春までなんぼ私のことを嫌いな人が 私を好きなふりしてだます わかっていても信じてしまう 1パーセント信じてしまう 面白ければ 愛しなさいね 束の間限り 愛しなさいね それでも私 信じてしまう 残り99の疑い 殺す 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体で あとまだいくつ 春までなんぼ いらない鳥を逃がしてあげた 逃がしてすぐに 野良猫喰べた 自由の歌が親切顔で そういうふうに誰かを喰べる 春までなんぼ春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ 真面目にやってりゃ いつかは芽が出る? 諦めなければ 必ず芽が出る? 私の夢は大きくはない 春来い早く 生きてるうちに 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 私のことを嫌いな人が 私を好きなふりしてだます わかっていても信じてしまう 1パーセント信じてしまう 面白ければ 愛しなさいね 束の間限り 愛しなさいね それでも私 信じてしまう 残り99の疑い 殺す 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体で あとまだいくつ 春までなんぼ いらない鳥を逃がしてあげた 逃がしてすぐに 野良猫喰べた 自由の歌が親切顔で そういうふうに誰かを喰べる 春までなんぼ春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ 真面目にやってりゃ いつかは芽が出る? 諦めなければ 必ず芽が出る? 私の夢は大きくはない 春来い早く 生きてるうちに 春までなんぼ 春までなんぼ 私の身体であとまだいくつ 春までなんぼ |
僕たちの将来あたしたち多分 大丈夫よね フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く 大丈夫じゃない訳って何さ ナイフに急に力を入れて彼はことばを切る ここは24時間レストラン 危いことばをビールで飲み込んだら さっき抱き合った宿の名前でも もう一度むし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光の中 僕たちの将来は良くなってゆく筈だね 電話すると周りで聞いてる 友達のいない時はいつなのって彼女は訊く 電話してもいつもいない 君の休みの曜日を変えちまえよと彼は言う あたしも都合が おいらも都合が 危いことばをビールで飲み込んだら 君がとび込んで来てくれた夜の 話をむし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 良くなってゆく筈だね 青の濃すぎるTVの中では まことしやかに暑い国の戦争が語られる 僕は見知らぬ海の向こうの話よりも この切れないステーキに腹を立てる 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 僕たちの将来は 僕たちの将来は良くなってゆくだろうか | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | あたしたち多分 大丈夫よね フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く 大丈夫じゃない訳って何さ ナイフに急に力を入れて彼はことばを切る ここは24時間レストラン 危いことばをビールで飲み込んだら さっき抱き合った宿の名前でも もう一度むし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光の中 僕たちの将来は良くなってゆく筈だね 電話すると周りで聞いてる 友達のいない時はいつなのって彼女は訊く 電話してもいつもいない 君の休みの曜日を変えちまえよと彼は言う あたしも都合が おいらも都合が 危いことばをビールで飲み込んだら 君がとび込んで来てくれた夜の 話をむし返そうか 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 良くなってゆく筈だね 青の濃すぎるTVの中では まことしやかに暑い国の戦争が語られる 僕は見知らぬ海の向こうの話よりも この切れないステーキに腹を立てる 僕たちの将来はめくるめく閃光(ひかり)の中 僕たちの将来は 僕たちの将来は 僕たちの将来は良くなってゆくだろうか |
ひとりぽっちで踊らせて女がひとりきりで 踊ってると不自然 そんな言葉 もう聞かないわ 今夜から利口になるの 女が連れもなしに 店にいてもいいでしょう あの人は忙しいそうよ 恋人と会っているから だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから 両手をのべられたら 倒れこんでゆきそう 肩を抱いて 呼びかけないで あの人と間違えるから 心の一つ位 女だって持ってる あの人には見えないらしいわ からっぽに映るだけらしいわ だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | チト河内 | 女がひとりきりで 踊ってると不自然 そんな言葉 もう聞かないわ 今夜から利口になるの 女が連れもなしに 店にいてもいいでしょう あの人は忙しいそうよ 恋人と会っているから だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから 両手をのべられたら 倒れこんでゆきそう 肩を抱いて 呼びかけないで あの人と間違えるから 心の一つ位 女だって持ってる あの人には見えないらしいわ からっぽに映るだけらしいわ だからひとり 今はひとり 踊りたいの あの人を恨みながら だからひとり かまわないで 優しくしないでよ 涙がでるから |
すずめ別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら あなたと私の 一日の 一頁(ページ)を 読むように 別れの話を する時は 雨降る夜更けに 呼ばないで あなたと私の 一生が 終わるように 響くから 時計の中に だれかがいるの 旅立つ支度の あなた 今なら汽車に 間に合うかしら 車を さがしてくるわ 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない なのに なのに ふざけるばかり 雀のように はしゃいでるばかり あなたにもらった パステルの 私の似顔を 捨てたいわ 焼くのはあまりに つらいから 夜の海に 捨てたいわ いつものように 手を振りながら あなたの車が消える ついでのように 見送りながら 私 いつか走りだす 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 告井延隆 | 別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら あなたと私の 一日の 一頁(ページ)を 読むように 別れの話を する時は 雨降る夜更けに 呼ばないで あなたと私の 一生が 終わるように 響くから 時計の中に だれかがいるの 旅立つ支度の あなた 今なら汽車に 間に合うかしら 車を さがしてくるわ 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない なのに なのに ふざけるばかり 雀のように はしゃいでるばかり あなたにもらった パステルの 私の似顔を 捨てたいわ 焼くのはあまりに つらいから 夜の海に 捨てたいわ いつものように 手を振りながら あなたの車が消える ついでのように 見送りながら 私 いつか走りだす 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの |
最愛メッセージを お願いします 今 出てゆくあの船に 二人が乗っています 誇らしそうな 貴方と 愛されてもふさわしいと思える きれいな女が 二人が乗っています 果てしない夢を抱いて ペンを持って泣いています わたしは港 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 彼女がデッキに出て 潮風にそよいでいる 今のうちに そっと点いて メッセージランプはブルー 「ワタシハ他ニ好キナ相手ガ 沢山イマス ダカラソノ方ヲ 幸セニシテアゲテクダサイ」 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 告井延隆 | メッセージを お願いします 今 出てゆくあの船に 二人が乗っています 誇らしそうな 貴方と 愛されてもふさわしいと思える きれいな女が 二人が乗っています 果てしない夢を抱いて ペンを持って泣いています わたしは港 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 彼女がデッキに出て 潮風にそよいでいる 今のうちに そっと点いて メッセージランプはブルー 「ワタシハ他ニ好キナ相手ガ 沢山イマス ダカラソノ方ヲ 幸セニシテアゲテクダサイ」 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 二番目に好きな人 三番目好きな人 その人なりに愛せるでしょう でも 一番に好きだったのは わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 わたし誰にも言わないけど 死ぬまで貴方 |
さよならの鐘広場の鐘が 四時を告げたら あなたの汽車が駅を出る 私 行かないわ 見送りになんて 忘れたふりで 踊ってるわ 鐘が鳴り始める 時を告げに来る 耳を押さえても聞こえる さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢わないあなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て 思いだすたびに 泣いて暮らすわ やさしくされた 思い出を いさかいのことは 忘れてしまう たよりないものね 思い出なんて 鐘が鳴り始める 時を告げに来る 耳を押さえても聞こえる さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢わないあなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て 長い旅になるわ あなたも私も 眠りさめるのは いつの日 さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢えない あなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | クリスタルキング・山下三智夫 | 広場の鐘が 四時を告げたら あなたの汽車が駅を出る 私 行かないわ 見送りになんて 忘れたふりで 踊ってるわ 鐘が鳴り始める 時を告げに来る 耳を押さえても聞こえる さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢わないあなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て 思いだすたびに 泣いて暮らすわ やさしくされた 思い出を いさかいのことは 忘れてしまう たよりないものね 思い出なんて 鐘が鳴り始める 時を告げに来る 耳を押さえても聞こえる さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢わないあなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て 長い旅になるわ あなたも私も 眠りさめるのは いつの日 さよなら さよなら さよならの鐘がひびく 二度とは 二度とは 二度とは逢えない あなた 行かないで 行かないで 行かないで 私の全て 生きる夢も 愛の意味も あなたがくれたもの 生きる夢も 愛の意味も あなたが全て |
カム・フラージュ悪い噂 隠すために わたしを呼びださないで まずい噂 隠すために わたしを連れ歩かないで 似合いかしら 無難かしら 誰をかばってるの みつめ合ったふりで 急に言いましょうか 「本気よ」 カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い みんなが疑うときだけ わたしを抱き寄せないで みんなが見ているときだけ わたしに口づけしないで 甘い言葉ささやくのも 人に聞こえよがし 芝居してるふりで 急に言いましょうか 「本気よ」 カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | チト河内 | 悪い噂 隠すために わたしを呼びださないで まずい噂 隠すために わたしを連れ歩かないで 似合いかしら 無難かしら 誰をかばってるの みつめ合ったふりで 急に言いましょうか 「本気よ」 カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い みんなが疑うときだけ わたしを抱き寄せないで みんなが見ているときだけ わたしに口づけしないで 甘い言葉ささやくのも 人に聞こえよがし 芝居してるふりで 急に言いましょうか 「本気よ」 カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い カム・フラージュ カム・フラージュ あなたの心のどこかには カム・フラージュ カム・フラージュ いつでも誰かが暮らしてる わたしは あなたの 偽物両思い |
煙草煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように 踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | クリスタルキング・山下三智夫 | 煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください 噂(うわさ)がうまれるように 私が本当は 移り気に見えるように 踊りの輪の中には あなたとあの娘 溶け合うように いま煙草の煙が 途切れたすきに わかってしまう だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙草をすうたび あなたに嫌われたわね あの娘は煙草を すわないふりしてるのね 忘れて帰った あなたの煙草をいつか 返せるつもりで みんな湿気てしまったわ 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして 煙がつくり出したスクリーンには 幸せ見える 蜃気楼(しんきろう)のように あなたとあの娘 いつまで見える だれか 私の目を閉じて 何も見ないことにして |
かもめはかもめあきらめました あなたのことは もう 電話も かけない あなたの側に 誰がいても うらやむだけ かなしい かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましてや 女には なれない あなたの望む 素直な女には はじめから なれない 青空を 渡るよりも 見たい夢は あるけれど かもめはかもめ ひとりで空を ゆくのがお似合い あきらめました あなたのことは もう ゆくえも 知らない あなたがどこで 何をしても 何ひとつ 私では 合わない かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましてや 女には なれない あなたの望む 素直な女には 最後まで なれない この海を 失くしてでも ほしい愛は あるけれど かもめはかもめ ひとりで海を ゆくのがお似合い | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | クニ河内 | あきらめました あなたのことは もう 電話も かけない あなたの側に 誰がいても うらやむだけ かなしい かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましてや 女には なれない あなたの望む 素直な女には はじめから なれない 青空を 渡るよりも 見たい夢は あるけれど かもめはかもめ ひとりで空を ゆくのがお似合い あきらめました あなたのことは もう ゆくえも 知らない あなたがどこで 何をしても 何ひとつ 私では 合わない かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましてや 女には なれない あなたの望む 素直な女には 最後まで なれない この海を 失くしてでも ほしい愛は あるけれど かもめはかもめ ひとりで海を ゆくのがお似合い |
極楽通りへいらっしゃい何処からきたのってあたしが訊いたら 馴れたふりして答えてね 昨日住んでた場所なんて訊いてないわ 今夜の気分で答えてね 泣きだしそうなあんたのためには 暗い灯りと堅い椅子 ヤケになりそうなあんたのためには 赤い灯りとやばい服 うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り 汗が染みたの涙こぼしたの 濡れた上着を脱ぎなさい あたし誰かのふりしてあげようか お酒なしでも泣けるでしょ 今日は何回頭下げたの ひとからバカだって言われたの 殴り返したい気持ちを貯めて あたしを笑いにきたんでしょ うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 何処からきたのってあたしが訊いたら 馴れたふりして答えてね 昨日住んでた場所なんて訊いてないわ 今夜の気分で答えてね 泣きだしそうなあんたのためには 暗い灯りと堅い椅子 ヤケになりそうなあんたのためには 赤い灯りとやばい服 うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り 汗が染みたの涙こぼしたの 濡れた上着を脱ぎなさい あたし誰かのふりしてあげようか お酒なしでも泣けるでしょ 今日は何回頭下げたの ひとからバカだって言われたの 殴り返したい気持ちを貯めて あたしを笑いにきたんでしょ うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り 今夜はようこそ ここは極楽通り |
あしたバーボンハウスであしたバーボンハウスで幻と待ち合わせ ひどい雨ですねひとつどうですかどこかで会いましたね 古いバーボンハウスで幻を待ちぼうけ 遅いねもう1杯まだかねもう1杯 斯くして店は繁盛る 誰に会いたいですか 手品使いが訊く 可哀想ね目くばせひとつ 踊り娘生き写し あしたバーボンハウスは 置き去りの夜の群れ 硝子戸をチラリ電話機をチラリ見ないふりで見守る あしたバーボンハウスは しどけない夜の歌 どこへ行きますか長い旅ですか いいえここでひと晩 誰に会いたいですか手品使いが訊く 可哀想ね目くばせひとつ 踊り娘生き写し あしたバーボンハウスで あしたバーボンハウスで | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | あしたバーボンハウスで幻と待ち合わせ ひどい雨ですねひとつどうですかどこかで会いましたね 古いバーボンハウスで幻を待ちぼうけ 遅いねもう1杯まだかねもう1杯 斯くして店は繁盛る 誰に会いたいですか 手品使いが訊く 可哀想ね目くばせひとつ 踊り娘生き写し あしたバーボンハウスは 置き去りの夜の群れ 硝子戸をチラリ電話機をチラリ見ないふりで見守る あしたバーボンハウスは しどけない夜の歌 どこへ行きますか長い旅ですか いいえここでひと晩 誰に会いたいですか手品使いが訊く 可哀想ね目くばせひとつ 踊り娘生き写し あしたバーボンハウスで あしたバーボンハウスで |
熱病僕たちは熱病だった ありもしない夢を見ていた 大人だったり子供だったり男だったり 女になったり 僕たちは熱病だった 曲がりくねった道を見ていた 見ない聞かない言えないことで胸がふくれてはちきれそうだった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 僕たちは熱病だった 知恵が身につく寸前だった 熱の中でみんな白紙のテスト用紙で空を飛んでいた 僕たちは氷の海へ 上着のままで飛び込んでいた ずるくなって腐りきるより阿呆のままで昇天したかった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 僕たちは熱病だった ありもしない夢を見ていた 大人だったり子供だったり男だったり 女になったり 僕たちは熱病だった 曲がりくねった道を見ていた 見ない聞かない言えないことで胸がふくれてはちきれそうだった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 僕たちは熱病だった 知恵が身につく寸前だった 熱の中でみんな白紙のテスト用紙で空を飛んでいた 僕たちは氷の海へ 上着のままで飛び込んでいた ずるくなって腐りきるより阿呆のままで昇天したかった でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 でも Ha Ha Ha 春は扉の外で でも Ha Ha Ha 春は誘いをかける 教えて教えて 秘密を教えて いっそ熱病 |
それ以上言わないで自分でなんか言えないことを 貴方自分で知ってたくせに なにか言わなきゃならないような しずかな海になぜ来たの 少し私が寒そうにすると 貴方いつしか無意識のうち 上着を脱いではおってくれる よけいさみしい温もりね 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで わざと貴方が眠っている時に 迎えにきてよとtelかけたわね わがままだから愛しているよ はしゃいだ日々がよみがえる 憎み合っての別れじゃなかったと 明日みんなに言わなきゃね 昔 貴方を愛した時も だれかこうして泣いたのかしら 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで もしも私に勇気があれば ここで貴方を殺したかった あの娘にあげる心はあげる せめて私に命をほしい 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 自分でなんか言えないことを 貴方自分で知ってたくせに なにか言わなきゃならないような しずかな海になぜ来たの 少し私が寒そうにすると 貴方いつしか無意識のうち 上着を脱いではおってくれる よけいさみしい温もりね 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで わざと貴方が眠っている時に 迎えにきてよとtelかけたわね わがままだから愛しているよ はしゃいだ日々がよみがえる 憎み合っての別れじゃなかったと 明日みんなに言わなきゃね 昔 貴方を愛した時も だれかこうして泣いたのかしら 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで もしも私に勇気があれば ここで貴方を殺したかった あの娘にあげる心はあげる せめて私に命をほしい 波に洗われて足跡が消えてゆく 貴方の中から私が消えてゆく 君は強い人だからいいね1人でも だけど僕のあの娘は … それ以上言わないで |
月の赤ん坊閉ざしておいた筈の窓をすり抜け 子守歌が流れてる 裸足のままで蒼い窓辺に立てば 折れそうな三日月 だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 笑顔のままで蒼ざめきった月は 今にも折れそう 大人になんか僕はなりたくないと だれかを責めた時から 子供はきっとひとつ覚えてしまう 大人のやりくち 君はいくつになるの 明日いくつになるの 恐いもの何もないと言えたら大人と呼ぼうね 子供はいつもそれと知らないうちに 大人に変わるよ だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 閉ざしておいた筈の窓をすり抜け 子守歌が流れてる 裸足のままで蒼い窓辺に立てば 折れそうな三日月 だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 笑顔のままで蒼ざめきった月は 今にも折れそう 大人になんか僕はなりたくないと だれかを責めた時から 子供はきっとひとつ覚えてしまう 大人のやりくち 君はいくつになるの 明日いくつになるの 恐いもの何もないと言えたら大人と呼ぼうね 子供はいつもそれと知らないうちに 大人に変わるよ だれが歌っているの だれが叫んでいるの なんでもないよと答えた日からひとりになったの 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる 夜になるたび月は子供に帰り ひとりを恐がる |
忘れてはいけない忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 許さないと叫ぶ野良犬の声を 踏み砕いて走る車輪の音がする 認めないと叫ぶ少女の声は細い いなかったも同じ少女の声は細い でも忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 泥だらけのクエッションマーク心の中にひとつ なまぬるい指でなだめられて消える 争わないように嫌われないように 歌う歌はキャンディソングだけどだけどだけど 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 許さないと叫ぶ野良犬の声を 踏み砕いて走る車輪の音がする 認めないと叫ぶ少女の声は細い いなかったも同じ少女の声は細い でも忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 泥だらけのクエッションマーク心の中にひとつ なまぬるい指でなだめられて消える 争わないように嫌われないように 歌う歌はキャンディソングだけどだけどだけど 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも |
ノスタルジアいい人にだけめぐり会ったわ 騙されたことがない いい男いい別れそしてついにこのザマね 皮の鞄のケースワーカー くれるなら愛を頂戴 埃まみれの質屋から 御伽噺を出して頂戴 ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 泣いてないわ悔やまないわ もう1杯お酒頂戴 嘆かないわ愚痴らないわ もう1本タバコ頂戴 次のバスから降りて来る人 もう1人待たせてね 泥のしずくを流すワイパー もう1人待たせてね ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 傷ついてもつまずいても過ぎ去れば物語 人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる 裁かないでね叱らないでね思い出は物語 私どんな人のことも天使だったと言うわ ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | いい人にだけめぐり会ったわ 騙されたことがない いい男いい別れそしてついにこのザマね 皮の鞄のケースワーカー くれるなら愛を頂戴 埃まみれの質屋から 御伽噺を出して頂戴 ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 泣いてないわ悔やまないわ もう1杯お酒頂戴 嘆かないわ愚痴らないわ もう1本タバコ頂戴 次のバスから降りて来る人 もう1人待たせてね 泥のしずくを流すワイパー もう1人待たせてね ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 傷ついてもつまずいても過ぎ去れば物語 人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる 裁かないでね叱らないでね思い出は物語 私どんな人のことも天使だったと言うわ ノスタルジア ノスタルジア抱きしめてほしいのに ノスタルジア ノスタルジア思い出に帰れない ノスタルジア ノスタルジア何処まで1人旅 |
肩に降る雨肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた 肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた あの人なしでは1秒でも生きてはゆけないと思ってた あの人がくれた冷たさは薬の白さよりなお寒い 遠くまたたく光は遥かに私を忘れて流れてゆく流れてゆく 幾日歩いた線路沿いは行方を捨てた闇の道 なのに夜深く夢の底で耳に入る雨を厭うのは何故 肩に降る雨の冷たさは生きろと叫ぶ誰かの声 肩に降る雨の冷たさは生きたいと迷う自分の声 肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた 肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた 肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた あの人なしでは1秒でも生きてはゆけないと思ってた あの人がくれた冷たさは薬の白さよりなお寒い 遠くまたたく光は遥かに私を忘れて流れてゆく流れてゆく 幾日歩いた線路沿いは行方を捨てた闇の道 なのに夜深く夢の底で耳に入る雨を厭うのは何故 肩に降る雨の冷たさは生きろと叫ぶ誰かの声 肩に降る雨の冷たさは生きたいと迷う自分の声 肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた 肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた |
あしたイヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても まだ私のことを見失ってしまわないでね フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても まだ私のことを見失ってしまわないでね カーラジオが嵐を告げている 2人は黙りこんでいる 形のないものに 誰が 愛なんて つけたのだろう 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて 抱きしめれば2人は なお遠くなるみたい 許し合えば2人は なおわからなくなるみたいだ ガラスなら あなたの手の中で壊れたい ナイフなら あなたを傷つけながら折れてしまいたい 何もかも 愛を追い越してく どしゃ降りの 1車線の人生 凍えながら 2人共が 2人分 傷ついている 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて 何もかも 愛を追い越してく どしゃ降りの 1車線の人生 凍えながら 2人共が 2人分 傷ついている 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | イヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても まだ私のことを見失ってしまわないでね フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても まだ私のことを見失ってしまわないでね カーラジオが嵐を告げている 2人は黙りこんでいる 形のないものに 誰が 愛なんて つけたのだろう 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて 抱きしめれば2人は なお遠くなるみたい 許し合えば2人は なおわからなくなるみたいだ ガラスなら あなたの手の中で壊れたい ナイフなら あなたを傷つけながら折れてしまいたい 何もかも 愛を追い越してく どしゃ降りの 1車線の人生 凍えながら 2人共が 2人分 傷ついている 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて 何もかも 愛を追い越してく どしゃ降りの 1車線の人生 凍えながら 2人共が 2人分 傷ついている 教えてよ もしも明日 私たちが何もかも失くして ただの心しか持たない やせた猫になっても もしも明日 あなたのため何の得もなくても 言えるならその時 愛を聞かせて |
誕生ひとりでも私は生きられるけど でもだれかとならば人生ははるかに違う 強気で強気で生きてる人ほど 些細な寂しさでつまずくものよ 呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ 待っても待っても戻らぬ恋でも 無駄な月日なんてないと言ってよ めぐり来る季節をかぞえながら めぐり逢う命をかぞえながら 畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく 泣きながら生まれる子供のように もいちど生きるため泣いて来たのね Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること ふりかえるひまもなく時は流れて 帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく すがりたいだれかを失うたびに だれかを守りたい私になるの わかれゆく季節をかぞえながら わかれゆく命をかぞえながら 祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている 忘れない言葉はだれでもひとつ たとえサヨナラでも愛してる意味 Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember けれどもしも思い出せないなら 私いつでもあなたに言う 生まれてくれて Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | ひとりでも私は生きられるけど でもだれかとならば人生ははるかに違う 強気で強気で生きてる人ほど 些細な寂しさでつまずくものよ 呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ 待っても待っても戻らぬ恋でも 無駄な月日なんてないと言ってよ めぐり来る季節をかぞえながら めぐり逢う命をかぞえながら 畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく 泣きながら生まれる子供のように もいちど生きるため泣いて来たのね Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること ふりかえるひまもなく時は流れて 帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく すがりたいだれかを失うたびに だれかを守りたい私になるの わかれゆく季節をかぞえながら わかれゆく命をかぞえながら 祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている 忘れない言葉はだれでもひとつ たとえサヨナラでも愛してる意味 Remember 生まれた時だれでも言われた筈 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome Remember けれどもしも思い出せないなら 私いつでもあなたに言う 生まれてくれて Welcome Remember 生まれたこと Remember 出逢ったこと Remember 一緒に生きてたこと そして覚えていること |
with僕のことばは意味をなさない まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね ドアのあかないガラスの城で みんな戦争の仕度を続けてる 旅をすること自体おりようとは思わない 手帳にはいつも旅立ちとメモしてある けれど with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… 生まれる前に僕は夢みた 誰が僕と寒さを分かちあってゆくだろう 時の流れは僕に教えた みんな自分のことで 忙しいと 誰だって旅くらいひとりでもできるさ でも、ひとりきり泣けても ひとりきり笑うことはできない with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… 僕のことばは意味をなさない まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね けれど with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 僕のことばは意味をなさない まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね ドアのあかないガラスの城で みんな戦争の仕度を続けてる 旅をすること自体おりようとは思わない 手帳にはいつも旅立ちとメモしてある けれど with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… 生まれる前に僕は夢みた 誰が僕と寒さを分かちあってゆくだろう 時の流れは僕に教えた みんな自分のことで 忙しいと 誰だって旅くらいひとりでもできるさ でも、ひとりきり泣けても ひとりきり笑うことはできない with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… 僕のことばは意味をなさない まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね けれど with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with…そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに with… |
糸なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ 夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえてた風の中 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ 夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえてた風の中 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます |
御機嫌如何もしも 離れ離れになっても 変わらないと あれほど誓った ことばが風に溶けてゆく なさけないものですね あなたを忘れました 女は意外と 立ちなおれるものなのでしょう 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 泣いてる日もあります 笑う日だってあります 氷の女発の 手紙をしたためます あなたも 私を もう気づかわないでいいわ そうよ日々の暮らしは 心とは別にゆく 泣きすぎて 血を吐いて 喉でそれでも水を飲む 人形たちのような ヒロインじゃあるまいし 嘆いていないわ うぬぼれないでほしいのよ 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 泣いてる日もあります 笑う日だってあります 氷の女発の 手紙をしたためます あなたも 私を もう気づかわないでいいわ 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 御機嫌如何ですか 私を 覚えていますか 氷の女発の 手紙をしたためます 涙で 濡らした 切手を最後に貼ります | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | もしも 離れ離れになっても 変わらないと あれほど誓った ことばが風に溶けてゆく なさけないものですね あなたを忘れました 女は意外と 立ちなおれるものなのでしょう 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 泣いてる日もあります 笑う日だってあります 氷の女発の 手紙をしたためます あなたも 私を もう気づかわないでいいわ そうよ日々の暮らしは 心とは別にゆく 泣きすぎて 血を吐いて 喉でそれでも水を飲む 人形たちのような ヒロインじゃあるまいし 嘆いていないわ うぬぼれないでほしいのよ 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 泣いてる日もあります 笑う日だってあります 氷の女発の 手紙をしたためます あなたも 私を もう気づかわないでいいわ 御機嫌如何ですか 私は あいかわらずです 御機嫌如何ですか 私を 覚えていますか 氷の女発の 手紙をしたためます 涙で 濡らした 切手を最後に貼ります |
MaybeMaybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら 雲の流れは西から東 4つの季節をつないでゆく 今日も地上に吹きつける風は左から右 右から左 1秒毎に気が変わる予測のつかない癇癪持ち 1つのビルの角を曲がる度に意外な向きで吹きつけて来る 私は唇かみしめて胸をそらして歩いてゆく なんでもないわ私は大丈夫どこにも隙がない なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわどこにも隙がない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら 弱気になった人たちは強いビル風に飛ばされる 私は髪をきつく結いあげて 大きなバッグを持ち直す 思い出なんか何ひとつ私を助けちゃくれないわ 私をいつも守ってくれるのはパウダールームの自己暗示 感情的な顔にならないで誰にも弱味を知られないで なんでもないわ私は大丈夫私は傷つかない なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわ私は傷つかない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわ私は傷つかない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら 雲の流れは西から東 4つの季節をつないでゆく 今日も地上に吹きつける風は左から右 右から左 1秒毎に気が変わる予測のつかない癇癪持ち 1つのビルの角を曲がる度に意外な向きで吹きつけて来る 私は唇かみしめて胸をそらして歩いてゆく なんでもないわ私は大丈夫どこにも隙がない なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわどこにも隙がない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら 弱気になった人たちは強いビル風に飛ばされる 私は髪をきつく結いあげて 大きなバッグを持ち直す 思い出なんか何ひとつ私を助けちゃくれないわ 私をいつも守ってくれるのはパウダールームの自己暗示 感情的な顔にならないで誰にも弱味を知られないで なんでもないわ私は大丈夫私は傷つかない なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわ私は傷つかない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら なんでもないわ私は大丈夫なんでもないわ私は傷つかない Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe つらい思いが多くなるけれど Maybe 夢見ずに Maybe いられない Maybe もしかしたら |
トーキョー迷子思い出は綺麗 本当より綺麗 ありえぬほどいい人が 心で育つ 思い出はひいき あいつだけひいき いいところだけ思い出す それほどひいき 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 ここで待っておいで すぐ戻って来るよ 言われたように そのままで ここにいるのに 気にかかってふらり 待てなくってふらり 歩きだして そのせいで なおさら迷子 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 鴎でもひとり 見習えばいいのに 木の葉でもひとりひとりずつなのに 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 思い出は綺麗 本当より綺麗 ありえぬほどいい人が 心で育つ 思い出はひいき あいつだけひいき いいところだけ思い出す それほどひいき 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 ここで待っておいで すぐ戻って来るよ 言われたように そのままで ここにいるのに 気にかかってふらり 待てなくってふらり 歩きだして そのせいで なおさら迷子 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 鴎でもひとり 見習えばいいのに 木の葉でもひとりひとりずつなのに 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば 3年4年は洒落のうち 数えて待てば 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 5年かければ 人は貌だちも変わる ましてや男ましてや他人 今日もトーキョー迷子 |
涙−Made in tears−忘れようと心を決めたのは ひと足の途絶えだした 公園通り メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears 陽に焼けた サンルーフのたもとから 季節終わりの雨が したたってる 安っぽい格子が うるんで見えるのは 安っぽいシェリーが まわるせいね 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears きれいなビルに変わった このあたり 出会った日には さえない街だったね だめかもねと 怯えていたんじゃないの やっぱりねと 哄えば筋が合うわ 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 忘れようと心を決めたのは ひと足の途絶えだした 公園通り メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears 陽に焼けた サンルーフのたもとから 季節終わりの雨が したたってる 安っぽい格子が うるんで見えるのは 安っぽいシェリーが まわるせいね 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears きれいなビルに変わった このあたり 出会った日には さえない街だったね だめかもねと 怯えていたんじゃないの やっぱりねと 哄えば筋が合うわ 今ごろ どうしておいでだろうか 今夜は 煙草が目にしみる 男運は 悪くなかった あんないい人 いやしないもの 男運は 悪くなかった Made in tears |
ロンリー カナリア若さにはアクセルだけでブレーキがついてないと 少しつらそうに 呟くあなたの 目を見ると心が痛くなる 若さには罪という文字が似合うと ため息ついても あなたはすぐ 私を許すわ このまま高速に乗りましょうよ 混んでない西のほうへ 電話なんて諦めてよ 手をほどかないで 苦い蜜 かじってみた小鳥みたい 震えてる Lonely canary サヨナラを何処で言うか 出会った時に考える そんな恋じゃないわ あなたはそうでも 私 明日を数えていない 傷つけるつもりがなくて傷つける 恋はそれ自体 罪なものね でもやめられない 向こうは雨降りで街は晴れよ 帰ったらなんて言うの 困らせると あなたの目がさみしく曇る 苦い蜜 かじってみた小鳥みたい 震えてる Lonely canary Lonely canary Lonely canary… | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 若さにはアクセルだけでブレーキがついてないと 少しつらそうに 呟くあなたの 目を見ると心が痛くなる 若さには罪という文字が似合うと ため息ついても あなたはすぐ 私を許すわ このまま高速に乗りましょうよ 混んでない西のほうへ 電話なんて諦めてよ 手をほどかないで 苦い蜜 かじってみた小鳥みたい 震えてる Lonely canary サヨナラを何処で言うか 出会った時に考える そんな恋じゃないわ あなたはそうでも 私 明日を数えていない 傷つけるつもりがなくて傷つける 恋はそれ自体 罪なものね でもやめられない 向こうは雨降りで街は晴れよ 帰ったらなんて言うの 困らせると あなたの目がさみしく曇る 苦い蜜 かじってみた小鳥みたい 震えてる Lonely canary Lonely canary Lonely canary… |
くらやみ乙女暗闇に紛れて会いにゆきたいのに なのになのに よりによって満月 足跡を隠してくれると頼ってた 強い雨も とうにあがった 通りがかる町の人が 私を叱ってゆく “目を覚ませ目を覚ませ 思い知っただろう” 世の中なんてやきもちやきばかり あきらめさせて喜ぶ、そうでしょう 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ どんな遠い夜でも 見失うことなんてありえない Believe in you 白く光る道が夜の中にのびる まるで刃物が横たわってるよう 思いあたることが思い出をかすめる 風に押され 走り出す道 “訪れてはほしくない telもほしくない” あれは何故あれは何故 心がくり返す そんなはずないと思うことばかり 目の前にあるドアからこぼれる 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね Believin' you | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 暗闇に紛れて会いにゆきたいのに なのになのに よりによって満月 足跡を隠してくれると頼ってた 強い雨も とうにあがった 通りがかる町の人が 私を叱ってゆく “目を覚ませ目を覚ませ 思い知っただろう” 世の中なんてやきもちやきばかり あきらめさせて喜ぶ、そうでしょう 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ どんな遠い夜でも 見失うことなんてありえない Believe in you 白く光る道が夜の中にのびる まるで刃物が横たわってるよう 思いあたることが思い出をかすめる 風に押され 走り出す道 “訪れてはほしくない telもほしくない” あれは何故あれは何故 心がくり返す そんなはずないと思うことばかり 目の前にあるドアからこぼれる 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね 血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ せめてひとつ教えて 少しだけは本気もあったよね Believin' you |
儀式(セレモニー)ひきずられてゆく波の中で光る ガラスたちの折れる寒い音がする 少し着くずれたあなたの衿元を なおしてあげる手を途中で引きます あの町へ行ったね あの海も行ったね 仲間たちに会ったね いいことばかりだったね セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら 24時間の過ぎてゆく早さを 変えようとしていた夏の日が遠い 危うげな愛の過ぎてゆく早さを 予感してた2人なおさら急いだ 幻を崖まで追いつめたあの日々 耳を打つ潮風はたわごとだけを運んだ セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | ひきずられてゆく波の中で光る ガラスたちの折れる寒い音がする 少し着くずれたあなたの衿元を なおしてあげる手を途中で引きます あの町へ行ったね あの海も行ったね 仲間たちに会ったね いいことばかりだったね セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら 24時間の過ぎてゆく早さを 変えようとしていた夏の日が遠い 危うげな愛の過ぎてゆく早さを 予感してた2人なおさら急いだ 幻を崖まで追いつめたあの日々 耳を打つ潮風はたわごとだけを運んだ セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら セレモニー 指輪を結び合い セレモニー 涙の海へ投げて セレモニー 単車の背中から みつめた夕陽に さよなら |
EAST ASIA降りしきる雨は霞み 地平は空まで 旅人一人歩いてゆく 星をたずねて どこにでも住む鳩のように 地を這いながら 誰とでもきっと 合わせて生きてゆくことができる でも心は誰のもの 心はあの人のもの 大きな力にいつも従わされても 私の心は笑っている こんな力だけで 心まで縛れはしない くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA モンスーンに抱かれて 柳は揺れる その枝を編んだゆりかごで 悲しみ揺らそう どこにでもゆく柳絮に姿を変えて どんな大地でも きっと生きてゆくことができる でも心は帰りゆく 心はあの人のもと 山より高い壁が築きあげられても 柔らかな風は 笑って越えてゆく 力だけで 心まで縛れはしない くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA 世界の場所を教える地図は 誰でも 自分が真ん中だと言い張る 私のくにをどこかに乗せて 地球は くすくす笑いながら 回ってゆく くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三・デビッド・キャンベル | 降りしきる雨は霞み 地平は空まで 旅人一人歩いてゆく 星をたずねて どこにでも住む鳩のように 地を這いながら 誰とでもきっと 合わせて生きてゆくことができる でも心は誰のもの 心はあの人のもの 大きな力にいつも従わされても 私の心は笑っている こんな力だけで 心まで縛れはしない くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA モンスーンに抱かれて 柳は揺れる その枝を編んだゆりかごで 悲しみ揺らそう どこにでもゆく柳絮に姿を変えて どんな大地でも きっと生きてゆくことができる でも心は帰りゆく 心はあの人のもと 山より高い壁が築きあげられても 柔らかな風は 笑って越えてゆく 力だけで 心まで縛れはしない くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA 世界の場所を教える地図は 誰でも 自分が真ん中だと言い張る 私のくにをどこかに乗せて 地球は くすくす笑いながら 回ってゆく くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに むずかしくは知らない ただEAST ASIA |
土用波昔の歌を聴きたくはない あの日が二度と戻らないかぎり なつかしい名前口ずさんでも 砂を崩して 土用波がゆく 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく 伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで 土用波がゆく あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 溜息まじりの潮風を泳ぐ 折れたカイトに見覚えはないか 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 流れゆけ流れてしまえ立ち停まる者たちよ 流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく 伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで土用波がゆく | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 昔の歌を聴きたくはない あの日が二度と戻らないかぎり なつかしい名前口ずさんでも 砂を崩して 土用波がゆく 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく 伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで 土用波がゆく あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 溜息まじりの潮風を泳ぐ 折れたカイトに見覚えはないか 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく あなたの髪から私の髪へと 流れ落ちる 土用波の音 流れゆけ流れてしまえ立ち停まる者たちよ 流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波 愛の重さを疑いながら 愛に全てをさらわれてゆく 伝えそこねた言葉のように 雨をはらんで土用波がゆく |
湾岸24時聞こえない筈など ありはしないのに 妬いてくれる値打ちさえ ないというの 気にかけてほしいわ 何処へ行ってたかと 問いつめてほしかった 愛のように BAY-AREA 午前0時 不思議な言葉を聞く 何ンて言ってるの 潮騒みたい もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて 裏切りをあなたが悲しまないなんて むしろ2人潮時と喜ぶなんて 意外な成りゆきに涙も出やしない 蒼ざめるだけなの 凍りついて あなたからジェラシー 恵んでほしかった 他に何も望んでやしなかった BAY-AREA 午前0時 不思議な言葉を聞く 何ンて言ってるの 潮騒みたい もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて 笑んであげる 笑んであげる 鸚鵡返しに 笑んであげる 笑んであげる さながら他人 もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | | 聞こえない筈など ありはしないのに 妬いてくれる値打ちさえ ないというの 気にかけてほしいわ 何処へ行ってたかと 問いつめてほしかった 愛のように BAY-AREA 午前0時 不思議な言葉を聞く 何ンて言ってるの 潮騒みたい もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて 裏切りをあなたが悲しまないなんて むしろ2人潮時と喜ぶなんて 意外な成りゆきに涙も出やしない 蒼ざめるだけなの 凍りついて あなたからジェラシー 恵んでほしかった 他に何も望んでやしなかった BAY-AREA 午前0時 不思議な言葉を聞く 何ンて言ってるの 潮騒みたい もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて 笑んであげる 笑んであげる 鸚鵡返しに 笑んであげる 笑んであげる さながら他人 もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて もう一度 戻るなら 時の流れを停めて こんな筈じゃない 時の流れに変えて |
泥は降りしきるなんだァ そういうことかァ 言ってくれないんだもの 期待してしまった 仕度してしまった あたしだけバカみたい やだなァ これじゃまるで なんか悪気みたい 愛し合う二人の邪魔してるだけみたい 可っ笑しいね この姿 泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE そうよね いない筈はないよね いい人だもんね あたし ほら これだから うぬぼれる質だから よくあるんだ 気にしないでよ いいよォ ごめんだとか べつにィ 平気だから 好きだとか 嘘だから あれ みんな冗談だから ほら 笑っているでしょう 泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | なんだァ そういうことかァ 言ってくれないんだもの 期待してしまった 仕度してしまった あたしだけバカみたい やだなァ これじゃまるで なんか悪気みたい 愛し合う二人の邪魔してるだけみたい 可っ笑しいね この姿 泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE そうよね いない筈はないよね いい人だもんね あたし ほら これだから うぬぼれる質だから よくあるんだ 気にしないでよ いいよォ ごめんだとか べつにィ 平気だから 好きだとか 嘘だから あれ みんな冗談だから ほら 笑っているでしょう 泥は降りしきる泥は降りしきる 裸足で遡るハイウェイ 泥は降りしきる泥は降りしきる みぞれまじり GOOD-BYE |
ミュージシャン今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしてるだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか 人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるのか 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 20才の頃とは違う あの頃はひとりだった 傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど 愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ 身勝手過ぎる憧れを 押さえ込むのが闘いさ 膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか 「ミュージシャン かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 12才の頃 野球選手になりたかった 今でも夢にみるさ マウンドにあがってる 夢の中ではいつもヒーローさ やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ だけど 8回の裏 投げ方を忘れてマウンドを降ろされる やりきれぬ笑いばなしさ かなしい夢さ カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしてるだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか 人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるのか 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 20才の頃とは違う あの頃はひとりだった 傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど 愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ 身勝手過ぎる憧れを 押さえ込むのが闘いさ 膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか 「ミュージシャン かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 12才の頃 野球選手になりたかった 今でも夢にみるさ マウンドにあがってる 夢の中ではいつもヒーローさ やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ だけど 8回の裏 投げ方を忘れてマウンドを降ろされる やりきれぬ笑いばなしさ かなしい夢さ カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく 「ミュージシャン さみしいことを言わないで」 「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」 「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」 「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」 |
黄色い犬Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow 言い寄る男を袖にして 情のなの字もありゃしない あたしのすべてに惚れたなら あたしがゼロでも好きかしらね つれない素振りにそそられて 女の値段はつり上がる あたしの昔を許すなら あたしの明日も許すかしら ねぇBoy 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか 街じゅう怯える顔役が あたしの後ろで糸を引く それゆえあたしはちやほやと 言い寄る男に こと欠かない あたしを落とせば顔役と タイはるつもりの男たち あたしは飾りのただの犬 口添え役にもなれないわ 残念ね 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか こんどの男は違うはずだから もう一度信じてこれきりよ 男のことだと思うでしょう 女の話に見えるでしょう 言えない危い話なら 騙りと譬えは紙一重よ 彫り深く描けコスメティク 白く白く塗れコスメティク 雨のシャワーひと降り浴びりゃ 黄色い肢した犬に変わりない Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 こんどの男は違うはずだから もう一度信じて これきりよ Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow 言い寄る男を袖にして 情のなの字もありゃしない あたしのすべてに惚れたなら あたしがゼロでも好きかしらね つれない素振りにそそられて 女の値段はつり上がる あたしの昔を許すなら あたしの明日も許すかしら ねぇBoy 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか 街じゅう怯える顔役が あたしの後ろで糸を引く それゆえあたしはちやほやと 言い寄る男に こと欠かない あたしを落とせば顔役と タイはるつもりの男たち あたしは飾りのただの犬 口添え役にもなれないわ 残念ね 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか 素っ裸で I Love You 素っ裸で I Need You 何ンにもない女でも 愛してくれますか こんどの男は違うはずだから もう一度信じてこれきりよ 男のことだと思うでしょう 女の話に見えるでしょう 言えない危い話なら 騙りと譬えは紙一重よ 彫り深く描けコスメティク 白く白く塗れコスメティク 雨のシャワーひと降り浴びりゃ 黄色い肢した犬に変わりない Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 こんどの男は違うはずだから もう一度信じて これきりよ Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ Yes, I'm Yellow 月の色 Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow Yes, I'm Yellow |
仮面おあいにくさま 何を期待してたの 甘い慰め 無言のぬくもり そんなに震えて 何を怯えてるの あれはあんたの正体じゃないか 知ったことじゃない あんたの痛み 勝手に底まで 落ちぶれるがいい 羽振りの良かった時代のように 思い上がった口をききなさい 己れを知らない 子供のように なんでもできそうな 口をききなさい ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ 捨てゼリフなしじゃ 町を出られやしない そして誰でも 内緒で戻るよ 下りの坂なら 落ちる先は海 そうさ あんたの生れた町へね みじめな歌なんか ブルースシンガーに くれてやるがいい 捨てちまうがいい ぼろぼろになって 獣がむせぶ 失うものは もうなにもない ぼろぼろになって 獣が眠る あたしは邪険に 抱きしめる ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ ぼろぼろになって 獣がむせぶ 失うものは もうなにもない ぼろぼろになって 獣が眠る あたしは邪険に 抱きしめる ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ | 中島みゆき | 中島みゆき | 甲斐よしひろ | | おあいにくさま 何を期待してたの 甘い慰め 無言のぬくもり そんなに震えて 何を怯えてるの あれはあんたの正体じゃないか 知ったことじゃない あんたの痛み 勝手に底まで 落ちぶれるがいい 羽振りの良かった時代のように 思い上がった口をききなさい 己れを知らない 子供のように なんでもできそうな 口をききなさい ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ 捨てゼリフなしじゃ 町を出られやしない そして誰でも 内緒で戻るよ 下りの坂なら 落ちる先は海 そうさ あんたの生れた町へね みじめな歌なんか ブルースシンガーに くれてやるがいい 捨てちまうがいい ぼろぼろになって 獣がむせぶ 失うものは もうなにもない ぼろぼろになって 獣が眠る あたしは邪険に 抱きしめる ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ ぼろぼろになって 獣がむせぶ 失うものは もうなにもない ぼろぼろになって 獣が眠る あたしは邪険に 抱きしめる ねえ 覚えてやしないでしょう あたし あんたが文無しだった 頃から 近くにいたのにさ 近くで 見とれていたのにさ |
クレンジング クリームクレンジングクリームひと塗り いやな女現われる クレンジングクリームひと塗り ずるい女現われる クレンジングクリームひと塗り 嘘つき女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 醜い女現われる クレンジングクリームひと塗り 汚れた女現われる クレンジングクリームひと塗り 卑しい女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 老いた女現われる クレンジングクリームひと塗り しつこい女現われる クレンジングクリームひと塗り 馬鹿な女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 安い女現われる クレンジングクリームひと塗り 邪魔な女現われる クレンジングクリームひと塗り 退屈な女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 淋しい女現われる クレンジングクリームひと塗り 捨てられた女現われる クレンジングクリームひと塗り いらない女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム 泣いてる女 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | クレンジングクリームひと塗り いやな女現われる クレンジングクリームひと塗り ずるい女現われる クレンジングクリームひと塗り 嘘つき女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 醜い女現われる クレンジングクリームひと塗り 汚れた女現われる クレンジングクリームひと塗り 卑しい女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 老いた女現われる クレンジングクリームひと塗り しつこい女現われる クレンジングクリームひと塗り 馬鹿な女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 安い女現われる クレンジングクリームひと塗り 邪魔な女現われる クレンジングクリームひと塗り 退屈な女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム いらない女 現われる クレンジングクリームひと塗り 淋しい女現われる クレンジングクリームひと塗り 捨てられた女現われる クレンジングクリームひと塗り いらない女現われる クレンジングクリームクレンジングクリーム 泣いてる女 |
ローリング工事ランプの凍る路地をたどって 探しあぐねた たむろできる場所を 昨夜 騒いだ店は 客を忘れて 一見相手の洒落た挨拶を配る Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は荒野にいる 黒白フィルムは 燃えるスクラムの街 足並 揃えた幻たちの場面 それを宝にするには あまり遅く生まれて 夢の なれの果てが転ぶのばかりが 見えた Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は荒野にいる 9桁の数字を 組み替えて並べ直す 淋しさの数と同じ イタズラ電話 ボックスを叩く街の風が冷たい どうしても1つだけ押せない組がある Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は 荒野にいる 荒野にいる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 工事ランプの凍る路地をたどって 探しあぐねた たむろできる場所を 昨夜 騒いだ店は 客を忘れて 一見相手の洒落た挨拶を配る Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は荒野にいる 黒白フィルムは 燃えるスクラムの街 足並 揃えた幻たちの場面 それを宝にするには あまり遅く生まれて 夢の なれの果てが転ぶのばかりが 見えた Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は荒野にいる 9桁の数字を 組み替えて並べ直す 淋しさの数と同じ イタズラ電話 ボックスを叩く街の風が冷たい どうしても1つだけ押せない組がある Rollin' Age 淋しさを Rollin' Age 他人に言うな 軽く軽く傷ついてゆけ Rollin' Age 笑いながら Rollin' Age 荒野にいる 僕は僕は 荒野にいる 荒野にいる |
野ウサギのようにいい男は いくらでもいるから そばにいてよね いつでもいてよね 誰にだって いいとこはあるから とかく ほろりと ほだされたりするわ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね あたしの言うことは 男次第 ほらね 昨日と今とで もう違う 悪気のない人は みんな好きよ “好き”と“嫌い”の間がないのよ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね 見そこなった愛を 逃げだして また新しい烙印が 増える 野に棲む者は 一人に弱い 蜃気楼(きつねのもり)へ 駈け寄りたがる 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | いい男は いくらでもいるから そばにいてよね いつでもいてよね 誰にだって いいとこはあるから とかく ほろりと ほだされたりするわ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね あたしの言うことは 男次第 ほらね 昨日と今とで もう違う 悪気のない人は みんな好きよ “好き”と“嫌い”の間がないのよ 思いも寄らぬ女になって 変わったねって 哄われるだけ 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね 見そこなった愛を 逃げだして また新しい烙印が 増える 野に棲む者は 一人に弱い 蜃気楼(きつねのもり)へ 駈け寄りたがる 野ウサギのように 髪の色まで変わり みんな あんたのせいだからね |
ふらふら甘い酒を飲みすぎて 気がつけばどん底 おごり目当てのとりまきも ずらかってどん底 ここは あの人の お気に入りの 隠れ家店 まるで 犬みたいに 嗅ぎつけてやって来た ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ なにさ知らないふりをして 店じゅうがだんまり 誰かTELをかけたでしょ 来るなとあの人に 背中 こづき合って 気の弱いのが よこされるわ 奴は 来ないよと 大きなお世話聞こえない ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら しらふの言葉は 聞こえない 難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです それであいつは 何処なのさ ま、一杯どうです 壁の 時計ばかりが やけに真面目に 働いてるじゃん あんたも 少し休んで こっち来なさい ほらほら ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら 今夜もふらふら のんだくれ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 甘い酒を飲みすぎて 気がつけばどん底 おごり目当てのとりまきも ずらかってどん底 ここは あの人の お気に入りの 隠れ家店 まるで 犬みたいに 嗅ぎつけてやって来た ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ なにさ知らないふりをして 店じゅうがだんまり 誰かTELをかけたでしょ 来るなとあの人に 背中 こづき合って 気の弱いのが よこされるわ 奴は 来ないよと 大きなお世話聞こえない ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら しらふの言葉は 聞こえない 難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです それであいつは 何処なのさ ま、一杯どうです 壁の 時計ばかりが やけに真面目に 働いてるじゃん あんたも 少し休んで こっち来なさい ほらほら ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら 今夜もふらふら のんだくれ |
MEGAMI子供の頃に もらったような 甘い菓子など 飲みこめなくて 苦いグラスに 溺れてるおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち短い 眠りなら 夢かと紛う 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう 飲みこみすぎた 言葉が多過ぎて 肺にあふれて 心をふさぐ 海の深くで 黙りこむおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち終わらぬ 旅路なら 夢とも知らぬ 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 子供の頃に もらったような 甘い菓子など 飲みこめなくて 苦いグラスに 溺れてるおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち短い 眠りなら 夢かと紛う 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう 飲みこみすぎた 言葉が多過ぎて 肺にあふれて 心をふさぐ 海の深くで 黙りこむおまえを 今夜もひとり ひろってゆこう どのみち終わらぬ 旅路なら 夢とも知らぬ 夢をみようよ おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己れのための 愛を持たない おいでよ MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 みかえり無用の 笑みをあげよう |
気にしないで気にしないで 些細なこと 気にしないで 待ってなさいな こんなところへ 来るものじゃないわ ここはあの人の愛の巣じゃない 気にしないで 気になるのなら 探すがいいわ あの人の靴 気にしないで 町の噂は 尾鰭をとれば他愛もない 少し似てる髪の形 少し似てるネックレス そして少しも似てはいない みつめあった淋しさ もしも あなたが まだ彼を好きなら 怯えることは ひとつもない あの人はあなたを いつも好きよ それはあたしが保証できる 気にしないで よくあること 問いつめずに かばってあげなさい 悪い女に 手間どったこと あの人も自分に腹を立ててるわ 気にしないで あたしは初めから この世にいなかったようなもの あの人に訊いてみるといいわ そのとおりだと きっと言うから 気にしないで 何も変わらない 男の人には よくあること あなたになおさら 惚れ直させただけ 感謝されても いいくらいだわ 気にしないで あの人は帰る 何もなかった顔をしてさ 気にしないで 気にしないで あの人は帰る あなたのもとへ 気にしないで お幸せにね 気にしないで うまくおやりよ あの人は帰る あの人は帰る あたしの気持ち? それは……… それは まぁ、いいじゃないの | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 気にしないで 些細なこと 気にしないで 待ってなさいな こんなところへ 来るものじゃないわ ここはあの人の愛の巣じゃない 気にしないで 気になるのなら 探すがいいわ あの人の靴 気にしないで 町の噂は 尾鰭をとれば他愛もない 少し似てる髪の形 少し似てるネックレス そして少しも似てはいない みつめあった淋しさ もしも あなたが まだ彼を好きなら 怯えることは ひとつもない あの人はあなたを いつも好きよ それはあたしが保証できる 気にしないで よくあること 問いつめずに かばってあげなさい 悪い女に 手間どったこと あの人も自分に腹を立ててるわ 気にしないで あたしは初めから この世にいなかったようなもの あの人に訊いてみるといいわ そのとおりだと きっと言うから 気にしないで 何も変わらない 男の人には よくあること あなたになおさら 惚れ直させただけ 感謝されても いいくらいだわ 気にしないで あの人は帰る 何もなかった顔をしてさ 気にしないで 気にしないで あの人は帰る あなたのもとへ 気にしないで お幸せにね 気にしないで うまくおやりよ あの人は帰る あの人は帰る あたしの気持ち? それは……… それは まぁ、いいじゃないの |
十二月自殺する若い女が この月だけ急に増える それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン 大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる なけなしのテレビでは 家族たちが笑っている 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月 飾り澄ました街なかを 赤い光が駆け抜ける 付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 好きになるのも 信じきるのも 待ちわびるのも 思い切るのも みんな自由だ みんな自由だ 人恋しと泣け 十二月 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月 | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 自殺する若い女が この月だけ急に増える それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン 大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる なけなしのテレビでは 家族たちが笑っている 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月 飾り澄ました街なかを 赤い光が駆け抜ける 付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 好きになるのも 信じきるのも 待ちわびるのも 思い切るのも みんな自由だ みんな自由だ 人恋しと泣け 十二月 何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら 何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月 人の叫びも 鴃(もず)の叫びも 風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも みんな似ている みんな似ている 人恋しと泣け 十二月 |
たとえ世界が空から落ちてもやさしい男(ひと)は だれだって好き 札つきだろうと 殺し屋だろうと やさしいことを 言ってくれるなら たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら 嘘つきだろうと 落ちぶれだろうと やさしいことを くれる人ならば たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | やさしい男(ひと)は だれだって好き 札つきだろうと 殺し屋だろうと やさしいことを 言ってくれるなら たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら 嘘つきだろうと 落ちぶれだろうと やさしいことを くれる人ならば たとえ世界が空から落ちても あたしは あの人をかばう やさしくしてくれるなら |
愛よりも人よ信じるな けして信じるな 見えないものを 人よ欲しがるな けして欲しがるな 見果てぬものを 形あるものさえも あやういのに 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 嘘をつきなさい ものを盗りなさい 悪人になり 傷をつけなさい 春を売りなさい 悪人になり 救いなど待つよりも 罪は軽い 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 星を追いかけて 月を追いかけて どこまでも行け 黄金を追いかけて 過去を追いかけて どこまでも行け 裏切らぬものだけを 慕って行け 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 人よ信じるな けして信じるな 見えないものを 人よ欲しがるな けして欲しがるな 見果てぬものを 形あるものさえも あやういのに 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 嘘をつきなさい ものを盗りなさい 悪人になり 傷をつけなさい 春を売りなさい 悪人になり 救いなど待つよりも 罪は軽い 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 星を追いかけて 月を追いかけて どこまでも行け 黄金を追いかけて 過去を追いかけて どこまでも行け 裏切らぬものだけを 慕って行け 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ 愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて 愛さえも夢さえも 粉々になるよ |
吹雪日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう 疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない 日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない 日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい そこに描けないものが 君たちを殺すだろう 間引かれる子の目印 気付かれる場所にはない どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 降り積もる白いものは 羽の形をしている 数えきれない数の 羽の形をしている あまりにも多過ぎて やがて気にならなくなる どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち どこにも残らぬ島なら 名前は言えない 誰も言えない はじめから無かったことになるのだろう 疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて 静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち 何もない闇の上を 吹雪は吹くだろう |
黄砂に吹かれて黄砂に吹かれて聴こえる歌は 忘れたくて忘れた 失くしたくて失くした つらい恋の歌 眠りを破って聴こえる歌は わかってるつもりの 紛らせてるつもりの ひとつだけの歌 もう 蜃気楼なのかもしれない 片思いかもしれない あなたに似てる人もいるのに あなたよりやさしい男も 砂の数よりいるのにね 旅人 黄砂に吹かれて彷徨(さまよ)う旅は 地下を深く流れる 澄んだ水に似ている 終わりのない旅 微笑(ほほえみ)ずくで終わらせた恋が 夢の中 悲鳴あげる あなたに似てる人もいるのに あなたよりやさしい男も 砂の数よりいるのにね 旅人 「うそつき」「うそつき」「うそつき」こみあげる 遠くへ向かう旅に出たいの あなたから遠い国まで 誰にも会わない国まで 黄砂よ何故 嘘 見破るの 旅人 | 中島みゆき | 中島みゆき | 後藤次利 | | 黄砂に吹かれて聴こえる歌は 忘れたくて忘れた 失くしたくて失くした つらい恋の歌 眠りを破って聴こえる歌は わかってるつもりの 紛らせてるつもりの ひとつだけの歌 もう 蜃気楼なのかもしれない 片思いかもしれない あなたに似てる人もいるのに あなたよりやさしい男も 砂の数よりいるのにね 旅人 黄砂に吹かれて彷徨(さまよ)う旅は 地下を深く流れる 澄んだ水に似ている 終わりのない旅 微笑(ほほえみ)ずくで終わらせた恋が 夢の中 悲鳴あげる あなたに似てる人もいるのに あなたよりやさしい男も 砂の数よりいるのにね 旅人 「うそつき」「うそつき」「うそつき」こみあげる 遠くへ向かう旅に出たいの あなたから遠い国まで 誰にも会わない国まで 黄砂よ何故 嘘 見破るの 旅人 |
肩幅の未来こわれかけたラジカセ あなたが捨てたガラクタ かわいそうで拾って 直せないまま ひと夏 忘れんぼうの歳月 好奇心でスイッチ ノイズだらけのFM 痛い曲が流れ出た ケンカなんていつもだった 嫌いなんて言わなかった ちょっと甘い ちょっと苦い 夕暮れの溜息 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は こんどは昔の背中だけ ……らちもない ライヴハウスの立ちぎき ショールームの1日 非常口から夜中の駐車場に潜んでいた 宝探しするように サヨナラを探したね あなただって子供だった 私たち子供だった 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は なおさら昔の背中だけ ……らちもない 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は こんどは昔の背中だけ ……らちもない | 中島みゆき | 中島みゆき | 筒美京平 | | こわれかけたラジカセ あなたが捨てたガラクタ かわいそうで拾って 直せないまま ひと夏 忘れんぼうの歳月 好奇心でスイッチ ノイズだらけのFM 痛い曲が流れ出た ケンカなんていつもだった 嫌いなんて言わなかった ちょっと甘い ちょっと苦い 夕暮れの溜息 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は こんどは昔の背中だけ ……らちもない ライヴハウスの立ちぎき ショールームの1日 非常口から夜中の駐車場に潜んでいた 宝探しするように サヨナラを探したね あなただって子供だった 私たち子供だった 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は なおさら昔の背中だけ ……らちもない 肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか 肩幅の未来 見ない自分が怖かった 1人になって見る夢は こんどは昔の背中だけ ……らちもない |
あり、かその日もおいらはアルバイトでこき使われてくたばってた 路地裏では遠慮なしに猫がさかっていた 表通りのキャバレーからぼられた客がころがり出す 踏みたおしてただで済むと思うなとしゃがれ声 逃げこんできたのはおいらの1DK 扉のいかれたおいらの1DK てめえもグルかと Trap Beat 夜が回る とぼけたふりかと Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か その夜おいらを介抱した女に心当たりがない ふらつく足ふらつく夜ふくみ笑いの夜 出来すぎたとりつくろいねとドアでさえぎりおまえが去る どこから夢どこまで夢ねじれた糸が切れる 泣いてゆくおまえを罠が抱きとる あの日の酔っぱらいそっと抱きとる てめえもグルかと Trap Beat 夜が回る とぼけたふりかと Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か 罠にかかったそぶりをして奴の喉を軽く掻(か)き切り こともなげに戻ってきておまえシャワーを浴びてる あたいを誰だと Trap Beat 夜が回る 愛しているわ Trap Beat 夜が回る こんなことって あたいを誰だと Trap Beat 夜が回る 愛しているわ Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か あり、か | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | その日もおいらはアルバイトでこき使われてくたばってた 路地裏では遠慮なしに猫がさかっていた 表通りのキャバレーからぼられた客がころがり出す 踏みたおしてただで済むと思うなとしゃがれ声 逃げこんできたのはおいらの1DK 扉のいかれたおいらの1DK てめえもグルかと Trap Beat 夜が回る とぼけたふりかと Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か その夜おいらを介抱した女に心当たりがない ふらつく足ふらつく夜ふくみ笑いの夜 出来すぎたとりつくろいねとドアでさえぎりおまえが去る どこから夢どこまで夢ねじれた糸が切れる 泣いてゆくおまえを罠が抱きとる あの日の酔っぱらいそっと抱きとる てめえもグルかと Trap Beat 夜が回る とぼけたふりかと Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か 罠にかかったそぶりをして奴の喉を軽く掻(か)き切り こともなげに戻ってきておまえシャワーを浴びてる あたいを誰だと Trap Beat 夜が回る 愛しているわ Trap Beat 夜が回る こんなことって あたいを誰だと Trap Beat 夜が回る 愛しているわ Trap Beat 夜が回る こんなことって あり、か あり、か |
群衆はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 手をつなぎ 歩いてく 幸せそうな人たち 街に紛れ 手をほどき 別れてく やつれちまった人たち 街に紛れて 憐れんでも はかなんでも 束の間 争っても うらやんでも 100年も続かないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 So average 溜息を編みながら ベンチで暮らすレディも 街に紛れて 憐れんでも はかなんでも 束の間 争っても うらやんでも 行く先もわからないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 100年も続かないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 So average So average | 中島みゆき | 中島みゆき | 後藤次利 | | はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 手をつなぎ 歩いてく 幸せそうな人たち 街に紛れ 手をほどき 別れてく やつれちまった人たち 街に紛れて 憐れんでも はかなんでも 束の間 争っても うらやんでも 100年も続かないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 So average 溜息を編みながら ベンチで暮らすレディも 街に紛れて 憐れんでも はかなんでも 束の間 争っても うらやんでも 行く先もわからないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 100年も続かないドラマですか はかない花たちよ わけもわからずに 流され 流され 織りなすモザイク はかない時代だね せめて君だけは 私をみつけて 叫び声紛れ 群衆 So average So average |
未完成言えないこと何かあって 貴方の目が海へ逸れる 点けたままのTVの中 昔に観た映画が光る 出来上がらないパズルのようね 出来上がらない音楽のようね 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない ずるい人ね 貴方からはサヨナラとはきり出せない 未完成の絵を見ながら グラスの中 鍵を隠すわ 恋しがられて行きたいですか ひきとめられて泣かれたいですか 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない 貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる | 中島みゆき | 中島みゆき | 中島みゆき | | 言えないこと何かあって 貴方の目が海へ逸れる 点けたままのTVの中 昔に観た映画が光る 出来上がらないパズルのようね 出来上がらない音楽のようね 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない ずるい人ね 貴方からはサヨナラとはきり出せない 未完成の絵を見ながら グラスの中 鍵を隠すわ 恋しがられて行きたいですか ひきとめられて泣かれたいですか 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない 貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる 歌い方を教えてくださらないから 最後の小節が いつまでもなぞれない 貴方の目のなかで 誰かが踊る 私の捜せないカケラを持っている 歌い方を教えてくださらないから 短い歌なのに いつまでも終わらない 貴方の目のなかで 私が消える 私はいつまでもカケラを捜してる |