中島みゆきの歌詞一覧リスト  473曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
心音空は信じられるか 風は信じられるか 味方だろうか悪意だろうか 言葉を呑んだ あれは幻の空 あれは幻の町 ひりつく日々も眩しい日々も 閉じ込める夜 誰も触れない 誰も問わない 時は進まない でも聞こえてしまったんだ 僕の中の心音 綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  窓は窓にすぎない 此処に雪は降らない 雪色の絵の中の出来事 冷たくはない 考えない どうでもいい 夜が塗り込める でも渡さない微かな熱 僕の中の心音 ほころびつつある世界の 瀬戸際で愛を振り絞り 僕は現実の僕へと 願いのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三空は信じられるか 風は信じられるか 味方だろうか悪意だろうか 言葉を呑んだ あれは幻の空 あれは幻の町 ひりつく日々も眩しい日々も 閉じ込める夜 誰も触れない 誰も問わない 時は進まない でも聞こえてしまったんだ 僕の中の心音 綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  窓は窓にすぎない 此処に雪は降らない 雪色の絵の中の出来事 冷たくはない 考えない どうでもいい 夜が塗り込める でも渡さない微かな熱 僕の中の心音 ほころびつつある世界の 瀬戸際で愛を振り絞り 僕は現実の僕へと 願いのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け  綺麗で醜い嘘たちを 僕は此処で抱き留めながら 僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け
有謬の者共いくつの夜を 集めても足りない ここは隠れ家 息をひそめてる 幻の火を 連ねても足りない ここは物陰 嘘たちの棲み処 隠れて隠れて隠れ続けた 逃れて逃れて逃れ続けた 真っ新で 真っ直ぐで 真っ暗な空 完璧で 潔癖で 鉄壁な空 嘘が解れる夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン  時が縺れる 夜へ傾れ込む 離れ離れの記憶が入り組む 停まって停まって停まり続けた 凍って凍って凍り続けた 清潔で 高潔で 冷血な空 従順で 恭順で 単純な空 嘘が溶けだす夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン  真っ新で 真っ直ぐで 真っ暗な空 完璧で 潔癖で 鉄壁な空 嘘が弾ける夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三いくつの夜を 集めても足りない ここは隠れ家 息をひそめてる 幻の火を 連ねても足りない ここは物陰 嘘たちの棲み処 隠れて隠れて隠れ続けた 逃れて逃れて逃れ続けた 真っ新で 真っ直ぐで 真っ暗な空 完璧で 潔癖で 鉄壁な空 嘘が解れる夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン  時が縺れる 夜へ傾れ込む 離れ離れの記憶が入り組む 停まって停まって停まり続けた 凍って凍って凍り続けた 清潔で 高潔で 冷血な空 従順で 恭順で 単純な空 嘘が溶けだす夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン  真っ新で 真っ直ぐで 真っ暗な空 完璧で 潔癖で 鉄壁な空 嘘が弾ける夜 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン あんたがまだニンゲン 間違えてもニンゲン 間違えてもニンゲン 間違うのがニンゲン 誰かがまだニンゲン
島より私たちが暮らした あの窓からは見えなかった 星の渦が 騒いでいます 浴びるような星の中 心細さも 戻りたさも涙も 溶けてゆきます 私じゃなかっただけのことね 初めての国で 習わしを覚え たぶん忙しく生きてゆけるでしょう 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を  なるようになるものね 恋人たちは 遠回りしてもなお 宿命ならば 私じゃなかっただけのことね 島では誰でも 子供に戻れる 夢を持つ前の 子供に戻れる 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を  誰にでも優しいのは およしなさいと 伝えてよ南風 はるかな人へ 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三私たちが暮らした あの窓からは見えなかった 星の渦が 騒いでいます 浴びるような星の中 心細さも 戻りたさも涙も 溶けてゆきます 私じゃなかっただけのことね 初めての国で 習わしを覚え たぶん忙しく生きてゆけるでしょう 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を  なるようになるものね 恋人たちは 遠回りしてもなお 宿命ならば 私じゃなかっただけのことね 島では誰でも 子供に戻れる 夢を持つ前の 子供に戻れる 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を  誰にでも優しいのは およしなさいと 伝えてよ南風 はるかな人へ 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を 島よりとだけしか明かさぬ文は それゆえ明かすでしょう 心の綾を
十年凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず 薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに 再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を 褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず 薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに 再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた  枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を 褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いている
乱世僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  逆らってた 苛立ってた 歯向かってた とんがってた 怖いのを隠してた ぶつかってた 抗ってた 噛みついてた 楯ついてた 逃げ道に背を向けた 争い方しか載っていない教科書を持って どうなりたかったんだっけと 首をひねる今 僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  ひれ伏してる つくばってる 敬ってる へつらってる 眼の底で叫んでる DNAに問う 何処まで遠く運べというの DNAに告ぐ 突然変異に気をつけるんだね 僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  風が笑ってるよ 風が笑ってるよ 誰のものでもない 風が笑ってるよ 風が笑ってるよ 誰のものでもない 風が笑ってるよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  逆らってた 苛立ってた 歯向かってた とんがってた 怖いのを隠してた ぶつかってた 抗ってた 噛みついてた 楯ついてた 逃げ道に背を向けた 争い方しか載っていない教科書を持って どうなりたかったんだっけと 首をひねる今 僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  ひれ伏してる つくばってる 敬ってる へつらってる 眼の底で叫んでる DNAに問う 何処まで遠く運べというの DNAに告ぐ 突然変異に気をつけるんだね 僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ 驚くほどのことじゃない  風が笑ってるよ 風が笑ってるよ 誰のものでもない 風が笑ってるよ 風が笑ってるよ 誰のものでもない 風が笑ってるよ
体温秘かに訊きたいことがある あたしは不幸じゃないかしら わかってる その答え バチ当たりを言いなさんなって 生きてるだけでも奇跡でしょ こんなに危ない世の中で 体温があるだけで 拾いもんでしょってね 悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  あなたは確かに他人でも あたしはあなたが懐かしい 生者必滅(しょうじゃひつめつ)さとっても さみしさは羅針盤 味方のいない世界なら 将来だけが非常口 どうして言葉があるのだろう 言わずにわかる勘がないせいね 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三秘かに訊きたいことがある あたしは不幸じゃないかしら わかってる その答え バチ当たりを言いなさんなって 生きてるだけでも奇跡でしょ こんなに危ない世の中で 体温があるだけで 拾いもんでしょってね 悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  あなたは確かに他人でも あたしはあなたが懐かしい 生者必滅(しょうじゃひつめつ)さとっても さみしさは羅針盤 味方のいない世界なら 将来だけが非常口 どうして言葉があるのだろう 言わずにわかる勘がないせいね 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで  悩みごとなら砂の数 砂にまみれて探すのは 行方知れずの願いのカケラ 透明すぎて見つからない 体温だけが頼りなの 体温だけがすべてなの 流れゆく移り変わりを 怖がらせないで
童話美しい物語 読み聞かせていた 良い夢を見なさいと 寝かしつけていた おはなしのお終いは どれも必ず 報われた幸せで 満ちあふれていた 目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  勇ましい物語 悪者は倒されて 囚われの人々は 救われて いだき合い 穏やかな物語 長い旅路の果て たどり着くふるさとで 青い鳥が待っている 目を醒まして見るのは 不思議な 現の闇 泣き歩く人々が なぜまだ居るの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三美しい物語 読み聞かせていた 良い夢を見なさいと 寝かしつけていた おはなしのお終いは どれも必ず 報われた幸せで 満ちあふれていた 目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  勇ましい物語 悪者は倒されて 囚われの人々は 救われて いだき合い 穏やかな物語 長い旅路の果て たどり着くふるさとで 青い鳥が待っている 目を醒まして見るのは 不思議な 現の闇 泣き歩く人々が なぜまだ居るの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか  目を醒まして見るのは 片付かない結末 どうして 善い人が まだ泣いているの 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか 童話は童話 世界は世界 子供たちに何んと言えばいいのだろうか
夜もまだ明けない 冷たく蒼い空 小さな噤(つぐみ)は 何思い 巡る 東の空から 明日が降って来る 西の海の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐(お)われゆく 悲しみは終わる  東の大地から 明日が降って来る 西の町の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる  はるかな昔から 何が変わったかな はるかな未来には 何が変わるかな いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる 悲しみは終わる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三夜もまだ明けない 冷たく蒼い空 小さな噤(つぐみ)は 何思い 巡る 東の空から 明日が降って来る 西の海の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐(お)われゆく 悲しみは終わる  東の大地から 明日が降って来る 西の町の底へ 昨日が沈む いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる  はるかな昔から 何が変わったかな はるかな未来には 何が変わるかな いつまで続ければ こんな旅は終わるのか 噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる 悲しみは終わる
心月心月(つき)を捜してる 夜(よ)もすがら 遮られながら 夜もすがら 心月を捜してる 夜もすがら 欺かれながら 夜もすがら 空を覆う雲のせい いいえたぶんそこには無い 心月を捜してる 夜もすがら  心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか 降り注ぐ威光(ひかり)の中 いいえたぶんそこにも無い 降り注ぐ威風(かぜ)の中 いいえたぶんそこにも無い 心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか  心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら 暗い夜が明ける刻(とき)まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら  暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三心月(つき)を捜してる 夜(よ)もすがら 遮られながら 夜もすがら 心月を捜してる 夜もすがら 欺かれながら 夜もすがら 空を覆う雲のせい いいえたぶんそこには無い 心月を捜してる 夜もすがら  心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか 降り注ぐ威光(ひかり)の中 いいえたぶんそこにも無い 降り注ぐ威風(かぜ)の中 いいえたぶんそこにも無い 心月を捜してる 昼ひなか 目も眩みながら 昼ひなか  心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら 暗い夜が明ける刻(とき)まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻まで) 心月よ照らせ 深く潜んで 心月を捜してる 夜もすがら 遮られながら 夜もすがら  暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで 暗い夜が明ける刻まで 心月よ照らせ 深く潜んで
天女の話あんた笑いもんにされておるんやで ええのんかって えみちゃんは涙こぼし鼻水こぼして いきどおる あんたあんな嘘いわせて ほっといてええのんかって えみちゃんのパフェはとうに でろでろに溶けてしまった 逢いに来てよかったわ 仕事とんだけど 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね  あんたのは結局のとこ ええかっこしいなんやって えみちゃんは掛けた椅子ごと にじり寄っては抗議する 沈黙は金(きん)なんて嘘 嘘やそれ横着やって えみちゃんは子供の日の顔になって もういちど泣く 逢いに来てよかったわ もう戻らなけりゃ 心斎橋まで 1時間 大きな川でもないけれど ねえ 潮風がさかのぼる 人間なんて小さいね 小さいね  旦那もおって 子供もおって 身体も壊して 地獄も越えて 笑顔の良さが 価値千両(あたいせんりょう) 面と向かっては ちょっと言えないが あたしのえみちゃんは 天女(てんにょ)なんだ 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね 心斎橋まで 1時間中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あんた笑いもんにされておるんやで ええのんかって えみちゃんは涙こぼし鼻水こぼして いきどおる あんたあんな嘘いわせて ほっといてええのんかって えみちゃんのパフェはとうに でろでろに溶けてしまった 逢いに来てよかったわ 仕事とんだけど 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね  あんたのは結局のとこ ええかっこしいなんやって えみちゃんは掛けた椅子ごと にじり寄っては抗議する 沈黙は金(きん)なんて嘘 嘘やそれ横着やって えみちゃんは子供の日の顔になって もういちど泣く 逢いに来てよかったわ もう戻らなけりゃ 心斎橋まで 1時間 大きな川でもないけれど ねえ 潮風がさかのぼる 人間なんて小さいね 小さいね  旦那もおって 子供もおって 身体も壊して 地獄も越えて 笑顔の良さが 価値千両(あたいせんりょう) 面と向かっては ちょっと言えないが あたしのえみちゃんは 天女(てんにょ)なんだ 心斎橋まで 1時間 低い屋根しかないけれど ねえ 夕焼けが綺麗だね 人間なんて小さいね 小さいね 心斎橋まで 1時間
夢の京うなされ続けていたね 眠りの外の国では 終わりの見えない悲しみごとが 空に横たわっていた 眠れる歌を聴かせて 鎮かな花を咲かせて 数えきれない涙の上に 粉雪を降らせて 心を持つのは人だけ いいえそれは思い上がり 鳥は歌う 虫は歌う なのに人は なのに人は 樹々は歌う 水は歌う なのに人は なのに人は 悲しみを晴らすために 新しく誰を悲しませるの 夢の京(みやこ)へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない  長く生きて来た樹の根に 生まれたての若木が訊く 鳥は昔ここに来たの 人は昔ここに来たの 鳥は今はどこにいるの 人は今はどこにいるの 荒れ果てた野辺(のべ)に 小さな若木がただ背伸びをしている 夢の京へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない  樹々は歌う 水は歌う なのに人は なのに人は 欲の 轍(わだち)に轍を重ね 自らを埋ずめてゆくの 夢の京へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない 怖れることはない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三うなされ続けていたね 眠りの外の国では 終わりの見えない悲しみごとが 空に横たわっていた 眠れる歌を聴かせて 鎮かな花を咲かせて 数えきれない涙の上に 粉雪を降らせて 心を持つのは人だけ いいえそれは思い上がり 鳥は歌う 虫は歌う なのに人は なのに人は 樹々は歌う 水は歌う なのに人は なのに人は 悲しみを晴らすために 新しく誰を悲しませるの 夢の京(みやこ)へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない  長く生きて来た樹の根に 生まれたての若木が訊く 鳥は昔ここに来たの 人は昔ここに来たの 鳥は今はどこにいるの 人は今はどこにいるの 荒れ果てた野辺(のべ)に 小さな若木がただ背伸びをしている 夢の京へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない  樹々は歌う 水は歌う なのに人は なのに人は 欲の 轍(わだち)に轍を重ね 自らを埋ずめてゆくの 夢の京へ帰ろう もう無い国へ帰ろう 時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない 怖れることはない
倶にGOLD LYLIC手すりのない橋を 全力で走る 怖(こわ)いのは 足元の深い峡谷を見るせいだ 透きとおった道を 全力で走る 硝子(ガラス)かも 氷かも 疑いが足をすくませる つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 過ぎた日々の峡谷を のぞき込むヒマはもうない 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  身代(みがわ)りは要(い)らない 背負わなくてもいい 手を引いてこちらへと 示してほしいわけでもない 君は走っている ぜったい走ってる 確かめるすべもない 遠い遠い距離の彼方(かなた)で 独(ひと)りずつ 独(ひと)りずつ 僕たちは 全力で共鳴する 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび) 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)GOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三手すりのない橋を 全力で走る 怖(こわ)いのは 足元の深い峡谷を見るせいだ 透きとおった道を 全力で走る 硝子(ガラス)かも 氷かも 疑いが足をすくませる つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 過ぎた日々の峡谷を のぞき込むヒマはもうない 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  身代(みがわ)りは要(い)らない 背負わなくてもいい 手を引いてこちらへと 示してほしいわけでもない 君は走っている ぜったい走ってる 確かめるすべもない 遠い遠い距離の彼方(かなた)で 独(ひと)りずつ 独(ひと)りずつ 僕たちは 全力で共鳴する 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)  つんのめって 出遅れて 日は沈む 雨は横なぐりだ 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 風前の灯火(ともしび)だとしても 消えるまできっちり点(とも)っていたい 倶(とも)に走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび) 生きる互いの気配が ただひとつだけの灯火(ともしび)
終り初物こんな言葉を 今どきわかる人がいるかしら 言葉は変わる 暮らしは変わる 今では 何んて言うかしら  あなたに届けたくて 今日のうち届けたくて 急いだ理由(わけ)を手紙に書いて 預けてゆくから 読んでね  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 手に入ったから おすそわけ 終(おわ)り初物(はつもの) 明日(あした)にはもう どこにもないから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために  ひとり娘のあの子が 遠い国へゆくらしい いろんな理由(わけ)がそれぞれあって 掛けうる言葉が足りない  見送りにはゆきません 仕事を続けています 預けておいた包みの中に 借りてた詩集も入れました  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 手に入ったから おすそわけ 終(おわ)り初物(はつもの) 明日(あした)にはもう 会えなくなるから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 会えなくなるから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三こんな言葉を 今どきわかる人がいるかしら 言葉は変わる 暮らしは変わる 今では 何んて言うかしら  あなたに届けたくて 今日のうち届けたくて 急いだ理由(わけ)を手紙に書いて 預けてゆくから 読んでね  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 手に入ったから おすそわけ 終(おわ)り初物(はつもの) 明日(あした)にはもう どこにもないから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために  ひとり娘のあの子が 遠い国へゆくらしい いろんな理由(わけ)がそれぞれあって 掛けうる言葉が足りない  見送りにはゆきません 仕事を続けています 預けておいた包みの中に 借りてた詩集も入れました  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 手に入ったから おすそわけ 終(おわ)り初物(はつもの) 明日(あした)にはもう 会えなくなるから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために  終(おわ)り初物(はつもの) 季節見送り 会えなくなるから おすそわけ 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために 過ぎゆく季節 嘆くより 祝って送るために
おはようおはよう 夜は終わった おはよう 闇は終わった おはよう 魔法たちはみんな終わった おはよう 星はもういない おはよう 月はもういない おはよう 夢はもういない  昨日(きのう)は飛び去っただろうか 昨日(きのう)は続いてるだろうか 昨日(きのう)は本当に有ったことなんだろうか ここに点(とも)っているロウソクの長さが 確かに短くなった  おはよう 覚えていますか おはよう 変わっていますか おはよう まだ愛してますか  おはよう 目が醒(さ)めたことは おはよう うれしいことですか おはよう うれしくないですか おはよう 日付が移った おはよう 季節が移った おはよう 心ならなおさら  傷は治ったんだろうか 毒は治ったんだろうか まるで期限切れになった炭酸みたいに 繰り返すものは何もないのかな あれはカレンダーのマジックかな  おはよう 明日(あした)はどこですか おはよう 未来はどこですか おはよう ここはまだ寒い  おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三おはよう 夜は終わった おはよう 闇は終わった おはよう 魔法たちはみんな終わった おはよう 星はもういない おはよう 月はもういない おはよう 夢はもういない  昨日(きのう)は飛び去っただろうか 昨日(きのう)は続いてるだろうか 昨日(きのう)は本当に有ったことなんだろうか ここに点(とも)っているロウソクの長さが 確かに短くなった  おはよう 覚えていますか おはよう 変わっていますか おはよう まだ愛してますか  おはよう 目が醒(さ)めたことは おはよう うれしいことですか おはよう うれしくないですか おはよう 日付が移った おはよう 季節が移った おはよう 心ならなおさら  傷は治ったんだろうか 毒は治ったんだろうか まるで期限切れになった炭酸みたいに 繰り返すものは何もないのかな あれはカレンダーのマジックかな  おはよう 明日(あした)はどこですか おはよう 未来はどこですか おはよう ここはまだ寒い  おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう おはよう
ルチル(Rutile Quartz)ほんとは桜にも心があるのならば 私の聴こえない 何を歌っているの ほんとは小石にも心があるのならば 私のわからない 何を見つめているの 何処(どこ)へ飛んでゆきたかったの 誰のことを想っていたの  大好きな奴も 大好きじゃない奴も よく似てるあいつも 似てないあいつも 誰のものでもない 誰とも代われない 水の石の中の ささやかな真実  ほんとは虹にさえ心があるのならば 私の及ばない 何を願っているの 何処(どこ)へ辿(たど)り着きたかったの 何になろうとしていたの  形有るものも 形無きものも 声高(こわだか)なものも ひそやかなものも 誰のものでもない 誰にも壊(こわ)せない 水の石の中の ささやかな真実  何も知らない人が見れば 傷かと見紛(みまご)うばかり  形有るものも 形無きものも 声高(こわだか)なものも ひそやかなものも 誰のものでもない 誰にも壊(こわ)せない 水の石の中の ささやかな真実中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三ほんとは桜にも心があるのならば 私の聴こえない 何を歌っているの ほんとは小石にも心があるのならば 私のわからない 何を見つめているの 何処(どこ)へ飛んでゆきたかったの 誰のことを想っていたの  大好きな奴も 大好きじゃない奴も よく似てるあいつも 似てないあいつも 誰のものでもない 誰とも代われない 水の石の中の ささやかな真実  ほんとは虹にさえ心があるのならば 私の及ばない 何を願っているの 何処(どこ)へ辿(たど)り着きたかったの 何になろうとしていたの  形有るものも 形無きものも 声高(こわだか)なものも ひそやかなものも 誰のものでもない 誰にも壊(こわ)せない 水の石の中の ささやかな真実  何も知らない人が見れば 傷かと見紛(みまご)うばかり  形有るものも 形無きものも 声高(こわだか)なものも ひそやかなものも 誰のものでもない 誰にも壊(こわ)せない 水の石の中の ささやかな真実
歌うことが許されなければ歌うことが許されなければ 歌うことが許されなければ  誰か わたしの腕の中から隠したの 古い古い物語 風が わたしの腕の中から飛ばしたの 編みかけてた物語  もの言わぬ魚さえ 歌いたい 波に紛れて もの言わぬ枝でさえ 歌いたい 夜に紛れて 繰り返される戦いの日々 言葉は閉じこめられてゆく  わたしの心は風の中 本当の心は風の中 何度でも編みなおす物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう  息をひそませて降る 雨の音 羊たちだけが耳を傾ける 息をひそませて鳴く 虫の声 今宵を限りと謳(うた)う 命懸(いのちが)け  遠い星の数え方 夜啼(な)き鳥が教えてくれる 遠い国の掛詞(かけことば) 渡り鳥が教えてくれる そびえる山に爪は立たない 言葉は振り払われてゆく  わたしの願いは風の中 本当の願いは風の中 何処(どこ)へでも旅をゆく物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう わたしは何処(どこ)へゆこう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三歌うことが許されなければ 歌うことが許されなければ  誰か わたしの腕の中から隠したの 古い古い物語 風が わたしの腕の中から飛ばしたの 編みかけてた物語  もの言わぬ魚さえ 歌いたい 波に紛れて もの言わぬ枝でさえ 歌いたい 夜に紛れて 繰り返される戦いの日々 言葉は閉じこめられてゆく  わたしの心は風の中 本当の心は風の中 何度でも編みなおす物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう  息をひそませて降る 雨の音 羊たちだけが耳を傾ける 息をひそませて鳴く 虫の声 今宵を限りと謳(うた)う 命懸(いのちが)け  遠い星の数え方 夜啼(な)き鳥が教えてくれる 遠い国の掛詞(かけことば) 渡り鳥が教えてくれる そびえる山に爪は立たない 言葉は振り払われてゆく  わたしの願いは風の中 本当の願いは風の中 何処(どこ)へでも旅をゆく物語 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう 歌うことが許されなければ わたしは何処(どこ)へゆこう わたしは何処(どこ)へゆこう
齢寿天任せ天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ さようならは べつだん恐(こわ)くない 恐(こわ)いのは 嘘つきになることです いつまでも離れずにいますなんて 有(あ)り得(え)ない嘘をついてしまうことです  何時(いつ)までと区切りましょう 突然で驚かぬように めでたさも かなしさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  1足す1が2と限らない世界 1引く1が0(ゼロ)にならない世界 あてにしてた梯子(はしご)が外(はず)されても まだまだ人は昇るつもりの世界  雲の上 星の上 浮世の屋根裏へ 愛しさも はかなさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  長すぎる余生をどうしようか 子供たちは茫漠(ぼうばく)と見霽(みはる)かす あと少し余生を延ばせないか 大人たちは 焦燥につんのめる  めでたさも かなしさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ さようならは べつだん恐(こわ)くない 恐(こわ)いのは 嘘つきになることです いつまでも離れずにいますなんて 有(あ)り得(え)ない嘘をついてしまうことです  何時(いつ)までと区切りましょう 突然で驚かぬように めでたさも かなしさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  1足す1が2と限らない世界 1引く1が0(ゼロ)にならない世界 あてにしてた梯子(はしご)が外(はず)されても まだまだ人は昇るつもりの世界  雲の上 星の上 浮世の屋根裏へ 愛しさも はかなさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  長すぎる余生をどうしようか 子供たちは茫漠(ぼうばく)と見霽(みはる)かす あと少し余生を延ばせないか 大人たちは 焦燥につんのめる  めでたさも かなしさも 手に負えぬ 天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ 行(ゆ)く方(かた)も 来(こ)し方(かた)も 齢寿(よわいことぶき)天任(そらまか)せ  天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ 天任(そらまか)せ
観音橋観音橋(かんのんばし)を 渡らず右へ 煤(すす)けた寺の縁(えん)の下くぐり グスベリの木に登って落ちた 私は橋のこちらの異人  観音橋(かんのんばし)の こちらの岸は 来ては立ち去る他所者(よそもの)長屋 橋の向こうのひそひそ話 話しかければ ちりぢり逃げる  グスベリの粒 ぶっつけたの誰ぁれ 観音(かんのん)さんの おつかい坊主 「おまえバカだな ここいらの言葉 ひとことくらい語ってみろや」  観音橋(かんのんばし)を ものともせずに ませた娘が恋しに行った 鶏(とり)の羽(は)むしる生業(なりわい)を見て 逃げて来たわと 私に明かす  グスベリの粒 拾(ひろ)ったの誰ぁれ 観音(かんのん)さんの 手伝いばぁや 「めし喰う術(すべ)は せつないもんや 橋のこちらの娘にゃわからん」  観音橋(かんのんばし)を 離(はな)れず居(い)ます 薄い縁(えにし)の身内のように どうせ離(はな)れてゆくのだろうと 泣いたあなたの 味方で居(い)ます  グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 橋を渡って あなたは消えた グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 私は ここを離(はな)れず居(い)ます グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 私は ここを離(はな)れず居(い)ます中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三観音橋(かんのんばし)を 渡らず右へ 煤(すす)けた寺の縁(えん)の下くぐり グスベリの木に登って落ちた 私は橋のこちらの異人  観音橋(かんのんばし)の こちらの岸は 来ては立ち去る他所者(よそもの)長屋 橋の向こうのひそひそ話 話しかければ ちりぢり逃げる  グスベリの粒 ぶっつけたの誰ぁれ 観音(かんのん)さんの おつかい坊主 「おまえバカだな ここいらの言葉 ひとことくらい語ってみろや」  観音橋(かんのんばし)を ものともせずに ませた娘が恋しに行った 鶏(とり)の羽(は)むしる生業(なりわい)を見て 逃げて来たわと 私に明かす  グスベリの粒 拾(ひろ)ったの誰ぁれ 観音(かんのん)さんの 手伝いばぁや 「めし喰う術(すべ)は せつないもんや 橋のこちらの娘にゃわからん」  観音橋(かんのんばし)を 離(はな)れず居(い)ます 薄い縁(えにし)の身内のように どうせ離(はな)れてゆくのだろうと 泣いたあなたの 味方で居(い)ます  グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 橋を渡って あなたは消えた グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 私は ここを離(はな)れず居(い)ます グスベリの粒 忘れたの誰ぁれ 私は ここを離(はな)れず居(い)ます
自画像デリカシーに欠ける女が1人 ゆく先々で いちいち揉(も)める デリカシーに欠ける女が1人 発(た)つ鳥あとを 散らかし放題  他人(ひと)に言われりゃ腹が立つ 他人(ひと)に言われりゃ逆恨(さかうら)み あたり さわり 皆(み)んな耐える  エゴイストなだけの女が1人 気楽(きらく)とも呼べるが 薄情とも呼べる エゴイストなだけの女が1人 逃げ足いちばん ど忘れ にばん  絵具(えのぐ)足らずの自画像から やりきれない昨日(きのう)が ほつれる 巳(や)んぬる哉(かな) 巳(や)んぬる哉(かな)  デリカシーに欠ける女が1人 デリカシーに欠ける女が1人中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三デリカシーに欠ける女が1人 ゆく先々で いちいち揉(も)める デリカシーに欠ける女が1人 発(た)つ鳥あとを 散らかし放題  他人(ひと)に言われりゃ腹が立つ 他人(ひと)に言われりゃ逆恨(さかうら)み あたり さわり 皆(み)んな耐える  エゴイストなだけの女が1人 気楽(きらく)とも呼べるが 薄情とも呼べる エゴイストなだけの女が1人 逃げ足いちばん ど忘れ にばん  絵具(えのぐ)足らずの自画像から やりきれない昨日(きのう)が ほつれる 巳(や)んぬる哉(かな) 巳(や)んぬる哉(かな)  デリカシーに欠ける女が1人 デリカシーに欠ける女が1人
タグ・ボート(Tug・Boat)負けを知らぬ城のような 大いなる船が出る あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上 祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る 胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない  その城の足元を 懸命に押している 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  大いなる船は今 おごそかに岸を離れる 祝杯は交わされる 人々は見ていない  その城の足元を 身を震わせ引いている 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす 小さな船は急いで急いで離れゆく  さよなら ようそろ 行っておいでの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる 大いなる船が 遠く遠くから響かせる  さよなら ようそろ ごくろうさんの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三負けを知らぬ城のような 大いなる船が出る あふれ返る光の粒 降り注ぐ水の上 祝盃は交わされる 人々は沸(わ)き返る 胸高鳴る旅人の 目は何も見ていない  その城の足元を 懸命に押している 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  大いなる船は今 おごそかに岸を離れる 祝杯は交わされる 人々は見ていない  その城の足元を 身を震わせ引いている 汚れたタグ・ボートを 誰も見ていない  外海(そとうみ)へ出たなら 大いなるスクリューが回りだす 小さな船は急いで急いで離れゆく  さよなら ようそろ 行っておいでの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  潮の流れに乗ったなら 港は見えなくなる 大いなる船が 遠く遠くから響かせる  さよなら ようそろ ごくろうさんの笛 さよなら ようそろ ごきげんようの笛  大いなる人々の水平線は 大いなる船の上 甲板の高さ 大いなる人々は その足よりも低いところにあるものを 見ることはない  タグ・ボートは今日も上機嫌 タグ・ボートは今日も上機嫌 夕靄(ゆうもや)の中を帰ってゆく  タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート タグ・ボート
離郷の歌屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ 何ひとつ変わらず人々は呼び合い 応(こた)える我が声に 夢は覚(さ)める  離れざるをえず離れたものたち 残さざるをえず残したものたち  心は離れない 星は消えない いつの日か 遠い國(くに)の歌を聞かせよう  屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ  行(ゆ)く手に道無く 況(ま)して待つ人無く 水に書く恋文 海へ還(かえ)れ  汚れざるをえず汚れたものたち 埋(う)もれざるをえず埋(う)もれたものたち  何もかも全てを連れてゆけたら 喜びも涙さえも 連れてゆけたなら  行(ゆ)く手に道無く 況(ま)して待つ人無く 水に書く恋文 海へ還(かえ)れ  離れざるをえず離れたものたち 残さざるをえず残したものたち  屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ 何ひとつ変わらず人々は呼び合い 応(こた)える我が声に 夢は覚(さ)める  離れざるをえず離れたものたち 残さざるをえず残したものたち  心は離れない 星は消えない いつの日か 遠い國(くに)の歌を聞かせよう  屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ  行(ゆ)く手に道無く 況(ま)して待つ人無く 水に書く恋文 海へ還(かえ)れ  汚れざるをえず汚れたものたち 埋(う)もれざるをえず埋(う)もれたものたち  何もかも全てを連れてゆけたら 喜びも涙さえも 連れてゆけたなら  行(ゆ)く手に道無く 況(ま)して待つ人無く 水に書く恋文 海へ還(かえ)れ  離れざるをえず離れたものたち 残さざるをえず残したものたち  屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙(そら)の流れ
進化樹高い空 腕を伸ばして どこまでも咲こうとした めぐりあわせの儚(はかな)さに まだ気づきもせず  幾億年歩き続けて すがた貌(かたち)は変わっても 幾億年傷を抱えて 明日(あした)こそはと願っても  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  ことづては託(たく)されてゆく 面影は偲(しの)ばれてゆく けれど世代の7つ8つ過ぎれば 他人  踏み固めた道も薄れて また始めから荒れ野原 人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か聞かせて 遥(はる)か昔へ 僕は 何を置いて来たのだろう 何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう  人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三高い空 腕を伸ばして どこまでも咲こうとした めぐりあわせの儚(はかな)さに まだ気づきもせず  幾億年歩き続けて すがた貌(かたち)は変わっても 幾億年傷を抱えて 明日(あした)こそはと願っても  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  ことづては託(たく)されてゆく 面影は偲(しの)ばれてゆく けれど世代の7つ8つ過ぎれば 他人  踏み固めた道も薄れて また始めから荒れ野原 人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か聞かせて 遥(はる)か昔へ 僕は 何を置いて来たのだろう 何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう  人はなんて幼いのだろう 転ばなければわからない  誰か教えて 僕たちは今 ほんとうに進化をしただろうか この進化樹の 最初の粒と 僕は たじろがずに向きあえるのか  何も知らずに 僕はひとりだ この樹の根は 何処(どこ)に在(あ)ったのだろう
秘密の花園道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう  痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる  見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先  停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく  これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう  痛みを抱えた動物たちだけが向かう 誰にも教えてもらわずに 迷わず向かう 賢いはずの人間だけが 辿(たど)り着けずにまだ迷って いつか誰か教えてくれるまで  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる  見つけたつもりで近づけば偽物(にせもの)ばかり 騙(だま)しているのは 眼の中の氷のカケラ 涙に溶けて流れて去れば 突然見える すぐ眼の前 密(ひそ)やかに続く道の その先  停まらない風たちと 停まらない水たちと 秘密が秘密を 補いあって 息をする森たちと 息をする砂たちと そこでは記憶がすれ違ってゆく  これは秘密 すべて秘密 あなたたちが打ち明けたら 消える  美しい風たちと 美しい水たちと 秘密が秘密に そっと寄り添って もの言わぬ森たちと もの言わぬ空たちと そこでは時計が黙り込んでいる
小春日和たぶん何かが足りなかったんでしょう それが何だったのかが 今もわからない それがそれがわかっていたなら あなたを傷つけはしなかったのに  悪気(わるぎ)だけでは生きてゆけないものよ 親切だけで生きてはゆけないように 何も何も頼らなければ あなたを傷つけはしなかったのに  風が吹くたび寂(さみ)しくて 雪がちらつくたびに寂(さみ)しくて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています  冬の近さは誰にでもわかってる だから その前に少し息をつかせてね みんなみんな私をわかっている 私が自分をわかってないだけね  二度と誰をも泣かせない 誓うために訪ねて来ただけよ 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています  悪気(わるぎ)ありそな形(なり)をして 身構えなさいよと嗾(けしか)けて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三たぶん何かが足りなかったんでしょう それが何だったのかが 今もわからない それがそれがわかっていたなら あなたを傷つけはしなかったのに  悪気(わるぎ)だけでは生きてゆけないものよ 親切だけで生きてはゆけないように 何も何も頼らなければ あなたを傷つけはしなかったのに  風が吹くたび寂(さみ)しくて 雪がちらつくたびに寂(さみ)しくて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています  冬の近さは誰にでもわかってる だから その前に少し息をつかせてね みんなみんな私をわかっている 私が自分をわかってないだけね  二度と誰をも泣かせない 誓うために訪ねて来ただけよ 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています  悪気(わるぎ)ありそな形(なり)をして 身構えなさいよと嗾(けしか)けて 小春日和を探しています 小春日和を探しています 嘘のぬくもり探しています
マンハッタン ナイト ライン日本には繋(つな)がないで いま頃は真昼の国 夜の中起きている流民(るみん)たちに繋(つな)いでよ ガラス越しに見る街は 届きそうなシャンデリア 触ってみなさいよと 威丈高(いたけだか)な媚(こ)び笑い  変わり者が名物 浮気者が名物 顔ぶれはすぐ変わる 挨拶はすぐ変わる 争って勝ち抜いたら雲の上  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  急ぎ足で追い抜いて 早口でリエゾンする この街の人々は 気が良くて 気が多い  たぶん何か話した たぶん何か笑った それなのに誰ひとり会わなかった気がする 真夜中の言葉なら通じるかな  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン あの人がいないなら意味がない マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 置き去りの夜景にくるまっても  突然の雪が降る 急に真冬に変わる 突然の熱が来る 急に真夏に変わる ひと晩で身の上も変わり果てる  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三日本には繋(つな)がないで いま頃は真昼の国 夜の中起きている流民(るみん)たちに繋(つな)いでよ ガラス越しに見る街は 届きそうなシャンデリア 触ってみなさいよと 威丈高(いたけだか)な媚(こ)び笑い  変わり者が名物 浮気者が名物 顔ぶれはすぐ変わる 挨拶はすぐ変わる 争って勝ち抜いたら雲の上  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  急ぎ足で追い抜いて 早口でリエゾンする この街の人々は 気が良くて 気が多い  たぶん何か話した たぶん何か笑った それなのに誰ひとり会わなかった気がする 真夜中の言葉なら通じるかな  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン あの人がいないなら意味がない マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 置き去りの夜景にくるまっても  突然の雪が降る 急に真冬に変わる 突然の熱が来る 急に真夏に変わる ひと晩で身の上も変わり果てる  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 泣いてると聴こえたら風邪のせい マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン 逃げ帰る故郷など とうに無い  マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン
移動性低気圧女の胸の中には 違う女が住んでる あと1人 時によりあと3人4人 女の胸の中には 手に負えない性悪(しょうわる)と 憎めない女神が 野放しで住んでる  わからん 冷たいのか わからん 熱いのか 機嫌のゆくえは移動性低気圧 わからん 遠ざかり わからん 跳ね返り はずみで何処(どこ)まで 行(ゆ)くか戻るか 女の心は低気圧 予測のつかない低気圧 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ  男の夢の中には 粗忽(そこつ)な貘(ばく)が住んでる いま見たはずの夢を食べてしまった 男の夢の中には 古い風車(ふうしゃ)が廻ってる 思い出の風を 恋しては廻る  わからん 積み上げた わからん 日々の前 突然横切る移動性低気圧 わからん 好きなのか わからん 違うのか とりあえず振り向く 振り廻される 男の心は高気圧 かなしいくらいに高気圧 わかっているのは 寂(さみ)しさに弱いことだけ  不確かさ気になって 高気圧は惑(まど)う 両極端の真ん中は 見る位置次第 女の心は低気圧 予測のつかない低気圧 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三女の胸の中には 違う女が住んでる あと1人 時によりあと3人4人 女の胸の中には 手に負えない性悪(しょうわる)と 憎めない女神が 野放しで住んでる  わからん 冷たいのか わからん 熱いのか 機嫌のゆくえは移動性低気圧 わからん 遠ざかり わからん 跳ね返り はずみで何処(どこ)まで 行(ゆ)くか戻るか 女の心は低気圧 予測のつかない低気圧 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ  男の夢の中には 粗忽(そこつ)な貘(ばく)が住んでる いま見たはずの夢を食べてしまった 男の夢の中には 古い風車(ふうしゃ)が廻ってる 思い出の風を 恋しては廻る  わからん 積み上げた わからん 日々の前 突然横切る移動性低気圧 わからん 好きなのか わからん 違うのか とりあえず振り向く 振り廻される 男の心は高気圧 かなしいくらいに高気圧 わかっているのは 寂(さみ)しさに弱いことだけ  不確かさ気になって 高気圧は惑(まど)う 両極端の真ん中は 見る位置次第 女の心は低気圧 予測のつかない低気圧 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ 予測がつくのは 昨日(きのう)へ戻れないことだけ
月の夜に月の夜に岸を出て あてどもなく岸を出て 月の残す曳(ひ)き波が 光るのを辿(たど)ってゆく 朝になれば あの人は何もかも元のとおり 私を知らぬ人になり 穏(おだ)やかに暮らすだろう  遥(はる)かな波の彼方 何かが気になっても 何も其処(そこ)に見つけはしない 気のせいだけで終わるだろう 月の夜に岸を出て 想いを捨てにゆく 月の夜はひきとめて 夢だけひきとめて  水平線が見当たらないほど 月の出ない闇ならば 遠い灯(あか)り間違えて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる  月の夜は空の中 花が咲いているようで あの人にとどけたくて どこまでも辿(たど)ってゆく  言えば良かったことが 月の中に揺れてる 言わなければ良かったことが 水面(みなも)の月に揺れている 月の影に誘われて 想いを捨てにゆく 月の夜は抱きしめて 夢だけ抱きしめて  月を背にすれば 闇が道標(みちしるべ) 許されているような しどけなさを真(ま)に受けて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月の夜に岸を出て あてどもなく岸を出て 月の残す曳(ひ)き波が 光るのを辿(たど)ってゆく 朝になれば あの人は何もかも元のとおり 私を知らぬ人になり 穏(おだ)やかに暮らすだろう  遥(はる)かな波の彼方 何かが気になっても 何も其処(そこ)に見つけはしない 気のせいだけで終わるだろう 月の夜に岸を出て 想いを捨てにゆく 月の夜はひきとめて 夢だけひきとめて  水平線が見当たらないほど 月の出ない闇ならば 遠い灯(あか)り間違えて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる  月の夜は空の中 花が咲いているようで あの人にとどけたくて どこまでも辿(たど)ってゆく  言えば良かったことが 月の中に揺れてる 言わなければ良かったことが 水面(みなも)の月に揺れている 月の影に誘われて 想いを捨てにゆく 月の夜は抱きしめて 夢だけ抱きしめて  月を背にすれば 闇が道標(みちしるべ) 許されているような しどけなさを真(ま)に受けて 街の夜に騙(だま)されて 涙を抱きしめる
ねこちぐらねこちぐらに潜(もぐ)り込んで 1日じゅう出て来ないの ずいぶん古くてボロボロなのに 藁(わら)の匂いも消え去ったのに ねこちぐらに潜り込んで 1日じゅう出て来ないの 怒ってはいない 怖いこともない 欲しいものはない 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに たぶん あなたの部屋まで帰った 見上げているわ なつかしい窓 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに 追い返してね ちゃんと話してね そこはもう 他(ほか)のねこの居場所 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに  気まぐれだから 忘れんぼだから かまわないでおいて 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこは なにもいわない ねこは なにもいわない でも ねこだってかなしい でも ねこだってかなしい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ねこちぐらに潜(もぐ)り込んで 1日じゅう出て来ないの ずいぶん古くてボロボロなのに 藁(わら)の匂いも消え去ったのに ねこちぐらに潜り込んで 1日じゅう出て来ないの 怒ってはいない 怖いこともない 欲しいものはない 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに たぶん あなたの部屋まで帰った 見上げているわ なつかしい窓 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに 追い返してね ちゃんと話してね そこはもう 他(ほか)のねこの居場所 ねこが帰って来なくなった こんなひどい雨降りなのに  気まぐれだから 忘れんぼだから かまわないでおいて 何もいらない ねこちぐらに入ったまま 私の心 出て来なくなった  ねこは なにもいわない ねこは なにもいわない でも ねこだってかなしい でも ねこだってかなしい
アリア -Air-やまぬ雨のように 考え続けよう あなたのことだけを 考え続けよう 世の中のことなど振り向きもせず 不安を予感して泣く赤ん坊たち 不安を予感して恋する大人たち 未来は嘘をつく 予感を嗤(わら)う  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる あてもなく夜の空へ 鳥を放つかのように あてもなく声に出す 心を放つ 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった  海辺で聴く歌は 波の音(ね)と似ている 砂漠で聴く歌は 砂の音(ね)と似ている 私の歌声は何にでもなる 私は待ちわびる あなたの歌声を 私は待ちわびる 誤(あやま)たずあなたを 騒がしい時代に埋もれぬように  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 巡りあう人の総(すべ)て 愛せるほど強くない 巡りあう人の総(すべ)て 敵なら虚(むな)しい 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった アリア 空を覆(おお)う 孤独という冷たい闇から 闇から中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三やまぬ雨のように 考え続けよう あなたのことだけを 考え続けよう 世の中のことなど振り向きもせず 不安を予感して泣く赤ん坊たち 不安を予感して恋する大人たち 未来は嘘をつく 予感を嗤(わら)う  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる あてもなく夜の空へ 鳥を放つかのように あてもなく声に出す 心を放つ 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった  海辺で聴く歌は 波の音(ね)と似ている 砂漠で聴く歌は 砂の音(ね)と似ている 私の歌声は何にでもなる 私は待ちわびる あなたの歌声を 私は待ちわびる 誤(あやま)たずあなたを 騒がしい時代に埋もれぬように  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 巡りあう人の総(すべ)て 愛せるほど強くない 巡りあう人の総(すべ)て 敵なら虚(むな)しい 1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった  1人では歌は歌えない 受けとめられて産まれる 響きあう波を探して アリア 人は誰も 自由になりたかった アリア 空を覆(おお)う 孤独という冷たい闇から 闇から
希い希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ  言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ  あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが 先を争って叶(かな)ってゆく ささやかな希いばかりが 粉雪のように残される 肩を抱いてみても 頬を寄せてみても 何ひとつ ほんとは聞いていなかったんだ つましい希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ  言うに言えない恐れが 世界じゅうに溢(あふ)れてる 時が解決するだろうか 人が解決するだろうか 強く希えば叶(かな)うだなんて 子供に嘘はいけませんね 右と左の希いがあれば 強い方が叶(かな)うと教えますか その時でなければ間に合わない希いがある それと気付きながら 時を稼いだんだ 切(せつ)なる希いだったのに  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えにただひとつ  あなたのSOSが 聞こえなかったのは何故(なぜ)だ 聞こえなかったのではなく 聞きたくなかったせいだろう  希いよ届け あの人の希い 私のすべての希いと引き替えに 希いよ届け あの人の希い 私のすべての未来と引き替えに ただひとつ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
慕情GOLD LYLIC愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回(あとまわ)しにして何を急いだのだろう 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな 振り向く景色はあまりに遠い もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい  海から産まれて来た それは知ってるのに どこへ流れ着くのかを知らなくて怯えた 生き残る歳月 ひとりで歩けるかな 生き残らない歳月 ひとりで歩けるかな 限りない愚かさ 限りない慕情 もいちど出逢いから もしもあなたと歩きだせるなら もいちど出逢いから ただあなたに尽くしたい  少し嬉しかった事や 少し悲しかった事で 明日(あした)の行方(ゆくえ)は たやすくたやすく 翻(ひるがえ)るものだから 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな  限りない愚かさ 限りない慕情 もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたいGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回(あとまわ)しにして何を急いだのだろう 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな 振り向く景色はあまりに遠い もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい  海から産まれて来た それは知ってるのに どこへ流れ着くのかを知らなくて怯えた 生き残る歳月 ひとりで歩けるかな 生き残らない歳月 ひとりで歩けるかな 限りない愚かさ 限りない慕情 もいちど出逢いから もしもあなたと歩きだせるなら もいちど出逢いから ただあなたに尽くしたい  少し嬉しかった事や 少し悲しかった事で 明日(あした)の行方(ゆくえ)は たやすくたやすく 翻(ひるがえ)るものだから 甘えてはいけない 時に情(なさけ)は無い 手離してならぬ筈(はず)の何かを 間違えるな  限りない愚かさ 限りない慕情 もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい
人生の素人輝いていた頃の君を探してた 今はもう失ったものを褒(ほ)めていた そのことが君をなお傷つけていたと 気づかない僕は この愚かさを憎む 「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今 新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  日々という流れには ひながたもなく 1人ずつ放された蛍のようだ 「いつかはなんて云わないで 今すぐ見せて 行(ゆ)けばよかった國(くに)の地図 私に見せて」 君が今 向う見ずを僕に迫ってる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  思い出は要(い)りますか 思い出は要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 憧れは要(い)りますか 憧れは要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 皆、 人生は素人(しろうと)につき  「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき 皆、 人生は素人(しろうと)につき中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三輝いていた頃の君を探してた 今はもう失ったものを褒(ほ)めていた そのことが君をなお傷つけていたと 気づかない僕は この愚かさを憎む 「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今 新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  日々という流れには ひながたもなく 1人ずつ放された蛍のようだ 「いつかはなんて云わないで 今すぐ見せて 行(ゆ)けばよかった國(くに)の地図 私に見せて」 君が今 向う見ずを僕に迫ってる 皆、 人生は素人(しろうと)につき  思い出は要(い)りますか 思い出は要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 憧れは要(い)りますか 憧れは要(い)りませんか いつか旅立つ日のために 皆、 人生は素人(しろうと)につき  「くよくよなんてしなさんな 昨日は昨日 見せたい海があるの 知らなかったでしょう」 君が今新しさを僕に教えてる 皆、 人生は素人(しろうと)につき 皆、 人生は素人(しろうと)につき
霙の音今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音  ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音  私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる  聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど 好きな人ができたの私 少し前から ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音  ひどいことをしてしまったの 私どうしたらいい 誰かへ本気を移したかったのね 本気で好きと心を決めてから あなたと似た声のせいだと気づいたの 謝れないわ 残酷すぎて どうしたらいいの私 何か言ってよ ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音  私は手札をテーブルの上に 愚かに顕(あら)わに放り出し あなたは静かに窓の外を見てる 静かに誰かを隠してる  聞きたい話じゃないでしょうけど 他人から聞かされる前に話したかった ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音 ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音
36時間1日は36時間と決めたんです 他人(ひと)さまの進み方は知りません お陽さまが昇って次に昇るのが1日じゃなく 次が昇るのを見届けて沈むまでが1日 出来ることが まだ間にあう し残したことが まだ間にあう ゆっくりゆっくり 悲しみは癒えるだろう 大切に大切に 愛する人と歩くだろう おそるおそる 人は変わってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか  1日は36時間と忘れていました 子供の頃には知ってたのに お陽さまが直接教えてくれたのに なのにいつしか小賢(こざか)しく1日を短くしてしまった うろたえれば見まちがえる 慌てれば忘れ物を残す ゆっくりゆっくり 痛みの膜ははがれる やさしくやさしく 大切な人に尽くすだろう 休み休み 呼吸は深くなってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三1日は36時間と決めたんです 他人(ひと)さまの進み方は知りません お陽さまが昇って次に昇るのが1日じゃなく 次が昇るのを見届けて沈むまでが1日 出来ることが まだ間にあう し残したことが まだ間にあう ゆっくりゆっくり 悲しみは癒えるだろう 大切に大切に 愛する人と歩くだろう おそるおそる 人は変わってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか  1日は36時間と忘れていました 子供の頃には知ってたのに お陽さまが直接教えてくれたのに なのにいつしか小賢(こざか)しく1日を短くしてしまった うろたえれば見まちがえる 慌てれば忘れ物を残す ゆっくりゆっくり 痛みの膜ははがれる やさしくやさしく 大切な人に尽くすだろう 休み休み 呼吸は深くなってゆけるだろう 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか 追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
愛と云わないラヴレター愛という言葉を一度も使わずに あの人だけわかる文(ふみ)を書く 誰か覗(のぞ)いて見ようとしても 季節伺(うかが)いと読めるだけ あの人だけ読みとれる言葉散りばめて 心当たりにそっと触れる言葉散りばめて 手を触れて 愛と云わずに互いの心に手を触れて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く  愛という言葉に愛は収まらない さりとて伝えずには伝わらない 喉元に答迫るような言葉は あえて使わない 読みたい文字 他人は探して読み進む 裸な文字を探り当てるために読み進む 嘘じゃない 愛と云わずに慕わしさに衣(きぬ)を着せかけて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く  あの人だけ読みとれる言葉散りばめて 心当たりにそっと触れる言葉散りばめて 手を触れて 愛と云わずに互いの心に手を触れて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛という言葉を一度も使わずに あの人だけわかる文(ふみ)を書く 誰か覗(のぞ)いて見ようとしても 季節伺(うかが)いと読めるだけ あの人だけ読みとれる言葉散りばめて 心当たりにそっと触れる言葉散りばめて 手を触れて 愛と云わずに互いの心に手を触れて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く  愛という言葉に愛は収まらない さりとて伝えずには伝わらない 喉元に答迫るような言葉は あえて使わない 読みたい文字 他人は探して読み進む 裸な文字を探り当てるために読み進む 嘘じゃない 愛と云わずに慕わしさに衣(きぬ)を着せかけて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く  あの人だけ読みとれる言葉散りばめて 心当たりにそっと触れる言葉散りばめて 手を触れて 愛と云わずに互いの心に手を触れて 白日(はくじつ)のもとに文(ふみ)を書く
ライカM4モデルはどんなつもりに写ろうかと あれこれ考えてやって来た それなりに モデルはどんなつもりに写ったかと 期待を籠(こ)めて出来上がりを覗(のぞ)き込む ところがそこに姿はない 期待を籠(こ)めた姿はない モデルは黙り込んで 踵(きびす)を返す だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ  モデルは何(なん)の色に染まろうかと 腕の見せどころを考えてやって来た モデルは新たな色を創り出せたか 意地の見せどころを探して覗(のぞ)き込む ところがそこに貌(かたち)はない モデルは透明に写るだけ 靴音荒げ モデルは立ち去った だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ  時がすぐに過ぎるのは 良(い)いことかもしれないね つなぎとめることは出来たかい 今日吹いた風を  モデルは逃げて指示に従わない 機嫌悪いらしく 話に応えない モデルはよけてフレームに収まらない 〆切りの時間ばかりがただ過ぎてゆく あれはどこかで見た奴だと 気がつけば忘れようもなく 子供の頃の自分がそこにいた だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三モデルはどんなつもりに写ろうかと あれこれ考えてやって来た それなりに モデルはどんなつもりに写ったかと 期待を籠(こ)めて出来上がりを覗(のぞ)き込む ところがそこに姿はない 期待を籠(こ)めた姿はない モデルは黙り込んで 踵(きびす)を返す だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ  モデルは何(なん)の色に染まろうかと 腕の見せどころを考えてやって来た モデルは新たな色を創り出せたか 意地の見せどころを探して覗(のぞ)き込む ところがそこに貌(かたち)はない モデルは透明に写るだけ 靴音荒げ モデルは立ち去った だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ  時がすぐに過ぎるのは 良(い)いことかもしれないね つなぎとめることは出来たかい 今日吹いた風を  モデルは逃げて指示に従わない 機嫌悪いらしく 話に応えない モデルはよけてフレームに収まらない 〆切りの時間ばかりがただ過ぎてゆく あれはどこかで見た奴だと 気がつけば忘れようもなく 子供の頃の自分がそこにいた だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのは風と光 他(ほか)にはあとひとつだけ だってそれはライカM4 無理もなくてライカM4 こいつが撮るのはレンズの手前 カメラマンの涙だけ
氷中花誰にも頼らずに強く歌うことに憧れ なさけないほど何ひとつ叶(かな)わぬ自分を知る 誰にも甘えずに歌う潔(いさぎよ)さに憧れ 境界線の重なりが痛い街でうずくまる 夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている  夢を見てた それは誰にでも許される宝物だ 飛び立つことに不器用な人間にとってさえも 溢(あふ)れかえる夢どれもこれも 届きそうで捨て難(がた)くて 置き去りにして気付かない 一番だいじなものに 夏だったよね 間違ったのは 一瞬の今と 永劫(えいごう)の未来 夏だったよね 欲しかったのは もう戻らない 一瞬の今 なんて冷たい熱だろう 灼熱も情熱も 君の無い夏ならば 氷の中咲いている  夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている 君の無い夏ならば 氷の中咲いている中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三誰にも頼らずに強く歌うことに憧れ なさけないほど何ひとつ叶(かな)わぬ自分を知る 誰にも甘えずに歌う潔(いさぎよ)さに憧れ 境界線の重なりが痛い街でうずくまる 夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている  夢を見てた それは誰にでも許される宝物だ 飛び立つことに不器用な人間にとってさえも 溢(あふ)れかえる夢どれもこれも 届きそうで捨て難(がた)くて 置き去りにして気付かない 一番だいじなものに 夏だったよね 間違ったのは 一瞬の今と 永劫(えいごう)の未来 夏だったよね 欲しかったのは もう戻らない 一瞬の今 なんて冷たい熱だろう 灼熱も情熱も 君の無い夏ならば 氷の中咲いている  夏だったよね 抱き合ったのは 明日(あす)を思わず むさぼるように 夏だったよね 失ったのは わけもわからず ただ待っていた もう泣かない もう呼ばない 後悔の資格もない 情(じょう)を持たない花のように 氷の中立っている 君の無い夏ならば 氷の中咲いている
空がある限りアゼルバイジャンの夕暮れは 女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない 歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ 銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう 肌を包む布がある 私は赤児に返る 誰か歌う声がする 私は子供に返る 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない 空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば 空がある限り 空がある限り なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三アゼルバイジャンの夕暮れは 女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない 歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ 銃で砕かれた建物や 鉄条網が視界を塞いでも まるで昔からいるように 私はそこにいるだろう 肌を包む布がある 私は赤児に返る 誰か歌う声がする 私は子供に返る 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  これから朝に転じる前が 夜のいちばん寒い時間でしょう あなたにたどり着かないのは まだ寂(さみ)しさが足りないのでしょう あなたの傍へゆくために パスポートもビザも必要がない 空を見上げて 空に溶けて 空を伝ってゆく そこに夏は来るかしら そこに冬は来るかしら そこに人は住むかしら そこに神は住むかしら 空がある限り 私の暮らす町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町  取り替えてみませんか あなたがここに 私がそこに どちらの寂(さみ)しさも変わらない 共にいないならば 空がある限り 空がある限り なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも あなたと私の町
もういちど雨がもういちど雨が降りだしたみたいだね 遠ざかる車たちの足音が濡れている この街の雨は ひそやかな音で降るね 今もまだ馴染(なじ)めなくて 聞き逃しそうになる 偶然は一生に一度しかないのかな もういちど始まりの偶然はないのかな 愛はどこだ 指の隙間(すきま)から こぼれ落ちた日々を探している 愛はどこだ あの日々は もういちど雨が降りだしたみたいだね もういちど素直になれば やり直せるだろうか  遠い日に旅に出て 今もまだ旅に居て 帰るのに足りるだけの理由を探している この街の外で もういちど出会えたなら 寂しさに騙(だま)されずに 求め合えるだろうか 過ぎてゆく時間より他(ほか)にもうないのかな 悲しみを拭い去る奇跡はないのかな 愛はどこだ まるで水のように こぼれ落ちた夢を探している 愛はどこだ はじめから もういちど雨が降りだしたみたいだね もうないと思っていた空が まだあるらしい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三もういちど雨が降りだしたみたいだね 遠ざかる車たちの足音が濡れている この街の雨は ひそやかな音で降るね 今もまだ馴染(なじ)めなくて 聞き逃しそうになる 偶然は一生に一度しかないのかな もういちど始まりの偶然はないのかな 愛はどこだ 指の隙間(すきま)から こぼれ落ちた日々を探している 愛はどこだ あの日々は もういちど雨が降りだしたみたいだね もういちど素直になれば やり直せるだろうか  遠い日に旅に出て 今もまだ旅に居て 帰るのに足りるだけの理由を探している この街の外で もういちど出会えたなら 寂しさに騙(だま)されずに 求め合えるだろうか 過ぎてゆく時間より他(ほか)にもうないのかな 悲しみを拭い去る奇跡はないのかな 愛はどこだ まるで水のように こぼれ落ちた夢を探している 愛はどこだ はじめから もういちど雨が降りだしたみたいだね もうないと思っていた空が まだあるらしい
Why & No何か変だと第六感が今うしろ髪引っ張った だけど訊いたら気まずいようで ここで訊いたら間(ま)が悪いようで 何か変だと寒気(さむけ)のように今いやな感じがした だけど訊いたら機嫌損(そこ)ねそう ここで訊いたらアタマ悪そうで 根拠もないし 証拠もないし 理屈では敵(かな)わない でもだいたいそういうのが当たりなんだよね 訊くべきだったね「なんでさ」ってね 間に合わせの納得で黙り込まないで もしかしたら世の中はそういうものかもしれないなんて “そういうもの”なんて あるもんか 訊けばいいじゃんいいじゃん「なんでさ」ってね 訊けばいいじゃんいいじゃん「Why & No & No」  どこか痛いと心の鱗(うろこ) 無理に剥(は)がれる音がした だけど異論は無礼なようで 進めなければ時間ないようで どこか痛いと匂いのように疑わしさがそそけ立つ だけど異論は間違いなようで 進めなければ仕方ないようで いつもそうだ繰り返しだ その弱味知られてる 甘いもんだと ちょろいもんだと エサになっている 言うべきだったね「ことわる」ってね その場しのぎのお愛想は もうたくさんだ もしかしたら世の中が正しいものかもしれないなんて “正しい他人”なんて あるもんか 言えばいいじゃんいいじゃん「ことわる」ってね 言えばいいじゃんいいじゃん「Why & No & No」 手抜きせんで言えばいいじゃん 「Why & No」中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三何か変だと第六感が今うしろ髪引っ張った だけど訊いたら気まずいようで ここで訊いたら間(ま)が悪いようで 何か変だと寒気(さむけ)のように今いやな感じがした だけど訊いたら機嫌損(そこ)ねそう ここで訊いたらアタマ悪そうで 根拠もないし 証拠もないし 理屈では敵(かな)わない でもだいたいそういうのが当たりなんだよね 訊くべきだったね「なんでさ」ってね 間に合わせの納得で黙り込まないで もしかしたら世の中はそういうものかもしれないなんて “そういうもの”なんて あるもんか 訊けばいいじゃんいいじゃん「なんでさ」ってね 訊けばいいじゃんいいじゃん「Why & No & No」  どこか痛いと心の鱗(うろこ) 無理に剥(は)がれる音がした だけど異論は無礼なようで 進めなければ時間ないようで どこか痛いと匂いのように疑わしさがそそけ立つ だけど異論は間違いなようで 進めなければ仕方ないようで いつもそうだ繰り返しだ その弱味知られてる 甘いもんだと ちょろいもんだと エサになっている 言うべきだったね「ことわる」ってね その場しのぎのお愛想は もうたくさんだ もしかしたら世の中が正しいものかもしれないなんて “正しい他人”なんて あるもんか 言えばいいじゃんいいじゃん「ことわる」ってね 言えばいいじゃんいいじゃん「Why & No & No」 手抜きせんで言えばいいじゃん 「Why & No」
休石あなたが急に早足で 何か約束でも思い出したように登ってゆく 待ってください 呼ぶ声は切れぎれに 日の暮れがたに 石段は長い 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 家々の灯りが増えてゆく 私はヒールを脱ぎ捨てて 後悔坂を這い登る  忘れていない 忘れたつもりでいただけ 隠れ鬼をしようと私が言った 私が鬼です あなたは痛む足を引き上げ引き上げながら 登って行った 見えなくなるまで登って行った 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る  待ってください 呼ぶ声は切れぎれに 日の暮れがたに 石段は長い 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなたが急に早足で 何か約束でも思い出したように登ってゆく 待ってください 呼ぶ声は切れぎれに 日の暮れがたに 石段は長い 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 家々の灯りが増えてゆく 私はヒールを脱ぎ捨てて 後悔坂を這い登る  忘れていない 忘れたつもりでいただけ 隠れ鬼をしようと私が言った 私が鬼です あなたは痛む足を引き上げ引き上げながら 登って行った 見えなくなるまで登って行った 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る  待ってください 呼ぶ声は切れぎれに 日の暮れがたに 石段は長い 「もういいよ」 休石(やすみいし)で休んで待っていてね 「もういいよ」 伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る 私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る
LADY JANELADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE どしゃ降りの夜なら LADY JANE 古い看板が合います 色もない文字です 愛を伝えようとする二人連れが ただジャズを聴いている 愛が底をついた二人連れも ただ聴いている 時流につれて客は変わる それもいいじゃないの この町は乗り継ぎ人(びと)の町 LADY JANE 大好きな男が LADY JANE この近くにいるの たぶんここは知らないけど LADY JANE  LADY JANE 脛(すね)に傷ありそうな LADY JANE マスターはいつも怒ってる 何かを怒ってる LADY JANE 昔の映画より LADY JANE 明日(あした)の芝居のポスターが 何故(なぜ)か古びている 座り心地が良いとは言いかねる 席はまるで船の底 常に灯りは霞(かす)んでいる 煙草のるつぼ 時流につれて町は変わる 迷い子になる程変わっちまっても この店はあるのかな  酔いつぶれて寝ていたような片隅の客が ふいとピアノに着く 静かに遠ざかるレコードから 引き継いで弾く 時流につれて国は変わる 言葉も通じない国になっても この店は残ってね LADY JANE 私は一人です LADY JANE 歩いて帰れる程度のお酒を作ってね LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE どしゃ降りの夜なら LADY JANE 古い看板が合います 色もない文字です 愛を伝えようとする二人連れが ただジャズを聴いている 愛が底をついた二人連れも ただ聴いている 時流につれて客は変わる それもいいじゃないの この町は乗り継ぎ人(びと)の町 LADY JANE 大好きな男が LADY JANE この近くにいるの たぶんここは知らないけど LADY JANE  LADY JANE 脛(すね)に傷ありそうな LADY JANE マスターはいつも怒ってる 何かを怒ってる LADY JANE 昔の映画より LADY JANE 明日(あした)の芝居のポスターが 何故(なぜ)か古びている 座り心地が良いとは言いかねる 席はまるで船の底 常に灯りは霞(かす)んでいる 煙草のるつぼ 時流につれて町は変わる 迷い子になる程変わっちまっても この店はあるのかな  酔いつぶれて寝ていたような片隅の客が ふいとピアノに着く 静かに遠ざかるレコードから 引き継いで弾く 時流につれて国は変わる 言葉も通じない国になっても この店は残ってね LADY JANE 私は一人です LADY JANE 歩いて帰れる程度のお酒を作ってね LADY JANE 店を出るなら まだ LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常な町角 LADY JANE
愛詞(あいことば)ありふれた男と ありふれた女が 群像の中で 突然の中で 特別な人になる 傷ついた昨日も 傷ついた未来も 諦めの中で 突然の中で 意味のある日になる 逢いたくて 昨日までと違う意味で逢いたくて 触れたくて 昨日までと違う意味で触れたくて 傷ついたあなたへ 傷ついた命へ わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば) わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば)  風の強い夜です 手をつないでください 昨日までならば言えた戯(ざ)れ言も ためらう風の中 願いごと増えました 独りなら願わない あなたが微笑んでいてくれるように 泣かずにいるように 伝えたくて 昨日までと違う意味で伝えたくて せつなくて 昨日までと違う意味でせつなくて こごえてるあなたへ こごえてる命へ 心の扉の鍵になれ ひと粒愛詞(あいことば) 心の扉の鍵になれ ひと粒愛詞(あいことば)  傷ついたあなたへ 傷ついた命へ わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ありふれた男と ありふれた女が 群像の中で 突然の中で 特別な人になる 傷ついた昨日も 傷ついた未来も 諦めの中で 突然の中で 意味のある日になる 逢いたくて 昨日までと違う意味で逢いたくて 触れたくて 昨日までと違う意味で触れたくて 傷ついたあなたへ 傷ついた命へ わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば) わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば)  風の強い夜です 手をつないでください 昨日までならば言えた戯(ざ)れ言も ためらう風の中 願いごと増えました 独りなら願わない あなたが微笑んでいてくれるように 泣かずにいるように 伝えたくて 昨日までと違う意味で伝えたくて せつなくて 昨日までと違う意味でせつなくて こごえてるあなたへ こごえてる命へ 心の扉の鍵になれ ひと粒愛詞(あいことば) 心の扉の鍵になれ ひと粒愛詞(あいことば)  傷ついたあなたへ 傷ついた命へ わかる人にしかわからない それでいい愛詞(あいことば)
ジョークにしないか笑ってくれましたか それならいいんです 驚き過ぎると笑うしかないですよね 笑ってくれましたか 黙らないでください 構えさせてしまった 深い意味はないんです 愛について語ることは 私たちは苦手だから 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  桜が咲きましたね 雪が来ますね そんな話だけで1年が過ぎてもいい ふざけてばかりな奴 好きも嫌いもない うとましがられるより そんな奴でいいんです 愛なんて軽いものだ 会えることに比べたなら 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  海へゆこう 眺めにゆこう 無理に語らず 無理に笑わず 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう きりのない願いは ジョークにしてしまおう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三笑ってくれましたか それならいいんです 驚き過ぎると笑うしかないですよね 笑ってくれましたか 黙らないでください 構えさせてしまった 深い意味はないんです 愛について語ることは 私たちは苦手だから 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  桜が咲きましたね 雪が来ますね そんな話だけで1年が過ぎてもいい ふざけてばかりな奴 好きも嫌いもない うとましがられるより そんな奴でいいんです 愛なんて軽いものだ 会えることに比べたなら 明日また会えるように ジョークにしないか きりのない願いは ジョークにしてしまおう  海へゆこう 眺めにゆこう 無理に語らず 無理に笑わず 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう 伝える言葉から伝えない言葉へ きりのない願いは ジョークにしてしまおう きりのない願いは ジョークにしてしまおう
病院童痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる ゆかずに済めば関(かかわ)りたくない それが病院 「きっと元どおりにしてね」「きっと昔に戻してね」 言うほうも言われるほうも なかなかせつない 病院は戦場だ 病院は外国だ まさか過ぎる人生が 行ったり来たりする  叶(かな)うものなら 密(ひそ)やかに病院の片隅で 日曜日も寄り添ってる 童(わらし)になりたいわ きっと治って帰ってね きっと笑って帰ってね ここで出会ったことなんか忘れてしまってね 病院は戦場だ 病院は外国だ 急ぎ過ぎる人生が 行ったり来たりする  病院で産まれて 病院で育った この頃は 消毒のあの匂いが やや物足りない 病院は戦場だ 病院は外国だ 普通の表通りから さほど遠くない  所詮1人であることを ここでは知らされる 元気ならば越えられる孤独が 身に刺さる 「何んだおまえまだ居たのか」と笑ってもらえたらうれしい 1人ぽっちで泣く人の居るのは悲しい 病院は戦場だ 病院は外国だ 心細い人生が 行ったり来たりする 病院は戦場だ 病院は外国だ 病院童(びょういんわらし)になりたい 切実な願い中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる ゆかずに済めば関(かかわ)りたくない それが病院 「きっと元どおりにしてね」「きっと昔に戻してね」 言うほうも言われるほうも なかなかせつない 病院は戦場だ 病院は外国だ まさか過ぎる人生が 行ったり来たりする  叶(かな)うものなら 密(ひそ)やかに病院の片隅で 日曜日も寄り添ってる 童(わらし)になりたいわ きっと治って帰ってね きっと笑って帰ってね ここで出会ったことなんか忘れてしまってね 病院は戦場だ 病院は外国だ 急ぎ過ぎる人生が 行ったり来たりする  病院で産まれて 病院で育った この頃は 消毒のあの匂いが やや物足りない 病院は戦場だ 病院は外国だ 普通の表通りから さほど遠くない  所詮1人であることを ここでは知らされる 元気ならば越えられる孤独が 身に刺さる 「何んだおまえまだ居たのか」と笑ってもらえたらうれしい 1人ぽっちで泣く人の居るのは悲しい 病院は戦場だ 病院は外国だ 心細い人生が 行ったり来たりする 病院は戦場だ 病院は外国だ 病院童(びょういんわらし)になりたい 切実な願い
産声忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たや)良(す)く消え去りはしない どれも都合(たや)良(す)く呼び戻せるはずもなくて 誰かが私に問いかける 何びとであるか問いかける 聞きたい答は既(すで)に決まってる 私が属する国の名を聞きたがる 「産まれは何処(どこ)の国」 「心は何処(どこ)の国」 それだけで聞き終える 何もかも聞き終える 誰か私のために あの歌を歌ってください まだ息をするより前の 産まれながら知っていた歌を 誰か私のために あの歌を歌ってください 産まれくる総ての人が 習いもせず歌える同じ歌 忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たやす)良く消え去りはしない どれも都合(たやす)良く呼び戻せるはずもなくて  もう一度産まれることが もう一度あったとしても 時は戻らない 続きを編むだけ かなうなら あなたと 私が産まれた日 心が産まれた日 それと知ることもなく過ぎてきたあの日々を 誰か私のために あの日々を教えてください 何度でも歌は始まる 始まりの音が思い出せたら 忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たやす)良く消え去りはしない どれも都合(たやす)良く呼び戻せるはずもなくて中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たや)良(す)く消え去りはしない どれも都合(たや)良(す)く呼び戻せるはずもなくて 誰かが私に問いかける 何びとであるか問いかける 聞きたい答は既(すで)に決まってる 私が属する国の名を聞きたがる 「産まれは何処(どこ)の国」 「心は何処(どこ)の国」 それだけで聞き終える 何もかも聞き終える 誰か私のために あの歌を歌ってください まだ息をするより前の 産まれながら知っていた歌を 誰か私のために あの歌を歌ってください 産まれくる総ての人が 習いもせず歌える同じ歌 忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たやす)良く消え去りはしない どれも都合(たやす)良く呼び戻せるはずもなくて  もう一度産まれることが もう一度あったとしても 時は戻らない 続きを編むだけ かなうなら あなたと 私が産まれた日 心が産まれた日 それと知ることもなく過ぎてきたあの日々を 誰か私のために あの日々を教えてください 何度でも歌は始まる 始まりの音が思い出せたら 忘れてきたもの何かある 捨て去ってきたもの何かある どれも都合(たやす)良く消え去りはしない どれも都合(たやす)良く呼び戻せるはずもなくて
問題集2人のカバンの中には 違う問題集がある 代りに解いてあげたなら 代りに解いてくれるかな 取り替えてみたい気がする あなたの問題集は 私にはたやすく見える 私の問題集は あなたにはたやすく見える 取り替えてみたい気がする 答合わせには まだ遠い先のことらしい 1問も解けないうちに 問題ばかりが降って来る  おそらくあなたの問題集に書かれている文字と おそらく私の問題集に書かれている文字は 違う国の言葉なんだろう イカれた女が急に答えても 誰も信じない まぐれか真似たに違いないとしか 誰も信じない 斜めにうなずいている 手に入れたつもりの虎の巻には余白がある 間違って読み違っても 案外当たりなこともある  明日には わかるようになるかな 今夜には わかるようになるかな もうまもなく わかるようになるかな もうまもなく わかるようになるかな中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三2人のカバンの中には 違う問題集がある 代りに解いてあげたなら 代りに解いてくれるかな 取り替えてみたい気がする あなたの問題集は 私にはたやすく見える 私の問題集は あなたにはたやすく見える 取り替えてみたい気がする 答合わせには まだ遠い先のことらしい 1問も解けないうちに 問題ばかりが降って来る  おそらくあなたの問題集に書かれている文字と おそらく私の問題集に書かれている文字は 違う国の言葉なんだろう イカれた女が急に答えても 誰も信じない まぐれか真似たに違いないとしか 誰も信じない 斜めにうなずいている 手に入れたつもりの虎の巻には余白がある 間違って読み違っても 案外当たりなこともある  明日には わかるようになるかな 今夜には わかるようになるかな もうまもなく わかるようになるかな もうまもなく わかるようになるかな
身体の中を流れる涙身体の中を流れる涙 どこを切っても涙が落ちる 涙が私を動かしている 私は涙でできている 身体の中を流れる涙 熱い血なんかはひと粒もない 温もり目当てに抱きしめたなら なおさら寒さを知るばかり 縁起かつぎや験(げん)かつぎ 悲しみ除(よ)けなど要りません 今より悲しいことはない この先怯えることもない 心よりなお早く 身体は凍る 氷よりなお深く 涙は凍る  どこかに理由があるならば どこかで止まりもするけれど 何から何まで理由なら 涙はつづいてゆくばかり なぐさめ言葉 知恵言葉 私のためなら要りません 私の聞きたいひとことは あの人だけしか使えない 命よりなお長く 誓いは生きる(身体の中を流れる涙 誰にもわからない) 涙よりなお長く 誓いは生きる(身体の中を流れる涙)  (何を泣いていたか忘れても 自分でも見えない悲しみが 流れ続け 引き継がれてゆく 誓いは生きる) (何を泣いていたか忘れても 自分でも見えない悲しみが 流れ続け 引き継がれてゆく)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三身体の中を流れる涙 どこを切っても涙が落ちる 涙が私を動かしている 私は涙でできている 身体の中を流れる涙 熱い血なんかはひと粒もない 温もり目当てに抱きしめたなら なおさら寒さを知るばかり 縁起かつぎや験(げん)かつぎ 悲しみ除(よ)けなど要りません 今より悲しいことはない この先怯えることもない 心よりなお早く 身体は凍る 氷よりなお深く 涙は凍る  どこかに理由があるならば どこかで止まりもするけれど 何から何まで理由なら 涙はつづいてゆくばかり なぐさめ言葉 知恵言葉 私のためなら要りません 私の聞きたいひとことは あの人だけしか使えない 命よりなお長く 誓いは生きる(身体の中を流れる涙 誰にもわからない) 涙よりなお長く 誓いは生きる(身体の中を流れる涙)  (何を泣いていたか忘れても 自分でも見えない悲しみが 流れ続け 引き継がれてゆく 誓いは生きる) (何を泣いていたか忘れても 自分でも見えない悲しみが 流れ続け 引き継がれてゆく)
ペルシャペルシャ なつかない無愛想のかたまり ペルシャ かといって機嫌は悪くない ペルシャ さみしげなそぶりなんかしない ペルシャ 目に映る人の向こうを見ている 雨の夜は眠たい 無愛想のうわぬり うしろめたさを誘う 無口な時間 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか  ペルシャ ふわふわと触り心地が良い ペルシャ ふわふわとつかみどころがない ペルシャ 綱渡り 思い出の国まで ペルシャ 間違えてなついては離れる 雨の夜にだけ開く 幻の踏切り どこにあるのか普段 手掛かりもない 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ペルシャ なつかない無愛想のかたまり ペルシャ かといって機嫌は悪くない ペルシャ さみしげなそぶりなんかしない ペルシャ 目に映る人の向こうを見ている 雨の夜は眠たい 無愛想のうわぬり うしろめたさを誘う 無口な時間 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか  ペルシャ ふわふわと触り心地が良い ペルシャ ふわふわとつかみどころがない ペルシャ 綱渡り 思い出の国まで ペルシャ 間違えてなついては離れる 雨の夜にだけ開く 幻の踏切り どこにあるのか普段 手掛かりもない 思い出しかけてる 誰かが呼んでいる 愛しい人が私を呼ぶわ 「迎えに来たよ、さあ行(ゆ)こうね」と 愛しい人が私を呼ぶわ 「捨てたわけではないのよ」なんて なんだ、 夢なのか
一夜草どうせひと夜の花よ あてにしないでおくれ 風が変われば行方も変わる それは私のせいじゃない どうぞ憎んでおくれ 逃げも隠れもしない 願いどおりの風は吹かない 運び去られる この命 下手に愛など持とうものなら 裏切り者になるばかり 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ  そうさひと夜の花は 何も残しやしない 終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る 好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ  もしも明日がもひとつあれば 心残りはないだろうか 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三どうせひと夜の花よ あてにしないでおくれ 風が変われば行方も変わる それは私のせいじゃない どうぞ憎んでおくれ 逃げも隠れもしない 願いどおりの風は吹かない 運び去られる この命 下手に愛など持とうものなら 裏切り者になるばかり 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ  そうさひと夜の花は 何も残しやしない 終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る 好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ  もしも明日がもひとつあれば 心残りはないだろうか 夜風につられてセレナーデ 思わず知らずセレナーデ 歌えてしまうよセレナーデ 罪つくりなセレナーデ
India Goose次の次の北風が吹けば 次の峰を越えてゆける ひとつひとつ北風を待って 羽ばたきをやめない さみしい心先頭を飛んで 弱い心 中にかばって 信じる心いちばん後から歌いながら飛ぶよ ほら次の雪風にあおられて 小さな小さな鳥の列が なぎ払われる 小さな小さな鳥の列が 組み直される 飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ  強い鳥は雪が来る前に 既(すで)に峰を越えて行った 薄い羽根を持つ鳥たちは 逆風を見上げる いつの風か約束はされない いちばん強い逆風だけが 高く高く峰を越えるだろう 羽ばたきはやまない ほら次の雪風にあおられて 小さな小さな鳥の列が なぎ払われる 小さな小さな鳥の列が 組み直される 飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ  飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三次の次の北風が吹けば 次の峰を越えてゆける ひとつひとつ北風を待って 羽ばたきをやめない さみしい心先頭を飛んで 弱い心 中にかばって 信じる心いちばん後から歌いながら飛ぶよ ほら次の雪風にあおられて 小さな小さな鳥の列が なぎ払われる 小さな小さな鳥の列が 組み直される 飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ  強い鳥は雪が来る前に 既(すで)に峰を越えて行った 薄い羽根を持つ鳥たちは 逆風を見上げる いつの風か約束はされない いちばん強い逆風だけが 高く高く峰を越えるだろう 羽ばたきはやまない ほら次の雪風にあおられて 小さな小さな鳥の列が なぎ払われる 小さな小さな鳥の列が 組み直される 飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ  飛びたて 飛びたて 戻る場所はもうない 飛びたて 飛びたて 夜の中へ
NIGHT WING何処で眠りに就こう 静まらない夜の中 石畳の隙間で ノイズの羽根にくるまる 君はもう寝たのかな 静まらない夜の中 せめて夢でなりとも 安らぎを手渡したい 走っても走っても止まってるように見えるのは 何のゆえだろう 泣いても泣いても笑ってるように見えるのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  窓はいくつあるんだろう 世界全部合わせたら そのひとつひとつずつ 愛は巣ごもるだろうか 帰っても帰っても帰り着かぬ気がするのは 何のゆえだろう 触れても触れても触れていない気がするのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  痛んでも痛んでも人を呼び起こせないのは 何のゆえだろう 黙っても黙っても君だけは聞こえてくれると 願うせいかな NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり掌で眠る NIGHT WING中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三何処で眠りに就こう 静まらない夜の中 石畳の隙間で ノイズの羽根にくるまる 君はもう寝たのかな 静まらない夜の中 せめて夢でなりとも 安らぎを手渡したい 走っても走っても止まってるように見えるのは 何のゆえだろう 泣いても泣いても笑ってるように見えるのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  窓はいくつあるんだろう 世界全部合わせたら そのひとつひとつずつ 愛は巣ごもるだろうか 帰っても帰っても帰り着かぬ気がするのは 何のゆえだろう 触れても触れても触れていない気がするのは 何のゆえだろう NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  痛んでも痛んでも人を呼び起こせないのは 何のゆえだろう 黙っても黙っても君だけは聞こえてくれると 願うせいかな NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり 掌で眠る NIGHT WING  NIGHT WING 心型の翼は 風に煽られて飛び立つ NIGHT WING 心逸れた翼は ぽつり掌で眠る NIGHT WING
泣いてもいいんだよGOLD LYLIC「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った  逃げ道のない闘いの日々が いつか人類を疲れさせてゆく 危ぶみながら見ぬふりの未来が いつか本能を痺(しび)れさせてゆく こんな約束を 僕たちはしていない 泣き虫な強い奴なんてのが いてもいいんじゃないか 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  1日の中に1年を詰(つ)め込む 急ぎすぎる日々が欲望を蝕(むしば)む 隙(すき)も見せられない警戒の夜が いつか涙さえも孤立させてゆく どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  (「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った)  どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った  逃げ道のない闘いの日々が いつか人類を疲れさせてゆく 危ぶみながら見ぬふりの未来が いつか本能を痺(しび)れさせてゆく こんな約束を 僕たちはしていない 泣き虫な強い奴なんてのが いてもいいんじゃないか 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  1日の中に1年を詰(つ)め込む 急ぎすぎる日々が欲望を蝕(むしば)む 隙(すき)も見せられない警戒の夜が いつか涙さえも孤立させてゆく どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ  (「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ 泣かないで」 「大人になれ 負けないで」 僕たちは いつだって 乳飲み児の頃だって 言われ続け 育った)  どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ 全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか 全然今なら 泣いてもいいんだよ
麦の唄PLATINA LYLICなつかしい人々 なつかしい風景 その総てと離れても あなたと歩きたい 嵐吹く大地も 嵐吹く時代も 陽射しを見上げるように あなたを見つめたい 麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら 伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく  大好きな人々 大好きな明け暮れ 新しい「大好き」を あなたと探したい 私たちは出会い 私たちは惑い いつか信じる日を経て 1本の麦になる 空よ風よ聞かせてよ 私は誰に似てるだろう 生まれた国 育つ国 愛する人の国 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく  泥に伏せるときにも 歌は聞こえ続ける 「そこを超えておいで」 「くじけないでおいで」 どんなときも届いて来る 未来の故郷から  麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら 伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆくPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なつかしい人々 なつかしい風景 その総てと離れても あなたと歩きたい 嵐吹く大地も 嵐吹く時代も 陽射しを見上げるように あなたを見つめたい 麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら 伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく  大好きな人々 大好きな明け暮れ 新しい「大好き」を あなたと探したい 私たちは出会い 私たちは惑い いつか信じる日を経て 1本の麦になる 空よ風よ聞かせてよ 私は誰に似てるだろう 生まれた国 育つ国 愛する人の国 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく  泥に伏せるときにも 歌は聞こえ続ける 「そこを超えておいで」 「くじけないでおいで」 どんなときも届いて来る 未来の故郷から  麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら 伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく
愛だけを残せ(remix)愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ 愛だけを残せ
常夜灯常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ もう二度とあの人が通って来ない曲がり角を ひとりきり帰るけど あの人が消し忘れて行った 常夜灯が 点(つ)いているから あたし泣かないわ  次の夜明けに帰って来るわ きっとあの人は だからここで待っているのよ あたし泣かないわ もしあたしが留守だったら その間(あいだ)かもしれなくて 大急ぎ戻るのよ 間(ま)に合うかしら息を切らして 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ  月が何回丸くても 月が何回壊れても 花が咲いても 雪が積んでも 見てるのは あの曲がり角だけよ  夜の底で 眠り半(なか)ば 目を開けてしまった 誰もいない 音もしない 風も動かない カーテンの隙間から細い光が伏せている それだけが添い寝なの あの人が消し忘れて行った 消し忘れて行った 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ もう二度とあの人が通って来ない曲がり角を ひとりきり帰るけど あの人が消し忘れて行った 常夜灯が 点(つ)いているから あたし泣かないわ  次の夜明けに帰って来るわ きっとあの人は だからここで待っているのよ あたし泣かないわ もしあたしが留守だったら その間(あいだ)かもしれなくて 大急ぎ戻るのよ 間(ま)に合うかしら息を切らして 常夜灯が点(つ)いているから あたし泣かないわ  月が何回丸くても 月が何回壊れても 花が咲いても 雪が積んでも 見てるのは あの曲がり角だけよ  夜の底で 眠り半(なか)ば 目を開けてしまった 誰もいない 音もしない 風も動かない カーテンの隙間から細い光が伏せている それだけが添い寝なの あの人が消し忘れて行った 消し忘れて行った 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ 常夜灯が点(つ)いているから あたし哀しいわ
ピアニシモあらん限りの大声を張りあげて 赤ん坊の私はわめいていた 大きな声を張りあげることで 大人のあいだに入れると思った 大人の人たちの声よりも 男の人たちの声よりも 機械たちや車の音よりも ずっと大きな声を出そうとした だって歴史たちが示している シュプレヒコールもアジテイションもみんな わめかなければ届くものじゃない がならなければ振り向きもされない なのに あの人が私にリクエスト ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  それしか言わない あの人は言わない 戸惑った私は あの人を憎んだ 屈辱のようで腹を立てていた 仕返しのように小さく歌った 言わんことじゃない ほら案(あん)の定(じょう) 通行人は誰も振り向きもしない けれどその代りに私には それから初めて聴こえたものがある 今すれ違った 気弱な挨拶 ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  あの人に会えるなら伝えたい あの人はもう この町にいないから 私はピアニシモで歌っていますと でも たまにはフォルテシモでも歌いますと ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あらん限りの大声を張りあげて 赤ん坊の私はわめいていた 大きな声を張りあげることで 大人のあいだに入れると思った 大人の人たちの声よりも 男の人たちの声よりも 機械たちや車の音よりも ずっと大きな声を出そうとした だって歴史たちが示している シュプレヒコールもアジテイションもみんな わめかなければ届くものじゃない がならなければ振り向きもされない なのに あの人が私にリクエスト ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  それしか言わない あの人は言わない 戸惑った私は あの人を憎んだ 屈辱のようで腹を立てていた 仕返しのように小さく歌った 言わんことじゃない ほら案(あん)の定(じょう) 通行人は誰も振り向きもしない けれどその代りに私には それから初めて聴こえたものがある 今すれ違った 気弱な挨拶 ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください  あの人に会えるなら伝えたい あの人はもう この町にいないから 私はピアニシモで歌っていますと でも たまにはフォルテシモでも歌いますと ピアニシモで歌ってください ピアニシモで歌ってください 大きな声と同じ力で ピアニシモで歌ってください
リラの花咲く頃リラは咲く 祖国を離れて リラは咲く 忘れもせずに 見上げれば 空の色さえも 馴染(なじ)みなき異郷に在(あ)って 少しずつやがては違う花のように 声も姿も変わり果てても 時が来れば花は香る 長い闇に目を塞がれても 灼けつく砂にまみれても 時が来れば きっと リラは咲く 祖国を追われて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く  リラは咲く 思いを残して リラは咲く 異郷の隅(すみ)に ことづてを頼む鳥さえも 通わない異郷の隅(すみ)に 容赦(ようしゃ)なき大地と容赦(ようしゃ)なき嵐に 似ても似つかぬ枝となっても 時が来れば花は香る 風が何処(どこ)へ運ぶかは知らず 明日(あした)の行方(ゆくえ)も知らずに 時が来れば きっと リラは咲く 祖国に焦がれて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く  遠い悲しみたちも 遠い幸せたちも 私が今そこに居ないことも 忘れ去られても リラは咲く 祖国に焦がれて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く 祖国で今咲く日に リラの花は咲く中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三リラは咲く 祖国を離れて リラは咲く 忘れもせずに 見上げれば 空の色さえも 馴染(なじ)みなき異郷に在(あ)って 少しずつやがては違う花のように 声も姿も変わり果てても 時が来れば花は香る 長い闇に目を塞がれても 灼けつく砂にまみれても 時が来れば きっと リラは咲く 祖国を追われて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く  リラは咲く 思いを残して リラは咲く 異郷の隅(すみ)に ことづてを頼む鳥さえも 通わない異郷の隅(すみ)に 容赦(ようしゃ)なき大地と容赦(ようしゃ)なき嵐に 似ても似つかぬ枝となっても 時が来れば花は香る 風が何処(どこ)へ運ぶかは知らず 明日(あした)の行方(ゆくえ)も知らずに 時が来れば きっと リラは咲く 祖国に焦がれて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く  遠い悲しみたちも 遠い幸せたちも 私が今そこに居ないことも 忘れ去られても リラは咲く 祖国に焦がれて リラは咲く 忘れもせずに 祖国で今咲く日に リラの花は咲く 祖国で今咲く日に リラの花は咲く
倒木の敗者復活戦打ちのめされたら 打ちひしがれたら 値打ちはそこ止まりだろうか 踏み倒されたら 踏みにじられたら 答はそこ止まりだろうか 光へ翔び去る翼の羽音(はおと)を 地べたで聞きながら 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 あざ嗤え英雄よ 嗤(わら)うな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦  叩き折られたら 貶(おとし)められたら 宇宙はそこ止まりだろうか 完膚無(かんぷな)きまでの負けに違いない 誰から眺めても 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 勝ち驕(おご)れ英雄よ 驕(おご)るな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三打ちのめされたら 打ちひしがれたら 値打ちはそこ止まりだろうか 踏み倒されたら 踏みにじられたら 答はそこ止まりだろうか 光へ翔び去る翼の羽音(はおと)を 地べたで聞きながら 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 あざ嗤え英雄よ 嗤(わら)うな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦  叩き折られたら 貶(おとし)められたら 宇宙はそこ止まりだろうか 完膚無(かんぷな)きまでの負けに違いない 誰から眺めても 望みの糸は切れても 救いの糸は切れない 泣き慣れた者は強かろう 敗者復活戦 勝ち驕(おご)れ英雄よ 驕(おご)るな傷ある者よ 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦 傷から芽を出せ 倒木の復活戦
あなた恋していないでしょあなた恋していないでしょ わざと恋していないでしょ 理屈に適(かな)うことばかり 他人事(ひとごと)みたいに話すもの あなた恋していないでしょ 無理に恋していないでしょ 遠い昔のことのように 静かに笑って逸(そ)らすもの 火傷(やけど)するほど誰かを好いて 人も自分も傷つき果てた 無様(ぶざま)な思いはもうしない しんどい思いはもうしない それも悪くはないかもね それで恋していないのね  あなた恋していないでしょ わざと恋していないでしょ 失敗しない人みたい 心の揺れない人みたい 鋼(はがね)で出来た鎧(よろい)は脆(もろ)い 涙ひとつで踏み誤(あやま)った 冷たい男になりたくて 寂しい男になったのに それも悪くはないかもね それで恋していないのね  鋼(はがね)で出来た鎧(よろい)は脆(もろ)い 涙ひとつで踏み誤(あやま)った 冷たい男になりたくて 寂しい男になったのに 気をつけなさい 女はすぐに 揺れたい男を 嗅ぎ当てる 気をつけなさい 女はすぐに 揺れたい男を 嗅ぎ当てる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなた恋していないでしょ わざと恋していないでしょ 理屈に適(かな)うことばかり 他人事(ひとごと)みたいに話すもの あなた恋していないでしょ 無理に恋していないでしょ 遠い昔のことのように 静かに笑って逸(そ)らすもの 火傷(やけど)するほど誰かを好いて 人も自分も傷つき果てた 無様(ぶざま)な思いはもうしない しんどい思いはもうしない それも悪くはないかもね それで恋していないのね  あなた恋していないでしょ わざと恋していないでしょ 失敗しない人みたい 心の揺れない人みたい 鋼(はがね)で出来た鎧(よろい)は脆(もろ)い 涙ひとつで踏み誤(あやま)った 冷たい男になりたくて 寂しい男になったのに それも悪くはないかもね それで恋していないのね  鋼(はがね)で出来た鎧(よろい)は脆(もろ)い 涙ひとつで踏み誤(あやま)った 冷たい男になりたくて 寂しい男になったのに 気をつけなさい 女はすぐに 揺れたい男を 嗅ぎ当てる 気をつけなさい 女はすぐに 揺れたい男を 嗅ぎ当てる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ベッドルーム粗略に扱ってかまわない人間が ないがしろに扱ってかまわない人間が あなたの国にはまさか いないですね (いないですね) 名誉の傾きを取り繕うために 庇護(ひご)なき人を選び 踏み石にする技(わざ)が あなたの国にはまさか ないですよね (ないですよね) 誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  しゃがみ込む子供を 親は叱りとばし しゃがみ込む親を 子は叱りとばす 叱らないでと うなされ続けている (続けている) 覚えない子供を 親は怒鳴りつけ 覚えない親を 子は怒鳴りつける 怒鳴らないでと うなされ続けている (続けている) 堅固(けんご)な石垣で囲むベッドルームは あなたをあなたから守るベッドルームだ あなたがあなたの国の王であるように 他人も他人の国の王であり続けられますように 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三粗略に扱ってかまわない人間が ないがしろに扱ってかまわない人間が あなたの国にはまさか いないですね (いないですね) 名誉の傾きを取り繕うために 庇護(ひご)なき人を選び 踏み石にする技(わざ)が あなたの国にはまさか ないですよね (ないですよね) 誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  しゃがみ込む子供を 親は叱りとばし しゃがみ込む親を 子は叱りとばす 叱らないでと うなされ続けている (続けている) 覚えない子供を 親は怒鳴りつけ 覚えない親を 子は怒鳴りつける 怒鳴らないでと うなされ続けている (続けている) 堅固(けんご)な石垣で囲むベッドルームは あなたをあなたから守るベッドルームだ あなたがあなたの国の王であるように 他人も他人の国の王であり続けられますように 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム  誰にも見られていないベッドルームは あなたにあなたが見えるベッドルームだ あなたが鎧戸(よろいど)を固く閉めきる闇は あなたがあなたの中の鎧戸(よろいど)を開け放ってしまう闇だ 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム 寝心地は最低 居心地は最高 心の中のベッドルーム
スクランブル交差点の渡り方初めて渡ったときは気分が悪くなり しばらく道の隅で休んでいました それから何年も そこを渡るたびに 気持ちを使い果たす程に疲れました おそらく人に酔ったみたいなことです おそろしく沢山な敵ばかりでした 私には向いていないと思いました  信号のない島に行ったりしました 誰も来ない道は 道と呼べませんでした 3つ隣の 中くらいの島に着いて 信号の灯に喜んだのは確かでした とはいえ街に戻ると めまいがしました あまりにも複雑な競い合いでした 私には向いていないと思いました  私には向いていない その交差点を やむなく めまいしながら何年も渡り ほんとに偶然に気が付いたんです みんななぜ楽々(らくらく)と渡っているのか 人と違うほうへ出ようとするから 人とぶつかるばかりだったんです 人の後ろに付けばいいんだと知りました スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る  それでも時折 意外な所へ着いてしまったりもするので 人の行く先を予測するのが大事(だいじ)です スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る スクランブル交差点では 渡り方に‥‥中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三初めて渡ったときは気分が悪くなり しばらく道の隅で休んでいました それから何年も そこを渡るたびに 気持ちを使い果たす程に疲れました おそらく人に酔ったみたいなことです おそろしく沢山な敵ばかりでした 私には向いていないと思いました  信号のない島に行ったりしました 誰も来ない道は 道と呼べませんでした 3つ隣の 中くらいの島に着いて 信号の灯に喜んだのは確かでした とはいえ街に戻ると めまいがしました あまりにも複雑な競い合いでした 私には向いていないと思いました  私には向いていない その交差点を やむなく めまいしながら何年も渡り ほんとに偶然に気が付いたんです みんななぜ楽々(らくらく)と渡っているのか 人と違うほうへ出ようとするから 人とぶつかるばかりだったんです 人の後ろに付けばいいんだと知りました スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る  それでも時折 意外な所へ着いてしまったりもするので 人の行く先を予測するのが大事(だいじ)です スクランブル交差点では 渡り方にコツが要(い)る スクランブル交差点では 渡り方に‥‥
オリエンタル・ヴォイスオリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス あなたには理解できない あなたには真似ができない あなたには信じられない なのに恋はたぎる あなたには謎でしかない あなたには疑惑しかない あなたには誤解しかない なのに恋はたぎる どうして君は君なんだと 答えられる人があるかしら 私も知らないことばかり いつのまにか私なの 会えない人の面影を 私に求めて呼ばないで 私の名前は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス  あからさまな口をきけば この国では喧嘩を売る 遠回しな口をきけば 後ろ暗い証拠になる 愛してほしいとは言わないわ 独りがいいとも言わないわ 私も知らないことだけで 私は出来ているの 届かない人の面影に 私をかさねて抱かないで 私の涙は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス  会えない人の面影を 私に求めて呼ばないで 私の名前は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス あなたには理解できない あなたには真似ができない あなたには信じられない なのに恋はたぎる あなたには謎でしかない あなたには疑惑しかない あなたには誤解しかない なのに恋はたぎる どうして君は君なんだと 答えられる人があるかしら 私も知らないことばかり いつのまにか私なの 会えない人の面影を 私に求めて呼ばないで 私の名前は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス  あからさまな口をきけば この国では喧嘩を売る 遠回しな口をきけば 後ろ暗い証拠になる 愛してほしいとは言わないわ 独りがいいとも言わないわ 私も知らないことだけで 私は出来ているの 届かない人の面影に 私をかさねて抱かないで 私の涙は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス  会えない人の面影を 私に求めて呼ばないで 私の名前は霧の中 オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス オリエンタル・ヴォイス
ランナーズ・ハイランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない あなたの親戚の人が何ンて言ってるか 知ってるわ たちの悪い女とは手を切れ まともな女はほかにいる 歌い続けたキリギリスには どんな定めか子供でも知ってる 愛か歌か 未来か歌か 恩か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  堅気(かたぎ)に納まった友が何ンて言ってるか 知ってるわ みじめな行き倒れになって来ても 面倒みるような義理はない 今限りしか咲かない切り花 根をおろさない無駄な徒花(あだばな) 恋か歌か 暮らしか歌か 人か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  愛か歌か 未来か歌か 恩か歌か 総(すべ)てか歌か 恋か歌か 暮らしか歌か 人か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  心は常に折れてる 副木(そえぎ)をあてて生きてゆく 継木(つぎき)を継いで生きてゆく ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない あなたの親戚の人が何ンて言ってるか 知ってるわ たちの悪い女とは手を切れ まともな女はほかにいる 歌い続けたキリギリスには どんな定めか子供でも知ってる 愛か歌か 未来か歌か 恩か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  堅気(かたぎ)に納まった友が何ンて言ってるか 知ってるわ みじめな行き倒れになって来ても 面倒みるような義理はない 今限りしか咲かない切り花 根をおろさない無駄な徒花(あだばな) 恋か歌か 暮らしか歌か 人か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  愛か歌か 未来か歌か 恩か歌か 総(すべ)てか歌か 恋か歌か 暮らしか歌か 人か歌か なぜ両方じゃダメなの ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない  心は常に折れてる 副木(そえぎ)をあてて生きてゆく 継木(つぎき)を継いで生きてゆく ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない ランナーズ・ハイに違いないわ 歌ったら停まらない
風の笛つらいことをつらいと言わず イヤなことをイヤとは言わず 呑み込んで隠して押さえ込んで 黙って泣く人へ ええかげんにせえよ たいがいにせえよ あけっぴろげだったお前は 何処(どこ)へ消えた ええかげんにせえよ たいがいにせえよ 目一杯だったお前が 気にかかる 言いたいことを言えば傷つく 大切な総てが傷つく だから黙る だから耐える それを誰もが知らない ならば 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛  言葉に出せば通じることもある 言葉に出せばこじれることもある 目を上げてみな アゴ上げてみな 言えないこと呑んで溺れかけている 黙るより他(ほか)思いつかず 決めたんならそれもいいだろう そして黙る そして耐える それを誰もが知らない ならば 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛  つらいことをつらいと言わず イヤなことをイヤとは言わず 呑み込んで隠して押さえ込んで 黙って泣く人へ 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三つらいことをつらいと言わず イヤなことをイヤとは言わず 呑み込んで隠して押さえ込んで 黙って泣く人へ ええかげんにせえよ たいがいにせえよ あけっぴろげだったお前は 何処(どこ)へ消えた ええかげんにせえよ たいがいにせえよ 目一杯だったお前が 気にかかる 言いたいことを言えば傷つく 大切な総てが傷つく だから黙る だから耐える それを誰もが知らない ならば 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛  言葉に出せば通じることもある 言葉に出せばこじれることもある 目を上げてみな アゴ上げてみな 言えないこと呑んで溺れかけている 黙るより他(ほか)思いつかず 決めたんならそれもいいだろう そして黙る そして耐える それを誰もが知らない ならば 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛  つらいことをつらいと言わず イヤなことをイヤとは言わず 呑み込んで隠して押さえ込んで 黙って泣く人へ 言葉に出せない思いのために お前に渡そう風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛 言葉に出せない思いの代りに ささやかに吹け風の笛
月はそこにいる逃げ場所を探していたのかもしれない 怖(こわ)いもの見たさでいたのかもしれない あてもなく砂漠に佇(たたず)んでいた 思いがけぬ寒さに震えていた 悠然(ゆうぜん)と月は輝き まぶしさに打たれていた あの砂漠にはもう行けないだろう あの灼熱はもう耐えないだろう 蜩(ひぐらし)の声 紫折戸(しおりど)ひとつ 今日も終(しま)いと閉じかけて ふと 立ちすくむ 悠然(ゆうぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 悠然(ゆうぜん)と月はそこにいる  敵(かな)わない相手に 敵(かな)わないと告げてしまいたかっただけかもしれない 鳥よりも高い岩山の上 降(お)り道を失くしてすくんでいた 凛然(りんぜん)と月は輝き 天空の向きを示した あの山道は消えてしまった 人を寄せなくなってしまった 日々の始末に汲汲(きゅうきゅう)として また1日を閉じかけて ふと 立ちすくむ 凛然(りんぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 凛然(りんぜん)と月はそこにいる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三逃げ場所を探していたのかもしれない 怖(こわ)いもの見たさでいたのかもしれない あてもなく砂漠に佇(たたず)んでいた 思いがけぬ寒さに震えていた 悠然(ゆうぜん)と月は輝き まぶしさに打たれていた あの砂漠にはもう行けないだろう あの灼熱はもう耐えないだろう 蜩(ひぐらし)の声 紫折戸(しおりど)ひとつ 今日も終(しま)いと閉じかけて ふと 立ちすくむ 悠然(ゆうぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 悠然(ゆうぜん)と月はそこにいる  敵(かな)わない相手に 敵(かな)わないと告げてしまいたかっただけかもしれない 鳥よりも高い岩山の上 降(お)り道を失くしてすくんでいた 凛然(りんぜん)と月は輝き 天空の向きを示した あの山道は消えてしまった 人を寄せなくなってしまった 日々の始末に汲汲(きゅうきゅう)として また1日を閉じかけて ふと 立ちすくむ 凛然(りんぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く 私ごときで月は変わらない どこにいようと 月はそこにいる 凛然(りんぜん)と月はそこにいる
恩知らずGOLD LYLIC沢山の親切と心配をありがとう 沢山の気づかいと人生をありがとう どれもこれもあなたには 出来ない無理をさせたのね そんなにいつの間にボロボロになってたの まだ続けるつもり? だからだからだからこれきりです これでこれでこれで楽(らく)になってね 恩を仇(あだ)で返します 恩知らずになりました まだずっと好きだけど ごめん  心苦しいんです 申し訳ないんです 私に会わなければ あなたはどうだったでしょう このままあなた命懸けで 無理をさせてはいけない どうかこれからは自分のために生きて まだ間に合うはずよ だからだからだからこれきりです 他(ほか)に他(ほか)に方法が浮かばない あなたを傷つけずに あなたの傍(そば)にいる そんな夢も昔は見たわ  だからだからだからこれきりです これでこれでこれで楽(らく)になってね 恩を仇(あだ)で返します 恩知らずになりました まだずっと好きだけど ごめん まだずっと好きだけど ごめんGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三沢山の親切と心配をありがとう 沢山の気づかいと人生をありがとう どれもこれもあなたには 出来ない無理をさせたのね そんなにいつの間にボロボロになってたの まだ続けるつもり? だからだからだからこれきりです これでこれでこれで楽(らく)になってね 恩を仇(あだ)で返します 恩知らずになりました まだずっと好きだけど ごめん  心苦しいんです 申し訳ないんです 私に会わなければ あなたはどうだったでしょう このままあなた命懸けで 無理をさせてはいけない どうかこれからは自分のために生きて まだ間に合うはずよ だからだからだからこれきりです 他(ほか)に他(ほか)に方法が浮かばない あなたを傷つけずに あなたの傍(そば)にいる そんな夢も昔は見たわ  だからだからだからこれきりです これでこれでこれで楽(らく)になってね 恩を仇(あだ)で返します 恩知らずになりました まだずっと好きだけど ごめん まだずっと好きだけど ごめん
BA-NA-NA私には何が有る 他(ほか)と比べずに何が有る 私には何が無い 他(ほか)と比べずに何が無い アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA  私足す 何を足す 生まれつきに無い何を足す 私引く 何を引く 生まれつきに有る何を引く アジアの顔に生まれ来て アジアの文字を書きながら アジアの友を持ち 人を恋い 強い国の民に 混じって混じらず あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA  アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三私には何が有る 他(ほか)と比べずに何が有る 私には何が無い 他(ほか)と比べずに何が無い アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA  私足す 何を足す 生まれつきに無い何を足す 私引く 何を引く 生まれつきに有る何を引く アジアの顔に生まれ来て アジアの文字を書きながら アジアの友を持ち 人を恋い 強い国の民に 混じって混じらず あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も身の程を知る BA-NA-NA-NA-NA-NA  アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら アジアの土を這(は)い 風を吸い 強い国の民を 真似ては及ばず あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA あぁ今日も思い知らされる BA-NA-NA-NA-NA-NA
あばうとに行きますなんだか窮屈で 町を出てみたんです 知らない路線の電車に身をまかせ なんだか悲しくて やけを起こしたんです 見知らぬ乗客と同じ行く先まで 切符をください私にも それだけ言いたかった あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう  先案じばかりで 固まってしまったね 批判を気にやんで 固まってしまったね 思いが空回(からまわ)り 悲しくなったなら ほつれたシャツのまま 地球をひと回り 海へ着くかと思ったら 山の駅だったりさ あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう  何かに急かされて 息を詰めすぎたね ひとまず普通に呼吸をしてみます 切符をください私にも それだけ言いたかった あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なんだか窮屈で 町を出てみたんです 知らない路線の電車に身をまかせ なんだか悲しくて やけを起こしたんです 見知らぬ乗客と同じ行く先まで 切符をください私にも それだけ言いたかった あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう  先案じばかりで 固まってしまったね 批判を気にやんで 固まってしまったね 思いが空回(からまわ)り 悲しくなったなら ほつれたシャツのまま 地球をひと回り 海へ着くかと思ったら 山の駅だったりさ あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう  何かに急かされて 息を詰めすぎたね ひとまず普通に呼吸をしてみます 切符をください私にも それだけ言いたかった あばうとに行きます そんな時もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう
鶺鴒(せきれい)心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三心許無(こころもとな)く見るものは 野の花僅(わず)か草の花 それでも何も無いならば 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 絵描(か)きの描(えが)く花よ咲け 心許無(こころもとな)く聴くものは 野の鳥僅(わず)か草の鳥 それでも何も無いならば 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 母御(ははご)の唄う歌よ咲け 永遠(とわ)に在(あ)れ山よ 永遠(とわ)に在(あ)れ河よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き遺(のこ)れよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の ゆく空帰る空を見る それでも泣けてくるならば 涙の水たまりを見る 涙に映る空を見る 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 呼ぶ声返す声を聴く それでも泣けてくるならば 子を呼ぶ人の声を聴く 人呼ぶ人の声を聴く 永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  永遠(とわ)に在(あ)れ空よ 永遠(とわ)に在(あ)れ国よ 人は永遠(とわ)に在(あ)らねど 咲き継(つ)がれよ心  心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の 心許無(こころもとな)く鶺鴒(せきれい)の
彼と私と、もう1人流れ着いて吹き寄せられて街の底 寒さしのぎでめぐり逢う落葉たち もう傷つきようもなく愛たちを失って さまよいようもなく立ちすくむ街角で 私たちは逢う ほかには何も無い 私たちは暮らす そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人  引き返すあても失(な)くして闇の底 息を呑んで耳をすます心当たり もう切り離せはしない どんなことがあっても 疑いようもなく運命を結びあい 私たちは呼ぶ 心と心で 私たちは誓う そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人  もう切り離せはしない どんなことがあっても 疑いようもなく運命を結びあい 私たちは呼ぶ 心と心で 私たちは誓う そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三流れ着いて吹き寄せられて街の底 寒さしのぎでめぐり逢う落葉たち もう傷つきようもなく愛たちを失って さまよいようもなく立ちすくむ街角で 私たちは逢う ほかには何も無い 私たちは暮らす そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人  引き返すあても失(な)くして闇の底 息を呑んで耳をすます心当たり もう切り離せはしない どんなことがあっても 疑いようもなく運命を結びあい 私たちは呼ぶ 心と心で 私たちは誓う そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人  もう切り離せはしない どんなことがあっても 疑いようもなく運命を結びあい 私たちは呼ぶ 心と心で 私たちは誓う そののち気がつく 彼と私と、 どこかにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人 彼と私と、 確かにもう1人
ばりほれとんぜどうしようもない勝手な奴だ どうしようもない不埒(ふらち)な奴だ 手綱(たづな)のきかないコントロール 取り乱してるぜコントロール 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  どうしようもない戯(たわ)けた奴だ どうしようもない阿呆な奴だ 予測のつかないコントロール いまだかつてないコントロール 常識のない我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  手綱(たづな)のきかない 取り乱してる 予測のつかない いまだかつてない 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲どうしようもない勝手な奴だ どうしようもない不埒(ふらち)な奴だ 手綱(たづな)のきかないコントロール 取り乱してるぜコントロール 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  どうしようもない戯(たわ)けた奴だ どうしようもない阿呆な奴だ 予測のつかないコントロール いまだかつてないコントロール 常識のない我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ  手綱(たづな)のきかない 取り乱してる 予測のつかない いまだかつてない 甘く見てた我(われ)と我(わ)が身 こんな奴か我(われ)と我(わ)が身 ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ ばりほれとんぜ
ギヴ・アンド・テイクGive & Take 与えられることは Give & Take 心苦しくて 困ってはいない 望んでもいない そんなふうに言うのは 返せない借りだと恐れてしまうから Give & Take 施し物は Give & Take 人をみじめにする 気がひけてしまう うつむいてしまう そんなふうに思うのは 返せない借りだと恐れてしまうから Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている  Give & Take 他人の恵みを Give & Take 貰わずに済めば 誇りも自由も奪われないと 嘆いてしまうのは 今まであまりに騙され過ぎたから Give & Take 高いところから Give & Take 放られた物を 柳のように首うなだれて 拾い集めるつらさは誰にもわからないでしょう Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三Give & Take 与えられることは Give & Take 心苦しくて 困ってはいない 望んでもいない そんなふうに言うのは 返せない借りだと恐れてしまうから Give & Take 施し物は Give & Take 人をみじめにする 気がひけてしまう うつむいてしまう そんなふうに思うのは 返せない借りだと恐れてしまうから Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている  Give & Take 他人の恵みを Give & Take 貰わずに済めば 誇りも自由も奪われないと 嘆いてしまうのは 今まであまりに騙され過ぎたから Give & Take 高いところから Give & Take 放られた物を 柳のように首うなだれて 拾い集めるつらさは誰にもわからないでしょう Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている Give & Take それは違うよ 僕は君から貰える 君が受けとって呉れる ほら僕は貰えている
旅人よ我に帰れ僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ  旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう  優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三僕が貴女を識(し)らない様に 貴女も貴女を識(し)らない 古い記憶は 語り継がれて 捩(ね)じ曲げられることもある 彷徨(さまよ)う人よ 心と逸(はぐ)れていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう 我に帰れ 旅人よ帰れ 我に帰れ この胸に帰れ  旅を命ずるその囁きは 貴女の生きる日を願うか 遠く見つめるその道筋は 闇に塞がれていないか 彷徨(さまよ)う人よ 心は凍(こご)えていないか 優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう  優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる 真実の灯(ひ)をかざして 帰り道を照らそう woo… (植えつけられた怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) woo… (まちがった怖れに縛りつけられないで) (ただまっすぐに光のほうへ行きなさい) 我に帰れ (私たちはジャスミン 茉莉花(まつりか)の2人) 旅人よ帰れ (あなたも1人 私も1人) 我に帰れ (さようならジャスミン 私の妹) この胸に帰れ (私とは違う人生を生きなさい) Ah… (さようならジャスミン 私の妹) (私とは違う人生を生きなさい) (さようならジャスミン 私の妹)
帰郷群ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ころがりだす ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 集まりだす ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 つながりだす 愛情かもしれない 孤独かもしれない 習慣(ならい)かもしれない 本能かもしれない ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 つながりだす  運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指(さ)す 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では身仕度する 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では荷造りする 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指す  愛情かもしれない 孤独かもしれない 習慣(ならい)かもしれない 本能かもしれない 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指す 誰かが私を憎んでいる 誰かが私を憎んでいる 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では戸口を出る ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ころがりだす ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 集まりだす ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 つながりだす 愛情かもしれない 孤独かもしれない 習慣(ならい)かもしれない 本能かもしれない ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 つながりだす  運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指(さ)す 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では身仕度する 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では荷造りする 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指す  愛情かもしれない 孤独かもしれない 習慣(ならい)かもしれない 本能かもしれない 運んでゆく縁(えにし) 運ばれてゆく縁(えにし) 身の内の羅針盤が道を指す 誰かが私を憎んでいる 誰かが私を憎んでいる 帰るべき郷(さと)に背を向けた者も 眠りの中では戸口を出る ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心
走(そう)風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく  応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風向きは変わり続けている 掌(てのひら)は返り続けている ひと時の追い風も ひと時の逆風も 旗色に従っている 約束は変わり続けている 審判は変わり続けている 昔からのルールも 出来たてのルールも 利害に従っている 君も変わってしまうのだろうか 君も忘れてしまうのだろうか 迎える声は風の中 ゴールは吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく  応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃(さかずき)も 伝説に変わっている 恩人は恩返しを待っている 損になるか得になるか数えている ひときれの優しさも ひときれの励ましも 見返りを数えている 僕は迷っているのだろうか 僕は走っているのだろうか 約束の船は風の中 はるかな吹雪の中 どこまでもどこまでも荒野は続いている 辿(たど)り着けたら誰が居るだろう 力尽きたら誰が知るだろう 報(むく)われたなら その時泣こう それまでは笑ってゆこう Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく
バクですバクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悪い夢を喰っちまいます あんたの 怖(こわ)い夢を喰っちまいます あんたの つらい夢を喰っちまいます あんたの 泣いた夢を喰っちまいます  バクはまったく平気なんです 痛くもかゆくもないんです 腹いっぱいになりすぎたなら ふわりふわりと浮きそうだ そしたらバクは夢を見るんだ そしたらバクは夢を見るんだ 笑ってるあんたの夢を見る  バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悲しいことを喰っちまいます あんたの 寂しいことを喰っちまいます あんたの 苦しいことを喰っちまいます あんたの 痛いことを喰っちまいます  バクはまったく悪(あく)もの喰いで 何んでも彼んでも喰うんです 心配されても その心配さえ うまいうまいと喰いそうだ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで  バクの上に夢よ降り積め あんたの捨てたい夢よ降れ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで バクです バクです 今の今からバクになる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悪い夢を喰っちまいます あんたの 怖(こわ)い夢を喰っちまいます あんたの つらい夢を喰っちまいます あんたの 泣いた夢を喰っちまいます  バクはまったく平気なんです 痛くもかゆくもないんです 腹いっぱいになりすぎたなら ふわりふわりと浮きそうだ そしたらバクは夢を見るんだ そしたらバクは夢を見るんだ 笑ってるあんたの夢を見る  バクです バクです 今の今からバクになる バクです バクです バクになることにしたんです  あんたの 悲しいことを喰っちまいます あんたの 寂しいことを喰っちまいます あんたの 苦しいことを喰っちまいます あんたの 痛いことを喰っちまいます  バクはまったく悪(あく)もの喰いで 何んでも彼んでも喰うんです 心配されても その心配さえ うまいうまいと喰いそうだ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで  バクの上に夢よ降り積め あんたの捨てたい夢よ降れ バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる 笑ってるあんたの夢を見るまで バクです バクです 今の今からバクになる
荒野よりPLATINA LYLIC望みは何かと訊(き)かれたら 君がこの星に居てくれることだ 力は何かと訊(き)かれたら 君を想えば立ち直れることだ  僕は走っているだろう 君と走っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない  朝陽の昇らぬ日は来ても 君の声を疑う日はないだろう 誓いは嵐にちぎれても 君の声を忘れる日はないだろう  僕は歌っているだろう 君と歌っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は生きているだろう 君と生きているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない  僕は走っているだろう 君と走っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない 荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もないPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三望みは何かと訊(き)かれたら 君がこの星に居てくれることだ 力は何かと訊(き)かれたら 君を想えば立ち直れることだ  僕は走っているだろう 君と走っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない  朝陽の昇らぬ日は来ても 君の声を疑う日はないだろう 誓いは嵐にちぎれても 君の声を忘れる日はないだろう  僕は歌っているだろう 君と歌っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は生きているだろう 君と生きているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない  僕は走っているだろう 君と走っているだろう あいだにどんな距離があっても 僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう あいだにどんな時が流れても  荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない 荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな 荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない
今日以来失敗ばかりの人生でした やることなすこと へまばかり 後悔ばかりの人生でした 迷惑ばかりを散らかしました 謝(あやま)れば 理由が付けば 何が消せるというのでしょうか もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  わけのわからん人生でした あちらぶつかり こちらぶつかり さまにならない人生でした 間違いばかりをやらかしました こけました へこみました なのに何(な)んにも学べてません もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  人の善意を信じることは 怖(こわ)いことです 綱渡(つなわた)りです 人の悪意を信じるほうが 安全でしょうね 寂しいけれど 突然に 暖かな人に出会って 泣いたりするんです もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三失敗ばかりの人生でした やることなすこと へまばかり 後悔ばかりの人生でした 迷惑ばかりを散らかしました 謝(あやま)れば 理由が付けば 何が消せるというのでしょうか もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  わけのわからん人生でした あちらぶつかり こちらぶつかり さまにならない人生でした 間違いばかりをやらかしました こけました へこみました なのに何(な)んにも学べてません もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  人の善意を信じることは 怖(こわ)いことです 綱渡(つなわた)りです 人の悪意を信じるほうが 安全でしょうね 寂しいけれど 突然に 暖かな人に出会って 泣いたりするんです もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな  もう愛します 今日以来 愛されたがりは罪つくり もう愛します 今日以来 愛したがりになれるかな
真夜中の動物園真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の真ん中に 動物園では人知れず 逢いたい相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  真夜中の羊水(ようすい)に 動物園は浮いている 逢いたい相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子(まいご)が 星に連れられて 地平線を飛んで来る Dada‥‥ 逢えない相手に逢えるまで 逢えない相手に逢えるまで  眠っているように 外から見えるだろう真夜中 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る  柵も壁も 闇と同じものになった真夜中 今ではもう無(な)い草原の はるか彼方(かなた)から 滅(ほろ)びた群れが 連(つら)なってやって来る 誰だい ヒトなんか呼んだのは 流氷に座ってる あれはシロクマの親代(おやがわ)りだったヒトさ Dada‥‥ 逢えない相手が逢いに来る 逢えない相手が逢いに来る Dada‥‥ Dada‥‥
まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う笑うことも 泣くことも その場限りのあたしたちだけど 思うことも しゃべることも その場限りのあたしたちだけど 怒ることも 歌うことも その場限りのあたしたちだけど 大嫌いも 大好きも その場限りのあたしたちだけど  だって ホラ1日は いつの間にか過ぎてゆく だって ホラ1生は いつの間にか過ぎてゆく ギリギリのところで 脆(もろ)い糸につかまって 細々(ほそぼそ)と疑う 瞬間たちの羅列(られつ)の中で  笑うことも 泣くことも 思うことも しゃべることも 怒ることも 歌うことも 大嫌いも 大好きも あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か嘘を嗅(か)ぎ取ってる  走ることも 停(と)まることも その場限りのあたしたちだけど 寒いことも 暑いことも その場限りのあたしたちだけど 飾ることも 脱ぐことも その場限りのあたしたちだけど 憧れも 共感も その場限りのあたしたちだけど  そうかもね 1秒も過ぎたことは霧の中 そうかもね 1秒も先のことは霧の中 手探(てさぐ)りで迷って 行く先々ぶつかって 怖々(こわごわ)と疑う 瞬間たちをつなぎ合わせながら  走ることも 停(と)まることも 寒いことも 暑いことも 飾ることも 脱ぐことも 憧れも 共感も あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か影を嗅(か)ぎ取ってる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三笑うことも 泣くことも その場限りのあたしたちだけど 思うことも しゃべることも その場限りのあたしたちだけど 怒ることも 歌うことも その場限りのあたしたちだけど 大嫌いも 大好きも その場限りのあたしたちだけど  だって ホラ1日は いつの間にか過ぎてゆく だって ホラ1生は いつの間にか過ぎてゆく ギリギリのところで 脆(もろ)い糸につかまって 細々(ほそぼそ)と疑う 瞬間たちの羅列(られつ)の中で  笑うことも 泣くことも 思うことも しゃべることも 怒ることも 歌うことも 大嫌いも 大好きも あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か嘘を嗅(か)ぎ取ってる  走ることも 停(と)まることも その場限りのあたしたちだけど 寒いことも 暑いことも その場限りのあたしたちだけど 飾ることも 脱ぐことも その場限りのあたしたちだけど 憧れも 共感も その場限りのあたしたちだけど  そうかもね 1秒も過ぎたことは霧の中 そうかもね 1秒も先のことは霧の中 手探(てさぐ)りで迷って 行く先々ぶつかって 怖々(こわごわ)と疑う 瞬間たちをつなぎ合わせながら  走ることも 停(と)まることも 寒いことも 暑いことも 飾ることも 脱ぐことも 憧れも 共感も あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは 自由っていう名前の中 何か影を嗅(か)ぎ取ってる
ハリネズミだって恋をする傷つきやすいということが 言い訳(わけ)になってハリネズミ 傷つきやすいということが 逃げ道になってハリネズミ 傷つきやすいということが 世渡(よわた)りになってハリネズミ 傷つきやすいということが 止まらなくなってハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 寒さよけにもならないくせに この針は 脱げない鎧(よろい) 人にも我にも突き刺さる でも ハリネズミだってね 切実(せつじつ)な恋をする 暖めあって眠りたい ハリネズミだって恋をする  傷つけちまった悲しみに 後(あと)ずさりするハリネズミ 傷つけちまった悲しみに ひとりぽっちになるハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 外から来たか内から来たか この針は 脱げない鎧(よろい) 折っても抜いてもまだ増(ふ)える でも ハリネズミだってね 遠大(えんだい)な恋をする 隙(すき)まる出しで笑いたい ハリネズミだって恋をする ハリネズミだって恋をする中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三傷つきやすいということが 言い訳(わけ)になってハリネズミ 傷つきやすいということが 逃げ道になってハリネズミ 傷つきやすいということが 世渡(よわた)りになってハリネズミ 傷つきやすいということが 止まらなくなってハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 寒さよけにもならないくせに この針は 脱げない鎧(よろい) 人にも我にも突き刺さる でも ハリネズミだってね 切実(せつじつ)な恋をする 暖めあって眠りたい ハリネズミだって恋をする  傷つけちまった悲しみに 後(あと)ずさりするハリネズミ 傷つけちまった悲しみに ひとりぽっちになるハリネズミ この針は 脱げない鎧(よろい) 外から来たか内から来たか この針は 脱げない鎧(よろい) 折っても抜いてもまだ増(ふ)える でも ハリネズミだってね 遠大(えんだい)な恋をする 隙(すき)まる出しで笑いたい ハリネズミだって恋をする ハリネズミだって恋をする
小さき負傷者たちの為に声もなき 小さき者たちは 見開いた瞳も乾(かわ)いて 力なき 小さき者たちは ひれ伏して 爪まで縮(ちぢ)めて 愛のある人間と 愛のない人間の 微笑(ほほえ)みの違いなど 読みわけるすべもなく 疑わず まっすぐに付いてゆく 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  仕方なく 小さき者たちは 己(おの)が身を 比べることなく 傷ついて 小さき者たちは 己(おの)が身の 落度かと詫(わ)びる 心ある人間と 心ない人間の さしのべるその腕を 選びとるすべもなく 助け無(な)く 運命に耳を澄(す)ます 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三声もなき 小さき者たちは 見開いた瞳も乾(かわ)いて 力なき 小さき者たちは ひれ伏して 爪まで縮(ちぢ)めて 愛のある人間と 愛のない人間の 微笑(ほほえ)みの違いなど 読みわけるすべもなく 疑わず まっすぐに付いてゆく 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  仕方なく 小さき者たちは 己(おの)が身を 比べることなく 傷ついて 小さき者たちは 己(おの)が身の 落度かと詫(わ)びる 心ある人間と 心ない人間の さしのべるその腕を 選びとるすべもなく 助け無(な)く 運命に耳を澄(す)ます 言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に  言葉持たない命よりも 言葉しかない命どもが そんなに偉いか 確かに偉いか 本当に偉いか 遥かに偉いか 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に 卑怯(ひきょう)と闘う同志でありたい 小さき小さき負傷者たちの為に
夢だものありえないってことが わからない訳(わけ)じゃない ありえないからこそ夢に見るものでしょ 説明はつかない 理屈にも合わない ありえない話を夢と呼ぶものでしょ 踊ってくださいと くじけないで言える あなたは気さくに 手を取ってくれる だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの  月の降る夜です 思い出が呼びに来る 湖の面(おもて)に町が出来てるよと 出かけましょ 行(ゆ)く先はなつかしい町角 出かけましょ 出会うのはなつかしい人々 あったかもしれない なかったかもしれない 初めてをもう一度 あなたと出会おう だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの  踊ってくださいと くじけないで言える あなたは気さくに 手を取ってくれる だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ありえないってことが わからない訳(わけ)じゃない ありえないからこそ夢に見るものでしょ 説明はつかない 理屈にも合わない ありえない話を夢と呼ぶものでしょ 踊ってくださいと くじけないで言える あなたは気さくに 手を取ってくれる だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの  月の降る夜です 思い出が呼びに来る 湖の面(おもて)に町が出来てるよと 出かけましょ 行(ゆ)く先はなつかしい町角 出かけましょ 出会うのはなつかしい人々 あったかもしれない なかったかもしれない 初めてをもう一度 あなたと出会おう だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの  踊ってくださいと くじけないで言える あなたは気さくに 手を取ってくれる だって夢だもの 全部夢だもの 好きになっても 打ち明けても 誰も困らない どうせ夢だもの 全部夢だもの 儚(はかな)くっても 短くっても 嘆かないのよ 夢だもの
サメの歌よしましょうよ 昔のことを飾ってる間に 短気な今が過ぎてゆく よしましょうよ 昔の傷を気取ってる間に 身軽な今が過ぎてゆく 可笑しい(おか)ことに なまものは後ろへ進めない なりふりを構いもせず 前(さき)へ向くように出来ている サメよ サメよ 落とし物の多い人生だけど  よしましょうよ 手柄(てがら)話を繕(つくろ)う暇(ひま)に あこぎな今が過ぎてゆく よしましょうよ ほつれた過去を繕(つくろ)う暇(ひま)に 浮気な今が過ぎてゆく 哀しいことに なまものは後ろへ進めない いまさらと笑いながら 後悔にさいなまれてる サメよ サメよ 忘れ物の多い人生だけど  可笑(おか)しいことに なまものは後ろへ進めない なりふりを構いもせず 前(さき)へ向くように出来ている サメよ サメよ 落とし物の多い人生だけど中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三よしましょうよ 昔のことを飾ってる間に 短気な今が過ぎてゆく よしましょうよ 昔の傷を気取ってる間に 身軽な今が過ぎてゆく 可笑しい(おか)ことに なまものは後ろへ進めない なりふりを構いもせず 前(さき)へ向くように出来ている サメよ サメよ 落とし物の多い人生だけど  よしましょうよ 手柄(てがら)話を繕(つくろ)う暇(ひま)に あこぎな今が過ぎてゆく よしましょうよ ほつれた過去を繕(つくろ)う暇(ひま)に 浮気な今が過ぎてゆく 哀しいことに なまものは後ろへ進めない いまさらと笑いながら 後悔にさいなまれてる サメよ サメよ 忘れ物の多い人生だけど  可笑(おか)しいことに なまものは後ろへ進めない なりふりを構いもせず 前(さき)へ向くように出来ている サメよ サメよ 落とし物の多い人生だけど
ごまめの歯ぎしり目出度(めでた)いことか知らないけれど 私、この頃(ごろ) 疑(うた)ぐり深い 人の気持ちや真心(まごころ)よりも 人の打算に目が向いてしまう 人を見る目がついたのか 人を見る目が失(う)せたのか あの日のように単純に あの日のように明快に 見てくれだとか 肩書きだとか そんなものには食いつかないのよ だから1人でお茶を飲むんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん  賢(かしこ)いことか知らないけれど 私、この頃(ごろ) よそ見が多い どこが素敵(すてき)か見つめるよりも どこが胡乱(うろん)か見つめてしまう 懲(こ)りた記憶がささやくの 懲(こ)りる予感がささやくの あの日のように全身で あの日のように全霊(ぜんれい)で 空振(からぶ)りしたら立ち直れない 立ち直るほど時間がないでしょ だから冷たく世間話です ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん  油断をすると恋をする 弱気になると恋をする そこらの人に突っ走り 相(あい)も変わらずつんのめる 高い樹(き)にあるブドウはどうせ 酸(す)っぱいとでも言っておきましょう だから1人で星を観(み)るんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん だから1人で星を観(み)るんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三目出度(めでた)いことか知らないけれど 私、この頃(ごろ) 疑(うた)ぐり深い 人の気持ちや真心(まごころ)よりも 人の打算に目が向いてしまう 人を見る目がついたのか 人を見る目が失(う)せたのか あの日のように単純に あの日のように明快に 見てくれだとか 肩書きだとか そんなものには食いつかないのよ だから1人でお茶を飲むんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん  賢(かしこ)いことか知らないけれど 私、この頃(ごろ) よそ見が多い どこが素敵(すてき)か見つめるよりも どこが胡乱(うろん)か見つめてしまう 懲(こ)りた記憶がささやくの 懲(こ)りる予感がささやくの あの日のように全身で あの日のように全霊(ぜんれい)で 空振(からぶ)りしたら立ち直れない 立ち直るほど時間がないでしょ だから冷たく世間話です ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん  油断をすると恋をする 弱気になると恋をする そこらの人に突っ走り 相(あい)も変わらずつんのめる 高い樹(き)にあるブドウはどうせ 酸(す)っぱいとでも言っておきましょう だから1人で星を観(み)るんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん だから1人で星を観(み)るんです ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん
鷹の歌あなたは杖(つえ)をついて ゆっくりと歩いて来た 見てはいけないようで 私の視線はたじろいだ あなたはとても遅く 身体(からだ)を運んでいた まわりの人はみんな いたわりの手を差しのべた 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  世界は変わってゆく あなたはいつもそれの 変えてはならないことを つよく叫び続けて来た 世界は変わってゆく あなたを嘲笑(わら)いながら 私はあなたの歌を 痛々しく聴き返す 灰色の翼は痩(や)せて かすれた鳴き声をあげて 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「命を超えて続くものを」 鷹の目が 叫んでいた  あなたは停(と)まりもせず そのまま歩いてゆく 面倒(めんどう)な道ばかりを あえて歩き続けてゆく 私は自分を恥(は)じる あなたを思って恥(は)じる ラクな道へ流れくだる 自分の安さを恥(は)じる 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなたは杖(つえ)をついて ゆっくりと歩いて来た 見てはいけないようで 私の視線はたじろいだ あなたはとても遅く 身体(からだ)を運んでいた まわりの人はみんな いたわりの手を差しのべた 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  世界は変わってゆく あなたはいつもそれの 変えてはならないことを つよく叫び続けて来た 世界は変わってゆく あなたを嘲笑(わら)いながら 私はあなたの歌を 痛々しく聴き返す 灰色の翼は痩(や)せて かすれた鳴き声をあげて 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「命を超えて続くものを」 鷹の目が 叫んでいた  あなたは停(と)まりもせず そのまま歩いてゆく 面倒(めんどう)な道ばかりを あえて歩き続けてゆく 私は自分を恥(は)じる あなたを思って恥(は)じる ラクな道へ流れくだる 自分の安さを恥(は)じる 鷹と呼ばれていた人が 這(は)うように命を運ぶ 「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た  「見なさい」 あなたの目が 「見なさい」 私を見た 「怖(おそ)れるなかれ 生きることを」 鷹の目が 見つめて来た
負けんもんね負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね)  あぁ 飽(あ)きもせず あぁ 倦(う)みもせず これでもかこれでもかと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) あぁ 限(きり)も無(な)く あぁ 留処無(とめどな)く まだ足りぬまだ足りぬと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) 砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている  小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方も無(な)く ゴールも無(な)く 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  あぁ 失えば あぁ その分の 何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ あぁ 何ゆえと あぁ 告げもせず 猛スピードで 猛スピードで 人生は希望を振り払う やっと見上げる鼻先を 叩きのめすように日々は降る そんなにまで そんなにまで 人生は私を嫌うのか、な 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね  砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている 小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方もなく ゴールもなく 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね)  あぁ 飽(あ)きもせず あぁ 倦(う)みもせず これでもかこれでもかと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) あぁ 限(きり)も無(な)く あぁ 留処無(とめどな)く まだ足りぬまだ足りぬと 試(ため)すなら試(ため)せ試金石(しきんせき) 砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている  小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方も無(な)く ゴールも無(な)く 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  あぁ 失えば あぁ その分の 何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ あぁ 何ゆえと あぁ 告げもせず 猛スピードで 猛スピードで 人生は希望を振り払う やっと見上げる鼻先を 叩きのめすように日々は降る そんなにまで そんなにまで 人生は私を嫌うのか、な 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね  砂地(すなじ)に水を撒(ま)いている 小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている 味方もなく ゴールもなく 人生は希望を踏みつける、が 負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね 負けとる場合じゃないんだもんね  負けんもんね 負けんもんね 涙ははらはら流れても 負けんもんね 負けんもんね あの人がいるから 負けんもんね
雪傘迷惑(めいわく)でなければ傍(そば)にいて 車を拾うまで雪の中 これきりと心で決めている私の 最後のわがまま聞いてね 灯(あか)り溢(あふ)れる窓からは 疑いもしない歌がこぼれ来る 「Happy Birthday 今日の主役は何処(どこ)?」 誰かが気づいて探しに来るまで 雪傘の柄(え)に指を添えて 思い出を返しましょう  足跡(あしあと)消しながら後(あと)ずさる 雪の上逃げる小ギツネみたいに 小枝の代(かわ)りに嘘を抱いて 思い出消しながら遠ざかりましょう 「Happy Birthday」 今日を祝う人が居(い)てくれるのなら 安心できるわ いつまで1 人ずつなんて良くないことだわ 心配したのよ 雪傘の柄(え)に指を添えて ゆく時を聞いている  ありとあらゆる悲しいことから あなたが守ってくれていたんだね 当り前のように暮らした あの頃 アリガトって伝え忘れたね  「Happy Birthday」 今日を祝う人が居(い)てくれるのなら 安心できるわ いつまで1人ずつなんて良くないことだわ 心配したのよ 雪傘の柄(え)に指を添えて ゆく時を聞いている 思い出全部 アリガト中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三迷惑(めいわく)でなければ傍(そば)にいて 車を拾うまで雪の中 これきりと心で決めている私の 最後のわがまま聞いてね 灯(あか)り溢(あふ)れる窓からは 疑いもしない歌がこぼれ来る 「Happy Birthday 今日の主役は何処(どこ)?」 誰かが気づいて探しに来るまで 雪傘の柄(え)に指を添えて 思い出を返しましょう  足跡(あしあと)消しながら後(あと)ずさる 雪の上逃げる小ギツネみたいに 小枝の代(かわ)りに嘘を抱いて 思い出消しながら遠ざかりましょう 「Happy Birthday」 今日を祝う人が居(い)てくれるのなら 安心できるわ いつまで1 人ずつなんて良くないことだわ 心配したのよ 雪傘の柄(え)に指を添えて ゆく時を聞いている  ありとあらゆる悲しいことから あなたが守ってくれていたんだね 当り前のように暮らした あの頃 アリガトって伝え忘れたね  「Happy Birthday」 今日を祝う人が居(い)てくれるのなら 安心できるわ いつまで1人ずつなんて良くないことだわ 心配したのよ 雪傘の柄(え)に指を添えて ゆく時を聞いている 思い出全部 アリガト
愛だけを残せ(Album Version)やむにやまれぬ 人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝(なんじ)の名を名乗れ しなやかに 強き者汝(なんじ)の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向(かざむ)きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀(かな)しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ中島みゆき中島みゆき中島みゆきやむにやまれぬ 人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝(なんじ)の名を名乗れ しなやかに 強き者汝(なんじ)の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向(かざむ)きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀(かな)しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから 愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流(げきりゅう)のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
翼をあげて空を覆う者は誰だ 風を投げる者は誰だ 明日(あす)を閉ざす者は誰だ 気がついている  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中  失うものを思っていた 転ぶことを思っていた 背中では知っていた きっとゆくことを  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中 高く 翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三空を覆う者は誰だ 風を投げる者は誰だ 明日(あす)を閉ざす者は誰だ 気がついている  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中  失うものを思っていた 転ぶことを思っていた 背中では知っていた きっとゆくことを  口を塞ぐ者は誰だ 夢を捩じる者は誰だ 明日を奪う者は誰だ 気がついている  怖れは消えはしない 生きる限り消えない 迷え 選べ 己れが最も畏れるものを 選べ  翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ 翼をあげて 向かい風の中 高く 翼をあげて 今ゆくべき空へ向かえ
こどもの宝見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私に気づかず 私の隣で 背伸びして佇んでいた 見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私を知らずに 私にもたれて 遥か未来を眺めていた  あの子の宝は何だろう あの子の願いは何だろう 今の私の願う宝は あの子と同じものだろうか  見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私を見上げる 私は目を逸らす 教えてやれることは まだ無い  あの子の宝は何だろう あの子の願いは何だろう 今の私の願う宝は あの子と同じものだろうか  見覚えのある あの少年が 遠い私を抜け出して 私を見上げる 私は目を逸らす 教えてやれることは まだ無い中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私に気づかず 私の隣で 背伸びして佇んでいた 見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私を知らずに 私にもたれて 遥か未来を眺めていた  あの子の宝は何だろう あの子の願いは何だろう 今の私の願う宝は あの子と同じものだろうか  見覚えのある あの少年が 遠い昔を抜け出して 私を見上げる 私は目を逸らす 教えてやれることは まだ無い  あの子の宝は何だろう あの子の願いは何だろう 今の私の願う宝は あの子と同じものだろうか  見覚えのある あの少年が 遠い私を抜け出して 私を見上げる 私は目を逸らす 教えてやれることは まだ無い
夜の色君の眠る夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 君のひそむ夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 光は希望か 闇は恐ろしいか それなら この白い夜はどうだ それなら この白い夜はどうだ  白夜の色に人は騙され 見晴らすつもりで 夜を見ない 白夜を衝(つ)いて鳥たちだけが 過(あやま)たず 故郷へ向かう 故郷へ向かう  君の祈る夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 君のたどる夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 照らせば見えるか 翳れば消されるか それなら この白い夜はどうだ それなら この白い夜はどうだ  白夜の色に人は騙され 見晴らすつもりで 夜を見ない 白夜を衝(つ)いて鳥たちだけが 過(あやま)たず 故郷へ向かう 故郷へ向かう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三君の眠る夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 君のひそむ夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 光は希望か 闇は恐ろしいか それなら この白い夜はどうだ それなら この白い夜はどうだ  白夜の色に人は騙され 見晴らすつもりで 夜を見ない 白夜を衝(つ)いて鳥たちだけが 過(あやま)たず 故郷へ向かう 故郷へ向かう  君の祈る夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 君のたどる夜の色を 何んと呼べばいいのだろう 照らせば見えるか 翳れば消されるか それなら この白い夜はどうだ それなら この白い夜はどうだ  白夜の色に人は騙され 見晴らすつもりで 夜を見ない 白夜を衝(つ)いて鳥たちだけが 過(あやま)たず 故郷へ向かう 故郷へ向かう
なんと小さな この掌であろうか わずかばかりの水でさえも こぼれて なんと冷たい この掌であろうか わずかばかりの砂でさえも こぼれて 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  この掌で支える何かがあろうか ひれ伏す地面に両の掌をつく以外に この掌で守れる何かがあろうか 打たれる我が身を両の掌でかぼう以外に 他にはないのか 生まれたことの役目は 他にはないのか この掌の仕事は 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか 私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なんと小さな この掌であろうか わずかばかりの水でさえも こぼれて なんと冷たい この掌であろうか わずかばかりの砂でさえも こぼれて 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  この掌で支える何かがあろうか ひれ伏す地面に両の掌をつく以外に この掌で守れる何かがあろうか 打たれる我が身を両の掌でかぼう以外に 他にはないのか 生まれたことの役目は 他にはないのか この掌の仕事は 何んでも出来ると未来を誇っていたのは 小さな掌の少年の頃だけだった  私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか 私のやつれた掌に 陽射しよまだ何か命ずるか
愛が私に命ずることすべて愛が私たちに命ずることなら ためらいはしない 怖れもなく 後も見ず 歩いてゆけるだろう すべて愛が私たちに命ずることなら 戸惑いはしない 寂しささえ意味がある ある朝 誰の国と名付けられても 王冠は日暮れには転がるもの 誰の許し もらえたなら 私たちは寄り添うだろう すべて愛が私たちに命ずることなら 戸惑いはしない 寂しささえ意味がある  もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 立ち塞がる悲しみや痛みを見据えても もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 心には翼がある さまよう民(たみ)となって離れるときも 2つのかけら遠く呼び合うだろう 誰の救けもらえたなら 私たちは寄り添うだろう もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 心には翼がある 心には翼がある中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三すべて愛が私たちに命ずることなら ためらいはしない 怖れもなく 後も見ず 歩いてゆけるだろう すべて愛が私たちに命ずることなら 戸惑いはしない 寂しささえ意味がある ある朝 誰の国と名付けられても 王冠は日暮れには転がるもの 誰の許し もらえたなら 私たちは寄り添うだろう すべて愛が私たちに命ずることなら 戸惑いはしない 寂しささえ意味がある  もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 立ち塞がる悲しみや痛みを見据えても もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 心には翼がある さまよう民(たみ)となって離れるときも 2つのかけら遠く呼び合うだろう 誰の救けもらえたなら 私たちは寄り添うだろう もしも愛と違うものが命ずることなら 従いはしない 心には翼がある 心には翼がある
NOW闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 岸の灯りか すべてを失くし漂う 裸の民(たみ)には あれはもしや 敵の灯りか  希望よ何処(いずこ) 大地よ何処(いずこ) 我等は何であるのか 我等は何に成るのか  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  理想よ何処(いずこ) 地軸よ何処(いずこ) 我等は誰の下僕(しもべ)か 我等は誰の主(あるじ)か  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない 何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間(ひと)か人道(みち)か 疑う自由だけは まだ燃えている  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない  何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間か人道か 疑う自由だけは まだ燃えている  NOW ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 従うのは 人間か人道か 今 ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 今 ここは過去と未来つなぐ Right NOW Right NOW中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 岸の灯りか すべてを失くし漂う 裸の民(たみ)には あれはもしや 敵の灯りか  希望よ何処(いずこ) 大地よ何処(いずこ) 我等は何であるのか 我等は何に成るのか  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  理想よ何処(いずこ) 地軸よ何処(いずこ) 我等は誰の下僕(しもべ)か 我等は誰の主(あるじ)か  潮の流れ時の流れ 為すすべもなく 祈りに捧ぐ花さえない  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない 何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間(ひと)か人道(みち)か 疑う自由だけは まだ燃えている  闇と海の境いに 瞳を凝らし続けた あれはもしや 人の灯りか  NOW それはやがての日ではなく NOW それは彼方の日ではなく NOW それは夢の日ではなく NOW ここは過去も未来もない  何を守るか 何を捨てるか 何が望みか 何が怖れか 従うのは 人間か人道か 疑う自由だけは まだ燃えている  NOW ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 従うのは 人間か人道か 今 ここは過去も未来もない 煩いを捨て 企みを捨て 我等は何を見つめるだろう 今 ここは過去と未来つなぐ Right NOW Right NOW
十二天北の天から 南の天へ 乾の天から 巽の天へ 西の天から 東の天へ 坤(ひつじさる)から 艮(うしとら)へ 上(かみ)の天から 下(しも)の天 日の天から 月の天  毘沙門天(びしゃもんてん)から 焔魔(えんま)の天へ 風の天から 火の天へ 水の天から 帝釈天(たいしゃくてん)へ 羅刹天(らせつてん)から 伊舎那天(いしゃなてん) 梵(ぼん)の天から 地の天へ 日の天から 月の天中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三北の天から 南の天へ 乾の天から 巽の天へ 西の天から 東の天へ 坤(ひつじさる)から 艮(うしとら)へ 上(かみ)の天から 下(しも)の天 日の天から 月の天  毘沙門天(びしゃもんてん)から 焔魔(えんま)の天へ 風の天から 火の天へ 水の天から 帝釈天(たいしゃくてん)へ 羅刹天(らせつてん)から 伊舎那天(いしゃなてん) 梵(ぼん)の天から 地の天へ 日の天から 月の天
らいしょらいしょイッチョウメノ イスケサン イノジガヒライテ イチマン イッセン イトコデ イット イット イットマメ オオクラショウスケ スットコトンノ トントン ライショ ライショ ライショ  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生(ぜんしょう)から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 一斗豆(いっとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)  ニチョウメノ ニスケサン ニノジガヒライテ ニマン ニセン ニトコデ ニト ニト ニトマメ オオクラショウスケ スットコトンノ トントン ライショ ライショ ライショ  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 二斗豆(にとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 三斗豆(さんとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三イッチョウメノ イスケサン イノジガヒライテ イチマン イッセン イトコデ イット イット イットマメ オオクラショウスケ スットコトンノ トントン ライショ ライショ ライショ  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生(ぜんしょう)から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 一斗豆(いっとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)  ニチョウメノ ニスケサン ニノジガヒライテ ニマン ニセン ニトコデ ニト ニト ニトマメ オオクラショウスケ スットコトンノ トントン ライショ ライショ ライショ  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 二斗豆(にとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)  来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 前生から今生見れば 来生(らいしょう) 彼方で見りゃ この此岸(しがん)も彼岸 何んとしょうかいな 何んとしょうまいな 月夜 雁(かり)が音(ね) 借り持って跳んだ 三斗豆(さんとまめ) 利が付いて 開き豆 船頭に百八つ返せ 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう) 来生(らいしょう)
暦売りの歌嗚呼 1日を何処へ運ぼうか 過ぎ去りし過去の日へ 暦を直すため 嗚呼 1日を何処へ運ぼうか 未だ知らぬ先の日へ 暦を先取るため 愚かさは輪をかけて 自惚れという輪をかけて 手に負えぬ今日の日を 悪態吐きつつ捨てかねて 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 総て良き日であるように  嗚呼 1日を何処に描こうか 過ぎ去りし過去の日に 暦の数の上 嗚呼 1日を何処に隠そうか 未だ知らぬ先の日に 暦の数の合間に 愚かさは輪をかけて 自惚れという輪をかけて 手に負えぬ今日の日を 悪態吐きつつ捨てかねて 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 総て良き日であるように中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三嗚呼 1日を何処へ運ぼうか 過ぎ去りし過去の日へ 暦を直すため 嗚呼 1日を何処へ運ぼうか 未だ知らぬ先の日へ 暦を先取るため 愚かさは輪をかけて 自惚れという輪をかけて 手に負えぬ今日の日を 悪態吐きつつ捨てかねて 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 総て良き日であるように  嗚呼 1日を何処に描こうか 過ぎ去りし過去の日に 暦の数の上 嗚呼 1日を何処に隠そうか 未だ知らぬ先の日に 暦の数の合間に 愚かさは輪をかけて 自惚れという輪をかけて 手に負えぬ今日の日を 悪態吐きつつ捨てかねて 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 暦はいかが 新しき古(いにし)えを 暦はいかが 1生1度の1日を 総て良き日であるように
百九番目の除夜の鐘百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか やさしき者ほど傷つく浮世 涙の輪廻が来生(らいしょう)を迷う 垣衣(しのぶぐさ)から萓草(わすれぐさ) 裏切り前の1日へ 誓いを戻せ除夜の鐘 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  此の岸彼(きしか)の岸 船路の彼方 悔みの続きは後ろの彼方 前(さき)の生(しょう)から次の生(しょう) 今居る生(しょう)へ 浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘 百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか やさしき者ほど傷つく浮世 涙の輪廻が来生(らいしょう)を迷う 垣衣(しのぶぐさ)から萓草(わすれぐさ) 裏切り前の1日へ 誓いを戻せ除夜の鐘 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  此の岸彼(きしか)の岸 船路の彼方 悔みの続きは後ろの彼方 前(さき)の生(しょう)から次の生(しょう) 今居る生(しょう)へ 浮橋に誓いをつなげ除夜の鐘 百九番目の除夜の鐘 鳴り始めたならどうなろうか 百九番目の除夜の鐘 鳴り止まなければどうなろうか このまま明日(あした)になりもせず このまま来生(らいしょう)になりもせず 百と八つの悲しみが いつまでたっても止みもせず 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか  百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか 百九番目の鐘の音(ね)が 鳴り止まなければどうなろうか
幽霊交差点幽霊交差点を 御存じですか 幽霊交差点を お忘れですか 角を曲がってしばらく行けば もとの景色が有るのに気付く 霧の夜には気を付けなされ 過ぎたつもりに気を付けなされ 幽霊交差点を 御存じですか 何度も逢いたくて 誰かが招く  幽霊交差点は 名残の化身 幽霊交差点は 移ろい知らず 逃げた後ろに置き去りの眺め 進む行く手に待つのが見える 霧の夜には気を付けなされ 過ぎたつもりに気を付けなされ 幽霊交差点を 御存じですか 何度も逢いたくて 誰かが招く 幽霊交差点を お忘れですか 何度も逢いたくて 誰かが招く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三幽霊交差点を 御存じですか 幽霊交差点を お忘れですか 角を曲がってしばらく行けば もとの景色が有るのに気付く 霧の夜には気を付けなされ 過ぎたつもりに気を付けなされ 幽霊交差点を 御存じですか 何度も逢いたくて 誰かが招く  幽霊交差点は 名残の化身 幽霊交差点は 移ろい知らず 逃げた後ろに置き去りの眺め 進む行く手に待つのが見える 霧の夜には気を付けなされ 過ぎたつもりに気を付けなされ 幽霊交差点を 御存じですか 何度も逢いたくて 誰かが招く 幽霊交差点を お忘れですか 何度も逢いたくて 誰かが招く
海に絵を描く海に絵を描(か)く 絵具は涙 海が絵を呑む 記憶は逃げる 忘れたものは 捨てたものと同じことになる 残したものは 邪魔だったものと同じことになる 海に絵を描(か)く 絵具は涙  海に絵を描(か)く 絵筆は吐息 海が身を捩る 手筋を匿(かく)す 約束事はその場限り 水の泡よりも 振り向きざまに消えるなら 嘘と同じことになる 海に絵を描(か)く 絵筆は吐息  約束事はその場限り 水の泡よりも 振り向きざまに消えるから 嘘と同じことになる 海に絵を描(か)く 絵筆は吐息 海に絵を描(か)く 絵具は涙中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三海に絵を描(か)く 絵具は涙 海が絵を呑む 記憶は逃げる 忘れたものは 捨てたものと同じことになる 残したものは 邪魔だったものと同じことになる 海に絵を描(か)く 絵具は涙  海に絵を描(か)く 絵筆は吐息 海が身を捩る 手筋を匿(かく)す 約束事はその場限り 水の泡よりも 振り向きざまに消えるなら 嘘と同じことになる 海に絵を描(か)く 絵筆は吐息  約束事はその場限り 水の泡よりも 振り向きざまに消えるから 嘘と同じことになる 海に絵を描(か)く 絵筆は吐息 海に絵を描(か)く 絵具は涙
天鏡その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡に映るものは 置き忘れた約束と その鏡に映るものは 通り過ぎて気が付く誤ち  その鏡を手にすることに焦れ 戦(いくさ)を起こす 心を捨てる 手にする物は 砕け散る道標(みちしるべ)  その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡は 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡に映るものは 置き忘れた約束と その鏡に映るものは 通り過ぎて気が付く誤ち  その鏡を手にすることに焦れ 戦(いくさ)を起こす 心を捨てる 手にする物は 砕け散る道標(みちしるべ)  その鏡に映るものは 隠しきれぬ愚かさと その鏡に映るものは 拭いきれぬ悲しみと その鏡に映るものは 失くしてから気が付く愛しさ  その鏡は 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ 人の手には触れることの叶わぬもの その鏡は 空の彼方 遙か彼方 涙を湛えた 瞳だ
愛だけを残せ愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  やむにやまれぬ人生は綱渡(つなわた)りだ 選ぶつもりで選ばされる手品だ 闇の中の風のように 突然に愛は居どころを求める 弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  思いがけない幻(まぼろし)に誘われて 思いがけない風向きに運ばれて 偶然の朝 偶然の夜 我々は何も知らされず 踏み出す 縁(えん)は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う 縁(えん)は不思議 それと知りながら迷い合う みんな哀しくて みんな恋しくて 立ち止まってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  弱き者汝の名を名乗れ しなやかに 強き者汝の名を名乗れ ささやかに みんな儚(はかな)くて みんな愛(いと)しくて 振り返ってしまうから  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ  愛だけを残せ 壊(こわ)れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず 生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ
闘りゃんせいちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか いちばん最近歌った歌を 聴かせてみてくれないか 私は忘れてしまったんです いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか 行く人も帰る人も 見分けなんかつかないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか いちばん最近慕った人を 頼ってみてくれないか 私は迷ってしまったんです いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか 過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  ここは何処(どこ)か教えてくりゃれ 怖いながら教えてくりゃれ 私は届けに行くところ 私を届けに行くところ いちばん遠いところから いちばん近いところまで  過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか いちばん最近歌った歌を 聴かせてみてくれないか 私は忘れてしまったんです いちばん最近笑ったことを 語ってみてくれないか 行く人も帰る人も 見分けなんかつかないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか いちばん最近慕った人を 頼ってみてくれないか 私は迷ってしまったんです いちばん最近帰った道を 歩いてみてくれないか 過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  ここは何処(どこ)か教えてくりゃれ 怖いながら教えてくりゃれ 私は届けに行くところ 私を届けに行くところ いちばん遠いところから いちばん近いところまで  過ぎた日々もまだな日々も 答なんかくれないね 闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中 闘りゃんせ 夢よ闘りゃんせ 闘りゃんせ 裸の胸の中  闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ 闘りゃんせ うつろな胸の中
あほう鳥あたしは とても おつむが軽い あんたは とても 心が軽い 二人並べて よくよく 見れば どちらも 泣かない あほう鳥  悪い夢を見て 泣くなんて いい年をして することじゃない いつもどおり あたしどおり つづけるさ ばか笑い  忘れます 忘れます あんたが好きだったって こともね  忘れます 忘れます あたしが生きていたって こともね  あたしは いつも ねぐらを探す あんたは いつも 出口を探す 二人あわせて 二つにわれば どちらも いいとこ あほう鳥  悪い夢を見て 泣くなんて いい年をして することじゃない いつもどおり あたしどおり つづけるさ ばか笑い  忘れます 忘れます あんたが好きだったって こともね  忘れます 忘れます あたしが 生きていたって こともね中島みゆき中島みゆき中島みゆきあたしは とても おつむが軽い あんたは とても 心が軽い 二人並べて よくよく 見れば どちらも 泣かない あほう鳥  悪い夢を見て 泣くなんて いい年をして することじゃない いつもどおり あたしどおり つづけるさ ばか笑い  忘れます 忘れます あんたが好きだったって こともね  忘れます 忘れます あたしが生きていたって こともね  あたしは いつも ねぐらを探す あんたは いつも 出口を探す 二人あわせて 二つにわれば どちらも いいとこ あほう鳥  悪い夢を見て 泣くなんて いい年をして することじゃない いつもどおり あたしどおり つづけるさ ばか笑い  忘れます 忘れます あんたが好きだったって こともね  忘れます 忘れます あたしが 生きていたって こともね
ミルク32ねえ ミルク またふられたわ 忙しそうね そのまま聞いて ゆらゆら 重ね上げた お皿と カップの かげから  ねえ ミルク またふられたわ ちょっと 飛ばさないでよ この服高いんだから うまくは いかないわね 今度はと 思ったんだけどな  あんたときたら ミルクなんて飲んでてさ あたし 随分 笑ったわね いつのまに バーボンなんて 飲むように なったのよ  ねえ ミルク 悪いわね ふられた時ばかり現われて 笑ってるの 怒ってるの そんなに 無口だったかしらね  ねえ ミルク 聞いてるの 今 それ どうしても 洗わなきゃならないの 忙しいものなのね マスターともなると ほんとかしら  なんで あんなに あたしたち 二人とも 意地を 張りあったのかしらね ミルク もう 32 あたしたち ずっと このままね  ねえ ミルク もう終わりでしょ 帰るわ レシートは どこ?  表は雨降り夜 もう少し いようかしら……  ねえ ミルク ねえ ミルク ねえ中島みゆき中島みゆき中島みゆきねえ ミルク またふられたわ 忙しそうね そのまま聞いて ゆらゆら 重ね上げた お皿と カップの かげから  ねえ ミルク またふられたわ ちょっと 飛ばさないでよ この服高いんだから うまくは いかないわね 今度はと 思ったんだけどな  あんたときたら ミルクなんて飲んでてさ あたし 随分 笑ったわね いつのまに バーボンなんて 飲むように なったのよ  ねえ ミルク 悪いわね ふられた時ばかり現われて 笑ってるの 怒ってるの そんなに 無口だったかしらね  ねえ ミルク 聞いてるの 今 それ どうしても 洗わなきゃならないの 忙しいものなのね マスターともなると ほんとかしら  なんで あんなに あたしたち 二人とも 意地を 張りあったのかしらね ミルク もう 32 あたしたち ずっと このままね  ねえ ミルク もう終わりでしょ 帰るわ レシートは どこ?  表は雨降り夜 もう少し いようかしら……  ねえ ミルク ねえ ミルク ねえ
海鳴り海鳴りが寂しがる夜は 古い時計が泣いてなだめる 遠く過ぎて行った者たちの 声を真似して 呼んでみせる  覚えてるよ 覚えてるよ この足元で はしゃいでいたね 覚えてるよ 覚えてるよ 時計だけが 約束を守る  海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね  海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね  見てごらん 今歩いてゆく あんな ふたりを 昔みたね そして 今日は 明日は 誰が 私の ねじを 巻いてくれるだろう  忘れないで 忘れないで 叫ぶ声は 今も 聞こえてる 忘れないよ 忘れないよ 時計だけが約束を守る  海鳴りよ 海鳴りよ 今日もまた お前と 私が 残ったね  海鳴りよ 海鳴りよ 今日もまた お前と 私が 残ったね中島みゆき中島みゆき中島みゆき海鳴りが寂しがる夜は 古い時計が泣いてなだめる 遠く過ぎて行った者たちの 声を真似して 呼んでみせる  覚えてるよ 覚えてるよ この足元で はしゃいでいたね 覚えてるよ 覚えてるよ 時計だけが 約束を守る  海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね  海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね  見てごらん 今歩いてゆく あんな ふたりを 昔みたね そして 今日は 明日は 誰が 私の ねじを 巻いてくれるだろう  忘れないで 忘れないで 叫ぶ声は 今も 聞こえてる 忘れないよ 忘れないよ 時計だけが約束を守る  海鳴りよ 海鳴りよ 今日もまた お前と 私が 残ったね  海鳴りよ 海鳴りよ 今日もまた お前と 私が 残ったね
怜子GOLD LYLIC怜子 いい女になったね 惚れられると 女は 本当に変わるんだね 怜子 ひとりで街も歩けない 自信のない女だった おまえが 嘘のよう  ひとの不幸を 祈るようにだけは なりたくないと願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の胸に痛すぎる  怜子 みちがえるようになって あいつにでも 本気で 惚れることがあるんだね 怜子 あいつは誰と居ても 淋しそうな男だった おまえとならば あうんだね  ひとの不幸を 祈るようにだけは なりたくないと願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の胸に痛すぎるGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき怜子 いい女になったね 惚れられると 女は 本当に変わるんだね 怜子 ひとりで街も歩けない 自信のない女だった おまえが 嘘のよう  ひとの不幸を 祈るようにだけは なりたくないと願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の胸に痛すぎる  怜子 みちがえるようになって あいつにでも 本気で 惚れることがあるんだね 怜子 あいつは誰と居ても 淋しそうな男だった おまえとならば あうんだね  ひとの不幸を 祈るようにだけは なりたくないと願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の胸に痛すぎる
世情PLATINA LYLIC世の中はいつも 変わっているから 頑固者だけが 悲しい思いをする  変わらないものを 何かにたとえて その度崩れちゃ そいつのせいにする  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  世の中は とても 臆病な猫だから 他愛のない嘘を いつもついている  包帯のような嘘を 見破ることで 学者は世間を 見たような気になる  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うためPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき世の中はいつも 変わっているから 頑固者だけが 悲しい思いをする  変わらないものを 何かにたとえて その度崩れちゃ そいつのせいにする  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  世の中は とても 臆病な猫だから 他愛のない嘘を いつもついている  包帯のような嘘を 見破ることで 学者は世間を 見たような気になる  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため  シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため
わかれうたPLATINA LYLIC途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃありません  別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて 焦がれて 泣き狂う  別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど たそがれは 優しい人好しじゃありません  別れの気分に 味を占めて あなたは 私の戸を叩いた 私は別れを 忘れたくて あなたの眼を見ずに 戸を開けた  別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ  だれが名付けたか 私には 別れうた唄いの 影がある 好きで別れ唄う 筈もない 他に知らないから 口ずさむ  恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい 残されて 戸惑う者たちは 追いかけて 焦がれて 泣き狂う  別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り  あなたは愁いを身につけて うかれ街あたりで 名をあげる 眠れない私は つれづれに わかれうた 今夜も 口ずさむ
化粧PLATINA LYLIC化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど せめて 今夜だけでも きれいになりたい 今夜 あたしは あんたに 逢いに ゆくから 最後の最後に 逢いにゆくから  あたしが出した 手紙の束を返してよ 誰かと 二人で 読むのは やめてよ 放り出された昔を 胸に抱えたら 見慣れた夜道を 走って帰る  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと 思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて  化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど 今夜、死んでも いいから きれいになりたい こんなことなら あいつを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに 思われたい  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんてPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど せめて 今夜だけでも きれいになりたい 今夜 あたしは あんたに 逢いに ゆくから 最後の最後に 逢いにゆくから  あたしが出した 手紙の束を返してよ 誰かと 二人で 読むのは やめてよ 放り出された昔を 胸に抱えたら 見慣れた夜道を 走って帰る  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと 思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて  化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど 今夜、死んでも いいから きれいになりたい こんなことなら あいつを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに 思われたい  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  流れるな 涙 心でとまれ 流れるな 涙 バスが出るまで  バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと思ってたなんて バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて
I Love You, 答えてくれI Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  何か返してもらうため 君に愛を贈るわけじゃない あとで返してもらうため 君に時を贈るわけじゃない 君はひどい目に遭いすぎて 疑い深くなってしまった 身を守るのはもっともだけど 世界全部毒だなんて悲しいよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 気にしないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  プラスマイナス数えながら 君をみつめるわけじゃない いつか実りをもらうため 君を大事にするわけじゃない 惚れたほうが損になるなんて 取り引きや投資じゃあるまいし 惚れて嬉しい 単に嬉しい 同じ時代に生まれて嬉しい 愛さずにいられない馬鹿もいる 悩まないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  愛さずにいられない馬鹿もいる 悩まないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You中島みゆき中島みゆき中島みゆきI Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  何か返してもらうため 君に愛を贈るわけじゃない あとで返してもらうため 君に時を贈るわけじゃない 君はひどい目に遭いすぎて 疑い深くなってしまった 身を守るのはもっともだけど 世界全部毒だなんて悲しいよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 気にしないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  プラスマイナス数えながら 君をみつめるわけじゃない いつか実りをもらうため 君を大事にするわけじゃない 惚れたほうが損になるなんて 取り引きや投資じゃあるまいし 惚れて嬉しい 単に嬉しい 同じ時代に生まれて嬉しい 愛さずにいられない馬鹿もいる 悩まないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  愛さずにいられない馬鹿もいる 悩まないで受けとればいいんだよ 愛さずにいられない馬鹿もいる 受けとったと答えてほしいだけさ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You  I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You, 答えてくれ I Love You
背広の下のロックンロールうまく化けてるね 見分けがつかない程に 静かな人に見えるよ どこから見ても たぎる怒り たぎる願い 抱え込んで たくし込んで ネクタイで首をしめて 荒くれをつなぎとめても 革靴に足を詰めて さすらいをつなぎとめても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  見破られないね その笑顔からは悲しみを 見破られないね その目つきからは悔しさを 100のうちの99まで譲ったなら 何が残る 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  過ぎ去りし無謀を 惜しむ幼な馴染みよ 全力で駆け抜ける 人生のバイクが見えないか 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  WOO, 誰も気付かないさ WOO, 誰も気付かないさ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲うまく化けてるね 見分けがつかない程に 静かな人に見えるよ どこから見ても たぎる怒り たぎる願い 抱え込んで たくし込んで ネクタイで首をしめて 荒くれをつなぎとめても 革靴に足を詰めて さすらいをつなぎとめても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  見破られないね その笑顔からは悲しみを 見破られないね その目つきからは悔しさを 100のうちの99まで譲ったなら 何が残る 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  過ぎ去りし無謀を 惜しむ幼な馴染みよ 全力で駆け抜ける 人生のバイクが見えないか 右肩に愛を乗せて 足どりが遅くなっても 左肩に国を乗せて 足どりが遅くなっても 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの為だ 背広の下のロックンロール 誰に見せる為じゃない 己れの素顔見るロックンロール  WOO, 誰も気付かないさ WOO, 誰も気付かないさ
ボディ・トーク霧の溶けるように波が寄せている それを描く言葉を二人、探している 事実、心に映ってるのは 海なんかでも霧なんかでもないのにさ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  爪にさえも体温はあるんだってね 冗談ともマジともつかず 君が言う 爪を透かして空を見ている その爪に この体温を乗せてくれ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  何故、と言葉で君は求める 僕がさし出せるのは 命だけだ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三霧の溶けるように波が寄せている それを描く言葉を二人、探している 事実、心に映ってるのは 海なんかでも霧なんかでもないのにさ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  爪にさえも体温はあるんだってね 冗談ともマジともつかず 君が言う 爪を透かして空を見ている その爪に この体温を乗せてくれ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  何故、と言葉で君は求める 僕がさし出せるのは 命だけだ 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 伝われ 伝われ 身体づたいに この心 言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう  言葉なんて迫力がない 言葉なんて なんて弱いんだろう 言葉なんて迫力がない 言葉はなんて なんて弱いんだろう
アイス・フィッシュアイス・フィッシュ どうしてかな アイス・フィッシュ いつからかな アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ ただひとこと言えば どんなにあなたを咲かせるか 百もわかりながら 息を呑んで 黙り込んで 詫びを思うだけの冷たい魚 憫(あわ)れなるものは 氷の鱗(うろこ) 愚かなるものは 氷の鱗 アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 氷の魚  アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 身を寄せるだけで せめて風除けになるかと 百も思いながら 我を守り 我をかばい 鎧(よろ)うほどの物が中にあるのか 憫れなるものは 氷の鱗 愚かなるものは 氷の鱗 アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 氷の魚  アイス・フィッシュ 明日までに アイス・フィッシュ なおせるかな アイス・フィッシュ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中島みゆきアイス・フィッシュ どうしてかな アイス・フィッシュ いつからかな アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ ただひとこと言えば どんなにあなたを咲かせるか 百もわかりながら 息を呑んで 黙り込んで 詫びを思うだけの冷たい魚 憫(あわ)れなるものは 氷の鱗(うろこ) 愚かなるものは 氷の鱗 アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 氷の魚  アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 身を寄せるだけで せめて風除けになるかと 百も思いながら 我を守り 我をかばい 鎧(よろ)うほどの物が中にあるのか 憫れなるものは 氷の鱗 愚かなるものは 氷の鱗 アイス・フィッシュ アイス・フィッシュ 氷の魚  アイス・フィッシュ 明日までに アイス・フィッシュ なおせるかな アイス・フィッシュ
Nobody Is RightGOLD LYLICNobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right  もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  悪い人などいないだなんて あいにくですが頷けません 正しい人こそいないんじゃないか カンペキ正しいってどういう人だ 争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く その正しさは気分がいいか 正しさの勝利が気分いいんじゃないのか つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃないGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right  もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば 世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  悪い人などいないだなんて あいにくですが頷けません 正しい人こそいないんじゃないか カンペキ正しいってどういう人だ 争う人は正しさを説く 正しさゆえの争いを説く その正しさは気分がいいか 正しさの勝利が気分いいんじゃないのか つらいだろうね その1日は 嫌いな人しか 出会えない 寒いだろうね その1生は 軽蔑だけしか いだけない 正しさと正しさとが 相容れないのはいったい何故なんだ Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない  Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 正しさは Nobody Is Right, Nobody Is Right, Nobody Is Right, 道具じゃない
サバイバル・ロードOh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りを通るものは ただのビル風だから すぐに変わる すぐに逃げる すぐ物陰に消える 社交辞令 つくり笑い すべてまともに受けりゃ 油断のあとで 寒さに気づく 身ぐるみ剥がれて気づく その通りを通るものは ただのビル風だから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りの石畳は ただの石くれだから 見た目軽く 当たり軽く 浮かれた足をすくう 最敬礼 大歓迎 ふところの中のナイフ 落とし穴の底で気づく 食いちぎられて気づく その通りの石畳は ただの石くれだから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りの曲がり角は ただの吹き溜りだから カマイタチが身をひそめる 角ごとに罠を掛ける おだて文句 誘い文句 舞いあがって踏み込めば 誰も守らん 誰も助けん 喰らいあって闇の中 その通りの曲がり角は ただの吹き溜りだから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りを通るものは ただのビル風だから すぐに変わる すぐに逃げる すぐ物陰に消える 社交辞令 つくり笑い すべてまともに受けりゃ 油断のあとで 寒さに気づく 身ぐるみ剥がれて気づく その通りを通るものは ただのビル風だから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りの石畳は ただの石くれだから 見た目軽く 当たり軽く 浮かれた足をすくう 最敬礼 大歓迎 ふところの中のナイフ 落とし穴の底で気づく 食いちぎられて気づく その通りの石畳は ただの石くれだから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  その通りの曲がり角は ただの吹き溜りだから カマイタチが身をひそめる 角ごとに罠を掛ける おだて文句 誘い文句 舞いあがって踏み込めば 誰も守らん 誰も助けん 喰らいあって闇の中 その通りの曲がり角は ただの吹き溜りだから Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか  Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh, 共にゆける者はないのか
惜しみなく愛の言葉をもしも私の愛の言葉の あらん限りを君に贈れば もう明日から言葉も尽きて 私は愛に置き去りかしら いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  愛を表わす言葉の綾を 私は多く持ちえないから 聞き飽きられてしまわぬために 寡黙であれと風は教える いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日を 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三もしも私の愛の言葉の あらん限りを君に贈れば もう明日から言葉も尽きて 私は愛に置き去りかしら いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  愛を表わす言葉の綾を 私は多く持ちえないから 聞き飽きられてしまわぬために 寡黙であれと風は教える いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花 いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに  惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日を 惜しみなく愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りに
顔のない街の中で見知らぬ人の笑顔も 見知らぬ人の暮らしも 失われても泣かないだろう 見知らぬ人のことならば ままにならない日々の怒りを 物に当たる幼な児のように 物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で  見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも 気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で  ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三見知らぬ人の笑顔も 見知らぬ人の暮らしも 失われても泣かないだろう 見知らぬ人のことならば ままにならない日々の怒りを 物に当たる幼な児のように 物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で  見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも 気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように 見知らぬ人のことならば ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で  ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街の中で 顔のない国の中で 顔のない世界の中で
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
本日、未熟者あがいて もがいて 1日がゆく わめいて ほざいて 1日がゆく さからい はむかい 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく いい加減に悟ればどうかと 低く招く誘い 蹴れば 掌は返る 敵(かたき)は増える それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情(なさけ)はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  無理して のめって 1日がゆく のぼせて あせって 1日がゆく 意地張り 見栄張り 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく 要領を教えましょうかと ふところ手の誘い 蹴れば 顔色は変わる 寄辺(よるべ)は消える それでこうして 道なき道をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲あがいて もがいて 1日がゆく わめいて ほざいて 1日がゆく さからい はむかい 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく いい加減に悟ればどうかと 低く招く誘い 蹴れば 掌は返る 敵(かたき)は増える それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情(なさけ)はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  無理して のめって 1日がゆく のぼせて あせって 1日がゆく 意地張り 見栄張り 1日がゆく 当たって 砕けて 1日がゆく 要領を教えましょうかと ふところ手の誘い 蹴れば 顔色は変わる 寄辺(よるべ)は消える それでこうして 道なき道をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者  それでこうして やさしい人をおろおろと探しているんです 野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者 あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者
昔から雨が降ってくる昔、僕はこの池のほとりの 1本の木だったかもしれない 遠い空へ手を伸ばし続けた やるせない木だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる  昔、僕はこの海のほとりの 1匹の魚(うお)だったかもしれない 話しかける声を持とうとした 寂しがる魚(うお)だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる  昔、大きな恐竜も 昔、小さな恐竜も 同じ雨を見あげたろうか 同じ雨にうなだれたのだろうか あの雨が降ってくる 昔から降ってくる  昔、僕はこの崖の極みの 1粒の虫だったかもしれない 地平線の森へ歩きだした 疑わない虫だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる あの雨が降ってくる なつかしく降ってくる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三昔、僕はこの池のほとりの 1本の木だったかもしれない 遠い空へ手を伸ばし続けた やるせない木だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる  昔、僕はこの海のほとりの 1匹の魚(うお)だったかもしれない 話しかける声を持とうとした 寂しがる魚(うお)だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる  昔、大きな恐竜も 昔、小さな恐竜も 同じ雨を見あげたろうか 同じ雨にうなだれたのだろうか あの雨が降ってくる 昔から降ってくる  昔、僕はこの崖の極みの 1粒の虫だったかもしれない 地平線の森へ歩きだした 疑わない虫だったかもしれない あの雨が降ってくる 僕は思い出す 僕の正体を 昔から降ってくる なつかしく降ってくる あの雨が降ってくる なつかしく降ってくる
一期一会GOLD LYLIC見たこともない空の色 見たこともない海の色 見たこともない野を越えて 見たこともない人に会う 急いで道をゆく人もあり 泣き泣き 道をゆく人も 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで  見たこともない月の下 見たこともない枝の下 見たこともない軒の下 見たこともない酒を汲む 人間好きになりたいために 旅を続けてゆくのでしょう 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで  一期一会の はかなさつらさ 人恋しさをつのらせる 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで あなたの笑顔を 忘れないでGOLD LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三見たこともない空の色 見たこともない海の色 見たこともない野を越えて 見たこともない人に会う 急いで道をゆく人もあり 泣き泣き 道をゆく人も 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで  見たこともない月の下 見たこともない枝の下 見たこともない軒の下 見たこともない酒を汲む 人間好きになりたいために 旅を続けてゆくのでしょう 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで  一期一会の はかなさつらさ 人恋しさをつのらせる 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで 忘れないよ遠く離れても 短い日々も 浅い縁(えにし)も 忘れないで私のことより あなたの笑顔を 忘れないで あなたの笑顔を 忘れないで
ララバイSINGER右の翼は夜 忘れさせる夜 つらさ悲しさを忘れさせる翼 左翼は海 思い出させる海 忘れたくなかった人を映す海  逃げなさい心よ 怖れの国から 闇色翼に抱き守られながら 逃げなさい心よ 憂いの国から 時も届かない夢へ逃げなさい  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる  思い出は翼に変われるだろうか つらさ悲しさも翼になるだろうか 思い出がなければ笑えるだろうか 怖れや憂いを笑えるだろうか  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる中島みゆき中島みゆき中島みゆき小林信吾・瀬尾一三・中島みゆき右の翼は夜 忘れさせる夜 つらさ悲しさを忘れさせる翼 左翼は海 思い出させる海 忘れたくなかった人を映す海  逃げなさい心よ 怖れの国から 闇色翼に抱き守られながら 逃げなさい心よ 憂いの国から 時も届かない夢へ逃げなさい  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる  思い出は翼に変われるだろうか つらさ悲しさも翼になるだろうか 思い出がなければ笑えるだろうか 怖れや憂いを笑えるだろうか  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる  歌ってもらえるあてがなければ 人は自ら歌びとになる どんなにひどい雨の中でも 自分の声は聞こえるからね  ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる ララバイ ララバイ 眠れ心 ララバイ ララバイ すぐ明日になる
重き荷を負いて足元の石くれをよけるのが精一杯 道を選ぶ余裕もなく 自分を選ぶ余裕もなく 目にしみる汗の粒をぬぐうのが精一杯 風を聴く余裕もなく 人を聴く余裕もなく まだ空は見えないか まだ星は見えないか ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷も坂も 他人には何ひとつ見えはしない まだ空は見えないか まだ星は見えないか 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら  掌の傷口を握るのが精一杯 愛をひろう余裕もなく 泥をひろう余裕もなく ひび割れた唇は噛みしめるのが精一杯 過去を語る余裕もなく 明日を語る余裕もなく がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら  まだ空は見えないか まだ星は見えないか ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲足元の石くれをよけるのが精一杯 道を選ぶ余裕もなく 自分を選ぶ余裕もなく 目にしみる汗の粒をぬぐうのが精一杯 風を聴く余裕もなく 人を聴く余裕もなく まだ空は見えないか まだ星は見えないか ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷も坂も 他人には何ひとつ見えはしない まだ空は見えないか まだ星は見えないか 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら  掌の傷口を握るのが精一杯 愛をひろう余裕もなく 泥をひろう余裕もなく ひび割れた唇は噛みしめるのが精一杯 過去を語る余裕もなく 明日を語る余裕もなく がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら  まだ空は見えないか まだ星は見えないか ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら 重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ 重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら
お月さまほしい君が今頃泣いてるんじゃないかと思ったんだ ひとりだけで泣いてるんじゃないかと思ったんだ どんなにひどい1日の終わりでも 笑って帰って行った君だから 夜中にひとりで泣いてるんじゃないかと思ったんだ  君をかばう勇気も なぐさめも 何ひとつ浮かばず 見送った 己れのなさけなさに さいなまれて 君に何か渡してあげたくて 何かないか何かないか 探し回ったんだ  夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい  夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中島みゆき君が今頃泣いてるんじゃないかと思ったんだ ひとりだけで泣いてるんじゃないかと思ったんだ どんなにひどい1日の終わりでも 笑って帰って行った君だから 夜中にひとりで泣いてるんじゃないかと思ったんだ  君をかばう勇気も なぐさめも 何ひとつ浮かばず 見送った 己れのなさけなさに さいなまれて 君に何か渡してあげたくて 何かないか何かないか 探し回ったんだ  夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい  夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ 君に贈ってあげたいから お月さまほしい
とろ間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい 追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい 変わりたいと思った 全部変わりたいと思った ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂 「あの人って、あの人って、変わ…ってるよね」 とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  他の人はどうして何でもできるのだろう 他の人はどうして間違えないのだろう やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時 何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる  何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時 間に合わない宿題が またひとつ積み上がる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる とろ、何とかならないか 考え考え日が暮れる
五月の陽ざし遠い日の あなたの贈り物 まだ開けてみることもなかった リポンを見ただけで 何か重い気がしてしまったんです  贈り物は 難しいものです 喜ぶかと 迷惑だろうかと その代わりに何か望んでると 疑われたら悲しい  難しい意味なのかと おじけづいて 放り出して  長い年月が過ぎて 理由も忘れてほどいてる 色の梱せたリボン  小箱には 綿にくるまれて ドングリが きょとんと光ってた  遠い日の あなたの贈り物 まだ開けてみることもなかった 植えてみようかとも思ったけれど すでに時は過ぎたね  黙ったまま逃げ帰った 話しづらくなっていった  五月の陽ざしの中で あの素直な笑顔の人を思い出してみます  「ありがとう」でよかったのにね ドングリにまで気の毒なことをしました中島みゆき中島みゆき中島みゆき弦一徹・瀬尾一三・中島みゆき遠い日の あなたの贈り物 まだ開けてみることもなかった リポンを見ただけで 何か重い気がしてしまったんです  贈り物は 難しいものです 喜ぶかと 迷惑だろうかと その代わりに何か望んでると 疑われたら悲しい  難しい意味なのかと おじけづいて 放り出して  長い年月が過ぎて 理由も忘れてほどいてる 色の梱せたリボン  小箱には 綿にくるまれて ドングリが きょとんと光ってた  遠い日の あなたの贈り物 まだ開けてみることもなかった 植えてみようかとも思ったけれど すでに時は過ぎたね  黙ったまま逃げ帰った 話しづらくなっていった  五月の陽ざしの中で あの素直な笑顔の人を思い出してみます  「ありがとう」でよかったのにね ドングリにまで気の毒なことをしました
あなたでなければ見間違えるなんてはずは ありえないと思うんです 聞きそびれるなんてはずは ありえないと思うんです 馴染んだあなたのことぐらい わかりきったつもりでした 見慣れたあなたの肌ぐらい 思い出せるつもりでした その肌は誰のもの その声は誰のもの 知らない人を見るようで心もとなくなるけれど あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです  そうです出会った日のあなたとも ほんの昨日のあなたとも 違うあなたになれるんですね 人は変わってゆくんですね そうよね変わらないつもりでいた私だって 変わるんですよね どうせ変わってゆくものなら あなたと一緒に変わりたい その爪は誰のもの その文字は誰のもの あなたを1から覚えなきゃ 私を1から言わなきゃね あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです  海を見ていたせいかしら はるか見ていたせいかしら あなたの目に映る世界に私がいないようで 海を憎んだ あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲見間違えるなんてはずは ありえないと思うんです 聞きそびれるなんてはずは ありえないと思うんです 馴染んだあなたのことぐらい わかりきったつもりでした 見慣れたあなたの肌ぐらい 思い出せるつもりでした その肌は誰のもの その声は誰のもの 知らない人を見るようで心もとなくなるけれど あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです  そうです出会った日のあなたとも ほんの昨日のあなたとも 違うあなたになれるんですね 人は変わってゆくんですね そうよね変わらないつもりでいた私だって 変わるんですよね どうせ変わってゆくものなら あなたと一緒に変わりたい その爪は誰のもの その文字は誰のもの あなたを1から覚えなきゃ 私を1から言わなきゃね あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです  海を見ていたせいかしら はるか見ていたせいかしら あなたの目に映る世界に私がいないようで 海を憎んだ あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです 似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて どうしてもあなたにいてほしいんです あなたでなければイヤなんです あなたでなければ駄目なんです
水を探していた ずっと探していた 水の形を探してみて 水に形のないことを知る 何が水なのかわからずに 水を探していた ずっと探していた 降る雨も湧き出る泉も 私にとって水じゃなかった 何が水なのかわからずに さまよって さまよって さすらって さすらって 冷たい水 綺麗な水 珍しい水 どれも乾いた水ばかり あなたの呼吸は水の風 あなたの鼓動は水の熱 あなたが私の水 あなたが心の水  水を少しください ほんの少しください 水は誰もが探している あなたをとても必要とする人は 引きも切らずあります 待ちかねて 待ちかねて 争って 争って 分けあう水 奪う水 盗みあう水 あなたの為の水だけが無い 自分の心は飲めません 悲しい水です人間は あなたの為の水を 誰がくれるのでしょう あなたの為の水を 誰か恵んでください中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三水を探していた ずっと探していた 水の形を探してみて 水に形のないことを知る 何が水なのかわからずに 水を探していた ずっと探していた 降る雨も湧き出る泉も 私にとって水じゃなかった 何が水なのかわからずに さまよって さまよって さすらって さすらって 冷たい水 綺麗な水 珍しい水 どれも乾いた水ばかり あなたの呼吸は水の風 あなたの鼓動は水の熱 あなたが私の水 あなたが心の水  水を少しください ほんの少しください 水は誰もが探している あなたをとても必要とする人は 引きも切らずあります 待ちかねて 待ちかねて 争って 争って 分けあう水 奪う水 盗みあう水 あなたの為の水だけが無い 自分の心は飲めません 悲しい水です人間は あなたの為の水を 誰がくれるのでしょう あなたの為の水を 誰か恵んでください
Clavis−鍵−海を渡る旅の途中で 鍵を落として来たかもしれない 人を渡る旅の途中で 鍵を落として来たかもしれない 月灯りで照らしてみた 街灯りで照らしてみた 謎に包まれていた 七重八重 十重に十二重に 心あるかないか探し続けている 誰もみんな自分ひとりだけで見つけるのは難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と  弱くなれない旅の途中で 鍵をうずめて来たかもしれない 淋しがれない旅の途中で 鍵をうずめて来たかもしれない 思い出して探してみた 振り返って探してみた 謎は深まるばかり 七重八重 十重に二十重に 心抱いて抱いて ヒナを孵(かえ)すように 誰もみんな自分を暖めることはとても難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と  謎は深まる 七重八重 十重に二十重に 心あるかないか探し続けている 誰もみんな自分ひとりだけで見つけるのは難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と 心抱いて抱いて ヒナを孵すように 誰もみんな自分を暖めることはとても難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と 君と中島みゆき中島みゆき中島みゆき海を渡る旅の途中で 鍵を落として来たかもしれない 人を渡る旅の途中で 鍵を落として来たかもしれない 月灯りで照らしてみた 街灯りで照らしてみた 謎に包まれていた 七重八重 十重に十二重に 心あるかないか探し続けている 誰もみんな自分ひとりだけで見つけるのは難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と  弱くなれない旅の途中で 鍵をうずめて来たかもしれない 淋しがれない旅の途中で 鍵をうずめて来たかもしれない 思い出して探してみた 振り返って探してみた 謎は深まるばかり 七重八重 十重に二十重に 心抱いて抱いて ヒナを孵(かえ)すように 誰もみんな自分を暖めることはとても難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と  謎は深まる 七重八重 十重に二十重に 心あるかないか探し続けている 誰もみんな自分ひとりだけで見つけるのは難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と 心抱いて抱いて ヒナを孵すように 誰もみんな自分を暖めることはとても難しい 心あるかないか探し続けたいな 生きるための鍵を見つけたいな君と 君と 君と
あのさよならにさよならを風の強い夜は怖い あなたの心がさらわれそうで 思わず強く抱きしめる あなたが何も気にしないように 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから  予言者は化粧のように あやふやな明日を綺麗に飾る 立ちすくむ私たちには あらすじもなく予告篇もない 思いつかなくていい心配や疑いが 私たちを傷つける 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる代りに  思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三風の強い夜は怖い あなたの心がさらわれそうで 思わず強く抱きしめる あなたが何も気にしないように 思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから  予言者は化粧のように あやふやな明日を綺麗に飾る 立ちすくむ私たちには あらすじもなく予告篇もない 思いつかなくていい心配や疑いが 私たちを傷つける 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる代りに  思い出さなくていい後悔や悲しみが 私たちを迷わせる 約束を交しましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを送りましょう 嘆いてる時間などないから
宙船(そらふね)PLATINA LYLICその船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか 流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか その船は舞い上がるその時を 忘れているのか 地平の果て 水平の果て そこが船の離陸地点 すべての港が灯りを消して黙り込んでも その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ 何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるなPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中村哲その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか 流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか その船は舞い上がるその時を 忘れているのか 地平の果て 水平の果て そこが船の離陸地点 すべての港が灯りを消して黙り込んでも その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな  何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ 何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ 何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
ただ・愛のためにだけ涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした 涙なしでは語れぬ日々も あなたの名を呟けば 救われる気がした ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど ただ・愛のためにだけ 涙はこぼれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  星も見えない砂漠の日々も あなたの呼ぶ声を聞く 風に耳をすます ああ心の中に磁石がある みんなひとつずつの磁石がある ただ・愛のためにだけ 言葉はかすれても ただ・愛のためにだけ これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう  これが始まりでも これでおしまいでも これが始まりでも これでおしまいでも ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう ただ・愛のためにだけ 生きてると言おう
桜らららら風に呼ばれて振り向く君を 僕は少し妬ましく見守り続ける この手に摘んだら 融けてしまうね 魔法使いの夢のように 君はあどけなくて 桜 桜 ららら らら桜 桜 桜 ららら らら桜 早く僕に気づいておくれ 桜 桜 らららら 桜 桜 ららら らら桜 桜 桜 ららら らら桜 早く僕に気づいておくれ 桜 桜 らららら 桜 桜 らららら中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三・中島みゆき風に呼ばれて振り向く君を 僕は少し妬ましく見守り続ける この手に摘んだら 融けてしまうね 魔法使いの夢のように 君はあどけなくて 桜 桜 ららら らら桜 桜 桜 ららら らら桜 早く僕に気づいておくれ 桜 桜 らららら 桜 桜 ららら らら桜 桜 桜 ららら らら桜 早く僕に気づいておくれ 桜 桜 らららら 桜 桜 らららら
無限・軌道本当のことは 無限大にある すべて失くしても すべては始まる 本当のことは 無限大にある すべて失くしても すべては始まる  無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ  行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から 誰にも見えない 行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から 誰にも見えない 無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ  誇らしくもなく 珍しくもなく 普通の暮らしの一日のように 或る朝 或る夜 君は乗るだろう 懐しいあの人々と 永遠をゆく鉄道の客となって  行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から誰にも見えない 無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三本当のことは 無限大にある すべて失くしても すべては始まる 本当のことは 無限大にある すべて失くしても すべては始まる  無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ  行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から 誰にも見えない 行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から 誰にも見えない 無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ  誇らしくもなく 珍しくもなく 普通の暮らしの一日のように 或る朝 或る夜 君は乗るだろう 懐しいあの人々と 永遠をゆく鉄道の客となって  行く先表示のまばゆい灯りは 列車の中から誰にも見えない 無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ 無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ
サーモン・ダンスまだ遠い まだ遠い まだ遠いあの国まで たくさんの魂が待ってる 見つからない 見つからない 見つからない転轍機 この線路を切り換える為に  あのドアもこのドアも探した 梃子(てこ)の形をした物 誰か見かけてませんか 梃子の形をした物 誰か覚えてませんか それはもしや 過ぎ去った時計の針と似ている  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ  なぜ遠い なぜ遠い なぜ遠いあの川音 たくさんの魂が待ってる 動かせない 動かせない 動かせない転轍機 この線路で掛かってるから  掛かった鎖を解く方法 思い出して 梃子を0に戻してから 次へ掛け直すんじゃないか 梃子を0に戻してから 次へ掛け直すんじゃないか それはもしや 過ぎ去った時計の針と似ている  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三まだ遠い まだ遠い まだ遠いあの国まで たくさんの魂が待ってる 見つからない 見つからない 見つからない転轍機 この線路を切り換える為に  あのドアもこのドアも探した 梃子(てこ)の形をした物 誰か見かけてませんか 梃子の形をした物 誰か覚えてませんか それはもしや 過ぎ去った時計の針と似ている  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ  なぜ遠い なぜ遠い なぜ遠いあの川音 たくさんの魂が待ってる 動かせない 動かせない 動かせない転轍機 この線路で掛かってるから  掛かった鎖を解く方法 思い出して 梃子を0に戻してから 次へ掛け直すんじゃないか 梃子を0に戻してから 次へ掛け直すんじゃないか それはもしや 過ぎ去った時計の針と似ている  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ  生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ 生きて泳げ 涙は後ろへ流せ 向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ
我が祖国は風の彼方我が祖国は風の彼方 我が祖国は時の彼方 誰に尋ねん 風の住処を  我が祖国は水の彼方 寄方のない波の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  国の名は幾百 名付け主の名は幾百 限りもなく  我が祖国は水の彼方 寄方のない波の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  いつの日にか帰り着かん 遥かに いつの日にか帰り着かん 遥かに  我が祖国は砂の彼方 我が祖国は空の彼方 誰に尋ねん 空の道標(しるべ)を  血の色は幾百 旗印の色は幾百 限りもなく  我が祖国は風の彼方 寄方のない風の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  遥か辿る道は消えても 遥か名乗る窓は消えても 遥か夢の中 誰も消せるはずのない 空と風と波が指し示す天空の国  いつの日にか帰り着かん 遥かに いつの日にか帰り着かん 遥かに中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三我が祖国は風の彼方 我が祖国は時の彼方 誰に尋ねん 風の住処を  我が祖国は水の彼方 寄方のない波の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  国の名は幾百 名付け主の名は幾百 限りもなく  我が祖国は水の彼方 寄方のない波の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  いつの日にか帰り着かん 遥かに いつの日にか帰り着かん 遥かに  我が祖国は砂の彼方 我が祖国は空の彼方 誰に尋ねん 空の道標(しるべ)を  血の色は幾百 旗印の色は幾百 限りもなく  我が祖国は風の彼方 寄方のない風の彼方 誰に尋ねん 国の在り処を  遥か辿る道は消えても 遥か名乗る窓は消えても 遥か夢の中 誰も消せるはずのない 空と風と波が指し示す天空の国  いつの日にか帰り着かん 遥かに いつの日にか帰り着かん 遥かに
闇夜のテーブルカードを返してMidnight 企み隠してMidnight テーブルの上のMidnight 運命を操るMidnight  カードが教えるMidnight 企み教えるMidnight でも読めないのがMidnight 影だけが見てるMidnight  上には上 重ねて 裏には裏 重ねて 選びとれば カードの裏 数字のない札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上  カードの行方はMidnight テーブルの下のMidnight 運命の行方はMidnight 影だけが見てるMidnight  夜には夜 重ねて 嘘には嘘 重ねて 隠し持てば 闇夜の中 ありえない数の札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上  夜には夜 重ねて 嘘には嘘 重ねて 隠し持てば 闇夜の中 ありえない数の札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三カードを返してMidnight 企み隠してMidnight テーブルの上のMidnight 運命を操るMidnight  カードが教えるMidnight 企み教えるMidnight でも読めないのがMidnight 影だけが見てるMidnight  上には上 重ねて 裏には裏 重ねて 選びとれば カードの裏 数字のない札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上  カードの行方はMidnight テーブルの下のMidnight 運命の行方はMidnight 影だけが見てるMidnight  夜には夜 重ねて 嘘には嘘 重ねて 隠し持てば 闇夜の中 ありえない数の札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上  夜には夜 重ねて 嘘には嘘 重ねて 隠し持てば 闇夜の中 ありえない数の札もある  白い月 黒い月 境のない裏表 白い月 黒い月 どちらもテーブルの上
フォーチュン・クッキー好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  未来は その中にある 砕けた甘菓子の中 小さなリボンを探して探して もしかしたら 食べた菓子のほうに書いてあったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  当たりは あといくつある 残した甘菓子の中 あちらにすればと悔んで悔んで 取り替えたら 捨てた菓子のほうが当たりだったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは何 ねじれた甘菓子に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは誰 ねじれた甘菓子に ほら中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  未来は その中にある 砕けた甘菓子の中 小さなリボンを探して探して もしかしたら 食べた菓子のほうに書いてあったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら  当たりは あといくつある 残した甘菓子の中 あちらにすればと悔んで悔んで 取り替えたら 捨てた菓子のほうが当たりだったかもしれない  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは何 ねじれた甘菓子に ほら  好きな未来を あなたの手で選びだして 隠したのは誰 ねじれた甘菓子に ほら
遺失物預り所お待ち申し上げておりました おでかけは いかがでございましたか 旅になくてはならぬ何かを 置き去りになさいませんでしたか こちら遺失物預り所では どなた様の物やら不確かなままで お預りします 何もかもそのまま お待ち申し上げておりました おでかけは いかがでございましたか  お探し下さい 見つかるまで お受け取り下さい まちがいなく貴方様の失くし物であるという 証明をお示し下さいませ お忘れでしょうか 細かな特徴は お探し下さい 見つかるまで お受け取り下さい まちがいなく  こちら遺失物預り所では どなた様が久しくお忘れでも お預りします 何もかもそのまま お立ち寄り下さい 貴方様が何をお忘れかを お忘れでも お待ち申し上げておりました 遺失物預り所でございます中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三お待ち申し上げておりました おでかけは いかがでございましたか 旅になくてはならぬ何かを 置き去りになさいませんでしたか こちら遺失物預り所では どなた様の物やら不確かなままで お預りします 何もかもそのまま お待ち申し上げておりました おでかけは いかがでございましたか  お探し下さい 見つかるまで お受け取り下さい まちがいなく貴方様の失くし物であるという 証明をお示し下さいませ お忘れでしょうか 細かな特徴は お探し下さい 見つかるまで お受け取り下さい まちがいなく  こちら遺失物預り所では どなた様が久しくお忘れでも お預りします 何もかもそのまま お立ち寄り下さい 貴方様が何をお忘れかを お忘れでも お待ち申し上げておりました 遺失物預り所でございます
メビウスの帯はねじれるメビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く 降りれば昇り着く 昇れば底に着く どうして どうして どうして どうして 辿り着けない 帰り着けない 元に戻れるはずが メビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く  メビウスの帯は 表裏ねじれる 訳もわからぬ間に 裏表つながる 終点の駅札 裏返せば起点 どこから どこまで いつから いつまで さかのぼれない 見霽(はる)かせない 行く先に着くはずが メビウスの帯は 表裏ねじれる 訳もわからぬ間に 裏表つながる  どこを走っているの どこを迷っているの 気づかない転轍で 現(うつつ)と影がいれ替わる どこで暮らしているの どこで生きているの 気づかない転轍で 何度も2人すれ違う メビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三メビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く 降りれば昇り着く 昇れば底に着く どうして どうして どうして どうして 辿り着けない 帰り着けない 元に戻れるはずが メビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く  メビウスの帯は 表裏ねじれる 訳もわからぬ間に 裏表つながる 終点の駅札 裏返せば起点 どこから どこまで いつから いつまで さかのぼれない 見霽(はる)かせない 行く先に着くはずが メビウスの帯は 表裏ねじれる 訳もわからぬ間に 裏表つながる  どこを走っているの どこを迷っているの 気づかない転轍で 現(うつつ)と影がいれ替わる どこで暮らしているの どこで生きているの 気づかない転轍で 何度も2人すれ違う メビウスの帯は ねじれねじれ続く 訳もわからぬ間に ねじれねじれ続く
線路の外の風景なにごともなく一日が過ぎ去っていたあの頃は 苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ  なにも疑わずにレールを なにも違わずにレールを ただ素直に進んでゆく娘たちが ぬるく見えた  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景  荒れ果てた地面のすきまに 朽ち果てたレールが寝ていた そんなものあたしのじゃないと 行く先も確かめなかった  でも夜に思い出したんだ 夢の中思い出したんだ あれはあたしの夢のレールだ 走ろうとしていたあたしだ  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 …中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三なにごともなく一日が過ぎ去っていたあの頃は 苛立っていた 決められて歩くのが悔しかったんだ  なにも疑わずにレールを なにも違わずにレールを ただ素直に進んでゆく娘たちが ぬるく見えた  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景  荒れ果てた地面のすきまに 朽ち果てたレールが寝ていた そんなものあたしのじゃないと 行く先も確かめなかった  でも夜に思い出したんだ 夢の中思い出したんだ あれはあたしの夢のレールだ 走ろうとしていたあたしだ  あれから紆余曲折を経て 心は今どこにあるの 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 ここは線路の外の風景 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 見渡す限り草原の中 …
命のリレーこの一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ  ごらん 夜空を星の線路が ガラスの笛を吹いて 通過信号を出す 虫も獣も人も魚も 透明なゴール目指す 次の宇宙へと繋(つな)ぐ  この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ  僕の命を 僕は見えない いつのまに走り始め いつまでを走るのだろう 星も礫(こいし)も人も木の葉も ひとつだけ運んでゆく 次のスタートへ繋(つな)ぐ  この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ  ごらん 夜空を星の線路が ガラスの笛を吹いて 通過信号を出す 虫も獣も人も魚も 透明なゴール目指す 次の宇宙へと繋(つな)ぐ  この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ  僕の命を 僕は見えない いつのまに走り始め いつまでを走るのだろう 星も礫(こいし)も人も木の葉も ひとつだけ運んでゆく 次のスタートへ繋(つな)ぐ  この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ この一生だけでは辿り着けないとしても 命のバトン掴(つか)んで 願いを引き継いでゆけ
帰れない者たちへ帰れない者たちが 月を見る十三夜 「帰る気もないのね」と 手紙読む十三夜 冷たい肌です 涙が浸みて 冷たい人です 恩知らずで 帰れない者たちが 月に泣く十三夜  帰れない歳月(さいげつ)を 夢だけがさかのぼる 足跡も探せずに 影と泣く十三夜 異人の形(なり)です 旅した者は 戻れぬ関(せき)です よそ者には 帰れない歳月(さいげつ)を 夢だけがさかのぼる  冷たい肌です 涙が浸みて 冷たい人です 恩知らずで 帰れない者たちが 月に泣く十三夜 帰れない者たちが 月に泣く十三夜中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三帰れない者たちが 月を見る十三夜 「帰る気もないのね」と 手紙読む十三夜 冷たい肌です 涙が浸みて 冷たい人です 恩知らずで 帰れない者たちが 月に泣く十三夜  帰れない歳月(さいげつ)を 夢だけがさかのぼる 足跡も探せずに 影と泣く十三夜 異人の形(なり)です 旅した者は 戻れぬ関(せき)です よそ者には 帰れない歳月(さいげつ)を 夢だけがさかのぼる  冷たい肌です 涙が浸みて 冷たい人です 恩知らずで 帰れない者たちが 月に泣く十三夜 帰れない者たちが 月に泣く十三夜
空港日誌あなたの心が疲れていた頃へ もう一度呼び出す 広島空港 風が強くてYSは降りない 気の毒顔で ゲートが閉まる  「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人 女性が2人 あとは常連客 尋ねられた名前は ありません」  あの日にあなたが 博多にいたという 愛のアリバイを壊してあげたい 写真ひとつで 幸せはたじろぐ 安い女と嘲笑うがいいわ  もう一度 むくわれぬ季節があなたに来れば 迷いに抱かれて 戻って来るかと…… 今日も風は 飛行機を追い返す  ドアから吹きこむ12月の風が グラウンドスチュワーデス スカーフを揺らす ふっと 秘密を話したくなるから 冷たい声で事実を告げて  「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人 女性が2人 あとは常連客 尋ねられた名前は ありません」  羽田へと向かう道にさえ乗っていない そんなこと 百もわかりきってるけど、でも中島みゆき中島みゆき中島みゆきあなたの心が疲れていた頃へ もう一度呼び出す 広島空港 風が強くてYSは降りない 気の毒顔で ゲートが閉まる  「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人 女性が2人 あとは常連客 尋ねられた名前は ありません」  あの日にあなたが 博多にいたという 愛のアリバイを壊してあげたい 写真ひとつで 幸せはたじろぐ 安い女と嘲笑うがいいわ  もう一度 むくわれぬ季節があなたに来れば 迷いに抱かれて 戻って来るかと…… 今日も風は 飛行機を追い返す  ドアから吹きこむ12月の風が グラウンドスチュワーデス スカーフを揺らす ふっと 秘密を話したくなるから 冷たい声で事実を告げて  「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人 女性が2人 あとは常連客 尋ねられた名前は ありません」  羽田へと向かう道にさえ乗っていない そんなこと 百もわかりきってるけど、でも
つめたい別れ別れる時には つめたく別れて 心が残るから この世も凍ってしまうような言葉 叩きつけて 二人でいたから一人になるのが こんなに難しい 背中へ上着を着せかけて 涙ふいているわ 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて  あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた 私が探していたのは 私の愛する人じゃなく 私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて それで それで 思い出にできる それで それで 泣かずにすむ  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで中島みゆき中島みゆき中島みゆき倉田信雄別れる時には つめたく別れて 心が残るから この世も凍ってしまうような言葉 叩きつけて 二人でいたから一人になるのが こんなに難しい 背中へ上着を着せかけて 涙ふいているわ 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて  あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた 私が探していたのは 私の愛する人じゃなく 私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの 何も言わないで ただ抱きしめて 何も言わないで ただ見つめて それで それで 思い出にできる それで それで 泣かずにすむ  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで  Forget me Forget me 忘れ捨ててね Forget me Forget me 探さないで
悲しみに悲しみに うちひしがれて 今夜 悲しみに 身をふるわせる 裏切りの足どりが 今夜示す おまえのドアを 知らずに泣いていればよかった  誰にさえ なげくあてなく 今夜 誰にさえ かみついている 名を呼べば ふり返る 友は知らぬ 笑顔をみせて 今夜は 夜に流されそうだ  悲しみは 白い舟 沖をゆく 一隻の舟 今夜は 風にながされそうだ 今夜は 風にながされそうだ中島みゆき中島みゆき中島みゆき石川鷹彦悲しみに うちひしがれて 今夜 悲しみに 身をふるわせる 裏切りの足どりが 今夜示す おまえのドアを 知らずに泣いていればよかった  誰にさえ なげくあてなく 今夜 誰にさえ かみついている 名を呼べば ふり返る 友は知らぬ 笑顔をみせて 今夜は 夜に流されそうだ  悲しみは 白い舟 沖をゆく 一隻の舟 今夜は 風にながされそうだ 今夜は 風にながされそうだ
霧に走る次のシグナル 右に折れたら あの暗い窓が 私の部屋 寄っていってと もう何度も 心の中では 話しかけてる  けれど車は 走りつづける あなたは ラジオに気をとられる せめて ブルーに変わらないでと 願う シグナルはなんて意地悪  ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに  とりとめもない 冗談になら あなたはいつでも うなづくのに やっと言葉を 愛にかえれば あなたの心は 急に霧もよう  今夜となりに すわってるのは 小石か猫だと 思ってるの 指をのばせば あなたの指に ふれると なんだか 嫌われそうで  ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに  ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに中島みゆき中島みゆき中島みゆき後藤次利次のシグナル 右に折れたら あの暗い窓が 私の部屋 寄っていってと もう何度も 心の中では 話しかけてる  けれど車は 走りつづける あなたは ラジオに気をとられる せめて ブルーに変わらないでと 願う シグナルはなんて意地悪  ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに  とりとめもない 冗談になら あなたはいつでも うなづくのに やっと言葉を 愛にかえれば あなたの心は 急に霧もよう  今夜となりに すわってるのは 小石か猫だと 思ってるの 指をのばせば あなたの指に ふれると なんだか 嫌われそうで  ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに  ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに
ピエロ思い出の部屋に 住んでちゃいけない 古くなるほど 酒は甘くなる えらそうに俺が 言うことでもないけど 出てこいよ さあ 飲みにゆこうぜ  かまれた傷には 麻酔が必要 俺でも少しは 抱いててやれるぜ  思い出の船を おまえは降りない 肩にかくれて 誰のために泣く まるで時計か ゆりかごみたいに ひとりで俺は さわぎ続ける  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても中島みゆき中島みゆき中島みゆき戸塚修思い出の部屋に 住んでちゃいけない 古くなるほど 酒は甘くなる えらそうに俺が 言うことでもないけど 出てこいよ さあ 飲みにゆこうぜ  かまれた傷には 麻酔が必要 俺でも少しは 抱いててやれるぜ  思い出の船を おまえは降りない 肩にかくれて 誰のために泣く まるで時計か ゆりかごみたいに ひとりで俺は さわぎ続ける  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても  飲んでりゃ おまえも うそだと思うか 指から 鍵を奪って 海に 放り投げても
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
強い風はいつも強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか  強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか中島みゆき中島みゆき中島みゆき西崎進強い風はいつも ボクらの上に ひとつの渦巻きを 残してゆくのか 強い雨はいつも ボクらの上に ひとつの水たまりを 残してゆくのか 押し寄せる波は どこから生まれて 生まれて来るのか  強い日ざしはいつも ボクらの上に ひとつの長い影を 残してゆくのか 強い愛はいつも ボクらの胸に ひとつの悲しみを 残してゆくのか 追いかける夢は どこまで果てしなく どこまで続くのか
傷ついた翼時は流れゆき 想い出の船は港をはなれ 通りすぎてゆく人達も 今はやさしく見える そんなある日 想い出すわ あの愛の翼 こおりつく夜を歩いてた 私の心のせて 朝のくる街をたずねて 秘かに去った どこにいるの 翼をおって 悲しい想いをさせたのね 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐにゆくわ  そうね あの頃は悲しくて だれの言葉も聞かず 愛の翼にも気づかずに つきとばしてきたのよ 何も言わぬひとみの色 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ  傷ついた翼思うたび 胸ははげしく痛む 遅すぎなければ この想いのせて もう一度飛んで 泣いているわ 愛の翼 今見える  愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ ラララ…中島みゆき中島みゆき中島みゆき船山基紀時は流れゆき 想い出の船は港をはなれ 通りすぎてゆく人達も 今はやさしく見える そんなある日 想い出すわ あの愛の翼 こおりつく夜を歩いてた 私の心のせて 朝のくる街をたずねて 秘かに去った どこにいるの 翼をおって 悲しい想いをさせたのね 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐにゆくわ  そうね あの頃は悲しくて だれの言葉も聞かず 愛の翼にも気づかずに つきとばしてきたのよ 何も言わぬひとみの色 今見える 愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ  傷ついた翼思うたび 胸ははげしく痛む 遅すぎなければ この想いのせて もう一度飛んで 泣いているわ 愛の翼 今見える  愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの 飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐに行くわ ラララ…
見返り美人窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる  とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの  聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人中島みゆき中島みゆき中島みゆき萩田光雄窓から見おろす 真冬の海が 愛は終わりと 教えてくれる 壊れたての 波のしぶきが 風に追われて 胸までせまる  とめてくれるかと 背中で待ってたわ 靴を拾いながら 少し待ったわ 自由 自由 ひどい言葉ね 冷めた女に 男が恵む  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  ひと晩泣いたら 女は美人 生まれ変わって 薄情美人 通る他人(ひと)に しなだれついて 鏡に映る あいつを見るの  聞いてくれるかと 噂流したり 気にしてくれるかと わざと荒れたり いいの いいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ 心は砂漠  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人  アヴェ・マリアでも 呟きながら 私 別人 変わってあげる 見まごうばかり 変わってあげる だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人 だって さみしくて 見返りの美人 泣き濡れて 八方美人
思い出だけではつらすぎるむずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから 風のように距離を 雨のように時を わからせて 呼び寄せて  めぐり会えるまでの古い出来事など忘れましょう 波の彼方へ さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう  寄り添えば温もりはどこにでもあると思えた なのに幻はどこにでもあると知ったの  思い出だけではつらすぎる ありえない窓は開かない 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう  大切な何もかも たやすくはさがせないのに 寒いニセモノはどこにでもあると知ったの  思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  怖れを覚えて 大人になりすぎて あとわずか爪先踏み出せなくなりそうで  思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三むずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから 風のように距離を 雨のように時を わからせて 呼び寄せて  めぐり会えるまでの古い出来事など忘れましょう 波の彼方へ さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう  寄り添えば温もりはどこにでもあると思えた なのに幻はどこにでもあると知ったの  思い出だけではつらすぎる ありえない窓は開かない 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう  大切な何もかも たやすくはさがせないのに 寒いニセモノはどこにでもあると知ったの  思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  怖れを覚えて 大人になりすぎて あとわずか爪先踏み出せなくなりそうで  思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて 本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる  
月夜同舟今宵の舟には 見覚えのある人が ことばも持たずに 乗りあわせて揺られる  眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり  降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら  眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり  降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら  今宵の舟には 悲しみのある人が 今宵の舟には 見覚えのある人が中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三今宵の舟には 見覚えのある人が ことばも持たずに 乗りあわせて揺られる  眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり  降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら  眠ってるみたいでしょう 涙がこばれても 夢みてるような姿でしょう 舟べりに凭れかかり  降りやまぬ月明り くぐってゆくひと粒舟ゆらら  今宵の舟には 悲しみのある人が 今宵の舟には 見覚えのある人が
ナイトキャップ・スペシャル眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない  片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない  女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ  傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には 借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない  片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ 答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第 でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない  女の敵は女なんだと 男友達は分析をする 少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ  傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第 でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう  こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること  さんざんな真夜中には 女友達はいかが ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ お互いさまでしょう
情婦の証言ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず  中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  疑いの眼差が2人に向けられる 調べてもかまわない 愛だけが見えるはず  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る 何人もの証言はあまりに同じ言葉  どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる 誰よりも側にいる 何もかも知っている  けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず 睦み合ってどこへも行くことはありえなかった  ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず  
寄り添う風理由もなく会いたいのに 理由を探してる 会わなければならないのと 理由を探してる  人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら  寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く  迷っていた 混んだ駅で ……… 深い夢の中で 強い人になった筈の自分とはぐれてた  人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら  どんなに傷ついていても涙を流すことさえできない人も この世にはある 私は彼方で泣く  寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三理由もなく会いたいのに 理由を探してる 会わなければならないのと 理由を探してる  人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら  寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く  迷っていた 混んだ駅で ……… 深い夢の中で 強い人になった筈の自分とはぐれてた  人恋しさは諸刃の剣 かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら  どんなに傷ついていても涙を流すことさえできない人も この世にはある 私は彼方で泣く  寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして 寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く
ミラージュ・ホテルそんなホテルがどこにあるのか 誰も確かに見た人がない どんな造りでどんな色なの 人の噂のたびに違うよ 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  コンクリートの段を昇って 底の底まで降りてゆくらしい 出迎えるのはうつむくベルボーイ 昔見送った少年に似てる 他の部屋はふさがっている 昔からの客が住んでる 行きどまりの駅の壁に掛かる絵の中から 顕れるレセプション ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三そんなホテルがどこにあるのか 誰も確かに見た人がない どんな造りでどんな色なの 人の噂のたびに違うよ 星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  コンクリートの段を昇って 底の底まで降りてゆくらしい 出迎えるのはうつむくベルボーイ 昔見送った少年に似てる 他の部屋はふさがっている 昔からの客が住んでる 行きどまりの駅の壁に掛かる絵の中から 顕れるレセプション ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  星がとても近くあって 水がとても近くあって 古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号 ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない  
川風あの人といた頃は 毎日いいことばかりあったから あの人といた頃は うれしいこと きれいなものばかりで  だから もしも離れたならば なにもいいことなくなりそうで それがこわくなった  川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと  あの人といなければ いいことなくなるのがこわかったの でもそれは あの人を大切にすることとは違ってた  バカね私 今思い出す ずっとあの人 寂しくて それで離れて行ったのね  川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あやまりたいのと  中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あの人といた頃は 毎日いいことばかりあったから あの人といた頃は うれしいこと きれいなものばかりで  だから もしも離れたならば なにもいいことなくなりそうで それがこわくなった  川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと  あの人といなければ いいことなくなるのがこわかったの でもそれは あの人を大切にすることとは違ってた  バカね私 今思い出す ずっとあの人 寂しくて それで離れて行ったのね  川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと あやまりたいのと  
恋とはかぎらない会わずにいる日が続く なにか忘れた気がする それがせつないわけじゃない ただなんとなく自分になれない  今どこでどうしていると 知らなくても気にならない 自分のこと知らないのと 同じくらい知らないだけで  24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね  恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか  似合う人といるのでしょう 縁の人と住むのでしょう うらやましいわけじゃない ただなんとなく溜息が出る  何も訊かない 何も言わない だけどわかる 何かあった 何も問わない 何も見せない だけどわかる 少し変わった  24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね  恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか  恋とはかぎらない 情とはかぎらない 恋とはかぎらない 情とはかぎらない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三会わずにいる日が続く なにか忘れた気がする それがせつないわけじゃない ただなんとなく自分になれない  今どこでどうしていると 知らなくても気にならない 自分のこと知らないのと 同じくらい知らないだけで  24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね  恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか  似合う人といるのでしょう 縁の人と住むのでしょう うらやましいわけじゃない ただなんとなく溜息が出る  何も訊かない 何も言わない だけどわかる 何かあった 何も問わない 何も見せない だけどわかる 少し変わった  24時間そばにいたいってわけじゃない でも1番肝心な時は逢ってね  恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか 恋とはかぎらない 情とはかぎらない それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか  恋とはかぎらない 情とはかぎらない 恋とはかぎらない 情とはかぎらない
雪・月・花シーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…中島みゆき中島みゆき中島みゆきシーツの波間にあなたを探していた 探せると思った 会いたくて固く抱きあっていても もっと会いたいと思うばかり どこへゆけばあなたに会える あなたに訊く 不思議がられる 会ってるよとあなたは笑う もっと会うと私はねだる なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  何かを私に与えてくれるならば ひとつだけ与えて 自由をください あなたを愛してもいいという自由だけをください 解き放して私を早く 縛らないで私を早く あなたなしで生きる未来の淋しさから 自由にしてよ なんにもわかっていない人ね 雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり  雪・月・花 移ろわないのが恋心 雪・月・花 ひたすらつのるばかり Ah…
恋文探るような眼で恋したりしない あなたの味方にどんな時だってなれる 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 嘘でも芝居でも ふりでもつもりでも 愛でも毒でも 何も違わないでしょう 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  わかりきってから恋したりしない 知らないことから好きになるものだから 調べきってから恋したりしない みつけてゆくほど好きになってゆく 何故なの本気なの 何時(いつ)なのどうしたの 何処なの誰なの 何も訊けないものね わかりきってから恋したりしない 知らないことだけ好きになったのね  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三探るような眼で恋したりしない あなたの味方にどんな時だってなれる 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった 嘘でも芝居でも ふりでもつもりでも 愛でも毒でも 何も違わないでしょう 試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  わかりきってから恋したりしない 知らないことから好きになるものだから 調べきってから恋したりしない みつけてゆくほど好きになってゆく 何故なの本気なの 何時(いつ)なのどうしたの 何処なの誰なの 何も訊けないものね わかりきってから恋したりしない 知らないことだけ好きになったのね  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私 「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった  「アリガトウ」っていう意味が 「これっきり」っていう意味だと 最後まで気が付かなかった
銀の龍の背に乗ってPLATINA LYLICあの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている  夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を  失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる 柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の傷みを聴くためだ 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている  わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を  銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 銀の龍の背に乗ってPLATINA LYLIC中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている  夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を  失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる 柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の傷みを聴くためだ 急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 羅針盤になれ まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている  わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」 銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ 銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を  銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を 銀の龍の背に乗って 銀の龍の背に乗って
紫の桜忘れてしまえることは忘れてしまえ 忘れきれないものばかり 桜のもとに横たわれ 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ  桜 桜 20年前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 50年前に 桜 桜 見たものを話せ  別れを告げて消えてゆくものはない 思いがけないことばかり 残されることが生きること 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ  桜 桜 100年も前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 200年前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 果てしなく前に 桜 桜 見たものを話せ中島みゆき中島みゆき中島みゆき忘れてしまえることは忘れてしまえ 忘れきれないものばかり 桜のもとに横たわれ 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ  桜 桜 20年前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 50年前に 桜 桜 見たものを話せ  別れを告げて消えてゆくものはない 思いがけないことばかり 残されることが生きること 抱きしめて 眠らせて 彼岸へ帰せ  桜 桜 100年も前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 200年前に 桜 桜 見たものを話せ  桜 桜 果てしなく前に 桜 桜 見たものを話せ
陽紡ぎ唄Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ  Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong……中島みゆき中島みゆき中島みゆきDing-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を 両手で抱えて小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 急げよ Ding-Dong, Ding-Dong 紡げよ 光の綿毛は刻一刻逃げるよ  Sunlight, Moonlight ひとひら Sunlight, Moonlight ふたひら 糸遊の糸車 小人たちが紡ぐよ  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に 小さな上着を作って着せるよ  Ding-Dong, Ding-Dong 何かが Ding-Dong, Ding-Dong 呼んだよ 小人がかくれて何か話しかけるよ  何か話しかけるよ Ding-Dong, Ding-Dong, Ding-Dong……
シャングリラシャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  高い丘の向こうには夢のお城が建っている 誰もまだ行ったことがない 誰も誰も見たことがない  シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  私たちは貧しくて何の飾りもありはせぬ 野辺に咲く小菊を髪にさし 春の風を身にまといましょう  きっといつかは遠い日に 誰か見初める人がある 絹のドレスに金の腕輪 水晶の靴を手土産に 水晶の靴を手土産に  シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く中島みゆき中島みゆき中島みゆきシャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  高い丘の向こうには夢のお城が建っている 誰もまだ行ったことがない 誰も誰も見たことがない  シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  私たちは貧しくて何の飾りもありはせぬ 野辺に咲く小菊を髪にさし 春の風を身にまといましょう  きっといつかは遠い日に 誰か見初める人がある 絹のドレスに金の腕輪 水晶の靴を手土産に 水晶の靴を手土産に  シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く  シャングリラには シャングリラには 幸せ者が辿り着く
おとぎばなしいちばん好きな人と結ばれる 幸せ者は 稀なことね いちばん好きな人は いつだって 遠く見守るだけなのね  私に良かれと 父母が 知らない男を連れてくる どうにでもなれと うなずいて 私は自分を傷つける  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  子供のうちに小指の先に 結ばれている 赤い糸よ あの人じゃない人へ続くなら 風にほどけてしまいなさい  昔にくわしい人々が 私に明日を指し示す 私は無謀な夢を見て 死ぬまで待つかと叱られる  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  かなうか かなわないか 確かめて 恋を始めるわけでは ないものね  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  中島みゆき中島みゆき中島みゆきいちばん好きな人と結ばれる 幸せ者は 稀なことね いちばん好きな人は いつだって 遠く見守るだけなのね  私に良かれと 父母が 知らない男を連れてくる どうにでもなれと うなずいて 私は自分を傷つける  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  子供のうちに小指の先に 結ばれている 赤い糸よ あの人じゃない人へ続くなら 風にほどけてしまいなさい  昔にくわしい人々が 私に明日を指し示す 私は無謀な夢を見て 死ぬまで待つかと叱られる  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  かなうか かなわないか 確かめて 恋を始めるわけでは ないものね  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  おとぎばなしを聞かせてよ 恋はかなうと聞かせてよ  
安寿子の靴こうして いつも水の時計はまわる 水に流すつもりでまわり 水にさからう時間をさがす 涙は折れた水の針  でもでもと 水に落ちた時計を探し 流れのおきてにさからう子だって 波はきっと好きだというよ  こうして いつも水の時計はめぐる 水に落ちた靴までまわり 赤いかかとをもだけでゆれる 流れて歩めば水の町  でもでもと 水に落ちた思い出拾い 流れのおきてにはむかう子だって 波はきっと好きだというよ  中島みゆき唐十郎中島みゆきこうして いつも水の時計はまわる 水に流すつもりでまわり 水にさからう時間をさがす 涙は折れた水の針  でもでもと 水に落ちた時計を探し 流れのおきてにさからう子だって 波はきっと好きだというよ  こうして いつも水の時計はめぐる 水に落ちた靴までまわり 赤いかかとをもだけでゆれる 流れて歩めば水の町  でもでもと 水に落ちた思い出拾い 流れのおきてにはむかう子だって 波はきっと好きだというよ  
みにくいあひるの子冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち  鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  中島みゆき中島みゆき中島みゆき冗談だよ 本気で言うはずないじゃないか 鏡をみろよと 言われるのがおち  鏡の中では つくり笑いがゆがむ にじんだ涙で つけまつげがはずれる たまには いいとこみせてもいいじゃないか あの人まで 笑わないでいてほしかった  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  まひるの町には 白い花びらみたいに きれいな娘が いくらもいるというのに わざわざこいつを連れてきたのは だれだ あの人は 俺じゃないよと顔をそむけた  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う あゝ 今夜も私は おどけていうしかない 愛してます 愛してます なお人は笑う  
愛される花 愛されぬ花赤い花ゆれる 愛されてゆれる 愛されて頬そめて 恥じらっている 白い花ゆれる うつむいてゆれる 愛されることなくて 恥じらっている  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  赤い花枯れる 惜しまれて枯れる 次の春次の春 待ちわびられる 白い花枯れる 音もなく枯れる 風に乗り風に乗り 遠くへ消える  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに中島みゆき中島みゆき中島みゆき赤い花ゆれる 愛されてゆれる 愛されて頬そめて 恥じらっている 白い花ゆれる うつむいてゆれる 愛されることなくて 恥じらっている  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  赤い花枯れる 惜しまれて枯れる 次の春次の春 待ちわびられる 白い花枯れる 音もなく枯れる 風に乗り風に乗り 遠くへ消える  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  あの人が ただ赤い花を 生まれつき好きならば それまでだけど 愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに  愛される花も 愛されぬ花も 咲いて散るひと春に 変わりないのに
裸爪のライオン裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者  今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン  裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない中島みゆき中島みゆき後藤次利裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者  今日 僕は古い教科書を焼いた 涙をぬぐいながら 校庭の隅で いつもひとりだった あの頃の日々を焼いた 凍りついた街を捨てて 旅に出る一日前だった  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  もう あの場所には縛りつけられない 少しは振り向くけど なつかしさは 愛と違う もっと好きな場所ができる きっと  ハートが数える高度計 押さえても 押さえても つのってゆく めげそうな めげそうな炎を 眠るなと 眠るなと 風が殴る 誰も知らない 明日はじまる伝説  閉ざしたドアをこぼれて 光の帯が導く スタートライン  裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない 裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない
目を開けて最初に君を見たい目を開けて最初に君を見たい 誰よりも最初に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を開けて最初に君を見たい 今から始まる長い1日が争いだけにまみれていても 僕は目を開けて見つめてゆくだろう 僕は目を開けて見つめてゆくだろう だから その前に 目を開けて最初に君を見たい  目を閉じる間際に君を見たい 誰よりも最後に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を閉じる間際に君を見たい 今から始まる長い1晩が冷たい闇に塗られていても 僕は迷わずに帰ってくるだろう 僕は迷わずに帰ってくるだろう だから その前に 目を閉じる間際に君を見たい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三目を開けて最初に君を見たい 誰よりも最初に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を開けて最初に君を見たい 今から始まる長い1日が争いだけにまみれていても 僕は目を開けて見つめてゆくだろう 僕は目を開けて見つめてゆくだろう だから その前に 目を開けて最初に君を見たい  目を閉じる間際に君を見たい 誰よりも最後に君を見たい 愛と言わなけりゃわからないだろうか 目を閉じる間際に君を見たい 今から始まる長い1晩が冷たい闇に塗られていても 僕は迷わずに帰ってくるだろう 僕は迷わずに帰ってくるだろう だから その前に 目を閉じる間際に君を見たい
幸せ夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね  旅の途中の雪降る駅でなぜ降りてしまったのかわからない あなたは来ない追いかけては来ない 当たり前ねと小さく笑います 急ぎ足では遠ざかれない 雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね  幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね せんないね せんないね 幸せになりたいね中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね  旅の途中の雪降る駅でなぜ降りてしまったのかわからない あなたは来ない追いかけては来ない 当たり前ねと小さく笑います 急ぎ足では遠ざかれない 雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ 幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね  幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね せんないね せんないね 幸せになりたいね
SE・TSU・NA・KU・TE友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた 励ましてひやかして頼りにされたりしてた 人生の答だけ教えてくれる映画たち はじめから答だけ教えてくれるドラマたち みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね 私にだけなにも教えない せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  今までの私なら気のきいたジョークきめる 今までの私ならクールなセリフできめる なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない こんなときこうしろと友だちになら言えたのに わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう あなたに追いつけやしないこと せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった  せつなくて ふいにせつなくて こみあげる涙だけが素直 恋しくて それと言えなくて こんなせつなさを知らなかった
最後の女神いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみないか  あぁ あれは壊れたオモチャ いつもいつも好きだったのに 僕には直せなかった 夢の中で今も泣いてる 言葉にならないSOSの波 受けとめてくれる人がいるだろうか  あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待っている あぁ たとえ最後のロケットが 君を残し 地球を捨てても  まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの 約束を載せた紙は風の中 受けとめてくれる人がいるだろうか  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待ってる  心は変わる 誰もが変わる 変わりゆけ 変わりゆけ もっと好きになれ  いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみない…  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみないか  あぁ あれは壊れたオモチャ いつもいつも好きだったのに 僕には直せなかった 夢の中で今も泣いてる 言葉にならないSOSの波 受けとめてくれる人がいるだろうか  あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待っている あぁ たとえ最後のロケットが 君を残し 地球を捨てても  まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの 約束を載せた紙は風の中 受けとめてくれる人がいるだろうか  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても あぁ あれは最後の女神 まぎれもなく君を待ってる  心は変わる 誰もが変わる 変わりゆけ 変わりゆけ もっと好きになれ  いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみない…  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても  あぁ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても
明日なき我等我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 過ぎた日々と明日とは 支え合う弥次郎兵衛 昨日を捨てても 明日だけが 運命として そこにあるわけじゃない  されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に  我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 未だ会わぬ者にまで 別れをしたためるな 期待の底の欲望に 信頼という名で脅されるな  されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に  憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 過ぎた日々と明日とは 支え合う弥次郎兵衛 昨日を捨てても 明日だけが 運命として そこにあるわけじゃない  されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に  我等明日なき者は 何も願いを持たず 風のままに 風に打たれ いつか風になろう 未だ会わぬ者にまで 別れをしたためるな 期待の底の欲望に 信頼という名で脅されるな  されど衆生は明日を占い されど日々を明日に託す 憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に  憐れ我等さすらう者 渦巻く時の波間に
Good Morning,Ms.CastawayGood Morning, Ms. Castaway ずっと待っていたわ Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと  私たちはまだ知らない この海の向こうで 誰が何をしていたのか 今何があるのか  Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと  La La…  Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway ここは時間の谷間  変わりもせず忘れもせず 戻ることもできず ただ明日に耳を澄まし 未来を聞いている  Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの  La La…  Good Morning, Ms. Castaway中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三Good Morning, Ms. Castaway ずっと待っていたわ Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと  私たちはまだ知らない この海の向こうで 誰が何をしていたのか 今何があるのか  Good Morning, Ms. Castaway 聞かせていろんなこと  La La…  Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway ここは時間の谷間  変わりもせず忘れもせず 戻ることもできず ただ明日に耳を澄まし 未来を聞いている  Good Morning, Ms. Castaway どこへ行って来たの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの Good Morning, Ms. Castaway どこへ急いでいるの  La La…  Good Morning, Ms. Castaway
知人・友人・愛人・家人あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない  あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように  私は何処にも席がない 私は何処にも席がない中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも席がない  あなたの記憶の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人 私は何処にも生きてない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように 私は何処にも席がない  旅に出ようよ 私と出会いに あの日 拾ってくれた日のように  私は何処にも席がない 私は何処にも席がない
難破船思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って  風に抱かれて 風に抱かれて  思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  後悔は終わらない ずっと終わらない 許しの海と忘却の海は 何処で会う  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  いつから気がついていたのだろう もしかしたら船出の前から このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて  錨(アンカー)は届かない 水底に届かない 限りなく深くなって 限りなく透きとおって 限りなく凍りついて 限りなく間違って  風に抱かれて 風に抱かれて  思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから  このままで流されて このままで何処へも たどり着きたくないんじゃないのか 何処までもさまよって 何処までも振り返って 先へ行きたくないんじゃないのか  風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて 風に抱かれて
あなたの言葉がわからない町が綺麗ね 町が綺麗ね 町、綺麗 A, B, C, D , E, F, G, 何て言えばいいの  町が遠いね 町が遠いね 町、遠い A, B, C, D , E, F, G,  難しい言葉ね  これはなぁに これはなぁに なんて言ったの A, B, C, D , E, F, G, 小さい子みたいね  あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える  何があったの 何があったの 昨日、昔 何があるの 何があるの 明日、未来 A, B, C, D , E, F, G, 誰もわからないね  あなたはだぁれ あなたはだぁれ あなた、名前 A, B, C, D , E, F, G, 何もわからないね  あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える  A, B, C, D , E, F, G, H, A, B, C, D , E, F, G, H , I,…  Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H,) Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H , I,)  Ah… Ah…中島みゆき中島みゆき中島みゆき町が綺麗ね 町が綺麗ね 町、綺麗 A, B, C, D , E, F, G, 何て言えばいいの  町が遠いね 町が遠いね 町、遠い A, B, C, D , E, F, G,  難しい言葉ね  これはなぁに これはなぁに なんて言ったの A, B, C, D , E, F, G, 小さい子みたいね  あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える  何があったの 何があったの 昨日、昔 何があるの 何があるの 明日、未来 A, B, C, D , E, F, G, 誰もわからないね  あなたはだぁれ あなたはだぁれ あなた、名前 A, B, C, D , E, F, G, 何もわからないね  あなたの言葉がなんにもわからない あなたに心がないのかと間違える あなたの言葉がなんにもわからない あなたがこの世にいないかと間違える  A, B, C, D , E, F, G, H, A, B, C, D , E, F, G, H , I,…  Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H,) Ah…(A, B, C, D , E, F, G, H , I,)  Ah… Ah…
異国の女遙かな国から風は流れて来る 行方も知らずに風は流れて来る  あなたは何処へ流れる風 私とどこで逢える風  遙かな国まで風は流れてゆく どこまでも どこまでも  私の名前はあなたの国に無い あなたの名前は隣の国に無い  見えない谷を吹き抜けて 見えない壁を吹き抜けて  遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって  遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって  怖れとも淋しさともつかぬ思いが 私をなびかせる 遠い遠い空へ  悲しみも傷跡も忘れてしまえと 私をなびかせる 遠い遠い空へ 遠い遠い空へ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三遙かな国から風は流れて来る 行方も知らずに風は流れて来る  あなたは何処へ流れる風 私とどこで逢える風  遙かな国まで風は流れてゆく どこまでも どこまでも  私の名前はあなたの国に無い あなたの名前は隣の国に無い  見えない谷を吹き抜けて 見えない壁を吹き抜けて  遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって  遙かな国まで風は流れてゆく さまよって さまよって  怖れとも淋しさともつかぬ思いが 私をなびかせる 遠い遠い空へ  悲しみも傷跡も忘れてしまえと 私をなびかせる 遠い遠い空へ 遠い遠い空へ
羊の言葉羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに  耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ  羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ  貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ  羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三羊の言葉に戸惑わされている 無口だった筈の女が急にしゃべりだしたから 羊はなんにも言わないと思ってる 黙ってもしゃべっても愛は変わらないのに  耳を貸さなかったのは貴方よ 女が何かをほざいても放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 考えて 貴方に言った人 考えて それがあたしの今の彼よ  羊の言葉はありえないと思ってる 黙ってただ笑ってるだけでいい それですべてだと思ってる 羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ  貴方の腕の中寒かった 1人でいるよりも寒かった 放っておけと それを誰からそそのかされたの そのうち暇なとき 思い出して 貴方に言った人 思い出して それがあたしの今の彼よ  羊はたやすく はぐれてしまうものなのよ 戻れなくて自分でも思いがけずさまようものなのよ
いつか夢の中へいつか夢の中へ さまよい果てる気がしているわ 誰もいない国へ 1人だけで旅立つのが私の定めなら  いつか夢の中へ 忘れ去られる日が来ていても きっとめぐり会える 大切な私たちのあの日にたどり着ける  いつか夢の中へ 失ったものを探している 今も消えはしない 遙かな闇の彼方 忘れない 私だけは  いつか夢の中へ 1人あなたはさまよっている 遠く追われてゆく道が 何処へ続いているのかを知らないまま (遠く 道が 何処へ続いているのかを知らないまま)  何もわからない 誰もわからない 自分のことがわからない 誰か教えて 訳を教えて 何処へゆくのかわからない  いつか夢の中へ 失った道標いつの日か見えるまで 失った道標いつの日か見えるまで中島みゆき中島みゆき中島みゆきDavid Campbellいつか夢の中へ さまよい果てる気がしているわ 誰もいない国へ 1人だけで旅立つのが私の定めなら  いつか夢の中へ 忘れ去られる日が来ていても きっとめぐり会える 大切な私たちのあの日にたどり着ける  いつか夢の中へ 失ったものを探している 今も消えはしない 遙かな闇の彼方 忘れない 私だけは  いつか夢の中へ 1人あなたはさまよっている 遠く追われてゆく道が 何処へ続いているのかを知らないまま (遠く 道が 何処へ続いているのかを知らないまま)  何もわからない 誰もわからない 自分のことがわからない 誰か教えて 訳を教えて 何処へゆくのかわからない  いつか夢の中へ 失った道標いつの日か見えるまで 失った道標いつの日か見えるまで
NEVER CRY OVER SPILT MILK昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか  あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK  あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの  直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三昔 誰かを愛したことがあれば 二度と誰をも愛してはいけないのですか 昔 別れたいきさつが気になるのは 同じ別れを繰り返すと思うのですか  あばいてもあばいても心は晴れない 比べても比べても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたをどんな人とも比べたりなんかできない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK  あやまちばかりくり返す人生でも くやみ続けて終わるなんて悲しすぎるわ 過去のすべてが私の邪魔をしても あなたとならば明日がある気がしてくるの  直しても直しても絵の具は足りない 試しても試しても答は出ない  NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK 昨日は昨日 明日は明日 涙は過ぎたこと NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK あなたに替わる誰かになんか出会えるはずがない NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY OVER SPILT MILK NEVER CRY
竹の歌遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国  ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら けして折れはせぬ  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が住みたい国はといえば 地下に根を張る あの竹の国  ゆく夏来る夏 照りつける熱に 埋ずもれながら けして消えはせぬ 青に黄に緑に 移りゆく旗に 移ろいながら けして消えはせぬ  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私が覚えて残せるものは 地下に根を張る あの竹の歌  月の日 火の日 水の日 木の日 金に踊って 土と日に還る  私がなりたいものはといえば 地下に根を張る あの竹林
愛から遠く離れて愛から遙か遠く離れてしまう時が この世にあると思いもせず いられた自分が懐かしい 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  一番好きな服を着て 一番好きな私でいよう いつか或る日思いがけず船が出るかもしれないから  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  愛から遙か遠く離れて生きる人は 寄せては返す波と同じ どこへも逃げぬ囚(とら)われ人(びと) 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  一番好きな人がいた 一番好きな私がいた いつか全ての思い出が遙かな海へと変わるから  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三愛から遙か遠く離れてしまう時が この世にあると思いもせず いられた自分が懐かしい 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  一番好きな服を着て 一番好きな私でいよう いつか或る日思いがけず船が出るかもしれないから  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  愛から遙か遠く離れて生きる人は 寄せては返す波と同じ どこへも逃げぬ囚(とら)われ人(びと) 愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  一番好きな人がいた 一番好きな私がいた いつか全ての思い出が遙かな海へと変わるから  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに  愛から遙か遠く離れて生きる時は 時計を海に捨てに行こう 永遠のリフレインに
時効誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば  風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三誰も知らないことならば 何の罪にもなりはせず あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  証しが残されなければ 在るものも無いことになる あとは時を味方につけるだけで 許されたことになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば  風に化わってゆく眺め 風に変わってゆく形見 あとは時を味方につけるだけで 新しさが正しさになる  時の壁を越えて 残る何かがあることに 気づかずにいるのは 時の壁だけ いつまでも  誰もいない荒野を 一人近づいてゆけ 海鳴りの音が指し示すもの 辿ってゆけ  誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば 誰も知らないことならば
白菊月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて  月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く  雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  冬を越えてあなたともう一度めぐり会い 冬を越えてあなたをもう一度愛したい 変わらずに変わらずに 幻よ冬を越えて  月の降る夜は 水面に白菊が咲く 涙溜まる掌 ひとつ白菊が咲く  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く  雪よ帰せすべてを真白きあの日々に 雪よ帰せ私を別れの前の日に 悲しみも思い出も 幻よ雪に包め  雪の降る夜は 荒れ野に白菊が咲く 消えた笑顔のような 淡い白菊が咲く
PAIN抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生  誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を  傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている  (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  Ah…  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を中島みゆき中島みゆき中島みゆきDavid Campbell抗(あらが)う水には 行く手は遠い 崩れる水には 岸は遠い どんなに傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人など あるだろうか  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  呼びかける呼びかける 問いかけは町にあふれても 振り向けば振り向けば 吹きすさぶ風ばかり 荒野の中 誰の声も聞かぬ一日 荒野の中 誰の声も聞かぬ一生  誰からも傷つけられず 身を守るため傷つけた  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を  傷つき汚れても 人はまだ傷つく 痛まない人などあるだろうか 見えるだろう 心の中には淋しさの手紙が 宛名を書きかけてあふれている  (歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを) 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  歌え雨よ 笑え雨よ 救いのない人の 愚かさを 歌え雨よ 笑え雨よ 限りのない 人の哀しさを  Ah…  ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を
SMILE,SMILE君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる  難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる  決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  夜も昼も忘れ 話し続ける人たちも ほんのひとつの愛を 伝えあぐねる  難しい演説 きけばきくほどもつれる 君はたやすくほどく 決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  ねぇ、SMILE, SMILE 試してみて僕に笑ってみせて SMILE, SMILE 笑ってみて ほら僕も笑いだす  昔の小説も 今日の朝の新聞も 読んでくれる君の声で意味が変わる  決まりきった挨拶も君が言うと別物さ 自信もっていいよ  君の笑顔には不思議な力があると 君だけが知らない気づいていない  ねえ、SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE La La… SMILE, SMILE SMILE, SMILE
女という商売SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  女と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ 男と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ どんなに気取っても お見とおし  夢の木の実はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  女を捜しているのでしょ 自分を捜しているのでしょ 遠い昔のずっと昔 その日を捜しているのでしょ 男も女も女だった  夢の昔はどこにある それを売るのが仕事よ  SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  女と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ 男と生まれて来たからにゃ 誰も彼もがみんな同じ どんなに気取っても お見とおし  夢の木の実はどこにある それを売るのが仕事よ SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  女を捜しているのでしょ 自分を捜しているのでしょ 遠い昔のずっと昔 その日を捜しているのでしょ 男も女も女だった  夢の昔はどこにある それを売るのが仕事よ  SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる  SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる SWEET POISON, SWEET POISON, 嘘をついてあげる
LAST SCENE灯りの点る窓 あれは盗みを退(よ)けるため 人住むふりをして ほら、じきにTVも点く  別れの場面をはじめから描いて さかさにたどって物語を書き終えて  誰にも出会わない鳥たちが眠りにつく中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三灯りの点る窓 あれは盗みを退(よ)けるため 人住むふりをして ほら、じきにTVも点く  別れの場面をはじめから描いて さかさにたどって物語を書き終えて  誰にも出会わない鳥たちが眠りにつく
紅い河どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない  流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで  どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない  流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない  流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで  どこへゆく どこへゆく 紅い河 ただ流れゆく流れゆく時のままに 浮かべた舟は どこへ運ばれる この心だけ 岸に置き去りに  私のあの人は もう私を忘れたの 遠い彼方 もう私を忘れたの 河に映るのは空の色 あの人の心は見えない  流れゆけ 流れゆけ あの人まで さかのぼれ さかのぼれ あの人まで
1人で生まれて来たのだからジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの  ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで  淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの  誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  人が1人で生まれて来ることは 1人きりで生きてゆくためなのよ 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ 2人でなければ半人前だと 責める人も世の中にはいるけれど ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて ジャスミン もう帰りましょう もとの1人に すべて諦めて  1人で働いて自分を養う一生 THAT'S ALL それで終わり けっこうなことじゃないの 誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの  ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで ジャスミン もう帰りましょう 1人暮らしのあのアパートまで  淋しくなったら両手で耳をふさいでみる 去ってゆくすべてのものに前もって手を切って どこへも去らない私がいるのを確かめる 私の声が私を呼ぶのを聞く  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの  誰とも関わらなければ 誰も傷つけない THE END それで終わり とても正しいことじゃないの 1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ  ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン淋しくないわ もとの1人に戻るだけだもの ジャスミン
六花広い空の中には 罪もけがれもある 広い空の中には 何もないわけじやない 広い空の上から さまよい降りて来る 泣いて泣いてこごえた 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ  すさぶ大地の下で 花は眠っている 吹きつける北風の 子守歌聴いている 広い空の上では 手紙がつづられる 透きとおる便箋は 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ  六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三広い空の中には 罪もけがれもある 広い空の中には 何もないわけじやない 広い空の上から さまよい降りて来る 泣いて泣いてこごえた 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ  すさぶ大地の下で 花は眠っている 吹きつける北風の 子守歌聴いている 広い空の上では 手紙がつづられる 透きとおる便箋は 六つの花びらの花 六花の雪よ 降り積もれよ 白く白く ただ降り積もれよ 六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ  六花の雪よ 降り積もれよ すべてを包んで 降り積もれよ
LOVERS ONLY街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 幸せにならなきゃならないように 人は必ず創られてると あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas 1人ならどこへ歩こう Merry Xmas, Merry Xmas 白い息が行方に迷う 街じゅうが 今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜  本当の愛だけが この夜までに結ばれるのが真実だよと あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべての傷は癒される Merry Xmas, Merry Xmas 今夜の願いごとは叶う Merry Xmas, Merry Xmas 愛のためにすべてが変わる 街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜  Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜 幸せにならなきゃならないように 人は必ず創られてると あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas 1人ならどこへ歩こう Merry Xmas, Merry Xmas 白い息が行方に迷う 街じゅうが 今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜  本当の愛だけが この夜までに結ばれるのが真実だよと あの日あなたに聞いたのに Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべての傷は癒される Merry Xmas, Merry Xmas 今夜の願いごとは叶う Merry Xmas, Merry Xmas 愛のためにすべてが変わる 街じゅうが今夜だけのために 何もかも変わろうとする夜 ほんのひと月前の別れも 昔のことと許される夜  Merry Xmas, Merry Xmas 恋人たちだけのために Merry Xmas, Merry Xmas すべてのドアが出迎える Merry Xmas, Merry Xmas
月迎え月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい  月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい 月は意外と今の季節にとても近くに降りてくる 何かが足元をすり抜けて走る 生き物が足元くすぐって逃げる 見覚えがあるでしょう 自分の影だもの 寝巻と裸足で丘の上に着けば 先ゆく影が くるり振り返るよ 月を迎えに出かけませんか 部屋を抜けておいでなさい  月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい 月の光は傷にしみない 虫の背中も痛まない 月は山の縁(へり)を離れたときから 少しずつふやけて空いっぱいになる さわってみたかった かじってみたかった 同んなじ望みで月を見上げるのは 隣の谷から来た 小さいカナヘビ 月を迎えに出かけませんか 身体抜けておいでなさい
夜行夜起きてる奴に ろくな奴はいないと 言われなかったか 子供だった頃に 日暮れどきにねぐらへ帰ってゆかない獣は みんな獰猛な種類だと どんなに心優しくても 口下手な奴なら きっと後ろめたい何かあるに違いないと決められる 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり  夜さまよう奴は まともな帰り先がないせいだと 憐れみを受けている ふところに入れた手は凶暴な武器を隠しているに 違いないと見られる 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり  本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三夜起きてる奴に ろくな奴はいないと 言われなかったか 子供だった頃に 日暮れどきにねぐらへ帰ってゆかない獣は みんな獰猛な種類だと どんなに心優しくても 口下手な奴なら きっと後ろめたい何かあるに違いないと決められる 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり  夜さまよう奴は まともな帰り先がないせいだと 憐れみを受けている ふところに入れた手は凶暴な武器を隠しているに 違いないと見られる 本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり  本当は 散りそうな野菊を雨から隠してる わざと胸をあけてバカをやって凍えきって風邪をひく 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり 夜行の駅で泣いているのは みんなそんな奴ばかり 夜行の町を生きてゆくのは みんなそんな奴ばかり
ツンドラ・バードお陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも  幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも  間に合うかも 生きているうち会えるかも中島みゆき中島みゆき中島みゆき瀬尾一三お陽さまと同じ空の真ん中に 丸い渦を描いて鳥が舞う あれはオジロワシ 遠くを見る鳥 近くでは見えないものを見る 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  あの丸い渦の真下のあたりは 必ず獲物が潜んでいる 獲物は潅木に紛れてくぐる オジロワシには全部見えている 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ イバラ踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 狩りに会えるかも  目を開けた夏には真夜中の色 翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉 独り巣立つ冬は雪雲の色 翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 過去に会えるかも  幾つもの冬を通り越す毎に オジロワシの羽根は白くなる 最期の冬には雪よりも白く やがてはお陽さまに溶けてゆく ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ 氷踏んで駈け出してゆけば 間に合うかも 明日に会えるかも  間に合うかも 生きているうち会えるかも
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