フラクタルGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | まぶたの裏側に月日がこびりついた 産まれた光が歩きだす時 手を取り合って 明日を塗り潰すフラクタル 動いた時間はそっと土に還そうか 繋いだ手にはきっと伝えられるだろう いつかの朝へと 絵に描いたみたいに川が町を分けてく はね返る光がまた 歩き出す度 目に焼きつくのも 明日を塗り潰すだけの 塗り潰す為の 塗り潰すだけの 動いた時間はそっと土に還そうか 動いた心はきっと伝えられるだろう 明日も明後日も 大いなる流れはいつか海に還るなら 繋いだ想いはそっと伝えられるだろう いつかの朝へと |
WeightGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 胸のつかえを吐き出しても 優しさにかわらないが 街はいつの間にか やがて来るはずの季節の準備に浮足立つ 風はたしか 通りすがりにこう云っただけ 「ここに雨を降らしてよ 全てを洗い流してしまうくらい」 何もかもを濡らして 朝になれば乾いてしまうのか 人の流れと排ガスの色 鮮やかなのは傘の方 俺は何者か やがて狂うはずの時計は誰を支配する 歩き出せば もう一歩だけ動いただけ 心まで誤魔化しても 何一つ放り出すつもりはない 雨が熱を奪って 立ち停まればそのまま そのまま 「ここに雨を降らしてよ 全てを洗い流してしまうくらいの」 何もかもを冷やして 当たり前の顔をして こんな世界を満たしている ありふれた想いを さあ讃えてよ 「まだ間に合う」と誰もが 抱えた負債はそのまま |
その未来GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | たった今その声が聴こえたような気がしただけ たった今どこまでも行けるような そんな気がしただけ 忘れられない想いがこの胸に刻まれてくだけ たった一秒一秒が それだけが真実だっただけ 憧れが 惑いが あっさり全部ひとつに繋がった 抉じ開けて その未来も過去もそのまま 見ろ だって正しいと思えた事など 一度だってないだけ だって誰もが言うみたいな言葉に乗り切れないだけ やっぱりだ 痛みがバッサリ疵を残しやがった 始めるぜ 昨日も今日も明日もこのまま 走れ 行けよ 聴け 声無き声 風の音 雨の唄 聴こえないのはいつも自分の鼓動だけ 憧れが 出会いが 確かに全部ひとつに繋がった 抉じ開けて クソ重い想い抱いたまま 見ろよバカタレが やっぱり疵は消えやしないんだ 始まりさ その未来も過去もそのまま そう 見ろ |
エピゴーネンGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | どっかでそう思ってたんだ いつも これからもね あんまり平凡じゃなかったのは まあ今も同じだけど 物語にすれば安くなりそうだ 人と比べてみて卑屈になるだけ どこまで歩いてくの その身体で そこまでもそのまた先も エピゴーネンで埋まってる だったら想像してごらんよ きっと他人事じゃない さよならした夢には 割といいとこもあるんだが 死ぬ程じゃない日々の 口程にない未来 人と関わるのが煩わしい訳 どこまで歩いてても割に合わない 気がつけばもう振り返れやしない 2,000光年で されど人生だとか言っても ここが肝心だ 君を愛してるんだって そしたら 言いたい事はずっと 二つ位しかないんだ 言葉にしてみると 風に消えるだけ どこまで歩いていこう この身体で どこまでもそのまた先も エピゴーネンで埋まってる 澱んでる 嘘くせぇ |
GRAVEYARDGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 時代の声だ 耳をやられた 聴こえないのはそのせいだ 誓いを立てた指を咬まれた 手懐けたつもりが ムカつく 四つ角の悪魔に会う ここがモダングレイヴヤード たかがそれだけを誇る為 何を捨て 胃から込上げる塊の味を知れ そして 馬鹿みたいな顔ばっか 自分探しはまだ飽きないのかい 見つかるのはきっと樹海のコミュニティ 有財無財餓鬼達と踊れ 伝えるべき事は無え たかがこれだけを誇る為 何をしてる? 胃から込上げる塊 今更手遅れ 無駄に垂流す言葉はもう腐ってる 揺らいだ世界で独り立ってる たかがそれだけの為に何もかも捨て 見たいのかい 聴こえるかい 馬鹿みたいな顔ばっか |
REWGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | やたら地味な精錬を かたや派手な経験を たかが歌のワンフレーズを繰り返しては 他人の汗に軽蔑を 可惜当たり前な顔を 又は他人の顔色を伺うような 疲れるでしょうと したり顔で笑うか おれは最低か 華々しい画面も 白々しい裏切りも ただ眩しいあの夏の映画も 叶わない願いも しかつめらしい悲しみも やり直し どこまで戻せばいいんだ 語り種の人生を 事無かれの永遠を 雑踏の中の雑草を誇らかしては 掴まえましょうと 偏に前向きなフリか それは才能か 慌しい報道も わざとらしい外連味も うら淋しい真冬の名盤も 空回りの懸念も 誰かの言う戯れも やり直し リアリティを感じないせいだ 華々しい次画面も 白々しい裏切りも ただ眩しいあの夏の映画も 大なり小なり 叶わない願いも しかつめらしくまわる世界も やり直し どこまで戻せばいいんだろう REWIND |
マダカレークッテナイデショーGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | やかましいぐらいに目盛上げるんだ かぶりつきじゃなきゃ聞こえやしねえ 今朝食ったものでさえ思い出せやしねえぞ 脂肪の塊 取るカラクリだ ピエールとジャンはイカレたアフロだ だからこうやってファンキーな短編を残すのだ ベラミから始まるモーレツな苦悩 バカな娘だった なかなかだった 朝方だった I'm funky モーパッサン It's funky モーパッサン 能書はもうたくさん カレーなぞ食った憶えなぞねえぞ アルミ鍋がいけないらしいぞ 女の一生はファンキーさで決まるぞ 冷汗が乾けばもう一度踊ろう 頭の中わからなかった 荒屋だった アイムファンキー膨満感 イッツファンキー凶悪犯 問題はクロワッサン もみあげのビストロ 脂肪の塊 取るカラクリだ ピエールとジャンはイカレたアフロアフロアフロ… …アフロディーテスチャイルド ベラミから始まるモーレツな苦悩 バカな娘だった なかなかだった 朝方だった I'm funky モーパッサン It's funky モーパッサン 能書はもうたくさん 頭の中わからなかった 荒屋だった アイムファンキー膨満感 イッツファンキー凶悪犯 問題はクロワッサン もみあげでListen!! |
スレドニ・ヴァシュターGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 誰の歌だろう 何が腐ってるんだろう 昼寝の様な夢を ただもう垂れ流しっぱだろう 未来だの 願いだの 今にもああいうふうになりそう 出会いもふれあいも ママには そういうふうに言いなさい 抱き締めたらもう 息もしていないだろう 君のトバモリーでも あれから押し黙りっぱだろう 眩暈が消えないんだよ 今にもああいう目に会いそう 今こそ 額衝こう 意外とそういうのに限って 立派に成人してから 言えや 君の理解者も 闇の被害者も アナバプテストかもよ それにしても おまえ なぜ はねるのだ 神の御前ぞ 我がスレドニヴァシュター 未来だの 願いだの 今にもああいうふうになりそう 出会いもふれあいも ママには そういうふうに言いなさい 眩暈が消えないんだよ 今にもああいう目に会いそう 今こそ 額衝こう 意外とそういうのに限って 立派に成人してから 言えよ 言えば 言えば |
手のひらの上GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | つまりはいつもの様に過ぎるという事 或は音をたてて崩れそう 思い出したくもない事思い出になってた 言葉じゃ簡単なんだけど ほら ただ好きなだけじゃこの手 離れるだけ 手のひらの上 残る 儚いもの 溢さぬ様 伝わらない物の道理を伝えようと か弱い老体に鞭打ってみたりして 何所で暮らしたって 変わらないと思ってた 心閉ざしたまま見る空 ただ好きなだけがその手 繁げてるだけ 恵みの雨 待つのが 何故 こんなに疲れるのだろう? とうとう檸檬一個分だけ思いを受け取って 心開いてさ 今はほら ただ好きなだけがこの手 繋げてるだけ 時間が過ぎてしまえば儚いもの もう手のひらの上 消えてなくなって 忘れられたはずなのに ふと何度も蘇るのは? 気がついたら 春だったとは |
うわばみGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | まるでパイソン 飲み込まれるとからみ放題 つらい だけど先輩 いつもの覇気がない が 上がるメートル えらい ああなりたいと憧れていた いまでも面影はマノンレスコー ああだけど先に立たぬは 後悔の向こう側 あの頃咲き誇ったのは 若さゆえの花 さあ誰かもらってあげろよ 喋り放題 They call me“Rattle snake” その異名もいまはいずこ 脱皮したのかな 寂しそうだ 大酒飲んで忘れてしまえよ 愛されてる証拠さ まるでパイソン 或いはラトルスネーク 暴れ放題 だから先輩 宴も酣さ おあいそ ああだけど先に立たぬは 後悔の向こう側 あの人振り逃げのように さっさと片付いたの ああだけどいつか勝てるさ そう最後の本塁打 さよなら また来シーズン |
SUNGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸貴幸 | ガラスの向こう見ていた 風は通り過ぎて行ったか 「次は遠くへ行こうよ」って 鳥達が囁く 出会った頃 思いだした 君はわらってばかりだな 目を閉じるだけで そう 大きな夢見れたっけ my sun, my little sun 見えるかい? 渇いた 渇ききった瞳で your son,your little son 目をそらしたって It's coming back, getting to come back to me 空の青は変わらず 僕等を包込んでたんだ 胸いぱいに吸込めたら 振返りもしなかった my sun, my little sun 理解かるかい? 砕いた 噛砕いた言葉で your son,your little son 振払ったって It's coming back, getting to come back to me 遠いはずの明日の為に 残り僅かなお楽しみに 生まれ落ちた子供達の為に あなたはいつも同じ顔で見るがいい my sun, my little sun 見えるかい? 渇いた 渇ききった瞳で your son,your little son 目をそらしたって It's coming back, getting to come back to me my sun, 聴いてるかい? my little sun your son,your little son 手を伸ばしたって my little sun ただ照らし続けてただけ |
Good bye my worldGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 金戸覚・GRAPEVINE・高野勲 | 今しあわせ? 問いかけた くだらなさ 行止まりさ 今朝もナメた真似をした それもまた いつも通り 三つ読んで 忘れられた 道路の上 いっそ何か想えば 楽になれた 認めてしまえよ ここでセイグッバイだろ 聞こえていないよ ここで say good bye my world 雨のハイウェイ 目の前の同じ明日 やってられねぇ いやにワイパー 誘うねむけ 事故りそう いつも通り ベッドの上 忘れてきた 三つ読んで そっと雨にうたうか 星になるか いつも通り 三つ読んで かき消された 道路の上 いっそ何か想えば 星になれた 認めてしまえよ ここでセイグッバイだろ 聞こえていないよ ここで say good bye my world 雨のハイウェイ 目の前の同じ明日 今朝もナメた真似をした それもまた 今しあわせ? 問いかけた くだらない |
片側一車線の夢GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 俺は路上で でなけりゃ異郷で で最後は人知れずくたばるってはずだった 誰が望んで 時代を運んで 気が付きゃ夜の隙間に嵌って出られないぞ 車線の上時計を放り投げて どこへでも 行かないか 忘れるよりも抱えたまま 楽じゃないが 失った夢の続きがあるのだろう ろくでなしの旅を 俺は都会で少しは学んで 孤独とガレージとこの車を見つけ出した サイドミラーに飛ばされてゆく “ザ・ガール”はもう 出直そう かつてのようにはうまくゆくとも限らないが 目指した場所はどこにもないことも 知ってはいたけれど 行かないか かつてのようには若くないのがおっかないが 失った夢の続きを見るのだろう ろくでなしの夢を |
インダストリアルGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 騙してたよずっと 生業みたいなものさ だらしのない雨が降れば 後ろめたさも消えた 取り繕うんだ 無駄に話を繋げて でもさ 本当はきみに興味などない きみもそうだろ 安全な明日と インダストリアルな恋のひとつでも いずれ「イヤ」って言い出す時を待つ それもいい 嘘でもいい 差し当たって 目の前はまだ ディスクを入れ 聴き取れない音でコラプスを どうしたらそう 優しくなれるのかなんて 笑って言いそうだね 完成を待ってるんだ ストーリーのないこの行為の向こう 安全な明日を乱す事は許されないね ルールなんだ 完全じゃなくちゃ インダストリアルと呼べやしないぜ そうだろう ねえ おつかれさん 目の前のまま 騙してたよずっと |
涙と身体GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | 雨にあわせ通りすがる夢を見た 睫毛伏せる君は目の前に居ない 触れた事は無かった いずれ触れるのも解ってた 崩れるのは目に見えてたけれど― 薄めるだけ薄めて 飲込めぬくらい 掠れる声じゃ届けられそうにもない くれたモノは何だった? 幾つの夜明け過ごしてきた? 溢れる程聞出せやしないけれど― 見つめててもいいの? 何を忘れる涙 さよなら言わせたりして 誰に預ける身体 只それを認めるまで いつも匂いだけ蘇らせては 見つめるこの手 プライドさえ残らない 触れたくなど無かった いつか触れるのも解ってた 溢れるのはキミだけじゃないけれど― 見つめてて欲しいの? 何を忘れる涙 さよならを真似たりして 誰に預ける身体 話す事には嘘が無い? 何を忘れる涙 さよなら言わせたりして それが水当の身体? 抱く程に焦がれるだけ |
アンチ・ハレルヤGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 金戸覚・GRAPEVINE・高野勲 | 今年の夏もなぜかアホ面して 全力で飲んで飲まれていた 憧れてたハワイ旅行の計画は 時間的、経済的に断念した どれがタテマエでどれがホンネなのか おれの理想よ down down ハレルヤベイビーなんで 君はここに立って顔作ってんの? 足りないのはきっと忘れかけたあの日の 熱いやつさ 都会に生きていると時間の感覚が 著しくひどく曖昧になってきた 若いのだけが売りだった頃と比べて ウンチクがインチキくさくなってきた 何が楽しみで誰が本命なのか おれが聞きたいよ unknown ハレルヤベイビー今度 飲み明かそうよマジでどう思ってんの? 全てに感謝してるみたいに ツルッとした顔してるぜ おれの未来は? ローズタウン? ダークブラウン? ハレルヤベイビーなんで 君はここに立って顔作ってんの? ハレルヤベイビー 今度飲み明かそうよマジで 足りないのはきっと忘れかけた あの日の…なんだっけ? |
13/0.9GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 死なない自信はあるのかと問われて たしか保険上乗せしたはずだと御茶を濁す その悪しき依存性 まるで恋にも似た 決して醒めないその赤で この胸に火を点けろ 声高に否を告げろ 今 空に優しく溶けてゆく狼煙 暗闇に火を点けろ すぐ灰になるけど 今 壊れる少し手前の狂炎 実はどこかに陰があるのかもと案じてる いつかは恒常性も失われてくのか この次に気をつけろ 声高に生を告げろ 今 咽に焼けつく刺激が狂おしい そのために精をつけろ また生まれかわるけど 今 追われてどこへ行く 13 肺を染める色なんて想像しない 決して醒めないほど愛してる |
すべてのありふれた光GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 通り雨が過ぎ去ったら ほんの少し散歩をしないか 心をどこに仕舞い込んで 世界は締め出されてしまった ありふれた光はいつも 溢れるけれど溢れるだけの もうー度 きみにそれが注いだなら 届いたなら 扉を壊しても連れ出すのさ 憶えてるもんだな意外と 甘えられる時期は過ぎ去ったか 些細な事で怒ったっけ きみは泣くことさえ拒んで 幾つもの夜を越えて 朝になればそれだけでも 特別なものはどれだ 何にも無くても意味が無くても この身をくれてやろう あしたはどっちだ 悪意が裟婆を乱れ飛んでる 世界なんか塗り替えてしまえ ありふれた未来がまた 忘れるだけの 忘れるための それは違う 何も要らない 何にも無くても 意味が無くても 特別なきみの声が 聞こえるのさ 届いたのさ きみの味方なら ここで待ってるよ |
疾走GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 光より先を見てしまえば 叫び声追い越して見失うのさ 知りたいか 一切は後方へ飛んでいく 目を塞いだフリークライマー 天辺など見えちゃいないんだ きみの手はあまりにも小さすぎて 世界を正しく使えないでいた 聞きたいかスーサイド 一瞬の後悔は 取返しがついたんだ 急いで部屋を出ろ まだ未来は空っぽのままで 新しい予感に泣きそうだぜ くだらないのはおまえの方だろ わからないのかい疾走の理由が まだ未来は空っぽのままで 新しい世界に負けそうだぜ くだらないのはおれの方だろ わからないのかい絶叫の理由が |
それでもGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 瞼の裏の鮮やかな色 あなたが着てた 黄色のワンピース ふと空見ました 季節がかわる 笑いました 涙も流れました それでも また立止まりそうになって あなたの事を想う 少しだけ 微笑みくれませんか 死ぬまで 抱いていたいのです 川辺の街の工場の煙 たばこ屋の壁が 派手でしたね 時計壊れてしまった なぜ強がる 歩きました 迷いも殺しました それでも また足下見失って あなたの事を想う 少しだけ 泣かせてくれませんか 息が止まって しまいそうです 買ったきり積んだままにしてた 難しげな本が 今わかった気がしても 明日仕事休みにしなくちゃ 海にでもいきましょう 瞼の裏の鮮やかな色 ふと空見ました 季節がかわる |
それを魔法と呼ぶのならGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | 誰が笑っていて 誰かは泣いていて 建てて壊して 例えばどこかで曲がって また戻って それが魔法というものなら どれだけ信じれるだろう それで時間が止まるんなら それだけが人を動かすのなら それでもまだそう言うのなら カレンダー塗り潰して ベランダで吸った二本目 頭で解って 心で解らなくなって そう そこを解っても それが魔法というものなら 死ぬまで解けないかも 君の事を思うのなら 誰も理解してくれなくなったとしても ぼくは今のままでいい すでに盛大に幕が引かれたとして やさしくはないんだ 難しくもないが いつもはどうやってこなしてたんだっけ それが魔法というものなら どこまで信じれるだろう 君の事を思うのなら それだけが世界を動かしてんなら ぼくは今のままでいい それを魔法と呼ぶのなら |
Darlin' from hellGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 目が覚めれば英雄だったなんて嘯(うそぶ)いた あなたはきっと地獄からやってきたんだろう なぜ 人々の住む世界はなんて美しいと 口一杯にそんな皮肉だらけ 髪に手が触れた だから舞い上がってよダーリン 光の中 天使みたいな詩(うた) おわかれだったわダーリン だけどきっといつかまた会えそうな 気がしてた 思い出の半分くらいは曖昧にでっち上げる その後(のち)あなたを塔に幽閉して この身を臥(ふ)せるわ どこに舞い降りたのダーリン 喝采のような虚空を突き刺す詩 初めて会った日だって忘れてしまう 夏の日の太陽は冷めてくの 目が覚めれば英雄だったなんて嘯いて あなたはきっと神話の中へ さよならhelldarlin' 光の中 天使みたいな詩 初めて会った日なんて忘れてしまう 夏の日の太陽 おわかれだったわダーリン さあダーリン どこへでも行ってよ |
真昼の子供たちGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | でかい当たりを掴んでしまった 世界を変えてしまうかもしれない 毎日があっという間に終わった 油断すると大人になっちまう どこで覚えてきたのか忘れた 意外ときみが笑うかもしれない 無い知恵しぼった挙句に言った 雨なんて降るはずがない あれからずっと戻れなくなった 今頃ふと聞こえるのさ あれからずっと途切れていたっけ このままそっと忘れるか 世界を変えてしまうかもしれない 今のきみは笑うかもしれない |
I must be highGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | デカダンスをぶち上げながら放蕩 芸術とただの感傷のボーダーライン 一生に一度のレースを 案の定 サッカーが好きって言う彼も 性格上 一人じゃ居られない彼女も 行間に必殺のフレーズを 世界中の安全なんか願ってるみたいな 顔をした 顔をした 基準がカオスだ 俄然盛り上がりだした 腕振り上げた そんでギリギリ出した その答えは I must be high 照らそう 汚れなき心を 煽動しよう ぼくらの向かうべき場所へ 生涯に一発のブルーズを リサイクルと憧憬ばっか踊る夏の日の輪 地球上の明日を夢見る様な 顔をしてる 顔をしてる 基準がカオスだ 俄然盛り上がりだした 声振り上げた そんでやりきりました 須くは I must be high |
公園までGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 金戸覚・GRAPEVINE・高野勲 | 「今年もあと少しだよ」と 他に何か言いたかったが 「写真とかも増えすぎたよ」と 君のせいか 僕のせいかな その手を満たすのも 偽りないものを ここにあるすべてにただラブソングを くちずさむよ 余計な言葉より余計なラブソングを 馬鹿らしいかい いろいろあって淡くなってく いつもみたいにそう 「この前の店美味くなかったね」と 他になんか言うべきだったか その目に映る事 決して綺麗じゃないが だから言うなればブルースを ここにあるすべてにただラブソングを くちずさむよ 大袈裟な事は歌わないと そう決めていたいんだよ この子の未来にただラブソングを くちずさむよ ヒトが羨むような普通のラブソングを 馬鹿らしかい 幾つになって思い出す時 笑えるようにと 余計な言葉よりも 公園までの数分の 余計なブルーズ |
EAST OF THE SUNGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | いつもの朝に見とれて わけもわからず始まった 駆け上ぼるあの空へ 絶望は鳴りを潜めて 欲の火種を抱えて 灼けるようなこの衝動で ここで燃え尽きるかなんて 誰のための 訪れた綻びはあまりにも突然で 何も知らなかった 神も憬れも 大人びた眼差しは 海の向こうの向こう 張り裂けるような時を越えてゆく 絶妙な風に吹かれて かけがえの無いものを残して 駆け上ぼるあの上空へ 遅すぎたささやきはあまりにも残酷で 何も知らなかった 神も憬れも 大人びた眼差しは 海の向こうの向こう ただ静けさだけが 音の無い世界が ただ静けさが物語ってゆく |
COREGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | ここは七色 ここは七色になる ほらもう生まれよう ほら後がつかえてるんだ 狂ってしまいそうだ 狂ってしまいそうだってよ ここはどの色 ここはどの色になる これは洗えない 朦朧すれど洗えないね 叶ってしまいそうだ 笑ってしまいそう 止まってしまいそうだ キマって 決まってたんだろう ずっと待ってたのさ こうなるのを 一瞬の永遠を 熱くなった 熱くなったCOREはどうなるの 洗われる 目が醒めそうなんだ na na na… おれは七色になる ほら後がつかえてるぜ いい子の夢は夜ひらく |
lambGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 永遠の鮮度 稀有なるセンス 絵具で塗潰してみた あのファインダー越しに見えたボードレール 神の視線 かの叙情性 愛の付箋 掠れたきれぎれの詩 焼捨てるか 食べてしまえれば 絶間なく流れる夢現のように身を投じて 壁に掛かる絵に何を溢したの? 嘘で拭取れやしない 叫んでみたのは 若さの証明 他にない 歪んでいったのは いつかの少年に違いない 影を追って種を落とし 漸うにして集めた僅かばかりが 掌で崩落ちてみせた さよなら 麗しき思い出の数を数えてみた 壁に掛かる絵がくれた優しさを 今は噛潰してしまいそうなくらい 確かに手はあった 故に手を尽くしてみたつもりだったんだ 仔羊の肉を喰らって赤いワインを 飲散らかしてるはずだったんだ いっそ聞こえなくしておくれよ あの鐘の音を 決して 叫んでみたのは 若さの証明 他にない 歪んでいったのは いつかの少年 叫んでいたのは 確かな声 耳を刺す |
棘に毒GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 棘が刺さった 毒がまわった どっかで変わってきたんだ 底に溜まった想いも とっくに乾いてしまった そのうえ 融けない冬は 二人を結ぶ体温さえ 奪っていった 今でも きみの事をうたうリフレインはずっと 溢れるけれど 熱はないんだ 汚れて冷えきってんだ 肩に触った風でわかった だからどうしたって言うんだ きっと心ってそんなもの 時間がさらっていくんだ それでも 人込みの中 歩道橋の上 よみがえるものがこれって だからもう 頭の中満たすリフレインをいっそ 消してしまえば楽になるんだ 優しさなんて 必要なくなったんだ 棘が刺さった 毒がまわった きっと心ってそんなもの だからどうしたと言うんだ 棘が刺さった 毒がまわった 熱が上がった 今でも きみの事をうたうリフレインはずっと 溢れるけれど届かないんだ 汚れてるんだ 熱はないんだ このままではもう もういいって言いそうだ |
discordGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 胸を張って言える事はない 腕伸ばして届くはずもないうえ まして 人の出会いは困難でもどかしくて 壊れてみたいが 優しく さあ 優しくね 裏切れ世界を手に入る程度の明日を売れ 裏切れ未来を 信じないもんね この道の上 それが正解なんです 夢を買って当たるはずもなく 朝のバス停 今日も乗過ごすだろうね いっそ 全て壊す爆音のディスコードで 奏でてみたいが おかしくない? 恥ずかしくない? 裏切れる愛を手に入る程度の誰かで 火が消える前の喪失感は もうあなたにあげる 裏切れ世界を手に入る程度の明日を売れ しらふじゃいかんよ 優越感をくれ 甘いスウィーツをくれ 振切れ世界を目の前の迷路にケツを振れ 裏切れるだろ? いってしまえよ あの未知のウェイ それが正解なんです |
WantsGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 敢えなく目が醒めて 流れ出す現実の方こそ虚しい嘘だと はみ出すことなく続く始末 鏡の前に立つ そんな遠くない未来 実はもう次の準備をしないと 朝は窓から滑り込む 何を見ても思い出す 思い出すんだ 変わらない風はいつも 通りすがりにこう言っただけ 「終われない旅に必要なもの」 覚えとこう まず支度 丈夫なバッグをひとつ 着替えと煙草 あんな興奮はもうない 昼間の賑やかさの後遺症 人は行列に紛れ込む 過去を帳消しにしてくれれば くれればと 昨日まで手には一杯 取り憑かれた逆説だらけ 言うなれば きみを失うのがこわいだけ 変わらないならもう一度 “ほんの少し”をもう一度だけ 変えられない風はいつも 通りすがりにこう言っただけ 「終われない旅に必要なもの」 どこへ行こう |
BREAKTHROUGHGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 金戸覚・GRAPEVINE・高野勲 | ハダカのおれはたかがこんなもんだって 誰にも言えやしねえな ひたすら そう 駆けずり回って あなたにいつも近づきたくって 足りねえぞ あの上には何があるんだ 笑えんぞ 笑えるのは今だけ Jim Morrison? この痛みはキリがないんだ ただの理想で越えてゆけ アイデアのスウィートソウルが嘘みたいに鳴ってて おれは横目で見ていた 時間はスロウ死ぬ程あって あなたにいつも近づけなくって ヤラれるぞ 右左を見りゃわかるさ 枯れねえと 枯れてから言う奴ばっか バロメーター この怒りはハッタリじゃないんだ 腹の底で燃えてるぜ 足りねえぞ あの上には何があるんだ? 危ねえぞ 笑えるのはおまえだけ Jim Morrison? この痛みは計り知れねえんだ ただの理想で越えていけ |
Scarlet AGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 開けっぱなしの窓に あなたが現れて 緋く塗り替えられてゆく 行き場はもう他に無い 連れ去って suddenly 全て忘れるくらい 抱き締めれば一瞬だけ 失った本能を取り戻して 砕け散るまで ほんの少しの夢に溺れるだけ 溺れるだけ 泣き疲れたの私 裏切ったのもこの私 火傷のようなこの「A」 いつまでも残るわ 愚かなフェイダナウェイ あなたはどんなファッキン・クライド 浅すぎた眠りの末 辿り着いた滅亡の町で 数え切れぬ夜を越えてゆけると 信じさせて それだけでいい 抱き締めれば一瞬だけ 失った本能を取り戻して 砕け散るまで ほんの少しの夢に溺れるだけ 色褪せるまで 抱き締めれば一瞬 |
なしくずしの愛GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 尖らせ尖らせ 怒りをむきだしを 頬張らせる頬張らせる リアルをフリーダムを 夜の果ての旅の始まりだ 終わらない終われない この世の喜びの片隅で おまえも孤独の歌を聴けばいい 昇らせるいや泳がせる 言いなりのプチブルを ここまでほら漏れ出したぜ いやでも飲み込めよ なしくずしの愛の行き先は お医者でも草津の湯でも 浮かされた二人にお願いだ おお、神よ! 糞溜めで溺れるがいい 夜の果ての旅もおしまいだ おまえの目の前の なしくずしの愛の果ての果てさ もう誰も孤独の音は聴こえない |
エレウテリアGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 話さ 飽く迄も仮の話だ 過ごした日々を エレウテリアと呼んだ ほら忘れてた事 思い出す 決して枯れない花をそのまま そっと記憶の庭に埋めた いつまでもこうして眺めていたい エレウテリア エレウテリア 許せ 出涸らした弄ばれた後の残滓だ 詩人が唯「どうにもならん」と洩らした けど もう一度きみを抱きたい 美しいままのその花もいつか 少しずつ乾いてゆくことになる いつまでもこうして眺めているさ 嬉しいやら哀しいやら 決して枯れない花をそのまま そっと記憶の庭に埋めた いつまでもこうして眺めていたい エレウテリア エレウテリア 赦せ |
風の歌GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | 瞳の黒の色で ずっと未来を見届けるんだと教わった 散らばってく それぞれに理屈を抱えて ただ元の場所にさよならを言うんだ 悲しいほど道を描いてゆく ほんの少しの夢を見て満たされてるんだ そんな幻想などとっくに風の歌 そして出会いが訪れて いくらかここを愛し始めた 戸惑いながら 紛れ込む街の中で名前を忘れた ほら転がってる石ころのような かなしみを明日に変えてゆく いつだってそばにきみを見て時を刻むんだ とんだ幻想だと どこの誰が言った どこまでも先を描いてゆく いつだって少しの夢を見て揺れていたいんだ そう思うんだよ どっかで風の歌を 風に吹かれ たったひとつの |
豚の皿GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 金戸覚・GRAPEVINE・高野勲 | 不安な朝 歩く人の列 浮かれた独裁者の 狂える瞼 胃が捩れるのさえ 手にとるように冴え 救いの詩でさえ消える間近 群がりだす群がりだす 豚の皿を満たす 腹を満たす 選び抜かれたストラディヴァリウス 偉大な号令 欲しがり合う何もかも喰らう 掲げ合うスター 消し去り得るこの血の下 主導者にエール 火は消えるのか 浮かぶモニュメント いつか見た世界史の 一頁となる 不安な朝 歩く人の列 疲れた独裁者は 家に火をつける 群がりだす群がりだす 豚の皿を満たす 腹を満たす 選び抜かれたストラディヴァリウス 偉大な号令 欲しがり合う何もかも喰らう 掲げ合うスター 消し去り得るこの血の下 主導者にエール 欲しがり合う骨だけのフラッグ 称え合うストライプ 滴るほどこの血の下 支配者にエールを |
きみが嫌いGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 君が嫌いなのさ 君もおれが嫌い それは奇遇だ もしかしておれたちは 気が合うのかも知れんね 誰が決めたのか 神が与えたのか 雨のニオイが理屈にからまって 余計不愉快だろうね 結ばれる運命?クソくらえだ 明日を恨んで禁じられた たそがれるoneday 本当は不安で 傷を舐め合うんだぜ 見てやろうぜ 見て欲しいのなら いずれわかるのさ 見破ろうぜ 危険信号だな 雨に打たれた二人が マジで信じてるメロデイー 君の苦悩だとか 世代の主張だとか 誰が好んで空き地を争って また元のふりだしへ 結ばれる運命?クソくらえだ 如実ただ不安でがんじがらめ いつバレるハンディ 割れるサウンドで 傷口開いてさ 見てやろうぜ 見て欲しいのなら いずれわかるのさ 火傷して 眉間にしわ刻む なのにまだ見栄を頑張るさ パターンクレイジー 見破ろうぜ 所詮シーソーだな かなりいかれた野郎が マジで信じてるメロディー 君が嫌いなのさ 気が合うのかもな |
想うということGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 君が何かを想ってぶつかるなら 明日には ええ 明日には 消えそうです 君に足りないものがもしあるなら 他人には そう 他人には見えない 話してよ 話してない事を 失くしてないその素顔で その目に映るまで Just come around come around 繰返されても 選び得る両の手 そのドアを開けていいんだよ Just turn around turn around 振返ればいつも 誰かが笑いかけていて 君が誰かを想って生きてるなら 明日には ええ 明日には 晴れそうです 真昼間の上 灼けつく駅の中で 凍てつく街の中で 現在の向こうへ放り込め 手を伸ばして Just come around come around 繰返されても やがて得る感じ方で そのドアを開けてみたいよ Just turn around turn around 振返ればいつも 誰かが笑いかけていて 君が何かを想って痛むなら いつになく優しく振舞えそうです 明日には ええ 明日には会えそう |
スイマーGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | また 汗流れた また 夏が走り去ってく様で 騙されたみたいだ そう言や あまり降らなかった雨 あの頃 ぼくらは間違えてて 定まらない姿勢で 大いなる意識の上 水求めて また 例の夢見た 甘ったれた肌を刺している様で やたら喉渇いた そう言えば ずっと君を待っていたんだ 体の中を流れてる 真新しい未来を涙で隠させぬ様 もっと泳げ 世界は何も告げない 唯一のマスターピースは どうにか完成した 体の中を流れてる 真新しい未来を涙で隠させぬ様 息を止めてけ これから ぼくらは繰り返してく 定まらない姿勢で何かに立ち向かう様 一層泳げ |
GlareGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 散らばっていた光は 瞬きでは消えなかった 継ぎ足された明日は 眩しさなど通り過ぎて 青になって手をかざして見上げたら もう行くのかい たかが満ち足りた世界で 胸がいっぱいになって 見たろ光を 走り出したくなって正解だ 遮っていた暑さは 夜空に開けた穴を拡げた ただ笑ってそっと寄り添って そう 誰もがわかり合う前提として ここが実態の無い世界なら 街は立体になって 空に届けば 弓の月は弧を描いて 散ったんだ そう照らして いつも照らしているだけの 光になってさ たかが満ち足りた世界で 胸がいっぱいになって ほらもう行かなきゃ 走り出したって 待っててあげるさ |
ナツノヒカリGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・高野勲・根岸孝旨 | 坂道で 仲なおりしたのは夏だったっけ ひとつだけ教えて いつか言いかけた言葉は夢? どこまでも続く気がしてた蒼い道は 頭の中で夏の光に飛ばされてしまった こんなに経ったね だからまだ 君を抱きしめてなかった だからさ ねえ 君が好きと言えなかった ほらあの日だって 薄目開けてる季節に少しハイになりながら 汗だくのシャツで いつまでも遊ぶつもりだっけ それはずるいよね だからなぜ 君の髪に触れなかった あのままで 他に何もいらなかった 今あの日差しで 向日葵なんかちぎれてしまったんだ 坂道だった 君はなんて言ってた? だからまだ 君を抱きしめてなかった だからなぜ 君の髪に触れなかった あのままで 他に何もいらなかった だからさ ねえ 君が好きと言えなかった ほらあの日だって どこまでも続く気がして それはずるいよね |
ジュブナイルGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 始まりを知った 新しい風をきった 本気でそう思えた 振り返る口実と空回る両脚を ぶら下げて行くんだ 焦れた日々に僕らは離ればなれ どこかで会えるととぼけていた 悲しい事を言った ある意味の誠実さ その手のポーズはもういいさ 弄りあう本質と直に触る傷口と どっちが笑えんだ 抱えたままで僕らはどこを見てんだろう 遠くを見てても気付かなかった いつか見た様な手付かずの永遠は 短く刈り取られた記憶と共に 消えてった 抱えたままの僕らはどこへ向かうだろう そう自分勝手にこじつけた世界に立つ 馬鹿げた僕らはそうずっと離ればなれ もう一度会えると信じながら |
ふれていたいGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | お世辞のひとつも言えれば申し分ない 捨身の無敵の気分さ ハロー ごめんね 愛の力借りて レノンの真似をして言う アイノウ いつかはバレちゃう本当の事 ふれてイエーいよう! 全ては大成功! 君が笑った 明日は晴れ エヴリデイのブルース 消えていかねえぞ 恋ならでは 超えてゆけ そして…終わらねえ! 不定期の奇跡が起きれば儲けもんだ 受け売りの言葉も決まれば 見ろ! 止まんねえ 愛の力足りない レノンがパーでぼくはグー アイノウ なるようになれだ いつもの事 届けるよ! いいの? この目にはずっと 君が映ってる 見つめたままで言えるよ やがて夢へと 何が待ってんだ? 何迷ってんだ? ふれてイエーいよう 全てを抱いてゴー 君が笑った 明日は晴れ エヴリデイのグルーヴ やがて夢へゴー! 恋ならでは 燃えてゆけ そして 終わらんねえ! |
アナザーワールドGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 見ていたよ 知っていたよ 泣いていたのは 幾つかは置いてきたろ 悲しい顔だ 誰かが土足で入り込む 誰かがまた踏み荒らしてる そんな気がしてたっけ 世界から日常から抜け出せるかい 世迷い言も裏返せば容易いのかもな 生まれた時から歩けるのは この道だけだったのか だけど 空に届きそうで また手を伸ばして やめて 明日もう一度 いつかはきっと あの向こうへと 精一杯息をして いつの間にか ぼくらには見えやしない ああもう いつか消えてしまいそうで また手を伸ばして やめて 言ったろいつも 見てたろいつも あの向こうへと 精一杯の声で 体で 明日もう一度 いつかはきっと あの向こうへと 精一杯息をして いつの間にかぼくらには もうぼくらには 見えやしない |
SPFGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 迂闊なぼくらは紫外線集めた かざした右手で時を止めろ どこをどうやってきみを永遠にしよう ここで根を上げれば心折れてしまう どうか急いで どうか終わらないで どうせ思い出になるならもう これが本当なら それが一瞬なら 目が覚めれば痛いもの ディストピアみたいな市街地を離れて 奇跡の不時着は吉と出るか 真昼の上の朱い太陽の向こう ここで手をふれれば軽々越えてしまう 「おいでここまで」声が聞こえて 駆け出すところを想像 これが本能なら それが万能なら 今 愛の歌うたえそう どうか急いで どうか終わらないで 思い出になってどうなるの これが本当なら それはわかっているさ 目が覚めれば痛いのも |
ぼくらならGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 高野勲 | からの心なら ただの体なら 馬鹿なぼくらなら 何処へでも行けるだろう 思い上がりや淡い期待 ときに涙 白い吐息はタバコなのかと とぼけてみた 決して この道の歩き方を 知らないわけじゃない 上着が要る事も ただ この冬の過ごし方を 二人だけ見えやしないのなら この手を繋いでいこう 窓の外の空 ただのからの空は 肩を寄せ合うなら 何色に見えるだろう 車の音や 風の匂い どうせ忘れんだ 指輪の跡を見ながら 指折って数えた 決して この街の歩き方を 知りたいわけじゃない 流行りのやり方も まだ この冬を過ごす事を 二人だけわかってないのなら せめて 離れないように からの心なら ただの体なら ヤワなぼくらなら 何処へでも行けるだろう この道の歩き方を 知らないわけじゃない 上着が要る事も ただ この冬の過ごし方を 二人だけ見えやしないのなら この手を繋いでいこう |
Everyman, everywhereGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | 例えばぼくらは 戻れない所まで行く 今にも割れそうな 通わない心さえ抱えて いつかこの想いを 涸らしたくない衝動を その勝手なイメージを 間違えちゃいないと言うんだ 例えばぼくらは あどけないふりをしていたいだけ いつか叶う様に と どの面下げて言うんだろう その大事な想いも やがて忘れてしまうんだそうだ いつも通りの道を そう いつもと同じ風 違うな 今ならわかるだろ いつかこの想いを 涸らしたくない衝動を その勝手なイメージを やがて忘れてしまうのに いつか Everyman, everywhere Everyone, anyone Everyman, everywhere Everyone, anyone いつか この想いを… |
hereGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 柔らかな手を放されて泣く夢 生まれたこの気持はどこに埋めよう 追われて辿着く場所を探してる 怖いけどそれは曖にも出せない 君や家族も 傍にいる彼等も この街も あの夏も すべてはこの腕に抱かれていて 突抜ける身体を 胸はずませ 移りゆくだけの日を あなただって 見失う道を 歩きだせる 誰かに話せ 思いがけない事 壊れても手を差延べるわけもなく 問われてみたところで応えられない はずみや軽さで 人は悲しまされる 投げ出すも 指さすも 「やがて夜は明ける」とあしらうだけ 薄れゆく空の色 息はずませ 見えぬ坂道を 遠くなって 消えゆく言葉を もう吐き出せ 声が聞こえたら 思いがけない場所へ 君や家族を 傍にいる彼等を あの夏を そういう街を 愛せる事に 今更気付いて 突抜ける身体を 胸躍らせ 移りゆく時間の水脈 あなただけ 見失わぬよう 手 離すなって 声が聞こえたなら 思いがけない人へ |
指先GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | 長田進・GRAPEVINE | ただ重なった事が 目の前を塗り潰しやがる 何も持っていないわけではない 這って逃げるのもありか きみの手を握った 指先で 何度も奏でて 色褪せて 悲しい程 繰り返そう 何も変わらなくたっていい このままでいられる様 ここに突っ立てるよ くだらない言訳は 人通りの中に埋もれた 腹を割って話すべき事や 迷っている事のすべて 無理矢理 噛み殺して それでさえ どうして誰もが急ぎ足で その次を欲しがるんだろう ここに居てはいけないかな 許されない事だろうか 矛盾をわかっている 指先を伝わって 今さら感じていた 何度も忘れて 思い出して 卑しい程繰り返そう 何も変わらなくたっていい このままでいられる様 誰がそれを笑えるだろう 笑われてもかまわない きみの声がぬくもりが それだけが消えない様 ここに突っ立っていよう |
君を待つ間GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | 会いたくないまま季節は変わり 毎度の会話も軒を連ねた Ah 寄集まってきた子供の差出した 御自慢の脚に頬染めた やわらかな光に騙されながら行こうじゃない 泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから たまに会ってさ 喋ってたいじゃない いつまでだって待ってるから 細部の愛撫も怠らぬ様に 大事な道具を壊さない様に Ah 経験不足だった恥ずべき僕達は 禁断の味わいに溺れた 本当はもっとこんなふうに話してみたりしたいんだよ 後悔も適当に咲乱れるなんてわがままだった かもね “いきおい”はなしでさ 抱合いたいよ こんなになって待ってるのに Ah 考えてた事 待呆けた事 永遠の様に感じていたい やわらかな光に騙されながら行こうじゃない 泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから やっぱり会ってさ キスくらいはしたいじゃない いつまでだって待ってるから 待ってるから 待ってるから… |
無心の歌GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | きみが苛立っていたのを 吐き出してないものを 預かっているのは他の誰でもない 凍えるように膝を抱えて 外の世界を爪で引っ掻いていた 遠くの未来に押し潰されてしまう あまりにも あまりにもかけがえのない きみが指差していたもの 間違っちゃいないのかも 誰が信じてあげなきゃいけなかったんだ? 木漏れ日が今きみを照らしていた 溢れるように鼓動が聞こえていた ただの未来がこれほど愛おしいのか 教えておくれ おれは今何を云おう 教えておくれ どんな面をしてせめて裏切らないと 云わせておくれ それだけは途切れぬよう |
1977GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 愛してたと云った 愛してたと云ったのは聞こえた なのにふっと流されてった これが最後のシーンだって思えないが ほら最後のメロディーが鳴ってる これが最後のセリフなんて思えないが 刻まれるのはこんなもので 慣れてきたものの 日差しはいつかの風を運んで すぐに夏を連れてきそうだ ここで最後のメロディーが流れたら この醒めたふりも水の泡 ここで再会するような大団円はない けど他に展開はないのかい 愛してたと云ったとこで 響くRidin' in my car 映画みたいだなんて笑って これが最後のシーンだって思えないが ほら最後のメロディーが鳴ってる これが最後のセリフなんて思えないが 憶えてるのはこんなもので |
会いにいくGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | | 歩き回って 探してて 見つけたものは いつもの空だ 形があって それでいて 確かなものは 幾つもなかった ひとりで 何を想うだろう 言葉にして ひとつづつ忘れて 急いで会いに行きたいなら 綺麗事は言ってられないよ 暮らしがあって 仕事をして 知ったふうな事 今日は言えなかった 歩き回って 探していたが 見つけたものは いつもの空だったんだ ひとりで精一杯だろ ウンザリして ぐっと噛締めて 急いで会いに行きたいだろ 見てごらんよ 目の前を あたりまえの日だって ここに在る意味で ひとりで 何を誓うんだろう 目を開けて いつもどおりなだけ 急いで会いに行きたいなら 見てごらんよ そっと 目の前を… |
ReverbGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 魅かれていく身体 抑えられない 押されてる背中 前さえ見えない 足元が何故か 苛立つのさ 君を呼ぶだけで 埋まるわけない 夢はここまでで 嘘になるとでも言うのか 迷わせて 迷わせて 我を忘れるほど甘く 辿着けぬようにはやく 消えないだけ 醒めないだけ 痛みを断切る恋じゃなく 君を失うよりはいっそ 目を閉ざして 剥がれていく壁が 支えられない 本当の事などもう 知りたくもない 頬撫でるくらいなら ここを刺してくれ 見つめりゃそれだけで 理解りあえるとでも言うのだろう 限られて 限られて 光を集めるようにはかなく 昨日にすがるように脆く 通わせて かよわせて 二人を結べるようにはやく 君を抱きしめたのはいつ? 君は目をあけて 何処を見てるの? 全てはこのまま 嘘になるのかも 迷わせて 迷わせて 我を忘れるように甘く 辿着けぬほど深く 見えないだけ 認めないだけ 痛みを断切る恋じゃなく 君を失うよりはいっそ 目を閉ざして 目を閉ざして |
白日GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE | 育ってきた場所を離れた 契りあってた日々はもう過ぎ去った 夢は夢のまま うだる様な道の真中で 君に似合ってた色を思出した 捨てられない言葉が唯邪魔になるだけ 願ってはみた――― “さよなら”の暑さが また僕等を焦がした こころが真白にした 君がいない空 舞上っては消えるから 探してた頭の中で 見た風景は 朧気な季節さ 捨てられない言葉が また空回りだした 届きそうな気がした 夢はまだ夢の様 懐かしがってはいないか? 逃す手はないさ― このままじゃ いつか遠く 離れて行きそうさ こころが真白じゃない 君が見えてたんだ 我儘な暑さは ほらまた僕等を焦がしてる こころを真白にしたら 君がいる空へ 舞上ったら見えるから |
風待ちGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 季節はずれの雨が好きな あなたに悪いけど 晴れた日の空の下で わりとうまくやれてる たまに会う友達は 昔の話ばかり あの頃見てたもの あれもこれも遠すぎて みんな知らぬ間に時を過ごしたのかなあ 思い描いたとおり? ちょっと違う 今 夏の香りがしました 涙が出なかったのはそれのせいかなあ 待合わせの人の隙間歩き慣れたけど あなたなら心の隙間見抜きそうな気がした 目指すもののカタチは少しづつ変わってく まわりが思うほど じつはそんな器用じゃない あれ?いつの間にこんなに疲れたのかなあ まだいけるつもり ちょっとはつらい また花は咲き 枯れました たまにはあなたの顔 見れないもんかなあ 街の色に染まって ときに何も思い出せなくて 今ここに何が足りないのか わかってない わかっちゃいない 髪を少し短くした みんな知らぬ間に時を過ごしてるのかなあ 思い描いたとおり? だったかなあ また夏の感じがしました 明日も晴れだったなら会いに行こうかなあ 会いに行こうかなあ 風のせいかなあ |
スロウGRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 眠りは妨げられ 頬にかかる息を知って 時間を止めてた やわらかに折れた腕絡めてみた 遠く離れてくようで 無理に語りかけてみて 答えを待ってた 聞こえていた唄 重ねてみたりして 素晴らしき迷路に舞うメッセージ 見とれては消えた めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた 願いは波に揺られて まだ見えない明日へ 何も変わらない朝へ 流れおちるはやさで 追いつけない訳を知って 深く染まっていく あざやかに見えた で 何を失くした? 虚しく愛を ったって バカにしていられた 探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言聞かせてた 迷いは波に委ねて 何を犠牲にしても 心が傷つかぬように 素晴らしき迷路に舞うメッセージ もつれては消えた めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた この身は波に委ねて 何を犠牲にしても 探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言聞かせてた まだ見えない 追いつけない明日へ |
光について GRAPEVINE | GRAPEVINE | 田中和将 | 亀井亨 | GRAPEVINE・根岸孝旨 | 少しはこの場所に慣れた 余計なものまで手に入れた イメージの違いに気付かなかった 人の流れ眺めながら 時計をこの目で確かめるが 季節は変わり始めていた いつのまにか そうきっと 急ぎ疲れたんだ ほんの少し 情熱を 抱えたままで立ってたのさ 何もかも全て受止められるなら 誰を見ていられた? 涙に流れて使えなかった言葉を 空に浮かべていた いつも いつも 心はただここにあった 仮定だらけの話題になれば 答えを出すのを諦めるが 溜息の向こうで誰かがいつも 手を振っていた もう一度 君に会えても 本当は もう二度と届かない様な気がしてた 光に満たされてゆくこの世界の中 何をしていられた? 誰もがうかれて理解りあったつもりなら それだけでいられた いつか いつか 忘れてゆく人になるさ そうきっと 昨日に疲れたんだ ほんの少し 情熱を 抱えたままで 待ってるのか 何もかも全て受け止められるなら 何を見ていられた? 誰もがうかれて理解りあったつもりなら それだけでいられた いつも いつも 光にさらされてゆくこの世界の中 君を見ていられた 涙が流れて聞こえなかったとしても 空に浮かべていこう いつも いつも 僕らはまだここにあるさ |