歌詞を読んで二人のムズキュン感を味わってみてください。

eijun
歌詞を読んで二人のムズキュン感を味わってみてください。
THE BACK HORNのギタリスト・菅波栄純が作詞・作曲・編曲家としてのソロ活動を“eijun”名義で開始。2021年4月21日に「あいしてぬ (feat. さかな)」をリリースしました。同曲は、片思いの相手に伝えたい思いが溢れだすキュンな恋心が描かれたキラキラなラブポップスとなっております。同時公開されたMVと併せてご堪能あれ…! さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“eijun”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、まずeijunというソロ活動を始めた理由や目的についてのお話。そして、新曲「あいしてぬ (feat. さかな)」について。気になるタイトルやワンフレーズ、歌詞の背景について明かしてくださいました。是非、歌詞と併せてお楽しみください。 ~歌詞エッセイ:「 あいしてぬ (feat. さかな) 」~ 作詞・作曲・編曲やってます、eijunと申します。コンスタントに楽曲を公開していくプロジェクトを始めましたのでご挨拶をば、ということで。 最近わたくし、めちゃくちゃ作曲欲が高まっていまして。バンドでの作曲はもちろん、外部への楽曲提供もどんどんやっていきたいな、とウズウズしており。このプロジェクトの楽曲を聴いた皆さんに「もっとeijunの作った曲が聴きたい!」と思ってもらうことで、eijunという作家の存在を広められたらなと思っております。たくさん聴いてね! このプロジェクトは「見せる収納」でもあります。作家はみんな「ストック」として楽曲を書き溜めていまして。それを営業の時に「この作家はこんな曲が作れますよ」という感じで資料として渡す。その「ストック」にあたる楽曲を公開しちゃおうと。 そうなると、公開した楽曲がお仕事として採用される可能性はほぼ無くなりますが、その分「eijunという作家はこういう曲を作れる」というのを広く伝えられる。なので正確には、公開した時点で「ストック」というより「カタログ」になるわけですが、そういう「見せる収納」作戦ということです。裏事情をぶっちゃけてしまいましたが(笑)。 バンドの中で20年以上曲を書いてきて、そこではベテランかもしれませんが、作家としては新人です。一からスタートするつもりでやり始めていますし、実際、作家業界では本当に新人ですので。なのでまずは、eijunとしての作家性を皆さんに知ってもらうところからしか始まらないのでは、と思っています。 直接的に仕事に繋がることも大事ですが、「eijunってこういう曲を作るひと」っていうことがリスナーの中で何となくイメージできるようになることもめちゃくちゃ大事なので、たくさん曲を聴いてもらうべく毎日曲作りをしております。がんばるぞー! さて、ここからは「あいしてぬ」という楽曲の歌詞について語っていきたいと思います。まずは「あいしてぬ」というタイトルについて。 すでに「誤字ですか??」「あいしてぬってどういう意味??」などのコメントをSNSなどで頂いてて有り難いわけなのですが、誤字ではありません。文章としてはおかしいのですが、「あいしてない」という意味の「あいしてぬ」です(正直文法よくわかってないので正確にはわかりません笑)。本当は好きなのにツンツンしてしまう気持ちを表現しています。とても気に入ってるし、ひねくれてて自分らしいなあ、と思います。 こういう質問も来ました。「排水溝に詰まった羽の折れた天使ってなんですか??」というものです。こちらは自分の所属するTHE BACK HORNの楽曲「 ミスターワールド 」に出てくる歌詞の引用です。「あいしてぬ」とは真逆のダークで退廃的な曲から力業で引用してるので違和感がすごいですが、自分的に面白いのでOK!って判断してる場所ですね。 この曲のストーリー設定もお伝えしておきましょう。男女がいて、女子の方は男子を好き。でもあまりに友達としてしっくりきすぎててレンアイ的なムードにならない。だいぶもどかしい二人ですね。思いっきり歌詞がストーリーになっているので、歌詞を読んで二人のムズキュン感を味わってみてください(笑)。 何でもない日常的なエピソードがメロディやアレンジによってドラマチックになるのが作っていて楽しいので、今作はその方向性で書きました。イラストにしたり漫画とかに描いて欲しいなあ、と密かに思ってます(笑)。というかイラストは自分で描くかも。そんな感じの楽曲です、「あいしてぬ」。 個人的にも大好きな仕上がりになったので、気になった方はぜひチェックしてください! <eijun> ◆紹介曲「 あいしてぬ (feat. さかな) 」 作詞:eijun 作曲:eijun ◆Digital Single 「あいしてぬ (feat. さかな)」 https://jvcmusic.lnk.to/Aishitenu