僕にとって“NUMBER GIRL”はビールでした。

SAKANAMON
僕にとって“NUMBER GIRL”はビールでした。
2026年1月21日に“SAKANAMON”が7th Mini Album『kodomo to otona』をリリースしました。今作には、赤ちゃん向け番組『シナぷしゅ』のつきうた「すきなきもちもち」や声優・茶風林を迎えての新曲「ありありあり」など子ども向け4曲に加え、理不尽に溢れている現代社会で自分らしさを失わないでほしいという思いを綴った攻撃的ロックナンバー「ただそれだけ」を含む大人向け4曲の合計8曲が収録されております。 さて、今日のうたでは“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。かつてはよさがわからなかった“味”が、大人になってからなぜかおいしく感じる。そんな現象はありませんか…? ぜひ今作とあわせて、エッセイをお楽しみください。 皆さんは“アクワイヤード・テイスト”という言葉を知っていますか? “後天的な味覚”と言って、昔は食べられなかった物、美味しいと思わなかった物が、経験や繰り返しで美味しいと感じる様になる現象をそう呼ぶみたいです。 子供の頃は味覚が未発達なので、本能的に苦い物や辛い物が苦手らしく、僕も勿論当時は苦手でした。 あんなに邪魔だった野菜達が今では美味しくてたまりません。 春菊、ピーマン、ブロッコリー。 ゴーヤなんて今1番好きですね。 子供の頃、タバコは不思議と興味を唆られませんでしたが、お酒への憧れだけはありました。 酒臭い大人達が楽しそうに駄目になっていく姿を見て、「馬鹿みたいだなあ。」と思いつつも、「酔っ払う」と言う経験した事のない感覚に早く襲われてみたいと思っていました。 しかし憧れの初ビールは吐くかと思うほど美味しくなかったです。何故こんな物を飲まなきゃ行けないのか、意味が分かりませんでした。 でもそれがいつの間にか癖になって、酔っ払うのが趣味になって、、、。 今では「あ"あ"ぁ"~」と唸りながら美味しく飲んでいます。味覚とは不思議な物です。 “アクワイヤード・テイスト”は感性にも表れます。 子供の頃理解出来なかった価値観。 音楽、芸術、趣味嗜好。 皆さんも大人になって沢山変化、進化したと思います。 僕が中学生の頃、兄から勧められた“NUMBER GIRL”。 J-POPで作られていた僕の感性と鼓膜をぶち壊しに来た“NUMBER GIRL”。 初めて聴いた時は何が何だか分かりませんでした。 うるさい!汚い! でも、聴けば聴くほど好きになっていって、いつの間にか虜になっていました。 僕にとって“NUMBER GIRL”はビールでした。 大人に近づいた大いなる一歩でした。 皆さんも昔聴いた曲で、何が良いのかよく分からなかった曲があったら、改めて聴いてみて下さい! 昔と今では違う聴こえ方がして、良さに気付いて好きな曲が増えるかもしれないし、もしくは「良くないな」ってはっきりさせられるかもしれない笑! <SAKANAMON・藤森元生> ◆7th Mini Album『kodomo to otona』 2026年1月21日リリース <収録曲> 1. ありありあり 2. ただそれだけ 3. すきなきもちもち 4. アオイ 5. うちゅうのかいぶつ 6. jellyfish 7. とのさまとファラオ 8.unique

















