JOY よろこび(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | だれともあらそわない あなたに だれをもきずつけない あなたに ふるさとのかんきのくにから おおいなるとうめいなよろこびがくる だれかとあらそう あなたに だれかをきずつける あなたに そして それを かなしむあなたに やはりよろこびはくる はじらいながら |
Zen Zen ブルース中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | 佐藤允彦トリオ | (ルルバ タルコ タルコ リリバラ) (リリバ タルコ タルコ リリバラ) 僕のかわいい 恋人が にっこりほほえんで 僕に話かけるよ だけど僕には 言葉が判らない あの娘の言葉が 判らない ゼン…判らない ゼン…判らない 判らない 僕のかわいい 恋人が 涙をこぼして 僕に話かけるよ だけど僕には 言葉が判らない あの娘の言葉が 判らない ゼン…判らない ゼン…判らない 判らない ゼン… |
だからもう花は咲かない中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | | おまえは死んだ おまえは死んだ 恋人の私に さよならいうひまもなく あっけなく死んだ だからもう花は咲かない だからもう花は咲かない いつもの日曜日 いつもの町で おまえと私は 手をつないで歩いてた 私は笑ってた それが別れの前と知らずに それが別れの前と知らずに 銀色の自転車が おまえのかげを さえぎって走ったのは 夢ではなかった その時おまえは 私を見てた それが別れの合図になった それが別れの合図になった パトカーのサイレンが 今日も聞こえる 恋人を取られてまたひとり ひとが泣く サイレンも泣いている あれは私の心の挽歌 あれは私の心の挽歌 おまえは死んだ おまえは死んだ 恋人の私に さよならいうひまもなく あっけなく死んだ だからもう花は咲かない だからもう花は咲かない |
冷たい雨中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | パパパヤパヤ… 冷たい雨 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 体ぬらす 雨 雨 雨 見てよ この頬 雨 この胸 雨 燃えてるわ 恋して パヤパパパ… 冷たい雨 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 体ぬらす 雨 雨 雨 パパパヤパヤ… 見てよ この頬 雨 この胸 雨 燃えてるわ 恋して パヤパパパ… |
とまらない汽車中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | とまらない汽車に ふたりで乗ってしまった 髪の長いムスメと むこう見ずのこのぼくと とまらない汽車に ふたりで乗ってしまった ムスメのうた聞きながら ぼくは空を見ている 何かのまちがいだと思うのだけれども 汽車はもうとまらない とまらないウォーウォー とまらない汽車の 線路は長くつづく なんだか淋しくなって ふたりはキスをする 何かのまちがいだと 思うのだけれども 汽車はもうとまらない とまらないウォーウォー とまらない汽車よ 地平線を越え走れ まちがいだっていいんだよ この娘が好きなんだ まちがいでもいいさ 汽車よさあ走れ とまるなよ この娘が好きだ |
とろろん堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | とろろん ろん とろろん ろんろん とろろん ろん とろろん おねむだよ おねむだよ たったの みっつ 数えただけで とろろん ろん とろろん ろんろん とろろん ろん とろろん とろろん ろん ろん とろろん ろん おねむだよ おねむだよ ひとつひつじが初めの使い 白い毛皮で 顔をなでる ふたつ ふくろう二番の使い 夢のふくろを 持ってくる みっつ みみずく三番使い 耳にとまって 子守歌 とろろん ろん とろろん ろんろん とろろん ろん とろろん おねむだよ おねむだよ たったの 三匹 そろっただけで とろろん ろん とろろん ろんろん とろろん ろん とろろん とろろん ろん ろん とろろん ろん おねむだよ おねむだよ |
どうしてあの日長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | | どうして あの日 ふたりは出会ったの 人恋しい 人恋しいと 風の鳴る中で どうして あの日 ふたりは 見つめあったの 人生の切なさを 見たことのある瞳で 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を どうして あの日 ふたりは 歩いたの 淋しいよう 淋しいようと 胸をふるわせて どうして あの日 ふたりは ふりかえったの 夕べから 明日まで 歩き続けた舗道を 出会いは突然 出会いは偶然 だけど少しだけ 運命のにおい どうして あの時 ふたりは 思い出していたの あっさり捨ててきた故郷の町を |
どうせ中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | どうせ ひとの生命は みじかいリボン どうせ ひとの心は くだけるみず どうせ なにもかも 飛んでゆくハトならば 息をころして 息をころして じっと 指でもみつめていようか どうせ ひとの生命は 小さいカケラ どうせ ひとの心は はじけるかげ どうせ なにもかも 走りゆく鹿ならば 息をころして 息をころして じっと 指でもみつめていようか |
ドロロンえん魔くん中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小林亜星 | | どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 地獄の闇から でろでろばあ 湧いて出たのは なんだらばあ かわい子ちゃんの 枕元(まくらもと) ケケケと笑うの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 風さえないのに でろでろばあ ふわふわするのは なんだらばあ 三日月さんに ぶらさがり ヘラヘラ唄うの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 姿も見せずに でろでろばあ いたずらするのはなんだらばあ 子犬の耳に かみついて キャンキャン泣かすの 誰だらばあ 奇怪怪怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり そこでえん魔くん そこでえん魔くん 大あばれったら でろでろばあ |
DAWN あけぼの(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | | ほのぼのとあけぼの よるがあおざめおわれゆく うつくしいのやこわいのや あらゆるゆめをひきつれて ゆうべ なんともかなしくて このよもおわり とないたものだが いつしかそれもすぎさって ほのぼのとあけぼの ひかりがよるをおいはらう すばらしいのやひどいのや あらゆるじけんをひきつれて なにがある なににあう あんじていてもいなくても いつしかそれもすぎさって |
波うつ愛のうた中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 只野通泰 | | 負けたのよ あなたの大きな愛に うちよせる 愛の愛の波に さらわれて 流されて さからいもしたけれど 今私は愛のうた 愛のうたうたう 私の髪は ほのおのかたち 私の指も ほのおのかたち ゆれて ゆれて世界中を つつむ 愛よ… 負けたのよ あなたの優しい愛に ふりかかる 愛の愛の蜜に とらわれて 酔わされて さからいもしたけれど 今私は愛のうた 愛のうたうたう 私の髪は ほのおのかたち 私の指も ほのおのかたち ゆれて ゆれて世界中を つつむ 愛よ… 私の髪は ほのおのかたち 私の指は ほのおのかたち ゆれて ゆれて世界中を つつむ 愛よ… |
何ていうのかな堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | 今のこの気持ち 色で云うなら 例えば 一面まっ黄色 そこへ真赤が いっぱいはじけて 時々 黒いすじが走る 何て云うのかな この気持ち 今のこの気持ち 音で云うなら 例えば ころろんりんからりん そこへまむまむ むむむまむまむ 時々 バダバダバダ ダバダー 何て云うのかな この気持ち 今のこの気持ち 形で云うなら 例えば 大きいまっしかく そこへまんまる ふんわり重なり 時々 軽い星が光る 何て云うのかな この気持ち |
逃げたお日様中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | 夏になったら 街を出てみるわ おもい恋を あずけて 軽いズックの 靴はいて 人に汚れた 冷たい街から 逃げたお日様 捜してくるわ 夏になったら 街を出てみるわ 鼻唄をうたって 空を見ながら 歩いてゆくわ 夏になったら 街を出てみるわ 眠い町を 忘れて 遠いツバメに 道聞いて 帰ってくる時ゃ 私の背中に 逃げたお日様 背負ってくるわ 夏になったら 街を出てみるわ 鼻唄をうたって 空を見ながら 歩いてゆくわ |
NEST す(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | よろしかったら どうぞ じまんできるものは なにもない かべに え さえかかっていない でも まどは そらもよう あめのふうが このはのしゃんそん ねどこはじぶんでととのえて …それで よろしかったらどうぞ わたくしのすへ どうぞ おじゃまはしませんから |
のんびり自転車こおろぎ'73 | こおろぎ'73 | 中山千夏 | 端田宣彦 | 筒井広志 | ペダルをふむと 世界が動きだす いつも見ている けしきだけれど 不思議の国みたい この道を ずんずん走ったら どこに でるんだろう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう ペダルをふむと 口笛ながれだす ちょっぴり音は かすれてるけど ぜんぜん気にしない この道を ずんずん走ったら どこに でるんだろう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう とにかくのんびり のんのんのんびり のんびり行ってみよう |
はじまり中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 佐藤允彦 | | わかるわ あのひとが あなたを囚(とりこ)にしたのね かくしても あなたの瞳が燃えてる さよなら なんだか 言葉を忘れたみたいで 想い出ばかりが 胸にしみる もうすぐ夜があける わたしのために ひかりのなかで 明日をさがそう 明日をさがそう 泣かないで 泣かないで 泣かないで 泣かないで… いやなの あなたに 泣きがおを見られるなんて だから 慰めの言葉はやめて ありがとう あなたはいつでも やさしかったわね きっとしばらくは 夢で泣くわ もうすぐ夜があける わたしのために ひかりのなかで 明日をさがそう 泣かないで 泣かないで 泣かないで 泣かないで… |
腹へりのタンゴ堀江美都子 | 堀江美都子 | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | 腹がへる しんとへる ずずずずしんと へる 思い出すのは 昨日のリンゴ シンをどうして 捨てたのか いかにもおしい 勿体ない 今ならシンでも ごちそうなんだ あ~あ リンゴ リンゴ リンゴ リンゴ 腹ヘリの 腹ヘリのタンゴ タンゴ 腹がへる しんとへる ずずずずしんと へる 思い出すのは 昨日のタマゴ カラをどうして 捨てたのか いかにもおしい 勿体ない 今ならカラでも ごちそうなんだ あ~あ タマゴ タマゴ タマゴ タマゴ 腹ヘリの 腹ヘリのタンゴ タンゴ 腹がへる しんとへる ずずずずしんと へる 思い出すのは 昨日のダンゴ クシをどうして 捨てたのか いかにもおしい 勿体ない 今ならクシでも ごちそうなんだ あ~あ ダンゴ ダンゴ ダンゴ ダンゴ 腹ヘリの 腹ヘリのタンゴ タンゴ |
ひどい目にあった中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 谷岡孝 | | ひどい目にあった 暗い母さんのお腹から 勇んでこの世に出て来たら そこも真暗闇なのさ ひどい目にあった 他人だらけの世の中で お前だけはと思っていたら お前も他人だったのさ だけどお陽様昇れば やっぱり目がさめる 小鳥でも泣けば しあわせ ひどい目にあった いつわりばかりの世の中で 自分だけはと思っていたら 自分も大ウソだったのさ ひどい目にあった だけどお陽様昇れば やっぱり目がさめる 小鳥でも泣けば しあわせ |
FLOWER はな(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | だいすきなきみのたんじょうびに いろとりどりのかぐわしい はなたばをおくろうとおもったのです はなをつみにのはらへいったのです とてもざんねんなのですが ぜんぶしらべてみたのですが はなにはみんなだれかすんでいました はなはつまずにかえってきました |
ほそい銀色の雨中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 佐藤允彦 | | ほそい 銀色の雨 町をぬらして きえて うすい 太陽もさし 虹さえ かかる ふるえていた 小鳥も 羽を鳴らして もどり 青い柳の枝に よろこびの 詩(うた)かざる だけど 雨はいまでも わたしの心に ふる ほそい 銀色の雨 あなたが 帰るまで 別れた あの朝から ふり続ける この雨 からだも 心も手も つめたく 冷やす雨 つづく雨を みつめて わたしは 待っているの いつか 雨がやむ日を あなたが 帰る日を 別れた あの朝から ふり続ける この雨 からだも 心も手も つめたく 冷やす雨 |
微笑にふれてみたかい嶋崎由理 | 嶋崎由理 | 中山千夏 | 渡辺宙明 | 渡辺宙明 | 微笑にふれてみた この手で たしかにふれてみた ひだまりの たんぽぽに とってもよく似てた 微笑にふれたとき 思わず 口笛吹いて 地平線のむこうへ 飛びたくなった 君は微笑に ふれてみたかい? 君は微笑に ふれてみたかい? 悲しみにふれてみた 端っこ すこしふれてみた 明け方の そよ風に とってもよく似てた 悲しみにふれたとき 心が はじけてとんで あついの居る地球を 抱きたくなった 君は悲しみに ふれてみたかい? 君は悲しみに ふれてみたかい? 優しさにふれてみた そおっと 大事にふれてみた ネムの木の 木もれ日に とってもよく似てた 優しさにふれたとき すっかり 裸になって 青い宇宙の中へ 溶けたくなった 君は優しさに ふれてみたかい? 君は優しさに ふれてみたかい? |
ほらハックルベリィ・フィン堀江美都子・こおろぎ'73・コロムビアゆりかご会 | 堀江美都子・こおろぎ'73・コロムビアゆりかご会 | 中山千夏 | 越部信義 | 越部信義 | ハックの大事なもの知ってるよ (知ってるよ) 友だちどうしの約束と 涙の止まるおまじない ほらハックがかけだした雲追いこして ほら ハックが歌った小リスみつけて いっしょにいきたいな きみと あんなに明日は近い ねえ ハックルベリィ・フィン ハックの苦手なもの知ってるよ (知ってるよ) 洗濯したての洋服と 勉強(べんきょう)なさいっていうおとな ほらハックがとびだした空つきあげて ほら ハックが笑った小鳥みつけて いっしょにいきたいな きみと あんなにおひさま高い ねえ ハックルベリィ・フィン ハックが来た日のことおぼえてる (おぼえてる) わかったやつなら誰だって気があうだろうと思ったな ほら ハックが飛んでゆく穴あき靴で ほら ハックが笑った星をひろって いっしょにいきたいな きみと あんなに世界は広い ねえ ハックルベリィ・フィン |
BOAT こぶね(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | だいてあげる いのちがいっぱいのうでで ゆすってあげる しにもやさしいうでで あまりになぞめくわたしのふかさを もしもいくらかおそれるのなら かいをにぎって こぶねにのっていらっしゃい |
三日月に乗って中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | はしだのりひこ | | 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 私乗るんだ いっしょにおいでよ 恋人つれといで 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 舟のゆくては 広い空だよ うれしい広い空 八時には もうドラが鳴る 九時では 間にあわない 涙と溜息 肩にかついで 舟出だ 光をとりに 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ 小さい世間は 捨ててゆこうよ 大人もつれといで 八時には もうドラが鳴る 九時には 間に合わない 星くずもゆらゆら 波にゆれてる 舟出の歌を 歌うよ 今夜こっそり 浜辺から 三日月の舟が 出るよ どんなやつでも 乗せる舟だよ お化けもつれといで 八時には もうドラが鳴る 九時では 間にあわない 涙と溜息 肩にかついで 舟出だ 光をとりに |
緑の陽だまり ミッチーとチャタラーズ | ミッチーとチャタラーズ | 中山千夏 | 宇野誠一郎 | | みどりが森の陽だまりは かくれんぼするのに よいところ まだだよ まだだよ しっぽのひかった やまねずみ いちばんはじめに 見つかった みどりが森って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて ひっそり松の 葉のかげは おはなしするのに よいところ あのねのね あのねのね きんいろめだまの ふくろうに 立ち聞きされても しらないよ ひっそり松って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて ざわざわ川の水ぎわは ひとりでいるのに よいところ フムー フムー いたずら好きの やまねずみ たまにさびしい ことがある ざわざわ川って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて むらさきが丘の てっぺんは おひるねするのに よいところ こっくりこ こっくりこ むらさきいろの 草の実を たべたこりすの 夢を見た むらさきが丘って どこだろな だれかにだれかに 聞いといて |
MOON つき(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | まちのこは あわれ つきのほんとうのすがたをしらない でんこうのらんぼうなひかりのうずに つきはただ しっしんするばかり ぎんぷんをあまねくふりまき ものもこころもくるわせるつきの まほうをしらぬこは あわれ いなかのこは あわれ つきのめぐみにきづかない つきがひやしたあまいみずによいつつ にがくよどむ まちのさけをしたう 「ほんとうのつきをぼくは しってる」 まちのくらしに くたびれて よぞらをあおいだ いなかのこがいった |
妖怪にご用心UA | UA | 中山千夏 | 小林亜星 | 内橋和久 | へーんな感じがしませんか? 君が見ているこのテレビ 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ テレビに似たのもいるんだよ ブラウン管から ニョロッと手が出て おいで おいでするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あちらもこちらも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? あの角まがる女の子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ 可愛い女の子もいるんだよ ラブレターなんか 出したりしたら ひゅう どろんするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あいつもこいつも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? 君が持ってる そのお菓子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな 気をつけな 妖怪にゃあ お菓子に似たのもあるんだよ ひとくち食べたら ぷるんとふるえて あかんべえするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー とにかくなんでも 妖怪っぽい |
妖怪にご用心中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小林亜星 | | へーんな感じがしませんか? 君が見ているこのテレビ 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ テレビに似たのもいるんだよ ブラウン管から ニョロッと手が出て おいでおいでするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あちらもこちらも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? あの角まがる女の子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ 可愛い女の子もいるんだよ ラブレターなんか 出したりしたら ひゅうどろんするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー あいつもこいつも 妖怪っぽいー へーんな感じがしませんか? 君が持ってるそのお菓子 妖怪っぽくはないですか? 気をつけな気をつけな 妖怪にゃあ お菓子に似たのもあるんだよ ひとくち食べたら ぷるんとふるえて あかんべえするかもしれないよ 妖怪っぽいー 妖怪っぽいー とにかくなんでも 妖怪っぽいー |
RAINBOW にじ(「組曲ふるいみらい」より)長谷川きよし | 長谷川きよし | 中山千夏 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | もしもきみが にじをかけたいのなら だれひとりいないところをえらぶべし くうきにじゅうぶんみずけがあって ななめからひがさすときをえらぶべし からだをらくにして それから… ひといきにおもいうかべるんだ! きみがきれいだとおもうものすべてを たちまちにじが きみからふきだす こどもたちのかんせいが にじをもっとはっきりさせる そのなかで にじますがはねる ただし きれいだとおもうものが たりなくちゃあだめなんだ さあ さがしておいで たくさんね |
老人と海中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 小室等 | | ハダをそめあげたのは 太陽と潮 シワをきざんだのは 時の満ちしお 老人は海から生まれ 海に育ち 海で生きることしか 考えたこともない 若さに酔いしれた 昔日遠し 友も女たちも すでにまぼろし 老人は浜辺にひとり ひとり残る 岸に打ち寄せるのは 変わらぬものがたり 勝利の場面はいまも あざやかなままに 潮にくもった眼も 燃えるほどに 老人は戦ってきた さかなたちと 捕えねじふせ殺し そして愛していた 舟をこぎだせ早く 戦うものよ くちはてなんものよ いのち愛せよ 老人は海から問われ 海に応え 海へ帰ることしか 考えたこともない |
私がも一度笑えるように中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 都倉俊一 | | かわいそうな 私の心 おとなの恋に 青ざめて 重い涙が 鎖のように… だけど おまえは もう小鳥じゃない ふるえずに羽ばたけ 大空を そして ちからを さがしておくれ 私がも一度 笑えるように かわいそうな 私の心 おとなの恋に 殺された こどものころが 鎖のように… だけどおまえは もう小鳥じゃない ふるえずに羽ばたけ 大空を そして ちからを さがしておくれ 私がも一度 笑えるように… |
私のうたはどこにあるの中山千夏 | 中山千夏 | 中山千夏 | 前田憲男 | | 恋のうたも 愛のうたも こんなにあるけれど 私のうたは どこにあるの ひとりぼっちの飛べない娘が ネコをかかえて うたううた ウウウ… 恋のうたも 愛のうたも こんなに苦いだけ 私のうたは どこにあるの ひとりぼっちの泣けない娘が 麦の穂かんで うたううた ウウウ… 私のうたを 誰がつくって ひとりぼっちの小さい娘が 鏡をみつめて うたううた ウウウ… |