口紅水仙瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 石倉重信 | 人恋う涙が あることを あなたに出逢って 知りました 風に吹かれて 待ちわびる 花はわたしの 恋ごころ あなたに咲きたい 薫りたい おんなひと彩(いろ)… 口紅水仙 綺麗になりたい 誰よりも ひとりで鏡を 覗(のぞ)く夜 今日の髪型 この着物 みんな好みに あわせたの あなたに咲きたい 薫りたい いのち華やぐ… 口紅水仙 心とこころを 結ぶ糸 この世の何処かに きっとある 息をひそめて 待ちわびる 夜はおんなを 花にする あなたに咲きたい 薫りたい 春を夢みる… 口紅水仙 |
命くれない瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 吉岡治 | 北原じゅん | | 生まれる前から 結ばれていた そんな気がする 紅の糸 だから死ぬまで ふたりは一緒 「あなた」「おまえ」 夫婦(みょうと)みち 命くれない 命くれない ふたりづれ 人目をしのんで 隠れて泣いた そんな日もある 傷もある 苦労積荷の 木の葉の舟で 「あなた」「おまえ」 あぶな川 命くれない 命くれない ふたりづれ なんにもいらない あなたがいれば 笑顔ひとつで 生きられる 泣く日笑う日 花咲く日まで 「あなた」「おまえ」 手をかさね 命くれない 命くれない ふたりづれ |
おしどり酒瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 水木れいじ | 中村典正 | 前田俊明 | うき世しぐれに 吹きよせられて 似た者どうしで 雨やどり それが合縁 ふたりの奇縁… 振りむきゃ いろいろ あったけど おしどり酒です 今夜は 水いらず 弱音はいたら あんたの負けと 背中をたたいて 泣いた夜 春と想えば また冬が来て… 故郷 なまりは 消えたけど おしどり酒です 見上げりゃ 月夜です 愛想なしほど 情は深い しみじみ見つめりゃ 照れる人 惚れてよかった あんたに惚れて… 人生 まだまだ 長いけど おしどり酒です 明日(あした)も ふたりづれ |
おんなの絆瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 沢村友美也 | 原譲二 | 南郷達也 | いつでも一緒に いられたら この世で一番 幸せでしょう 咲いて人目(ひとめ)を 惹(ひ)く花よりも 陰で捧(ささ)げた 真心(まごころ)ひとつ これからも これからも 守って行(ゆ)きたい おんなの絆 あなたの苦労の 欠片(かけら)でも 私も背負って 歩きたい そんな優しさ 生きてく限り 決して忘れず 心に誓い これからも これからも ふたりで越えたい おんなの絆 夢でも信じて いくのなら 重ねてみたいの 私の夢と つなぐこの手で 明日(あした)が来れば 迷うことなく 尽くして生きる これからも これからも 命が燃えます おんなの絆 |
煌めきたいの瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | ちあき哲也 | 津村泰彦 | | 髪を切れば きっとすぐに 気づいてくれる 自由に外へ 出させてくれる… だけどなぜよ 暮らすほどに 他人のようね 愛することに 我慢がいるわ… これじゃいけない こんな生き方 好きなふりを 続けるなんて 誰かふとした 恋に出遭えたら 壊せそうな ガラスの絆 あぁ あたしだって あぁ 女だもの あぁ ときめきたい あぁ あたしだって あぁ 女らしく あぁ 煌めきたい …わかってくれますか どうせ羽目は はずせないと 見くびるひとよ 小心者を 演じているわ… たまにかかる 昔からの 男の電話 ただそれだけの 秘密を糧に… これじゃなかった 夢は違った もっと別の 幸せだった 知っていながら ばかね、務めだと つないで来た ガラスの絆 あぁ あたしだって あぁ 薔薇のように あぁ ほめられたい あぁ あたしだって あぁ 女らしく あぁ 煌めきたい …わかってくれますか これじゃいけない こんな生き方 愛が胸で もがいているわ 誰かふとした 恋に出遭えたら 壊せそうな ガラスの生活(くらし) あぁ あたしだって あぁ 女だもの あぁ ときめきたい あぁ あたしだって あぁ 女らしく あぁ 煌めきたい …わかってくれますか |
わすれ宿瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 中川大三郎 | 船村徹 | | これでいいねと 宿帳に 妻とあなたは 書き入れる 窓の外 悲しげに なく虫を 聞きながら 浴衣の胸に 指をやる どこかさびれた この宿が 今のふたりに 似合うわね しのび逢い もえたとて 明日は又 よその人 甘えてみたい しみじみと あなたつかれて いるようね 同じくらいに なやんだの ありがとう うれしいわ 心だけ くださいね 涙にふける わすれ宿 |
命花瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 福田恒 | 原譲二 | 前田俊明 | こんど咲かせる 花びらは 冷たい色か 熱い色か 教えて下さい わかるように 花の命は 短いけれど 咲いてみせます 命花 命を染めた 花びらは 暗い悲しい むらさき色か 与えて下さい 情けの色に 花の命は 短いけれど つくしてみせます 命花 夢をかなえる 花に咲け 色のさめない 姿のままに 愛のよろこび いつまでも 花の命は 短いけれど もえて生きます 命花 |
連理の枝瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 野村耕三 | 新井利昌 | 佐伯亮 | それが運命(さだめ)の 糸とは知らず 引いて惹(ひ)かれて 結ばれて 歩く春秋(はるあき) 夫婦(めおと)みち 照る日曇る日 雨の日さえも 連理の枝は そうよ… 連理の枝は 花を待つ 何があっても ふたりは一緒 汗も涙も 喜こびも ともに白髪(しらが)の その日まで そんな想いで あなたといれば 温もり色の そうね… 温もり色の いのち火も 明日という日は 見えないけれど 夢を紡いで 暮らしたら きっと見えるわ 虹の色 こころ二つが ひとつになって 連理の枝に そうよ… 連理の枝に 花も咲く |
命の絆瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 原譲二 | 原譲二 | | 苦労が幾重も かさなることで 夫婦(めおと)の絆は 太くなる 浮かんで寄り添う うき雲ふたつ 縁は異なもの あなたと決めて 預けて悔いない 命 命 命の絆 見交わす目と目で 表も裏も 読めます心の 内までも おしどりみたいに 肩よせあって まわる世間の 舞台の隅で 咲かせてください 命 命 命の絆 夜空を彩る あの星さえも 頼れる相手が 傍(そば)にいる 本当に良かった ふたりで生きて 決めたからには いついつまでも 明日(あした)に託(たく)した 命 命 命の絆 |
かさね酒瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 池田充男 | 弦哲也 | | 徳利ならべて 呑んでみる 手もとに ひとつ 風ぐるま くるくると くるくると 指ではじけば また あんた 泣いてもむだね 呼んでもむだね さびしさつのって かさね酒 ネオン映した にごり川 あの橋こえて 消えた男(ひと) うしろ影 うしろ影 いまも残って はなれない 泣いてもむだね 追ってもむだね わたしが別れて あげたのよ ひとり東京 さむいから 添い寝の朝が ほしくなる やるせない やるせない こころ 宥(なだ)めて 膝を抱く 泣いてもむだね 呼んでもむだね みれんな女に だれがした |
むすめ上州鴉瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 肩に重たい 振り分け荷物 風が冷たい 上州鴉 なんの憂き世に 未練はないが 捨てちゃならない 捨てちゃならない 夢がある [セリフ] 親子二代、はるばる歌い継いでの「上州鴉」。 どうぞ皆さま、ご贔屓(ひいき)のほど よろしくお頼み申します。 恋の山坂 いくつも越えた 酒じゃ消せない 別れも知った 思いこんだら 脇目もふらぬ そんな若さが そんな若さが 懐かしい 丸い世間を 四角に生きて 親子二代の 上州鴉 歌は世につれ 世は歌につれ 待てば日和の 待てば日和の 春がくる |
憂き世川瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 吉岡治 | 北原じゅん | | 昨日や今日の 夫婦じゃないわ どこの誰より あんたがわかる ひとりじゃ重い 重い荷物なら 一緒にわたしも 背負わせて 惚れた男は あんた! あんたと流れる 憂き世川 身体ひとつで 始まったから 怖いものなど 今更ないわ お酒に逃げて 逃げてどうなるの 世渡り下手でも いいじゃない 生きてゆこうよ あんた! あんたと流れる 憂き世川 雨風しのぎ 明日を 待てば 万に一つの 夢でも叶う 相合い酒で 苦労ばなしなど 笑って話せる 日もくるわ どこへゆこうと あんた! あんたと流れる 憂き世川 |
おんなの石北線瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 池田充男 | 弦哲也 | | あなたは札幌へ わたしは 遠軽(えんがる)へ となり合わせの ホームでも 二度と逢わない 仲もある 五分おくれの あなたを残し 網走ゆきが すべり込む あゝおんなの おんなの石北線 いまごろ 結ばれた 運命の いたずらか 一と夜かわした 夢の間を 罪というなら それもいい 湯の香ただよう 天人峡は しぐれて遥か 雪模様 あゝおんなの おんなの石北線 あなたの 面影を 窓辺に 座らせる せめてふたりで まぼろしの 旅をこのまま 続けたい 闇をひき裂く 涙の汽笛 北斗の星も 揺れている あゝおんなの おんなの石北線 |
笑いじわ瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 阿木燿子 | 宇崎竜童 | | 悲しい時にも 笑う癖 ついてる女は 紺が似合う セーラー服着た あの頃から 明るい子だねで 通ってた また 目尻に増えてると また 鏡に呟くの そう 辛いことがあっても 泣いていては 何も始まらない どっちみち おんなじ どっちみち 人生 どっちみち この世は泣き笑い どうせなら 悔いない どうせなら 一生 どうせなら 陽気に笑いじわ 幾つになっても 片想い している自分が 愛しくて 心がときめく 夕暮れは 濃いめにルージュを 引いてみる また カラスの足跡ね また ちょっとがっかりしても そう 若さは年じゃない 花のように 瑞々しい心 どっちみち おんなじ どっちみち 人間 どっちみち 誰でも泣き笑い どうせなら 女の どうせなら 勲章 どうせなら 綺麗な笑いじわ どうせなら 悔いない どうせなら 一生 どうせなら ほろりと笑いじわ |
長崎の夜はむらさき瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 古木花江 | 新井利昌 | | 雨にしめった 讃美歌の うたが流れる 浦上川(うらかみがわ)よ 忘れたいのに 忘れたいのに おもいださせる ことばかり ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき 誰かあなたを 見たと言う 噂話が 泣かせる波止場 おもいこがれて おもいこがれて 待てばやせます ひがみます ああ 長崎 長崎の 夜はなみだ 霧にうるんだ 眼鏡橋(めがねばし) そっとのぞけば あなたが見える そんな気がして そんな気がして ひとり渡れば 胸いたむ ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき |
人生晴れたり曇ったり瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 吉岡治 | 弦哲也 | | 惚れて 惚れて みんな程よく まとまったらば 人間 涙はいりません そうはイカの 塩辛などで 飲めない女が 酒を飲む 男と女 それでも惚れて ちょっと惚れ ぐっと惚れ やめられないわ ああ 人生晴れたり曇ったり ロマンじゃないかえ ねぇ男はん 泣いて 泣いて すがりつくのが みっともなけりゃ 一生 心はいりません 鮭も川を 頑張りのぼる 女も急には 停まれない 男と女 情けの川で ちょっと泣き わっと泣き とことん泣いて ああ 人生晴れたり曇ったり 明日もありましょ ねぇ男はん 男と女 それでも惚れて ちょっと惚れ ぐっと惚れ やめられないわ ああ 人生晴れたり曇ったり ロマンじゃないかえ ねぇ男はん |