今日のうたコラム - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

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  • 杏沙子
    わたしの「好き」が君の「好き」を超えてしまわないように。
    わたしの「好き」が君の「好き」を超えてしまわないように。

    杏沙子

    わたしの「好き」が君の「好き」を超えてしまわないように。

     2022年3月2日に“杏沙子”が、mini Album『LIFE SHOES』をリリースしました。長所と短所、裏と表、理想と現実、生きていくうえで誰しもが抱えている矛盾を左足と右足に例えた今作。時に立ち止まり考えながらも、前に進み続ける全ての人に、毎日の一歩を助けてくれるお気に入りのシューズになるような作品でありたいという想いが込められております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“杏沙子”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 ともだちに戻るよ 」のお話。本当は別れたくない。それでも、ともだちに戻る、その理由は…。歌のなかの<わたし>の感情がよりリアルに見えてくるエッセイ。是非、歌詞と併せてお楽しみください。 「別れたくない」 そう言ったら終わりだと思った。   「やっぱりさ、前みたいに、ともだちに戻りたい」 不安げな顔でこちらを伺うように言った君に 「そうだね、戻ろっか」 と返すと、君はほっとしたように笑った。   ずっとわかってた。 君の気持ちが、わたしとおんなじだけないことは。   電話しようって約束した夜、 約束を忘れて連絡もなく、 翌朝、忘れたことにも気付かず普通に連絡して来るとか。   LINEで次会う日を決めるとき、 なかなか日程を出してくれないとか。   前に話したことを覚えてないとか。   その度に君は、もういいよって笑っちゃうくらい何度も謝ってくれたけれど、別にわたしは怒ってなんかいなかった。 むしろ、悪気がないことが辛かった。 謝られれば謝られるほど、君を遠く感じた。   わたしは電話しようって約束したその夜を楽しみにその日1日をがんばれたし、 予定なんか合わせずに会えるなら毎日でも会いたいし、 君が話してくれたことはたぶん、 話した君自身より覚えてる。   ごめんって謝る君に、 笑顔で大丈夫って嘘をつき続けた。 全然気にしてないフリをし続けた。 わたしの「好き」が君の「好き」を超えてしまわないように。   きっとわたしの「好き」が自分のそれより大きいことを感じたら、  優しい君はまたごめんって謝って、 もっと遠くへ行ってしまうだろうから。   でも、とうとうその日が来てしまったみたいだ。 いつもは恥ずかしくなるくらい わたしの目を見て話す君が 大きな口を開けて豪快に笑う君が 今日は申し訳なさそうに目線を落として、 愛想笑いをしてた。 やっぱり君はわかりやすいね。   「そうだね、戻ろっか」 不安げな顔でこちらを伺う君の顔を見て 咄嗟に口から出た嘘に、 君への気持ちを思い知らされた。   今ここで「別れたくない」って言うことは わたしの「好き」を押し付けることになる。 君にとっては大きすぎるそれを。 そうすれば、やっぱり君は離れていくだろう。 ともだちよりも、誰よりも、遠いところへ。 優しい君から距離を置かれる 未練のある「元カノ」にだけはなりたくなかった。 だからやっぱり、笑顔で嘘をついた。 全然気にしてないフリをした。 そこまでしても君から離れたくない自分が どうしようもなく情けなかった。   帰り道、雨が降っていた。 それぞれの傘を開いて歩いた。 ちょっとすっきりした顔で君は笑った。 わたしもともだちのフリをして笑った。 <杏沙子> ◆紹介曲「 ともだちに戻るよ 」 作詞:杏沙子・石崎光 作曲:杏沙子・石崎光 ◆mini Album『LIFE SHOES』 2022年3月2日発売 【初回限定盤】CD+DVD VIZL-2013 ¥4,180 【通常盤】CD VICL-65664 ¥2,750   <収録曲> 01.元カノ宣言 02.ピスタチオ 03.Mirror 04.ともだちに戻るよ 05.負けたんだ 06.好きって 07.眩しい 08.女の子にしてよ  

    2022/03/02

  • 井上紗矢香
    「どうすべき?」よりも「どうしたい?」って問い直す。
    「どうすべき?」よりも「どうしたい?」って問い直す。

    井上紗矢香

    「どうすべき?」よりも「どうしたい?」って問い直す。

     2022年2月21日に“井上紗矢香”が、ニューアルバム『my tiny days』をリリースしました。2021年に「連続リリース企画」を実施し、合計10作品をリリースした彼女。今作にはその10曲を収録。さらに同日には、配信シングル「旗印」をリリース!フジテレビ系『めざまし8』の2022年2月度エンディングソングに決定しており、新学期・新生活に向けて、背中を押してくれる楽曲となっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“井上紗矢香”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 旗印 」についてのお話です。「音楽の道に進みたい」という思いが生まれたときのこと。今へ繋がる道を歩む選択をした理由。そしてこれからに向けての意志…。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 “旗印”とは。 1.(はっきりと掲げた)行動の目標。 2.旗に書いて目印にする紋所。   検索してみると、そんなふうに表されている。戦国時代の合戦の時にバッ!と掲げる感じが想像できる。いかにも迷いのない、意志の強そうな感じだ。   ただ、そんなタイトルの曲を作りはしたのだが、当の私は悩みやすいし、くよくよ後悔するタイプである。特に幼い頃はそんなこんなで泣くことも多かった。お小遣いを使い過ぎてしまったと言っては泣き、プールの端から端まで泳ぎきったところを母に見せられなかったと言ってはめそめそした。   自分で振り返ってもとても面倒な子だったと思うけれど、幸い母がサバサバした明るい人だったので、その度励まされ少しずつ強くなりながら生きてきた。   はずだった。けれど中学生の頃、「音楽の道に進みたい」という思いが生まれてしまった時はとても悩んだことを、今でもその思考回路すら鮮明に覚えている。だって、たぶんこれはこれからの人生の方向性を決めることなんだろうと思ったし。将来の夢なんて今までコロコロ変わるタイプだったのに、音楽に対する思いは消えそうにないってことも直感的にわかったから。   どうしたものか。毎晩必死に考えた(何をもってして、というところはあるが)。どう考えても成功する人は一握りだし、そもそも私が向いているものなのかどうかもわからない。それなのにそこに今後の全てをベットするのは、もしかしなくてもとんでもないことなんじゃないか。考えれば考えるほどにそう思えた。   そのあたりまで考えたところで一旦、音楽の道を選ばなかった場合の人生を想像してみることにした。そこには進学して就職して、それなりに幸せな未来が見えた。でも同時に、その心の中には「あの時、音楽の道に進んでいたらどうなっていただろう?」といつまでもくよくよ思い続ける私がいるだろう、ということも嫌になるほどありありと想像できた。   険しいであろう道を生きていくこと。後悔を抱えて生きてくこと。そのどちらを選ぶことがすっきりするのかを天秤に掛けた結果、私は今へ繋がる道を歩み始めることにしたのだった。   <欲望の旗を掲げよ> そんな言葉から始まるこの曲は、自分の胸の真ん中を見失わずにいたいと思って作った曲だ。   今だって悩んでしまうことはたくさんある。状況もルールも日々移り変わり、その先にある結果だって誰にも読めない不確かな中で、絶対失敗しない正解を選ぶことは難しい。でも、どんな行動を取ったとしても、矢面に立つのは私だから。喜びも悲しみも痛みも全部私が感じて生きてゆくのだから。「どうすべき?」よりも「どうしたい?」って問い直す。それを旗印と掲げて進めたなら、どんなことがあっても大丈夫な気がするから。   中学生の頃に書き記した旗印を掲げて今日まで生きてきて。きっとこれからもたくさん悩んで、めそめそ泣くことだってあるだろうけど。その度に胸の真ん中を掴まえられたら──   なんて、そういう生き方が必ずしも正しいとは全然思わないけれど、これはくよくよしがちな私が生きてゆく中で、少しだけ息をしやすくする為のちょっとしたコツなのかもしれない。 < 井上紗矢香> ◆配信SG「旗印」 2021年2月21日  Digital Releas ◆配信アルバム 「my tiny days」 2021年2月21日  Digital Releas

    2022/03/01

  • ガガガSP
    人生の困難をシラフで全て受け止める。
    人生の困難をシラフで全て受け止める。

    ガガガSP

    人生の困難をシラフで全て受け止める。

     神戸を代表する青春パンクバンド“ガガガSP”が、2022年1月19日にニューアルバム『THEガガガSP』をリリースしました。結成25周年イヤー開幕となる通算12枚目のオリジナルアルバム。最新シングル「ロックンロール」「これでいいのだ」という2つのバンドアンセムを軸に、自由度高く多彩で痛快な爆音のパンクロックを詰め込んだ全8曲を収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ガガガSP”のコザック前田による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 やはり素晴らしきこの人生 」に通ずるお話。<人生の困難をシラフで全て受け止める>というワンフレーズにたどり着いた理由とは…。是非、歌詞と併せてエッセイを受け取ってください。 今年の1月19日に12枚目のアルバム『THEガガガSP』をリリースした25周年の僕達ですが、今回のアルバムは計8曲という少ない曲数で作ってみました。ガガガSPにはソングライターが3人居て、最近の主な曲作りはギターの山本がしてて、今回のアルバムも5曲を手掛けています。そしてベースの桑原が1曲、僕が2曲の合計8曲。   他の人の歌詞を歌う時はあまり作った人間にどういう意味を持って作ったのかは聞かず、あくまで個人的に持った印象と解釈で歌うようにしています。   曲というものは野球で言うとボールの様なものだと思っていて、投げてしまうとそれを打つバッターの感覚次第だと言うのが25年間の僕の考えでもあります。凄い心に入ってくる曲ならば凄い気持ちよくお客さんは打ってくれるし、あんまり残らなければ平気で見逃すでしょうし。   こちらがどれだけ熱意を持って投げたボール(曲)であっても、打ち手(お客さん)はそれぞれハマるかハマらないかがあると思うのと、ボールは投げてしまえば全てお客さんのものという感じもあります。   こちらがどんな意味で作ったかとかは関係なく聞いてくれる人の主観で意味も全部曲げてもらっても構わないのではないかなと。なのでこの「歌ネット」に書くことはあくまでも投げ手の主観なので、まあまあ読んでやろうか!?くらいで良いと思っています。     ちょっと前置きが長くなってしまいましたね(笑)。今回は新しいアルバムの4曲目に入っている「 やはり素晴らしきこの人生 」という曲の中の歌詞<人生の困難をシラフで全て受け止める>という部分について少しお話し致します。   僕は30代、お酒と睡眠薬の常用で年がら年中ほぼ酩酊状態の日々を送っていました。完全なる依存症です…。依存症を自分でどうすることも出来なくなって、入院したのが38歳の時。そこからお酒も睡眠薬も一切飲まなくなったのですが、30代という人生でとても重要な時期をほぼ空白で過ごしました。   と言うか、20代でバンドが少し人気が出て、自分自身も浮かれていたんでしょうね。30代に入ってその人気にも翳りが見え始め、自分の勢いも無くなってきて、周りに人も減ってきてその現実を突きつけられる事から逃げていたのかもしれません。そこから常に自分を何かで酔わせておかないとやってられない様な心境になっていきました。   ただただ自分の甘えでしかないのですが、沢山の人達にも迷惑をその間にかけました。言うなればよく死ななかったな…。と思うほどです。なのでこれから先の人生で大変なことがあってもシラフで全てを受け止めてやろうという決意の歌詞でもあります。   そうは言っても「依存症」という病気は一生完治することのない病なので、これから先、決意だけではどうしょうもない時も来るかも知れないのですけど、今生きてる事を噛み締めて、30代をフイにしてきた分この40代を実りのあるものにしたいと思っております。   色んなことがありましたけど「やはり素晴らしきこの人生」と思えるようにこれからはもっと半径5メートルの周りを大切にして生活していきたい所存であるという歌詞です。25年目、まだまだ若造です(笑)。皆様ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。   なんか文章硬いな…(笑)。最後までありがとうございました! <ガガガSP・コザック前田> ◆紹介曲「 やはり素晴らしきこの人生 」 作詞:コザック前田 作曲:コザック前田 ◆12th ALBUM『THEガガガSP』 2022年1月19日発売 OSRCD-017 ¥3,080(税込)   <収録曲> 1.これでいいのだ 2.oiの中の蛙 3.妄想天国 4.やはり素晴らしきこの人生 5.ニートザンス 6.奮闘努力節 7.ロックンロール 8.遠い遠い

    2022/02/28

  • Organic Call
    “さよなら”だけど“またね”って言いたいんです。
    “さよなら”だけど“またね”って言いたいんです。

    Organic Call

    “さよなら”だけど“またね”って言いたいんです。

     ロックバンド“Organic Call”(通称:オガコ )が、2022年2月3日にバンド結成5周年を迎えました。昨年11月には、3rd single「Hello,Good-bye」をリリースし、東名阪3会場で“Reunion Tour 2021”を開催。東京ファイナル公演となる渋谷 O-WEST はSOLDOUTし、大盛況で幕を閉じました。そして、2022年2月28日には渋谷 WWW にて結成5周年記念の2マンライブを開催予定。勢い衰えることなくそのスピードを加速しております。    さて、今日のうたコラムでは“Organic Call”の平田真也による歌詞エッセイをお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Good-bye 」のお話。別れはときは、どうしても悲しくなってしまうけれど、きっとそれだけのものではない。これから別れなければならないひと、すでに別れてしまったひと、あなたにとってのそんな存在を思い浮かべながら、このエッセイと歌詞を受け取ってください。 こんにちは、Organic CallというバンドでVo&Gtをしているヒラタナオヤです。3週にわたりお届けした歌詞エッセイも今週で最後となります。第1週目は軽い自己紹介、第2週目は「Hello My Friend」の歌詞について書かせていただきました。第3弾となる今回は、11月にリリースした(最新リリース)「 Good-bye 」という曲について書きたいと思います。   別れを告げた人、あなたには居ますか? 僕には少なからず居ます。それが正解だったか、不正解だったか、今でもいまいち分からないのですが、きっと正しかったはずだと思って今は生きています。   “別れ”って悲しいイメージがありますが、僕はそこまで悲観的なイメージを持っていません。また会うべき人はどこかで巡り合うと思っています。離れたその一瞬はどうしても悲しくなってしまうのですが…。   お気に入りの歌詞はサビのラスト。   Good-bye My Sunshine See you My Sunshine 僕らの待ち合わせの場所 また会おうよ   “さよなら”だけど“またね”って言いたいんです。また何処かで、そんな意味を込めてます。   これは、Organic Callのライブも根本の部分もそうなんですけど、音楽って僕らが辞めない限りは続くんですよね。ライブって一瞬の儚いものです。次いつ会えるかも約束されていない。でもやっぱり会うべき人にはまた巡り合える気がするんです。   だからよく、「またライブハウスで会おうぜ」って言っています。これは単に軽い言葉じゃなくて、俺はこのステージで闘い続けるのでいつでも待っているよってことです。そんなバンドで居たいのです。 <Organic Call・ヒラタナオヤ> ◆紹介曲「 Good-bye 」 作詞:平田真也 作曲:平田真也 ◆3rd Single「Hello,Good-bye」 2021年11月3日発売   <収録曲:> M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) M-3.茜色、空に灯す(Live ver.) ※M-3は盤によって収録曲が変わります   ・会場盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.茜色、空に灯す(Live ver.)   ・タワレコ盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) <配信サイト リンク> http://OrganicCall.lnk.to/ music

    2022/02/25

  • 家入レオ
    たかが10年されど10年。
    たかが10年されど10年。

    家入レオ

    たかが10年されど10年。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、今作のラストに収録される新曲「 花束 」のお話です。ストックフォルダのなか、時が来るのを待ち続けていたメロディーに、やっと綴ることができた想いとは…。歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 「花束」が「花束」になるまでには、とても長い時間を要した、と思う。曲のイメージを擦り合わせ、久保田さんが作るトラックに浮かんだメロディを乗せては精査し、ふたりで制作していた曲が形になった日。   スピーカーから流れ出すメロディに現場にいる全員が耳を傾けている光景を部屋の隅から見つめながら、私は私の鼓動が早まっていくのを感じていた。ピアノの音と歌声が途切れ、一瞬だけ部屋に降りる沈黙。   言葉よりも先に表情を読んでしまうのは、真実にしか人の心を動かす力がないと思っているから。率直な意見がより良い作品に近づく為には必要で、主観と客観のバランスがいつも難しい。だから、あったかくて大きくて何処か懐かしい気持ちになるメロディが出来たね、と口元に微笑みを浮かべながら家路に着きながらも、しばらくの間このメロディで私が歌いたいことは一体何だろう? と反芻しながら生活していた。   ストックフォルダに追加され、時が来るのを待ち続けていてたこのメロディと再会を果たしたのはその少し後。デビュー10周年のアニバーサリーライブが東京ガーデンシアターで決まった時、あのメロディにこれまでの想いを綴りたいと思った。   たかが10年されど10年。時間の捉え方は生きてきた年数やその時間に対する快楽度合いによっても変わってくるのだろうけれど、本当に色んなことがあった。   10代から20代になり、自分の中で自然に形を変えていったもの。知りたいと感じたものに心のまま手を伸ばすことの純粋な喜びと酸味。家入レオは何処に向かおうとしてるんだろう? と心配させてしまったり、驚かせてしまったり、私が私に迷ったりきっとお互いに思うことがあったはずだ。だけどそれも全て一緒にいるからこそ生まれるものであり、過ぎてしまえば、喧嘩したこと、涙したことの方が懐かしく語り合えたりするから、生きるって計り知れないな、と思う。   もう一度言う。本当に色んなことがあった。そして多分きっと、これからが本番なのだと思う。私は歌を歌う。その気持ちに正直に道を選んでいきたい。私の上を通り過ぎる日常や直面する困難や誰かを深く求める心が音になって言葉になって、聴いてくれる人の物語になること。私のドラマがあなたの人生と深く少しでも結びついたら、とまだ夢を見続けていたい。   数日前に花瓶にいけたラナンキュラスはもうすぐ見頃を終えるはずで、美しさに終わりがある、と眺めるから精一杯の黄色がこんなに目に鮮やかで。それは悲しみではなく、喜びなのだと私は知っている。   私が送り続ける音楽の「花束」があなたの胸に届くのか、それは分からない。分からないけれど、届くかもしれないし、届かないかもしれないから、音楽は人の心を掴んで離さないんだと思う。 <家入レオ> ◆紹介曲「 花束 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:家入レオ・久保田真悟(Jazzin' park)  ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/24

  • カノエラナ
    何故あたしはこの駅で留まってしまっているのだろうか。
    何故あたしはこの駅で留まってしまっているのだろうか。

    カノエラナ

    何故あたしはこの駅で留まってしまっているのだろうか。

     佐賀県出身のシンガーソングライター“カノエラナ”が2022年デジタルシングル3作連続リリース!その第2弾シングル「ヤコウレッシャ」を2月23日にリリースします。出会いと別れの季節にぴったりの1曲。ストリングスとピアノが印象的で、深夜出発をし、朝日に向かって走る<夜行列車>に想いを乗せたバラードナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“カノエラナ”による歌詞エッセイをお届け。今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作「ヤコウレッシャ」にも通ずるお話です。いくつも列車が通り過ぎ、いろんなひとが行き交う、とある駅のベンチ。せわしなく動く世界のなかで、<あたし>だけ留まってしまっている理由は…。歌詞と併せて、受け取ってください。 ガタンゴトン ガタンゴトン   もういくつもの列車が目の前をぬるい風と共に通り過ぎて行く。少し離れた場所でお喋りしながらスマホをいじるJK達も、必死に靡くスカートを押さえ笑い合っている。楽しげな声を遠くで聴きながら、あんな時代もあったのかと、色の落ちたベンチの隅でやるせない大人のため息を吐く。   一体何時間この駅にいるのだろうか。 何故あたしはこの駅で留まってしまっているのだろうか。   考えることはニ時間半前に辞めたのだけれど、またふとその考えが巡ってしまい、突然虚しさに襲われた。吐き気がする、頭が痛い、けれどあの六畳の深海に帰りたくない。   都会の人の多さにはもう慣れたか? と度々周囲に聞かれるがそんな訳がない。慣れる訳がないのだ。そもそも人が多い場所を昔から好まない。未だに乗り換えは間違えるし、新宿駅や東京駅はうまく出られた試しがない。都心はやたらと駅中を工事したがるし、完成系がいつまでたっても分からないのだ。少し立ち寄らないだけで、そこにあった筈の店は何ヶ月か後に綺麗さっぱり跡形も無く消えてしまっている。まぁ最後に入っていた店の名前すら思い出せないけれど。   東京という街はいつも未完成で、それでも休まずに未来へ動いている。   ここまで半分disってきたが、なんだかんだ言って東京は好きだ。人の無関心さ、異物を受け入れてくれる受け皿がある所、流行りのものは何でも揃う所。読みたい本だって、発売日から二日待たなくても良い。少し歩けばどんなものでも手に入れることができるのだ。   そんな未完成で心地の良い東京という街で、あたしとあなたは出逢った。   うまくやれていた、そう思っていたのはあたしだけだったのか。何度も何度も考えたけど上手くまとまらない。考える程余計分からなくなった。あたしはずっと、この駅に囚われているのに。   列車は ガタンゴトン ガタンゴトンと、相変わらず見事な曲線を描いてゆっくりとホームに止まる。   車内の人々はみんな下を向いて疲れた顔をしている。止まる瞬間に全員が同じ方向に体を傾ける。大量の人々が列車の口から吐き出される。足元で鳩が3匹せっせとうろついている。そういえばあたしが今長時間座ってるベンチにこれまで何人くらい座ったんだろう。…嗚呼、何も、何も、何も何も何も考えられない。   ------もういいや、   特にきっかけがあった訳でもなかった。ただ、今はとにかく心が動かない分、変わる景色をこの目で見たかった。何も、どこに行くかも決めていないけれど、あたしは立ち上がってホームを歩き出す。   ふと振り返ると、温かくなりすぎたあのベンチには既に新しい人が座っていた。 <カノエラナ>

    2022/02/22

  • ガガガSP
    思いついたキャッチフレーズは「パンクイズフォーク」
    思いついたキャッチフレーズは「パンクイズフォーク」

    ガガガSP

    思いついたキャッチフレーズは「パンクイズフォーク」

     神戸を代表する青春パンクバンド“ガガガSP”が、2022年1月19日にニューアルバム『THEガガガSP』をリリースしました。結成25周年イヤー開幕となる通算12枚目のオリジナルアルバム。最新シングル「ロックンロール」「これでいいのだ」という2つのバンドアンセムを軸に、自由度高く多彩で痛快な爆音のパンクロックを詰め込んだ全8曲を収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ガガガSP”のコザック前田による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、結成25周年を迎えた彼らが今のスタイルを築き上げるまでのお話です。2人組フォークユニットからスタートしたその軌跡とは…。 この歌ネットのコラムを読んでる人達は若い層の方々が多いのかな? はたまた結構中年から上の人たちが多いのでしょうか? 去年の12月8日に結成して25年目を迎えました「ガガガSP」というバンドのボーカルをしていますコザック前田というものです。   バンド名を見て「おっ!なんか聞いたことがあるぞ」と思う人や「懐かしい!」という感想を持つ人がいましたら人生の脂が乗りきっている30代後半の人が多いかもしれませんね。今回は第一回目ということでバンドの紹介をさせて頂こうかなという所存であります。   1997年に神戸で2人組のフォークユニットとして活動を開始しました。当時は「ゆず」や「19」などストリートからデビューするアコースティックブームだったので街中には路上ミュージシャンで溢れかえっている状況でした。そこの中でたいしてギターも弾けない2人がただ目立ちたい一心で路上に出て演奏をしていました。   全く人も立ち止まってくれることもなく、考えた末に「焚き火をしたら火を目当てに人は集まってくるだろう」と駅前で焚き火をして案の定怒られて始末書を書かされたり(始末書だけで済んだというのも時代ですな)まあうだつの上がらない日々を過ごしていたんですが、世の中こういう訳のわからない人間を見てる人もいるもので、地方の求人誌に「街のパフォーマー」として掲載してもらったりしました。   それに気分を良くして、こういうアホなことをして怒られないのはライブハウスじゃないのだろうか!? と思い立ち、活動をライブハウスに変えました。路上では怒られるけど、ライブハウスは何しても大丈夫という間違った考えでライブハウス進出したのですが、いざ出てみると不評不評の嵐(笑)。   ライブハウスは90年代の終わり頃は3ピースの英語歌詞のメロコアの大ブーム。みんなみんな英語で歌っているところにどうやって入っていこうかと思考錯誤した末に、「よし!僕らもバンドにしよう!」ということになりメンバーをなんとかかき集め4人編成のバンドになります。   4人編成のバンドになるまではグループ名も「ガガガ」だったのですが、バンドでスタジオに入ると他のメンバーが凄く演奏が上手いと感じて「これはスペシャルメンバーだな」と「ガガガSP」という名前に変えました。   そこからメロコアのイベントやガレージのイベント、ハードコアやスキンズの企画などにも出演したりして楽しかったのですが一体自分たちが何をしたいのかがわからない状態でした。英語も歌う事できないし、そんなハードコアをやるような技術もリズム感も持ち合わせてはいない。   そこでやっとこさ考えついたのが、路上でやってた頃のフォークソングをパンク調にして歌う事でした。吉田拓郎がパンクになったらどうなるんだろう!? 友部正人は!? 高田渡は!? 泉谷しげるは想像がつくな(笑)みたいな感じでフォークソングは比較的コードも簡単な曲が多く、パンクにうってつけだなと感じたのです。   その頃、僕自身も髪の毛を剃って丸坊主にしてハンチングを被るようになり(これはスキンズの影響)足元だけは雪駄にして今のスタイルが確立されていきました。そして思いついたキャッチフレーズが「パンクイズフォーク」まさかその後20年以上もそのスタイルをやり続けるとは思いませんでした。その後時代は日本語パンクブームになって自分たちも少し世の中に出て行ったりすることになるとは夢にも思いませんでした。   そんな少し世の中に出たのももう20年前の話。大昔の今のスタイルになるまでの話を今回はしましたので、次回は最近のガガガSPの活動や曲の話をしていきたいと思います。もう今年43歳になるおじさんの回顧録でした。 <ガガガSP・コザック前田> ◆12th ALBUM『THEガガガSP』 2022年1月19日発売 OSRCD-017 ¥3,080(税込)   <収録曲> 1.これでいいのだ 2.oiの中の蛙 3.妄想天国 4.やはり素晴らしきこの人生 5.ニートザンス 6.奮闘努力節 7.ロックンロール 8.遠い遠い

    2022/02/21

  • 上野大樹
    住む場所が変わり、生活も変わり、自分も少しずつ変わっている。
    住む場所が変わり、生活も変わり、自分も少しずつ変わっている。

    上野大樹

    住む場所が変わり、生活も変わり、自分も少しずつ変わっている。

     2021年12月15日に“上野大樹”がニューアルバム『帆がた』をリリースしました。独特な空気を纏ったバラード「波に木」、今までにはないメロウなバンドサウンドを奏でる「朝が来る」、四つ打ちで心を高揚させるサウンドに包まれた「揺れる」、上野大樹の王道ポップス「航る」、情景を鬱陶しくもリアルなまでに思い浮かばせる「フィルム」。新曲の中にひっそりと佇む、ファンの中ではすでに人気曲でもある「白花」「アカネ」。 今の上野大樹を深く、そして広く知ることができる渾身の1枚となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“上野大樹”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、今作『帆がた』レコーディング期間中の引っ越しのお話です。住む場所や生活の変化に伴う、自身の変化とは一体どんなものだったのでしょうか。そして、そこから繋がる、これからへの想いとは…。是非、今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 3週に渡り書かせていただいたエッセイも今回で最後となった。文章を書くことは元々好きだったのでとても楽しかった! またこんな機会を頂けたらいいな、と思いつつ第1弾・第2弾を振り返り閲覧してみたら、とても固い文章! こんな所にも格好付けの性格は出るんだなぁと、今一度自分の性格を再認識したところで最後は何について書こうかなと。     最近、引っ越しをした。最近というか、正確には昨年の夏の終わり頃。音楽に集中するために、色々と都合の良い場所に住処を移した。家の広さは前の半分くらい。と言っても、前に住んでいた場所がありえないくらい広かったので身の丈にあった広さの家。   この前発売した『帆がた』のレコーディング期間中に引っ越した。   生活も一変。大体の場所は歩いて行き帰り出来るようになった。街は少しうるさいけど、人が感じられて寂しくはない。最近知り合った人とは、家が近くて嬉しかった。   幼少期。実家は学校の同級生達の家からかなり離れたところにポツンとあり、誰かと家が近いというだけで今でも少し嬉しくなる。   家にいるのが飽きたら、歩いて20分の神社にお賽銭を投げに行く。行き帰りで新曲のデモを聴いたり、家族や友達に電話をかけたり。深夜ラジオをアーカイヴで聴いたり、あの人は今何をしているんだろうとふと昔を思い出したり。ジッとしているのが得意ではないので家で作業の時は大体このルーティン。1日3回神社に行くこともある。     引っ越すタイミングで色々と整理した。洋服、本、CD、家具、家電。単純に家が狭くなるので、必要ならまた新しいものを買えばいいやくらいのテンションで沢山のモノを断捨離した。それと同時に、連絡先とか写真とか。尾を引くようなものも整理した。   引っ越しは色々と感慨深かった。前の家は今思えば下積み、みたいな何年間だった。勿論今もそうだけど。ひとりであらゆる出来ることには手を出してみた何年間だった。失敗を沢山経験したし、もどかしいことの方が多かった。バイトもしてたなぁ。   次の場所には要らないなと思うような自分の好きじゃない一面。いつまでも引きずっていても仕方のない思い出。良い意味で切り替えも早い性格なので、人間が変われるチャンスだと思いそのきっかけにした。昔の自分はあまり好きじゃなくて、人を妬むことも多かったし、すぐに敵を作るような思考だった。   そんな過去を断ち切るではないけど。音楽だけを頑張るわけではなく、トータルで成長できるよう、次のステップに。     新居生活も5ヶ月。当たり前だけど荷物はまた増えつつある。身軽になったけど「あ、やっぱり必要だったわ」と買い直した家具や家電。何かの縁や向こうから連絡をくれて、再度繋がった友人。そして新しく知り合った人や場所。     最後のエッセイ、脈絡がない文章になってしまったが、何を書きたかったかと言うと。     住む場所が変わり、生活も変わり、自分も少しずつ変わっている。出来なかったことを出来ないと決めつけるのではなく、やってみるんだと。自分らしさを自分で決めつけて可能性を狭めてしまわないように。   改めて、そんな意味での『帆がた』リリースだった。春から全国ツアー『帆走ツアー』が始まる。まだまだ変われる! まだまだギターも歌も上手くなれるし、かっこいい人になれる! ここから、また更に上野大樹をよろしくお願いします! <上野大樹> ◆ニューアルバム『帆がた』 2021年12月15日発売 ANXZ-25620 ¥3,300(税込) <収録曲> 1.航る 2.波に木 3.白花 4.揺れる 5.朝が来る 6.フィルム 7.アカネ 8.彼方 9.リジー 10.合い着 BT.ラブソング(ライブバージョン)

    2022/02/18

  • 家入レオ
    夢を叶える為の近道も魔法もない。
    夢を叶える為の近道も魔法もない。

    家入レオ

    夢を叶える為の近道も魔法もない。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録される新曲「 Borderless 」のお話です。1stアルバムから3rdアルバムまでの全ての作品を共にした音楽塾・ヴォイスの西尾芳彦氏との再タッグで生まれたこの曲。10周年を迎えるにあたり、西尾氏のもとを訪れた理由は…。是非、歌詞と併せてこのエッセイをお楽しみください。 1stアルバム『LEO』から3rdアルバム『20』まで二人三脚で音楽制作をしていたプロデューサーの西尾芳彦さん(13才の時出会って以来私は西尾先生と呼んでいるけれど)と約6年ぶりに再タッグを組んで生まれた「Borderless」を『10th Anniversary Best』に収録することは、私にとって大きな意味を持つ。   早かったような、長かったような、この10年間。デビューした時は17才だった私も年を重ね、20代後半に差しかかってくると同世代の友人が結婚したり、転職したり、子供を授かったり、故郷に帰ったりと新しい選択をして進んで行く彼女たちの背中を見送りながら、“自分はこれでいいのだろうか?”とざわつく心。   そんな疑問や迷いも忙しない毎日の中でなら見て見ぬ振りができた。歌を歌っていく自信を少しずつ失いはじめていた時、全世界が未曾有の事態に陥り、期せずして自分の今までとこれからに向き合うことになった。   擦り減らしていた心と体が徐々に回復し1人の人間とし息を吹き返していくような感覚がある一方で、音楽をやる人間としては予定していたライブも中止になり、雪だるま式に自信を失い続けているような状態だった。   迷えるだけ迷って、考えるだけ考えて、そんな想いも歌にした。だけど、自分から出てくるメロディや言葉になんだか自信が持てない。感覚でやっていることの先が見えた気がした。   音楽を学び続けたい気持ちを、数年ぶりに会った西尾先生に伝えたところから、この「Borderless」の制作は始まっていたのかも、と今思う。   やっぱり向いてないんだ、と思う夜もあるけれど、もう一度覚悟を決めたのだから、と形だけでも前を向いてみる。そうするといつの間にかブルーな気持ちが消え、また作業に没頭できる。   夢を叶える為の近道も魔法もない。そんなシンプルなことを、もうとっくに知っていたことを、どうして人は忘れてしまうんだろう。地道に一歩ずつやり続けるしかない。苦しい、辛いが襲ってきた時、“じゃあやめる?”と自分に尋ねると、“それは違う。やめたくない。”って答えが返ってくる。   私だけじゃない。長い道のりを、息を切らしながら走り続けている全ての人に届いて欲しい1曲になりました。必ず夜明けは来る。   そしてそんな私を隣で見てメロディにしてくれた西尾先生、そんな想いを受け止め言葉にしてくれた江刺愛梨さん。「Borderless」が生まれたのは必然で、まだはじまりにすぎない。今この気持ちを閉じ込めた1曲になりました。 <家入レオ> ◆紹介曲「 Borderless 」 作詞:江刺愛梨・西尾芳彦 作曲:西尾芳彦  ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/17

  • Ms.OOJA
    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。
    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。

    Ms.OOJA

    私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。

     メジャーデビュー10周年を迎え、2022年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、2月16日にベストアルバム『10th Anniversary Best ~私たちの主題歌~』をリリース!今作にはこれまでの数々の名曲を、「Single Selections」「Ms.OOJA Selections」「Cover & Collaboration Selections」それぞれのテーマで収録。    さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、デビューから今ここに至るまでの様々な想いと軌跡です。ベストアルバムを作るにあたり、過去の作品たちを聴き直したとき、感じた気持ちとは。そしてこれからの意志とは。是非、今作と併せて、このエッセイを受け取ってください。 コロナ禍で迎えた2021年2月16日のメジャーデビュー10周年、元々計画していたプランは一度白紙になった。先の見えない中で、出来ることをやろうとスタートさせたのは、10月リリースのアルバム『PRESENT』を含む全13ヶ月連続リリース。その締めくくりとなるのが、2022年2月16日の11周年のデビュー日にリリースされる『10th Anniversary Best~私たちの主題歌~』だ。   メジャーデビュー10周年、インタビューなどで「どんな10年でしたか?」との質問に「あっという間でした」と答えることが多くなった。なんてありきたりな答えなのだろうと思うけど、本当に気づいたら10年経っていたのだからしょうがない。もちろん10年の重みはそれなりにあるはあるし、短い年月ではないことも実感している。   デビュー当時の2011年はいわゆる「着うた」の全盛期の頃で、CDが少しずつ下火になる気配を見せながら、一方で「着うた」を含むダウンロードという新しいスタイルが浸透しつつあり、そこからサブスクに移行するまでの、ちょうど移り変わりの時期だったと捉えている。「着うた」系と呼ばれるアーティストがゴロゴロといて盛り上がっていた。   2012年リリースの「Be. . .」などは、まさに「着うた」系の勢いも借りた100万ダウンロードだったと思っている。毎朝レコチョクのランキングを朝5時にチェックして一喜一憂していたのが懐かしい。   デビュー当時、名古屋から通っていた日々から一気に東京での稼働が増え、大きなキャリーバッグを2個抱えてのホテル生活を半年ほどした。ホテルと仕事場と地方の行き来でプライベートな時間などほぼなく、移動中はぐったりと眠りこけていた。   ほどなく上京してからも、仕事と家を行き来するだけの生活は続いた。東京で遊ぶ友達も時間も全然なかったけど、それでもそんな日々は全く苦しくなかった。むしろ音楽以外のことを考えない暮らしが嬉しくてしょうがなかった。   月日が流れるにつれて、気づけば同時期にチャートを賑わせていたアーティストたちが姿を見せなくなっていた。1年・2年でメジャー契約を打ち切られるアーティストもたくさんいた。   未だに見る夢がある。バイトのシフトに入る夢だ。デビュー直前まで百貨店でやっていたアパレル販売員は、やりがいのある仕事だったけど、歌だけで生きていきたいというジレンマを抱えながら働いていた。そのバイトに今の状態で入る夢だ。   「お客さんにMs.OOJAだってバレたら嫌だな?」とか「他の店舗の人はどう思うかな?」とか考える一方で、「先月のバイト代もらったっけ?」とかも考えていて、かなりリアルな心情である。   自分はいつかデビュー前の生活に戻ってしまうのではないか。そんな危機感は潜在的にずっと持ち続けていた。それくらい厳しい世界であるということだ。ただひたすら、目の前のことを一生懸命にやり続けること、それ以外にやれることなんてなかったけど、気づいたら10年という月日が経っていた。   今回のBEST ALBUMを作るにあたって過去の作品たちを聴き直して、がむしゃらだったり不器用だったり、私の歌が、その時をちゃんと表現していて、歌を聴くだけで鼻の奥がツンとなるような感覚があった。照れくさいけど愛おしい。   そして、それ以上にまっすぐに作品に向き合ってきた事実がそこにはあった。いろんな葛藤があったし、迷っていた時期もあったけど、こうして振り返ってみるとすべてがMs.OOJAらしく輝いている。なかなか頑張ったじゃないか!と褒めてあげたい気持ちになった。   大好きだからこそ、そこからこぼれてしまう危機感を常に持ちながら必死に食らいついていく。そんなしつこさを、私は歌に対してだけは懲りずに持ち続けていて、それは歌を始めた17歳の頃から変わらない。私のすべての執着が歌に吸い取られていると言っても過言ではない。それが私の唯一の才能なんじゃないかとここ最近は思っている。   オリジナルもカバーもコラボレーションも、どれをとってもMs.OOJAにとって欠かせない要素であるし、その根底にあるものは「歌うことが好き」というシンプルな思いだ。   そして、その歌を聴いてくれた人が何か感じて、自分の主題歌にして人生を共に歩いてくれる。その人の中で生き続けて、時間と共に薄れていっても、また曲を聴くことでタイムマシンのように蘇る。そんな力が音楽にはあると思うし、その一端を担えることは歌い手としてこれ以上の喜びはない。そのエピソードを、私が知ることはないとしても。もしも知れたとしたら、それは大きなご褒美だ。   10年という月日は、右往左往しながらも、自分らしい歩き方を学ぶものだったと思っている。今やっと、スタート地点に立ったような感覚だ。ここから20周年、30年周年に向けた道は、もっと険しいかもしれないけれど、もっと自由で楽しい道であるだろうと確信している。   その節目の記念として『10th Anniversary Best~私たちの主題歌~』が発売になる。ベスト盤としてはもちろん、一つの作品としてもクオリティーの高い、聴き応えのあるものだと思っている。   これまでもこれからも、共に寄り添って歩いていけるような音楽を届けていける歌手でありたい。そんな決意表明の作品でもある。ぜひこの機会に聴いてみて欲しい。 <Ms.OOJA> ◆10周年記念ベストアルバム 『10th Anniversary Best ~私たちの主題歌~』 2022年02月16日発売 通常盤(3CD) UMCK-1708/10 ¥4,500 (税込)   <収録曲>   DISC-1 【Single Selections】   It's OK Life Cry day... ジレンマ~I'm your side~ Be... My Way 30 ANSWER また恋をすることなど 翼 あなたに会えなくなる日まで You are Beautiful WAY YOU ARE with 小渕健太郎 I Remember You feat. AK-69 鐘が鳴る Who Are You Open door(2022/01/16配信)   DISC-2 【Ms.OOJA Selections】   Baby don't know why Dear I can change Letter 優しい雨 I WILL ORANGE I'm ALIVE Footprint 花 White Letter Be myself WITH 星をこえて 海を見てる はじまりの時   DISC-3 【Cover & Collaboration Selections】   let go First Love Ti Amo 最後の雨(Album ver.) このまま君だけを奪い去りたい Time goes by ら・ら・ら 空と君のあいだに 慟哭 未来予想図Ⅱ 三日月 フライディ・チャイナタウン 真夜中のドア/Stay With Me また君と feat. Ms.OOJA / JAY’ED 愛とは duet with Ms.OOJA / 黒沢 薫 しあわせ feat. Ms.OOJA & SALU / SPICY CHOCOLATE

    2022/02/16

  • 鞘師里保
    自分を全く認めてあげられなくなった時期がありました。
    自分を全く認めてあげられなくなった時期がありました。

    鞘師里保

    自分を全く認めてあげられなくなった時期がありました。

     2022年1月12日に“鞘師里保”が、2nd EP『Reflection』をリリースしました。今作は、1st EP『DAYBREAK』(=夜明け)で昇った太陽が、水面地上を照らす“光の広がり”を表しております。また、1st EPの作家陣に加えて、NiziUなどへの楽曲提供が話題のKanata Okajimaや南カリフォルニア育ちのシンガーソングライターMichael Kanekoが初参加。全5曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“鞘師里保”による歌詞エッセイをお届け!今回は【後編】です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Baby Me 」と「 Winding Road 」のお話です。それぞれの楽曲の歌詞が生まれるまでに、どんな想いがあったのか。そして、どんなメッセージを伝えたいのか。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 再び鞘師里保です。前回のエッセイはご覧になっていただけましたでしょうか? 先週は「Take a Breath」について書かせていただきました。   今回は後編として、また私の最新EP『Reflection』から2曲ピックアップしてお話しできたらと思います。     まずは「 Baby Me 」。   この曲はトラックがまず存在していて、そのトラックを聴いた上でテーマを考えるところから始まりました。抱えることのできる歌詞のイメージが広いなと思ったので、複数のテーマの可能性を考えて短いフレーズを作り、こうじゃない。ああじゃない。などと言いながら歌詞をはめて、イメージを固めていきました。   その時期に、ちょうどある記事を読む機会がありました。少し内容を紹介させて頂くと、その方は、精神的な病気を患っていた方で、体調が悪くなってしまった頃から、自身のことを否定するようになってしまったそうなんです。   自身の生きる価値について考えて、ギリギリまで自らを追い詰めてしまうような状態になってしまった頃に受けたカウンセリングで、幼い頃の自分自身に向き合う機会があり、無邪気に振る舞う過去の自分の姿をみて、涙が溢れてしまったそう。   その方と同じというわけではないのですが、実を言うと私も、過去に自分を全く認めてあげられなくなった時期がありました。そのことが頭によぎって、記事を読んで思わず涙が溢れて止まらなくなりました。「Baby Me」は、その出来事がきっかけとなって生まれた詞になります。   時に自分自身を卑下するようなことを思ったり、口にしてしまったりすることが皆さんにもあるかもしれません。もし目の前に幼い自分がいたとしたら、その子に向かって同じ言葉を投げかけられるか。そんな疑問から始まり、結末を優しく仕上げたいと思いました。   ちなみに、この曲の中での決心をちょーっとしたこだわりで表現しているので、よかったら探してみてください。     そして、EPのラストを飾る曲「 Winding Road 」。   私の楽曲の内、歌ネットさんで今一番閲覧して頂いている楽曲ですね。この曲はKanata Okajimaさんとの共作詞となります。   最初にチームで話をさせてもらった際に、前作からご一緒している作曲のTAKAROTさんから、「弦楽器をメインとするイメージがある」と言って頂いて、私もそのイメージを広げながらどんなメッセージを届けられるか考えました。   日頃からよく感じているのですが、弱そうに見えることが本当に弱いってことなのかなと。特にインターネットの社会ですから、何か発言をすると攻撃されることがあります。それがネット上だと目立ちますが、昔からいじめをはじめとして、そういったことはあるはずなんです。   攻撃された立場の人は、萎縮してしまったり、時にトラウマを抱えてしまったりすることもあると思うのですが、そういう弱い人が悪いとか、悩んでしまう自分が悪いって考えてしまう人も多いなと思って。   けれど、実際はそうやって問題に向き合おうとしてる人が、相手の気持ちを考えられずに攻撃してしまうような人より弱いはずなんてないと思うんです。だから、そんな君のように強くありたいよ、ってメッセージを形にしていきました。   ストリングスの壮大な演奏の勢いに言葉を乗せて、メッセージを強く投げられている感覚をライブで歌いながら感じていました。   いつだって明るい気持ちではいられないけど、少しずつ一緒に前に進んでいけるような楽曲になっていればいいなと思います。     前回と合わせて長くなってしまいましたが、私が何を考えながら楽曲制作をしているか知って頂けるのは有難いことです。読んでくださった皆さん、ありがとうございました。   ◆紹介曲「 Baby Me 」 作詞:鞘師里保 作曲:orange spotting ◆紹介曲「 Winding Road 」 作詞:Kanata Okajima・鞘師里保 作曲:TAKAROT・FUNK UCHINO ◆2nd EP『Reflection』 2022年1月12日発売   <収録曲> 1.Go-by  2.Take a Breath 3.Melt  4.Baby Me 5.Winding Road  

    2022/02/15

  • Organic Call
    特別なんていらないし、ただ生き続けてくれればいい。
    特別なんていらないし、ただ生き続けてくれればいい。

    Organic Call

    特別なんていらないし、ただ生き続けてくれればいい。

     ロックバンド“Organic Call”(通称:オガコ )が、2022年2月3日にバンド結成5周年を迎えました。昨年11月には、3rd single「Hello,Good-bye」をリリースし、東名阪3会場で“Reunion Tour 2021”を開催。東京ファイナル公演となる渋谷 O-WEST はSOLDOUTし、大盛況で幕を閉じました。そして、2022年2月28日には渋谷 WWW にて結成5周年記念の2マンライブを開催予定。勢い衰えることなくそのスピードを加速しております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Organic Call”の平田真也による歌詞エッセイをお届け!今回はその第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Hello My Friend 」に通ずるお話。コロナ禍、なかなか地元に帰ることができないという方。大切な友だちにもずいぶん会えていないという方。いつか必ずもう一度会いたいひとがいる方。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 こんにちは、Organic CallのVo&Gtヒラタと申します。前回は第一弾ということでバンドについての軽い紹介をしましたが、第二弾の今回はしっかり歌詞についてフォーカスしていきたいと思います。2021年11月に最新リリースした3rd single『Hello,Good-bye』から「 Hello My Friend 」についてです。   コロナ禍になって地元に帰れない期間が長くなりました。僕の地元は青森で、田舎に住んでる方は分かると思うのですが、コロナに対して東京とはまた違う空気感があります。東京では1日に何人もが感染していて麻痺している中、田舎ではその人数も少ないので感染したら完全に晒され状態です。すぐに誰が感染したか広まります。とっても怖いですね。そんなこともあって両親もピリついていたので相談した上で帰省は避けていました。   Organic Callの楽曲は情景が頭に浮かぶ曲が多いと思うのですが、それは田舎出身ということが大きいと思います。地元と現在の住む都会との対比が多かったりします。僕にとって地元へ帰ることはHPの回復のような存在でした。そこで息を吹き返すというか。   そんな中、友達が決して多いという訳でもないヒラタにも、数少ない帰省してから会う友達がいました。そいつらは今元気にしているかな? なんてふとしたことから、この曲はスタートしました。その人たちに向けて、というわけではないのですが、この時期に人と会わなくなった人はきっとたくさんいるなと。それは高校を卒業してから会わなくなった友達とかにも通ずるなと。そんなことを考えながら歌詞を書き始めました。   この曲で歌詞をピックアップしたいなと思った箇所は、Cメロの<ティーンエイジャー 僕らは希望の海から来たのさ>というフレーズです。希望の海とは精子の海のことを示しています。つまり命が生まれるその瞬間であり人間にとって1番ピュアな瞬間です。ここから人になって寂しさや嬉しさを知っていくのです。   遠く離れた友へ、「Hello My Friend」。離れていても会うべく人とはいつか会うと思っています。特別なんていらないし、ただ生き続けてくれればいい。大切な人にはそう思います。だからその再会のために変わらない唄を歌い続けるのです。 <Organic Call・ヒラタナオヤ> ◆紹介曲「 Hello My Friend 」 作詞:平田真也 作曲:平田真也 ◆3rd Single「Hello,Good-bye」 2021年11月3日発売   <収録曲:> M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) M-3.茜色、空に灯す(Live ver.) ※M-3は盤によって収録曲が変わります   ・会場盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.茜色、空に灯す(Live ver.)   ・タワレコ盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) <配信サイト リンク> http://OrganicCall.lnk.to/ music

    2022/02/14

  • 家入レオ
    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。
    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。

    家入レオ

    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾です。みなさんは『アルケミスト 夢を旅した少年』という本をご存じですか? 家入レオが自身のデビュー10周年を思ったとき、この物語が浮かんだ理由とは…。今現在の想いを受け取ってください。 パウロ・コエーリョ著『アルケミスト 夢を旅した少年』をはじめて手に取ったのは…確か10代だったはず。何気なく「家入レオ アルケミスト」で検索してみると…2015年のブログがヒット。16才の時にある人に勧められ借りた本を4年越しに読んだと書いてあった。今現在自宅の本棚で完全私物化しているこの本が誰かの持ち物だった衝撃と、その“ある人”がどうしても思い出せないダブルの衝撃。   そして印象深いシーンや言葉があるとついページの端を折ってしまう私の癖が大いに反映されたドックイヤーだらけの『アルケミスト』を目の前にして暫く呆然としてしまった。今後もしこの本の所有者が分かったら勿論新品を買い求め、丁重に謝罪し、嫌がられなければ「数年越しですが本の感想を!」と何かご馳走しようと思う。   導入が随分と長くなってしまったけれど、『アルケミスト』を読み返そうと思ったのはデビュー10周年への想いを聞かれたことがきっかけだった。インタビュアーの方から「変わった部分は? また変わっていない部分は?」と質問され、私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。   本のあらすじはこうだ。羊飼いの少年・サンチャゴは、エジプトのピラミッドに向けて旅に出る。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。旅の途中での出会いや苦境を乗り越えることで彼は多くを学んでいく。物語の最後、彼が宝物を見つけたのは、とても意外な場所。読む度に新しい驚きを与えてくれる『アルケミスト』。   年齢や自分が置かれている状況によっても響いてくる言葉が違ってくるけれど、少年が自分の父親に、教会の神父になるための学校をやめて世界中を旅したい、と伝える場面はどんな時も私を励ましてくれる。   「彼らは金髪だったり、肌の色が黒かったりもする。だが、ここに住む人たちと、基本的には同じ人間なんだよ」と父親は優しく少年を諭す。「でも僕は、彼らが住む街の城を見たいんです」と少年は説明する。「旅人たちは私たちの土地を見て、自分もずっとここに住みたい、と言うんだよ」続ける父親。「でも僕は、彼らの住む土地を見たいんです。彼らがどうやって生活しているのかも見たいんです」と続ける息子。「いつかおまえにも、私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しいとわかるだろう」という言葉を残し父親はスペイン金貨を息子に渡し、世界を旅をする羊飼いになるため羊を買いなさいと息子を祝福する。   もしかしたら、いや、きっと高い確率で父親が言っていた言葉の本当の意味を少年は理解することになる。だけど、「私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しい」と外の世界を一度も見ずに言うのか、自分の足で行き自分の目で外の世界を眺めたのちに言うのか。どのようにしてその言葉まで辿り着いたのか、歳を重ねた時深みが違ってくると私は思う。   ある日の少年は神学校という安定を手放した自分を悔やむかもしれない。だけどそこから歩みを進めていれば必ず光は見えてくるし、本当に自分の運命を全うしていたら過去なんて振り返る暇もないほどの現在、今という瞬間から目が離せないはず。   挑戦する道には必ず困難があり、必ず光もある。それは安定の道を歩いても同じことで、人生は結局どの道を選んでも心を引き裂かれるような痛みがあるし、生まれてきて良かった喜びに頬を濡らす日がある。   それなら、私は音楽と共にありたい。宝物を探して、世界中を旅して、見たもの、聞いたもの、触れたもの、全てを歌にしたい。少年サンチャゴが宝物を見つけた場所が「あそこ」で、ちゃんと戻ってきたように。これから10周年以降で起こることで私がいくら変わっても、変わらない音楽があることが全て。 <家入レオ> ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/10

  • 上野大樹
    掬うことが救うことになることをこの作品で知った。
    掬うことが救うことになることをこの作品で知った。

    上野大樹

    掬うことが救うことになることをこの作品で知った。

     2021年12月15日に“上野大樹”がニューアルバム『帆がた』をリリースしました。独特な空気を纏ったバラード「波に木」、今までにはないメロウなバンドサウンドを奏でる「朝が来る」、四つ打ちで心を高揚させるサウンドに包まれた「揺れる」、上野大樹の王道ポップス「航る」、情景を鬱陶しくもリアルなまでに思い浮かばせる「フィルム」。新曲の中にひっそりと佇む、ファンの中ではすでに人気曲でもある「白花」「アカネ」。 今の上野大樹を深く、そして広く知ることができる渾身の1枚となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“上野大樹”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、上野大樹の歌詞の軌跡のお話。本格的に音楽を始めた18歳の頃と今、変化した価値観とは…。自身が歌詞を書くとき大切にしていること、作詞の軸になっている想いを明かしてくださいました。是非、今作の歌詞と併せて受け取ってください。 第2弾:上野大樹の詞 ここ数年、詞をピックアップされることが増えた。自分の中ではまだその評価が不思議な感覚になる時がある。   上京して本格的に音楽を始めた18歳。目標に向かって何かをするというよりは、今を充実させたくて、とにかく大学卒業の22歳まで自分のことを詞に書き続けた。歌の中では壊滅的に常に自分が主人公であり、攻撃の矛先を探したり時には浸たったり、塞ぎ込んだ生活がそのまま歌になっていた。   その4年間、詞を褒められることは特になく、何なら「上野くんは詞がもっと書けたら良いのにね」とぽつりと言われることの方が多かった。そんな自分が今のようなライティングをするようになったのはいつだろう、と考えてみた。   大学卒業のタイミングで今の制作チームと出会った。東京での居場所がひとつ失くなったが、良く言えば自由になった当時。友達やその当時の恋人とも何故かこのタイミングで縁が切れた。出会いがあれば別れがあるとはよく言ったもので、今現在の繋がりがこの当時の出会い全てであり、その当時の別れがそれまでの自分の全てであった。   制作チームとの最初の作品は「青」だった。藁にもすがる思いで、何かを振り向かせたくて、多くの時間と思考を注いだ記憶がある。   作品を作る過程で、自分と同じ目線で意見を述べてくれて、心から納得して自分の意見に賛同してくれるという経験をこの時初めてした。作品を作ることが、自分の為だけではなく、リスナーやもしかしたら世の中の為になるのでは、と初めて思えた作品でありレコーディングであった。かなり省いて要約してしまったが、青はそれほどまでに今の自分に影響を与えた作品だった。   この制作を経て、作品が自分の気持ちを吐き出す場所から、誰かの気持ちを掬い出す場所となった。救うではなく、掬うだ。烏滸がましいものではなく、気付いてピックするという簡単な作業。掬うことが救うことになることをこの作品で知った。「ラブソング」や「て」はそんな経験を経たから出来た曲だと思っている。   改めて、自分の詞を今一度分析しても、今でもこれで大丈夫だろうかと毎回悩む。怖いもので、リリースをすると今後塗り替えることは余程のことがない限り無理である。   詞は恐ろしいほどに自分を象徴する。 メロディなんてどうとでもなる。ただ、詞は無理だ。   上野大樹の詞に普遍的なものを感じ、何かの救いになってくれてるとしたら、掬った意味があったなと思う。ただ、この作業も何かのきっかけで出来なくなる可能性がある。それは勘違いしてしまった時、奢りが出た時。調子に乗ったら、自分と周りとでズレが生じたら。そんな危機感を覚えながら毎日散歩をして色んな所に目を向ける。   詞は自分が見たものが全てだ。自分が感じたこと、思ったことが全てだ。正解だと思ったら、きっと誰かに間違いと言われても曲げることは出来ないと思う。性格的にも、、、   自分の詞がこれからも誰かの救いになれるように。掬えるほどの視点と心を持った人間を、まずは維持し続けたいと思う。その先に、更により個性となる上野大樹の詞が完成したら良いと思う。 <上野大樹> ◆ニューアルバム『帆がた』 2021年12月15日発売 ANXZ-25620 ¥3,300(税込) <収録曲> 1.航る 2.波に木 3.白花 4.揺れる 5.朝が来る 6.フィルム 7.アカネ 8.彼方 9.リジー 10.合い着 BT.ラブソング(ライブバージョン)

    2022/02/09

  • 鞘師里保
    自分の気持ちとすれ違ってしまう歌詞に本当の情熱は乗せられない。
    自分の気持ちとすれ違ってしまう歌詞に本当の情熱は乗せられない。

    鞘師里保

    自分の気持ちとすれ違ってしまう歌詞に本当の情熱は乗せられない。

     2022年1月12日に“鞘師里保”が、2nd EP『Reflection』をリリースしました。今作は、1st EP『DAYBREAK』(=夜明け)で昇った太陽が、水面地上を照らす“光の広がり”を表しております。また、1st EPの作家陣に加えて、NiziUなどへの楽曲提供が話題のKanata Okajimaや南カリフォルニア育ちのシンガーソングライターMichael Kanekoが初参加。全5曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“鞘師里保”による歌詞エッセイをお届け!今回は【前編】です。綴っていただいたのは、歌詞について、言葉についての想い。そして今作の収録曲「 Take a Breath 」のお話。歌のグルーブ感を大事にするため、こだわったワンフレーズとは。是非、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 はじめまして! 鞘師里保です。歌ネットさん、いつもお世話になっています。たまに自分の歌詞を検索させて頂いたりなどもします。   私は昨年からソロで音楽活動を始め、同時に作詞を始めました。   私は歌を届けたりパフォーマンスをするとき、自分が心からワクワクしたり、内側からエネルギーや感情を生み出しながら歌い踊ったりすることが出来ているのか。それをとても大事にしています。それが大きければ大きいほど、見ている方にも強く訴えられるのではないかと思います。   だからこそ、自分がこのテーマを、この言葉を届けるんだと。言葉を選んでゆく作業は大切にしなければいけません。   私はまだ詞を書き始めて間もないので、今後、言葉に関しての考え方は変わっていくと思います。   そんな中、今の時期だからこそ意識しているのは、きちんと感情の深部からの言葉を書き出す事。   自分の見たくない部分と向き合わなきゃいけない瞬間も多いので、少し辛くなったりもしますし、歌詞の提出がすごく恥ずかしくなっていってしまうんですけどね。   いつも詞が完成すると思い切ってマネージャーさんにデータを送るものの、のちに何人ものスタッフの人達に読まれる事を冷静に想像して、何度も送信取り消しをしてしまう。などしてしまいます。。   それでも、自分の気持ちとすれ違ってしまう歌詞に本当の情熱は乗せられないと思うので、いつも恥ずかしい気持ちと戦いながら言葉を選んでいます。     そんな私ですが、1月に2nd EP『Reflection』をリリースしました。せっかくなので、この機会に数曲ピックアップして少し楽曲のメッセージを深掘りさせて頂いたり、私がどんな方法で作詞をしているのか知って頂く機会になればと思います。   今回は、EPの2曲目に収録されている「 Take a Breath 」について。   同じような毎日の生活の息苦しさから抜け出して、一息つきたい。という曲。   歌詞の中では、自分と君が登場します。君という存在のおかげで、日々をひっくり返すきっかけを見つけ、ふたりで夜通し自ら気持ちの赴くまま走る。   勿論、人それぞれ心地よいと感じる生き方は違うけれど、もし今の状況から抜け出したいのに、色々と細かい理由があるのだとしたら、また何か別の理由を作って一度逃げ出せばいい。何かひとつ自ら大きく行動できた時って、少し自信がついて強くなれた気がすると思うんです。動き出せた時のそんな気持ちを後半では表せたらなと思いました。   この曲は聴いていただくと分かると思いますが、ファンクなダンスナンバーになっています。リズム感を歌い方でも伝えられるように。ということをまず頭の片隅におきながら作詞しました。   楽曲制作の際、曲先行と詞先行(同時の方もいらっしゃるかと思いますが)と方法があるのですが、作曲の宮野さんとは、前作の「Find Me Out」を詞先行、今作「Take a Breath」は曲先行で作っています。   とはいえ、作曲前から、曲のイメージや歌詞に入れ込みたいメッセージみたいなものは私から伝え、事前に細かく打ち合わせもさせていただきながら共有しています。それは他の楽曲も同様に行っていることが多いです。   曲先行で、楽曲のデモが来る段階には、曲の世界観をイメージしやすいように、そして詞が書きやすくなるように、英語風の仮歌を入れて頂いている事が多いのですが、今回の場合、キャッチーなフレーズの部分は、デモの時から既に出来ているようなものでした。   ♪ I want to take a breath~   ♪ Everything's gon' be alright   この辺りは、ほとんどデモのままです。先述したように、曲のテーマは事前に話し合いをしているので、書きたいことのイメージは元々持ってはいたけれど、こうして引っ張っていってくれるようなフレーズなどがあると、広がっていきやすいし、すごく助かります。   勿論、それでも昼間に書いたり夜中に書いたり、、 たっぷり時間を使って書き上げました。   ちなみに、その ♪ Everythig's gon' be alright~ の部分なのですが、 元々は、よく使う短縮系の文法で、 ♪ Everthing's【gonna be】alright にしていました。でも、これだと歌う時に、「ゴナビー」or 「ガナビー」になるんです。   そうするとどうなるかというと、言葉の歯切れが良すぎて、私の場合、歌のグルーブ感が途切れてしまうんですね。ただ、これ以外の言い回しを知らなくて、自分の歌い方の意識で気持ちの良い部分を探そうとしていました。   そして、レコーディングの日が直前に近づいてきたある日、違うアーティストの歌を口ずさんでいたときに、たまたま、今Gonna be alright的なことを言っている。でもgonna be ではない!なんだろ! という瞬間があったんです。   急いで検索したら、【gon' be】と書いてありました。これだったら「ごぉ~n びー」って歌うことができる!途切れない!   奇跡的な出会いをすることが出来ました。どうしようかずっと悩んでいたので、凄く喜んだ記憶があります。   英語も色々あるんですね。「いらっしゃいませ~」が次第に「っしゃっせ~」になる。みたいな感じでしょうか。   もしよかったら、歌い比べてみてください。印象が変わると思います。   他にもこの曲は、意外と歌い回しが難しい部分が多くて、私が特に気をつけてレコーディングで歌ったのは、   ♪ひたすらループして daze daze daze~ の「ひたすら」のリズムです。   イメージ的には「ひたっすら」という感じなのですが、「っ」を意識しすぎるとリズムに遅れてしまうので、ぜひ気をつけながら、歌ってみてください。   リズムに乗りこなせたら、とても気持ち良いです。   次回は、更に2曲くらいについてお話できればと考えています。よかったらまた読みに来てください。 <鞘師里保> ◆紹介曲「 Take a Breath 」 作詞:鞘師里保・宮野弦士 作曲:宮野弦士 ◆2nd EP『Reflection』 2022年1月12日発売   <収録曲> 1.Go-by  2.Take a Breath 3.Melt  4.Baby Me 5.Winding Road  

    2022/02/08

  • eill
    私はその横顔をとてもとても、愛おしくて美しいと思った。
    私はその横顔をとてもとても、愛おしくて美しいと思った。

    eill

    私はその横顔をとてもとても、愛おしくて美しいと思った。

     2022年2月2日に“eill”が、メジャー1stアルバム『PALETTE』(読み:パレット)をリリースしました。今作には、TVアニメ『東京リベンジャーズ』のエンディング主題歌となったメジャーデビュー曲「ここで息をして」を始め、月9ドラマ・映画・Abemaドラマなどの大型タイアップ楽曲と、新たにレコーディングされABEMA『私が獣になった夜~名前のない関係~』主題歌に起用された「片っぽ - Acoustic Version」に加え、CD商品でしか聴くことのできない「ここで息をして - Extended Version」など全13曲を収録!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“eill”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 いけないbaby 」にまつわるお話。みなさんは今、好きなひとはいますか? 本当に会いたいと思うひとは誰ですか? 自分にとっての<君>を頭に浮かべながら、このエッセイと歌詞を受け取ってください。 「 いけないbaby 」 少し寒い 冬のはじまり   世の中が少し落ち着きはじめた頃   コロナ禍で会えていなかった友達と久々に会った。   恋話で盛り上がる夜。   「ねえねえ、今まで好きになった人のなかで一番好きなひといる? 私はね…」   「実はあの時、彼のことが好きだったんだ…!てか今もかも!あはは」   「大好きな人がいてね、でも好きって言えないの、でも気持ちも消えないの。どうしたらいいのかな。」   「ずっとずっと好きだったよ。」   会えない間に紡がれた沢山の物語と想いが 色んな人から溢れ出した。   そんな夜の帰り道は みんなおんなじような顔をする。 隣にいる私じゃない、誰かを思い浮かべてる顔。   きっと私もそう。   それぞれ、心の中にいる誰かを思い浮かべて、優しい表情で、少し涙目で、空に浮かんだ星を数えてる。   張り裂けそうに切ないはずなのに なぜか心は前を向いている。   私はその横顔を とてもとても、愛おしくて美しいと思った。 人を好きになること。奇跡みたいだった。   …   会えない時間に気づいた自分の気持ち。 本当に会いたいと思う人の存在。   運命でも 運命じゃなくても そんなのどうだっていいの。   たった一度の私の人生で あなたと出会えて あなたに恋に落ちて あなたを想う夜がここにあってよかった。   だからね   「幸せならそれでいい」   笑顔で伝えた。   言葉の裏側には   「あなたと幸せになりたかった。」   だってあなたに敵うもんなんてなにもないから。   そんな願いが隠れてるのかな。   …   久しぶりのラブソングを描きはじめる。   叶わない恋じゃない。 どこにでもいるふたりじゃない。   どうかどうか幸せに。 ふたりでなって。   はじめてのねつを おなじねつを 半分こできますように。   最後はそんな願いを込めて歌詞を描いた。   …     あれから少し時間が経って   アルバムがリリースされて   冬の真ん中になった。   また 会いたい人に会いづらい世の中になった今   違うひとの隣にいることを選んだ恋   ずっとずっとねつを持ったまま、あたためている恋   冷めてしまった恋   ねつを半分こした恋   幾千もの想いが交差する中で   いま、一番会いたい人に   題名をつけました。   「いけないbaby」   あなたが会いたい人は誰ですか? <eill> ◆紹介曲「 いけないbaby 」 作詞:eill 作曲:eill ◆メジャー1stアルバム『PALETTE』 2022年2月2日発売 CD PCCA-06106 ¥3,300(税込) CD+Blu-ray PCCA-06105 ¥4,500(税込)   <収録曲> 1. いけないbaby 2. ここで息をして 3. 23 4. palette 5. hikari 6. 花のように 7. プラスティック・ラブ 8. ただのギャル 9. honey-cage 10. 片っぽ - Acoustic Version  11. letter... 12. HARU 13. ここで息をして - Extended Version ※パッケージにのみ収録。

    2022/02/07

  • SCANDAL
    丈夫で壊れやすい鏡。
    丈夫で壊れやすい鏡。

    SCANDAL

    丈夫で壊れやすい鏡。

     結成15周年を迎えた“SCANDAL”が、2022年1月26日にオリジナル・アルバム『MIRROR』をリリース!昨年リリースした「eternal」「アイボリー」「one more time」のほか、新曲7曲を追加した全10曲が収録。今作はメンバーそれぞれが作詞作曲を手掛けた楽曲も収録されております。アルバムならではの楽曲が多数収録されているのでお楽しみに…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け。今回が最終回。執筆を担当したのは、ドラムのRINAです。コロナ禍でアルバム『MIRROR』を作り上げるまでの想い。そしてタイトル曲であり、アルバムの入り口を飾る1曲 「 MIRROR 」 のお話です。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 「 MIRROR 」 真っ白で目印もない世界に放り込まれて、ずっと、探し物しているみたいだった。世の中の状況が一変して、音楽が止まった。頑張るのも諦めるのも違くて、その場にただ立ち止まった。走り続けた足を止めて、強制的に立ち止まりながら“今、ここ”に起きている出来事や自分に向き合う。そんな制作期間だった。   光、繊細、丸く柔らかい感覚。これから先も長く演奏できて、自分たちが感じる女性らしさがある曲が良い。書きたいものがどんどん抽象的で軟いものになっていった。具体的にしたいものが分からなかったし、正解も要らなかった。   コロナ禍でリリースしたシングル3部作は、“新しくて好き!”とか、“音楽性が変わって大人しくなった。”とか色んなリアクションが届いて面白かった。何より私自身が全部の意見に納得できて、分かる分かると頷いてた。   少しずつ、丁寧に。異常なまで神経質に細部にまで拘って、10枚目のアルバムを仕上げた。自分たちのバンドなのに、何か少しでも手を抜いたら神様にビンタされそう…と思う笑。色んなメンタルになりながらも、ぬかりなく。4人それぞれが今できることを全部やり切って、本当に個性的で不思議で自分たちらしい良いアルバムが出来たと思う。   アルバムタイトルがなかなか決まらず、「もうこれ以上待てません!」と言われた日にもまだ、曖昧な言葉で話し合った。最後の最後にふと「ミラーは?」と。「うわぁ…それだ!」となってからは早かった。話や気持ちが前に進んだ。   それから、アルバムの1曲目になる「MIRROR」と言うリード曲を作ろうとなった。ここに辿り着くまでに何度も話してきた、上手く説明し切れない感覚を、全部そのまま歌詞にしようと思った。遠回りに何一つ無駄はなく、伏線回収するみたいにしっくりくるタイトルと曲に辿り着けた。   丈夫で壊れやすい鏡。好きな部分も嫌いな部分もあるそのままの姿を映しながら、それを受け入れたり、時にはカウンターを打つよう跳ね返したり。立ち止まってバンドや世界に向き合った自分たちから一歩前進して書いた曲。   全世界に届け!ひとりでも多くの耳へ。と、大前提で祈りつつも、心の奥の方では届くべき人の元へ飛んでいけ~!とも思っているし、自分達のために作ったエゴイスティックなアルバムでもある。きっとこれを作らないと次に進めない気もしてたから、完成させられた時点でなんだか1ポイント勝ち取った気分。   誰もがそのままの自分で、みんな違う個性を持ったまま、もっと認め合って交われたら、と。いつも、ずっと、思ってる。 <SCANDAL・RINA> ◆紹介曲「 MIRROR 」 作詞:RINA 作曲:MAMI ◆10th ALBUM『MIRROR』 2022年1月26日発売 【配信】 https://jvcmusic.lnk.to/MIRROR 【通常盤】CD VICL-65653 ¥3,300(税込) 【初回限定盤A】CD+DVD VIZL-2001 ¥4, 400(税込) 【初回限定盤B】CD+雑誌 VIZL-2002 ¥4, 400(税込) 【完全生産限定盤】CD+DVD+GOODS ※豪華 BOX 仕様 VIZL-2003 ¥11,000(税込)   <収録曲> 1. MIRROR 2. eternal 3. 愛にならなかったのさ 4. 彼女はWave 5. 愛の正体 6. アイボリー 7. 夕暮れ、溶ける 8. 蒼の鳴る夜の隙間で 9. プリズム 10. one more time   bonus track 1. Living in the city 2. SPICE ◆10th Album『MIRROR』予約特設サイト https://www.her-label.com/ MIRROR/

    2022/02/04

  • Organic Call
    ライブハウスは最高の場所です。
    ライブハウスは最高の場所です。

    Organic Call

    ライブハウスは最高の場所です。

     4人組ロックバンド“Organic Call”(通称:オガコ )が、2022年2月3日にバンド結成5周年を迎えました。昨年11月には、3rd single「Hello,Good-bye」をリリースし、東名阪3会場で“Reunion Tour 2021”を開催。東京ファイナル公演となる渋谷 O-WEST はSOLDOUTし、大盛況で幕を閉じました。そして、2022年2月28日には渋谷 WWW にて結成5周年記念の2マンライブを開催予定。勢い衰えることなくそのスピードを加速しております。    さて、今日のうたコラムではそんな“Organic Call”のヒラタナオヤによる歌詞エッセイをお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは、5周年を迎えるまでの軌跡。そして渋谷WWWにて行われる5周年企画の意気込みです。楽曲と併せて、是非この想いを受け取ってください…! 初めまして、Organic CallというバンドでVo&Gtをやっているヒラタナオヤと申します。今月は今回を含み3回に渡り、歌ネットさんにてエッセイを書かせていただきます。1回目の今回はバンドのことについて書いてみようと思います。歌詞については次の2回で書くつもりなのでお楽しみに。   僕の所属しているOrganic Callは、2月3日で初ライブから5周年を迎えます。初ライブは2017.2.3 at.下北沢MOSAiCにて行いました。ライブの記憶はイマイチ無く、東京のライブハウスということで、青森出身の弱冠20歳であった僕にとっては少し怖いところでした。 今では下北沢という場所はとても落ち着く街になりました。逆に遠征でよく行く大阪や名古屋などはまだ慣れません。それから知らぬ間に全国を飛び回りながら年間100本ライブを行うロックバンドになっていました。人生何があるかわかりませんね。   5年間もバンド活動をしていると沢山の環境の変化があり、特にバンドの入れ替わりなんかは最近よく感じます。バンドの飛躍の仕方も以前とは大きく変わりつつあり、ライブハウスでというよりSNSでの広まりがかなりの影響力を産んでいます。   もちろん今までだったら届かなかったところにまで届く可能性があるのは嬉しいですが、それも維持しながら、やはりライブハウスでの一瞬一瞬が大切なバンドでありたいと思います。だからこそ全国いろんなところに歌いに行きます。その目で見て耳で聞いて感じてほしいのです。   既にチケットはソールドしていますが、今月末には渋谷WWWにて5周年企画があります。やれる範囲で自分たちのやるべきことをやる、それのみだと思っています。   僕がいろんな人を守るとかそんなんじゃない。ただ、ライブハウスは最高の場所です。来れる時や来れなくなる時期があってもいい。ライブハウスに戻って来た時にいつでもカッコいいロックバンドを観せられるように、そのために牙を研ぎ続けます。 <Organic Call・ヒラタナオヤ> ◆3rd Single「Hello,Good-bye」 2021年11月3日発売   <収録曲:> M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) M-3.茜色、空に灯す(Live ver.) ※M-3は盤によって収録曲が変わります   ・会場盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.茜色、空に灯す(Live ver.)   ・タワレコ盤 M-1.Hello My Friend M-2.Good-bye M-3.Hello My Friend(Another ver.) <配信サイト リンク> http://OrganicCall.lnk.to/ music

    2022/02/03

  • 上野大樹
    兄のギターを借りて暇潰しに“弾き語り”を始めた高校2年生。
    兄のギターを借りて暇潰しに“弾き語り”を始めた高校2年生。

    上野大樹

    兄のギターを借りて暇潰しに“弾き語り”を始めた高校2年生。

     2021年12月15日に“上野大樹”がニューアルバム『帆がた』をリリースしました。独特な空気を纏ったバラード「波に木」、今までにはないメロウなバンドサウンドを奏でる「朝が来る」、四つ打ちで心を高揚させるサウンドに包まれた「揺れる」、上野大樹の王道ポップス「航る」、情景を鬱陶しくもリアルなまでに思い浮かばせる「フィルム」。新曲の中にひっそりと佇む、ファンの中ではすでに人気曲でもある「白花」「アカネ」。 今の上野大樹を深く、そして広く知ることができる渾身の1枚となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“上野大樹”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作『帆がた』の制作にも通ずる、彼が音楽を始めたキッカケのお話です。なぜ、歌い始めたのか。そしてなぜ、歌い続けているのか。そのひとつの答えを歌詞と併せて、このエッセイから受け取ってください。   第1弾:歌を書くこと   目立つことが好きだった3兄弟の末っ子。家でも学校でも注目を集めて自分の話をしたり、見てもらう事が好きだった。そんな人格も高校1年生の頃に終わりを迎えた。   小学4年生からサッカーを始め、日本代表まで手が届くかも、と思っていた未来が突然絶たれ、自尊心を完全に失ったからだ。勉強はそこそこに出来たが、別に人に注目して貰いたいような“特技”に極めたいとは思わなかった。自分が自分で居られる為の本質がまっさらになってしまった。   そんな高校生活は、とにかく人目を避け、距離を取り、尖ることで人を近付けないようにしていた。きっとあの頃の自分を知っている人は100人中100人が自分を苦手だったと思う。可哀想だと思われるのが一番嫌だった当時は、全力を出す事をダサいと決めつけていた。適当に振る舞うことで底まで落ちたことも“余裕なんだ”と思われたかった。本当は全てが辛かったし、人間関係にもトラウマが出来るほど人との対話に困った。   そんな自分を再度0から創り上げるキッカケとなったのが音楽だった。兄のギターを借りて暇潰しに“弾き語り”を始めた高校2年生。   偶然知ったネットの配信アプリで歌を歌ってみたら、顔も名前も知らない人達に褒めて貰えた。そんな成功体験が、始めてすぐに起こったのでとても嬉しかった。自分の今までの事が0になった当時、何となくではあるが自分のアイデンティティになりそうなものが見つかった感覚だった。   学校では身を潜め、家では自室に篭り、歌やギターの練習をしてネット配信で披露する毎日。両親は当時、自分の部屋でスマホに向かって歌を歌ったかと思ったら、ぶつぶつと話し始める息子をどう感じていたのだろう。。。   ただ、特技がなくなってしまった当時の自分は、歌を歌って褒められる事がとにかく楽しかった。次第に歌を歌うだけではなく、作詞作曲で人に褒められる事が“誰にも出来ない事”と思い始め、今の音楽活動の始まりに繋がった。サッカーを辞めた当時、一度葬り去った“目立ちたい”という人格がここでまた復活を遂げた!   今も100ではないにしろ、誰かに褒められたいという当時の気持ちはまだ心の片隅に残っている。音楽に特別触れていたわけでも、元々才能があったわけでもない自分が、突然変異のように音楽に夢中になれたのはきっと「音楽に救われた」とか「音楽が好きだった」以上にこの成功体験が鍵になっているような気がする。     昨年12月に2枚目のアルバムを出した。今までに何百と曲を書いたはずなのに、アルバムの10曲を作るのは容易ではなかった。歌を書く意味が“誰かに褒められたい”だけでは底を尽きてしまったからだ。   音楽の本質と向き合い、自分の可能性をどうにか探る時間だった。見つかったかはわからないけど、アルバムは完成した。だけど、ここからはまた新たに歌を書く意味を見つけなければならない。それも沢山。燃料は多いに越した事はない。   26歳を目前に「支えてくれているリスナーに歌を届けたい」は大前提にあるとして、自分を再定義できるキッカケとなった“歌を書くこと”を、今度はもう少し本質的に見つめて、これからも沢山の歌を書き続けたいと思う。   <上野大樹> ◆ニューアルバム『帆がた』 2021年12月15日発売 ANXZ-25620 ¥3,300(税込) <収録曲> 1.航る 2.波に木 3.白花 4.揺れる 5.朝が来る 6.フィルム 7.アカネ 8.彼方 9.リジー 10.合い着 BT.ラブソング(ライブバージョン)

    2022/02/02

  • ハク。
    『若者日記』ができるまで 【後編】
    『若者日記』ができるまで 【後編】

    ハク。

    『若者日記』ができるまで 【後編】

      平均年齢19歳 の4人組バンド“ハク。”が、2022年1月19日にミニアルバム『若者日記』をリリースしました。2021年3月に初のデジタルシングル「BLUE GIRL」のリリース以降、5曲のデジタルシングルをリリース。そのデジタルシングルはもちろん。音楽サイトにて人気を博し、現在もライブで人気の楽曲「アップルパイ」を含む全8曲収録となります。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ハク。”のあい(Gt.&Vo.)による歌詞エッセイをお届け。【前編】では「ハク。を組むまで」の軌跡と「若者日記が出来るまで」のお話を綴っていただきました。【後編】はその続きのお話です。バンドを組んだことによる変化。そして19歳の今の気持ち。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 初めて歌詞エッセイを書いてみて、文章にするのはなかなか難しいなあと思いました。1年半ぐらいの事をギュッとまとめるこの行為は、中学の卒業前の思い出作文が最後だったと思うから。   1個ずつ丁寧に思い出そうとしたけど、思い出そうとしたらごちゃごちゃして疲れちゃって。だから朝、目覚めた瞬間、顔と右手だけ布団から出して、スマホを持ち、頭ぽやぽや状態で思い出してみた。そしたら頭のビデオのスイッチがONされたみたいに、映像として流れてきた、思い出すのは苦じゃなく、結構楽しかった(多分そのまま二度寝してたら夢の世界まで持って行ってたと思う!)。   …では、改めて、私がバンドを組んだことについて。確実に心が豊かになったと思う。最初は4人の国だと思ってたのが、今はだんだん広がって大国になっているのだ。目には見えない繋がりというものは本当にあるんだなと思った。   そしてその大国の住人たちから、私自身、刺激受けたな~受けているな~と感じている。もっと大胆でいたかった高校時代。消極的な要素が多かった私に密かに+αしてくれていた。当時は気づけなかったけど、今はその+αが私にとって良い肥料になっていると感じる。変な形の花が咲いて、理解されない事は怖いと思っていたけど、そうでもない。   それは、友達が変な形の花を咲かせていても「わ!やべぇヤツがいる、サイコー!」みたいに私自身が受け入れられる様になったから。ということもある。そして前よりも確実に生きやすくなった。だからバンドを組んで、豊かになって、そりゃあしんどくて涙ぽろぽろだぜ、なんて日は珍しくないけど、良いのです。それが、あい、19歳の今の気持ち。   『若者日記』については、曲が出来た時どんな感じだったか。などを前編で書いた。実は「アップルパイ」はハク。が1番最初にレコーディングした曲で(『若者日記』に収録されているのは後から録り直したもの)、次に「BLUE GIRL」だったのだけど。特にこの2つは、最後歌を入れる時、自分の声に違和感を持ったのを思い出した。ライブとは違う、ヘッドホンから声が直で耳に入るあの感じ。不思議だったなあ~と。   次に、この2つの曲以外にも歌詞を見てみると、「願い」が込められたものが多いなと思う。これも高校時代、消極的な私からの、もっとこうしたい。とか、こうなりたい。の想いが言葉として姿を現し、メロディーにのって曲になっている。そんなところが生々しく、素直に曲を作って良かったなと今思う。   今回、歌詞エッセイを書くことでたくさんのことを思い出し、当時の考えと今の考えを照らし合わせてみたり。文字にして振り返るのもたま~には良いかも~!と思いました。また文章を書く機会があって、とてもヘンテコなものに仕上がっても良かったら、読んでみてください。 <ハク。あい(Gt.&Vo.)> ◆1st Mini Album『若者日記』 2022年1月19日発売 PECF-3265 ¥1,980(税込) <収録曲> 1.ワタシ 2.BLUE GIRL 3.本物 4.カランコエ 5.ame. 6.hitonatsu 7.アップルパイ 8.ふたり基地

    2022/02/01

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