LIVE REPORT

JAPAN NIGHT MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN 【DAY1】『Yell for Japan』 ライブレポート

JAPAN NIGHT MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN 【DAY1】『Yell for Japan』

2014年05月28日@国立競技場

取材:大庭利恵

2014.06.13

国立競技場最後のイベント『SAYONARA国立競技場 JAPAN NIGHT』、その音楽イベント『JAPAN NIGHT MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN』2デイズの1日目。“Yell for Japan”と題され、“Yell for Japan special band”と名付けられた亀田誠治率いる総々たるメンツとともに9組のミュージシャンがヒットナンバーを披露してくれた。

スクリーンに58年分の国立競技場の歴史が流され、聖火台に火が灯されると、スキマスイッチが「全力少年」の演奏スタートと同時に飛ばされた無数の赤い風船が青空に上っていく中で、5万人を魅了する歌声を披露した。“いよいよ開幕。今日は、アーティストの日本代表が集まってくれました!”という亀田誠治の挨拶の後、“熱くて、信用できる男です”と紹介されたのはファンキー加藤。“僕はいつもDJとかをバックにやってたので、生バンドでジャーンとやるのが夢でした”と、「あとひとつ」と「輝け」の2曲を披露。彼のパフォーマンスに引っ張られ、会場中から力強い拳が上がっているのが印象的だった。

間髪入れずにイントロが流れ始めるとナオト・インティライミが「Brave」で会場を沸かせる。カラフルなステージの中央で気持ち良さそうに両手を広げながら国立の熱気を感じ、「The World is ours!」でナオトワールドを作り上げてステージを去った。

続くは、岸谷香。“愛をいっぱい込めて歌います”という挨拶とともにプリンセス プリンセス時代の大ヒット曲「Diamonds」を披露。そんな元気いっぱいのステージを一転させたのは、ゴスペラーズ。村上てつやがメロディーに乗せて伝える“いろんなことへのありがとう”の言葉に続けて歌われた「ひとり」が、陽が暮れた国立競技場をしっとりと染め上げる。“こんな神聖な場所で、ナオト・インティライミは自由すぎる!”と笑いをとった後、「永遠に」を染み入るコーラスワークで胸に刻み込んでくれた。
たくさんの○がハートになっていくインタールードを挟み、ステージに登場したゆずが「栄光の架け橋」を聴かせる。最高潮に盛り上がった会場に“実は、「栄光の架橋」を1曲やって帰るという予定だったんだ。でも、もう1曲やってもいいですか?”と、彼らのライヴではお馴染みの“イチ、ニー、イチニーサン!”のコール&レスポンスで「夏色」を歌唱。楽しい掛け合いと七色の花火を楽しませてくれた。

すっかり日も暮れた国立のステージが真っ赤に染まると、斉藤和義の「やさしくなりたい」の印象的なギターフレーズが響く。その圧倒的とも言える存在感に思わず拍手が巻き起こるが、そこは斉藤和義。“いえーい!”とゆるーく、ぬるーく挨拶。客席の一斉に色が変わるペンライトに“それ、会場側で操作してんの? すごいね!”とやりとりしつつ、「歩いて帰ろう」で楽しげな空気を作り出すと、“またねー”と帰っていった。

続くは、亀田の“ステージに立ったことはないけど、ピッチには立ったことがあると自慢してた、ウカスカジー”という紹介を受け、桜井和寿とGAKU-MCが“盛り上がってるー?”と登場。「勝利の笑みを 君と」でアリーナ席には大きなサッカーボール型の風船が投げ込まれ、新曲「mi-chi」では長いステージの端から端まで全力疾走を見せた。

大トリは、いきものがかり。“彼らに未来を託したい”という亀田の声に導かれて登場! すっかり日が暮れた会場には、柔らかい風と無数のペンライトの灯りが揺れていた。そして、終演の七色の花火が、この日のライヴの成功を鮮やかに告げたのだった。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 【スキマスイッチ】

  2. 2

    【ファンキー加藤】

  3. 3

    あとひとつ

  4. 4

    輝け

  5. 【ナオト・インティライミ】

  6. 5

    Brave

  7. 6

    The World is Ours!

  8. 【岸谷 香】

  9. 7

    Diamonds

  10. 【ゴスペラーズ】

  11. 【ゆず】

  12. 11

    夏色

  13. 【斉藤和義】

  14. 【ウカスカジー】

  15. 15

    mi-chi

  16. 【いきものがかり】

関連ライブレポート

今日のうた Today Songs Column

MORE

アクセスランキングDAILY

  1. 幕が上がる

    back number

  2. Blue Jeans

    HANA

  3. クスシキ

    Mrs. GREEN APPLE

  4. 賜物

    RADWIMPS

  5. 倍倍FIGHT!

    CANDY TUNE

MORE

歌ネットのアクセス数を元に作成

注目度ランキングRANKING

  1. ただただ、怠惰

    NANIMONO

  2. ENEMY

    TWICE

  3. あなたはかいぶつ

    TOOBOE

  4. 手紙

    Uru

  5. 旋律と結晶

    TENBLANK

MORE

歌ネットのアクセス数を元に作成