宮沢和史作詞の歌詞一覧リスト  283曲中 201-283曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
月に降る雨THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史鶴来正基もっとずっと もっとずっとそばに来て もうそれ以上 うそれ以上見つめないで 同じ道を歩き 同じ景色の中 僕らは違うもの見つめていた  もっとずっと もっとずっとそばにいて そっと触れて そっと抱いて確かめ合う 違う人を愛し 違う神を信じ 僕らは同じ事考えてた  月に降る雨 音も無く降りしきる さまよう君の 足音が響くだけ  何度でも 何度でも 君が欲しい もうこれ以上 もうこれ以上近づけない 違う道を歩き 違う雨に打たれ 僕らはこの夜にたどり着いた  月に吹く風 音も無く吹き荒ぶ さまよう僕の 足跡は消えてゆく 月に降る雨 音も無く降りしきる さまよう君の 足音が響くだけ  疲れを知らず求める二人 天使の翼ひきちぎるように 砂漠に落ちる彗星のように 声を忘れたカナリアのように 鎖が切れたロザリオのように 道に迷ったミツバチのように 何度も愛を求める二人 出口を求めるマグマのように 車輪がとれた機関車のように 夜にしがみつく夕陽のように グラスに溺れる羽アリのように 油が切れた歯車のように
不自由な運命の中でTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史渋谷慶一郎黒いインクで 塗り潰した街に 何度も君は空の色を塗る 愛されぬまま 育つ幼子のように 唇に微笑み隠した 目蓋閉じれば 二人だけ残して 音も立てずに 世界は滅びる  5つ数えて切れた 電話だけが ただいつまでも リアルに響く はぐれないように二人は 震える胸を抱き寄せる 生きることも やめることも 不自由な運命の中で  吸い殻色に 塗り潰した街で 今夜も君は空を切り刻む 涙がにじむ 君の眼差しの中に 逆さまの月が浮んだ はぐれないように二人は 強く唇を寄せ合う 走ることも やめることも 不自由な運命の中で 踊ってたって 誰も 満たされない週末 祈ってたって 誰も 救われない現実 僕らは愛を求め そして愛に迷う 傷跡だけを背に いくつも刻みつけて  はぐれないように二人は 震える胸を抱き寄せる 生きることも やめることも 不自由な運命の中で はぐれないように二人は 強く唇を寄せ合う 走ることも やめることも 不自由な運命の中で はぐれないように二人は 震える胸を抱き寄せる 生きることも やめることも 不自由な運命の中
神様の宝石でできた島THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史朝本浩文・宮沢和史さあ 目を閉じて 月が闇へ逃げるまえに 少しだけ眠りなよ 僕もここにいるから そう 僕らは急ぎ過ぎていただけだろう 言い訳を考えるヒマもないくらいに  満月の夜には きっと見えるだろう 遠く離れてても 世界のどこにいても  君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが 今もなお 星を讃え 輝いているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で  さあ 泣かないで 窓に透ける朝焼けが 君の涙に映っては流れ落ちる そう 僕らはウソに慣れていただけだろう 言い訳を言う優しさもうすれていた  通り雨がきても きっと聴こえるだろう 遠く離れてても 世界のどこにいても  君と唄い 共に生きた かけがえのない想い出が 今もなお 星を讃え まばたいているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で  君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが 今もなお 星を讃え 輝いているね サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ 神様の宝石でできた この島で  君と会った島で  君と会った島で……
恐怖の昼休みTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM今日も大きらいな ぶどうパン 見つからないように かくしちゃえ 食べたくない物は いつも机の中  おいおい おいらの身になれよ カビたパンやみかんは コリゴリさ 日曜日にゃ くさくて みんなの笑い者  かんにん袋の緒が切れた かずやの机は大暴れ  わ~お わ~お 恐怖の昼休み  手当たり次第に 教科書や クラスメイトたちを 食べだした まわりの机も つられて大さわぎ  ごめんよ神様 助けてよ! 給食残さず食べるから  わ~お わ~お 恐怖の昼休み  とうとうかずやも食べられた あいつの胃の中 カビだらけ  わ~お わ~お 恐怖の昼休み  遠くで誰かが 呼んでいる かあさんの声で目が覚めた  わ~お わ~お ちこくだ 朝ねぼう わ~お わ~お ちこくだ 朝ねぼう  
愛を見失うほど宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史愛を見失うほど 狂わせてよ 今夜だけは 燃え上がる炎の中へと 連れていって  失うたび奪い合い 持て余せば捨て去る 誰も性に逆らえずに  与えられた愛よりも 与えた数を数え 人は時間をすり減らす  いつか夜が明けるから 闇夜でも歩いてゆける もつれあうパズルの中で 二人は 心 通わせる  愛を見失うほど 狂わせてよ 今夜だけは 燃え上がる炎の中へと 連れていって  いつか雨も乾くから 寒くても祈ってられる もどかしい季節の中で 二人は 心 からませる  愛を見失うほど 狂わせてよ 今夜だけは 燃え上がる炎の中へと 連れていって
抜殻宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史運命はベールに包まれ 誰にも解けぬ謎を残し愛を間引く 人は皆 誰かを求めて 模型の帆船に揺られ瓶の底を走る  今夜は雨になるだろう 夏の足跡 洗い流すため  人生をもう一度 やり直したとしても 同じ道を歩いて 君に出会うだろう  結末は分かっていたけど 僕らは筋書き通りの役を演じた 人は皆 誰かに恋がれて 時間を止める為だけに時を費やす  明日には秋になるだろう 抜殻だけを窓辺に残して  人生をもう一度 やり直したとしても 同じ道に迷って 君を探すだろう  人生をもう一度 やり直したとしても 同じ道に迷って 君を探すだろう  人生を何度でも ふりだしに戻しても 同じ道を歩いて 君に出会うだろう
Seven Days, Seven Nights宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史口笛吹いて 君を誘って 二人乗りで代田橋まで行く  ジャングルジムに 隠しておいた 満月を君に見せてあげたい  Seven Days 僕らはいつも手ぶらで 暮らしてた 君がそばにいれば怖くはなかった  12時過ぎの 下北沢は バイト帰りの人賑わう町  道に落ちてた ソファーを運ぶ こそ泥みたいな二人に吠える犬  Seven Nights 100円玉ほどもない プライドを ポケットから出して見せびらかしてた  眠れない 夜に作ったつまらない 歌は全部 灰皿の中でくすぶって消えた  口笛吹いて おなか鳴らして ジオラマみたいなこの町に 夕暮色のカーテンかけに行こう  口笛吹いて 君を誘って ジオラマみたいなこの町に 夕暮色のカーテンに ありったけの星をはりつけよう
雲の形が変わる前に宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史雲の形が変わる その前に 僕の胸まで 駆けておいで  貝ガラに耳を澄ましてみてごらん いつの日か出会う人の声がする  愛だけじゃ 生きられないけど 愛し合うために あなたは生まれた  雲の形が変わる その前に 僕の胸まで 駆けておいで  砂浜に城を作ってみてごらん ありふれた幸せが愛しくなる  愛なしじゃ 生きられないから 愛されるために あなたは生まれた  波はいつもと 違う音をたて 僕らに何か 語りかけてる  雲の切れ間に 光が射したら 僕の胸から 羽ばたいてゆけ
遠い町で宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史ピエロ・マイルジ離れていても 君の心 いつも見てる 遠くにいても 君の涙 僕は見える  抱きしめて あげたいと 思うたびに 季節が離れてゆく  見知らぬ町に 積もる雪も 僕は見える こごえる両手 息を吹いた 君が見える  暖めて あげたいと 思うたびに 暦が剥がれてゆく  過ぎ去った遠い日の 夢が忘れられなくても 夕日よりも先に輝くあの星に 気づいていてくれますように  繰り返す毎日に 追われながら暮らしてても 雨上がりの君の町にかかる虹に 気づいていてくれますように  遠い町で  気づいてくれますように
賞味期限宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史超上機嫌な君と対照的に 賞味期限が切れそうな心 情緒不安な僕と対照的に 少女気取りなノリではしゃぐ君  今日という日が来たことが奇跡だと まるでそんな風に秒刻みに生きた 「あの娘はいつも うそ泣きが下手だね」と TVを指差し君は笑い出す  操縦不能な君と対照的に 常套手段に頼りがちな僕 少々危険な君と対照的に 賞味期限が二日過ぎた僕  降りやまない夕立 モノクロームの虹 不自然な幻想から 抜け出せない僕  夢の中まで誰かにつきまとわれ シーツの中で逃げ場を失う 他人の首にぶらさがる太陽で 目を覚ましては朝にたどり着く  土下座だらけのニュース 檻のない監獄 不自然な現実から 微笑みかえす君  超上機嫌な君と対照的に 賞味期限が切れそうな心 上昇志向の君と対照的に 消去不能な罪 重ねる僕 超上機嫌な君と対照的に 賞味期限が切れそうな心
香珠~Hyang Ju~宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史北に浮かぶ月を 南の人が欲しがっても 月は全ての人の頭上で 微笑み返すだけ  君が何処にいても 星屑の空にまぎれても 愛を分かち合った人が いつも見守ってる  香珠 さあ香珠 月よりも高く羽ばたき 香珠 愛し合うことの 喜びを伝えておくれ  海に写る月を 血を流して奪い合っても 月は遥か空の向こうで 涙を落とすだけ  香珠 さあ香珠 海よりも深く微笑み 香珠 憎み合うことの 愚かさを伝えておくれ  香珠 さあ香珠 月よりも高く羽ばたき 香珠 愛しあうことの 気高さを伝えておくれ  香珠 香珠 言葉の要らない舞台で  香珠 香珠 一人ぼっちのステージで
書きかけの歌宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史世間を知らず 常識もなく 拳銃を持つ勇気もなく つまずき 膝をはたいて 生きている  愛が解らず 愛を唄って 無能だと認めようとせず 懲りずに 愛を称えて 歌を書く  一粒の雨が降ればいい 君の頬に落ちて銀に輝き 書きかけの歌の中で 僕を死ぬほど恨めばそれでいい  一言の嘘をつけばいい そっとくちびる動かすだけでいい 書き上げた歌の中で 僕を愛する振りをしている君
十六夜月に照らされて宮沢和史宮沢和史宮沢和史宮沢和史いつだって ほんの些細なことに勇気づけられた 昨日より 一つだけいいことがあればそれでいい 一人では 何もできないことは分かっているけれど この歌が あなたの町へ届くことを信じてる  心までびしょ濡れで 温もりにうえている時 日溜まりで分かち合った 歌を思い出してみたい  十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る 愛し合いたい人がいる 町へと今日も舵を取る  いつだって ほんの些細なことに心悩ませた 今日よりも 少しだけ強くなれたならそれでいい  心から込み上げる 喜びを伝えたい時 肩を抱き語り合った 人を思い出してみたい  十六夜月に照らされて こぶしを胸に舟に乗る 愛が足りない人がいる 町へと今日も舵を取る  十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る 愛し合いたい人がいる 町へと今日も舵を取る  十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る 愛し足りない人がいる 町へと今日も舵を取る
風になりたい (Grief-dedicated to Syd Barrett-Mix)おおたか静流おおたか静流宮沢和史宮沢和史大きな帆を立てて あなたの手を引いて 荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい  何ひとついいこと なかったこの町に 沈みゆく太陽 追い越してみたい  生まれてきたことを 幸せに感じる かっこ悪くたっていい あなたと風になりたい  何ひとついいこと なかったこの町に 涙降らす雲を つきぬけてみたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい
幸せと書いた手紙THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史二百歩 歩けば いつものあの風呂屋 待ちきれず渡る線路  電信柱を ゆさぶる北風が 二人の手を結ばせる  笑いとばしているうちに 悲しみは去ってく そんな僕の口ぐせに うなずいては泣いた  いつか結ばれると信じてた 春が来ると信じてた 涙こらえ出て行った あの日  小骨が ちょこんとつかえた この心 「幸せ?」と聞いた手紙  背中に積もった雪にも気づかずに 肩を抱いた高円寺  屋台の親父の話にのせられて 仲直りしては帰る  笑いそびれているうちに 幸せは去ってく そんな星のいたずらに うなずいては泣いた  いつか迎えに来てねと 言った 忘れないでねと 言った 涙こらえ手を振った あの日  小骨が ちょこんとつかえた この心 「幸せ」と書いた手紙
街はいつも満席THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史ハッと目覚めて あわてた朝 君との約束の朝 ポテトの香りに誘われ のぞき込んだ店は今日も満席さ  パッと変わった信号機に おいてかれた のろまな僕 離ればなれの一分で のぞき込んだ店も今日は満席さ  君が髪を切るたび 僕はギターをはじき 歌を作るだろう  ちょっと押されて すべり落ちた 買ったばかりの磯辺焼 おいしそうな湯気が残る ふさぎ込んだ君は僕に幻滅さ  やっと座れた映画館は ちょっと気取ったラブ・コメディー 今こそ愛を伝えよう のぞき込めば君は遠い夢の中  君の涙見るたび 僕はギターを置いて 歌を忘れよう  5×9=45 6×9=54 こんな具合にスラスラと 君を好きと言えたならば 曇りがちの空に月が輝き 曇りがちの空に星がまたたき 湿りがちの街は今日も満席さ
時がたてばTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史荒く閉まるドア 煙だけが部屋に残る 雨足は早く もう君には追いつけない  捨て猫のように ひざを抱いて 微笑む君を そっと抱き上げて 隠すように暮らした町  ああ 時が来れば わかることも あるはずだね だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて  あの空高く 僕は飛んでみたいと言った かわりばえのしない 生活を君は愛した  ああ 時がたてば 笑いごとに なるはずだね だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて  明日になれば 二人の目には 違う景色が 朝日を浴びて 輝くだろう  荒く閉まるドア 時計だけが時を刻み 古いレコードが 部屋の隅で時を止める
手紙THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史毎日毎日、君に手紙を書いているんだけど、 なぜか出せないままでいる。 なにかと世の中、回るのが早くて、 昨日書いたものが、今朝にはもう白けて映るんだ。 急いで君に伝えたいことがあるわけじゃないし、 君が元気なのを僕は知っている。  ただ、こうして便箋にペンを泳がせ、 行間でお茶を入れては、日々の生活の隙間を埋めている。 生きているから時間が過ぎていくのか、 時間をつぶすために生きているのか、 時々それが判らなくなる。  たまぁに、人の顔が動物に見える時はないかい? 先日、飲み屋の客全てがいろんな動物に見えてきたんだ。 そこはもう、鳥獣戯画の宴のよう。 気味が悪くて、すぐ部屋に帰ったんだけど、 鏡に写る自分の顔を見て、やけにフケてきたなぁって思ったよ。 猜疑心と達観の間で、妙な顔色をしている。 人を傷つけた分だけ心が濁っていくのが、よく判るんだ。 ところで 嘘をついた時ほど寝つけない夜はないけど、 眠れない夜こそ自分に素直になれるっていうのも、おかしな話だよね。  Now I'm just standing here Winds rage upon me Though I'm the only one I go on singing new songs  近頃、自分の周りでも世間でも、 嫌なニュースばかりが飛び込んでくるよ。 そんな時は、柳の木の下で、 まるで、みの虫のようにじっと待つしかないんだ。 風が止むのを待つのは、すごく長く感じるけど、 別に何も失うものはないし、 鼻クソほじってたって地球は回ってるよ。 それにしても、お気楽な音楽が蔓延してて、まるで公害のようだね。 この巨大な渦の中心にいるのは、いったい誰なんだろう。 きっと、誰もいやしないよ。 今は風が止むのを待った方がいい。 その間に僕らはナイフを研いでおくべきだ。  本当は、君も僕も人前に立つべき人間じゃないのかもしれない。 きっと、僕らの夢を完璧に成し遂げてくれるシンガーが出てきたら、 僕はギターとマイクを置いて、 そいつの歌に夢中になってるかもしれない。 僕はただ、音楽を愛していたいだけだ。 ロックンロールに、こめかみを撃ち貫かれたいだけなんだ。  Now I'm just standing here Winds rage upon me Though I'm the only one I go on singing new songs  人々はもう、ロックンロールなんて必要としていないのかもしれない。 だけど、ロックンロールは決して死ぬことはない。 僕は、そう思いながら生きている。 誰かが僕を愛してくれるなら、 その全ての人を道づれにしたいと思ってるんだ。 ロックンロールの限り無き、うねりの中へ。  君も一緒に行かないかい?  今度、電話でもするよ。
二人のハーモニー矢野顕子&宮沢和史矢野顕子&宮沢和史宮沢和史矢野顕子(女)はじまった時から 変わらないかがやきを (女)まきちらしている あなたの瞳 Ah (男)ありったけの心 集めてつくる花束 (男)いつになったなら 受けとめてくれる Um  (男女)二人の恋はまるで 積み重ねたハーモニー (男)離れていても  (女)あなたがわかる  (男女)同じリズムで (男女)二人の恋はまるで 三度離れたハーモニー (女)近くにいても  (男)手を伸ばせない (男女)五線紙の上で  (男)知り合った時から かざらないやさしさを (男)届けてくれる あなたの言葉 Um (女)紅茶を入れた事 忘れてしまうくらい (女)こぼれた笑顔を 抱きしめていたい Ah  (男女)二人の恋はまるで 積み重ねたハーモニー (男)離れていても  (女)あなたがわかる  (男女)同じリズムで (男女)二人の恋はまるで 三度離れたハーモニー (女)近くにいても  (男)手を伸ばせない (男女)五線紙の上で  (女)私が好きな 花の香りは (男)あなたしか知らない (女)その手のぬくもり (男)私はまだ  (男女)知らない  (男女)二人の恋はまるで 積み重ねたハーモニー (男女)離れていても あなたがわかる 同じリズムで (男女)二人の恋はまるで 三度離れたハーモニー (男女)近くにいても 手を伸ばせない (男女)五線紙の上で Um
月見草本田美奈子.本田美奈子.宮沢和史宮沢和史満月の日 この島に来て 慎(つつし)み深く生きた 悲しい夜は 空を見上げた 月見草が咲くように  もしも 小さな夢 かなうなら あなたの胸につつまれ 星が降る音を数え もう一度 生まれ変わろう  今夜 小さな夢 かなうなら 魚の群れにつつまれ 打ちよせる波を数え (もう一度) 私に 生まれ変わろう
かげろう本田美奈子.本田美奈子.宮沢和史宮沢和史いつの間にか止まる 砂時計のように 時間(とき)はいつも過ぎ去ってから 人の過(あやま)ちを笑う  いつの間にか枯れる 花瓶のバラのように 気づいた時は なすすべもなく 愛は終わりを告げる  羽根をふるわせて はばたく かげろう 命も夢も記憶も捨てて 夜明けを待たず 燃えつきてゆく  愛しすぎるたびに あなたの後ろ姿 一歩、二歩と離れていった 短い影を残して  「君を誰にも渡したくない」と 微笑みかけた二人の夏が 音も立てずに錆(さ)びついてゆく  泣いてるわけじゃない 瞳閉じていれば 二人が生きた世界が全て 消えてくれる気がするの  降りしきる雨に じゃまされようとも もう一度だけ はばたいてみる 私は愛に生きる かげろう
あの海へ帰りたい我如古より子我如古より子宮沢和史宮沢和史宮沢和史泣き濡れて見上げれば あなたがいつもそばにいた あの頃は若すぎて 愛の意味さえ知らぬまま  何度も月が太陽を 追いかけ 朝が訪れた それぞれ歩いた人生に虹がかかる  もう一度追いかけて あなたの胸に飛び込めるなら あの海へ帰りたい 二人の影が一つにとけた海  寂しさに強がれば あなたはいつも笑ってた ほおづきの実を摘んで 涙止むまで鳴らしてた  共に生きて行けるならば 年老いてくのも幸せ 合わせた鏡に写るのは 永遠の道  もう一度抱きしめて 二人の過去が許されるなら あの海へ帰りたい 二人の言葉 照間に消えた夏  目を閉じて耳澄ませば 心によせる波の音 長かった物語 幕が下りて あの日に戻る  もう一度抱きしめて 二人の過去が許されるなら あの海へ帰りたい 二人の言葉 照間に消えた  追いかけて追いかけて あなたの胸に飛び込めるなら あの海へ帰りたい 二人の影が一つにとけた海
Human RushTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史1994年 カリブ海は真っ赤に染まる 無数の屍を踏み越えて行くヒューマン・ラッシュ 昼も夜も アメリカ人達は押しよせる黒い波に怯えている そして言葉を失った屍は 過ぎ行く人々をまた海へと引きずり込む  人々は広大な海の彼方に楽園を夢見てしまう  無数の屍を踏み越えて行くヒューマン・ラッシュ 愛なんてどこにもありはしない それはあなたの中にある 言葉を失った屍は 過ぎ行く人々をまた海へと引きずり込む 神なんてどこにもいやしない それはあなたの中にいる  人々は自分の幸せを 他人の幸せと比べようとしてしまう 真っ赤なワインとやわらかいベッドを求め 生まれた故郷を捨てていく  未知の楽園を 探しながら 南の人が北へ 私は川を下る 地球はまるい? 戻る故郷(ところ)はいつも同じ 僕はもうこれ以上 南へ下ることができない せめて今夜は 君のそばにいさせて 愛しい人よ  1994年 カリブ海は真っ赤に染まる ゴムチューブのボートに船頭はいない 無数の屍を踏み越えて行くヒューマン・ラッシュ 昼も夜も アメリカ人達は押しよせる黒い波に怯えている この広い世界にも船頭はいない そして言葉を失った屍は 過ぎ行く人々をまた海へと引きずり込む  不法就労者はまるで洪水のように この国に日増しに押し寄せている あなたが もしもボーダーレスを夢見るならば あらゆる矛盾と どうにもならない混乱を覚悟しておくことだ  上陸するヒューマン・ラッシュ 楽園なんてどこにもありはしない それはあなたの中にある 海を渡るヒューマン・ラッシュ 幸福なんてどこにもありはしない それはあなたの中にある 上陸するヒューマン・ラッシュ 愛なんてどこにもありはしない それはあなたの中にある 海を渡るヒューマン・ラッシュ 神なんてどこにもいやしない それは私の中にいる
Far east sambaTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史Far far east samba 至上の愛を彼方へ届けておくれ Roll roll forever 天使を呼び覚ませ Far far east samba 意識に潜む殺戮 消し去っておくれ Roll roll forever 悪魔も解き放て  Shake with this samba any nationality you are バラよりも赤く燃え尽きるまで Sing with me together say religion you are 昨日よりも愛し合うために  Far far east samba 国境越えて 天国連れてっておくれ Roll roll forever 死者をも呼び起こせ  Shake with this samba any nationality you are 血潮より赤く燃え上がるまで Sing with me together say religion you are 今日よりも愛し合うために
PoetaTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史毎日詩を書きとめてる 僕を君は笑いとばす 役立たずの言葉 ただ並びかえてるだけだと  額にしわがふえて 猫背になった僕を笑う 自分で書いたうそに ふりまわされる 哀れな男だと  僕は白紙のノートにおぼれ くたびれた襟によだれ垂らし 音の合わないギターを奏で まだ詩を書き続けてる  こぼした紅茶の中を泳ぎ ぬけ落ちていく髪の毛眺め 逃げ惑うちょうちょたち追いかけ まだ詩を書き続けてく
東京タワーTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史いやな噂を聞いて 君を呼び出してみたら 君らしくもない 苦いお酒頼んだ  嘘をつけば誰でも 夜が長く感じる 眠りたくないなら 僕も時計はずそう  少しずつ 君のことを好きだと知った 少しだけ 君の未来 僕にくれたら  君の生き方全て 変える必要はない 人にはいくつかの やり方があるだけさ  初めてこんな近くで 君の顔をながめた あの日 この席からは見えなかった 東京タワー  少しずつ 君のことを好きだと知った 少しだけ 君の過去を僕にくれたら  少しずつ 君の顔に笑顔がもれた 少しだけ 君の未来 僕にくれたら 君の過去を僕にくれたら  少しずつ 君のことを好きだと知った 少しだけ 君のカケラ 僕にくれたら
It's GloriousTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史生活に何か足りない かといって不自由じゃない あなたに与えるものはない あなたから奪うものもない  あたりまえのひとときが 今の僕には大事  世界中を歩いてみたい でもあなたをもっと知りたい  見落としそうな微笑みが 今の僕には大切  It's so Glorious 冷めかけたスープにも 眩(まばゆ)い朝陽が登る It's so Glorious 今日の日は残された時間の最初の一日  無償の愛を貫いたら 安らかに死ねるのだろうか だけど それが僕にとって 果たして幸せなのだろうか?  年老いていくことも 今の僕には大切  It's so Glorious 神の手をつたわり 小さな命が生まれた It's so Glorious 今日の日は心を償(つぐな)える最後の一日
10月THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史今は 朝焼けさえも 他人事に感じる 花を詰めすぎた花瓶が 風に倒れた  思い出は 何ひとつ 語りかけてくれない 泣きやむまで せめて あなたの 胸にいさせて  今は 雨音だけが 時間を刻む 夢を繋ぐ橋はたった 一言で崩れた  「美しくなったね」と 言われた夏が 今はただ 色褪せた 写真に消える 泣きやんだら いっそあなたと 海に消えたい  喜びも悲しみも 過ぎてしまえば 懐かしくなる時が きっと来るから  サヨナラなんて 聞き飽きたと 強がった 10月  サヨナラなんて 聞き飽きたと 強がった 10月
それでも気車は走るTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史疲れ果てた日は 誰かの胸でギター鳴らして 息詰まる部屋に揺れる空気を 歌に書きたい  ああ 気車が走る 果物を山積みにして 橋がかかる 僕は望みもしていないのに  昨日の夢など 話したくない あなたにさえ 想い出もいつも 明日記した 詩に残される  ああ 獣は待つ 牙を磨き 爪を研いで 気車は走る 荷造りする僕をせかして  昨日の夢など 叶えたくない あなたとさえも 想い出はいつも さっき破いた 詩に消えていく
モータープールTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史いつか切った 電話の続きを待って 二人は生きた あの日 たったひとつの 言葉が言えず 受話器を置いた 今は それぞれの道 手にした愛に 包まれてても 誰も見ていない海に 小舟浮かべて 嵐を待ってる  君の手を引いて 月に背を向けて たとえ夜が明けず 闇におぼれても 二度と引き返せずに 二人は迷い込んだ 出口のない Motor Pool  時計回りに歩く 二人の影は 重なり合わず 君が僕にこぼした あの日の笑顔 数えているだけ 君の手を引いて 月に目をふせて 求め合えるなら 何も怖くない 二度と引き返せずに 二人は迷い込んだ 出口のない Motor Pool
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
TOKYO LOVETHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史ブラザー気分でswing 町はイカしたvives 信号待ちのkiss サマになってるwink 胸がはだけてshy 君の心理にdive 何の問題もない  It's Tokyo Love コリアン ストリートでDate 夕食はsmells good 一人ぼっちじゃつらい 二人きりならfly エキゾチックなmood くびれた腰がgroove 何の問題もない It's Tokyo Love 高層ビルは 今夜 天国へ伸びる 見下ろせば 世界中は Amor  首都高速は 今日も 月への滑走路 届けたい世界中に Amor シニカルな酒に 付き合っちゃられない だれよりも早く 朝日を眺めたい 僕は君とsurvive カンをたよりにdrive 言葉はいつもTight!  It's Tokyo Love ジャカルタの空も ピョンヤンの空も ハバナの海にも 同じ陽が登る ルンバがサンバが チャチャチャが 新しい朝を告げる 踊ったことのないリズム 東京に朝を告げる 僕は君の言葉すべてに はじから曲をつけよう パレードが街に着く頃は 二人は愛に包まれる
carnaval-カルナヴァル-THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史離れて見てた星屑たちが 二人を照らして あなたの はにかむ笑顔が見える 好きだと言えたら 夏がやってくる  carnavalにのって 天使はいつも風に 流されて 町を素通りした 二人で交わした 秘密の言葉 貝ガラの中に 隠しておいた 化石になるまで  めくれてく 白紙の歴史 やぶれてく 足跡だらけの世界地図が 誰にも気にせず あなたに会える  鳥や雲のように国境の上で キスして 抱きしめて 私に聴かせて世界中の歌 carnavalの夜に  押しよせる 自由への波 やぶれてく つぎはぎだらけの世界地図が 誰にも気にせず あなたに会える  鳥や雲のように国境の上で キスして 抱きしめて 私に聴かせて 世界中の歌 carnavalの夜に
風になりたいPLATINA LYLICTHE BOOMPLATINA LYLICTHE BOOM宮沢和史宮沢和史大きな帆を立てて あなたの手を引いて 荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい  何ひとついいこと なかったこの町に 沈みゆく太陽 追い越してみたい  生まれてきたことを 幸せに感じる かっこ悪くたっていい あなたと風になりたい  何ひとついいこと なかったこの町に 涙降らす雲を つきぬけてみたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい  天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい
帰ろうかなTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史雪帽子の猫柳 寝ぼけなまこのウグイ 春はまだかと待ちぼうけ 遥か遠いふるさと 忘れちまった童唄 名も無き子守唄 ないものねだりで逃げ出した 遥か遠いふるさと  帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて  道に迷った渡り鳥 おいてけぼりの案山子 冬はいやだと泣いている 茜色のふるさと  帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って  宵待ち草が咲く頃にゃ ひとりぼっちが身にしみる 鳴くな 泣くなよ 夜ガラスよ つられてこっちも泣けてくる  帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って  帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて  帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って  帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて 
berangkat -ブランカ-THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史一日の終わりが なごり惜しくて 夕陽追いかけてた あの夏のように  愛し合うことに 怯えていないで 南行きの風に 身をまかせばいい  berangkat 誰でもいつかは 大地に溶けてく あなたへの愛を 太陽に焼きつけて  あの丘に登れば 誰よりも早く 朝が迎えられた あの頃のように  愛されることに 戸惑わないで ほどきかけたシューズ 結び直して  berangkat 誰でもいつかは あの海を渡る 太古を夢見て 未知へと舟を出す
愛は私の胸の中喜納昌吉&チャンプルーズ喜納昌吉&チャンプルーズ宮沢和史宮沢和史愛を探して あの船に乗った 愛が欲しくて あの汽車に揺られた 道に迷って あの風に聞いた 涙ながれて あの海に抱かれた  どこかに答えがあると信じてた 探しまわっても見つかりはしないんだ 愛は私の胸の中  愛が欲しくて 嘘もついた 夢を求めて 罪も重ねた 道にたおれて あの川にすがった 涙ながれて あの雲に抱かれた  どこかに答があると信じてた ぬくもりを人に求めすぎていた  ここまで流れて やっと気がついた 愛はあなたの胸の中  ここまで流れて やっと気がついた 愛は私の胸の中  ここまで流れて やっと気がついた 愛は私の胸の中
YOU'RE MY SUNSHINETHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史愛を投げ捨てたEAST RIVER DRIVE 一人きりじゃPRIME TIMEでも暗い 瞬間の逃避行に 手を出すほど暢気じゃいられない  S.O.B.'Sに流れる人の群れに 誘い込むのは突発なHEAVY RAIN おせっかいなくらいに しみったれた心ゆさぶる眼差し  “This feeling, it's my first experience” 今夜この街で一番冴えているJOKE “I am about to lose my patience” 恋のマニュアル通りに喋ってるのも辛い YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE  二人だけではしゃいでるMORNING BREAK 束縛するもの何もないNEW YEARS DAY 行きずりの運命でも 手に触れたものは全てREALITY  “This touch, it's my first experience” ジーザス気取るFORTUNE TELLERに用事はない YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE  It's just common sense Take your dance music Triple the volume give it a kick Then trashy pops is not too bad babe Give your rock a triple boost daze Its emptiness will spread by nine and with folk let three's combine grows by 27 yep desperation Just some simple multiplication  “This feeling, it's my first experience” 今夜このSTREETで一番冴えているJOKE “I am about to lose my patience” 恋の段取り壊して愛し合っていたい  YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE  Music is dance itself, liberation of body and soul Ain't ideology Ain't no drug Ain't even politics Ain't an act Ain't religion Ain't no truth. But, ain't no lie ain't deception So that's the reason, I'm believin'
雪虫THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史初めて二人 体を重ねた日 世界が全て 違って見えた  いくつもペン折り この気持ちを綴(つづ)った こんな晴れた日に お別れなんて 幾多(あまた)のうそを 信じたふりしても 巣作りしてたら 幸せだった  手のひらに舞い降りた雪虫 涙の雨に溺れて死んだ  誰にも同じ 笑顔をつくるあなた この手で海に 沈められたら
18時(Remix)THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史潮が引けば 死んだ魚は銀に光り 波に打ち上げられた僕も 銀に光る  ベテルギウスが停泊船を闇に誘い出し 豆売りさえも 干からびかけた僕に気づかない  教えておくれよ 天国は 君の素肌 君の眼差しよりも きれいなとこかい  恋することに慣れた素振りで近づきあった 憎しみも 愛も 失望も 全て 二人で覚えた  教えておくれよ 地獄は あの日の君のやりきれない仕打ちより ましなとこかい  18時 潮が満ち 死んだ魚は沖に帰る 18時 陽が沈み 死んだはずの僕は僕に還る  教えておくれよ 現実は 忘却のために費やされるだけの 空白なのかい  18時 潮が満ち 死んだ魚は沖に帰る 18時 陽が沈み 死んだはずの僕は僕に還る
Honey! Your turnTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史Honey I'm getting sea sick I am going crazy floating between confidence and insecurity  Tonight the one at the wheel is either you or me This time you climb on top Now you climb on me Honey! your turn  Honey I'm losing my mind I am going crazy wandering between the ideal and reality  Tonight the one at the wheel is either you or me This time I'll climb on top Now I'll climb on you  Honey! my turn
帽子の行方THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史あの海が見たくなって 今日も受話器を取ってしまいそうさ そう あの頃へは もう  レンガ積みの あのトンネルを 過ぎればなぜか必ず夏だった そう あの時も いつまでも きっと  波がいつも二人を 引き戻してくれたのに  海鳥も探していたよ 風に舞った 帽子の行方  あの頃は不安だけが 二人の心 つなぎとめていたね そう 約束がこわかっただけさ  月よ 今日は涙を 照らさないでくれないか  海鳴りも気にしていたよ 夏に消えた 帽子の行方
Black GuitarTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至Yah! He has lost the drive Mixing with a chick flying high on jets Scattering dust on middle class nesting grounds Couldn't keep his guitar  He is Sulking like a kid over bursts of jealous rages All the confidence he established Melting away with a single rainfall  Hey! Who bought him that heavy black guitar? Don't leave it lying around the black guitar Someone tie it to him  Goes to prove he really had nothing to start out with Hey boy! Where you heading? Down south? To buy trouble  Hey! Who bougth him that heavy black guitar? Don't leave it lying around the black guitar Someone tie it to him
YES MOM!THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史YES MOM! Kは義務として課せられた“事無かれ洗脳教育”に 何の疑いも持たず憧れの教職に就き、 近所の幼女を■■■しました。 (奴と僕の差は さて何cm?) うんと働きうんと金を使う、真空パックの社会人を生産しようとする、 この国の目論見から 欠陥商品の烙印を押されたAは、BANGKOKで ちょっとしたビルを建てたんだって。  YES MOM! Zは対人恐怖症とアルコール依存症を治すためにスクールに通い 「明るい道を開いたな」 と思った途端、ホステスを■■■しました。 (奴と僕の差は さて何cm?) 人なつっこくて女の子にモテ、生徒会長までやったUは 自らを神とする宗教を興し、 結果的に何人もの老人を死に追いやるなんて。 彼も想像してなかったでしょうね。 THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?  YES MOM! ハンカチもチリ紙も持ちました。 あと何を持っていけば怒られないですむんでしょうか?  YES MAMA! 才能が枯れたと思いこんだFは自らの命を絶ちました。 果たして、彼をあのビルの屋上まで エスコートしたのは誰だったのでしょうか?  (奴と僕の差は あと何cm?)  資本主義の機関士気取りだったMは、薬と過労に犬死にしました。 取り残されぬように、 いつも走らされてきたから、レールがあると、みんなつい走っちゃうんだ。  THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?  If you were to live according to the rules of the establishment You could lead a life of neither happiness nor unhappiness  YES MOM! 宿題も月謝も持ちました。忘れ物すると、 またあの先生にぶたれちゃうんだよね。  THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?  All the people of this nation wedged between insanity and sanity Live on thinking though others have crossed the line They alone are rational  THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
祝日が一日もない町THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史信じてきたものは正しかったが 過ちとしてたものも正義だった 東西を指したコンパスが 傾きかけた地球を回してた  前触れなく夜明けが訪れて あっけなくあの谷に陽は落ちた  祭壇に飾る花もなく 子供が寝つく夜も来ない  一人きりじゃ寒いから 誰もが愛に縋(すが)りたくなる 祝日が一日もない町で  魔女のいない魔女狩りに興じる人 心に潜んでいるとも知らず それぞれの神が殺し合えばいい 愛し合った二人がなぜ銃を向け合う  パレードが歌う道もなく 子供が登る木も燃えつきた  誰もが愛を奪われても もう一度愛に縋(すが)りたくなる 祝日が一日もない国で  祝日も 婚礼も 生誕もない町で
幸せであるようにTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史心の海原が荒れる日は 舟は出さない方がいい 光が射す方へ歩かないか 神様はいつも意地悪さ  心の草花が枯れた日は 涙一粒させばいい 雨音がするまで我慢しよう いくつ季節が移っても  さあ涙拭いて ここまでおいで 何人であろうと 幸せであるように 心の鳥たちが騒ぐ日は 大切な人とキスしよう 幸せになるのは簡単さ  人を許せる力さえ その手に持って ここまでおいで 何人であろうと 温かくなるように さあ涙拭いて ここまでおいで 何人であろうと 幸せであるように さあ涙拭いて (ここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで)  幸せであるように
つばきTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史小春日和に咲く花の名前を 君につけよう 実りよ多かれ  いつかどこかで 尊き恋して 私たちの家を出て行く  幸せであれ その小さな手で  過ぎ去りし日の 喜び悲しみも 君にあげよう しおりをつけて  君の命は 君だけのもの 純白の未来に さあ漕ぎ出せ  つらくもあれ その小さな手で  小春日和に 咲いた花が君
真夏の奇蹟THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史街はCELEBRATION 喪服をまとって 子供らを生贄に 聖なる祭りは続く  愛してるって言って あなたの口から この世界が再び まぶたを閉ざさぬうちに  地球より青い愛に気づいた二人 誰にも止められない 真夏の奇蹟  舵が狂ったNATION イカルスのようさ 銃声が響いても 二人はキスを止めない  愛してるって言って 嘘でもいいから 古ぼけた方舟で イエスが逃げ出す前に  地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟  愛に傷ついて また愛を信じた 約束は永遠と 疑わなかった二人  地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟  地球より青い愛に気づいた二人 誰にも止められない 真夏の奇蹟  地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟
月さえも眠る夜THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史いつまで雨やどりを 続けてるつもりだろう 夏がふたつも過ぎたのに 涙が止まらないのを 雨のせいにしたいんだね この胸においで  なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜に  いつまで心閉じて 僕の手を拒むのだろう 花はいくつも枯れたのに 涙が止まらないのを タバコのせいにしてた この胸においで  誰かと愛し合った 過ぎ去った季節まで 好きになってあげたい  言葉だけの愛が この街並をかざる あなたに会って 初めて気付いた 二人が生まれた 本当の理由を  なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜に  なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜
有罪THE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至もしも宇宙に この惑星 二つあれば 今すぐ船に飛び乗り 逃げ出して 二度と結ばれぬ悲劇に泣けばすむ  有刺鉄線 二人を締めつけても 夏を追い越すくらいに求め合った  巡り逢ったことが すでに有罪なのに  あなたの匂い あなたの体 あなたの声も なぜ? あなたの仕草 あなたの温度 手を伸ばしたら すぐ届く  幾度 嘘をつけば地獄に落ちられる  殺意がたなびくなら 愛は有罪なのに  あなたの匂い あなたの体 あなたの声も なぜ? あなたの仕草 あなたの温度 あなたの髪も なぜ? あなたの吐息 あなたの素顔 手を伸ばしたら すぐ届く
島唄MILLION LYLICTHE BOOMMILLION LYLICTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMでいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た  でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返す悲しみは 島渡る波のよう  ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら  島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙  でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたの波の花  ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ  島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を  海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を  島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙  島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
ひゃくまんつぶの涙THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史おくら畑に埋めといた 君の切れっぱし 今夜もあなたに会いたくて 堀りおこしてみる  やかんにためたひゃくまんつぶの涙をわかして 君をもどそう しいたけみたいにふくらんで ほらほら村一番キレイな顔  幾年君を想ううちに 僕も年老い 眠る君によりそうように 土へとかえる  空じゃおひさまがそれ見て泣き出し ひゃくまんつぶの雨がふる 草木はおどり かえるは歌いぼくらのお墓は今宵も祭り  アメヨフレフレ ナミダフレフレ
からたち野道THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史赤い実にくちびる染めて 空を見上げる これ以上つらい日が来ませんようにと 飛び石踏んだ  からたち野道 花ふく小道 泣いたらだめよと虫の音小唄 からたち野道 はるかな小道 あのひとのもとへと続く道  紅い血にくちびる噛んで 空を見上げる もう二度とつらい日がきませんようにと まぶたを閉じた  からたち野道 垣根の小道 泣いたらだめよと沢の音小唄 からたち野道 はるかな小道 あの人の歌がきこえた道  赤い実にくちびる染めて 空を見上げる これ以上つらい日が来ませんようにと 飛び石踏んだ  からたち野道 草笛小道 泣いたらだめよとなずなの小唄 からたち野道 はるかな小道 あなたのもとへ駆けてゆきたい  ひとりぼっちの陽だまり小道 いつも二人で歩いてた道 こずえの花を摘みとりながら 泣きべそかいては困らせた春  からたち野道 花ふく小道 泣いたらだめよと虫の音小唄 からたち野道 あの日のままの あなたのもとへ駆けてゆきたい
中央線THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史君の家のほうに 流れ星が落ちた 僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る 今頃君は 流れ星くだいて 湯舟に浮かべて 僕を待ってる  走りだせ 中央線 夜を越え 僕を乗せて  逃げ出した猫を 探しに出たまま もう二度と君は 帰ってこなかった 今頃君は どこか居心地のいい 町を見つけて 猫と暮らしてるんだね  走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて
川の流れはTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史川の流れはだれも 変えられやしないさ 東へおれ 西へ 涙を運ぶ  決して溶けることない 罪深き悲しみ 私達は今日も 川へとこぼす  いつまで僕は 知らん顔で 歌えばいいのだろう できればいっそこのまま 海へ流してくれ  川を下り漂う 悲しみに耐えられず 魚は目を閉じて 二度と開けたがらない  流れてはふきだまる オモチャやクツやカサに 囲まれた寝床で 山椒魚は笑う  いついつまでも 川のゆりかごで 何にも知らされず できれば子供のままで 抱かれていたかった  いつまで僕は 知らん顔で 歌えばいいのだろう できれば僕もこのまま 海へ流してくれ 
中央線矢野顕子矢野顕子宮沢和史宮沢和史君の家のほうに 流れ星が落ちた 僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る 今頃君は 流れ星くだいて 湯舟に浮かべて 僕を待ってる  走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて  逃げ出した猫を 探しに出たまま もう二度と君は 帰ってこなかった 今頃君は どこか居心地のいい 町を見つけて 猫と暮らしてるんだね  走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて
思春期THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMガンガン掘れ 地球掘り起こせ やっきになって そこいらじゅう全て ブルドーザーで 宇宙へ掻き出せ  村人たちよ目覚めよ 今すぐに 故郷は我々のものじゃない 子供たちのもの 最後に首吊り台まで 掻き崩せ  どうやら僕ら思春期のようです これでやっと大人になれそう どうやら僕も思春期のようです これでやっと大人になれそう  ガンガン捨てろ 使用済みの享楽を ダンプに詰め込み あの谷埋めつくせ あっち掘ってこっち埋めれば この星は丸い  都会の人よ目覚めよ 今すぐに 故郷は創世するものじゃない これ以上どこを切り開く 夢の続きを求めれば 骨はダムの底  どうやら僕ら思春期のようです これでやっと大人になれそう どうやら僕も思春期のようです これでやっと恋もできる
子供らに花束をTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を  生まれ出づることさえ罪なのか 答えてよ MOTHER EARTH あなたは命を産んだのか それともウミを吐き出したのか  子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を  無邪気に笑う少女 ママゴトは散弾の砂場 僕らが生き急げば 弱い者から必ず先に死ぬ  子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を  「生まれたくないよ」って ママの中で子供が泣く それでも回れよ MOTHER EARTH もう一度僕らを叱りつけて  子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を
星を数えているうちにTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM悲しい夜は歌いましょう 子供の頃に聴いた唄 涙がいくらこぼれても 心細さに負けぬよう 夜空も何かを歌ってる 見上げてごらんよ そんな夜は 星を数えているうちに きっと涙もかわくから  恋しい時は歌いましょう 浜辺で聴いたあの唄を 涙がいくらあふれても 心細さに負けぬよう きっと誰かが泣きながら 同じ空見て歌ってる 星が流れていく方で 君が来るのを待っている  風よ夜風よどこへ行く 今夜はここで眠ろうよ 星を数えているうちに きっと涙もかわくから 星を数えているうちに
島唄 ウチナーグチ・ヴァージョンGOLD LYLICTHE BOOMGOLD LYLICTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMでいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た  でいごの咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返すくぬ哀(あわ)り 島渡る波ぬぐぅとぅ ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら  島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙(なだ)ぐゎ  でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたぬ波ぬ花 ウージの森で歌った友(どぅしぐわ)よ ウージの下で八千代の別れ  島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ愛を  海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を  島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ愛を  (うーじ…さとうきび)
ひのもとのうたTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史日の本よいとこ おいでなせ 一度住んだら止められぬ 絵にも描けない竜宮城 カメによく似たボスがいる  日の本神様あふれてる 脱サラした日に教祖様 神にゃ免許はいらないの? (だけど) 困った時には金頼み  日の本よいとこ おいでなせ 音楽奏でる虹の街 ロックンロールは無いけれど ロックシンガー星の数  日の本ケンカは弱いけど 負けりゃひとまず土下座する 四十年後に舌を出し ちゃっかり主人を噛み殺す  よその国見りゃ大変だ クスリに暴力 クーデター 隣の芝生が青い分 便所の臭いも気にかかる  心の堤防壊そうよ 鎖国が嫌なら今すぐに 後は野となり花が咲く ジパング目指して舵をとれ
きょうきのばらあどTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至体にいいこと全て試してみよう CMが謳う通り試してみよう  体にいいこと全て試した少女 ビタミン、鉄分、エステ、ゴルフに宗教  気がついてみたら彼女 無菌のモルモット 生かされず殺されず 計画通りの優等生  レクイエムは僕が歌おう たとえ体を失くしても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と  休暇は金で買うものと信じた男 CMの中の恋を求めた男  やっと手に入れた家族 無菌のモルモット 第三世界で何を買う 誰を買う  レクイエムは僕が歌おう たとえ声がつぶされても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と  時間の流れは加速して 昨日のモラルは揺らぐ めまいがしたって気のせいさ 応急処置して さあ進め  体にいいこと全て試してみよう たくさんお金を貯めてキレイになろう  気がついてみたら僕ら 無菌のモルモット 生かされず殺されず 計画通りの優等生  レクイエムは僕が歌おう たとえ声がつぶされても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と 
みちづれTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至・宮沢和史毎日僕あなたにあまえて ゴロゴロなまけていたいけど 周りの人が駆け足するから 何となく走っている 毎日僕あなたにキスして ベチョベチョ・グチョグチョしたいけど あっちもそっちもオモシロそうだから 今夜も挙動不審  人生はイバラ道 そのうち食えない日も来るさ 今のうちに手に職を 持ちつ持たれつが合い言葉  あなたの未来を僕の細うでで 色とりどりに飾りましょう 約束するけど老後はおねがい おまえと道づれに  毎日僕あなたのパパの将棋の相手をしたいけど なかなか親睦深まらないのさ こっちを向いてよ! ダディ 毎日僕あなたのママと財テク談義をしたいけど 時々おかしな目配せするのさ 大きなお尻をフリフリ  人生はケモノ道 病にさされる日もくるさ 今のうちに手に職を 組んずほぐれつの渡り鳥  世界の全ての人にもれなく幸せつかんで欲しいけど 身近な奴から片付けたいのさ 僕と道づれに  にっちもさっちもいかなくなったら”せーの”でバットで殴り合い 二人の記憶を無くしてしまって 一から始めよう  人生はトライアスロン やっと泳いだら走らされ ゆりかごから墓場まで ラットレースは止まらない  あなたの未来を僕の細うでで 色とりどりに飾りましょう 約束するけど老後はおねがい おまえと道づれに  おまえと道づれに
そばにいたいTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史目を閉じてごらん 君は何が見える 今日までの想い出 それとも未来 今まで僕は過去の湖を泳ぎ ひざを抱えていた だけど今はステキな明日が見える  世界中で閉ざされた窓が今 開き出す 会ったことのない人達の笑い声が聞こえる  そろそろ君が幸せをつかむ番 その時は僕も そばにいたい  手を空高く伸ばしてみてごらん 何かに触れたら それが未来さ 背のびしても飛び跳ねてももがいても構わない 神様はいつか君に気がつく  世界中の子供の涙はいつかわく 同じ舟に乗る僕らは なぜ憎しみ合う  そろそろ誰かが幸せをつかむ番 その時は僕も そばにいたい  流行り歌はいくつも町を吹き抜けていった 東の国から西から笑い声が聞こえる  そろそろ君が幸せをつかむ番 その時は僕が そばにいたい
サラバTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史タバコの煙りが雲のように 時間が止まった部屋にうかぶ  雨を降らせておくれよ 全てを洗い流してよ サラバ 見なれた町よ  さあ行こう からっぽのカバン持って いつまでも大人のふりしないで  何かができる気がする 君にも僕にも きっと だから笑ってグッドバイ  愛をあげたい 大きな愛を あなたの胸に いつもいつも  さよなら ありがとう 愛しい友よ 嵐が去ったら ここで会おう  僕を待ってる人が今 遠くの海で泣いている サラバ 住みなれた町  愛を下さい 小さな愛でも 忘れないように そっとそっと 愛をあげたい 大きな愛を あなたの胸に いつもいつも  そこ行く船よ 僕も乗せてよ この広い海に捨ててしまおう 想い出は全て 
過食症の君と拒食症の僕THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史たらふく食べても次から次へとむさぼりついてるあなた 自分じゃ違うと言い張ってるけど どっから見たって過食症 時々こっちを向いてはニヤリと不敵な笑いをうかべてる どうやらいつかは最後に僕をペロリと食っちゃうつもりだろう どうせ食われる我身なら 何にも食わずにミイラになってまずくなってやる 長年住んでた白アリたちも あなたにおびえて逃げ出してった そして一人とり残されて 私は拒食症  いっしょうけんめい働いていても お金がちっともたまらない お菓子にアイスにバナナにうどんにミックスナッツが100ダース そのくせ味にはとってもうるさく まずいとガミガミ叱られる 世界は広しと言えどもグルメの過食症はそういない どうせ食われる我身なら 苦悩の日々を日記につづって作家でデビュー 日本をおそったイナゴの大群 あなたにおびえて逃げ出してった イナゴよ僕をつれ去っておくれ 私は拒食症  家庭の医学で調べてみたら 彼女の病はおそろしい おなかの中が満たされていても ついつい勝手に手がのびる 病状悪化がいちじるしくて 半べそかきつつ食べている 僕にできることはと言えば 好きだと一言 言うくらい どうせ食われる我身なら とこやに行ったり銭湯に行くのもバカらしい 長年住んでいたゴキブリたちも 荷物をまとめていちもくさんさ そしてやっぱりとり残されて 私は拒食症  どうせ食われる我身でも あなたを侮辱する奴は殺して今夜のおかず 地球が割れても 夜空が落ちても 海がかれても 鋼のコンビさ 過食症の君と拒食症の僕
ウキウキルーキーTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至・宮沢和史近道うちの町内に おかしな車がやって来た 何の変哲もないけれど カタツムリの絵が書いてある 近所じゃヒソヒソうわさする カタツムリのおじさんの事 仲間はずれの子供達を 不思議な旅に連れてく  小さなうそついて かあさんにしかられた日 おじさんのエスカル号が むかえに来たのさ うそじゃないよ  ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー  車の中に仕かけられた いろんな秘密がオモシロイ まほうのびんにはおじさんの ブレンドみそ汁がくれてる トランクの中あふれ出した ヘンテコロリンな空想を 少しづつ紙ぶくろに詰め いつも持たせてくれた  ある朝新聞に おじさんが載っていた 漢字で読めないけど きっとこれでお別れなんだね  ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー  大きくなった今でも ヘビィな夜が来た時も 僕はヘラヘラへっちゃらさ 口笛吹くから飛んで来てね  ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー
おうちバイバイTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史どこで覚えたの? さっきから僕の知らない歌をくり返してる 9時すぎを指したかべかけ時計が いつからだろう止まったまんまだ バイバイ  世の中にうまくすべり込めない夜は 手のひらに君をかくしてにげた 僕より早く歩きはじめた君は カバンの中にも入りきらないね おうち バイ バイ  電車がカタカタ窓をたたき出す頃 僕の話を机に集め 積み木みたいに 立ててはくずしてた そんな遊びにも あきたみたいだね おうち バイ バイ  サヨナラ 忘れものは 置いてくよ  冬が秋をさそいに来たよ 目覚めぬうちに 僕も行くよ
ルティカTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史教えてルティカ どこにいるの 聞かせてルティカ 僕らの行方  血まみれのうでじゃ 君を抱けない あの丘にいるよ はりつけられて  愛しきルティカ どこにいるの 泣き声だけが 森を揺らす  巨大な闇が 手招いてる 僕は先に行くよ はりつけられに  両手しばられ 君を抱けない あの丘にいるよ キスしてルティカ  教えてルティカ 涙のわけを
夜道THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史夜道を歩いてたら 銭湯帰りの少女に会った 夜風にゆれる洗い髪は 僕の顔見て走って逃げた たしかに僕は 見かけはヘンだけど 中流家庭の きさくな奴なのに 夜道を歩いてたら ベンツにつまづいた 幸い運転手は留守なので おみやげに エンブレムもらった くさりをつけて 来月のあの娘の たんじょう日にくれてやれ 裏道を歩いてたら 酒くさいおじさんに会った  「よお おにいちゃん……」 見ず知らずのおやじの どん底の身の上を 2時間 下北沢で聞くはめになる 夜道を歩いてたら 小便小僧と目が合った 知らんぷりして通りすぎたら 小便したままついて来た ダッシュして逃げたのについてくる すっぱだかの彼は早かった なんとか振り切って その晩は寝たけど 次の朝トイレで小僧が笑う これが僕の毎日なんだなと 思ったらわびしくて また散歩に出向く
逆立ちすれば答えがわかるTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史考え方しだいで 世界は丸かったり 考え方しだいで コンペイトウに見えたり 僕の住む世界は ゆがんでいるらしい だけど ちょっぴり見方を 変えてみたら となりの成金おやじが 仏に見える  逆立ちすれば 答えがわかる きのうのうそが 本当に見える  考え方しだいで 世界は平和だったり 考え方ひとつで 終末に見えたり 僕の住む社会は 進んでいるらしい だけど ちょっぴり見方を 変えてみたら ニュースのあの娘の涙が へドロに見える  逆立ちすれば 答えがわかる 夕べの愛が ちんけに見える  逆立ちしよう! 答えをさがせ! きのうのうそが 本当にみえる  
釣りに行こうTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史十何年前はまだ 君より小さくて 君のアゴのほくろをいつも見上げてたんです 君はといえば 泥んこになって こうもりの子守唄 朝も夜も昼寝 目が覚めたら君は うそばかりついた その度だまされたふりしてた  釣りに行こう 釣りに行こう 雨がやんだら迎えに行くね 釣りに行こう 釣りに行こう いつもの場所へ迎えに行くね  釣り竿にぎったまま 君はまた昼寝 魚がひいているのに 今日も知らん顔 僕も君の真似して 目を閉じてみたけど なぜか眠れないんです 柳がくすぐるんです 大人になってもう一度 あの川へもどれば まだたぶん 君は眠りの途中  釣りに行こう 釣りに行こう 梅雨があけたら迎えに行くね 釣りに行こう 釣りに行こう いつもの場所へ迎えに行くよ
気球に乗ってTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史ありったけの手持ちのゆとりや ポケットの中のぬくもりを ひずみきった国々に ポツンと落としてやるのさ 要なしの人間なんているわけはないと 神様はいつも僕に言うけど 本当のところは口をつぐんで 誰も言おうとしないけど 気球に乗って ほこりになってゆられたい  今ひとつこの気球が昇っていかないのは 僕をおどらせる俗物どもが 足元にしがみついているからさ 胸いっぱい風を集めよう 名もなき同胞(とも)が抹殺されて 価値あるブルジョアが生き残るとするなら 真先に死ぬのはこの僕なのさ 僕こそ不必要なものだから 気球に乗って ほこりになってゆられたい  気流に乗って ほこりを捨ててゆられたい
オレンヂジュースTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史小林孝至12 時間もたって 目覚ましを止めた 黄色くにごった空は あいかわらずだ ランチタイムにはもう 間に合わないから ゆうべのオレンヂジュースで おなかいっぱい Yeh,Oh,ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 毎日  夕べはさんざんだった 戦争に負けた 僕の町に外人 あっちに外人 彼女のコップのジュースを さっととりあげる 無力な僕の小さな抵抗 Yeh,Oh ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 明日も  TV は三流ジョークで 爆発しそうさ イライラばかりで のどはカラカラ 何かがへんだ どこか違ってる 僕のせいじゃない 大人でもない Yeh,Oh ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 毎日 
君はTVっ子THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM今日のデートは何だか変だな あの娘がそわそわ 落ちつかないんだ 僕より今夜のTVがお目当てなんだ 時計の針が ぐるぐる回る 銀座で待ち合わせたのが 悪いのかな 僕より今夜のTVがお目当てなんだ  TVっ子 愛しのTVっ子 目を白黒させて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ  せっかく贈った花柄スカート いつの間にやら TVカバー 僕より今夜のTVがお目当てなんだ ブラウン管から黄色い声がする あの娘がTVに吸い込まれちまった 僕より今夜のTVがお目当てなんだ  TVっ子 愛しのTVっ子 よだれタラたらして 君はTVに夢中 君の気をひくためなら毒薬飲んでもいいよ  僕が車にひかれた事件を あの娘は「6時のニュース」で知った 僕より今夜のTVがお目当てなんだ  TVっ子 愛しのTVっ子 鼻ピクピクさせて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ  TVっ子 愛しのあなた 目を白黒させて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から 君の気をひくためなら空から 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ
虹が出たならTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM僕は何もあげられないから 一日中 君の顔 きれいにみがいてあげる  ある朝 君が死んで一人ぼっちになっても 花のベッドですりきれるまで 毎日みがいてあげる  年寄りが泣いている 子供たちがおびえてる 信じられるものが ひとつふたつ 僕らをとり残しても  虹がでたなら 君の家まで 七色のままで とどけよう  年寄りが泣いている 子供たちがおびえてる 信じられるものが ひとつふたつ 僕らをとり残しても 虹がでたなら 君の家まで 七色のままで とどけよう
雨の日風の日THE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMありきたりの言葉じゃ 僕のリズムははずまない とびきりのシャツを着て 町で踊ろう  雨がふる日はふる日で 予定を棒に振ればいい ひまわりのまわりには 君がいっぱい  はやりの言葉じゃ 僕の気持は踊らない とびきりの服を脱ぎ 庭で歌おう  風が吹く日は吹く日で 予定を棒にふればいい 地下鉄を降りれば 君がいっぱい  Wow wow… Wow wow… 
不思議なパワーTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMへこたれた僕を 笑わせる不思議なパワー 鼻づまりの冬空に 現れる強い力 今朝見た悪い夢も かき消す強い力  あの日君と口ずさんだ真実の歌と 公園に咲く花たちが僕を勇気づけた 君と話した僕の夢がいつか明るい場所で 芽を吹いて川や森が生まれる  不思議なパワー あふれるパワー ねむれない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物  寝不足の日ように こみあげる不思議なパワー ハラペコの月ようも かき消す強い力  あの日君とわかちあった宝物なんて 今になって思い返せばガラクタの山さ いつかいつの日にか君が大人になって 芽を吹いて海や町が生まれる  不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物  あの日君と口ずさんだ真実の歌と 公園に咲く花たちが僕を祝福した 君と話した僕の夢よ いつか明るい場所で 空にうかぶ飛行船までとどけ  不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物
おりこうさんTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMやぶれたGパンはいたら親に怒られた。 おばあちゃんは、カッコイイねと小遣いくれた。  弱虫、わがまま、過保護な僕に怖いものはない。 りこうなふりして頭下げたら吐き気がした。  友達とっくにおりこうさんさ、気持はわかる。 りっぱな人にはなりたくないけど偉いと思う。  YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO  かわいいあの娘は頭なんて良くなくていい、 二人の愛がスクスク育てばそれでいい。  汚い僕でも自転車乗れば、カッコイイだろ。 りこうなふりしてタクシー乗ったら、吐き気がした。  りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。 にえきらないままりこうになるから、始末が悪い  YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO  Gパン脱いだのに、またおこられた。 バカなふりして夢ならべたら、笑われた。  りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。 にえきらないままりこうになるから、始末が悪い  YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO  YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO
きっと愛してるTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM君がくれたギターで 僕が歌を作る うすよごれたアンプから 聞こえるのはラブソング 気に入った曲ができたから 他の娘に贈るよ だって君に聞かせたら きっと笑いころげる  OH 桃色に染まる 君を見ていると 桃色に染まる へたなバラードに腰が動く リズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる  二人の朝は三日前 コップや缶や瓶が テーブルに散らばって まるで新宿みたい  OH バラ色に染まる 君にキスすると バラ色に染まる 僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる  OH 桃色に染まる 君にキスすると 桃色に染まる 僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる 
都市バスTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMほろにがい日はバスに乗り となり町まで走ります 小銭集めて宇宙への おてがるな旅 ミステリーはつづく  でき心でついたうそを 信じた奴が連れてきた 黒いマントの殺し屋が 追いかけてくる 僕をさらいに来る 運転手さんとばしましょ ちっちゃなバス停なんかとばしましょ 後部座席でうたた寝て 鳥や猫や犬や虫でも 気のあうやつはつれて行くよ  都市バスの中 カラッポ頭 遠くへ逃げる 勇気ないなら 都市バスの中 世田谷の中 雲がくれの日々を楽しもうよ  人恋しい日はバスに乗り 古本屋の前で下車 他人の心 のぞきたくて 涙でしわになったページさがす  ハイカラおばさんどきなさい そこはいつもの僕の席 めがねはずしてうたた寝て 平和や愛や夢や希望も うそでなければ連れて行くよ  都市バスの中 カラッポおなか 遠くへ逃げる 勇気ないなら 都市バスの中 世田谷の中 雲がくれの日々を楽しもうよ
SUPER STRONG GIRLTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM君の秘密を知ってしまったよ リボンの下に つのがはえてる 君の秘密を知ってしまったよ お尻に小さな しっぽもはえてた  ある晩 君は 巨大になって ねぼけた僕を 背中に乗せて 新宿 中野 ひとまたぎ 高層ビルに 座って 僕を守ってくれると言った  SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 素顔の僕は 君の手のひらの中  君の秘密をひとりじめにしたい 世間は君の噂で てんや わんや 神様はあっちこっちで ひっぱりだこで 僕のちっこい おねだり 聞いてもくれない  笑う街角が ゆがんで見える アンバランスな メトロポリスで 溺れる人を 見おろす君は ダイヤモンドの涙 落した  SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 耳の先まで 愛してるのに  SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 耳の先まで 愛してるのに
CHICKEN CHILDTHE BOOMTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOMお気に入りのプラスティックの、 オモチャの車がつぶされて消えた。 泣きじゃくる僕にママは言うのさ、 「そんなポンコツじゃ乗り遅れちゃうよ」って。  走らせて 笑わされて とり残されて ブーブー言った CHICKEN, I'm a child.  お気に入りのプラスティックの、 ドライヤーで立てた髪をととのえ、 海に映ったデッカイ町に見とれて、 足もとをすくわれ 消えちまうのさ。  泳がされて どなられて とり残されて ブーブー言った CHICKEN, I'm a child.  僕の手のひらに抱え切れない未来 運命が僕を鳥にかえて、雲の上からHelloと言うよ LAUGH DOWN A NOISY SPEAKERI  お気に入りのプラスティックの、 オモチャの車に飛び乗って、 一足先に逃げちまおう、 昨日の世代にあいそつかされる前に。 
星のラブレターGOLD LYLICTHE BOOMGOLD LYLICTHE BOOM宮沢和史宮沢和史THE BOOM庭に出て 月あかりで あたたかい夜に 君に書いたラブレターを 読み直してみるよ 我ながら良く書けた文だ 三枚も書いた コオロギが便せんに止まった 失礼なやつだ  君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ  朝日通りは 夕飯時 いつもの野良犬たちが 僕の知らない 君の話 時々聞かせてくれた 年をとって生命がつきて 星のかけらになっても 昨日聞かせた僕の歌 町中に流れてる  君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ  あんなに楽しかった夏休みだったのに 君のママとも仲良くなったのに 秋になって 冬を越えて サヨナラと言った 何十年 指折りかぞえて自転車に乗って また  君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ
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