あなたに逢いたい熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 白いビルの影 黒いサングラス あなたを彩る モノグラム 私を囲んで離れてゆかない とぎれた雲に 雨の気配 季節をいくつ 集めたら あの頃に戻れるのかしら 街のあちこちでうずくまってる二人の思い出 春を遅らせて 夏を切り抜いて 秋を手のひらに差しのべて 冬をかくまって また春を遅らせて あなたに あなたに逢いたい 濡れたショウウィンドウ 映る傘の色 私はどこにも映らない あなたがいつも待っていてくれた 部屋の匂いも 露に消えた 時計がせかす 明日の扉 重なりゆく 月日の鍵 街は帰りゆく人々をただ見てるだけ 春を染めかえて 夏に焼きつけて 秋の夜にただよわせて 冬は抱き合って また春が来るころは ちがう私になりたい もっと抱きよせて 声を止めないで 息を胸で感じさせて 指折り泣いて あなたの腕の中で 眠る私に戻りたい あなたに あなたに逢いたい |
ベアトリーチェ(独唱)大竹佑季 | 大竹佑季 | 大竹佑季・国分友里恵 | 古俣良 | 吉俣良 | さよならは云わずに 想い出を話した 頬伝わる一雫 笑顔で隠した もつれた綾取りは 記憶の箱の中 そっと仕舞っておこう 大事にして 風 香る街並 舞い降る初雪が 咲き急ぐ華よりも 鮮やかに映るよ 希望と愛と夢 育て続けて 遥か遠く 離れても いつまでも いつまでも あなたが宝物 季節はめぐりゆき 時を重ねてゆく あこがれや とまどいも やさしく包むよ 目まぐるしく変わる 世界の行く末を ずっと見つめていたい せつなくても 暗闇がこわくて 目を背けそう そんな時あの日々が この胸に還るよ 未来と愛と夢 育て続ける くじけそうに なったなら もう一度 想い出す あなたが宝物 希望と愛と夢 育て続けて 遥か遠く離れても いつまでも いつまでも あなたは宝物 |
天使が舞い降りてくる日大竹佑季 | 大竹佑季 | 熊木杏里・大竹佑季 | 吉俣良 | 吉俣良 | どこかにいる きっとある それは 君の心にも 贈り物が 届いたら 失くしたものに 気がつける ささやかな 思い出が 未来まで変えるよ 忘れないで いつまでも それは 君のすぐそばに いる 悲しい夜も 雨の日も 君をいつもみつめてる 幾千年の 時を超え 白く ひかり 輝くよ 安らかな微笑みを 夢にみて眠ろう 誰にもある きっとある 天使が 君に舞い降りてくる 日が |
戦いの矛盾熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 小さな足場を登りきるには 私は満たされすぎている 欲しい物のために我慢をするにも 私は満たされすぎている お金がないこわさを知るには 私は満たされすぎている 食べるために働く気になるには 私は満たされすぎている 働きたくても 働けない人がいて 飢えて舌をかじってる 命とお金がつながらない場所にいて お腹の中にももどれない 君は神様のすぐそばにいて どんな話を聞いているの? 誰かに想いを訴えかけるには 私は満たされすぎている それでも私は私にしか できないことがあると信じる 泣きたいときにも泣けない人がいる 涙でのどが潤うの? 心と体が別々になりながら いつか何かを叶えるの? きっと神様はひとりひとつ ちがう話を 教えてくれる いつまでも 生きてゆく |
囃子唄熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | さっきまで高かった太陽も 胸の中に沈んだ 言葉ごと忘れてしまっても 語っているような島で 三線の音に木々の囃子 人は明るく 影の中 口をあけているままの悲しみに 願い事をつめこんでる 傷あとをねらうのは アメリカ? それとも 我が国? 飛んではいけないひこうきを 何度も見送る 滑走路 いいこともわるいことも全て 波のようにまかせたの? 目には見えぬ大きな力が 私を小さくしてゆく 鳥が海を渡ってゆくのも 必然な出来事のように 歌声に 月の夜 酔いの席 永らうも 果てゆくも 想いにならない この心 誰かに話せば 空のよう いいこともわるいことも全て 波の音の切れ切れに 飛んではいけないひこうきを これから 見送る 滑走路 いいこともわるいことも全て この島に まかせたの? |
いつか七夕熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | いつから私たちは償いは 消えていったのだろう 長い長い年月が川の石を丸くしたのだろう ふるさとなんかないと 簡単に言う人がいるけれど 一体 どこで 生まれて どこで育ってきたのだろう 今 天の川 いつか七夕 引き離されて 返事もなく戻る道もなく消えていった 私たちの失ったものは ひとつだけじゃないんだろう どうして私たちはいつまでも 無関心でいるのだろう 成れの果てに乾杯をしては 忘れてきたのだろう 決められている言葉通りには人は動くけれど ひとりひとりの自由をなにでつなげればいいの? 今 誰よりも 遠い友達 想えば近く 別れのない 夢の中でだけ やっと会える 私たちはできることさえも あきらめてみたりするけど 今 天の川 いつか七夕 ほどけた絆 同じことを くり返していることも知らない 私たちの笑いかける場所に イメージの花を咲かそう |
流星熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | もしも赤が好きな色なら国中に赤いバラを咲かそう 誰が君のことを黄色の花だよと決めかかっても 偶然だって運命の 砦の中にひそんでいる 失うことに慣れてしまった 暗がりもあったけど 流星に飛び乗って 無重力の旅に出ようよ 過去に手をふって 街中が宝石に変わってゆく 見たことのない明日がやってくる 子供たちがいつか大人になったとき打ち明けてあげよう 誰と出会うために生まれて来たのかが今はわかるから どんな高価な指輪より 確かなもので結ばれてる 笑顔に会える朝が一番 最高の贈り物 虹だって道だって 夢と歩こう 五十年後も同じ空を見て 喜びも悲しみも同じ色に 塗りかえてゆこう ぼくたちふたりから いつだって冒険の途中だから 名もない風のように生きてゆこう 流星に飛び乗って 無重力の旅に出ようよ 過去に手をふって 喜びも悲しみも同じ色に 塗りかえてゆこう ぼくたちふたりから |
しんきろう熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 夢は遠すぎて 語れないまま 足の先で止まった 波のように ここで 息をする ここで 手をのばす だれのせいでもないと 言いきかせた それでも 迷いは 消えない しんきろう 水しぶきにも とまどった 水平線から 船が戻ってくる 小さな 幸せに いそいでいる 人が暮らすには 夕日は長すぎて よけいなことまで さみしくなる 海を広げて 船はまた出てゆく 帰らぬ人たちを 見送って 今日を閉じて 明日を開く ただそれだけに 風が乗る どこにゆくのかと 尋ねた人は 電灯をつらつらと 家路をゆく どこで暮らそうと どこで果てようと |
君熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 時は重ねて 人は願って いつもと同じ やさしさへと帰る 出会いと別れ そんな暦が 早すぎるほど 忘れがたきもの 風 雲 追いかけた 空まで走らせた夢の言葉に 君だけは 返事をくれるだろう 華やぐ季節 冬の寒さに とれたての朝 心に君がいて 会いたくなって たち止まるけど 電車の音に またひとりになった ここにはきっとある あの時走らせた 夢のつづきに ぼくは今 立っているのだから |
気付かれないようにaiko | aiko | AIKO | AIKO | 吉俣良 | 久しぶりに逢ったあなた 照れ隠しに髪を触った よみがえってくる思い出が 溢れぬ様に大人ぶって 隣で歩くあたしにあなたは前を向き話しかける さり気ない返事装い あたしもよそ見をして 声を聞いて泣きそうになるけど 何故だか解らない もう戻れない悲しみなのか出逢えた喜びなのか 気付かないように 気付かれないように 急ぐつもりはないのだけれど色んな事聞きたかった きっと知らない事ばかりだとあなたの指輪に戸惑った このままだって充分じゃない 言い聞かせる手に爪の跡 勇気を出して笑って問いかけた 今の事 今の彼女 すごく好きだよと照れて髪を触る 昔のあなたを見た 気付かないように 気付かれないように あの時胸に刺さる程味わった 消えない後悔 ちゃんと飲み込んで生きてきたはずよ 出逢って別れた分 あたしだって前を向いてゆける 気付かないように 気付かれないように… |
顕微鏡熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | ねえ まわりには生きられるだけ幸せな 人がいること どれだけの人が分かってる 手があることで 自分だけではないものに 触れるということ どれだけの人が信じてる 止まっている時計で あなたが想像してる うそや見せかけでは人は はかれない 今日あったこと 言葉にできる?絵の具の色くらい 水平線の先まで 届くくらいの声で ひとりでかがみこんでる 自分だけが見える あなたは顕微鏡で世界を見てる ねえ あなたにも眠れない夜があって なぐさめをただ 求めることがあるでしょう もしふたりなら 自分だけではぬぐえない 涙流しても こぼれることはないから 朝目が覚めたときに 昨日の熱が冷めても 誰かにあたためられてた 記憶がある 今日が始まる 天気予報に晴れがないときでも 雨上がりには七つの 願い事が浮かぶ あなたの顕微鏡には 今なにが見える? 小さな自分さえも見えないまま |
ノラ猫みたいに熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い空もいつかは ぼくのものになるだろう こわれた部屋でダンスを踊ってる 日曜日の朝だけ 流れていた音楽 どうして今 思い出しているんだろう 窓ガラスには嘆かない 嫌いな顔が映るから ノラ猫のようになって 坂道は夢心地 同じ今日にはもう 帰れなくたっていい 好きなものは好きで 嫌なものは嫌で きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから 伸びる線路の上に とらわれていた日々は はみ出してはいけないと思ってた 人にもらったものだけ それで満足してた この手でつかんだものはなんだろう 口さきだけの将来は うまくはがして捨てよう 心を打ちやぶって 情熱をつかまえて 悲しい約束は 叶わないほうがいい 気ままなふりして 守るもの守って ちょっとくらい斜にかまえて 宇宙ごとたぶらかす 欲がないわけじゃない ぼくはきっと誰より ほしいものが多すぎて あきらめていた ノラ猫のようになって 坂道は夢心地 同じ今日にはもう 帰れなくたっていい 好きなものは好きで 嫌なものは嫌で きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから |
天命熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 天与の様々に 命のきらめき 無限妙味の 絡みあう道で 生きとし 生きるものが いつか果てたら 地球は何を乗せて廻るのだろう 愛することも泣くことも ただ人が人であるだけで どこにいても何をしても 時は誰も愛さない 照らし合う太陽が 燃え尽きる日にも 運命様々に 命を運んで 流れる風よりも 早く過ぎる日々 もう一度 夢を見る人に ただ明日が来るように どんな時もどんな事も 誰も人に求めない 信じあう現実が ひとつだけだから どこにいても何をしても 時は誰も愛さない 照らし合う太陽が燃え尽きる日にも 誰も愛さない |
明け方の操縦士熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 毎日 心臓が飛び出るほどには 生きられない 探しに行かなくちゃ 計りに乗らないものを集めに行こう 可能性が空から降りてくる 体じゅうから 手を広げ 明日の姿だけ 思い描いてたいから 言葉のロケットで ぼくらは夢の操縦士にならなくては 時は進まない 手編みのニットで 地球を包みこめるくらいに 悲しみが幸せに 時計がしみこんだ上着をまとって 大切なものは見えないだろう? 夜更けに太陽を起こしてしまおう はじまりは自分で決めなくちゃ 偽者ばかり はびこった 景色は消しゴムで 消してしまえばいいから 心のロケットで ぼくらは夢の操縦士にならなくては 答えは出せない ブランコでゆれて 地球の頭を見てみたい 探しものぶら下げて 流れ星のため息を だれも聞いたことはない 氷河期みたいな酸素に 凍えないで 言葉のロケットで ぼくらは夢の操縦士にならなくては 時は進まない 手編みのニットで 地球を包みこめるくらいに 悲しみが幸せに |
一期一会熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 明日がそこまで来ているから 慣れないけど握手をしよう 今までのことは全て水に流して 箱船は心の海の上 風に帆をはらませて進む 積み荷からこぼれてくる 思い出乗せて のどかな歌声は 土の下で伸びて いつの日も変わらない 情熱に続いてく 今 離れてゆく 今日の友のために 呼び覚ますものから 呼びかける方へと 夢のほとりから かけ出してゆく 人はいつもとどまらないもの 出会いと別れの狭間から 紡ぎ出す糸と糸を つなぎ合わせて 先ゆくあこがれの 背中は遠すぎて いつの日も変わらない 情熱は続いてく 今 答えはない 明日の友のために 語りつくせばまた 呼び覚ますものがある 時はいつまでも 青春のまま 今 夜が溶けて 長い帳りをあけ 終わりゆくものから 生まれゆくものへと 今 離れてゆく 今日の友のために 呼び覚ますものから 呼びかける方へと 夢のほとりから かけ出してゆく |
それぞれ熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | ぼくは朝を 受けとりに出かけたけど 長い夜をまた 明日に伸ばした 胸のさなぎは とっくに目覚めていたのに 早く行こう 短めに誓いをたてて 人と足並みを 時間と口裏を 合わせていても ぼくはただ 誰かの影法師 それぞれ それぞれの人に そろそろ そろそろ ならないといけない 単調な日々から 心歩かせて 街の色は 日に日に変わってゆく どこに涙 落とす暇があるだろう 理由もなく 人生を吐き捨てた 人はいない それでも見放されている 流れ作業から 暗闇照らすのは はかりしれないものへの 片道乗車券 それぞれ それぞれの糸を そろそろ そろそろ たぐらなきゃいけない 小指の先には 約束などない それぞれ それぞれの道へ それぞれ それぞれの人に そろそろ そろそろ ならないといけない 単調な日々から 心歩かせて |
新しい私になって熊木杏里 | 熊木杏里 | 中島信也・熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | ほんじつ私はふられました わかっていました 無理めだと だけどもあの時少しだけ ほほえんでくれたような気がしたから こんな時いつでも 何も聞かずに 見守ってくれた母さんは 今はいないから 忘れます 忘れます 新しい私になって 忘れます 忘れます 忘れられると思います いつもは見過ごす星占いを 祈るようにして開いてた いつもは買わない洋服も 鏡に映して鼓動早めてた 朝の訪れ 気づかないほど 泣いて泣いて 泣き明かしたら きっと 忘れます 忘れます 新しい私になって 忘れます 忘れます 思い出として仕舞います 目と目で交わしたはずと思っていたけれど 気持ちさえ通じたつもりでいたけれど ほんじつ私はふられました やっぱり私はふられました 忘れます 忘れます 新しい私になって 忘れます 忘れます 忘れられると思います 忘れます 忘れます 新しい私になって 忘れます 忘れます 思い出として仕舞います |
風の記憶熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い地球が 私の胸に 夜に浮かぶ 満月をくれた 大地の花が 私の胸に 沈まない 太陽をくれた 人と出会う横には いつもある いつか別れに変わる 夕凪が 風をくぐって 海を越えたら 君が 宝島になる ひとかけらの夢は 群れを帯びてる 魚のように よこぎってゆく季節 君と叶える奇跡 明日の上を 鳥たちが飛ぶ 夜明けまでに 間に合うように 船の汽笛は はじまりの音 見えない矢印を 浮かべて 君と過ごした 短い記憶が いつか長く伸びて 迎えにくる 風を頼りに 目を閉じたとき 君が宝島になる 夢を飾りながら 珊瑚のように 波にゆられて 気がついてゆく 季節 ひと続きの この旅 |
春の風熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 土の匂い拾う 春はまだ青く 君と集めだす夢が早足になる 何年も見てきた生き方のように 流れ流されはしない 置き時計の音 だれがために生きる 名前もない心 君は逆らうように とどまりもせず 言葉では届かないもの 君は届けてくれた あきらめる理由を人は 語りたがるものだから 夢を箱にしまいこんだ 鍵はきっと今でも もう一度開けられる日を 待ち続けているはずだから 人が君を想う 君が人を思う 孤独の間を飛んでゆく 渡り鳥のよう 今しかないことに 耳を傾けよう 遅すぎることはないと 胸が言うまで ひとりではないと思える 場所を見つけたときに 忘れていた時間を人は 生きてゆけるはずだから 夢とひとつになったとき 叶えられるものが どんな壁もつきぬけてゆく 自分と言うボールに代わる |
幽霊船に乗って熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 電話が鳴った 過去から鳴った 友達にさえなれないままの 好きだった声が電話を這った もう忘れたと言えなくなった にわかに私の体温が あなたの温度になってゆく さよならをした私だった さよならをしたはずの恋だった どうして今さら会いに来たの? 記憶の外の幽霊船に乗って あなたはもうすぐ 故郷へ行く 二度と戻ってこないと言った 別れた時も同じだったね 夢に破れてしまったあとで あの時 あなたが望んでた 私は自由じゃなかった 今ならきっと悲しいことも あなたの前で笑ってやれるだろう だけど私の悲しみを 今もあなたは知らないままなのよ そこは冷たいところなのね あなたの声が震えてる さよならをした私だった さよならをしたはずの恋だった どうして今さら会いに来たの? 心残りの幽霊船に乗って |
遠笛熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 揺れる丘の上 命の息吹き 手に温かい 遠くで生きてるあなたのそばで ありふれた朝になりたい 夕映えをあきらめて 列車に乗るのよ 小さくなるあなたが 私に大きくなる もう少しだけ そばにいて 胸の片隅でいい 鮮やかに笑って この町が消えるまでは ひとりじゃない 道ゆくメロディー 風が呼んでる 季節の中で 幸せがどんな形でもいいと つぶやいて空を見る 約束を守って 生き急いでいても 心変わりとかけたら それさえ飛び越えて 私を呼んで 一緒にいようって 目覚めたらはじまるように まぶしい朝日の夢は無限に 続く気がするから もう少しだけ そばにいて 生きてみたいだけ そう 淋しいホームも 置き去りの部屋もひとりでいたくないよ ねぇ ずっと待ってるよ |
七月の友だち熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 教室に靴がはりついて ひじをついた机は飛行船 制服のスカートはいつも 自由を夢見てた 私の名を呼んでくれるのは あなただけだった 都会のお嬢様たちと 進んだ話をしてた あなたが誰とも区別しないから ついてゆこうと思った そう あなたは私のあこがれ 夏の太陽のように 行く気がしなかった学校に おろしたての友だち 卒業に夢が重なって 私も少し強くなったけど 心に染みこんだ日々が あなたを呼び寄せた 大人には理由もないけど なりたくなかった 翼のない船のように 流されないように これから訪れる 新しい生活に 忘れ物をとりにゆく でもあなたは私のあこがれ 時が教えてくれる 風にゆれた短いスカートも 夏の短さも 面影は校舎の外の 道ばたにある そして思い出は 季節の中にある そう あなたは私のあこがれ 夏の太陽のように 行く気がしなかった 学校に おろしたての友だち |
ゴールネット熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 自分という名において ぼくは 生きていると思ってた 抑圧に あおられて 一人前 気取ってただけ 前のめりな生き方を ぼくも できていると思ってた いすのないフルーツバスケットでも 居場所 探せるかい? つき上げてくる感情を くたびれさせる前に どこにいても 誰といても 自分にだけ 夢中でいたい ぼくだけのゴールネットを 揺らしたくて 戦いに出てく 心から喜べるただひとつを ぼくは手に入れたいから たくさん人が倒れていった ぼくの 胸のまわりで いいことなんかないのに 笑って それでも生きてる ぼくは今日の為に生きる 同じ明日は来ない まぶたから 涙など 拾わないで 前を見てる それぞれのゴールネットを 揺らしたくて 夢を見ている きっと叶う ぼくはそう信じている だって ぼくもそうだから 自分を裸にしたい 冷たい雨の日も 言葉だけになり飛びたい はりさけそうなときも ぼくだけのゴールネットを 揺らしたくて 戦いに出てく 心から 喜べるただひとつと ぼくが出会えるために |
朝日の誓い熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 吉俣良 | 人は誰と出会い どんな場所を作る 生きるものがすべて 囲いの中でも 笑う 叫ぶ 迷う 群れる 狙う じゃれる 一つ屋根の下の 別々の命 誰にも教えられないで 飛んで行ける後ろ姿 学びながらの僕らは 襟をたててゆくだけ 戻された 自然はもう 帰る場所を無くして 次の芽が生まれるまで 僕らにゆだねられた決意 上も下も空で 足が泳ぐときも 跳ねる 走る 飛べる 必然はいつも 何からはじめたらいいか きっと僕らは悩むから 一歩先で振り向いた 奇跡を見つめている 分かっても まだ分からない ゼロになってゆきたい 振り出しに戻れる時 僕らは違う夢を 見てる |
最後の羅針盤熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 昨日までが 変わってく 今日の私 息をする 見慣れたのは 過去の夢 次の居場所 探している 約束では つくれない 願い事を 人はして 明日の続く その限り 命の唄 歌うだろう 太陽が沈んでも 花火のように 打ち上げよう 暖炉のように 人が集まる そんな人にいつかなるために 私の視線は ナイフのように ただ一点に つきささる だれにも見えない 景色だろうと でも自分だけは 信じてゆくだろう 忘れられた 思い出が 時の中を 旅してる とりもどして 人はまた 風のように 生きてゆく 胸の中 残されて ボートのように ゆれていても 進む途中で 捨ててゆくもの 行く先さえも 変えてゆけるもの まわりの視線に ふりむかないで ただ一点を めざしてく いろんな未来に 出会うとしても でも自分だけが 最後の羅針盤 私の視線は ナイフのように ただ一点に つきささる だれにも見えない 景色だろうと でも自分だけは 信じてゆきたい まわりの視線に ふりむかないで ただ一点に かけてみる いろんな未来に 出会うとしても でも自分だけが 最後の羅針盤 |
君まではあともう少し熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 雲に浮かぶ 空の大地を 太陽がくぐり ぬけた 白いラインは 君の好きな キャミソールみたいだね 春風の奥に 熱を しのばせた 脱ぎたがりの夏は もうすぐそこ ぼくはいつも 想われるより 想いこがれる ほうで 風をさがす 紙ひこうきは 飛べるまで あと どれくらい? つぼみの上に 虹がかかって 開くまで あともう少し レースして いるみたいだね 黒い雨が 車の窓に はがれずに 残っている ラバーソウルを履いた君の 記憶も 残っている 来年のことを 気にしないで買った はやりの服に 腕を 通してみる 君に会える そんな気がして 上着を とりに 戻る まだ早くて 少し寒くて とりあえず もう一枚 はにかむような 天気だけれど 待っている なんてできない 選んでる 服は君色 外は 七色 街の音楽 ふりかえった人も やがて すぐに 今いる場所を 去ってゆくから ぼくはいつも 想われるより 想いこがれる ほうで 風をさがす 紙ひこうきは 飛べるまで あと どれくらい? 早変わりする 着がえた季節 追いかけるぼくを 呼んでる 君までは あともう少し |
月の傷熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 平気な顔で人を傷つけている 思いこみでも そう だって 人の本当の 心は わからない どうして ぼくは うそをついてしまうだろう? いともかんたんに もう どれもぼくの本当の 姿か わからない 耳をふさいでも きこえる 楽にはならない 胸の音 答えに悩む 宿題を ぼくは いつのまにさずかったのだろう 今 誰に 伝えよう しるしのない気持ちを 笑いながらしか言えない 人にならないように 月さえも 見はなす 遠距離の孤独を 自分にたとえることでしか いやせないなんて 人の言葉の奥が見えてしまうから 多分 本当に ぼくは 人をきらいには なれないと思う まちがうこともあるだろう 心にもないことを言って 答えに悩む宿題を いつも書きかえながらいるんだろう 今 誰に教えよう 居場所のない気持ちを つめたいことしか 言えない ぼくではないことを 月の影 かくれて わからない孤独が せつなに人を求めて ふりむいているのに 自分にたとえることでしか いやせないなんて |
0号熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 青い地球のベッドで ぼくは夢を見てるの? 心のドアノブに手をかけているけど つかめなくて 回らなくて 地上はどこにあるの? 誰の下で眠るの? あくなき探求の光を届かせる 最終地点はどこにあるの? 自分の弱さに飛び乗って ぼくと言う人を 見てみたい 残った力の行く先を 今日はねむるまで 見ていたい 想うことは 自由なの? 首にかけて 飾るの? 留め金をなくして かざみどり 壊して 自分からも 遠ざかるの? ぼくの箱からは出れないの? 言葉が鍵をかけているの? まくらの中に明日があるの? ねむらなくちゃ見れない事なの? 自分の弱さに飛び乗って ぼくという人を見てみたい 残った力の行く先を 今日はねむらずに見てみたい |
一等星熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | いつも背中合わせにあって 自分では見えないから 誰かの目に映った姿には もう一人の私がいて もっと話したい人がいる 聞きたかったことがある 出会えたことから始まってゆく それが人と人の縁 わけのない悲しみはなくて 拾いきれない幸せがあるというだけ 物語がいつも私の 望むようには進まないけれど その度に 心溶かしてくれる 人たちがいることに気がついてゆく 日ごと強くなるつながりを 忘れないでいたいから 影のようにいつでもすぐそばで どうか私を見ていて たずさえた言葉を伝えて ひとりひそかに離れてゆこうとしないで 物語はきっと誰かの 想いをのせて進んでゆくもの さかさにしていた 夢時計 もとにもどして時が刻まれてゆく 星では埋まらない 星空を眺めていても 傷が風にさらされても 人は人で救われてる 物語はいつも私を ひとつ変えてつくられてゆくから もどり道にさよならをして まだ何もない 明日をつくってゆく |
水に恋をする熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 自分とむき合える 人になりたくて 心いっぱいぼくは 演じていたのかもしれない 裸になることを 望んでいるのに 正直になることが できないでどうするのだろう 頭ではフォークとナイフで 感情をきりとれるけれど 左胸は 右を見たり 空を見たり 足を見たり ぼんやりして見えるのは ぼく自身なのに 形をなさないものが 好きで見とれてしまう なぜなんだろう 流れてゆく先々で 色や姿まで 変ってゆく 水のように ぼくは ぼくは生きたいのかもしれない 自分の顔がいつも 気になっているけど 人から見た自分を 気にしているのだと気づいた 心だけで生きたい 自慢できなくても 神様ではなくぼくが いいと思う自分でいよう 洗い流す水ではなくて 混ざり合う水に恋をして さっきまで ぼくだけれど 風になったり 雲になったり 次の約束でぼくは 雨に流されて 土やどろにまみれよう 涙よりも心を 落としこんで 帰り道がなくなっても ただいまって言えば そこがぼくの居場所になる きっと ずっと そうやっていければいい 顔は水に溶かしてしまって 乾いた布に心映して 口を閉ざした鳥になって 言葉を探そう ぼんやりして見えるのは ぼく自身だけど 形をなさないものに 糸が見える気がして 手を伸ばしてる 流れてゆく先々で 何かになって それがわからないままでも ぼくは ぼくは 生きたいのだと思った |
嘆きのキスaiko | aiko | AIKO | AIKO | 吉俣良 | 君の肩に顔を埋めて 大きく息を吸い込んだ 忘れないだろう 消えないだろう 君と僕の最後の日 小さな始まりが 今はつたを絡めて 紡いだ大切な言葉や日々すらも縛って 繰り返し 涙が落ちる音を 静かに聞いていたあの日 誰よりも想い続ける事が 僕の今を支える大きな糧 今は君の空が晴れなのか曇りなのか 解らないよ 切なくなる程に 逢いたいと胸が泣く 僕が想う君への気持ちここにあるのに 僕を呼ぶ そして笑いかける 君は夢の星の様に 大切な僕の宝物だよ 今も昔も変わらぬ大きな糧 嘆きのキスに気付いてただろう 知っていても認めたくない優しい目の奥 繰り返し 涙が落ちる音を 静かに聞いていたあの日 誰よりも想い続ける事が 僕の今を支える大きな糧 ここに残る 嘆きのキスを胸に 僕は生きる |
月光Ryuji | Ryuji | Ryuji | 吉俣良 | 吉俣良 | あの月が 見えなくまるまで 手を握って そっと目を伏せた 終わりが来たこと 知ってるくせに 涙をこらえながら 笑ってみせる 明日には 逢えるかな 月明かりの下で 探しても 探しても 見つからない あなただけが 残り香が しみ込んだベッド 目を閉じれば すぐに逢えそうで 寄り添い暮した このワンルーム あなたの写真はまだ 笑ってくれる 明日には 逢えるかな あなたを忘れたい 終わらない 終われない 暗闇を強く照らして 振り向けばそこに あなたがいるようで 止まらない悲しみが 頬つたうよ 明日には 逢えるかな 月明かりの下で 探しても 探しても 見つからない あなたが 明日には 逢えるかな あなたを忘れない 逢いたくて 逢いたくて 月明かりの下で |
花ぞめ朝崎郁恵 | 朝崎郁恵 | 朝崎郁恵 | 奄美民謡 | 吉俣良 | 花ぞめに惚れて わらべ妻(とじ)かめて 花ぬ さおれらば ヨーイ 吾(わ)くと忍(うむ)りんしょうれ デンショ マアヨ 花ぬ さおれらば ヨーイ 吾(わ)くと忍(うむ)りんしょうれ デンショ マアヨ かなしゃ かなしゃや わらべ妻(とじ) かなしゃ 物云わちむ かなしゃや かなしゃ はだ染めてぃむ かなしゃ デンショ マアヨ 物云わちむ かなしゃや かなしゃ はだ染めてぃむ かなしゃ デンショ マアヨ (意訳) 花のように美しく 若い妻を迎えた (彼女がいうには) 花が萎れてしまっても(私が年を取っても) 今とかわらず愛してくださいね なんとかわいいのだろう 愛しい妻よ そう話す時の姿もかわいらしく はだを染めたその姿もいっそう愛しい |
あはがり朝崎郁恵 | 朝崎郁恵 | 朝崎郁恵 | 奄美民謡 | 吉俣良 | 浮き世…仮島に 何時(いてぃ)がでぃむ 居らりゅむぃ 情けあれぃよ 仮那(かな) くぬ世ば うさむぃれぃがでぃ 節や水車めぐりあわそ てぃきぬあはがりし たましゃ うどぅてぃ いきしゃん くとぅあてぃむ 天と大地や てぃきぬあはがりし たましゃ うどぅてぃ (意訳) この世は神様からいただいた仮の世 いつまでとどまって居られましょうか 命を敬い生きていきなさい この世の生をなし終えるまで 時はめぐる 水車のように だからまためぐり会える 月のあかりの下で 人々は喜び魂が踊り明かす どのようなことがあろうとも 天と大地の間 月のあかりの下で 人々は喜び魂が踊り明かす |
自転車aiko | aiko | AIKO | AIKO | 吉俣良 | さっき小さな音が聞こえた 外はまだきっと寒い 朝の白い空を見上げて ゆっくりあなたを想う 気持ちは昨日今日毎日変わって行く 明日あなたはあたしの事をどう思っていてくれるだろう とても冷たい風の中も 暑い暑い日射しの下も あなたを温め あたしを冷ます 右手と左手はここにあった 思い出したよ理由もなくただ 好きになっただけのあの日を 巻き忘れて止まったままの腕時計 そこには少し昔の二人がまだいる様な気がして 心の中にポツンとあった 優しい気持ちに背中を向けて あなたの右手 振り解いた こんな自分をいつ許せるだろう 明日あなたはあたしの事をどう思っていてくれるだろう 両手を挙げて笑って返す 空がとても眩しい あなたが決めたさようならは 当分あたしを苦しめるかも 知らない明日がやって来る事 こんなにも辛いなんて 長い坂を自転車こいでまたあなたがやって来そうで こんなに好きな人に逢えた事は とても大きな出来事 |
夢で逢えたら薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 大瀧詠一 | 大瀧詠一 | 吉俣良 | 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい あなたはわたしから 遠く離れているけど 逢いたくなったら まぶたをとじるの 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい うすむらさき色した 深い眠りに落ち込み わたしは駆け出して あなたを探してる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい 春風そよそよ 右のほほをなで あなたは私の もとへかけてくる 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい いまも私 枕かかえて 眠っているの もしも もしも 逢えたなら その時は 力いっぱい私を 抱きしめてね (お願い) 夢でもし逢えたら 素敵なことね あなたに逢えるまで 眠り続けたい |
黄昏のビギン薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 永六輔 | 中村八大 | 吉俣良 | 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星影 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス |
仰げば尊し薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 不詳 | 不詳 | 吉俣良 | 仰げば尊し 我が師の恩 教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ) 思えばいと疾(と)し この年月(としつき) 今こそ別れめ いざさらば 互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩 別(わか)るる後(のち)にも やよ忘るな 身を立て名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざさらば 朝夕馴(な)れにし 学びの窓 蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき) 忘るる間(ま)ぞなき ゆく年月 今こそ別れめ いざさらば |
故郷薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 高野辰之 | 岡野貞一 | 吉俣良 | 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷 如何にいます父母 恙なしや友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷 こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおき故郷 水は清き故郷 |
椰子の実薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 島崎藤村 | 大中寅二 | 吉俣良 | 名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を 離れて 汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき) 旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる 枝はなお 影をやなせる われもまた 渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて 胸にあつれば 新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい) 海の日の 沈むを見れば 激(たぎ)り落つ 異郷(いきょう)の涙 思いやる 八重(やえ)の汐々(しおじお) いずれの日にか 国に帰らん |
心の扉~我が母の教えたまいし歌~薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | Antonin Leopold Dvorak | 吉俣良 | 在りし日の温(ぬく)もりと 明日への願い事 あぁ 雨の冷たさ 愛して キンコンカン 鐘鳴るこの聖夜に 誰のため叩くの 心の扉 地上にそれぞれの 灯(あかり)がともるころ 訪ねてゆこう ただ心の向くままに 「メリークリスマス!」 あなたのことを思う夜は 雪さえあたたかい |
浜辺の歌薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 林古渓 | 成田為三 | 吉俣良 | あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ 忍ばるる 風の音よ 雲のさまよ 寄する波も 貝の色も ゆうべ浜辺を もとおれば 昔の人ぞ 忍ばるる 寄する波よ 返す波よ 月の色も 星のかげも |
星を求めて薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | Anthony Peter Hatch・訳詞:香取治 | Anthony Peter Hatch | 吉俣良 | 夢のない世界が あなたをつつんでも おぼえていて欲しい あの星を 愛する人もいない うつろな時でも おぼえていて欲しい あの星を 誰でもあの空に 幸せの星を 一つ持っている それをみつけよう 誰にでもいつでも 幸せの星は 夢を呼んでくれる ルック・フォー・ア・スター 誰でもあの空に 幸せの星を 一つ持っている それをみつけよう 誰にでもいつでも 幸せの星は 夢を呼んでくれる ルック・フォー・ア・スター ルック・フォー・ア・スター |
秋の子薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | サトウハチロー | 末広恭雄 | 吉俣良 | すすきの中の子 一、二の三人 はぜつりしてる子 三、四の五人 どこかで やきぐり やいている つばきを のむ子は 何人だろな かきの実みてる子 一、二の三人 さよならしてる子 三、四の五人 ごはんに なるまで おもりする おんぶを する子は 何人だろな ひぐれに走る子 一、二の三人 ふろたきしてる子 三、四の五人 こおろぎ あちこち なきだした さみしく 聞く子は 何人だろな |
冬の星座薬師丸ひろ子 | 薬師丸ひろ子 | 堀内敬三 | William Shakespeare Hays | 吉俣良 | 木枯しとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光よ ものみないこえる しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる ほのぼの明かりて 流るる銀河 オリオン舞い立ち スバルはさざめく 無窮をゆびさす 北斗の針と きらめき揺れつつ 星座はめぐる 無窮をゆびさす 北斗の針と きらめき揺れつつ 星座はめぐる |
ユーレイズミーアップ~祈りヴァージョン薬師丸ひろ子 with ケルティック・ウーマン | 薬師丸ひろ子 with ケルティック・ウーマン | Brendan Graham・訳詞:御徒町凧 | Rolf Lovland | 吉俣良 | うるんだ瞳の奥に 変わらぬ君の姿 「どこまで世界は続くの」 途絶えた日々の言葉 You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be 霞んだ地平の向こうに 眠れる星の挿話(そうわ) 「明けない夜はないよ」と あの日の罪が笑う You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be You raise me up so I can stand on mountains You raise me up to walk on stormy seas I am strong when I am on your shoulders You raise me up to more than I can be 凍える嵐の夜も まだ見ぬ君へ続く 教えて 海渡る風 祈りは時を越える 祈りは時を越える |
ハレーションaiko | aiko | AIKO | AIKO | 吉俣良 | あぁ 心は狭くて辛く温かく暗い そんなあたしの目の中にあなたが何故かいる どうしてなのって尋ねても 笑っているんだもんな いつかどこかであなたと想いが重なったら 今日の甘い苦い胸の中どんな風になっているだろう 声を聴いてるのが好きなの このまま あぁ 斜めの角度で光と目が合った鏡 跳ね返ったら何処に行く あたしはここにいる 心の中もハレたならあなたに送れるだろうか 知らない顔でこっちを向いても意識しないで 何でもない顔してあなたを見つめ返す魔法が欲しいよ 声を聴いてるのが好きなの いつかどこかであなたと想いが重なったら 今日の甘い苦い胸の中どんな風になっているだろう 声を聴いてるのが好きなの このまま |
母のうた吉田山田 | 吉田山田 | 吉田結威 | 吉田結威 | 吉俣良 | 空いたミネラルウォーターのラベルもないペットボトルに 煮出した麦茶入れる母の口うるささが恋しいです ホントは優しくしたくて 何故だかいつも出来なくて 駅まで向かう帰り道 自分の幼さが嫌になる あと何年 あと何回 あと何年 あと何回 私が大人になり あなたの背を越えた時は 照れたように笑いながら 一体何を想っていたのですか トイレに貼ったカレンダー 特に書くこともないのに 私が帰るその日には 真っ赤な丸を描いてた あと何年 あと何回 あと何年 あと何回 選ばないまま受け入れて 足りないまま寄り添いあって 手垢のついた月日が 頑なになった心を解かしていく 白髪が少し増えたね シワもきっと増えたでしょうね だけどこんなにも美しく 笑える人を私は知りません あなたがもしもいつか私を忘れてしまっても 私が覚えている 私はずっとあなたのワガママな子 幸せでいてください それが私の幸せ そんな風に思えるほど 私も少し大人になりました 嬉しそうに笑ってる あなたの歌 |
世界で一番愛を伝えるX'mas song八神純子 | 八神純子 | KAZUKI | 八神純子 | 吉俣良 | 雪が舞って 白く染めゆく 街をみつめて Merry X'mas どれほど遠くに離れていても 心の中 あなたがいる かたときも忘れず 雪が舞って 光ゆらめく 時をかぞえて Merry X'mas ほほ打つ風は痛く 凍えた木々が震えても 2人出会い愛した かけがえのない季節だから 抱きしめる 雪が舞って あなたつながる 私 幸せ Merry X'mas and I love you |