今日のうたコラム - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

  • アーティスト
  • 曲名
  • 作詞者
  • 作曲者
  • 歌詞
  • タイアップ
ユーザー登録ログイン
  • ホーム
  • 歌詞検索
    • アーティスト名インデックス検索
    • 作詞者名インデックス検索
    • 作曲者名インデックス検索
    • 編曲者名インデックス検索
    • レーベル名インデックス検索
    • 歌詞全文(フレーズ)検索
    • アニソン検索
    • アルバム検索
    • タイムマシン検索
  • 新曲歌詞情報
    • 新曲歌詞情報(総合)
    • 新曲歌詞情報(演歌・歌謡曲)
    • リクエストフォーム
  • ランキング
    • 総合ランキング
    • 演歌・歌謡曲ランキング
    • 歴代人気曲ランキング
    • 注目度ランキング
    • お気に入りアーティストランキング
    • カラオケランキング
  • コトバのキモチ
    • 新規投稿フレーズ
    • コトバのキモチ
    • コトバのキモチ検索
    • コトバのキモチBEST10
    • 歌詞フレーズ投稿
  • タイムマシン
    • タイムマシンTOP
    • 今月のスポットライト
    • 歌謡界50年史1960-2000年代
    • 年代別テレビドラマ主題歌
    • 年代別日本レコード大賞
    • 年代別アニメソング特集
    • 年代別歌詞検定
  • 音楽番組情報
    • 音楽番組情報TOP
    • TVドラマ主題歌
    • TVアニメソング
    • MUSIC STATION放送曲目リスト
    • 新・BS日本のうた放送曲目リスト
  • 動画プラス
  • 歌詞ショート
  • 今日のうた
  • インタビュー
  • アニメ
  • 特集ピックアップ
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
歌詞検索サービス「歌ネット」

今日のうた

検索ボックスを開く
メニューを開く
  • アーティスト
  • 曲名
  • 作詞者
  • 作曲者
  • 歌詞
  • タイアップ

MENU

  • ホームホーム
  • 動画プラス動画プラス
  • マイ歌ネットマイ歌ネット
  • 歌詞閲覧履歴歌詞閲覧履歴
  • ランキングランキング
  • 新曲歌詞情報新曲歌詞情報
  • 今日のうた今日のうた
  • ニュースニュース
  • 歌ネットピックアップピックアップ
  • コトバのキモチコトバのキモチ
  • 言葉の達人言葉の達人
  • 言葉の魔法言葉の魔法
  • 歌詞ショート歌詞ショート
  • アニメアニメ
  • 音楽番組情報音楽番組情報
  • リクエストリクエスト
  •  
  • X
  • facebook
  • line
今日のうた
ニュース

TODAY SONGS

今日のうたニュース
  • Laura day romance
    8月の最後の切なさを切り取りたくて四畳半でペンを走らせている最中
    8月の最後の切なさを切り取りたくて四畳半でペンを走らせている最中

    Laura day romance

    8月の最後の切なさを切り取りたくて四畳半でペンを走らせている最中

     2022年11月16日に“Laura day romance”が新作ep『Awesome.ep』をリリースしました。彼らは「春夏秋冬」の季節に連動した4連作EPプロジェクト『Sweet Seasons, Awesome Works』を始動。2作目にあたる『Awesome.ep』は、UKフォーク/カントリーを下敷きにしつつ、秋の印象を表現した日本文学的な歌詞と、井上花月の低い声域が響く楽曲群が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Laura day romance”の井上花月(Vo.)と鈴木迅(Gt.)による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「olive drive | 橄欖思巡」にまつわるお話です。まだ冬には少し早く、秋の風の匂いが香るこの時期にふさわしい1曲。ぜひ歌詞と併せて、お二人のエッセイを受け取ってください。 8月、「olive drive」というタイトルを迅くんからもらったときは、何を意味するタイトルなのかよく分からないような、でもたぶん分かったような、夏の終わりいつもかならず忘れてる「秋といえばこの風」みたいな香り強いこの名前になんだかすぐに惹かれていた気がする。   わたしはちいさい頃から季節が移り変わっていくときの風のつめたさや、熱い雨の匂いや怖いくらいピンクの空やめまぐるしい天気やそれに左右される街を歩くことなんかがほんとに好きで。そのなかでも秋は特によくて、まるで「秋」そのものなんて無いみたいに夏と冬の移り変わる時間のことを名づけられてるようなところ。気がつくとすぐに終わってしまうところ。長袖になれるところ。ぜんぶ含めてたまらない時期である(あとはあまりに暑すぎる夏の夜、春の兆し感じる冬の終わりなども好き)。   だから「olive drive」のもつ、みんなさよなら!と駆け抜けてって見えなくなってしまう感じは秋EPを代表する曲にぴったりだった。そしてそれをどう歌おうかと考えた結果、ちからを抜いてひっそりと歌ったトラックを重ねることで曲のもつ疾走感を損なわないように、温かい熱量がある雰囲気にすることができた。冷えきった夜に晒されても、胸の奥に残るささやかな光のような曲であれたらうれしいです。   ずんずん変わる天気や気温にわたしたちは永遠にふりまわされて、1年後もどってくるたび結局抱きしめたくなるのが季節で(もし何十年後いつか飽きていやになったとしても否応なく正しく訪れていてほしい)。そんな四季のことをテーマにそれぞれ3曲ずつ、というプロジェクトから始まったのがこの前リリースされた夏盤『Seasons.ep』、今回のが秋盤『Awesome.ep』です(冬も春出す予定です、プロジェクトについて詳しくはメンバーのインスタをチェックしてね)。   秋の風の匂い、またはめまぐるしい季節の変わり目が恋しくなったみなさまに、どうか何度も聴いていただけますように。   <井上花月(Vo.)>   ― 100から0まで、が0から100まで ―   7月、4連作のepの一作目であった夏盤『seasons.ep』の制作を終えたまま疲れた身体をベッドに投げ出し、ぼんやりと二作目のepのことも考えなければなと、そんな頭の中と無関係な好きな音楽を流しながら、気づいたら朝だった。   コーヒーを流し込み、パンを齧りながらぼんやり次の曲になる可能性を持つデモを整理していると、その中でも一際疾走感を持った「olive drive」と名を付けられた曲が耳に残る。録音の日付は2021/11/18。曲を書くタイミングで目に映るものから強く影響を受ける僕が、ちょうど去年のこの頃に書いている曲ならば秋の曲に違いないのだろう。   この「olive drive」は、タイトルから楽曲内の物語を連想するという作詞法をよく行う僕の他の作品と同じように、僕の頭の中とiPhoneのボイスメモに大袈裟なタイトルをつけられて、肝心な歌詞は空っぽのまま約一年大きな顔して踏ん反り返っていた。   自分が作った曲ながら、可能性のある曲というものはいつのまにか作者との主従関係を入れ替えてしまう。「olive drive」というやつをタイトルに見合う一人前にする為に、歌詞を改めて書く日々が始まる。   秋という季節は、僕にとって1番のお気に入りである。それ故に特に過ぎ去るのが早い。自分でも追いつけない程のスピード感で物事が変わっていく。景色も人との関係も、全て。それを捉えようとした試みは初期段階では全くうまくいかなかった。   何回目かわからない暗礁に乗り上げた時に、ありのままに肩の力を抜いて作ろうというプロジェクトの最初のコンセプトを思い出した。ライブや遠征も絶え間なくあった日々に忙殺されていたのだと思う。その隙間で歌詞で狙っていた大きな循環を描き切ろうなんて無理があった。   それならばと、こうして曲を作り絶え間なく届けるというサイクルの中にある自分を客観視した時、この目まぐるしさの只中にある状況をそのまま歌詞にすれば良いと思い至ったのだ。   8月の最後の切なさを切り取りたくて四畳半でペンを走らせている最中   僕が住むのは四畳半ではない。それでも普遍的な物語のように聴き手との接地面を常套句に見出していくこと。定点カメラのタイムラプスのように、あくまでゆっくりと変わるものを描くこと。去るだけではなく必ず戻ってくるもののこと。身の回りに溢れるそんなものを、自分の試みそのものも添えて、歌詞に。整合性よりも頭の中をそのまま。   1秒先では思ってることも変わってしまわないとも限らない。だから元々<ベイビー>だったラインを<メイビー>に。確実なのは何かが変わっていくことだけ。   この書き出しから最後まで自分でも信じられない速さで書き上げた。頭の中は整理していないが何よりも自分の歌だ。   そうしてこの曲が出来上がる。皆に届ける為にはここからまた様々な工程がある。そうしてカレンダーにまた印が連なる。目まぐるしく色の変わる日々を追い、少しずつ歌にする。そうして僕のolive driveは続くのだ。   <鈴木迅(Gt.)> ◆『Awesome.ep』 2022年11月16日発売   <収録曲> 1. olive drive | 橄欖思巡 2. maintainance 3. cardigan

    2022/11/16

  • 花*花
    彼の魂の帰還が無事叶うように祈りを込めて歌いました。
    彼の魂の帰還が無事叶うように祈りを込めて歌いました。

    花*花

    彼の魂の帰還が無事叶うように祈りを込めて歌いました。

     2022年10月12日に“花*花”がNew Mini Album『5B2H』をリリースしました。2021年6月にリリースされたミニアルバム『52R45』は、 コロナ禍に於いて感じた「あの人に会いに行きたい」「どこかへ遠くへ行きたい」鬱屈な気持ちを、爽快にポップに表現した1枚となりました。それに対し今回は「あの場所に帰る(還る)」郷愁や帰っていくあの人の無事を願い送り出す…といった、前作とは真反対のコンセプトで制作された1枚に。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“花*花”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。執筆はこじまいづみが担当。綴っていただいたのは、収録曲「 最後の散歩 」のお話です。「旅からの帰還」をコンセプトにした曲作りのなかで、思い出したのは愛しき小さい家族のこと。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 こんにちは、こじまいづみです。 今日は、先日リリースされたミニアルバム『5B2H』の収録曲の中から、「最後の散歩」について、思い出話を交えながらご紹介したいと思います。   今作は花*花初めての、コンセプトを決めてからの曲作りにチャレンジすることになりました。 「旅からの帰還」をお題にして相方まきちゃんとそれぞれ曲を生むことになりまして。   昨年の春、15年側にいた犬のいのちの旅の最後に向き合う時間があったことを思い出しました。   最近のペット葬ってすごいですね。 ちゃんと火葬されて、小さな骨壷に入って帰ってくるの。 そんな形になり戻ってきた彼を私もなんとなく、リビングの1番見える場所に置き、季節の花や昔の写真と共に飾っていました。   お盆を過ぎたころ、この骨はこれから先どうしようね? と言う話になり。 彼が毎日散歩をしていた場所に少しづつ散骨しようということに決まりました。   数日降り続いた雨が上がった深夜、濡れた舗道を、骨壷を持って久しぶりに散歩に行きました。   15年間毎日、歩いていた近所の道々。 子犬の頃はあちこちに興味があり過ぎてなかなか進まなかったり。成犬になってもちょっと怖がりで向かってくる他の犬に震えつつすれ違ったり。 気持ちのいい秋の夜は、缶ビールで涼む飼い主の横で、夕涼みにつきあってくれたりしました。 年々年老い、歩く速度も遅くなり、それでも亡くなる2日前までゆっくりゆっくり自分の足で歩いていた彼のいろんなシーンを思い出して時々泣きながら、骨を帰していきました。   最後に高野川の河川に降りた時、月が綺麗で、何となく ああ、彼があそこに向かって元気に走っていきますように。とお祈りしました。   散歩中には離すことの無かったリードを手放したような気持ちになりました。   曲作りの時も、何度もその道をまた行ったり来たりしながら、その時の景色や匂い、空気の流れをできるだけ忠実に音にパッケージングしたいと、先述の思い出をなぞり続けました。   彼の一生の中で1番楽しかった旅は、家から高野川までの短い距離だったけど、その中にこんなに沢山の思い出を同行者の私に与えてくれてたんだなあと、今も、思い返してはじんわり寂しくてあったかい気持ちになります。   めちゃくちゃプライベートな、でも嘘偽りのない想いを彼の魂の帰還が無事叶うように祈りを込めて歌いました。   愛しい小さい家族を見送ったいろんな人に少しでも寄り添えるような1曲になれば 幸いです。 <花*花・こじまいづみ> ◆紹介曲「 最後の散歩 」 作詞:こじまいづみ 作曲:こじまいづみ ◆New Mini Album『5B2H』(読み:ゴー・バック・トゥ・エイチ) 2022年10月12日発売   <収録曲> 1. Shenandoah 2. 旨し糧(5B2H ver.) 3. またいつか 4. Pigeon blood 5. 旅の終わり 6. 最後の散歩 Bonus Track:あ~よかった(pal*system mix) ◆Tour 11/4(金)【東京】eplus LIVING ROOM CAFE&DINING 11/6(日)【仙台】誰も知らない劇場 11/19(土)【京都】someno kyoto 11/27(日)【福岡】border -live music&drinks- 12/1(木)【名古屋】Tokuzo -得三- 12/3(土)【岡山】MO:GLA 12/16(金)【大阪】吹田市文化会館メイシアター小ホール

    2022/11/15

  • ウソツキ
    矛盾してる人間が好きなんです。
    矛盾してる人間が好きなんです。

    ウソツキ

    矛盾してる人間が好きなんです。

     2022年11月9日に“ウソツキ”が新曲「ロンリープラネット」を配信リリースしました。さらに竹田のソロ・プロジェクトとして今年活動を再開した新生・ウソツキのTour2022『USOTSUKA NIGHT LONELY PLANET』も開催中。「まだ約束を果たせてないから」と、終わりを選ばずに続行する道を選んだウソツキ。新たな一歩が、ここから始まります…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った、ウソツキ・竹田昌和による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 ロンリープラネット 」にまつわるお話です。矛盾している人間が好きだからこそ、美しいと思うからこそ、生まれたこの歌。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 こんにちわ ウソツキ 竹田です。   突然ですが 僕には癖(へき)があります それは、 矛盾してる人間が好きなんです 何故なら それがとても人間らしく感じるからです   好きなのに嫌い 嫌いなのに好き ひとりで居たいのに寂しい 幸せになりたいけど、幸せが怖い   こういう人を見ると美しいなと思う もはや、矛盾こそ人間を人間と呼ぶ基準なのかも知れないとも思い始めてきました だって神と動物は矛盾しないから もしこの世に ご飯を食べたらなくなってしまうから 僕は食べない! っていう犬がいたら 紹介してほしい     かわいい     話を戻すと 矛盾こそが人間で 僕の好きな歌は矛盾してることが多いし 僕の歌も矛盾してることが多い   今回の 「ロンリープラネット」 は 孤独の惑星に閉じこもった星の王子さまが ほぼ100%気持ちと逆のことを言ってます   痛いも辛いもないなら喜びだっていらない   そんなことないってわかってるのに そういうしかなくなった人なんです     かわいいですね     ぼくはそういう人が好きです でも、誰しも共感する部分はあるんじゃないかと 思ってます だって人間は矛盾するものだから     最後にこの曲は 君がいなければよかったのにと思うほど 人を愛した自分に気づいて終わります それくらい人を好きになれてよかったと 思ってもらえたら嬉しいです。   <ウソツキ・竹田昌和> ◆紹介曲「 ロンリープラネット 」 作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和

    2022/11/14

  • Ran
    隠していたものが、少しの引き金で全部溢れてしまった。
    隠していたものが、少しの引き金で全部溢れてしまった。

    Ran

    隠していたものが、少しの引き金で全部溢れてしまった。

     独自の言語表現を持ったシンガーソングライター“Ran”が8ヶ月ぶりの新作を4か月連続で配信リリースすることが決定!2022年11月11日に第2弾「piece of gum」がリリース。1960、70、80 年代の歌謡曲に多く使用されていた、同主調転調のコード感を使用し、エモーショナルな展開を意識した作品に。楽曲タイトルは、噛み終わったガムみたいな愛をずっと口の中に含んでいる、という意味合いが込められております。     さて、今日のうたコラムでは、そんな“Ran”による歌詞エッセイをお届け!第2弾は新曲「 piece of gum 」のお話です。トラックから制作するという初の試みに挑戦したからこそ、生まれた歌詞の世界。主人公の人格。ぜひ、歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 今回、はじめての挑戦をしました。   最初に海外のトラックメーカーチーム・Jean Luc Ponponさんにトラックを提供していただき、トラックから制作するという方法です。   はじめ、詞もメロも全く浮かびませんでした。このトラックで何を歌えばいいんだろう、と1ヶ月くらいずっと悩んでた記憶があります。   新しい挑戦だし、詞の世界も新しいものにしたいなと漠然と思っていました。   『隠していたものが、少しの引き金で全部溢れてしまった』   そんな大きな枠組みの中でこの曲の主人公の人格をつくりました。   孤独で孤独で、誰かと居ても孤独 執着に気付かずに来るところまで来てしまった いきすぎた嫉妬や、捨てたのに捨てきれなかったもの   曲が進むにつれて、かなり過激な文になっていく歌詞ですが、私の中では、裸になる、この主人公の後悔や執着が吹っ切れていくように書きました。   噛んだ 味のしない愛を捨てて 私の望む愛をもう捨てて 去った者を見送ってそれにも身を任せた 崩れる音に耳を傾ける 掻いた傷を数えながら解る 何も見たくないと閉じた目ももう要らない   全部がお気に入りと言ってもいいくらい気に入っています。 新しい風と今までの風、うまい具合に混ざったのではないかと感じています。   この曲の主人公になりきっても良し この曲を聴いてドン引いても良し この曲の主人公を俯瞰して観ても良し 色んな方法でこの曲を楽しんでいただきたいです。   <Ran> ◆紹介曲「 piece of gum 」 作詞:Ran 作曲:Ran・Akihiro Kawashima・Jean Luc Ponpon

    2022/11/11

  • yonawo
    ただ歪に、しかし真っ直ぐに愛したい!愛されたい!
    ただ歪に、しかし真っ直ぐに愛したい!愛されたい!

    yonawo

    ただ歪に、しかし真っ直ぐに愛したい!愛されたい!

     2022年11月9日に“yonawo”が3rd Full Album『Yonawo House』をリリースしました。今作には、6月にリリースしたサマーチューン「After Party」、7月にリリースしたドラマ『晩酌の流儀』OP テーマ「yugi」、そして初めて客演を迎えてリリースしたシングル「tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai」といった話題曲の収録はもちろん。上京してからメンバー4人で暮らすスタジオ“Yonawo House”で制作された、バンドの新たな魅力を味わうことができる新曲の数々が収められております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“yonawo”の荒谷翔大による歌詞エッセイをお届け!今回は【前編】です。綴っていただいたのは、アルバムのタイトル『Yonawo House』についてのお話。そして、改めて気づいた今作のテーマ「愛」についてのお話です。ぜひ歌詞と併せて、このエッセイをお楽しみください。   皆さま、こんにちは、yonawoのボーカル荒谷翔大です。はじめましての方も、お久しぶりの方もいらっしゃるかと思いますが、有難いことに、うたコラムでの執筆は今回で二回目になります。2020年11月にリリースしたファーストアルバム『明日は当然来ないでしょ』の際に一度お話をいただきまして、それから数えると約2年ぶりにこのような機会をいただき、ドキドキワクワクしとります!   では、始めに余談にはなるんですが、最近観たオススメの映画『The Story Of My Wife』を紹介します。大まかなあらすじとしては、美しい女性・リジーと出会ったその日に結婚を取りつけた男性・ヤコブが、その後の結婚生活で葛藤する様を描くというものです。   すこし大胆な設定なんですが、終始物語は男性・ヤコブの目線で描かれ、映画を観ているお客さんとしても、ついつい感情移入しちゃいます。特に男性諸君はリジーの言動や行動にドキッとしてしまう場面が多々あるかと思いますので要注意です。   そんなはじめての結婚生活に戸惑いながらもリジーのことを心から愛し、愛されたいと願いもがく彼の勇姿を一度皆さまにも観てほしく、紹介させていただきました。さて余談はこの辺にして、なぜいきなり映画紹介? と思った方もきっといますよね。でもこんな余談や雑談も時には大事な調味料、いや隠し味になるのです!きっと、、、   というわけで、本題に入ります!まずは僕たちのサードアルバムのタイトル『Yonawo House』についてお話しします。“House”と聞くといろいろ想像が膨らんじゃいますが(なんちゃらハウスというものはこの世にたーーーくさんありますよね)、なんと僕たちyonawoは、デビュー当時から拠点として活動してきた地元福岡を離れ、今年1月から上京しまして、4人でシェアハウスなるものを始めたのです!その名もYonawo House!!!   そんなメンバーみんなのお家兼スタジオで制作、レコーディングして完成した作品なんですが、前作同様アルバム一枚通してのテーマは特に決めてなかったのもあり、細野晴臣さんの『HOSONO HOUSE』やHarry Stylesの『Harry's House』などにあやかりまして、このようなタイトルをつけました。   でもこの度、音楽エッセイを書くにあたって改めて楽曲たちを見返すと、どうやらぼくたち人間にとっても身近で馴染みのある「愛」がテーマにあるんだと気がつきました。愛といっても定義は人の数だけあり、そもそも僕自身もどう定義したらいいのかはっきりとはわからない、そんな厄介で曖昧な、とても手に負えない代物です。しかし未知で難解なものについつい手を出したくなる、それが人間の性というやつです。   そんなわけで、今までの作品たちも「愛」についての歌が多いのですが、そこで歌っている「愛する」とは“個人が他者に対して、できるだけ客観的な立場をとり、他者の中に自分を見出し、それぞれが抱く「私」をみつめること”と定義しています。そしてその感覚を詩を通して表現していました。   しかし今作では、その定義を踏まえた上で、主観的に愛すること、愛されることを求める自分の生々しい欲求に着目して詩を書きました。そこには何か生きる上での答えや啓示になるようなものは見出せないかもしれません。ただ歪に、しかし真っ直ぐに愛したい!愛されたい!という不条理で救い難い叫びが、そこにはあります。願わくはいつの日か、そんな叫び声が歌声になれば嬉しいです。 <yonawo・荒谷翔大> ◆3rd Full Album『Yonawo House』 2022年11月9日発売 https://yonawo.lnk.to/yonawohouse   <収録曲>   01.After Party  02.tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai  03.Lonely 04.yugi 05.tonight 06.sunset 07.日照雨 08.ダンス 09.涙もがれ 10.hanasanai 11.Yesterday

    2022/11/10

  • BLUE ENCOUNT
    私は絵がヘタだ。どんなに頑張ってもダメだった。
    私は絵がヘタだ。どんなに頑張ってもダメだった。

    BLUE ENCOUNT

    私は絵がヘタだ。どんなに頑張ってもダメだった。

     2022年11月9日に“BLUE ENCOUNT”がニューシングル『Z.E.R.O.』をリリースしました。タイトル曲「 Z.E.R.O. 」は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』エンディング・テーマとして書き下ろされた1曲。ソリッド且つ切れ味鋭いエッジの聴いた疾走感のあるサウンドに加え、救いを求めるかのような切実な歌詞が印象的に鳴り響く楽曲に仕上がっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“BLUE ENCOUNT”の田邊駿一による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、彼の物語作りにも通ずる、小学生時代のとある女の子との思い出のお話です。みなさんは今、どんな色の道を歩いていますか…? 「ねえねえ!隣に座っていい?」   小学生時代、当時の私は同じクラスのとある女子の横に、昼休みの度に決まって座っていた。    彼女はとても画力が高く、美術の授業も常に模範的な成績。とはいえクラスの中心にいたわけではなく、いつもほとんど一人で過ごしていた。   ある日の道徳の授業、先生は私たちにこう言った。「あなたたちの特技を披露してください」。   リフティングする子、リコーダーを吹く子、料理が得意!と言ってみんなにクッキーを焼いてきてくれた子。個性は十人十色。   私は歌を歌ったっけ。   大トリは彼女。   小学生の頃の集中力なんて一瞬で尽きるもので、彼女の出番の時には授業に飽きたクラスメイトたちの喋り声が教室いっぱいに響いていた。しかし彼女が一冊のノートを出した瞬間、喧騒は歓声に変わったのである。ノートの中には手作りの漫画が所狭しと描かれていた。休み時間にずっと描きためていたというそれらは、今も鮮明に思い出せるほどに高いクオリティ。みんな挙って彼女を称賛した。   もともと漫画が好きで以前から漫画家になってみたい!と思っていた幼き私は、その日から勝手に彼女の弟子になった。   ここで冒頭のくだりに戻るわけだが、弟子の仕事は昼休みに師匠の横にちょこんと座り執筆をずっと眺める。ただそれだけ。大層目障りな存在だったと思う。貴重な創作時間に突如現れたバカモノ。だが師匠の懐は深かった。最初こそ怪訝な目で私を睨んでいたが、徐々に心を開いてくれて1ヶ月経った頃には背景の木や雲を書かせてもらえるほどに受け入れてくれた。   しかし別れというものはいつも空気を読まずにやってくる。数ヶ月後のホームルーム、先生は私たちにこう言った。来月、彼女が遠い街へ引っ越す。と。   目の前の現実をただ飲み込むことしかできなかった私はそれからというもの、学校で家で机に向かい続けた。引っ越す日の数日前、私はとてつもない緊張を携えて彼女にノートを手渡した。少年田辺作、超大作漫画。たしか冒険物だった気がする。それとは別に彼女への感謝を綴った手紙を添えた。   次の日、師匠から呼び出された。シンプルに一言   「あなた、絵がヘタね。でもあなたの歌と手紙の言葉、すっごく良かったよ」   思い出話に花が咲きすぎた。   とどのつまり何が言いたいのか。   私は絵がヘタだ。どんなに頑張ってもダメだった。 漫画という道の上で物語は作れなかった。   でも今、私は歌手という愛すべき道の上で必死に歌と言葉で誰かへの物語を作っている。   とどのつまりそういうことだ。   個性は十人十色。 私もあなたも、自分が好きな色の道の上で必死にやってみよう。   きっとその姿は自分と誰かの物語になっていく。   そう信じて止まない私は、まだあの頃と同じバカモノなのかもしれない。 <BLUE ENCOUNT・田邊駿一>

    2022/11/09

  • 花*花
    帰る場所ってどこやろう?
    帰る場所ってどこやろう?

    花*花

    帰る場所ってどこやろう?

     2022年10月12日に“花*花”がNew Mini Album『5B2H』をリリースしました。2021年6月にリリースされたミニアルバム『52R45』は、 コロナ禍に於いて感じた「あの人に会いに行きたい」「どこかへ遠くへ行きたい」鬱屈な気持ちを、爽快にポップに表現した1枚となりました。それに対し今回は「あの場所に帰る(還る)」郷愁や帰っていくあの人の無事を願い送り出す…といった、前作とは真反対のコンセプトで制作された1枚に。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“花*花”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾。執筆を担当したのは、おのまきこです。綴っていただいたのは、収録曲「 旅の終わり 」のお話。みなさんにとって、帰る・戻る場所というと、どこを、誰を、思い浮かべますか…?  帰る。戻る。 を、テーマに今作『5B2H』を制作しました。 前作の『52R45』は『旅に出る』がテーマの1枚になり、じゃあ帰ろう!という感じで、初めてテーマありきのアルバム作りになりました。 少しずつ旅行ができるようになったりして、お出かけの機会も増えているのではないでしょうか? ようやくという感じでワクワク旅の計画をされてるかたも多いと思います。   今回はアルバムの中から「旅の終わり」をご紹介したいと思います。   まず、アルバムのテーマでもある『帰る』ということで、帰る場所ってどこやろう? と考えたときに、やはり1番最初に浮かんだのが故郷でした。とはいえ、我々はとにかく全国各地にお邪魔していて、行きたい(帰りたい)場所がたくさんあります。 会いたい人もたくさんいて、コロナ禍でなかなか会う機会がなくなってしまい、あちこちのいろんな顔が浮かびました。 私たちの書く詞は、いつもお手紙のようなものだと思っています。 誰かに伝えたいこと、それは1人の時もあるし、たくさんの人に伝えたいと思っていたり。 今回の『旅の終わり』も全国各地にいる会いたい人たちへのお手紙になりました。   実際の旅の終わりに感じることや、人生=旅と考えたときに、自分は人生の終わりにどんなことを想い出すのかなーとふと想像してみたら、現時点でも楽しかったこと、美しい景色、あちこちで出会った人たち、美味しかったもの(笑)、たくさんのことが頭に浮かびました。 そんなことをうふうふ思いながら、人生最後を迎えられたら幸せだろうなぁと思いながら作詞しました。   レコーディングではいづみさんに、「ここはあの場所だよー、この歌詞はあの人のことだよー」とあれこれ話してから歌ってもらいました。 また、いづみさんはいづみさんの会いたい人や思い出の場所を思い浮かべて歌ってくれたと思います。   この曲に難しい言葉やかっこいいフレーズなんて出てきません。 ただただ帰りたい場所や、会いたい人を想って聴いてもらえるとうれしいです。   まだまだこれからたくさんの場所でたくさんの人に出会い、それらを大切に豊かな人生を送っていきたいと思います。 皆さんの人生の旅がますます豊かでありますように。   <花*花 おのまきこ> ◆紹介曲「 旅の終わり 」 作詞:おのまきこ 作曲:おのまきこ ◆New Mini Album『5B2H』(読み:ゴー・バック・トゥ・エイチ) 2022年10月12日発売   <収録曲> 1. Shenandoah 2. 旨し糧(5B2H ver.) 3. またいつか 4. Pigeon blood 5. 旅の終わり 6. 最後の散歩 Bonus Track:あ~よかった(pal*system mix) ◆Tour 11/4(金)【東京】eplus LIVING ROOM CAFE&DINING 11/6(日)【仙台】誰も知らない劇場 11/19(土)【京都】someno kyoto 11/27(日)【福岡】border -live music&drinks- 12/1(木)【名古屋】Tokuzo -得三- 12/3(土)【岡山】MO:GLA 12/16(金)【大阪】吹田市文化会館メイシアター小ホール

    2022/11/08

  • 麗奈
    “好いひと”への想い。
    “好いひと”への想い。

    麗奈

    “好いひと”への想い。

     2022年10月23日に“麗奈”が3rd Single「ワカレミ」を配信リリースしました。絶賛配信中の「好いひと」が、ABEMAオリジナル恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』のBGMとして起用。そして今作「ワカレミ」は、「キミをアイス」「好いひと」に次ぐ、“恋”三部作の第三弾となる楽曲で、実は『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』にインスパイアを受けて、制作された楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“麗奈”による歌詞エッセイをお届け!麗奈がこれまで書いてきたラブソング、「僕だけを」、「キミをアイス」、「好いひと」、そして新曲「ワカレミ」にまつわるお話を綴っていただきました。それぞれの歌に込められた“好いひと”への想いを、歌詞と併せて受け取ってください。 これまで、恋のうたを何曲か書いてきました。   まず「僕だけを」   これはタイトル通り、僕だけを見ていてという想いが込められた作品です。   この曲の主人公“僕”が“君”に対しての気持ちを綴った歌なんですが、その“君”は私のことだったりします。そして、私は貴方から離れようとするんです。   強くならなきゃいけないから、一人でも生きていけるように、貴方の優しさに甘えてばかりじゃ駄目だから。一人じゃ何も出来ない人にはなりたくない、弱くてちっぽけな人間のままじゃ嫌だと。   でも貴方は、強くならなくてもいい弱いままでいい、そう言ってまた優しい言葉をかけてくれた、僕だけを見てて欲しいって。   私自身の想いと貴方の想いを同時に、目の前が真っ暗になるぐらい考えたんです。だけど、ただただ不安に駆られていました。貴方が私から離れてしまったら? と考えた時の恐怖。貴方がいなくなってしまって、私だけが取り残されて何も出来ないままでうずくまる辛さ。   だからこそ、貴方が離れてしまう前に、私だけでも生きていけるような強さが欲しかった。そして、こんな思いに染まる自分が嫌いだった。わがままで、きっと貴方からすれば私は最低な女の子なのかも知れません。   私はその時、ノートに「僕だけを」の歌詞を書きなぐりました。嫌いな自分ではなくて、好きな貴方の気持ちを想いながら。   この「僕だけを」って曲は、 そんな自分勝手でわがままな、 私だけの曲なのかも知れません。     そして夏にできた曲が「キミをアイス」   monogatari.comさんとのコラボで作らせて頂いた曲。「好き、でも言わない、言えない。」というテーマで小説を募集して頂き、その中の1作品をもとに曲を書きました。   気になる相手は、凄く仲のいい友達。いつも一緒にどうでもいい事も笑いあって、同じ時間を過ごして、同じ景色を見てきた、最高の友達。   ただ、気になってるだけ。   今、胸のどこかにある素直な気持ちを伝えてしまった後の未来への不安。その不安を考えてしまうと、臆病になり「言えない、言わない」。きっと、凄くもどかしい気持ちが、コラボさせて頂いた作品にも描かれていた。   どんなに近くに居ても伝わらないものがあって、どんなに仲良くても届かない想いがあって、どんなに目を合わせても言えないことがある。   きっと誰もが経験したことのあるような気持ちだと思う。   私こそそうだ。   なかなか素直な気持ちは伝えられない上に、恥ずかしがりや、そして臆病者だから、気持ちなんて上手く伝えられないし、伝えた後の不安には勝てない。たとえ自分の想像するいい結果が待っていても、気持ちを伝えることは凄く難しい。   相手のことを好きって気持ちだと尚更。   ほんとにもどかしいこの気持ちが、作中からすごく伝わってきてそれを上手く表現したかった。そしてこの歌詞を書きました。     そんななかで「好いひと」という曲が出来ました。   この曲はほんとに純粋で、繊細な曲です。   弱さを隠すための強がりにも、優しくしてくる君は、なんのために優しくしてくれるのか。嬉しさで舞い上がりそうになるような君の言葉や行動は、少しでも私のことを想ってくれてるからこそなのかな。そう考えちゃう時は変に冷静になるもので、よからぬ事も考えてしまうものです。   こんな舞い上がってちゃダメだとか、でも少しくらい希望をもっててもいいよねとか。信じているつもりでも、どこかでは疑っちゃってる。   近くにいるのに遠くにいるような、触れられる距離にいるのに触れられないような、1歩踏み出せば何もかも解決しそうだけどそう上手くは行かない恋。だからこそ、少しだけでも繋がった部分を大事に大事にしてる、どんなに辛くても、君がそっぽ向いてても。   本気で想ってるからこそ、本気で振り向いて欲しいからこそ、ずっと考える。本当はそのひとつひとつがとても大切で、全部を君に伝えたいという想いを綴った曲です。     最後に、別れの歌でもある「ワカレミ」   ずっと想い続けている人との別れ。きっとこの世のどこにもないような辛さと、心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちになってしまう。   いままでの思い出、写真、贈り物、肌、匂い。   別れ際、全部が鮮明に蘇ってくるようで、その時にようやく私はあなたの事を何もかも覚えてるんだと気づく。   これまでの1秒が恋しくて、その1秒を思い出す度に辛くて辛くてどうしようも無くなったりして。忘れたい思いのはずなのに、とても大切なものばかりで、丸めて捨てたいのにどうしても捨てられない。   そんな風にずっと過去を引きずっているような想いを、未練がましいだとか、女々しい、だという人がいるだろうけど、きっと素敵な思い出が沢山あったからこそ、心の中でずっと輝いているんだと思う。それがいずれこれからの人生の栄養となって、素敵な人になっていくんだと私は思ってる。   苦しさが和らいだ時、きっとその時は前を向く合図で、その時にちゃんと「さよなら」すればいいと私は思います。 <麗奈> ◆紹介曲 「 僕だけを 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈 「 キミをアイス 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎 「 好いひと 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎 「ワカレミ」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎

    2022/11/07

  • reGretGirl
    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。
    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。

    reGretGirl

    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。

     2022年秋に“reGretGirl”が、3ヶ月連続で新曲を配信リリース! 今回の連続リリースは、3曲を通してひとつの恋の行方が描かれ、歌詞世界のストーリーが繋がっております。9月14日に第1弾「ルックバック」が、10月12日に第2弾「車の中から」が、そして11月2日に第3弾に「 サンシャワー 」がリリースとなりました。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“reGretGirl”の平部雅洋による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、新曲「 サンシャワー 」の歌詞世界をさらに掘り下げる感情です。別れたあの日から続く、長くて孤独な夜のお話…。ぜひ歌詞と併せて受け取ってください。 今日のうたコラムを3ヶ月掲載させていただく第3弾として、今回は「サンシャワー」にまつわる文章を書かせていただきました。かけがえのない人がいなくなった日から続く夜の話。是非ご一読ください。   ---------------------   「 サンシャワー 」   何も変わらないはずなのに灯りを消すと、辺りの静けさが更に研ぎ澄まされるような気がする。真暗な部屋に私ひとりだけ。今日もこの夜を抱きしめて眠る。   今この部屋は、雨が降る前のような重たい空気、嵐が来る前のような静寂が重なり合い、寂寥の感をさらに植え付ける。乾いた洗濯物は取り込むだけで床の上で山積みになり、「どうせ誰にも見られないから」とシワが付いたまま干される下着は、今の私を写し出しているようだ。同じベッドにふたりで眠っていた時の、壁に寄りかかって眠る癖が身体に染み付いていて、枕元に置いたスマートフォンの画面がパッと光るたび「もしかして」と目が覚める。   本当に長い夜だ。   ふたりで過ごした日々は、泡のように呆気なく弾け飛び、まるであの時間が嘘だったと錯覚してしまうほど儚かった。ただ幸か不幸か、今心に突き刺さった“別れ”という名の刃がもたらすこの痛みが、あの日々を現実だったと思わせてくれるのだ。   立ち行かなかったこの恋には、足りないものは無く、余計なものに邪魔をされたのだと自分に言い聞かせる。「私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない」この我儘をわかってくれるだろうか。どうやったって嫌いになれない存在を無理にでも嫌おうとするこの惨めさをわかってくれるだろうか。   よく笑う所が好きだった。でもその笑顔の奥底にはいつも雲が陰っているように思えた。まるで晴れているのに雨が降っているようだ。   これから車に乗るたびあの日の事を思い出し、私は記憶に囚われながら、何度も後ろを振り返りながら生きてゆく。もし次、別の誰かに巡り会えても、きっと私から手を離すのでしょう。今の貴方のように。   ---------------------   3ヶ月に渡る掲載ありがとうございました。現在我々は3ヶ月連続配信リリースと共に映像企画「Music Video&Story"煙の行方"」というショートムービーも公開しております。是非そちらも併せてご覧ください。   今年は本当にたくさんの今日のうたコラム書かせていただいております。またお呼びいただけるよう、これからも精進していきたいと思います。 <reGretGirl・平部雅洋> ◆紹介曲「 サンシャワー 」 作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

    2022/11/04

  • ENVii GABRIELLA
    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?
    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?

    ENVii GABRIELLA

    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?

     2022年10月26日に“ENVii GABRIELLA(エンヴィ・ガブリエラ)”が8㎝シングル『あなたが私を綺麗にする訳じゃないの』をリリースしました。力強いメッセージ性を込めた表題曲。サウンド面でも過去発表してきたどの曲よりもゴージャスで煌びやかに仕上がっており、エンガブ全ての楽曲を一つにまとめたような、目まぐるしい展開をみせるナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったENVii GABRIELLAによる歌詞エッセイを2週連続でお届け!執筆を担当したのはTakassy。第2弾はシングル収録曲「 オリビアを聴きながらを聴きながら 」にまつわるお話です。相手のことを大好きな気持ちにも、愛している気持ちにも、偽りはない。だけど、自分自身を偽って、自分自身を愛せない…。今、葛藤のなかにいるあなたへ。この歌詞とエッセイが届きますように。   家の前の小道を抜けると少し車通りの多い大通りに出る。私はそこでタクシーを捕まえた。   「どちらまでですか?」   「渋谷駅まで行きたいんですが、表参道を通ってもらっていいですか?」   遠回りになると確認を取ってきたドライバーに、私は問題ないと答えた。時刻は16時を少しすぎたあたり。彼との待ち合わせは18時だからまだだいぶ時間がある。   今日こそ伝えよう。私はそう決めていた。   私はこの演じ続ける恋に疲れていた。今日だって、彼が以前好みだと言っていたフワッとしたシルエットのスカート。メイクも極力薄めのピンク系。ロングの髪の毛は1時間かけて巻いている。   これは私が求める私ではないといつからかずっと気づいてた。彼が喜ぶからとさりげなく彼の好みに合わせて、彼の喜んだ顔を見て、ああ彼は今日も私に笑いかけてくれてると、初めの頃は喜んでいた。そして彼が喜んでくれればそれでいいと思っていた。   でも。じゃぁ彼の知らない本当の私は? 彼が笑いかけているのは「私」じゃない。私の顔をした何かだ。本当の私は彼から一度も愛されてはいないんじゃないのか。そう思い始めた。   そして気づいたら後戻りはできないところまで来ていた。嘘はついていない。これもきっと私の一部ではある。でも居心地は最悪だった。それでも彼はいつも楽しそうに私との時間を過ごしている。彼はこの「二人」を愛してくれている。   何度も曝け出そうと思った。私が好きな服とメイク、話し方、食べたいものを伝えようかと思った。会話の隙間にさりげなく「こう言う感じどう?」とか「こう言うの好きかも」などと潜ませたときの彼の反応でわかってしまう。きっと幻滅されるかもしれないと思うと、結局また元通りに戻った。   私はいつからこんなに自分のことを愛せなくなったんだろう。どうして自分自身を愛してもらえないと感じてしまってるんだろう。   ふと窓の外を見ると、彼と入ったカフェ。少し暗くなってきた空の下で看板にライトが灯り始めてる。あ、あの店員さん、まだ働いてたんだな。生クリーム多めにしてくれたんだった。楽しかったな。一見何も変わらない景色は、何度も見返した大好きなラブコメ映画みたい。何度見てもハッピーエンド。   私と彼は? このまま付き合い続けることもできるけど、それはハッピーエンド? わからない。私は彼を愛してる。真っ直ぐで純粋。そして憎たらしいほど鈍感。でも好き。そしてそんな彼を愛している私を私が愛せない。自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?   考えが行ったり来たりしている間にも、タクシーはネオンを抜けて目的地に近づいている。こんな時だけ信号に引っかからずに、どんどん進む。   私はずるい。そして最悪なことをしようとしてる。傷つかないように、最後の最後に本音を晒して逃げようとしている。   彼の愛を取るか 自尊を取るか 偽るか真実か     ふと見上げると駅が見えてきた。いつものガードレールに彼がもたれかかってる。いつもお尻が汚れるから座るなって言ってるのに。   「ついたよ」 彼からのLINE   私の気持ちは。   遠くに見えてるあの姿を愛してる。 このメッセージが愛おしい。   でも苦しい。     「止めてください」 ドライバーにそう告げて降りる支度をし始めた私の耳にふと、聞き覚えのある歌が流れてきた。   杏里。   私の幻を愛したの     「オリビアを聴きながら」だった。 <ENVii GABRIELLA・Takassy> ◆紹介曲「 オリビアを聴きながらを聴きながら 」 作詞:souljuice 作曲:souljuice ◆8㎝シングル 「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」数量限定販売 2022年10月26日リリース KING e-shop限定販売商品  ECB-1501 ¥8,000 (税抜¥7,273) 8cm CD+M-CARD+オリジナルサコッシュ+オリジナルキーチャーム   <収録曲> 01. あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 02. オリビアを聴きながらを聴きながら  

    2022/11/02

  • SAKANAMON
    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。
    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。

    SAKANAMON

    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。

     2022年10月26日“SAKANAMON”がフルアルバム『HAKKOH』をリリース!今年11月で結成15周年を迎えるSAKANAMON。同アルバムは「発光」をテーマに、15周年経った今でも自らが輝き続ける「発光」と、続け末長く愛される「発酵」の意味が込められております。初回限定盤は、今回のタイトルをテーマに蓄光を施した暗闇などで光る特殊仕様となり、収録曲は15周年にちなんで全15曲を収録する豪華な内容に。    さて、今日のうたコラムではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。今作の収録曲「 ふれあい 」にまつわるお話です。ずっとひとりでいることを好んでいた彼に、最近訪れた変化とは…。15周年を迎えた今、伝えたい想いを改めて綴っていただきました。歌詞と併せて、受け取ってください。 「 ふれあい 」と言う曲は元々「 ディスタンス 」という曲を作っている時に一緒に生まれました。「触れる事」と「離れる事」をタイトルにした双子の兄弟です。   そんな双子の弟「ふれあい」についてお話しします。   僕は昔から1人でいる事が好きでした。   「人を好きになる事、人に好かれる事」の嬉しさよりも「人を嫌う事、人に嫌われる事」の方が辛かったからです。僕と関わらなければ誰も傷付かないし僕も傷付かない。「皆幸せ!何て安心感だ!」って思っていました。   だけどここ最近。 1人でいる時に寂しさを感じる事が増えました。 「寂しい。」「誰かと話したい。」 そのせいと言うかお陰と言うのか、近所の居酒屋やスナックによく一人で通うようになりました。   近所で暮らしているサラリーマンやOL、人生の先輩方と気さくに話しながら皆さんのカラオケを聴きながら飲むのがとても楽しいのです。   人との関わりに恐怖を感じなくなったのは僕を取り巻く環境のお陰だと思います。   皆優しいです。 メンバーもチームもスタッフもお客さんも友達もご近所さんも家族も。   勿論優しい皆さんが僕という迷惑をこうむっているとは思いますが、、、。   本当に僕は恵まれていると思います。   心に余裕が出来ると視野が広がります。 視野が広がると人の良い所を見付ける事が出来ます。 それで関心、感謝の連続です。   配信シングル「ディスタンス」からの2年間、コロナを通って培った人生経験と恵まれた人間関係が今この年になってようやく僕に実を付けたのか、人との「ふれあい」を好きになる事が出来ました。   昔だったら綺麗事だと思う様な感謝の言葉が今は恥ずかしさを帯びません。僕自身の中でそれが本心だと自信を持つ事が出来る様になったからです。   永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に、でも感謝感謝ばっか言う面白くない人間にならない様に、音で伝えられる様に、慢心を抱かず、深い事は考え過ぎない様に、音楽を楽しんでいけたらと思います。   僕等はまだまだ15周年です。 ありがとう。ごめんなさい。 これからもよろしくお願いします。 <SAKANAMON・藤森元生> ◆紹介曲「 ふれあい 」 作詞:藤森元生 作曲:藤森元生 ◆フルアルバム『HAKKOH』 2022年10月26日発売   <収録曲> 01.発光  02.MAD BALLER  03.JUNK IN MY HEAD  04.ふれあい(prelude)   05.つつうららか   06.1988feat.たかはしほのか(リーガルリリー)  07.ディスタンス(HAKKOHVer.)  08.南の島のハメハメハ大王  09.幸せな生活  10.FEST  11.ベクトル  12.裏鬼門の羊   13.ZITABATA(サカなもん Ver.)  14.妄想 DRIVER(2022 Ver.)  15.ふれあい

    2022/11/01

  • 足立佳奈
    あなたを想って壊れてしまう前に。
    あなたを想って壊れてしまう前に。

    足立佳奈

    あなたを想って壊れてしまう前に。

     2022年8月でデビュー5周年を迎えた“足立佳奈”が、毎月の連続配信リリースを行うことを発表。その連続リリース第7弾として10月28日に新曲「リミット」リリースしました。楽曲制作は、「ゆらりふたり」をはじめ「面影」「ひとりよがり」など数多くの楽曲を手掛けたCarlos K.とタッグを組み、作詞は足立佳奈本人が手掛けております。    さて、今日のうたコラムでは、アニバーサリーイヤーを記念して、5月~12月に毎月“足立佳奈”による歌詞エッセイをお届けいたします!今回は第6弾です。綴っていただいたのは、新曲「 リミット 」にまつわるお話。もう動かない時計の針、もう動かない恋…。いなくなってしまった大切なひとを思い出しては苦しくなるあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 部屋の時計の針が今朝止まっていた。   3日前の夜 あなたがいなくなったあの日。 信じられない気持ちでいっぱいだった。 なんだか現実じゃない気がして。 まだ戻れるような気がして。   動かない時計の針をみて理解した。   もう本当に終わったんだなって。   時計をみてこんな気持ちになったこと、 今までなかった。     正直、終わってしまう少し前から あなたの目には誰が映ってるんだろう。 そう思ってた。 今までは、あなたの気持ちや行動は、 常に私と一緒だって感じることができた。   でも、ちょっとずつ変わっていくあなたを見て疑ってしまう私がいた。   香水をつけないタイプのあなたが、 香水をつけるようになったり、 古着が大好きだったあなたが、 綺麗なシンプルな服で出かけるようになったり。   ねえ、誰を見てるの?   朝早くに出かけるのも、 夜遅くに帰ってくるのも、 仕事だから仕方ない。 そんなの分かっているはずなのに。   だんだん、仕事だからって自分に言い聞かせるのも苦しくなってた。   あなたが大好きだから何も言えなかった。 あなたが大好きだから変わっていく姿も隣でみられるだけで幸せだった。   でもそれは私だけだったみたい。 難しいね。     部屋に置いていった忘れ物を見つけて、 また会えるって思ってしまう。 そんなに期待しないようにしながら。   マフラーに、 セーター、バック、たばこ。   コレサワさんの「たばこ」のMVを思い出した。 あの女の子みたいに、 私もふとたばこを吸ってみた。   私には合わなかった。   あなたといる時は、 嫌がってた私だけど、 今はそんな思い出さえも恋しく思う。   たばこだけじゃない。   あなたが好きだと言ってた髪色にしてみたり、 行きたがってた美術館に行ってみたり、 欲しがっていたレコードを飾ってみたり。   そんなことしても、ただあなたを思い出して苦しくなるだけなのに。 なんにも変わらないのに。     止まってしまった時計の針。 止まってしまった恋。   私の針は自分で動かさなくちゃ。 新しい時計を買ってみよう。   あなたを想って壊れてしまう前に。 <足立佳奈> ◆紹介曲「 リミット 」 作詞:足立佳奈 作曲:足立佳奈・Carlos K.

    2022/10/31

  • SAKANAMON
    選ばれなかった羊。
    選ばれなかった羊。

    SAKANAMON

    選ばれなかった羊。

     2022年10月26日“SAKANAMON”がフルアルバム『HAKKOH』をリリース!今年11月で結成15周年を迎えるSAKANAMON。同アルバムは「発光」をテーマに、15周年経った今でも自らが輝き続ける「発光」と、続け末長く愛される「発酵」の意味が込められております。初回限定盤は、今回のタイトルをテーマに蓄光を施した暗闇などで光る特殊仕様となり、収録曲は15周年にちなんで全15曲を収録する豪華な内容に。    さて、今日のうたコラムではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 裏鬼門の羊 」のお話です。気になるタイトルの由来に紐づいているのは、昔話「桃太郎」の豆知識…! ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 皆さんは「鬼門」と言うものをご存知でしょうか。 物件探しの際に気にする人もいますよね?   方角、方位で言う北東の事であり、鬼の入り口、縁起の悪い方角とされています。   そして逆側の南西が鬼の出口、「裏鬼門」と呼ばれています。こちらも鬼の通り道なので縁起が悪いとされています。   それを踏まえてもらった上で急に昔話「桃太郎」の豆知識を語らせてもらいます。   何故、桃太郎のお供は猿、犬、雉だったのか、有力な説が干支との関係性です。   干支には方角、方位があり鬼門の位置を照らし合わせた場合、北東は牛と虎の間になります。   なので鬼は牛の角があり、虎柄のパンツを履いた姿でよく描かれていますね。   そして裏鬼門側の南西は猿と羊の間になります。   つまり鬼(丑寅)の方角の逆サイドにいる裏鬼門(未申)から時計回りで猿、鳥、犬、が鬼退治に適していると考えられ、お供としてあてがわれたとされているのです。   ここで皆さんお気付きの通り、「あれ?羊は??」   本来、鬼と真逆の性質を持つ羊と猿、何故羊は省かれたのか。   諸説ありますが、そもそも干支という文化は古代中国から日本へ入ってきたものだったので、桃太郎のお話が作られた頃まだ日本に羊がいなかったという説が有力です。あと角があり鬼を連想するから、とも言われています。   斯くして猿は裏鬼門の門番とされ、鬼を退治する生き物として言い伝えられていますが、羊には一切スポットライトが当たる事が無かったのでした。   選ばれなかった羊。可哀想な羊。   そんな羊がもし桃太郎の世界に実在していたとしたら。 鬼退治に参加していたとしたら。   そんな世界を想像して作ったのがこの曲です。   この曲を書こうと思った経緯は自分でも本当に分かりません。別に風水とかに興味がある訳でもありません。降りて来たのだからしょうがないのです。   言葉で伝えた方が分かりやすいと 思った事を書かせてもらいました。 自由に羊の行末を想像してあげて下さい。 そして可愛がってあげて下さい。 <SAKANAMON・藤森元生> ◆紹介曲「 裏鬼門の羊 」 作詞:藤森元生 作曲:藤森元生 ◆フルアルバム『HAKKOH』 2022年10月26日発売   <収録曲> 01.発光  02.MAD BALLER  03.JUNK IN MY HEAD  04.ふれあい(prelude)   05.つつうららか   06.1988feat.たかはしほのか(リーガルリリー)  07.ディスタンス(HAKKOHVer.)  08.南の島のハメハメハ大王  09.幸せな生活  10.FEST  11.ベクトル  12.裏鬼門の羊   13.ZITABATA(サカなもん Ver.)  14.妄想 DRIVER(2022 Ver.)  15.ふれあい

    2022/10/28

  • PiXMiX
    今より幸せな今を、私は知らない。
    今より幸せな今を、私は知らない。

    PiXMiX

    今より幸せな今を、私は知らない。

     2022年10月19日“PiXMiX”が2ndアルバム『「まだ、旅の途中。隣には君がいる。』をリリース!1stアルバム『君がいたから』から約1年8ヶ月ぶりのリリースとなる今作。これまで音楽配信でリリースをした3曲に加え、自己紹介ソング「ピクミクパーティー!」の5周年ver.やメジャーデビュー前にリリースされた楽曲のほか、新曲3曲が収録される予定です。10月22日にはデビュー5周年を記念したワンマンライブも開催!    さて、今日のうたコラムではそんな“PiXMiX”の大谷美咲による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。今作をリリースした今、改めて伝えたい、たくさんの“有難う”を綴っていただきました。楽曲と併せて、その真っ直ぐな想いを受け取ってください。 2ndアルバム 『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』 10月19日にリリースしました!!! いつも応援してくれて本当にありがとうございます! 1年8ヶ月ぶりのリリース! CDになって皆さんに歌を届けられて幸せです。 また、リリース出来て嬉しいな。     このアルバムには、 再度レコーディングした既存曲を含め 全11曲収録されています! そして、その内の7曲!作詞させて頂きました…! 嬉しいな~。嬉しい。 素敵な、貴重な、機会を頂けて嬉しいです。 本当にありがとうございます…!   美咲、コンペ参加してみない?って 声をかけてくれたスタッフさんと 私の100%を絶対に受け止めてくれたメンバー、 いい歌詞だねって言ってくれる皆さんに感謝です… 私の周りは素敵な人だらけだ。 幸せ者だな。   こうやってコラムもかかせて頂けて嬉しいです!! 数年前の私は、想像もできなかった…夢みたいだ…! 言葉を綴るのが好きだな~と改めて感じています。 受け取ってくれる皆さんがいるから 書きたい思いに出会える!有難う。   いつもいつも、有難うしか言えなくてなんか悔しいや。 有難うの5文字では、伝えきれないんだよ。全部。 でも、やっぱり“有難う”。   私たちの過去は、私たちにしか分からない。 悔しかったことも、乗り越えてきた壁も 真正面からぶつかった私たちにしか分からない。 本気で届けたい思いがあって、 本気で届けたい君がいて、 初めて歌に魂が込められるのかなって思う。   作詞しているのは私だけど、 ずっと一緒に頑張っているメンバーは きっと、私と同じ気持ちだと思うから “魂”を受け取ってください。   私が作詞していない楽曲も PiXMiXにぴったり過ぎるくらいぴったりでどれも大好きで大切です。 本当に愛を感じます。。。   でもやっぱり いつか絶対、私の歌詞で君を泣かせてみせる。   信じてついてきてよかった って思ってもらえるグループになります。   今に100%満足してるとか もうこれ以上望まないとか そういう訳じゃないけど、 今より幸せな今を、私は知らない。   あの時こうしてたらよかったかな、 みたいな後悔も沢山してきたけど 私は今、幸せだ。   どんな時だってPiXMiXが1番だったし これからもずっと1番。 人生かけて本気になれたからこそ 色んな感情に出会えたんだなと思います。 そして、 この感情を歌詞にできて私はすごく救われた。笑   高校入学のタイミングで上京して、この5年間、一緒に上京してくれたじじとばばにも、離れて暮らす両親にも、多分色んな心配かけてきました。でも、このアルバムを渡した時になんか少しだけ恩返しできた気がしたんです。今までの全部、無駄じゃなかったしきっと間違ってなかった。って。   辛さも苦しさも経験しなければ優しくなれないし、色んな人の優しさに触れて強くなれた。私は、ひとりじゃない。   お母さん、お父さん、信じて上京させてくれて、有難うね。 じじとばば、信じてついてきてくれて有難う。 みんな、愛してくれて有難う。   これからも初心と、 感謝の気持ちを忘れずに ずっと4人で夢を追いかけていたいな。   PiXMiXに出会ってくれて有難う。   いつも応援してくれる皆さんが どんな時も傍にいてくれるから、 道に迷っても大丈夫な気がするし 叶えたい夢も見失わない気がする。 君の太陽になるから、ずっと私の太陽でいてね。   『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』 君と見に行きたい景色が沢山あるんだ。   <PiXMiX・大谷美咲> ◆2ndアルバム『まだ旅の途中。隣には君がいる。』 2022年10月19日発売 配信リンク: https://pixmix.lnk.to/Mada_Tabinotochuu_Tonariniwakimigairu_dig   Type A KIZC-695~696 CD+DVD ¥3,182+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.飛ばせ!紙ヒコーキ 7.Pump It Up! 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション   Type B KICS-4082 CD only ¥1,818+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.Bloom 7.その先へ 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション

    2022/10/27

  • ENVii GABRIELLA
    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。
    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。

    ENVii GABRIELLA

    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。

     2022年10月26日に“ENVii GABRIELLA(エンヴィ・ガブリエラ)”が8㎝シングル『あなたが私を綺麗にする訳じゃないの』をリリースしました。力強いメッセージ性を込めた表題曲。サウンド面でも過去発表してきたどの曲よりもゴージャスで煌びやかに仕上がっており、エンガブ全ての楽曲を一つにまとめたような、目まぐるしい展開をみせるナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったENVii GABRIELLAによる歌詞エッセイを2週連続でお届け!執筆を担当したのはHIDEKiSMです。第1弾はシングルタイトル曲「 あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 」にまつわるお話。最近、誰かのために生きすぎてはいませんか? “自分ファースト”の気持ちを忘れてしまっているあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 どうも♡   ENVii GABRIELLAのHIDEKiSMです。   この度、New Single「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」を2022年10月12日に配信リリースさせていただきました。   楽曲は基本、リーダーであるTakassyが作詞、作曲を担当しており、デモが送られてきてその楽曲の解釈やメッセージをディスカッションし、レコーディング。作品が仕上がっていくという流れで制作しています。   この楽曲は8cmシングルの発売が決定してから制作されたのですが、やはり形に残す作品になるならと「インパクトのある華やかな楽曲にしたいよね!」という話し合いのもと、この楽曲のデモが送られてきました。   最初この曲を聴いた時の印象は。   「どうなってんのこれ」   ありえないぐらい凄まじく展開していく転調、リズム。まるでミュージカルのように予測不可能な日々を華麗に対応していくかっこいい主人公のように聴こえて、ミュージカル好きな私は二つ返事で「最高」と返しました。   ーーーーーーーーーー   私、20代の頃の優先順位の一位はやっぱり「夢」だったんですよ。音楽。歌うこと。   だからお金もなかったし、そんな貧乏人が恋をする? 誰かと付き合う? 幸せにする? そんなの烏滸がましい!って思ってた。ただ“自分ファースト”だっただけなんだけどね。単純に。   けどある時、友人と恋の話をするようになって、「あー恋か。そんなことをしてみるのも悪くないか」なんて思い始めて、想いときめく人との時間を重ねてみたりもしたんですよ。デートしたりとかさ。    でも恋愛初心者ってダメね。人を好きになると周りが見えなくなったりするじゃない。私もまさにそのタイプ。振り回されては勝手に傷ついて、ラインが返ってこなくて落ち込んで、誘われたら他の予定断ってでもしっぽ振ってついていっちゃったりなんかして。   私もあったんですよ。そんな時代が。   それってとっても不健康だし、情緒不安定だし、今までできてたことも“相手ファースト”であるが為に色々疎かになってしまったり。そんなタイプでしたよ。私としたことが。 情けない!   誰の為の人生?   間違いなく自分の為の人生なのに。   「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」   私はこの楽曲を聴いた時、答え合わせをした気分になりました。   いいんだよね。“自分ファースト”で。って。   一周回って、20代の時夢に向かってひたむきに走ってる自分を取り戻しました。   そうだ。私“自分ファースト”だったわって。   なりたい自分を目指そう! 誰の為でもない。自分の為に生きよう!   けどわかりますよ。誰かの為に生きるということ、守るものがあると強くなれるということは。   2番のサビで<あなたが私を綺麗に少しはするかもね>と謳ってるのは、“自分ファーストで生きられてるのはそこに誰かが支えてくれてるから”ということ。   家族、友人、恋人、仕事仲間、近所のコンビニ店員さん。周りの人達がいるから自分ファーストで生きられているってことも忘れないようにしないと、ただの傲慢人間になってしまう。きっと誰かの為に生きている人も、誰かの為に生きてることが自分の為なのかもしれない。   まぁそんなこと考えてる暇もないぐらい毎日は目まぐるしく過ぎ去っていきますよね。この楽曲のように。   どんな自分ファーストでもいいの! 自分の愛と欲に真っ直ぐ向き合って、悔いなき人生を謳歌してほしい!あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。   そんな曲です♡   <ENVii GABRIELLA・HIDEKiSM> ◆紹介曲「 あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 」 作詞:souljuice 作曲:souljuice・Takao Ogi ◆8㎝シングル 「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」数量限定販売 2022年10月26日リリース KING e-shop限定販売商品  ECB-1501 ¥8,000 (税抜¥7,273) 8cm CD+M-CARD+オリジナルサコッシュ+オリジナルキーチャーム   <収録曲> 01. あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 02. オリビアを聴きながらを聴きながら  

    2022/10/26

  • まるり
    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?
    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?

    まるり

    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?

     2022年10月19日に“まるり”が新曲「星のタイヨウ」を配信リリースしました。ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』主題歌として書き下ろされた楽曲。登場人物それぞれのことを歌っているようにも感じられる歌詞の世界観と楽曲が、優しく切なく物語を包み込んでいくミディアムナンバーに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“まるり”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 星のタイヨウ 」に込めた想いです。自分と誰かを比べて、そのひとみたいになれたらいいのに…と思うことが多いというあなたへ。この曲とエッセイを受け取ってください。 みなさんいかがお過ごしですか? まるりです。   いきなりですが 『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?   生きていく中で人との出会いは 少なからずあって 人と比べて 自分が劣っているなと思うことって 意外と私だけじゃない気がします。   人はないものねだりをする生き物だなと 25年生きてきて私ながらに感じてて、 毎日感情も変わる。 それが面白い所でもあるけど 大変な生き物だなと思うこともあって、 たまに星とかが羨ましくなる。 あんな風に何もしなくても キラキラ光ってたいなと。   昨日は楽しかった。 仕事もうまくいって友達とご飯も行ったし、 買ったばかりのワンピースも着てた。 それなりにいい日だった。   なのに今日はどうしたんだろ。 朝から何にも楽しくない。 メイクもしてないや。 そんな時にふと目に入るあの子。 太陽みたいでモテそうだな。 『あの子みたいになれたらな』 昨日の私だったらこんなこと 絶対思うはずないのに。   そこで気付いたんですよ。 結局、自分の機嫌とか環境って 自分自身で整えてあげないと いけないんだなって。   逆に言えば自分がちゃんと 自分を認めてあげられれば 毎日が少し楽になって 人と比べるんじゃなくて 昨日の自分と比べられるし 自分が主役になれる。   文字にすると簡単だけど すぐには難しいかもしれない。   だけど少しずつでもいいから 私はここでなら輝けるんだって 居場所を見つけてください。 それだけであなたはもっと キラキラします。 生きてるだけで凄いんですから!   「星のタイヨウ」に込めた 想いはまだまだ書き足りないけど 1番伝えたいことは伝えられたと思います。   この曲があなたの人生にとって かけがえのない一曲になりますように、願いを込めて…。 <まるり> ◆紹介曲「 星のタイヨウ 」 (ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』主題歌) 作詞:まるり 作曲:あっくん 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/maruri_hoshinotaiyo   

    2022/10/25

  • FINLANDS
    これは道徳に反したただの恋である。
    これは道徳に反したただの恋である。

    FINLANDS

    これは道徳に反したただの恋である。

     2022年10月19日に“FINLANDS”が新曲「like like」を配信リリースしました。産休に伴いライブ活動を一時休止していた塩入冬湖が出産後初めてリリースする新曲。「like」という言葉が意味する“誤魔化せない思い”を込めた、温かくも切なさを感じさせるラブソングに仕上がっております。なお11月にも新曲がリリースされることが決定しており、「like like」は2カ月連続リリースの第1弾として配信!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“FINLANDS”の塩入冬湖による歌詞エッセイを2カ月連続でお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 like like 」に通ずる想いです。「あなたが好き」と「りんごが好き」、本来は同じ英文にはならないけれど、時には、同じ動詞で誤魔化したくなるときはありませんか…? この世は全部を美しくしたい。 美しいと思いたい。 美しく正しく溌剌と素直であり、 且つスムーズなものだと思いたいんだと思う。   だが、人間の心には不備が沢山ある。 持ち合わせてしまえば道徳に反するような思いが確かに存在する。   英語の授業で一番最初に習った動詞は「like」だった。 「私はりんごが好きです」   「私はあなたが好きです」は 「私はりんごが好きです」と同じ英文にはならない。 人は惨めにならない為の方法を大人になるとそれぞれが持ち合わせる。 それでも尚、同じ動詞じゃ誤魔化せずに惨めになる方を勇んで選ぶ時がある。   これは道徳に反した ただの恋である。 ただの思いである。   美しくはなくとも、世の中の不都合であろうと、生まれたらすぐに排除される思いであろうと確かに存在するし、存在した恋がある。 人々は誰かを傷つけたいわけでも傷つきたいわけでもなく、生まれた心の置き場に苛まれ続けているだけなんじゃないだろうか。   誰かが、近年SNSや週刊誌に告発される不毛と言われる色恋沙汰の云々を見て「きっとみんな悲しいだけなんだよ」と言っていた。   やはり人の心には不備がある。 そして、この不備はこの先もなくならない。 悲しみは悲しみのままでいられない。   惚れた腫れた、愛した愛していない、愛されない愛しちゃいけないを繰り返してこの不備は突然生まれては人を苛ませる。 苛む人間はこの世の不都合であり、醜いものなのだろうか。 善悪を承知した上で生まれる不都合があるからわたしはずっと歌を歌うんじゃないだろうか。 <FINLANDS・塩入冬湖> ◆紹介曲「 like like 」 作詞:塩入冬湖 作曲:塩入冬湖

    2022/10/24

  • ヤングスキニー
    本当はね、って全部言いたいのに…。
    本当はね、って全部言いたいのに…。

    ヤングスキニー

    本当はね、って全部言いたいのに…。

     2022年10月5日に“ヤングスキニー”が新曲「本当はね、」を配信リリースしました。同曲は、TBS系『王様のブランチ』10月度のエンディングテーマとしてもオンエア。リリース日に公開されたMVには、女優の羽音と、原因は自分にある。のメンバー・小泉光咲が出演。羽音演じる主人公の一途すぎるがゆえに周りが見えなくなる狂気的な一面を描くことで、楽曲の持つ二面性が表現されております。監督および撮影は軍司拓実が担当。    さて、今日のうたコラムでは最新作を放った“ヤングスキニー”のかやゆー。による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 本当はね、 」に通ずるお話です。好きなひとに対して、なかなか素直になれない方。甘酸っぱい恋愛の真っ只中にいる方。そしてもうそんな恋を懐かしく思う方。ぜひ歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 「恋愛においても友情においてもなかなか素直になれない。本当はね、って全部言いたいのに…」   皆さんもこういった経験が、一度はあると思います。小学生の頃、好きな子の前で素直になれなくてちょっと意地悪をしてみたり、思ってもないのにブスとか言っちゃったり、まさに照れ隠す子供のようでした。でも素直になれないながらも、メイクやヘアセット、買う服、言葉遣い、日常の全て、あなたのためだけに生きていて…。そんなあの頃の何も知らない甘酸っぱい恋愛がたまらなく好きでした。   今回の新曲「本当はね、」は、可愛くて純粋すぎるくらいの恋愛をテーマにした、ヤングスキニーには珍しいラブソングとなっています。 正直、自分の曲なのに、共感できる部分はないなと思っていたのですが、この歌詞エッセイを書いている時に、「自分の小さい頃の恋愛を勝手に思い出して歌にしたのではないか」と気が付きました。あの頃の、無駄な感情など無く、ただ「好き」という気持ちだけの純粋な恋愛が自分の中で忘れられなかったのかもしれません。   大人になるにつれて、「好き」の形はどんどん複雑になっていきました。大学生になり出会いが増えたり、何をするにも自分の自由という環境が増えたり、余計な感情がいっぱい入って自分でもよくわからなくなってしまいました。周りの視線だったり、経済力だったり、本当に「好き」でもうまくやっていけるかを考えるようになってしまいました。   それは仕方がないことだし、小さい頃のように単純な気持ちだけではうまくいかないことは分かってはいるのですが、どこか寂しい気持ちになります。そして、もっと小さい頃にたくさん甘酸っぱい恋をしておけばよかったなと感じることが増えました。   長々思っていることをそのまま綴りましたが、自分でも何を考えているのか、どうすればいいのかなんて全くわかりません。僕の曲を聴いてくださっている皆さんは若い方が多いと思います。だから、この曲を聴いて、中高生の方々は、まだ純粋な「好き」で恋愛をいっぱいしてほしいですし、大学生とか社会人の方々は、複雑な感情を抱くようになってきても、あの頃の甘酸っぱさを思い出していただけたらいいなと思います。   <ヤングスキニー・かやゆー。> ◆紹介曲「 本当はね、 」 2022年10月5日リリース 作詞:かやゆー。 作曲:かやゆー。    配信サービス一覧: https://yangskinny.lnk.to/Hontowane   

    2022/10/21

  • PiXMiX
    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。
    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。

    PiXMiX

    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。

     2022年10月19日“PiXMiX”が2ndアルバム『「まだ、旅の途中。隣には君がいる。』をリリース!1stアルバム『君がいたから』から約1年8ヶ月ぶりのリリースとなる今作。これまで音楽配信でリリースをした3曲に加え、自己紹介ソング「ピクミクパーティー!」の5周年ver.やメジャーデビュー前にリリースされた楽曲のほか、新曲3曲が収録される予定です。10月22日にはデビュー5周年を記念したワンマンライブも開催!    さて、今日のうたコラムではそんな“PiXMiX”の大谷美咲による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 今宵、この指とまれ! 」にまつわるお話。この曲のコンセプトや歌詞を書くとき大切にした想いを明かしてくださいました。楽曲と併せてエッセイを受け取ってください。 今、目の前にいる君に歌う を大切に作詞した曲です!   PiXMiXっていうグループ名には、 個性という意味のピクセルが ミックスされたグループっていう 由来があります!   メンバーの個性はもちろん 楽曲も様々なジャンルに挑戦していて、 前作は、恋と炭酸水をテーマに可愛く書いたし、 前々作は、私たちの今の想いをストレートに書いたし、 んー、次はどうしようかなぁと悩みました。   いや、嘘だな。 そんなに悩んでないかも。笑 この曲は聞いた瞬間から わりとイメージ出来ていた気がする、、 うん、ごめんね、前言撤回させて^-^   めちゃくちゃレッスンして揃えたダンスを かっこよく披露したい曲もあれば 感情を込めまくった歌声で感動させたい曲とか 色んな曲があるんだけど、 この「今宵、この指とまれ!」は 子供の頃に戻ったみたいに この瞬間を全力で楽しむ! がコンセプトの曲です。笑   少し面白おかしい振り付けを 真剣に全力でパフォーマンスする姿が かわいい!って見えたら嬉しいなあ って思ってたら 先生がイメージ通り、いやいや、 イメージ以上の振り付けをつけて下さって… さては意思疎通かな??? って嬉しくなっちゃいました^-^ もう、本当に天才~!!!泣 先生大好きです!!!笑 いつもありがとうございます!!!! これを読んでくれてる皆さん全員に 本当にライブを見て欲しい、、笑   この曲を聞いてくれたり ライブを見てくれたりする時間は 何でも楽しかった子供の頃みたいに 無条件で笑顔になってくれたら嬉しいです! PiXMiXと生きてる時間は 君らしい笑顔でいてね。 PiXMiXが君の居場所でありたい!   誰かに何を言われようと 君の居場所はここにある!   もうひとつは、 サウンドからすごく“和”を感じたので 日本らしさをキーワードにしたくて “花いちもんめ”や忍者っぽさとかを 入れてみました!! いつか海外遠征してこの曲歌いたい~。   あと! 色んな遠征先で「お待たせ日本中」 って歌えたら最高だな!っていう 希望とか、ひらめき??も沢山ある! 私の少年みたいな要素が ぎゅっと詰まった1曲です! なんと言っても 月うさぎが地球に逃げたらしいぞ! から始まりますからね、、笑   一人一人正義は違うけど、 じゃんけんで最初はぐーって 絶対みんなおあいこになるの なんか素敵でいいなーって思ってるんですよね。 どっちが勝ちでどっちが負けとか どっちが正しくてどっちが間違ってるとか そういうのじゃなくてさ、 世界中どこでも、 たとえ無敵な怪獣が相手だとしても、 最初はぐーーっておあいこになれたら 最高なのにね! なーんて、!笑   ここだけの話、じゃんけんを思いついたのは 私の大好きなアニメの必殺技だからなんだけど…   君が君らしく笑える理由のひとつになりたい。 今日も、笑顔が一番似合う君へ。 <PiXMiX・大谷美咲> ◆紹介曲「 今宵、この指とまれ! 」 作詞:大谷美咲 作曲:原田篤(Arte Refact) ◆2ndアルバム『まだ旅の途中。隣には君がいる。』 2022年10月19日発売 配信リンク: https://pixmix.lnk.to/Mada_ Tabinotochuu_ Tonariniwakimigairu_dig   Type A KIZC-695~696 CD+DVD ¥3,182+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.飛ばせ!紙ヒコーキ 7.Pump It Up! 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション   Type B KICS-4082 CD only ¥1,818+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.Bloom 7.その先へ 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション

    2022/10/20

  • ドレスコーズ
    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。
    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。

    ドレスコーズ

    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。

     2022年10月19日に“ドレスコーズ”がニューアルバム『戀愛大全』をリリースしました。今作には、新曲「やりすぎた天使」や配信中の「聖者」「エロイーズ」など全10曲を収録。またドレスコーズは『戀愛大全』の発売を記念し、11月にワンマンツアー「the dresscodes TOUR2022」を開催予定!11月11日の北海道・cube gardenから30日の神奈川・CLUB CITTA'までの7会場でライブを行います。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ドレスコーズ”の志磨遼平による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、最新作『戀愛大全』に通ずる想いです。過ぎ去ってしまった今年の夏に、どこか空しさや物足りなさを感じているあなたへ。何かを失ってしまった気がするあなたへ。楽曲と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ぼくの夏は、今年も期待はずれだった。   いつか映画で観たような、クラクラするほどまぶしい出来事は、今年も起きやしなかった。   かんかん照りの太陽だけが夏の全てだなんて悲しいだろう。なにかとんでもないあやまち、たとえば草むらに落ちていた恐ろしいものを見つけてしまうだとか、それくらいのことが起きなけりゃ。   どうせ、海に行ったって、バカンスに出かけたって、そんなのは夏の表層だ。悲しくなって帰ってくるのは目に見えている。そう思うとどこかに出かける気も失せて、結局、クーラーを効かせた部屋にいるほうがマシ。   レコードを流すならベン・ワットにザ・ヒットパレード。昨夜観たのは相米慎二、その前はウォン・カーウァイ。漫画なら幻の名作『踊るミシン』ってとこだろう。ぼくが夏に期待するのはこういうことだ。   100年ぶりのパンデミックで、今やぼくらは“人類史上で最も潔癖な世代”となった。あらゆる場所は消毒され、透明のアクリルボードを挟んで会話し、誰かにふれることにさえ罪の意識をいだいている。   ことあるごとにふりかける消毒液のおかげで、ぼくらのこの手はけがれひとつなく、とんでもないあやまちだなんて、夢のまた夢。   もうこの先、夏がぼくの期待にこたえてくれることなんてないのかもしれない。せいぜい表層だけの夏を、クーラーを効かせた部屋の窓から見送るだけ。   ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。いつか映画で観たような、それでぼくらがでっちあげただけの、期待どおりの夏。   二人乗り、燃えるタバコ、エーマイナーセブンス、とんでもないあやまち。   いっそ博物館のショーウインドウにでもならべて、こんなキャプションをつけてみる。   《かつておろかだったぼくらのあやまち、さしてなんの役にも立たぬもの》   あいにく、そんなものには収蔵するほどの価値なんてないし、ぼくには映画も撮れなくって、できることといえばレコードを一枚、増やすことぐらい。   さしてなんの役にも立たぬもの、だからぼくらが失ったもの。   それが2022年、夏のあいだにぼくが仕上げた新しいレコードだ。     <ドレスコーズ・志磨遼平> ◆ニューアルバム『戀愛大全』 2022年10月19日リリース 配信リンク: https://dress.lnk.to/ysts アルバム購入リンク: http://dress.lnk.to/8thAL   <収録曲> 01. ナイトクロールライダー 02. 聖者 03. やりすぎた天使 04. 夏の調べ 05. ぼくのコリーダ 06. エロイーズ 07. ラストナイト 08. 惡い男 09. わすれてしまうよ 10. 横顔

    2022/10/19

前の20件
次の20件

デイリーランキングDAILY RANKING

  1. クスシキ
    クスシキ
    Mrs. GREEN APPLE
  2. breakfast
    breakfast
    Mrs. GREEN APPLE
  3. 倍倍FIGHT!
    倍倍FIGHT!
    CANDY TUNE
  4. 愛▽スクリ~ム!
    愛▽スクリ~ム!
    AiScReam
  5. 天国
    天国
    Mrs. GREEN APPLE
もっと見る

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

新着歌詞情報NEW RELEASE

  • ある未来より愛を込めて / back number
    【back number】モスバーガー「食べるHAPPY」篇 CMソング「ある未来より愛を込めて」歌詞公開中!!
  • Fake / ニセ明
    Fake / ニセ明
  • 君とレゲエにテキられて / ケツメイシ
    君とレゲエにテキられて / ケツメイシ
  • 主人公 / SUPER BEAVER
    主人公 / SUPER BEAVER
  • 諸行は無常 / 久保田利伸
    諸行は無常 / 久保田利伸
  • Shake it off / FANTASTICS
    Shake it off / FANTASTICS
  • 夏とあんたが嫌いです / 乃紫
    夏とあんたが嫌いです / 乃紫
  • ラブとピース / 平井大
    ラブとピース / 平井大
  • 織姫とBABY feat. 汐れいら / ねぐせ。
    織姫とBABY feat. 汐れいら / ねぐせ。
  • 貴方に晴れ / Rin音
    貴方に晴れ / Rin音
もっと見る
TOP
  • アーティスト名インデックス
  • アニソン検索・索引
  • アルバム検索
  • 歌詞全文(フレーズ)検索
  • タイムマシン検索
  • 新曲歌詞情報
  • 新曲歌詞情報(演歌・歌謡曲)
  • アニメ
  • 動画プラス
  • 音楽番組情報
  • 総合ランキング
  • 演歌歌謡曲ランキング
  • カラオケランキング
  • 歴代人気曲ランキング
  • 注目度ランキング
  • 歌詞ショート
  • 今日のうた
  • ニュース
  • 特集ピックアップ
  • インタビュー
  • コトバのキモチ(ワタフレ)
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
  • その他(バックナンバー)
    • 大人の歌ネット
    • ストリーミング
    • ライブレポート
    • キラ☆歌発掘隊
  • 運営会社
  • メディア掲載情報
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ・リクエスト
  • コンテンツ
  • 広告掲載
  • スタッフ募集
各ページに掲載されたジャケット画像、歌詞に関する著作権は、各レコード会社、アーティストなどに帰属します。

(C)2001 PAGE ONE All Rights Reserved.

このページの先頭へ

MENU

  • ホーム
  • 動画プラス
  • マイ歌ネット
  • 歌詞閲覧履歴
  • ランキング
  • 新曲歌詞情報
  • 今日のうた
  • ニュース
  • ピックアップ
  • コトバのキモチ
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
  • 歌詞ショート
  • アニメ
  • 音楽番組情報
  • その他
    • ・大人の歌ネット
    • ・ストリーミング
    • ・ライブレポート
  • 運営会社
  • メディア掲載情報
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 検索ヘルプ
  • プライバシーポリシー
(c) 2025 Copyright. PAGE ONE All Rights Reserved.()