LIVE REPORT

ゆず ライブレポート

ゆず

『YUZU ARENA TOUR 2011 2 -NI-』

2011年07月23日@横浜アリーナ

撮影:木村篤史/取材:高木智史

2011.08.20

3月11日に起こった東日本大震災。それにより本ツアーを『YUZU ARENA TOUR 2011 2 -NI- × FUTARI』へと変更し、必要最低限の照明や映像でツアーを行なってきたゆず。そして、再び6月26日の鹿児島公演からは当初予定していた演出でツアーを行ない、最終公演を迎えた。その約4カ月の道程を振り返り、北川悠仁(リーダー)は“今こそ歌を届けるべきだと思った”と、巡らせていた思いを語る。このライヴは初のシューティングライヴで、それは“歌を届ける”ためのひとつの試みとなっていたのだろう。照明、映像を駆使してパフォーマンスされていく、対あなたや、対恋人、対親という、この日の来場者1万2837人のひとりひとりに置き換えられる“2 -NI-”の世界。そうして表現される喜びや切なさや愛情が、そのままライヴでは歓喜や静寂に変わり、感情を映し出していく。また、パンクバンドThe feversとしてのパフォーマンスでは子供から年配の方まで観客全てが拳を掲げ、初の配信限定となっている最強のサマーチューン「LOVE & PEACH」では、1万2837人がお尻をぷりぷりと踊る。続けざまに「夏色」と、ゆずならではのエンターテインメントに満ちた楽曲たちが圧巻の空間を作り、クライマックスは「Hey和」。この楽曲の“永久に平和でありますように”というメッセージは歌で思いを伝えるゆずと受け取る観客の“2”という最小数の関係によって築かれる。だが、その思いは無限の広がりを持ってその人の行動や言動に変わっていく。全身全霊を込めて歌ったゆずとゆずチーム、来場者1万2837人によって作られたこのライヴの思いが、これから広がっていくのだという音楽の力を感じた一夜だった。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

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  1. 3

    1か8

  2. 6

    背中

  3. 7

    桜会

  4. 8

    from

  5. 9

    彼方

  6. 11

    The fevers仕込みのテーマ

  7. 12

    チューリップ(The fevers)

  8. 13

    第九のベンさん(The fevers)

  9. 14

    The fevers撤収のテーマ

  10. 17

    夏色

  11. 19

  12. 20

    Overture 2 -NI-

  13. 21

    HAMO

  14. <ENCORE>

  15. 24

    Hey和

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