2025年12月17日に“Kucci”がニューシングル「ライアー」をリリースしました。タイトル曲は、TVアニメ『千歳くんはラムネ瓶のなか』オープニングテーマ。ひととの関わりで、傷つくことを恐れるすべての人間の迷いや不安を“打ち破る”勢いで背中を押す、破天荒なエンパワーメントソングとなっております。Kucciの際立つ繊細かつ思い切りの良いボーカルにも注目です。
さて、今日のうたではそんな“Kucci”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。第1弾はタイトル曲「ライアー」にまつわるお話です。何かに挑戦したいのに、誰かの声に怯えてしまう。あなたの“自分の声”は今、何を望んでいますか…? ぜひ歌詞とあわせて、エッセイを受け取ってください。
◆紹介曲「ライアー」
作詞:Kucci
作曲:Kucci
「挑戦したい」
そう心から感じたとき、純粋にわくわくして、気持ちが昂る。
現実にするために初めの一歩を踏み出すのは少しばかり勇気がいる。
それが勉強や仕事、趣味や恋愛、どんな小さなことだとしても。
新境地に飛び込むってただでさえ不安なのに、
不安を煽るような情報や知らない他人の意見が目に留まりやすい今の時代。
「こうした方がいい」
「こうあるべき」
「ちゃんとしなよ」
そんな「誰かの声」に怯えて、せっかく湧いた勇気に蓋をしてしまう。
諦めることで傷つかなくていいというメリットがあるもの。
でも、あの時、心からわくわくした気持ちを無かったことにしようとするなんて、
なんだか自分に嘘をついてるみたい。
悶々とした気持ちを一人で抱えすぎて、すぐそばにいる大切な人に八つ当たりしちゃったり、空回りしてもう全て投げ出したくなる。
そんな自分がまた嫌になっちゃう。この悪循環はなんとも苦しくて。
傷つくことが怖くて「誰かの声」で自分を守ってたけど、「自分の声」はどうだろう?
「挑戦した先でどんなことを感じるんだろう?」
「周りにいてくれる大切な人と笑っていたい」
挑戦した先がどうなるかなんて誰にもわからないし、
上手くいかなくてボロボロになっちゃうかもしれない。
上手くいかなくてボロボロになっちゃうかもしれない。
でも、この「自分の声」で踏み出した一歩は誰にも奪えない一生の宝物だなって思う。
今回の新曲「ライアー」は、TVアニメ『千歳くんはラムネ瓶のなか』のオープニングテーマを担当させていただけることになり、書き下ろした楽曲。
主人公・千歳朔が抱える虚無感や誰にも言えない孤独感と、登場人物それぞれが隠しておきたい一面を、ありのままにみせてくれる優しい作品から、自分の殻を破れるのは自分しかいないというメッセージを強く感じました。
挑戦することのかっこよさ、怖さ、弱さを認める強さを歌った楽曲です。
きっとこれからもたくさん迷うと思うけど、その度に何度も自分に問い続ける「ライアー」がフラットな場所に戻してくれると思うのです。
何かに挑戦しようとしているあなたへ
作品とこの曲でその一歩が少しでも軽くなりますように!
<Kucci>
◆紹介曲「ライアー」
作詞:Kucci
作曲:Kucci
◆ニューシングル「ライアー」
2025年12月17日発売




