巴里祭巴里の街並みに マロニエそよげば 人の心も夢見がちよ よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく | 淡谷のり子 | R.Clair・J.Gremillon・M.Jaubert・訳詩:松村又一 | R.Clair・J.Gremillon・M.Jaubert | 服部良一 | 巴里の街並みに マロニエそよげば 人の心も夢見がちよ よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく |
バンドネオン寄せていつの日にも ただひとりの 慰めの友 膝に抱けば 音も低く 声はやさしく 唄につれて わが心も 暫し ときめく なつかしの友よ わがバンドネオン うれしい時の喜びよ 悲しい時には慰めよ 心に遣瀬(やるせ)のない時は 思わず知らず 手に取り上げるよ バンドネオン 日暮れ淋しい黄昏(たそがれ)は わけて憂いのある時は 灯りもともさず たゞひとり かなでる唄に 思いを寄せるよ バンドネオン | 淡谷のり子 | L.Amadori・E.S.Discepolo・訳詩:服部龍太郎 | L.Amadori・E.S.Discepolo | 仁木他喜雄 | いつの日にも ただひとりの 慰めの友 膝に抱けば 音も低く 声はやさしく 唄につれて わが心も 暫し ときめく なつかしの友よ わがバンドネオン うれしい時の喜びよ 悲しい時には慰めよ 心に遣瀬(やるせ)のない時は 思わず知らず 手に取り上げるよ バンドネオン 日暮れ淋しい黄昏(たそがれ)は わけて憂いのある時は 灯りもともさず たゞひとり かなでる唄に 思いを寄せるよ バンドネオン |
バラ色の人生心まどわす目 いつも熱き唇(くち) 私の思ってる あなたの面影 あなたの胸で 私は聞く やさしの言葉 いつも変らぬ 言葉なのに 私はうれしい 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく | 淡谷のり子 | Edith Piaf | Lou Louigoy | | 心まどわす目 いつも熱き唇(くち) 私の思ってる あなたの面影 あなたの胸で 私は聞く やさしの言葉 いつも変らぬ 言葉なのに 私はうれしい 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく |
花宵闇おかしな人だね 恋の始めと終りには 両手一杯の白い バラを生ける癖がある 娘のようだね 強い香りに囲まれて 胸を熱くして むせているとあなたは言った 今宵 花宵闇 痛むのは何 別れを気配で悟る私の身の不幸 今宵 花宵闇 嘆くのは誰 いくつ 別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 寂しい人だね 猫も飼わずに 一人切り バラに埋もれて 移り変わる時をどう過ごす やつれたみたいだ どうか体を大切に 無理をしないでと 頬に触れてあなたは言った 今宵 花宵闇 熱いのは何 涙をかくしてしまう私の身の不幸 今宵 花宵闇 辛いのは何故 いくつ別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 | 淡谷のり子 | 阿木燿子 | 宇崎竜童 | | おかしな人だね 恋の始めと終りには 両手一杯の白い バラを生ける癖がある 娘のようだね 強い香りに囲まれて 胸を熱くして むせているとあなたは言った 今宵 花宵闇 痛むのは何 別れを気配で悟る私の身の不幸 今宵 花宵闇 嘆くのは誰 いくつ 別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 寂しい人だね 猫も飼わずに 一人切り バラに埋もれて 移り変わる時をどう過ごす やつれたみたいだ どうか体を大切に 無理をしないでと 頬に触れてあなたは言った 今宵 花宵闇 熱いのは何 涙をかくしてしまう私の身の不幸 今宵 花宵闇 辛いのは何故 いくつ別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 |
橋夜が私の手をひいて あなたのもとへ連れてゆく 男嫌いになったはず はずだけれども 急ぎ足 渡っても 渡っても 渡りきれない女の橋よ 何が流れる河なのでしょう 私を抱いた男たち 誰も教えてくれなかった いつか知らずに身についた 逃げる男を許すくせ 愛は淋しいお祭りね 祭りのあとに雨が降る 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか | 淡谷のり子 | 岡田冨美子 | あかのたちお | | 夜が私の手をひいて あなたのもとへ連れてゆく 男嫌いになったはず はずだけれども 急ぎ足 渡っても 渡っても 渡りきれない女の橋よ 何が流れる河なのでしょう 私を抱いた男たち 誰も教えてくれなかった いつか知らずに身についた 逃げる男を許すくせ 愛は淋しいお祭りね 祭りのあとに雨が降る 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか |
虹のルンバ白バラの花に頬よせ 悲しみを星に歌えば あふれ湧く涙のしずく 水色のシェードににじむ ああ ルンバ ルンバ 女の祈り 想い出は 胸にさそうよ 喜びの夢は儚く 幸せは虹と消えゆく 呼べばとて甲斐なきものと 知りつつも面影慕う ああ ルンバ ルンバ 女の涙 夢去りし 胸を濡らすよ 白バラの花は香れど ひめやかに春は過ぎゆく 一人抱く空しき心 糸切れしギターの唄か ああ ルンバ ルンバ 女の嘆き 空ろなる 胸を揺するよ | 淡谷のり子 | 宮川哲夫 | 吉田正 | | 白バラの花に頬よせ 悲しみを星に歌えば あふれ湧く涙のしずく 水色のシェードににじむ ああ ルンバ ルンバ 女の祈り 想い出は 胸にさそうよ 喜びの夢は儚く 幸せは虹と消えゆく 呼べばとて甲斐なきものと 知りつつも面影慕う ああ ルンバ ルンバ 女の涙 夢去りし 胸を濡らすよ 白バラの花は香れど ひめやかに春は過ぎゆく 一人抱く空しき心 糸切れしギターの唄か ああ ルンバ ルンバ 女の嘆き 空ろなる 胸を揺するよ |
涙の踊子あわれ恋に破れ おどり狂う處女(おとめ) 赤き薔薇(ばら)をさせどわびしや 胸せまる苦しさに 花びらの散るごとく ラ………… つきぬ涙に踊るよ マ………… 遠く去りし人の かげを追い慕うか 夜毎しのびよる悲しみ うたい踊り狂えど 色あせし我が恋の ラ………… あわれ散りゆくさびしさ | 淡谷のり子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 服部良一 | あわれ恋に破れ おどり狂う處女(おとめ) 赤き薔薇(ばら)をさせどわびしや 胸せまる苦しさに 花びらの散るごとく ラ………… つきぬ涙に踊るよ マ………… 遠く去りし人の かげを追い慕うか 夜毎しのびよる悲しみ うたい踊り狂えど 色あせし我が恋の ラ………… あわれ散りゆくさびしさ |
ドンニャ・マリキータあのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの 憧れと なやみとをうたった さびしい唄 甘い唄 忘れられぬ あのひとふし きかせてよ いまひとたび やわらかい メロディ 軽いリズム マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 | 淡谷のり子 | J.Guerrero・F.Ardavin・訳詩:瀬沼喜久雄 | J.Guerrero・F.Ardavin | 仁木他喜雄 | あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの 憧れと なやみとをうたった さびしい唄 甘い唄 忘れられぬ あのひとふし きかせてよ いまひとたび やわらかい メロディ 軽いリズム マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 |
ドニャ・マリキータ花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 | 淡谷のり子 | Ardavin | J.Guerrero | | 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 |
何処にあなた折れたルージュで イニシャルを 書けば鏡に あなたが映る 愛は哀しく なお美しく 胸を埋(うず)める 想い出達よ 何処にあなた 何処にあなた 風の奏でる 口笛に 星は流れる 夜空で踊る 夢は儚(はかな)く また果てしなく 頬に新たな 涙を運ぶ 何処にあなた 何処にあなた 巡る季節の 落書きか 道の落葉で あなたの似顔 人は去り行く ただ傷ついて いつも別離(わかれ)を 背中に乗せて 何処にあなた 何処にあなた 心に刻んだ 忘れ得ぬ人 | 淡谷のり子 | 千家和也 | すぎやまこういち | | 折れたルージュで イニシャルを 書けば鏡に あなたが映る 愛は哀しく なお美しく 胸を埋(うず)める 想い出達よ 何処にあなた 何処にあなた 風の奏でる 口笛に 星は流れる 夜空で踊る 夢は儚(はかな)く また果てしなく 頬に新たな 涙を運ぶ 何処にあなた 何処にあなた 巡る季節の 落書きか 道の落葉で あなたの似顔 人は去り行く ただ傷ついて いつも別離(わかれ)を 背中に乗せて 何処にあなた 何処にあなた 心に刻んだ 忘れ得ぬ人 |
扉くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… | 淡谷のり子 | 藤公之介 | 服部克久 | | くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… |
時は唄う愚(おろか)しくても 女の私には いつも恋しかないの…… 悲しみを手紙のように ひろげてみる夜更け どの思い出もみんな 悪くはないものよ あなたの気持がさめたわけも 今なら思いあたる そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの 淋しさを氷で割って グラスをあげましょう 見て見ぬふりをしてる あなたの面影へ…… 何度も愛してきてるくせに 別れ際 いつも駄目ね だけど 数えきれぬかげりさえ 月日は唄にかえてくれるの そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの | 淡谷のり子 | 有馬三恵子 | 川口真 | | 愚(おろか)しくても 女の私には いつも恋しかないの…… 悲しみを手紙のように ひろげてみる夜更け どの思い出もみんな 悪くはないものよ あなたの気持がさめたわけも 今なら思いあたる そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの 淋しさを氷で割って グラスをあげましょう 見て見ぬふりをしてる あなたの面影へ…… 何度も愛してきてるくせに 別れ際 いつも駄目ね だけど 数えきれぬかげりさえ 月日は唄にかえてくれるの そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの |
東京ブルース雨が降るふる アパートの 窓の娘よ なに想う ああ 銀座は暮れゆく ネオンが濡れるよ パラソル貸しましょ 三味線堀を 青い上着で いそぐ君 ラッシュ・アワーの たそがれを 君といそいそ エレベーター ああ プラネタリウムの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路(ふなじ) 仰ぐ南極 十字星 誰も知らない 浅草の 可愛ちいちゃな 喫茶店 ああ あの娘の瞳は フランス人形 わたしを待ち待ち 紅茶のかおり 絽刺しする夜を 鐘が鳴る 昔恋しい 武蔵野の 月はいずこぞ 映画街 ああ 青い灯赤い灯 フィルムは歌うよ 更けゆく新宿 小田急の窓で 君がわかれに 投げる花 | 淡谷のり子 | 西條八十 | 服部良一 | 服部良一 | 雨が降るふる アパートの 窓の娘よ なに想う ああ 銀座は暮れゆく ネオンが濡れるよ パラソル貸しましょ 三味線堀を 青い上着で いそぐ君 ラッシュ・アワーの たそがれを 君といそいそ エレベーター ああ プラネタリウムの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路(ふなじ) 仰ぐ南極 十字星 誰も知らない 浅草の 可愛ちいちゃな 喫茶店 ああ あの娘の瞳は フランス人形 わたしを待ち待ち 紅茶のかおり 絽刺しする夜を 鐘が鳴る 昔恋しい 武蔵野の 月はいずこぞ 映画街 ああ 青い灯赤い灯 フィルムは歌うよ 更けゆく新宿 小田急の窓で 君がわかれに 投げる花 |
たそがれのマニラあの あかねぐもの丘 燃ゆるような 夕焼の道 あの 真白き 御寺の 鐘の音の 静寂(しずけさ)よ 海辺のみち たそがれて カロマタ(馬車) 白き窓に むらさきの 花リボン そよ風に ひらひらと 島影を 行く 船の 笛の音も ささやかに 空に舞う うす煙 このみなと 暮れて行く | 淡谷のり子 | フィリピン民謡・訳詩:藤浦洸 | フィリピン民謡 | 服部良一 | あの あかねぐもの丘 燃ゆるような 夕焼の道 あの 真白き 御寺の 鐘の音の 静寂(しずけさ)よ 海辺のみち たそがれて カロマタ(馬車) 白き窓に むらさきの 花リボン そよ風に ひらひらと 島影を 行く 船の 笛の音も ささやかに 空に舞う うす煙 このみなと 暮れて行く |
鈴蘭物語風薫るアカシヤの 青い並木 鐘鳴らすあの丘の 白いチャペル 思いも黄昏(たそが)るる トラピストの寺に 君と手をとり行きし 思い出の あの道 鈴蘭の花咲けば 思い出すよ かの長い細道の ほのかなりや 真白き手をとりて トラピストの寺に 身を捧げんと言いし 忘られぬ 夕月 | 淡谷のり子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 服部良一 | 風薫るアカシヤの 青い並木 鐘鳴らすあの丘の 白いチャペル 思いも黄昏(たそが)るる トラピストの寺に 君と手をとり行きし 思い出の あの道 鈴蘭の花咲けば 思い出すよ かの長い細道の ほのかなりや 真白き手をとりて トラピストの寺に 身を捧げんと言いし 忘られぬ 夕月 |
ジ−ラ・ジーラ山の端に日は落ちて 果てなき我が旅路 心にしみるは 異国の風よ いとしの君の名を呼びて さまよえば 微笑みて応えるは 緑の星影よ あの星影こそ まこと愛のみちしるべ 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を | 淡谷のり子 | E.S.Discepolo | E.S.Discepolo | | 山の端に日は落ちて 果てなき我が旅路 心にしみるは 異国の風よ いとしの君の名を呼びて さまよえば 微笑みて応えるは 緑の星影よ あの星影こそ まこと愛のみちしるべ 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を |
ジプシーの歎き祭は終りぬ 乱れし野もせよ いざや幌馬車 山を越えて行かん 誰が投げしすみれ花 今もしおれずに かおる 明日の日は浮草の 行方知らぬ旅路 祭は終りぬ 嘆きのピエロよ いざや幌馬車 明日の旅へ行かん 誰が吹くや笛の音に うるむ故郷の 歌よ 風のまま 浮草の 行方知らぬ旅路 あゝ | 淡谷のり子 | M.Grever・訳詩:桐山麗吉 | M.Grever | 仁木他喜雄 | 祭は終りぬ 乱れし野もせよ いざや幌馬車 山を越えて行かん 誰が投げしすみれ花 今もしおれずに かおる 明日の日は浮草の 行方知らぬ旅路 祭は終りぬ 嘆きのピエロよ いざや幌馬車 明日の旅へ行かん 誰が吹くや笛の音に うるむ故郷の 歌よ 風のまま 浮草の 行方知らぬ旅路 あゝ |
ジェラシー今ぞ ほのかに香る 夢の窓辺 風のささやきに 愛のともしび消えて わが悩み果てもなし 君待つひととき 月影白く 胸に忍びよる 悲しき夜の静寂(しじま)よ 変らぬ誓い やさしい言葉 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ | 淡谷のり子 | Jacob Gade | Jacob Gade | | 今ぞ ほのかに香る 夢の窓辺 風のささやきに 愛のともしび消えて わが悩み果てもなし 君待つひととき 月影白く 胸に忍びよる 悲しき夜の静寂(しじま)よ 変らぬ誓い やさしい言葉 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ |
白樺の小径白樺の この径は 想い出の さみし径 雨にぬれ 風にゆれ 白い花が 咲いていた あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 熱い吐息で やさし心で きっと 迎えにくるから 待っててと 夢の間に 夢のよに 春はゆき 夏もすぎ 何ゆえに 何ゆえに こんな哀しい 秋が来た あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 忘られぬ あの言葉 きっと 迎えにくるから 待っててと | 淡谷のり子 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 白樺の この径は 想い出の さみし径 雨にぬれ 風にゆれ 白い花が 咲いていた あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 熱い吐息で やさし心で きっと 迎えにくるから 待っててと 夢の間に 夢のよに 春はゆき 夏もすぎ 何ゆえに 何ゆえに こんな哀しい 秋が来た あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 忘られぬ あの言葉 きっと 迎えにくるから 待っててと |
シャルメーヌあまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー わたしの心に今も歌う 思い出なつかし あの日の頃 今も浮ぶ 夢のロマン あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー | 淡谷のり子 | Lew Pollack・訳詞:薩摩忠 | Erno Rapee | | あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー わたしの心に今も歌う 思い出なつかし あの日の頃 今も浮ぶ 夢のロマン あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー |
しばらくあなたしばらくあなた ごきげんよう 変りもなくて よかったわ 昔の軽さがなくなって 渋味が増して来たようね 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた ワインはやはり白かしら 煙草もやはり細巻きね 覚えているのが しゃくだけど 惚れてた時もあったから 一年 二年 三年の 月日も消せないものがある それでは あなた さようなら たまには顔を見せに来て 今度は酔わずに迎えるわ お酒も少しつつしむわ 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた | 淡谷のり子 | 阿久悠 | 三木たかし | | しばらくあなた ごきげんよう 変りもなくて よかったわ 昔の軽さがなくなって 渋味が増して来たようね 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた ワインはやはり白かしら 煙草もやはり細巻きね 覚えているのが しゃくだけど 惚れてた時もあったから 一年 二年 三年の 月日も消せないものがある それでは あなた さようなら たまには顔を見せに来て 今度は酔わずに迎えるわ お酒も少しつつしむわ 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた |
死ぬほど愛してアモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも | 淡谷のり子 | Alfredo Giannetti・Pietro Germi・訳詞:水野汀子 | Carlo Rustichelli | | アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも |
ゴンドリエゴンドリエ お前の唄が 水面(みなも)に 甘く流れてた 春のベニスよ 夢と幸福(しあわせ)に 心酔いしれた あつい二人の 恋の想い出 | 淡谷のり子 | Peter de Angelis | Peter de Angelis | | ゴンドリエ お前の唄が 水面(みなも)に 甘く流れてた 春のベニスよ 夢と幸福(しあわせ)に 心酔いしれた あつい二人の 恋の想い出 |
小雨降る径静かな雨 並木の雨 あなたを待つ 胸に降る 流れる唄 なつかし唄 夢を囁く あのメロディ いつの日にか また相見ん あふれ来るは 涙 静かな雨 並木の雨 痛む心に しのび泣く いつの日にか また相見ん あふれ来るは 涙 静かな雨 並木の雨 痛む心に しのび泣く | 淡谷のり子 | Henri Himmel | Henri Himmel | | 静かな雨 並木の雨 あなたを待つ 胸に降る 流れる唄 なつかし唄 夢を囁く あのメロディ いつの日にか また相見ん あふれ来るは 涙 静かな雨 並木の雨 痛む心に しのび泣く いつの日にか また相見ん あふれ来るは 涙 静かな雨 並木の雨 痛む心に しのび泣く |
恋の勲章サヨナラこそは 新しい恋の すてきな月日の 始まりなのさ サヨナラなんて 云わないつもりが サヨナラばかりの 人生 愛しあうのも いいけど おつな別れも いいもの 恋をするなら 明日(あした)を忘れて 激しく心を 燃やそう 恋の勲章 ふやそう サヨナラこそは 涙で手にする すばらしい自由の 幕開きなのさ サヨナラ なんて 勇気があるなら 何度も云おうよ サヨナラ 別れに いつも傷つき 胸の痛みは 消えない だけど女は 人を愛さずに 生きては いけないものなら 恋の勲章 ふやそう めぐり逢うから 別れて また恋しては 別れる 私の愛に 嘘などないよと いつでも云うのが 女さ 恋の勲章 ふやそう | 淡谷のり子 | 岩谷時子 | いずみたく | | サヨナラこそは 新しい恋の すてきな月日の 始まりなのさ サヨナラなんて 云わないつもりが サヨナラばかりの 人生 愛しあうのも いいけど おつな別れも いいもの 恋をするなら 明日(あした)を忘れて 激しく心を 燃やそう 恋の勲章 ふやそう サヨナラこそは 涙で手にする すばらしい自由の 幕開きなのさ サヨナラ なんて 勇気があるなら 何度も云おうよ サヨナラ 別れに いつも傷つき 胸の痛みは 消えない だけど女は 人を愛さずに 生きては いけないものなら 恋の勲章 ふやそう めぐり逢うから 別れて また恋しては 別れる 私の愛に 嘘などないよと いつでも云うのが 女さ 恋の勲章 ふやそう |
黒いベレー雨がみじめに降っていた 壁にもたれて二人で だまって見てた向こう河岸 赤い灯影がちらちらと ああ 雨が降るふる 今日もまた 濡れてるだろうか 黒いベレー 残りタバコもしめってた けむがまつ毛で泣いていた どこかで鳴ったピストルが 犬がとおくで ほえていた 雨がみじめに降っていた 胸の底までふっていた 河の向こうじゃ えんのない 赤い灯影が笑ってた ああ 雨が降るふる 今日もまた 濡れてるだろうか 黒いベレー | 淡谷のり子 | 佐伯孝夫 | 飯田信夫 | | 雨がみじめに降っていた 壁にもたれて二人で だまって見てた向こう河岸 赤い灯影がちらちらと ああ 雨が降るふる 今日もまた 濡れてるだろうか 黒いベレー 残りタバコもしめってた けむがまつ毛で泣いていた どこかで鳴ったピストルが 犬がとおくで ほえていた 雨がみじめに降っていた 胸の底までふっていた 河の向こうじゃ えんのない 赤い灯影が笑ってた ああ 雨が降るふる 今日もまた 濡れてるだろうか 黒いベレー |
暗い日曜日花を部屋に 君を待てど もはやわれを たずねまさず ただひとり むなしくまてり すぎし幸を しのびつつ 帰らぬ昔 くりかえし 我がまなこに 涙あふる 暗き日曜 憂いに 閉ざさるる心 今はすべて 絶えし望み わが心 むなしく冷めて 遠き空の 彼方思い 夕暮の 小暗き部屋の 窓に射す 夕陽を待てど 暗き日曜 | 淡谷のり子 | L.Javor・R.Seress・訳詩:清野協 | L.Javor・R.Seress | 仁木他喜雄 | 花を部屋に 君を待てど もはやわれを たずねまさず ただひとり むなしくまてり すぎし幸を しのびつつ 帰らぬ昔 くりかえし 我がまなこに 涙あふる 暗き日曜 憂いに 閉ざさるる心 今はすべて 絶えし望み わが心 むなしく冷めて 遠き空の 彼方思い 夕暮の 小暗き部屋の 窓に射す 夕陽を待てど 暗き日曜 |
祇園ブルース舞妓ごゝろは夜桜の 艶(なま)めく花かおぼろ月 篝火(かがりび)ゆれて吹き誘う 浮名は果(はか)ない春の風よ しのぶ面影鬢(びん)の香(か)の 匂へど姿あやなくて 初恋なれば悩ましく 泣いても泣いても恋は夢よ 逢えば悩みがいやまさる 逢わねばしぼむ思い草 あの方ゆえに散り果てる 桜は悲しい夢の花よ | 淡谷のり子 | 長田幹彦 | 佐々紅華 | 佐々紅華 | 舞妓ごゝろは夜桜の 艶(なま)めく花かおぼろ月 篝火(かがりび)ゆれて吹き誘う 浮名は果(はか)ない春の風よ しのぶ面影鬢(びん)の香(か)の 匂へど姿あやなくて 初恋なれば悩ましく 泣いても泣いても恋は夢よ 逢えば悩みがいやまさる 逢わねばしぼむ思い草 あの方ゆえに散り果てる 桜は悲しい夢の花よ |
キャリオカ共に歌わん いざ 共に踊らん いざ 若き命の宴よ 恋の夜 君よ盃干せ 赤き火の酒干せ 若き命の宴よ 恋の夜 夢 夢のキャリオカ 胸ときめくリズム 夢 夢のキャリオカ 今宵一夜を 君と語らん 夢 夢のキャリオカ 胸ときめくリズム 夢 夢のキャリオカ 今宵一夜を 君と語らん | 淡谷のり子 | G.Kahn・E.Eliscu | V.Youmens | | 共に歌わん いざ 共に踊らん いざ 若き命の宴よ 恋の夜 君よ盃干せ 赤き火の酒干せ 若き命の宴よ 恋の夜 夢 夢のキャリオカ 胸ときめくリズム 夢 夢のキャリオカ 今宵一夜を 君と語らん 夢 夢のキャリオカ 胸ときめくリズム 夢 夢のキャリオカ 今宵一夜を 君と語らん |
君忘れじのブルース雨ふれば 雨に泣き 風ふけば 風に泣き そっと夜更けの 窓をあけて 歌う女の 心は一つ ああ せつなくも せつなくも 君を忘れじの ブルースよ 面かげを 抱きしめて 狂おしの いく夜ごと どうせ帰らぬ 人と知れど 女ごころは 命も夢も ああ せつなくも せつなくも 君を忘れじの ブルースよ 君を忘れじの ブルースよ | 淡谷のり子 | 大高ひさを | 長津義司 | | 雨ふれば 雨に泣き 風ふけば 風に泣き そっと夜更けの 窓をあけて 歌う女の 心は一つ ああ せつなくも せつなくも 君を忘れじの ブルースよ 面かげを 抱きしめて 狂おしの いく夜ごと どうせ帰らぬ 人と知れど 女ごころは 命も夢も ああ せつなくも せつなくも 君を忘れじの ブルースよ 君を忘れじの ブルースよ |
聞かせてよ愛の言葉を聞かせてよ 好きな甘い言葉 話してね いつものお話しを 何度でもいいのよ この言葉 ジュ・ヴ・ゼーム 気心許しちゃいないの そのくせ聞かされていたい この言葉よ 甘い撫でるような ささやく小声を 聞けば夢見心地 またも気を許す 聞かせてよ 好きな甘い言葉 話してね いつものお話しを 何度でもいいのよ この言葉 ジュ・ヴ・ゼーム | 淡谷のり子 | J.Renoir・訳詩:佐伯孝夫 | J.Renoir | 親泊正昇 | 聞かせてよ 好きな甘い言葉 話してね いつものお話しを 何度でもいいのよ この言葉 ジュ・ヴ・ゼーム 気心許しちゃいないの そのくせ聞かされていたい この言葉よ 甘い撫でるような ささやく小声を 聞けば夢見心地 またも気を許す 聞かせてよ 好きな甘い言葉 話してね いつものお話しを 何度でもいいのよ この言葉 ジュ・ヴ・ゼーム |
カーテン・コール愛の幕切れに encore(アンコール)!! もういちど 聞かせてよあなたの あの愛の歌を 薔薇は枯れたけど encore!! もういちど やさしさをみせて 馴(な)れ初(そ)めの日のように 肩をよせあい いのち燃やして 紡(つむ)いだ愛が こんなかたちで 千切れるなんて Fu…悪いゆめでも Fu…見ているみたい たとえ別れても encore!! いつの日か 蘇(よみが)える愛を 私は信じるの 肩をよせあい いのち燃やして 紡(つむ)いだ愛が こんなかたちで 千切れるなんて Fu…悪いゆめでも Fu…見ているみたい 愛の幕切れに encore!! いまいちど 強く抱きしめて 幕が降りるまで | 淡谷のり子 | 吉田旺 | 小林亜星 | | 愛の幕切れに encore(アンコール)!! もういちど 聞かせてよあなたの あの愛の歌を 薔薇は枯れたけど encore!! もういちど やさしさをみせて 馴(な)れ初(そ)めの日のように 肩をよせあい いのち燃やして 紡(つむ)いだ愛が こんなかたちで 千切れるなんて Fu…悪いゆめでも Fu…見ているみたい たとえ別れても encore!! いつの日か 蘇(よみが)える愛を 私は信じるの 肩をよせあい いのち燃やして 紡(つむ)いだ愛が こんなかたちで 千切れるなんて Fu…悪いゆめでも Fu…見ているみたい 愛の幕切れに encore!! いまいちど 強く抱きしめて 幕が降りるまで |
枯葉思い出して欲しいの 嬉しかったあの頃 生きることが楽しみ 光り満ちていました 落葉落ちて積もれど 忘られましょうか 落葉落ちて積もれば 積もる悔いと思い出 北風 何もかも遠く吹きやれ 忘られましょうか シャンソン 君の歌 あのシャンソン 身に染む 思われ思うて 二人は暮したの 愛して愛され いつの日か 裂かれて別れる運命か 砂の上の足跡 波に消されゆく いつの日か 裂かれて別れる運命か 砂の上の足跡 波に消されゆく | 淡谷のり子 | J.Prevert・J.Kosma・訳詩:佐伯孝夫 | J.Prevert・J.Kosma | 大柿隆 | 思い出して欲しいの 嬉しかったあの頃 生きることが楽しみ 光り満ちていました 落葉落ちて積もれど 忘られましょうか 落葉落ちて積もれば 積もる悔いと思い出 北風 何もかも遠く吹きやれ 忘られましょうか シャンソン 君の歌 あのシャンソン 身に染む 思われ思うて 二人は暮したの 愛して愛され いつの日か 裂かれて別れる運命か 砂の上の足跡 波に消されゆく いつの日か 裂かれて別れる運命か 砂の上の足跡 波に消されゆく |
カチューシャ物語霧の港に 咲く花は 青い灯影に 夜ひらく 想い濡らして 泣いたとて どうせ儚い どうせ儚い どうせ儚い 流れの花よ ああ、妾が 妾が 酒場のカチューシャよ 黒い衣裳(ドレス)の 紅バラが 褪せりゃ女の 夢も散る 濡れたルージュの 哀愁(かなしみ)を 喫かす煙草の 喫かす煙草の 喫かす煙草の 煙にかくす ああ、妾が 妾が 酒場のカチューシャよ | 淡谷のり子 | 宮川哲夫 | 佐々木俊一 | | 霧の港に 咲く花は 青い灯影に 夜ひらく 想い濡らして 泣いたとて どうせ儚い どうせ儚い どうせ儚い 流れの花よ ああ、妾が 妾が 酒場のカチューシャよ 黒い衣裳(ドレス)の 紅バラが 褪せりゃ女の 夢も散る 濡れたルージュの 哀愁(かなしみ)を 喫かす煙草の 喫かす煙草の 喫かす煙草の 煙にかくす ああ、妾が 妾が 酒場のカチューシャよ |
想い出のブルース誰が捨てた 薔薇やら 濡れた舗道に ふまれて 更けゆく今宵の 狭霧(さぎり)の冷たさ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬあの日よ 友と別れ とぼとぼ 霧の舗道を 歩めば 見知らぬ他国を 旅ゆく心よ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬあの日よ 何故か今宵 しきりに すぎたあの日の 旅路が 心に浮びて なつかし想いよ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬ あの日よ | 淡谷のり子 | 松村又一 | 服部良一 | 服部良一 | 誰が捨てた 薔薇やら 濡れた舗道に ふまれて 更けゆく今宵の 狭霧(さぎり)の冷たさ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬあの日よ 友と別れ とぼとぼ 霧の舗道を 歩めば 見知らぬ他国を 旅ゆく心よ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬあの日よ 何故か今宵 しきりに すぎたあの日の 旅路が 心に浮びて なつかし想いよ 何となく好きな あの唄よ 想い出のブルースよ 忘られぬ あの日よ |
落葉のブルース黄昏の 森の小径を一人 想い出に 肩を抱かれて辿る 誰か口笛 そっと呼ぶよで 佇めば なつかしき 落葉のブルース ああ あの時の甘き接吻 君が囁きは 今も胸に残れども 帰りこぬ 帰りこぬ 落葉のブルース 月影の 森の小径を一人 悲しみに 胸もふさぎて咽ぶ 女心の 哀れ儚なさ 泣きぬれて 身にしみる 落葉のブルース 想い出も 美わしき 落葉のブルース | 淡谷のり子 | 友田豊 | 三井澄男 | 三井澄男 | 黄昏の 森の小径を一人 想い出に 肩を抱かれて辿る 誰か口笛 そっと呼ぶよで 佇めば なつかしき 落葉のブルース ああ あの時の甘き接吻 君が囁きは 今も胸に残れども 帰りこぬ 帰りこぬ 落葉のブルース 月影の 森の小径を一人 悲しみに 胸もふさぎて咽ぶ 女心の 哀れ儚なさ 泣きぬれて 身にしみる 落葉のブルース 想い出も 美わしき 落葉のブルース |
おしゃれ娘おしゃれ娘は いつも朗らで かわいい娘 春の銀座に 首をかしげ かわいい娘 赤い唇 黒い瞳 夢と希望(のぞみ)を胸に抱いて 誰を待つやら にこり微笑む おしゃれな娘 おしゃれ娘は いつも陽気な娘 おしゃれ娘は いつも朗らな娘 おしゃれな娘は いつも可愛い娘 おしゃれ娘は いつもおしゃれで 朗らな娘 宵の銀座に お靴鳴らし 朗らな娘 匂う紅薔薇 胸につけて 君を待つ間の 愛の小唄 にこり歌って にこり微笑む おしゃれな娘 おしゃれ娘は いつも陽気な娘 おしゃれ娘は いつも朗らな娘 おしゃれな娘は いつも可愛い娘 | 淡谷のり子 | 久保田宵二 | 服部良一 | 服部良一 | おしゃれ娘は いつも朗らで かわいい娘 春の銀座に 首をかしげ かわいい娘 赤い唇 黒い瞳 夢と希望(のぞみ)を胸に抱いて 誰を待つやら にこり微笑む おしゃれな娘 おしゃれ娘は いつも陽気な娘 おしゃれ娘は いつも朗らな娘 おしゃれな娘は いつも可愛い娘 おしゃれ娘は いつもおしゃれで 朗らな娘 宵の銀座に お靴鳴らし 朗らな娘 匂う紅薔薇 胸につけて 君を待つ間の 愛の小唄 にこり歌って にこり微笑む おしゃれな娘 おしゃれ娘は いつも陽気な娘 おしゃれ娘は いつも朗らな娘 おしゃれな娘は いつも可愛い娘 |
エスパニヤ・カーニ夕日は落ちて 紫の空 キューバのうみに うすくはえる 扉をあけて 君よ来ませ 処女(おとめ)の夜を 共におどらん 椿の花の 色香 おとめの胸に 燃ゆる やがて月のかげに 花びら 散るときまで あー 君よ 来ませ 共に歌わん 赤きケープをふり 共に 若き日の 夢楽しき宵に 椿の花の 色香 おとめの胸に 燃ゆる やがて月のかげに 花びら 散るときまで あー 君よ 来ませ 共に歌わん 赤きケープをふり 共に 若き日の 夢楽しき宵に | 淡谷のり子 | P.Marquina・M.Marquina・訳詩:藤浦洸 | P.Marquina・M.Marquina | 仁木他喜雄 | 夕日は落ちて 紫の空 キューバのうみに うすくはえる 扉をあけて 君よ来ませ 処女(おとめ)の夜を 共におどらん 椿の花の 色香 おとめの胸に 燃ゆる やがて月のかげに 花びら 散るときまで あー 君よ 来ませ 共に歌わん 赤きケープをふり 共に 若き日の 夢楽しき宵に 椿の花の 色香 おとめの胸に 燃ゆる やがて月のかげに 花びら 散るときまで あー 君よ 来ませ 共に歌わん 赤きケープをふり 共に 若き日の 夢楽しき宵に |
うるわしき時よ止まれあなたにもたれてると そのぬくもりが 私の体にしみ通る 目と目を見つめ合うと ただこの世界 二人だけになるの 誰か止めてよ 今この時を 誰か止めてよ 地球を回るのを 愛する二人の うるわしいひととき 永遠(とわ)の永遠のものにしたいの あなたの愛の言葉 どの花よりも 私を飾ってくれるのよ 唇ふれる時に ただバラ色の 夢の中にいるの 誰か止めてよ 過ぎゆく時を 誰か止めてよ 流れるこの夜を 二度と戻らぬ 大切なひととき 永遠の永遠のものにしたいの | 淡谷のり子 | 山上路夫 | 平尾昌晃 | | あなたにもたれてると そのぬくもりが 私の体にしみ通る 目と目を見つめ合うと ただこの世界 二人だけになるの 誰か止めてよ 今この時を 誰か止めてよ 地球を回るのを 愛する二人の うるわしいひととき 永遠(とわ)の永遠のものにしたいの あなたの愛の言葉 どの花よりも 私を飾ってくれるのよ 唇ふれる時に ただバラ色の 夢の中にいるの 誰か止めてよ 過ぎゆく時を 誰か止めてよ 流れるこの夜を 二度と戻らぬ 大切なひととき 永遠の永遠のものにしたいの |
或る恋の物語私の恋の話は この世によくある話 芝居やロマンの 筋書き通りの お話なのよ 心に恋が燃えると 悲しみ楽しさあふれ 夜中も眠れず 考え込んだり 夢を彷徨(さまよ)う 恋は不思議な 魔術なのよ わざとつれない そぶりを見せて 涙に濡れつつ 夜を過ごして 笑顔を浮かべて 朝を迎える 昔も今も同じ 愛する人は誰でも 心に囁く 不思議な魔術に 酔いしれるのよ | 淡谷のり子 | Carlos Eleta Almaran | Carlos Eleta Almaran | | 私の恋の話は この世によくある話 芝居やロマンの 筋書き通りの お話なのよ 心に恋が燃えると 悲しみ楽しさあふれ 夜中も眠れず 考え込んだり 夢を彷徨(さまよ)う 恋は不思議な 魔術なのよ わざとつれない そぶりを見せて 涙に濡れつつ 夜を過ごして 笑顔を浮かべて 朝を迎える 昔も今も同じ 愛する人は誰でも 心に囁く 不思議な魔術に 酔いしれるのよ |
雨の夜は暗い空 ひどい嵐 憎い恋は 笑ってる 今宵シェリー 来ると云うた 私の胸はおどる 雨は降る心は乱る 今のはあなたの足音か 私のまよいか 我が身がふるう 望みは絶えた シェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが 愛すなら来てくれる 雨は降る 今宵ひと夜 待ちくらすシェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが 愛すなら来てくれる 雨は降る 今宵ひと夜 待ちくらすシェリー来ないの | 淡谷のり子 | Henry Himmel・訳詞:藤田嗣治 | Henry Himmel | | 暗い空 ひどい嵐 憎い恋は 笑ってる 今宵シェリー 来ると云うた 私の胸はおどる 雨は降る心は乱る 今のはあなたの足音か 私のまよいか 我が身がふるう 望みは絶えた シェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが 愛すなら来てくれる 雨は降る 今宵ひと夜 待ちくらすシェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが 愛すなら来てくれる 雨は降る 今宵ひと夜 待ちくらすシェリー来ないの |
雨の夜のブルース酒場横丁に雨が降るよ 濡れてつめたい唇に 想い出も夢も消えてゆく のぞみも消えはてた 雨のブルースよ まぼろしを抱きしめながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ 誰が捨てたか紅ダリア 花びらも泥にまみれてる なやみもはてない 雨のブルースよ リキュールに酔いしれながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ 紅がにじんだこの煙草 ガス燈もうすくけむってる 恋の残り火か 雨のブルースよ 唇をかみしめながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ | 淡谷のり子 | 井田誠一 | 松井八郎 | | 酒場横丁に雨が降るよ 濡れてつめたい唇に 想い出も夢も消えてゆく のぞみも消えはてた 雨のブルースよ まぼろしを抱きしめながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ 誰が捨てたか紅ダリア 花びらも泥にまみれてる なやみもはてない 雨のブルースよ リキュールに酔いしれながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ 紅がにじんだこの煙草 ガス燈もうすくけむってる 恋の残り火か 雨のブルースよ 唇をかみしめながら じっと聞いてる そっと泣いてる あたしなのさ |
雨のブルース 雨よ降れ降れ 悩みをながすまで どうせ涙に 濡れつつ 夜ごと 嘆く身は ああ かえり来ぬ心の青空 すすり泣く 夜の雨よ 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜道を とぼとぼ ひとり さまよえど ああ かえり来ぬ心の青空 ふりしきる 夜の雨よ | 淡谷のり子 | 野川香文 | 服部良一 | | 雨よ降れ降れ 悩みをながすまで どうせ涙に 濡れつつ 夜ごと 嘆く身は ああ かえり来ぬ心の青空 すすり泣く 夜の雨よ 暗いさだめに うらぶれ果てし身は 雨の夜道を とぼとぼ ひとり さまよえど ああ かえり来ぬ心の青空 ふりしきる 夜の雨よ |
雨の東京雨の夜は 雨の夜は 逢いたさに なぜか知らないしみじみさ 柳がくれの銀座道 心ほそぼそ泣いてみる それがまた それがまた 女のこころ 雨に濡れ 雨に濡れ とぼとぼと 草履も濡れて可愛いそう わたしひとりを東京に おいて貴方の薄情さ それがまた それがまた 男のこころ | 淡谷のり子 | 紫かずま | 佐々木俊一 | | 雨の夜は 雨の夜は 逢いたさに なぜか知らないしみじみさ 柳がくれの銀座道 心ほそぼそ泣いてみる それがまた それがまた 女のこころ 雨に濡れ 雨に濡れ とぼとぼと 草履も濡れて可愛いそう わたしひとりを東京に おいて貴方の薄情さ それがまた それがまた 男のこころ |
アマポラ(けしの花)アマポーラ 南の野辺の 赤い赤いけしの花 アマポーラ あの人のこと 思い悩む赤い花 見つめて じっと見つめて 赤く燃える花びら 雨にも風にも いとしいけしの花 アマポーラ 情けをこめて 赤く咲いたけしの花 誰かの 口紅の色 うつしそめた赤い花 見つめて じっと見つめて 思い出す くちづけ さわればこぼれる 風情(ふぜい)のけしの花 | 淡谷のり子 | L.Roldan・J.M.Lacalle・訳詩:桐山麗吉 | L.Roldan・J.M.Lacalle | 服部良一 | アマポーラ 南の野辺の 赤い赤いけしの花 アマポーラ あの人のこと 思い悩む赤い花 見つめて じっと見つめて 赤く燃える花びら 雨にも風にも いとしいけしの花 アマポーラ 情けをこめて 赤く咲いたけしの花 誰かの 口紅の色 うつしそめた赤い花 見つめて じっと見つめて 思い出す くちづけ さわればこぼれる 風情(ふぜい)のけしの花 |
アディウ出て行く船を送る私 悲しいつらい別れだけれど 涙をかくして笑顔で送る 船出に泣いちゃいけないものを アディウ 忘れないで アディウ 思い出して どんなに深く愛したとて あてにはならぬ人の心 アディウ 泣いたとても アディウ 帰るじゃなし せめてもあの日を思い出して 淋しい心を慰めましょう 離れていたとて思いは一つ いとし面影は心のともしび アディウ 忘れられない アディウ あの嬉しさ あなたの声は今も語り ほほえむ瞳は今も消えず アディウ…… アディウ…… いつかは逢える その日を待つ 私は一人 | 淡谷のり子 | Mireill Brocey | Carlo Innocenzi | | 出て行く船を送る私 悲しいつらい別れだけれど 涙をかくして笑顔で送る 船出に泣いちゃいけないものを アディウ 忘れないで アディウ 思い出して どんなに深く愛したとて あてにはならぬ人の心 アディウ 泣いたとても アディウ 帰るじゃなし せめてもあの日を思い出して 淋しい心を慰めましょう 離れていたとて思いは一つ いとし面影は心のともしび アディウ 忘れられない アディウ あの嬉しさ あなたの声は今も語り ほほえむ瞳は今も消えず アディウ…… アディウ…… いつかは逢える その日を待つ 私は一人 |
あこがれのキャロライナビッグタウン あこがれの都 人は去れぬと云うけど もうおさらば告げましょう ビッグタウン 人のよろこびうばう あこがれをうたいたる歌よいづこ 君知るやなつかし『ふるさとキャロライナ』ラ…… かづらもておおわれし流れいかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ 行けども行けども木かげだになく はろけき鳥の歌、きくに由なし ラ…… 月浴びて語らいし乙女いかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ あこがれをうたいたる歌よいづこ 君知るやなつかし『ふるさとキャロライナ』ラ…… かづらもておおわれし流れいかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ はろけき鳥の歌、きくに由なし ラ…… 月浴びて語らいし乙女いかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ | 淡谷のり子 | S.Lewis・J.Young・H.Warren・訳詩:柏木晴夫 | S.Lewis・J.Young・H.Warren | 仁木他喜雄 | ビッグタウン あこがれの都 人は去れぬと云うけど もうおさらば告げましょう ビッグタウン 人のよろこびうばう あこがれをうたいたる歌よいづこ 君知るやなつかし『ふるさとキャロライナ』ラ…… かづらもておおわれし流れいかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ 行けども行けども木かげだになく はろけき鳥の歌、きくに由なし ラ…… 月浴びて語らいし乙女いかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ あこがれをうたいたる歌よいづこ 君知るやなつかし『ふるさとキャロライナ』ラ…… かづらもておおわれし流れいかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ はろけき鳥の歌、きくに由なし ラ…… 月浴びて語らいし乙女いかに ラ…… 君知るやなつかしふるさとキャロライナ |
赤いマニキュアマニキュアの匂いが 嫌(い)やだと言ったあの人 それなのに爪を 紅く染めた私は バカな女さ 色づいた 私の 指先を悲しくみつめ それっきりどこか遠く消えたあの人 恋の終りさ あゝ船の汽笛がきこえる夜は マニキュアの乾きがわるい 酒もタバコも 止められたのに 女心にしみついた 赤い 赤い 赤いマニキュアよ 彼を返して マニキュアの匂いは 悲しみの匂いに 似てる 泣きながら爪を 紅く染める私は バカな女さ 幸せじゃないから 思い出にひたっているだけ 抱(だ)きあった夜は 丁度(ちょうど)指の数だけ 忘れやしない あゝ船の汽笛がきこえる夜は マニキュアの乾きがわるい 泣けば涙がひとつぶ落ちて ぬれてにじんで ぬりなおす 赤い 赤い 赤いマニキュアよ 彼を返して | 淡谷のり子 | なかにし礼 | 浜圭介 | | マニキュアの匂いが 嫌(い)やだと言ったあの人 それなのに爪を 紅く染めた私は バカな女さ 色づいた 私の 指先を悲しくみつめ それっきりどこか遠く消えたあの人 恋の終りさ あゝ船の汽笛がきこえる夜は マニキュアの乾きがわるい 酒もタバコも 止められたのに 女心にしみついた 赤い 赤い 赤いマニキュアよ 彼を返して マニキュアの匂いは 悲しみの匂いに 似てる 泣きながら爪を 紅く染める私は バカな女さ 幸せじゃないから 思い出にひたっているだけ 抱(だ)きあった夜は 丁度(ちょうど)指の数だけ 忘れやしない あゝ船の汽笛がきこえる夜は マニキュアの乾きがわるい 泣けば涙がひとつぶ落ちて ぬれてにじんで ぬりなおす 赤い 赤い 赤いマニキュアよ 彼を返して |
青い部屋おもいで寂しやな 小雨降るあの日よ 数えて悲しやな 過ぎし月日 君と語り明かした 青い小窓に 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… おもいで寂しやな 髪にさすこの花 香りは失せはてて 残る涙 君と名残り 惜しみし 青い灯りに 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… おもいで寂しやな 眺めやる鏡よ みつめて こみあげる やせし姿 君と泣いてすごした 青い小椅子に 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… | 淡谷のり子 | サトウハチロー | 服部良一 | 服部良一 | おもいで寂しやな 小雨降るあの日よ 数えて悲しやな 過ぎし月日 君と語り明かした 青い小窓に 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… おもいで寂しやな 髪にさすこの花 香りは失せはてて 残る涙 君と名残り 惜しみし 青い灯りに 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… おもいで寂しやな 眺めやる鏡よ みつめて こみあげる やせし姿 君と泣いてすごした 青い小椅子に 雨の溜息 おもいでさみしやな 今日も雨が…… |
青い小径月白く 丘にのぼりて たそがれの夢見心よ 君と行く 青い小径よ ほのあまき 恋の思いに アカシヤの花もにおうよ 君と行く 青い小径よ たそがれの いろにかくれて 握り合う指のぬくみよ 君と行く 青い小径よ 君と行く 青い小径よ | 淡谷のり子 | 高橋掬太郎 | 原野為二 | | 月白く 丘にのぼりて たそがれの夢見心よ 君と行く 青い小径よ ほのあまき 恋の思いに アカシヤの花もにおうよ 君と行く 青い小径よ たそがれの いろにかくれて 握り合う指のぬくみよ 君と行く 青い小径よ 君と行く 青い小径よ |
アイ・ラヴ・パリアイ・ラヴ・パリ ウイ・ジュ・テイム 愛する街よ 静かに囁くセーヌも マロニエの花も 並木も 私の心の 想い出の街 空晴れて 恋の花咲く 愛するパリ アイ・ラヴ・パリ ウイ・ジュ・テイム 愛する街よ 遠く離れた時いつでも 瞼を閉じれば浮かぶよ 優しい想い出 よみがえりくる あの人の 夢見る笑顔も 胸の中に 愛する都よパリ | 淡谷のり子 | Cole Porter | Cole Porter | | アイ・ラヴ・パリ ウイ・ジュ・テイム 愛する街よ 静かに囁くセーヌも マロニエの花も 並木も 私の心の 想い出の街 空晴れて 恋の花咲く 愛するパリ アイ・ラヴ・パリ ウイ・ジュ・テイム 愛する街よ 遠く離れた時いつでも 瞼を閉じれば浮かぶよ 優しい想い出 よみがえりくる あの人の 夢見る笑顔も 胸の中に 愛する都よパリ |
愛の賛歌愛は若き命 私のすべてなの 愛のよろこびは 心のいずみ あなたを思うとき 胸はふるえるのよ やさしい小鳥のあの胸毛のように あなたが云うなら この髪の毛さえ ブロンドにそめましょう 私のすべては あなたのものよ お気に召すまま 何処か遠くへ ゆくと云うなら 何もかも捨て いばらの道も あなたと共に 私はゆくの たとえ青い空が 落ちて来たとしても 愛のよろこびは 何で消えましょう 空の星のように 夜毎(よごと)夜毎高く 二人の心にやさしく またたくよ | 淡谷のり子 | Edith Piaf・訳詞:井田誠一 | Margueritte Angele Monnot | | 愛は若き命 私のすべてなの 愛のよろこびは 心のいずみ あなたを思うとき 胸はふるえるのよ やさしい小鳥のあの胸毛のように あなたが云うなら この髪の毛さえ ブロンドにそめましょう 私のすべては あなたのものよ お気に召すまま 何処か遠くへ ゆくと云うなら 何もかも捨て いばらの道も あなたと共に 私はゆくの たとえ青い空が 落ちて来たとしても 愛のよろこびは 何で消えましょう 空の星のように 夜毎(よごと)夜毎高く 二人の心にやさしく またたくよ |