遠路遙々すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 太陽と一緒にめざめた一日は さわやかな空気吸うことではじまると君が… 時間つぶしの煙草もいらないね 景色を見てれば退屈しないよと僕が… 友の家を訪ねて見た 急がしい中出迎えてくれる 君の笑顔で心が晴れて 君の言葉で疲れがとれた 青空の下なら労働も楽しい 見方を変えれば陽気になれるよと君が… 頭をかかえて夜の街をうろつく いじけた暮らしに慣れ過ぎてしまったと僕が… 田舎町を訪ねて見た 夜汽車に揺られ訪ねて見た 酒など飲んで語り明かせば 君の窓から星が見えた とっても沢山星が見えた たまには休憩も必要なんだよね のんびりしたけりゃいつでも又来いと君が… 本当に住みやすい所だねここは そろそろ女房でももらったらどうだいと僕が… 友の家を訪ねて見た 久かたぶりに訪ねて見た いつかはこんな街に落ち着く それまでも一度がんばって見るよ 家路をたどる足取りは軽く グッバイ グッバイ グッバイ マイフレンド |
黄色い船に乗ってすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 言葉のいらない国へ ああ 明日こそ 黄色い船に乗って ああ 僕は行く あー 愛のかけらを 広いデッキに散りばめて そうさ あなたが消えた 夢の世界へ一人 誰にも知られず深い ああ 海の底 あなたは姿を変えた ああ 桜貝 あー そのささやきが キャビンの窓に聞こえたら そうさ ファンタジックな 波の扉が開く 涙のあふれる街は ああ 今日限り 黄色い船に乗って ああ さようなら あー イカリをあげて あなたの地図をたどれば そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る |
気ままな小部屋すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 古い糸巻に 色とりどりの毛糸巻き 君が愛を編みはじめる 一晩中起きたまま そばで見ている僕は胸がつまりそう もう寝たらって言おうかな それともやっぱり黙ってようかな 流し聞きするレコードも いつのまにやら空回り 気ままな小部屋 今夜も時間は止まってる 白木のテーブルに 欠けた湯飲み茶ワン並べ 君が時を数えはじめる 一晩中何度も そばで寝ころがる僕は狂ってしまいそう もうやめなって言おうかな それともこのままほうっておこうかな 拾い読みする小説も いつのまにやら夢枕 気ままな小部屋 窓辺にいつまで灯は点る 明日は晴れかな曇りかな それともやっぱり雨になるのかな 入れたばかりのコーヒーも いつのまにやら飲みほして 気ままな小部屋 もうじきやさしい朝が来る |
黒い雪すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 寒い空を星は逃げ 黒い雪が降ってくる すき間風に肌を寄せ 黒い雪の声をきく 街中の屋根の上 街中の恋人の上 怨みを深くおおいかくすまで せまい部屋で 朝を待ち 黒い雪のかげをふむ 男と女哀しくて 黒い雪はつつみこむ 一枚の毛布があれば 暖たかな毛布があれば 嘆きは捨ててしまえるものを この長い冬をこせば この暗い冬をこせば 裸の庭に春の陽もくると |
現代病カルテすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 頭がクラクラして来て 躰がだるくなりだしたら 注意しなよ 用心しなよ そいつは初期の症状だ 誰も信用できなくて 毎日イライラしていたら 注意しなよ 用心しなよ 広がりはじめた兆候だ 不景気風が吹く街に悪い病気が流ってる 医者や薬じゃ直らない恐い苦しい病気だぞ 神経衰弱現代病 すべてが悲しく見えて来て 眠れぬ夜が続いたら 注意しなよ 用心しなよ 相当危険な状態だ 英雄スターを待ち望み 行進曲に浮かれだしたら 注意しなよ 用心しなよ すでに手遅れかも知れないぜ 世界中の人々に悪い病気が流ってる 都会の孤独が原因の能を虫ばむ病気だぞ 精神分裂現代病 一億そううつ現代病 注意一秒 けが一生 かかってたまるか現代病 |
三分間の別れすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | そうだよ僕にとっては 驚きだったのさ 見知らぬ家にダイヤル 回したのかと思ったぐらい 君はどうして電話の向こうで 何も言わずに黙ってるの いつもと違う雰囲気に乗せて さよならの一言話すつもりなら 三分間は長過ぎるよね 受話器を置くとまもなく すべてが解って来て ぼんやり窓辺にもたれ 寝静まった街を見つめてたよ 君が遠くへ段々遠くへ 離れて行ってしまうよな 真夜中だから悲しみはつのる 笑いながら二人過した時なら 三分間は短かかったよ 君はこれから気軽に僕に 話しかけてはくれないさ 大切なこと打ち明けはしない 暗闇に一人取り残されたよな 三分間のはかない別れ 三分間のはかない別れ |
石神井公園すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 僕の町へ遊びにおいでよ この季節が変ったら 緑の匂いと郊外の空気 吸いにおいでよ 石神井公園 君の街から電車に乗って 小さな駅に着いたら 表通りをバスと自転車 並んで走る 石神井公園 僕は必ず迎えに行くよ 花を迎えて 池のほとりを君と歩こう くちづけしよう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を 商店街を横切って タバコ屋の角曲ったら ボート乗り場の白いベンチが すぐに見えるよ 石神井公園 僕が生れて育った所 のどかな町さ 君も必ず小鳥の歌に ほほえむだろう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を |
正月の一日すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | あの頃よく晴れた日には 竹トンボ回し回され 隣りの垣根を越えて 裏の空地まで うららかな正月の午後 茶の間でTVでも見て 落語家の駄じゃれに 笑い転げたいな でもそんなにおかしいことなんて やっぱりないよね とてもたいくつで眠くなる 君と僕の一日 あの頃澄んだ空の下 紙ヒコーキ飛ばし飛ばされ 幼ななじみのサッちゃん 今はどうしているの おめでたい正月の午後 縁側に腰かけてたら 記念写真でもと ポーズをとらされる 何故君まで親せきと一緒に はしゃいでいるのかな いつもと変らずに過したい 君と僕の一日 愛までつまらなそうにあくびした 君と僕の一日 |
少女と紙風船すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た 垣根越しに行き過ぎる 足音に耳澄ませ 来ぬ人のやさしさを 少女は一人只待って居た 風に乗せて飛ばそうよ キララ キラララ キララララ 高く打ちあげ飛ばそうよ キララ キラララ 紙風船 少女はまだ知らないのかな 思ったより空の青いことを 秋が行き冬が去り 春の陽が萌え出しても 紙風船見つめて 少女は何故か只待って居た 早く外(おもて)に出てごらん キララ キラララ キララララ 暮れる夕陽にあざやかな キララ キラララ 紙風船 少女はいつ気づくのかな 思ったより空の広いことに 紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た |
ジプシー・ウーマンすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 今更何を嘆いてるのさ 捨てちまいなよ思い出なんて あの娘はとうにこの町出たぜ 遊び相手にゃてごろな女 生まれついての流れもんだよ 本気で惚れたらあんたの負けさ あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン マジなあんたにゃ似合いっこないぜ ン…… 毎晩男をかえてた娘だよ はなから何も信じちゃいねえ 気ままに生きるが口ぐせだったぜ 身体を張って銭ためこんで 酒とクスリにあけくれた日々 うわさ話はあんたも聞いたろ あの娘はジプシー・ウーマン 夜風に恋をしてさすらうジプシー・ウーマン 文無しあんたと暮らせっこないぜ ン…… 今夜はここで飲み明しなよ しけたつらには おてんとうさんも まぶしいだろうが つきあおうじゃねえか あの娘はジプシー・ウーマン ペットにハーモニカ 孤独なジプシー・ウーマン 俺やあんたの手におえっこないぜ ン…… あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン ブルース聞かなきゃ 泣くこたあなかったぜ ヘェイ |
てるてるぼうずすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | てるてるぼうずを君は窓につるしてる 僕の分まで二つ並べてつるしてる そして黙って外をぼんやり見つめてる 僕は畳に寝ころんだまま 煙草に火をつけて こんなに疲れてしまったのは 誰のせいだろう うっとうしくて嫌だね ウーン 雨の日 てるてるぼうずに君が二人の顔を書く 僕の方には長いヒゲを書き込んで ねえ似てるでしょうって幸せそうに 君はいつでもいい人なんだね 明るくふるまって 沈んだ気持を隠せるなんて 恐くはないのかい まぶしすぎてやりきれないな ウーン 雨の日 てるてるぼうずは昔素敵なことばかり 天気になったら誰もはしゃぎまわって そして水たまりの中に捨てられてしまう 僕はやっぱり明日が晴れると 歩きはじめるだろう 君ももちろんこの部屋を出て 何処かへ行くだろね も少し一緒に居られるよ ウーン 雨の日 |
母すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | その夜も母は眠い眼をこすり 妹の制服繕って 茶ダンスの上の古い置時計 眺めてはため息ついて居ました 飲んで帰って来なければ 誰にもやさしい父でした 夜風が雨戸を叩く毎 振り向く母が悲しくて 幼い僕は蒲団の中で 泣くことだけしか出来なかった 思えば涙の日々でした リンリンとヤカンの鳴り響く音 夜更けの静けさにしみ渡り そそくさと寒い台所へ立つ 母の背が人生を語っていました せめて帰って来るだけで どんなにうれしい父でした それでも母のくちぐせは 父さんはりっぱな人ですよ 幼い僕には解らなかった 母の気持が解らなかった 思えば不安な日々でした その日暮しをやめたなら 母に似合いの父でした ぐちの一つもこぼさない 母の赤ぎれ手の平に 今なら僕が幸せを 生きてくことの喜びを けれどもあなたはもう居ない |
東高円寺すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | ここでなくてはいけないなんて そんな理由は少しもないのに 僕は今でも東高円寺 あのアパートで暮しています 小さな部屋が息苦しいのは 君のいないせいなのでしょうか 気楽に飲める店は多いし 気の合う仲間も沢山いるから 僕はこうして東高円寺 このやすらぎにひたっています 近頃何故か寝つかれないのは 君を想い出にしたせいでしょうか 雨の降る日は自転車に乗り ちょっと駅まで濡れて見たくて 僕はいつまで東高円寺 心の中を知ってるくせに 電車の音が気になりだしたら 君を訪ねてこの街を出ます 君を訪ねてこの街を出ます |
東の国からすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 東の国から風に乗り 君の町まで飛んで来たのさ 知らない名前になると言う 短い手紙を受け取り 何もかも捨て迎えに来たよ 都会に暮しに疲れたと 僕の前から突然消えた 忘れることなど出来ないよ 夜更けの雨戸をたたいて 振り向く君の笑顔を見たい ため息ついては遠くを見つめる 駅前通りの喫茶店 御免なさいねの一言だったよ 無理して明るくふるまう僕さ 春風吹く頃二人なら 並木通りも花やぐだろう 遅すぎたんだねこの指輪 ポケットに入れ持って来た このまま君に見せずにおこう つれなく手を振る背中がつらいよ 悲しみ深まる日暮れ道 式には出てねの一言だったよ すべては僕の一人芝居さ 東の国から飛んで来たのに 何もかも捨てて飛んで来たのに…… |
ふきだまりの街すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | どうしてそんなに泣くんだい どうしてそれほど嘆くんだい あんたは知ってたろう はじめから知ってたろう 俺達ちゃ所詮使い捨てだってね 今さら悔やむことはない 今夜は二人で飲み明かそう 奴等ほど汚くも なれないならそれもいい せめて笑って 暮そうぜ あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて いつまで黙っているもんか 働きバチにも意地はある あんたと二人なら なんとか やれそうだ あんまり若いとは 言えないけどね ここまで来たならあせらずに 今夜は女を抱きに行こう 置き忘れた愛が 見つかるかも知れない けれど寝音は かかれるな あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 押し着せの日々に 戻れるか あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて |
マニラの夕陽すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 太陽は頭の上にあるんです 焦げつきそうな 陽射しです とってものどが 乾いてしまって 冷たいコーラでも 飲みたいような そのくせ不思議に 汗ばまないんです 南方の匂いは 独特ですね 僕等にはちょっと きつい位に 人も草木も建物もすべて やしの香りに 包まれています けれども慣れれば 気になりません マニラの風はやさしくて やっぱり僕は想いました マニラの風は暖かで 君が居たなら 素晴らしいのにと ナイトクラブやプレイタウンも ちょっぴりだけど のぞきましたよ あんまり君に 話したくないような 日本の 嫌な部分に触れた そんな気がして 滅入りましたよ それでもホテルから眺めた夕陽 陽気な国の 陽気な人達 見るもの聞くもの 目新らしくて 旅の疲れは 感じませんよ 君がいないのが 残念なだけで マニラの海は真青で いつしか僕は感じました マニラの海は広大で 君への愛も大きく持とうと とにかく本当に 良い所です 来て見て良かったと想っています 君のことも深く考えられたし 僕のこともじっくり考えられました 明日は日本へ 帰れるでしょう マニラの夕陽のような君へ マニラの夕陽のような君へ |
ものもらいすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 身勝ってな自由求め 心地良い家飛び出し 北向きの部屋を借りて 暗闇に細々と暮らす すりきれた夢にすがり いつかは認めてもらえると 貧しさだけを売物に 他人のふところあてにする おごってもらい ゆずってもらい あわれんでもらい あげくのはてには さげすんでもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら 出来てしまった ものもらい 右目がぷくんとふくれあがり 見るにたえない ものもらい ままならぬ世間を怨み 己れのおろかさ否定して 毎日ゴロゴロ寝てばかり 動く意欲は少しも見せず 金がないなら 汗流し 涙を流してかせげばいいもの 友人知人を訪ね歩き 不在と聞いてもあがりこむ 食わせてもらい飲ませてもらい 着替えさせてもらい あげくのはてには泊まらせてもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら どんどん広がる ものもらい 右目から左目へと進み それはみにくい ものもらい 鏡に写った姿に驚き なんとかしようと思案する 昨日のすべてを捨て去って 今日から生まれ変わるんだ おごってやろう ゆずってやろう ほほえんでやろう 借りていたものを返してやろう 真心を尽しては ただただ働き続け 与えることに熱中したら あの娘の移ったものもらい おかげで薬を買いに行く あの娘はかんかんものもらい ウーン ものもらい ウーン ものもらい 今度はどなたに移るだろう あんたもあぶない ものもらい |
夕暮れ・木枯し・裏通りすぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている 初老の易者は黙って見ている 差し出す手の平孤独な人生 死相が出てるとつぶやいて 今日も淋しく眉をしかめる 迷える男のうすら笑い 明日は野となれ山となれ クジ売り老婆は寒さにふるえる 一攫千金夢見る人波 何処まで続く目を細め 自分も一枚そっと買ってる 知的な女のふくみ笑い 明日は花咲け花開け 異国の青年地ベタにしゃがんで 手創りブローチ幾つも並べる 言葉が出ないと苦しげに 群がる瞳をじっと見つめる ひやかす御客のしのび笑い 明日は晴れやら曇りやら 夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている |
雪枕すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 白い粉雪 野山を隠し 静まりかえる 冬の町 ふるえる肩を やさしく抱けば 小さな部屋に ぬくもりが通う 屋根のしずくが つららに変わる 寒さを告げる 窓の外 コタツの中で 知らずに触れた 君の素足が やけに冷たいな 遠い家並 灯りがともり 道行く人の 影はない 二人はじめて 過せる夜に 頬を染めてる 君がいとおしい 深い眠りを さまさぬように 冷たく光る 星一つ 夢見心地の 並んだ枕 月の光が ランプの変わり |
嫁入り船すぎもとまさと | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 桜の花びら散る道を つまづきながら走っています 夕映えきれいに染め抜いた 君の小船を追い駆けて 閉じ込めてた愛があふれだしました 向こうの岸辺で待つ人の 明るい声は川風に乗り 水面に小石を投げ捨てて 僕の想いが沈む頃 淋しさが宿を借りに来るでしょう 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 振り向かないで下さいどうか 想い出の中へ君は去るのです 桜の花びら吹雪く中 せせらぎ沿いに見送ってます 終りのないよな船唄に 君がにこっとしたようで 置きざりにした夢が泣きだしました 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 幸せになって下さいどうか 季節の中で僕は変わるのです |
ONLY MY SONG佐藤浩市 | 佐藤浩市 | 吉田健美 | 内海利勝 | | 何処で生きていようとも かまいはしない 朝が来れば 走り出す この街だから 誰か愛し 傷ついて 疲れた夜に さめた顔でふり向けば 夜風が笑う ONLY MY SONG 俺たちの季節は過ぎても ONLY MY HEART 熱い血は巡る ひとからひとへ 何を語ることもなく 月日を重ねて 生きただけ 悲しみを 飲みほしてきた ONLY MY SONG この俺の叫び(ブルース)は消えても ONLY MY HEART 熱い血は燃える 時代(とき)を越えて そして唄は続いてく お前の中で そして思いも続いてく お前の中で お前の中で お前の中で... |
ロマンティックあげるよ榊原ゆい | 榊原ゆい | 吉田健美 | いけたけし | | おいでファンタジー 好きさミステリー 君の若さ隠さないで 不思議したくて 冒険したくて 誰もみんなウズウズしてる 大人のフリしてあきらめちゃ 奇跡の謎など 解けないよ もっとワイルドに もっとたくましく 生きてごらん ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの勇気見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ トキメク胸に キラキラ光った 夢をあげるよ いつかワンダフル きっとビューティフル 人のジャングル迷い込んで スリルしたくて 幸せしたくて 何故かみんなソワソワしてる 思ったとおりに叫ばなきゃ 願いは空まで 届かない もっとセクシーに もっと美しく 生きてごらん ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの涙見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ 淋しい心 やさしく包んで 愛をあげるよ ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの勇気見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ トキメク胸に キラキラ光った 夢をあげるよ |
東高円寺今陽子 | 今陽子 | 吉田健美 | 杉本真人 | | ここでなくてはいけないなんて そんな理由は少しもないのに 私は今でも 東高円寺 あのアパートで暮らしています 小さな部屋が息苦しいのは あなたのいないせいなのでしょうか 気楽に飲める店は多いし 気の合う仲間も沢山いるから 私はこうして 東高円寺 このやすらぎにひたっています 近頃なぜか寝つかれないのは あなたを思い出にしたせいでしょうか 雨の降る日は自転車に乗り ちょっと駅まで濡れて見たくて 私はいつまで 東高円寺 心の中を知ってるくせに 電車の音が気になりだしたら あなたを訪ねてこの街を出ます |
日暮れたら近藤千裕 | 近藤千裕 | 吉田健美 | 杉本真人 | 若草恵 | 日暮れたら お酒を飲んで 恋の終りに 乾杯するわ 街灯り 数えながら 覚えたての歌でも歌うわ だからあなたも笑って見せて 私のことなら 気にかけないで 通り過ぎてく 季節のように そっとこの部屋 出てって 日暮れたら 昔のように 気ままに過ごすわ 一人で 日暮れたら 昔のように 気ままに過ごすわ 一人で 日暮れたら ベッドの隅で 灯りを消して 煙草を吸うわ 友達に 電話をかけて 恋の結末 明るく話すわ そうよ私は窓辺にもたれ 暮れ行く景色を 眺めてるから 後ろ姿を向けてるうちに 何も言わずに 出てって 日暮れたら 夜になったら 忘れてみせるわ あなたを だからあなたも笑って見せて 私のことなら 気にかけないで 通り過ぎてく 季節のように そっとこの部屋 出てって 日暮れたら 昔のように 気ままに過ごすわ 一人で 日暮れたら 夜になったら 忘れてみせるわ あなたを |
カンフーファイター(ラーメンマンのテーマ)こおろぎ'73・ラーメンマン(蟹江栄司) | こおろぎ'73・ラーメンマン(蟹江栄司) | 吉田健美 | 風戸慎介 | | 風にそよぐ 柳のように ゆるやかに ショックを止めて 東南西北(トンナンシャーペイ) 何処からきても 右に左に 身をかわす 静かなまなざし カンフーファイター 獲物狙う 獣のように 息ひそめ チャンスを待って 春夏秋冬 いつでもじっと 勝負の流れ 読んでいる あざやかにきまる カンフーパンチ 大いなる中国(チャイナ)の叫び 愚かなる人よ 自然に帰れ 残虐非道 ファイトの裏の やさしい心を 君は見たか 花に揺れる蝶々のように ふわふわとリングに舞って 一二三四(イーリャンサンスー) 何人来ても 呼吸一つも 乱さない しなやかに決める カンフーキック 遥かなる 中国(チャイナ)の祈り 人々よ魂のふるさとへ帰れ 変幻自在 ファイトの裏の 東洋の神秘を 君は見たか 大いなる中国(チャイナ)の叫び 愚かなる人よ 自然に帰れ 残虐非道 ファイトの裏の やさしい心を 君は見たか |
サンドモンスター(サンシャインのテーマ)こおろぎ'73・サンシャイン(佐藤正治) | こおろぎ'73・サンシャイン(佐藤正治) | 吉田健美 | 風戸慎介 | | コンクリートの 固まりを お前のハートに 見舞ってやるぜ そうさ 地獄のピラミッド 今夜は静かに あの世へ行きな 誰かが正義 唱えれば 俺の悪魔が 眼をさますのさ 血の通わぬ ビンディング 愛も涙も 関係ないぜ サンシャイン サンシャイン 残酷ファイトが サンシャイン サンシャイン 生きがいなのさ マットを乾いた砂漠に変えて 生き埋めにしてやるサンドモンスター 胸の太陽 キーパーツ はずせばお前の 最後の時さ 逃がれられない 砂地獄 たっぷり味わい あの世へいきな サンシャイン サンシャイン 反則負けなら サンシャイン サンシャイン 俺の勝ちだぜ 四角いリングを 血の海にして たたきのめしてやる サンドモンスター マットを乾いた砂漠に変えて 生き埋めにしてやるサンドモンスター |
土俵の英雄(リキシマンのテーマ)串田アキラ・リキシマン(広瀬正志) | 串田アキラ・リキシマン(広瀬正志) | 吉田健美 | 風戸慎介 | | 岩も砕く 張り手パワーだ 怪力無双 風が唸る 早い寄り身さ 疾風怒濤 櫓の太鼓が 心に響けば 奴が花道を 一人歩き出す 容赦はしないぜ 息の根止めるぜ 英雄は 可愛気のないものさ 仁王立ちで 相手見据える 傍若無人 息も止まる 強いひきつけ 金剛力さ ハガネの躰に 気迫がみなぎる 奴が土俵の上を突き進む 容赦はしないぜ 待ったはなしだぜ 英雄は 一瞬に燃えるのさ 手ごわい敵でも 手助け無用さ 奴が赤房の下で投げを打つ 容赦はしないぜ つっぱりとおすぜ 英雄は 闘いで名を上げる |
バミューダミステリー(ブラックホールのテーマ)串田アキラ・ブラックホール(郷里大輔) | 串田アキラ・ブラックホール(郷里大輔) | 吉田健美 | 小林克己 | | 冷たい宇宙空間に 不思議な黒い渦がある 飲み込まれたら誰一人 帰った奴はないと言う バミューダ トライアングル 異次元の彼方から バミューダ トライアングル 謎の男がやって来た 悪魔の化身か地獄の使者か リングで突然相手が消える あいつの顔はのぞいちゃいけない 暗黒ミステリー ブラックホール! ソーラーハウスに 陽がさせば 不気味な影が 忍び寄る 誘い込んだら 逃がさない 奴の四次元レスリング バミューダ トライアングル 空間のひずみから バミューダ トライアングル 未知の恐怖が降りて来た 悪魔の化身か地獄の使者か コーナーポストで不敵に笑う あいつの顔はのぞいちゃいけない 闇の殺し屋 ブラックホール! バミューダ トライアングル 絶望の世界から バミューダ トライアングル 孤独と裏切り連れて来た 悪魔の化身か地獄の使者か 心で突然正義が消える あいつの顔はのぞいちゃいけない 暗黒ミステリー ブラックホール |
テキサスブロンコ(テリーマンのテーマ)串田アキラ・テリーマン(田中秀幸) | 串田アキラ・テリーマン(田中秀幸) | 吉田健美 | 風戸慎介 | | 金髪が風に揺れ 砂ぼこり舞いあがる 夕焼けを背に受けて アメリカンドリームがやってくる カウボーイハット空になげ 戦いの渦の中 胸に輝くシルバースター 愛と勇気の勲章なのさ ブロンコ 自由という名の砦をまもるため ブロンコ 怒りを胸にふりかえれ リングの荒野 渡り 心の砂漠 越えて テキサスブロンコ (go hide!) 血の雨が降りそそぐ 熱い闘志燃え上がる 悲しみを抱きしめて アメリカンヒーローが立ちあがる ウエスタンブーツ赤く染め 吹き荒れるハリケーン 誇りも高き西部の 魂 マットによみがえる ブロンコ 正義という名の砦を守る為 ブロンコ 怒りのこぶしふりあげろ 四角いジャングル 走り 野性の河を 越えて テキサスブロンコ (go hide!) リングの荒野 渡り 心の砂漠 越えて テキサスブロンコ (go hide!) |
グッドラック ライバルキン肉マン(神谷明) | キン肉マン(神谷明) | 吉田健美 | 米倉良広 | | グッドラック ひとつの戦い終えて 去って行く 戦士の肩に グッドラック 小さくつぶやく言葉 また会おう 違うマットで ライバルとして 俺達今 ぶつかり合い 命の炎 燃やした いつの日でも 男はみな リングにロマン 求める グッドラック お前の強さを讃え 見送ろう 熱い背中を ライバルとして…… 俺達 何故 倒れるたび 何度も立ち上がるのか いつの日でも 男はみな 最後の勝利をめざす グッドラック すべてのライトが消えて 暗くなる リングの隅で グッドラック 静かにつぶやく言葉 忘れない お前の汗は ライバルとして… 俺の心の ライバルとして… |
燃えるチャンピオン キン肉マンキン肉マン(神谷明) | キン肉マン(神谷明) | 吉田健美 | 米倉良広 | | 吠えるリングが 俺を呼んでるせ キン肉コールだ メインイベント ガウンひる返し マットに立てば 炎が身を包む Hey You! 悪魔に魅入られた 超人が悲しい どんな奴も夢があるはずさ 冷えたハート 俺が熱くしてやる 愛のパワー それを信じるぜ 今夜の俺は 燃えるチャンピオン 奇跡呼ぶ キン肉マン 反則技が俺を苦しめる 地獄の渦に 巻かれた時気づく Hey You! やさしい友の愛 お前には見えるか 辛い時も希望捨てないぜ そうさピンチいつかチャンスに変わる 友情パワー それが支えだぜ 倒れて俺は 燃えるチャンピオン 嵐呼ぶ キン肉マン どんな奴も夢があるはずさ 冷えたハート 俺が熱くしてやる 愛のパワー それを信じるぜ 今夜の俺は 燃えるチャンピオン 奇跡呼ぶ キン肉マン |
ファラオの呪い(ミスターカーメンのテーマ)河内淳一・ミスターカーメン(堀秀行) | 河内淳一・ミスターカーメン(堀秀行) | 吉田健美 | 小林克己 | | ファラオの呪い 瞳に宿し 俺はリングを 墓場にするさ 身動き出来ない おまえの肩に 鋭く食い込む キバ地獄 ミスターカーメン 5千年の眠りから覚めた ミスターカーメン ナイルの悪魔と呼ばれても 生あるものよ 心して聞け ピラミッドパワーは 永遠なり スフィンクスの謎 説いたこの俺に 勝てるか おまえの やさしさだけで マキマキマキマキ ファラオの呪い マキマキマキマキ 思い知れ 俺の得意な星占いで おまえの未来 占ってやるぜ 巨大ストロー ハートに刺され おびえて苦しむ 明日が見える ミスターカーメン 古代王の魂が叫ぶ ミスターカーメン ナイルの悪魔に平伏せと 生あるものよ 心して聞け ピラミッドパワーは 永遠なり ミイラパッケージ 巻いたこの布を 裂けるか おまえの その愛だけで マキマキマキマキ ファラオの呪い マキマキマキマキ 思い知れ |
昭和戻り橋紙ふうせん | 紙ふうせん | 吉田健美 | 山本正之 | 深町純 | 誰もがいつか記憶の底に 閉じこめたはずの優しさを 水の鏡に浮かべて一人 きらめく風とたわむれる この橋の果てに あなたのほほえみ 何もかも捨てて今 私は走る 走る 消え去った日々を呼び続けながら 群れを離れて旅立つ鳥は 暮れ行く夕陽に羽根を染め 孤独の影が押し寄せる時 ゆらめく風としのびあう この橋の果てに あなたのほほえみ 何もかも捨てて今 私は走る 走る なつかしい日々がよみがえるまで なつかしい日々がよみがえるまで |
ハートフル ホットラインかおりくみこ | かおりくみこ | 吉田健美 | 渡辺宙明 | 藤田大士 | なつかしいあの声が 耳元ではずめば さわやかな季節が ぬくもりを運ぶわ くじけない 遠く離れていても この想い 二人を結んでる レモン色の 風に吹かれ ゆれる心の ホットライン ふたりだけの ハートフルホットライン あの人がいなくなる 夢を見たそんな日は 眼に映る景色も 灰色の世界ね 気をつけて あなたのことが気がかり 悲しみは いつまでも 続かない 会えない日の 想いだけが 愛を育てる ホットライン ふたりだけの ハートフルホットライン 負けないで 今は会えないけれど この想い あなたに届くよう 空を駆けて 時を越えて つなぐ心の ホットライン ふたりだけの ハートフルホットライン |
夏暦因幡晃 | 因幡晃 | 吉田健美 | 因幡晃 | 武沢豊 | 遠い海鳴り 蝉時雨 今誰かに 呼ばれた 気がして 坂道を 駆け降りた とまどう 夢の中で 風がめくった 夏暦 もう月日は 季節に埋もれて あの夏の 忘れもの 何処かの 空に 消えた 逢いに行くよ きっと行くよ いつも さよなら くり返す この指の先に 君はいるよ 今でもいるよ あふれるくらいの 夕焼けに 愛よ そっと 止まれ 蒼いさざ波 月明り 今ほんとの 話しを 聞かせて 長い影 踏みながら さまよう 夜の中で 雲が流れて 夏暦 またまぶしい 光りにあこがれ あの夏の 落としもの 涙で 胸が 濡れた 逢いに行くよ きっと行くよ 紅い花が 咲いている なつかしい場所に 君はいるよ 必ずいるよ こぼれるくらいの 星空に 夢よ そっと 止まれ |
ロマンティックあげるよ亜豆美保(早見沙織) | 亜豆美保(早見沙織) | 吉田健美 | いけたけし | | おいでファンタジー 好きさミステリー 君の若さ 隠さないで 不思議したくて 冒険したくて 誰もみんな ウズウズしてる 大人のフリして あきらめちゃ 奇跡の謎など 解けないよ もっとワイルドに もっとたくましく 生きてごらん ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの勇気 見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ トキメク胸に キラキラ光った 夢をあげるよ いつかワンダフル きっとビューティフル 人のジャングル 迷いこんで スリルしたくて 幸せしたくて 何故かみんな ソワソワしてる 思ったとおりに 叫ばなきゃ 願いは空まで 届かない もっとセクシーに もっと美しく 生きてごらん ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの涙 見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ 淋しい心 やさしく包んで 愛をあげるよ ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ ホントの勇気 見せてくれたら ロマンティックあげるよ ロマンティックあげるよ トキメク胸に きらきら光った 夢をあげるよ |
燃える春です芦川よしみ | 芦川よしみ | 吉田健美 | 杉本真人 | 馬飼野俊一 | 濡れて濡れて 濡れてもいいですか ぽとりぽとぽと ぽとりぽとぽと しずくが落ちる ほんのりと夜桜が 色づいて行きます 突然 後ろから あなたに抱かれます コロコロと 転がった 真赤なパラソル 耳元に愛が今 走ります 私 もっともっと きれいになれますか からめた指が ほつれた髪が 燃える春です 濡れて濡れて 濡れてもいいですか ぽとりぽとぽと ぽとりぽとぽと しずくが落ちる こわごわと夜桜が 木の枝を離れて ぴったりくっつけた躰が ふるえます クルクルと回されて 夜風に踊れば ふくらんだ夢なんか 話しましょう あなた もっともっと 一つになれますか 寄りそう肩が ふれあう頬が 揺れる春です コロコロと 転がった 真赤なパラソル 耳元に愛が今 走ります 私 濡れて濡れて 濡れてもいいですか ぽとりぽとぽと ぽとりぽとぽと しずくが落ちる |
風暦麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | 吉田健美 | 杉本真人 | | あなたの 語りかけるような 話し方が好きでした たとえば私が 小指を切った時 白い包帯巻いてくれた あなたはもう小さな アルバムの中で 笑っているだけの人 泣きながら 部屋を飛び出した 小雨模様の あの夜に もしも追いかけて くれたならば 私にはあんな 些細な出来事で 愛が終るなんて とても思えなかった 遠くを見つめる 横顔が 淋しそうで 好きでした 煙草を吹かして 私の気まぐれに 疲れたんだと つぶやいた あなたはもう誰かの やさしさの中で 暮して いるのでしょうか 夕暮れの風は さやさやと 暦をめくる あの夜に 髪を染め変えて しまえたなら 私には一つ季節が 過ぎるたび 夢が消えるなんて とてもたえられなくて |
夜霧の出来事麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | 吉田健美 | 響わたる | | 街の灯が 遠慮がちに点(とも)りだし 夕暮れが 音も無く近づけば 胸にふとよぎる 淋しさは何故でしょう ねえあなた やさしさをくれますか さりげない いたわりをくれますか いつも触れる手の ぬくもりが恋しくて 港の見える部屋で も一度抱かれたら あなたの笑顔に 逢えるでしょうか 今夜はこのままずっと 帰りたくない私 ねえあなた 冷たさが愛ですか 少しだけ 気づかいは嘘ですか そっと襟元を くすぐって吹く夜風 コーヒー・ショップの ドアに涙を写したら 悲しい心が 見えるでしょうか 歩道に寄りそう影は 離れたくない私 港へ続く小道 歩いて行く二人 あなたの背中が ぼやけて居ます 今夜は夜霧の中へ 帰したくないあなた 今夜は夜霧の中へ 帰したくないあなた |