ワルツブレッド&バター | ブレッド&バター | 松井五郎 | 森山良子 | | 春おぼろにたゆたう 古の花のかほり 群れ集う蝶は 誰を思ひ 晴れ着を 纏(まと)う 糸と糸を編むよに 時はただ先を逸る ふと息を止めて ふれた肌の 脈打つ雫 風よ 風よ 変わらぬものを君だけにあげよう 夢よ 夢よ 変わりゆくものと戯れ 巡り巡るままに ゆびさきのワルツ 幸せあやとる 相手の名も 誰か知らずに 幸せあやとる 相手の名も 誰か知らずに 軒を辿る人影 迷路も 楽しいけれど 背を向けた方に 名残(なごり)ばかり 預けて帰る 何処の窓 流るる 金糸雀(カナリア)の甘き誘ひ 壊れた龍に 囚われの身は ぼくらなのです 風よ 風よ 眠らぬ月を君だけに見せよう 夢よ 夢よ 胸に標を残して 廻り廻るままに 悪戯なワルツ 叶わぬ明かりを 吹き消してはまた灯したり 叶わぬ明かりを 吹き消してはまた灯したり 風よ 風よ 変わらぬものを君だけにあげよう 夢よ 夢よ 変わりゆくものと戯れ 寄せて返すままに とこしえのワルツ 気づかぬ間に 結ばれたり ほどきあったり 気づかぬ間に 結ばれたり ほどきあったり |
笑って抱きしめて森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 島健 | 歪んだ心の形を 二人で直して キャンドルのあかりを 心にともして 静かに祈る ねえ 笑って抱きしめて 決して傷つけ合わないように ねえ ずっと夕陽を優しい気持ちで 見つめられるように 失った無邪気さは 戻って来ないと うつむいた 長すぎる青春を 生きるのは難しいと わかっているけど ねえ 笑って抱きしめて 過ぎてゆく今日を懐かしみ ねえ ずっと明日を二人同じ歌 口ずさみながら 悲しい言葉は いくつも聞いて 風にこわれ 胸の中積った セピアの昨日が すきとおってゆく ねえ 笑って抱きしめて あなたが笑えば嬉しくなる ねえ きっと明日の朝には もう一度 愛を伝えよう もう一度 愛を伝えよう |
わかれ森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | | ドアに手をかけふり向くあなた 淋しくなるわと笑う私 得意のジョークでもとばして 出て行ってね いつものように せ界の中で君が一番 ステキだよと抱きしめた夜も まるで宇宙に浮かぶ星と 同じようにはるかな時 Close your eyes 二人では つかめなかった夢を追いかけて Close your eyes 行くのなら 行く先は教えないで 私の好きなあたたかな指 前髪をかきあげるタセ おやすみのかわりのララバイ 下手な嘘さえつけない人 他の誰よりあなたと居ると 一番自分らしくなれたわ もしも生まれ変われるならば 又もう一度あなたを探すわ Close your eyes いつものように 忘れ物をとりに戻るふりで Close your eyes やわらかな 朝の陽射しに笑って Close your eyes 二人では つかめなかった夢を追いかけて Close your eyes 行くのなら 行く先は教えないで |
流星夜森山良子 | 森山良子 | 松井五郎 | 森山良子 | 三好功郎 | そこが何処か 知らないのに 星はなぜに 懐かしいの 握りしめてくれた手から 伝うものが わかりますか 夜空の果て 線を引いて 時を結ぶ 川を渡る 誰が決めたことでしょうか ふたりはそう めぐり逢えた 流れるまま 流れるまま はじめて見る 同じ明日へ さぁ 行きましょう 寂しささえ 愛しいほど あなたはなぜ あたたかいの あなたはなぜ あたたかいの 幸せだけ 問いかけても 心はただ 口をつぐむ 時につらく 苦しむこと たぶんそれで 愛なのです 流れるまま 流れるまま 語る夢を ひとつに繋いで さぁ どこまでも この空から 見下ろす街 ふたりはいま どんな光 ひとりぼっちで 生まれたのは あなたに逢うためなのでしょう あなたに逢うためなのでしょう |
夜空に星がまたたいて森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 三好功郎 | 夜空に星が またたいて 私の心も またたいて いとしいあなたに 上目づかい なんてロマンティックな夜でしょう 粉雪チラチラ 舞い降りて 白い吐息が 広がって やさしいぬくもり 欲しくって 右手をあなたのポケットに 滑らせる ねぇ、私の事今も好きかしら 時々 胸がドキドキするかしら もう何年も見つめ合って「愛してる」なんて 口には出さないけど そっと腕をからませ 寄り添いましょう 胸を焦がした あの日の恋 どうしてあなたと 出会ったのでしょう 小さな幸せ 積み重ねて 壊しては また抱きしめて 過ぎて来た いくつになっても 生涯学習 長生きしそうな予感 毎日 明日を夢見て 生きてゆきたいから 体のためと 栄養補助食品 そんなに食べれば必要ないって あなたは言うけど ねぇ、あの頃のようにそっと頬寄せて 微笑めば 時はやさしく流れてゆく 今も恋心 息づく音を聞いてね ふたり 三日月のブランコに揺られ 愛を語りましょう 願い星に届くまで その手を離さないで 歩いてゆきましょう |
夢に誘われて夏川りみ | 夏川りみ | 森山良子 | 森山良子 | 谷康一 | めぐりめぐり 春はまた 新しく生まれ こぼれ落ちた涙のぶん 鮮やかに咲く 思い通りになる ならないと うつむき歩く道 かすかな声 聞こえた 笑ってごらん 胸を張ってと 忘れていた約束 幼い日のあこがれ あの場所へ私はゆく 真っ青な空 描いた夢に誘われて めぐりめぐり 季節はまた 記憶を重ねて 悲しみさえ同じ場所に 留まることなく 願いはかなう かなわないと 迷いたどる道 あたたかな手 肩を包む 負けないで 顔を上げてと もう一度歩き出そう ともした希望を胸に あの場所へ私はゆく 真っ青な空 描いた夢に誘われて めぐりめぐり さよならは 時を止めたまま 憂いも痛みも喜びも 生きる為に くりかえしてゆく 白い波に浮かべた 祈りを乗せた舟よ 風を受け目指してゆこう 真っ青な空 描いた夢をつかむため |
やさしい気持ち森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 五十嵐宏治 | あなたを想って 流した涙は 枯れても枯れても あふれてくる あなたにもらった 小さな花束 何度も何度も 嬉しくなる 空 雨あがりの虹 ほら きらめいている 言葉にならない 萌えたつ想いが 生まれて生まれて ため息つく あなたとつないだ 手と手のぬくもり 恋しく恋しく ほほにあてる 夢を乗せた船がゆく 街は夕暮れに燃えてゆくから 翼を広げて 舞い立つ水鳥 届けて届けて この心を あなたにもらった 小さな花束 何度も何度も 嬉しくなる |
三つの自画像中尾ミエ | 中尾ミエ | 中尾ミエ | 森山良子 | | 16歳の自画像には 勝ち気な目の少女がいるわ 精一杯背伸びして 大人と肩を並べてる ナイフのような若さを抱き つまずきながら走り続け 初めての恋に恋し ハリウッドスターに憧れて 時の見えない絵筆が 残す鮮やかな想い出 若すぎるひたむきさが 微笑ましくて悲しい 25歳の自画像には 大人の香り気取る私 マニキュアを替えるように いろんな恋を着こなして 時代と踊るせわしいパーティー 消える若さにおびえたけど 行く道を探せない 私はやっぱり若かった そして今の自画像は あなたの目に映る私 まろやかな愛の中を 自分の速さで歩くの 歌は生まれて消え 人は変わってゆくけれど 私だけの確かな夢 あなたの心に描くの |
Farewell森山良子 | 森山良子 | 松井五郎 | 森山良子 | 三好功郎 | さよならと言い ドアを開けたら 風を乗り継ぎ 明日へ行こう さよならと言い 空を見上げて いろんな涙が 思い出になる さよならと言い 手を振り祈る 光がいつも 差し込むように さよならもいい 続く足跡 交わり離れて 道は生まれる さよならもいい 種を蒔いたら 次の季節に 花を渡そう さよならもいい 陽が昇るように 新しい君と また逢うために さよならでいい それははじまり 時はなにかを 教えてくれる さよならでいい それは約束 いままでよりもっと 幸せになろう さよならでいい 陽が昇るように 新しい君と また逢うために また逢うために |
ピクルス清水由貴子 | 清水由貴子 | 山川啓介 | 森山良子 | | あなたの部屋のランプのわきに ピクルスのびん 置いて行きます あなたがいなくて いいのです どなたと会っても いいのです 読みかけの本や ひろげた地図に 近くて遠い あなたの香り 気がついたら 気が向いたら 酸っぱい思いの しみ込んだ 私のピクルス 食べてください 日暮れが窓を セピアに染めて もうお帰りと ささやいてます ほかには用事も ないのです 寂しくなんか ないのです 脱ぎ捨てたシャツを きれいにたたみ 灯りをつけて 部屋を出ましょう 気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください 気がついたら 気が向いたら 内気な少女の 味がする 私のピクルス 食べてください |
パピエ森山良子 | 森山良子 | 松井五郎 | 森山良子 | 島健 | まだ覚えていますか はじめて出逢った日のこと そこは坂道 陽だまりで ふれたまなざし 時がどこへゆくのか あの頃はまだ知らずに やさしい声に身をあずけ 夢を見ていた いつも いつも 風に吹かれながら いまも いまも 心だけは変わらないまま めくりめくる日々は ただ白い頁 涙のあとも 覆うように 明日へ続く たそがれどき 窓辺に 灯る明かりが つながる 路地をまがれば あなたにふと 逢える気がする たったひとりくらいなら 思い続けてもいいでしょう 空にひろがる星よりも 夜はみじかい いつも いつも 道に迷うけれど どんな ときも 心だけはそばにあるから 巡り巡る日々に それぞれの思い いまのわたしを 見かけてくれたならいいのに いつも いつも 風に吹かれながら いまも いまも 心だけは変わらないまま めくりめくる日々は ただ白い頁 涙の痕も 覆うように 明日へ続く いつかどこかで 見かけてくれたならいいのに |
Verse~ほほえみに包まれて~森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | | どうぞほほえみに満たされて 明日を迎えられますように きっと良い事のすべてが 長く続いてゆきますように 吹きつける風の中強く進み 嵐をくぐり抜けられますように そして晴れ渡る空に描く未来 悲しみや苦悩に立ち向かう勇気を胸に 一人一人刻む日々に あなたを待つ道がある だからどんな時も希望に向い 生きてゆけますように どうぞほほえみに包まれて |
ねがい森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 斉藤ネコ | ほのかに息づき 私を支える 確かな愛と呼べる場所 それは大切な君の心の中 あふれくる想いは ひとすじに流れて 君の名前を呼んでみれば 涙も湧き立つ 勇気に変わる 闇と光を かけぬけながら 命は何を叫ぶだろう 飛びさかる夢が 消え果てる前に あしたを 澄みわたるあしたを 青い空に 静かに寄りそい 私を見守る 君の名前を呼んでみれば ぬくもり舞い降り 心をつつむ うつろいさかまく 怖れの中でも 決して一人きりではないと くり返す悲しみに 負けないあしたに ねがいを 清らなねがいを 青い星に 闇と光を かけぬけながら 命は何を叫ぶだろう くり返す悲しみに 負けないあしたに ねがいを 清らなねがいを 青い星に |
日常森山良子 | 森山良子 | 松井五郎 | 森山良子 | 鈴木慶一 | たぶん 生きることは 目を閉じて 歩くこと どんな 険しい道も 進むしか ないのでしょう 次の一歩を 踏み出す勇気 それは気高い 命の形 君の声がする方へ 私は行こうと思う 君に聴こえるまで 私も声をあげながら いつも 見てる空は なにひとつ 変わらない どこへ 人が行くか まなざしを 注いでる もしも誰かが 傷ついたなら すぐに差し出す 手はあるのかと 君の声がする方へ 私は行こうと思う 君に聴こえるまで 私も声をあげながら 君の声がする方へ 私は行こうと思う 君に聴こえるまで 私も声をあげながら 私も声をあげながら |
なくしたものをあつめて森山良子 | 森山良子 | 森山良子・山川啓介 | 森山良子 | | 夜空の星くずを 両手にいっぱい すくって 大好きなあなたに あげましょう むかし 私たちは 星に指が とどいた いつしか うつむいて 時に追われてる 5月の野原 真夏の海 枯葉舞う街 真冬の銀河を 愛した私に もどるの そしてそして もう一度 あなたを愛させて 今は黒い空に 雨も よごれてるけど きれいな世界が きっと もどるはず 鳥や樹々や 魚や花や風たちの歌 夢に満ちてた あしたも分けあった あなたと ずっとずっと 美しい 生きられますように 愛し合えますように… |
ドレミファ・ララバイ白鳥英美子 | 白鳥英美子 | 山川啓介 | 森山良子 | | 夢の海を泳ぐ お前の顔 見つめるたびに 私は祈る いつまでも きれいな心失くさないでと 私たちも最初 子供だったわ けれどいつか 大人になって 人生の重たい靴で 歩いてたの 子守歌は 夢の海へのドア 眠りの波で 洗いなさい 悲しみも疲れもみんな あすのために ひとつの音では 歌ができないように 私たちも 愛と愛をふれ合わせ 今日というメロディー 歌ってるの Don't Lay Me Far, Baby So I Lull You, See You Till Dawn Doll, Sweet Doll, Life's A Song Your Father & Me Keep Off From Rain Drops Don't Lay Me Far, Baby So I Lull You, See You Till Dawn Don't Lay Me Far, Baby So I Lull You, See You Till Dawn Doll, Sweet Doll, Life's A Song |
TONY-MY FRIENDS森山良子 | 森山良子 | 山川啓介 | 森山良子 | | 太陽は大きなリンゴ 思いだすあなたの都市(まち) 海を越え その窓辺に おなじ今日を運ぶでしょう お元気ですか? 幸せですか? Are you happy, My Friends? 合言葉はそうよ“TONY” T・O・N・Y LOVE! つよく結んだ心の糸 そのむこうには あなたが この都会(まち)は今日も歌う 古く新しいシンフォニー あたたかく力強い あなたが好きなメロディー あなたも夢 歌ってますか Are you happy, My Friends? 永遠(とわ)の愛のサイン“TONY” T・O・N・Y LOVE! 空をかける消えない虹(レインボウ) そのむこうには あなたが あなたも夢 歌ってますか Are you happy, My Friends? 永遠(とわ)の愛のサイン“TONY” T・O・N・Y LOVE! 空をかける消えない虹(レインボウ) そのむこうには あなたが |
Tink Tink森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 小松久・藤田哲也 | Tink Tink Tinkerbel 君を ずっとずっと大好きなんだ いつも Tink Tink 頬杖ついて 風の中 舞い降りて来てと Tink Tink 少女の頃は 君のような女になって きっと Wink Wink 長いまつげで 彼をとりこに出来たらと しなやかな腰つき くびれた足首のピンヒール ポニーテールは軽やかにはずみ 誰にもつかめない 指先にこぼれる マホウの銀の粉 星に願いがきっと叶うと When you wish upon a star Dream Dream 夢が降りそそぎ あたり一面あなたのとりこ Tink Tink Tinkerbel 君は ずっとずっと元気なんだね きっと Dance Dance 涙みせず 今日も誰かのハートいやす すました横顔 時々意地悪でジェラシー すき通る羽根軽やかに飛んで 誰のものでもない くちびるはWooセクシー 優しいふりはしない だけど本当は淋しがりやで誠実 Blue Blue ゆううつな時は 呼んでみる おまじないのように しなやかな腰つき くびれた足首のピンヒール ポニーテールは軽やかにはずみ 誰にもつかめない 指先にこぼれる マホウの銀の粉 星に願いがきっと叶うと When you wish upon a star Dream Dream 夢が降りそそぎ あたり一面あなたのとりこ Da da da… When you wish upon a star Makes your dream upon a star |
手森山良子 | 森山良子 | 松井五郎 | 森山良子 | 島健 | それは 花をちぎり 川を汚し 空も奪う あふれる 光は どこ それは 傷を残し 嘘を隠し 壁を作る 同じはずの 言葉が ない でも それは 闇に 明かり 灯すことができる きっと そばで 眠る 人に 思い 伝える 答えは… その手で つよく 握り過ぎて 壊してきた ものをしまう 心はただ 脅えた 箱 でも いつか 探す 鍵で 開くことができる きっと 誰も 愛のために 涙 拭える 答えは… この手で ここから… この手で 答えは… この手で …この手で |
月影のアレグロ森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 藤井摂 | 振りむけば足早に 流れゆく人波に 呑まれた君の姿 ああ見失った どこへ行くつもりなの ここに私はひとり 残されたこの曲がり角 ただ立ち尽くしてた 行く先も告げないで 乗った汽車の速さは まるで過去も未来も 未練がないように まばゆい季節を 夢中で走り抜けて 焼けつく太陽 まとって踊る陽炎 時の早さを 追い越してゆくアレグロ 泣いて 笑って 打ちひしがれて 立ち上がる さよならの言葉さえ 告げる間も惜しむように はぐらかす横顔が にじんで見えない どこまでが真心で どこまでがまやかしか 動き出す ざわめく街は 何もなかったように よろこびも悲しみも 一迅の風の中 せめて思いを刻み 今を紡いでゆく 迷える夜道を ただ走り続けてた日々 高鳴る幻想 巡る明日に向かって 戸惑うつまさき 月影を踏むアレグロ 泣いて 笑って 打ちひしがれて 立ち上がる ラララ… まばゆい季節を 夢中で走り抜けて 焼けつく太陽 まとって踊る陽炎 時の早さを 追い越してゆくアレグロ 泣いて 笑って 打ちひしがれて 立ち上がる ラララ… 風を捲いて 駆け抜けてゆくアレグロ 泣いて 笑って 打ちひしがれて 立ち上がる ラララ… |
小さな歴史森山良子 | 森山良子 | 松本隆 | 森山良子 | 鈴木慶一・ムーンライダーズ | 過ぎ去った日々は紙芝居に似ています いくつかのなつかしい場面が とりとめもなくよみがえって来て 幸福にもう少しで手が届きそうになるといつも 「続きはまた明日!」 想い出は夕陽色 路面電車が走る街 私が生まれた晩 靴をはくのも忘れて あわてて電報を打ちにゆく父が後ろ姿が ほら 見えるようです 女の名前は考えもせず 男を産めと母に言ってた けれども私の産声聞くと 父は涙をためたと言うわ そして今 私の隣りに すやすやと小さな命が… そして私の愛する人が あの日の父のような目をして のぞきこんでる お前は大きなこうのとりが 運んで来たと母は話した 大きなひざへとあまえた頃が まるで昨日の事のようだわ そして今 私の隣りに すやすやと小さな命が… そして二人のこうのとりは 顔を見合わせ微笑みあって のぞきこんでいる |
小さな祈り森山良子 | 森山良子 | 尾上文 | 森山良子 | | やがて夕日が沈む 寄り添う子供の上に 低い屋根と兵士を染めて 夜の風が流れる 汚れない瞳に広がる 空を炎で隠さないで 明日の朝にはきっと みんなが笑顔でおはよう 今日の終りに小さな祈り ふたつ捧げておやすみ 同じ地球に生まれ ひとつの大地に生きて 誰のために戦っている? それをとても知りたい 汚れない心が夢見る 町を銃声で包まないで 眠る子供の夢が 平和な世界であるよう こわい人が現れぬよう きつく抱いておやすみ 今日の終りに小さな祈り ふたつ捧げておやすみ |
小さき花に歌を森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 島健 | ゆらゆらと目をとじれば あおい空にあの日の笑顔 春浅きみどりの露 雪解けに咲いた二つの花 めぐりゆく時の中で 春を待ちながら夢を織る 風になり飛んでゆく 立ちのぼる雲にのり あなたのもとへ 夕暮れに山は燃えて 星を浴びて生まれくる明日 めぐりゆく時の中で 夏の太陽に輝いて 花になり散ってゆく あふれくる想い抱き あなたのもとへ 朝霧に森は揺れて 永遠に目覚めくる明日 小さき花に歌を 清き流れに歌を 岸辺の石に歌を 星降る峰に夢を 小鳥の歌に歌を 黄金の木々に歌を たそがれ雲に夢を あおき月夜に夢を La la la… |
DANCE ~男たちによろしく~森山良子 | 森山良子 | 川村真澄 | 森山良子 | | だからダンス バラ色のキャンドルに 頬づえをつかないで さあ 右手をどうぞ どんなに悩ましい思い出も 誰にも言わなければ 罪じゃないのよ つま先すれちがう呼吸が 何気なく素敵でしょ せめて思いださせて 悲しみの後には喜びが来ること 愛されているのもいいけれど 夜は長い だからダンス 今はダンス ボサノヴァのせいにして 羽目をはずしましょうか ほら昔みたいに 二人であてもなく酔えるなら どちらに転んだって おかしくないわ 都会の一日は 河の流れによく似てるけど やるせないリズムでいたい時はどうすれば優しくなれるの 泣いてる顔が嫌いになる 夜もあるの だからダンス つま先すれちがう呼吸が 何気なく素敵でしょ せめて思いださせて 悲しみの後には喜びが来ること 愛されているのもいいけれど 夜は長い だからダンス |
誰にも言えないけど夏川りみ | 夏川りみ | 森山良子 | 森山良子 | 京田誠一 | 誰にも見えないけど 私の青空 大きな夢がぼっかり浮かんでる 誰にも言えないけど 私の宇宙に たったひとりのひとが輝いてる あいたい あなたにあいたい 胸をこがし 空をこがして 夕焼け雲に染まる心 あいたい あなたにあいたい 誰にも気付かぬように 私のあこがれ 胸に抱かれて 口づけにまどろむ 誰にも知られたくない 私の涙 指先こぼれ ため息に散っていく あいたい あなたにあいたい 忘れられない 消したくない 離れたくないと口に出したい あいたい あなたにあいたい 誰にもかくしたくない 私が夢中に こんなに恋した一番大切な人 あいたい あなたにあいたい あいたい あなたにあいたい |
誰にも言えないけど森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 有田純弘 | 誰にも見えないけど 私の青空 大きな夢がぽっかり浮かんでる 誰にも言えないけど 私の宇宙に たったひとりのひとが輝いてる あいたい あなたにあいたい 胸をこがし 空をこがして 夕焼け雲に染まる心 あいたい あなたにあいたい 誰にも気付かれぬように 私のあこがれ 胸に抱かれて 口づけにまどろむ 誰にも知られたくない 私の涙 指先こぼれ ため息に散ってゆく あいたい あなたにあいたい 忘れられない 消したくない 離れたくないと口に出したい あいたい あなたにあいたい 誰にもかくしたくない 私が夢中に こんなに恋した一番大切な人 あいたい あなたにあいたい あいたい あなたにあいたい |
それまでのさよなら清水由貴子 | 清水由貴子 | 山川啓介 | 森山良子 | | あたたかい思い出が“泣くな”と言うし やさしい寂しさが“お泣き”とささやく 胸いっぱいに 涙たちが鬼ごっこ あなたに会えてよかった…… さよなら さよなら お祭りは 終ったんです 見送る私は 原っぱに 落として忘れた 風車 いつかあなたは ここへ来て 見つけて拾ってくれますね それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら さよなら さよなら 星空が 下りて来ました 見知らぬ街まで 行く汽笛 つめたい夜風が 運びます 少年みたいな 指切り かならず守ってくれますね それまでの さみしさ それまでの さよなら それまでの さみしさ それまでの さよなら |
Soldier~父の肖像森山良子 | 森山良子 | 平野肇 | 森山良子 | | 茶色にくすんだ 時代を生きた 兵隊姿の 父の写真は 今の私よりも ずっと若くて 悲しいくらいに 凛々しい瞳 Soldier それはあなたの青春の姿 Soldier 私の知らない孤独な心 Soldier 小さな歴史を胸に抱いて Soldier 寒い冬の朝に 遠く旅立った 小さいころには よく聞かされた 大陸のことや 戦友のこと くどすぎる話に もうやめてよと いつしかなんにも 話さなくなって Soldier 大切なものを守りぬくため Soldier あふれる力を惜しみもせずに Soldier 握りつぶした若いころの夢 Soldier 白いベッドの上 そっと旅立った 枯れた指先を 私にあずけ 最後まで涙 見せないままで 頑固さの裏に秘めたやさしさ 不器用な父と私の絆 Soldier 今ならもっとわかりあえたはず Soldier 淋しい想いをこぼすことなく Soldier 小さな歴史を胸に抱いて Soldier 寒い冬の朝に ひとり旅立った あなたと過ごした日が この胸に満ちてくる 淡い面影つれて |
セ フィニ ~愛の幕ぎれ~森山良子 | 森山良子 | 片桐和子 | 森山良子 | | 抱きしめてね さよならは聞かせないで 心がわり あなたを責めたりしない C'est fini 幕が降りれば C'est fini また独りきり 冷えた肩を 暖めてくれる人もいない Mon amour わかっているの Mon amour 愛してくれた 燃える様に 奪う様に… あの頃は… 川の水は 海へと流れてゆく 二人の愛 過去へと流されてゆく C'est fini これでいいのよ C'est fini 振り向かないわ めぐり逢いも 別離も 抗えない運命 Mon amour わたしを抱いた Mon amour その手で今は 人の波に 消える背中 見送って |
人生はカクテルレシピ森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 森山良子 | 永積崇・真船勝博 | 赤い陶器にはずむ氷 焼酎のイモ on the rocks 負けず嫌いなら 白黒ガイコツの テキーラ 寒い夜更けに スパイシーな ホットワイン 真夏の海辺やけた肌には ジン&トニック ダブルで Jazzyに酔いしれたい夜には ドライマティーニ 甘く危険なお菓子みたいね クレームドカカオ 若い恋をささやくのならおすすめは サイドカー 何も飲みたくない日は スコッチ&ソーダ ああどれだけあなたに焦がれただろう ああ今でも恋しくて離れられない 心晴れない日にも 晴れた日にもカンパイ いけるわ トレボン feel so good やめられない きっとやめない さわやかなミントに油断しちゃダメ モヒート したたかで手強くてチョットだけ甘い ゴッドマザー そよ風がすぐに嵐に変わる ハリケーン 朝酒ならばアブラカダブラ モーニンググローリー ああどれだけあなたとしびれただろう ああ今でも恋しくて離れられない 心晴れない日にも 晴れた日にもカンパイ いけるわ トレボン feel so good やめられない きっとやめない チアーズ カンペイ コンベ チンチン サルー ヴィヴァ チョンゲーオ ヤンセン サウージ シェレフェ ヤマス トースト ナ・ズダローヴィエ ジヴィェリ ア・ヴォートル・サンテ プロースト エギシェーギダー ノロック プリエカ ヴードゥモ カンリー ムハラク フィサヘテック スコール キッピス キア・オラ ヒパヒパー 心晴れない日にも 晴れた日にもカンパイ いけるわ トレボン feel so good やめられない きっとやめない いけるわ トレボン feel so good やめられない きっとやめない |