酒と泪と男と女真琴つばさ | 真琴つばさ | 河島英五 | 河島英五 | 三枝伸太郎 | 忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに 包まれたときに男は 酒を飲むのでしょう 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は 静かに眠るのでしょう 忘れてしまいたいことや どうしようもない悲しさに 包まれたときに女は 泪みせるのでしょう 泣いて 泣いて ひとり泣いて 泣いて 泣きつかれて 眠るまで泣いて やがて女は 静かに眠るのでしょう またひとつ女の方が 偉く思えてきた またひとつ男のずるさが 見えてきた 俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ 俺は男 泪は見せられないもの 飲んで 飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は 静かに眠るのでしょう |
案山子真琴つばさ | 真琴つばさ | さだまさし | さだまさし | 三枝伸太郎 | 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡から見下ろせば 蒼く細い河 橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突 この町を綿菓子に 染め抜いた雪が 消えればお前が ここを出てから 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい “金頼む”の 一言でもいい お前の笑顔を 待ちわびる お袋に聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 山の麓 煙吐いて 列車が走る 凩(こがらし)が雑木林を 転げ落ちて来る 銀色の毛布つけた 田圃にぽつり 置き去られて 雪をかぶった 案山子がひとり お前も都会の 雪景色の中で 丁度 あの案山子の様に 寂しい思い してはいないか 体をこわしてはいないか 手紙が無理なら 電話でもいい “金頼む”の 一言でもいい お前の笑顔を 待ちわびる お袋に聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る |
それぞれのテーブル真琴つばさ | 真琴つばさ | Alice Donadel・Jean Claude Jouhaud・Arlette Tabart・訳詞:真咲美岐 | Alice Donadel・Jean Claude Jouhaud・Arlette Tabart | 三枝伸太郎 | 店のドアが開き 入って来た人は貴方だった 二人でこの店に 良く来た頃が よみがえる そしらぬふりしてタバコをつけても もう駄目なの 今は振り返り笑う勇気さえ 失くしたの 貴方の腕にいる若いあの子は 幸せそうね 貴方もやさしくほほえんでいる 楽しそうね 昔はすべてを分かちあった 私達 今はそれぞれの別のテーブルに 座ってる バツの悪そうな 貴方の笑顔は昔のままね あいも変らず 手品のように 魅力的ね 私はそれにはもう慣れてると 思ってたのに 同じテーブルの友達の声も 聞えない 恋が終った時 人はそれぞれの 別のテーブルにいるのね |
悲しみは駈け足でやってくる真琴つばさ | 真琴つばさ | アン真理子 | 中川克彦 | 三枝伸太郎 | 明日という字は 明るい日とかくのね あなたとわたしの明日は明るい日ね それでも時々 悲しい日もくるけど だけどそれは 気にしないでね ふたりは若い 小さな星さ 悲しい歌は知らない 若いという字は 苦しい字に似てるわ 涙が出るのは 若いというしるしね それでも時々 楽しい日も来るけど またいつかは 涙をふくのね ふたりは若い 小さな星さ 悲しい歌は知らない |
わかれうた真琴つばさ | 真琴つばさ | 中島みゆき | 中島みゆき | 三枝伸太郎 | 途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃ ありません 別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ 恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて 焦がれて 泣き狂う わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ |
いっそ セレナーデ真琴つばさ | 真琴つばさ | 井上陽水 | 井上陽水 | 三枝伸太郎 | あまい口づけ 遠い想い出 夢のあいだに 浮かべて 泣こうか 忘れたままの 恋のささやき 今宵ひととき 探してみようか 恋のうたが 誘いながら 流れてくる そっと眠りかけた ラジオからの さみしい そして 悲しい いっそ やさしい セレナーデ 風の便りの とだえた訳を 誰に聞こうか それとも 泣こうか 君のことを 想うたびに 聞こえてくる そっと淡い恋が ゆれるごとに さみしい そして 悲しい いっそ やさしい セレナーデ あまい口づけ 遠い想い出 夢のあいだに 浮かべて 泣こうか |
私は泣いています真琴つばさ | 真琴つばさ | りりィ | りりィ | 三枝伸太郎 | 私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたに会えて 幸せだった 昼も夜も帰らない あなたがいたから どんなことでも なりふりかまわず あるいてきたの 私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたにとって 愛のくらしは とてもいやな ことばかり あなたに言われて 気づいたことも そんなところは なおしてみます 私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたは言うの もう終りだと まさかそれは うそでしょう あなたの言葉が 私のまわりで 嵐のように うずまいているの 私は泣いています ベッドの上で 私は泣いています ベッドの上で あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも |
心の旅大和悠河 | 大和悠河 | 財津和夫 | 財津和夫 | 三枝伸太郎 | あーだから今夜だけは君を抱いていたい あー明日の今頃は僕は汽車の中 旅立つ僕の心を知っていたのか 遠く離れてしまえば愛は終るといった もしも許されるなら眠りについた君を ポケットにつめこんでそのままつれ去りたい あーだから今夜だけは君を抱いていたい あー明日の今頃は僕は汽車の中 にぎやかだった街も今は声を静めて なにをまっているのかなにをまっているのか いつもいつの時でも僕は忘れはしない 愛に終りがあって心の旅がはじまる あーだから今夜だけは君を抱いていたい あー明日の今頃は僕は汽車の中 |
ボタンを外せ大和悠河 | 大和悠河 | 阿久悠 | 三木たかし | 三枝伸太郎 | 鍵をあけた ドアを開く あなたの靴音 さよならもいわないで 帰るつもりか 背中向けた 煙草すった 真赤な朝焼け 行くなともいわないで 帰すつもりか 走り寄る 肩を抱く ふり向かせる 抱きしめる くちづける 涙ぐませる 心にボタンをかけたままで 男と女は愛せない ボタンを外せ ボタンを外せ ボタンを外せ 心を見せろ ドアの外に 靴が残る 廊下に転がる 乱暴につかまえた 気持ちわかるか 窓をあける 風を入れる 冷たい朝風 この俺のいうことを きいてくれるか 座らせる のぞきこむ 上向かせる 涙吸う 熱くする 指をかませる 心にボタンをかけたままで 男と女は愛せない ボタンを外せ ボタンを外せ ボタンを外せ 心を見せろ ボタンを外せ ボタンを外せ ボタンを外せ 心を見せろ |
LOVE(抱きしめたい)大和悠河 | 大和悠河 | 阿久悠 | 大野克夫 | 三枝伸太郎 | 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 皮のコートを 袖も通さず 風に吹かれ 出て行くあのひとを 色あせた絵のような 黄昏がつつみ ヒールの音だけ コツコツ響く あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 指輪はずして愛し合う いけない女と呼ばせたくない 秋に枯葉が 冬に風花 つらく悲しく 舞い踊る さよなら さよなら さよなら さよなら 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい ぼくは今夜 少しばかりの 酒をのんで 眠ればいいけれど 灰色の冬の街 駆けぬけたひとの 心はどうして あたためるのか あなたは帰る家がある やさしくつつむ人がいる 顔をかくして生きてゆく 不幸な女と呼ばせたくない 街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく凍らせる さよなら さよなら さよなら さよなら 街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく凍らせる さよなら さよなら さよなら さよなら |
夢で逢いましょう渡辺えり | 渡辺えり | 永六輔 | 中村八大 | 三枝伸太郎 | 夢で逢いましょう 夢で逢いましょう 夜があなたを抱きしめ 夜があなたに囁く うれしげに 悲しげに 楽しげに 淋しげに 夢で 夢で 君も僕も 夢で逢いましょう うれしげに 悲しげに 楽しげに 淋しげに 夢で 夢で 君も 僕も 夢で逢いましょう |
風が吹いてきたら渡辺えり | 渡辺えり | 五木寛之 | 三木たかし | 三枝伸太郎 | 風が吹いてきたら 歩き始めるわ 今は何も言わないで 見ていてちょうだい 風が吹いてきたら 歩き始めるわ だからあなたの胸で 眠らせてちょうだい 私長い間 歩き続けたわ 今はただちょっと 休んでるだけなの あなた私のことを 凄く強い女だと 思ってるでしょうけど 本当は違うのよ だから今夜だけは 何も言わず 抱きしめてちょうだい きっと元気の出る いい笑顔で 歩きだすから 風が吹いてきたら 歩き始めるわ あなたに出会った頃の 自分にかえって 風が吹いてきたら 歩き始めるわ 髪も短くそろえて 少年のように 私息を切らして 走り続けたわ 今はただちょっと 疲れてるだけなの あなた私のことを 凄く強い女だと 思ってるでしょうけど 本当は違うのよ だから今夜だけは 何も言わず 抱きしめてちょうだい きっと元気の出る いい笑顔で 歩きだすから あなた私のことを 凄く強い女だと 思ってるでしょうけど 本当は違うのよ だから今夜だけは 何も言わず 抱きしめてちょうだい きっと元気の出る いい笑顔で 歩きだすから 歩きだすから |
最後のワルツ坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Norman Wallace・日本語詞:岩谷時子 | Norman Wallace | 三枝伸太郎 | ふたりの恋おわる日に その辛さも知らないで 聞こえてくる懐かしいワルツ 別れの前にもう一度だけ 踊って 最後のワルツ 私を抱いて 初めて聞いた 愛の言葉 聞かせて 消える幸福のひととき 私は夢見ていたいの 恋人よ踊ってね さよならのワルツ 願いはただ一つだけ あなたもどうぞ幸せに 思い出だけが 私のもの 別れの前にもう一度だけ 踊って最後のワルツ 私を抱いて 初めて聞いた 愛の言葉 聞かせて 消えるしあわせのひととき 私は夢見ていたいの 恋人よ踊ってね さよならのワルツ |
18歳の彼坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Pascal Sevran・日本語詞:岩谷時子 | Pascal Auriat | 三枝伸太郎 | 18の彼は 綺麗で 強さは大人だった 真夏の出来事 私は昔を思い出した 髪の毛直して マスカラつけると 笑う彼 それが可愛くて 私は何でもあげていい 18の彼は なにより 若さが自慢だった 誰でもささやく 愛の言葉など バカにして 私に向かって言ったひとことは 君がほしい 夏草の上で 私はみつけた 青い空 18の彼は 自惚れ強くて 若さだけ 着替えする彼の背中を見ながら さびしかった 心のこりでも引きとめもせずに 行かせたの そして彼もまた 平気な顔して さようなら 髪の毛直して マスカラつけるの 癖なのよ 歳の開きなど 忘れていたのよ |
離婚坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Michel Delpech・Jean-Michel Rivat・日本語詞:岩谷時子 | Roland Vincent | 三枝伸太郎 | ふたりの子どもは あなたが引き取り 手続きがすんだら すべてがおしまい 私は離婚で ばかげた役割ね あなたのしたことは だれにいわせても 弁解できないわ ふたりのすてきな 思い出忘れて 離婚は つらかったわ ふたりのアパートに あなたが残って 私もときどきは 子どもに逢いにゆく あの子はほんとうに 私が好きだもの 困った時には 行くから知らせて あてにしても いいのよ 私はひとりで 暮らしてゆくから あなたも 安心でしょう 別れても明日へ 続くのが人生 今は何もかも すんだことだけど はじめはどうしても 許せなかったわ 嫉妬に狂って 復讐したかった 今ではどうにか 心も収まり しあわせ祈るだけ やがてはできるでしょう こどもに兄弟が あの子も 喜ぶでしょう 別れても明日へ 続くのが人生 どうして別れたと おもしろ半分 みんなは聞くでしょう みっともないから 悪口いうのだけ たがいにやめましょうね ふたりの離婚は 悩んだあげくに 決心したことよ 誓っていいます これがいちばんよ ほかに方法がないわ 別れても明日へ 続くのが人生 |
妻へ坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Charles Aznavour・日本語詞:岩谷時子 | Charles Aznavour | 三枝伸太郎 | 年月重ねて 額にも深く しわが刻まれたふたり 子どもは巣立って 残されたものは 果てなくむなしい想い もっと年とって 老いさらばえても 話ぐらいできるふたりで 明日がなくなれば思い出の糸を たぐりよせながら暮らそう ふたりの髪より白くおおわれた きのうをたずねて行こう してきた努力と引きかえに過去の 美しい愛に生きよう ふたつの心がもし離れたら ふたりとも後悔するよ 迎える月日の終りにないもの それは「つづき」ということば 死ぬときが来たら 私は見つめる いとしいおまえの顔を まなざしの中に おまえは知るだろう 消えてゆく愛のときを 眼を閉じる前にできることならば その手を探して言おう さよならのように せめてもう一度 おまえにいいたい ありがとう妻よ ジュテーム |
ひとりぼっちの愛の泉坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | 岩谷時子 | 内藤法美 | 三枝伸太郎 | 二人でまた来ようと 約束した あの人がいない 淋しい一人の旅 帰らぬ日の光を映す ローマの泉よ 楽しそうに騒ぎながら 願いをかける とおい空を渡って来た 恋人たち 幸せとは 目に見えない 明日を 待つことなの 言葉も違う 人のなかで あの人 想えば つらい愛の終りだけが 心にしみる 別れを しぶきのかげに かくしていた きれいな泉 幸せとは 目に見えない 明日を 待つことなの あなたもひとり私もひとり 夢をみようと 男たちが笑いかけて 暮れゆく泉 青い水をたたえ 愛の涙を浮かべる泉 淡い星をかざり 恋の歓びささやく泉 |
ボラ・ボラ・アイランド坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | 岩谷時子 | 内藤法美 | 三枝伸太郎 | 白い砂 ぬける空 この世にひとり 私は残されて 熱い風 ぬれる柳子 さまよい来た いのちも夢のよう 赤い花をさした 黒髪の娘が はだしで海を渡る 紫のさんご礁 島かげをぬけるカヌー たどりつけば やすらぎも淋しい ボラボラアイランド ボラボラアイランド ふり向けば もうない ボラボラアイランド ボラボラアイランド 美しい幻 深い闇 とどろく雨 初めて知る いのちの短かさよ そのいろも忘れた 星を仰ぎながら わけもなく涙が こぼれたよこの眼から 貝がらの首かざり かけてくれた その人は エミール ボラボラアイランド ボラボラアイランド ふり向けば もうない ボラボラアイランド ボラボラアイランド 美しい幻 ボラボラアイランド ボラボラアイランド ふり向けば もうない ボラボラアイランド ボラボラアイランド 美しい幻 |
アマリア坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | 岩谷時子 | 内藤法美 | 三枝伸太郎 | もう過ぎた ことなのだもの お忘れなさい その人のことは 恋に本気で 泣くのはバカよ だけど誰だか 罪なひと アマリア アマリア 可愛い顔で 欺されて アマリア アマリア こりずに何度 恋をする アマリア アマリア あなたを育てた 南の 輝く蒼い海 お陽さまのせいね アマリア アマリア 私が故郷へ 帰るまで ふたりで 歩こう 長崎に似た 石だたみ アマリア アマリア 明日は ブドー酒かついで あなたの身を焦がす 若者が来るわ あなたの身を焦がす 若者が来るわ |
群集坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Enrique Dizeo・日本語詞:岩谷時子 | Angel Cabral | 三枝伸太郎 | 私は思い出す あの日を 街の祭りのあの日を あの日 あの人が いつの間にか 私のそばに 押されて来た ふたりは人の波間に ただよいながら もまれては 肌をふれあい そしていつかひとつに結ばれた しあわせに酔いしれた 街の祭 汗ばむ指を からませては 踊りくるう ファランドール 恋の踊りよ 強い腕に 抱かれて飛びあがる 喜びにあふれたふたりだったよ あなたのほほえみは この身にしみて私を酔わせた だけど人の群れは やがて この手から 恋をうばい去った 私は人の波間に妨げられて あなたの姿を失い 叫びもまた あなたに届かない 私は怒りの涙にぬれて 人の陽気な叫びと笑いの嵐に 遠くへ連れて行かれた あなたをくれて あなたを奪い去った 人の群れを私は呪うのだ |
アコーディオン弾き坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Michel Emer・日本語詞:岩谷時子 | Michel Emer | 三枝伸太郎 | 可愛いあの娘(こ)は街の娼婦 馴染みの客に身をまかせて おつとめがすむとおしゃれをして 出かける先はダンスホール 相手はここのアコーディオン弾き かなでる歌のしらべはジャバ みんな踊りあの娘だけは 踊ろうともしないで 燃える瞳こらしながら 見つめるのは彼だけ そのきれいな指の先に 恋する胸はふるえ 身体中が歌いだして 身も世もなくしびれる あの娘は泣いてる街のすみで 恋人は今 戦さにいる 無事に帰れば二人だけの 小さな店を持つ約束 そして毎晩 あの娘のため かなでる歌のしらべはジャバ 遠く耳に聞こえる音楽(おと) なつかしく口ずさみ 闇に瞳こらしながら 追うのは その姿よ そのきれいな指の先に 切なく胸はうずき 身体中に涙あふれ 身も世もなくかなしい ひとりぼっちの街の娼婦 今は男も 通りすぎて 恋人はもうこの世にいない あの娘は向うダンスホール 見知らぬ若いアコーディオン弾き かなでる歌のしらべはジャバ きこえる…… きこえるジャバ…… 瞳とじれば…… 昔のまま…… そのきれいな指の先に 裂かれる胸の痛み 身体中がさけびだして あの娘は踊り狂う やめて……やめて アコーディオン |
人の気も知らないで坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Maurice Aubret・日本語詞:奥山靉 | Guy Zoka | 三枝伸太郎 | 夜毎夜毎に はだ触れ合って 二人で口づけした あれは夢だったの 人の気も知らないで 移り行くは つれない君の心 狂おしき我が胸よ 忘れられぬ あの想い出 苦しきこの心 人の気も知らないで つれなく去りゆく たわむれの言葉とは つゆ知らず 私は許したのよ 乙女の身も心も その時だけ楽しければ それがあなたなのね 人の気も知らないで つれなく去りゆく |
枯葉坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Jacques Prevert・日本語詞:岩谷時子 | Joseph Kosma | 三枝伸太郎 | あれは遠い思い出 やがて消える灯かげも 窓辺あかくかがやき 光りみちたあの頃 時は去りてしずかに ふりつむ落葉よ 夢に夢をかさねて ひとり生きる哀しさ こがらし吹きすさび 時はかえらず 心に歌うは ああシャンソン 恋の歌 昏れゆく秋の日よ きんいろの枯葉ちる 束の間もえたつ 恋に似た落葉よ いつの日か抱かれて 誓いし言葉よ はかなく ただちりゆく 色あせし落葉 いつの日か抱かれて 誓いし言葉よ はかなく ただちりゆく 色あせし落葉 |
ジュテムレ坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Hubert Ithier・日本語詞:岩谷時子 | Jose Cana | 三枝伸太郎 | またたく星の夜ごと 抱き合いて ジュテムレ くちづけに花の匂い あせるまでは ジュテムレ ジュテムレ 生命つづくかぎり いつまでも いつまでも 美しき恋の火は ただひとときに消えるもの あなたの生命みちた 胸も声もすきなのよ 燃えたつ胸にだかれながら いつも ジュテムレ 私はいつでも弱い女なのよ あまえることと 恋に燃えるだけよ さえずる鳥の声に 抱き合いて ジュテムレ 流れる水のおとの つづくかぎり ジュテムレ ジュテムレ ただ一人のひと いつまでも いつまでも 幸せの花つみながら 夏も冬も暮すのよ ふるえる胸に いつもだかれながら ジュテムレ ふたりの瞳に姿うつし合いて ジュテムレ ジュテムレ ジュテムレ ジュテムレ ジュテムレ |
急流坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Pierre Delanoe・Pierre Havet・日本語詞:岩谷時子 | Lao Carmi | 三枝伸太郎 | 山から白いしぶき上げて 流れくるはやせのように 花咲く野をゆくはやせのように 汚れない愛に満ちあふれ 街へと流れて来たけど 昔のわたしはもう今はない 心を街で いつかなくした はやせよ こよいこのわたしを 昔の山の泉まで あなたの流れに乗せてくれたら 昔のわたしを その手に抱かせてあげよう |
ユーヌ・シャンソン坂東玉三郎 | 坂東玉三郎 | Sophie Makhno・日本語詞:岩谷時子 | Charles Dumont | 三枝伸太郎 | 他愛ないポエジィ それがうたなのさ それともことばの 甘いくちづけか 四月の浜辺で 波間に漂よう ガラスの小びんか 砂漠のオアシス UNE CHANSON うたとはシャンパンの あわのようなもの ああ シャンソン UNE CHANSON つかの間咲いて 消え行くものさ ああ シャンソン ピアノでつないだ ひときれのメロディ 言葉で飾れば それがうたなのさ ひとつきひとつの そんな夢うたい 今日という流れを 流れるあたしさ UNE CHANSON うたとはシャンパンの あわのようなもの ああ シャンソン UNE CHANSON だけど生きてる よろこび それは ああ シャンソン UNE CHANSON うたとはシャンパンの あわのようなもの ああ シャンソン UNE CHANSON だけど生きてる よろこび それは ああ シャンソン UNE CHANSON うたとはシャンパンの あわのようなもの ああ シャンソン UNE CHANSON だけど生きてる よろこび それは ああ シャンソン |
LOVER'S GREEN涼風真世 | 涼風真世 | 小池修一郎 | 吉崎憲治 | 三枝伸太郎 | 君の目の前で 今僕は語ろう 君の耳に響く 言葉で伝えよう この森で 僕は生まれた この森は 僕を育てた 木漏れ日と戯れ 風と歌った 目にしみる緑 心にもしみて 色あせることなく Ever Ever Green この森に 君は遊び この森で 二人出会った 月明りに誘われ そっと口づけた 目にしみる緑 心にもしみて 色あせることなく Ever Ever Green 森の中で見る夢 君だけに見せたい 森に抱かれ見る夢 君と分かち合いたい 夢さめても残るだろう この胸の思いだけは この森にたたずめば 思い出して欲しい 覚えていて欲しい Green Ever Green Green Lover's Green 君と出会い 愛し合ったことを Green Ever Green Green Lover's Green Green Ever Green Green Lover's Green Green Ever Green Green Lover's Green Green Ever Green Green Green Green Love's Green |
マイ・ウェイ涼風真世 | 涼風真世 | C.Francois・J.Revaux・G.Thibaut・P.Anka・訳詞:片桐和子 | C.Francois・J.Revaux・G.Thibaut・P.Anka | 三枝伸太郎 | 今 船出が近づく その時に ふと 仔み 私は 振りかえる 遠く 旅して 歩いた 若い日よ 全て 心の 決めたままに 愛と 涙と ほほえみに 溢れ 今 思えば 楽しい 思いでを 君に 告げよう 迷わずに 行く事を 全て 心の 決めたままに 私には 愛する 歌が あるから 信じた この道を 私は ゆくだけ 全て 心の 決めたままに 愛と 涙と ほほえみに 溢れ 今 思えば 楽しい 思いでを 君に 告げよう 迷わずに 行く事を 全て 心の 決めたままに 私には 愛する 歌が あるから 信じた この道を 私は ゆくだけ 全て 心の 決めたままに 全て 心の 決めたままに |
やさしさに包まれたなら涼風真世 | 涼風真世 | 荒井由実 | 荒井由実 | 三枝伸太郎 | 小さい頃は 神さまがいて 不思議に夢を かなえてくれた やさしい気持で 目覚めた朝は おとなになっても 奇蹟はおこるよ カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の やさしさに包まれたなら きっと 目にうつる全てのことは メッセージ 小さい頃は 神さまがいて 毎日愛を 届けてくれた 心の奥に しまい忘れた 大切な箱 ひらくときは今 雨上がりの庭で くちなしの香りの やさしさに包まれたなら きっと 目にうつる全てのことは メッセージ カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の やさしさに包まれたなら きっと 目にうつる全てのことは メッセージ |
無縁坂涼風真世 | 涼風真世 | さだまさし | さだまさし | 三枝伸太郎 | 母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度(たび) いつもため息をついた ため息つけば それで済む 後(うしろ)だけは見ちゃだめと 笑ってた白い手は とてもやわらかだった 運がいいとか 悪いとか 人は時々口にするけど そういうことって確かにあると あなたをみててそう思う 忍ぶ 不忍(しのばず) 無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の 母の人生 いつかしら僕よりも 母は小さくなった 知らぬまに 白い手は とても小さくなった 母はすべてを 暦に刻んで 流して来たんだろう 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに 運がいいとか 悪いとか 人は時々口にするけど めぐる暦は季節の中で 漂いながら過ぎてゆく 忍ぶ 不忍(しのばず) 無縁坂 かみしめる様な ささやかな 僕の母の人生 |
愛したことだけが涼風真世 | 涼風真世 | Michael Kunze・Sylvester Levay・訳詞:竜真知子 | Michael Kunze・Sylvester Levay | 三枝伸太郎 | もう二度と 会えないのね 手紙も きっと迷惑ね でもあなたにしか話せない 今の むなしい日々 突き刺さる視線と孤独 いくつもの過ち 重ねてきた それが この私 何もかもが あまりにも愚かで 振り向く心 張り裂けそう ただひとつ あなたを愛したことだけが 今も私の支えなの 過ちのすべてを 消し去るほど あなたがくれた ひとすじの光 忘れることなど 誰ができるでしょう どうすれば なれたのでしょう 目指した妻や母親に 愛しい我が子も失って そして いつの間にか なぜか憎まれてる 私 生まれた国を離れ 嫁いできた (あなたを守ろう) 遠いあの日から 何もかもが偽りに満ちてた (届かぬひとでも) 悔やんでみても 遅すぎるの (心捧げて) ただひとつ あなたを愛したことだけが (愛し続け生きる) 今も私の支えなの (どんなときも) 過ちのすべてを 消し去るほど (変わらない このまま) あなたがくれた ひとすじの光 (叶わぬとも この愛に) 忘れることなど 誰ができるでしょう (生きてゆこう) あなたの面影は決して消えない |
Forever Love涼風真世 | 涼風真世 | YOSHIKI | YOSHIKI | 三枝伸太郎 | もう独りで歩けない 時代(とき)の風が強すぎて Ah 傷つくことなんて 慣れたはず だけど今は... Ah このまま抱きしめて 濡れたままの心を 変わり続けるこの時代(とき)に 変わらない愛があるなら Will you hold my heart 涙 受け止めて もう壊れそうなAll my heart Forever Love Forever Dream 溢れる想いだけが 激しく せつなく 時間を埋め尽くす Oh Tell me why All I see is blue in my heart Will you stay with me 風が過ぎ去るまで また 溢れ出す All my tears Forever Love Forever Dream このままそばにいて 夜明けに震える心を抱きしめて Oh Stay with me Ah 全てが終わればいい 終りのないこの夜に Ah 失うものなんて 何もない 貴方だけ Forever Love Forever Dream このままそばにいて 夜明けに震える心を抱きしめて Ah Will you stay with me 風が過ぎ去るまで もう誰よりもそばに Forever Love Forever Dream これ以上 歩けない Oh Tell me why Oh Tell me true 教えて 生きる意味を Forever Love Forever Dream 溢れる涙の中 輝く季節が 永遠に変わるまで Forever Love |
…もしも涼風真世 | 涼風真世 | 松井五郎 | 玉置浩二 | 三枝伸太郎 | それは あの海に 帰れない 黄昏の瞳 …もしも もう一度 みつめあえるなら いまさえも捨てて 涙だけでは 夢にならない 聴きたくて 聴こえない 胸の音 遠い ゆびさきが さみしくて 潮風を誘う …もしも 想い出を なくしてもいい 星空があれば 涙だけでは 夢にならない 知りたくて 知りすぎた 長い夜 きみが見えない 夢はいらない こんなにも こんなにも 好きだから 涙だけなら 夢はいらない はなれても はなれずにいたいから |
闇が広がる涼風真世 | 涼風真世 | Michael Kunze・Sylvester Levay・訳詞:小池修一郎 | Michael Kunze・Sylvester Levay | 三枝伸太郎 | 長い沈黙の時は終わったのさ 君は思い出す 子供のころのあの約束は 君が求めれば現れる 友達を忘れはしない 僕は今 不安で壊れそうだ 側にいてやろう 闇が広がる 人はなにも見えない 誰かが叫ぶ 声を頼りにさまよう 闇が広がる この世の終わりが近い 世界が沈むとき 舵をとらなくては 僕は何も出来ない 縛られて 不幸が始まるのに 見ていていいのか? 未来の皇帝陛下 我慢できない 闇が広がる 人は何も知らない 誰かが叫ぶ 革命の歌に踊る 闇が広がる この世の終わりが近い 見過ごすのか 立ち上がれよ 王座に 座るんだ 王座! 闇が広がる 今こそ立ち上がるとき 沈む世界を 救うのはお前だ 闇が広がる 皇帝ルドルフは立ち上がる |
愛の面影涼風真世 | 涼風真世 | 植田紳爾 | 寺田瀧雄 | 三枝伸太郎 | どうして どうして 忘れることができよう その人は その人は 薔薇の花のようだった 面影は 今も熱く この胸に刻まれ 面影を 慕い続け あてどなくさまよう その人と出会った瞬間(とき)から 世界は姿を変えた ただ ひとつの瞳 ただ ひとつの声 ただ ひとつの魂と 私の生命は 結ばれたのだ 振り向けば 心の荒野に 優しく微笑む 愛の面影 振り向けば 心の荒野に 優しく微笑む 愛の面影 振り向けば 心の荒野に 優しく微笑む 愛の面影 振り向けば 心の荒野に 優しく微笑む 愛の面影 |
地球の涙涼風真世 | 涼風真世 | 小池修一郎 | SUGIZO | 三枝伸太郎 | 覚えてる? あの日あなたと見た海は 青く澄み切っていたのよ どうして 私たちはもっと 地球を愛してあげられないの? もう一度 あの海が戻って来るように この地球が 叫んでる 涙流し 傷付き 痛みに耐えかねて あなたと見たあの海は 今はもう 穢され 濁っている あの時 あなたと見た空は 今は翳って 何も語ろうとしない この地球が 震えてる 涙流し 怒りと絶望に 耐えかねて 人々は 身も心も 蝕まれて 争い続けている 人が人を 圧(お)し潰そうとしている 今もなお だけど人を 救えるのは人だけ 時代が変わっても 出来るわ あなたにも もう一度 取り戻そう 海と空を 愛に溢れた 地球を もう一度 触れ合おう 遠い人と 心の窓を開けて 今 語り合おう この地球に 生きるもの同士 歩もう 明日も あなたと この地球が 流してる 涙を |