アネモネCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 2人で感じた 真実は今 過ちに変わる I close my eyes I close my eyes 2人で信じた 幻は今 現実に終る I close my eyes I close my eyes 目を閉じてしまおう もう目を閉じてしまおう だって 見えないから もう何も 見えないから I close my eyes I close my eyes I close my eyes I close my eyes 2人で重ねた やわらかい夜 跡形もないわ I close my eyes I close my eyes 夢を見た アネモネ それでも闇は 闇のまま I close my eyes I close my eyes I close my eyes I close my eyes |
ひこうきぐも。Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたはとんでもなく 安らぎの人だった 1人で歩くことも ままならない細い脚 大きな瞳を ふちどる長いまつげ ひこうきぐもを 追いかける 私とそれを見守る あなたがいた冬は So far away So far away So far…far away きれいなお人形も 欲しかったおもちゃも あなたは持ってたのに 包み紙そのままで もうすぐ空へと 飛び立つこと知ってた? ひこうきぐもを 追いこして あなたは誰より高く 飛んでいけるはずよ So far away So far away So far… 最後にその目が 見ていたものは なあに? ひこうきぐもを 追いかける 私とそれを見守る あなたがいた冬は So far away So far away So far…far away |
卯月の頃Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 擦り切れて しまうと言って 結んだ小指を 切り離してしまった あした あなたは 笑っているのだろうか 抱えきれない 両手いっぱいの 悲しみの果てに 待ちぼうけの 麦わら帽子 ブランコに揺られて バラは咲いたかな? あした わたしは 笑っているのだろうか つないだ手と手を あきらめて 失くした風景 ひとつ ここまで 歩いておいで 歌を紡ぐように 鮮える空に 泣かないで 愛した光が キラリ あした あなたは 笑ってくれるだろうか 抱えきれない 両手いっぱいの 想い出を胸に |
眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~Cocco | Cocco | こっこ | 根岸孝旨 | 石田小吉 | 偶然耳にした ひだまりの中で息をしているようだった 懐かしい名前 響いた胸の奥 鮮やかに全部 肩に残るにおいまでも まだ覚えていた 春と夏と秋と冬を過ごした なぜかいつもふりむきながら 春と夏と秋と冬をこうして 暗い森を彷徨いながら 私は糸を紡いでいる 私は1人血を流している 今日も夢を見た 大きな窓へと私はそっと歩いてた あの細い道を 焼きつくその寝顔 甦るのは眠れる森の王子様 もう目覚めないで 春と夏と秋と冬を2人で 他の誰も愛さぬように 春と夏と秋と冬をこうして 他の誰も見えないように 私はあなたを探している 私はあなたを愛している あなたと私は 離れてはいけなかったの 素敵ね そうなのよ さぁ 錘を磨ぎましょう 春と夏と秋と冬を過ごした なぜかいつもふりむきながら 春と夏と秋と冬をこうして 暗い森を彷徨いながら 春と夏と秋と冬を2人で 他の誰も愛さぬように 春と夏と秋と冬をこうして 他の誰も見えないように 私は城へ向かっている 私と森に眠りましょう |
ねないこだれだCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 笑おうか? 笑ってみせようか? 鏡には 置き去りの子供 かわいそうに ママは戻らないのね 雨は降って 止むことも知らずに ただ1人の名を叫んでも 飢えた褥は砂に塗れ 心は うなだれる分だけ 掻き乱すように あてもなく 帰ろうか? 笑って帰ろうか? さよならは 目隠しでもできる 神様が 床に伏せられる頃 雨は続いて 太陽さえ落ちた あなたじゃない 誰かにもさえも 抱えきれない 熱を預けた いつしか 満たされた分だけ 渇いた隙間を 感じてた ただ1人の名を叫んでも 飢えた褥は砂に塗れ 心は うなだれる分だけ 掻き乱すように あてもなく 笑おうか? 笑ってみせようか? 鏡には 置き去りの子供 かわいそうに ママは戻らないのね 雨は降って 止むことも知らずに |
夢路Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | なだらかに なだらかに 道は続いた ゆるやかに ゆるやかに 季節は流れた 山鳴りを誘い トンボが泣いた 気が付くと私は 独りあなたを探していた 体からこぼれる 熱は行き場さえ失くし 目隠しで彷徨う 狂おしく 狂おしく うねりのまれて 残酷に 残酷に 道は終わった 三つ編みなびけば 数えた月日 片腕をもがれた 空は傷口を開けたまま 虫の音はかかとで そっと真赤な息を吐いた 音もなく 滲む星 幼い家族を まぶたに焼いて 気が付くと私は 独りあなたを探していた 体からこぼれる 熱は行き場さえ失くし 片腕をもがれた 空は傷口を開けたまま 虫の音はかかとで そっと真赤な息を吐いた 音もなく 滲む星 |
濡れた揺籃(ゆりかご)Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ママ わたしを見て ジャングルジムの上で いつまで口笛を吹かせるつもり? もう陽が暮れるわ お陽様がのみ込まれ もうすぐ小鳥が死んでいくのよ 待ちきれないわ 背中が寒い 羽ばたくように 落ちていくわ 夢見るように 堕ちていくわ Ah だって私は凍えているのよ 赤くしたたる揺籃の柘榴 ねえ 髪をといて かき上げる うなじに気付いて ミルクはもう飲まないの 子守り歌さえ 捨ててしまった ah 熟れた体が あふれ出して 焦げるようだわ 止められない Ah 赤くはだけた胸が濡れてるの そうよ羽ばたくように 落ちていくわ 夢見るように 堕ちていくわ Ah だって私は凍えているのよ 赤くしたたる揺籃の柘榴 |
RainingAimer | Aimer | こっこ | こっこ | 玉井健二・百田留衣 | ママ譲りの赤毛を 2つに束ねて みつあみ 揺れてた なぜだったのだろうと 今も想うけれど まだわからないよ 静かに席を立って ハサミを握りしめて おさげを切り落とした それは とても晴れた日で 未来なんて いらないと想ってた 私は無力で 言葉を選べずに 帰り道のにおいだけ 優しかった 生きていける そんな気がしていた 教室で誰かが笑ってた それは とても晴れた日で 髪がなくて今度は 腕を切ってみた 切れるだけ切った 温かさを感じた 血にまみれた腕で 踊っていたんだ あなたが もういなくて そこには何もなくて 太陽 眩しかった それは とても晴れた日で 泣くことさえできなくて、あまりにも、 大地は果てしなく 全ては美しく 白い服で遠くから 行列に並べずに少し歌ってた 今日みたく雨なら きっと泣けてた それは とても晴れた日で 未来なんて いらないと想ってた 私は無力で 言葉を選べずに 帰り道のにおいだけ 優しかった 生きていける そんな気がしていた 教室で誰かが笑ってた それは とても晴れた日で |
Drive you crazyCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | My body responds just to pain Your words Your whip Your scars I like I feel…just like… I got a beautiful song Yes, I go…I take you… beyond the wild world I turn off my switch to play a hole girl 「Peach Pie rag doll ice cream I like」 I say my lines You feel…just like… You got a beautiful car Yes, I go…I take you… beyond the wild world Running up a slope, steep slope and we'll fall down Running up a slope, last slope and we'll fall down Beautiful…How beautiful… Beautiful car taking you CRASH・BOOM・BANG!!! |
コーラルリーフCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 扉を開けて 新しい場所へ やさしい人混みを すり抜けて どこまでも まんまるい月 落ちていく夕陽と出会う 見上げる空は 何色に染まるの 手の平には 輝く銀の星 ひとつ 歌いながら 迎えに行くからね 走って行くよ あなたが 見るであろう奇跡たち あなたを 包む 風と海と 焼き付けて 見えなくなってしまう日は あまりにも早く やってくるから 人指しゆびを翳して 魔法を架けてみて 目に写る全てを 恐れないように 失くし物は いくつの海を 埋めるだろう こんなふうに 歩いて行けるかな 振り向かないで あなたが 見るであろう奇跡たち あなたを 包む 風と海と 焼き付けて 見えなくなってしまう日は あまりにも早く やってくるから 憶えてて 良く晴れた 青い青い あの朝を 独りで 走り抜けた景色たち こうして 胸に刻む唄と 愛してる? 例え聞こえないとしても わたしは ここで 手を振るから 焼き付けて その足で その瞳で 焼き付けて |
ベビーベッドCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたに瓜二つの 生き物が わたしの子宮から 出てきたら バンドを呼び集めて 舞い踊り その子の誕生を 喜ぶわ あなたのように 私を捨てないように 鉄の柵で作った 檻に入れて眺め 乳を与えあやして いつもいつも見てるわ 壊れるぐらい 愛してあげるの 首輪と足枷でも こしらえて 私の名前だけを くり返す 他人の密を 覚えて汚れないよう 霧の朝がきたなら 海の見える部屋で きしむ肌を教えて 強く抱いて眠るわ 溶け出すぐらい 愛されたいから 届かない影を追い求めて 一人で泣き叫ぶ毎日を くり返さないように 鉄の柵で作った 檻に入れて眺め 乳を与えあやして いつもいつも見てるわ 壊れるぐらい 愛してあげる 霧の朝がきたなら 海の見える部屋で きしむ肌を教えて 強く抱いて眠るわ 溶け出すぐらい 愛されたい あなたのように 私を捨てないように |
強く儚い者たちAimer | Aimer | こっこ | 柴草玲 | | 愛する人を守るため 大切なもの築くため 海へ出たのね 嵐の中で戦って 突風の中生きのびて ここへ来たのね この港はいい所よ 朝陽がきれいなの 住みつく人もいるのよ ゆっくり休みなさい 疲れた羽根を癒すの だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ 何も失わずに 同じでいられると思う? 人は弱いものよ とても弱いものよ 愛する人の未来など 遠い目のまま言わないで 声が聞こえる? 私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう 抱いてあげましょう 固い誓い交わしたのね そんなの知ってるわ “あんなに愛し合った”と 何度も確かめ合い 信じて島を出たのね だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃 あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ 人は強いものよ とても強いものよ そうよ飛魚のアーチをくぐって 宝島がみえるころ 何も失わずに 同じでいられると思う? きっと飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃 あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ 人は強いものよ そして儚いもの |
裸体Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 年の数だけの 赤い花から 摘みとりましょう 痛みの棘を お花を浮かべた お風呂の中で 息を潜めては その足音に怯えているの 抱きなれた この体を 探したりしないで 記憶を消したい あなたの味を 忘れてしまいたい 生まれ変わるの 生まれ変わるの 傷つけた この体を 探したりしないで Ah! 神様が もし居るのなら あなたを突き落とせばいいのに わたしの影も わたしの夢も 貪りつくしたでしょう? 何を望むの? 何を祈るの? 抱きなれた この体を 探したりしないで 傷つけた この体を 探したりしないで 吐き捨てた 言葉など 踏みつぶして消して もうここには何も 残ってないの 何もないのよ ただ吐き気がするの |
美しき日々Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 望まれてもないのに 殺されもしなかった 部屋の外に出たけど 立ち尽くすだけだった 育てた花でさえ わたしなしで生きてる お水は要らないの? 雨を飲んで 空を向いて 口を閉ざし 途方に暮れる わたしは 想う 真面じゃない腕で 膝を抱えながら いつまで いつまで あなたを 守れる? いつまで いつまで こうして あなたと わたしの赤い声は あなたの肉となった 今と足跡なんか 正しくつなげないけど 途切れることはなく 続いていくという事 あなたは知らないの その先には 未だ見ぬ夢 罪を背負い 海に出る道 それでも逝くだろう あなたを残して 彩り褪せる空 甘くて 険しい 美しき音色 どれだけ どれだけ 溢れて 響いて わたしは 想う 真面じゃない腕で 膝を抱えながら いつまで いつまで あなたを 守れる? いつまで いつまで こうして それでも逝くだろう あなたを残して 彩り褪せる空 甘くて 険しい 美しき音色 どれだけ どれだけ 溢れて 響いて いつか届けばいい |
ウナイCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | さしのべた手は 空回り そうね まっすぐ 歩けるの おぼつかない 足取りで 耳朶(みみたぶ) からイルカは 海を見た 大きな森を 気が遠くなる程の ころがる星を 切り刻まれて光る そのかわいい胸を 抱いて おやすみ 煙草の火が落ちたら もう行きなさい 桃色の象が運ぶ 夢を見なさい 消えない夜を 踊り子たちの声を 跡絶(とだ)えた風を 朝靄(あさもや)に酔うほどに 空を仰いで ここへおかえり 大きな森を 気が遠くなる程の ころがる星を 切り刻まれて光る そのかわいい胸を 抱いて おやすみ |
AgainCocco | Cocco | こっこ | 松本二郎 | 根岸孝旨 | My first clear sky I have never seen such a sky My first clear sky Since you disappeared into the sky Please call my name again Please please kiss me again Wind wind blow in the wind Feel feel feel your love in the wind Back to me and sleep in my arms Wind wind blow in the wind Feel feel feel your love in the wind Take me to your side again My first clear sky I'm dying to show you the sky And take a nap together We had to love one another again Please call my name again Please please kiss me again Wind wind blow in the wind Feel feel feel your love in the wind Back to me and sleep in my arms Wind wind blow in the wind Feel feel feel your love in the wind Take me to your side again |
うたかた。Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨・村山達哉 | 放課後の校庭 緋寒桜 白いひざ かさぶたの両足 鼻の奥 突きぬける 冬の夢 その先にあるものを恐れてた 黄金の森とウージの音色 わたしの頬は どうしてあんなに 凍えていたのだろう 暮れていく毎日も止められず 怖いのはふくらんでいく乳房 胸をかき鳴らす 砂埃 多分 全ては からまって 風に 押されて 走ってた 夕顔咲いた 海までの道 わたしの耳は どうしてあんなに 凍えていたのだろう 黄金の森と ウージの音色 わたしの頬は どうしてあんなに 凍えていたのだろう どうして あんなに 凍えていたのだろう なだらかに巡り こぼれ落ちる デイゴの涙 |
Sweet Berry KissCocco | Cocco | こっこ | 成田忍 | 成田忍・根岸孝旨 | Daddy thank you for your kiss Did you know How much I loved you Daddy thank you for your kiss in the past, only once I'll let you go along the shining blue sky I'll let you go along Don't look back But I awoke from a dream I call for you over and over again Black berries make Daddy smile Raspberries make Mommy smile Sweet berries make me cry oh cry Mommy thank you for your kiss Did you know How much I needed you Mommy thank you for your kiss Reaching out for you I'll let myself go along But I awoke from a dream I call for you over and over again Black berries make Daddy smile Raspberries make Mommy smile Sweet berries make me cry oh cry I'll let you go along the shining blue sky I'll let you go along Don't look back But I awoke from a dream I call for you over and over again Black berries make Daddy smile Raspberries make Mommy smile Sweet berries make me cry oh cry I lost my name who am I I lost my home where am I But I can fly high fly high so far So far away |
白い狂気Cocco | Cocco | こっこ | 手代木克仁 | 根岸孝旨 | どこで脱ぎ捨てたのだろう もしかしたら ずっと 裸足だったのかもしれない 余計な知恵を詰め込んだ 小さな頭は 今やっと働いて 私の心は 今やっと生きてる 薊野をぬけて むき出しの胸に 白い狂気を 温めて 白く白くどこまでも 深く深く愛してる 白く白くどこまでも 毎日こうして祈ってる どこで道に迷ったのか 出会うまでに少し時間をかけすぎた気がする ヒールも何も要らないの 小さな願いは 今やっと叶いそう あなたの影は 今はまだ遠いけど 暖炉に火を入れて あなたを飾る 銀色の釘 打ちつけて 骨も皮も剥ぎ取って 甘く甘く滴れば 骨も皮も剥ぎ取って 毎日見つめて接吻を 白く白くどこまでも 深く深く愛してる 白く白くどこまでも 毎日こうして祈ってる |
ガーネットCocco | Cocco | こっこ | こっこ | | 会いたい人を 指折り数えて 会えない人だけ 溢れて 零れて 失くし物に 馴れ過ぎた この手が満ちる時 血まみれ 鮮やかに巡る 遥か果て無く 愛しい日々よ ひかるひかる 今も美しきもの どうか私に 強い力を 流れ逝く舟に さぁ 手を振って 与えられた 10と10の指 使い熟せない 銃と10の杖 茜の虹 瞬く間に 次の波が還る 教えて どこまで走ろうか もしも夜明けが 眩しいのなら もっともっと 高く晴れ渡るなら 痛い雨なら その矢を受けて 流れ行く川に 新しい舟を 亡くし物に 馴れ過ぎた この手が満ちる時 血まみれ 鮮やかに巡る 遥か 遥か果て無く 愛しい日々よ ひかるひかる 今も美しきもの どうか私に 強い力を 未だ見ぬ海で 月は輝く もしも夜明けが眩しいのなら もっともっと 高く晴れ渡るなら 痛い雨ならその矢を受けて そしてきっと ここに あなたが居て |
My Dear PigCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたのママは マシューおじさんの 牧場で生まれたの それはそれは 立派なブタでね 本当によく太ったわ とっても高く 売れたと言ってね そうそうよく覚えている Your Mammy is a pig So great pig But she said everyday Don't eat me Oh-oh please please Don't eat me BOO she is no more あなたの使命 果たすべきことは 私のため太ること ここで1番 ヤミーなごちそう 毎日たべたでしょう? ママより高く 売れたと言ってね 大いばりができるわ Your Mammy is a pig So great pig But she said everyday Don't eat me Oh-oh please please Don't eat me BOO she is no more 愛しているの ベイビーあなたをね 冗談よ 手離したりしないわよ 日曜すぐに教会の後 ソーセージにしましょう あなたを食べる 独りで食べるの 心配などしないでね 一滴の血も 残したりしない 私だけの my baby Your Mammy is a pig So great pig But she said everyday Don't eat me Oh-oh please please Don't eat me BOO she is no more My Dear Pig is you |
海原の人魚Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | わたしを初めて 抱いた人は わたしのためなら 死ねると言った わたしは笑って 少しだけ泣いて 木影に座って 髪をほどいた 碧い寝息は 明日を夢見て 花が咲くのも 待てずに舵を取った 空がどれほど高いのか 海の彼方で 月は鯨と泳ぐのか どこまで独りで 飛べるのか 若い力は あふれ出した あなたが初めて 抱いた人は あなたの背中に 甘えて泣いた? わたしの背中に羽根などなくて 星は遠くで 瞬くばかり 夜明けの鐘が 愛しくそっと 全てを消せるわけでもないから 空がどれほど高いのか 海の彼方で 月は鯨と泳ぐのか 想い出す嘘もあるけれど 新しい朝を 全部あげる わたしなんか 死ねばいいと 想ってた でもどこかで わたしだけが 生きのびることだけ 信じてきた 空がどれほど高いのか 海の彼方で 誰が泣いていたのかさえ ここまで私は 流されて 濡れた人魚は 愛を見た トゥルラッタ トゥルトゥル ラッタ 消えないにおいと 新しいにおいと 愛したにおいと 愛すべき あなたと |
Heaven's hell~Tokyo solo recording version~Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | | 今 やっと 首に手を掛け やさしい話 手繰(たぐ)ろうと そう あれは 終末の鐘 鳴らせ どうせ 聞こえない あなたが あきらめた海には そっと星が降って 私が呼ぶ雨に 濡れても まだ歌ってるよ あぁ 会いたいな 本当だよ 届くかな キスを込めて 立ち入るな 風の住む丘 虹に架(か)けた 無理な乞(こ)い この空に 犇(ひし)めく罪を 鳴らせ 落とせ 穴だらけ 例えば 其の手を振り招き 側に居てほしいと それでも 大丈夫だなんて くり返すだけで あぁ 薙(な)ぎ倒し 踏みつけて 楽園に キスを込めて あぁ 会いたいな 本当だよ 届くかな キスを込めて あぁ 薙(な)ぎ倒し 踏みつけて 楽園に キスを込めて |
靴下の秘密(デモ)Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 剣を持たずに 白い花を 飾って 笑顔を添えて お歌 ラララ歌って 夢を見たけど 走ることを忘れて 首に吊るした カギをそっと睨んで 賢い子供は 知ってた 愛される術を 全部 でも靴下の中には カミソリを隠したまま 抱き合いながら 微笑んで 夕陽に傾く影は 赤く染まった 「悪」を許さず 「善」を崇め続けて 偽り話を ちゃんと うまく呑み込み 小さな手の平 伸ばして 空を仰いでは 泣いた でも靴下の中には 涙を隠したまま 「迎えに来て」と つぶやいて 他に何も要らないと パパを憎んだ そう靴下の中には カミソリを隠したまま 抱き合いながら 微笑んで 夕陽に傾く影は 赤く染まった 私はピストルだって持っていた カッターもナイフも全部 持っていた |
幸わせの小道Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | きっと あの小道で 2人は生きている 幸わせの小道で ダンスをしているわ ああ だって 耳を澄ませてみてよ ああ だって 天国だって見える 彼女は 深い森の奥 軽やかに 風に揺れながら 茶色い やわらかい髪を 太陽に 遊ばせていた 運命的に若者は恋におちた 街へ連れ去り 一緒に居られたらと 愛を語った 木もれ陽に じゃれる天使に 近づいて 口づけをした 愛らしい 小さな乳房は ハチミツのように甘かった 他の女は要らないとさえ想った それは童話のお話のようだった 眩しいぐらい きつく抱きしめ合い 2人は生きていた 幸わせの小道で ダンスをしていたわ ああ まるで 美しい絵のような ああ まるで アダムとイヴのように 街へ出て暮らし始めると ネオンやらレコードやらが どこにでも 散らかっていて お互いの意味さえ ぼやけた 人の噂は電話から聞こえるけど 森の息吹はどこからも聴こえないと 娘は泣いた ある日 馬車に乗って 森へと帰るため 雨にキスしながら 手を繋ぎ急いだ ああ はねる泥と濃い霧が ああ 2人 天国へと招いた だけど あの小道で 2人は生きている 幸わせの小道で ダンスをしているわ ああ だって 耳を澄ませてみてよ ああ だって 天国だって見える |
首。Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい あなたと見た海に その首を 沈めたい ah ろうそくを灯してみれば 枯れていく薔薇に気付く この部屋も買い換え時ね 花びらは 葬られた 餓えている ベッドの中で 夜毎ほら 干からびていく カラカラに風に吹かれて からっぽの身体 深い闇へと葬られた 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい あなたと見た海に その首を 沈めたい これからも これから先も 私ほど純粋な女に 会えるわけ ないことぐらい わかっているでしょう? 目を覚ましてよ からっぽの身体 深い闇へと葬られた キスをして 囁いて 舌を出し 感じたい Oh ずっと舐め合って 濡れながら悶えたい 後姿 が遠く 愛しくて それだけ 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 引き裂いて 引き裂いて 壊したい あなたと見た海に その首を 沈めたい |
がじゅまるの樹Cocco | Cocco | こっこ | 根岸孝旨 | 根岸孝旨 | 家族みんなで暮らしてた頃 がじゅまるの樹窓からながめてたわ 小さい頃は木登りしていた ママが呼ぶのよ「ケーキが焼けたわよ」と 私は笑いながら手を振るの。 ある日目覚めて私は独りよ 泣いたりしないタバコを吸ってたわ 公園からはやさしいそよ風 愛していたし愛されていたけど それだけでよかったの ずいぶん楽になったわ 自由だもの とりあえず何となく生きてきた 誰か私を止めてよ 押さえつけてあの樹に縛るの 誰かお願い止めてよ きつくきつくあの樹に縛るの 朝が来た時 私は生きてるのかしら?生きてるのかしら? がじゅまるの樹の下で パパの肩車 やわらかな髪と 夏のにおいのする広い草原 チクチクおひげが痛くて泣いた そういえばあれが最後かしら 涙を流した記憶は終わり。 そうね「失なうものなどないわ」と そう言った私を あなた抱いたの だけど大丈夫 バイバイさよなら 後を追うのは嫌なの 無様だから お菓子はきらいなのよ もう沢山よ ケーキの味をやっと 忘れたと想ってた それなのに 誰か私を止めてよ 押さえつけてあの樹に縛るの 誰かお願い止めてよ きつくきつくあの樹に縛るの 朝が来た時 私は生きてるのかしら?生きてるのかしら? がじゅまるの樹の下で |
やわらかな傷跡Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 小さなわたし 乾いた道を 汗ばむ背中 陽射しに揺れ 若い夏草のよう 細い坂を登れば 両手ひろげて 流れる雲に 愛を夢見た 絡まる髪が とまどいながら 同じにおいと出会い 縺れ溶け出す頃 明るくなってゆく空を ふたりは憎んでいたけど いつの日か幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つことを 知っていた ブーゲンビリア 蔦を這わせて 織り重ねては 時間を敷きつめ 刺さる棘に気付くと 木影からこぼれる あの太陽が 見えない腕で 明日を急かした 歩くために 失くしたものを 拾い集めて 手首に刻み込んでも 明るくなってゆく空を ふたりは憎んでいたけど いつの日か幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つことを 知っていた 窓たたく季節を もう何度 数えたのだろう 手を伸ばせば 届きそうなほど 残酷に朱く ah… ah… ah 置き去りにしてきた 記憶を腫れあがる 傷跡たちを やわらかな あなたの温度を 狂おしく 愛していたから 明るくなってゆく空を ひとりで 憎んでみたけど いつの日か 幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つ時を 待っていた |
Way OutCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | わたしの この目を あげましょう。 わたしの 耳さえ 惜しみなく 助けを 求めたりしないでいいように 期待は捨てたはずだけど わたしの 唇も全部あげましょう。 ここから出してくれるなら いつまで何のために? いつまで誰のために? 腫れ上がる頭をかかえて どれだけ崩れ堕ちて どれだけ血を吐いても 答えなんてどこにもなかった 私は誰なの? わたしの この血を あげましょう。 わたしを リボンで 飾りつけ わたしの 涙まで全部あげましょう。 もし抱き上げてくれるなら いつまで何のために? いつまで誰のために? 腫れ上がる頭をかかえて どれだけ崩れ堕ちて どれだけ血を吐いても 答えなんてどこにもなかった 背中を打ちのめす ムチはもう折れてた それでもまだ誰かを呼んでる 出口はどこにあるか教えて どこまで行けばいいか教えて 独りにしないで 独りにしないで 出口はどこにあるか教えて どこまで行けばいいか教えて |
荊Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 男は 私を殴りつけて 女は 私を閉じ込める あなたは 私を守ると 言って それでも私は 独りだと 想う このままでいい このままで ずっと 傷が癒えてしまえば この雨さえ 痛くもないなら 何も無い 縺れて それでも 捨てられずに 明日は 全てに残酷で 手首を したたる涙は 赤く とても夜明けまで もたないだろう 倒れていたい 飛べなくてもいい きっと走れるだろう この体は 生きられるはず 裸足でも 頷けば 抜け出せるのかしら だけど 私は こうして イバラの棘を このままでいい このままで ずっと 傷が癒えてしまえば この雨さえ 痛くもないなら 倒れていたい 飛べなくてもいい きっと走れるだろう この体は 生きられるはず 最後まで |
寓話。Cocco | Cocco | こっこ | 成田忍 | 根岸孝旨 | 甘い声で 添い寝をして 古い絵本 読みあげてよ 笑わないで あのお話の お姫様は 私なの 明けた空は 優しすぎて 強い風よ どうか動いて 抱いて 壊すように抱いて 息を奪うほど たとえ守りぬいても ああ いつか虹は消えてしまうから 切ないのは 幼い手で 握り締めた お願いごと 届けられた 愛の手紙は 昔話に変わるの? 雪が溶けて 春が咲けば 夏を殺し 秋が生まれた 抱いて 壊すように抱いて 息を奪うほど たとえ守りぬいても ああ いつか虹は消えてしまうから 遥か流れていく 白い雲が染まるころ 抱いて 壊すように抱いて いっそ飛べない鳥だったなら ママの涙 パパの怒り そして 覚えていた 血まみれのまま 爛れた羽根を 裂き合う前に そっと 消えてしまえばいい だけど 忘れないで わたしを 忘れないで |
雨ふらしCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | その頬は 刺すように わたしを撫でるけど 胸の谷を 通り過ぎてしまう 離れてしまえば ここにあるのは わずかな雨水 ひとつだけ 確かに感じたい 今だけでいいから 重ねて 偽りも 目を開けて 信じましょう 青空が似合う あなたにも 雨は降る この指は 噛むように あなたを舐めるから 汚れた手を きれいに洗うの もげてしまうまで 重くあるのは つめたい足枷 零れてく こうして溢れてく 飽きもせず わたしを照らす 聞こえない それでも叫びたい 届かない 遥か 日溜りに 手を伸ばす わたしはまた 雲を呼んでしまう あなたの靴は 汚れてしまう 愛しい人よ わたしに光を 望まないで ひとつだけ 確かに感じたい 今だけでいいから 重ねて 偽りも 目を開けて 信じましょう 青空が似合う あなたにも 雨は降る 零れてく こうして溢れてく 飽きもせず わたしを照らす 聞こえない それでも叫びたい 届かない 遥か 日溜りに 手を伸ばす |
しなやかな腕の祈りCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 強い人と想っていた その腕は たくましく 天へ伸びていたから ひとり生きる人だとそう 決めつけた その足は いつか傷ついていた 産まれ おちて 明日を探し 何かを捨てて 誰かを失くしても 私は求めた 指先から こぼれる愛を集めて 全てあなたにあげましょう おねむりなさい このしなやかな腕に 体を横たえ 泣きなさい あなたを抱いて 揺れながら 帰りたいと目指す海は あたたかく 帰れない やさしい風の中 次の雨に打たれる時 ひとりだけ ふり返る だけどまた お日様を浴びたい 残せるものは どこにもなくて あなたもいつか わたしもいつか 消えていくけど 空は流れて 指先から こぼれる愛を集めて 全てあなたにあげましょう おやすみなさい このしなやかな腕に 体を横たえ 泣きなさい 世界中に こぼれる愛を集めて 全てあなたにあげましょう おかえりなさい このしなやかな腕に 体を横たえ 泣きなさい 言葉を止めたら この腕に あなたを抱いて 揺れながら |
晴れすぎた空Cocco | Cocco | こっこ | 成田忍 | 成田忍 | 私の腕は どうしてあの日 あなたを抱いて 殺めなかった? 潮の音は風を受けて 走ってたどこまでも 木もれ陽は輪を描き 囁いてた 目を閉じても 広がる未来には 恐れなんかなくて 栗色の瞳の中 写るものは夢ばかり くちびるのその奥も愛したのに 青い空が やさしく歌う午後 永遠などなくて わたしの腕は どうしてあの日 あなたを抱いて 殺めなかった? 時に紛れ 消えてく出来事に したくはなかった わたしを抱いた あなたの腕は 今頃 誰を 愛しているの? これ以上など ありえないなら この手であの日 殺めたかった。 この手であの日 あなたを抱いて。 |
SING A SONG ~NO MUSIC,NO LIFE~Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 「NO SMOKING」? 「NO PARKING」? 「NO DRINKING」? 「NO SEX」? 「NO KISSING」? 「NO DANCING」? No!I can't No!!I can't stand it! I want every thing, I need every thing, And I sing a song, (And I sing a song) 'cause that's my life 'cause that's my life You know,that's my way 「NO FIGHTING」? 「NO TEARS」? 「NO CRYING」? 「NO MONEY」? 「NO MORE」? NO KIDDING!! No!I can't No!!I can't stand it! Baby,give me a break! I wanna go out. And I shout,year! (And I shout,year!) 'cause that's my life 'cause that's my life You know,I love you. 「NO MUSIC」? No!!I can't stand it! I want every thing, I need every thing, And I sing a song, (And I sing a song) 'cause that's my life 'cause that's my life You know,that's my way If you leave me alone. Sing a song… (Sing a song…) No music,no life… (Sing a song…) Just remember I love you so. |
星の生まれる日。Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | わたしの肋骨(はしご)から 空へと登りなさい 髪の毛を伝って 頭に足をかけて 今すぐ飛んで行けばいい 遠くへ旅立てばいいの ああ あなたが 星に着くころ ああ わたしは 独り泣くから 壊した幸せと 犯した罪を合わせ ロープを編み上げて 命を繋げばいい 乾いた 罰を置き去りに 想い出 背負うこともない ああ きのうを 許せるように ああ 明日を 愛せるように 縛った手を 離してあげましょう 西の空へ 放してあげましょう ああ あなたが 星に着くころ ああ わたしは 独り泣くから ああ きのうを 許せるように ああ 明日を 愛せるように わたしを 忘れてしまえばいい。 |
羽根~lay down my arms~Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたを 撃ち落とした わたしの 青い武器は 錆びてしまった 屋根には 虚ろな鳩 甘美な 言葉だけを 食べてしまった 返らない 戻らない 何もない これ以上 ああ 想い出だけで 繋がるしかなくて ああ 途切れてしまう 息も絶え絶え 羽根は舞い上り 土へ帰る 青空 飜して はだけた 白い胸は 焦げてしまった 螢火が 降りしきる 追憶の その果てで ああ 抱かれていても 季節を丁寧に ああ 撫でていられない もうすぐ散るよ 羽根は燃え尽きて 空へ帰る ああ 想い出だけで 繋がるしかなくて ああ 途切れてしまう 息も絶え絶え 羽根は舞い上り 抱かれていても 季節を丁寧に ああ 撫でていられない もうすぐ散るよ 灰は燃え尽きて どこへ行こう? |
風化風葬 Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 崩れ堕ちるあなたに 最後の接吻をあげる すがりついた昨日を 振り払って私は星を辿る 行かないでって言って 離さないと言って 救いを求めて 膝をついて呼んで 悲しみ愛より深いのは だあれ? 生まれ来る風に吹かれ 泣いて でも 大丈夫 あなたはすぐに わたしを忘れるから 花を摘んで下さい きれいな花を贈ってね 朽ちて傷む言葉と 冷めていくあなたを見届けるため 永遠だと言って 愛してるって言って 枯れていく夢を 腕に抱いて感じて 壊れてしまうのは何故なの なんて 今は動けない足で いつか でも大丈夫 わたしはきっと あなたを忘れるから …忘れるかな? 行かないでって言って その声で言って 後ろ髪引いて 無理にでも抱いて 悲しみ愛より深いのは だあれ? 生まれ来る風に吹かれ 泣いて 壊れてしまうのは何故? 今は動けない足で いつか でも大丈夫 あなたはもう わたしを忘れるから …忘れたかな? |
あなたへの月 Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 月が遠くで泣いている 暗闇の中 泣いている あなたが忘れ去った夜空 私が呼んだ雨雲 そして知ることはないでしょう 今もあなたの頭上 高く高く 流れた 宇宙(おそら)は天の川に溺れて 月が遠くで泣いている 暗闇の中 泣いている 過ちは消せない罪と罰 祈りは朝を招いて 何度 犯されることでしょう 葵(あおい)の芽ぶいた吐息はもう白く 蜉蝣(かげろう)ゆらゆら つめたく落ちた灯(あかし) 月が遠くで泣いている 乾涸びていく手を伸ばし 月が遠くで呼んでる 朝陽(ひかり)に負けても ここに居ると 月が遠くで呼んでいる 私を抱いてと ちぎれながら |
もくまおう Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたは いい 愛されてるから 大きな樹には 小鳥が集う できるだけ 普通に歩いた 進むべき道は 目の前に広がるから ゆらり 揺られるような 淡い蒼 あの眠れる海を 触れないぐらいの 空(あお)の青 目醒めたばかりの朝 あなたに見せたいもの 独り集めて 背負った わたしが見たかったのは 肩越しに見える未来 変わっていく私を 笑ってもいい 会いたい人 心に刻んで 描いたほうが 生きられるなら ひとりでも 繋いで眠れる 大潮を待って 込り江には煌く天(そら) 闇に溺れるような 南の風(フェーヌカジ) あの愛しい手の平 差し伸べられている 月の道 顔を上げたのなら もう あなたを縛っていた 全て解いて 気付いた 溢れて止まらないのは 長い長い夜の祈り 譲れない光は この手に在るよ あなたにあげたいもの 独り集めて 背負った わたしが欲しかったのは あなたを守る力 変わっていく私を 笑ってもいい 変わらない想いを 覚えていて |
けもの道 Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 手を伸ばせば その髪に 爪を磨けば 届きそう ねじるように 捕まえて 飛び散るまで 目を あけて 誰かわかる? わかるでしょう? 辿り着けばきっと 見せてあげるわ 最後まで瞬く 悪い夢 抉じ開けた唇 溢れるぐらい 垂れ流した愛を 詰め込んで 嘘には罰を 月には牙を あなたに報いを 割れた夜に カマイタチ りんごの木に 詩を彫る むせるような けもの道 終わりのない 迷い道 震えるでしょう? 苦しいでしょう? 息を削りながら さぁ 逃げなさい 闇が続く限り もがく星 この足を伝って 縺れた記憶 溺れるほど赤い 吹きだまり 傷には雨を 花には毒を わたしに刃を 嘘には罰を 月には牙を あなたに報いを |
水鏡 Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 瑠璃色の波を巻いて 生々しいぬくもりは 静かに 呼び合い 面影は 夕立ちのように 汚れないのは 届かないから 犯した日々まで 美しいだけで あなたの歌が きこえないように 耳をふさいだ あなたの指が しみついたままで 上手に歩けるはずもないのに わたしは何処へ? 笑ってと あなたは言う 赤い靴で踊ってと 囁く それでも 紫陽花は死んでしまった 疼きだすのは 健気な肌で 傷んでいくのは 懐かしい景色 あなたの歌が きこえないように 耳をふさいだ あなたの指が しみついたままで 上手に歩けるはずもないのに わたしは何処へ? あなたの歌が きこえないように 耳をふさいだ あなたの指が しみついたままで遠くへ からまる舌を 切り落としたのは あなたじゃなくて もつれた腕に 爪を立てたのは 今さら 水面に歪む影 さぁ わたしは何処へ? |
星に願いを Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 歩みも甘い 拙い声 騒がないで 血飲み子ちゃん 浸ってないで 滲みたぐらいで 濡れたなんて 笑えるから 泥にまみれた ままごと遊びなのね 夢物語り 逃げ遅れたのは誰? おとぎの国 幻を見たの 願いは 流れ星よ 叶うものならば 激しく 降り続けて 月さえも落として 夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい 明けることもない 闇夜は 安らかに。 ひらかないで ひろげないで やさしい手で 触らないで 慰めないで 構わないで 労らないで 歩けるから この胸が 腕が 髪が喉の奥で 継ぎはぎだらけで 紡ぎ始めている 涸れるほど泣いても このままで 願いは 流れ星よ 叶うものならば 激しく 降り続けて 月さえも落として 夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい 明けることもない 闇夜は 安らかに。 わたしは 置き去りにされて いくのだから 沈めて 戻れないぐらい どうか 走って 空耳だけを頼りにして ひどく濡れてる記憶は あなたを また ねぇ 探してしまうから。 |
遺書。 Cocco | Cocco | こっこ | 成田忍 | 根岸孝旨 | 私が前触れもなく ある日突然死んでしまったなら あなたは悲しみに暮れては 毎晩 泣くでしょう。 2人で行くはずだった島と 夜景の綺麗な坂道 叶わぬ明日の地図を見て 自分を責めるでしょう。 骨埋める 場所なんて いらないわ。 大事にしてたドレスも、 写真立ても、 ひとつ残らず焼いて。 そして灰になった この体を 両手に抱いて、 風に乗せて あの海へと 返して下さい。 例えば何かがあって 意識さえ無い病人になって あなたの口づけでも 目覚めないなら お願いよ。 その腕で終らせて そらさずに最後の顔 焼き付けて 見開いた目を 優しく伏せて。 そして灰になった この体を 両手に抱いて、 風に乗せて あの海へと 返して下さい。 いつか誰かまた求めるはず。 愛されるはず。 そうなったら幸せでいて。 だけど、私の誕生日だけは 独り、あの丘で泣いて。 裸のまま泳いだ海。 私を 想って。 |
カウントダウン Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | まだ間に合うわ今なら まだ戻れるわ急いで あの女にはできない この想いには勝てない さぁ 早くして 撃ち殺されたいの? 血迷った過ちに 気付いて泣き叫ぶがいい はり裂けたこの胸に 甘えてごらんなさいな 時間がないわ 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 まだ弾丸は飛ばない まだこの愛も消えない まだあなただけ見てるわ 足の指の先から舌を這わせて さぁ 立ちなさい 撃ち殺されたいの? その鼻をへし折って 倒して蹴り上げるわよ 言い訳が見物だわ 今さら何を言っても 遺言だけど 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 血迷った過ちに 気付いて泣き叫ぶがいい はり裂けたこの胸に 甘えてごらんなさいな 時間がないわ 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 つぶやきなさい 3つ数えるまでに 天使に会える さぁ 目を閉じて 撃ち殺してあげる。 3.2.1 |
雲路の果て Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ちぎれた空の波間から こぼれさす光の道しるべ 近づいていく静寂に やわらいだ縁どりが燃えてる 昔 見た聖書のページを 想い出すと あなたが笑った この目さえ 光を知らなければ 見なくていいものがあったよ からだが あなたを知らなければ 引きずる想い出もなかった 六弦を奏でる指は わたしだけ守るには幼く くちづけは花びらに埋もれ 砂を噛むようにベルが鳴る 踊り子は悲しみを纏い つぶれた足 舐めては歌った この目さえ 光を知らなければ 見なくていいものがあったよ からだが あなたを知らなければ 引きずる想い出もなかった ひかり舞う届かない海で あふれる夜にあなたが見えるよ 小鳥が 声を殺していれば あの時翼が折れてたら あなたが わたしを抱いていたら 今でも溶けあっていられた? この目さえ 光を知らなければ 見なくていいものがあったよ からだが あなたを知らなければ 引きずる想い出もなかった |
ポロメリア Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 金網の向こう 陽に灼け果て 干からびてく 通り道 知らない横顔を 目で追いかけ 萌えた花の蜜をのむ ここから走り出す 力が欲しい 小さく丸まって その合図を いつだって 待っていた 見上げれば 終りをみたこともない 目眩を覚えるような空(あお) あの丘を越えれば いつも あなたがいた さよなら かわいい夢 “おまえはいい子だ”と 愛しい声 錆びた欠片 積み上げて “お前のためだよ”と キスをくれて 陽はまた落ち 夜が明ける まっすぐ笑えない だけど笑って わたしのためだけに 走れるなら まっすぐに 守れたら 繋がれた風さえ 動き始める 岬にやさしい雨の跡 強い光は 影を焦げつかせて 冷えた 愛から 覚めるように 見上げれば 終わりをみたこともない 目眩を覚えるような空 あの丘を越えれば いつも あなたがいた さよなら かわいい夢の匂い 繋がれた風さえ 動き始める 岬にやさしい雨の跡 強い光は 影を焦げつかせて 冷えた 愛から 覚めるように |
焼け野が原 Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ねぇ 言って ちゃんと 言って 私に聞こえるように 大きな声で もう 泣かないでいいように 目の前で あなたは やさしく 笑ってみせるけど 動けないのは あなただけじゃない だから 抱いて ちゃんと 抱いて この体に残るように 強い力で もう 泣かないでいいように どこまでも 行けるような気がしてた でも 寒くて とても 寒くて歩けないよ でたらめな願いを 託して音を捧げましょう 私が消えれば 楽になるんでしょう? じゃなきゃ 言って ちゃんと 言って 聞こえないふりをしないで ここに居たいの 私は側に居るのよ 聞いて ちゃんと聞いて 言葉にもならないのに 全て欲しくなってしまう 無様な火傷 雲は まるで 燃えるような ムラサキ 嵐が来るよ そして行ってしまう いつも ねぇ 空は遠すぎる 言って ちゃんと 言って 聞こえないふりをしないで ここに居たいの 私は側に居るのよ 抱いて ちゃんと 抱いて この体に残るように 強い力で もう 泣かないでいいように どこまでも 行けるような気がしてた でも 寒くて とても寒くて 歩けない もう 歩けないよ。 |
Raining Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | ママ譲りの赤毛を 2つに束ねて みつあみ 揺れてた なぜだったのだろうと 今も想うけれど まだわからないよ 静かに席を立って ハサミを握りしめて おさげを切り落とした それは とても晴れた日で 未来なんていらないと想ってた 私は無力で 言葉を選べずに 帰り道のにおいだけ 優しかった 生きていける そんな気がしていた 教室で誰かが笑ってた それは とても晴れた日で 髪がなくて今度は 腕を切ってみた 切れるだけ切った 温かさを感じた 血にまみれた腕で 踊っていたんだ あなたが もういなくて そこには何もなくて 太陽 眩しかった それは とても晴れた日で 泣くことさえできなくて、あまりにも 大地は果てしなく 全ては美しく 白い服で遠くから 行列に並べずに少し歌ってた 今日みたく雨なら きっと泣けてた それは とても晴れた日で 未来なんて いらないと想ってた 私は無力で 言葉を選べずに 帰り道のにおいだけ 優しかった 生きていける そんな気がしていた 教室で誰かが笑ってた それは とても晴れた日で |
樹海の糸 Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 悩める胸に あなたが触れて 雨は 終わると想った だけど誓いは あまりに強く いつか張り詰めるばかり 糸が絡まりながら ただれゆくように 永遠を願うなら 一度だけ抱きしめて その手から 離せばいい わたしさえ いなければ その夢を 守れるわ 溢れ出る憎しみを 織りあげ わたしを奏でればいい 信じていれば 恐れを知らず 独り歩けると知った 長い手足が 手探りのまま 森へ迷い込んだ時 深い樹海は暗く 祈り のみ込んで この声を聴いたなら 泣き叫び 目を閉じて 何ひとつ 許さないで あなたさえ いなければ この夢を 守れるわ 溢れ出る憎しみを 織りあげ あなたを愛し 歌うの 永遠を願うなら 一度だけ 抱きしめて その手から 離せばいい わたしさえ いなければ その夢を 守れるわ 溢れ出る憎しみを 織りあげ わたしを奏でればいい やさしく殺めるように |
強く儚い者たち Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 愛する人を守るため 大切なもの築くため 海へ出たのね 嵐の中で戦って 突風の中生きのびて ここへ来たのね この港はいい所よ 朝陽がきれいなの 住みつく人もいるのよ ゆっくり休みなさい 疲れた羽根を癒すの だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ 何も失わずに 同じでいられると思う? 人は弱いものよ とても弱いものよ 愛する人の未来など 遠い目のまま言わないで 声が聞こえる? 私の部屋へいらっしゃい 甘いお菓子をあげましょう 抱いてあげましょう 固い誓い交わしたのね そんなの知ってるわ “あんなに愛し合った”と 何度も確かめ合い 信じて島を出たのね だけど飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃 あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ 人は強いものよ とても強いものよ そうよ飛魚のアーチをくぐって 宝島が見えるころ 何も失わずに 同じでいられると思う? きっと飛魚のアーチをくぐって 宝島に着いた頃 あなたのお姫様は 誰かと腰を振ってるわ 人は強いものよ そして 儚いもの |