心が壊れてくほど知らない私になっていく気がした。

 2023年5月3日に“nolala”が1st Full Album『i my me mine』をリリース。今作には、すでに配信リリースされている「明日が最後でもいいと思えるように」を始め、全12曲を収録。収録曲の中には1st mini Album『harmony』に収録されている「ハルカゼ」を新たにリアレンジされたものも収録されており、さまざまなnolalaを楽しめる一枚となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“nolala”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。執筆を担当したのはメンバーのひな(Dr.)です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「メイプル渡辺201」にまつわるお話。この歌詞を読んだとき、彼女が感じた想いは…。



声を荒げて重ねた別れる/別れない
 
普通電車で時間をかけて帰った日
 
狂ったように吸ったタバコ
 
眠らずに遊んだ店
 
霞んで見えなくなったフロントガラス
 
通話履歴しか無くなったLINE
 
さすがに私もそこまでバカじゃない
 
 
郵便ポストに入った合鍵
 
 
“心が壊れてくほど
知らない私になっていく気がした”
 
 
Gt.Vo.千陽が、
まるで私の全てを知っているかのようだった
 
 
 
猛スピードで過ぎ去って行ったこの日常は、
 
 
きっとどこにでも落ちていると思う
 
 
 
『i my me mine』
より
「メイプル渡辺201」

nolala・ひな>


 
◆1st Full Album『i my me mine』
2023年5月3日発売
NCJD-10009 ¥3,000(税込)
 
<収録曲>
1.明日が最後でもいいと思えるように
2.marrie
3.煙草と珈琲
4.恋、はじめ、誓約書
5.ハルカゼ(Album ver.)
6.ピアス
7.細愛
8.メイプル渡辺201
9.しあわせの跡味
10.アイユエ
11.ごめん、ありがとう。
12.6畳1Kとジャズマスター