風の記憶熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い地球が 私の胸に 夜に浮かぶ 満月をくれた 大地の花が 私の胸に 沈まない 太陽をくれた 人と出会う横には いつもある いつか別れに変わる 夕凪が 風をくぐって 海を越えたら 君が 宝島になる ひとかけらの夢は 群れを帯びてる 魚のように よこぎってゆく季節 君と叶える奇跡 明日の上を 鳥たちが飛ぶ 夜明けまでに 間に合うように 船の汽笛は はじまりの音 見えない矢印を 浮かべて 君と過ごした 短い記憶が いつか長く伸びて 迎えにくる 風を頼りに 目を閉じたとき 君が宝島になる 夢を飾りながら 珊瑚のように 波にゆられて 気がついてゆく 季節 ひと続きの この旅 |
君熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 時は重ねて 人は願って いつもと同じ やさしさへと帰る 出会いと別れ そんな暦が 早すぎるほど 忘れがたきもの 風 雲 追いかけた 空まで走らせた夢の言葉に 君だけは 返事をくれるだろう 華やぐ季節 冬の寒さに とれたての朝 心に君がいて 会いたくなって たち止まるけど 電車の音に またひとりになった ここにはきっとある あの時走らせた 夢のつづきに ぼくは今 立っているのだから |
君まではあともう少し熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 雲に浮かぶ 空の大地を 太陽がくぐり ぬけた 白いラインは 君の好きな キャミソールみたいだね 春風の奥に 熱を しのばせた 脱ぎたがりの夏は もうすぐそこ ぼくはいつも 想われるより 想いこがれる ほうで 風をさがす 紙ひこうきは 飛べるまで あと どれくらい? つぼみの上に 虹がかかって 開くまで あともう少し レースして いるみたいだね 黒い雨が 車の窓に はがれずに 残っている ラバーソウルを履いた君の 記憶も 残っている 来年のことを 気にしないで買った はやりの服に 腕を 通してみる 君に会える そんな気がして 上着を とりに 戻る まだ早くて 少し寒くて とりあえず もう一枚 はにかむような 天気だけれど 待っている なんてできない 選んでる 服は君色 外は 七色 街の音楽 ふりかえった人も やがて すぐに 今いる場所を 去ってゆくから ぼくはいつも 想われるより 想いこがれる ほうで 風をさがす 紙ひこうきは 飛べるまで あと どれくらい? 早変わりする 着がえた季節 追いかけるぼくを 呼んでる 君までは あともう少し |
顕微鏡熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | ねえ まわりには生きられるだけ幸せな 人がいること どれだけの人が分かってる 手があることで 自分だけではないものに 触れるということ どれだけの人が信じてる 止まっている時計で あなたが想像してる うそや見せかけでは人は はかれない 今日あったこと 言葉にできる?絵の具の色くらい 水平線の先まで 届くくらいの声で ひとりでかがみこんでる 自分だけが見える あなたは顕微鏡で世界を見てる ねえ あなたにも眠れない夜があって なぐさめをただ 求めることがあるでしょう もしふたりなら 自分だけではぬぐえない 涙流しても こぼれることはないから 朝目が覚めたときに 昨日の熱が冷めても 誰かにあたためられてた 記憶がある 今日が始まる 天気予報に晴れがないときでも 雨上がりには七つの 願い事が浮かぶ あなたの顕微鏡には 今なにが見える? 小さな自分さえも見えないまま |
ゴールネット熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 自分という名において ぼくは 生きていると思ってた 抑圧に あおられて 一人前 気取ってただけ 前のめりな生き方を ぼくも できていると思ってた いすのないフルーツバスケットでも 居場所 探せるかい? つき上げてくる感情を くたびれさせる前に どこにいても 誰といても 自分にだけ 夢中でいたい ぼくだけのゴールネットを 揺らしたくて 戦いに出てく 心から喜べるただひとつを ぼくは手に入れたいから たくさん人が倒れていった ぼくの 胸のまわりで いいことなんかないのに 笑って それでも生きてる ぼくは今日の為に生きる 同じ明日は来ない まぶたから 涙など 拾わないで 前を見てる それぞれのゴールネットを 揺らしたくて 夢を見ている きっと叶う ぼくはそう信じている だって ぼくもそうだから 自分を裸にしたい 冷たい雨の日も 言葉だけになり飛びたい はりさけそうなときも ぼくだけのゴールネットを 揺らしたくて 戦いに出てく 心から 喜べるただひとつと ぼくが出会えるために |
最後の羅針盤熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 昨日までが 変わってく 今日の私 息をする 見慣れたのは 過去の夢 次の居場所 探している 約束では つくれない 願い事を 人はして 明日の続く その限り 命の唄 歌うだろう 太陽が沈んでも 花火のように 打ち上げよう 暖炉のように 人が集まる そんな人にいつかなるために 私の視線は ナイフのように ただ一点に つきささる だれにも見えない 景色だろうと でも自分だけは 信じてゆくだろう 忘れられた 思い出が 時の中を 旅してる とりもどして 人はまた 風のように 生きてゆく 胸の中 残されて ボートのように ゆれていても 進む途中で 捨ててゆくもの 行く先さえも 変えてゆけるもの まわりの視線に ふりむかないで ただ一点を めざしてく いろんな未来に 出会うとしても でも自分だけが 最後の羅針盤 私の視線は ナイフのように ただ一点に つきささる だれにも見えない 景色だろうと でも自分だけは 信じてゆきたい まわりの視線に ふりむかないで ただ一点に かけてみる いろんな未来に 出会うとしても でも自分だけが 最後の羅針盤 |
咲かずとて熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | あなたを愛せない 私はどこにもいけない your need 同じ時を 生まれて生きてる 小さな輪の中 あなたがいてくれた… どうして…叶わないものへと手が… のびてゆくのだろう 肌を重ねても通わない あなたは他の… ふたりだけが まるで咲けないもののよう あなたを愛せない 私はどこにもいけない ふりむくまでは ずっと… この世界にいるから your need 無常を知って 嘆くばかりのころ 逆手にとって 喜んでいる 今 人は求めないほうが 幸せなのだろうか… 時の槍に泣いて 殺されてしまうなら この手に貫いて 生きていくほうがいい your need 変わらない「未来」は 動かない「今」だから あなたを愛せない 私はどこにもいけない ふりむくまでは ずっと… この世界にいるから your need |
七月の友だち熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 教室に靴がはりついて ひじをついた机は飛行船 制服のスカートはいつも 自由を夢見てた 私の名を呼んでくれるのは あなただけだった 都会のお嬢様たちと 進んだ話をしてた あなたが誰とも区別しないから ついてゆこうと思った そう あなたは私のあこがれ 夏の太陽のように 行く気がしなかった学校に おろしたての友だち 卒業に夢が重なって 私も少し強くなったけど 心に染みこんだ日々が あなたを呼び寄せた 大人には理由もないけど なりたくなかった 翼のない船のように 流されないように これから訪れる 新しい生活に 忘れ物をとりにゆく でもあなたは私のあこがれ 時が教えてくれる 風にゆれた短いスカートも 夏の短さも 面影は校舎の外の 道ばたにある そして思い出は 季節の中にある そう あなたは私のあこがれ 夏の太陽のように 行く気がしなかった 学校に おろしたての友だち |
しんきろう熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 夢は遠すぎて 語れないまま 足の先で止まった 波のように ここで 息をする ここで 手をのばす だれのせいでもないと 言いきかせた それでも 迷いは 消えない しんきろう 水しぶきにも とまどった 水平線から 船が戻ってくる 小さな 幸せに いそいでいる 人が暮らすには 夕日は長すぎて よけいなことまで さみしくなる 海を広げて 船はまた出てゆく 帰らぬ人たちを 見送って 今日を閉じて 明日を開く ただそれだけに 風が乗る どこにゆくのかと 尋ねた人は 電灯をつらつらと 家路をゆく どこで暮らそうと どこで果てようと |
0号熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い地球のベッドで ぼくは夢を見てるの? 心のドアノブに手をかけているけど つかめなくて 回らなくて 地上はどこにあるの? 誰の下で眠るの? あくなき探求の光を届かせる 最終地点はどこにあるの? 自分の弱さに飛び乗って ぼくと言う人を 見てみたい 残った力の行く先を 今日はねむるまで 見ていたい 想うことは 自由なの? 首にかけて 飾るの? 留め金をなくして かざみどり 壊して 自分からも 遠ざかるの? ぼくの箱からは出れないの? 言葉が鍵をかけているの? まくらの中に明日があるの? ねむらなくちゃ見れない事なの? 自分の弱さに飛び乗って ぼくという人を見てみたい 残った力の行く先を 今日はねむらずに見てみたい |
それぞれ熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | ぼくは朝を 受けとりに出かけたけど 長い夜をまた 明日に伸ばした 胸のさなぎは とっくに目覚めていたのに 早く行こう 短めに誓いをたてて 人と足並みを 時間と口裏を 合わせていても ぼくはただ 誰かの影法師 それぞれ それぞれの人に そろそろ そろそろ ならないといけない 単調な日々から 心歩かせて 街の色は 日に日に変わってゆく どこに涙 落とす暇があるだろう 理由もなく 人生を吐き捨てた 人はいない それでも見放されている 流れ作業から 暗闇照らすのは はかりしれないものへの 片道乗車券 それぞれ それぞれの糸を そろそろ そろそろ たぐらなきゃいけない 小指の先には 約束などない それぞれ それぞれの道へ それぞれ それぞれの人に そろそろ そろそろ ならないといけない 単調な日々から 心歩かせて |
戦いの矛盾熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 小さな足場を登りきるには 私は満たされすぎている 欲しい物のために我慢をするにも 私は満たされすぎている お金がないこわさを知るには 私は満たされすぎている 食べるために働く気になるには 私は満たされすぎている 働きたくても 働けない人がいて 飢えて舌をかじってる 命とお金がつながらない場所にいて お腹の中にももどれない 君は神様のすぐそばにいて どんな話を聞いているの? 誰かに想いを訴えかけるには 私は満たされすぎている それでも私は私にしか できないことがあると信じる 泣きたいときにも泣けない人がいる 涙でのどが潤うの? 心と体が別々になりながら いつか何かを叶えるの? きっと神様はひとりひとつ ちがう話を 教えてくれる いつまでも 生きてゆく |
月の傷熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 平気な顔で人を傷つけている 思いこみでも そう だって 人の本当の 心は わからない どうして ぼくは うそをついてしまうだろう? いともかんたんに もう どれもぼくの本当の 姿か わからない 耳をふさいでも きこえる 楽にはならない 胸の音 答えに悩む 宿題を ぼくは いつのまにさずかったのだろう 今 誰に 伝えよう しるしのない気持ちを 笑いながらしか言えない 人にならないように 月さえも 見はなす 遠距離の孤独を 自分にたとえることでしか いやせないなんて 人の言葉の奥が見えてしまうから 多分 本当に ぼくは 人をきらいには なれないと思う まちがうこともあるだろう 心にもないことを言って 答えに悩む宿題を いつも書きかえながらいるんだろう 今 誰に教えよう 居場所のない気持ちを つめたいことしか 言えない ぼくではないことを 月の影 かくれて わからない孤独が せつなに人を求めて ふりむいているのに 自分にたとえることでしか いやせないなんて |
天命熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 天与の様々に 命のきらめき 無限妙味の 絡みあう道で 生きとし 生きるものが いつか果てたら 地球は何を乗せて廻るのだろう 愛することも泣くことも ただ人が人であるだけで どこにいても何をしても 時は誰も愛さない 照らし合う太陽が 燃え尽きる日にも 運命様々に 命を運んで 流れる風よりも 早く過ぎる日々 もう一度 夢を見る人に ただ明日が来るように どんな時もどんな事も 誰も人に求めない 信じあう現実が ひとつだけだから どこにいても何をしても 時は誰も愛さない 照らし合う太陽が燃え尽きる日にも 誰も愛さない |
遠笛熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 揺れる丘の上 命の息吹き 手に温かい 遠くで生きてるあなたのそばで ありふれた朝になりたい 夕映えをあきらめて 列車に乗るのよ 小さくなるあなたが 私に大きくなる もう少しだけ そばにいて 胸の片隅でいい 鮮やかに笑って この町が消えるまでは ひとりじゃない 道ゆくメロディー 風が呼んでる 季節の中で 幸せがどんな形でもいいと つぶやいて空を見る 約束を守って 生き急いでいても 心変わりとかけたら それさえ飛び越えて 私を呼んで 一緒にいようって 目覚めたらはじまるように まぶしい朝日の夢は無限に 続く気がするから もう少しだけ そばにいて 生きてみたいだけ そう 淋しいホームも 置き去りの部屋もひとりでいたくないよ ねぇ ずっと待ってるよ |
長い話熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 17歳の頃は 流行りに身をあずけて クラブや朝帰りも親の知らないこと いつも家に帰ると母は泣きながら 「そんなに家が嫌いか」と裏返った声で言った ノートの一番最後のページに書いた 将来の夢も浅はかなものでした 18になった頃は 恋に恋をして ままごとの様な暮らしにうぬぼれていた 2つ年上の彼は口グセのように 「そんなに家族が好きか」と分からないことを言った 財布の中身と終電が終わっても 引き止めてくる彼が好きで別れた 19歳の頃は 自分を知ることと 夢を結んでくれた歌に出会った 父は嬉しそうだった ギターで歌ってた それまでにいない家族が増えたような気がした 三度のメシより好きかと聞かれて 画家を目指したことはお蔵入りになった 20歳になった頃は やけに悲観的で それがいい事だと勘違いをした 歌うことがそれほど大事じゃなく思えた 何を言ってみても薄っぺらで嫌だった ぶつかる前に人を遠ざけてた 嘘で始めた笑顔がいつのまにか染み付いた 21になった頃は 人が悲しかった どこで覚えてきたのか やり過ごし方を知ってた それでも涙が出る自分が好きだった 右手でふかしているタバコは消せなかった 黒い服ばかり好んで着てた だれのようにもなりたくなかった 22になってみても それほど変わることはなく ひとつ変わったことと言えばタバコをやめた 強く思うことはとても難しくて 今もまだ自分を信じきれずにいる なぜ生きてるの なぜ生きてゆくの なにもないから なにかになりたい |
二色の奏で熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 人が死んだ 殺された そんなニュースを 味のしない ご飯を詰めながら 生と死が同じ時間 マフィアのように手を組んでいる この日生きてる人と 死んでしまった人と 何がちがうかって… わからない それが運命かって… わりきれやしない 手元の現実が鳴る 友人の笑い声 耳が痛むより胸が痛む そんなこんなでも 遊びにふける午後 ここは別世界ではないのに 一歩 町へ飛び出せば 忘れてる 楽しいことばかりに 忘れてる 時がどこへ 向かう旅路か ことの短さを知らないで 哀しみに濡れた地図を蹴って 眼もくれずに行く 十代は うすっぺらな どこまでも 意味のない集まり 雑談に身をまかせ ためる言葉もなく 喋り疲れて おかえりの無い時間に 机に向かえば言いようのない 罪悪と静寂に つぶされる 世に生まれたことに 悩むのならば 生まれてこれたことに 懸命に生きて いつか”人生”と太筆で書いても 恥じることのない 道を 道を |
ノラ猫みたいに熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い空もいつかは ぼくのものになるだろう こわれた部屋でダンスを踊ってる 日曜日の朝だけ 流れていた音楽 どうして今 思い出しているんだろう 窓ガラスには嘆かない 嫌いな顔が映るから ノラ猫のようになって 坂道は夢心地 同じ今日にはもう 帰れなくたっていい 好きなものは好きで 嫌なものは嫌で きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから 伸びる線路の上に とらわれていた日々は はみ出してはいけないと思ってた 人にもらったものだけ それで満足してた この手でつかんだものはなんだろう 口さきだけの将来は うまくはがして捨てよう 心を打ちやぶって 情熱をつかまえて 悲しい約束は 叶わないほうがいい 気ままなふりして 守るもの守って ちょっとくらい斜にかまえて 宇宙ごとたぶらかす 欲がないわけじゃない ぼくはきっと誰より ほしいものが多すぎて あきらめていた ノラ猫のようになって 坂道は夢心地 同じ今日にはもう 帰れなくたっていい 好きなものは好きで 嫌なものは嫌で きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから |
囃子唄熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | さっきまで高かった太陽も 胸の中に沈んだ 言葉ごと忘れてしまっても 語っているような島で 三線の音に木々の囃子 人は明るく 影の中 口をあけているままの悲しみに 願い事をつめこんでる 傷あとをねらうのは アメリカ? それとも 我が国? 飛んではいけないひこうきを 何度も見送る 滑走路 いいこともわるいことも全て 波のようにまかせたの? 目には見えぬ大きな力が 私を小さくしてゆく 鳥が海を渡ってゆくのも 必然な出来事のように 歌声に 月の夜 酔いの席 永らうも 果てゆくも 想いにならない この心 誰かに話せば 空のよう いいこともわるいことも全て 波の音の切れ切れに 飛んではいけないひこうきを これから 見送る 滑走路 いいこともわるいことも全て この島に まかせたの? |
春の風熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 土の匂い拾う 春はまだ青く 君と集めだす夢が早足になる 何年も見てきた生き方のように 流れ流されはしない 置き時計の音 だれがために生きる 名前もない心 君は逆らうように とどまりもせず 言葉では届かないもの 君は届けてくれた あきらめる理由を人は 語りたがるものだから 夢を箱にしまいこんだ 鍵はきっと今でも もう一度開けられる日を 待ち続けているはずだから 人が君を想う 君が人を思う 孤独の間を飛んでゆく 渡り鳥のよう 今しかないことに 耳を傾けよう 遅すぎることはないと 胸が言うまで ひとりではないと思える 場所を見つけたときに 忘れていた時間を人は 生きてゆけるはずだから 夢とひとつになったとき 叶えられるものが どんな壁もつきぬけてゆく 自分と言うボールに代わる |
ヒトツ/フタツ熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 吉俣良 | 願いごとひとつ叶ったの ふたつ数えひとつ 指をからめた約束は もう叶わないけど 人を 愛を とぎれた糸でつなぐ そしていつか 夢描く線になる 遠く離れても そばにいても 支えあうことが出来るなら 願いごとひとつ叶ったの ふたつはないひとつ ずっと |
窓絵熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 絵のフレームから 舞い込む小鳥 今日はつがいで 幸せかい… ぼくが触れられる ものと言えば 固くて冷たい ベッドぐらいさ… 雨も降るけど 雪も降るけど 心の天気に晴れはない ねぇ ぼくは空に近いから 今じゃなくても 見えるけれど ねぇ ぼくが空に登るまで 太陽の君よ そばにいて… 月日は無駄に すぎてゆく ぼくと訳もなく すぎてゆく… どこか行こうかと そう言えたら 君の喜ぶ顔だって 見れるのに… この目に映るもの 窓絵の向こうは どんな希望にあふれてる? ねぇ 君は空を知らないの あめ玉よりも あきないものだよ もし君が空を知りたいなら そうね ぼくが いつか 手紙でも書いてあげる 雨も降るけど 雪も降るけど 心の天気に晴れはない あぁ ぼくは 空へ行きたいよ すべて見わたす空に uh… あぁ ぼくが 生まれたこの地よ 忘れることなかれ ずっと ずっと… ねぇ ぼくは空に近いから 今じゃなくても 見えるけれど ねぇ ぼくが空に登るまで 太陽の君よ そばにいて… |
まよい星熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 星のない夜空 夢を見れないの あまるほどあれば 導いてくれそうね たゆたえば 尊き いちとせの 想い 連ねて よみがえる 何ひとつも変われない バカな私がいて… 色んなものがあるから どこに立てば いいだろう 声のない唄を ささやいて 私は 今 どこに 行くの… 星のない夜空 夢を見れないの 儚くも 強くもない 光をあてて… こっちまでおいで 哀しまずに 明日の話でもしょう 調子が悪いなら 雲 かきわけて あげるよ 色んなことが満ちてるから 思いどおりに ゆかないね 晴れの日も…曇りの日も 無力な私 さからえないものね 色んなものがあるから どこに立てば いいだろう 声のない唄を ささやいて 私は 今 どこに 行くの… |
水に恋をする熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 自分とむき合える 人になりたくて 心いっぱいぼくは 演じていたのかもしれない 裸になることを 望んでいるのに 正直になることが できないでどうするのだろう 頭ではフォークとナイフで 感情をきりとれるけれど 左胸は 右を見たり 空を見たり 足を見たり ぼんやりして見えるのは ぼく自身なのに 形をなさないものが 好きで見とれてしまう なぜなんだろう 流れてゆく先々で 色や姿まで 変ってゆく 水のように ぼくは ぼくは生きたいのかもしれない 自分の顔がいつも 気になっているけど 人から見た自分を 気にしているのだと気づいた 心だけで生きたい 自慢できなくても 神様ではなくぼくが いいと思う自分でいよう 洗い流す水ではなくて 混ざり合う水に恋をして さっきまで ぼくだけれど 風になったり 雲になったり 次の約束でぼくは 雨に流されて 土やどろにまみれよう 涙よりも心を 落としこんで 帰り道がなくなっても ただいまって言えば そこがぼくの居場所になる きっと ずっと そうやっていければいい 顔は水に溶かしてしまって 乾いた布に心映して 口を閉ざした鳥になって 言葉を探そう ぼんやりして見えるのは ぼく自身だけど 形をなさないものに 糸が見える気がして 手を伸ばしてる 流れてゆく先々で 何かになって それがわからないままでも ぼくは ぼくは 生きたいのだと思った |
幽霊船に乗って熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 電話が鳴った 過去から鳴った 友達にさえなれないままの 好きだった声が電話を這った もう忘れたと言えなくなった にわかに私の体温が あなたの温度になってゆく さよならをした私だった さよならをしたはずの恋だった どうして今さら会いに来たの? 記憶の外の幽霊船に乗って あなたはもうすぐ 故郷へ行く 二度と戻ってこないと言った 別れた時も同じだったね 夢に破れてしまったあとで あの時 あなたが望んでた 私は自由じゃなかった 今ならきっと悲しいことも あなたの前で笑ってやれるだろう だけど私の悲しみを 今もあなたは知らないままなのよ そこは冷たいところなのね あなたの声が震えてる さよならをした私だった さよならをしたはずの恋だった どうして今さら会いに来たの? 心残りの幽霊船に乗って |
流星熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | もしも赤が好きな色なら国中に赤いバラを咲かそう 誰が君のことを黄色の花だよと決めかかっても 偶然だって運命の 砦の中にひそんでいる 失うことに慣れてしまった 暗がりもあったけど 流星に飛び乗って 無重力の旅に出ようよ 過去に手をふって 街中が宝石に変わってゆく 見たことのない明日がやってくる 子供たちがいつか大人になったとき打ち明けてあげよう 誰と出会うために生まれて来たのかが今はわかるから どんな高価な指輪より 確かなもので結ばれてる 笑顔に会える朝が一番 最高の贈り物 虹だって道だって 夢と歩こう 五十年後も同じ空を見て 喜びも悲しみも同じ色に 塗りかえてゆこう ぼくたちふたりから いつだって冒険の途中だから 名もない風のように生きてゆこう 流星に飛び乗って 無重力の旅に出ようよ 過去に手をふって 喜びも悲しみも同じ色に 塗りかえてゆこう ぼくたちふたりから |
私をたどる物語熊木杏里 | 熊木杏里 | 武田鉄矢 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 頬をぶたれた少年がひとり 日暮れの道で泣いている 父が憎いと声とがらせて 涙でゆがんだ 空見てる 遠い未来が不安でならず 呼ばれて返事しなかった だけどやっぱりきみが悪いよ 自分を隠しているからさ さあ鉛筆しっかり握りしめ 私という字を書くのです 白いノートの私にだけは 夢を話してゆくのです 君しか書けないその物語 私という名の物語 髪を切られた少女がひとり 鏡の前で 泣いている 母が嫌いと声をつまらせ 自分を悔しくにらんでる ちがう親から生まれていたら ちがう自分になれたという だけどやっぱりきみはちがうよ そしたらきみはいなくなる さあ鉛筆しっかり握りしめ 私という字を書くのです 白いノートの私とだけは ずっと仲よくするのです 君がたどってゆく物語 私という名の物語 |
ありがとうチェキッ娘 | チェキッ娘 | 森浩美 | D・A・I | 吉俣良 | 涙なんて要らない 笑顔で手を振って 最後に言わせて“ありがとう” 思い出はいつだって支えてくれそうだね あなたを忘れないよ この駅の階段を昇りきったら それぞれ別の電車に乗るけれど ふと夕日のホームで振り返れば 変わらないその瞳が見つめてた 手に握った この切符 明日へと向かうための勇気だから 夢は違っていても私なりに頑張る あの日の約束信じてる くじけそうな夜には あなたを思いましょう 胸から溢れるほど… 時々ケンカをしたりソッポ向いて でも私をいちばんに理解ってる 生まれてきてよかったなんて思う こんな友達には二度と出会えない 嬉しいとき寂しいとき 何でもいいからたまにデンワしてよ 夢をあきらめないで大切にしていてね ココロを輝かせるものでしょう 高い空の真ん中 耳を澄ませば声が聞こえる どこにいても… 涙なんて要らない 笑顔で手を振って 最後に言わせて“ありがとう” 思い出はいつだって支えてくれそうだね あなたを忘れないよ “ありがとう” |
君のとなりhitomi | hitomi | hitomi | hitomi | 吉俣良 | 聴こえてる歌が心を揺るがせて 心が削られて 裸のままの自分が幻覚感じて 心をかよわせて いつもお腹を空かせて一人で歩く少女 人と同じ瞬間に笑うのがキライだから 愛って言葉がなくならない様に 舞い降りた 舞い降りた 天使 今すぐに笑ってあげましょう 今すぐに歌ってあげましょう 少女から大人になるその瞬間に 灯火とざさぬように 汚んだ川で夢見る みにくいアヒルの子 きっと素顔求めて心の仮面はずして いつしか白い翼につながる様に 光放ち ふりそそぐ 星に 今すぐに笑ってあげましょう 今すぐに歌ってあげましょう 永遠に光り輝く夢みつめ 歩いていけるように 愛はほらここにある この乳房で羽癒し 少女はまた歩きだす 果てしなく続く道へ 今すぐに笑ってあげましょう 今すぐに歌ってあげましょう 永遠に光り輝く夢みつめ 歩いていけるように 今すぐに笑ってあげましょう 今すぐに歌ってあげましょう 少女から大人になるその瞬間に 灯火とざさぬように 聴こえてる歌が心を揺るがせて 心が削られて 裸のままの自分が幻覚感じて 心をかよわせて |
Flowers for Lifehitomi | hitomi | hitomi | hitomi | 吉俣良 | Cry 窓に広がる小さな世界はウソかくしてる Dry 1人きりでは生きてゆけないと感じて 過去にかくした答えを誰かにゆだねるように 瞳とじれば夢は未来とまじわる Love 傷つく事はない 月が微笑み 美しく照らしてく Flowers for Life 少女の頃の様に 出逢った頃の様に 自由に咲きみだれ Fly 涙の中につながる明日をそっと抱いて Try ゆがんで見えない心のリズムを探して 枯れる事知らない花をこの手で咲かせたら 全てを愛せるから迷わず信じたい Love 振り向く事はない 夕日がそめてく 遠くに感じても Flowers for Life 時のぬくもりに ふれぬまま歩いて誰かを愛してく いつまでも 無邪気な唇に 欲望のKISSして 秘められた熱い想い 限りなく輝くから Love 傷つく事はない 月が微笑み 美しく照らしてく Flowers for Life 少女の頃の様に 出逢った頃の様に 自由に咲きみだれ I'll change my mind 振り向く事はない 夕日がそめてく 遠くに感じても Flowers for Life 時のぬくもりに ふれぬまま歩いて誰かを愛してく いつまでも |
Progresshitomi | hitomi | hitomi | hitomi・吉俣良 | 吉俣良 | ありふれた毎日だって プライドを全て裸にして 夜の闇 心の傷を焦がして 証にすればイイ 太陽がビルの谷間に沈む街 涙さえコンクリートには にじまない 空がホラ久しぶりにキレイだね 縛られたくない 心の孤独に抜け出して 人はまた遠い空にあこがれ 今をまた不幸せと思うから 全てをなくして 時が空回り始める 与えられた運命など 変えてみせたい ため息を答えのない海に沈めて 途切れかけていた愛が 言葉に出来なくて 淋しさが そっと肩をかすめる 優しさが 道を探し出せるから 全てをなくして いつも始まり求めて みんな歩き出してく事 きっと知ってる 全てをなくして 時が空回り始める 与えられた運命など 変えてみせたい 全てをなくして いつも始まり求めてる みんな歩き出してく事 きっと知ってる ありふれた毎日だって プライドを全て裸にして 夜の闇 心の傷を焦がして 証にすればイイ |
Only One ~オンリー・ワン~広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 広瀬香美 | 吉俣良 | Only One な存在 誰にもいる 一緒にいると 幸せになれる Pretty, cutie, we love Kitty You are the best, only the best Always you stay in my heart I am feeling like a balloon high in the sky I love, you love, we love Kitty Only Dream な伝説 誰にもある Melody 歌えば やって来るよ Pretty, cutie, we love Kitty |
テレパシー深田恭子 | 深田恭子 | こなかりゆ | 周水(canna) | 吉俣良 | 恋愛って思ってたけど、気のせいかもしれない 寄せかえす波を見てると、やっぱりそう思うよ ずっと上にある太陽がまぶしい 両手を伸ばすと、飛んでいきそう ねえ、風が髪をゆるくなでてる 眠たくなるくらいやさしく こんなにあなたが気になる理由は あなたがわたしを想ってるから? 一日はこの空のどこに消えていくのだろう? 生きてると感じる気持ちは、どこから来るの? 浜辺をかけてく白いシェパード犬 まばたきしてたら、光に変わった ねえ、人は何を信じていいの? 大人になるとわからなくなる この空の上まで歩いていって そして雨のように降ってみたいの ねえ、風が髪をゆるくなでてる テレパシーって予感のことなの? こんなにあなたが気になる理由は あなたがわたしを想ってるから? |
ATOKATA藤木直人 | 藤木直人 | 川村結花 | 川村結花 | 吉俣良 | 寂しさは 忙しさには まぎれない 足音の気配は ただの勘違い こころが現実に ついて行けてない 君を うしなってから 約束ひとつも 出来ない 弱さを 上手な言い訳 並べて ぼかした 君だけは 理解してくれてるって こころのどこかで タカをくくってたんだ わすれたいよ つぶやくたび あざやかになる 君のアトカタ うそつきだね あの日君は たしかに 「また明日」 そう言って 笑ったんだ 笑ったんだ… ささいな 諍いのあとの 泣き顔 眠るまで 抱きしめた夜の 体温 ぬぐいきれない 不安な 毎日を 寄り添いながら やりすごしてたね ありふれてる 町の景色に 君が残した かなしいアトカタ なにもかもに 君を思うよ この道に この雨に 左手に 指先に もしも時が 戻せるなら 出来ないこと なにもないよ もとに戻して あの日のように もう一度 「また明日」 そう言って 笑ってくれよ 笑ってくれよ… |
みんながいいね前田亜季 | 前田亜季 | 森浩美 | 渡辺未来 | 吉俣良 | 理由なんかなくて 一緒なら嬉しくなったり なんとなく通じ合う みんながいいね 河原の斜面 寝転んだ 手足を伸ばして あたまの上を 鳥たちが飛び立った ふと見上げた今日の空 どこまでも広がる どんなユウツなことでも 小さく思えるよ 理由なんかなくて 好きな歌くちづさんでたり そんなときがいちばん キモチがいいね 夕暮れが来て 野球場横切って帰ろう 自転車乗って 赤い雲追いかけて シャツの胸を膨らます 風は夢のようで もっと話がしたいよ 明日また会おうね いつかこんな日も 終わったりしてしまうのかな? ずっと楽しい日々が 続けばいいのに… 理由なんかなくて 一緒なら嬉しくなったり なんとなく通じ合う みんながいいね |
世界で一番愛を伝えるX'mas song八神純子 | 八神純子 | KAZUKI | 八神純子 | 吉俣良 | 雪が舞って 白く染めゆく 街をみつめて Merry X'mas どれほど遠くに離れていても 心の中 あなたがいる かたときも忘れず 雪が舞って 光ゆらめく 時をかぞえて Merry X'mas ほほ打つ風は痛く 凍えた木々が震えても 2人出会い愛した かけがえのない季節だから 抱きしめる 雪が舞って あなたつながる 私 幸せ Merry X'mas and I love you |
仰げば尊し薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 不詳 | 不詳 | 吉俣良 | 仰げば尊し 我が師の恩 教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ) 思えばいと疾(と)し この年月(としつき) 今こそ別れめ いざさらば 互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩 別(わか)るる後(のち)にも やよ忘るな 身を立て名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざさらば 朝夕馴(な)れにし 学びの窓 蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき) 忘るる間(ま)ぞなき ゆく年月 今こそ別れめ いざさらば |
秋の子薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | サトウハチロー | 末広恭雄 | 吉俣良 | すすきの中の子 一、二の三人 はぜつりしてる子 三、四の五人 どこかで やきぐり やいている つばきを のむ子は 何人だろな かきの実みてる子 一、二の三人 さよならしてる子 三、四の五人 ごはんに なるまで おもりする おんぶを する子は 何人だろな ひぐれに走る子 一、二の三人 ふろたきしてる子 三、四の五人 こおろぎ あちこち なきだした さみしく 聞く子は 何人だろな |
心の扉~我が母の教えたまいし歌~薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | Antonin Leopold Dvorak | 吉俣良 | 在りし日の温(ぬく)もりと 明日への願い事 あぁ 雨の冷たさ 愛して キンコンカン 鐘鳴るこの聖夜に 誰のため叩くの 心の扉 地上にそれぞれの 灯(あかり)がともるころ 訪ねてゆこう ただ心の向くままに 「メリークリスマス!」 あなたのことを思う夜は 雪さえあたたかい |
黄昏のビギン薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 永六輔 | 中村八大 | 吉俣良 | 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星影 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス |
浜辺の歌薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 林古渓 | 成田為三 | 吉俣良 | あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ 忍ばるる 風の音よ 雲のさまよ 寄する波も 貝の色も ゆうべ浜辺を もとおれば 昔の人ぞ 忍ばるる 寄する波よ 返す波よ 月の色も 星のかげも |
冬の星座薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 堀内敬三 | William Shakespeare Hays | 吉俣良 | 木枯しとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光よ ものみないこえる しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる ほのぼの明かりて 流るる銀河 オリオン舞い立ち スバルはさざめく 無窮をゆびさす 北斗の針と きらめき揺れつつ 星座はめぐる 無窮をゆびさす 北斗の針と きらめき揺れつつ 星座はめぐる |
故郷薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 高野辰之 | 岡野貞一 | 吉俣良 | 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷 如何にいます父母 恙なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷 こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷 |
星を求めて薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | Anthony Peter Hatch・訳詞:香取治 | Anthony Peter Hatch | 吉俣良 | 夢のない世界が あなたをつつんでも おぼえていて欲しい あの星を 愛する人もいない うつろな時でも おぼえていて欲しい あの星を 誰でもあの空に 幸せの星を 一つ持っている それをみつけよう 誰にでもいつでも 幸せの星は 夢を呼んでくれる ルック・フォー・ア・スター 誰でもあの空に 幸せの星を 一つ持っている それをみつけよう 誰にでもいつでも 幸せの星は 夢を呼んでくれる ルック・フォー・ア・スター ルック・フォー・ア・スター |
椰子の実薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 島崎藤村 | 大中寅二 | 吉俣良 | 名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を 離れて 汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき) 旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる 枝はなお 影をやなせる われもまた 渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて 胸にあつれば 新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい) 海の日の 沈むを見れば 激(たぎ)り落つ 異郷(いきょう)の涙 思いやる 八重(やえ)の汐々(しおじお) いずれの日にか 国に帰らん |
夢で逢えたら薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 吉俣良 | 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい あなたはわたしから 遠く離れているけど 逢いたくなったら まぶたをとじるの 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい うすむらさき色した 深い眠りに落ち込み わたしは駆け出して あなたを探してる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 春風そよそよ 右のほほをなで あなたは私の もとへかけてくる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい いまも私 枕かかえて 眠っているの もしも もしも 逢えたなら その時は 力いっぱい私を 抱きしめてね (お願い) 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい |
ユーレイズミーアップ~祈りヴァージョン薬師丸ひろ子 with ケルティック・ウーマン | 薬師丸ひろ子 with ケルティック・ウーマン | Brendan Graham・訳詞:御徒町凧 | Rolf Lovland | 吉俣良 | うるんだ瞳の奥に 変わらぬ君の姿 「どこまで世界は続くの」 途絶えた日々の言葉 You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be 霞んだ地平の向こうに 眠れる星の挿話(そうわ) 「明けない夜はないよ」と あの日の罪が笑う You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be 凍える嵐の夜も まだ見ぬ君へ続く 教えて 海渡る風 祈りは時を越える 祈りは時を越える |
母のうた吉田山田 | 吉田山田 | 吉田結威 | 吉田結威 | 吉俣良 | 空いたミネラルウォーターのラベルもないペットボトルに 煮出した麦茶入れる母の口うるささが恋しいです ホントは優しくしたくて 何故だかいつも出来なくて 駅まで向かう帰り道 自分の幼さが嫌になる あと何年 あと何回 あと何年 あと何回 私が大人になり あなたの背を越えた時は 照れたように笑いながら 一体何を想っていたのですか トイレに貼ったカレンダー 特に書くこともないのに 私が帰るその日には 真っ赤な丸を描いてた あと何年 あと何回 あと何年 あと何回 選ばないまま受け入れて 足りないまま寄り添いあって 手垢のついた月日が 頑なになった心を解かしていく 白髪が少し増えたね シワもきっと増えたでしょうね だけどこんなにも美しく 笑える人を私は知りません あなたがもしもいつか私を忘れてしまっても 私が覚えている 私はずっとあなたのワガママな子 幸せでいてください それが私の幸せ そんな風に思えるほど 私も少し大人になりました 嬉しそうに笑ってる あなたの歌 |
月光Ryuji | Ryuji | Ryuji | 吉俣良 | 吉俣良 | あの月が 見えなくまるまで 手を握って そっと目を伏せた 終わりが来たこと 知ってるくせに 涙をこらえながら 笑ってみせる 明日には 逢えるかな 月明かりの下で 探しても 探しても 見つからない あなただけが 残り香が しみ込んだベッド 目を閉じれば すぐに逢えそうで 寄り添い暮した このワンルーム あなたの写真はまだ 笑ってくれる 明日には 逢えるかな あなたを忘れたい 終わらない 終われない 暗闇を強く照らして 振り向けばそこに あなたがいるようで 止まらない悲しみが 頬つたうよ 明日には 逢えるかな 月明かりの下で 探しても 探しても 見つからない あなたが 明日には 逢えるかな あなたを忘れない 逢いたくて 逢いたくて 月明かりの下で |