この曲が今のpollyの答えであり未来であると。

 2023年5月10日に“polly”がEP『Heavenly Heavenly』をリリースしました。昨年メンバーチェンジを経て新体制となったpolly。Keyboad/Chorusの志水美日を迎えて初の作品となります。そして、今作のリリースを記念して東名阪リリースツアーの開催が決定。各公演ゲストを迎え、6月7日東京WWW Xには“KOTORI”の出演も決定!
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“polly”の越雲龍馬による歌詞エッセイをお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは今作の収録曲「MORNINGRISE」と「ごめんね」にまつわるお話。それぞれの楽曲に込めた想いとこだわりを明かしてくださいました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。



今回はHeavenly Heavenlyの曲について。
 
M1.「MORNINGRISE
 
過去、別れ、後悔を受け入れ未来を観る為の曲。
 
pollyは昨年4月に2人の脱退を経験しました。きっとpollyを好きでいてくれている(もしくは好きでいてくれていた)多くの方は、色々な背景を想像し考え、腑に落ちなかったりしたと思う。自分もそうなっていた時期もある。というより怒りや苛立ちを抱えていた。
 
でも彼らと過ごした長い時間には多くの喜びがあったと思い返した時、そんな身にもならない感情は薄くなり、彼らの行く未来を肯定できるようになった。
それと同時に自分の行く先を考え、前を向く事や思い描いている未来を見る事ができた。
 
今、pollyを作ってくれているメンバーはそれぞれバンドでの別れを経験している。
それが一番ピュアで隠すことの出来ない事実であり、原動力でもあるのかもしれない。
 
だから自分は、pollyのメンバーチェンジなどで悲しませてしまった皆や、メンバーやスタッフ、サポートメンバー、チームが安心して未来を観れるものを作った。
 
この曲が今のpollyの答えであり未来であると。
 
いつか大きな会場で多くの歓声と喜びを共有する為の曲。
 
 
実はこの曲、これまでリリースしてきた数曲からフレーズやメロディを引っ張って来ています。過去や別れなどを背負って未来を観る曲にしたいというテーマがあり、聴いてくれてる方にも歌詞以外でそういった意志を感じてもらえたらなと思ったからです。
 
 
M2.「ごめんね
 
ひとり言というか、ふとした時に頭の中で呟くというか、なんだかそんな曲です。
 
普段はオケを作ってからメロディを作り、その後に歌詞を書くのだけど、この曲は珍しく歌詞を先に書きました。
 
ど頭と最後が同じ構成になっているのだけど、時系列的に何処が始まりなのか探してみると面白いかも。
実は曲の通りじゃなかったりして…
各ブロックを並び替えてみたりして貰えるとしっくりくるかも。
 
この曲について多くを語るのはなんだか違う気がするのでこの辺で。
 
ps.
ラブソングでもあり後悔の歌でもあるのかな。悲しいような温かいようなそんな雰囲気を纏っているように感じてなんだか好きです。

<polly・越雲龍馬>



◆紹介曲
MORNINGRISE
作詞:越雲龍馬
作曲:越雲龍馬

ごめんね
作詞:越雲龍馬
作曲:越雲龍馬

◆EP『Heavenly Heavenly』
2023年5月10日発売
 
<収録曲>
01.MORNINGRISE
02.ごめんね
03.Snow/Sunset 
04.K
05.Kikoeru