どうしてあの日長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | | どうして あの日 ふたりは出会ったの 人恋しい 人恋しいと 風の鳴る中で どうして あの日 ふたりは 見つめあったの 人生の切なさを 見たことのある瞳で 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を どうして あの日 ふたりは 歩いたの 淋しいよう 淋しいようと 胸をふるわせて どうして あの日 ふたりは ふりかえったの 夕べから 明日まで 歩き続けた舗道を 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を |
お願いおせーて堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | とことん知りたい 知りぬきたい 何がなんでも 知りぬきたい 無理を承知で 知りぬきたい とことん知りたい 知りぬきたい 何がなんでも 知りぬきたい 知れば知るほど 知りぬきたい ああ とことん お願いおせーて 何でもするから ドングリ百コ よこせと云うなら 森じゅう走って 集めるよ デングリ返り ずっとと云うなら 一晩中でも やってるよ お願いおせーて お願いおせーて いい子でいるから おせーてよ とことん知りたい 知りぬきたい 何がなんでも 知りぬきたい 無理を承知で 知りぬきたい とことん知りたい 知りぬきたい 何がなんでも 知りぬきたい 知れば知るほど 知りぬきたい ああ とことん |
冷たい雨中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | パパパヤパヤ… 冷たい雨 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 体ぬらす 雨 雨 雨 見てよ この頬 雨 この胸 雨 燃えてるわ 恋して パヤパパパ… 冷たい雨 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 体ぬらす 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 見てよ この頬 雨 この胸 雨 燃えてるわ 恋して パヤパパパ… |
あれ堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | 思い出せそうで ―なかなか出てこない― 胸のところにあるのに なかなか出てこない あれは 何だっけなあ あれは どれだっけなあ 胸のところにある あれ あれあれあれあれ あれ のどのとこまで やっと出たけど まだ思い出せない あれ 思い出せそうで ―なかなか出てこない― のどのところにあるのに なかなか出てこない 熊に 聞いてみようかな リスに 聞いてみようかな のどのところにある あれ あれあれあれあれ あれ 舌のとこまで やっと出たけど まだ思い出せない あれ 思い出せそうで ―なかなか出てこない― 舌のところにあるのに なかなか出てこない なんで 忘れたのかなあ あんな 簡単なことを 舌のところにある あれ あれあれあれあれ あれ ほんのちょっとのことで 思い出すのに またひっこんじゃった あれ |
私のうたはどこにあるの中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 前田憲男 | | 恋のうたも 愛のうたも こんなにあるけれど 私のうたは どこにあるの ひとりぼっちの飛べない娘が ネコをかかえて うたううた ウウウ… 恋のうたも 愛のうたも こんなに苦いだけ 私のうたは どこにあるの ひとりぼっちの泣けない娘が 麦の穂かんで うたううた ウウウ… 私のうたを 誰がつくって ひとりぼっちの小さい娘が 鏡をみつめて うたううた ウウウ… |
どうせ中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | どうせ ひとの生命は みじかいリボン どうせ ひとの心は くだけるみず どうせ なにもかも 飛んでゆくハトならば 息をころして 息をころして じっと 指でもみつめていようか どうせ ひとの生命は 小さいカケラ どうせ ひとの心は はじけるかげ どうせ なにもかも 走りゆく鹿ならば 息をころして 息をころして じっと 指でもみつめていようか |
あなたの心に辛島美登里 | 辛島美登里 | 中山千夏 | 都倉俊一 | 白井良明 | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ |
おんな捨てるなよ小林啓子 | 小林啓子 | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし・百石元 | 「おんな捨てるなよ」 きみは言ったね 「おんな捨てるなよ」 木漏れ日のなかで 怖いほど優しく抱きしめながら 「仕事がんばれよ でもおんな捨てるなよ」 きみにキスしてわたしは誓う もちろんけして捨てはしない そうして熱く愛し続ける きみを だけど…ああ 勇気がいる 古代まで貫く勇気が 島孕むイザナミよ 太陽のアマテル 月宿すミヤズよ 海開くトヨタマ そして恋を戦うメドリよ どうか愛する勇気を贈って はるか未来のおんなに わたしに おんな捨てないよ けれど違うの わたしが捨てないのは ハイヒールじゃない 化粧でもないし 微笑でもない わたしを生きること 自由にいきること あなた好みも気にかけないで それでもきみは愛せるかな 自由なおんなを愛せるかな きみは だから…ああ 勇気がいる 古代まで貫く勇気が 島孕むイザナミよ 太陽のアマテル 月宿すミヤズよ 海開くトヨタマ そして恋を戦うメドリよ どうか愛する勇気を贈って はるか未来のおんなに わたしに いつか話すよね 勇気もてたら おんな捨てないで 生きるその意味を 怖いほど優しく抱きしめられて 心流れても でも自由捨てないよ あなた好みも気にかけないで そうしてきみを愛し続ける 自由なおんなが愛し続ける きみを |
ほらハックルベリィ・フィン堀江美都子・こおろぎ'73・コロムビアゆりかご会 | 堀江美都子・こおろぎ'73・コロムビアゆりかご会 | 中山千夏 | 越部信義 | 越部信義 | ハックの大事なもの知ってるよ (知ってるよ) 友だちどうしの約束と 涙の止まるおまじない ほらハックがかけだした雲追いこして ほら ハックが歌った小リスみつけて いっしょにいきたいな きみと あんなに明日は近い ねえ ハックルベリィ・フィン ハックの苦手なもの知ってるよ (知ってるよ) 洗濯したての洋服と 勉強(べんきょう)なさいっていうおとな ほらハックがとびだした空つきあげて ほら ハックが笑った小鳥みつけて いっしょにいきたいな きみと あんなにおひさま高い ねえ ハックルベリィ・フィン ハックが来た日のことおぼえてる (おぼえてる) わかったやつなら誰だって気があうだろうと思ったな ほら ハックが飛んでゆく穴あき靴で ほら ハックが笑った星をひろって いっしょにいきたいな きみと あんなに世界は広い ねえ ハックルベリィ・フィン |
あなたの心にサエラ | サエラ | 中山千夏 | 都倉俊一 | | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だっていつも あなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも ルルルル…‥ ラララ…‥ だっていつも あなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ |
はじまり中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 佐藤允彦 | | わかるわ あのひとが あなたを囚(とりこ)にしたのね かくしても あなたの瞳が燃えてる さよなら なんだか 言葉を忘れたみたいで 想い出ばかりが 胸にしみる もうすぐ夜があける わたしのために ひかりのなかで 明日をさがそう 明日をさがそう 泣かないで 泣かないで 泣かないで 泣かないで… いやなの あなたに 泣きがおを見られるなんて だから 慰めの言葉はやめて ありがとう あなたはいつでも やさしかったわね きっとしばらくは 夢で泣くわ もうすぐ夜があける わたしのために ひかりのなかで 明日をさがそう 泣かないで 泣かないで 泣かないで 泣かないで… |
あなたの心に山本リンダ | 山本リンダ | 中山千夏 | 都倉俊一 | | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だっていつも あなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも だっていつも あなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ |
ひどい目にあった中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 谷岡孝 | | ひどい目にあった 暗い母さんのお腹から 勇んでこの世に出て来たら そこも真暗闇なのさ ひどい目にあった 他人だらけの世の中で お前だけはと思っていたら お前も他人だったのさ だけどお陽様昇れば やっぱり目がさめる 小鳥でも泣けば しあわせ ひどい目にあった いつわりばかりの世の中で 自分だけはと思っていたら 自分も大ウソだったのさ ひどい目にあった だけどお陽様昇れば やっぱり目がさめる 小鳥でも泣けば しあわせ |
毛堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | あれは去年のこと 毛の抜け変る季節 僕は どきどきして 新しい毛が生えるのを待った 今度の毛皮は どんな毛皮かな トラみたいな しましまか ヒョウみたいな 点々か それとも たてがみのライオンか だけど がっかりさ 毛の抜け変った僕は 前のまんまの 茶色い毛皮 ただの何でもない 茶色いキツネ 今年 またくる 毛の抜けかわる季節 やっぱり僕は どきどきしてる あれは去年のこと 毛の抜け変る季節 私は どきどきして 新しい毛が生えるのを待った 今度の羽根は どんな羽根かな オオムさんの きらきらか クジャクさんの ひらひらか それとも 美しい白鳥か だけど がっかりよ 毛の抜け変った私 前のまんまの 真黒い羽根 ただの何でもない 真黒いカラス 今年 またくる 毛の抜けかわる季節 やっぱり私 どきどきしてる 神様 教えて下しゃんせ せっかく毛が抜け変るのに 変身できないのはなぜ? 神様 かなえて下しゃんせ せっかく毛が抜け変るから 一度は変身してみたい |
のんびり自転車こおろぎ'73 | こおろぎ'73 | 中山千夏 | 端田宣彦 | 筒井広志 | ペダルをふむと 世界が動きだす いつも見ている けしきだけれど 不思議の国みたい この道を ずんずん走ったら どこに でるんだろう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう ペダルをふむと 口笛ながれだす ちょっぴり音は かすれてるけど ぜんぜん気にしない この道を ずんずん走ったら どこに でるんだろう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう |
あなたの心に石川ひとみ | 石川ひとみ | 中山千夏 | 都倉俊一 | | あなたの心に 風があるなら そして それが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そして それが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だって いつも あなたは 笑って いるだけ そして 私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そして それが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも ルルル ルルル ラララララララ だって いつも あなたは 笑って いるだけ そして 私を 抱きしめるだけ |
Zen Zen ブルース中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | 佐藤允彦トリオ | (ルルバ タルコ タルコ リリバラ) (リリバ タルコ タルコ リリバラ) 僕のかわいい 恋人が にっこりほほえんで 僕に話かけるよ だけど僕には 言葉が判らない あの娘の言葉が 判らない ゼン…判らない ゼン…判らない 判らない 僕のかわいい 恋人が 涙をこぼして 僕に話かけるよ だけど僕には 言葉が判らない あの娘の言葉が 判らない ゼン…判らない ゼン…判らない 判らない ゼン… |
三日月に乗って中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | はしだのりひこ | | 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 私乗るんだ いっしょにおいでよ 恋人つれといで 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 舟のゆくては 広い空だよ うれしい広い空 八時には もうドラが鳴る 九時では 間にあわない 涙と溜息 肩にかついで 舟出だ 光をとりに 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 小さい世間は 捨ててゆこうよ 大人もつれといで 八時には もうドラが鳴る 九時には 間に合わない 星くずもゆらゆら 波にゆれてる 舟出の歌を 歌うよ 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ どんなやつでも 乗せる舟だよ お化けもつれといで 八時には もうドラが鳴る 九時では 間にあわない 涙と溜息 肩にかついで 舟出だ 光をとりに |
いけない恋をしちゃった中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | いけない恋を しちゃった ダメだ ダメだ ダメだって思っていたのに つい好きに なっちゃった 私の指が 勝手に動いて あの人の名前を 空気に書くの 誰にも云えない 恋をしちゃった やけに演歌が 身にしみるわ 私ひとりが 悪いんじゃない 知らないわ 知らないわ 女を やめたいわ いけない恋を しちゃった ダメだ ダメだ ダメだって思っていたのに つい好きに なっちゃった 私の足が 勝手に動いて あの人の方に 歩いてゆくの 誰にも云えない 恋をしちゃった 死にたいけれども 死にたくないわ 私ひとりが 悪いんじゃない 知らないわ 知らないわ 女を やめたいわ いけない恋を しちゃった ダメだ ダメだ ダメだって思っていたのに つい好きに なっちゃった 私の心が 勝手に動いて あの人が 好きだと私に云うの 誰にも云えない 恋をしちゃった しずかな昔が なつかしいわ |
妖怪にご用心UA | UA | 中山千夏 | 小林亜星 | 内橋和久 | へーんな感じがしませんか? 君が見ているこのテレビ 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ テレビに似たのもいるんだよ ブラウン管から ニョロッと手が出て おいで おいでするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あちらもこちらも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? あの角まがる女の子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ 可愛い女の子もいるんだよ ラブレターなんか 出したりしたら ひゅう どろんするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あいつもこいつも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? 君が持ってる そのお菓子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ お菓子に似たのもあるんだよ ひとくち食べたら ぷるんとふるえて あかんべえするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー とにかくなんでも 妖怪っぽい |
砂漠中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | こんな こんな広い砂漠を ひとりで たったひとり歩くなんて なんて なんてひどい ただ だだっ広い砂漠 燃える 燃えるあの太陽が ただの ただの火の玉だなんて なんて なんてひどい ただ だだっ広い砂漠 何もない 何ひとつない かたい かたい砂が 全部 うずめてしまった 熱い 熱い愛の水が ただの ただの幻だなんて なんて なんてひどい ただ だだっ広い砂漠 何もない 何ひとつない かたい かたい砂が 全部 うずめてしまった 熱い 熱い愛の水が ただの ただの幻だなんて なんて なんてひどい ただ だだっ広い砂漠 熱い愛の水を 熱い愛の水を 熱い愛の水を |
あなたの心に林原めぐみ | 林原めぐみ | 中山千夏 | 都倉俊一 | 鷺巣詩郎 | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ |
老人と海中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小室等 | | ハダをそめあげたのは 太陽と潮 シワをきざんだのは 時の満ちしお 老人は海から生まれ 海に育ち 海で生きることしか 考えたこともない 若さに酔いしれた 昔日遠し 友も女たちも すでにまぼろし 老人は浜辺にひとり ひとり残る 岸に打ち寄せるのは 変わらぬものがたり 勝利の場面はいまも あざやかなままに 潮にくもった眼も 燃えるほどに 老人は戦ってきた さかなたちと 捕えねじふせ殺し そして愛していた 舟をこぎだせ早く 戦うものよ くちはてなんものよ いのち愛せよ 老人は海から問われ 海に応え 海へ帰ることしか 考えたこともない |
あなた、愛をください中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | あなた あなた やさしいひと 手のひらにのせて 見て下さい ほらほら 私の指には 花がある 私のつめには 貝がある 私のくちびるには 若葉がある これをみんな あなたにあげる これをみんな あなたにあげる だから私に愛を下さい あなたの愛を私に下さい あなた あなた だいじなひと 瞳をあげて見て下さい ほらほら 私の髪には 朝がある 私の足には 霧がある 私のこの胸には 野原がある これをみんな あなたにあげる これをみんな あなたにあげる だから私に愛を下さい あなたの愛を私に下さい |
一度だけ中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | 一度だけ 一度だけ くちづけをした あのひとと あのひとと それが たからもの 一度だけ 一度だけ やくそくをした あのひとと あのひとと それが たからもの この町の 人の流れに 私は流される たからものだけ 腕に抱いて ああ あのひとも どこかで 一度だけ 一度だけ なみだ こぼした あのひとと あのひとと それが たからもの この町の 人の流れに 私は流される たからものだけ 腕に抱いて ああ あのひとも どこかで |
あなたの心に岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで吹かれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで昇ってみたいな どこまでも どこまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして 私を抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで泳いでみたいな いつまでも いつまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして 私を抱きしめるだけ あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで吹かれてみたいな いつまでも いつまでも |
クレオパトラの涙由紀さおり | 由紀さおり | 中山千夏 | 冨田勲 | | ナイルよ――――― ナイルよ――――― ウ…………… とうとう とうとう流れる ウ…………… とうとう とうとう流れる クレオパトラの涙 クレオパトラの涙 ラリララ…………… ラリララ…………… 砂ばくよ――――― 砂ばくよ――――― あ…………… さわさわ さわさわ風ふく あ…………… さわさわ さわさわ風ふく クレオパトラのためいき クレオパトラのためいき ラリララ…………… あ……… あ……… |
とまらない汽車中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | とまらない汽車に ふたりで乗ってしまった 髪の長いムスメと むこう見ずのこのぼくと とまらない汽車に ふたりで乗ってしまった ムスメのうた聞きながら ぼくは空を見ている 何かのまちがいだと思うのだけれども 汽車はもうとまらない とまらないウォーウォー とまらない汽車の 線路は長くつづく なんだか淋しくなって ふたりはキスをする 何かのまちがいだと 思うのだけれども 汽車はもうとまらない とまらないウォーウォー とまらない汽車よ 地平線を越え走れ まちがいだっていいんだよ この娘が好きなんだ まちがいでもいいさ 汽車よさあ走れ とまるなよ この娘が好きだ |
妖怪にご用心中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小林亜星 | | へーんな感じがしませんか? 君が見ているこのテレビ 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ テレビに似たのもいるんだよ ブラウン管から ニョロッと手が出て おいでおいでするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あちらもこちらも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? あの角まがる女の子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ 可愛い女の子もいるんだよ ラブレターなんか 出したりしたら ひゅうどろんするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あいつもこいつも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? 君が持ってるそのお菓子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ お菓子に似たのもあるんだよ ひとくち食べたら ぷるんとふるえて あかんべえするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー とにかくなんでも 妖怪っぽいー |
ドロロンえん魔くん中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小林亜星 | | どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 地獄の闇から でろでろばあ 湧いて出たのは なんだらばあ かわい子ちゃんの 枕元(まくらもと) ケケケと笑うの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 風さえないのに でろでろばあ ふわふわするのは なんだらばあ 三日月さんに ぶらさがり ヘラヘラ唄うの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 姿も見せずに でろでろばあ いたずらするのはなんだらばあ 子犬の耳に かみついて キャンキャン泣かすの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ |
緑の陽だまり ミッチーとチャタラーズ | ミッチーとチャタラーズ | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | みどりが森の陽だまりは かくれんぼするのに よいところ まだだよ まだだよ しっぽのひかった やまねずみ いちばんはじめに 見つかった みどりが森って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて ひっそり松の 葉のかげは おはなしするのに よいところ あのねのね あのねのね きんいろめだまの ふくろうに 立ち聞きされても しらないよ ひっそり松って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて ざわざわ川の水ぎわは ひとりでいるのに よいところ フムー フムー いたずら好きの やまねずみ たまにさびしい ことがある ざわざわ川って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて むらさきが丘の てっぺんは おひるねするのに よいところ こっくりこ こっくりこ むらさきいろの 草の実を たべたこりすの 夢を見た むらさきが丘って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて |
あなたの心に 中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | 大柿隆 | あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら 私ひとりで ふかれてみたいな いつまでも いつまでも あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら 私ひとりで のぼってみたいな どこまでも どこまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら 私ひとりで およいでみたいな いつまでも いつまでも だっていつもあなたは 笑っているだけ そして私を 抱きしめるだけ |