槙桜子作詞の歌詞一覧リスト  34曲中 1-34曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
お酒が…しみる浜博也浜博也槙桜子よしのみゆき永作幸男女ごころを わかりはしない あなたに真心 尽くした私 情け知らずと 恨んでみても 惚れた弱さで すがって泣いた あなた あなた あなた あなたのつけた 古傷(きずあと)に お酒が…しみる  悪い噂も いつかは消える 信じた私が 馬鹿だというの 俺と一緒に 死ねるかなんて 言葉上手で ほろりとさせた あなた あなた あなた あなたのつけた 古傷(きずあと)に お酒が…しみる  こころ砕いて 涙で割った お酒が今夜も みれんを誘う 夢のままでも 嘘でもいいの だまし続けて ほしかったのよ あなた あなた あなた あなたのつけた 古傷(きずあと)に お酒が…しみる
別離れ涙の雨が降る浜博也浜博也槙桜子伊藤雪彦幸せすぎたの あなたの胸は 見てはいけない 夢を見た 夜雨(よさめ)に濡れる 心も濡れる 抱きしめて もう一度 もう一度 別離(わか)れ涙の あぁ ゝ 雨が降る  あなたを待ってる あの人よりも 愛の重さは 負けないわ 言葉にすれば つらくなるから くちづけを もう一度 もう一度 別離(わか)れ涙の あぁ ゝ 雨が降る  あなたは本気で 愛してくれた それが明日の ささえです 面影だけを コートに包み さよならを もう一度 もう一度 別離(わか)れ涙の あぁ ゝ 雨が降る
おまえがすべてさ浜博也浜博也槙桜子伊藤雪彦永く待たせたね たくさん泣かせた 夜空の星よりも 涙こぼしたろう か細い腕に余るほど 哀しみ抱えた おまえが愛しい 重い荷物は 昨日へ捨てて 二人の明日へ旅支度 離さない もう 離したくない おまえがすべてさ  俺のわがままで 世間に背(そむ)いた 夢などいらないと すねてさすらった 飲めない酒で淋しさを だましていたのか おまえが愛しい 何も言うなよ その目でわかる やつれたうなじが物語る 離さない もう 離したくない おまえがすべてさ  そうよ指切りで 約束したわと 恥じらう横顔の ほほを染めながら 小さな花が咲くような 笑顔が似合うよ おまえが愛しい 女ざかりを あずけてくれた おまえの心が 始発駅 離さない もう 離したくない おまえがすべてさ
おまえに逢いたい浜博也浜博也槙桜子伊藤雪彦伊戸のりお北の港町 あの頃二人は 波にたわむれる 鴎によく似てた  遠く離れた この都会(まち)に 白く乾いた この都会に おまえはいると 風が伝えた  海もないのに海鳴りが 俺の背中で 泣きじゃくる おまえに 逢いたい…逢いたい  若い過(あやま)ちと 心に嘯(うそぶ)き 胸にささくれた 傷跡いやしても  愛に飢えてる この都会で 星が見えない この都会で 俺はおまえを 捜しているよ  海もないのに海鳴りが 俺の背中に 追いすがる おまえに 逢いたい…逢いたい  愛に飢えてる この都会で 星が見えない この都会で 俺はおまえを 捜しているよ  海もないのに海鳴りが 俺の背中に 追いすがる おまえに 逢いたい…逢いたい 
ドルチェ・ヴィータ浜博也浜博也槙桜子徳久広司前田俊明泣いているんだね おまえの肩がふるえてる 気づかないふりをして 部屋に背中を、背中を向けた 窓に広がる空 紺碧の海 輝くほどに 心は暮れ惑う  ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 愛という 砂の城 ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 口ずさむメロディー  少し飲むがいい 葡萄(ぶどう)の酒を飲み干して 戯(はしゃ)ぎすぎ 疲れ果て そして眠りに、眠りにつこう 午後の昼寝(シェスタ)は今 時間さえ止め 少女のような おまえを見つめてる  ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 溶けてゆく 砂糖菓子 ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 口ずさむメロディー  夢のあと味だけ うたかたの街 飛び去る鳩が 夕日に燃えてゆく  ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 愛という 砂の城 ドルチェ・ヴィータ ドルチェ・ヴィータ 口ずさむメロディー
北の哀歌浜博也浜博也槙桜子徳久広司前田俊明身の丈ちかく 雪が降る 故郷(ふるさと)は 線路(みち)の果て 九年(くねん)数えた都会(まち)の暮らしに 別れを告げるベルが鳴る 後ろ髪引く思い出ならば 胸のすき間に埋めりゃいいさ 軋(きし)む明日に身をゆだね 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  失くしたものは 蒼(あお)き夢 やるせない 恋ひとつ 「それであなたがいいというなら…」 俺には出来(すぎ)た女(ひと)だった 詫びて飲み干すカップの酒に 浮かぶ未練のほろ苦さよ きつく唇かみしめて 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  春の芽吹きは まだ遠く 故郷は 雪だろう 上り列車の窓の灯りに 昔の俺がすれちがう 老いた親父と妹ふたり 駅のホームで待っているよ 土産ものなど無いけれど 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車
夢で逢えれば浜博也浜博也槙桜子三条ひろし永作幸男夢で逢えれば 良かったものを 何が二人を 引き寄せた… 帰りの切符も 買わないで 幸せ捨て去る 真似をする もう…お帰りよ 心が軋(きし)む みぞれがもうすぐ 雪になる  もしもおまえを 抱きしめたなら 熱い未練が あふれだす… 心の深くに 棲む女(ひと)は そうだよ今でも ひとりだけ もう…お帰りよ 駅まで送ろう おまえの明日(あした)は 壊せない  泣いちゃいけない 笑(え)くぼを見せて 季節(とき)が傷跡 消すだろう… おまえを大事に する男(ひと)は 俺にも大事な 男(やつ)だから もう…お帰りよ 指輪をはめて 今なら間に合う 終列車
恋の河浜博也浜博也槙桜子岡千秋南郷達也夜の深さに 急(せ)かされて 恋の行方が 見えません あなたと指を からめても おんなの夢は 遠すぎる わかっています あなたもつらい 何処(どこ)へ流れる… 恋の河  季節忘れた 北向きの 部屋に飾った 紅の花 淋しさだけが つのる頃 抱かれて今夜(きょう)も 花になる あなたの胸で 散らせてほしい 風が哭(な)きます… 恋の河  星に運命(さだめ)を委(ゆだ)ねても 流す涙は 天の川 こころに深く 棹(さお)さして 靴音遠く 聞いてます あなたの愛が 私の命 明日を待ちます… 恋の河
和む酒浜博也浜博也槙桜子伊藤雪彦笹雪模様の ぐい呑みが おまえの小さな 手に似合う つよくなったね 昔より ほんのり淡く ほほ染める 飲めばしんしん 夜は更けて 今夜はおまえと 雪見酒  肴は手作り 皿小鉢 酔うほどおまえが 愛しいよ 夢にこだわる わがままに 心で詫びて いるんだよ ほろり瞼(まぶた)を 濡らすのは 月のしずくか 月見酒  あなたの背中に ついてきた それだけですよと 片えくぼ 春の笑顔で 陰日向 支えてくれる 恋女房 ふたり幸せ わけあえば 花もほころぶ 花見酒
おまえがいたから浜博也浜博也槙桜子伊藤雪彦風がほどいた おくれ毛を 直すふりして 抱き寄せる …許しておくれ 逢えてよかった よかった逢えて この世で大事な まごころを 俺に教えて くれた女(ひと) 命の限り おまえと生きてゆく  こぼす涙は 乾いても ほほに小さな 泣きぼくろ …手をさしのべる 逢えてよかった よかった逢えて かぼそい肩先 濡らすよな 雨の夜には 傘になる 命の限り おまえと生きてゆく  心ふたつが 惹(ひ)かれあい 絆ひとつで 寄り添った …もう離さない 逢えてよかった よかった逢えて おまえがいたから 俺がいる 明日は陽の射す 坂道を 命の限り おまえと生きてゆく
愛しい男よ浜博也浜博也槙桜子三条ひろし伊戸のりお海鳴り間近な 最果(さいは)ての駅 霧雨がほほ濡らす 心も濡れる 私は過去を忘れ 名前も捨てて あなたの胸で 泣きじゃくる 命ごと 抱きしめて… 愛しい男(ひと)よ  北へと飛び立つ 白鳥さえも さよならのひと声を 残すのでしょう 二人の明日(あす)は遠く 果てないけれど 振り向くことは できないわ この愛を つらぬいて… 愛しい男よ  静寂(しじま)を裂くよに 汽笛が響き 密(ひそ)やかな旅立ちを 心で詫(わ)びる あなたとともに生きる 私の運命(さだめ) 始発の汽車に あずけます 夢ひとつ たずさえて… 愛しい男よ
新宿二丁目・迷い道浜博也浜博也槙桜子三条ひろし伊戸のりお駅を出たなら 訪ねてごらん 猫がほほえむ 小さなお店 嘘と事実(ほんと)の まん中あたり 真(まこと)の愛は どこにある? 答えはいつも 行ったり来たり 新宿二丁目 二丁目は迷い道  旧(ふる)いお寺の 裏手の路地は 猫も眠れぬ 七色ネオン 誘い誘われ 憂き世を忘れ 今がすべての ユートピア この世は刹那(せつな) 無常の運命(さだめ) 新宿二丁目 二丁目は迷い道  軽く投げキス 宴(うたげ)は終わり 涼しい顔で あの猫(こ)が通る ここは新宿 花園通り? 心が踊る 夢の園 明日があるさ 信じていれば 新宿二丁目 二丁目は迷い道
北の哀歌(エレジー)奥山えいじ奥山えいじ槙桜子徳久広司前田俊明身の丈ちかく 雪が降る 故郷は 線路(みち)の果て 九年(くねん)数えた 都会(まち)の暮らしに 別れを告げるベルが鳴る 後ろ髪引く 思い出ならば 胸のすき間に埋めりゃいいさ 軋(きし)む明日に 身をゆだね 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  失くしたものは 青き夢 やるせない 恋ひとつ 涙浮かべた 白い横顔 俺には出来(すぎ)た女(ひと)だった 詫びて飲み干す カップの酒に 浮かぶ面影…ほろ苦いよ きつく唇 かみしめて 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車  春の芽吹きは まだ遠く 故郷は 雪だろう 昔の俺を 窓に映して 上り列車がすれ違う 老いた親父(おやじ)と 妹ふたり 早朝(あさ)のホームで待(ま)っているよ 土産ものなど 無いけれど 北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車
泣きむし蛍浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりお赤いネオンの 水たまり はぐれ蛍が 目を覚ます きっと嘘つき あの男(ひと)も 命燃やして 何になる  夜にさすらう 女たち みんな何故だか 似ています ひとりふたりと 肩よせて 問わず語りの 涙虫  枕濡らして 夢の中 母さん 甘えていいですか 盆に帰れぬ わるい娘(こ)が 遠く手向(たむ)ける 女郎花(おみなえし)  にごり水でも 生きられる そんな運命(さだめ)と 知りました 明日をさがして 宙(そら)に舞う 泣きむし蛍が 焦がれ泣き
情け雨浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりお後は追わない 約束の 小指からめる ひと夜宿 一途な目をした この女(ひと)に 淡(あわ)い倖せ 何故やれぬ ばかな男を 責めるよに 肩に冷たい 情け雨  闇のむこうで 紫陽花が 雨に打たれて うなだれる 花より儚(はかな)い この女を 散らせたくない 夜半(よわ)の風 遠く離れて 行く俺の 心ひとつを 置いてゆく  雨よ思いが あるのなら 明日の列車を 遅らせて… 涙でつぶやく この女の 白いうなじの やるせなさ 窓に糸引く しずくさえ 泣いているよな 情け雨
北国のひと浜博也浜博也槙桜子徳久広司伊戸のりお私の命は あなたの命 旅立つ駅で ないた女(ひと) ベルに消された あの声を 心にきざむ 忘れない 霧の釧路と みぞれの東京 今夜はどっちが 寒いだろ…  濃いめの水割り 飲みほしながら 凍(しば)れる胸を あたためる こんな夜には 淋しげに 背中をまるめ 眠るのか 思いつめるな 身体をこわすな 星降る夜汽車で 逢いにゆく…  命で結んだ この恋だから 必ず帰る 君のもと 他人だらけの 東京で はるかに霧笛 聞いている 北の釧路で 春を待つ女(ひと)の 今夜も浮かぶよ 面影が…
恋めぐり浜博也浜博也槙桜子徳久広司伊戸のりおリラの花びら こぼれる街は 小さな恋の 思い出ばかり うすむらさきの カクテルで ほほをほんのり 染めていた 名前はサキコ 花咲く 咲子 噂じゃお嫁に 行ったとか  若かったよね あの娘(こ)も俺も 小さな恋に 笑って泣いて 小雪の駅で 待ちぼうけ すねたそぶりで ほほえんだ 名前はエミコ 笑くぼの 笑子 心に日だまり くれたっけ  運河づたいに 灯(あかり)がともり 小さな恋の かけらをつなぐ お酒と添い寝 しちゃ駄目と 長いまつげを うるませた 名前はユウコ 優しい 優子 忘れはしないよ 好きだった
三年め奥山えいじ奥山えいじ槙桜子矢崎一雄南郷達也夜風がしみる 屋台の隅で 熱燗二合の 手酌酒 ふた冬越えて 三年め 酔えば聴こえる くにの民謡(うた) あの娘(こ)は遥(はる)かな 雪の里 胸にみれんが 降りつもる  こぶしが咲けば 根雪もとける ひと足遅れて 山桜 故郷はなれ 三年め 瞼とじれば ゆき過ぎる あの娘がたたずむ ホームには 白い花びら 舞っていた  赤ちょうちんの 灯りをおとし 店主(おやじ)がふるまう 仕舞い酒 ふた冬越えて 三年め いつか馴染んだ 夜の巷(まち) あの娘に逢いたい 遠い空 俺は心で 春を待つ
そして、ありがとう奥山えいじ奥山えいじ槙桜子三条ひろし南郷達也さよなら さよなら さようなら… あなたと今夜は さようなら 出会いも別れも 運命(さだめ)なら ふたたび逢える その日まで こころに愛を 灯そうよ  上手に 言えない この想い… あなたの瞳が 潤むから 星降る街角 夜がふける つないだ手と手 離しても こころの糸は 切れないさ  ありがとう ありがとう ありがとう… あなたに捧げる ありがとう 離ればなれは つらいけど 思い出抱いて 生きてゆく こころに歌を 忘れずに こころに歌を 忘れずに
北信濃浜博也浜博也槙桜子岡千秋冬と春とが せめぎあう おぼろ月夜の 北信濃 あなた あなたの優しさが 女ひとりを だめにする 肌の熱さに 帯解(と)く夜は 夢も溶けます 隠れ宿  今宵かぎりの 逢瀬なら 命枯れても いいのです あなた あなたが好きなのよ 野沢 湯めぐり ふたりづれ そぞろ歩きに 心は乱れ 下駄の花緒も 切れかかる  遠くきらめく 千曲川 涙ちぎれて 風に舞う あなた あなたのぬくもりは 追う手届かぬ 恋運命(こいさだめ) 髪に名残の 香りをまとい あなた見送る 道の駅
港に向いた窓浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりおため息まじりの 霧が流れて 女は今夜も ほおづえついた 煉瓦(レンガ)通りの 向こうがわ 港灯りが ぼんやりにじむ ぽとりと 女は 涙をこぼす 淋しいんだろ 淋しいんだろ ひとりぼっちは…  靴音ひびいて 影が過ぎれば 古びた木枠(きわく)の 出窓が開く 霧がこんなに 濃い夜も 船を待つのか 瞳を凝らし 汽笛が 女の 心を乱す 恋しいんだろ 恋しいんだろ 夢の中でも…  夜更けにふらりと ドアをすり抜け 冷たいベッドに ぬくもり咲かす 朝に女が 眠るころ 潮の匂いの 枕が残る やっぱり 女は 男の港 逢いたいんだろ 逢いたいんだろ きっと今夜も…
おまえの子守歌浜博也浜博也槙桜子岡千秋伊戸のりお季節にはぐれた 木枯らしを 背中で聞いてた 夜の巷(まち) あれはおまえの しのび泣き ごめんよ 男は 身勝手で 逢いたいんだよ もう一度 忘れられない… 逢いたいよ  ぬくもり探して 夢の中 やっぱり呼んでる おまえの名 今もうらんで いるだろう ごめんよ 男は 意気地なし 逢いたいんだよ どうしても 胸が痛むぜ… 逢いたいよ  酔いどれ千鳥の ふるさとは あの日のおまえの ひざ枕 忘れかけてた 子守歌 ごめんよ 男は 甘え下手(べた) 逢いたいんだよ 今すぐに こんな夜には… 逢いたいよ
旅の空奥山えいじ奥山えいじ槙桜子三条ひろし南郷達也風に背を押され つまずきながら 歩き続ける 旅の空 まぶた閉じれば 遥かな郷里(さと)の 水は清らか 山は青  生きていればこそ 思いは乱れ 行方あてなき 旅の空 友よ何処か 元気でいるか 夢に浮かぶは あの笑顔  いつか黄昏は この身をつつみ 今日も日暮れる 旅の空 遠い故郷(ふるさと) 涙で偲(しの)ぶ 旅路果てない あかね雲  鳥は寝座(ねぐら)へと 鳴いて飛び去る ひとり見送る 旅の空 光さやかな 雲間の月よ 照らせこの道 我が道を
はぐれ雪虫奥山えいじ奥山えいじ槙桜子徳久広司南郷達也白い雪虫 どこまで跳んだ はぐれて郷里(ふるさと) 恋しがる 肩にとまる風花 ぽつんとひとつ 帰りたい 帰ろかな 北国の 日暮れは早い… やけに聞きたい 郷(くに)なまり  長い無沙汰を 心でわびて 呑み干す地酒の ほろ苦さ 今はわかる 親父の背負(しょ)ってた苦労 帰りたい 帰ろかな おふくろも 待ってるだろう… 一人しみじみ 夜がふける  北の郷里 凍(しば)れる冬を こらえて林檎の 花が咲く 急ぎ足をゆるめて 空を見上げる 帰りたい 帰ろかな 春まぢか 根雪もとける… そうさ 夕陽が呼んでいる そうさ 夕陽が呼んでいる
雪折れの宿浜博也浜博也槙桜子桧原さとし南郷達也雪に埋もれる 竹の小径 明日を語れぬ 名残り宿 雪折れの… 雪折れの… 音をかぞえて 膝まくら 指先からめあう あなたは 他人の妻  たとえそしりを 受けようと 連れて行ってと 泣いた女 雪折れの… 雪折れの… 音を溶かして にごり酒 ほんのり頬そめた 横顔 見つめてる  運命さえぎる 垣根なら 越えていきたい くぐりたい 雪折れの… 雪折れの… 音はこの身を 責める音 心に降りつもる 夜明けの 迷い雪
恋待ちしぐれ奥山えいじ奥山えいじ槙桜子弦哲也前田俊明雨の居酒屋 あなたを待てば 涙はらりと おちょこに落ちた… 惚れて ほだされ 本気になって 何も見えなく なりました ばかね ばかです おんなはだめね 心濡れます…恋待ちしぐれ  遊び慣れてる いけない男(ひと)と 聞けばなおさら 想いがつのる 甘く あとひく あの口づけを 思い出します くちびるが 暖簾(のれん) ゆれても あなたは来ない 心しとしと…恋待ちしぐれ  ひとりお酒を つぎたす指に 指輪なんかは いらないけれど… 酔えば 酔うほど 夜雨が胸に こぼれ小さな 花になる 好きよ 好きです あなたが好きよ 心濡れます…恋待ちしぐれ
陸羽西線奥山えいじ奥山えいじ槙桜子弦哲也前田俊明最上の川面を すれすれに 一羽の鳥が ひるがえる おまえも群れに はぐれたか それとも何かを なくしたか 陸羽西線 こころは揺れて 車窓(まど)に面影 ゆきすぎる  小さなほころび それさえも 気づかなかった 俺だった 夕日に染まる 高屋駅 紅葉の流れを 観光船(ふね)がゆく 陸羽西線 白糸の滝 なぜかまぶたが 熱くなる  哀しい思いを させた女(ひと) それでも俺を 待つという つぐなうことが できるなら 命の果てまで 離さない 陸羽西線 終着まぢか 遠くぽつりと 灯がともる
只見線恋歌奥山えいじ奥山えいじ槙桜子聖川湧石倉重信会津の空は 淡紅(うすべに)ぼかし 八重の桜に 天守も霞む 失くした人の 思い出たどる ひとりの旅です 只見線 いいえ いいえ 一人じゃないの あなたは今も 胸の内(なか)  あの日は川霧(きり)の 鉄橋ながめ 今日は若葉の 峡谷渡る あなたの歓声(こえ)が 聞こえるみたい 山吹ゆれてる 無人駅 はらり はらり 花びらこぼれ 涙がにじむ 奥会津  六十里越 トンネル抜けて 空が明るく なったでしょうか 外さぬ指輪 かざして見れば 陽ざしが降ります 只見線 そうよ そうよ 一人じゃないの あなたと明日も 生きてゆく
芙蓉の花のように大泉逸郎大泉逸郎槙桜子大泉逸郎伊戸のりお思い返せば まぶたに浮かぶ 笑顔笑顔の なつかしさ 親父 おふくろ 輩(ともがら)たちよ 芙蓉の花の 花のように みんな清らに 生きてきた  白いはなびら うす紅色に 染めてほろりと こぼれゆく 秋の陽だまり 女房(おまえ)とふたり 芙蓉の花の 花の下(もと) 今日の幸せ かみしめる  咲いて一日 はかない花も 明日はつぼみが また開く 命つないで 心をかさね 芙蓉の花の 花のように そうさ清らに 生きてゆく
ありがてぇなあ大泉逸郎大泉逸郎槙桜子大泉逸郎南郷達也昇る朝日に 柏手うてば 胸の奥まで こだまする そよぐ稲穂の 黄金の波よ 今日もよろしく 頼みます ありがてぇなあ… 生きているって ありがてぇ  もしもおまえと 夫婦(めおと)でなけりゃ ここに御座らぬ 福の神 しわが一本 幸せひとつ おまえ笑えば また増える ありがてぇなあ… 歳をとるって ありがてぇ  苦労 我慢は この世のならい 麦は踏まれて 強くなる 地酒一合 つぎ足し二合 明日も在所は 日本晴れ ありがてぇなあ… 生きているって ありがてぇ
女がひとり奥山えいじ奥山えいじ槙桜子伊藤雪彦伊戸のりお酔えば過去(むかし)が うずくのよ 飲まなきゃ明日(あす)が 来ないのよ 仙台 国分町(ぶんちょう) ネオンの杜(もり)には 止まり木さがして 止まり木さがして …さすらう女  化粧落として 洗い髪 なじみの湯宿 終(しま)い風呂 銀山 ガス灯 もたれて携帯(スマホ)の 消去(け)せない写真を 消去(け)せない写真を …見つめる女  指と指とを からめても かりそめなのね 港町 釜石 時雨れて 汽笛がないてる ため息まじりに ため息まじりに …飲んでる女  酒場暮らしの 私にも 命をかけた 男(ひと)がいた 会津の夜桜 舞い散る裏町 似ている背中に 似ている背中に …振りむく女  夜の名前は 捨てましょか 生まれた町は ここだもの ゆりかごみたいな 三日月みあげて 故郷(ふるさと)みちのく 故郷(ふるさと)みちのく …女がひとり …女がひとり
うまい酒奥山えいじ奥山えいじ槙桜子伊藤雪彦伊戸のりおやけに心が 乾く夜は 独り手酌の 酒がいい 憂き世七阪 まだまだ半ば ちょいと一息 縄のれん… 二合徳利 ぐい呑みで 一人で飲む酒 うまい酒  久しぶりだと 酌み交わす 酒は明日の 力水 酔えばこぼれる 本音と愚痴に 肩をたたいて くれる奴… 昔ばなしに 花が咲く 友達(とも)と飲む酒 うまい酒  ほんの小さな 幸福(しあわせ)を 泣いて笑って 積みあげた 今日もおまえは ほんのり酔って 差しつさされつ 夜が更ける… これでいいのさ 人生は 二人で飲む酒 うまい酒
心の海峡奥山えいじ奥山えいじ槙桜子水森英夫南郷達也風が噂を 落としていった おまえは今も 待ってると… 止まり木すてた あの日から 北の港町(みなと)は 遠すぎる たどり着けない 戻れない 心の海峡 迷い鳥  もしも背中を 向けずにいたら 比翼の鳥に なれたのか… まぶたの裏で ゆれている 白い横顔 片えくぼ 酒に未練が 浮かぶ夜は 心の海峡 霧が舞う  龍飛岬(ざき)から 荒海渡り ひよどりさえも 松前へ… 翼に傷を もつ俺が めざす灯りは おまえだけ 飛んでゆきたい ひとすじに 心の海峡 おぼろ月
会津想々奥山えいじ奥山えいじ槙桜子水森英夫南郷達也山また山に 抱(いだ)かれた 湖やさし 翡翠いろ 只見 金山(かねやま)… 奥会津 ふるさとはるか 想う夜は 胸を警笛(きてき)が すり抜ける  うすむらさきの カタクリが うつむきがちに 咲く春よ 三島 柳津(やないづ)… 名残り雪 幼き初恋(こい)の 面影が まぶたとじれば 見えかくれ  一本杉に 石地蔵 おふくろさんが 子達(こら)を呼ぶ 坂下(ばんげ) 喜多方… 里景色 心の岸辺 たどりゆく 瀬音なつかし 茜空
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