TOKYO LOVETHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | ブラザー気分でswing 町はイカしたvives 信号待ちのkiss サマになってるwink 胸がはだけてshy 君の心理にdive 何の問題もない It's Tokyo Love コリアン ストリートでDate 夕食はsmells good 一人ぼっちじゃつらい 二人きりならfly エキゾチックなmood くびれた腰がgroove 何の問題もない It's Tokyo Love 高層ビルは 今夜 天国へ伸びる 見下ろせば 世界中は Amor 首都高速は 今日も 月への滑走路 届けたい世界中に Amor シニカルな酒に 付き合っちゃられない だれよりも早く 朝日を眺めたい 僕は君とsurvive カンをたよりにdrive 言葉はいつもTight! It's Tokyo Love ジャカルタの空も ピョンヤンの空も ハバナの海にも 同じ陽が登る ルンバがサンバが チャチャチャが 新しい朝を告げる 踊ったことのないリズム 東京に朝を告げる 僕は君の言葉すべてに はじから曲をつけよう パレードが街に着く頃は 二人は愛に包まれる |
carnaval-カルナヴァル-THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 離れて見てた星屑たちが 二人を照らして あなたの はにかむ笑顔が見える 好きだと言えたら 夏がやってくる carnavalにのって 天使はいつも風に 流されて 町を素通りした 二人で交わした 秘密の言葉 貝ガラの中に 隠しておいた 化石になるまで めくれてく 白紙の歴史 やぶれてく 足跡だらけの世界地図が 誰にも気にせず あなたに会える 鳥や雲のように国境の上で キスして 抱きしめて 私に聴かせて世界中の歌 carnavalの夜に 押しよせる 自由への波 やぶれてく つぎはぎだらけの世界地図が 誰にも気にせず あなたに会える 鳥や雲のように国境の上で キスして 抱きしめて 私に聴かせて 世界中の歌 carnavalの夜に |
風になりたいTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 大きな帆を立てて あなたの手を引いて 荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい 何ひとついいこと なかったこの町に 沈みゆく太陽 追い越してみたい 生まれてきたことを 幸せに感じる かっこ悪くたっていい あなたと風になりたい 何ひとついいこと なかったこの町に 涙降らす雲を つきぬけてみたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい 天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい |
帰ろうかなTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 雪帽子の猫柳 寝ぼけなまこのウグイ 春はまだかと待ちぼうけ 遥か遠いふるさと 忘れちまった童唄 名も無き子守唄 ないものねだりで逃げ出した 遥か遠いふるさと 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて 道に迷った渡り鳥 おいてけぼりの案山子 冬はいやだと泣いている 茜色のふるさと 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 宵待ち草が咲く頃にゃ ひとりぼっちが身にしみる 鳴くな 泣くなよ 夜ガラスよ つられてこっちも泣けてくる 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて 帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ 帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って 帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って 帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて |
berangkat -ブランカ-THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 一日の終わりが なごり惜しくて 夕陽追いかけてた あの夏のように 愛し合うことに 怯えていないで 南行きの風に 身をまかせばいい berangkat 誰でもいつかは 大地に溶けてく あなたへの愛を 太陽に焼きつけて あの丘に登れば 誰よりも早く 朝が迎えられた あの頃のように 愛されることに 戸惑わないで ほどきかけたシューズ 結び直して berangkat 誰でもいつかは あの海を渡る 太古を夢見て 未知へと舟を出す |
愛は私の胸の中喜納昌吉&チャンプルーズ | 喜納昌吉&チャンプルーズ | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 愛を探して あの船に乗った 愛が欲しくて あの汽車に揺られた 道に迷って あの風に聞いた 涙ながれて あの海に抱かれた どこかに答えがあると信じてた 探しまわっても見つかりはしないんだ 愛は私の胸の中 愛が欲しくて 嘘もついた 夢を求めて 罪も重ねた 道にたおれて あの川にすがった 涙ながれて あの雲に抱かれた どこかに答があると信じてた ぬくもりを人に求めすぎていた ここまで流れて やっと気がついた 愛はあなたの胸の中 ここまで流れて やっと気がついた 愛は私の胸の中 ここまで流れて やっと気がついた 愛は私の胸の中 |
YOU'RE MY SUNSHINETHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 愛を投げ捨てたEAST RIVER DRIVE 一人きりじゃPRIME TIMEでも暗い 瞬間の逃避行に 手を出すほど暢気じゃいられない S.O.B.'Sに流れる人の群れに 誘い込むのは突発なHEAVY RAIN おせっかいなくらいに しみったれた心ゆさぶる眼差し “This feeling, it's my first experience” 今夜この街で一番冴えているJOKE “I am about to lose my patience” 恋のマニュアル通りに喋ってるのも辛い YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE 二人だけではしゃいでるMORNING BREAK 束縛するもの何もないNEW YEARS DAY 行きずりの運命でも 手に触れたものは全てREALITY “This touch, it's my first experience” ジーザス気取るFORTUNE TELLERに用事はない YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE It's just common sense Take your dance music Triple the volume give it a kick Then trashy pops is not too bad babe Give your rock a triple boost daze Its emptiness will spread by nine and with folk let three's combine grows by 27 yep desperation Just some simple multiplication “This feeling, it's my first experience” 今夜このSTREETで一番冴えているJOKE “I am about to lose my patience” 恋の段取り壊して愛し合っていたい YOU'RE THE SUNSHINE MY NAUGHTY SUNSHINE YOU'RE THE SUNSHINE MY ONLY SUNSHINE Music is dance itself, liberation of body and soul Ain't ideology Ain't no drug Ain't even politics Ain't an act Ain't religion Ain't no truth. But, ain't no lie ain't deception So that's the reason, I'm believin' |
雪虫THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 初めて二人 体を重ねた日 世界が全て 違って見えた いくつもペン折り この気持ちを綴(つづ)った こんな晴れた日に お別れなんて 幾多(あまた)のうそを 信じたふりしても 巣作りしてたら 幸せだった 手のひらに舞い降りた雪虫 涙の雨に溺れて死んだ 誰にも同じ 笑顔をつくるあなた この手で海に 沈められたら |
18時(Remix)THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 潮が引けば 死んだ魚は銀に光り 波に打ち上げられた僕も 銀に光る ベテルギウスが停泊船を闇に誘い出し 豆売りさえも 干からびかけた僕に気づかない 教えておくれよ 天国は 君の素肌 君の眼差しよりも きれいなとこかい 恋することに慣れた素振りで近づきあった 憎しみも 愛も 失望も 全て 二人で覚えた 教えておくれよ 地獄は あの日の君のやりきれない仕打ちより ましなとこかい 18時 潮が満ち 死んだ魚は沖に帰る 18時 陽が沈み 死んだはずの僕は僕に還る 教えておくれよ 現実は 忘却のために費やされるだけの 空白なのかい 18時 潮が満ち 死んだ魚は沖に帰る 18時 陽が沈み 死んだはずの僕は僕に還る |
Honey! Your turnTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | Honey I'm getting sea sick I am going crazy floating between confidence and insecurity Tonight the one at the wheel is either you or me This time you climb on top Now you climb on me Honey! your turn Honey I'm losing my mind I am going crazy wandering between the ideal and reality Tonight the one at the wheel is either you or me This time I'll climb on top Now I'll climb on you Honey! my turn |
帽子の行方THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | あの海が見たくなって 今日も受話器を取ってしまいそうさ そう あの頃へは もう レンガ積みの あのトンネルを 過ぎればなぜか必ず夏だった そう あの時も いつまでも きっと 波がいつも二人を 引き戻してくれたのに 海鳥も探していたよ 風に舞った 帽子の行方 あの頃は不安だけが 二人の心 つなぎとめていたね そう 約束がこわかっただけさ 月よ 今日は涙を 照らさないでくれないか 海鳴りも気にしていたよ 夏に消えた 帽子の行方 |
Black GuitarTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至 | | Yah! He has lost the drive Mixing with a chick flying high on jets Scattering dust on middle class nesting grounds Couldn't keep his guitar He is Sulking like a kid over bursts of jealous rages All the confidence he established Melting away with a single rainfall Hey! Who bought him that heavy black guitar? Don't leave it lying around the black guitar Someone tie it to him Goes to prove he really had nothing to start out with Hey boy! Where you heading? Down south? To buy trouble Hey! Who bougth him that heavy black guitar? Don't leave it lying around the black guitar Someone tie it to him |
YES MOM!THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | YES MOM! Kは義務として課せられた“事無かれ洗脳教育”に 何の疑いも持たず憧れの教職に就き、 近所の幼女を■■■しました。 (奴と僕の差は さて何cm?) うんと働きうんと金を使う、真空パックの社会人を生産しようとする、 この国の目論見から 欠陥商品の烙印を押されたAは、BANGKOKで ちょっとしたビルを建てたんだって。 YES MOM! Zは対人恐怖症とアルコール依存症を治すためにスクールに通い 「明るい道を開いたな」 と思った途端、ホステスを■■■しました。 (奴と僕の差は さて何cm?) 人なつっこくて女の子にモテ、生徒会長までやったUは 自らを神とする宗教を興し、 結果的に何人もの老人を死に追いやるなんて。 彼も想像してなかったでしょうね。 THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME? YES MOM! ハンカチもチリ紙も持ちました。 あと何を持っていけば怒られないですむんでしょうか? YES MAMA! 才能が枯れたと思いこんだFは自らの命を絶ちました。 果たして、彼をあのビルの屋上まで エスコートしたのは誰だったのでしょうか? (奴と僕の差は あと何cm?) 資本主義の機関士気取りだったMは、薬と過労に犬死にしました。 取り残されぬように、 いつも走らされてきたから、レールがあると、みんなつい走っちゃうんだ。 THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME? If you were to live according to the rules of the establishment You could lead a life of neither happiness nor unhappiness YES MOM! 宿題も月謝も持ちました。忘れ物すると、 またあの先生にぶたれちゃうんだよね。 THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME? All the people of this nation wedged between insanity and sanity Live on thinking though others have crossed the line They alone are rational THE TRUTH IS ALL BEYOND OUR SIGHT LIES HANG IN FRONT OF OUR EYES THE TRUTH IS HIDDEN IN SOMEONES HANDS GOD? OUR NATION? YOU? OR ME? |
祝日が一日もない町THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 信じてきたものは正しかったが 過ちとしてたものも正義だった 東西を指したコンパスが 傾きかけた地球を回してた 前触れなく夜明けが訪れて あっけなくあの谷に陽は落ちた 祭壇に飾る花もなく 子供が寝つく夜も来ない 一人きりじゃ寒いから 誰もが愛に縋(すが)りたくなる 祝日が一日もない町で 魔女のいない魔女狩りに興じる人 心に潜んでいるとも知らず それぞれの神が殺し合えばいい 愛し合った二人がなぜ銃を向け合う パレードが歌う道もなく 子供が登る木も燃えつきた 誰もが愛を奪われても もう一度愛に縋(すが)りたくなる 祝日が一日もない国で 祝日も 婚礼も 生誕もない町で |
幸せであるようにTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 心の海原が荒れる日は 舟は出さない方がいい 光が射す方へ歩かないか 神様はいつも意地悪さ 心の草花が枯れた日は 涙一粒させばいい 雨音がするまで我慢しよう いくつ季節が移っても さあ涙拭いて ここまでおいで 何人であろうと 幸せであるように 心の鳥たちが騒ぐ日は 大切な人とキスしよう 幸せになるのは簡単さ 人を許せる力さえ その手に持って ここまでおいで 何人であろうと 温かくなるように さあ涙拭いて ここまでおいで 何人であろうと 幸せであるように さあ涙拭いて (ここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで) (さあ涙拭いてここまでおいで) 幸せであるように |
つばきTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 小春日和に咲く花の名前を 君につけよう 実りよ多かれ いつかどこかで 尊き恋して 私たちの家を出て行く 幸せであれ その小さな手で 過ぎ去りし日の 喜び悲しみも 君にあげよう しおりをつけて 君の命は 君だけのもの 純白の未来に さあ漕ぎ出せ つらくもあれ その小さな手で 小春日和に 咲いた花が君 |
真夏の奇蹟THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 街はCELEBRATION 喪服をまとって 子供らを生贄に 聖なる祭りは続く 愛してるって言って あなたの口から この世界が再び まぶたを閉ざさぬうちに 地球より青い愛に気づいた二人 誰にも止められない 真夏の奇蹟 舵が狂ったNATION イカルスのようさ 銃声が響いても 二人はキスを止めない 愛してるって言って 嘘でもいいから 古ぼけた方舟で イエスが逃げ出す前に 地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟 愛に傷ついて また愛を信じた 約束は永遠と 疑わなかった二人 地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟 地球より青い愛に気づいた二人 誰にも止められない 真夏の奇蹟 地球より速く回りはじめた恋は 誰にも止められない 真夏の奇蹟 |
月さえも眠る夜THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | いつまで雨やどりを 続けてるつもりだろう 夏がふたつも過ぎたのに 涙が止まらないのを 雨のせいにしたいんだね この胸においで なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜に いつまで心閉じて 僕の手を拒むのだろう 花はいくつも枯れたのに 涙が止まらないのを タバコのせいにしてた この胸においで 誰かと愛し合った 過ぎ去った季節まで 好きになってあげたい 言葉だけの愛が この街並をかざる あなたに会って 初めて気付いた 二人が生まれた 本当の理由を なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜に なにもかも捨てておいで あなただけ連れておいで 月さえも眠る夜 |
有罪THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至 | | もしも宇宙に この惑星 二つあれば 今すぐ船に飛び乗り 逃げ出して 二度と結ばれぬ悲劇に泣けばすむ 有刺鉄線 二人を締めつけても 夏を追い越すくらいに求め合った 巡り逢ったことが すでに有罪なのに あなたの匂い あなたの体 あなたの声も なぜ? あなたの仕草 あなたの温度 手を伸ばしたら すぐ届く 幾度 嘘をつけば地獄に落ちられる 殺意がたなびくなら 愛は有罪なのに あなたの匂い あなたの体 あなたの声も なぜ? あなたの仕草 あなたの温度 あなたの髪も なぜ? あなたの吐息 あなたの素顔 手を伸ばしたら すぐ届く |
島唄THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返す悲しみは 島渡る波のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたの波の花 ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を |
ひゃくまんつぶの涙THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | おくら畑に埋めといた 君の切れっぱし 今夜もあなたに会いたくて 堀りおこしてみる やかんにためたひゃくまんつぶの涙をわかして 君をもどそう しいたけみたいにふくらんで ほらほら村一番キレイな顔 幾年君を想ううちに 僕も年老い 眠る君によりそうように 土へとかえる 空じゃおひさまがそれ見て泣き出し ひゃくまんつぶの雨がふる 草木はおどり かえるは歌いぼくらのお墓は今宵も祭り アメヨフレフレ ナミダフレフレ |
からたち野道THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 赤い実にくちびる染めて 空を見上げる これ以上つらい日が来ませんようにと 飛び石踏んだ からたち野道 花ふく小道 泣いたらだめよと虫の音小唄 からたち野道 はるかな小道 あのひとのもとへと続く道 紅い血にくちびる噛んで 空を見上げる もう二度とつらい日がきませんようにと まぶたを閉じた からたち野道 垣根の小道 泣いたらだめよと沢の音小唄 からたち野道 はるかな小道 あの人の歌がきこえた道 赤い実にくちびる染めて 空を見上げる これ以上つらい日が来ませんようにと 飛び石踏んだ からたち野道 草笛小道 泣いたらだめよとなずなの小唄 からたち野道 はるかな小道 あなたのもとへ駆けてゆきたい ひとりぼっちの陽だまり小道 いつも二人で歩いてた道 こずえの花を摘みとりながら 泣きべそかいては困らせた春 からたち野道 花ふく小道 泣いたらだめよと虫の音小唄 からたち野道 あの日のままの あなたのもとへ駆けてゆきたい |
中央線THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 君の家のほうに 流れ星が落ちた 僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る 今頃君は 流れ星くだいて 湯舟に浮かべて 僕を待ってる 走りだせ 中央線 夜を越え 僕を乗せて 逃げ出した猫を 探しに出たまま もう二度と君は 帰ってこなかった 今頃君は どこか居心地のいい 町を見つけて 猫と暮らしてるんだね 走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて |
川の流れはTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 川の流れはだれも 変えられやしないさ 東へおれ 西へ 涙を運ぶ 決して溶けることない 罪深き悲しみ 私達は今日も 川へとこぼす いつまで僕は 知らん顔で 歌えばいいのだろう できればいっそこのまま 海へ流してくれ 川を下り漂う 悲しみに耐えられず 魚は目を閉じて 二度と開けたがらない 流れてはふきだまる オモチャやクツやカサに 囲まれた寝床で 山椒魚は笑う いついつまでも 川のゆりかごで 何にも知らされず できれば子供のままで 抱かれていたかった いつまで僕は 知らん顔で 歌えばいいのだろう できれば僕もこのまま 海へ流してくれ |
中央線矢野顕子 | 矢野顕子 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 君の家のほうに 流れ星が落ちた 僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る 今頃君は 流れ星くだいて 湯舟に浮かべて 僕を待ってる 走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて 逃げ出した猫を 探しに出たまま もう二度と君は 帰ってこなかった 今頃君は どこか居心地のいい 町を見つけて 猫と暮らしてるんだね 走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて |
思春期THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | ガンガン掘れ 地球掘り起こせ やっきになって そこいらじゅう全て ブルドーザーで 宇宙へ掻き出せ 村人たちよ目覚めよ 今すぐに 故郷は我々のものじゃない 子供たちのもの 最後に首吊り台まで 掻き崩せ どうやら僕ら思春期のようです これでやっと大人になれそう どうやら僕も思春期のようです これでやっと大人になれそう ガンガン捨てろ 使用済みの享楽を ダンプに詰め込み あの谷埋めつくせ あっち掘ってこっち埋めれば この星は丸い 都会の人よ目覚めよ 今すぐに 故郷は創世するものじゃない これ以上どこを切り開く 夢の続きを求めれば 骨はダムの底 どうやら僕ら思春期のようです これでやっと大人になれそう どうやら僕も思春期のようです これでやっと恋もできる |
子供らに花束をTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を 生まれ出づることさえ罪なのか 答えてよ MOTHER EARTH あなたは命を産んだのか それともウミを吐き出したのか 子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を 無邪気に笑う少女 ママゴトは散弾の砂場 僕らが生き急げば 弱い者から必ず先に死ぬ 子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を 「生まれたくないよ」って ママの中で子供が泣く それでも回れよ MOTHER EARTH もう一度僕らを叱りつけて 子供らに花束を 年寄りにゆりかごを 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を |
星を数えているうちにTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 悲しい夜は歌いましょう 子供の頃に聴いた唄 涙がいくらこぼれても 心細さに負けぬよう 夜空も何かを歌ってる 見上げてごらんよ そんな夜は 星を数えているうちに きっと涙もかわくから 恋しい時は歌いましょう 浜辺で聴いたあの唄を 涙がいくらあふれても 心細さに負けぬよう きっと誰かが泣きながら 同じ空見て歌ってる 星が流れていく方で 君が来るのを待っている 風よ夜風よどこへ行く 今夜はここで眠ろうよ 星を数えているうちに きっと涙もかわくから 星を数えているうちに |
島唄 ウチナーグチ・ヴァージョンTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごの咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た くり返すくぬ哀(あわ)り 島渡る波ぬぐぅとぅ ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙(なだ)ぐゎ でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ ささやかな幸せは うたかたぬ波ぬ花 ウージの森で歌った友(どぅしぐわ)よ ウージの下で八千代の別れ 島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ愛を 海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を 島唄ぐゎ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ 島唄ぐゎ 風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ愛を (うーじ…さとうきび) |
ひのもとのうたTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 日の本よいとこ おいでなせ 一度住んだら止められぬ 絵にも描けない竜宮城 カメによく似たボスがいる 日の本神様あふれてる 脱サラした日に教祖様 神にゃ免許はいらないの? (だけど) 困った時には金頼み 日の本よいとこ おいでなせ 音楽奏でる虹の街 ロックンロールは無いけれど ロックシンガー星の数 日の本ケンカは弱いけど 負けりゃひとまず土下座する 四十年後に舌を出し ちゃっかり主人を噛み殺す よその国見りゃ大変だ クスリに暴力 クーデター 隣の芝生が青い分 便所の臭いも気にかかる 心の堤防壊そうよ 鎖国が嫌なら今すぐに 後は野となり花が咲く ジパング目指して舵をとれ |
きょうきのばらあどTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至 | | 体にいいこと全て試してみよう CMが謳う通り試してみよう 体にいいこと全て試した少女 ビタミン、鉄分、エステ、ゴルフに宗教 気がついてみたら彼女 無菌のモルモット 生かされず殺されず 計画通りの優等生 レクイエムは僕が歌おう たとえ体を失くしても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と 休暇は金で買うものと信じた男 CMの中の恋を求めた男 やっと手に入れた家族 無菌のモルモット 第三世界で何を買う 誰を買う レクイエムは僕が歌おう たとえ声がつぶされても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と 時間の流れは加速して 昨日のモラルは揺らぐ めまいがしたって気のせいさ 応急処置して さあ進め 体にいいこと全て試してみよう たくさんお金を貯めてキレイになろう 気がついてみたら僕ら 無菌のモルモット 生かされず殺されず 計画通りの優等生 レクイエムは僕が歌おう たとえ声がつぶされても レクイエムを僕と歌おう “きょうき”のバラードを君と |
みちづれTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至・宮沢和史 | | 毎日僕あなたにあまえて ゴロゴロなまけていたいけど 周りの人が駆け足するから 何となく走っている 毎日僕あなたにキスして ベチョベチョ・グチョグチョしたいけど あっちもそっちもオモシロそうだから 今夜も挙動不審 人生はイバラ道 そのうち食えない日も来るさ 今のうちに手に職を 持ちつ持たれつが合い言葉 あなたの未来を僕の細うでで 色とりどりに飾りましょう 約束するけど老後はおねがい おまえと道づれに 毎日僕あなたのパパの将棋の相手をしたいけど なかなか親睦深まらないのさ こっちを向いてよ! ダディ 毎日僕あなたのママと財テク談義をしたいけど 時々おかしな目配せするのさ 大きなお尻をフリフリ 人生はケモノ道 病にさされる日もくるさ 今のうちに手に職を 組んずほぐれつの渡り鳥 世界の全ての人にもれなく幸せつかんで欲しいけど 身近な奴から片付けたいのさ 僕と道づれに にっちもさっちもいかなくなったら”せーの”でバットで殴り合い 二人の記憶を無くしてしまって 一から始めよう 人生はトライアスロン やっと泳いだら走らされ ゆりかごから墓場まで ラットレースは止まらない あなたの未来を僕の細うでで 色とりどりに飾りましょう 約束するけど老後はおねがい おまえと道づれに おまえと道づれに |
そばにいたいTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 目を閉じてごらん 君は何が見える 今日までの想い出 それとも未来 今まで僕は過去の湖を泳ぎ ひざを抱えていた だけど今はステキな明日が見える 世界中で閉ざされた窓が今 開き出す 会ったことのない人達の笑い声が聞こえる そろそろ君が幸せをつかむ番 その時は僕も そばにいたい 手を空高く伸ばしてみてごらん 何かに触れたら それが未来さ 背のびしても飛び跳ねてももがいても構わない 神様はいつか君に気がつく 世界中の子供の涙はいつかわく 同じ舟に乗る僕らは なぜ憎しみ合う そろそろ誰かが幸せをつかむ番 その時は僕も そばにいたい 流行り歌はいくつも町を吹き抜けていった 東の国から西から笑い声が聞こえる そろそろ君が幸せをつかむ番 その時は僕が そばにいたい |
サラバTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | タバコの煙りが雲のように 時間が止まった部屋にうかぶ 雨を降らせておくれよ 全てを洗い流してよ サラバ 見なれた町よ さあ行こう からっぽのカバン持って いつまでも大人のふりしないで 何かができる気がする 君にも僕にも きっと だから笑ってグッドバイ 愛をあげたい 大きな愛を あなたの胸に いつもいつも さよなら ありがとう 愛しい友よ 嵐が去ったら ここで会おう 僕を待ってる人が今 遠くの海で泣いている サラバ 住みなれた町 愛を下さい 小さな愛でも 忘れないように そっとそっと 愛をあげたい 大きな愛を あなたの胸に いつもいつも そこ行く船よ 僕も乗せてよ この広い海に捨ててしまおう 想い出は全て |
過食症の君と拒食症の僕THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | たらふく食べても次から次へとむさぼりついてるあなた 自分じゃ違うと言い張ってるけど どっから見たって過食症 時々こっちを向いてはニヤリと不敵な笑いをうかべてる どうやらいつかは最後に僕をペロリと食っちゃうつもりだろう どうせ食われる我身なら 何にも食わずにミイラになってまずくなってやる 長年住んでた白アリたちも あなたにおびえて逃げ出してった そして一人とり残されて 私は拒食症 いっしょうけんめい働いていても お金がちっともたまらない お菓子にアイスにバナナにうどんにミックスナッツが100ダース そのくせ味にはとってもうるさく まずいとガミガミ叱られる 世界は広しと言えどもグルメの過食症はそういない どうせ食われる我身なら 苦悩の日々を日記につづって作家でデビュー 日本をおそったイナゴの大群 あなたにおびえて逃げ出してった イナゴよ僕をつれ去っておくれ 私は拒食症 家庭の医学で調べてみたら 彼女の病はおそろしい おなかの中が満たされていても ついつい勝手に手がのびる 病状悪化がいちじるしくて 半べそかきつつ食べている 僕にできることはと言えば 好きだと一言 言うくらい どうせ食われる我身なら とこやに行ったり銭湯に行くのもバカらしい 長年住んでいたゴキブリたちも 荷物をまとめていちもくさんさ そしてやっぱりとり残されて 私は拒食症 どうせ食われる我身でも あなたを侮辱する奴は殺して今夜のおかず 地球が割れても 夜空が落ちても 海がかれても 鋼のコンビさ 過食症の君と拒食症の僕 |
ウキウキルーキーTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至・宮沢和史 | | 近道うちの町内に おかしな車がやって来た 何の変哲もないけれど カタツムリの絵が書いてある 近所じゃヒソヒソうわさする カタツムリのおじさんの事 仲間はずれの子供達を 不思議な旅に連れてく 小さなうそついて かあさんにしかられた日 おじさんのエスカル号が むかえに来たのさ うそじゃないよ ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー 車の中に仕かけられた いろんな秘密がオモシロイ まほうのびんにはおじさんの ブレンドみそ汁がくれてる トランクの中あふれ出した ヘンテコロリンな空想を 少しづつ紙ぶくろに詰め いつも持たせてくれた ある朝新聞に おじさんが載っていた 漢字で読めないけど きっとこれでお別れなんだね ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー 大きくなった今でも ヘビィな夜が来た時も 僕はヘラヘラへっちゃらさ 口笛吹くから飛んで来てね ウキウキ イカした僕のルーキー だれにも秘密ウキウキ 百万力さルーキー |
おうちバイバイTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | どこで覚えたの? さっきから僕の知らない歌をくり返してる 9時すぎを指したかべかけ時計が いつからだろう止まったまんまだ バイバイ 世の中にうまくすべり込めない夜は 手のひらに君をかくしてにげた 僕より早く歩きはじめた君は カバンの中にも入りきらないね おうち バイ バイ 電車がカタカタ窓をたたき出す頃 僕の話を机に集め 積み木みたいに 立ててはくずしてた そんな遊びにも あきたみたいだね おうち バイ バイ サヨナラ 忘れものは 置いてくよ 冬が秋をさそいに来たよ 目覚めぬうちに 僕も行くよ |
ルティカTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 教えてルティカ どこにいるの 聞かせてルティカ 僕らの行方 血まみれのうでじゃ 君を抱けない あの丘にいるよ はりつけられて 愛しきルティカ どこにいるの 泣き声だけが 森を揺らす 巨大な闇が 手招いてる 僕は先に行くよ はりつけられに 両手しばられ 君を抱けない あの丘にいるよ キスしてルティカ 教えてルティカ 涙のわけを |
夜道THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 夜道を歩いてたら 銭湯帰りの少女に会った 夜風にゆれる洗い髪は 僕の顔見て走って逃げた たしかに僕は 見かけはヘンだけど 中流家庭の きさくな奴なのに 夜道を歩いてたら ベンツにつまづいた 幸い運転手は留守なので おみやげに エンブレムもらった くさりをつけて 来月のあの娘の たんじょう日にくれてやれ 裏道を歩いてたら 酒くさいおじさんに会った 「よお おにいちゃん……」 見ず知らずのおやじの どん底の身の上を 2時間 下北沢で聞くはめになる 夜道を歩いてたら 小便小僧と目が合った 知らんぷりして通りすぎたら 小便したままついて来た ダッシュして逃げたのについてくる すっぱだかの彼は早かった なんとか振り切って その晩は寝たけど 次の朝トイレで小僧が笑う これが僕の毎日なんだなと 思ったらわびしくて また散歩に出向く |
逆立ちすれば答えがわかるTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 考え方しだいで 世界は丸かったり 考え方しだいで コンペイトウに見えたり 僕の住む世界は ゆがんでいるらしい だけど ちょっぴり見方を 変えてみたら となりの成金おやじが 仏に見える 逆立ちすれば 答えがわかる きのうのうそが 本当に見える 考え方しだいで 世界は平和だったり 考え方ひとつで 終末に見えたり 僕の住む社会は 進んでいるらしい だけど ちょっぴり見方を 変えてみたら ニュースのあの娘の涙が へドロに見える 逆立ちすれば 答えがわかる 夕べの愛が ちんけに見える 逆立ちしよう! 答えをさがせ! きのうのうそが 本当にみえる |
釣りに行こうTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | 十何年前はまだ 君より小さくて 君のアゴのほくろをいつも見上げてたんです 君はといえば 泥んこになって こうもりの子守唄 朝も夜も昼寝 目が覚めたら君は うそばかりついた その度だまされたふりしてた 釣りに行こう 釣りに行こう 雨がやんだら迎えに行くね 釣りに行こう 釣りに行こう いつもの場所へ迎えに行くね 釣り竿にぎったまま 君はまた昼寝 魚がひいているのに 今日も知らん顔 僕も君の真似して 目を閉じてみたけど なぜか眠れないんです 柳がくすぐるんです 大人になってもう一度 あの川へもどれば まだたぶん 君は眠りの途中 釣りに行こう 釣りに行こう 梅雨があけたら迎えに行くね 釣りに行こう 釣りに行こう いつもの場所へ迎えに行くよ |
気球に乗ってTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | | ありったけの手持ちのゆとりや ポケットの中のぬくもりを ひずみきった国々に ポツンと落としてやるのさ 要なしの人間なんているわけはないと 神様はいつも僕に言うけど 本当のところは口をつぐんで 誰も言おうとしないけど 気球に乗って ほこりになってゆられたい 今ひとつこの気球が昇っていかないのは 僕をおどらせる俗物どもが 足元にしがみついているからさ 胸いっぱい風を集めよう 名もなき同胞(とも)が抹殺されて 価値あるブルジョアが生き残るとするなら 真先に死ぬのはこの僕なのさ 僕こそ不必要なものだから 気球に乗って ほこりになってゆられたい 気流に乗って ほこりを捨ててゆられたい |
オレンヂジュースTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 小林孝至 | | 12 時間もたって 目覚ましを止めた 黄色くにごった空は あいかわらずだ ランチタイムにはもう 間に合わないから ゆうべのオレンヂジュースで おなかいっぱい Yeh,Oh,ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 毎日 夕べはさんざんだった 戦争に負けた 僕の町に外人 あっちに外人 彼女のコップのジュースを さっととりあげる 無力な僕の小さな抵抗 Yeh,Oh ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 明日も TV は三流ジョークで 爆発しそうさ イライラばかりで のどはカラカラ 何かがへんだ どこか違ってる 僕のせいじゃない 大人でもない Yeh,Oh ステキなジュース Yellow ジュース Yeh,Oh すっぱいジュース 毎日 |
君はTVっ子THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 今日のデートは何だか変だな あの娘がそわそわ 落ちつかないんだ 僕より今夜のTVがお目当てなんだ 時計の針が ぐるぐる回る 銀座で待ち合わせたのが 悪いのかな 僕より今夜のTVがお目当てなんだ TVっ子 愛しのTVっ子 目を白黒させて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ せっかく贈った花柄スカート いつの間にやら TVカバー 僕より今夜のTVがお目当てなんだ ブラウン管から黄色い声がする あの娘がTVに吸い込まれちまった 僕より今夜のTVがお目当てなんだ TVっ子 愛しのTVっ子 よだれタラたらして 君はTVに夢中 君の気をひくためなら毒薬飲んでもいいよ 僕が車にひかれた事件を あの娘は「6時のニュース」で知った 僕より今夜のTVがお目当てなんだ TVっ子 愛しのTVっ子 鼻ピクピクさせて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ TVっ子 愛しのあなた 目を白黒させて 君はTVに夢中 君の気をひくためなら空から 君の気をひくためなら空から 君の気をひくためなら空から飛んでもいいよ |
虹が出たならTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 僕は何もあげられないから 一日中 君の顔 きれいにみがいてあげる ある朝 君が死んで一人ぼっちになっても 花のベッドですりきれるまで 毎日みがいてあげる 年寄りが泣いている 子供たちがおびえてる 信じられるものが ひとつふたつ 僕らをとり残しても 虹がでたなら 君の家まで 七色のままで とどけよう 年寄りが泣いている 子供たちがおびえてる 信じられるものが ひとつふたつ 僕らをとり残しても 虹がでたなら 君の家まで 七色のままで とどけよう |
雨の日風の日THE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | ありきたりの言葉じゃ 僕のリズムははずまない とびきりのシャツを着て 町で踊ろう 雨がふる日はふる日で 予定を棒に振ればいい ひまわりのまわりには 君がいっぱい はやりの言葉じゃ 僕の気持は踊らない とびきりの服を脱ぎ 庭で歌おう 風が吹く日は吹く日で 予定を棒にふればいい 地下鉄を降りれば 君がいっぱい Wow wow… Wow wow… |
不思議なパワーTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | へこたれた僕を 笑わせる不思議なパワー 鼻づまりの冬空に 現れる強い力 今朝見た悪い夢も かき消す強い力 あの日君と口ずさんだ真実の歌と 公園に咲く花たちが僕を勇気づけた 君と話した僕の夢がいつか明るい場所で 芽を吹いて川や森が生まれる 不思議なパワー あふれるパワー ねむれない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物 寝不足の日ように こみあげる不思議なパワー ハラペコの月ようも かき消す強い力 あの日君とわかちあった宝物なんて 今になって思い返せばガラクタの山さ いつかいつの日にか君が大人になって 芽を吹いて海や町が生まれる 不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物 あの日君と口ずさんだ真実の歌と 公園に咲く花たちが僕を祝福した 君と話した僕の夢よ いつか明るい場所で 空にうかぶ飛行船までとどけ 不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ 不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物 |
おりこうさんTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | やぶれたGパンはいたら親に怒られた。 おばあちゃんは、カッコイイねと小遣いくれた。 弱虫、わがまま、過保護な僕に怖いものはない。 りこうなふりして頭下げたら吐き気がした。 友達とっくにおりこうさんさ、気持はわかる。 りっぱな人にはなりたくないけど偉いと思う。 YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO かわいいあの娘は頭なんて良くなくていい、 二人の愛がスクスク育てばそれでいい。 汚い僕でも自転車乗れば、カッコイイだろ。 りこうなふりしてタクシー乗ったら、吐き気がした。 りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。 にえきらないままりこうになるから、始末が悪い YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO Gパン脱いだのに、またおこられた。 バカなふりして夢ならべたら、笑われた。 りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。 にえきらないままりこうになるから、始末が悪い YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO |
きっと愛してるTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 君がくれたギターで 僕が歌を作る うすよごれたアンプから 聞こえるのはラブソング 気に入った曲ができたから 他の娘に贈るよ だって君に聞かせたら きっと笑いころげる OH 桃色に染まる 君を見ていると 桃色に染まる へたなバラードに腰が動く リズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる 二人の朝は三日前 コップや缶や瓶が テーブルに散らばって まるで新宿みたい OH バラ色に染まる 君にキスすると バラ色に染まる 僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる OH 桃色に染まる 君にキスすると 桃色に染まる 僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる 君の似顔絵かいたら とってもよく似てて 僕に笑い返すから きっと君を愛してる |
都市バスTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | ほろにがい日はバスに乗り となり町まで走ります 小銭集めて宇宙への おてがるな旅 ミステリーはつづく でき心でついたうそを 信じた奴が連れてきた 黒いマントの殺し屋が 追いかけてくる 僕をさらいに来る 運転手さんとばしましょ ちっちゃなバス停なんかとばしましょ 後部座席でうたた寝て 鳥や猫や犬や虫でも 気のあうやつはつれて行くよ 都市バスの中 カラッポ頭 遠くへ逃げる 勇気ないなら 都市バスの中 世田谷の中 雲がくれの日々を楽しもうよ 人恋しい日はバスに乗り 古本屋の前で下車 他人の心 のぞきたくて 涙でしわになったページさがす ハイカラおばさんどきなさい そこはいつもの僕の席 めがねはずしてうたた寝て 平和や愛や夢や希望も うそでなければ連れて行くよ 都市バスの中 カラッポおなか 遠くへ逃げる 勇気ないなら 都市バスの中 世田谷の中 雲がくれの日々を楽しもうよ |
SUPER STRONG GIRLTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 君の秘密を知ってしまったよ リボンの下に つのがはえてる 君の秘密を知ってしまったよ お尻に小さな しっぽもはえてた ある晩 君は 巨大になって ねぼけた僕を 背中に乗せて 新宿 中野 ひとまたぎ 高層ビルに 座って 僕を守ってくれると言った SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 素顔の僕は 君の手のひらの中 君の秘密をひとりじめにしたい 世間は君の噂で てんや わんや 神様はあっちこっちで ひっぱりだこで 僕のちっこい おねだり 聞いてもくれない 笑う街角が ゆがんで見える アンバランスな メトロポリスで 溺れる人を 見おろす君は ダイヤモンドの涙 落した SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 耳の先まで 愛してるのに SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 不安な夜は 君の名前さけぶよ SUPER STRONG GIRL SUPER STRONG GIRL 耳の先まで 愛してるのに |
CHICKEN CHILDTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | お気に入りのプラスティックの、 オモチャの車がつぶされて消えた。 泣きじゃくる僕にママは言うのさ、 「そんなポンコツじゃ乗り遅れちゃうよ」って。 走らせて 笑わされて とり残されて ブーブー言った CHICKEN, I'm a child. お気に入りのプラスティックの、 ドライヤーで立てた髪をととのえ、 海に映ったデッカイ町に見とれて、 足もとをすくわれ 消えちまうのさ。 泳がされて どなられて とり残されて ブーブー言った CHICKEN, I'm a child. 僕の手のひらに抱え切れない未来 運命が僕を鳥にかえて、雲の上からHelloと言うよ LAUGH DOWN A NOISY SPEAKERI お気に入りのプラスティックの、 オモチャの車に飛び乗って、 一足先に逃げちまおう、 昨日の世代にあいそつかされる前に。 |
星のラブレターTHE BOOM | THE BOOM | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 庭に出て 月あかりで あたたかい夜に 君に書いたラブレターを 読み直してみるよ 我ながら良く書けた文だ 三枚も書いた コオロギが便せんに止まった 失礼なやつだ 君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ 朝日通りは 夕飯時 いつもの野良犬たちが 僕の知らない 君の話 時々聞かせてくれた 年をとって生命がつきて 星のかけらになっても 昨日聞かせた僕の歌 町中に流れてる 君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ あんなに楽しかった夏休みだったのに 君のママとも仲良くなったのに 秋になって 冬を越えて サヨナラと言った 何十年 指折りかぞえて自転車に乗って また 君に会いに行くよ 君に会いに行くよ 愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ |