には、ひりひりとした焦燥や生々しい嫉妬もつきものであり、誰かの成功を喜べない自分もいる。 ほんの少しだけ間に合わない自分を、どうしても許せないのだ。   顔、過去、才能、タイミング、運。   取り替えることのできない色々が、いつも目の前にある。   「実像 虚像 肥大した嘘」   この世界を切り取るレンズが映し出すのは、本当の自分なのか、人に見せている自分なのか? 見た目も感情もストーリーも、すべてがSNSで投げ売りされる時代。 あらゆる境界線は曖昧になる。   「ほら これすらレンズ越しの嘘泣き」   この時代の痛みの極点としてこの一行を書いた。 悲しいはずなのに、その悲しみを信じられない。 涙が出ているのに、それを本物だと認められない。 擦り切れた心は涙なんて流さないはずだから、この涙もきっと嘘なのだ。   「レンズ」は、自分を見失った少女の歌である。   実像と虚像のはざまで、嘘だけが肥大する。   その螺旋の奥でうずくまる少女のシルエットは、 この街で夢を追うすべての人の中にあると思う。   <がらり> ◆紹介曲「 レンズ 」 作詞:がらり 作曲:がらり ◆EP『螺旋の街』 2026年6月3日配信リリース   <収録曲> 01. シャイなボーイ 02. 春を盗んで 03. レンズ 04. 箱庭ダンス 05. 単純ないきもの

    2026/06/12

  • ちゃくら
    私はまだ君の影と暮らしている
    私はまだ君の影と暮らしている

    ちゃくら

    私はまだ君の影と暮らしている

     2026年6月17日に“ちゃくら”がメジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』をリリース! 昨年9月24日に配信リリースされた「嫌気」他、ミドル、エモーショナル、ポップス、あらゆる角度のジャンルで枠にはまらない新曲5曲を含む全6曲が収録。成長著しい彼女達が真っ向勝負するデビュー作品が完成しました。    さて、今日のうたではそんな“ちゃくら”のワキタルル(Ba.&Cho.)による歌詞エッセイを3週連続でお届けします。第1弾は、今作の収録曲「夏をかける少女」と「生活ごっこ」のお話です。それぞれの歌詞に込められた<君>への思いとは…。 「夏をかける少女」 大好きなアニメーション映画を見た。 都合よく止まってはくれない時間に置いていかれないように 少女が全速力で街を走る私の一番好きなシーンを見た。   過去に 「負けヒロイン」 という言葉を使ったことがあるけれど、 やっぱりどうしても彼と私の思い出は二人だけが良かった。 誰も知らない二人だけの世界が確かにあったと信じていたい、 人混みの中ヒーローとヒロインだけが目を合わせるあのシーンみたいに。   私が君の居ない季節を楽しんでいたら寂しいと思ってくれたりするのかな、 こっそりSNSを覗きに来たりして私の今が気になったりしないかな、 ねえ、 また夏がくるよ。 夏が似合う人になんてなっていないでよね   過去は動かせないから私は未来で君ともう一度会えることを期待して信じるだけ、 まだ君のことを過去の人にはしないよ     「生活ごっこ」   実はホラー作品。 粘着質で執着ばかりで、 君のことを絶対無かったことにしてあげないと意地っ張りで気持ちの悪いことを思っている。 最初はまだ君が隣に居た時の歌詞なのに進むにつれてもう実は君が居ないことに気づかされる。 過去と今の境目もつかない幻を見ている程頭がおかしくなってしまった、 もしかして馬鹿女ってこーゆー事なのかも。   私にはまだ君の影が見えている。 君と暮らしていた生活の続きを一人で進める いつかまた君が飲んだくれて間違えて私の家に帰ってきてしまわないかな、 それでまた酔ってアイドルの曲を踊り出して下の階の人に怒られたりしないかな、   最後の最後で言葉が願望に変わる 本当はもう分かっているから。 目を覚ましたくない 夢を見ていたい 多分、 それだけ。   もう会話が出来ないから私がよく使う 「」 も無い ずっと主観のホラー作品   私はまだ君の影と暮らしている   <ちゃくら・ワキタルル> ◆紹介曲「 夏をかける少女 」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル 「生活ごっこ」 作詞:ワキタルル 作曲:ワキタルル ◆メジャーデビューミニアルバム『GIRLS BAND NEVER DIE』 2026年6月17日発売 <収録曲> 1 夏をかける少女 2 生活ごっこ 3 何番目の人 4 嫌気 5 ドール 6 社会の左 7 ちゃくらじお特別編 其の二

    2026/06/11

  • TRACK15
    夏色日記
    夏色日記

    TRACK15

    夏色日記

     2026年4月22日“TRACK15”が新曲「夏色日記」をリリースしました。疾走感あるポップロックサウンドにストリングスが重なり、色彩豊かな夏の情景を背景に、まだ「好き」と言えない恋のもどかしさと高鳴りを描いた1曲。また、MVは、Z世代から支持を集めるタレント・時田音々が主演を務め、楽曲の持つ煌めきや瑞々しさを体現しております。    さて、今日のうたではそんな“TRACK15”の蓮による歌詞エッセイをお届けします。2025年の春から描き始めた「 夏色日記 」。鮮明に残っている当時の記憶と、ワンフレーズに込めたこだわりについて綴っていただきました。 TRACK15 Vo.蓮です   もう6月 1年の半分も終わったって考えたらはやすぎてまだなんもできてないと焦りが、、   最近の自分は、というか最近のTRACK15は、今月からZepp東名阪と追加公演5都市のワンマンツアーと全国各地本当に沢山のフェスに出演させていただきます。ありがたい。   メンバーと話してるうちに、これは乗り越えられるか?となって、体力をつけよう!!とランニングをはじめました。が、みんな3日坊主で終わりそうなので、記録して送り合うということを始めたのですが、初手でドラムの夕日が、歩いても出せないような遅すぎるスピードで8km走ってました(歩いてました?)。 あれ以降、記録を送ってきてないような、、   そんな感じで夏に向かって準備を色々しています 僕はランニングする時にもちろん「夏色日記」を聴いて走っています   なんか速くなった気分になるので。     「夏色日記」を描きはじめたのは確か2025年の春でした。 今メンバーのトークを遡ってみたら、4月20日に初めてメンバーに僕の弾き語りデモ音源を送ってました。 「サビ、やりすぎかな?」という文字と共に。   記憶力の悪い自分がめずらしくめちゃくちゃ覚えてるのが、この時期本当にもう曲が描けない、、、、、、、 ってなってて、 何が正解かわからんくて何をやっても自分の中でありがちなものになってしまっていた時だったからです。   性格的に、自分で納得して1人で完璧に完成させてからじゃないとメンバーにも聴かせたくないタイプなのですが、初めてメンバーの感覚を頼ってみようと思いました。   怖かったけど、いつも通りのメンバーの嬉しそうな返事に、間違ってなかった。と安堵して続きをスラーっと描けた覚えがあります。     バンドっていいなって思いました。     楽曲の中身のことなんも触れてないとダメな気もするので、 一個だけこだわりポイントを言うなら、   1番のサビ終わり <恋の音>という歌詞をわざと“こいのーと” と聴こえるように歌っています   「恋の音」 ↓ 「恋ノート」 ↓ 「恋の日記」 ↓ 「夏色日記」   みたいなことです僕はそんな仕掛けが大好きです   あとこんなことやるくせに説明は下手ですすみません 伝わってるかな。     この場所に限らずこういう仕掛けを楽曲の中に散りばめたりしています。 「夏色日記」だけでなく他のTRACK15の楽曲にも沢山あるので、 聴いてくれる方の想像で、自由に、解釈してみてください   正解はないので     ほんなら今月から始まるツアー、全国各地のフェスで! お会いしましょう!!!   またかきたいなこういうの!!!   <TRACK15・蓮> ◆紹介曲「 夏色日記 」 作詞:蓮 作曲:蓮 

    2026/06/10

  • Hakubi
    これは私たちの歌であり、みんなの歌だった。
    これは私たちの歌であり、みんなの歌だった。

    Hakubi

    これは私たちの歌であり、みんなの歌だった。

     2026年4月29日に“Hakubi”がニューシングル「KAZE」をリリースしました。タイトル曲は、レジェンドジョッキー・武豊騎手の現役40周年を記念して制作されたアニメーション武豊デビュー40年記念ムービー『The Derby Dream Goes On ~鳴りやまないダービーの夢』のために書き下ろされた楽曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“Hakubi”の片桐による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、タイトル曲「 KAZE 」にまつわるお話です。曲を書き進め、完成させ、リリースし、ライブで歌う。そのなかで生まれてきた新たな思いとは…。 Hakubiの新曲「KAZE」は、武豊騎手のデビュー40年記念アニメーションのために書き下ろした楽曲なのだが、曲を書き終えて、配信リリースをしてから一ヶ月たった今は、少し違う想いが生まれてきた。この曲は武豊騎手だけの歌ではなく、自分を信じ進んでいく全ての人の歌になった。そう思った。   日々の鍛錬と戦いにより選ばれた一握りのジョッキーにしか立てない舞台に立ち続けている武豊騎手は、私には到底想像ができないくらいの重圧の中で戦い続けてきた。そんなレジェンドの気持ちが私にわかるのだろうか、と、この話をJRAの方からいただいた時、怖いと思ったのが正直なところだった。   ところが、武豊騎手について調べていけばいくほど、周りの雑音ではなく、自分自身を信じる、見失わない。そんな武豊騎手の強い言葉に動かされ、曲を書き進めていた。   武豊騎手のように、全てを跳ね返すように強く逞しく生きれない!なんて思ってしまうのは私だけではないのだと思う。もしかしたら、本当は自分を信じたい。けれど、信じるのは怖い。だから迷いながら進むのかもしれない。   この曲の中で一番最後にできた<信じてるよ君となら、信じてるよ僕らなら>という部分の詞とメロディーが生まれた時に、「これは私たちの歌であり、みんなの歌だった。」と、気づいた。   自分自身との戦いの毎日だけれど、独りじゃない、確かに誰かと生きている。そんなひとりひとりの歌。 もっと自分を信じてあげたい。自分の信じた仲間を信じたい。そんな思いが込み上げてきた。   初めて歌ったライブの時には、一緒に音を奏でてくれている仲間たちがいることと、目の前に信じてくれるみんながいてくれることが、楽曲とリンクし、自然と涙が出ていた。   そんな曲に出会わせてくれた、武豊騎手に心から感謝しています。 「KAZE」はまだ旅の途中の曲です。武豊騎手の未来を、私たちHakubiの未来を、そしてこの曲を聴いてくれたあなたの未来を、一緒に見続けていけたら嬉しいです。   <Hakubi・片桐> ◆紹介曲「 KAZE 」 作詞:片桐 作曲:Hakubi 

    2026/06/09

  • 七海ひろき
    生きる覚悟を。
    生きる覚悟を。

    七海ひろき

    生きる覚悟を。

     2026年6月3日に“七海ひろき”が、2ndシングル「AKATSUKI」リリースしました。今作には、新曲2曲と昨年開催した<One-man LIVE773“Crystal”>のライブ音源が収録。リード曲「暁の空」は七海も声優として出演するTVアニメ『天は赤い河のほとり』OP曲にも決定。原作ファンを公言する七海が作詞を担当しております。    さて、今日のうたではそんな“七海ひろき”による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 暁の空 」のお話です。自分で考え、選びながら進んでいくことをテーマにしたこの歌。タイトルや歌詞に込めた思いは…。 「暁の空」は、ゆったりとした時間の中で、曲を何度も聴きながら、込めたい言葉を少しずつノートに書き留めていくようにして作詞しました。   今回の楽曲では、運命に翻弄されながらも、争いの中で誰かを愛すること。大切な人を守りたいと願うこと。そして、自分の生きる場所を決めて進んでいくこと。そんな生きる覚悟を描きたいと思いました。   <どんな運命も行ける道とできる方法(こと)>   という言葉から始まるサビには、どんな状況でも前へ進もうとする強さを込めています。運命に流されるのではなく、自分で考え、自分で選びながら進んでいく。その姿勢は、この楽曲の大きなテーマになっています。   タイトルの“暁”は、夜と朝の境目を表しています。不安や迷いを抱えながらも、新しい未来へ向かっていく、その瞬間のイメージを重ねました。   そして、“空”という言葉を選んだのは、時代を超えても繋がっているものを表現したいと思ったからです。遠く離れた場所でも、違う時代でも、見上げる空はどこかで繋がっている。そんな感覚を、この曲全体に込めています。   <ずっと この天(そら)の下生きてゆこう>   というフレーズには、共に生きていきたいという願いと、変わり続ける世界の中でも、互いを大切にし合う約束を表現したいという想いを込めました。   また、<赤い大地>や<流れる河のほとり>といった言葉には、壮大な景色だけではなく、時代の流れや、人が生きてきた歴史そのものを重ねています。   <戦いの女神は 暁の国を救う>という一節には、悲しみや苦しみを抱えながらも、それでも希望を繋いでいく存在への祈りを込めました。   この曲を聴いて、壮大な物語と、自分自身の意思を強く持って、前へ進んでいく力を感じてもらえたら嬉しいです。   <七海ひろき> ◆紹介曲「 暁の空 」 作詞:七海ひろき 作曲:YASUHIRO(康寛)  ◆2ndシングル「AKATSUKI」 2026年6月3日発売   <収録曲> 01.暁の空 02.Dahlia 配信: https://773.lnk.to/AKATSUKI 購入: https://773.lnk.to/AKATSUKI_CD   ◆「HIROKI NANAMI LIVE HOUSE TOUR “AKATSUKI”」 特設サイト: https://nanami-akatsuki.jp/   2026年6月28日(日) 茨城・mito LIGHT HOUSE 2026年7月3日(金) 福岡・福岡トヨタホール スカラエスパシオ 2026年7月7日(火) 大阪・なんばhatch 2026年7月15日(水) 宮城・darwin 2026年7月18日(土) 愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO 2026年7月21日(火) 東京・恵比寿 LIQUIDROOM

    2026/06/08

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