満月一夜藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | | 口に出す程 まだ この恋は 想い出になんて なっちゃいない 胸の奥に しまい込んで 誰にも見せたくない… そんな恋もあるのさ 今宵一夜は 満月の 青い光に照らされて 愛しさ 恋しさ 浮かんで消えて ほろ苦い酒を頬張って 忘れてしまえと 吠えてみる あー吠えてみる いつも側に居て わがまま聞いて 優しさだけじゃ 物足りなくて そんな勝手な ずるい心 叱って思い切り… あなた解ってないのね この世のせつなさ儚さは かくれ雲に包まれて 空の青さに 委ねていたい 今さらながら 気づいたわ 明日が来るさ いつの日も あーいつの日も 今宵一夜は 満月の 青い光に照らされて 恨みごとひとつも 聞いておくれ そっと呟いて 見上げれば 素知らぬ顔して遠ざかる あー遠ざかる |
涙の地平線祭小春 | 祭小春 | 三浦康照 | 小野彩 | 前田俊明 | 果てなく続く どこまで続く 夢をさまよう 迷子のように あなたを忘れる 愛の旅 昿野を走る 汽車の駅 ひとりたたずむ せつない胸を 風が切り裂く … 涙の地平線 幾夜も泣いて 諦めながら ひと夜明ければ またいとしさが 未練をつれて 追いかける 戻れぬ想い おんな道 恋のまぼろし 昿野に抱けば 空は灰色 … 涙の地平線 地平の果ての 砂丘に埋もれ 赤い夕陽に 包まれ永遠(とわ)に あなたの夢見て 眠りたい 命を賭けた さすらいの ここが私の 終着駅ね 花が一輪 … 涙の地平線 |
木漏れ日冠二郎 | 冠二郎 | 三浦康照 | 小野彩 | 前田俊明 | 木漏れ日が ふたりを包む 冬の公園ベンチ 誰も乗らないブランコが 風に吹かれて ゆれている たとえわずかな 陽ざしでも 夢に向って 歩いてゆこう 辛くとも さんさんと太陽の輝く 幸せの道が かならず待っているよ 木漏れ日に かくれて咲いた 花の命のように 強くこの世を生きようと 熱い心で 誓い合う 愛の陽ざしの 木漏れ日が 今日もふたりを 励ますように 暖かい さんさんと太陽の輝く 幸せの駅に かならず辿り着くよ 木漏れ日の ぬくもり抱いて 春の陽ざしのように 希望捨てずに耐えながら 生きてゆこうよ 離れずに 逢ったときから 神様が 決めたさだめの ふたりの出逢い 不思議だね さんさんと太陽の輝く 幸せの道が かならず待っているよ |
夕顔藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜記子 | 小野彩 | 川村栄二 | あなたをどんなに 愛しているか 心を切れば わかるでしょう 明日なんかは いらないわ どうせ身に相(あ)う 人じゃない 帯を解き 紅を拭き 目を閉じて 夢の中 長い黒髪 乱れるほどに あなたもっと…あなたもっと 私 夜咲く夕顔の花 指から背中へ あなたの愛が 心に熱く おちてゆく 燃えて散るのが 運命(さだめ)なら 悔いはしません 泣かないわ はかなきは 花の露 満月(つき)さえも 欠けてゆく 爪の先まで 色づくままに あなたもっと…あなたもっと 私 一夜の夕顔の花 つらい浮き世を 忘れるほどに あなたもっと…あなたもっと 私 炎の夕顔の花 |
月光の夜藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 船山基紀 | 他人が羨む 生きかたをしたいと 心から 願っていた 止めどなく 季節が流れてゆく度に そんな 記憶も 薄れていった 星空が 美しい 森の中で 何故か悲しげに 遠吠えする犬達よ 未来が見えない 明日に 脅えているのか それとも 月が 恋しいのか お前の 姿に 自分が映る 月光の夜 冷えた 躰を包む風が優しい 月光の夜 人間は いつしか繰り返す 出逢いと 秋風がたつ さよならを めくりめく 季節の流れに 戸惑った 日々を 今では 懐かしむだけ 夕闇の もどかしい 都会の隅で 翼 閉じたまま 羽ばたけない鳥たちよ 過去も 未来も 信じることさえ失くした それでも 夢を 捨てはしない 自分の 姿を 見つけられない 月光の夜 傷つく心 癒す光輝く 月光の夜 愛する者達 守り続ける 月光の夜 幾千年の魂 見つめ続ける 月光の夜 |
AGAIN藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜記子 | 小野彩 | 若草恵 | 涙と歓びの 振り子のように 恋はいつだって 哀しみを連れてくる 帰らぬあなたは 今頃どこに 窓に枯葉色の 想い出揺れるだけ AGAIN 愛よ戻れ ひび割れた この胸に AGAIN そしてあなた 激しく抱きしめて 熱く吹き荒れた 愛の嵐 もう一度 もう一度… ひとつの幸せと めぐり逢うために 人はいくつもの 哀しみを集めるの 出逢いのあの日の ときめきさえも 季節は魔法のように 心を変えてゆく AGAIN 愛よ戻れ 凍てついた この胸に AGAIN そしてあなた 涙を拭きに来て 熱く吹き荒れた 愛の嵐 もう一度 もう一度… AGAIN 愛よ戻れ ひび割れた この胸に AGAIN そしてあなた 激しく抱きしめて 熱く吹き荒れた 愛の嵐 もう一度 もう一度… |
くれないの丘冠二郎 | 冠二郎 | 三浦康照 | 小野彩 | 櫻庭伸幸 | 戦火の街の 片隅に 咲いた名もない 白い花 日本(くに)を離れて ただひとり 外人部隊(がいじんぶたい)の 同胞と 異国に散った 我が友が 静かに眠る くれないの丘 星降る夜の 国境(くにさかい) 絶えぬ烈(はげ)しい 弾丸(たま)の音 同じ地球の 人々が 今なほ互いに 憎み合う 未来を背負う 若者の 命の叫び くれないの丘 砂漠の民と 同じよに 砂に埋(う)もれて 倒れても 悔いはないよと 笑ってた 男が選んだ 人生(みち)だから 平和を願う 亡き友の 大地の声が くれないの丘 |
花くれないに命燃えて…藤あや子 | 藤あや子 | 三浦康照 | 小野彩 | 伊戸のりお | 男と女の 出逢いがあれば いつかは別離(わかれ)が ふたりを引き裂くの これがこの世の 掟(おきて)なら 夕陽に映えて 風に舞う 花くれないに 命燃えて あゝひとときの 愛に生きたい 苦しいこころの その裏側で あなたを求める 女の情念(じょうねん)が 熱い想いで 身を燒くの 炎のような 山紅葉(やまもみじ) 花くれないに 命燃えて あゝいつまでも 夢に酔いたい 遠くであなたを 慕って生きる 私は嫌です ふたりでいたいのよ 焦(こが)れ死にたい この胸の 願いを誰が 消せましょう 花くれないに 命燃えて あゝ許されぬ 恋を恨むの |
まぼろしの恋と偽って藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 宮崎慎二 | 満開の桜の樹に 抱きしめられて 心の中の闇を 清めます 愛に溺れる女はいつでも 悲しく 切なく 愚かです 忘れましょう 眠りにつくように 瞼を閉じて あなたを忘れましょう この世に命がある限り 二人で生きた日々を 想い出さないように この恋はまぼろしだと偽って… 真っすぐに 生きることは 虚しいものか 知らず知らずに ひとり歩いてた 生きる喜び 幸せさえも 感じることなど 失くしてた 忘れましょう 季節は変わりゆく 二人の愛の想い出 忘れましょう 心の隙間を埋めるため たったひとつの嘘を 許して欲しい 今は この恋はまぼろしだと偽って… 忘れましょう くじけて泣いたって 戻れはしないあなたを 忘れましょう この世に残した愛しさと 届かぬ想いずっと心に宿しながら この恋はまぼろしだと偽って… この恋はまぼろしだと偽って… |
閉ざされた恋 (Single Version)藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 榊原大 | ねぇ… 愛してるって言ってくれたじゃない 今でも信じてる私なのに まださよならも口にできない 臆病なまなざし冷たすぎるよね ずっと重ね合った心と心少しづつ 壊れてくかけ離れてゆく その手で拾い集めて差し出してよ 遠く煙る霧のように 愛は静かに消えてゆく そう… いつかは別れの日が来る 足音立てずに訪れる もう戻れない恋と知っても 追いかける心を止められないのよ ずっと夢見てたあなたと二人いつまでも 幸せを積み重ね合って 永遠に変わらぬ愛貫くこと そっと泪こぼれ落ちる あなたお願いぬぐってよ きっと忘れないあなたがくれた想い出は 愛し合うかけがえのない この恋後悔しない私だけど 今は何も言わないで 傷ついた心癒すまで |
華の宴藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 丸山雅仁 | 春は桜に 夏菖蒲 秋は紅葉に 冬の梅 光りに集う 蝶のよに 色とりどりの 華の宴 いと哀し いと淋し ああ…源氏の君よ いと哀し いと淋し ああ…恋しい 涙むらさき 藤の花 揺らす夜風は 罪の色 許されるはず ないものを 燃えたつ夢の 華の宴 いと哀し いと淋し ああ…源氏の君よ いと哀し いと淋し ああ…恋しい 逢えぬつらさに 逢うつらさ 千々(ちぢ)に乱れる 黒髪よ 哀しく響く 横笛に ときめく恋の 華の宴 いと哀し いと淋し ああ…源氏の君よ いと哀し いと淋し ああ…恋しい |
北の春藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 矢田部正 | 雪溶けの 小川のほとりに 春を告げようと 顔を出したふきのとう 寒い寒い 長い冬を乗り越えて 土の中から 飛び出したけど 風が冷たくて ちょっぴり寒くて まだまだ背伸び 出来ないよ 何もない 田んぼのあぜ道 そっと鮮やかに 花を添えるタンポポは 遅い遅い 春がやっと訪れて 梅も桜も 咲きほころんで 風に誘われて 薫りに酔いながら くるくるまわる 蝶々たち 夢がふくらんで 足取り軽やかに 心もおどる 北の春 |
夕凪藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 新田高史 | 薄紅色の さくら貝 せつなく哀しい 色ですね 波とたわむれ あなたが走る 遠い幻(まぼろし)を 夕陽が照らし出す 日暮れの渚 一羽のカモメ 夕凪の海 頬にかかる涙が今も あなただけを さがしてる 忘れるなんて できないわ 物語(ドラマ)じゃないのよ 人生は 別れ間際の 優しい言葉 熱い想い出 突然振り返る 季節が流れ 流れてひとり 夕凪の海 頬にかかる涙が今も あなただけを 呼んでいる いけない人ね 夢までも こんなに泣かせて 困らせる 何ができるの 信じるほかに 恋はいつだって 涙とひきかえね 恋しい人の 名を書く浜辺 夕凪の海 頬にかかる涙が今も あなただけを 待っている 頬にかかる涙が今も あなただけを 待っている… |
空蝉藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 桜庭伸幸 | 単衣の着物で 燃えた夜 袷(あわせ)着たって 寒い秋 叶うはずない 夢だから 身を裂く思いで 諦める 心ぬけがら 恋の空蝉 あなたは一夜の 幻ね 二度と逢う日も ないでしょう 胸の奥底 秘め事を 隠して生きるも 女ゆえ ひとり身を引く 恋の空蝉 木陰に隠れて 泣きました 未練なごりに 濡れる袖 遠く離れて 旅の宿 深山(みやま)の紅葉が 焦がれ散る 運命はかない 恋の空蝉 |
朧月夜藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 根岸貴幸 | 桜の花びら 袂に入れて 弥生の夜の しのび逢い あなたが好きよ 死ぬほど好きよ 他の男に 抱かれていても ブルームーン 光のシャワーを浴びて ブルームーン 痺れるくらい愛してあげる 黒髪に 罪をからめて 唇に 涙宿(やど)して 恋は刹那 みんな刹那 おぼろおぼろに 愛してあげる あなたと出逢って いなけりゃ私 ひとりの人を 守ってた その優しさに 勝てやしないわ たとえ嘘だと わかっていても ブルームーン 雅(みやび)にみだらに燃えて ブルームーン 媚薬のように酔わせてあげる 微笑みに 別れ残して 盃に 花を浮かべて 恋は刹那 みんな刹那 おぼろおぼろに 酔わせてあげる 黒髪に 罪をからめて 唇に 涙宿(やど)して 恋は刹那 みんな刹那 おぼろおぼろに 愛してあげる |
想い出づくり 藤あや子  | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 工藤拓人 | 何度も泣いた 何度も笑った くり返す旅は まだ途中です… 親孝行したい時に 親はなし そんな言葉を 耳にしてたけど 本当にその通り 身に沁みるよね 自分が 幸せになるほど もっと 優しくしてあげたかったなんて 今更ながら 思うのです 無償の愛で 包んで守ってくれたと ごめんね お母さん ごめんね お父さん こんなわがままな娘を あの世から 叱ってください 純真無垢な初恋は がむしゃらで ヤケドするほど 熱く燃えあがり いつしか愛しい 子を授かって やっと 親の気持ちを知る この世でいちばん尊い 宝もの 自分の命よりも 大切な 我が子のために 必死に生きたあの頃 未来は希望へと 希望は明日(あした)へと 遠く離れて暮らしても 幸せを願い 祈ります 心を許し合う 友との語らい 誰にも言えない 悩みも聞いたね どんな時でも 励まし合って 強い絆で結ばれた ずっとかけがえのない 家族みたい これから先も 頼りにしてるよ まだまだ元気に 歩いていこう 一緒に 涙は喜びの涙に 変えられる 青く輝く星くずが ゆく先を 照らしてくれるよ 二度と 恋などしないと思ってた そんな気持ちを 覆した出逢いは 心に埋もれてた 純なときめきが 身体(からだ)中溢れて 戸惑った まるで初恋の 少女の頃のように 泣きたいほどに 恋しい想いを しっかり受け止め 支えてくれたあなたの 大きな愛に 心から感謝です 生きる喜びを感じて 幸せな日々を 送ります 想い出づくり 残りの旅は 穏やかな景色を眺めては これからも続けます… |
薔薇のほほえみ藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 原田未秋 | 時代(とき)がめぐれば いつの世か 女の運命(さだめ)も 変わるでしょうか それとも愛する 哀しみは 今日も明日も 同じでしょうか 飾り花にも トゲもある 夢もある ひざまづかせて 泣かせてみたい 待った分だけ じらしてみたい 薔薇のほほえみで 薔薇の妖しさで いつかあなたの 心を刺したい つくる笑顔の 裏側で 男に見せない からくり化粧 流す涙を 胸に溜め やがて女は 煌めくでしょう 飾り花にも トゲもある 夢もある 泣いた分だけ いじめてみたい つらい苦しと 言わせてみたい 薔薇のほほえみで 薔薇の妖しさで いつかあなたの 心を刺したい 飾り花にも トゲもある 夢もある ひざまづかせて 泣かせてみたい 待った分だけ じらしてみたい 薔薇のほほえみで 薔薇の妖しさで いつかあなたの 心を刺したい |
篝火藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 桜庭伸幸 | 風に煽られ 篝火が 怪しく揺れる 闇の中 拒んでも 払っても あなたは私に 火をつける ああせつない恋ほど 熱くなる 燃えて 燃えて 燃えて 命めらめら 涙ほろほろ 女 迷い火 紅蓮(ぐれん)の炎 乱れて…あなた 火の粉はじけて 篝火が 心を紅に 染めてゆく あの人が 逃げてゆく 私に罪だけ 背負わせて ああ未練も恨みも 灰になれ 燃えて 燃えて 燃えて 命めらめら 涙ほろほろ 女 情け火 紅蓮の炎 焦がれて…あなた ああせつない恋ほど 熱くなる 燃えて 燃えて 燃えて 命めらめら 涙ほろほろ 女 迷い火 紅蓮(ぐれん)の炎 乱れて…あなた |
静かな夢藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 榊原大 | いつの頃からか 夢が変わってた 神話を信じはじめてから 神さまが 住んでいるという 森を訪ねた 山の木霊の話を聞いてみる 一番大切なもの それは なぁに? 君により添い 静かに 静かに見る夢 …それが夢 ひとつ ため息で 夢が叶ってた あなたを信じはじめてから 神さまと 語り合うという 森の妖精 山の小鳥の 歌声聞きながら 一番幸せなこと それは なぁに? 君により添い 静かに 静かに見る夢 …それが夢 忘れかけていた 夢は続いてた 自分を信じはじめてから 神さまは もういないという 森は泣いてた 山の子ねこの ぬくもり感じてる 一番信じ合う人 それは だぁれ? 君により添い 静かに 静かに見る夢 …これが夢 |
忍ぶ草藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 前田俊明 | 逢えぬ日数(ひかず)の 長さに泣いて 花の散る里 夜が更ける やせてゆくのも 涙のわけも つらい恋ゆえ あなたゆえ 耐えて…耐えて 待たされて 女 哀しい 忍ぶ草 すがる背中の 愛しさ憎さ 帰したくない もう少し 燃える想いも このときめきも みんな教えた 悪い人 耐えて…耐えて 乱されて 女 哀しい 忍ぶ草 掬い上げても こわれて消える 浮かぶ水面(みなも)の 涙月 命賭けても 尽くしてみても あなた移ろう 秋の空 耐えて…耐えて 忘れられ 女 哀しい 忍ぶ草 |
夢かげろう藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 榊原大 | 火遊び蝶々が 花から花へと 夜の目くぐって ヒラヒラ飛んでゆく 女を玩具(おもちゃ)に しているあんたは 寒さしのぎの 恋ばかり アァ…可哀そう ごめん 私やってらんない つき合えない ごめん 他を当たってヨ 危ないあんたに 血道を上げたら 泣きを見るだけ つらいだけ アァ…いち抜けた! あるかなきかに 消える恋 夢かげろう ハァハァン ハァハァン 夢かげろう 女は遊びで 恋などしないよ 見くびりゃいつかは チクチク火傷(やけど)する あんたの移り気 気まぐれ心を 止める薬は ありゃしない アァ…可哀そう ごめん 私やってらんない つき合えない ごめん 他を当たってヨ あんたに魅(ひ)かれて よろめきそうでも 耐えて待つのは 悔しいよ アァ…いち抜けた! あるかなきかに 消える恋 夢かげろう ハァハァン ハァハァン 夢かげろう |
この故郷の行方藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 榊原大 | 私について 誰も知らないように この故郷の行方… 誰にも わからない 信じ合い 助け合って 励まし合う 出す宛のない 手紙のように ただ 空しいだけ 人間が溢れても 自由でもない 見るたび増えてゆく 空の雲のように これから先も 良い事ばかり あると 浮かれてる そんな時代は 終わった あなたについて 誰も知ろうとしない この故郷の行方… 私にも わからない 抱き合って 喜び合い 見つめ合う 淋しく唄う 演歌のように ただ 苦しいだけ 人間が 溢れても 楽しくもない 触れたら 溶けてゆく 白い雪のように これから先も 良い事ばかり あると 浮かれてる そんな 時代は 二度とない 愛が 溢れても 本気でもない 笑って 忘れゆく 恋の泡のように これから先も 良い事ばかり あると信じてる そんな 時代に さようなら |
心の音色藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 宮崎慎二 | あなたのぬくもり 私の肌を 薄い膜(ベール)が 包んでくれる 生きてゆくこと あきらめないと 教えてくれた ふたりで奏でた 心の音色 いつも聞いてる この街で ずっと聞かせて この地球で 溢れる夢が私の指で 水に溶け出す 絵の具のように 笑ってみること うつむかないと 伝えてくれた ふたりで奏でた 心の音色 いつも聞きたい その声で もっと聞かせて その声で あなたの言葉 私の脳に 熱い泪に 変わってゆく時 愛していること 信じ合うこと 誓ってくれた ふたりで 奏でた 心の音色 すべて聞かせて この空で いつか聞かせて あの宇宙(そら)で |
恋待桜藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 京建輔 | 春の絵筆に 染まります 肌も心も ときめきも 愛すれば 喜びよりも 涙ばかりが 溢れます 哀しげに 儚げに 恋待桜 夢吹雪 幸せは 桜花 はらりはらりと 風に舞う この恋は 桜花 はらりはらりと 風に舞う 朝は朝星 夜は夜星 あなた来る日を 祈ります 紫の 黄昏ひとり 啼いて誰呼ぶ ほととぎす 芳しく 艶やかに 恋待桜 花吹雪 幸せは 桜花 はらりはらりと 風に舞う この恋は 桜花 はらりはらりと 風に舞う 幸せは 桜花 はらりはらりと 風に舞う この恋は 桜花 はらりはらりと 風に舞う |
浮舟藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 若草恵 | 夢の浮橋 はかないこの世 女ばかりを 何故泣かす 男心の 気まぐれに 揺れるさざ波 朝霧よ 右に左に 身をもまれ 何処(どこ)へゆくのよ 何処へゆくのよ あぁ…浮舟は 拒むことさえ できずに抱かれ 越えてしまった 恋の川 頼りなきもの あぁ女 哀れなるもの あぁ女 行方当てなく さまよって 何処へゆくのよ 何処へゆくのよ あぁ…浮舟は 向こう岸にも 明日はないの 葦の穂風が 吹くばかり 今度生まれて 来た時は 愛をください ひとつだけ つらい運命(さだめ)に 流されて 何処へゆくのよ 何処へゆくのよ あぁ…浮舟は |
子ねこのミュウちゃん藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 矢田部正 | 子ねこのミュウちゃんは とっても頭がいいんだよ だって人間の言葉 何でも聞きわけるからね 「ごはん」 「ダメ!」 「いい子 いい子」 不思議なくらい反応するの きっともう家族の一員 大好きな君…そばにいて 子ねこのミュウちゃんは とっても大きくなっちゃった だっておなかいっぱいに ごはんを食べているからね 「ゴロゴロ」 「ふにゃ!!」 「ペロリ ペロリ」 じっと見つめてほほ笑み返す きっともう家族の一員 大切な君…守りたい 子ねこのミュウちゃんは すっかり大人になったんだ 今はじゃれることもなく お昼寝ばかりしてるんだ 「ミュウちゃん」 「チュッ」 「可愛い 可愛い」 ママは今でも優しく言うの そうさもう家族の一員 かけがえのない…命だよ |
螢川藤あや子 | 藤あや子 | 下地亜紀子 | 小野彩 | 丸山恵市・和知秀樹 | 声も立てずに 身のみを焦がす 逢瀬はかない 恋ですね 恋螢 飛んで来い せめて夏だけ この胸に 夜明け待たずに 帰る人 瀬音せつない 螢川 ほんの少しで いいのよあなた 愛を下さい 私にも 恋螢 すぐに来い 頬のしずくを 拭きに来て 光り輝く 面影を 水面(みず)に映した 螢川 月も雲間に 隠れた夜は 明かり恋しい 夢恋し 恋螢 何処(どこ)行った 今日はいずこの 花の上 逢えぬ恨みの 女石 投げりゃ波立つ 螢川 |
輪廻の鎖藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 加藤真一郎 | 命を守るため 他の命を食べなくては 生きてゆけない そんな世の輪廻の鎖を 解いてゆく 寄るべない 旅人よ 浮きつ 沈みつつ 流れゆく 自分を守るため 愛する人を捨てなくては 生きてゆけない そんな世の輪廻の鎖が 重すぎる 叫び続ける人よ 浮きつ 沈みつつ 流れゆく あなたと生きるため 見えるものさえ見えないふり 身についていた そんな世の輪廻の鎖に 涙する 悟りを求める人 浮きつ 沈みつつ 流れゆく |
ヴァイオリンを弾くふくろう藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 宮野幸子 | 音のない静かな 夜更けに 星を数えるのは “やめて” ボクのヴァイオリンを 聞いてくれ たまに口ずさむ この歌も いいだろう? 澄んだ空気が 躰に沁み渡る はるか 彼方の 太陽の光ほどじゃないけれど 月も笑ってくれるから 今夜もヴァイオリンを弾いている 風の通り道を 開けてよ 花で装うのは “きらい” ボクのヴァイオリンを 聞いてくれ 静かに 瞳を閉じ この歌も いいだろう? 甘い においが 眠りを 誘い出す はるか彼方の 太陽の光ほどじゃないけれど 月も照らしてくれるから 今宵もヴァイオリンを弾いている |
運河を渡るリリアン藤あや子 | 藤あや子 | 小野彩 | 小野彩 | 宮野幸子 | 昨日出逢ったような 気持ちのまま 今も変わらない あなたへの想い 運河の名前は いくつもあるけど 運河の匂いは いつでも変わらない リリアン 笑っておくれ 一緒に踊って 舵をとる あなたの側で ゆったりと流れる 風は生きている 人の運命なんて 誰もかれも 同じはずはない 新たなる人生 運河の景色は 変わってゆくけど 運河の流れは いつでも変わらない リリアン 唄っておくれ 生きる喜びを 空を見る あなたの側で おだやかな暮しに 風は生きている リリアン 笑っておくれ 一緒に見つめて 陽が沈む 夢の彼方へ まっすぐに続くよ 風は生きている |